JP2003335188A - 給電用ハーネスプロテクタとそれを用いたハーネス配索構造 - Google Patents

給電用ハーネスプロテクタとそれを用いたハーネス配索構造

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JP2003335188A
JP2003335188A JP2002142719A JP2002142719A JP2003335188A JP 2003335188 A JP2003335188 A JP 2003335188A JP 2002142719 A JP2002142719 A JP 2002142719A JP 2002142719 A JP2002142719 A JP 2002142719A JP 2003335188 A JP2003335188 A JP 2003335188A
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光伸 加藤
Akira Tsubaki
章 椿
Kinya Ishida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクタから導出されるワイヤハーネスの
傷みを防ぐ。 【解決手段】 ワイヤハーネス10を屈曲させつつ収容
し、スリット状の開口6から導出させる給電用ハーネス
プロテクタ1で、開口6に沿って縦断面湾曲状ないし傾
斜状の鍔状ガイド部7を形成し、鍔状ガイド部の端部
に、漸次高さ方向に湾曲ないし傾斜したハーネス誘導部
8を形成し、ハーネス誘導部に隣接して開口6に続くハ
ーネス導出用の口部14を形成した。ハーネスプロテク
タ1をスライドドア9と車両ボディ11との何れか一方
に配置し、何れか他方にハーネス固定部12を配置し、
ハーネス固定部と同じ高さにハーネス導出用の口部14
を位置させ、スライドドアの全閉ないし全開位置で口部
14からハーネス固定部12にワイヤハーネス10を水
平に導出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックスカー
等の自動車のスライドドアと車両ボディとをワイヤハー
ネスで接続してスライドドア側に常時給電を行わせるべ
く、ワイヤハーネスを屈曲自在に収容した給電用ハーネ
スプロテクタとそれを用いたハーネス配索構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ワンボックスカー等の自動車のスライド
ドアにおいては、車両ボディ側からスライドドア側の電
装品等の補機類に電源電流や信号電流を供給するため
に、例えば図9に示す如く、ワイヤハーネス(複数本の
電線)70を車両ボディからスライドドア71に配索
し、スライドドア71内に設けた合成樹脂製のプロテク
タ72の内部に湾曲した状態に収容して、スライドドア
71の開閉に伴うワイヤハーネス70の伸縮に対応させ
ている。
【0003】ワイヤハーネス70は車両ボディ側の例え
ばステップ部においてハーネス固定具(図示せず)で固
定されている。ワイヤハーネス70は合成樹脂製のコル
ゲートチューブ等の保護チューブ内に収容されていても
よい。
【0004】プロテクタ72は矩形状に限らず、ワイヤ
ハーネス70の湾曲部70aに沿った略半円形状のもの
もあり(特開2001−354085参照)、表裏の広
い壁部73と上及び前後に連続した幅狭の壁部74とを
有し、下部にスリット状の前後に長い開口75を有して
いる。プロテクタ72は表面側の周囲の複数箇所を金属
製のドアパネル76にボルトやクリップ(図示せず)で
固定され、裏面側に合成樹脂製のドアトリム(トリムカ
バー)77が近接ないし接触して位置する。ドアトリム
77はボルトやクリップ78でドアパネル76に固定さ
れる。
【0005】図9で右側を車両前側とすると、スライド
ドア71を前方にスライドさせて全閉とした際に、ワイ
ヤハーネス70は鎖線で示す如く後方に引っ張られて伸
びた状態となり、スライドドア71を後方にスライドさ
せて全開とした際に、ワイヤハーネス70は実線で示す
如く前方に引っ張られつつプロテクタ72内で小径に湾
曲して縮められる。スライドドア71の開閉時にプロテ
クタ72の表裏の内面に沿ってワイヤハーネス70が摺
動しつつ伸縮する。スライドドア71は全閉時に車両ボ
ディ側に接近し、全開時に車両ボディから外側に大きく
離間する如く二次元的に移動する。
【0006】上記形態以外で、プロテクタ内へのワイヤ
