JP2002017031A - スライドドア用ハーネスの配索構造 - Google Patents

スライドドア用ハーネスの配索構造

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JP2002017031A JP2000198688A JP2000198688A JP2002017031A JP 2002017031 A JP2002017031 A JP 2002017031A JP 2000198688 A JP2000198688 A JP 2000198688A JP 2000198688 A JP2000198688 A JP 2000198688A JP 2002017031 A JP2002017031 A JP 2002017031A
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青木  透
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライドドアの開閉に伴うスライドドアと車
両ボディとの間へのワイヤハーネスの挟み込みを確実に
防止する。 【解決手段】 スライドドア側のワイヤハーネス4をハ
ーネス弛み吸収装置2から車両ボディ側に配索し、ハー
ネス弛み吸収装置2から車両ボディ3に掛け渡されたワ
イヤハーネス4の渡り部4dをスライドドア1の閉じ操
作時に上向きに誘導案内する傾斜面20を有するガイド
誘導部材6を車両ボディ側に設けた。ガイド誘導部材6
が、スライドドア側に面する第一の傾斜面20と、第一
の傾斜面に交差し、ワイヤハーネス4の渡り部4dの揺
動方向に向く第二の傾斜面とを有してもよい。ガイド誘
導部材を車両ボディのステップ5の先端側に配置した。
ガイド誘導部材を車両ボディと一体に形成してもよい。
ガイド誘導部材の近傍でワイヤハーネス4を車両ボディ
側に固定してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドドア側の
機能部品に常時給電を行うべく車両ボディ側からスライ
ドドア側にワイヤハーネスを配索し、スライドドアの開
閉に伴うワイヤハーネスの弛みを吸収しつつスライドド
アと車両ボディとの間へのワイヤハーネスの挟み込みを
防止したスライドドア用ハーネスの配索構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカーやワゴン車等に使用さ
れるスライドドアの各機能部品に車両ボディ側(電源
側)から電気を供給したり、スライドドア側から車両ボ
ディ側に電気信号を送ったりするために、従来種々のス
ライドドア用ハーネスの配索構造が提案されている。
【0003】スライドドアにはパワーウィンドモータや
ドアロックユニットやスピーカやスイッチユニットある
いは電子制御ユニットといった種々の機能部品が搭載さ
れている。これら機能部品に対して電源電流や信号電流
を供給ないし受給するわけであるが、スライドドアを閉
めた場合は勿論のこと、開けた場合においてもこれらの
給電・受電が必要となっている。
【0004】図8(a)(b)は、特開平7−222274号
公報に記載された従来のスライドドア用ハーネスの配索
構造の一形態を示すものである。
【0005】この構造は、スライドドア118の開閉動
作に伴って電線(ワイヤハーネス)119を繰り出し・
巻き取り可能なリール120が車両ボディ121側に設
けられ、電線119の一端側がヒンジ122を介してド
ア側の機能部品であるスピーカ123に接続され、電線
119の他端側が車両ボディ側の機能部品であるオーデ
ィオ(図示せず)に接続されている。
【0006】図8(a) のスライドドア118の閉時にお
いて電線119はリール120から繰り出されて延び、
図8(b) のスライドドア118の開時において電線11
9はリール120に巻き取られる。スライドドア118
は閉時に前進しつつ車両ボディ121に密着し、開時に
外側に離間しつつ後退する。このようにスライドドア1
18は少なくとも二次元的に移動する。
【0007】しかしながら、上記構造にあっては、電線
119をリール120に幾重にも巻き取らなければなら
ないために、電線119が傷みやすいという懸念があっ
た。また、回路数(電線本数)の多いワイヤハーネスで
は屈曲性が悪いために適用が困難であるという問題があ
った。
【0008】これらの問題を解消すべく、本出願人は先
に特願2000−109474号において、スライドド
ア内にワイヤハーネスを略半円状に湾曲させて収容し、
