JP5085943B2 - スライド構造体用の給電装置 - Google Patents

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本発明は、自動車のスライドドア等のスライド構造体に搭載され、スライド構造体の機能部品等に常時給電を行うためのスライド構造体用の給電装置に関するものである。
自動車に使用されるスライドドアには、ウィンドウ開閉駆動用のモータやドアロックユニット、スピーカなどの種々の電装品や補機等の機能部品が搭載されている。そのため、これら機能部品に対して、スライドドアの開閉状態にかかわらず、自動車本体から電源電流や信号電流を供給ないし受給する必要がある。
図8〜図10は、特許文献1にて開示されている、従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示すものである。スライドドア(即ち、スライド構造体)91と車両ボディ(即ち、ベース)92との間に配策されたワイヤハーネスが挿通されたコルゲートチューブ93の一端部は、車両前後方向(図中左右方向)に揺動自在の首振り部材94に保持されて、スライドドア91に取り付けられ、他の一端部は、コルゲートチューブ93を湾曲させるためのガイド面97を備えたハーネス固定部95に保持されて車両ボディ92に取り付けられている。
スライドドア91全閉時、首振り部材94の先端部がスライド方向(即ち、車両前後方向)に対しやや車両ボディ側に角度をなして後方(図中左側)を向いて配置されており、また、ハーネス固定部95のハーネス挿通孔96が前方(図中右側)へ向いて固定されているので、コルゲートチューブ93は、首振り部材94寄りの箇所がややボディ内側(図中下側)に湾曲した状態になっている(図8)。そして、スライドドア91が図中のドアスライド方向に沿って開く、即ち、後方に移動するに従って、コルゲートチューブ93が前方に張り出して湾曲し、それに伴い首振り部材94が後方から前方へ揺動する(図9)。スライドドア91が全開になったとき、首振り部材94は前方を向き、コルゲートチューブ93は、ハーネス固定部95のガイド面97に沿って湾曲しつつ、やや前方に張り出してスライドドア側に湾曲した状態となる(図10)。
図11〜図13は、特許文献2にて開示されている、従来のスライド構造体用の給電装置の他の一形態を示すものである。スライドドア101(即ち、スライド構造体)と車両ボディ(即ち、ベース。図示せず)との間に、フラットケーブルが挿通されたコルゲートチューブ102が架設されており、コルゲートチューブ102の両端部は、第1の首振り部材103と第2の首振り部材104とにそれぞれ保持されている。また、第1の首振り部材103および第2の首振り部材104は、それぞれ、第1の固定部材105および第2の固定部材106によって、車両前後方向(図中左右方向)に揺動自在に軸支され、且つ、スライドドア101および車両ボディに配設されている。
スライドドア101全閉時、コルゲートチューブ102は緩やかなS字形状をなしており、第1の首振り部材103は後方(図中右側)へ向き、第2の首振り部材104は前方(図中左側)へ向いている(図11ドア閉)。そして、スライドドア101が図中のドアスライド方向に沿って開く、即ち、後方に移動するにしたがって、コルゲートチューブ102が前方にふくらむように湾曲し(図12ドア開途中)、それに伴い第1の首振り部材103が後方から前方へ揺動する。さらにスライドドアが開いていくと、第2の首振り部材104が、前方から後方へ揺動を始める。スライドドア101が全開になったとき、第1の首振り部材103が前方を向き、第2の首振り部材104が後方を向く状態となり、それら首振り部材の間のコルゲートチューブ102はほぼ真直な状態となる(図13ドア開)。
特願2005−308099 特開2005−145258
しかしながら、特許文献1に示される、従来のスライド構造体用の給電装置においては、ハーネス固定部95がスライド方向と平行に固定され且つワイヤハーネスを湾曲させるガイド面97を有しており、コルゲートチューブ93が、該ガイド面97に沿って小さい半径の弧を描いて湾曲されるので、ハーネス固定部95寄りの箇所に湾曲くせがついてしまうことがあった。そして、該湾曲くせによって、コルゲートチューブ93が、スライドドア全閉時に、ハーネス挿通孔96からややスライドドア側に向いて導出され、ハーネス固定部95寄りの箇所にスライドドア側へ張り出す湾曲部が形成されて、車両上方視S字形状をなす場合があった。そのため、スライドドア全閉状態から開き初期状態にかけて、コルゲートチューブ93が前記ハーネス固定部95寄りの箇所から後方(図中左側)に張り出し、不正な向きに湾曲してしまうことがあり、よって、コルゲートチューブ93と、車両ボディ92またはスライドドア91とが干渉してコルゲートチューブ93が損傷し、さらには、コルゲートチューブ93に挿通されたワイヤハーネスが損傷してしまい、スライドドア91に搭載された機能部品が不正動作するなどの不具合を引き起こす懸念があった。
