JP2005008010A - スライドドア給電用のハーネス保護構造 - Google Patents

スライドドア給電用のハーネス保護構造 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車のスライドドアに常時給電を行わせるワイヤハーネスの車両ボディ−スライドドア間における干渉を防ぐ。
【解決手段】車両ボディからスライドドアに常時給電用のワイヤハーネス28を配索し、車両ボディ側のハーネス固定部材1でワイヤハーネスを固定し、ワイヤハーネスにキャタピラ状のハーネス保護用外装部材2を装着し、ハーネス保護用外装部材をハーネス固定部材1の連結部3で回動自在に連結し、ハーネス固定部材1の開口14両側にガイド壁10,11を設け、一方のガイド壁11を他方のガイド壁10よりもハーネス保護用外装部材2を大きな径で湾曲させる形態とし、スライドドア全開時にワイヤハーネス28と車両ボディの干渉を防止した。連結部3はハーネス保護用外装部材2の一対の突部13を回動自在に係合させる一対の筒状部等である。筒状部3をハーネス固定部材1に一体樹脂成型した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のスライドドアに常時給電を行わせるワイヤハーネスの車両ボディとスライドドア間における干渉を防いだスライドドア給電用のハーネス保護構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の車両ボディ側(電源側)からスライドドア内の電装品や補機等に常時給電を行うべく、図7に示すように車両ボディ47側からスライドドア41側にワイヤハーネス42を配索し、スライドドア側でハーネス余長吸収装置(プロテクタ)43内にワイヤハーネス42を屈曲させて収容し、スライドドア41の開閉に伴うワイヤハーネス42の余長(弛み)を吸収させる構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。図7ではスライドドアの全閉状態を平面図的な説明図で示している。図7で符号53は取っ手を示している。
【0003】
プロテクタ43内には例えばばね部材(図示せず)が設けられ、ばね部材でワイヤハーネス42が上向きに付勢されることで、余長吸収が行われる。ばね部材を用いずにワイヤハーネス42の剛性のみで付勢力を発揮させたり、あるいはハーネス余長吸収装置のリール(図示せず)にワイヤハーネス42をとぐろ状に巻回して余長を吸収させる構造も提案されている。
【0004】
プロテクタ43はスライドドア41内でドアパネルとドアトリムとの間に配設されている。ワイヤハーネス42の一方はプロテクタ43のスリット状の下部開口(図示せず)から導出されて、車両ボディ47のステップ部48ないしその近傍でハーネス固定部材46で固定されつつ車両ボディ内に配索され、ワイヤハーネス42の他方(図示せず)はプロテクタ43の前部開口(図示せず)からスライドドア側の補機等に向けて配索されている。
【0005】
ハーネス固定部材46は例えばステップ部48上に固定されている。ワイヤハーネス42はスライドドア41の開閉に伴って図7〜図9のようにハーネス固定部材46を支点に前後に揺動する。
【0006】
ハーネス固定部材46は図8に示す如く合成樹脂を材料として上下分割式の略箱型状に形成され、内部にワイヤハーネス42の外周の合成樹脂製のコルゲートチューブ53を挿通して前後の鍔部54でコルゲートチューブ53の周上の凹溝53aを係止させ、ワイヤハーネス42を周方向に回動自在に、且つ長手方向に不動に保持させるものである(例えば特許文献2参照)。
【0007】
ハーネス固定部材46の前端部(スライドドア寄りの端部)には両側に湾曲状のハーネスガイド壁55が形成されており、図7のスライドドア41の全閉状態と図9の全開状態とでコルゲートチューブ53がガイド壁55に接して、大きな屈曲半径で湾曲する。
【0008】
スライドドア41は図7の全閉時に車両ボディ47と同一面に位置し、全閉から図9の全開に移行する際に、車両ボディ47から外向きに離間しつつ二次元的に後方に移動する。ワイヤハーネス42は図7のスライドドア41の全閉時にハーネス固定部を支点に前方に引っ張られ、図9のスライドドア41の全開時に同様に後方に引っ張られる。
【0009】
スライドドア41の開閉時にハーネス固定部材46のガイド壁55がコルゲートチューブ53の屈曲半径を確保して、特に図9のスライドドア41の全開時にスライドドア41と車両ボディ47との間(渡り部51)において、実線の如くコルゲートチューブ53(図8)の剛性によってワイヤハーネス42が大きな半径で屈曲して、車両ボディ47のセンタピラー52とコルゲートチューブ53との干渉が防止される。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−354085号公報(第7−9頁、図4−図7)
