WO2015053190A1 - スライドドア用給電構造 - Google Patents

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Abstract

 スライドドアの開閉時に電線の振動等に起因した異音が抑制されるとともに、スライドドアの見栄えを向上させることができるスライドドア用給電構造を提供する。ドアパネル(P)とドアトリム(T)との間に設けられて電線(W)の他端側を保持する他端側保持部(3)を備え、他端側保持部(3)は、ドアパネル(P)又はドアトリム(T)に固定されるベース(31)と、ベース(31)に回動自在に支持されて先端部に電線(W)を保持する第1及び第2回動アーム(32,33)と、電線(W)の余長を吸収する方向に第1回動アーム(32)を付勢する付勢手段と、を有して構成され、ドアトリム(T)に、電線(W)を、ドアトリム(T)の下端縁(11)側から見たときにその下端縁(11)に対して傾斜する方向に案内する案内部(4)が設けられている。

Description

スライドドア用給電構造
 本発明は、車両本体とスライドドアとに亘って電線を配索して給電するスライドドア用給電構造に関するものである。
 従来、自動車の車両本体にスライド自在に支持されたスライドドアが利用されており、このスライドドアには、ドアロックスイッチやウィンドウガラス開閉スイッチ、カーテシランプ等の電子機器が取り付けられている。このため、スライドドアが設けられた車両には、スライドドアに取り付けられた電子機器と車体側に設けられた制御装置等の電子機器とを接続するために、車両本体とスライドドアとに亘って電線(ワイヤハーネス)を配索して給電する給電構造が用いられている。このような給電構造としては、電線を保持するとともに、ドアパネルに回動自在に軸支されて電線の余長吸収方向に付勢されたアーム部材を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
 上記のようなアーム部材を有する従来のスライドドア用給電構造について説明する。図6に示すように、従来のスライドドア用給電構造は、スライドドアDのドアパネルPとドアトリムTとの間にあって、回動自在に支持される回動アーム101の先端に電線Wが保持されている。電線Wの車両本体側の一端は、この車両本体側に設けられた固定具102に固定されている。尚、図6は、従来のスライドドアDを車両の内側から見た斜視図である。また、図6の右側が車両前方、左側が車両後方を示すものであり、この図6の左側(車両後方)にスライドドアDがスライド開放されるようになっている。スライドドアDの開放時には、回動アーム101が回動して電線Wを引き上げることで余長分を吸収する。
 また、スライドドアDの開放時には、矢印Cが示すように、スライドドアDは、車両の外側に向かって突出しつつ後方へと向かう。このときには、図7に示すように、電線WのうちスライドドアDのドアパネルPとドアトリムTとの間に位置する部分が、矢印C方向へのスライドドアDの突出の際に、ドアトリムTの下端縁を車両本体側へと乗越える。図7は、図6に矢視V線で示す断面図である。
特開2009-65814号公報
 ところで、上述した従来のスライドドア用給電構造では、スライドドアDの開閉の際に、スライドドアDと電線Wとの位置関係は次のようなものになる。図8は、スライドドアDの開閉の際における、スライドドアDと電線Wとの位置関係を示す模式図である。この図8には、この位置関係が、スライドドアDの、車両のフロア上のスカッフトリムSTと平行な切断面に沿った断面図で示されている。図8(a)には、ある程度開いた状態のスライドドアDが示されている。また、図8(b)には、開放時における突出直後、あるいは全閉直前におけるスライドドアDが示され、図8(c)には全閉状態のスライドドアDが示されている。
 図8に示されているように、スライドドアDの開放時には、その開放動作に伴い、スライドドアDにおいて、電線WとドアトリムTとの当接部PAが車両前方へ移動しつつ、電線WとドアトリムTとの当接角度θAが大きくなっていく。逆に、スライドドアDが閉じられる時には、その閉動作に伴い、スライドドアDにおいて当接部PAが車両後方へ移動しつつ当接角度θAが小さくなっていく。