また、特許文献2に示される、従来のスライド構造体の給電装置においても、当該装置の経年使用による劣化や塵埃の付着、または、コルゲートチューブの湾曲状態などにより、各首振り部材の動作に差異が生じて、揺動順序が入れ替わることがあった。即ち、第1の首振り部材103が揺動するよりも先に第2の首振り部材104が揺動してしまうことがあり、その場合、スライドドア全閉状態から開き始めたときに、コルゲートチューブ102が通常とは逆の方向、即ち、後方に湾曲してしまうので、コルゲートチューブ102と、車両ボディまたはスライドドア101とが干渉してしまう懸念があった。そのため、干渉によってコルゲートチューブが損傷し、また、コルゲートチューブに挿通されたフラットケーブルが損傷して不具合が生じる懸念があった。
したがって、本発明の目的は、スライド構造体の開閉動作において、ワイヤハーネスを常に正常に湾曲させ、ワイヤハーネスとベースおよびスライド構造体との干渉を防ぐスライド構造体の給電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1に記載のスライド構造体用の給電装置は、ベースと前記ベースにスライド開閉自在に設けられたスライド構造体とに亘って配索されたワイヤハーネスと、前記スライド構造体に取り付けられ、且つ、前記スライド構造体のスライド動作に応じて前記ワイヤハーネスの一方を揺動自在に保持する第1の保持部材と、前記ベースに取り付けられ、且つ、前記ワイヤハーネスの他方を揺動可能に保持する第2の保持部材と、を有するスライド構造体用の給電装置において、記スライド構造体の閉じ状態から開き方向へのスライド動作により、先ず前記第1保持部材が揺動して前記ワイヤハーネスの向きを変え、次いで前記第2の保持部材が揺動して前記ベースから前記スライド構造体に向きを変え、前記第2の保持部材は、前記ワイヤハーネスの湾曲部を、前記ベースと前記スライド構造体との間に形成される空間内に常に位置づけ、且つ前記閉じ状態のときに前記ワイヤハーネスが前記他方から前記ベースの内側に向かったあとに前記一方に向かって配索されるように、前記他方を保持することを特徴とするものである。
請求項2に記載のスライド構造体用の給電装置は、請求項1に記載のスライド構造体用の給電装置において、前記第2の保持部材は、前記閉じ状態から開き方向へのスライド動作に応じて前記ワイヤハーネスにより加えられる力が所定の強さを超えたときに、前記ワイヤハーネスが前記他方から前記ベースの内側に向かうことなく前記一方に向かって配索されるように、前記他方を保持することを特徴とするものである。
請求項3に記載のスライド構造体用の給電装置は、請求項1または2に記載のスライド構造体用の給電装置において、前記第2の保持部材は、前記ワイヤハーネスの他方を保持する首振り部材と、前記首振り部材を揺動可能に軸支する固定部材と、前記固定部材に付設され且つ前記閉じ状態のときに前記首振り部材における前記ワイヤハーネスの挿通されるハーネス挿通孔の設けられた先端部が前記ベースの内側に向くように前記首振り部材を付勢する付勢手段と、を有することを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、ライド構造体の閉じ状態から開き方向へのスライド動作により、先ず第1保持部材が揺動してワイヤハーネスの向きを変え、次いで第2の保持部材が揺動してベースからスライド構造体に向きを変え、第2の保持部材は、ワイヤハーネスの湾曲部を、ベースとスライド構造体との間に形成される空間内に常に位置づけ、且つ前記閉じ状態のときにワイヤハーネスが第2の保持部材に保持された他方から前記ベースの内側に向かったあとに第1の保持部材に保持された一方に向かって配索されるように、前記他方を保持するようにしたことから、スライド構造体閉じ状態から開き方向にスライド動作されたとき、ワイヤハーネスが、常に所定の向き(スライド構造体閉じ方向)に張り出して湾曲されるため、不正な向き(スライド構造体開き方向)に張り出して湾曲されることを防止することができる。さらに、前記ワイヤハーネスの湾曲部がベースとスライド構造体との間に形成される空間内に常に位置づけられるため、ワイヤハーネスとベースまたはスライド構造体との干渉を防止することができる。