JP3378985B2 - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP3378985B2
JP3378985B2 JP31098898A JP31098898A JP3378985B2 JP 3378985 B2 JP3378985 B2 JP 3378985B2 JP 31098898 A JP31098898 A JP 31098898A JP 31098898 A JP31098898 A JP 31098898A JP 3378985 B2 JP3378985 B2 JP 3378985B2
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智 中川
従道 加藤
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ワイケイケイエーピー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア、雨戸、玄関
引戸等の通常の窓、出入口に開閉自在に建込みされる建
具に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアとしては実公平6−28631号公
報に示すように、ドア本体の表面に表面板を添設したフ
ラッシュドアや、特公昭58−24590号公報に示す
ように縦框と横框を方形状に連結した框組体にパネルを
取付けた框タイプドアなどが知られている。
【0003】フラッシュドアは表面が平坦であるので立
体感のないすっきりした外観である。ドア本体を断熱材
とすることで断熱ドアにできるので、安価な断熱フラッ
シュドアとすることが可能である。
【0004】框タイプドアは縦横框表面よりもパネルが
凹んでいるから、表面が凹凸で立体感のある重厚の外観
である。断熱框を用いることで断熱ドアにできるが、断
熱框は高価であるので断熱框タイプドアは高価である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにフラッシ
ュドアと框タイプドアは相反する長所と短所を有し、両
方の長所を有するドア、つまり立体感のある重厚の外観
でありながら安価に断熱ドアにできるドアが要望されて
いる。
【0006】また、フラッシュドア、框タイプドアは一
体的に組立てられるので、ドアの一部を交換することは
事実上無理である。このために、ドアの一部にキズがつ
いたり、ヘコミが生じた時に部分的に補修できないの
で、ドア全体を交換することになり、使用者の経済的負
担が大である。
【0007】また、住宅のリフォーム時などに既設ドア
の外観が使用者のイメージに合わないことがある。この
場合には使用者のイメージに合った外観のドアと交替す
れば良いが、高価なドアを交替することは使用者の経済
的負担が大である。
【0008】また、近年の住宅は使用者のイメージに合
うように種々の外観の住宅が開発されており、種々の外
観の住宅にマッチした外観のドアが要望されている。し
かしながら、框タイプドアの外観を変えるには框形状を
変えることになるので、種々の外観の框タイプドアを製
作するには非常にコストが高くなる。
【0009】つまり、框タイプドアは框自体がドアの強
度部材であるので、その框は剛性を大とする必要があ
り、断面形状が大きく、厚肉となっているので、種々形
状の異なる框を製作することはコストが高くなる。
【0010】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした建具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、断熱フラ
ッシュパネルで、建具としての剛性を保つ基本性能ユニ
ットと、立体感があり重厚の外観である意匠框ユニット
を備え、この意匠框ユニットを基本性能ユニットの表面
に取付け、取外し自在に取付けたことを特徴とする建具
である。
【0012】第2の発明は、第1の発明において前記意
