JPS6019227Y2 - 屋根板固定金具 - Google Patents
屋根板固定金具Info
- Publication number
- JPS6019227Y2 JPS6019227Y2 JP9140679U JP9140679U JPS6019227Y2 JP S6019227 Y2 JPS6019227 Y2 JP S6019227Y2 JP 9140679 U JP9140679 U JP 9140679U JP 9140679 U JP9140679 U JP 9140679U JP S6019227 Y2 JPS6019227 Y2 JP S6019227Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- metal fitting
- base
- roof plate
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は屋根材特にその下端部分が強風等によっても浮
き上ることのない固定金具に関する。
き上ることのない固定金具に関する。
従来五角形の石綿セメント板やスレート板などの屋根板
Aを用いて参考図示の如く羽重ね状に屋根を葺く場合、
該屋根板とめ用の屋根針3を強く打°つと、屋根板の棟
に沿う下端部特にその両端部分が浮き上り、強風等の場
合耐風性能や防水性能が低下し、屋根板Aがめくれたり
雨漏りするなどの事故につながる。
Aを用いて参考図示の如く羽重ね状に屋根を葺く場合、
該屋根板とめ用の屋根針3を強く打°つと、屋根板の棟
に沿う下端部特にその両端部分が浮き上り、強風等の場
合耐風性能や防水性能が低下し、屋根板Aがめくれたり
雨漏りするなどの事故につながる。
本考案は上記欠点を除くため屋根板の雨下端部の浮き上
り防止のための固定金具を提供することを目的とする。
り防止のための固定金具を提供することを目的とする。
この目的に鑑み、本考案は、下層屋根板上に固定され、
その上側に位置する上層屋根板の相隣る左右2枚の屋根
傾斜方向に沿う境界間隙を通って、該上層屋根板を係止
する第1金具と第2金具とよりなり、前記第1金具は前
記左上層屋根板の下側で下層屋根板上に固定される平板
状の基体と、該基体の右側端をL字状に曲折して前記左
右いずれか一方の上層屋根板の屋根傾斜方向に沿う端部
の上面を覆う爪部と、前記基体の右端側から右方へ延長
形成された水平下片とよりなり、前記第2金具は、前記
右上層屋根板の下側で前記下層屋根板上に固定される平
板状の基体と、該基体の左側端部の前記第1金具の水平
下片の上側に乗る部分において、L字状に曲折して前記
第1金具の爪部に対し反対方向に張り出して上層屋根板
の上面を覆う爪部と、前記基体の左側端部の前記第1金
具の爪部の根元における基部の下側に介入する水平下片
とよりなることを要旨とする屋根板固定金具である。
その上側に位置する上層屋根板の相隣る左右2枚の屋根
傾斜方向に沿う境界間隙を通って、該上層屋根板を係止
する第1金具と第2金具とよりなり、前記第1金具は前
記左上層屋根板の下側で下層屋根板上に固定される平板
状の基体と、該基体の右側端をL字状に曲折して前記左
右いずれか一方の上層屋根板の屋根傾斜方向に沿う端部
の上面を覆う爪部と、前記基体の右端側から右方へ延長
形成された水平下片とよりなり、前記第2金具は、前記
右上層屋根板の下側で前記下層屋根板上に固定される平
板状の基体と、該基体の左側端部の前記第1金具の水平
下片の上側に乗る部分において、L字状に曲折して前記
第1金具の爪部に対し反対方向に張り出して上層屋根板
の上面を覆う爪部と、前記基体の左側端部の前記第1金
具の爪部の根元における基部の下側に介入する水平下片
とよりなることを要旨とする屋根板固定金具である。
以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
本考案の固定金具Bは第2図示の如く金属薄板を加工し
てなる第1金具1と第2金具2とが組み合わされてなる
。
てなる第1金具1と第2金具2とが組み合わされてなる
。
第1金具1は矩形平板状の基体11と、該基体11の長
さ方向(屋根棟方向に沿う)一方端を折り曲げて屋根板
A端部を抱持可能とされた爪部12と、前記−刃端側に
延長形成された水平下片13とよりなる。
さ方向(屋根棟方向に沿う)一方端を折り曲げて屋根板
A端部を抱持可能とされた爪部12と、前記−刃端側に
延長形成された水平下片13とよりなる。
爪部12は基体11の幅方向(屋根傾斜方向)l/3の
中央部分を除く両側が直角上方に折り曲げられ略屋根板
厚相当の高さに形成された直立片12aと、更にその上
部を前記基体11と平行にフック状に屈曲した水平上片
12bを有する。
中央部分を除く両側が直角上方に折り曲げられ略屋根板
厚相当の高さに形成された直立片12aと、更にその上
部を前記基体11と平行にフック状に屈曲した水平上片
12bを有する。
水平下片13は前記l/3幅の中央部分がそのまま延長
されている。
されている。
第2金具2は前記第1金具1と同じ幅を持つ矩形平板か
らなり、該金具1に係合する部分において、爪部12が