したがって、干渉によるワイヤハーネスの損傷を防ぐことができ、スライド構造体に搭載された機能部品の不具合発生を防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、第2の保持部材が、前記閉じ状態から開き方向へのスライド動作に応じてワイヤハーネスにより加えられる力が所定の強さを超えたときに、前記ワイヤハーネスが前記他方から前記ベースの内側に向かうことなく前記一方に向かって配索されるように、前記他方を保持するようにしたことから、スライド構造体が閉じ状態から開き方向へスライド動作されたとき、開き初期状態では、スライド移動量が少なく、第2の保持部材に加わる力が所定の強さを超えないため、第2の保持部材は、ワイヤハーネスがその他方からベースの内側に向かったあとにその一方に向かって配索されるように、前記他方を保持してワイヤハーネスをベースの内側に向けたままとなり、先に第1の保持部材が揺動してその保持するワイヤハーネスの向きを変える。そして、開き方向へのスライド動作が進むと、スライド移動量が増し、所定の強さを超える力が第2の保持部材に加わり、第2の保持部材は、ワイヤハーネスがその他方からベースの内側に向かうことなくその一方に向かって配索されるように、前記他方を保持して、第2の保持部材のワイヤハーネスを保持する向きがベースの内側向きからスライド構造体向きになる。このように、閉じ状態から開き方向にスライド動作されたときに、第1の保持部材と第2の保持部材とが向きを変える順序を常に一定にすることができるため、各保持部材がそれら向きを変える順序が入れ替わることにより不正な方向へワイヤハーネスが湾曲することを防止し、ワイヤハーネスとベースまたはスライド構造体との干渉を防ぐことができる。よって、干渉によるワイヤハーネスの損傷を防ぎ、スライド構造体に搭載された機能部品の不具合発生を防止することができる。また、第2の保持部材は、スライド動作に応じてワイヤハーネスを保持する向きが変わるので、ワイヤハーネスの第2の保持部材寄りの湾曲を緩やかにし、ワイヤハーネスの湾曲くせを防止することができる。そのため、湾曲くせによるワイヤハーネスの不正方向への湾曲を防ぐことができ、ワイヤハーネスとベースまたはスライド構造体との干渉を防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、第2の保持部材は、前記閉じ状態のときに付勢手段によって首振り部材におけるワイヤハーネスの挿通されるハーネス挿通孔の設けられた先端部がベースの内側に向くようにすることで、ワイヤハーネスが第2の保持部材に保持された他方から前記ベースの内側に向かったあとに第1の保持部材に保持された一方に向かって配索されるように、前記他方を保持して、ワイヤハーネスを確実にベースに向けて保持するようにしたことから、各保持部材が向きを変える順序をより確実にすることができ、不正な方向へワイヤハーネスが湾曲することを確実に防止することができる。また、付勢手段による付勢する力は、スライド構造体開き状態から閉じ方向にスライド動作するときには、第2の保持部材が保持するワイヤハーネスの向きを前記閉じ状態の向きに戻す(即ち、スライド構造体向きからベース向きに戻す)ように働くので、前記閉じ方向へのスライド動作に応じてワイヤハーネスにより加えられる力が徐々に弱まると、第1の保持部材より先に第2の保持部材が揺動を開始してその向きをスライド構造体向きからベース向きに転換し、そのあとに第1の保持部材がその向きを転換する。そのため、ワイヤハーネスが前記開き方向へのスライド動作するときと同じ方向に張り出して湾曲し且つ各保持部材がそれら向きを転換する順序を一定にすることができ、前記閉じ方向へのスライド動作においても、ワイヤハーネスが不正な方向に湾曲することがなくなる。よって、ワイヤハーネスとベースまたはスライド構造体との干渉を防ぐことができる。
次に、本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施形態を、図1〜図7を参照して説明する。
本実施形態のスライド構造体用の給電装置1は、図1〜3に示すように、車両ボディ53と車両ボディ53にスライド開閉自在に設けられたスライドドア52とに亘って配策され且つコルゲートチューブ15に挿通されたワイヤハーネス2と、スライドドア52に取り付けられ且つスライドドア52のスライド動作に応じてワイヤハーネス2の一方を揺動自在に保持する第1の保持部材1Aと、車両ボディ53に取り付けられ且つワイヤハーネス2の他方を揺動可能に保持する第2の保持部材1Bとを有している。
