JP2009158334A - 回路体保持ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】可撓性の回路体の端部を相手側部材に接続ないし固定させるべく、回路体を長手方向とは交差する方向にスムーズに屈曲させつつ、回路体屈曲部の傷みを防止する。
【解決手段】回路体4を収容する回路体収容部71と、回路体の端末部を収容する端末収容部72と、回路体収容部と端末収容部とを連結する複数本の並列で細幅な可撓性の連結部73とで構成し、端末収容部を連結部から回路体収容部に対して交差する方向に屈曲自在とした回路体保持ケース2を採用する。回路体4を連結部73の屈曲内側面に沿って配索する。連結部73の先端73aと基端73bとを回路体収容部71と端末収容部72との各端部の対向する同方向の傾斜面87a,89aに連続させた。端末収容部72を回路体収容部71に交差した状態で係止手段93,95で係止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラットハーネス等の回路体を収容して交差方向に屈曲させる回路体保持ケースに関するものである。
図9は、従来の回路体モジュールの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この回路体モジュール101は、薄肉で可撓性の絶縁シートにプリント回路を形成したフラット回路体102と、フラット回路体102を折り返すために配置された折り畳み式の合成樹脂製の支持板103とで構成されている。フラット回路体102は支持板103に沿って屈曲され、支持板103で屈曲形状を維持される。
図10は、従来の回路体モジュールの他の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この回路体モジュール61は、可撓性の電線65の長手方向中間部に複数の温度センサを接続配置したものであり、温度検出モジュールとして電気自動車やハイブリッドカーの高電圧バッテリ62に適用され、水平に配置された各電池列63の側面に沿って帯状に配索され、各温度センサ66で、電池列63を成す円柱状の各単電池64の表面温度を検出する。
温度センサ66はPTCサーミスタである。温度センサ66は伝熱シート(図示せず)を介して単電池64に接触する。リード線65の両端末は温度検出装置(図示せず)に接続される。
特開2005−268173号公報(図7) 特開2001−91363号公報(図3,図8〜図9)
しかしながら、上記従来の各回路体モジュールにあっては、例えば回路体の端部を他の部品等といった取付側部材(図示せず)に接続したり固定する際に、真直な回路体の端部を端子で接続させたり、取付側部材に固定する場合はよいが、回路体の長手方向に対して回路体端部を例えば90°方向に折り曲げた状態で接続したり固定する場合は、その折り曲げ部に過大な応力がかかって経時的に傷んだり、外部と干渉して傷んだりし兼ねないという懸念があった。また、これを避けようとして、回路体を湾曲状に屈曲させた場合は、回路体の端部の接続方向が定まらず、接続作業性や固定作業性が悪化するという問題を生じてしまう。
本発明は、上記した点に鑑み、可撓性の回路体の端部を相手側部材に接続ないし固定させるべく回路体を長手方向とは交差する方向にスムーズに屈曲させて、回路体の屈曲部の傷みを防止することができ、しかも回路体端部の接続方向や固定方向(位置)を簡単且つ確実に規定することのできる手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る回路体保持ケースは、回路体を収容する回路体収容部と、該回路体の端末部を収容する端末収容部と、該回路体収容部と該端末収容部とを連結する複数本の並列で細幅な可撓性の連結部とで構成され、該端末収容部が該連結部から該回路体収容部に対して交差する方向に屈曲自在であることを特徴とする。
上記構成により、複数本の細幅な連結部が折れ曲がることなくスムーズに湾曲して、端末収容部が回路体収容部に対して交差した位置にスムーズに配置される。回路体は複数本の連結部に沿ってスムーズに湾曲する。
請求項2に係る回路体保持ケースは、請求項1記載の回路体保持ケースにおいて、前記回路体が、前記連結部の屈曲内側面に沿って配索されることを特徴とする。
