JP6371512B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関する。
従来、玄関などの出入り口に設けられる、扉などの戸体(建具)の防火構造として、例えば特許文献1に開示されたものが挙げられる。これは、火災が発生した場合に、熱による扉の反りを防止し、炎や煙の拡散を確実に防止する技術として提案されたものである。
これによれば、一端を丁番などにより回動自在に枢支された扉の開放端側の少なくとも上端部と下端部の2箇所以上にラッチ錠を取り付けることで、閉扉時は、これらラッチ錠により施錠される。また、火災が発生した場合には、これらラッチ錠により扉の反りが抑制されることで、戸体内部の可燃ガスが外部へ漏出するのが抑制される。
特開2013−19228号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものにあっては、2箇所以上にラッチ錠を取り付けて(ダブルラッチ構造やトリプルラッチ構造など)、熱による扉の反りを強制的に抑制している。そのため、部品点数の増大に加えて、加工工数や取付工数の増大によりコストの増加を招来するという問題点があった。特に、ヒューズラッチを用いたトリプルラッチ構造では、騒音の他、火災時に誤作動が生じるという問題点があった。
本発明は、火災時にドア本体の熱そりを簡易な手段で抑制できる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る建具は、下記の特徴を有する。
(1)内側面材と、外側面材と、少なくとも戸先側にこれら両面材に挟持された芯材と、を備え、開閉可能な建具であって、
前記芯材と前記両面材との間に介装され、熱可塑性の部材と、を備えることを特徴とする。
(1)の発明によれば、火災の際に、戸先側芯材と両面材との間に介装された熱可塑性の部材により建具の熱そりを抑制できる。また、熱可塑性の部材が炭化することで炭化した樹脂によって戸先側芯材の熱そりが吸収される。
(2)前記建具は、その内部空間に熱により溶融する材料からなる断熱部材を充填されてなることが好ましい。
(2)の発明によれば、断熱部材が熱により溶融することで断熱機能が喪失し、両面材間の温度差の増大が抑制される結果、面材の熱そりが抑制される。
(3)前記熱可塑性の部材は、戸先側の前記芯材に沿って延設された長尺部材であることが好ましい。
(3)の発明によれば、上記効果がより確実に発揮される。
(4)前記建具は、戸先にラッチ錠が1つ設けられたシングルラッチ構造を有することが好ましい。
(4)の発明によれば、シングルラッチ構造であっても十分に熱そりを抑制できるため、部品点数の削減により、加工工数や取付工数を低減できコストダウンが図れる。
本発明によれば、火災時にドア本体の熱そりを簡易な手段で抑制できる建具を提供できる。
本実施形態に係る開口部装置を屋外側から見た図である。 本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の縦断面図である。 本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の横断面図である。 本実施形態に係るドア本体の分解斜視図である。 本実施形態に係るドア本体側縁の構造を示す平断面図である。 本実施形態に係るシングルラッチ構造を備えたドア本体の要部を屋外側から見た図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る開口部装置を屋外側から見た図である。
図示のように、開口部装置1は、玄関ドアなどのドアであり、躯体(建物)に形成された開口に納められる。開口部装置1は、躯体の開口に取り付けられる枠体2と、該枠体2に丁番3を介して屋外側(図中手前側)に開閉可能に吊り込まれる本発明のドア本体(戸体:建具)4と、を備える。
枠体2は、上枠2aと、下枠2bと、戸先側の縦枠2cと、吊元側の縦枠2dと、により矩形に枠組みされる。
ドア本体4は、後述する構成部材により、枠体2に対応して矩形に組み立てられる。そして、ドア本体4の外側表面材4gの戸先側には、電気錠廻り部品としての屋外リーダー5と、ロック廻り部品としての上,下シリンダー錠6a,6b及びハンドル(把手)7が取り付けられている。
