JP2010233427A - スライド構造体用の給電装置 - Google Patents

スライド構造体用の給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010233427A
JP2010233427A JP2009081197A JP2009081197A JP2010233427A JP 2010233427 A JP2010233427 A JP 2010233427A JP 2009081197 A JP2009081197 A JP 2009081197A JP 2009081197 A JP2009081197 A JP 2009081197A JP 2010233427 A JP2010233427 A JP 2010233427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protector cover
panel
harness
link arm
protector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009081197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5308889B2 (ja
Inventor
Mitsunobu Kato
光伸 加藤
Tomoaki Nishimura
登茂昭 西村
Motonari Inagaki
基成 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Yazaki Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2009081197A priority Critical patent/JP5308889B2/ja
Priority to US12/724,085 priority patent/US8227693B2/en
Publication of JP2010233427A publication Critical patent/JP2010233427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308889B2 publication Critical patent/JP5308889B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/003Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using gravity-loaded or spring-loaded loop
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

【課題】部品点数や組付工数を削減する等して低コスト化な給電装置を提供する。
【解決手段】基板部7と鍔状の周壁8,9とを有するプロテクタカバー2と、プロテクタカバー内で基板部7に沿って回動自在に軸支され、回動先端側にワイヤハーネス14を保持するリンクアーム3と、リンクアームをハーネス余長吸収方向に付勢する弾性部材5とを備えて、スライド構造体に配置され、プロテクタカバー2がスライド構造体のパネル6に組付固定され、プロテクタカバーの基板部に対向する背面側の開口13がパネルで塞がれ、プロテクタカバーとパネルとの間の長形の開口25からワイヤハーネスが固定構造体側に導出されるスライド構造体用の給電装置1を採用する。プロテクタカバー2とパネル6とを合成樹脂で形成し、プロテクタカバーをパネルにタッピングねじで固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のスライドドアにワイヤハーネスで常時給電を行わせるためのスライド構造体用の給電装置に関するものである。
図2は、従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この給電装置41は、自動車のスライドドア側の合成樹脂製の略台形状のプロテクタ42内にリンクアーム43を回動自在に軸支し、リンクアーム43を金属製の捩り巻きばね44で上向きに付勢し、リンクアーム44の先端にハーネス保持部45を設け、ワイヤハーネス46をプロテクタ42の前端側のハーネス固定部47からハーネス保持部45を経てプロテクタ42の長形の下部開口48を通って車両ボディ側のハーネス固定部49に配索したものである。プロテクタ42はベース42aとカバー42bとで構成されている。
図2は車両左側のスライドドアを前方にスライドして全閉にした状態を示している。スライドドアの半開状態で、ワイヤハーネス46はスライドドアと車両ボディとの間(渡り部)で垂れ下がろうとするが、リンクアーム43が捩り巻きばね44の付勢力で上向き(時計回り)に回動してハーネス余長(弛み)を吸収する。スライドドアを後方にスライドして全開にした状態で、ワイヤハーネス46はハーネス固定部49を支点に前方に引っ張られ、リンクアーム43が捩り巻きばね44の付勢力に抗して下向き(反時計回り)に回動する。
特開2008−148539号公報(図8(c))
上記給電装置41に類似するものとして、図3に示す給電装置が挙げられる。
