JP2014034861A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリッジ材により断熱性を高めるとともに、防火性能も確実に高めることができる開口部装置を提供する。
【解決手段】建物開口部に配置され、縦枠及び横枠が四方枠組みされる枠体と、該枠体に開閉可能に設けられる障子と、を備えた開口部装置であって、縦枠又は横枠の少なくとも1つの枠材は、室外側部材及び室内側部材を備え、室外側部材と室内側部材とは、該室外側部材及び該室内側部材の間に配置されるブリッジ材により連結され、ブリッジ材の障子に対向する位置には、加熱時に枠体と障子との隙間を塞ぐ加熱発泡材を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は住宅や公共施設等の建物の開口部に配置される防火性に優れた開口部装置に関する。
近年における建物の断熱性能の向上は周知の通りであり、これは建物を構成する各種要素の断熱性向上技術により実現されている。建物の開口部に配置される玄関や窓等の開口部装置も断熱性向上のための技術が適用され、建物の断熱性向上に寄与している。
特許文献1には断熱サッシの断熱構造の一例が開示されている。特許文献1は窓ガラスの四周に配置されるいわゆる框材に関し、ここには、該框材を屋内側のアルミ形材と屋外側のアルミ形材とに分離し、これを樹脂により形成されたブリッジ材で連結した構造が表れている。ブリッジ材は熱伝導率が小さい樹脂により形成されているので、框の屋内外の熱の移動がブリッジ材により遮断されて断熱性が向上する。このような構造は框のみでなく、開口部装置の枠にも適用されている。
一方、建物の機能の他の1つとして防火性能が挙げられる。防火性能を高めることにより建物の内、又は外からの火炎や可燃性ガスがその反対側へ侵入することを防止し、又は遅らせることができ、被害の拡大を抑えることが可能となる。当該防火性能の向上も断熱性向上と同様、建物を構成する各種要素の技術により実現される。すなわち、開口部装置にも防火性向上が求められている。
特許文献2、3には開口部装置に用いられる枠に加熱発泡材が配置される技術が開示されている。これによれば火災等の熱により加熱発泡材が膨張し、これが枠と障子との間を埋めて火炎や可燃性ガスの通過を遮断することができる。
特開2001−20615号公報 特開2010−255185号公報 特開平9−13833号公報
特許文献1に記載のように、ブリッジ材を用いて断熱性を向上させる開口部装置では、アルミニウムによる形材を樹脂によるブリッジ材で連結していることから、火災等が発生した際には熱が直接又は形材を通じていち早くブリッジ材に達し、ブリッジ材が溶融して消失してしまうことがある。ブリッジ材が消失すると形材は屋内側と屋外側とで完全に分離し、屋内外が連通してしまうので火炎や可燃性ガスが他方側へ流入してしまう。
また、このような開口部装置に対して、特許文献2、3に記載のように単に加熱発泡材を配置しただけでは必ずしもブリッジ材の溶融より前に加熱発泡材が機能するとは限らず、ブリッジ材を用いた断熱性が高い枠、及び開口部装置に対して、より確実な防火対策を取る必要があった。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ブリッジ材により断熱性を高めるとともに、防火性能も確実に高めることができる開口部装置を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
請求項1に記載の発明は、建物開口部に配置され、縦枠及び横枠が四方枠組みされる枠体と、該枠体に開閉可能に設けられる障子と、を備えた開口部装置であって、縦枠又は横枠の少なくとも1つの枠材は、室外側部材及び室内側部材を備え、室外側部材と室内側部材とは、該室外側部材及び該室内側部材の間に配置されるブリッジ材により連結され、ブリッジ材の障子に対向する位置には、加熱時に枠体と障子との隙間を塞ぐ加熱発泡材を具備する開口部装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開口部装置において、枠体には、障子に接触する気密材が設けられ、加熱発泡材が気密材の近傍に設けられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の開口部装置において、加熱発泡材が、加熱されることにより見付面及び/又は見込面に膨張してブリッジ材を被覆する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開口部装置において、加熱発泡材が、ブリッジ材を被覆している。