JPH1095233A - 自動車用ドアヒンジ - Google Patents
自動車用ドアヒンジInfo
- Publication number
- JPH1095233A JPH1095233A JP27135096A JP27135096A JPH1095233A JP H1095233 A JPH1095233 A JP H1095233A JP 27135096 A JP27135096 A JP 27135096A JP 27135096 A JP27135096 A JP 27135096A JP H1095233 A JPH1095233 A JP H1095233A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- harness
- hinge
- vehicle body
- wired
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Hinge Accessories (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車体側からドア側に渡って配線されるハーネス
の露出部分の全長を隠蔽及び保護し、ハーネスの弛みを
吸収する機能を持った自動車用ドアヒンジを提供するこ
とである。 【解決手段】ドアヒンジを構成するヒンジアーム1の長
手方向に空間部を形成し、この空間部に車体3とドア8
に渡って配線されるハーネス6を貫通した。前記ハーネ
ス6に引張力を付与するスプリング10とスプリング受
け部材9とからなるハーネス弛み吸収手段をドア側又は
車体側に備えた。
の露出部分の全長を隠蔽及び保護し、ハーネスの弛みを
吸収する機能を持った自動車用ドアヒンジを提供するこ
とである。 【解決手段】ドアヒンジを構成するヒンジアーム1の長
手方向に空間部を形成し、この空間部に車体3とドア8
に渡って配線されるハーネス6を貫通した。前記ハーネ
ス6に引張力を付与するスプリング10とスプリング受
け部材9とからなるハーネス弛み吸収手段をドア側又は
車体側に備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアを車体に対し
開閉可能に取り付ける自動車用ドアヒンジに関するもの
である。
開閉可能に取り付ける自動車用ドアヒンジに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ドアを車体に対し開閉可能に取り付ける
自動車用ドアヒンジは、一端が車体に固着されたヒンジ
ブラケットに回動可能に取り付けられ、他端はドアに固
着されたヒンジアームによる構成が周知である。
自動車用ドアヒンジは、一端が車体に固着されたヒンジ
ブラケットに回動可能に取り付けられ、他端はドアに固
着されたヒンジアームによる構成が周知である。
【0003】ところで、自動車のドア内にはウインドレ
ギュレータ用のモータその他電気機器が内蔵されてお
り、これに通電するためのハーネスが車体側からドア側
に渡って配線されている。
ギュレータ用のモータその他電気機器が内蔵されてお
り、これに通電するためのハーネスが車体側からドア側
に渡って配線されている。
【0004】このハーネスは、ドアの開閉を許容するよ
う車体とドアとの間の長さに余裕を持たせて車体側から
ドア側に渡って配線されている。従って、ハーネスは車
体とドアとの間で露出して外観の見栄えを悪くしてお
り、また、ドアの開閉によって屈伸するため損傷するこ
とがある。
う車体とドアとの間の長さに余裕を持たせて車体側から
ドア側に渡って配線されている。従って、ハーネスは車
体とドアとの間で露出して外観の見栄えを悪くしてお
り、また、ドアの開閉によって屈伸するため損傷するこ
とがある。
【0005】このような問題を解消するために、ハーネ
スを挿通する溝とハーネスをビニールテープでテーピン
グするガイド部とを設けたクリップをドアに固設したプ
ロテクタが実開平4−35047号で提供されている。
スを挿通する溝とハーネスをビニールテープでテーピン
グするガイド部とを設けたクリップをドアに固設したプ
ロテクタが実開平4−35047号で提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ロテクタは別部品でコスト高になり、また、別個にドア
に取り付ける作業工程が必要である。さらに、このプロ
テクタのガイド部にハーネスがテーピングされている部
分は車体とドア間のドア側の一部であり、その他の殆ど
の部分はドアの開閉を許容するよう車体とドアとの間の
長さに余裕を持たせて露出しており、依然として外観の
見栄えを悪くしている。
ロテクタは別部品でコスト高になり、また、別個にドア
に取り付ける作業工程が必要である。さらに、このプロ
テクタのガイド部にハーネスがテーピングされている部
分は車体とドア間のドア側の一部であり、その他の殆ど
の部分はドアの開閉を許容するよう車体とドアとの間の
長さに余裕を持たせて露出しており、依然として外観の
見栄えを悪くしている。
【0007】本発明の目的は、車体側からドア側に渡っ
て配線されるハーネスの露出部分の全長を隠蔽及び保護
し、ハーネスの弛みを吸収する機能を持った自動車用ド
アヒンジを提供することである。
て配線されるハーネスの露出部分の全長を隠蔽及び保護
し、ハーネスの弛みを吸収する機能を持った自動車用ド
アヒンジを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、請求項1においては、一端が車体
に固着されたヒンジブラケットに回動可能に取り付けら
れ、他端はドアに固着されたヒンジアームよりなる自動
車用ドアヒンジにおいて、前記ヒンジアームは、その長
