JPH11112967A

JPH11112967A - 画像メモリ付き監視装置

Info

Publication number: JPH11112967A
Application number: JP9306319A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Ishikawa; 宏之石川
Original assignee: KOIZUMI COMPUTER KK
Current assignee: KOIZUMI COMPUTER KK
Priority date: 1997-10-01
Filing date: 1997-10-01
Publication date: 1999-04-23

Abstract

(57)【要約】【課題】従来、テレビカメラ付き監視装置は構成が複雑
且つ高価であり、録画時刻を設定できない。通常のドア
ホン装置の場合、録画装置がないので、留守中に来客が
あっても、その顔が判らないし、定期的に玄関周辺の様
子を監視する必要がある場合、外の様子を記録したくて
も、それが出来ないという問題がある。この問題を解決
する手段を提供する。【解決手段】テレビカメラ付き監視装置において、親機
のＤＳＰ回路に、画像メモリと録画／再生切換ボタンと
を接続し、予め録画ボタンの設定により留守中でも来客
が子機の呼び出しスイッチを操作した時、テレビカメラ
により外部の映像を録画し、また、予め録画時刻を設定
することにより自動的にテレビカメラにで外部の映像を
録画する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像メモリ付き監
視装置に関するものであり、更に詳述すると、本発明は
屋内や車内に装着された親機に内蔵されているＤＳＰ
（ＤｉｇｉｔａｌＳｉｇｎａｌＰｒｏｃｅｓｓｏｒ）
回路に、画像メモリと録画／再生切換スイッチとを接続
し、予め録画スイッチを操作しておくことにより留守中
でも来客が子機の呼び出しスイッチを操作した時、テレ
ビカメラにより外部の映像を録画でき、また、予め録画
時刻を設定することにより、その時刻に自動的にテレビ
カメラにより外部の映像を録画できる画像メモリ付き監
視装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、テレビカメラ付きドアホン装置な
るものはあるが、その回路構成が複雑で且つ高価であ
り、また、録画時刻を設定できる装置はない。通常のド
アホン装置の場合には、録画装置がついていないので、
留守中に来客があっても、その顔が全く判らないし、ま
た、放火事件やその他の犯罪等が発生して周辺環境の用
心が悪い時、或は留守中や夜中に時々、玄関周辺の様子
を監視する必要がある場合、外の様子を記録したくて
も、それが出来ないという問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、テレビカメ
ラ付き監視装置において、上述のような問題を解決する
ため、屋内や車内に装着された親機に内蔵されているＤ
ＳＰ回路に、画像メモリと録画／再生切換スイッチとを
接続し、予め録画スイッチを操作しておくことにより留
守中でも訪問者等が子機の呼び出しスイッチを操作した
時、テレビカメラにより外部の映像を録画でき、また、
予め録画時刻を設定することにより、その時刻に自動的
にテレビカメラにより外部の映像を録画できる装置を提
供するにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１に記載の画像メモリ付き監視装置は、（ａ）
撮像用テレビカメラとインターフォン用マイク及びスピ
ーカと呼出スイッチとが外方に向けて装着された子機
と、（ｂ）前記テレビカメラからのアナログ画像信号を
Ａ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換回路と、Ａ／Ｄ変換されたデ
ィジタル信号を信号処理するＤＳＰ回路と、該ＤＳＰ回
路からの信号を表示する画像表示器とを備える親機と、
（ｃ）前記子機からの信号を前記親機に伝送する信号路
とを備え、前記呼出スイッチが操作された時、親機の画
像表示器に外方の画像を映し出すテレビカメラ付き監視
装置であって、前記ＤＳＰ回路に画像メモリと録画／再
生切換スイッチとを接続し、予め録画スイッチを操作し
ておくことにより留守中でも訪問者等が子機の呼び出し
スイッチを操作した時、テレビカメラにより外部の映像
を録画できる。また、請求項２に記載の画像メモリ付き
監視装置は、請求項１において、予め録画時刻を設定す
ることにより、その時刻に自動的にテレビカメラにより
外部の映像を録画できる。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施例の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明の画像メモリ付き
監視装置の子機の一実施形態を示すブロック回路図であ
る。同図において、その一実施例として、画像メモリ付
きドアホン装置の子機の一実施形態を示しており、イメ
ージセンサからなる撮像用テレビカメラ１はそのカメラ
から映像信号を読み出すためのクロック、ドライバ等の
コントローラ２により制御される。テレビカメラ１の出
力信号は信号処理回路３により標準画像信号（例えば、
ＮＴＳＣ或はＰＡＬ方式の標準画像信号）に変換され
る。そして、この画像信号はＦＭ変調回路４によりＦＭ
変調される。このように、ＦＭ変調回路４により画像信
号をＦＭ変調するのは後述の音声信号と多重化して室内
親機に伝送するためである。ＦＭ変調された画像信号は
混合回路（ＭＩＸ）５で音声信号とミキシングされる。
玄関子機用の直流電源は室内親機から２線式で供給され
るが、その際、画像信号や音声信号も同じ２線式で一緒
に伝送されるので、直流電源は直流分離回路６で分離さ
れる。

