JP6141170B2 - 建具 - Google Patents
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Description
これにより、いわゆる挟み込み構造を構成する両ガラス押さえ部材の他方、例えば屋内側ガラス押さえ部材を樹脂で構成することで、建具の断熱性が維持される。また、火災時に、樹脂で構成された屋内側ガラス押さえ部材が溶融して脱落した場合であっても、ガラス廻り補強芯材により開口部廻りの強度が高められているうえ、第1ガラス保持金具の第1の見付面部によりガラスを保持可能であるため、開口部からのガラスの脱落が確実に防止される。
従来、例えば屋内側からの火災時には、建具本体の屋内側への熱反りにより屋外側の表面材が開くことで隙間が生じ、当該隙間から建具本体内の可燃ガスが漏出して引火するおそれがあった。これに対して、(3)の発明によれば、ガラス廻り補強芯材に設けた延出部が、屋外側ガラス押さえ部材に締結された第2ガラス保持金具に当接し、いわゆる返し部材として機能する。そのため、屋外側の部材が建具本体の熱反りに追従する結果、表面材の開きが抑制され、可燃ガスの漏出及び引火が抑制される。
図1に示すように、開口部装置1は、玄関ドア等のドアが躯体(建物)に形成された開口に納められて構成される。開口部装置1は、いわゆる親子開きドアであり、躯体の開口に取り付けられる枠体2と、該枠体2に丁番3を介して屋外側(図1中手前側)に開閉可能に吊り込まれた建具としての親扉4及び子扉5と、を備える。
親扉4は、矩形に組み立てられて、中心部に形成された開口部40aを有する親扉本体40と、開口部40aに嵌め込まれたガラス11と、を含む。子扉5は、矩形に組み立てられ、中心部に形成された開口部50aを有する子扉本体50と、開口部50aに嵌め込まれたガラス12と、を含む。
親扉本体40及び子扉本体50は、後述する構成部材により、枠体2に対応して矩形に組み立てられる。そして、親扉本体40の外側表面材40cの戸先側には、ロック廻り部品としての上,下シリンダー錠6a,6b及びハンドル(把手)7が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、開口部装置1は、親扉4及び子扉5が枠体2により躯体8の開口80から屋外側へ若干オフセットされて、開口80に納められる。また、図2に示すように、親扉4が設けられた部分の縦断面図と、子扉5が設けられた部分の縦断面図は、扉の構造以外は同一である。
本体枠部20aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その下面が親扉本体40及び子扉本体50の上面に対向している。
本体片部21aは、段差のある床材83(厳密にはモルタル87)に対応して、垂直片21cと水平片21dとで断面L字状に形成され、その水平片21dの上面が親扉本体40及び子扉本体50の下面に対向している。
本体枠部22aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その左側面が子扉本体50の右側面(吊元側面)に対向している。そして、本体枠部22aの右側面と子扉本体50の右側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番3が介設される(図1参照)。
本体枠部23aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その右側面が親扉本体40の左側面(吊元側面)に対向している。そして、本体枠部23aの右側面と親扉本体40の左側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番3が介設される(図1参照)。
なお、開口部装置1は、木造納まりの例を示したが、RC(鉄筋コンクリート)造やSC(鉄骨)造及びその他の納まりにも適用できることは言うまでもない。
図8は、本実施形態に係る親扉本体40の開口部40aの周縁部(具体的には親扉4の左窓枠部41d)を拡大した横断面図であり、図9は、本実施形態に係る親扉本体40の開口部40aの周縁部(具体的には親扉4の左窓枠部41d)の分解横断面図である。また、図10は、本実施形態に係る親扉本体40の分解斜視図である。
屋内側ガラス押さえ部材413は、3つの中空部413aを有し、開口部40aの反対側の端部(図8、9の右側端部)に設けられた2つの樹脂片413bが、ガラス11の屋内側周縁部に当接している。
なお、第1ガラス保持金具414のガラス11に対向する面には、加熱発泡材45dが延設されている。これにより、火災時に、開口部40aとガラス11の端部間の隙間が埋められる。
なお、第2ガラス保持金具415のガラス11に対向する面には、加熱発泡材45eが延設されている。これにより、上述の第1ガラス保持金具414に設けられた加熱発泡材45dとともに、ガラス11の端部が加熱発泡材で覆われる結果、火災時に、開口部40aとガラス11の端部間の隙間が十分に埋められる。