且つワイヤハーネスを板ばねで上向きに付勢した弛み吸
収装置を提案した。
【0009】スライドドアの開操作でスライドドアが車
両ボディから外側に離れつつ後退し、スライドドア内の
ワイヤハーネスは縮径しつつ垂れ下がり、スライドドア
の全開時に車両ボディへの渡りの部分が前方へ引っ張ら
れる。また、スライドドアの閉操作でスライドドアが車
両ボディ側に近接しつつ前進し、スライドドア内のワイ
ヤハーネスは拡径しつつ車両ボディへの渡りの部分が後
方へ引っ張られる。このようにしてワイヤハーネスの弛
みが吸収される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造にあっては、特にスライドドア内のハーネス弛み吸収
装置の位置やハーネス弛み吸収装置からのワイヤハーネ
スの導出位置が車両ボディ側のワイヤハーネスの配索位
置よりも低い場合に、スライドドアから車両ボディにか
けて斜め上向きにワイヤハーネスが配索される形とな
り、スライドドアの閉止時にワイヤハーネスがスライド
ドアと車両ボディとの間に挟まれやすいという懸念があ
った。
【0011】すなわち、ワイヤハーネスはスライドドア
の閉止直前に車両ボディのステップ(金属パネルの部
分)に接近し、その際にステップよりも下側に垂れやす
い傾向にあり、ステップとスライドドアの内側の合成樹
脂製のドアトリムとの間にワイヤハーネスが挟まれる心
配があった。万一、ワイヤハーネスが挟まれた場合に
は、ワイヤハーネスを被覆するコルゲートチューブ等の
保護チューブが傷んだり、最悪の場合はワイヤハーネス
を構成する電線が切断されかねないという問題を生じ、
その場合にはスライドドアへの給電やスライドドアから
の信号発信が停止され、例えばパワーウィンドの昇降動
作や電動式スライドドアの開閉動作が行われなくなって
しまう。
【0012】また、スライドドアから車両ボディにかけ
て斜め上向きにワイヤハーネスが配索される場合に、ワ
イヤハーネスが上側と下側とで90度に近い角度で屈曲
し、屈曲部に無理な応力が作用する懸念があった。この
場合にも上記同様にワイヤハーネスが傷んだり、スライ
ドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの伸縮動作がスムー
ズに行われないという問題を生じてしまう。
【0013】本発明は、上記した点に鑑み、スライドド
アの閉操作でスライドドアと車両ボディとの間にワイヤ
ハーネスを挟み込むことがなく、また、スライドドアの
開閉時や静止時にワイヤハーネスの屈曲を無理なく行う
ことができて、ワイヤハーネスの傷付きや変形等を防止
できるスライドドア用ハーネスの配索構造を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スライドドアにハーネス弛み吸収装置を
設け、スライドドア側のワイヤハーネスを該ハーネス弛
み吸収装置から車両ボディ側に配索したスライドドア用
ハーネスの配索構造において、前記ハーネス弛み吸収装
置から前記車両ボディに掛け渡された前記ワイヤハーネ
スの渡り部を前記スライドドアの閉じ操作時に上向きに
誘導案内する傾斜面を有するガイド誘導部材を該車両ボ
ディ側に設けたことを特徴とする(請求項1)。前記ガ
イド誘導部材が、スライドドア側に面する第一の傾斜面
と、該第一の傾斜面に交差し、前記ワイヤハーネスの渡
り部の揺動方向に向く第二の傾斜面とを有することも有
効である(請求項2)。また、前記ガイド誘導部材が前
記車両ボディのステップの先端側に配置されたことも有
効である(請求項3)。また、前記ガイド誘導部材が前
記車両ボディと一体に形成されたことも有効である(請
求項4)。また、前記ガイド誘導部材の近傍で前記ワイ
ヤハーネスが前記車両ボディ側に固定されたことも有効
である(請求項5)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るスライ
ドドア用ハーネスの配索構造の一実施形態を示すもので
ある。
【0016】この構造は、スライドドア1にハーネス弛
み吸収装置2を設けると共に、ハーネス弛み吸収装置2
から車両ボディ3側に配索されたワイヤハーネス4に対
して、車両ボディ3のステップ5に傾斜状のガイド誘導
部材6を設けたことを特徴とするものである。
【0017】ガイド誘導部材6によってスライドドア1
の閉じ操作時にワイヤハーネス4がステップ5上に案内
及び誘導され、ワイヤハーネス4の垂れ下がりとそれに
伴うステップ5とスライドドア3との間への挟み込みが
防止される。
【0018】上記ハーネス弛み吸収装置2は、スライド