上記構成により、回路体が複数本の連結部の屈曲半径内側に位置して外部との干渉等から安全に保護される。
請求項3に係る回路体保持ケースは、請求項1又は2記載の回路体保持ケースにおいて、前記連結部の先端と基端とが前記回路体収容部と前記端末収容部との各端部の対向する同方向の傾斜面に続いたことを特徴とする。
上記構成により、端末収容部を回路体収容部の延長上に配置した初期状態で、各端部の傾斜面が同方向に傾斜しているから、端末収容部を回路体収容部に対して交差させる際に、各連結部が傾斜面の傾斜方向に順に捻られるように小さな引張力ないし圧縮力でスムーズに屈曲する。
請求項4に係る回路体保持ケースは、請求項1〜3の何れかに記載の回路体保持ケースにおいて、前記端末収容部が前記回路体収容部に交差した状態で係止手段で係止されることを特徴とする。
上記構成により、回路体収容部に対する端末収容部の交差位置(方向)が係止手段で維持され、その状態で作業者が回路体保持ケースを相手側の取付側部材に容易に接続ないし取り付けることができる。取付は、例えば端末収容部を第二の係止手段で取付側部材に係止することで行われる。
請求項1記載の発明によれば、複数本の細幅な連結部が回路体と共に折れ曲がることなく小さな力で滑らかに湾曲するから、回路体の屈曲作業性が向上すると共に、回路体の屈曲部や連結部に過大な応力がかからず、回路体の屈曲部や連結部の破損が防止され、回路体の通電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、回路体が複数本の連結部の屈曲内側で外部との干渉等から安全に保護されるから、回路体の通電の信頼性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、各連結部の屈曲を小さな力でスムーズに行うことができるから、回路体の屈曲作業性が高まる。
請求項4記載の発明によれば、係止手段で、連結部の弾性による端末収容部の戻りや位置ずれが抑止され、回路体収容部に対する端末収容部の位置(方向)が正確に規定され、それにより、端末収容部を取付側部材に作業性良く接続ないし取り付けることができる。
図1〜図2は、本発明に係る回路体保持ケースとそれを備えた回路体モジュールの一実施形態を示すものである。
図1の如く、この回路体保持ケース2は、絶縁性の合成樹脂を材料として、略帯状の長形な回路体収容部71と、回路体収容部71の端部に複数本(本例で三本)の並列(平行)な可撓性の紐状の連結部73を介して一体に設けられた端末収容部72とで構成されるものである。
回路体収容部71は複数の収容部13を連結部14,15で連結して構成されている。各収容部13には、可撓性のフラット回路体(回路体)4が波形状に屈曲(突出)した状態で収容され、収容部13の底部開口6からフラット回路体4の突出部7の先端部分が外部に突出し、その先端部分の内面に温度センサ5(図5)が接続固定されている。各収容部13間の連結部14,15にはフラット回路体4が真直(平坦)な状態で配置されている。
図1においては、フラット回路体4の上からケース2にゴム製のカバー3が装着されている。ケース2とフラット回路体4とカバー3とで回路体モジュール1が構成される。本例の回路体モジュール(温度検出モジュール)1は電気自動車等のバッテリ8(図3)の各電池9(図4)の温度を検出するために使用される。カバー3は排除することも可能である。
図2にも示す如く、ケース2の端末収容部72は、収容部本体74と蓋部75とそれら74,75を開閉自在に連結する一側壁76の薄肉のヒンジ部77とで構成されている。収容部本体74と蓋部75とは凹状の収容空間78を有し、ピン状の突起79と孔部80との係合で位置決めされ、他側壁81の枠片82と突起83とで相互に係止される。
回路体収容部71からフラット回路体4の端末部(図示せず)が紐状の連結部73に沿って収容部本体74内に配索される。収容部本体74内には導電金属製の二つの端子84が収容され、各端子84の先端部84aにフラット回路体4(図1)の端末部のプリント回路が接続される。
端子84と端末部との接続形態としては圧接やピアッシング(鋭利な端子先端部84aを突き刺して折り曲げる)等が好ましい。端子84の基端部84bにはリード線85としての絶縁被覆電線が圧着ないし圧接で接続されている。リード線85は端末収容部72の先端から外部に導出される。両端子84の間で収容部本体74の底壁に区画板86が立設されている。