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の開口部装置において、加熱発泡材が、室内側部材と室外側部材とに掛け渡される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の開口部装置において、加熱発泡材は、見付方向略全長に渡って設けられるものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の開口部装置において、加熱発泡材は、ブリッジ材を有する枠体に取り付けられる不燃性の支持部材に配置されている。
本発明によれば、ブリッジ材により断熱性を高めつつも、加熱発泡材により防火性能も確実に高めることができる。
1つの実施形態を説明する図で、開口部装置10の室外側正面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 加熱発泡材16が膨張した場面を説明する図である。 1つの変形例を説明する図である。 他の変形例を説明する図である。 他の実施形態を説明する図で、開口部装置50の室外側正面図である。 開口部装置50のうちの、吊元側の縦枠の断面を表す図である。 加熱発泡材57が膨張した場面を説明する図である。
本発明の上記のような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。
図1は、1つの実施形態を説明する図で、開口部装置10を室外側正面から見た図である。図2は図1にII−IIで示した線に沿った断面図、図3は図1にIII−IIIで示した線に沿った断面図である。
図2、図3では断面図のうち、枠体11が表れる両端部に注目して示し、その間の一部は省略している。また、図2は紙面下が室外側、紙面上が室内側、図3は紙面左が室外側、紙面右が室内側である。
ここで、各図では見易さのため、一部の部材を省略したり、部材を誇張して大きく記載したりする等、変形して示す場合がある。
開口部装置10は、枠体11、及び障子20を備えている。本実施形態では障子20は蝶番21により枠体11の矩形枠内に開閉可能に固定されている。
ここで、障子20の構造、及び該障子20の枠体11への蝶番21による取付構造は公知の通りである。
枠体11は、図1によく表れているように、枠材が組み合わされることにより形成され、詳しくは長尺の縦枠12、13、及び長尺の横枠14、15を有し、これらが四方枠組みされている。以下各構成部材について説明する。
縦枠12は枠材の1つとして戸先側の縦枠を形成する長尺の部材であり、図2に表れる断面を有している。縦枠12は、室外側部材12a、室内側部材12b、ブリッジ材12c、気密材12d、加熱発泡材16を有している。
縦枠12は、室外側に配置される室外側部材12a、及び室内側に配置される室内側部材12bが、ブリッジ材12cにより連結された、いわゆる断熱枠材の構造を有している。
室外側部材12a、及び室内側部材12bは、アルミニウムによる形材であり、縦枠として適用することができる断面形状を有して構成されている。すなわち、断面形状は特に限定されることなく、縦枠として機能するような形状であればよい。本実施形態では、室内側部材12bから見付方向に延びる片が設けられ、ここに障子20に接する気密材12dが備えられている。
一方、ブリッジ材12cも公知のものでよく、熱伝導率が小さい材料である樹脂やゴム等により形成されている。
加熱発泡材16は、板状に形成され、図2に示した断面を有し、長手方向は縦枠12の長手方向に沿って延びる長尺の部材である。
加熱発泡材16は、図2に表れた断面において、室外側部材12a、及び室内側部材12bを渡すように配置されブリッジ材12cの障子20に対向する側を覆うように設置されている。
また本実施形態では加熱発泡材16は、その少なくとも一部が、縦枠12のうち、障子20の閉鎖の姿勢における障子20の端面(戸先)に対向する位置に配置されている。すなわち、加熱発泡材16が障子20が配置される側からブリッジ材12cを覆っている。
さらに加熱発泡材16は、気密材12dの近傍に設けられている。
