JP6831069B2 - 戸体 - Google Patents

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Description

本発明は、表面材に部品を取り付ける開口部が形成される戸体に関する。
戸体の内部には、シリンダ錠等の部品を取り付ける開口部に連通する空間が形成されており、この空間に雨水等が入り込むことがある。特許文献1には、施錠装置の下方に排水手段を備えることにより、施錠装置が一対の鋼板を貫いた部位から侵入した水等を排水手段により外部へ排出する構造が開示されている。
特開2007−56576号公報
コア材として紙製のペーパーコアを使用する場合、コア材への水の侵入を確実に防ぐことが望まれる。この点、特許文献1に開示される排水構造では、シリンダ錠と室外側鋼板との間から雨水等が浸入した場合にも当該雨水等を鋼板ドアの外に排出することができるものの、戸先芯材に開口部を形成したり、シリンダ錠の下方にスロープを形成したりする必要があり、構造が複雑化して製造性の向上という点で改善の余地があった。例えば、ハンドル、シリンダ錠、カードリーダ、制御ユニット等の複数の部品を戸体に取り付ける場合には、各部品のそれぞれにスロープ状の排水構造を設ける必要が生じてしまう。更に、排水構造の下方で、戸先芯材の内側をつたって侵入する水がコア材に接触する事態を防止するという観点でも従来技術には改善の余地があった。
本発明は、戸先芯材の内側に水が侵入したとしても、ペーパーコアへの水の接触を確実に防止できる戸体の構成を提供することを目的とする。
本発明は、枠体(例えば、後述の枠体2)に開閉可能に取り付けられる戸体(例えば、後述の戸体10,110)であって、前記戸体の戸先側に配置される戸先芯材(例えば、後述の戸先芯材44)と、前記戸先芯材よりも吊元側に部品(例えば、後述のリーダ91、上側シリンダ錠92、ハンドル93、下側シリンダ錠94)を取り付ける開口部(例えば、後述の開口部21〜24、開口部31〜34、開口部121〜123、開口部131〜133)が形成される表面材(例えば、後述の室外側表面材20,120、室内側表面材30,130)と、室外側の前記表面材と室内側の前記表面材の間に配置されるペーパーコア(例えば、後述のペーパーコア50)と、前記戸体の戸先側に配置され、前記開口部に連通する空間を前記ペーパーコアから隔てる囲い部材(例えば、後述の第1断熱材61,170、第2断熱材62、第3断熱材63)と、前記囲い部材と前記戸体の下端部の間で、前記戸先芯材と前記ペーパーコアを隔てるように配置される区画部材(例えば、後述の下側断熱材64)と、を備える戸体に関する。
前記区画部材は、熱可塑性樹脂で構成され、前記囲い部材は、不燃性又は難燃性の熱硬化性樹脂で構成されることが好ましい。
本発明の戸体の構成によれば、戸先芯材の内側に水が侵入したとしても、ペーパーコアへの水の接触を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る戸体を備える建具を室外側から見た姿図である。 本実施形態の戸体の内部を室外側から見た図である。 本実施形態の戸体の内部を室内側から見た図である。 本実施形態の第1断熱材と下側断熱材の位置関係を模式的に示す拡大図である。 本発明の一実施形態に係る戸体の分解斜視図である。 戸先芯材を介して室外側表面材と室内側表面材が接続される様子を模式的に示す戸体の戸先側の拡大断面図である。
以下、建物に形成された躯体開口部の内部に設けられ、開閉可能な戸体10を備える建具1を本発明の一実施形態として説明する。
図1は、本実施形態に係る戸体10を備える建具1を室外側から見た姿図である。図1に示すように、建具1は、建物側に固定される枠体2と、枠体2に対して開閉可能に取り付けられる戸体10と、を備える。
枠体2は、横枠としての上枠3及び下枠4と、吊元側の縦枠5と、戸先側の縦枠6と、により矩形に枠組みされる。
戸体10は、吊元側の縦枠5に固定される蝶番96を介して枠体2の内側に吊り込まれる開き戸である。本実施形態の戸体10は、いわゆる電気錠式のドアである。
戸体10の戸先側には、上から順に、リーダ91、上側シリンダ錠92、ハンドル93、下側シリンダ錠94が配置される。電気錠部品としてのリーダ91が、カードキーやリモートコントロールや携帯電話等から送信される開閉信号を受信すると、後述する制御ユニット95(図1において図示省略)により、該開閉信号に基づいて上側シリンダ錠92及び下側シリンダ錠94の施錠又は開錠が行われる。