端末収容部72の紐状の連結部73の各付け根側(先端73a側と基端73b側)において、収容部本体74と蓋部75とに平坦な壁部87,88が延長形成され、収容部本体74の平坦な内壁面87にピン状の突起79が立設され、蓋部75の平坦な壁部88に孔部80が設けられている。ピン状の突起79はフラット回路体4の端末部の絶縁シートの孔部(図示せず)を貫通して端末部を位置決めする。蓋部75を閉めることで、端末部が平坦な両壁部87,88の内面で挟まれて保持される。
同様に、回路体収容部71の紐状の連結部73の付け根側に平坦な壁部89が延長形成され、壁部89に対して回路体収容部71の一側壁90に平坦な蓋壁91がヒンジ部91aで開閉自在に設けられ、蓋壁91を閉じることで、フラット回路体4が平坦な両壁部89,91の内面で挟まれて保持される。図2で符号98a,98bは蓋壁91の係止手段(突起と凹部)を示す。
図2の展開状態で、端末収容部72の平坦な壁部87の先端87aと回路体収容部71の平坦な壁部89の先端89aとは同方向に傾斜し、これら傾斜面87a,89aを相互に対向させている。先端の各傾斜面87a,89aに紐状の連結部73の先端73aと基端73bとが一体に続いて樹脂成形されている。各連結部73の長さは同一である。平行な各連結部73の間には平行四辺形の空間97が形成されている。各傾斜面87a,89aの傾斜角度は45°である。各傾斜面87a,89aによって紐状の連結部73がスムーズに屈曲できるようになっている。
すなわち、図2において、回路体収容部71に対して端末収容部72を矢印Aの如く手前下向きに屈曲(交差)させる際に、図2で上側の連結部731、中間の連結部、下側の連結部733の順で屈曲が小さな力(応力)で無理なく行われる。上側の連結部731は手前に屈曲し、下側の連結部733は手前とは反対側(奥行き側)に屈曲する。端末収容部72を矢印Aとは逆向き(図2で上向き)に屈曲させる場合には、下側の連結部733が強く引っ張られて屈曲に大きな力を必要とする。
回路体収容部71の他側壁92側で平坦な壁部89の側面に係止用の枠部(係止手段)93が突設され、図1(b)の如く、端末収容部72の蓋部75の天壁94の基端側の外面に、枠部93に挿入係合される爪部(係止手段)95と案内板96とが立設されている。
図2の状態からケース2内にフラット回路体4(図1)を収容し、蓋部75,91を閉めて、図1の如く端末収容部72を紐状の連結部73で90°方向に屈曲させ、爪部95と案内板5とを枠部93に係合させることで、端末収容部72がほぼ90°方向に交差した状態で位置規定され、リード線85が回路体収容部71に対して略90°方向に導出される。略90°というのは爪部95と枠部93とのガタによって方向に多少のずれを生じるからである。蓋部75が回路体収容部71の枠部93に係止されるから、蓋部75の不意な開きが防止される。
図1の屈曲状態で、フラット回路体4は紐状の連結部73の屈曲内側面に沿って90°方向に比較的大きな半径で滑らかに湾曲して位置し、フラット回路体4の折れ曲がりやそれに伴う傷みが防止されると共に、連結部73がフラット回路体4の外側に位置してフラット回路体4を外部との干渉等から安全に保護する。また、複数本の紐状の連結部73で回路体収容部71と端末収容部72とが屈曲自在に連結されているから、端末収容部72を回路体収容部71に対して交差する方向に屈曲(配置)する作業を小さな力で容易に且つ確実に行わせることができる。
また、連結部73が紐状であるから、図1の屈曲状態で復元しようとする力が小さく、爪部95と枠部93との係合状態で、手を離しても端末収容部72の屈曲方向が略90°に維持され、温度検出装置等といった相手装置(図示せず)へのリード線85の配索作業が容易化する。
例えば一枚の薄板の連結部(図示せず)で回路体収容部71と端末収容部72とを連結した場合には、連結部の復元力が大きいので、屈曲作業性が悪く、且つ端末収容部72の屈曲方向も90°に維持されずに、弾性力で大きく回動してずれてしまう。また、連結部の先端と基端とに続く傾斜面87a,89aがなければ、さらに連結部が屈曲しにくいものとなってしまう。紐状の連結部73と同様の小さな復元力を得ようとすれば、薄板状の連結部を一層薄く形成しなければならず、繰り返しの屈曲や経時変化で薄板状の連結部が破損しやすくなってしまう。