対向する部分に水平下片23が、水平下片13が対向す
る部分に爪部22が夫々同形同寸法をもって形成されて
いる。
らなり、該金具1に係合する部分において、爪部12が
対向する部分に水平下片23が、水平下片13が対向す
る部分に爪部22が夫々同形同寸法をもって形成されて
いる。
前記第1金具1、第2金具2の夫々他方端近くで幅方向
中央には屋根釘3釘着用の釘孔11a、21aが設けら
れる。
中央には屋根釘3釘着用の釘孔11a、21aが設けら
れる。
そして、第1図に示されるよう前記第1金具1と第2金
具2とを夫々直立片12a、22aが幅方向に略同列と
なる程度に組み合わされたとき、両金具1,2の釘孔距
離は、五角形屋根板Aの頂点tを通る中心線1に近い2
つの内側取付孔3a、3aの間隔Sに等しくなるよう設
定されている。
具2とを夫々直立片12a、22aが幅方向に略同列と
なる程度に組み合わされたとき、両金具1,2の釘孔距
離は、五角形屋根板Aの頂点tを通る中心線1に近い2
つの内側取付孔3a、3aの間隔Sに等しくなるよう設
定されている。
次に取付状態について説明する。
軒先屋根板んの装着に当って、前記内側取付孔3a、3
aの夫々に第1金具1および第2金具の釘孔11a*2
1aを合わせ、両金具の爪部12,22を表側にして組
合せ、各釘孔に釘3を打ちつけ、野地板および垂木(図
示省略)に固定する。
aの夫々に第1金具1および第2金具の釘孔11a*2
1aを合わせ、両金具の爪部12,22を表側にして組
合せ、各釘孔に釘3を打ちつけ、野地板および垂木(図
示省略)に固定する。
両金具の組合せに際しては夫々の水平下片13.23が
互に相手方の基体21.11の下側に差し込まれるよう
に設置する。
互に相手方の基体21.11の下側に差し込まれるよう
に設置する。
続いて、第1列の屋根板A1を前記軒先屋根板N上に前
端を揃えて積重するが、該屋根板A工は前記夫々の金具
の爪部12,22に各屋根板A□の左右前端縁が抱持さ
れるよう装着し、固定に当っては前記針板と同様にして
第1金具、第2金具を介して釘打ち固定さする。
端を揃えて積重するが、該屋根板A工は前記夫々の金具
の爪部12,22に各屋根板A□の左右前端縁が抱持さ
れるよう装着し、固定に当っては前記針板と同様にして
第1金具、第2金具を介して釘打ち固定さする。
以下同様にして第2列、第3列と屋根板が葺かれて固定
され第3図の如き屋根が形成される。
され第3図の如き屋根が形成される。
尚図示省略したが金具の板厚が厚い場合には、その厚み
相当分だけ水平下片を屈曲段部を介して低くすれば両金
具の組合せが容易となる。
相当分だけ水平下片を屈曲段部を介して低くすれば両金
具の組合せが容易となる。
固定金具は上記実施例の他、第4図において爪部12,
22および水平下片13.23も夫々、基体11.21
の幅方向(屋根傾斜方向)の172の幅に形成した第2
実施例を示す。
22および水平下片13.23も夫々、基体11.21
の幅方向(屋根傾斜方向)の172の幅に形成した第2
実施例を示す。
また、第5図で、第2実施例に示す爪部12,22が互
いに相手方の上層瓦を抱持させるよう水平上片12b。
いに相手方の上層瓦を抱持させるよう水平上片12b。
22bが何れも前記と逆方向に折り曲げられた第3実施
例のものでは第1金具と第2金具とは同形同寸法をなす
。
例のものでは第1金具と第2金具とは同形同寸法をなす
。
なお、これら固定金具は、実際に使用される際、相手方
の基体の下方に夫々の水平下片が挿入組合わされるので
、基体の厚み分だけ水平下片は下向にわん曲される。
の基体の下方に夫々の水平下片が挿入組合わされるので
、基体の厚み分だけ水平下片は下向にわん曲される。
そのため、図示省略したが水平下片の基部に金具の幅方
向に沿う重ね用の段部を予め形成しておいてもよい。
向に沿う重ね用の段部を予め形成しておいてもよい。
本考案は以上の如く第1金具と第2金具とが夫々の爪部
の直立片が幅方向に同列となるよう組合わされ、該金具
の爪部によって上層列の屋根板の左右雨下端部を抱持す
るので強風雨の場合も屋根板がめくれたり下層列との間
に間隙がおいて雨漏りがしたりすることはない。
の直立片が幅方向に同列となるよう組合わされ、該金具
の爪部によって上層列の屋根板の左右雨下端部を抱持す
るので強風雨の場合も屋根板がめくれたり下層列との間
に間隙がおいて雨漏りがしたりすることはない。
また、両金具の水平下片は互いに相手方の基体の下面に
接して挿入され搦み合い状態でおさえられるので少ない
固定釘でも強固に固定される。
接して挿入され搦み合い状態でおさえられるので少ない
固定釘でも強固に固定される。
更に、固定金具は形状単純な2つに分割されたので成形
が容易で手間がかからず、安価に製造できる。
が容易で手間がかからず、安価に製造できる。
これら金具の取付けは屋根板に設けられた既設の釘孔を
利用して金具側々に釘打ち固定されるので、位置決めお
よび固定作業が極めて簡単で金具と屋根板とが同時固定
される。
利用して金具側々に釘打ち固定されるので、位置決めお
よび固定作業が極めて簡単で金具と屋根板とが同時固定
される。