従って、本開口部装置1は、カードキーやリモートコントロールや携帯電話などで、屋外リーダー5や図示しない屋内リーダーにドア開閉信号を読み込ませることで、上,下シリンダー錠6a,6bのデッドボルトが戸先側から出没することで施開錠する、所謂電気錠式のドアである。
図2は、本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の縦断面図で、図3は、本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の横断面図である。なお、以下では、左右は屋外側から見た左右を表す。
図示のように、開口部装置1は、そのドア本体4が枠体2により躯体8の開口80から屋外側へ若干オフセットされて、開口80に納められる。
開口80は、梁部材81と、左,右の柱部材82と、屋内側の床材83と、で区画形成され、その内、梁部材81と左,右の柱部材82の内面には額縁材84が貼設される。額縁材84は、梁部材81と左方の柱部材82にはスペーサ85を介して、また、右方の柱部材82には直接貼り付けられる。屋内側の床材83は、屋外側の床材83とともに、化粧材86とモルタル87とを有する。
梁部材81と左,右の柱部材82を含めて、躯体8の構造壁88の両側には、断熱材89が配置される。屋内側の断熱材89と躯体8との間にはスペーサ85が配置されるとともに、外側の断熱材89と外装材90との間にもスペーサ85が配置される。なお、外装材90と枠体2との間には、シーリング材91が介装される。
屋内側の床材83と屋外側の床材83とは、後述する下枠2bの段差に対応して、つまずきにくい所定の段差(例えば20mm以下)を有している。
枠体2を構成する上枠2aは、本体枠部20aと2つの取付片部20b,20cとを備える。
本体枠部20aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その下面がドア本体4の上面に対向している。
取付片部20bは、本体枠部20aの下面から屋内側へ水平に延出した基片20dと、この基片20dの、本体枠部20aから所定距離離間した位置から垂下した第1取付片20eと、この第1取付片20eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片20dから上方に起立した第2取付片20fと、を備える。そして、第1取付片20eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片20fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片20dと梁部材81とが、スペーサ85を貫通するネジ93で結合されるとともに、基片20dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部20cは、本体枠部20aの後面から上方へ垂直に延出される。この取付片部20cと梁部材81とが、屋外側の断熱材89を貫通するネジ93で結合される。取付片部20cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。なお、屋外側の断熱材89の表面には、透湿防水シート95が張り付けられる。
枠体2を構成する下枠2bは、本体片部21aと取付片部21bと、を備える。
本体片部21aは、段差のある床材83(厳密にはモルタル87)に対応して、垂直片21cと水平片21dとで断面L字状に形成され、その水平片21dの上面がドア本体4の下面に対向している。
取付片部21bは、水平片21dの後端から上方へ断面H字状に延出される。そして、この取付片部21bの垂直片21eの前面にシールパッキン92が付設されるとともに、水平片21fの上面にすべり止め部材96が組み付けられる。また、本体片部21aと取付片部21bに跨ってアンカー97が組み付けられ、モルタル87の内部に埋め込まれる。
枠体2を構成する戸先側の縦枠2cは、本体枠部22aと、2つの取付片部22b,22cと、を備える。
