JPH1093311A - 誘電体導波管型共振器、誘電体導波管型フィルタ及びその特性調整方法 - Google Patents

誘電体導波管型共振器、誘電体導波管型フィルタ及びその特性調整方法

Info

Publication number
JPH1093311A
JPH1093311A JP9140116A JP14011697A JPH1093311A JP H1093311 A JPH1093311 A JP H1093311A JP 9140116 A JP9140116 A JP 9140116A JP 14011697 A JP14011697 A JP 14011697A JP H1093311 A JPH1093311 A JP H1093311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
hole
dielectric block
dielectric waveguide
resonator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9140116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389819B2 (ja
Inventor
Juji Arakawa
重次 荒川
Kikuo Tsunoda
紀久夫 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP14011697A priority Critical patent/JP3389819B2/ja
Priority to US08/871,333 priority patent/US6020800A/en
Publication of JPH1093311A publication Critical patent/JPH1093311A/ja
Priority to US09/465,154 priority patent/US6160463A/en
Priority to US09/703,217 priority patent/US6356170B1/en
Priority to US09/729,038 priority patent/US6281764B1/en
Priority to US09/730,139 priority patent/US6346867B2/en
Priority to US09/730,985 priority patent/US6255921B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3389819B2 publication Critical patent/JP3389819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/207Hollow waveguide filters
    • H01P1/208Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
    • H01P1/2088Integrated in a substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities
    • H01P1/2056Comb filters or interdigital filters with metallised resonator holes in a dielectric block
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/04Coaxial resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/06Cavity resonators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体導波管型共振器の共振周波数と無負荷
Qの設計上の自由度を高め、またその調整を容易にす
る。また、外部回路との結合構造において、特別な部材
を必要としない単純な構造で、且つ外部に対する電磁波
のリークの少ない結合回路構造をとることのできる誘電
体導波管型フィルタを提供する。 【解決手段】 誘電体ブロック1の外面に導電体膜2を
形成して誘電体導波管型共振器を構成するとともに、誘
電体ブロック1に貫通孔12を形成する。誘電体ブロッ
ク1の外形寸法a,b,cによって無負荷Qを設定し、
外形寸法a,b,cと貫通孔12の大きさおよび形成位
置によって共振周波数を設定する。また、誘電体ブロッ
ク1の外面に端子電極を形成するとともに、誘電体ブロ
ック1の内部に内面に結合用電極を有する孔を形成し、
その一方端を端子電極に接続し、他方端を導電体膜2に
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主にマイクロ波帯
やミリ波帯で用いられる誘電体導波管型共振器、誘電体
導波管型フィルタおよびその特性調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振器を用いたマイクロ波帯の誘
電体共振器としては、円柱状または円筒状の誘電体をシ
ールドケースの内部に配置したTE01δモードの誘電
体共振器、角柱状の誘電体を金属ケースまたは導体膜を
形成したケースの上面から下面にわたるように配置した
TM110モードの誘電体共振器、或いは誘電体の内部
に内導体を設け、外部に外導体を設けたTEMモードの
誘電体共振器、がそれぞれの特性を生かして目的に応じ
てマイクロ波デバイスに用いられている。
【0003】このような誘電体共振器は、共振エネルギ
の多くを誘電体部分に集中させることによって、また更
に誘電体と空気との境界面に近似的に作り得る磁気的壁
を偶モードの対称面に一致させることによって小型化を
図ることができる。そして、金属ケースと誘電体共振器
の寸法・形状・誘電率や金属ケース内での誘電体の配置
などによって共振周波数および無負荷Qが設定されてい
る。
【0004】誘電体セラミクス等の誘電体材料の外面に
導電体膜を形成した誘電体導波管型共振器は、誘電体材
料の誘電率をεrとすれば、空胴の導波管回路素子に対
して、1/√εrの大きさで構成できるため、小型で低
損失なマイクロ波およびミリ波帯でのフィルタへの応用
が検討されている。このような誘電体導波管型フィルタ
をマイクロストリップライン等と組み合わせて回路を構
成する場合、図33〜図35に示すような構造で誘電体
導波管型フィルタと外部回路との結合をとっている。図
33に示す例では、誘電体ブロック1の外面に導電体膜
2を形成し、その中央をQの高い導波系とし、両端をT
EM同軸共振器として構成している。図34に示す例で
は、誘電体ブロックの外面に導電体膜2とともにスタブ
9を形成して、このスタブ9によって導波管共振系との
結合および外部のマイクロストリップラインとの結合を
とっている。また図35に示す例では、誘電体ブロック
1の所定面に孔を開け、その内部にプローブ10を挿入
し、導波管共振モードと結合させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のTE0
1δモード、TM110モード、TEMモードの各誘電
体共振器の構造によれば共振周波数を設定できるため、
各部の寸法関係を設定することによって所望の共振周波
数および無負荷Qが比較的容易に得られる。しかしなが
ら、これらの各誘電体共振器については、それらの構造
に起因して設計上または製造上の難点を挙げることがで
きる。即ち、TE01δモードの誘電体共振器では、シ
ールドケース内の所定位置に誘電体共振器を固定配置す
るための構造が複雑である。また、TM110モードの
誘電体共振器では、柱状誘電体と実電流の流れる金属ケ
ースまたは導体膜を形成したケースとの接合が容易では
なく、また柱状誘電体と外導体を形成する部材とを一体
化する構造を採る場合には高度な成形技術が要求され
る。さらに内部の柱状誘電体を加工するために開放面が
必要であり、しかも共振器として使用する際には、その
開放面を導体で被う必要があり、製造上および組み立て
作業の点でもコスト高の要因となり得る。さらに、TE
Mモードの誘電体共振器では、高い無負荷Qを得るため
には、外形寸法を大きくすることになるが、外形寸法を
大きくすると高次の共振モードの共振周波数が、利用し
ようとするTEMモードの共振周波数に近接するため、
数種類の誘電体材料しか選択できない現状では、無負荷
Qの設計範囲にも限界がある。また、誘電体ブロックに
複数の内導体形成孔を設け、且つ各内導体形成孔の中間
位置に結合用孔を設けて、共振器間の実効誘電率を調整
して結合調整を行って、帯域通過フィルタとして用いる
ようにしたものでは、誘電体ブロックに形成した複数の
孔のうち、内導体形成用孔にのみ内導体を形成し、結合
用孔には導体が付かないようにするため、製造が複雑化
する欠点が挙げられる。
【0006】一方、導波管型の誘電体共振器として、誘
電体セラミクスの外面に導電体膜を形成して、丁度空洞
共振器内に誘電体を充填した形の誘電体導波管型共振器
が知られている。この誘電体導波管型共振器は、誘電体
の比誘電率をεrとすれば、その波長短縮効果により全
体に1/√εrに小型化できる。ここで、TE101モ
ードとして知られる誘電体導波管型共振器の構成を図3
1に示す。この共振器内の波長λgはλg=2ac/√
(a2 +c2 )で定まり、これによって共振周波数が定
まる。また無負荷Qは波長λg、表面の導電体膜の表皮
深さδ、および寸法a,b,cによって定まり、寸法
a,b,cが大きくなるほど無負荷Qは大きくなる。こ
のような誘電体導波管型共振器は、同じ共振周波数を有
する誘電体同軸共振器に比べればサイズが大きくなり、
無負荷Qの高い共振器を得やすい。しかしながら、この
ような誘電体導波管型共振器においては、用いる誘電体
セラミクスの比誘電率εrと主に使用する共振周波数お
よび隣接する他の共振周波数を定めれば、共振器のサイ
ズa,b,cが決定され、この寸法によって無負荷Qが
定まる。即ち誘電体材料の比誘電率εrとしては20前
後、30〜35、または90前後の物質しか選択でき
ず、実際には任意の誘電率を設定することは困難である
ため、誘電体材料を決定し共振周波数を一定としたまま
無負荷Qを設計または調整する場合には、主に使用する
共振周波数に対して隣接する共振周波数が与える影響も
考慮しつつ、寸法bのみによって設計または調整しなけ
ればならず、設計上の制約が厳しく、調整も困難であっ
た。
【0007】この発明の目的は共振周波数と無負荷Qの
設計上の自由度を高め、またその調整を容易にした誘電
体導波管型共振器を提供することにある。
【0008】また、図33に示した従来の誘電体導波管
型フィルタの構造では、マイクロストリップラインとの
結合が容易であるものの、同軸共振器部分の無負荷Qが
導波管共振器に比べて低いため、全体の無負荷Qが低下
