JPH1096487A - 建物排水用管継手又は建物用管材の支持構造 - Google Patents

建物排水用管継手又は建物用管材の支持構造

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JPH1096487A
JPH1096487A JP9028930A JP2893097A JPH1096487A JP H1096487 A JPH1096487 A JP H1096487A JP 9028930 A JP9028930 A JP 9028930A JP 2893097 A JP2893097 A JP 2893097A JP H1096487 A JPH1096487 A JP H1096487A
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pipe
drainage
rubber
pipe joint
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JP9028930A
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Tetsuhiro Okuyama
哲弘 奥山
Satoru Ichinosawa
哲 市野沢
Takashi Kusano
隆 草野
Koji Okumura
浩二 奥村
Katsumi Take
克己 武
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】建物排水用管継手の振動が居室に伝播し難く、
且つ、火災の際に燃焼しにくく配管ラインがくずれてし
まうことがない建物排水用管継手の支持構造、及び、建
物管材の支持構造を提供する。 【解決手段】排水立て管に横枝管をつなぐ建物排水用管
継手1が、建築物の躯体3の貫通孔31に、振動減衰性
能と防火性能とを備えた弾性体2を介して装着されてい
る建物排水用管継手の支持構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水立て管に横枝
管をつなぐ建物排水用管継手や、配管、ダクト等の建物
用管材の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、排水用立て管に横枝管を接続
する建物排水用管継手や、配管、ダクト等の建物用管材
は、建築物の躯体に設けられた貫通孔に挿通された後モ
ルタル等で埋め戻されて使われている。しかしながら、
建物排水用管継手や、配管、ダクト等の建物用管材にお
いて、排水等の流体流下の際に発生した振動が居室に固
体伝播音として伝わり、騒音となる。
【0003】この問題を解決するため、例えば、実公平
1─41810号公報に記載されているように、コンク
リート床と埋め戻し硬化材との間に防振部材が介在さ
れ、該防振部材の上部に設けられた外方張出状の支持フ
ランジ部上に、排水管側の枝管等の張出部が載置支持さ
れた排水管の支持構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来の場合には、防振部材が天然ゴムや合成ゴム等
の防振ゴム、振動の伝播を緩衝する可撓性樹脂等からな
るものであるので、火災の際に燃焼してしまい、その隙
間から火炎が広がるおそれがあり、又、配管ラインがく
ずれてしまうという問題点がある。
【0005】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、建物排水用管継手や、配管、ダクト等の建物用管材
において、排水等の流体が流下した際の振動が居室に伝
播し難く、且つ、火災の際に燃焼しにくく配管ラインが
くずれてしまうことのない建物排水用管継手の支持構造
を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の本
発明(本発明1)は、排水立て管に横枝管をつなぐ建物
排水用管継手が、建築物の躯体の貫通孔に、振動減衰性
能と防火性能とを備えた弾性体を介して装着されている
建物排水用管継手の支持構造である。
【0007】本願の請求項2記載の本発明(本発明2)
は、建物用管材が、建築物の躯体の貫通孔に、膨張性黒
鉛とリン化合物と無機充填剤とが添加されたゴム体を介
して装着されている建物用管材の支持構造である。
【0008】本願の請求項3記載の本発明(本発明3)
は、ゴム体が、帯状のものであって、幅方向に沿って不
燃性棒材が配設されている本発明2記載の建物用管材の
支持構造である。
【0009】本発明1において、排水立て管に横枝管を
つなぐ建物排水用管継手としては、一般式の建物排水用
に用いらる特殊通気管継手(集合管継手)は勿論のこ
と、二管式建物排水システムに用いられる排水鋼管用可
撓管継手等も含まれる。
【0010】本発明2において、建物用管材としては、
建物排水管、建物給水管等の配管や、煙等を流下させる
ダクトなどが含まれる。
【0011】本発明1において、振動減衰性能とは、管
継手の排水の際に発生する振動を躯体に伝えにくいよう
な減衰性能を有することをいう。本発明1において、防
火性能とは、単に材料を燃え難くするだけでなく、難燃
性でかつ燃焼後の残渣が十分な形状保持性能を有するこ
とをいう。
【0012】本発明1において、振動減衰性能と防火性
能とを備えた弾性体としては、例えば、ゴムやパテ材
に、熱膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填剤とを添加し
た耐火性ゴムや耐火性パテ材からなるもの等が挙げられ
る。