この給電装置51は、合成樹脂製の略矩形状のプロテクタベース52とプロテクタカバー53とで成るプロテクタと、プロテクタ内に回動自在に軸支されるリンクアーム54と、リンクアーム54を上向きに付勢する捩りコイルばね55と、リンクアーム54の先端に回動自在に設けられたハーネス保持部材56とを備えるものである。ハーネス保持部材56はサブアーム56aとハーネス保持部56bとで一体に形成されている。
プロテクタベース52にハーネス保持部材56付きのリンクアーム54と捩りコイルばね55とが組み付けられ、ハーネス保持部材56のハーネス保持部56b内にワイヤハーネス57の合成樹脂製のコルゲートチューブ57aの一端が保持固定され、コルゲートチューブ57aから導出された電線部分57bがプロテクタベース52に沿って略S字状に屈曲配索されつつ前端側の開口58から外部に導出され、プロテクタベース52にプロテクタカバー53が組付係止される。
コルゲートチューブ57aはプロテクタベース52とプロテクタカバー53との間の長形な下部開口59から導出され、コルゲートチューブ57aの他端は、車両ボディ側に装着されるハーネス固定部(回転クランプ)60に周方向回動自在に保持され、コルゲートチューブ57aの他端から導出された電線部分57cは車両ボディ側(電源側)のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ接続される。プロテクタベース52はプロテクタカバー53の各孔部61において自動車のスライドドアの金属(鉄)製のドアインナパネル62にボルト締めで固定される。図3の給電装置51の作用は図2の給電装置41におけると概ね同様である。
しかしながら、上記図3の給電装置51にあっては、部品として少なくともプロテクタベース52とプロテクタカバー53とリンクアーム54と捩りコイルばね55とハーネス保持部材56との五点を組み付けなければならず、多くの部品コストと組付コストを要するという問題があった。
この問題は、自動車のスライドドアに限らず、自動車以外の車両のスライドドアや、車両以外の装置等のスライドドア等においても同様に生じ得るものである。これらスライドドア等をスライド構造体と総称し、車両ボディ等を固定構造体と総称する。また、スライドドアパネル62をスライド構造体のパネルと呼称する。
本発明は、上記した点に鑑み、部品点数や組付工数を削減して低コスト化することができるスライド構造体用の給電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライド構造体用の給電装置は、基板部と鍔状の周壁とを有するプロテクタカバーと、該プロテクタカバー内で該基板部に沿って回動自在に軸支され、回動先端側にワイヤハーネスを保持するリンクアームと、該リンクアームをハーネス余長吸収方向に付勢する弾性部材とを備えて、スライド構造体に配置され、該プロテクタカバーが該スライド構造体のパネルに組付固定され、該プロテクタカバーの該基板部に対向する背面側の開口が該パネルで塞がれ、該プロテクタカバーと該パネルとの間の長形の開口から該ワイヤハーネスが固定構造体側に導出されることを特徴とする。
上記構成により、基板部と周壁とで囲まれたプロテクタカバー内にリンクアームと弾性部材とワイヤハーネスとが組み付けられて、アセンブリ品(一ユニット)としてスライド構造体のパネルに組付固定されることで、プロテクタカバーの背面側の開口がパネルで塞がれて、スライド構造体の開閉動作時にワイヤハーネスがプロテクタカバーの基板部とスライド構造体のパネルとの間で、基板部とスライド構造体との両内面に沿って揺動自在に案内される。
請求項2に係るスライド構造体用の給電装置は、請求項1記載のスライド構造体用の給電装置において、前記プロテクタカバーと前記パネルとが合成樹脂で形成され、該プロテクタカバーが該パネルにタッピングねじで固定されることを特徴とする。
上記構成により、合成樹脂製のプロテクタカバーを合成樹脂製のパネルに固定することで、両者の線膨張係数が同等となって、温度変化に伴うプロテクタカバーの歪み変形が防止される。また、温度変化でプロテクタカバーが歪み変形しないので、タッピングねじの使用が可能で、タッピングねじが合成樹脂製のパネルに螺合密着して良好なシール性を発揮する。
請求項3に係るスライド構造体用の給電装置は、請求項1又は2記載のスライド構造体用の給電装置において、前記弾性部材が捩りコイルばねであり、前記リンクアームの回動先端側にハーネス保持部材が回動自在に設けられたことを特徴とする。
上記構成により、捩りコイルばねで給電構造がコンパクト化・軽量化され、ハーネス保持部材でワイヤハーネスの引張時の過大な屈曲応力が吸収され、スムーズな屈曲が可能となる。
請求項1記載の発明によれば、プロテクタカバーのみでプロテクタを構成し、スライド構造体のパネルを利用して従来のプロテクタベースを不要としたから、部品点数及び組付工数を削減して、給電装置を低コスト化すると共に、厚み方向に省スペース化(コンパクト化)することができる。
請求項2記載の発明によれば、合成樹脂製のプロテクタカバーとパネルとによってプロテクタカバーの熱歪み変形を防止し、安価なタッピングねじでプロテクタカバーを効率良くパネルに固定して、プロテクタカバーの組付コストを低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、捩りコイルばねを用いて給電構造をコンパクト化・軽量化することができ、回動式のハーネス保持部材を用いてワイヤハーネスを小さな応力でスムーズに屈曲させることができる。