戸体10の上部中央にはガラス開口部81が上下方向に3個並んで形成されており、光を透過する窓部80が3箇所となっている。窓部80の下方には、ポスト85が配置される。
次に、戸体10の内部構造について説明する。図2は、本実施形態の戸体10の内部を室外側から見た図であり、室外側表面材20が取り外された状態が示されている。図3は、本実施形態の戸体10の内部を室内側から見た図であり、図3では室内側表面材30が取り外された状態が示されている。
図2に示すように、戸体10が備える室内側表面材30の戸先側には、部品を取り付けるための開口部31〜34が上下方向に複数形成される。開口部31は、リーダ91を取り付けるための部分であり、開口部32は、上側シリンダ錠92に対応する部分である。開口部33は、ハンドル93を取り付けるための部分であり、上下二箇所に形成される。開口部34は、下側シリンダ錠94に対応する部分である。
図3に示すように、戸体10が備える室外側表面材20の戸先側にも、部品を取り付けるための開口部21〜24が上下方向に複数形成される。開口部21〜24は、開口部31〜34の位置に対応している。開口部21は、リーダ91を取り付けるための部分であり、開口部22は、上側シリンダ錠92に対応する部分である。開口部23は、ハンドル93を取り付けるための部分であり、上下二箇所に形成される。開口部24は、下側シリンダ錠94に対応する部分である。
室外側表面材20と室内側表面材30の間には、金属製芯材40と、ペーパーコア50と、戸先側断熱部60と、が設けられる。
金属製芯材40は、上芯材41と、下芯材42と、吊元芯材43と、戸先芯材44と、により矩形に枠組みされる。上芯材41、下芯材42、吊元芯材43及び戸先芯材44は、室内側表面材30に固定されるとともに室外側表面材20に固定される。
本実施形態の上芯材41及び下芯材42は、水平方向で見たときに角部を直角にした略U字状に形成されており、吊元芯材43は、平面視で角部を直角にした略U字状に形成される。上芯材41、下芯材42及び吊元芯材43は、何れもU字状の溝部分を内側に向けて配置される。戸先芯材44は、室外側及び室内側の双方が戸先側に屈曲するように形成されている。なお、上芯材41、下芯材42、吊元芯材43及び戸先芯材44の構造については、後述する図5及び図6に示す戸体110の構造でも説明する。
ペーパーコア50は、矩形に枠組みされた金属製芯材40の内側に配置される。本実施形態のペーパーコア50は、ハニカム構造を有する紙製のコア材である。ペーパーコア50の室外側の面は、室外側表面材20の内側面に接着剤を介して接着固定されるとともに、室内側の面は、室内側表面材30の内側面に接着剤を介して接着固定される。ペーパーコア50には、ガラス部70を収容するガラス収容部51及びポスト芯材86(ポスト断熱材87)を配置するためのポスト開口部52が形成される。なお、ペーパーコア50は、単一の部材で構成してもよいし、複数のパーツから構成してもよい。
ガラス部70は、窓部80を構成するものであり、複層ガラス71及び複層ガラス71の端面を囲うガラス芯材72を主要な構成として備える。上述の通り、室外側表面材20及び室内側表面材30のそれぞれには、複層ガラス71の位置に対応するガラス開口部81が上下方向に複数(3個)並んで形成されており、ガラス開口部81は複層ガラス71の位置に対応するように形成される。
ポスト芯材86は、矩形の枠組み状に形成され、室内側と室外側を連通するポスト85の開口部を構成する。また、ポスト芯材86の外周には、不燃性(難燃性)の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で構成されるポスト断熱材87が配置される。
ペーパーコア50の上部吊元側には、ドアクローザ(図示省略)を設置するための木片89を配置するための切欠部53が形成される。切欠部53には、室内側に木片89を固定するEPS部材88が配置される。
ペーパーコア50は、その戸先側と戸先芯材44の間に隙間が形成されるように構成される。このペーパーコア50と戸先芯材44の間に戸先側断熱部60が配置される。
本実施形態の戸先側断熱部60は、第1断熱材(囲い部材)61、第2断熱材(囲い部材)62、第3断熱材(囲い部材)63、下側断熱材(区画部材)64と、から構成される。
