JPH11107454A - 瓦の固定構造 - Google Patents

瓦の固定構造

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JPH11107454A
JPH11107454A JP27281397A JP27281397A JPH11107454A JP H11107454 A JPH11107454 A JP H11107454A JP 27281397 A JP27281397 A JP 27281397A JP 27281397 A JP27281397 A JP 27281397A JP H11107454 A JPH11107454 A JP H11107454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
roof
eaves
overlapped
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP27281397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Kadowaki
満雄 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP27281397A priority Critical patent/JPH11107454A/ja
Publication of JPH11107454A publication Critical patent/JPH11107454A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】軒先に配置される瓦の重合部の下端部を固定し
て、強風下であっても瓦の浮き上がりなどを確実に防止
する。 【解決手段】一の瓦1の被重合部11に他の瓦の重合部
が重ね合わされた軒先に配置された隣接する一対の瓦に
おいて、瓦固定金具4が、一の瓦1の被重合部11の下
端部裏面に沿いつつ板金製軒先水切り3の瓦受け部31
との間で挟持されるとともに、その係止片43を介して
他の瓦の重合部の下端部表面を係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒先に配置される
瓦の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、瓦屋根は、一方の妻側から他方
の妻側に向かって一の瓦の左右一側辺に隣接する他の瓦
の左右他側辺を順に重ねて葺設するとともに、軒側から
棟側に向かって下方の瓦の棟側辺に上方の瓦の軒側辺を
順に重ねて葺設することで形成されている。
【0003】例えば、瓦1は、図5に示すように、右側
端縁部の表面に被重合部11が形成されるとともに、左
側端縁部の裏面に被重合部11の凹凸を逆にして重ね合
わせ可能な重合部12(図6参照)が形成され、また、
その棟側端縁部および被重合部11の下端近傍に複数個
の釘穴1a,1bがそれぞれ形成されてなり、一の瓦1
を所定位置に配置し、その棟側端縁部に形成された釘穴
1aおよび被重合部11の下端近傍に形成された釘穴1
bを通して釘を打ち込み、野地板に固定するものであ
る。
【0004】次いで、一の瓦1の被重合部11に、一の
瓦1の右隣に葺設される他の瓦1の重合部12を重ね合
わせ、同様に、他の瓦1の棟側端縁部に形成された釘穴
1aおよびその被重合部11の下端近傍に形成された釘
穴1bを通して釘を打ち込み、野地板に固定する。以
下、同様に、右側の妻側に向かって順に瓦1を重ねなが
ら固定する。
【0005】このようにして一段目の瓦1の葺設が終了
したならば、その上段に二段目の瓦1を葺設する。具体
的には、一の瓦1および該一の瓦1の右隣の他の瓦1と
の棟側端縁部に跨がって、これらの瓦1,1の上方に葺
設される瓦1の軒側端縁部を載せ、瓦1の棟側端縁部に
形成された釘穴1aおよび被重合部11の下端近傍に形
成された釘穴1bを通して釘を打ち込み、野地板に固定
する。以下、同様にして右側の妻側に向かって二段目の
瓦を固定した後、棟側に向かって三段目、四段目の順に
瓦を葺設するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、任意の瓦の棟側端縁部および被重合部の下端近傍
を釘固定した後、この任意の瓦の被重合部に右隣の瓦の
重合部を重ね合わせ、同様に、右隣の瓦の棟側端縁部お
よび被重合部の下端近傍を釘固定するものであることか
ら、瓦の被重合部とその右隣の瓦の重合部とが重なり合
わされている右隣の瓦の重合部である左側端縁の下端部
を釘固定することはできない。このため、瓦の軽量化と
あいまって風の強い地域においては、瓦のガタツキが発
生したり、強風によって瓦がめくり上げられたり、浮き