【特許文献2】
特開2002−199558号公報(第7頁、図5)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造にあっては、剛性の高いコルゲートチューブ53を用いる場合は問題ないが、剛性の低いゴムチューブやビニルチューブや編組状チューブといった保護チューブを用いたり、複数本の電線をビニルテープで巻いたり、あるいは複数本の電線をそのまま用いたりする場合には、図9に鎖線で示す如くスライドドア41の全開時にワイヤハーネス42が車両ボディ47のセンタピラー52に干渉して、摩耗したり傷付いたりするという懸念があった。
【0012】
本発明は、上記した点に鑑み、車両ボディとスライドドアとの間(渡り部)で剛性の低い保護チューブを用いた場合でも、ワイヤハーネスと車両ボディとの干渉を確実に防止することのできるスライドドア給電用のハーネス保護構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、車両ボディからスライドドアに常時給電用のワイヤハーネスを配索し、車両ボディ側のハーネス固定部材で該ワイヤハーネスを固定した構造において、該ワイヤハーネスにキャタピラ状のハーネス保護用外装部材が装着され、該ハーネス保護用外装部材が前記ハーネス固定部材の連結部で回動自在に連結され、該ハーネス固定部材の開口の両側にガイド壁が設けられ、一方のガイド壁が他方のガイド壁よりも該ハーネス保護用外装部材を大きな径で湾曲させる形態に形成され、前記スライドドアの全開時に前記ワイヤハーネスと前記車両ボディとの干渉が防止されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスが車両ボディ側のハーネス固定部材からスライドドアにかけての間(渡り部)でハーネス保護用外装部材で覆われて安全に保護される。ハーネス保護用外装部材はハーネス固定部材に連結されるから、ハーネス保護用外装部材とハーネス固定部材との間に隙間が生じたりせず、ワイヤハーネスが外部との干渉から安全に保護される。ハーネス保護用外装部材はハーネス固定部材に回動自在に連結されているから、スライドドアの開閉に伴ってハーネス保護用外装部材が連結部を支点としてワイヤハーネス(複数本の電線や保護カバー)と一体にスムーズに揺動可能である。
また、スライドドアの全開時にハーネス保護用外装部材が一方のガイド壁に当接してガイド壁に沿って大きな半径で屈曲しつつ後方へ引っ張られる。これにより、車両ボディのセンタピラーとワイヤハーネス及びハーネス保護用外装部材との干渉が防止される。ハーネス保護用外装部材を用いることで、一方のガイド壁の大きさ(突出長さ)は従来よりも短くて済む。スライドドアの全閉時には、ハーネス保護用外装部材が他方のガイド壁に当接してガイド壁に沿って小さな半径で屈曲しつつ前方へスムーズに引っ張られる。
【0014】
請求項2に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、請求項1記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造において、前記連結部が、前記ハーネス保護用外装部材の一対の突部を回動自在に係合させる一対の筒状部であることを特徴とする。
上記構成により、ハーネス保護用外装部材の基端部の一対の突部がハーネス固定部材の一対の筒状部内に挿入係合されて、ハーネス保護用外装部材がハーネス固定部材に回動(揺動)自在に連結される。
【0015】
請求項3に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、請求項1記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造において、前記連結部が、前記ハーネス保護用外装部材の一対の突部を回動自在に係合させる一対の孔部を有する駒部材であることを特徴とする。
上記構成により、ハーネス保護用外装部材の基端部の一対の突部がハーネス固定部材側の連結部である駒部材の一対の孔部に挿入係合されて、ハーネス保護用外装部材がハーネス固定部材に回動(揺動)自在に連結される。
【0016】
請求項4に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、請求項2又は3記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造において、前記一対の筒状部又は前記駒部材が前記ハーネス固定部材に一体樹脂成型されたことを特徴とする。