第1断熱材61は、不燃性(難燃性)の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で構成される。第1断熱材61は、その全体形状が上下方向に細長く形成される。第1断熱材61の戸先側には、上側シリンダ錠92に対応する第1切欠部611、ハンドル93の上側の取付部分に対応する第2切欠部612、ハンドル93の下側の取付部分に対応する第3切欠部613、下側シリンダ錠94に対応する第4切欠部614が上から順に形成される。
第1切欠部611は、戸先芯材44とともに上側シリンダ錠92を収容する空間を形成する。この第1切欠部611により、室外側表面材20の開口部22に連通するとともに、室内側表面材30の開口部32に連通する空間が区画される。
第2切欠部612は、戸先芯材44とともにハンドル93の上部を取り付けるための空間を囲うように形成される。この第2切欠部612により、室外側表面材20の上側の開口部23に連通するとともに、室内側表面材30の上側の開口部33に連通する空間が区画される。
第3切欠部613は、戸先側がスリット状に形成されるとともに、該スリットに吊元側で連通する部分が開口部33に対応する形状に形成される。即ち、第3切欠部613は、室外側表面材20の下側の開口部23に連通するとともに、室内側表面材30の下側の開口部33に連通する空間を囲うように構成される。
第4切欠部614は、戸先芯材44とともに下側シリンダ錠94を収容する空間を形成する。本実施形態の第4切欠部614は、室外側表面材20の開口部24に連通するとともに、室内側表面材30の開口部34に連通する空間を囲うように形成されている。
第2断熱材62は、不燃性(難燃性)の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で構成される。第2断熱材62は、L字を上下逆さまにした形状に形成されており、第1断熱材61の上方に配置される。第2断熱材62は、戸先芯材44及び第1断熱材61の上部とともに、リーダ91を収容する空間を形成する。この第2断熱材62により、室外側表面材20の開口部21に連通するとともに室内側表面材30の開口部31に連通する空間が区画される。
第3断熱材63は、不燃性(難燃性)の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で構成される。第3断熱材63は、L字を上下逆さまにした形状に形成されており、その下部戸先側の面が第2断熱材62の吊元側の面に接触するように配置される。この第3断熱材63と第2断熱材62によって、電気錠システムをコントロールする制御ユニット95を収容する空間が区画される。また、第3断熱材63は、第2断熱材62の外側を更に囲うような形状となっており、第2断熱材62の外側で開口部21及び開口部31を囲う関係にある。
下側断熱材64は、熱可塑性樹脂のEPS(発泡スチロール)で構成される。下側断熱材64は、第1断熱材61と下芯材42の間に配置されている。下側断熱材64は、その上端面が第1断熱材61の下面に対面接触するとともに下芯材42の上部に接触する角柱状に形成される。下側断熱材64により、不燃性の第1断熱材61と下芯材42の間が埋められており、ペーパーコア50の下部の戸先側が戸先芯材44から隔てられる形となっている。
本実施形態では、第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63及び下側断熱材64は、何れもその室外側の面が室外側表面材20の内側面に接着固定されるとともに、室内側の面が室内側表面材30の内側面に接着固定される。即ち、第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63及び下側断熱材64は、戸先芯材44に固定されていない。
次に、排水経路について説明する。図2及び図3の矢印に示すように、開口部21及び開口部31に連通する空間に水が侵入すると、第1断熱材61の戸先側の面と戸先芯材44の吊元側の面の間を通って下方に流れようとする。同様に、開口部22及び開口部32に連通する空間、開口部23及び開口部33に連通する空間、開口部24及び開口部34に連通する空間に水が侵入した場合も、第1断熱材61と戸先芯材44の隙間を通って水が流れようとする。各空間では、何れも第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63によってペーパーコア50と隔てられているので、ペーパーコア50に水が接触することなく、下に流れる。