手方向に空間部を形成し、この空間部に車体とドアに渡
って配線されるハーネスを貫通したことを特徴とするも
のである。
めの本発明の構成は、請求項1においては、一端が車体
に固着されたヒンジブラケットに回動可能に取り付けら
れ、他端はドアに固着されたヒンジアームよりなる自動
車用ドアヒンジにおいて、前記ヒンジアームは、その長
手方向に空間部を形成し、この空間部に車体とドアに渡
って配線されるハーネスを貫通したことを特徴とするも
のである。
【0009】また、請求項2においては、前記の構成に
おいて、車体側又はドア側に前記ハーネスに引張力を付
与するスプリングとスプリング受け部材とからなるハー
ネス弛み吸収手段を備えたものである。
おいて、車体側又はドア側に前記ハーネスに引張力を付
与するスプリングとスプリング受け部材とからなるハー
ネス弛み吸収手段を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、1はヒンジアームで
ある。このヒンジアーム1は断面がコの字型材又は□型
材からなり、その長手方向にコの字型又は□型の空間部
を形成している。
基づいて説明する。図1において、1はヒンジアームで
ある。このヒンジアーム1は断面がコの字型材又は□型
材からなり、その長手方向にコの字型又は□型の空間部
を形成している。
【0011】前記ヒンジアーム1は、その一端が車体3
(ピラー等)に固着されたヒンジブラケット4にヒンジ
ピン5を介して回動可能に取り付けられている。
(ピラー等)に固着されたヒンジブラケット4にヒンジ
ピン5を介して回動可能に取り付けられている。
【0012】また、前記ヒンジアーム1の他端には取り
付け座面2が形成されており、図2で示すように、前記
取り付け座面2を介してドア8に固着されている。
付け座面2が形成されており、図2で示すように、前記
取り付け座面2を介してドア8に固着されている。
【0013】そこで、車体3とドア8に渡って配線され
るハーネス6を前記ヒンジアーム1の空間部を貫通し、
ドア8内のハーネス6aとコネクタ7によって結合して
配線したものである。
るハーネス6を前記ヒンジアーム1の空間部を貫通し、
ドア8内のハーネス6aとコネクタ7によって結合して
配線したものである。
【0014】すなわち、図2,図3及び図4で示すよう
に、車体3側のヒンジアーム1の一端に開口穴11を設
け、この開口穴11にグロメット12を装着し、車体3
側から外部に取り出したハーネス6を前記開口穴11よ
りヒンジアーム1の空間部に挿入してヒンジアーム1の
他端に貫通してドア8内のハーネス6aとコネクタ7に
よって結合したものである。
に、車体3側のヒンジアーム1の一端に開口穴11を設
け、この開口穴11にグロメット12を装着し、車体3
側から外部に取り出したハーネス6を前記開口穴11よ
りヒンジアーム1の空間部に挿入してヒンジアーム1の
他端に貫通してドア8内のハーネス6aとコネクタ7に
よって結合したものである。
【0015】上記の構成により、車体3側からドア8側
に渡って配線されるハーネス6はヒンジアーム1で隠蔽
され、見栄えを向上する。
に渡って配線されるハーネス6はヒンジアーム1で隠蔽
され、見栄えを向上する。
【0016】また、別部材のプロテクタを用いなくても
車体3とドア8との間のハーネス6をヒンジアーム1で
保護して損傷を防止する。
車体3とドア8との間のハーネス6をヒンジアーム1で
保護して損傷を防止する。
【0017】さらに、本発明はドア8の開閉時における
ハーネス6の弛み吸収手段を備えている。このハーネス
6の弛み吸収手段は図2及び図3で示すように、ドア8
内のハーネス6aに鍔状のスプリング受け部材9をテー
ピング等により固定し、このスプリング受け部材9とド
ア8との間にスプリング10を介装して、ハーネス6a
と、このハーネス6aにコネクタ7で係合されているハ
ーネス6に対し常にドア8の開き方向とは逆方向の引張
力を付与した構成である。
ハーネス6の弛み吸収手段を備えている。このハーネス
6の弛み吸収手段は図2及び図3で示すように、ドア8
内のハーネス6aに鍔状のスプリング受け部材9をテー
ピング等により固定し、このスプリング受け部材9とド
ア8との間にスプリング10を介装して、ハーネス6a
と、このハーネス6aにコネクタ7で係合されているハ
ーネス6に対し常にドア8の開き方向とは逆方向の引張
力を付与した構成である。
【0018】前記図2及び図3ではハーネス6の弛み吸
収手段をドア8側に設定したが、図示省略しているけれ
ど、車体3側でハーネス6にスプリング受け部材9をテ
ーピング等により固定し、このスプリング受け部材9と
車体3の間にスプリング10を介装してもよい。
収手段をドア8側に設定したが、図示省略しているけれ
ど、車体3側でハーネス6にスプリング受け部材9をテ
ーピング等により固定し、このスプリング受け部材9と
車体3の間にスプリング10を介装してもよい。
【0019】上記ハーネス6の弛み吸収手段によって、
ドア8の開閉を許容し、常に車体3とドア8との間のハ
ーネス6の弛みが防止され、車体3とドア8との間の噛
込みを防ぐことができる。
ドア8の開閉を許容し、常に車体3とドア8との間のハ
ーネス6の弛みが防止され、車体3とドア8との間の噛
込みを防ぐことができる。
【0020 【発明の効果】以上述べたように本発明によると、請求
項1においては、ドアのヒンジアーム自体で車体とドア
に渡って配線されるハーネスの露出部分の全長を隠蔽
し、かつ保護するため、別部品のプロテクタを不要とし
コストの低減が図られると共に、別部品の取り付け作業
を省略することができる。
項1においては、ドアのヒンジアーム自体で車体とドア
に渡って配線されるハーネスの露出部分の全長を隠蔽