【０００６】玄関子機のインターフォン用マイク７の出
力音声信号は音声信号増幅回路８で増幅され、２線／４
線変換回路９及び画像信号阻止用の低域通過フィルタ１
０を経て混合回路（ＭＩＸ）５に供給される。また、室
内親機側からのインターフォン用の音声信号は２線／４
線変換回路９を経て、音声信号増幅回路１１で増幅さ
れ、インターフォン用のスピーカ１２に供給される。
尚、２線／４線変換回路９はマイク７の音声信号がスピ
ーカ１２側の信号に混入するのを防止するための働きを
する。照明ランプ１３は夜間に玄関付近を照明するため
に用いらる。

【０００７】訪問客が呼出スイッチ１４を押して、来客
の合図をすると、呼出スイッチ１４の押されたことが第
１制御回路１５に伝達される。すると、第１制御回路１
５は、直流電流を増加させることにより直流分流回路６
を介して親機に来客を知らせ、また、その知らせに基づ
きの親機側から直流電圧を増加させて直流分流回路６を
介して制御回路１５に増加した電圧を伝送する。制御回
路６はこの増加電圧を検出して玄関子機側の各部、即
ち、テレビカメラ１、コントローラ２、信号処理回路
３、ＦＭ変調回路４、混合回路５、マイク７、音声信号
増幅回路８、音声信号増幅回路１１等に直流電源１６を
供給するようにして、子機の動作を起動させる。また、
制御回路１５は照明ランプ１３の点灯動作を制御する。
尚、図面中の矢印は主として信号の流れる向きを示して
おり、直流電源１６の各部回路への供給線は示していな
い。また、図２に於ても同じである。

【０００８】図２は本発明の画像メモリ付き監視装置の
親機の一実施形態を示すブロック回路図である。同図に
おいて、一実施例として画像メモリ付きドアホン装置の
室内親機の例について説明する。親機から玄関子機に供
給される玄関子機用直流電源は、子機から信号伝送路を
経て送られてくる画像信号及び音声信号に対して直流重
畳回路１７で重畳して信号伝送路に供給される。通話ボ
タン１８が押されると、第２制御回路１９は、玄関子機
用直流電圧を増加させて玄関子機を起動させると共に室
内親機内部のマイク７’、音声信号増幅回路８’、音声
信号増幅回路１１’、スピーカ１２’、ＤＳＰ回路２
０、画像表示器２１等を動作させる。また、モニタボタ
ン２２が押されると、第２制御回路１９は、玄関子機用
直流電圧を増加させて玄関子機を起動させると共に室内
親機内部のスピーカ１２’の音声信号増幅回路１１’、
ＤＳＰ回路２０、画像表示器２１等を動作させる働きを
する。更に第２制御回路１９は玄関子機の呼出スイッチ
１４が押されたことを直流電流の増加によって検出し、
呼出音発生回路２３を駆動させる働きをする。室内親機
及び玄関子機に供給される電源２４は商用交流電源１０
０Ｖを整流して作られている。尚、通話ボタン１８は玄
関子機から呼出音で呼び出された時、通話ボタン１８を
押して画像を見ながら通話するための押しボタンスイッ
チであり、また、モニタボタン２２は室内親機から玄関
を監視するための押ボタンスイッチで、この押しボタン
を押しても室内親機のマイク７’は動作しない。呼出音
発生回路２３は玄関子機の呼出スイッチ１４が押された
時、室内親機から発生する呼出音る。

【０００９】玄関子機側でＦＭ変調された画像信号はＦ
Ｍ復調回路２５で復調し、画像信号に含まれている同期
信号は同期分離回路２３で分離される。また、アナログ
画像信号はＡ／Ｄ変換回路２７でディジタル信号に変換
される。ＤＳＰ回路２０はＡ／Ｄ変換回路２７を制御し
たり、ホワイト・バランスを制御し、更にガンマ補正や
画像信号の圧縮等を制御する。メモリ回路２８は画像信
号を録画するための半導体メモリであり、ＤＳＰ回路２
０で制御される。画像信号はＬＣＤ或はＣＲＴ等の表示
器２１に表示される。ＤＳＰ回路２０に接続された録画
／再生ボタン２９は予め録画機能を設定したり、或は録
画された画像信号を再生するための押しボタンスイッチ
である。