匠框ユニットは複数の開口部を有する建具である。
【0013】第3の発明は、第2の発明において前記意
匠框ユニットの全ての開口部又はいずれかの開口部にパ
ネルが取付けてある建具である。
【0014】第4の発明は、断熱フラッシュパネルで、
建具としての剛性を保つ採光部を有する基本性能ユニッ
トと、立体感があり重厚の外観で開口部を有する意匠框
ユニットを備え、この意匠框ユニットを基本性能ユニッ
トの表面に取付け、取外し自在で、開口部が採光部と対
向して取付けたことを特徴とする建具である。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、意匠
框ユニットの開口部に装飾ユニットを取付け、取外し自
在に取付けた建具である。
【0016】第6の発明は、採光部を有する第1の基本
性能ユニットと、表裏全面が閉塞された第2の基本性能
ユニットと、立体感があり重厚の外観で複数の開口部を
有し、前記第1・第2の基本性能ユニットの表面に取付
け、取外し自在に取付けられ、開口部の大きさ、形状が
異なる複数の種類の意匠框ユニットを備え、第1又は第
2の基本性能ユニットの表面に1つの意匠框ユニットを
取付け、かつ第1の基本性能ユニットに意匠框ユニット
を取付けた場合は開口部が採光部と対向することを特徴
とする建具である。
【0017】
【作 用】第1の発明によれば、意匠框ユニットによっ
て立体感のある重厚の外観の建具となる。基本性能ユニ
ットは断熱パネルユニットで建具としての剛性を保つの
で意匠框ユニットを共通として断熱性に優れた建具にで
きる。 これらが相俟って、立体感のある重厚の外観であ
りながら安価に断熱性に優れた建具にできる。
【0018】また、意匠框ユニットの一部にキズがつい
たり、ヘコミが生じた時には意匠框ユニットを新しいも
のと交替することで補修でき、コスト安く補修できる。
【0019】また、種々の異なる外観の意匠框ユニット
を製作準備しておけば、既設建物の意匠框ユニットを使
用者のイメージに合ったものと交替することで使用者の
イメージに合った外観の建具に変更できる。したがっ
て、住宅のリフォーム時などに既設建具の外観を使用者
のイメージに合った外観にコスト安く変えることができ
る。
【0020】また、1種類の基本性能ユニットと種々の
異なる外観の意匠框ユニットを製作準備すれば、基本性
能ユニットを共通として種々の異なる外観の建具を組立
て製作できる。しかも、建具としての剛性は基本性能ユ
ニットで保持し、意匠框ユニットは大きな剛性が不要で
あるので、意匠框ユニットをコスト安く製作できる。こ
れらが相俟って、種々の外観の建具をコスト安く製作で
きる。
【0021】第2の発明によれば、意匠框ユニットの開
口部から基本性能ユニットの表面が見えるので、その表
面と意匠框ユニットの色彩を変えることで見栄えが良い
建具となる。
【0022】第3の発明によれば、全ての開口部にパネ
ルを取付けることで意匠框ユニットのパネルで基本性能
ユニットの表面が覆われるので、その表面を見栄えの悪
い安価なものとすることが可能であるし、建具の外観が
意匠框ユニットの外観のみとなる。また、意匠框ユニッ
ト2のいくつかの開口部45にパネル47を取付け、残
りの開口部45を開口したままとすれば、パネル47と
基本性能ユニット1の表面が見えるので、それらの色彩
を変えることで見栄えが良いドアとなる。これが相俟っ
て種々のデザインの建具を製作できる。
【0023】第4の発明によれば、第1の発明と同様
に、立体感のある重厚の外観でありながら安価に採光部
を有すると共に、断熱性に優れた建具にできる。 また、
建具の採光部の形状等が意匠框ユニットの開口部の形状
等によって決まる。これによって、開口部の形状等が異
なる種々の意匠框ユニットを製作準備することで、基本
性能ユニットを共通として採光部の形状等が異なる種々
の建具を製作したり、既設の建具の採光部の形状等を変
更できる。
【0024】第5の発明によれば、異なる種々の外観の
装飾ユニットを製作準備すれば、基本性能ユニット、意