ドア1の金属製のパネル7に配設され、略半円状に湾曲
した合成樹脂製のプロテクタ8と、プロテクタ8内でワ
イヤハーネス4を上向きに付勢する金属製の板ばね(弾
性部材)9とで構成されている。
【0019】プロテクタ8はボルトや係止クリップ等の
固定手段10でパネル7に固定され、板ばね9の下端は
プロテクタ8の前端寄りに固定され、板ばね9の上端は
ワイヤハーネス4の湾曲部4aのほぼ頂部に位置してい
る。ワイヤハーネス4の湾曲部4aはテープやバンド等
の固定手段11で板ばね9に固定されている。これらの
構造は従来技術の特願2000−109474号で提案
済であるので詳細な説明を省略する。
【0020】プロテクタ8は一体ないし別体の略半円状
の蓋部(図示せず)で覆われるか、あるいはドアトリム
(図示せず)の内面が蓋部を代用する。パネル7には合
成樹脂製のドアトリムが係止クリップ(図示せず)で固
定され、ハーネス弛み吸収装置2はドアトリムの内側に
隠される。
【0021】ワイヤハーネス4はプロテクタ8の内面に
沿って湾曲状に配索され、プロテクタ8の前端側8aと
後端側8bとからそれぞれ導出されている。プロテクタ
8の前端側8aから導出されたハーネス部分4bはスラ
イドドア側のパワーウィンドモータやスイッチユニット
やスピーカといった各機能部品(図示せず)に接続され
る。
【0022】プロテクタ8の後端側8bから導出された
ハーネス部分4cはパネル7とドアトリムとの下側の隙
間を経て前記ガイド誘導部材6の上面に沿って図2の如
く傾斜状に車両ボディ側に配索され、ガイド誘導部材6
の近くでステップ5上のクランプ(固定部材)12に固
定され、さらにクランプ12の奥側において車両ボディ
側のワイヤハーネス13に雄・雌のコネクタ14,15
で接続されている。
【0023】クランプ12は例えば上下に分割可能で且
つ係止手段16で相互に係止され、ワイヤハーネス4
(複数本の電線18)の外側を覆う例えば合成樹脂製の
コルゲートチューブ17を周方向回動自在に支持し、且
つハーネス長手方向に不動に固定する。クランプ12に
代えて他の固定部材を用いてもよく、また、コルゲート
チューブ17に代えて複数本の電線18をテープ巻きで
結束したり、他の保護チューブを用いてもよい。ワイヤ
ハーネス4は複数本の電線18とこれら保護チューブ1
7等を含むものである。
【0024】車両ボディ3のステップ5は金属板で構成
され、表面に補強用の複数の膨出部19を有している。
ステップ5の外側先端部に前記傾斜状のガイド誘導部材
6が設けられている。ガイド誘導部材6は図3にもその
一形態を示す如く、少なくともスライドドア側に面する
上向きの第一の傾斜面20を有して略クサビ状に形成さ
れている。
【0025】第一の傾斜面20はステップ5(図2)の
先端5aと同一位置に最低点を有し、ステップ5の奥行
方向にテーパ状に立ち上がって、最高点において平坦な
且つ奥行の狭い支持面21に続いている。ガイド誘導部
材6の前後両側の面22,23(図3)と奥側の面24
はほぼ垂直に立ち上がっている。
【0026】ガイド誘導部材6の横幅は少なくともワイ
ヤハーネス4の外径と同じかそれ以上であることが好ま
しい。傾斜面20の傾斜角度はクランプ12の高さ(ワ
イヤハーネス4の下面とステップ5の上面との間の隙
間)や図7のステップ5とスライドドア側のプロテクタ
8のハーネス導出部(後端側)8bとの高低差等に応じ
て適宜設定される。
【0027】図4に示す如く、ガイド誘導部材25に第
一の傾斜部20と交差する第二の傾斜部26を形成する
ことも有効である。第二の傾斜部26は図1においてス
テップ5の後端5b寄りすなわちスライドドア1の開き
方向後側に位置する。第一の傾斜部20と第二の傾斜部
26とは交線27を介して連続している。
【0028】図5に示す如く、ガイド誘導部材28の傾
斜面29,30はテーパ状でなく湾曲状であってもよ
い。本明細書において傾斜面は湾曲面を含むものと定義
する。図5の実施形態においては第一の傾斜面(湾曲
面)29と第二の湾曲面(傾斜面)30とは交差して続
いている。
【0029】また、図4,図5において第二の傾斜面2
6,30と対称に位置する面23,31を第三の傾斜面
とすることも可能である。第三の傾斜面は図1において
スライドドア閉じ方向前側に位置する。また、ガイド誘
導部材6,25,28の奥行側の面24,32を傾斜状
(湾曲状)にすることで、ワイヤハーネス4との摺動に
よるワイヤハーネス4の傷付きも防止される。また、略
半球状ないし略球体の一部をなす形状のガイド誘導部材
を用いることも可能である。