本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示す正面図である。 従来のスライド構造体用の給電装置の類似例を示す分解斜視図である。
図1は、本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施形態を示すものである。図1においては車両右側のスライドドアに適用される形態(図3の例とは前後反転した形態)で図示している。
この給電装置1は、合成樹脂製のプロテクタカバー2と、プロテクタカバー2の回動自在に軸支される合成樹脂ないし金属製のリンクアーム3と、リンクアーム3の先端に回動自在に設けられる合成樹脂製のハーネス保持部材4と、リンクアーム3をハーネス余長吸収方向(上向き)に付勢する金属製の捩りコイルばね(弾性部材)5とを備えたものである。
プロテクタはプロテクタカバー2のみで構成され、図3の例に較べてプロテクタベースが削減されている。また、スライドドア(スライド構造体)のドアインナパネル(パネル)6は合成樹脂で形成され、プロテクタカバー2がタッピングねじ(図示せず)で合成樹脂製のドアインナパネル6に固定される。
プロテクタカバー2は、垂直な基板部7と、基板部7の少なくとも上端と前端とに設けられた鍔状の周壁8,9とを備え、基板部7の内面の前側上部に、リンクアーム3の基端側の軸部9と捩りコイルばね5のコイル巻き部5aとを位置決め係合させる環状壁10がドアインナパネル6に向けて突設され、基板部7の前端と後端との内面に(前端側に二つ、後端側に一つの)ねじ固定用の有底の筒状壁11がドアインナパネル6に向けて突設されている。基板部7の外面には縦横に補強リブ(図示せず)が設けられる。
環状壁10の内周面10aに沿ってリンクアーム3の軸部9が回動自在に係合し、環状壁10の外周面10bに沿って捩りコイルばね5のコイル巻き部5aがやや遊嵌に外挿される。軸部9は中心に孔部9aを有し、環状壁10の中心において基板部7と一体の垂直壁部10cに孔部10dが設けられ、例えば両孔部9a,10dにボルト(図示せず)を挿通してナット締めする、又は係止クリップ(図示せず)を挿入して、軸部9が環状壁10内に回動自在に保持される。
リンクアーム3の回動上死点は上側の周壁8で規定される。環状壁10の前側において基板部7の内面に、捩りコイルばね5のコイル巻き部5aに続く一方の杆部5bを引っ掛けて固定させるばね受け部12が突設されている。
各筒状壁11の底壁にはタッピングねじ挿通用の小孔11aが設けられ、タッピングねじが矢印Aの如く小孔11aを経て合成樹脂製のドアインナパネル6に直接(好ましくは下孔を設けることなく)ねじ込まれることで、ドアインナパネル6にタッピングねじが隙間なく密着する。
従来(図3)においては、合成樹脂製のプロテクタ52,53を金属製のドアインナパネル62に組み付けた際に、線膨張係数の違いから温度変化によってプロテクタ52,53に変形を生じる懸念があり、樹脂材の熱膨張収縮を逃がすべく、組付に高価な段付ボルト(図示せず)とシールナット(図示せず)を用いることで、さらにコストがアップするという問題があったが、合成樹脂製のドアインナパネル6とタッピングねじを用いることで、この問題が解消され、段付ボルトやシールナットが不要となる。
また、ドアインナパネル6が合成樹脂製であるので、合成樹脂製のプロテクタカバー2と線膨張係数が同等で(厳密には合成樹脂材の種類によって線膨張係数が若干異なる場合もあるが、金属と合成樹脂との線膨張係数の違いに較べれば無視できる程度である)、ねじ締め固定後の線膨張係数の違いに起因するプロテクタカバー2の変形が防止される。
ドアインナパネル6は、プロテクタカバー2の基板部7に対向する背面側の開口13を塞いで、プロテクタカバー2内に略S字状に屈曲配索されたワイヤハーネス14の電線部分14aをドアインナパネル面6aに沿って垂直に案内させる。ドアインナパネル6はプロテクタカバー2の背面側の開口13を塞ぐベース板の役目を担っている。プロテクタカバー2は図3のプロテクタベース52を左右反転させた形状に類似している。
プロテクタカバー2の内面側において環状壁10と前側上部の筒状壁11との外周側にハーネス案内用の屈曲状の隔壁15が突設されて、隔壁15の前端は前側の周壁9の切欠されたハーネス導出用の開口16に続いている。前部開口16からワイヤハーネス14の電線部分14aがスライドドア内の補機等に向けて導出される。なお、明細書で前後上下左右の方向性は車両の方向と一致させている。
プロテクタカバー2内の電線部分14aはハーネス保持部材4に保持された合成樹脂製のコルゲートチューブ14b内に挿通されたものである(便宜上、電線部分14aとコルゲートチューブ14bとを分離して図示している)。
リンクアーム3は、への字状ないし湾曲状に屈曲形成され、基端側に大径の前記軸部9を有し、先端側(回動先端側)に、ハーネス保持部材4に対する連結部17を有し、長手方向ほぼ中央上部に、捩りコイルばね5の他方の杆部5cを引っ掛けて固定するフック状のばね受け部21を有している。本例の連結部17は、リンクアーム3の外面から軸部9と同方向に突出した水平な支柱部18と、支柱部18からリンクアーム長手方向に延長された垂直な板部20と、板部20の内面に突設された小径な軸部19とで構成されている。