車両ボディ53は、その上方に向かって立設された車両ボディ壁部54を有しており、スライドドア52には、給電装置1を車両外部の水滴等から保護するシール部材であるウェザストリップ55が付設されている。また、スライドドア52と車両ボディ53および車両ボディ壁部54との間には、ワイヤハーネス2(即ち、コルゲートチューブ15)が常に位置づけられる空間60が形成される。
スライドドア52側に配策されるワイヤハーネス2は、合成樹脂ないし金属製のハーネス固定部4によって、その垂下部3を垂直に配策した状態でスライドドア52に固定される。また、車両ボディ53側に配策されるワイヤハーネス2は、複数本の電線部分17として車両ボディ53側の図示しないワイヤハーネスにコネクタ等で接続される。コルゲートチューブ15は周方向の凹溝と凸条(図示せず)とをチューブ長手方向に交互に配列したもので、良好な屈曲性を有する既存のものである。なお、請求項のワイヤハーネスは、ワイヤハーネス単体、もしくは、ワイヤハーネスおよびそれが挿通されたコルゲートチューブを含んだ総称である。
ハーネス固定部4は、ワイヤハーネス2の電線部分を挟持した状態でドアパネル等にボルトや係止クリップ等で固定する湾曲板状のクランプである。ハーネス固定部4はこれに限らず、ワイヤハーネス2の垂下部3の上端側をドアパネル側又はドアトリム側に垂直方向に固定しておくものであれば、バンドであっても粘着テープであっても何でも構わない。ハーネス固定部4から第1の固定部材5にかけて本形態のワイヤハーネス2の垂下部3は複数本の電線として露出した状態で配索されている。
第1の保持部材1Aは、図1に示すように、ワイヤハーネス2の垂下部3に続いて配置された合成樹脂製の第1の固定部材5と、第1の固定部材5に車両前後方向に揺動自在に軸支される合成樹脂製の第1の首振り部材6と、で構成されている。
第1の固定部材5は、上部側に垂直なハーネス挿通孔8を有し、ハーネス挿通孔8の下側に第1の首振り部材6を車両前後方向に揺動自在に支持する水平な溝9を有している。水平な溝9は車両前後方向に開口し(開口を符号9aで示す)、上下の水平な壁部10、11と背側の垂直な壁部12とで横凹字状に囲まれて構成されている。また、壁部12には、第1の首振り部材6の揺動角度を規制するストッパ突部34、35(図5)が設けられている。垂直なハーネス挿通孔8は中央から車両幅方向に分割可能で(分割面を符号13で示す)、図1で手前側の上壁部10aを分離した状態でハーネス挿通孔8にワイヤハーネス2を挿通可能となっている。第1の固定部材5は、例えばスライドドアのドアパネル又はドアトリムの内側面等にブラケット19でねじ止め固定されている。
なお、本実施形態においては、第1の固定部材5はスライドドア52にネジ止め固定されているが、これに限定するものではなく、例えば、第1の固定部材およびスライドドアに、第1の固定部材が車両前後方向にスライド可能となる構造を設け、スライドドアの開閉に応じてスライド移動されるなどの他の構造としてもよい。
第1の首振り部材6は、第1の固定部材5のハーネス挿通孔8と同心に中空環状の軸部(図示せず)を有し、該軸部は壁部10,11の内面に設けられた環状の溝部(図示せず)に揺動自在に係合している。あるいは、壁部10,11の内面にハーネス挿通孔8と同心に中空環状の軸部(図示せず)を突設し、該軸部を第1の首振り部材6の上下の壁面の環状の溝部(図示せず)に揺動自在に係合させてもよい。また、第1の首振り部材6は環状の軸部の内側に同心の垂直なハーネス挿通孔(図示せず)を有し、ハーネス挿通孔は第1の固定部材5のハーネス挿通孔8に同心に連通し、垂直なハーネス挿通孔は第1の首振り部材6の水平なハーネス挿通孔14に連通して続いている。垂直なハーネス挿通孔は断面円形に形成され、水平なハーネス挿通孔14はコルゲートチューブ15に対応して断面縦長の平形ないし長円形状に形成されている。
第1の首振り部材6は上下に分割可能に形成され、分割した状態でハーネス挿通孔14にワイヤハーネス2を挿通可能であり、上下の分割首振り部材はボルト又は係止爪と係合凹部等の係止手段で相互に固定される。第1の首振り部材6の先端部6aは車両ボディ53側を向いて、車両前後方向に揺動し、また、第1の首振り部材6は、スライドドア閉じ状態(即ち、全閉状態)または開き状態(即ち、全開状態)のときにストッパ突部34、35に当接して、その先端部6aおよび水平なハーネス挿通孔14を、壁部12(即ち、車両前後方向)に対して車両ボディ内側に角度Aをなして向ける。つまり、第1の首振り部材6は、ワイヤハーネス2(即ち、コルゲートチューブ15)を車両ボディ内側に向けて保持している。