【0030】ガイド誘導部材6,25,28は例えば合
成樹脂で形成され、接着やボルト締め等の手段でステッ
プ5に固定される。あるいは図2の膨出部19と同様に
金属製のステップ5に一体に形成することも可能であ
る。ステップ5の先端5aを図7の如く下向きに湾曲さ
せることも有効である。ガイド誘導部材6は図1の如く
ステップ5の後端5a寄りに配設される。これは乗降の
邪魔にならないようにステップ5の後端寄りにおいてワ
イヤハーネス4が車両ボディ側に配索されているためで
ある。
【0031】図1においてスライドドア1は閉止直前の
状態にあり、スライドドア1と車両ボディ3のステップ
5とは狭い隙間33を存して近接している。ワイヤハー
ネス4はプロテクタ8の内面に沿って湾曲しつつ後方
(図1示左方)に引っ張られ、その状態で後側の導出部
8bからガイド誘導部材6の傾斜面20に沿ってステッ
プ5上に配索されている。プロテクタ8内でワイヤハー
ネス4の湾曲部4aは板ばね9で立上げ方向に付勢され
ている。ステップ5の上側には合成樹脂製のスカッフプ
レート(図示せず)が配設され、ワイヤハーネス4はス
テップ5とスカッフプレートとの間で前後方向揺動自在
に配索される。
【0032】図6はスライドドア1の開き状態(全開直
前の状態)を示すものであり、ワイヤハーネス4はプロ
テクタ8内で板ばね9の弾性力に抗して小径に湾曲しつ
つ前方(図6示右方)に引っ張られ、その状態でガイド
誘導部材6の傾斜面20に沿ってステップ5上に配索さ
れている。
【0033】図2の如くワイヤハーネス4はステップ5
上においてガイド誘導部材6の近傍でクランプ12で固
定されているから、ワイヤハーネス4の渡り部4d(車
両ボディ3とスライドドア1との間のハーネス部分)は
ガイド誘導部材6の傾斜面20で確実に拾われてステッ
プ5上にスムーズ且つ確実に案内誘導される。
【0034】たとえガイド誘導部材6の近傍でワイヤハ
ーネス4がクランプ12で固定されていなくとも、スラ
イドドア1の開閉に伴うワイヤハーネス4の軌道(軌
跡)はほぼ一定であるから、ガイド誘導部材6の横幅
(前後方向の幅)を少し広く設定すれば、何ら問題なく
ワイヤハーネス4をガイド誘導部材6によって拾ってス
テップ5上に案内誘導させることができる。
【0035】すなわち、図6のスライドドア1の開じ状
態からスライドドア1を図1の如く閉めるべく前方にス
ライドさせるに伴って、スライドドア1が車両ボディ3
に近づき、ワイヤハーネス4もステップ5に近づきつ
つ、ワイヤハーネス4の渡り部4dが後方から前方に揺
動する。図2においてはワイヤハーネス4の渡り部4d
が図で右から左に揺動する。ここでワイヤハーネス4が
たとえガイド誘導部材6から右側に外れていても、スラ
イドドア1の閉じ操作に伴って渡り部4dがガイド誘導
部材6の傾斜面20に摺接しつつガイド誘導部材6に乗
り上げる(拾われる)。この際、図4〜図5の第二の傾
斜面26,30があれば、ガイド誘導部材6へのワイヤ
ハーネス4の乗り上げが極めてスムーズに且つ確実に行
われる。
【0036】ワイヤハーネス4がガイド誘導部材6に乗
り上げることで、ワイヤハーネス4の渡り部4dの高さ
が高く維持され、渡り部4dが全てステップ5上に位置
するから、それによってステップ5とスライドドア1の
ドアトリム(図示せず)との間への渡り部4dの挟み込
みが防止される。
【0037】このことは図7の如くステップ5の高さよ
りもスライドドア1側のワイヤハーネス4の導出部4c
の高さが極めて低い場合においても同様である。
【0038】すなわち、スライドドア1の閉じ操作でワ
イヤハーネス4が図6〜図1の如く後から前に揺動する
が、その際にワイヤハーネス4が傾斜面20に沿って揺
動部材6に乗り上げることで、ワイヤハーネス4が上向
きに持ち上げられ、且つスライドドア1が車両ボディ3
側のガイドレール(図示せず)に沿って閉まる直前に少
し上昇して(これは車種によって異なる)、車両ボディ
3とスライドドア1との間へのワイヤハーネス4の挟み
込みが防止される。
【0039】また、ガイド誘導部材6を用いない場合は
図7の鎖線の如くワイヤハーネス4′が垂直に近い形状
に折れ曲がり、直角に近い極めて小さな半径で屈曲し、
ワイヤハーネス4′の上下の屈曲部4e′,4f′に大
きな引張力や圧縮力が作用したり、ワイヤハーネス4′
がステップ下側のウェザストリップ35と干渉し(擦
れ)たりするが、ガイド誘導部材6を用いることによっ
て、実線の如くワイヤハーネス4がガイド誘導部材6の
傾斜面20に沿って傾斜状に支持されるから、ワイヤハ