上がるなどの事態を招来するおそれがある。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、軒先に配置される瓦の、釘固定することがで
きない重合部の下端部を固定することにより、強風下で
あっても瓦の浮き上がりなどを確実に防止することので
きる瓦の固定構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、野地板の軒先
に固定された瓦受け部を有する板金製軒先水切りと、左
右一側端縁部の表面に被重合部が形成されるとともに、
左右他側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可能な重
合部が形成され、また、前記板金製軒先水切りの瓦受け
部に軒側端縁部が載置される一方、棟側端縁部および被
重合部の下端近傍がそれぞれ釘固定可能な瓦と、前記板
金製軒先水切りの瓦受け部に配置された係止片を有する
瓦固定金具とからなり、一の瓦の被重合部に他の瓦の重
合部が重ね合わされた隣接する一対の瓦において、瓦固
定金具は、一の瓦の被重合部の下端部裏面に沿いつつ板
金製軒先水切りの瓦受け部との間で挟持されるととも
に、その係止片を介して他の瓦の重合部の下端部表面を
係止することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施例の形態】以下、本発明の実施例の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】図1には、本発明の瓦の固定構造が示され
ており、この固定構造においては、野地板2の軒先に配
置された瓦1と、野地板2の軒先に固定された板金製軒
先水切り3と、軒先に配置された隣接する一対の瓦1,
1の重ね合わせ部に配置された瓦固定金具4とから構成
されている。
【0011】ここで、瓦1については、先に説明したた
め、その詳細な説明は省略する。板金製軒先水切り3
は、図3に示すように、断面三角形状の瓦受け部31
と、瓦受け部31の前後に延設された屋根載置部32,
33と、軒側の屋根載置部33の端縁から下方に向けて
延設された水切り部34を有し、薄板鋼板を折曲して形
成されている。このため、板金製軒先水切り3の瓦受け
部31に瓦1の軒側端縁部を載置することにより、軒側
端縁部を他の瓦1に載置することのできない軒先に配置
される瓦1についても、他の瓦1と同様に屋根面に対し
て一定角度傾斜した状態で葺設することができる。
【0012】一方、瓦固定金具4は、瓦1の被重合部1
1の下端部の裏面形状に沿うとともに、被重合部11の
下端近傍に形成された釘穴1bを通して釘を打ち込む
際、釘と干渉しないように切欠41aが形成された本体
部41と、本体部41の前端部から切り起こされた立ち
上げ片42と、立ち上げ片42の上端から右側の略水平
方向に延設された係止片43とを有し、前述した板金製
軒先水切り3と同様に、薄板鋼板を折曲して形成されて
いる。そして、瓦固定金具4の立ち上げ片42は、瓦1
の重合部12の下端部の厚みとほぼ同等の高さに形成さ
れ、また、係止片43には、若干上向きに折曲された案
内部43aが形成されており、後述するように、隣接す
る他の瓦1の重合部12の下端部を円滑に差し込むこと
ができるものである。
【0013】なお、瓦1の右下隅には、切欠部1xが形
成されており、前述した瓦固定金具4の立ち上げ片42
は、この切欠部1xに沿うことで位置決めされて立ち上
げられるものである。
【0014】また、野地板2を固定する垂木5の軒側端
面には、野地板2の下方に位置して鼻かくし6が固定さ
れている他、鼻かくし6には、雨樋7が固定されてい
る。
【0015】したがって、野地板2の軒先に瓦1を葺設
する場合は、まず、野地板2の軒先に板金製軒先水切り
3を固定する。すなわち、野地板2の軒先端縁に軒側の
屋根載置部33と水切り部34との折曲部が位置するよ
うに配置し、棟側の屋根載置部32から釘を打ち込んで
固定する。次いで、瓦1を把持し、その軒側端縁部を板
金製軒先水切り3の瓦受け部31に載置した後、瓦固定
金具4の本体部41の側端縁を瓦1の被重合部11の下
端部裏面に差し込む。この際、瓦固定金具4は、本体部
41の側端縁が瓦1の被重合部11の下端部裏面に沿い
つつ板金製軒先水切り3の瓦受け部31との間で挟持さ
れるとともに、立ち上げ片42が瓦1の切欠部1xに沿
うことで位置決めされる(図4参照)。
【0016】この後、瓦1の棟側端縁部に形成された釘
穴1aおよび被重合部11の下端近傍に形成された釘穴
1bを通して釘を打ち込み、野地板2に固定する。この
際、瓦固定金具4の本体部41には、瓦1の被重合部1
1の下端近傍に形成された釘穴1bと干渉しないように
切欠41aが形成されていることにより、釘打ちを阻害