上記構成により、ハーネス固定部材とその連結部の製造が容易化、迅速化、低コスト化される。樹脂成形用の金型数も削減される。また、ハーネス固定部材と連結部との接合部分の機械的強度も向上する。
【0017】
請求項5に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造において、前記ハーネス固定部材が前記ワイヤハーネスを挿通させる回動体を備え、該回動体がワイヤハーネス外周の保護チューブに続くことを特徴とする。
上記構成により、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスが揺動しつつ捩れた際に、回動体がワイヤハーネスと一体的に回動して捩れを吸収し、スムーズな余長吸収を可能とする。保護チューブは剛性のコルゲートチューブではなくゴムやビニルや編組等の柔軟なものでよい。回動体が保護チューブに一体又は別体に続くことで、ワイヤハーネスへの回動体と保護チューブの組付作業性が向上する。
【0018】
請求項6に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造は、請求項1〜5の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造において、前記ハーネス固定部材が分割可能であることを特徴とする。
上記構成により、ハーネス固定部材内へのハーネス保護用外装部材の装着や回動体の装着やワイヤハーネスの装着が容易化する。分割されたハーネス固定部材は係止手段で接合固定される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造の第一の実施形態を示すものである。
【0020】
このハーネス保護構造は、車両ボディのステップ部ないしその近傍に配置される合成樹脂製のハーネス固定部材1と、ハーネス固定部材1に連結されるキャタピラ状の合成樹脂製のハーネス保護用外装部材2とで構成され、ハーネス保護用外装部材2に対する連結部(筒状部)3がハーネス固定部材1に一体に形成されたことを特徴とするものである。
【0021】
ハーネス固定部材1は上側のカバー4と下側のベース5とに分割され、カバー4とベース5との間に周方向回動自在な回動体6を有して構成される。ベース5とカバー4は、断面略半環状のハーネス挿通部7と、車両ボディにボルト等で固定するためのブラケット8と、回動体6に対する保持用のリブや鍔部9とを上下対称に有している。
【0022】
カバー4は前端部の左右両側に湾曲ないし傾斜状のガイド壁(ガイド部)10,11を有し、一方のガイド壁10は図4にも示す如く比較的小さな径で湾曲して短く突出され、他方のガイド壁11は40°程度の比較的緩い角度(ハーネス固定部材1の軸心に対する角度)で傾斜して、一方のガイド壁10よりも長く突出している。カバー4の下端部にはベース5に対する係止爪(係止手段)12が突設されている。
【0023】
ベース5は前端部の内側底面に、ハーネス保護用外装部材2の一端部の下向きの円柱状の突部13に対する筒状の連結部3を一体に有している。連結部3の内径は突部13の外径に較べて同等ないし若干大きく設定され、突部13は連結部3内で周方向に回動自在である。前記カバー4には同様に上向きの突部13に対する筒状の連結部(図示せず)が対称に一体形成されている。各連結部3はベース5やカバー4の樹脂成形時に同時に形成される。各連結部3はハーネス固定部材1の前部開口14の内側において矩形状の台座15に垂設されて、上下(垂直方向)に位置している。ベース5には係止爪12に対する係合枠部(係止手段)16と、車両ボディに対する位置決めピン17とが設けられている。
【0024】
回動体6は前後一対の環状部18と両環状部18を連結する筒状部19とで構成されている。一方の環状部18は外周に凹溝20を有し、凹溝20はハーネス固定部材1の内周上のリブ9に回動自在に係合する。筒状部19ないし環状部18には合成樹脂製の保護チューブ21が一体に設けられている。環状部18や筒状部19は保護チューブ21の樹脂成形時に同時に成形される。保護チューブ21はコルゲートチューブとは異なり、剛性の低いビニルチューブや編組状チューブ等である。なお、保護チューブ21を別体の回動体(6)に接着や溶着等の手段で固定させることも可能である。また、回動体6を分割式とすることも可能である。
【0025】