ハーネス70の収容及び弛み吸収をより確実にするため
に、プロテクタ内でワイヤハーネス70をばね部材で上
向きに付勢する構造も提案されている。また、ばね部材
を用いずに、ワイヤハーネス70をプロテクタ72の下
部でスライドさせる水平なレールとスライダとを用いた
構造(図示せず)も提案されている(何れも特開200
1−354085参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造においては、スライドドア内にプロテクタ以外
に例えばパワーウィンドモータやウィンド開閉ユニット
等の補機が配置されるために、プロテクタ72の位置が
スライドドア71の下方に限定され、車種によってはス
ライドドア71の全閉時に車両ボディのステップ上のハ
ーネス固定具(図示せず)がプロテクタ72の下部開口
(ハーネス導出口)75よりも上方に位置し、この状態
でハーネス固定具がプロテクタ72の後端部に最接近し
た時に、ワイヤハーネス70がプロテクタ72の下部開
口75の後端側から小径に屈曲されつつ導出されるため
に、ワイヤハーネス70に大きな曲げ力が作用し、特に
商用車のようにスライドドア71の開閉頻度高い車種に
おいては、繰り返しの屈曲によりワイヤハーネス70が
傷みやすいという懸念があった。プロテクタ72をスラ
イドドア71の下部側に配置するのは、上記理由以外
に、ワイヤハーネス70をドアトリム77の下側から車
両ボディ側に導出することにも起因している。
【0008】本発明は、上記した点に鑑み、車両ボディ
側のハーネス固定部がプロテクタのハーネス導出口(下
部開口)よりも高く位置している場合等においても、ス
ライドドアの開閉時にプロテクタの端部においてワイヤ
ハーネスを大きな半径でスムーズに屈曲させて、ワイヤ
ハーネスの傷みを防止することのできる給電用ハーネス
プロテクタとそれを用いたハーネス導出構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る給電用ハーネスプロテクタ
は、ワイヤハーネスを屈曲させつつ収容し、スリット状
の開口から導出させる給電用ハーネスプロテクタにおい
て、該開口に沿って縦断面湾曲状ないし傾斜状の鍔状ガ
イド部が形成され、該鍔状ガイド部の端部に、漸次高さ
方向に湾曲ないし傾斜したハーネス誘導部が形成され、
該ハーネス誘導部に隣接して該開口に続くハーネス導出
用の口部が形成されたことを特徴とする。上記構成によ
り、例えば給電用ハーネスプロテクタがスライドドアに
取り付けられ、給電用ハーネスプロテクタのスリット状
の開口からワイヤハーネスが車両ボディ側に配索された
際に、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスが鍔状ガ
イド部に沿って揺動し、スリット状の開口の端部でハー
ネス誘導部に沿ってスムーズに上昇する。これにより、
スリット状の開口よりも車両ボディ側のハーネス固定部
が高い位置にある場合に、スライドドアの例えば全閉時
にハーネス誘導用の口部がハーネス固定部と同程度の高
さに位置し、ワイヤハーネスが高さ方向に小さな径でU
ターン状に屈曲することがなくなり、ワイヤハーネスに
無理な曲げ力が作用しなくなる。また、スライドドアを
全閉から開く際に、ワイヤハーネスがハーネス誘導部で
拾われて引っ掛かりなくスムーズに鍔状ガイド部に案内
される。鍔状ガイド部はスリット状の開口から導出され
るワイヤハーネスを湾曲ないし傾斜させて高さ方向にス
ムーズに屈曲させる。スライドドアは全開時に車両ボデ
ィから外側に大きく離間するから、鍔状ガイド部に沿う
ワイヤハーネスの湾曲半径は大きくなり、ワイヤハーネ
スに無理な曲げ力が作用しない。
【0010】請求項2に係る給電用ハーネスプロテクタ
は、請求項1記載の給電用ハーネスプロテクタにおい
て、前記ハーネス誘導部に対向してプロテクタ基板部が
開口長手方向に延長され、この延長部と該ハーネス誘導
部との間に前記ハーネス導出用の口部が形成されたこと
を特徴とする。上記構成により、例えばスライドドアの
全閉時にワイヤハーネスがハーネス導出用の口部におい
てプロテクタ基板部の延長部に接しつつ(沿いつつ)水
平にハーネス誘導部側にスムーズに湾曲する。ワイヤハ
ーネスが延長部に接することで、ワイヤハーネスの水平
方向の湾曲が安定して確実に行われる。
【0011】請求項3に係る給電用ハーネスプロテクタ
は、請求項2記載の給電用ハーネスプロテクタにおい