【００１０】時計回路３０は制御回路１９及びＤＳＰ回
路２０に接続されている。そして、時計回路３０に予め
録画時刻を設定することにより、その時刻になると、時
計回路から制御回路１９に信号が供給され、この制御回
路１９により玄関子機及び室内親機が起動され、且つ制
御回路３０からＤＳＰ回路２０にも制御信号が伝達され
て、自動的にテレビカメラにより外部の映像をメモリ回
路２８に録画できる。このように、ＤＳＰ回路２０には
画像メモリ２８と録画／再生切換スイッチ２９とが接続
されており、予めこの録画スイッチが操作されている
と、留守中でも来客が玄関子機の呼出スイッチ１４を操
作すると、玄関子機の各部が動作を開始するので、テレ
ビカメラにより外部の映像が画像メモリ２８に録画され
る。そして、家人が帰宅して再生ボタン２９を操作する
と、録画された画像を再生して見ることが出来る。

【００１１】なお、前述においては、テレビカメラ１の
出力信号を信号処理回路３でＮＴＳＣ標準画像信号に変
換して伝送する方式について説明したが、テレビカメラ
１のベースバンドのＲＧＢ出力信号をコントローラ２で
ＲＧＢの順番に取り出すことにより、或はカメラに撮像
した画像の内、コントローラ２で指定した一部分又は複
数部分の監視希望個所を任意に取り出して、時分割して
伝送し、親機のＤＳＰ回路２６でディジタル信号処理し
ても良い。また、画像信号と音声信号とを多重化して伝
送するために、前述においては、画像信号の方をＦＭ変
調回路４でＦＭ変調する方式について説明したが、音声
信号の方をＦＭ変調してもよい。そしてこの音声信号の
方をＦＭ変調する方が信号の帯域が狭くて済むという利
点もある。また、上述においては、監視装置の一実施例
として画像メモリ付きドアホン装置について説明した
が、例えば、大型トラックやバス自動車の後面にテレビ
カメラをつけておき、車内に子機を装着したり、また、
玄関のドアの魚眼レンズの貫通孔にテレビカメラを挿入
固定し、その後面に表示器を装着することも出来る。更
に、この表示器の代わりに、家庭用テレビ受像器の画面
に外部の画面を表示させることも出来る。

【００１２】

【発明の効果】このように画像メモリ付き監視装置は、
親機に内蔵されているＤＳＰ回路に、画像メモリと録画
／再生切換スイッチとを接続し、予め録画スイッチを操
作しておくことにより留守中でも訪問者等が子機の呼び
出しスイッチを操作した時、テレビカメラにより外部の
映像を録画でき、また、予め録画時刻を設定することに
より、その時刻に自動的にテレビカメラにより外部の映
像を録画できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像メモリ付き監視装置の子機の
一実施形態を示すブロック回路図である。

【図２】本発明に係る画像メモリ付き監視装置の親機の
一実施形態を示すブロック回路図である。

【符号の説明】

１テレビカメラ２コントローラ３信号処理回路４ＦＭ変調回路５混合回路６直流分離回路７、７’ マイク８、８’ 音声信号増幅回路９、９’ ２線４線変換回路１０、１０’低域通過フィルタ１１、１１’音声信号増幅回路１２、１２’スピーカ１３照明ランプ１４呼出スイッチ１５第１制御回路１６、２４電源１７直流重畳回路１８通話ボタン１９第２制御回路２０ＤＳＰ回路２１画像表示器２２モニタボタン２３呼出音発生回路２５ＦＭ復調回路２６同期分離回路２７Ａ／Ｄ変換回路２８メモリ回路２９録画／再生ボタン３０時計回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（ａ）撮像用テレビカメラとインターフォ
ン用マイク及びスピーカと呼出スイッチとが外方に向け
て装着された子機と、（ｂ）前記テレビカメラからのア
ナログ画像信号をＡ／Ｄ変換するＡ／Ｄ変換回路と、Ａ
／Ｄ変換されたディジタル信号を信号処理するＤＳＰ回
路と、該ＤＳＰ回路からの信号を表示する画像表示器と
を備える親機と、（ｃ）前記子機からの信号を前記親機
に伝送する信号路とを備え、前記呼出スイッチが操作さ
れた時、親機の画像表示器に外方の画像を映し出すテレ
ビカメラ付きドアホン装置であって、前記ＤＳＰ回路に画像メモリと録画／再生切換スイッチ
とを接続し、予め録画スイッチを操作しておくことによ
り留守中でも訪問者等が子機の呼び出しスイッチを操作
した時、テレビカメラにより外部の映像を録画できる画
像メモリ付き監視装置。
【請求項２】予め録画時刻を設定することにより、その
時刻に自動的にテレビカメラにより外部の映像を録画で
きる請求項１に記載の画像メモリ付き監視装置。