ハーネス保護用外装部材2は複数の駒部材22をキャタピラ状に連結して成るものであり、形状自体は公知である。駒部材22は上下一対の可撓性の段付きの板部23と、上下の板部23を連結する一側の垂直な壁部24と他側の上下一対の片部36とを備え、板部23の上下幅の広い前半23aに連結用の孔部25、上下幅の狭い後半23bに連結用の突部13’を有している。一方の駒部材22の孔部25に他方の駒部材22の突部13’が係合して両駒部材22が相互に連結される。基端側の駒部材22の突部13は他の駒部材22の突部13’よりも長く形成されることが、連結部3との固定力を高める上で好ましい。
【0026】
一方の駒部材22の垂直な壁部24及び片部36に他方の駒部材22の板部23の後半23bの基端両側の傾斜部26が当接する角度によって(傾斜部26の角度によって)ハーネス保護用外装部材2の屈曲角度が規定されている。このハーネス保護用外装部材2は左右何れにも屈曲可能なようにその傾斜部26の角度すなわちストッパの当接角度が設定されている。好ましくは、図4に対応して一方向(車両前方)には鎖線2の如く小さな半径で屈曲し、他方向(車両後方)には実線2の如く大きな径で屈曲するように左右の傾斜部26の角度が設定される。
【0027】
各駒部材22の内側は中空となっており、各駒部材22で構成されるハーネス保護用外装部材2の内側に、複数の電線27と柔軟な保護チューブ21とで成るワイヤハーネス28が挿通される。ワイヤハーネス28が細い場合は上下一対の片部36を撓ませてワイヤハーネス28を挿通させることも可能である。
【0028】
図1においてハーネス固定部材1にハーネス保護用外装部材2を装着するには、先ず複数の電線27の外側に保護チューブ28と回動体6とを装着し(保護チューブ28と回動体6の内側に電線27を挿通させ)、次いでハーネス保護用外装部材2の内側に保護チューブ21(ワイヤハーネス28)を挿通させる。
【0029】
次いで、回動体6をベース5内にセットし、ハーネス保護用外装部材2の基端下側の突部13をベース5の筒状の連結部3内に挿入し、回動体6及びハーネス保護用外装部材2の上からカバー4を被せつつ、上側の突部13をカバー4の筒状の連結部(3)内に挿入させ、カバー4を係止手段12,16でベース5に係止させる。これで、図3に示すハーネス保護用組立体29が完成する。
【0030】
図2は、スライドドア給電用のハーネス保護構造の第二の実施形態を示すものであり、ハーネス固定部材1’のベース5’にキャタピラ状のハーネス保護用外装部材2’の一つの駒部材22と同形状の連結部(駒部材)30を一体に樹脂成形したことを特徴とする。その他の構造は図1の実施形態と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】
ベース5’の前部開口14の手前において底壁31の内面に大径の円柱状の支持部32が垂直に突設され、支持部32に連結部30の一方の可撓性の板部33が水平に連成され(続き)、一方の板部33に連結用の垂直な壁部34を介して他方の水平な可撓性の板部33が連成されている。一対の板部33は前半側に連結用の円形の孔部35を有している。孔部35の内径は駒部材22の円柱状の突部13の外径と同等ないし若干大きく設定され、突部13は孔部35内で周方向に回動自在である。
【0032】
一対の板部33の前半部分の上下方向の内幅はハーネス保護用外装部材2’の駒部材22の板部23の後半部分23bの上下方向の外幅Lとほぼ同等に設定されている。駒部材22の突部13が板部33を撓ませつつ連結部30の孔部35に挿入され、板部23,33が弾性的に復元して回動自在に相互に密着する。
【0033】
連結部(連結用の駒部材)30とハーネス保護用外装部材2’とにはワイヤハーネス28の保護チューブ21が挿通される(保護チューブ21内には複数の電線27が挿通されている)。次いで連結部30とハーネス保護用外装部材2’とを連結する。あるいは両者2’,30を連結した後、保護チューブ21(ワイヤハーネス28)を連結部30やハーネス保護用外装部材2’内に挿通させる。回動体6はベース5’内に回動自在に組み付けられる。次いで、カバー4’をベース5’に合体させて、図3のハーネス保護用組立体29が完成する(図3は両実施形態のハーネス固定部材1,1’とハーネス保護用外装部材2,2’を便宜上共通で示している)。
【0034】
なお、図2の連結部(連結用の駒部材)30を前後反転させて、上下一対の円柱状の突部(13’)を有する板部33bを前側に配置し、ハーネス保護用外装部材2’を前後反転させて、ハーネス保護用外装部材2’の孔部25を連結部30の突部(13’)に係合させることも可能である。
【0035】