て、前記延長部がハーネス導出方向の前記ハーネス誘導
部側に湾曲ないし傾斜したことを特徴とする。上記構成
により、スライドドアの全閉又は全開時にプロテクタ基
板部の湾曲ないし傾斜した延長部によってワイヤハーネ
スがハーネス誘導部側に(水平方向に)スムーズに且つ
無理なく屈曲して案内される。
【0012】請求項4に係る給電用ハーネスプロテクタ
は、請求項2又は3記載の給電用ハーネスプロテクタに
おいて、前記プロテクタ基板部が前記スリット状の開口
に沿って前記鍔状ガイド部と同方向に湾曲ないし傾斜し
たことを特徴とする。上記構成により、スライドドアの
開閉時にワイヤハーネスがスリット状の開口においてプ
ロテクタ基板部の湾曲ないし傾斜した部分によって鍔状
ガイド部側に案内されて、鍔状ガイド部に沿うワイヤハ
ーネスの湾曲が安定して確実に行われる。すなわち、プ
ロテクタ基板部の湾曲ないし傾斜した部分は鍔状ガイド
部の作用を助長する。
【0013】請求項5に係る給電用ハーネスプロテクタ
は、請求項1〜4の何れか1項に記載の給電用ハーネス
プロテクタにおいて、プロテクタ本体とプロテクタカバ
ーとで構成され、該プロテクタカバーに前記鍔状ガイド
部とハーネス誘導部とが形成されたことを特徴とする。
上記構成により、鍔状ガイド部とハーネス誘導部とが樹
脂成形でプロテクタカバーに容易且つ正確に形成され
る。また、プロテクタ本体にプロテクタカバーを装着す
ることで、プロテクタ内へのワイヤハーネスの配索等が
容易化される。
【0014】請求項6に係る給電用ハーネスプロテクタ
を用いたハーネス配索構造は、請求項1〜5の何れか1
項に記載の給電用ハーネスプロテクタをスライドドアと
車両ボディとの何れか一方に配置し、何れか他方にハー
ネス固定部を配置し、該ハーネス固定部と同じ高さに前
記ハーネス導出用の口部を位置させ、該スライドドアの
全閉ないし全開位置で該口部から該ハーネス固定部に前
記ワイヤハーネスを水平に導出させたことを特徴とす
る。上記構成により、例えば給電用ハーネスプロテクタ
がスライドドアに取り付けられ、給電用ハーネスプロテ
クタのスリット状の開口からワイヤハーネスが車両ボデ
ィ側に配索された際に、スライドドアの開閉時にワイヤ
ハーネスが鍔状ガイド部に沿って揺動し、スリット状の
開口の端部でハーネス誘導部に沿ってスムーズに上昇す
る。これにより、スリット状の開口よりも車両ボディ側
のハーネス固定部が高い位置にある場合に、スライドド
アの例えば全閉時にハーネス誘導用の口部がハーネス固
定部と同程度の高さに位置し、ワイヤハーネスが高さ方
向に小さな径でUターン状に屈曲することがなくなり、
ワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用しなくなる。
【0015】請求項7に係る給電用ハーネスプロテクタ
を用いたハーネス配索構造は、請求項6記載の給電用ハ
ーネスプロテクタを用いたハーネス配索構造において、
前記スリット状の開口が前記ハーネス固定部よりも低く
位置し、前記スライドドアが前記車両ボディから離間し
た全開時に前記ワイヤハーネスが高さ方向に湾曲しつつ
該開口から導出され、該スライドドアが該車両ボディに
接近する全閉時に前記ハーネス導出用の口部から該ハー
ネス固定部に該ワイヤハーネスが水平に導出されること
を特徴とする。上記構成により、スライドドアを全閉か
ら開く際に、ワイヤハーネスがハーネス誘導部で拾われ
て引っ掛かりなくスムーズに鍔状ガイド部に案内され
る。鍔状ガイド部はスリット状の開口から導出されるワ
イヤハーネスを湾曲ないし傾斜させて高さ方向にスムー
ズに屈曲させる。スライドドアは全開時に車両ボディか
ら外側に大きく離間するから、鍔状ガイド部に沿うワイ
ヤハーネスの湾曲半径は大きくなり、ワイヤハーネスに
無理な曲げ力が作用しない。
【0016】請求項8に係る給電用ハーネスプロテクタ
を用いたハーネス配索構造は、請求項6又は7記載の給
電用ハーネスプロテクタを用いたハーネス配索構造にお
いて、前記スライドドアの全閉時に前記ハーネス導出用
の口部と前記ハーネス固定部とが接近して対向し、前記
ワイヤハーネスが該口部から直線状に導出されることを
特徴とする。上記構成により、プロテクタのハーネス導
出用の口部からハーネス固定部までのワイヤハーネスの
長さ(露出長さ)が最短の長さに規定されるから、ワイ
ヤハーネスの弛みを生じることがなく、スライドドアと
車両ボディとの間へのワイヤハーネスの挟み込みや外部