【0013】本発明2においては、膨張性黒鉛とリン化
合物と無機充填剤とが添加されたゴム体が使用される。
【0014】本発明1の耐火性ゴムや耐火性パテ材にお
けるゴムやパテ材、本発明2におけるゴム体に添加され
る3成分の役割としては、火炎時に熱膨張性黒鉛が膨張
断熱層を形成し、又無機充填剤はその際の熱容量を増大
する役割を果たし、さらにそれら膨張断熱層、充填剤の
形状保持としてリン化合物が効いていると考えられる。
【0015】本発明1におけるゴム、本発明2における
ゴム体のゴム成分としては、例えば、天然ゴム、イソプ
レンゴム、ブタジエンゴム、1,2─ポリブタジエン、
スチレン─ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリ
ルゴム、ブチルゴム、エチレン─プロピレンゴム、クロ
ロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロル
ヒドリンゴム、多加硫ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、ウレタンゴム等が挙げられる。ゴムは、通常、非加
硫状態にて用いられるが、必要に応じて架橋させたもの
も用いられる。
【0016】パテ材とは、顔料を適当な展色材が固く練
りあげたものである。顔料としては、例えは、タルク、
チャイナクレイ、亜鉛華等が挙げられる。展色材として
は、例えば、油、油ワニス、ポリブテンあるいはニカ
ワ、カゼイン水溶液等が挙げられる。接着強度を高める
ためにエポキシ樹脂を配合したものであってもよい。
【0017】熱膨張性黒鉛は、従来公知のものであり、
天然燐状グラファイト、熱分解グラファイト、熱分解グ
ラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を濃硫酸、
硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩化酸、過塩素
酸塩、過マンガン酸、重クロム酸塩、過酸化水素等の強
酸化剤とで処理してグラファイト層間化合物を生成させ
たもので、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物
である。
【0018】酸処理して得られた熱膨張性黒鉛は、更
に、アンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合
物、アルカリ土類金属化合物等で中和したものを用い
る。脂肪族低級アミンとしては、モノメチルアミン、ジ
メチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ブチルアミン等が挙げられる。アルカリ金
属化合物及びアルカリ土類金属化合物としては、カリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム
等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等か
挙げられる。この中和処理した熱膨張性黒鉛の具体例と
しては、日本化成社製の「CA−60S」等が挙げられ
る。
【0019】熱膨張性黒鉛は、粒度が20〜200メッ
シュのものが好ましい。粒度が200メッシュよりも細
かいと、熱膨張性黒鉛の膨張度が小さくなり、その結
果、十分な耐火断熱層が形成されず、20メッシュより
も大きいと、ゴムと混練する際に分散性が悪くなり、得
られる弾性体の物性の低下が避けられない。
【0020】リン化合物としては、例えば、トリフェニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシ
レニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェー
ト、キシレニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸
エステル、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン
酸マグネシウム等のリン酸金属塩等が挙げられるが、耐
火性の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム類、
及び下記構造式で表させるリン化合物が好ましい。
【0021】
【化1】
【0022】(式中、R1 及びR3 は、水素又は炭素原
子1〜16個の直鎖状、分岐状アルキル基、又は炭素原
子6〜16個のアリール基を表わし、R2 は、水酸基、
又は水素もしくは炭素原子1〜16個の直鎖状、分岐状
アルキル基、又は炭素原子6〜16個のアリール基を表
す。)
【0023】熱膨張性黒鉛とリン化合物のゴム100重
量部に対する添加量は、20〜200重量部が好まし
い。添加量が20重量部未満では、得られる弾性体の十
分な耐火性能が得られず、200重量部を超えると、得
られる弾性体の機械的物性の低下が大きくなる。
【0024】無機充填剤としては、一般的に用いられる
ものであれば特に限定されることなく用いることがで
き、例えば、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化
錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロ
タルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊
維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モン
モリナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、
イモゴライト、セリサリト、ガラス繊維、ガラスビー
ズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、
窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊
維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリ
ウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、
硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸
亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水
汚泥等が挙げられる。この中で、特に火炎時に脱水し、
吸熱効果のある含水無機物が好適に用いられる。
【0025】無機充填剤のゴム100重量部に対する添
加量は、50〜500重量部が好ましい。添加量が50
重量部未満では、得られる弾性体の十分な耐火性能が得
られず、500重量部を超えると、得られる弾性体の機
械的物性の低下が大きくなる。
【0026】本発明2におけるゴム体としては、本発明
3のように、帯状のものであって、幅方向に沿って不燃
性棒材が配設されているものが好適に使用される。不燃
性棒材としては、例えば、熱可塑性樹脂に、上記同様の
熱膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填剤とを添加した不
燃性材料から製せられた棒材が使用される。熱可塑性樹
脂としては、特に制限されるものではないが、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが好
適に使用される。尚、不燃性棒材中には、所定間隔毎に
節、鍔、溝等が設けられたものも含まれる。
【0027】
【作用】本発明1の建物排水用管継手の支持構造は、排
水立て管に横枝管をつなぐ建物排水用管継手が、建築物
の躯体の貫通孔に、振動減衰性能と防火性能とを備えた
弾性体を介して装着されていることにより、建物排水用
管継手の振動が弾性体により減衰されるので居室に伝播
し難く、且つ、火災の際に燃焼しにくいので、その隙間
から火炎が広がるおそれがなく、又、配管ラインがくず
れてしまうことがなく、補修をし易い。
【0028】本発明2の建物用管材の支持構造は、建物
用管材が、建築物の躯体の貫通孔に、膨張性黒鉛とリン
化合物と無機充填剤とが添加されたゴム体を介して装着
されていることにより、建物用配管の振動がゴム体によ
り減衰されるので居室に伝播し難く、且つ、火災の際に
燃焼しにくので、その隙間から火炎が広がるおそれがな
く、又、配管ラインがくずれてしまうことがなく、補修
をし易い。
【0029】本発明3の建物用管材の支持構造は、本発
明2において、ゴム体が帯状のものであって、幅方向に
沿って不燃性棒材が配設されていることにより、不燃性
棒材により帯状のゴム体の幅方向の保形性が確保される
ので、建物用管材の周りに装着した状態にて、建築物の
躯体の貫通孔に装着して支持構造を形成する作業がやり
易い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の建物排水用管継
手の支持構造の一例を示す一部断面図である。図1にお
いて、1は建物排水用の集合管継手であって、中央部に
集合部11が形成され、上端と下端にそれぞれ排水立て
管接続部12,13が設けられ、集合部11の上部分に
は横枝管接続部14が突設されている。
【0031】建物排水用管継手1の集合部11の下部分
の外周囲には、振動減衰性能と防火性能とを備えたブチ
ルゴムシート(弾性体)2が巻き付けられている。そし
て、建築物の躯体3の貫通孔31に、建物排水用管継手
1の集合部11が、ブチルゴムシート2及びモルタル4
を介して装着されている。建物排水用管継手1の上端と
下端の排水立て管接続部12,13には、それぞれ、排
水立て管5,6が接続されるとともに、横枝管接続部1
4には横枝管7が接続されている。
【0032】図2は、本発明の建物用管材の支持構造に
使用されるゴム体の一例を示す斜視図である。図2に示
すように、ゴム体9は、帯状のものからなり、ブチルゴ
ムに膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填剤とが添加され
たものからなる2枚のブチルゴムシート92,93間の
幅方向に沿って、膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填剤
とが添加された熱可塑性樹脂からなる不燃性棒材91が
所定間隔をおいて配設されている。
【0033】図3は、図2に示す、ゴム体9を用いた本
発明の建物用管材の支持構造の一例を説明図である。図
3(a)から図3(b)の状態になるように、排水立て
管8の外周囲には、膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填
剤とが添加された帯状のゴム体9が巻き付けられ、図3
(c)に示すように、建築物の躯体3の貫通孔31に、
建物排水立て管8が、不燃性棒材91が幅方向に配設さ
れた帯状のゴム体9及びモルタル4を介して装着されて
いる。
【0034】
【実施例】実施例1 以下、本発明を実施例により説明する。ブチルゴム〔ム
ーニー粘度(100℃)=43、不飽和度=2.0のイ
