JPH0539187Y2 - - Google Patents

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JPH0539187Y2
JPH0539187Y2 JP15215187U JP15215187U JPH0539187Y2 JP H0539187 Y2 JPH0539187 Y2 JP H0539187Y2 JP 15215187 U JP15215187 U JP 15215187U JP 15215187 U JP15215187 U JP 15215187U JP H0539187 Y2 JPH0539187 Y2 JP H0539187Y2
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unit
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fixed
glass
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物の形態に合わせて、自在に透光
性部分を設けることのできるユニツト式構造に関
するものである。
[従来の技術] 従来、建築物の壁部分に形状自由に光を通す部
位を設ける方法としては、大きく分けて二つの方
法があつた。一つは、設計者が、建築物の設計図
にその形状及び取付方法を記載し、それに合わせ
て各部材を製作し、現場においてそれらを取りつ
けてゆくという方法である。この方法では一般的
に枠材として、アルミ、鉄、木などが使用され、
例えば、第8,9図に示す様にあらかじめ設計図
に従つて、所定の断面形状及び長さに加工された
横框12、押え縁13を用意し、これらを現場で
組立て、固定し、その枠材によつて構成される枠
内に、ガラス等の遮蔽材11をゴム等の弾性体に
よる先付ビード14、押えビード15等あるいは
コーキング材17、釘18等によつて、固定して
ゆくという工法となつていた。一方、もう一つの
方法としては、ガラスブロツクと賞されるガラス
によつてブロツク状に成形された部材を用い、そ
れをれ建築物の開口部分に積み上げ、モルタル、
コーキング材をその目地部分に充填し、透光性の
ある壁状部を形成するという方法である。
[考案が解決しようとする問題点] 従来法の現場組立方式による窓を実現するため
には設計者がその都度設計し、それに合わせて部
材を製作してゆくことになるため、まず第一に、
設計者が、窓の特殊な納りについての知識が十分
であることが必要とされる。また、部材も設計図
に合わせて製作しなければならず、納期が長くか
かる、又製作する量もさほど多くないため、部材
の製作費用が高いという問題点があつた。さらに
現場での組立、取付に際しても、部材同志の接合
箇所が多いこと及び、ガラス等を組み込むための
調整等に手間がかかること、また、ガラス等の遮
蔽板の固定にコーキング等の湿式の方式をとつた
場合にはその養生に時間を要するため、工期が長
く必要であつた。一方、ガラスブロツクを利用す
る場合にも、目地部はコーキング、モルタル等を
使用するため、その養生に時間が長く必要であつ
た・ 本考案は、上述のような欠点を解消しようとす
るものであり、設計上の手間を省くと共に、特殊
技能を必要としなくとも、現場において、簡単に
短時間で、組立設置することのできるユニツ式の
窓を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、少なくとも二本の縦部材とそれらを
所定間隔に対応させ位置決めするように渡される
複数本の横部材とが、それぞれの交点において、
固着されてなる枠ユニツトの必要数から構成され
る枠体を備えてなり、前記枠ユニツトの縦部材と
横部材とで構成される単位開口部に、あらかじめ
透光性を有する遮蔽材周辺に弾性枠体が固着され
ている遮蔽材ユニツトを挿し込み固定してなるこ
とを特徴とするユニツト式窓構造を提供するもの
である。
以下本考案を本考案に係る実施例を示す図面に
従つて説明する。第1図は本考案のユニツト式窓
構造の基本的構成の斜視図であり、1は枠ユニツ
ト、2は遮蔽材ユニツトを示し、1aは縦部材、
1bは横部材、2aは遮蔽材、2bは弾性枠体、
3は隣接する枠ユニツト1を連結するための連結