本体枠部22aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その右側面がドア本体4の左側面(戸先側面)に対向している。
取付片部22bは、本体枠部22aの右側面から屋内側へ垂直に延出した基片22dと、この基片22dの、本体枠部22aから所定距離離間した位置から右方へ折曲した第1取付片22eと、この第1取付片22eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片22dから左方へ折曲した第2取付片22fと、を備える。そして、第1取付片22eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片22fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片22dと左方の柱部材82とが、スペーサ85を貫通するネジ93で結合されるとともに、基片22dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部22cは、本体枠部22aの後面から左方へ垂直に延出される。この取付片部22cと左方の柱部材82とが、屋外側の断熱材89を貫通するネジ93で結合される。取付片部22cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。
枠体2を構成する吊元側の縦枠2dは、本体枠部23aと、2つの取付片部23b,23cと、を備える。
本体枠部23aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その左側面がドア本体4の右側面(吊元側面)に対向している。そして、本体枠部23aの左側面とドア本体4の右側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番3が介設される(図1参照)。
取付片部23bは、本体枠部23aの左側面から屋内側へ垂直に延出した基片23dと、この基片23dの、本体枠部23aから所定距離離間した位置から左方へ折曲した第1取付片23eと、この第1取付片23eから屋内側へ所定距離離間した位置の基片23dから右方へ折曲した第2取付片23fと、を備える。そして、第1取付片23eの前面に、シールパッキン92が付設される。第2取付片23fの後面に、額縁材84の前端面が接合される。また、基片23dと右方の柱部材82とが、ネジ93で結合されるとともに、基片23dと額縁材84とがネジ93で結合される。
取付片部23cは、本体枠部23aの後面から右方へ垂直に延出される。この取付片部23cと右方の柱部材82とが、屋外側の断熱材89を貫通するネジ93で結合される。取付片部23cの前面には、防水テープ94が貼り付けられる。
上述した上枠2a、下枠2b、戸先側の縦枠2c及び吊元側の縦枠2dは、アルミニウム材を用いた押出成形でそれぞれ形成される。
なお、本開口部装置1は、木造納まりの例を示したが、RC(鉄筋コンクリート)造やSC(鉄骨)造及びその他の納まりにも適用できることは言うまでもない。
図4は、本実施形態に係るドア本体の分解斜視図である。
図示のように、ドア本体4は、鉄製(SUSやスチールなどを意味する。以下、同様。)の内側表面材(面材)4aと、熱により溶融する材料からなる断熱部材(断熱パネル)4bと、鉄製の吊元側芯材4cと、鉄製の戸先側芯材4dと、鉄製の上側芯材4eと、鉄製の下側芯材4fと、鉄製の外側表面材(面材)4gと、緩衝部材4iと、を備える。なお、図示のように、緩衝部材4iは、戸先側芯材4dに沿って延設された長尺部材である。
内側表面材4aは、縦に長い矩形状に形成され、その上,下辺と吊元側辺に内向きフランジ41aが形成される。この内側表面材4aの戸先側辺寄りには、電気錠廻り部品取付用孔としての屋内リーダー取付用孔(部品取付用孔)42aと、ロック廻り部品取付用孔としての上,下サムターン錠取付用孔(部品取付用孔)44a,45a及び上下二つのハンドル取付用孔46a,47a(部品取付用孔)と、が形成される。