従って、金具固定のため屋根板を損傷することがなく、
しかも装着作業が容易であり、また屋根板破損時の補修
等に関しても、屋根板と固定金具とを一緒に取外し、取
付けできるなど多くの効果を発揮する。
しかも装着作業が容易であり、また屋根板破損時の補修
等に関しても、屋根板と固定金具とを一緒に取外し、取
付けできるなど多くの効果を発揮する。
そのうえ、本考案によると、屋根板の下端を、公知の瓦
挟持部材を用いて各瓦毎個々にとめる固定方法にくらべ
、左右隣接瓦を組付状態にして固定するのでそもの固定
力も強い。
挟持部材を用いて各瓦毎個々にとめる固定方法にくらべ
、左右隣接瓦を組付状態にして固定するのでそもの固定
力も強い。
第1図は本考案の金具をとりつけた平面図、第2図は本
考案の固定金具の斜視図、第3図は本考案の金具を用い
た屋根構造、第4図、第5図は夫々固定金具の第2実施
例、第3実施例を示す斜視図である。 A・・・・・・屋根板、B・・・・・・固定金具、1・
・・・・・第1金具、2・・・・・・第2金具、11;
21・・・・・・基体、12.22・・・・・・爪部、
13.23・・・・・・水平下片、3・・・・・・屋根
構、3a・・・・・・釘孔。
考案の固定金具の斜視図、第3図は本考案の金具を用い
た屋根構造、第4図、第5図は夫々固定金具の第2実施
例、第3実施例を示す斜視図である。 A・・・・・・屋根板、B・・・・・・固定金具、1・
・・・・・第1金具、2・・・・・・第2金具、11;
21・・・・・・基体、12.22・・・・・・爪部、
13.23・・・・・・水平下片、3・・・・・・屋根
構、3a・・・・・・釘孔。
Claims (1)
- 下層屋根板上に固定され、その上側に位置する上層屋根
板の相隣る左右2枚の屋根傾斜方向に沿う境界間隙を通
って、該上層屋根板を係止する第1金具と第2金具とよ
りなり、前記第1金具は前記左上層屋根板の下側で下層
屋根板上に釘打ち固定される平板状の基体と、該基体の
右側端をL字状に曲折して前記左右いずれか一方の上層
屋根板の屋根傾斜方向に沿う端部の上面を覆う爪部と、
前記基体の右端側から右方へ延長形成された水平下片と
よりなり、前記第2金具は、前記右上層屋根板の下側で
前記下層屋根板上に釘打ち固定される平板状の基体と、
該基体の左側端部の前記第1金具の水平下片の上側に乗
る部分において、L字状に曲折して前記第1金具の爪部
に対し反対方向に張り出して上層屋根板の上面を覆う爪
部と、前記基体の左側端部の前記第1金具の爪部の根元
における基部の下側に介入する水平下片とよりなり、前
記第1金具、第2金具が組合わされたとき、夫々の基体
に設けられた固定用釘穴の相互距離は、屋根板の左右方
向中心線に近い2つの内側取付孔の間隔に等しくなるよ
う設定されているこことを特徴とする屋根板固定金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9140679U JPS6019227Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 屋根板固定金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9140679U JPS6019227Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 屋根板固定金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS568725U JPS568725U (ja) | 1981-01-26 |
JPS6019227Y2 true JPS6019227Y2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=29324470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9140679U Expired JPS6019227Y2 (ja) | 1979-07-02 | 1979-07-02 | 屋根板固定金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019227Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6120628U (ja) * | 1984-07-05 | 1986-02-06 | 美隆 吉成 | 瓦飛び止め金具 |
JPS61181718A (ja) * | 1985-02-07 | 1986-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用空気調和装置 |
-
1979
- 1979-07-02 JP JP9140679U patent/JPS6019227Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS568725U (ja) | 1981-01-26 |
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