するという問題があった。また、図34に示した構造で
は、強い結合をとるためにはスタブ9の寸法を長くしな
ければならず、それに伴って導電体膜2との間隙から電
磁波が洩れやすく、外部に対するリークの影響が大きく
なる。図35に示した例では、プローブ10を共振器と
は別部品として設けなければならず、更に誘電体ブロッ
ク1に対してプローブ10をいかに確実に保持させるか
が課題であった。
【0009】この発明の目的は、外部回路との結合構造
において、特別な部材を必要としない単純な構造で、且
つ外部に対する電磁波のリークの少ない結合回路構造を
とることのできる誘電体導波管型共振器を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、誘電体ブロ
ックの外面に導電体膜を形成した誘電体導波管型共振器
において、請求項1に記載のとおり、内部に導電体膜の
無い貫通孔を誘電体ブロックの一方の面から他方の面に
かけて形成するか、内面に導電体膜の無い窪みを誘電体
ブロックの所定面に形成して、共振周波数および無負荷
Qを設定してなる。このように誘電体ブロックに、内面
に導電体膜の無い貫通孔または窪みを形成したことによ
って、その貫通孔または窪み内の誘電率が誘電体ブロッ
クの誘電率とは異なることとなり、これが電界に対する
摂動として働き、共振周波数が上昇するように作用す
る。即ち、誘電体ブロックの外形寸法が同一であって
も、貫通孔または窪みの大きさまたは位置によって共振
周波数を設定できるようになる。したがって、誘電体ブ
ロックの外形寸法と貫通孔または窪みの大きさまたは形
成位置の設計によって、所定の共振周波数を得るととも
に無負荷Qを広範囲にわたって定めることができる。即
ち無負荷Qの設計上の自由度も高まる。
【0011】ここで、たとえば図32に示すように、直
方体形状の誘電体ブロックの外面に導電体膜を形成した
誘電体導波管型共振器を考える。同図において、誘電体
ブロックの比誘電率εrを21とし、a=23mm,b
=9mm,c=18mmとすれば、その共振周波数fo
は約2.5GHzとなる。因みに同図の(B)に示すよ
うに、側面に2mm角程度の導電体膜除去部を設けても
foは変化するが、この導電体膜除去部に金属を近づけ
た時とそうでない時とで、foは約1000ppm変化
する。このようにfoが1000ppmも変化すると、
多段フィルタを構成する場合にフィルタ特性が大きく変
化していまう。これに対して同図の(A)に示すよう
に、内面に導電体膜の無い貫通孔を設け、この貫通孔の
開口面に金属を近づけた時とそうでない時とのfoの変
化は約100ppmに過ぎない。また、(B)のように
側面に導電体膜除去部を設けた場合には、無負荷Qが約
10%低下するのに対し、(A)に示したように、内面
に導電体膜の無い貫通孔を設けた場合には無負荷Qは殆
ど変化しない。
【0012】またこの発明は、請求項2に記載のとお
り、上記貫通孔または窪みを共振モードの電界分布にお
ける電界強度の高い箇所に形成すれば、小さな貫通孔ま
たは窪みで共振周波数を比較的大きく変化させることが
でき、これに伴って無負荷Qの設計範囲も広がる。
【0013】共振器に複数の共振モードが生じる場合、
それらの共振モードを個別に利用して、1つの誘電体ブ
ロックで複数の誘電体共振器を構成するか、あるいはそ
れらの共振モードを組み合わせてフィルタ機能を実現す
ることができる。この場合、請求項3に記載のとおり、
第1と第2の少なくとも2つの共振モードのうち、第1
の共振モードにおける電界強度に比べて第2の共振モー
ドにおける電界強度の高い箇所に前記貫通孔または窪み
を形成すれば、第1と第2の共振モードの共振周波数が
近接している場合でも、第1の共振モードの共振周波数
に比べて第2の共振モードの共振周波数を選択的に調整
することができ、2つの共振モードの共振周波数の差の
調整が容易となる。また、請求項4に記載のとおり、第
1の共振モードにおける電界強度と第2の共振モードに
おける電界強度とがほぼ等しい箇所に前記貫通孔または
窪みを形成すれば、第1と第2の2つの共振モードの共
振周波数は貫通孔または窪みによって同等の作用を受け
るため、例えば単一の貫通孔または窪みのみによって2
つの共振モードの共振周波数を同時に設定できるように
なる。
【0014】上記2つの共振モードは、請求項5および
6に記載のとおり、上記誘電体ブロックの、少なくとも
対向する2端面をそれぞれ正方形とする直方体、円柱ま
たは円筒にして、縮退モードとしてもよい。
【0015】上記貫通孔または窪みは請求項7に記載の
とおり、所定の共振モードの電界に沿った方向に形成す
れば、電界に対する摂動効果を高めることができる。ま
た、請求項8に記載のとおり、貫通孔または窪みをテー
パ形状またはステップ形状とすれば、共振周波数の調整
時に貫通孔や窪みを形成する際に、その粗調整および微
調整が容易となる。
【0016】上記貫通孔または窪みは、そのままの(空
気で満たす)状態としてもよいが、請求項9に記載のと
おり、内部に誘電体ブロックの誘電率とは異なる誘電率
を有する誘電体を設けてもよい。
【0017】また、請求項10に記載のとおり、貫通孔
または窪みの開口面を導電体で被えば、外部への電磁波
の漏洩また外部回路との電磁界結合を確実に遮断するこ
とができる。
【0018】またこの発明は、誘電体ブロックの外面に
導電体膜を形成した誘電体導波管型共振器に結合用電極
を設けてフィルタを構成する際、特別な部材を用いるこ
となく、且つ外部に対する電磁波のリークを少なくする
ものであって、請求項11および13に記載のとおり、
誘電体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁された端
子電極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔を形成
するとともに、当該孔の内面に、一方端が前記端子電極
に接続され、他方端が前記導電体膜に接続された結合用
電極を形成する。この構造によって、結合用電極は誘電
体ブロックの外面の導電体膜とともに結合ループを構成
し、誘電体導波管型共振器の共振モードと磁界結合す
る。また、請求項12および14に記載のとおり、誘電
体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁された端子電
極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔を形成する
とともに、当該孔の内面に、一方端が前記端子電極に接
続され、他方端が孔の内部で開放された結合用電極を形
成する。この構造によって、結合用電極は誘電体導波管
型共振器の共振モードと電界結合する。いずれの場合で
も、結合用電極の一端が接続されている誘電体ブロック
外面の端子電極から、外部の例えばマイクロストリップ
ラインとの接続が可能となる。しかも、特別なプローブ
等の部材を外部から挿入する必要がなく、また外部に対
する電磁波のリークも少ない結合回路構造となる。
【0019】また、この発明は請求項15に記載のとお
り、上記貫通孔を、略直線状に延びる孔とこれに交わる
孔とから構成する。これにより誘電体ブロックの内部で
自由度の高い形状の結合用電極が容易に形成できるよう
になる。
【0020】またこの発明は、誘電体ブロックの構造を
簡単にするとともに、外部結合構造を容易に得るため
に、請求項16に記載のとおり、誘電体ブロックの内部
に導電体膜の無い孔を形成し、当該孔内に、周囲を絶縁
体で囲んだピン状導電体を挿入して、当該ピン状導電体
で外部結合をとる。
【0021】また、この発明は請求項17に記載のとお
り、誘電体ブロックに、該誘電体ブロックの長手方向を
区分する節となる、内面に導電体膜を形成した溝を設け
る。この構造によって、単一の誘電体ブロックを用いて
複数段の共振器からなる誘電体導波管型フィルタを得
る。
【0022】また、この発明の誘電体導波管型フィルタ
の特性調整方法は、請求項18に記載のとおり、前記孔
の内面に形成された結合用電極を部分的に削除すること
によって、外部回路との結合量を調整する。このように
結合用電極を部分削除すれば、特別な調整用部材を用い
ることなく、また外部に対する電磁波のリークを生じさ
せることなく、結合量の調整を容易に行うことができ
る。
【0023】さらに、この発明の誘電体導波管型フィル
タの特性調整方法は、請求項19に記載のとおり、前記
貫通孔または窪みの内面を部分的に削除することによっ
て、共振周波数を調整する。
【0024】
【発明の実施の形態】第1の実施形態である誘電体導波
管型共振器(以下単に「誘電体共振器」という。)の構
成を図1に示す。図1において(A)は外観斜視図、
(B)はその断面図である。図において1はほぼ直方体
形状をなす誘電体ブロックであり、その中央部に丸穴形
状の貫通孔12を設けている。誘電体ブロック1の外面
(六面)には導電体膜2を形成している。(A)に示す
誘電体ブロックの側面に示す矢印は誘電体ブロック1内
部(中央部または中央部付近)の電界分布を誘電体ブロ
ック1の2つの側面に投影したものであり、これを誘電
体ブロック内部に表せば図31に示したものと同様にな
り、誘電体ブロック1の中央部ほど図における鉛直方向
の電界のエネルギーが高く、端面にいくほど低くなる。
(ここでは矢印の長さで電界強度を表している。)ただ
し、図1に示す例では,誘電体ブロック1の中央部に貫
通孔12を形成していて、貫通孔12内部の誘電率は誘
電体ブロック1の誘電率より低いため、貫通孔12内の
電界強度は低い。
【0025】図1に示した誘電体共振器は、図31に示
した座標系で表せばTE101モードの共振モードを持
つ。誘電体ブロック1の外形寸法a,b,cは、所望の
無負荷Qが得られ、所望の共振周波数に近く且つその共
振周波数より低い値が得られるように定める。そして、
貫通孔12の内径寸法によって所望の共振周波数を得
る。貫通孔12は誘電体ブロック1の成形時に同時に設
けるか、直方体状の誘電体セラミクスの焼成前の段階で
ドリル加工により形成してから焼成するか、あるいは誘
電体セラミクスを焼成し、導電体膜2を設けた後に切削
加工する。
【0026】なお、図1では示していないが、この誘電
体共振器に信号入出力手段を設ける場合、誘電体ブロッ
ク1にプローブに相当する穴をあけ、その内面に導電体
膜を形成する方法や、誘電体ブロックの一端面を開放し
て、その面に励振用ストリップを形成すればよい。
【0027】図2は第2の実施形態に係る誘電体共振器
の外観斜視図である。図2において12aは図1に示し
た貫通孔12と同様に、電界強度の高い誘電体ブロック
の中央部に設けた貫通孔である。12bは電界強度の比
較的低い誘電体ブロック1の端部付近に設けた貫通孔で
ある。このように電界強度の低い箇所に貫通孔12bを
形成することにより、また内径の小さな貫通孔12bを
形成することにより共振周波数の微調整を行うことが容
易となる。
【0028】図3は第3の実施形態に係る誘電体共振器
の断面図である。図1に示したものと異なり、誘電体ブ