第1の首振り部材6の水平なハーネス挿通孔14内には合成樹脂製の保護チューブであるコルゲートチューブ15の一端部が保持される。より詳細には、第1の首振り部材6の水平なハーネス挿通孔14の内周面にリブ(図示せず)が突設され、リブに断面長円形のコルゲートチューブ15の凹溝が係合固定されている。
第2の保持部材1Bは、図4に示すように、合成樹脂製の第2の固定部材21と、第2の固定部材21によって車両前後方向に揺動可能に軸支される合成樹脂製の第2の首振り部材27と、第2の固定部材21に付設され第2の首振り部材27を車両ボディ53向きに付勢する付勢バネ40と、で構成されている。
第2の固定部材21は、水平方向に突出し且つ第2の首振り部材27を軸支する一対の水平部22、23と、水平部を支持する垂直部37とを備えており、また、上部21aと下部21bとに分割可能に形成されている。上部21aの水平部22上面には付勢バネ40が付設される円柱形状のバネ軸24と、付勢バネ40の水平方向の回動を抑止し且つ付勢バネ40を固定する係止爪25とが設けられており、垂直部37の第2の首振り部材27と対向する面には、第2の首振り部材27の揺動角度を規制するストッパ突部36が設けられている。水平部22、23の内面側には、第2の首振り部材27に設けられた揺動軸28を揺動可能に係合するための円形の凹部である揺動軸穴26が、バネ軸24と同心に設けられている。上部21aと下部21bとは、ネジや係止構造などの結合手段(図示なし)によって結合される。また、第2の固定部材21は、例えば車両ボディのフロアや、フロア上に配されたスカッフプレート上などに、ブラケット(図示なし)でねじ止め固定される。
第2の首振り部材27は、上方視くの字形状に屈折して形成され且つ上半部27aと下半部27bとに分割可能に形成され、また、その一端部に、ワイヤハーネス2を挿通するハーネス挿通孔31を有し、他端部の外面側(即ち、上半部27aの上面および下半部27bの下面)に、円柱形状の凸部である揺動軸28を有している。第2の首振り部材27の上半部27aと下半部27bとは、ネジや係止構造(図示なし)などの結合手段によって結合され、そして、結合された第2の首振り部材27は、揺動軸28と第2の固定部材21に設けられた揺動軸穴26とが係合されることにより、第2の固定部材に揺動可能に軸支される。
ハーネス挿通孔31は、ワイヤハーネス2を挿通し且つワイヤハーネス2が挿通されたコルゲートチューブ15の端部を保持し、断面縦長の平形ないし長円形状に形成されている。また、ハーネス挿通孔31の内周面にはリブ29が突設されており、リブ29に断面長円形のコルゲートチューブ15の凹溝が係合固定される。
付勢バネ40は、請求項の付勢手段に相当し、弾性を有する1本の針金で形成されており、巻き部40aと、端部40b、40cとを有する。巻き部40aは、螺旋状に回巻きされており、その内側にバネ軸24が挿入される。端部40bは、巻き部40aから接線方向に伸び、さらに、その先端を水平方向に巻き部40aから離れる向きに直角に曲げた形状をしており、係止爪25に係止され、前記巻き部40aとともに、付勢バネ40を第2の固定部材21に付設して固定する。端部40cは、巻き部40aから接線方向に伸び、その先端を下向きに直角に屈折され、さらに水平方向且つ前記接線方向に対して直角に屈折された形状をしており、第2の首振り部材27に係止される。
付勢バネ40は、2つの端部40b、40cが、それぞれ、第2の固定部材21と第2の首振り部材27とに係止されており、第2の首振り部材27を、第2の固定部材21に上方視時計回りの向きの力で付勢している。そして、付勢バネ40は、スライドドア閉じ状態のときに、第2の首振り部材27の側面をストッパ突部36に当接するよう、第2の首振り部材27を位置づけている。
第2の首振り部材27は、スライドドア閉じ状態のときに、ハーネス挿通孔31およびハーネス挿通孔31側の端部である先端部30が車両ボディ53内側を向くように、くの字形状の角部分38をスライドドア52側に向けて配設されている。また、第2の首振り部材27は、バネ軸24(即ち、揺動軸28)に対して先端部30がよりスライドドア52に近接するように配設されており、且つ、その先端部30およびハーネス挿通孔31が車両前後方向に対して車両ボディ53内側に角度Bをなして向くよう、第2の固定部材21と共に配設されている。つまり、第2の首振り部材27は、コルゲートチューブ15を車両ボディ内側に向けて保持するようにしたことから、コルゲートチューブ15は、車両ボディ53側に張り出すように湾曲して空間60内に位置づけられる。また同時に、コルゲートチューブ15が、スライドドア52の動作状態にかかわらず、スライドドア52および車両ボディ53に干渉せず、常にコルゲートチューブ15の湾曲部15aが空間60内に位置づけられるように、第2の固定部材および第2の首振り部材が形成され且つ配置されている。