し、かつ保護するため、別部品のプロテクタを不要とし
コストの低減が図られると共に、別部品の取り付け作業
を省略することができる。
【0021】請求項2においては、上記の効果に加え
て、ハーネスの弛み吸収手段によって、ドアの開閉を許
容し、常に車体とドアとの間のハーネスの弛みが防止さ
れ、車体とドアとの間の噛込みを防ぐことができる利点
を有している。
て、ハーネスの弛み吸収手段によって、ドアの開閉を許
容し、常に車体とドアとの間のハーネスの弛みが防止さ
れ、車体とドアとの間の噛込みを防ぐことができる利点
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ドアヒンジの斜視図
【図2】本発明の自動車用ドアヒンジを備えたドア閉止
状態の断面図
状態の断面図
【図3】本発明の自動車用ドアヒンジを備えたドア開口
状態の断面図
状態の断面図
【図4】ドアヒンジに対するハーネスの貫通状態を示す
要部斜視図
要部斜視図
1 ヒンジアーム 2 取り付け座面 3 車体 4 ヒンジブラケット 5 ヒンジピン 6 ハーネス 6a ハーネス 7 コネクタ 8 ドア 9 スプリング受け部材 6b スプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 一端が車体に固着されたヒンジブラケッ
トに回動可能に取り付けられ、他端はドアに固着された
ヒンジアームよりなる自動車用ドアヒンジにおいて、前
記ヒンジアームは、その長手方向に空間部を形成し、こ
の空間部に車体とドアに渡って配線されるハーネスを貫
通したことを特徴とする自動車用ドアヒンジ。 - 【請求項2】 車体側又はドア側に前記ハーネスに引張
力を付与するスプリングとスプリング受け部材とからな
るハーネス弛み吸収手段を備えた請求項1に記載の自動
車用ドアヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27135096A JPH1095233A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 自動車用ドアヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27135096A JPH1095233A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 自動車用ドアヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1095233A true JPH1095233A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17498849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27135096A Pending JPH1095233A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 自動車用ドアヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1095233A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007007119A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2007331672A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Kanto Auto Works Ltd | ドアトリム |
JP2009051457A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Suzuki Motor Corp | ハーネス固定クランプの固定構造 |
CN110145199A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-20 | 宁波市五角阻尼股份有限公司 | 基于物联网的智能门控系统 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP27135096A patent/JPH1095233A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007007119A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP4658713B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-03-23 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2007331672A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Kanto Auto Works Ltd | ドアトリム |
JP2009051457A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-12 | Suzuki Motor Corp | ハーネス固定クランプの固定構造 |
CN110145199A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-20 | 宁波市五角阻尼股份有限公司 | 基于物联网的智能门控系统 |
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