とのワイヤハーネスの干渉等が確実に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図2は、本発明に係る給電
用ハーネスプロテクタとそれを用いたハーネス配索構造
(給電構造)の一実施形態、図3は図1のA−A相当断
面、図4は図2のB−B相当断面をそれぞれ示すもので
ある。図1はスライドドアの全閉状態、図2はスライド
ドアの全開ないしその直前の状態をそれぞれ示してい
る。
【0018】給電用ハーネスプロテクタ(以下単にプロ
テクタと言う)1は、合成樹脂製のプロテクタ本体2と
プロテクタカバー3とで構成され、本体2はドアパネル
4にクリップやボルト5で垂直に固定され、カバー3は
本体2に係止手段で係止されて垂直に位置している。プ
ロテクタ1の横長スリット状の下部開口(ハーネス導出
口)6において、カバー3の全長に渡って縦断面湾曲形
状のハーネス案内用の鍔状ガイド部7が突出形成され、
鍔状ガイド部7の後端部に漸次湾曲状に切れ上がったハ
ーネス誘導部8が形成されている。
【0019】鍔状ガイド部7はスライドドア9の開閉時
にワイヤハーネス10を車両ボディ11に向けて湾曲状
に屈曲させつつ案内し、誘導部8は図1のスライドドア
9の全閉時にワイヤハーネス10を鍔状ガイド部7から
上方にスムーズに誘導して、図3の如く車両ボディ側の
ハーネス固定具(ハーネス固定部)12と同じ高さに位
置させ、且つスライドドア9の開き操作時にワイヤハー
ネス10を拾って下向きに鍔状ガイド部7にスムーズに
誘導する。
【0020】図3のスライドドア9の全閉時にスライド
ドア9は車両ボディ11に接近するが、プロテクタ1の
後端部からハーネス固定具12に向けて水平に且つ直線
的にワイヤハーネス10が導出されるから、ワイヤハー
ネス10の高さ方向の屈曲が起こらず(従来は小さな半
径で高さ方向に屈曲していた)、それによりワイヤハー
ネス10に大きな曲げ力が作用せず、スライドドア9の
繰り返し開閉によってもワイヤハーネス10の傷みや永
久変形が起こらない。
【0021】図2,図4のスライドドア9の全開時には
プロテクタ1の下部開口6がハーネス固定具12よりも
下側に位置するが、スライドドア9が車両ボディ11か
ら外側に大きく離間するから、ワイヤハーネス10は下
部開口6から湾曲状の鍔状ガイド部7に沿って符号10
bの如く高さ方向に大きな半径(少なくともドア閉時に
誘導部8がない場合のワイヤハーネス10の屈曲半径よ
りも大きな半径)で屈曲する。これにより、スライドド
ア9の開時にワイヤハーネス10に大きな曲げ力が作用
せず、スライドドア9の繰り返し開閉によってもワイヤ
ハーネス10の傷みや永久変形が起こらない。
【0022】図1において、プロテクタ2はスライドド
ア9の下部側に配置され、ワイヤハーネス10は一方が
プロテクタ1の前側の口部13からスライドドア側に配
索され、他方がプロテクタ1の下部開口6に続く(下部
開口6の一部である)後端側の口部14から水平に最短
距離で車両ボディ側のステップ部15上のハーネス固定
具12に向けて配索され、ハーネス固定具12で周方向
回動自在に支持されつつ、車両ボディ側に配索され、車
両ボディ側のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ接
続されている。スライドドア9の全閉時にプロテクタ1
の後端部はステップ側のハーネス固定具12に対向し且
つ最短距離で接近している。
【0023】プロテクタ1の後端側の開口14から導出
されたワイヤハーネス部分(導出部)10aは高さ方向
には湾曲していないが、前後方向に湾曲しつつハーネス
固定具12に向けて配索されている。ハーネス固定具1
2はスライドドア開閉時におけるワイヤハーネス10の
捩りを吸収するべく、ワイヤハーネス10を回動自在に
支持している。ワイヤハーネス10は円形又は楕円形の
コルゲートチューブ内に収容されていることが屈曲性を
高める上で好ましい。ハーネス固定具12はブラケット
16の固定軸17を支点に前後方向に揺動自在であって
もよい。明細書中で「前後」とは車両の前後と一致した
方向を示す。
【0024】ワイヤハーネス10はプロテクタ1内で弾
性部材(板ばね)17で上向きに付勢されている。これ
らの構成は特開2001−354085号で提案済みで
ある。弾性部材は板ばね17に限るものではない。弾性
部材を用いずにワイヤハーネス自体に弾性を付与させて
もよい。
【0025】図1で符号18はスライダであり、車両ボ
ディ側のガイドレール(図示せず)に沿ってスライドド