次に、ドアをスライドさせたときの各部の動作について、図5〜図7を参照して説明する。
図5はスライドドア閉じ状態(即ち、全閉状態)を示しており、第1の首振り部材6は、その先端部6aを後方(図中左側)に向け停止し、また、第2の首振り部材27は、その先端部30を前方(図中右側)に向け停止した状態にある。より詳細には、第1の固定部材5と第2の固定部材21とには、第1の首振り部材の揺動角度Aを規制するストッパ突部34、35と、第2の首振り部材27の揺動角度Bを規制するストッパ突部36とが設けられており、スライドドア閉じ状態において、第1の首振り部材6は、そのスライドドア52寄りの面がストッパ突部34に当接して、先端部6aが、スライド方向(即ち、車両前後方向)に対して車両ボディ内側に角度Aをなして向いた状態で停止し、同様に、第2の首振り部材27は、付勢バネ40により上方視時計回り向き(即ち、ベース向き)に、第2の固定部材に付勢されており、その車両ボディ寄りの面がストッパ突部36に当接して、先端部30が、スライド方向に対して車両ボディ内側に角度Bをなして向いた状態で停止している。そのため、第1の首振り部材6と第2の首振り部材27とが、ともに車両ボディ53内側を向き、コルゲートチューブ15は車両ボディ53内側に緩やかに張り出した湾曲を形成して、空間60内に位置づけられている。
図6はスライドドア閉じ状態から、スライドドア52を後方にスライドさせて開く途中の状態を示している。上述の通り、スライドドア閉じ状態においては、コルゲートチューブ15の両端部が車両ボディ内側に向けて角度をつけて停止されており、また、コルゲートチューブ15が車両ボディ内側に張り出すように湾曲しているので、スライドドア52とともに第1の固定部材21と第1の首振り部材27とがドアスライド方向へ移動されるに伴い、コルゲートチューブ15の湾曲部15aは、所定の方向に、即ち、前方に張り出すよう上方視U字状に空間60内で湾曲される。そして、第1の首振り部材6は、先端部6aが後方から前方に向けて徐々に揺動される。このとき、第2の首振り部材は、依然として付勢バネ40によって、上方視時計回りに付勢する力で第2の固定部材21に付勢されており、スライドドア閉じ状態と同様に、ストッパ突部36に当接された状態を維持している。
図6の状態から、スライドドア52がさらに後方に移動すると、第2の首振り部材27がコルゲートチューブ15によって後方に向けて引っ張られるようになり、ある時点で第2の首振り部材27を上方視時計回りに付勢する力より、後方に向けて引っ張る力、即ち、上方視反時計回りに揺動させる力が強くなり、前方から後方に向けて第2の首振り部材27の揺動が開始される。なお、第2の首振り部材が揺動を開始する時点については、各実施形態において、それぞれ適切に調整することができる。
さらに、スライドドアが後方に移動し、スライドドアが図7に示される開き状態(即ち、全開状態)になると、第1の首振り部材6はその側面をストッパ突部35に当接させ、スライド方向に対し角度Aをなして前方を向き、第2の首振り部材27は、その先端部30を斜め後方に向けた状態となる。そして、コルゲートチューブ15は、空間60内でスライドドア側に緩やかに張り出した湾曲状態となる。また、この状態に至るまでの間、コルゲートチューブ15およびその湾曲部15aは、常に空間60内に位置づけられることから、スライドドア52および車両ボディ53と干渉することを防止できる。
また、スライドドア開き状態から閉じ状態への動作では、図7のスライドドア開き状態において、第2の首振り部材27に上方視時計回りの向きXに付勢する力が働いており、スライドドア閉じ動作では、先に第2の首振り部材27が、その先端部30を前方に向けるよう揺動されることから、コルゲートチューブ15は、空間60内でその湾曲部15aを前方に張り出して湾曲される。そして、スライドドア52の移動が進み、第2の首振り部材27が、その側面をストッパ突部36に付勢される。さらに、スライドドアの移動が進むと、第1の首振り部材6が、先端部6aを前方から後方に向けるよう揺動が開始され、湾曲部15aの湾曲が空間60内で徐々に緩やかになり、スライドドアが全閉すると、第1の首振り部材6が、その側面をストッパ突部34に付勢されて停止し、上述したスライドドア閉じ状態と同様の状態に戻る。