 そして、図8(c)に示されている全閉状態への移行の際、あるいは、この全閉状態から開放へと向かう際に、当接角度θAが小さくなって電線WがドアトリムTの下端縁と略平行に延びている際に、その平行に延びている部分がドアトリムTの下端縁に引っ掛かりがちとなる。このように引っ掛かった電線Wには応力が溜まり、その応力がある程度のレベルに達した段階で電線WがドアトリムTの下端縁を一気に乗越えることとなる。そして、このように電線WがドアトリムTの下端縁を一気に乗越えると、その際の電線Wの振動等が、搭乗者の耳に異音として響くという問題がある。
 ここで、ドアトリムTの下端縁における車両後方側には、以下に説明する蹴上がり部が設けられている。図9は、ドアトリムTの下端縁に設けられた蹴上がり部を示す図である。この図9に示されているように、車両のフロアにはスカッフトリムSTが設置されており、蹴上がり部Kは、ドアトリムTにおける車両後方側の下端縁が、スカッフトリムSTから離れる上方へと蹴上がり角度θKで立ち上って形成された部分である。
 従来、スライドドアDの開閉時における電線WとドアトリムTの下端縁との引っ掛かりを抑えるために、蹴上がり部Kを大きくとって、スカッフトリムSTとドアトリムTとの隙間Arを増大させていることが多い。しかしながら、このような隙間Arの増大には、スライドドアDの見栄えを低下させてしまうという問題がある。
 これらの事情に鑑み、本発明は、スライドドアの開閉時に電線の振動等に起因した異音が抑制されるとともに、スライドドアの見栄えを向上させることができるスライドドア用給電構造を提供することを課題とする。
 上記課題を解決するために請求項1に記載のスライドドア用給電構造は、車両本体とスライドドアとに亘って電線を配索して給電するスライドドア用給電構造であって、前記スライドドアを構成する車外側のドアパネル及び車内側のドアトリムと、前記車両本体に設けられて前記電線の一端側を保持する一端側保持部と、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間に設けられて前記電線の他端側を保持する他端側保持部と、を備え、前記他端側保持部は、前記ドアパネル又は前記ドアトリムに直接又は間接に回動自在に支持されて先端部に前記電線を保持する回動アームと、前記電線の余長を吸収する方向に前記回動アームを付勢する付勢手段と、を有して構成され、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの少なくとも一方に、前記電線を、前記ドアトリムの下端縁側から見たときに該下端縁に対して傾斜する方向に案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
 請求項2に記載のスライドドア用給電構造は、請求項1記載のスライドドア用給電構造において、前記案内部は、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの少なくとも一方から、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間の空間側に突出して該空間内の前記電線に当接する凸部であって、少なくとも前記下端縁側についてはテーパ状に前記空間側に突出した凸部からなることを特徴とする。
 請求項1に記載された発明によれば、上記の案内部によって、電線が、ドアトリムの下端縁側から見たときにその下端縁に対して傾斜する方向に案内されるので、電線の、ドアトリムの下端縁の乗越えが、電線がその下端縁に対して傾斜した状態で行われる。その結果、スライドドアがスライド移動される際の、ドアトリムの下端縁への電線の引っ掛かりが抑制され、電線は、ドアトリムの下端縁をスムーズに乗越えることができ、その乗越え時の電線の振動等も抑えられる。これにより、スライドドアの開閉時に電線の振動等に起因した異音が抑制されることとなる。また、電線の引っ掛かりが抑制されることから、その分、上述した蹴上がり部を小さくすることができる。その結果、車両のフロア上のスカッフトリムとドアトリムとの隙間が抑えられ、延いては、スライドドアの見栄えが向上されることとなる。