ハーネス保持部材4はサブアーム22とハーネス保持部23とで一体に構成され、サブアーム22の基端の孔部24にリンクアーム3の連結部17の軸部19が挿入され、例えば軸部19の中心の小孔19aと孔部24の底壁の小孔24aとに係止クリップ等を挿入してサブアーム22が軸部19に回動自在に抜け止めされる。
ハーネス保持部23はサブアーム22の先端側に一体化され、例えば左右に分割された状態でコルゲートチューブ14bの端部を挿入し(コルゲートチューブ14bの周方向の図示しない凹溝をハーネス保持部23の内面の図示しないリブに係合させ)、分割保持部23を接合係止してコルゲートチューブ14bを保持する。
本例のコルゲートチューブ14bは断面縦長円形のものであり、ハーネス保持部23のチューブ保持孔23aも断面縦長円形に形成されている。コルゲートチューブ14bは、プロテクタカバー2とドアインナパネル6との間の開口、すなわちプロテクタカバー2の下部と後部の連続した長形の開口25から前後方向揺動自在に導出され、コルゲートチューブ14bの他端は、図示しない車両ボディ側のハーネス固定部(回転クランプ)に固定され、コルゲートチューブ内の電線部分14aが車両ボディ側のワイヤハーネス(図示せず)に接続される。
プロテクタカバー2の基板部7と各周壁8,9とで囲まれた空間内にリンクアーム3とハーネス保持部材4と捩りコイルばね5とが組付・収容される。ドアインナパネル5はプロテクタカバー2の内面側(背面側)の広い開口13を塞いでプロテクタカバー内のリンクアーム3とハーネス保持部材4と捩りコイルばね5とワイヤハーネス14とを外部との干渉等なく保護する。
プロテクタカバー2に少なくともリンクアーム3とハーネス保持部材4と捩りコイルばね5とを組み付けた状態で製品(ユニット)として車両組立工程に送られる(ワイヤハーネス14はリンクアーム3等と共に予めプロテクタカバー内に組み付けておくことが好ましい)。
本例の給電装置1の作用は従来(図2,図3)の給電装置41,51におけると概ね同様である。すなわち、スライドドアの開閉に伴って、垂直な(必ずしも垂直である必要はなく少し傾斜していても縦配置であればよい)ドアインナパネル6とプロテクタカバー2の基板部7とに沿ってリンクアーム3が上下方向に回動し、捩りコイルばね5の上向きの付勢力でリンクアーム3がワイヤハーネス14の弛み(余長)を吸収する。
スライドドアの全閉時にワイヤハーネス14が車両ボディ側のハーネス固定部(図示せず)を支点に後方に引っ張られて、リンクアーム3が水平よりも少し下方(図1で時計回り)に回動し、スライドドアの全開時にワイヤハーネス14がハーネス固定部を支点に前方に引っ張られて、リンクアーム3が捩りコイルばね5の付勢力に抗して下方に大きく回動する。
なお、上記実施形態においては、ドアインナパネル6を合成樹脂で形成したが、例えば合成樹脂製のプロテクタカバー2との線膨張係数の相違が悪影響を与えない環境(温度差の少ない地域等)である場合や、プロテクタカバー2を金属材で形成した場合等においては、ドアインナパネル6を金属材(鉄材等)で形成し、プロテクタカバー2を普通の安価なボルトとナットでドアインナパネル6に固定することも可能である。この場合でも、従来に較べてプロテクタベースを削除しているから、その分の部品コストや組付コストが低減される。
また、上記実施形態においては、リンクアーム3にハーネス保持部材4を回動自在に連結させたが、リンクアーム3の先端にハーネス保持部23を一体に(回動不能に)設けることも可能である。この場合、リンクアーム3はサブアーム22を含む長さに延長形成される。
また、上記実施形態においては、コルゲートチューブ14bを保持するべく略矩形筒状のハーネス保持部23を用いたが、略筒状のハーネス保持部23に代えて、ワイヤハーネス14を(コルゲートチューブ14bに限らず、網チューブや、これら保護チューブを用いずに複数本の電線すなわち電線部分14aを直接)テープ巻きやバンド締めで固定する保持板(図示せず)を設けることも可能である。
また、上記実施形態においては、弾性部材として捩りコイルばね(捩り巻きばね)5を使用したが、捩りコイルばね5に代えて例えば金属製の板ばね(図示せず)を使用し、板ばねの基端をプロテクタベース2の前壁9側に固定し、板ばねの先端をリンクアーム3の長手方向中間部に係合させて、板ばねの付勢力でリンクアーム3を上向き(ハーネス余長吸収方向)に付勢することも可能である。但し、板ばねの場合は捩りコイルばね5に較べて固定構造が複雑化・肥大化しやすい。
本発明に係るスライド構造体用の給電装置は、自動車や自動車以外の車両や車両以外の装置等におけるスライドドアやスライド部分への常時給電のために利用することができる。
1 給電装置
2 プロテクタカバー
4 ハーネス保持部材
3 リンクアーム
5 捩りコイルばね(弾性部材)
6 パネル
7 基板部
8,9 周壁
13 背面側の開口
14 ワイヤハーネス
25 長形の開口

Claims (3)

  1. 基板部と鍔状の周壁とを有するプロテクタカバーと、該プロテクタカバー内で該基板部に沿って回動自在に軸支され、回動先端側にワイヤハーネスを保持するリンクアームと、該リンクアームをハーネス余長吸収方向に付勢する弾性部材とを備えて、スライド構造体に配置され、該プロテクタカバーが該スライド構造体のパネルに組付固定され、該プロテクタカバーの該基板部に対向する背面側の開口が該パネルで塞がれ、該プロテクタカバーと該パネルとの間の長形の開口から該ワイヤハーネスが固定構造体側に導出されることを特徴とするスライド構造体用の給電装置。