紐状の連結部73を三本ではなく二本ないし四本とすることも可能である。連結部73が一本では、図2の展開状態で端末収容部72が回路体収容部71に対して捩れたり曲がったりして、位置規定されにくく、フラット回路体4を収容したり、端子84を収容したり、回路体4の端末部を端子84に接続(圧接等)する作業が行いにくいと共に、強度的にも弱く、繰り返しの屈曲で連結部73が破損しやすくなってしまう。
図3〜図4は、上記回路体収容ケース2の一適用例として、回路体収容ケース2とフラット回路体4とカバー3とで構成した回路体モジュール(温度検出モジュール)1を電気自動車等のバッテリ8に装着する状態を示すものである。
図3の如く、複数の電池9で成るバッテリ8にバスバーモジュール(取付側部材)50を温度検出モジュール1と一体に組み付ける。温度検出モジュール1はバスバーモジュール50に組み付けられ、バスバーモジュール50がバッテリ8に組み付けられ、それと同時に温度検出モジュール1がバッテリ8に位置決め配置される。温度検出モジュール1のケースの上向きの枠部31がバスバーモジュール50のガイド部53に挿入係止される。
バスバーモジュール50は、絶縁樹脂製のケース51と、ケース51の枠壁57内に並列に収容された複数の導電金属製のバスバー(図示せず)とで構成され、バスバーの二つの孔部に隣接の各電池9の電極柱47が挿入されてナット締めで各電池47が直列に接続される。
図4ではバスバーモジュール50の図示を省略し、温度検出モジュール1のみをバッテリ8に組み付けた状態を示している。温度検出モジュール1は帯状のケース2とカバー3と、ケース2とカバー3の間に沿って配索されるフラット回路体4(図6)と、フラット回路体4に設けられた各温度センサ5(図6)とで構成されている。
図1において、温度検出モジュール1のケース4の端部の端末収容部54には上向きの一対の爪部(第二の係止手段)55が突設されており、爪部55がバスバーモジュール(取付側部材)50の樹脂ケース51の突起56に係止される。端末収容部72が回路体収容部71に対して予め直交して位置決めされているから、樹脂ケース51への端末収容部72の組付作業が容易である。
図5〜図8は、温度検出モジュール1の一実施形態の詳細構造を示すものである。
温度検出モジュール1は、合成樹脂製で絶縁性の長形のケース2と、合成ゴム製で絶縁性の長形のカバー3と、ケース2とカバー3との間に配置され、ケース2の下部開口6(開口)から一部を突出させる略波状に屈曲した長形の可撓性のフラット回路体4と、フラット回路体4の突出部7に配置される温度センサ5とで構成される。
図5の如く、ケース2の下部開口6から突出したフラット回路体4の下向きの突出部7は、バッテリ(電源装置ないし組電池)8の長方形状の各電池(セル)9の上面9aにフラット回路体4の弾性力とゴム製のカバー3の弾性力とで押し付けられて確実に密着する。
フラット回路体4の突出部7の裏面(内面)に温度センサ5が固定され、温度センサ5はカバー3の下向きの突出部分10で押されて電池9の上面9aに薄いフラット回路体4を介して接触する。図5では便宜上、フラット回路体4は押し付けられる前の位置、電池9は押し付けられた後の位置で示しており、実際には、電池9の上面9aにフラット回路体4の突出部7の下面(表面)7aが接しつつ、突出部7が上向きに撓んで、突出部裏側の温度センサ5が弾性のカバー3の突出部10に押し付けられつつ突出部10を上向きに撓ませる。
図6の如く、ケース2は、逆台形状の左右両側の壁部11と、傾斜状の前後の壁部12とで成る回路体収容部13を、連結部14,15を介して前後(長手)方向に複数直列に帯状に連続させたものである。前後左右の壁部11,12で囲まれて回路体配索空間16(図5)が形成され、空間16は矩形状の下部開口6と上部開口17に連通し、上部開口17はカバー長手方向の挿通空間18(図5)に続いている。
左及び/又は右の側壁11の下部内面に、フラット回路体4の突出部7を位置決めするための突起19が設けられ、突出部7は突起19を乗り越えて下方に突出し、上向きの戻りが阻止される。その状態(電池側には未だ装着されていない状態)で図5の如く弾性のカバー3の突出部10の先端(下端)面10aが温度センサ5に近接ないし接して位置する。