ソブチレン─イソプレンゴム〕100重量部に、熱膨張
性黒鉛(中和処理品、日本化成社製)30重量部、ポリ
リン酸アンモニウム(住友化学社製、商品名「スミセー
フP」)20重量部と、水酸化アルミニウム(日本軽金
属社製)150重量部とを添加したものを、140℃の
二本ロールを用いて溶融混練して厚さ5mmのブチルゴ
ムシート(弾性体)を作製した。
【0035】このブチルゴムシートを用いて、図1を参
照して説明したような、建物排水用管継手の支持構造を
形成した。その結果、排水立て管を流下する排水による
振動はブチルゴムシートにより著しく減衰し、居室内に
伝播する騒音は著しく低減した。
【0036】又、上記のブチルゴムシートより、140
℃のプレスにて耐火炎評価に用いる縦100mm×横1
00mm×厚さ3mmの試験片を作製した。尚、ブチル
ゴムのみからなること以外は同様にして同様寸法の比較
のための試験片を作製した。これらの試験片を用いて、
コーンカロリーメーター(アトラス社製「CONE2
A」)にて、照射熱量35kW/m2 (水平方向)で行
った。評価方法としては、試験片に前記熱量を30分間
与えた後、試験片裏面の温度が260℃以下のものを
○、260℃を超えるものを×とした。その結果を表1
に示した。
【0037】
【表1】
【0038】実施例2 ポリプロピレン100重量部に、実施例1と同様の、熱
膨張性黒鉛30重量部、ポリリン酸アンモニウム20重
量部と、水酸化アルミニウム150重量部とを添加した
もの用いて、押出機にて直径10mmの不燃性棒材を作
製した。実施例1に準じて得た2枚の帯状のブチルゴム
シート間に、上記棒材を30mm間隔にて挟着したもの
を用いて、図3を参照して説明したような、建物用管材
の支持構造を形成した。その結果、排水立て管を流下す
る排水による振動はブチルゴムシートにより著しく減衰
し、居室内に伝播する騒音は著しく低減した。
【0039】
【発明の効果】本発明1の建物排水用管継手の支持構造
は、上記の如き構成とされているので、建物排水用管継
手の振動が居室に伝播し難く、且つ、火災の際に燃焼し
にくく、その隙間から火炎が広がるおそれがなく、又、
配管ラインがくずれてしまうことがなく、補修をし易
い。
【0040】本発明2の建物用管材の支持構造は、上記
の如き構成とされているので、建物用配管の振動が居室
に伝播し難く、且つ、火災の際に燃焼しにくく、その隙
間から火炎が広がるおそれがなく、又、配管ラインがく
ずれてしまうことがなく、補修をし易い。
【0041】本発明3の建物用管材の支持構造は、上記
の如き構成とされているので、特に、建物用管材の周り
に装着した状態にて、建築物の躯体の貫通孔に装着して
支持構造を形成する作業がやり易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物排水用管継手の支持構造の一例を
示す一部断面図である。
【図2】本発明の建物用管材の支持構造に使用されるゴ
ム体の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の建物用管材の支持構造の一例を説明す
る説明図であり、(a)は排水立て管の外周囲に帯状の
ゴム体が巻き付けられる直前の状態を示す模式図、
(b)は巻き付けられた後の状態を示す断面図、(c)
は建築物の躯体の貫通孔に、建物排水立て管が、不燃性
棒材が幅方向に配設された帯状のゴム体及びモルタルを
介して装着された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物排水用管継手 2 ブチルゴムシート(弾性体) 3 建築物の躯体 4 モルタル 5,6 排水立て管 7 横枝管 8 建物用排水立て管 9 帯状のゴム体 11 集合部 12,13 立て管接続部 14 枝管接続部 31 貫通孔 91 不燃性棒材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 隆 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 セキスイ管材 テクニックス株式会社内 (72)発明者 奥村 浩二 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 セキスイ管材 テクニックス株式会社内 (72)発明者 武 克己 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 セキスイ管材 テクニックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水立て管に横枝管をつなぐ建物排水用
    管継手が、建築物の躯体の貫通孔に、振動減衰性能と防
    火性能とを備えた弾性体を介して装着されていることを
    特徴とする建物排水用管継手の支持構造。
  2. 【請求項2】 建物用管材が、建築物の躯体の貫通孔
    に、膨張性黒鉛とリン化合物と無機充填剤とが添加され
    たゴム体を介して装着されていることを特徴とする建物
    用管材の支持構造。
  3. 【請求項3】 ゴム体が、帯状のものであって、幅方向
    に沿って不燃性棒材が配設されていることを特徴とする
    請求項2記載の建物用管材の支持構造。
JP9028930A 1996-07-29 1997-02-13 建物排水用管継手又は建物用管材の支持構造 Withdrawn JPH1096487A (ja)

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