  2. 前記プロテクタカバーと前記パネルとが合成樹脂で形成され、該プロテクタカバーが該パネルにタッピングねじで固定されることを特徴とする請求項1記載のスライド構造体用の給電装置。
  3. 前記弾性部材が捩りコイルばねであり、前記リンクアームの回動先端側にハーネス保持部材が回動自在に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のスライド構造体用の給電装置。
JP2009081197A 2009-03-30 2009-03-30 スライド構造体用の給電装置 Active JP5308889B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081197A JP5308889B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 スライド構造体用の給電装置
US12/724,085 US8227693B2 (en) 2009-03-30 2010-03-15 Power supplying system for a sliding structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009081197A JP5308889B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 スライド構造体用の給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010233427A true JP2010233427A (ja) 2010-10-14
JP5308889B2 JP5308889B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42782733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009081197A Active JP5308889B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 スライド構造体用の給電装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8227693B2 (ja)
JP (1) JP5308889B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014014047A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 矢崎総業株式会社 スライドドア用給電構造
WO2015053190A1 (ja) * 2013-10-11 2015-04-16 矢崎総業株式会社 スライドドア用給電構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193687A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Sumitomo Wiring Syst Ltd 給電用配索構造
JP5356357B2 (ja) * 2010-11-02 2013-12-04 古河電気工業株式会社 スライドドア用給電装置
JP5892604B2 (ja) * 2012-07-17 2016-03-23 矢崎総業株式会社 アーム給電装置
JP5892602B2 (ja) * 2012-07-17 2016-03-23 矢崎総業株式会社 アーム給電装置
JP6146909B2 (ja) * 2013-10-11 2017-06-14 矢崎総業株式会社 給電装置及び給電装置の組立方法
JP6211375B2 (ja) * 2013-10-11 2017-10-11 矢崎総業株式会社 給電装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298826A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Yazaki Corp ハーネス用プロテクタ及びその取付構造
JP2003220905A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Yazaki Corp スライドドア用ハーネスプロテクタの取付構造
JP2005137082A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Yazaki Corp 常時給電装置
JP2007336767A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Yazaki Corp ハーネス収容ケースの取付構造
JP2009065815A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp 給電用のプロテクタベース構造

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3954802B2 (ja) * 2000-04-11 2007-08-08 矢崎総業株式会社 自動車用スライドドアの給電装置
JP2002281650A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Yazaki Corp ハーネス弛み吸収構造