ビス、4は連結された枠ユニツト1の目地部にシ
ールのために充填された防水材、5は枠体を示
す。
本考案においては、少なくとも2本の縦部材1
aとそれらを所定間隔に対向させ、位置決めする
様に渡される複数本の横部材1bとが、それぞれ
の交点において固着され、枠ユニツト1が構成さ
れている。この枠ユニツト1は縦部材1aと横部
材1bとで構成される単位開口部を有している。
この単位開口部は実用上の点から、正方形あるい
は長方形などの矩形、あるいは平行四辺形とされ
る。そして、この枠ユニツト1の所望数を所望の
配置を持つて連絡し、枠体5が構成されている。
枠ユニツト1を構成する縦部材1a、横部材1b
は、鉄、ステンレス、アルミ等の金属、窯業系材
料あるいは木材が使用されるが、縦部材1a、横
部材1bの断面形状、材質、外観形状は同一であ
る必要はなく、それぞれに適した形状及び材質を
使用することができる。
縦部材1aの断面形状としては通常板厚1mm〜
10mm、幅30mm〜150mm程度であり、フラツトバー
あるいはロールフオーミング、押出し等で必要に
応じて凹凸部をつけたものが使用されるが、勿論
これらに限定されるものではない。横部材1bの
断面形状としては、通常板厚1mm〜10mm、幅10mm
〜150mmのものが使用され、縦部材1aと同様に
フラツトバー、あるいはロールフオーミング、押
出し等で必要に応じて凹凸部をつけたものが使用
されるが、勿論これらに限定されるものではな
い。縦部材1aと横部材1bとの交点、即ち交差
部、突き合わせ部、あるいは接続部の固着方法は
熔接、ビス止め、ロー付け、嵌め込み等が用いら
れるが、特に特定されるものではない。このよう
に組立てられた枠ユニツト1の寸法としては、通
常幅100mm〜1000mm、長さ100mm〜4000mm程度であ
るが勿論これらに限定されるものではない。枠ユ
ニツトの内部は横部材1b及び/又は縦部材1a
を配することによつて所定箇数、例えば1〜40分
割されている。
2aは遮蔽材であり、板ガラス、型板ガラス網
入りガラス、合わせガラス、強化ガラス、複層ガ
ラス等の透明性あるいは半透明性の着色された、
又は着色されないガラス材料、あるいはポリカー
ボネイト、アクリル、塩ビ等の透明性、あるいは
半透明性の着色された、又は着色されないプラス
チツク板状材などが使用できる。これら遮蔽材
は、平板状であつてもよいし、あるいは所望の形
状に曲げ加工したものであつてもよいし、その表
面に模様加工を施したり、表面コーテイング、そ
の他種々の加工を施したものであつてもよい。そ
の外形としては遮蔽材ユニツトの形状に応じて決
定され、通常は矩形、平行四辺形などであるが、
これらに限らずコーナーをカツトしたり、丸くし
たりした形状であつても差し支えない。2bは遮
蔽材2aの周辺に固着された弾性枠体であり、軟
質塩化ビニルの射出成形、あるいはウレタン樹脂
のRIM成形(反応射出成形)等によつて、遮蔽
材に一体的に成形・固着されたものが最適である
が、塩化ビニル、合成ゴム等の押出し成形によつ
て、得られた枠状体のものを、遮蔽材の周辺に、
接着材等で固着したものでも有効に使用すること
ができる。遮蔽材ユニツトの寸法としては、遮蔽
材自体の厚さとしては2mm〜30mm程度が使用さ
れ、遮蔽材ユニツトの外形としては枠ユニツトの
開口部に挿し込みにより固定される様な外形形
状、例えば矩形あるいは平行四辺形とするのが好
ましい。遮蔽ユニツトの外形寸法は枠ユニツトの
開口寸法と関係づけられ、例えば幅100mm〜1000
mm、長さ100mm〜1000mm程度で使用される。弾性
枠体2bの断面形状は、枠ユニツト2の縦部材1
a、横部材1b等の枠材の凹凸部に嵌合し、ある
いは押しつけなどによつて固定される様に、凸部
又は凹凸部を設けるのが好ましい。
このように枠ユニツト1と遮蔽材ユニツト2は
工場において組み立てられ、現場に搬入される。
現場では、枠ユニツト1は構造躯体にアンカーボ
ルト等を利用して固定され、第2,3図に示す様
に必要数、枠ユニツト1同志を連結ビス3などで
連結することによつて枠体5を構成し、必要とす
る開口部分を構成する。そこへ、遮蔽材ユニツト
2を枠ユニツトの単位開口部内にはめ込むことに
よつて、遮蔽材ユニツト2周辺の弾性枠材2bと