本実施形態では、親扉本体40の開口部40aの周縁部に沿って、ガラス廻り補強芯材411を延設し、開口部40aの周縁部からガラス11の周縁部にかけて、ネジ419bにより互いに締結することでガラス11の周縁部を挟持する屋内側ガラス押さえ部材413及び屋外側ガラス押さえ部材412を設けた。また、屋外側ガラス押さえ部材412とガラス11との間に、見付方向においてガラス11と重複する第1の見付面部414aを有する第1ガラス保持金具414を設けた。更には、屋内側ガラス押さえ部材413を、樹脂により形成した。
これにより、いわゆる挟み込み構造を構成する両ガラス押さえ部材のうち、屋内側ガラス押さえ部材413を樹脂で構成することで、親扉4の断熱性が維持される。また、火災時に、樹脂で構成された屋内側ガラス押さえ部材413が溶融して脱落した場合であっても、ガラス廻り補強芯材411により開口部40a廻りの強度が高められているうえ、第1ガラス保持金具414の第1の見付面部414aによりガラス11を保持可能であるため、開口部40aからのガラス11の脱落が確実に防止される。
従来、例えば屋内側からの火災時には、親扉本体40の屋内側への熱反りにより屋外側の外側表面材40cが開くことで隙間が生じ、当該隙間から親扉本体40内の可燃ガスが漏出して引火するおそれがあった。これに対して本実施形態によれば、ガラス廻り補強芯材411に設けた延出部411aが、屋外側ガラス押さえ部材412に締結された第2ガラス保持金具415に当接し、いわゆる返し部材として機能する。そのため、屋外側の部材が親扉本体40の熱反りに追従する結果、表面材の開きが抑制され、可燃ガスの漏出及び引火が抑制される。
5 子扉(建具)
11,12 ガラス
40a,50a 開口部
40b,50b 内側表面材
40c,50c 外側表面材
40 親扉本体(建具本体)
50 子扉本体(建具本体)
411 ガラス周り補強芯材
411a 延出部
411b 逃げ部
412 屋外側ガラス押さえ部材
413 屋内側ガラス押さえ部材
414 第1ガラス保持金具
414a 第1の見付面部
415 第2ガラス保持金具
415a 第2の見付面部
416 第3ガラス保持金具
416a 第3の見付面部
419a〜c ネジ(締結部材)
419d〜e リベット(締結部材)
Claims (3)
- 開口部を有する建具本体と、前記開口部に嵌め込まれたガラスと、を備え、枠体内で開閉可能な建具であって、
前記建具本体の前記開口部の周縁部に沿って延設されたガラス廻り補強芯材と、
前記開口部の周縁部から前記ガラスの周縁部にかけて設けられ、締結部材により互いに締結されることで前記ガラスの周縁部を挟持する屋内側ガラス押さえ部材及び屋外側ガラス押さえ部材と、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち一方と、前記ガラスとの間に設けられ、見付方向において前記ガラスと重複する第1の見付面部を有する第1ガラス保持金具と、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち他方と、前記ガラスとの間に設けられ、見付方向において前記ガラスと重複する第2の見付面部を有する第2ガラス保持金具と、を備え、
前記ガラス廻り補強芯材は、前記ガラス側に延出する延出部を有し、
前記延出部は、見込方向において前記第2ガラス保持金具よりも、前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち一方側に配置され、
前記第2ガラス保持金具は、前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち一方と締結部材により締結され、且つ、前記延出部と見付方向において重複する位置に配置され、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち他方は、樹脂からなる建具。 - 前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち他方の前記ガラス側とは反対側に配置され、見付方向において前記ガラスと重複する第3の見付面部を有する第3ガラス保持金具を更に備える請求項1に記載の建具。
- 開口部を有する建具本体と、前記開口部に嵌め込まれたガラスと、を備え、枠体内で開閉可能な建具であって、
前記建具本体の前記開口部の周縁部に沿って延設されたガラス廻り補強芯材と、
前記開口部の周縁部から前記ガラスの周縁部にかけて設けられ、締結部材により互いに締結されることで前記ガラスの周縁部を挟持する屋内側ガラス押さえ部材及び屋外側ガラス押さえ部材と、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち一方と、前記ガラスとの間に設けられ、見付方向において前記ガラスと重複する第1の見付面部を有する第1ガラス保持金具と、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち他方と、前記ガラスとの間に設けられ、見付方向において前記ガラスと重複する第2の見付面部を有する第2ガラス保持金具と、を備え、
前記屋内側ガラス押さえ部材及び前記屋外側ガラス押さえ部材のうち他方は、樹脂からなり、
前記ガラス廻り補強芯材は、前記第2ガラス保持金具との干渉を避ける逃げ部を有する建具。
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