JP5101861B2 (ja) 2006-10-31 2012-12-19 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置
JP5052865B2 (ja) 2006-11-13 2012-10-17 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置
JP4783307B2 (ja) 2006-11-13 2011-09-28 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置
JP5090831B2 (ja) 2007-09-10 2012-12-05 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電装置
JP4997060B2 (ja) 2007-10-16 2012-08-08 矢崎総業株式会社 スライド構造体用の給電構造
JP5197171B2 (ja) * 2008-01-31 2013-05-15 矢崎総業株式会社 給電装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298826A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Yazaki Corp ハーネス用プロテクタ及びその取付構造
JP2003220905A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Yazaki Corp スライドドア用ハーネスプロテクタの取付構造
JP2005137082A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Yazaki Corp 常時給電装置
JP2007336767A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Yazaki Corp ハーネス収容ケースの取付構造
JP2009065815A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Yazaki Corp 給電用のプロテクタベース構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014014047A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 矢崎総業株式会社 スライドドア用給電構造
JP2014023333A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Yazaki Corp スライドドア用給電構造
WO2015053190A1 (ja) * 2013-10-11 2015-04-16 矢崎総業株式会社 スライドドア用給電構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20100243319A1 (en) 2010-09-30
JP5308889B2 (ja) 2013-10-09
US8227693B2 (en) 2012-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5308889B2 (ja) スライド構造体用の給電装置
JP2008220013A (ja) 給電装置
JP5090831B2 (ja) スライド構造体用の給電装置
JP4791251B2 (ja) 揺動部分のハーネス配索構造
JP2007037391A (ja) ハーネス余長吸収機構
KR20100136099A (ko) 자동차용 쿨링모듈의 슬라이딩 장치
JP2008148539A (ja) スライド構造体用の給電装置
JP2009207346A (ja) 給電装置
JP5053005B2 (ja) 給電用のプロテクタベース構造
JP5052865B2 (ja) スライド構造体用の給電装置
JP5185536B2 (ja) 給電装置
JP2009095105A (ja) リンク用ハーネスプロテクタ構造
JP5318712B2 (ja) アーム給電構造
US8038194B2 (en) Mounting structure of deck side trim
JP4528812B2 (ja) ウィンドウレギュレータ
JP2005008010A (ja) スライドドア給電用のハーネス保護構造
JP2008062784A (ja) 常時給電装置
JP4914779B2 (ja) 給電装置の異音防止構造
JP2006117054A (ja) ワイヤハーネス配索構造
JP4949935B2 (ja) 車両用アウタミラー装置
JP2007231656A (ja) ウインドウレギュレータのホルダ
JP2008224004A (ja) クランプ構造及び車両用燃料供給装置
JP4309904B2 (ja) 自動車用スライドドアの給電装置
JP2006131154A (ja) グロメットおよび該グロメットを用いたワイヤハーネスの配索構造
JP4833006B2 (ja) スライドドア用配線構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250