枠ユニツト2の縦部材1a、横部材1b等の枠材
の凹凸部6の嵌合あるいは押しつけなどによつて
遮蔽材ユニツト2が枠ユニツト1に固定されるこ
とにより、任意の窓を作り出すことができる。
[作用] 本考案において、枠ユニツト及び遮蔽材ユニツ
トは規格化された寸法のもとに、工場で製作され
ており、現場での取付作業は簡略化されているた
め、従来技術による方法のように特殊な技能を有
する職人を必要とせず、しかも短期間で、施工を
行うことができる。
[実施例] 第4図〜第7図に本考案の他の実施例として、
枠ユニツト1の組合せよつて構成することのでき
る窓形状の正面図を示す。ここで遮蔽材ユニツト
2の寸法は例えば300mm×300mm程度の正方形のも
のであり、第4図は縦6段の枠ユニツト1を横4
列並べたもの、第5図は縦6段のもの1列のみの
場合、第6図は縦6段を横づかいとして上下に2
段重ねたもの、第7図は、段数の違うものを階段
状に並べたものを、示している。
[考案の効果] 本考案のユニツト式窓構造を利用することによ
り、設計者が今までその都度形状・納まり等を設
計し、図面化している手間が省けると同時に、量
産化されている部材を使えるため、低価格で格子
状窓を供給することができる。また従来技術のよ
うに、現場での複雑な組立工程もなく、単純に枠
ユニツトを固定し、遮蔽材ユニツトをはめ込んで
ゆくという作業でよいため職種を選ぶことなく、
作業を行うことができる。さらに、全て乾式構法
で行えるため、養生時間等をとる必要もなく工期
の短縮が期待される。
また意匠上からも枠部分の見付け巾が小さくす
ることができるため、今まで、枠が強調されすぎ
ていた点が改善されスツキリとして見栄えとな
る。
また、遮蔽材ユニツトの遮蔽材の周辺には弾性
枠体が固着されているため、遮蔽材がガラス板の
場合ガラスエツジによる切傷あるいはエツジの欠
け等を防止することができ作業上の安全性も高め
られている。
さらに用途としては、外壁部での採光窓ばかり
でなく、室内での間仕切りあるいは、衝立て等に
も利用することができ、今まで考えられなかつた
格子窓の用途に利用されてゆくことが期待され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のユニツト式窓構造の基本構造
を説明するための斜視図、第2図は第1図のユニ
ツト窓構造の部分的垂直断面図、第3図は第1図
のユニツト窓構造の部分的水平断面図である。第
4図〜第7図は本考案の他の具体例に係るユニツ
ト式窓構造を示す正面図、第8図は従来例のアル
ミフレームによるユニツト窓構造の要部の垂直断
面図、第9図は従来例の木製フレームによるユニ
ツト窓構造の要部の垂直断面図である。 図において、1は枠ユニツト、1aは縦部材、
1bは横部材、2は遮蔽材ユニツト、2aは遮蔽
材、2bは弾性枠体、3は枠ユニツト連結ビス、
4は防水材、5は枠体、11はガラス、12は横
框、13は押え縁、14は先付ビード、15は押
えビード、16はバツクアツプ材、17はコーキ
ング材、18は釘を示している。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも二本の縦部材とそれらを所定間隔
    に対向させ位置決めするように渡される複数本
    の横部材とが、それぞれの交点において、固着
    されてなる枠ユニツトの所望数から構成される
    枠体を備えてなり、前記枠ユニツトの縦部材と
    横部材とで構成される単位開口部に、あらかじ
    め透光性を有する遮蔽材の周辺に弾性枠体が固
    着されている遮蔽材ユニツトを挿し込み固定し
    てなることを特徴とするユニツト式窓構造。 (2) 遮蔽材ユニツトと枠ユニツトの固定が遮蔽材
    ユニツトの周辺の弾性体と枠ユニツトの枠材と
    の嵌合及び押しつけで行われていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のユ
    ニツト式窓構造。 (3) 遮蔽材が、ガラス板であることを特徴とする
    実用新案請求の範囲第1項又は第2項記載のユ
    ニツト式窓構造。
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