図6の如く、ケース2の各連結部14,15の上面にはフラット回路体4を位置決めするための突起(位置決め手段)20が設けられている。各突起20がフラット回路体4の各孔部(位置決め手段)21に係合することで、フラット回路体4が長手方向に正確に位置決めされる。
図6の如く、連結壁14の左右両側において前後の逆台形状の側壁11を繋ぐ水平な細長い壁部25に、カバー3の両側の位置決め兼係止用の突起(係止手段)26,27を係合させる孔部(係止手段)28が設けられている。一方の孔部28の上側の細長い壁部25に、カバー3の一方の一対の突起27の間の溝29に進入する位置決め用の突起30が設けられている。
図6の如く、フラット回路体4は略台形波状に屈曲される。屈曲作業は初期形状が平坦で帯状のフラット回路体4をケース2に組み付ける際に行われる。図6のように予めフラット回路体4を波状に屈曲形成した後、ケース2に組み付けることも可能である。
フラット回路体4の上側の山部の頂面34は下側の谷部すなわち突出部7の底面7aよりも前後に幅広に形成される。頂面をなす水平な壁部(符号34で代用)に位置決め用の円形の孔部21が設けられ、下側の突出部7の底部をなす水平な壁部(符号7aで代用)に温度センサ5が設けられる。上下の壁部34,7aとそれを繋ぐ前後の傾斜状の壁部7bとが長手方向に連続して波型のフラット回路体4が構成されている。温度センサ5は例えばPTCサーミスタであり、矩形状のものがフラット回路体4の回路にハンダで接続固定される。
図5の如く、フラット回路体4の上側の壁部34はケース2の連結部14,15の上面に接し、カバー3の下面との間で挟持される。フラット回路体4の前後の傾斜壁7a,7bはケース2の前後の傾斜壁12の内面に接する。
図8にフラット回路体4の回路構成の一例を示す如く、絶縁樹脂製の薄肉のシート35に二本のプリント回路36,37が形成され、一方の回路36は絶縁シート35の長手方向に連続し、他方の回路37は各温度センサ5の電極5aを直列に接続している。各温度センサ5の間で絶縁シート35に位置決め用の孔部21が設けられている。各回路36,37は絶縁シート35の端末部で金属製の端子(図示せず)を介して温度検出装置(図示せず)側の回路に接続される。
図5の如く、ケース2に沿ってフラット回路体4が波型に屈曲して配索され、フラット回路体4の突出部7の先端部分(内側に温度センサ5を有する部分)7aがケース2の収容部13の下部開口6から外側に突出し、先端部分7aが収容部13内の水平方向の突起19で逆戻りを阻止され、ケース2の上向きの位置決め突起20がフラット回路体4の孔部21を貫通してフラット回路体4を位置決めする。
次いで、カバー3がフラット回路体4の上からケース2に組み付けられ、カバー3の突出部7がケース2の収容部13内でフラット回路体4の突出部7内の温度センサ5に近接ないし接し、ケース2の連結部14の,15位置決め突起20がカバー3の板状の壁部37の孔部43に進入係合し、板状の壁部37が連結部14,15との間でフラット回路体4を挟持する。
図5の如く、バッテリ8は、前後方向に並列に配置された垂直な長方形状の各電池9と、各電池9の間に配置された絶縁性の垂直な樹脂プレート45とを備えている。樹脂プレート45の上端面45aは電池9の上端面9aよりも上方に突出している。
バッテリ8に温度検出モジュール1を装着することで、フラット回路体4の突出部7が電池9の上面9aに当接して弾性的に上向きに撓み、カバー3の突出部10がフラット回路体4の突出部7の内面の温度センサ5に当接して弾性的に撓みつつ、温度センサ5を適切な圧力で電池9の上面9aに押し付ける。
カバー3の突出部10が温度センサ5を押す力は、初期位置の温度センサ5と突出部10との間の隙間寸法や、突出部10のスリット孔41の幅や突出部10の板厚等を変えることで、適宜設定される。
なお、上記実施形態においては、回路体収容ケース2をバッテリの温度を検知するために用いたが、これ以外に、例えば図1〜図2で示したケース2の回路体収容部71を略波形ではなく例えば直線的な樋状、ないし開閉自在なカバーを有した矩形筒状に形成して、通常のハーネスプロテクタとして用いることも可能である。この場合においても端末収容部72やそれを回路体収容部71に連結する紐状の連結部73の構成は上記同様である。