ーネス4が大きな半径でスムーズに湾曲して、ワイヤハ
ーネス4の上下の屈曲部4e,4fに無理な力が作用す
ることが防止されると共に、下側のウェザストリップ3
5との干渉(擦れ)が防止される。
【0040】図7において、符号7はスライドドア1の
金属製のパネル、8は弛み吸収装置であるプロテクタ、
40はプロテクタ8の蓋部の裾、36は合成樹脂製のド
アトリム、37はドアトリム側のウェザストリップ、3
8は金属製のボディパネル、12はワイヤハーネス固定
用のクランプをそれぞれ示す。
【0041】プロテクタ8の蓋部の裾40は外向きに湾
曲状に形成され、ワイヤハーネス4の導出部4cは裾4
0に沿ってスムーズに湾曲する。また、図1で符号39
は車両ボディ側のガイドレールと係合するスライダを示
す。
【0042】スライドドア1の全開時と全閉時において
ワイヤハーネス4は殆ど弛みなく引っ張られているか
ら、板ばね9(図1)はさほど必要はなく、スライドド
ア1の半開時においてワイヤハーネス4が下向きに大き
く弛むから、板ばね9による上向き付勢が必要となる。
【0043】図1のスライドドア1の閉止前の段階でワ
イヤハーネス4がガイド誘導部材6によって上向きに誘
導されるから、板ばね9の作用が助長されることにな
る。従って従来よりも薄い板ばね9を用いてワイヤハー
ネス4の弛み吸収を行うことができ、板ばね9のコスト
が低減されると共に、スライドドア1の全開時と全閉時
における板ばね9によるワイヤハーネス4の押圧を小さ
く抑えることができる。
【0044】なお、図7においてワイヤハーネス4を車
両ボディ3のステップ以外の部位、例えばステップ5よ
りも下側のパネル38,39に沿って配索し、そのパネ
ル38,39に前記ガイド誘導部材6を配設することも
可能である。こうすればスライドドア側のプロテクタ8
の導出部8bと車両ボディ側のハーネス配索部位との高
低差が縮まり、ワイヤハーネス4の挟み込み防止が一層
有利化する。また、フロアパネルやスカッフプレートに
ワイヤハーネス4を配索し、且つガイド誘導部材6を配
設することも可能である。
【0045】また、上記ハーネス弛み吸収装置としてプ
ロテクタを用いずに板ばねあるいは小径のコイルばねを
長く延長させたもの等を弾性部材として用いて、ワイヤ
ハーネスを湾曲支持させることも可能である。また、ハ
ーネス弛み吸収装置として、水平なガイドレールと、ガ
イドレールにスライド自在に係合するスライダと、スラ
イダに一端を連結し、他端をスライドドアに連結した屈
伸自在な一対のアームとを用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、例えばスライドドアの閉止直前でワイヤハーネスの
渡り部が車両ボディ側のガイド誘導部材の傾斜面で拾わ
れて、傾斜面に沿って上向きに誘導されるから、車両ボ
ディとスライドドアとの間へのワイヤハーネスの挟み込
みが防止され、ワイヤハーネスの傷付きや断線が防止さ
れる。また、車両ボディ側からスライドドア側にかけて
下向きに配索されたワイヤハーネスが、ガイド誘導部材
の傾斜面に沿って斜め下向きに配索されることにより、
ワイヤハーネスの渡り部の上側と下側の屈曲が大きな半
径で滑らかに行われ、ワイヤハーネスに無理な力が加わ
らず、ワイヤハーネスの傷みが防止される。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、スラ
イドドアの閉じ操作に伴ってワイヤハーネスの渡り部が
前方に揺動した際に、ガイド誘導部材の第二の傾斜面に
沿ってワイヤハーネスの渡り部が第一の傾斜面にスムー
ズに案内されるから、ガイド誘導部材による渡り部の拾
い操作がスムーズ且つ確実に行われ、請求項1記載の発
明における効果が一層顕著に奏される。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、ガイ
ド誘導部材によってステップの先端とスライドドアとの
間へのワイヤハーネスの挟み込みが確実に防止される。
ステップはスライドドア側からワイヤハーネスを掛け渡
しやすい部位であり、ステップの先端が尖っていても、
何らその影響を受けずにガイド誘導部材によってワイヤ
ハーネスの傷付きを防止することができる。
【0049】また、請求項4記載の発明によれば、例え
ばガイド誘導部材を金属製の車両ボディのプレス成形時
に同時に膨出形成することで、ガイド誘導部材の部品コ
ストや組付工数が削減され、車両のコストアップが防止
される。
【0050】また、請求項5記載の発明によれば、ガイ
ド誘導部材の近傍でワイヤハーネスが固定されたこと