なお、図中符号48は電気錠廻り部品とロック廻り部品とからなる電気錠システムをコントロールする制御ユニットで、単に位置関係を示すものである。また、内側表面材4aの戸先側の内面には、上サムターン錠取付用孔44a及びハンドル取付用孔46aに対応する位置に、短冊状に形成された加熱発泡材13Bと、下サムターン錠取付用孔45a及びハンドル取付用孔47aに対応する位置に、短冊状に形成された加熱発泡材13Cと、が接着剤を介して貼り付けられる。
断熱パネル4bは、熱により溶融する材料を用い、内側表面材4a及び外側表面材4gに対応して縦に長い矩形状に形成されるとともに、内側表面材4a及び外側表面材4gにおける3辺の内向きフランジ41a,41g内にきっちり納まる大きさに形成される。断熱パネル4bの戸先側端部には、ロック廻り部品を貫通させる第1の切欠き42bと、電気錠廻り部品とロック廻り部品を収納・貫通させる第2の切欠き43bと、電気錠廻り部品を収納させる第3の切欠き44bと、制御ユニット48を収納させる第4の切欠き45bが形成される。
吊元側芯材4cと戸先側芯材4dとは、ともに平面視で角部を直角にしたU字状に形成される。吊元側芯材4cは断熱パネル4bの吊元側端部に配置され、戸先側芯材4dは断熱パネル4bの戸先側端部に配置される。戸先側芯材4dの内面には、断熱パネル4bの第1の切欠き42bに配置する、側面視で角部を直角にしたU字状に形成された第1の囲い芯材11Aと、第2の切欠き43bに配置する、側面視で角部を直角にしたU字状に形成された第2の囲い芯材11Bと、第3の切欠き44bに配置する、側面視で矩形状に形成された第3の囲い芯材11Cが取り付けられる。また、戸先側芯材4dの戸先面には、第1の囲い芯材11Aのエリア内に位置して一個のロック廻り部品出入り用孔(部品取付用孔)46dと、第2の囲い芯材11Bのエリア内に位置して二個のロック廻り部品出入り用孔(部品取付用孔)47d,dと、一個の制御ユニット取付用孔(部品取付用孔)49dと、が形成される。なお、図示しないがロック廻り部品出入り用孔(部品取付用孔)として、ラッチが出入りする孔も形成される。
上側芯材4eと下側芯材4fとは、ともに側面視で角部を直角にしたU字状に形成される。上側芯材4eは断熱パネル4bの上端部に配置され、下側芯材4fは断熱パネル4bの下端部に配置される。
外側表面材4gは、縦に長い矩形状に形成され、その上,下辺と吊元側辺に内向きフランジ41gが形成される。この外側表面材4gの戸先側辺寄りには、電気錠廻り部品取付用孔としての屋外リーダー取付用孔(部品取付用孔)42gと、ロック部品取付用孔としての上,下シリンダー錠取付用孔(部品取付用孔)44g,45g及び上,下二つのハンドル取付用孔46g,47g(部品取付用孔)と、が形成される。
なお、外側表面材4gの戸先側の内面には、屋外リーダー取付用孔42gに対応する位置に、短冊状に形成された加熱発泡材13Dと、上シリンダー錠取付用孔44g及びハンドル取付用孔46gに対応する位置に、短冊状に形成された加熱発泡材13Eと、下シリンダー錠取付用孔45g及びハンドル取付用孔47gに対応する位置に、短冊状に形成された加熱発泡材13Fと、が接着剤を介して貼り付けられる。
図5は、本実施形態に係るドア本体側縁の構造を示す平断面図、図6は、本実施形態に係るシングルラッチ構造を備えたドア本体の要部を屋外側から見た図である。
図5に示すように、戸先側芯材4dの一対の側板部4d1の外面と外側表面材4g及び内側表面材4aとの間には、緩衝部材4iが配置される。
そして、戸先側芯材4d及び一対の緩衝部材4iと、外側表面材4g及び内側表面材4aと、で区画形成される内部空間には、断熱パネル4bが充填される。この断熱パネル4bは、吊元側芯材4cに亘って充填される。
また、一対の緩衝部材4iの戸先側端部には内向きフランジ4i1が一体形成され、戸先側芯材4dの肩部にそれぞれ係合している。同じく、外側表面材4g及び内側表面材4aの戸先側端部(吊元側端部も含む)にも内向きフランジ4g1,4a1が一体形成され、一対の緩衝部材4iの肩部にそれぞれ係合している。
なお、戸先側芯材4dの基板部4d2には、フレーム51を介してストッパ52がビス53などで結合されている。図中符号54は、フレーム51の外面に押え板55を介してビス53などで共締めされた二つの加熱発泡材で、符号56は、戸先側芯材4dの一対の側板部4d1の内面に付設された加熱発泡材である。