また、回路体収容ケース2をバスバーモジュール50以外に例えば電気接続箱や車両ボディやパネル等(図示せず)といった取付側部材に組み付ける(係止させる)ようにすることも可能であり、端末収容部72を回路体収容部71に対して交差させた状態でスムーズ且つ簡単にこれら取付側部材に組み付けることができる。
また、上記実施形態においては、回路体として可撓性の絶縁シート35にプリント回路36,37を形成したフラット回路体4を用いたが、フラット回路体として、例えば複数本の細径な丸型絶縁被覆電線(図示せず)を並列に配置した回路体を用いたり、複数本の丸型絶縁被覆電線をばらけた状態で配索した回路体を用いることも可能である。
また、本発明は、回路体収容ケース2としてのみならず、回路体収容ケース2の端末収容部72を連結部73で屈曲させた状態で、取付側部材(例えばバスバーモジュール50等)に取り付ける構造や方法等として、あるいは回路体モジュール1やその取付構造としても有効なものである。
また、上記実施形態においては、カバー3を絶縁性のゴム材で形成したが、ゴム材に代えてカバー3をケース2と同様に絶縁性の合成樹脂材で形成することも可能である。この場合、カバー3の突出部10をなくして、温度センサ5をフラット回路体4の弾性力のみで電池9に押接させることも可能である。あるいは、合成樹脂製のカバー3の突出部を10薄肉化したりスリット等を設けたりして、可撓性とすることも可能である。
また、カバー3自体を排除して、温度センサ5をフラット回路体4の弾性力のみで電池9に押接させることも可能である。この場合、フラット回路体4はケース2の係止突起や係止爪等の係止手段(図示せず)で固定される。ケース2の突起20に、フラット回路体4の孔部21の周縁を係止させる周溝(図示せず)を設けることも可能である。
また、上記実施形態においては、バッテリ8の上面に温度検出モジュール1を配置したが、例えば従来例の図9のようにバッテリ8の側面に温度検出モジュール1を配置することも可能である。また、上記実施形態においては、バッテリ(電源装置)として複数の電池(セル)9を集合させた組電池8を用いたが、それ以外の電源装置に上記温度検出モジュール1を適用することも可能である。
本発明に係る回路体収容ケースを備えた回路体モジュールの一実施形態を示す、(a)は上方視斜視図、(b)は下方視斜視図である。 回路体収容ケースを示す展開状態の平面図である。 回路体収容ケースの一適用例を示す分解斜視図である。 同じく適用例における回路体収容ケースの取付状態を示す斜視図である。 回路体収容ケースを用いた回路体モジュールの一形態を示す縦断面図である。 同じく回路体モジュールを示す分解斜視図である。 回路体収容ケースの連結部の一例を示す、(a)は正面図、(b)は平面図である。 回路体モジュールのフラット回路体の一例を示す平面図である。 従来の回路体モジュールの一形態を示す縦断面図である。 従来の回路体モジュールの他の形態を示す平面図である。
符号の説明
2 回路体保持ケース
4 フラット回路体(回路体)
71 回路体収容部
72 端末収容部
73 連結部
73a 先端
73b 基端
87a,89a 傾斜面
93 枠部(係止手段)
95 爪部(係止手段)

Claims (4)

  1. 回路体を収容する回路体収容部と、該回路体の端末部を収容する端末収容部と、該回路体収容部と該端末収容部とを連結する複数本の並列で細幅な可撓性の連結部とで構成され、該端末収容部が該連結部から該回路体収容部に対して交差する方向に屈曲自在であることを特徴とする回路体保持ケース。
  2. 前記回路体が、前記連結部の屈曲内側面に沿って配索されることを特徴とする請求項1記載の回路体保持ケース。
  3. 前記連結部の先端と基端とが前記回路体収容部と前記端末収容部との各端部の対向する同方向の傾斜面に続いたことを特徴とする請求項1又は2記載の回路体保持ケース。
  4. 前記端末収容部が前記回路体収容部に交差した状態で係止手段で係止されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の回路体保持ケース。
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