ロック1に対して貫通していない窪み14を設けてい
る。この構成によれば、窪み14の内径寸法だけでな
く、深さ寸法によっても共振周波数の設定を行うことが
できるようになる。なお、窪み14は誘電体ブロック1
の上面だけでなく上面とともに下面に形成してリッジ型
としてもよい。
【0029】図4は第4の実施形態に係る誘電体共振器
の斜視図である。このように誘電体ブロック1としては
直方体に限らず、円柱形状または円筒形状とし、直方体
状誘電体ブロックを用いる場合と同様に、その外形寸法
によって無負荷Qおよび概ねの共振周波数を定め、貫通
孔12を形成しても、所望の共振周波数に設計または調
整することができる。
【0030】図5は第5の実施形態に係る誘電体共振器
の構成を示す図である。この誘電体共振器は誘電体ブロ
ック1の側面に投影した電界分布で示す第1の共振モー
ドと、同誘電体ブロックの側面に投影した電界分布を抜
き出して示す第2の共振モードとを有する。貫通孔12
a,12bは第1・第2の共振モードにおける電界強度
のほぼ等しい位置に形成していて、2つの共振モードに
与える摂動効果はほぼ等しい。これによって第1と第2
の共振モードの共振周波数を同時に調整できるようにな
る。図5では2つの貫通孔を設けたが、これはいずれか
一方のみに設けてもよい。
【0031】図5に示した2つの共振モードを有する誘
電体共振器の場合、誘電体ブロック1の例えば中央部に
貫通孔を設ければ、その貫通孔は第1の共振モードの共
振周波数を上昇させることになるが、第2の共振モード
に対しては、貫通孔を設けることによる電界に対する摂
動効果が小さいため、共振周波数は殆ど変化しない。ま
た、逆に第2の共振モードの電界強度が高く、第1の共
振モードの電界強度が低い箇所に貫通孔を設ければ、そ
の貫通孔を設けることによる、第2の共振モードにおけ
る電界に対する摂動効果は大きく、第1の共振モードに
おける電界に対する摂動効果は小さいため、第1の共振
モードの共振周波数を殆ど変化させることなく、第2の
共振モードの共振周波数が上昇することになる。このよ
うに貫通孔の形成位置によって、複数の共振モードのう
ち或る共振モードの共振周波数を選択的に変化させるこ
とができる。
【0032】図6は第6の実施形態に係る誘電体共振器
の構成を示す図である。同図における誘電体ブロック1
の側面に投影した矢印は第1の共振モードの電界分布、
誘電体ブロック1の上面に投影した矢印は第2の共振モ
ードにおける電界分布をそれぞれ示す。但し図では電界
分布を簡略化して表していて、第1の共振モードは例え
ばTE111モード、第2の共振モードは例えばTM1
11モードである。従って、この2つの共振モードは縮
退モードの関係にある。この場合、貫通孔12の形成位
置および形成方向によって、第1と第2の共振モードに
おける共振周波数を選択的に、或いは同時に設定するこ
とになる。
【0033】図7は第7の実施形態に係る誘電体共振器
の構成を示す図であり、誘電体ブロック1は図における
上下面を正方形とする直方体形状とし、六面に導電体膜
を形成している。図における誘電体ブロック1の上面に
投影した矢印は第1と第2の共振モードにおける電界分
布の方向を代表して示すものであり、この2つの共振モ
ードはいずれもTE101モードとなって、2重の縮退
モードの関係となって共振周波数は等しくなる。(この
場合、図における水平面方向をx,y方向とし、鉛直方
向をz軸としている。)同図の(A)に示すように、誘
電体ブロック1の中央にz軸方向に貫通孔12を設けた
場合、2つの共振モードにおける電界に対する摂動効果
が等しくなり、2つの共振モードの共振モード周波数は
同時に同じ量だけ変化する。これに対し、同図の(B)
に示すように、貫通孔12の形成位置を中央からずらせ
ば、2つの共振モードにおける電界に対する摂動効果に
差が生じて、2つの共振モードの共振周波数が変わるこ
とになる。これによって縮退が解かれて、2つの共振モ
ードは結合することになる。
【0034】図8は第8の実施形態に係る誘電体共振器
の外観斜視図である。図7に示した場合と異なり、貫通
孔12を長方形面に形成している。これによってこの貫
通孔に沿った方向の電界成分を持つ共振モードに対し
て、他方の共振モードに比較して大きな摂動を与え、2
つの共振モードを結合させることができる。また、貫通
孔12の大きさと形成位置によって結合の強さを設定で
きるようになる。
【0035】図9は第9の実施形態に係る誘電体共振器
の構成を示す図である。このように円柱形状の誘電体ブ
ロック1の外面に導電体膜を形成することによって、図
における上面に投影した力線で示すように2つの共振モ
ード(TE111モード)が生じる。(実線と破線の力
線はいずれも電界分布を示す。)このような誘電体ブロ
ックに対してz軸方向に垂直な方向に貫通孔12を設け
たことにより、その貫通孔の方向に沿った電界成分を持
つ共振モードに大きな摂動を与え、2つの共振モードに
おける共振周波数に差が生じ、両者は結合することにな
る。
【0036】図10は第10の実施形態に係る誘電体共
振器の構成を示す図である。この誘電体共振器は立方体
形状の誘電体ブロック1に対し導電体膜を六面に形成し
ている。これによって、図中に矢印で示すように3軸方
向に電界成分を持つ3つの共振モードが生じ、それらは
3重の縮退モードとなる。このような誘電体共振器に対
して、貫通孔12を形成することによって、その貫通孔
に沿った方向の電界成分を持つ共振モードに大きな摂動
を与え、他の2つの共振モードの共振周波数に対して差
をもたせることができる。
【0037】図11は第11の実施形態に係る誘電体共
振器の断面図である。以上に示した誘電体共振器では丸
穴形状の貫通孔を形成したが、図11の(A)に示すよ
うに、深さ方向の位置によって内径の異なるステップ形
状の貫通孔12を形成してもよい。また同図の(B)に
示すように深さ方向に内径を次第に異ならせたテーパー
形状の貫通孔12を形成してもよい。このような構成に
よって、内径の大きな箇所で共振周波数の粗調整を行
い、内径の小さな箇所で微調整を行うことが容易とな
る。
【0038】図12は第12の実施形態に係る誘電体共
振器の断面図である。(A)に示す例では、貫通孔の内
部に誘電体15を充填している。また、(B)に示すよ
うに、貫通孔の一部に誘電体15を充填してもよい。充
填する誘電体15の誘電率が誘電体ブロック1の誘電率
より大きな場合には、誘電体15を設けることによっ
て、共振周波数が低下し、同一の共振周波数で比較した
場合に全体に小型化される。共振器全体の共振周波数特
性はこれらの充填した誘電体15を含んだ特性であり、
例えば周波数温度特性の異なる材料を用いた場合には、
誘電体ブロック1の周波数温度特性との合成によって共
振器全体の温度特性が定まるので、誘電体材料を選定し
て、誘電体ブロック1の周波数温度特性を誘電体15の
周波数温度特性で打ち消すようにすることによって温度
特性を改善することも容易となる。
【0039】図13は第13の実施形態に係る誘電体共
振器の構成を示す断面図である。図13において16は
貫通孔12の開口部を被う導電体であり、例えば銅箔を
導電体膜2に半田付けなどによって固定接続している。
この導電体16は貫通孔12から外部への電磁界の漏洩
および外部回路との電磁界結合を遮断する。
【0040】図14は第14の実施形態に係る誘電体共
振器の構成を示す断面図である。図13では貫通孔の開
口部にのみ導電体を設けたが、図14に示すように、誘
電体共振器全体をケース17に収納することによって、
シールドするようにしてもよい。
【0041】次に、この発明の第15の実施形態である
誘電体導波管型フィルタの構成を図15〜図17を参照
して説明する。
【0042】図15は誘電体導波管型フィルタの斜視図
であり、(A)は回路基板に対する実装状態での斜視
図、(B)は誘電体導波管型フィルタを裏返した状態で
の斜視図である。同図に示すように、直方体状の誘電体
ブロック1の内部に斜め方向に2つの貫通孔5を形成し
ていて、その内面に結合用電極4を形成している。誘電
体ブロック1の外面には導電体膜2とともに、この導電
体膜2から絶縁された2つの端子電極3を形成してい
る。上記貫通孔5の内面の結合用電極4の一方端は端子
電極3に接続し、他方端は導電体膜2に接続している。
図16は図15の(A)に示した2つの貫通孔部分を通
る断面図である。図17は共振モードを示す図であり、
(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は側面図であ
り、実線の矢印およびドットは電界、破線は磁界をそれ
ぞれ示している。この例ではTE101モードを利用し
ていて、結合用電極4と誘電体ブロック外面の導電体膜
2とによる結合ループが共振モードの主に磁界成分と結
合する。
【0043】図15に示したような貫通孔5は誘電体セ
ラミクスの成型時に同時に形成するか、成型後または更
に焼成後の後加工でドリル加工により形成すればよい。
また、導電体膜2、結合用電極4および端子電極3はデ
ィッピング法やメッキ法により全面に導電体膜を形成し
た後にエッチングによりパターン化すればよい。また導
電体膜2および端子電極3のパターンはAgペースト等
のスクリーン印刷により直接形成することも可能であ
る。
【0044】図18は第16の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図である。第15の実施形態と異
なり、誘電体ブロックの縦方向に2つの貫通孔5を形成
し、その内面に結合用電極4を形成し、一方端を誘電体
ブロック1の外面に形成した端子電極3に接続し、他方
端を誘電体ブロック1の外面に形成した導電体膜2に接
続している。このような構造であっても、結合用電極4
と導電体膜2とによって結合ループが構成され、この結
合ループがTE101の共振モードと磁界結合すること
になる。
【0045】図19は第17の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図であり、(A)は回路基板に対
する実装状態での斜視図、(B)はそれを裏返した状態
での斜視図である。この例では誘電体ブロック1の内部
にL字型の貫通孔5を形成していて、その内面に結合用
電極4を形成している。また、誘電体ブロック1の外面
には導電体膜2を形成していて、誘電体ブロック1の対
向する端面に、導電体膜2から絶縁状態で端子電極3を
形成している。結合用電極4の一方端は端子電極3に接
続し、他方端は導電体膜2に接続している。この場合も
結合用電極4と導電体膜2とによって結合ループを構成
し、この結合ループがTE101の共振モードと磁界結
合する。
【0046】図19に示したような貫通孔5は、L字型
のワックスを鋳込んで成型した後に、焼成時にワックス
をとばす、いわゆるロストワックス法で形成することが
できる。
【0047】図20は第18の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図および断面図である。誘電体ブ