匠框ユニットを共通として開口部部分の外観が異なった
種々の建具を製作できる。
【0025】第6の発明によれば、第1の発明と同様
に、立体感のある重厚の外観でありながら安価に断熱性
に優れた建具にできる。また、種々の外観の建具を製作
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1に示すように、基本性能ユニ
ット1と意匠框ユニット2を備え、基本性能ユニット1
の表面に意匠框ユニット2を取付け、取外し自在に取付
けてドアとしてある。前記基本性能ユニット1は図2、
図3に示すようにコ字状のチャンネル材10を方形枠組
みし、その周囲に合成樹脂製の上枠材11、下枠材1
2、室内側縦枠材13、室外側縦枠材14を取付けて本
体とし、この本体(前記各枠材)に室内側表面板15と
室外側表面板16を取付けて空洞部を形成し、その空洞
部に発泡ウレタン等の断熱材17を充填し、室内側縦枠
材13と室外側縦枠材14に亘って縦部材18がそれぞ
れ取付けてある。これによって、基本性能ユニット1は
断熱フラッシュパネルで、ドアとしての剛性を保つと共
に、ヒンジ等が取付けられる。
【0027】前記基本性能ユニット1には採光部20が
形成してある。断熱材17、室内側表面板15、室外側
表面板16に開口部21が形成してある。この開口部2
1には上枠22、下枠23、左右の縦枠24を枠組みし
た枠体25が室外側表面板16側から挿入してある。こ
の上枠22、下枠23、縦枠24に上下・縦の押縁26
が取付けられて4周連続した内向溝27を形成し、この
内向溝27に透光パネル28、例えば網入りガラスとガ
ラスの複層ガラスが装着してある。
【0028】前記上枠22、下枠23、縦枠24はアル
ミ等の金属製で、押縁26は樹脂等の断熱材製の本体2
6aとアルミ等の金属製補強材26b、裏板26cをビ
スで連結したもので、金属製補強材26bが断熱材製の
スペーサ26dを介してビス29で上枠22、下枠2
3、縦枠24に連結してある。これによって、上枠2
2、下枠23、縦枠24が室外側表面板16に接し、本
体26aが室内側表面板15に接する。
【0029】このようであるから、採光部20において
室内と室外とに熱が伝わることが低減され、断熱性能が
優れたものとなる。
【0030】前記縦部材18と縦枠24に意匠框ユニッ
トの取付受部材30が室外側に向けて一体的に設けてあ
る。前記室外側表面板16の上縁部には複数の受け金具
31がチャンネル材10に螺合するビスで取付けてあ
る。前記取付受部材30は図1に示すように面外方向に
向う板状で、その上下寄りにほぼ鉤形状の係止溝32が
室外側に開口して形成してある。
【0031】前記意匠框ユニット2は図1に示すよう
に、左右の縦框材40、上框材41、下框材42、中間
横框材43、中間縦框材44を方形に連結して隣り合う
框材間に開口部45を形成した形状で立体感のある重厚
の外観である。その各框材40,41,42,43,4
4は図2、図3に示すように、表面板46と内向片47
で室内側(裏面側)が開口した断面略E字状で、各框材
は室内側に開口した凹部を有する。
【0032】前記左右の縦框材40と中間縦框材44の
凹部に前記取付受部材30が入り込むようにしてあり、
その凹部(表面板46の裏面)には取付金具50が取付
けてある。この取付金具50は図4に示すように隣接し
た一対の内向片47間に一対のガイド部材51を軸52
で取付けてある。そのガイド部材51はテーパ外周面を
有する筒形状で、小径側の端面51a相互間の寸法が前
記取付受部材30の左右寸法と同一である。軸52は取
付受部材30の係止溝32に嵌まり込む大きさである。
【0033】このようであるから、一対のガイド部材5
1のテーパ外周面で左右方向に位置決めされて軸52が
取付受部材30の係止溝32に嵌まり込み、取付金具5
0が取付受部材30に係止する。各框材の内向片47が
室外側表面板16に接して室外側表面板16(つまり基
本性能ユニット1の一側表面)を意匠框ユニット2で覆
う。