 請求項2に記載された発明によれば、ドアパネルとドアトリムとの少なくとも一方から、ドアパネルとドアトリムとの間の空間側に突出してその空間内の電線に当接する凸部という簡単な構造により、電線の案内を行うことができるので、その案内構造にかかる製造コスト等が抑えられる。また、請求項2に記載された発明によれば、案内部が車内空間側には突出しないのでドアの開閉の邪魔にならず、ドアトリムの見た目を損ねることもない。さらに、案内部をなす凸部が、少なくともドアトリムの下端縁側についてはテーパ状に前記空間側に突出したものであるので、電線が、この案内部自体をもスムーズに乗越えることができる。
スライドドアを車両の内側から見た斜視図である。 図1に示されているスライドドアの開放の初めの段階で、このスライドドアが車両の外側へと突出しながら後方へと向かっている状態を示す図である。 図1及び図2に示されている案内部を示す斜視図である。 ドアトリムの下端縁に設けられた蹴上がり部を示す図である。 案内部の別例を示す図である。 従来のスライドドアを車両の内側から見た斜視図である。 図6に矢視V線で示す断面図である。 スライドドアの開閉の際における、スライドドアと電線との位置関係を示す模式図である。 ドアトリムの下端縁に設けられた蹴上がり部を示す図である。
 本発明の一実施形態に係るスライドドア用給電構造を図1、図2、及び図3を用いて説明する。本実施形態のスライドドア用給電構造1は、例えば、車両本体側に設けられた電子機器と、スライドドアDに取り付けられた電子機器と、を接続するために車両本体とスライドドアDとに亘って電線Wを配索するとともに、スライドドアDに設けられた電子機器に給電するためのものである。スライドドアDは、ドアパネルPとしての金属製のドアアウタパネルP1及びドアインナパネルP2と、このドアインナパネルP2の車内側に対向して設けられる合成樹脂製のドアトリムTと、を有して構成されている。また、電線Wは、複数の電線からなり端末にコネクタが取り付けられたワイヤハーネスと、このワイヤハーネスを覆って保護する外装部材(例えば、コルゲートチューブ)と、を含んで構成されている。
 スライドドア用給電構造1は、車両本体に設けられて電線Wの一端側を保持する一端側保持部2と、ドアパネルPとドアトリムTとの間に設けられて電線Wの他端側を保持する他端側保持部3と、を備えて構成されている。尚、図1は、スライドドアDを車両の内側から見た斜視図である。また、図1は、スライドドアDの全閉状態を示すとともに、図1の右側が車両前方、左側が車両後方を示すものであり、この全閉状態から図の左側(車両後方)にスライドドアDがスライド開放されるようになっている。図2は、図1に示されているスライドドアDの開放の初めの段階で、このスライドドアDが車両の外側へと突出しながら後方へと向かっている状態を示す図である。また、図3は、図1及び図2に示されている後述の案内部4を示す斜視図である。
 一端側保持部2は、車両本体におけるフロア近傍に設けられ、電線Wの一端部を搖動自在に保持するとともに、この電線Wを制御装置等の電子機器に向かって挿通させている。この一端側保持部2は、例えば、車両本体に固定されるアウター部材と、このアウター部材に回転自在に支持されるインナー部材と、を有したものが利用でき、インナー部材に電線Wが保持されるとともに、この電線Wがアウター部材に挿通されて制御装置等に接続されている。
 他端側保持部3は、ドアインナパネルP2に固定されるベース31と、このベース31に回動自在に支持される第1回動アーム32と、第1回動アーム32の先端に回動自在に支持される第2回動アーム33と、第2回動アーム33の先端部に設けられて電線Wを保持する先端保持部34と、第1回動アーム32の軸部に内蔵されてベース31に対して第1回動アーム32を付勢する付勢手段としてのねじりコイルばね(不図示)と、を有して構成されている。このねじりコイルばねは、図1における反時計回りに第1回動アーム32を付勢しており、即ち、図1に示すスライドドアDの全閉状態において、ねじりコイルばねによって第1回動アーム32が反時計回りに付勢され、電線Wにテンションが作用し、スライドドアDが開放されるにつれて、垂れ下がろうとしてテンションが低下する電線Wに対し、ねじりコイルばねによって第1回動アーム32が反時計回りに回動し、この回動によって電線Wを引き上げる。このように他端側保持部3は、ねじりコイルばねで付勢された第1回動アーム32によって電線Wの余長を吸収し、電線Wの垂れ下がりを防止するように機能するものである。