図4は、本実施形態の第1断熱材61と下側断熱材64の位置関係を模式的に示す拡大図である。図4に示すように、第1断熱材61の下面には、下側断熱材64が配置されており、戸先芯材44とペーパーコア50を隔離している。本実施形態の下側断熱材64は、第1断熱材61と下芯材42の間に途切れることなく配置されており、戸先芯材44からペーパーコア50への水の流れを確実に規制するようになっている。従って、図4の矢印に示すように、戸先芯材44との隙間を通って第1断熱材61の下面まで水がつたったとしても、下側断熱材64によってペーパーコア50が水に濡れる事態が確実に防止される。本実施形態では、下側断熱材64が下芯材42の上端に接触しているので、ペーパーコア50に触れることなく戸体10の下端部に達することになる。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
戸体10は、戸体10の戸先側に配置される戸先芯材44と、戸先芯材44よりも吊元側にリーダ91、上側シリンダ錠92、ハンドル93、下側シリンダ錠94等の部品を取り付ける開口部21〜24が形成される室外側表面材20及び部品を取り付ける開口部31〜34が形成される室内側表面材30と、室外側表面材20と室内側表面材30の間に配置されるペーパーコア50と、戸体10の戸先側に配置され、開口部21〜24及び開口部31〜34に連通する空間をペーパーコア50から隔てる第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63と、第1断熱材61と戸体10の下端部の間で、戸先芯材44とペーパーコア50を隔てるように配置される下側断熱材64と、を備える。
これにより、開口部21〜24及び開口部31〜34から戸体10の内部に水が侵入した場合でも、第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63によって開口部21〜24及び開口部31〜34に連通する空間がペーパーコア50から隔てられているので、ペーパーコア50が水に濡れる事態が確実に防止される。
また、戸先芯材44の吊元側の面をつたって第1断熱材61の下方まで水が達したとしても、第1断熱材61の下面から下芯材42まで下方に延出する下側断熱材64によって戸先芯材44とペーパーコア50が隔てられているので、ペーパーコア50が水に触れる事態が防止される。
更に、断熱材として機能する第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63及び下側断熱材64を利用してペーパーコア50の水濡れを防止する構造を構成するので、鉄製の芯材の加工や排水構造を別途取り付ける場合に比べて製造性も高い。
本実施形態の区画部材としての下側断熱材64は、熱可塑性樹脂であるEPS(発泡スチロール)で構成される。また、本実施形態の囲い部材としての第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63は、不燃性の熱硬化性樹脂で構成される。
これにより、開口部21〜24及び開口部31〜34に連通する空間が不燃性の樹脂材料で囲われるので、火災により室内(一側の空間)が高温に曝され、上側シリンダ錠92や下側シリンダ錠94等の部品が開口部21〜24及び開口部31〜34から脱落したり、開口部21〜24及び開口部31〜34に隙間が生じたりしても、可燃ガスが開口部21〜24及び開口部31〜34を通じて外部に漏れ出て引火する事態を防止できる。
また、開口部21〜24及び開口部31〜34の周囲を区画する第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63が非金属製の材料で構成されるので、従来の鉄製の囲い芯材に比べて重量も小さくでき、リベット等の締結部材を用いることなく戸体10内部で支持固定することができ、製造性も向上する。
更に、下側断熱材64まで不燃性になると火災時には室内外の温度差によって戸体10が反り易くなってしまうが、本実施形態では、下側断熱材64が熱可塑性樹脂にて構成されているので、火災時に下側断熱材64が溶融消失し、室内外の温度差を小さくして戸体10の反りを防止できる。