【0034】したがって、意匠框ユニット2を基本ユニ
ット1に簡単に位置決めして取付けできるし、簡単に取
り外しできる。しかもドアの室外側の外観が立体感のあ
る重厚の外観となる。なお、上框材41の最上部の内向
片47が受け金具31に当接し、ビス33で固着され
る。
【0035】また、意匠框ユニット2は大きな剛性が不
要であり、各框材は剛性の小さな断面形状であるから、
アルミ押出型材を用いた時にコストが安く押出成形でき
る。
【0036】前記意匠框ユニット2の開口部45におけ
る基本性能ユニット1の採光部20と対向する開口部4
5には装飾ユニット60が取付けてある。例えば、図
2、図3に示すように上框材41と中間横框材43と左
右の中間縦框材44に額縁61がそれぞれ取付けられて
方形枠状としてある。
【0037】前記額縁61は室内側に開口したコ字状の
額縁本体61aの外側に室外側に開口した係止凹部61
bを形成した形状である。前記各框材の開口縁部には室
内側に向う一対の係止片62が一体的に設けられ、その
一対の係止片62間にビス螺合部63を形成している。
額縁61は係止凹部61bを一対の係止片62にスナッ
プ式に係合することで取付けられる。
【0038】前記装飾ユニット60としては図5(a)
に示すように額縁61を方形枠組みし、その内部に格子
64を取付けたもの。図5(b)に示すように鋳物パネ
ル65などが取付けられる。
【0039】例えば図5(a)に示す格子付きの場合に
は額縁61を図2、図3と同様にして取付ければ良い。
図5(b)に示す鋳物パネル65の場合には図6に示す
ように、ビス螺合部63に螺合するビス66で取付けれ
ば良い。
【0040】このようであるから、意匠框ユニット2の
採光部20と対向した開口部45に異なる種類の装飾ユ
ニット60を簡単に交替して取付けできる。
【0041】意匠框ユニット2の採光部20と対向した
開口部45以外の開口部45にパネル67がそれぞれ取
付けてある。例えば図7に示すように、各框材に額縁6
8をビス螺合部63に螺合したビス69でそれぞれ取付
け、その額縁68にパネル67をスナップ式に係止して
取付ける。
【0042】前記パネル67は不透明で、基本性能ユニ
ット1の室外側表面板16が見えないようになる。
【0043】また、基本性能ユニット1に意匠框ユニッ
ト2を簡単に取付け、取り外しできるので、異なる外観
の意匠框ユニット2を複数準備し、いずれかの意匠框ユ
ニット2を交替して取付けることで外観の異なるドアを
製作できる。
【0044】例えば、図8に示すように基本性能ユニッ
ト1と第1・第2・第3の意匠框ユニット2−1,2−
2,2−3を準備し、第1意匠框ユニット2−1を取付
ければ図9(a)の外観のドアとなる。第2意匠框ユニ
ット2−2を取付ければ図9(b)の外観のドアとな
る。第3意匠框ユニット2−3を取付ければ図9(c)
の外観のドアとなり、採光部20の形状が変化する。
【0045】つまり、意匠框ユニット2の採光部20と
対向した部分に、その採光部20よりも小さく、かつ形
状及び大きさの異なる開口部45を有する種々の意匠框
ユニット2を準備し、それらの1つの意匠框ユニット2
を基本性能ユニット1に取付けることで、採光部の形
状、大きさが異なる種々のドアを製作できる。
【0046】また、採光部20よりも小さく数の異なる
複数の開口部45を有する種々の意匠框ユニット2を準
備し、それらの1つの意匠框ユニット2を基本性能ユニ
ット1に取付けることで、採光部の数が異なる種々のド
アを製作できる。
【0047】図10に示すように、基本性能ユニット1
を採光部を有せずに表裏全面が覆われた形状とする。こ
の場合には室外側表面板16に一対の取付受部材30を
取付ける。意匠框ユニット2の全ての開口部45にパネ
ル67を取付ける。
【0048】前述の基本性能ユニット1に意匠框ユニッ
ト2を取付ければ、基本性能ユニット1の室外側表面板
16がパネル67で覆われて見えない。なお、意匠框ユ
ニット2のいくつかの開口部45にパネル47を取付