本実施形態では加熱発泡材16は、縦枠12の見込面に配置され、見込方向一端側が固定部材17により室外側部材12aに固定され、見込方向他端側が室内側部材12bに形成された溝に挿入されている。また、加熱発泡材16は見付方向(縦枠12の長手方向)の全長に亘って配置されていることが好ましい。
ここに用いられる加熱発泡材は公知の加熱発泡材でよく、難燃性であるとともに、所定の温度にまで加熱されると膨張(発泡)して体積が増加する材料により構成されている。具体的な膨張開始温度は特に限定されることはないが、建築基準法及び同施工令の加熱曲線に合せ、150℃程度であることが好ましい。また、膨張倍率も特に限定されることはないが、10倍〜40倍であることが好ましい。
加熱発泡材の具体的な材料はこのような性能を有するものであれば特に限定されることはなく、公知のものを用いることができる。これには例えば黒鉛や炭素繊維等の熱発泡体を含有し、基材としてエポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ブチルゴム等を使用したものを挙げることができる。
縦枠13は枠材の1つとして吊元側の縦枠を形成する長尺の部材であり、図2に表れる断面を有している。縦枠13は縦枠12と概ね対称の形状を有しているのでここでは説明を省略する。
横枠14は枠材の1つとして上横枠を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有している。横枠14は、室外側部材14a、室内側部材14b、ブリッジ材14c、気密材14d、加熱発泡材18を有している。
横枠14は、室外側に配置される室外側部材14a、及び室内側に配置される室内側部材14bが、ブリッジ材14cにより連結された、いわゆる断熱枠材の構造を有している。
室外側部材14a、及び室内側部材14bは、アルミニウムによる形材であり、横枠として適用することができる断面形状を有して構成されている。すなわち、断面形状は特に限定されることなく、横枠として機能するような形状であればよい。本実施形態では、室内側部材14bから見付方向に延びる片が設けられここに障子20に接する気密材14dが設けられている。
一方、ブリッジ材14cも上記ブリッジ12cとは形態が異なるが、特に限定されることなく公知のものを用いることができ、熱伝導率が小さい材料である樹脂やゴム等により形成されている。
加熱発泡材18は、板状に形成され、図3に示した断面を有し、長手方向は横枠14の長手方向に沿って延びる長尺の部材である。
加熱発泡材18は、図3に表れた断面において、室外側部材14a、及び室内側部材14bを渡すように配置されブリッジ材14cの障子20に対向する側を覆うように設置されている。
また本実施形態では加熱発泡材18は、その少なくとも一部が、横枠14のうち、障子20の閉鎖の姿勢における障子20の上端面に対向する位置に配置されている。すなわち、加熱発泡材18が障子20が配置される側からブリッジ材14cを覆っている。
さらに加熱発泡材18は、気密材14dの近傍に設けられている。
本実施形態では加熱発泡材18は、図3からわかるように、横枠14の見込面に配置される。詳しくは、見込方向一端側が室外側部材14aに設けられた溝に挿入され、見込方向他端側が室内側部材14bに形成された溝に挿入されて固定されている。このような固定手段によればビス等の固定部材を用いる必要がないので、部材や製造工程の削減が可能である。また固定部材が表れることがないので外観の観点からも好ましい。本実施形態では上横枠の加熱発泡材についてこのような固定手段を示したが、これに限定されることなく縦枠に配置される加熱発泡材にも同様に適用することができる。
また、加熱発泡材18は見付方向(横枠14の長手方向)の全長に亘って配置されていることが好ましい。
横枠15は枠材の1つとして下横枠を形成する長尺の部材であり、図3に表れる断面を有している。横枠15はブリッジ材を備えておらず、いわゆる断熱構造ではない。従ってここには通常の下横枠が配置されている。ただし、下横枠に対して上記説明したブリッジ材を用いた枠材の構造を採用することを妨げるものではない。
本実施形態では、横枠15にも加熱発泡材19が配置されている。
以上のように枠体11では、該枠体11を構成する枠材のうち縦枠12、13、及び横枠14がブリッジ材を用いた断熱構造とされている。これにより、枠体11として、及びこれを適用した開口部装置10も、断熱性を確保することができる。
また、縦枠12、13及び横枠14に備えられた加熱発泡材16、18は、火災等により開口部装置10が高温に晒された場合、次のように作用する。図4に加熱発泡材16が膨張した例を示した。図4は図2のうち縦枠12側を拡大し、加熱発泡材16が膨張した場面を表した図である。