で、スライドドアの閉じ操作時にワイヤハーネスの渡り
部がガイド誘導部材の上に正確に位置決めされ、渡り部
が正確にガイド誘導部材で拾われる。これにより、スラ
イドドアと車両ボディとの間へのワイヤハーネスの挟み
込みが一層正確に防止される。
【0051】また、スライドドアの開閉動作に関係なく
ワイヤハーネスをガイド誘導部材の上に常時乗った状態
に維持させることもでき、ワイヤハーネスの渡り部の位
置が高くなり、スライドドアと車両ボディとの間へのワ
イヤハーネスの挟み込みが一層確実に防止される。ま
た、ワイヤハーネスがガイド誘導部材の傾斜面に沿って
車両ボディからスライドドアにかけて斜め下向きに傾斜
した状態に維持されることで、ワイヤハーネスの上側と
下側の屈曲が大きな半径で滑らかに屈曲した状態に維持
され、それによりワイヤハーネスに無理な応力が作用せ
ず、ワイヤハーネスの経時的な傷みが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア用ハーネスの配索構
造の一実施形態を示すスライドドア閉じ時における斜視
図である。
【図2】同じく車両ボディ側におけるワイヤハーネスの
配索状態を示す斜視図である。
【図3】ワイヤハーネスに対するガイド誘導部材の一形
態を示す斜視図である。
【図4】ガイド誘導部材の他の形態を示す斜視図であ
る。
【図5】ガイド誘導部材のその他の形態を示す斜視図で
ある。
【図6】スライドドア開き時におけるスライドドア用ハ
ーネスの配索構造を示す斜視図である。
【図7】スライドドアと車両ボディとのハーネス配索部
位の高低差が大きい場合のハーネス配索形態を示す正面
図である。
【図8】従来のスライドドア用ハーネスの配索構造の一
形態を示し、(a) はスライドドア全閉状態における横断
面図、(b) はスライドドア全開状態における横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 スライドドア 2 ハーネス弛み吸収装置 3 車両ボディ 4 ワイヤハーネス 4d 渡り部 5 ステップ 6,25,28 ガイド誘導部材 20,29 第一の傾斜面 26,30 第二の傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/38 H02G 3/28 F (72)発明者 青木 透 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 福元 良一 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5G309 AA09 5G363 AA04 AA07 BA02 DC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライドドアにハーネス弛み吸収装置を
    設け、スライドドア側のワイヤハーネスを該ハーネス弛
    み吸収装置から車両ボディ側に配索したスライドドア用
    ハーネスの配索構造において、 前記ハーネス弛み吸収装置から前記車両ボディに掛け渡
    された前記ワイヤハーネスの渡り部を前記スライドドア
    の閉じ操作時に上向きに誘導案内する傾斜面を有するガ
    イド誘導部材を該車両ボディ側に設けたことを特徴とす
    るスライドドア用ハーネスの配索構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド誘導部材が、スライドドア側
    に面する第一の傾斜面と、該第一の傾斜面に交差し、前
    記ワイヤハーネスの渡り部の揺動方向に向く第二の傾斜
    面とを有することを特徴とする請求項1記載のスライド
    ドア用ハーネスの配索構造。
  3. 【請求項3】 前記ガイド誘導部材が前記車両ボディの
    ステップの先端側に配置されたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
  4. 【請求項4】 前記ガイド誘導部材が前記車両ボディと
    一体に形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
  5. 【請求項5】 前記ガイド誘導部材の近傍で前記ワイヤ
    ハーネスが前記車両ボディ側に固定されたことを特徴と
    する請求項1〜4の何れかに記載のスライドドア用ハー
    ネスの配索構造。
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