ア9を開閉方向に案内させる。また、図3で符号19は
車両ボディ側に固定されたウェザストリップである。図
3で符号20はドアトリムを示す。ドアトリム20はプ
ロテクタ1を完全に隠すようにプロテクタ1の下端側ま
で延長されていることが好ましく、その場合、プロテク
タ1の後端側の開口14においてドアトリム20は一部
切欠されて、ワイヤハーネス10を車両ボディ側に導出
可能とする。
【0026】図5〜図6はプロテクタの一実施形態を示
し、図5は組立前の状態、図6は組立後の状態を示すも
のである。プロテクタ1は合成樹脂製のプロテクタ本体
2とプロテクタカバー3とで構成され、本体2とカバー
3とは湾曲状の上側の周壁21,22と、周壁21,2
2に交差して続く基板部23,24とを備え、周壁2
1,22に固定用のブラケット25と係止手段26とが
設けられ、基板部23,24の下端は水平方向に真直に
形成され、下端の間にスリット状の下部開口6が構成さ
れ、カバー3の下端に前記鍔状ガイド部7と鍔状ガイド
部7の一端側(後端側)の誘導部8とが形成されてい
る。
【0027】本体2の下端部には鍔状ガイド部7と同方
向に湾曲した湾曲状ガイド部27が形成され、車両ボデ
ィ側へのワイヤハーネス10の湾曲がスムーズ且つ確実
に行われるようになっている。本体2の後端部はカバー
3の後端部である誘導部8よりも後方にやや長く延長さ
れ、その延長部28は誘導部8側にテーパ状に傾斜し、
プロテクタ1の後端側の口部14においてワイヤハーネ
ス10を車両ボディ側にスムーズ且つ確実に湾曲可能と
なっている。
【0028】鍔状ガイド部7は全長に渡って縦断面湾曲
形状に形成され、誘導部8は鍔状ガイド部7の一端部
(後端部)を上向きに湾曲させて構成されている。図
5,図6ではカバー3の補強用のリブ29を格子状の線
で示すことで、鍔状ガイド部7の湾曲形状を分かりやす
くしている。
【0029】カバー3の周壁22は本体2の周壁21の
上に重なって位置し、カバー3の後端部において周壁2
2の後端から鍔状ガイド部7の後端7aがプロテクタ厚
さ方向に突出され、鍔状ガイド部7の後端7aは湾曲状
の誘導部8を経て鍔状ガイド部7の下端部分7bに続い
ている。
【0030】図6でワイヤハーネス10は下部開口6と
前部開口13とから外部に導出されているが、前部開口
13に続く上向きのハーネス挿通路(図示せず)を周壁
22に沿って設けてもよい。プロテクタ1の前寄りの孔
部30はワイヤハーネス10の最小屈曲径を規定するル
ープ状の壁部31を構成している。本形態で誘導部8は
カバー3の後端部に形成されているが、カバー3の前端
部に誘導部8を形成するように設定することも可能であ
る。
【0031】図7は誘導部8を示す図6の矢視C正面
図、図8(a)〜(d)は図7のa−a断面〜d−d断
面をそれぞれ示すものである。プロテクタ本体2の後端
側の基板延長部28と周壁21とはカバー3の後端部よ
りも少し後方に突出し、カバー3の誘導部8と本体2の
後端との間にハーネス導出用の後端側の口部14が構成
されている。この口部14から図1の如くスライドドア
9の全閉時にワイヤハーネス10が車両ボディ側に導出
される。誘導部8の後端8aはカバー3の周壁22の後
端と同じ高さに位置し、誘導部8の後端8aを起点とし
て縦断面湾曲形状の鍔状ガイド部7が開始されている。
【0032】図8(a)(図7のa−a断面図)の如
く、本体2の後端側の周壁21と基板部23とは直交
し、周壁21の先端に少し前方位置でカバー3の基板部
24が接している。符号8は誘導部を後方から見たもの
であり、符号7は鍔状ガイド部、符号28はテーパ状に
傾斜した後方延長部である。
【0033】図8(b)(図7のb−b断面図)の如
く、誘導部8の始端側の部分8bは鍔状ガイド部7の一
部として縦断面湾曲形状を呈し、図8(c)の如く誘導
部8の長さ方向中間部8cにおいても縦断面湾曲形状の
鍔状を呈して、基端8aから誘導部8の高さが漸次二次
曲線的に低くなり、図8(d)の如く鍔状ガイド部7の
水平方向の真直な下端に連続している。
【0034】鍔状ガイド部7の下端は本体2の基板部2
3の下端よりも少し上方に位置し、ワイヤハーネス10
は常に本体2の基板部23に接しつつ基板部23から鍔
状ガイド部7の湾曲状の下面(ガイド面)に沿って湾曲
形状に車両ボディ側に導出されている。
【0035】図8(a)でワイヤハーネス10はプロテ
クタ1の後端側の口部14からカバー3側に湾曲して図