したがって、ドア本体4を組み立てるにあたっては、先ず、内側表面材4a及び外側表面材4gの一方(例えば、外側表面材4g)に、吊元側芯材4c、上側芯材4e及び下側芯材4fをリベットなどで固定する。なお、この際、戸先側芯材4dの両側に熱可塑性の部材から緩衝部材4iを付設する。
次に、これらの芯材4c〜4fの内側に、断熱パネル4bを配置する。そして、断熱パネル4bを配置した状態で、蓋をするように他方の内側表面材4a及び外側表面材4gの一方(例えば、内側表面材4a)を固定する。なお、この際、吊元側芯材4cの外面に樹脂エッジを貼り付けたりする場合もある。また、前述したロック廻り部品と電気錠廻り部品は、従前と同様に、適宜の段階で取り付けられる。
以上のように構成された開口部装置1によれば、ドア本体4の内部に、各種の部品取付用孔を全方位で取り囲むべく設けられた第1〜第3の囲い芯材11A〜11Cを備えた。
これにより、部品取付用孔廻りが第1〜第3の囲い芯材11A〜11Cで全方位に亘って取り囲まれるので、ドア本体4内の可燃ガスなどが部品取付用孔より外部に漏出し、引火することが防止できる。
また、本実施形態の建具によれば、ドア本体4の内部空間に、熱により溶融する材料からなる断熱パネル4bを充填し、断熱パネル4bに隣接する戸先側芯材4dと内側表面材4a及び外側表面材4gとの当接面間に、熱可塑性の部材からなる緩衝部材4iを介装した。
これにより、火災の際に、戸先側芯材4dと内側表面材4a及び外側表面材4gとの間に介装された熱可塑性の部材からなる緩衝部材4iにより、戸先側芯材4dの熱そりが吸収される。また、熱可塑性の部材からなる緩衝部材4iが炭化することで、炭化した樹脂によって戸先側芯材4dの熱そりが吸収される。また、断熱パネル4bが熱により溶融することで断熱機能が喪失し、内側表面材4aと外側表面材4gとの間の温度差の増大が抑制される結果、これら面材の熱そりが抑制される。従って、熱可塑性の部材からなる緩衝部材4iの設置と断熱パネル4bの材質変更という簡易な手段により、ドア本体4の熱そりを抑制でき、コストアップを招来しない。
また、図6に示すように、戸先にラッチ錠60が1つ設けられたシングルラッチ構造を備えた本実施形態に係るドア本体4であっても、十分に熱そりが抑制できるので、ダブルラッチ構造やトリプルラッチ構造を備えたドア本体と比較して、部品点数の削減により、加工工数や取付工数が減ってコストダウンが図れる。
これらの結果、火災の際に、特にドア本体4の側縁における上,下部の熱そりを簡易な手段で抑制し、当該熱そり部からの火炎漏出を抑止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
1 開口部装置
2 枠体
4 ドア本体(建具)
4a 内側表面材
4b 断熱パネル
4c 吊元側芯材
4d 戸先側芯材
4e 上側芯材
4f 下側芯材
4g 外側表面材
4i 緩衝部材
6a,6b 上,下シリンダー錠
7 ハンドル
11A 第1の囲い芯材
11B 第2の囲い芯材
11C 第3の囲い芯材
44g,45g 上,下シリンダー錠取付用孔
46g,47g 上,下二つのハンドル取付用孔
56 加熱発泡材
60 ラッチ錠

Claims (2)

  1. 金属製の内側面材と、金属製の外側面材と、これら両面材に挟持された吊元側芯材と戸先側芯材と上側芯材と下側芯材と、を備え、開閉可能な建具であって、
    前記建具は、前記吊元側芯材と前記戸先側芯材と前記上側芯材と前記下側芯材とに囲まれた内部空間に熱により溶融する材料からなる断熱部材を充填されてなり、
    前記戸先側芯材は、見込み方向に延びる基板部と、前記基板部の見込み方向の両端部から見付け方向に延びる一対の側板部と、を有し、
    前記戸先側芯材の前記一対の側板部と前記両面材との間に介装された熱可塑性の樹脂を備え
    前記戸先側芯材の前記基板部には、当該戸先側芯材が露出する部分に、ロック廻り部品出入り用孔が形成されている
    ことを特徴とする建具。
  2. 前記熱可塑性の樹脂は、前記戸先側芯材に沿って延設された長尺部材であることを特徴とする請求項1に記載の建具。
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