上記実施形態の戸体10の構成は、事情に応じて適宜変更することができる。次に、上記実施形態の戸体10の構成から窓部80に関する構成やリーダ91及び制御ユニット95等の電子錠に関する構成等を省略した戸体110について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る戸体110の分解斜視図である。なお、戸体110が備える構成は、基本的に戸体10と同じ構成であり、上記実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する場合がある。
図5に示すように、室外側表面材120の戸先側には、シリンダ錠やハンドル等の部品を取り付けるための複数の開口部121〜123が形成される。室内側表面材130の戸先側にも、同様の部品を取り付けるための開口部131〜133が形成される。
室外側表面材120の上部には内側に略90度に折れ曲がる屈曲部126が形成され、その下部にも同様の屈曲部127が形成される。また、室外側表面材120の吊元側の端部にも同様の屈曲部128が形成される。
図6は、戸先芯材44を介して室外側表面材120と室内側表面材130が接続される様子を模式的に示す戸体110の戸先側の拡大断面図である。図6に示すように、室外側表面材120の戸先側の端部には、吊元側が開放される溝を形成する折返し部129が設けられる。この折返し部129の上面には、上下方向に細長の加熱発泡材150が接着固定される。加熱発泡材150は、折返し部129の端部を基準に固定される。
室内側表面材130は、戸先側の端部に内側に屈曲する屈曲部135が形成される。屈曲部135の室外側の端部は吊元側に更に屈曲しており、この部分に上下方向で細長に形成される戸先スペーサ160が配置される。図5に示すように、戸先スペーサ160は、間隔をあけて複数(2個)配置される。
第1断熱材170は、第1断熱材61と同様に、不燃性(難燃性)の熱硬化性樹脂(フェノール樹脂)で構成されており、開口部121〜123及び開口部131〜133に連通する空間を囲う複数の切欠部171,172が形成される。第1断熱材170の下方には、下側断熱材64が配置される。なお、戸体110は、戸体10のように、第2断熱材62及び第3断熱材63を備えていない点も異なる点である。
これ以外にも戸体110には仕様にあわせて適宜の部品が取り付けられる。例えば、室内側表面材130の内側面にはドアカード166及び受箱止め補強板167が設けられ、ハンドルの構成やシリンダ錠の数に応じてロックピース165が配置される。
また、ペーパーコア50は、長方形の板状に形成されるハニカム構造体を戸体110内部のレイアウトに応じてカット及び圧縮した状態で室外側表面材120及び室内側表面材130に接着固定される。上述した戸体10と同様に、ペーパーコア50は、排水経路が形成される部分では、第1断熱材170及び下側断熱材64によって戸先芯材44と区画されているので、水に接触する事態が確実に防止される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、熱可塑性樹脂のEPSにより下側断熱材64を構成したが、第1断熱材61と同様の熱硬化性樹脂で構成することもできる。
上記実施形態では、区画部材として第1断熱材61、第2断熱材62、第3断熱材63等の不燃性の熱硬化性樹脂を用いた例を説明したが、熱可塑性樹脂のEPSで構成されたものや鉄製の囲い芯材を用いることもできる。
2 枠体
10,110 戸体
21〜24,31〜34,121〜123,131〜134 開口部
20,120 室外側表面材
30,130 室内側表面材
44 戸先芯材
50 ペーパーコア
61,170 第1断熱材(囲い部材)
62 第2断熱材(囲い部材)
63 第3断熱材(囲い部材)
64 下側断熱材(区画部材)

Claims (1)

  1. 枠体に開閉可能に取り付けられる戸体であって、
    前記戸体の戸先側に配置される戸先芯材と、
    前記戸先芯材よりも吊元側に部品を取り付ける開口部が形成される表面材と、
    室外側の前記表面材と室内側の前記表面材の間に配置されるペーパーコアと、
    前記戸体の戸先側に配置され、前記開口部に連通する空間を前記ペーパーコアから隔てる囲い部材と、
    前記囲い部材と前記戸体の下端部の間で、前記戸先芯材と前記ペーパーコアを隔てるように配置される区画部材と、を備え、
    前記区画部材は、熱可塑性樹脂で構成され、
    前記囲い部材は、不燃性又は難燃性の熱硬化性樹脂で構成される戸体。
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