図4からわかるように、火災等の熱により加熱発泡材16は見付方向及び/又は見込方向に膨張し、障子20の端面と縦枠12との間に充満して直線矢印で示したように室内側及び室外側に向けて膨張する。
加熱発泡材は膨張前、及び/又は膨張後にブリッジ材を障子が配置される側から覆うように配置されているので、ブリッジ材に火炎等から熱が直接伝わることを防ぐことができ、ブリッジ材の溶融を遅らせることが可能となる。
また、加熱発泡材が室外側部材と室内側部材とを渡すように配置されているので、時間が経過してブリッジ材が溶融して消滅してもその間隙を加熱発泡材が塞いでいる。従って、熱、可燃ガスを遮断し、柱などの建物躯体への延焼やガスや熱が放出されることを防止することができる。加熱発泡材の膨張により確実に当該遮断を行うことが可能である。
さらに、本実施形態では加熱発泡材はブリッジ材と同じタイミングで室内側部材及び室外側部材から伝わった熱を受けることができ、ブリッジ材が溶融して消失する前に、加熱発泡材の膨張を開始させることができ、遮蔽の確実性が向上される。
また、加熱発泡材が障子の端面と縦枠、横枠との間に配置されることにより、障子と縦枠、横枠との通常の隙間だけでなく、熱により障子の変形や気密材の消失等が生じて隙間が拡大したときにも、加熱発泡材の膨張によりこの隙間を遮蔽することが可能となる。そして、枠体自体のみでなく枠体と障子との間隙からの熱、可燃ガスの流出、流入も防止することができる。
図5は、1つの変形例を説明する図で、縦枠12’の断面を表した図である。変形例では加熱発泡材16の見込方向一端側が、クランク状に曲げられた金属製の保持部材17’を介して固定部材17により取り付けられている。すなわち、加熱発泡材16の見込方向一端側は保持部材17’と室外側部材12aとに挟まれるように保持され、保持部材17’が固定部材により室外側部材12aに固定されている。
このような保持手段によっても上記と同様の効果を奏するものとなる。
図6は、他の変形例を説明する図で、縦枠12”の断面のうち、さらにブリッジ材12cの周辺に注目して拡大した図である。当該他の変形例では加熱発泡材16”が、該加熱発泡材16”の一端側がブリッジ材12cと室外側部材12aとの間に挟まれ、他端側がブリッジ材12cと室内側部材12bとの間に挟まれるように固定されている。
このような保持手段によっても上記と同様の効果を奏するものとなる。
また、当該他の変形例による加熱発泡材16”の配置と、上記した加熱発泡材16とは併用することもできる。
図7は、他の実施形態を説明する図で、開口部装置50を室外側正面から見た図である。図8は図7にVII−VIIで示した線に沿った断面のうち吊元側の縦枠53の部位を示した図である。図8は紙面下が室外側、紙面上が室内側である。
開口部装置50は、枠体51、及び障子60を備えている。本実施形態では障子60はピボットヒンジ61により枠体51の矩形枠内に開閉可能に固定されている。
ここで、障子60の構造、及び該障子60の枠体51へのピボットヒンジ61による取付構造は公知の通りである。
枠体51は、図7によく表れているように、枠材が組み合わされて形成されている。詳しくは、長尺の縦枠52、53、及び長尺の横枠54、55を有し、これらが四方枠組みされている。本実施形態では、縦枠52、横枠54、55については、開口部装置50がピボットヒンジにより開閉可能とされたことに起因する形状の変更はあるが、基本的な構成は上記した縦枠12、横枠14、15と同様であるので、ここでは説明を省略する。
以下では吊元側の縦枠である縦枠53について図8を参照しつつ説明する。
縦枠53は枠材の1つとして吊元側の縦枠を形成する長尺の部材であり、図8に表れる断面を有している。縦枠53は、室外側部材53a、室内側部材53b、ブリッジ材53c、気密材53d、支持部材56、加熱発泡材57を有している。
縦枠53は、室外側に配置される室外側部材53a、及び室内側に配置される室内側部材53bが、ブリッジ材53cにより連結された、いわゆる断熱枠材の構造を有している。
室外側部材53a、及び室内側部材53bは、アルミニウムによる形材であり、縦枠として適用することができる断面形状を有して構成されている。すなわち、断面形状は特に限定されることなく、縦枠として機能するような形状であればよい。本実施形態では、室内側部材53bから見付方向に延びる片53eが設けられ、その先端に障子60に接する気密材53dが配置されている。