け、残りの開口部45を開口したままとすれば、パネル
47と基本性能ユニット1の室外側表面板16が見える
ので、それらの色彩を変えることで見栄えが良いドアと
なる。
【0049】また、図11に示すように採光部20を有
する第1の基本性能ユニット1と採光部20を有しない
第2の基本性能ユニット1と複数種類の意匠框ユニット
2を準備し、第1又は第2の基本性能ユニット1にいず
れか1つの意匠框ユニット2を取付けるようにしても良
い。このようにすれば、種々の外観のドアを製作でき
る。
【0050】次に基本性能ユニット1と意匠框ユニット
2の取付けの他の実施の形態を説明する。図12と図1
3に示すように、意匠框ユニット2の上框材41、縦框
材40を基本性能ユニット1の上端面、左右側面にビス
70で固着する。図12と図14に示すように室内側表
面板16の幅方向及び上下方向中間部に一対の上向き鉤
形の固定金具71を取付け、中間横框材43のフック7
2を一体的に形成し、そのフック72を固定金具71に
停止して連結し、意匠框ユニット2の幅方向、上下方向
中間部が浮き上らないようにする。
【0051】前記基本性能ユニット1は断熱フラッシュ
パネルに限ることはなく、断熱材17を充填しないフラ
ッシュパネルでも良い。また、基本性能ユニット1は採
光部20を有しないものでも良い。
【0052】前記意匠框ユニット2はアルミ等の金属製
押出形材で框材としたものに限ることはなく、木製の框
材を用いたもの、鋳物パネルでも良い。また、意匠框ユ
ニット2は開口部45を有しないものでも良い。特に採
光部20を有しない基本性能ユニット1に取付ける場合
には開口部が無くとも良い。
【0053】以上の説明はドアについてのみであるが、
雨戸、引き戸など他の建具にも応用できることは勿論で
ある。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、意匠框ユ
ニットによって立体感のある重厚の外観の建具となる。
基本性能ユニットは断熱パネルユニットで建具としての
剛性を保つので意匠框ユニットを共通として断熱性に優
れた建具にできる。 これらが相俟って、立体感のある重
厚の外観でありながら安価に断熱性に優れた建具にでき
る。
【0055】また、意匠框ユニットの一部にキズがつい
たり、ヘコミが生じた時には意匠框ユニットを新しいも
のと交替することで補修でき、コスト安く補修できる。
【0056】また、種々の異なる外観の意匠框ユニット
を製作準備しておけば、既設建物の意匠框ユニットを使
用者のイメージに合ったものと交替することで使用者の
イメージに合った外観の建具に変更できる。したがっ
て、住宅のリフォーム時などに既設建具の外観を使用者
のイメージに合った外観にコスト安く変えることができ
る。
【0057】また、1種類の基本性能ユニットと種々の
異なる外観の意匠框ユニットを製作準備すれば、基本性
能ユニットを共通として種々の異なる外観の建具を組立
て製作できる。しかも、建具としての剛性は基本性能ユ
ニットで保持し、意匠框ユニットは大きな剛性が不要で
あるので、意匠框ユニットをコスト安く製作できる。こ
れらが相俟って、種々の外観の建具をコスト安く製作で
きる。
【0058】請求項2に係る発明によれば、意匠框ユニ
ットの開口部から基本性能ユニットの表面が見えるの
で、その表面と意匠框ユニットの色彩を変えることで見
栄えが良い建具となる。
【0059】請求項3に係る発明によれば、全ての開口
部にパネルを取付けることで意匠框ユニットのパネルで
基本性能ユニットの表面が覆われるので、その表面を見
栄えの悪い安価なものとすることが可能であるし、建具
の外観が意匠框ユニットの外観のみとなる。また、意匠
框ユニット2のいくつかの開口部45にパネル47を取
付け、残りの開口部45を開口したままとすれば、パネ
ル47と基本性能ユニット1の表面が見えるので、それ
らの色彩を変えることで見栄えが良いドアとなる。これ
が相俟って種々のデザインの建具を製作できる。
【0060】請求項4に係る発明によれば、第1の発明