3の如く車両ボディ側に水平に導出され、ステップ上の
ハーネス固定具12にほぼ真直に続いている。後端側の
開口14はハーネス固定具12にほぼ対向し且つ接近し
て位置している。ワイヤハーネス10の導出部分10a
はプロテクタ1と直交する方向に延びている。このよう
にワイヤハーネス10の導出部分10aが高さ方向に小
さな半径で屈曲することがないから、ワイヤハーネスの
導出部分10aに無理な曲げ力が作用せず、ワイヤハー
ネス10の寿命が向上する。本体2側のテーパ状の湾曲
ガイド部27(図5参照)はワイヤハーネスの導出部分
10aを水平方向にスムーズに湾曲させる。
【0036】図8(a)の状態からスライドドア9を開
くことで、ワイヤハーネスの導出部分10aが図8
(b),図8(c),図8(d)の順で誘導部8に沿っ
てスムーズに下降しつつ鍔状ガイド部7にスムーズ且つ
確実に導かれる。スライドドア9の閉じ操作時において
は図8(d),図8(c),図8(b)の順でワイヤハ
ーネス10が鍔状ガイド部7から誘導部8にスムーズ且
つ確実に案内される。これらにより、ワイヤハーネス1
0の前後方向の揺動が引っ掛かりなくスムーズに行われ
る。
【0037】なお、ハーネス固定具12はステップ上に
限らず、車両ボディ11の種々の場所に配置可能であ
り、何れの場所でもハーネス固定具12がプロテクタ1
の後端側のハーネス導出用の口部14と対向する場合
に、上記プロテクタ1の誘導部8が有効に作用する。ハ
ーネス固定具12よりもプロテクタ1の下部開口6が上
方に位置する場合は誘導部8を設ける必要はない。
【0038】ハーネス固定具12はワイヤハーネス10
を周方向回動自在に支持するものに限らず、ワイヤハー
ネス10を不動に固定するものであってもよく、軸部1
7を支点に回動しないものであってもよい。ワイヤハー
ネス10の周方向の回動機構としては、例えば円形のコ
ルゲートチューブの周溝内に固定具の円弧状の突条を摺
動自在に係合させたものや、長円形のコルゲートチュー
ブを固定した回動部材を固定具内で周方向回動自在に支
持したもの等が使用される。
【0039】また、誘導部8の形状は湾曲形状に限ら
ず、テーパ状(直線的な傾斜)とすることも可能であ
る。その場合、テーパ状の誘導部と鍔状ガイド部7の下
端との交差部は滑らかに湾曲させてワイヤハーネス10
の引っ掛かりを防止する必要がある。誘導部8は二次曲
線的な湾曲形状とすることが、ワイヤハーネス10をス
ムーズに摺接させつつ後端側の口部14に案内したり、
後端側の口部14から鍔状ガイド部7にスムーズに案内
させる上で好ましい。
【0040】また、鍔状ガイド部7は縦断面湾曲状では
なくテーパ状(直線的な傾斜)とすることも可能であ
る。また、本体側の湾曲ガイド部27は湾曲形状に限ら
ずテーパ状としたり、湾曲ガイド部27を形成せず、本
体2の基板部23をストレートに下端まで延長させるこ
とも可能である。湾曲ガイド部27の後端側の延長部2
8をテーパ状ではなく湾曲状とすることも可能である。
湾曲ガイド部27を廃止してテーパ状ないし湾曲状の基
板延長部28を形成したり、基板延長部28をテーパや
湾曲状でなくストレートとして湾曲ガイド部27を形成
したりすることも可能である。
【0041】また、誘導部8をカバー3ではなく本体2
に形成することも可能である。この場合、ワイヤハーネ
ス10はカバー側ではなく本体側に湾曲することとな
る。また、形状の簡単なものであれば、本体2とカバー
3とを一体に樹脂成形してプロテクタとすることも可能
である。また、誘導部8をプロテクタ1の後端部ではな
く前端部に設けることも可能である。また、プロテクタ
1をスライドドア9ではなく車両ボディ側に垂直に配置
することも可能である。この場合、誘導部8から導出さ
れたワイヤハーネス10はスライドドア側に配索され
る。また、プロテクタ1は垂直ではなく厚さ方向にやや
傾斜して配置することも可能である。また、プロテクタ
1の下部開口6は水平ではなく、上下方向にやや傾斜し
て位置させることも可能である。その他、種々の形態を
プロテクタに適宜採用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、例えば給電用ハーネスプロテクタがスライドドアに
取り付けられ、給電用ハーネスプロテクタのスリット状
の開口からワイヤハーネスが車両ボディ側に配索され、
スリット状の開口よりも車両ボディ側のハーネス固定部
が高い位置にある場合に、スライドドアの例えば全閉時