ロック1の内部には縦方向に2つの貫通孔5を形成し、
これらの貫通孔5にそれぞれ直交する横方向に孔6を形
成している。誘電体ブロック1の外面には導電体膜2お
よび端子電極3を形成していて、貫通孔5および孔6の
内面には結合用電極4を形成している。貫通孔5の内面
に形成した結合用電極4の一方端は端子電極3に接続
し、他方端は導電体膜2に接続し、さらに孔6の内面の
結合用電極4の外側端を導電体膜2に接続している。こ
のような構造の場合、孔6の図20における高さ方向の
位置によって結合用電極4と導電体膜2とによる結合ル
ープのループ面積が定まるため、孔6の高さ方向の位置
によって外部回路との結合量を定めることができる。
【0048】次に他の誘電体導波管型フィルタの構造お
よびその特性調整方法の例を図21〜図23を参照して
説明する。
【0049】図21は第19の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの構造およびその特性調整方法を示す断
面図である。図18に示した誘電体導波管型フィルタと
同様に、誘電体ブロック1の縦方向に2つの貫通孔5を
形成し、その内面に結合用電極4を形成し、一方端を誘
電体ブロック1の外面に形成した端子電極3に接続して
いる。(A)は貫通孔5の上面から回転砥石等による切
削装置によって一定内径の孔を誘電体ブロックの上面か
ら一定深さにまで形成した例であり、(B)は貫通孔5
内の一部をその内径を広げるように切削した例である。
このようにして切削部7を形成することによって、結合
用電極4の先端が導電体膜2から分離し、開放状態とな
って、結合用電極4はプローブとして作用する。すなわ
ち結合用電極4は共振器の共振モードと主に電界結合す
ることになる。このような特性調整方法の場合、切削部
7の切削量(深さ)によって結合用電極4の長さが変化
し、これによって結合量を調整することができる。
【0050】図22は第20の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの構造およびその特性調整方法を示す断
面図である。図20に示した誘電体導波管型フィルタと
同様に、誘電体ブロック1の内部には縦方向に2つの貫
通孔5を形成し、これらの貫通孔5にそれぞれ直交する
横方向に孔6を形成している。誘電体ブロック1の外面
には導電体膜2および端子電極3を形成していて、貫通
孔5および孔6の内面には結合用電極4を形成してい
る。貫通孔5の内面に形成した結合用電極4の一方端は
端子電極3に接続し、孔6の内面の結合用電極4の外側
端を導電体膜2に接続している。(A)は貫通孔5の上
面から回転砥石等による切削装置によって一定内径の孔
を誘電体ブロックの上面から一定深さにまで形成した例
であり、(B)は貫通孔5内の一部をその内径を広げる
ように切削した例である。このようにして切削部7を形
成すれば、図19に示した誘電体導波管型フィルタと同
様の構造となる。そして切削部7の切削量によって共振
モードとの電磁気的結合量が変化し、これによって外部
回路との結合量の調整が可能となる。
【0051】図23は第21の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタにおける特性調整方法を示す断面図であ
る。このフィルタの構造は図18に示したものと同様
に、誘電体ブロックの短軸方向に2つの貫通孔5を形成
し、その内面に結合用電極4を形成し、一方端を誘電体
ブロック1の外面に形成した端子電極3に接続し、他方
端を誘電体ブロック1の外面に形成した導電体膜2に接
続している。この例では、貫通孔5の図における上面か
ら結合用電極4の一部とともに誘電体ブロック1の一部
を切削して切削部7を形成している。結合用電極4の一
方端は導電体膜2に接続されたままであるので、この結
合用電極4と導電体膜2とは結合ループを構成してい
る。しかし、結合用電極4の一部を削除することによっ
て、結合用電極4の形状が変化するため、共振モードと
結合用電極4との電気的結合量に変化が生じる。このよ
うに切削部7の形状および切削量によって結合量を調整
する。
【0052】なお、以上に示した構造の誘電体導波管型
フィルタおよびその特性調整方法以外にも、例えば図1
9に示した構造で、結合用電極4の短絡端側(導電体膜
接続側)の開口部から、開口部付近または奥部の結合用
電極4を部分的に削除したり、または図22に示した状
態から更に孔6の開口部付近または奥部の結合用電極4
を部分的に削除すれば、L字型のプローブとして作用さ
せることができる。そして、その切削量によって共振モ
ードとの電磁気的結合量が変化し、これによって外部回
路との結合量の調整が可能となる。
【0053】なお、上述した例では、TE101モード
の共振モードを利用する場合について説明したが、その
高次のモードを利用する場合にも同様に適用できること
は言うまでもない。
【0054】次に複数段の共振器からなる誘電体導波管
型フィルタの構成を図24〜図30を参照して説明す
る。
【0055】図24は第22の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図、図25はその断面図である。
両図に示すように、誘電体ブロックは略直方体形状を成
し、その外面に導電体膜2を形成している。誘電体ブロ
ック1の長手方向の途中には、その長手方向を区分する
節となる溝20を形成している。この溝20の内面には
導電体膜2を形成している。溝20で区分される領域は
それぞれ共振器として作用する。この共振器領域に、誘
電体ブロックの短軸方向に貫通する貫通孔12a,12
bを設けている。この貫通孔12a,12bの内面には
導電体膜を形成していない。誘電体ブロックの図におけ
る側面には端子電極3a,3bを形成していて、誘電体
ブロック1の側面の端子電極3a,3bから誘電体ブロ
ック1の底面の導電体膜2にかけて、内部に貫通孔5
a,5bを形成していて、その貫通孔5a,5bの内面
に結合用電極4a,4bを設けている。この構造によ
り、2つの端子電極3a,3bを入出力部とする2段の
共振器からなる帯域通過特性を有する誘電体導波管型フ
ィルタを得る。フィルタ特性は、2段の共振器の共振周
波数によって定め、この2段の共振器の共振周波数は貫
通孔12a,12bの内径によって定める。たとえば設
計段階で貫通孔12a,12bの位置および寸法を決定
しておくか、調整段階で貫通孔12a,12bの内面を
必要量部分削除する。
【0056】図26は第23の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図、図27はその断面図である。
図24および図25に示したものと異なる点は入出力部
の構造である。この例では、誘電体ブロック1の短軸方
向に貫通孔5a,5bを設けて、その内面に内部で開放
した結合用電極4a,4bをそれぞれ形成している。こ
の構造によれば、共振周波数設定用の貫通孔12a,1
2bと結合用電極形成用の貫通孔5a,5bとが同一方
向にあるので、誘電体ブロックの成型金型の構造が簡単
となる。
【0057】図28は第24の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの断面図である。図において13は絶縁
体基板であり、このフィルタは大別して誘電体ブロック
側と絶縁体基板側とに分けられる。誘電体ブロック側の
構造は、結合用電極4a,4bを設けていないことを除
いて、図26および図27に示したものと略同様であ
る。絶縁体基板13にはピン状導電体11a,11bを
突出させていて、このピン状導電体11a,11bが誘
電体ブロック側の貫通孔5a,5bに挿入されるよう
に、両者を接合させている。絶縁体基板13にはピン状
導電体11a,11bに導通する入出力電極18a,1
8bを形成していて、この電極を介して外部の回路と接
続する。
【0058】図29は第25の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの断面図である。図において誘電体ブロ
ック1の構造は、結合用電極4a,4bを設けていない
ことを除いて、図26および図27に示したものと略同
様である。11a,11bはピン状導電体であり、合成
樹脂などからなる絶縁体19a,19bとともに貫通孔
5a,5b内に圧入している。このピン状導電体11
a,11bは絶縁体19a,19bから絶縁状態を保っ
ている。外部の回路とは、このピン状導電体11a,1
1bを介して接続する。
【0059】図30は第26の実施形態に係る誘電体導
波管型フィルタの斜視図である。この例は3段の共振器
からなる送信フィルタと3段の共振器からなる受信フィ
ルタとを一体化したアンテナデュプレクサである。図に
示すように、誘電体ブロックは略直方体形状を成し、そ
の外面に導電体膜2を形成している。誘電体ブロックの
長手方向の途中には、その長手方向を区分する節となる
溝20を形成している。この溝20の内面には導電体膜
2を形成している。溝20で区分される領域はそれぞれ
共振器として作用し、これらの共振器領域に、誘電体ブ
ロックの短軸方向に貫通する貫通孔12a,12b,1
2c,12d,12e,12fをそれぞれ設けている。
これらの貫通孔12a〜12fの内面には導電体膜を形
成していない。また、両端の2つの共振器領域と中央の
共振器領域には結合用電極形成用の貫通孔5a,5c,
5bをそれぞれ形成している。これらの貫通孔の内面に
は図27に示したものと同様の結合用電極を形成してい
る。貫通孔5a内面の結合用電極が送信回路へ接続さ
れ、貫通孔5c内面の結合用電極が受信回路へ接続さ
れ、貫通孔5b内面の結合用電極がアンテナへ接続され
る。この構造により、貫通孔12a,12b,12cは
送信フィルタを構成する3段の各共振器の共振周波数を
定め、貫通孔12d,12e,12fは受信フィルタを
構成する3段の各共振器の共振周波数を定める。したが
って、送信フィルタおよび受信フィルタの特性は設計段
階で貫通孔12a,12b,12c,12d,12e,
12fの位置および寸法を決定しておくか、調整段階で
それらの貫通孔の内面を部分削除する。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、誘電体
ブロックの外形寸法が同一であっても、貫通孔または窪
みの大きさまたは位置によって共振周波数を設定できる
ようになるため、誘電体ブロックの外形寸法と貫通孔ま
たは窪みの大きさまたは形成位置の設計によって、所定
の共振周波数を得るとともに無負荷Qを広範囲にわたっ
て定めることができ、無負荷Qの設計上の自由度が高ま
る。
【0061】請求項2に記載の発明によれば、小さな貫
通孔または窪みで共振周波数を比較的大きく変化させる
ことができ、これに伴って無負荷Qの設計範囲も広が
る。
【0062】請求項3に記載の発明によれば、第1と第
2の共振モードの共振周波数が近接している場合でも、
第1の共振モードの共振周波数に比べて第2の共振モー