と同様に、立体感のある重厚の外観でありながら安価に
採光部を有すると共に、断熱性に優れた建具にできる。
また、建具の採光部の形状等が意匠框ユニットの開口部
の形状等によって決まる。これによって、開口部の形状
等が異なる種々の意匠框ユニットを製作準備すること
で、基本性能ユニットを共通として採光部の形状等が異
なる種々の建具を製作したり、既設の建具の採光部の形
状等を変更できる。
【0061】請求項5に係る発明によれば、異なる種々
の外観の装飾ユニットを製作準備すれば、基本性能ユニ
ット、意匠框ユニットを共通として開口部部分の外観が
異なった種々の建具を製作できる。
【0062】請求項6に係る発明によれば、第1の発明
と同様に、立体感のある重厚の外観でありながら安価に
断熱性に優れた建具にできる。また、種々の外観の建具
を製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本性能ユニットと意匠框ユニットの分解斜視
図である。
【図2】基本性能ユニットと意匠框ユニットの組立状態
の縦断面図である。
【図3】基本性能ユニットと意匠框ユニットの組立状態
の横断面図である。
【図4】取付受部材と取付金具の斜視図である。
【図5】装飾ユニットの正面図である。
【図6】鋳物パネルの装飾ユニット取付部の横断面図で
ある。
【図7】パネル取付部の断面図である。
【図8】基本性能ユニットと3種類の意匠框ユニットを
示す正面図である。
【図9】組立てたドアの正面図である。
【図10】基本性能ユニットの他の例を示す斜視図であ
る。
【図11】第1・第2の基本性能ユニットと3種類の意
匠框ユニットを示す正面図である。
【図12】第2の実施の形態を示す基本性能ユニットと
意匠框ユニットの分解斜視図である。
【図13】幅方向端部の連結部の横断面図である。
【図14】幅方向中間部の連結部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…基本性能ユニット 2…意匠框ユニット 20…採光部 45…開口部 60…装飾ユニット 67…パネル

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱フラッシュパネルで、建具としての
    剛性を保つ基本性能ユニットと、立体感があり重厚の外
    観である意匠框ユニットを備え、 この意匠框ユニットを基本性能ユニットの表面に取付
    け、取外し自在に取付けたことを特徴とする建具。
  2. 【請求項2】 前記意匠框ユニットは複数の開口部を有
    する請求項1記載の建具。
  3. 【請求項3】 前記意匠框ユニットの全ての開口部又は
    いずれかの開口部にパネルが取付けてある請求項2記載
    の建具。
  4. 【請求項4】 断熱フラッシュパネルで、建具としての
    剛性を保つ採光部を有する基本性能ユニットと、立体感
    があり重厚の外観で開口部を有する意匠框ユニットを備
    え、 この意匠框ユニットを基本性能ユニットの表面に取付
    け、取外し自在で、開口部が採光部と対向して取付けた
    ことを特徴とする建具。
  5. 【請求項5】 意匠框ユニットの開口部に装飾ユニット
    を取付け、取外し自在に取付けた請求項4記載の建具。
  6. 【請求項6】 採光部を有する第1の基本性能ユニット
    と、表裏全面が閉塞された第2の基本性能ユニットと、 立体感があり重厚の外観で複数の開口部を有し、前記第
    1・第2の基本性能ユニットの表面に取付け、取外し自
    在に取付けられ、開口部の大きさ、形状が異なる複数の
    種類の意匠框ユニットを備え、 第1又は第2の基本性能ユニットの表面に1つの意匠框
    ユニットを取付け、かつ第1の基本性能ユニットに意匠
    框ユニットを取付けた場合は開口部が採光部と対向する
    ことを特徴とする建具。
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