一方、ブリッジ材53cも公知のものでよく、熱伝導率が小さい材料である樹脂やゴム等により形成されている。
支持部材56は、図8に表れる断面を有しており、その長手方向は縦枠53に沿って延びている。支持部材56は、図8に表れる断面において折り曲げられた不燃性の部材であり、その一端側が見込方向に向けられ、室外側部材53aに重ねられて固定部材により固定されている。他端側は見付方向に向けられ、室内側部材53の見付方向に延びる片53eに樹脂製の部材53fを介して重ねられている。
支持部材56は、図8に表れた断面において、室外側部材53a、及び室内側部材53bを渡すように配置され、ブリッジ材53cを覆うように設置されている。
支持部材56は耐熱性及び強度に優れる材料により形成され、これには例えば金属を挙げることができる。支持部材56が金属により形成されていても、支持部材56の他端側が樹脂よる部材53fを介して室内側部材53bに重ねられているので熱が室外側部材53aから室内側部材53bに伝わりやすくなることはない。
加熱発泡材57は支持部材56の面のうち、室外側部材53a、室内側部材53bとは反対側の面である、障子60側の面に固定部材により固定される。用いられる加熱発泡材57は上記した加熱発泡材16と同様である。
以上のような開口部装置50も、上記した開口部装置10と同様の効果を奏するものとなる。図9に加熱発泡材57が膨張した例を示した。図9は図8と同じ視点の図であり、加熱発泡材57が膨張した場面を表した。
図9からわかるように、火災等の熱により見付方向及び/又は見込方向に加熱発泡材57が膨張し、障子60の端面と縦枠53との間に充満し、直線矢印で示したように室内側及び室外側に向けて膨張する。
これに加え、開口部装置50では、ピボットヒンジを用いた開口部装置の性質上、吊元側において縦枠53と障子60との空間が大きくなる傾向にあり、火災時等に加熱発泡材で埋めるべき空間が大きくなる。これに対して耐熱性が高い支持部材56を配置し、ここに加熱発泡材を取り付けたことにより、加熱発泡材が不要な部位へ逃げるように膨張することを抑制し、有効な部位へ膨張を促すことができる。
10 開口部装置
11 枠体
12、13 縦枠
14、15 横枠
16、18 加熱発泡材
20 障子
50 開口部装置
51 枠体
52、53 縦枠
54、55 横枠
56 支持部材
57 加熱発泡材
60 障子

Claims (7)

  1. 建物開口部に配置され、縦枠及び横枠が四方枠組みされる枠体と、該枠体に開閉可能に設けられる障子と、を備えた開口部装置であって、
    前記縦枠又は前記横枠の少なくとも1つの枠材は、
    室外側部材及び室内側部材を備え、
    前記室外側部材と前記室内側部材とは、該室外側部材及び該室内側部材の間に配置されるブリッジ材により連結され、
    前記ブリッジ材の前記障子に対向する位置には、加熱時に前記枠体と前記障子との隙間を塞ぐ加熱発泡材を具備する開口部装置。
  2. 前記枠体には、前記障子に接触する気密材が設けられ、前記加熱発泡材が前記気密材の近傍に設けられる請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記加熱発泡材が、加熱されることにより見付面及び/又は見込面に膨張して前記ブリッジ材を被覆する請求項1又は2に記載の開口部装置。
  4. 前記加熱発泡材が、前記ブリッジ材を被覆している請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開口部装置。
  5. 前記加熱発泡材が、前記室内側部材と前記室外側部材とに掛け渡される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の開口部装置。
  6. 前記加熱発泡材は、見付方向略全長に渡って設けられるものである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の開口部装置。
  7. 前記加熱発泡材は、前記ブリッジ材を有する前記枠体に取り付けられる不燃性の支持部材に配置されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の開口部装置。
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