また、一体樹脂成形に代えて一つの駒部材22を接着や溶着等によりベース5’に固定させることも可能である。また、図1の円筒状の連結部3に一つの駒部材22の円柱状の突部13を挿入ないし圧入ないし接着や溶着等で固定させることも可能である。
【0036】
図3は、図1,図2の実施形態による各ハーネス保護用組立体29を共通で示すものであり、ハーネス固定部材1(1’)の開口14内にハーネス保護用外装部材2(2’)が位置している(組付により連結部30(図2)もハーネス保護用外装部材2’の一部となる)。
【0037】
図4に示す如く、ハーネス保護用外装部材2(2’)はスライドドアの開閉に伴ってスライドドア開閉方向(車両前後方向)に揺動する。すなわち、図5の如く、スライドドア41の全閉時にハーネス保護用外装部材2(2’)は前向きに小さな半径で屈曲しつつ前半側が真直に伸ばされる。この際、図4の鎖線の如くハーネス保護用外装部材2(2’)の屈曲部分2aはハーネス固定部材1(1’)の一方の小径な湾曲状の短いガイド壁10に接している。この小径なガイド壁10に沿ってハーネス保護用外装部材2(2’)が小径に屈曲する。
【0038】
また、図6のスライドドア41の全開時にハーネス保護用外装部材2(2’)は後向きに大きな半径で湾曲する。この際、図4の実線の如くハーネス保護用外装部材2(2’)の屈曲部分2bはハーネス固定部材1(1’)の他方の傾斜状の長いガイド壁11に接している。この傾斜角40゜程度(ハーネス固定部材1の軸心に対する角度)の比較的傾斜が浅く且つ長いガイド壁11に沿ってハーネス保護用外装部材2(2’)が大径に屈曲する。これにより、ハーネス保護用外装部材2(2’)すなわちワイヤハーネス28と車両ボディ47のセンタピラー52との干渉が防止される。ワイヤハーネス52(複数本の電線27とその外側の保護チューブ21)はハーネス保護用外装部材2(2’)の内側で外部との干渉から保護されるから、二重に安全が確保される。
【0039】
図4の傾斜状のガイド壁11の傾斜角は車種毎のハーネス保護用外装部材2(2’)すなわちワイヤハーネス28の設定湾曲半径に応じて適宜設定される。傾斜状のガイド壁11を湾曲状のガイド壁(図示せず)に代えることも可能である。
【0040】
図5のスライドドア41の全閉時にスライドドア内のプロテクタ(給電用ハーネス余長吸収装置)43はワイヤハーネス28を後方に長く導出させ、図5と図6の中間のスライドドア41の開閉途中でプロテクタ43は内部のばね部材(図示せず)で余長を吸収してワイヤハーネス28の弛みを阻止し、図6のスライドドア41の全開時にプロテクタ43はワイヤハーネス28をばね部材(図示せず)の付勢に抗して前方へ導出させる。特に図6の全開時にワイヤハーネス28と車両ボディ47との干渉が防止されるから、ワイヤハーネス28の摩耗や破損が防止され、スライドドア41への給電の信頼性が向上する。
【0041】
なお、上記各実施形態においてハーネス固定部材1(1’)の回動体6を省略して、ワイヤハーネス28をカバー4(4’)とベース5(5’)間で不動に固定することも可能である。また、ハーネス固定部材1の筒状の連結部3に代えてベース5の厚肉の底壁に設けた孔部(図示せず)を連結部とすることも可能である。また、傾斜状のガイド壁11をハーネス固定部材の軸心と同一方向に真直に突出形成してもよく、その場合は、図5に示す如くハーネス固定部材1(1’)がスライドドア41に対して斜め前方に傾斜して配置され、ガイド壁11がスライドドア41と直交ないしほぼ直交する方向を向くことが、大きな屈曲半径のハーネス保護用外装部材2(2’)を車両ボディ47のセンタピラー52に一層確実に干渉させない上で好ましい。
【0042】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、ワイヤハーネスが車両ボディとスライドドアとの間でハーネス固定部材とハーネス保護用外装部材とで外部との干渉等なく保護されるから、剛性の高いコルゲートチューブを用いない場合でも、スライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの摩耗や傷付き等が防止され、スライドドアへの常時給電の信頼性が高まる。
また、スライドドアの全開時にハーネス保護用外装部材が一方のガイド壁に当接してガイド壁に沿って大きな半径で屈曲するから、車両ボディのセンタピラーとワイヤハーネス及びハーネス保護用外装部材との干渉が防止され、ワイヤハーネスの摩耗や傷付き等が一層確実に防止され、スライドドアへの常時給電の信頼性が一層向上する。また、ハーネス保護用外装部材を用いることで、ガイド壁の大きさ(突出長さ)が従来よりも小さくて済むから、ハーネス保護部材が小型化され、車両ボディの狭い取付スペースに対応可能となる。
【0043】