ドの共振周波数を選択的に調整することができ、2つの
共振モードの共振周波数の差の調整が容易となる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、第1と第
2の2つの共振モードの共振周波数は貫通孔または窪み
によって同等の作用を受けるため、例えば単一の貫通孔
または窪みのみによって2つの共振モードの共振周波数
を同時に設定できるようになる。
【0064】請求項5,6に記載の発明によれば、第1
と第2の共振モードの共振周波数を容易に一致または近
接させることができる。
【0065】請求項7に記載の発明によれば、貫通孔や
窪みの電界に対する摂動効果が高くなるため、貫通孔や
窪みを設けることによる作用効果を高めることができ
る。
【0066】請求項8に記載の発明によれば、共振周波
数の調整時に貫通孔や窪みを形成する際に、その粗調整
および微調整が容易となる。
【0067】請求項9に記載の発明によれば、貫通孔ま
たは窪みの内部に誘電体ブロックの誘電率とは異なる誘
電率を有する誘電体を設けることによって、小型化また
は周波数温度特性の向上を図ることができる。
【0068】請求項10に記載の発明によれば、貫通孔
または窪みの開口面を導電体で被うことによって、外部
への電磁波の漏洩また外部回路との電磁界結合を確実に
遮断することができる。
【0069】請求項11,12,13,14に記載の発
明によれば、特別なプローブ等の部材を外部から挿入す
る必要がなく、また外部に対する電磁波のリークも少な
い結合回路構造となる。
【0070】請求項15に記載の発明によれば、誘電体
ブロックの内部で自由度の高い形状の結合用電極が容易
に形成できるようになる。
【0071】請求項16に記載の発明によれば、外部結
合用部材としてのピン状導電体を誘電体ブロックに設け
た孔に挿入するだけで外部結合構造をとることができ、
全体の構造が簡略化される。
【0072】請求項17に記載の発明によれば、特別な
調整用部材を用いることなく、また外部に対する電磁波
のリークを生じさせることなく、結合用電極の部分削除
によって結合量の調整を容易に行うことができる。
【0073】請求項18に記載の発明によれば、誘電体
ブロックの孔の内面に形成した結合用電極を部分的に削
除するだけで外部回路との結合量調整ができるので、そ
の調整作業が極めて簡単となる。
【0074】請求項19に記載の発明によれば、誘電体
ブロックの貫通孔または窪みの内面を部分的に削除する
だけで共振周波数の調整ができるので、その調整作業が
極めて簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す図である。
【図2】第2の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図3】第3の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す断面図である。
【図4】第4の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図5】第5の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図6】第6の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図7】第7の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図8】第8の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図9】第9の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示
す斜視図である。
【図10】第10の実施形態に係る誘電体共振器の斜視
図である。
【図11】第11の実施形態に係る誘電体共振器の断面
図である。
【図12】第12の実施形態に係る誘電体共振器の断面
図である。
【図13】第13の実施形態に係る誘電体共振器の断面
図である。
【図14】第14の実施形態に係る誘電体共振器の断面
図である。
【図15】第15の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図16】同フィルタの断面図である。
【図17】同フィルタの共振モードの例を示す図であ
る。
【図18】第16の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図19】第17の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図20】第18の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図および断面図である。
【図21】第19の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの構造およびその特性調整方法の例を示す断面図で
ある。
【図22】第20の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの構造およびその特性調整方法の例を示す断面図で
ある。
【図23】第21の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの特性調整方法の例を示す断面図である。
【図24】第22の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図25】同誘電体導波管型フィルタの断面図である。
【図26】第23の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図27】同誘電体導波管型フィルタの断面図である。
【図28】第24の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの断面図である。
【図29】第25の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの断面図である。
【図30】第26の実施形態に係る誘電体導波管型フィ
ルタの斜視図である。
【図31】一般的な誘電体導波管型共振器の構成を示す
図である。
【図32】誘電体導波管型共振器の構成例を示す斜視図
である。
【図33】従来の誘電体導波管型共振器の外部結合回路
構造を示す斜視図である。
【図34】従来の誘電体導波管型共振器の外部結合回路
構造を示す斜視図である。
【図35】従来の誘電体導波管型共振器の外部結合回路
構造を示す部分破断斜視図である。
【符号の説明】
1−誘電体ブロック 2−導電体膜 3−端子電極 4,4a,4b−結合用電極 5,5a〜5c−貫通孔 6−孔 7−切削部 8−入出力端子 9−スタブ 10−プローブ 11a,11b−ピン状導電体 12,12a〜12f−貫通孔 13−絶縁体基板 14−窪み 15−誘電体 16−導電体 17−ケース 18a,18b−入出力電極 19a,19b−絶縁体 20−溝

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体ブロックの外面に導電体膜を形成
    した誘電体導波管型共振器において、 内面に導電体膜の無い貫通孔を誘電体ブロックの一方の
    面から他の面にかけて形成するか、内面に導電体膜の無
    い窪みを誘電体ブロックの所定面に形成して、共振周波
    数および無負荷Qを設定してなる誘電体導波管型共振
    器。
  2. 【請求項2】 所定の共振モードの電界分布における電
    界強度の高い箇所に前記貫通孔または窪みを形成してな
    る請求項1に記載の誘電体導波管型共振器。
  3. 【請求項3】 第1と第2の少なくとも2つの共振モー
    ドのうち、第1の共振モードにおける電界強度に比べて
    第2の共振モードにおける電界強度の高い箇所に前記貫
    通孔または窪みを形成してなる請求項1に記載の誘電体
    導波管型共振器。
  4. 【請求項4】 第1と第2の少なくとも2つの共振モー
    ドをもち、第1の共振モードにおける電界強度と、第2
    の共振モードにおける電界強度とが略等しい箇所に前記
    貫通孔または窪みを形成してなる請求項1に記載の誘電
    体導波管型共振器。
  5. 【請求項5】 前記誘電体ブロックの、少なくとも対向
    する2端面をそれぞれ正方形とする直方体として、前記
    第1と第2の共振モードで縮退モードを生じさせてなる
    請求項3または請求項4に記載の誘電体導波管型共振
    器。
  6. 【請求項6】 前記誘電体ブロックを円柱または円筒と
    して、前記第1と第2の共振モードで縮退モードを生じ
    させてなる請求項3または請求項4に記載の誘電体導波
    管型共振器。
  7. 【請求項7】 所定の共振モードの電界に沿った方向に
    前記貫通孔または窪みを形成してなる請求項1〜請求項
    6のうちいずれか1項に記載の誘電体導波管型共振器。
  8. 【請求項8】 前記貫通孔または窪みがテーパ形状また
    はステップ形状である請求項1〜請求項6のうちいずれ
    か1項に記載の誘電体導波管型共振器。
  9. 【請求項9】 前記貫通孔または窪みの内部に誘電体ブ
    ロックの誘電率とは異なる誘電率の誘電体を設けてなる
    請求項1〜請求項8のうちいずれか1項に記載の誘電体
    導波管型共振器。
  10. 【請求項10】 前記貫通孔または窪みの開口面を導電
    体で覆ってなる請求項1〜請求項9のうちいずれか1項
    に記載の誘電体導波管型共振器。
  11. 【請求項11】 誘電体ブロックの外面に導電体膜を形
    成した誘電体導波管型フィルタにおいて、 誘電体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁された端
    子電極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔を形成
    するとともに、当該孔の内面に、一方端が前記端子電極
    に接続され、他方端が前記導電体膜に接続された結合用
    電極を形成したことを特徴とする誘電体導波管型フィル
    タ。
  12. 【請求項12】 誘電体ブロックの外面に導電体膜を形
    成した誘電体導波管型フィルタにおいて、 誘電体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁された端
    子電極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔を形成
    するとともに、当該孔の内面に、一方端が前記端子電極
    に接続され、他方端が孔の内部で開放された結合用電極