にハーネス誘導用の口部がハーネス固定部と同程度の高
さに位置し、ワイヤハーネスが高さ方向に小さな径で屈
曲することがなくなり、ワイヤハーネスに無理な曲げ力
が作用しなくなるから、スライドドアの繰り返し開閉に
よるワイヤハーネスの傷みや永久変形等が防止され、ス
ライドドアへの給電の信頼性が向上する。。また、スラ
イドドアを全閉から開く際に、ワイヤハーネスがハーネ
ス誘導部で拾われて引っ掛かりなくスムーズに鍔状ガイ
ド部に案内されるから、これによってもワイヤハーネス
に無理な力が作用せず、ワイヤハーネスの寿命が高ま
り、スライドドアへの給電の信頼性が向上する。
【0043】請求項2記載の発明によれば、例えばスラ
イドドアの全閉時にワイヤハーネスがハーネス導出用の
口部においてプロテクタ基板部の延長部に接すること
で、ワイヤハーネスの水平方向の湾曲が安定して確実に
行われるから、スライドドアの繰り返し開閉によるワイ
ヤハーネスの傷み等が防止され、スライドドアへの給電
の信頼性が向上する。
【0044】請求項3記載の発明によれば、スライドド
アの全閉又は全開時にプロテクタ基板部の湾曲ないし傾
斜した延長部によってワイヤハーネスがハーネス誘導部
側に(水平方向に)スムーズに且つ無理なく屈曲して案
内されるから、ワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用せ
ず、スライドドアの繰り返し開閉によるワイヤハーネス
の傷み等が防止され、スライドドアへの給電の信頼性が
向上する。
【0045】請求項4記載記載の発明によれば、スライ
ドドアの開閉時にワイヤハーネスがスリット状の開口に
おいてプロテクタ基板部の湾曲ないし傾斜した部分によ
って鍔状ガイド部側に案内されて、鍔状ガイド部に沿う
ワイヤハーネスの湾曲が安定して確実に行われるから、
スライドドアの繰り返し開閉によるワイヤハーネスの傷
み等が防止され、スライドドアへの給電の信頼性が向上
する。
【0046】請求項5記載の発明によれば、プロテクタ
カバーに鍔状ガイド部とハーネス誘導部とを樹脂成形で
容易に且つ正確に形成することができ、鍔状ガイド部と
ハーネス誘導部との作用効果を確実に発揮させることが
できる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、例えば給電
用ハーネスプロテクタがスライドドアに取り付けられ、
給電用ハーネスプロテクタのスリット状の開口からワイ
ヤハーネスが車両ボディ側に配索され、スリット状の開
口よりも車両ボディ側のハーネス固定部が高い位置にあ
る場合に、スライドドアの例えば全閉時にハーネス誘導
用の口部がハーネス固定部と同程度の高さに位置し、ワ
イヤハーネスが高さ方向に小さな径で屈曲することがな
くなり、ワイヤハーネスに無理な曲げ力が作用しなくな
るから、スライドドアの繰り返し開閉によるワイヤハー
ネスの傷みや永久変形等が防止され、スライドドアへの
給電の信頼性が向上する。
【0048】また、請求項7記載の発明によれば、スラ
イドドアを全閉から開く際に、ワイヤハーネスがハーネ
ス誘導部で拾われて引っ掛かりなくスムーズに鍔状ガイ
ド部に案内されるから、スライドドアの繰り返し開閉に
よるワイヤハーネスの傷み等が防止され、スライドドア
への給電の信頼性が向上する。
【0049】請求項8記載の発明によれば、プロテクタ
のハーネス導出用の口部からハーネス固定部までのワイ
ヤハーネスの長さ(露出長さ)が最短の長さに規定され
るから、ワイヤハーネスの弛みを生じることがなく、ス
ライドドアと車両ボディとの間へのワイヤハーネスの挟
み込みや外部とのワイヤハーネスの干渉等が確実に防止
され、これらによりスライドドアへの給電の信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給電用ハーネスプロテクタを用い
たハーネス配索構造の一実施形態におけるスライドドア
閉時の状態を示す斜視図である。
【図2】同じくハーネス配索構造のスライドドア閉時の
状態を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A相当断面図である。
【図4】図2のB−B相当断面図である。
【図5】給電用ハーネスプロテクタの一実施形態を示す
組立前の状態の分解斜視図である。
【図6】同じく給電用ハーネスプロテクタの組立状態を
示す斜視図である。
【図7】図6の矢視C要部正面図である。
【図8】(a)は図7のa−a断面図、(b)は図7の