請求項2記載の発明によれば、ハーネス保護用外装部材の一対の突部をハーネス固定部材の一対の筒状部内に挿入して両部材を容易に連結することができるから、組付作業性が向上し、ワイヤハーネスの配索作業が効率良く行われる。
【0044】
請求項3記載の発明によれば、ハーネス保護用外装部材の一対の突部をハーネス固定部材側の連結部である駒部材の一対の孔部内に挿入して両部材を容易に連結することができるから、組付作業性が向上し、ワイヤハーネスの配索作業が効率良く行われる。
【0045】
請求項4記載の発明によれば、ハーネス固定部材とその連結部の製造が容易化、迅速化、低コスト化され、また、ハーネス固定部材と連結部との接合部分の機械的強度が向上し、スライドドアの開閉に伴うハーネス保護用外装部材の繰り返し揺動の耐久性が向上する。
【0046】
請求項5記載の発明によれば、ワイヤハーネスの捩れを吸収する回動体に柔軟な保護チューブを一体又は別体に連続させて、ハーネス固定部材とワイヤハーネスとの組付性を向上させることができる。
【0047】
請求項6記載の発明によれば、ハーネス固定部材内へのハーネス保護用外装部材や回動体やワイヤハーネスの装着作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア給電用のハーネス保護構造の第一の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】スライドドア給電用のハーネス保護構造の第二の実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】スライドドア給電用のハーネス保護構造の組付状態を示す斜視図である。
【図4】同じくスライドドアの開閉に伴うワイヤハーネスの揺動状態を示す平面図である。
【図5】スライドドアの全閉時の状態を平面図的に示す説明図である。
【図6】同じくスライドドアの全開時の状態を平面図的に示す説明図である。
【図7】従来のスライドドアへのハーネス配索構造を平面図的に示す全閉時の状態の説明図である。
【図8】同じくハーネス固定部材の一形態を示す平面図である。
【図9】同じくスライドドアへのハーネス配索構造を平面図的に示す全開時の状態の説明図である。
【符号の説明】
1,1’ ハーネス固定部材
2,2’ ハーネス保護用外装部材
3 連結部(筒状部)
6 回動体
10,11 ガイド壁
13,13’ 突部
14 開口
21 保護チューブ
28 ワイヤハーネス
30 連結部(駒部材)
35 孔部
41 スライドドア
47 車両ボディ

Claims (6)

  1. 車両ボディからスライドドアに常時給電用のワイヤハーネスを配索し、車両ボディ側のハーネス固定部材で該ワイヤハーネスを固定した構造において、
    該ワイヤハーネスにキャタピラ状のハーネス保護用外装部材が装着され、該ハーネス保護用外装部材が前記ハーネス固定部材の連結部で回動自在に連結され、該ハーネス固定部材の開口の両側にガイド壁が設けられ、一方のガイド壁が他方のガイド壁よりも該ハーネス保護用外装部材を大きな径で湾曲させる形態に形成され、前記スライドドアの全開時に前記ワイヤハーネスと前記車両ボディとの干渉が防止されたことを特徴とするスライドドア給電用のハーネス保護構造。
  2. 前記連結部が、前記ハーネス保護用外装部材の一対の突部を回動自在に係合させる一対の筒状部であることを特徴とする請求項1記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造。
  3. 前記連結部が、前記ハーネス保護用外装部材の一対の突部を回動自在に係合させる一対の孔部を有する駒部材であることを特徴とする請求項1記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造。
  4. 前記一対の筒状部又は前記駒部材が前記ハーネス固定部材に一体樹脂成型されたことを特徴とする請求項2又は3記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造。
  5. 前記ハーネス固定部材が前記ワイヤハーネスを挿通させる回動体を備え、該回動体がワイヤハーネス外周の保護チューブに続くことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造。
  6. 前記ハーネス固定部材が分割可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のスライドドア給電用のハーネス保護構造。
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