    を形成したことを特徴とする誘電体導波管型フィルタ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10のうちいずれか1項に
    記載の誘電体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁さ
    れた端子電極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔
    を形成するとともに、当該孔の内面に、一方端が前記端
    子電極に接続され、他方端が前記導電体膜に接続された
    結合用電極を形成したことを特徴とする誘電体導波管型
    フィルタ。
  14. 【請求項14】 請求項1〜10のうちいずれか1項に
    記載の誘電体ブロックの外面に前記導電体膜から絶縁さ
    れた端子電極を形成し、前記誘電体ブロックの内部に孔
    を形成するとともに、当該孔の内面に、一方端が前記端
    子電極に接続され、他方端が孔の内部で開放された結合
    用電極を形成したことを特徴とする誘電体導波管型フィ
    ルタ。
  15. 【請求項15】 前記孔を、略直線状に延びる孔と、こ
    れに交わる孔とから構成したことを特徴とする請求項1
    1〜14のうちいずれか1項に記載の誘電体導波管型フ
    ィルタ。
  16. 【請求項16】 誘電体ブロックの外面に導電体膜を形
    成した誘電体導波管型フィルタにおいて、 誘電体ブロックの内部に導電体膜の無い孔を形成し、当
    該孔内に、周囲を絶縁体で囲んだピン状導電体を挿入し
    て、当該ピン状導電体で外部結合をとるようにしたこと
    を特徴とする誘電体導波管型フィルタ。
  17. 【請求項17】 誘電体ブロックの外面に導電体膜を形
    成した誘電体導波管型フィルタにおいて、 誘電体ブロックに、該誘電体ブロックの長手方向を区分
    する節となる、内面に導電体膜を形成した溝を設けて、
    複数段の共振器からなる請求項11〜16のうちいずれ
    か1項に記載の誘電体導波管型フィルタ。
  18. 【請求項18】 請求項11〜17のうちいずれか1項
    に記載された、前記孔の内面に形成された結合用電極を
    部分的に削除することによって、外部回路との結合量を
    調整することを特徴とする誘電体導波管型フィルタの特
    性調整方法。
  19. 【請求項19】 請求項13〜17のうちいずれか1項
    に記載された、前記貫通孔または窪みの内面を部分的に
    削除することによって、共振周波数を調整することを特
    徴とする誘電体導波管型フィルタの特性調整方法。
JP14011697A 1996-06-10 1997-05-29 誘電体導波管型共振器 Expired - Fee Related JP3389819B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14011697A JP3389819B2 (ja) 1996-06-10 1997-05-29 誘電体導波管型共振器
US08/871,333 US6020800A (en) 1996-06-10 1997-06-09 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof
US09/465,154 US6160463A (en) 1996-06-10 1999-12-16 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof
US09/703,217 US6356170B1 (en) 1996-06-10 2000-10-31 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof
US09/729,038 US6281764B1 (en) 1996-06-10 2000-12-04 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof
US09/730,139 US6346867B2 (en) 1996-06-10 2000-12-05 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof
US09/730,985 US6255921B1 (en) 1996-06-10 2000-12-06 Dielectric waveguide resonator, dielectric waveguide filter, and method of adjusting the characteristics thereof

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-147112 1996-06-10
JP14711296 1996-06-10
JP19317896 1996-07-23
JP8-193178 1996-07-23
JP14011697A JP3389819B2 (ja) 1996-06-10 1997-05-29 誘電体導波管型共振器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002245679A Division JP3620525B2 (ja) 1996-06-10 2002-08-26 誘電体導波管型フィルタ及びその特性調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1093311A true JPH1093311A (ja) 1998-04-10
JP3389819B2 JP3389819B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=27318001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14011697A Expired - Fee Related JP3389819B2 (ja) 1996-06-10 1997-05-29 誘電体導波管型共振器

Country Status (2)

Country Link
US (6) US6020800A (ja)
JP (1) JP3389819B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004059784A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 誘電体フィルタ
US7196598B2 (en) 2000-07-07 2007-03-27 Nec Corporation Dielectric waveguide filter with inductive windows and coplanar line coupling
US7535318B2 (en) 2005-10-13 2009-05-19 Tdk Corporation Dielectric device
US7561011B2 (en) 2005-09-20 2009-07-14 Tdk Corporation Dielectric device
JP2012217119A (ja) * 2011-03-29 2012-11-08 Kyocera Corp 誘電体フィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信装置
JP2014197725A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 東光株式会社 誘電体導波管入出力構造
WO2017221954A1 (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社村田製作所 誘電体共振器、および、誘電体フィルタ
JP6312894B1 (ja) * 2017-04-11 2018-04-18 株式会社フジクラ バンドパスフィルタ
JP2018526949A (ja) * 2015-11-27 2018-09-13 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 誘電体フィルタ、トランシーバ、および基地局
WO2020184400A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ
WO2020184508A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150461A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150466A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ スイッチ装置
JP2020150462A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150465A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ装置
JPWO2021106731A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03

Families Citing this family (117)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3389819B2 (ja) * 1996-06-10 2003-03-24 株式会社村田製作所 誘電体導波管型共振器
JP3379415B2 (ja) * 1997-02-14 2003-02-24 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
JP3351333B2 (ja) * 1998-02-20 2002-11-25 株式会社村田製作所 誘電体デュプレクサ及びこの誘電体デュプレクサを備えた通信機装置
EP1127031B1 (en) * 1998-10-30 2006-12-13 Lamina Ceramics, Inc. High performance embedded rf filters
JP3607825B2 (ja) * 1999-02-01 2005-01-05 シャープ株式会社 マルチビームアンテナ
JP2001077500A (ja) * 1999-06-30 2001-03-23 Murata Mfg Co Ltd 電子部品、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および電子部品の製造方法
CA2313925A1 (en) * 2000-07-17 2002-01-17 Mitec Telecom Inc. Tunable bandpass filter