本実施形態によれば、第2の固定部材21および第2の首振り部材27が、スライドドア52の閉じ状態から開き方向へのスライド動作により生じるコルゲートチューブ15(即ち、ワイヤハーネス2)の湾曲部15aを、車両ボディ53とスライドドア52との間に形成される空間60内に常に位置づけ且つ前記閉じ状態のときにコルゲートチューブ15を車両ボディ53に向けて保持するようにしたことから、スライドドア52閉じ状態から開き方向にスライド動作されたとき、コルゲートチューブ15が、常に所定の向き(スライドドア閉じ方向)に張り出して湾曲されるため、不正な向き(スライドドア開き方向)に張り出して湾曲されることを防止することができる。さらに、コルゲートチューブ15の湾曲部15aが車両ボディ53とスライドドア52との間に形成される空間60内に常に位置づけられるため、コルゲートチューブ15、即ち、ワイヤハーネス2と車両ボディ53またはスライドドア52との干渉を防止することができる。したがって、干渉によるワイヤハーネス2の損傷を防ぐことができ、スライドドア52に搭載された機能部品の不具合発生を防止することができる。
また、第2の首振り部材27が、スライドドア閉じ状態から開き方向へのスライド動作に応じてコルゲートチューブ15により加えられる力が所定の強さを超えたときに、車両ボディ53向きに向けていたコルゲートチューブ15を、スライドドア52に向けて保持するようにしたことから、スライドドア52が閉じ状態から開き方向へスライド動作されたとき、開き初期状態では、スライド移動量が少なく、第2の首振り部材27に加わる力が所定の強さを超えないため、第2の首振り部材27はコルゲートチューブ15を車両ボディ53に向けたまま、先に第1の首振り部材6が揺動してその保持するコルゲートチューブ15の向きを変える。そして、開き方向へのスライド動作が進むと、スライド移動量が増し、所定の強さを超える力が第2の首振り部材27に加わり、第2の首振り部材27のコルゲートチューブ15を保持する向きが車両ボディ53向きからスライドドア52向きになる。このように、閉じ状態から開き方向にスライド動作されたときに、第1の首振り部材6と第2の首振り部材27とが向きを変える順序を常に一定にすることができるため、各首振り部材がそれら向きを変える順序が入れ替わることにより不正な方向へコルゲートチューブ15が湾曲することを防止し、コルゲートチューブ15、即ち、ワイヤハーネス2と車両ボディ53またはスライドドア52との干渉を防ぐことができる。よって、干渉によるワイヤハーネス2の損傷を防ぎ、スライドドア52に搭載された機能部品の不具合発生を防止することができる。
また、第2の首振り部材27は、スライド動作に応じてコルゲートチューブ15、即ち、ワイヤハーネス2を保持する向きが変わるので、ワイヤハーネス2の第2の首振り部材27寄りの湾曲を緩やかにし、ワイヤハーネス2の湾曲くせを防止することができる。そのため、湾曲くせによるワイヤハーネス2の不正方向への湾曲を防ぐことができ、ワイヤハーネス2と車両ボディ53またはスライドドア52との干渉を防ぐことができる。
また、第2の首振り部材27は、前記閉じ状態のときに付勢バネ40によってコルゲートチューブ15を確実に車両ボディ53に向けて保持するようにしたことから、各首振り部材が向きを変える順序をより確実にすることができ、不正な方向へコルゲートチューブ15が湾曲することを確実に防止することができる。また、付勢バネ40による付勢する力は、スライドドア開き状態から閉じ方向にスライド動作するときには、第2の首振り部材27が保持するコルゲートチューブ15の向きを前記閉じ状態の向きに戻す(即ち、スライドドア52向きから車両ボディ53向きに戻す)ように働くので、前記閉じ方向へのスライド動作に応じてコルゲートチューブ15により加えられる力が徐々に弱まると、第1の首振り部材6より先に第2の首振り部材27が揺動を開始してその向きをスライドドア52向きから車両ボディ53向きに転換し、そのあとに第1の首振り部材6がその向きを転換する。そのため、コルゲートチューブ15が前記開き方向へのスライド動作するときと同じ方向に張り出して湾曲し且つ各首振り部材がそれら向きを転換する順序を一定にすることができ、前記閉じ方向へのスライド動作においても、コルゲートチューブ15、即ち、ワイヤハーネス2が不正な方向に湾曲することがなくなる。よって、ワイヤハーネス2と車両ボディ53またはスライドドア52との干渉を防ぐことができる。
また、第2の固定部材21および第2の首振り部材27において、先端部30が、揺動軸28よりスライドドア52に近接して配置されているので、コルゲートチューブ15が車両ボディ内側に張り出して湾曲するスペースをより多く設けることができる。そのため、コルゲートチューブ15がより車両ボディ53に干渉しにくくなり、また、より大きな角度をつけて先端部30を車両ボディ内側に向けることができ、よって、より確実にしてコルゲートチューブ15の湾曲部15aを、車両前方に張り出して湾曲させることができる。