 ここで、スライドドアDの開放時には、図2中の矢印Aが示すように、スライドドアDは、車両の外側に向かって突出しつつ後方へと向かう。そして、この時には、電線WのうちスライドドアDのドアパネルPとドアトリムTとの間に位置する部分が、矢印A方向へのスライドドアDの突出の際に、ドアトリムTの下端縁11を車両本体側へと乗越える。
 本実施形態のスライドドア用給電構造1では、ドアパネルPとドアトリムTとの間の空間内の電線Wを、ドアトリムTの下端縁11側から見たときにその下端縁11に対して傾斜する方向に案内する案内部4が設けられている。この案内部4は、ドアトリムTの、ドアパネルPと対向する面に設けられ、その面から上記の空間内に向かって突出して電線Wに当接する半円柱状の凸部からなる。また、この案内部4は、図3に示されているように、下端縁11側を含む上下両端部がテーパ状となっている。
 上記のように開放時にスライドドアDが車両の外側に向かって突出すると、図2に示されているように、一端が一端側保持部2に保持されている電線Wは、案内部4によってドアパネルP側に押されて曲がる。その結果、電線Wは、ドアトリムTの下端縁11を乗越える部分では、下端縁11に対して傾斜することとなる。これにより、その乗越え時の、ドアトリムTの下端縁11への電線Wの引っ掛かりが抑制され、電線Wは、ドアトリムTの下端縁11をスムーズに乗越えることができ、その乗越え時の電線Wの振動等も抑えられる。このため、スライドドアの開閉時に電線の振動等に起因した異音が抑制されることとなる。また、案内部4をなす凸部が、ドアトリムTの下端縁11側についてはテーパ状に突出したものであるので、電線Wが、この案内部4自体をもスムーズに乗越えることができる。
 スライドドアDが閉じられるときには、図1に示されている全閉状態へと至る直前に、スライドドアDは、車両の前方へと向かいつつ車両の内側に向かって突出する。このとき、スライドドアDが車両の内側に向かって突出して閉じられるまでは、電線Wは、案内部4によって押されて曲げられた状態にあるので、スライドドアDが閉じられるときにも、電線WによるドアトリムTの下端縁11の乗越えは、電線Wが下端縁11に対して傾斜した状態で行われる。これにより、スライドドアDが閉じられる時についても、ドアトリムTの下端縁11への電線Wの引っ掛かりが抑制され、電線Wは、ドアトリムTの下端縁11をスムーズに乗越えることができ、その乗越え時の電線Wの振動等が抑えられる。延いては、スライドドアDが閉じられる時の電線Wの振動等に起因した異音も抑制されることとなる。
 ここで、ドアトリムTの下端縁11における車両後方側には、以下に説明する蹴上がり部が設けられている。図4は、ドアトリムTの下端縁11に設けられた蹴上がり部を示す図である。この図4に示されているように、車両のフロアにはスカッフトリムSTが設置されており、蹴上がり部Kは、ドアトリムTにおける車両後方側の下端縁11が、スカッフトリムSTから離れる上方へと蹴上がり角度θKで立ち上って形成された部分である。
 この蹴上がり部Kは、電線Wの、ドアトリムTの下端縁11の乗越えを助ける役割を果たすが、本実施形態によれば、上述したように電線Wの引っ掛かりが抑制されることから、例えば図9に示されている従来のスライドドアDにおける蹴上がり部Kに比べて、本実施形態における蹴上がり部Kを小さくすることができる。その結果、車両のフロア上のスカッフトリムSTとドアトリムTとの隙間Arが抑えられ、延いては、スライドドアDの見栄えが向上されることとなる。
 また、本実施形態では、上記のような電線Wの案内が、ドアトリムTから突出して電線Wに当接する凸部という簡単な構造により行われるので、その案内構造にかかる製造コスト等が抑えられている。また、本実施形態によれば、案内部4が車内空間側には突出しないのでスライドドアDの開閉の邪魔にならず、ドアトリムTの見た目を損ねることもない。