することはない。
【0017】瓦1を固定したならば、この瓦1の右隣に
葺設される瓦1を把持し、その軒側端縁部を板金製軒先
水切り3の瓦受け部31に載置するとともに、その重合
部12を先に固定した瓦1の被重合部11に重ね合わせ
る。この場合、右隣の瓦1の重合部12の下端部が瓦固
定金具4の係止片43の案内部43aを経て差し込ま
れ、係止片43を押し開くことから、先に固定された瓦
1の被重合部11に右隣の瓦1の重合部12が重ね合わ
されると、係止片43の弾性力によって瓦1の重合部1
2の下端部表面を押圧して固定することができる。
【0018】そして、右隣に配置された瓦1について
も、前述したように、その被重合部11の下端部裏面に
瓦固定金具4の本体部41の側端縁を差し込むことによ
り、本体部41が瓦1の重合部12の下端部裏面に沿い
つつ板金製軒先水切り3の瓦受け部31との間で挟持さ
れ、さらに、立ち上げ片42が瓦1の切欠部1xに沿っ
て位置決めされる。この後、瓦1の棟側端縁部に形成さ
れた釘穴1aおよび被重合部11の下端近傍に形成され
た釘穴1bを通して釘を打ち込み、野地板2に固定す
る。
【0019】以下同様にして、先に固定された瓦1の右
隣に瓦1を順に固定していけばよいものである。
【0020】この結果、軒先に配置された隣接する一対
の瓦1,1の被重合部11および重合部12との重ね合
わせ部において、一の瓦1の被重合部11の下端部裏面
と板金製軒先水切り3の瓦受け部31との間で挟持され
た瓦固定金具4の係止片43によって一の瓦1の右隣に
配置される瓦1の重合部12の下端部を係止することか
ら、釘固定される棟側端縁部および被重合部11の下端
近傍とともに軒先に配置される瓦1の三辺を固定するこ
とが可能となり、強風下においても瓦1がめくり上げら
れるなどの事態を確実に防止することができる。
【0021】なお、前述した実施形態においては、瓦固
定金具4の係止片43に案内部43aを形成して例示し
たが、必ずしも案内部を形成する必要はない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、野地板の
軒先に固定された瓦受け部を有する板金製軒先水切り
と、左右一側端縁部の表面に被重合部が形成されるとと
もに、左右他側端縁部の裏面に被重合部と重ね合わせ可
能な重合部が形成され、また、前記板金製軒先水切りの
瓦受け部に軒側端縁部が載置される一方、棟側端縁部お
よび被重合部の下端近傍がそれぞれ釘固定可能な瓦と、
前記板金製軒先水切りの瓦受け部に配置された係止片を
有する瓦固定金具とからなり、一の瓦の被重合部に他の
瓦の重合部が重ね合わされた隣接する一対の瓦におい
て、瓦固定金具は、一の瓦の被重合部の下端部裏面に沿
いつつ板金製軒先水切りの瓦受け部との間で挟持される
とともに、その係止片を介して他の瓦の重合部の下端部
表面を係止することにより、強風下であっても瓦の浮き
上がりや、めくれなどを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瓦の固定構造を示す断面図である。
【図2】瓦固定金具を示す斜視図である。
【図3】瓦固定金具を一部省略した板金製軒先水切りと
ともに示す斜視図である。
【図4】瓦屋根の施工状態を示す説明図である。
【図5】従来の瓦の施工状態を示す説明図である。
【図6】図5の瓦の裏面形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 瓦 1a,1b 釘穴 1x 切欠部 11 被重合部 12 重合部 2 野地板 3 板金製軒先水切り 31 瓦受け部 4 瓦固定金具 41 本体部 42 立ち上げ片 43 係止片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野地板の軒先に固定された瓦受け部を有
    する板金製軒先水切りと、左右一側端縁部の表面に被重
    合部が形成されるとともに、左右他側端縁部の裏面に被
    重合部と重ね合わせ可能な重合部が形成され、また、前
    記板金製軒先水切りの瓦受け部に軒側端縁部が載置され
    る一方、棟側端縁部および被重合部の下端近傍がそれぞ
    れ釘固定可能な瓦と、前記板金製軒先水切りの瓦受け部
    に配置された係止片を有する瓦固定金具とからなり、一
    の瓦の被重合部に他の瓦の重合部が重ね合わされた隣接
    する一対の瓦において、瓦固定金具は、一の瓦の被重合
    部の下端部裏面に沿いつつ板金製軒先水切りの瓦受け部
    との間で挟持されるとともに、その係止片を介して他の
    瓦の重合部の下端部表面を係止することを特徴とする瓦
    の固定構造。
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