b−b断面図、(c)は図7のc−c断面図、(d)は
図7のd−d断面図である。
【図9】従来の給電用ハーネスプロテクタを用いたハー
ネス配索構造の一形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 給電用ハーネスプロテクタ 2 プロテクタ本体 3 プロテクタカバー 6 スリット状の開口 7 鍔状ガイド部 8 ハーネス誘導部 9 スライドドア 10 ワイヤハーネス 11 車両ボディ 12 ハーネス固定部 14 ハーネス導出用の口部 23 基板部(プロテクタ基板部) 28 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 11/00 H02G 3/28 F (72)発明者 椿 章 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 石田 欣也 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 5G357 DA06 DB03 DC12 DD02 DD06 DD14 DE03 DG04 5G363 AA07 BA02 BB01 DA12 DC03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを屈曲させつつ収容し、
    スリット状の開口から導出させる給電用ハーネスプロテ
    クタにおいて、該開口に沿って縦断面湾曲状ないし傾斜
    状の鍔状ガイド部が形成され、該鍔状ガイド部の端部
    に、漸次高さ方向に湾曲ないし傾斜したハーネス誘導部
    が形成され、該ハーネス誘導部に隣接して該開口に続く
    ハーネス導出用の口部が形成されたことを特徴とする給
    電用ハーネスプロテクタ。
  2. 【請求項2】 前記ハーネス誘導部に対向してプロテク
    タ基板部が開口長手方向に延長され、この延長部と該ハ
    ーネス誘導部との間に前記ハーネス導出用の口部が形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の給電用ハーネス
    プロテクタ。
  3. 【請求項3】 前記延長部がハーネス導出方向の前記ハ
    ーネス誘導部側に湾曲ないし傾斜したことを特徴とする
    請求項2記載の給電用ハーネスプロテクタ。
  4. 【請求項4】 前記プロテクタ基板部が前記スリット状
    の開口に沿って前記鍔状ガイド部と同方向に湾曲ないし
    傾斜したことを特徴とする請求項2又は3記載の給電用
    ハーネスプロテクタ。
  5. 【請求項5】 プロテクタ本体とプロテクタカバーとで
    構成され、該プロテクタカバーに前記鍔状ガイド部とハ
    ーネス誘導部とが形成されたことを特徴とする請求項1
    〜4の何れか1項に記載の給電用ハーネスプロテクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載の給電
    用ハーネスプロテクタをスライドドアと車両ボディとの
    何れか一方に配置し、何れか他方にハーネス固定部を配
    置し、該ハーネス固定部と同じ高さに前記ハーネス導出
    用の口部を位置させ、該スライドドアの全閉ないし全開
    位置で該口部から該ハーネス固定部に前記ワイヤハーネ
    スを水平に導出させたことを特徴とする給電用ハーネス
    プロテクタを用いたハーネス配索構造。
  7. 【請求項7】 前記スリット状の開口が前記ハーネス固
    定部よりも低く位置し、前記スライドドアが前記車両ボ
    ディから離間した全開時に前記ワイヤハーネスが高さ方
    向に湾曲しつつ該開口から導出され、該スライドドアが
    該車両ボディに接近する全閉時に前記ハーネス導出用の
    口部から該ハーネス固定部に該ワイヤハーネスが水平に
    導出されることを特徴とする請求項6記載の給電用ハー
    ネスプロテクタを用いたハーネス配索構造。
  8. 【請求項8】 前記スライドドアの全閉時に前記ハーネ
    ス導出用の口部と前記ハーネス固定部とが接近して対向
    し、前記ワイヤハーネスが該口部から直線状に導出され
    ることを特徴とする請求項6又は7記載の給電用ハーネ
    スプロテクタを用いたハーネス配索構造。
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