 尚、本実施形態では、電線Wを案内する案内部の一例として、半円柱状の案内部4が例示されている。しかしながら、電線Wを案内する案内部はこれに限るものではなく、例えば円柱状、多角柱状、単なる突起状等のように、電線Wに当接して案内できる形状であれば具体的な形状は問うものではない。
 また、本実施形態では、電線Wを案内する案内部の一例として、ドアトリムTに設けられた案内部4が例示されている。しかしながら、電線Wを案内する案内部はこれに限るものではなく、例えばドアパネルPに設けられたものであってもよく、あるいは、以下の別例のようにドアトリムTとドアパネルPとの両方に設けられたものであってもよい。
 図5は、案内部の別例を示す図である。図5には、ドアトリムT及びドアパネルPに直交し案内部5を通る断面が模式的に示されている。
 この図5に示されている別例の案内部5は、ドアトリム側案内部51とドアパネル側案内部52とからなる。そして、スライドドアDの後方側にドアパネル側案内部52が配置され、前方側にドアトリム側案内部51が配置される。これにより、ドアトリムTの下端縁11に対する電線Wの傾斜角が大きくなり、電線Wは、ドアトリムTの下端縁11を一層スムーズに乗越えることができる。
 尚、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
 例えば、本実施形態のスライドドア用給電構造1では、他端側保持部3のベース31がスライドドアDのドアインナパネルP2に固定されていたが、ベース31は、ドアトリムTに固定されていてもよい。また、前記実施形態では、スライドドアDの全閉時に第1回動アーム32が下方に回動し、付勢手段(ねじりコイルばね)から最大の付勢力が第1回動アーム32に作用する構成であったが、これに限らず、スライドドアDの全開時に第1回動アーム32が付勢手段の付勢力に抗して回動するものであってもよい。即ち、図1に示す他端側保持部3の状態がスライドドアDの全開時のものであってもよい。
  1   スライドドア用給電構造
  2   一端側保持部
  3   他端側保持部
  4,5 案内部
  11  下端縁
  31  ベース
  32  第1回動アーム
  33  第2回動アーム
  34  先端保持部
  51  ドアトリム側案内部
  52  ドアパネル側案内部
  D   スライドドア
  P   ドアパネル
  T   ドアトリム
  W   電線

Claims (2)

  1.  車両本体とスライドドアとに亘って電線を配索して給電するスライドドア用給電構造であって、
     前記スライドドアを構成する車外側のドアパネル及び車内側のドアトリムと、
     前記車両本体に設けられて前記電線の一端側を保持する一端側保持部と、
     前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間に設けられて前記電線の他端側を保持する他端側保持部と、を備え、
     前記他端側保持部は、前記ドアパネル又は前記ドアトリムに直接又は間接に回動自在に支持されて先端部に前記電線を保持する回動アームと、前記電線の余長を吸収する方向に前記回動アームを付勢する付勢手段と、を有して構成され、
     前記ドアパネルと前記ドアトリムとの少なくとも一方に、前記電線を、前記ドアトリムの下端縁側から見たときに該下端縁に対して傾斜する方向に案内する案内部が設けられていることを特徴とするスライドドア用給電構造。
  2.  前記案内部は、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの少なくとも一方から、前記ドアパネルと前記ドアトリムとの間の空間側に突出して該空間内の前記電線に当接する凸部であって、少なくとも前記下端縁側についてはテーパ状に前記空間側に突出した凸部からなることを特徴とする請求項1記載のスライドドア用給電構造。
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