US6737809B2 (en) * 2000-07-31 2004-05-18 Luxim Corporation Plasma lamp with dielectric waveguide
US6922021B2 (en) 2000-07-31 2005-07-26 Luxim Corporation Microwave energized plasma lamp with solid dielectric waveguide
US7429818B2 (en) * 2000-07-31 2008-09-30 Luxim Corporation Plasma lamp with bulb and lamp chamber
JP3582465B2 (ja) 2000-08-07 2004-10-27 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよび通信装置
KR100387235B1 (ko) * 2000-08-10 2003-06-12 삼성전자주식회사 공진기
JP3632576B2 (ja) * 2000-09-06 2005-03-23 株式会社村田製作所 フィルタ、マルチプレクサおよび通信装置
JP2002158512A (ja) * 2000-09-08 2002-05-31 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置
US6538454B1 (en) * 2000-09-08 2003-03-25 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Jerusalem Near field microwave resistivity microscope including a dielectric resonator
JP3606244B2 (ja) * 2001-09-10 2005-01-05 株式会社村田製作所 誘電体共振器装置の製造方法
JP3329450B1 (ja) * 2001-09-28 2002-09-30 ティーディーケイ株式会社 誘電体装置
US7042314B2 (en) * 2001-11-14 2006-05-09 Radio Frequency Systems Dielectric mono-block triple-mode microwave delay filter
US6853271B2 (en) * 2001-11-14 2005-02-08 Radio Frequency Systems, Inc. Triple-mode mono-block filter assembly
US7068127B2 (en) * 2001-11-14 2006-06-27 Radio Frequency Systems Tunable triple-mode mono-block filter assembly
JP3733913B2 (ja) * 2002-02-04 2006-01-11 日本電気株式会社 フィルタ
US6876163B2 (en) * 2002-10-03 2005-04-05 Visteon Global Technologies, Inc. DC motor having a braking circuit
US7015869B2 (en) * 2002-11-18 2006-03-21 Visteon Global Technologies, Inc. High frequency antenna disposed on the surface of a three dimensional substrate
JP2004187224A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Toko Inc 誘電体導波管共振器の入出力結合構造
JP4021773B2 (ja) * 2003-01-17 2007-12-12 東光株式会社 導波管型誘電体フィルタとその製造方法
JP4407264B2 (ja) * 2003-12-10 2010-02-03 横河電機株式会社 光路制御素子およびその製造方法
EP1733452B1 (en) * 2004-04-09 2012-08-01 Dielectric Laboratories, Inc. Discrete resonator made of dielectric material
US7388457B2 (en) * 2005-01-20 2008-06-17 M/A-Com, Inc. Dielectric resonator with variable diameter through hole and filter with such dielectric resonators
US7791278B2 (en) 2005-10-27 2010-09-07 Luxim Corporation High brightness plasma lamp
US8022607B2 (en) * 2005-10-27 2011-09-20 Luxim Corporation Plasma lamp with small power coupling surface
US7994721B2 (en) * 2005-10-27 2011-08-09 Luxim Corporation Plasma lamp and methods using a waveguide body and protruding bulb
US7791280B2 (en) * 2005-10-27 2010-09-07 Luxim Corporation Plasma lamp using a shaped waveguide body
US7701143B2 (en) * 2005-10-27 2010-04-20 Luxim Corporation Plasma lamp with compact waveguide
US7855511B2 (en) * 2005-10-27 2010-12-21 Luxim Corporation Plasma lamp with phase control
US7638951B2 (en) 2005-10-27 2009-12-29 Luxim Corporation Plasma lamp with stable feedback amplification and method therefor
US7906910B2 (en) * 2005-10-27 2011-03-15 Luxim Corporation Plasma lamp with conductive material positioned relative to RF feed
US7545235B2 (en) * 2005-12-07 2009-06-09 Mansour Raafat R Dielectric resonator filter assemblies and methods
US7719195B2 (en) * 2006-01-04 2010-05-18 Luxim Corporation Plasma lamp with field-concentrating antenna
JP5062576B2 (ja) * 2006-07-31 2012-10-31 国立大学法人京都大学 表皮効果に起因する損失を抑制可能な導波管及び共振器
WO2008019307A2 (en) * 2006-08-04 2008-02-14 Dielectric Laboratories, Inc. Wideband dielectric waveguide filter
WO2008020735A1 (en) * 2006-08-17 2008-02-21 Cij Corp. Dielectric duplexer
US8981663B2 (en) * 2006-10-16 2015-03-17 Luxim Corporation Discharge lamp using spread spectrum
US20100253231A1 (en) * 2006-10-16 2010-10-07 Devincentis Marc Electrodeless plasma lamp systems and methods
EP2087399A4 (en) * 2006-10-16 2010-05-05 Luxim Corp MODULATED LIGHT SOURCE SYSTEMS, AND METHODS
WO2008048972A2 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Luxim Corporation Rf feed configurations and assembly for plasma lamp
US20110043123A1 (en) * 2006-10-16 2011-02-24 Richard Gilliard Electrodeless plasma lamp and fill
EP2095691A4 (en) * 2006-10-20 2012-05-02 Luxim Corp LAMPS WITHOUT ELECTRODE WITH HIGH VIEW ANGLE OF THE PLASMA ARC
US8143801B2 (en) 2006-10-20 2012-03-27 Luxim Corporation Electrodeless lamps and methods
US20080211971A1 (en) * 2007-01-08 2008-09-04 Luxim Corporation Color balancing systems and methods
US8159136B2 (en) * 2007-02-07 2012-04-17 Luxim Corporation Frequency tunable resonant cavity for use with an electrodeless plasma lamp
US8063565B2 (en) 2007-07-23 2011-11-22 Luxim Corporation Method and apparatus to reduce arcing in electrodeless lamps
US8084955B2 (en) * 2007-07-23 2011-12-27 Luxim Corporation Systems and methods for improved startup and control of electrodeless plasma lamp using current feedback
US20090167201A1 (en) * 2007-11-07 2009-07-02 Luxim Corporation. Light source and methods for microscopy and endoscopy
US9136570B2 (en) * 2007-12-07 2015-09-15 K & L Microwave, Inc. High Q surface mount technology cavity filter