なお、本実施形態においては、断面縦長の平形ないし長円形状のコルゲートチューブを用いているが、これに限定するものでなく、断面円形のコルゲートチューブを用いてもよい。その場合、コルゲートチューブの両端部は、その凹溝と各保持部材のリブが係合して、周方向回動自在に保持される。
また、本実施形態においては、複数本の電線からなるワイヤハーネスを用いているが、これに限定されることはなく、フラットケーブルなどの他の種類の給電線を用いてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明にかかるスライド構造体用の給電装置の一実施形態における、スライドドア閉じ状態(全閉)の斜視図である。 同じく給電装置における、スライドドア半開状態の斜視図である。 図1に示す給電装置のI−Iに沿う断面図に、車両ボディとスライドドアとを含めた断面図である。 同じく給電装置における、車両ボディ側に配設される構成部材の分解立体図である。 同じく給電装置における、スライドドア閉じ状態(全閉)の各部の状態を示す平面図(円内は拡大図)である。 同じく給電装置における、スライドドア半開状態の各部の状態を示す平面図である。 同じく給電装置における、スライドドア開き状態(全開)の各部の状態を示す平面図(円内は拡大図)である。 従来のスライド構造体用の給電装置の一実施形態における、スライドドア閉じ状態(全閉)の各部の状態を示す平面図である。 同じく給電装置における、スライドドア半開状態の各部の状態を示す平面図である。 同じく給電装置における、スライドドア開き状態(全開)の各部の状態を示す平面図である。 従来のスライド構造体用の給電装置の他の実施形態における、スライドドア閉じ状態(全閉)の各部の状態を示す平面図である。 同じく給電装置における、スライドドア半開状態の各部の状態を示す平面図である。 同じく給電装置における、スライドドア開き状態(全開)の各部の状態を示す平面図である。
符号の説明
1 スライド構造体用の給電装置
1A 第1の保持部材
1B 第2の保持部材
2 ワイヤハーネス
5 第1の固定部材
6 第1の首振り部材
15 コルゲートチューブ
15a コルゲートチューブの湾曲部(ワイヤハーネスの湾曲部)
21 第2の固定部材
27 第2の首振り部材
40 付勢バネ(付勢手段)
52 スライドドア(スライド構造体)
53 車両ボディ(ベース)

Claims (3)

  1. ベースと前記ベースにスライド開閉自在に設けられたスライド構造体とに亘って配索されたワイヤハーネスと、前記スライド構造体に取り付けられ、且つ、前記スライド構造体のスライド動作に応じて前記ワイヤハーネスの一方を揺動自在に保持する第1の保持部材と、前記ベースに取り付けられ、且つ、前記ワイヤハーネスの他方を揺動可能に保持する第2の保持部材と、を有するスライド構造体用の給電装置において、
    記スライド構造体の閉じ状態から開き方向へのスライド動作により、先ず前記第1保持部材が揺動して前記ワイヤハーネスの向きを変え、次いで前記第2の保持部材が揺動して前記ベースから前記スライド構造体に向きを変え、前記第2の保持部材は、前記ワイヤハーネスの湾曲部を、前記ベースと前記スライド構造体との間に形成される空間内に常に位置づけ、且つ前記閉じ状態のときに前記ワイヤハーネスが前記他方から前記ベースの内側に向かったあとに前記一方に向かって配索されるように、前記他方を保持する
    ことを特徴とするスライド構造体用の給電装置。
  2. 前記第2の保持部材は、前記閉じ状態から開き方向へのスライド動作に応じて前記ワイヤハーネスにより加えられる力が所定の強さを超えたときに、前記ワイヤハーネスが前記他方から前記ベースの内側に向かうことなく前記一方に向かって配索されるように、前記他方を保持することを特徴とする請求項1に記載のスライド構造体用の給電装置。
  3. 前記第2の保持部材は、前記ワイヤハーネスの他方を保持する首振り部材と、前記首振り部材を揺動可能に軸支する固定部材と、前記固定部材に付設され且つ前記閉じ状態のときに前記首振り部材における前記ワイヤハーネスの挿通されるハーネス挿通孔の設けられた先端部が前記ベースの内側に向くように前記首振り部材を付勢する付勢手段と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスライド構造体用の給電装置。
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