WO2009081504A1 (en) * 2007-12-25 2009-07-02 Nec Corporation Differential-common mode resonant filters
KR20100135163A (ko) * 2008-05-01 2010-12-24 파나소닉 주식회사 고주파 필터 장치
US20100156310A1 (en) * 2008-09-18 2010-06-24 Luxim Corporation Low frequency electrodeless plasma lamp
WO2010033780A1 (en) * 2008-09-18 2010-03-25 Luxim Corporation Electrodeless plasma lamp and drive circuit
US20100123396A1 (en) * 2008-10-09 2010-05-20 Luxim Corporation Replaceable lamp bodies for electrodeless plasma lamps
US8304994B2 (en) * 2008-10-09 2012-11-06 Luxim Corporation Light collection system for an electrodeless RF plasma lamp
US20100102724A1 (en) * 2008-10-21 2010-04-29 Luxim Corporation Method of constructing ceramic body electrodeless lamps
US20100165306A1 (en) * 2008-12-31 2010-07-01 Luxmi Corporation Beam projection systems and methods
WO2010080828A1 (en) * 2009-01-06 2010-07-15 Luxim Corporation Low frequency electrodeless plasma lamp
CN102714908B (zh) * 2009-12-18 2014-11-26 勒克西姆公司 具有介电常数稳定的可调谐频率电介质波导的等离子体灯
US8823470B2 (en) 2010-05-17 2014-09-02 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with structure and method for adjusting bandwidth
RU2013117685A (ru) 2010-09-30 2014-11-10 Лаксим Корпорейшн Безэлектродная плазменная лампа и способ подвода мощности к ней
US8884716B2 (en) * 2011-02-14 2014-11-11 Sony Corporation Feeding structure for cavity resonators
US9130255B2 (en) 2011-05-09 2015-09-08 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with direct coupling and alternative cross-coupling
US9130256B2 (en) 2011-05-09 2015-09-08 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with direct coupling and alternative cross-coupling
US9030278B2 (en) 2011-05-09 2015-05-12 Cts Corporation Tuned dielectric waveguide filter and method of tuning the same
US9030279B2 (en) 2011-05-09 2015-05-12 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with direct coupling and alternative cross-coupling
US9000851B1 (en) * 2011-07-14 2015-04-07 Hittite Microwave Corporation Cavity resonators integrated on MMIC and oscillators incorporating the same
US9406988B2 (en) 2011-08-23 2016-08-02 Mesaplexx Pty Ltd Multi-mode filter
US20130049901A1 (en) * 2011-08-23 2013-02-28 Mesaplexx Pty Ltd Multi-mode filter
US9013191B2 (en) * 2011-09-12 2015-04-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Microwave cavity with dielectric region and method thereof
US9374887B1 (en) * 2011-09-20 2016-06-21 Sandia Corporation Single-resonator double-negative metamaterial
US10050321B2 (en) 2011-12-03 2018-08-14 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with direct coupling and alternative cross-coupling
US9666921B2 (en) 2011-12-03 2017-05-30 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with cross-coupling RF signal transmission structure
US10116028B2 (en) 2011-12-03 2018-10-30 Cts Corporation RF dielectric waveguide duplexer filter module
US9583805B2 (en) 2011-12-03 2017-02-28 Cts Corporation RF filter assembly with mounting pins
US9466864B2 (en) 2014-04-10 2016-10-11 Cts Corporation RF duplexer filter module with waveguide filter assembly
US9130258B2 (en) 2013-09-23 2015-09-08 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with direct coupling and alternative cross-coupling
US9123983B1 (en) 2012-07-20 2015-09-01 Hittite Microwave Corporation Tunable bandpass filter integrated circuit
US20140097913A1 (en) 2012-10-09 2014-04-10 Mesaplexx Pty Ltd Multi-mode filter
RU2527192C1 (ru) * 2013-01-24 2014-08-27 Открытое акционерное общество "Специальное конструкторско-технологическое бюро по релейной технике" (ОАО "СКТБ РТ") Керамический волноводный фильтр квазипланарного типа
GB201303033D0 (en) 2013-02-21 2013-04-03 Mesaplexx Pty Ltd Filter
GB201303030D0 (en) 2013-02-21 2013-04-03 Mesaplexx Pty Ltd Filter
GB201303024D0 (en) * 2013-02-21 2013-04-03 Mesaplexx Pty Ltd Filter
GB201303018D0 (en) 2013-02-21 2013-04-03 Mesaplexx Pty Ltd Filter
WO2014169434A1 (zh) * 2013-04-16 2014-10-23 华为技术有限公司 一种介质谐振器、介质滤波器和制造方法
JP5877931B2 (ja) * 2013-05-23 2016-03-08 富士フイルム株式会社 画素補間装置およびその動作制御方法
CN103427138A (zh) * 2013-08-15 2013-12-04 电子科技大学 多层六边形基片集成波导滤波器
JP5801362B2 (ja) * 2013-09-13 2015-10-28 東光株式会社 誘電体導波管入出力構造、および、それを用いた誘電体導波管デュプレクサ
JP6617102B2 (ja) 2013-11-12 2019-12-04 華為技術有限公司 誘電体共振器および誘電体フィルタ
US9614264B2 (en) * 2013-12-19 2017-04-04 Mesaplexxpty Ltd Filter
KR101588874B1 (ko) 2014-03-28 2016-01-27 주식회사 이너트론 공진기 및 이를 포함하는 필터
RU2569174C1 (ru) * 2014-05-22 2015-11-20 Открытое акционерное общество "Специальное конструкторско-технологическое бюро по релейной технике" (ОАО "СКТБ РТ") Волноводный керамический свч фильтр
US9941563B2 (en) * 2014-09-30 2018-04-10 Skyworks Solutions, Inc. Ceramic filter using stepped impedance resonators having an inner cavity with at least one step and taper
KR101693214B1 (ko) * 2014-10-28 2017-01-05 주식회사 케이엠더블유 캐비티 구조를 가진 무선 주파수 필터
US10483608B2 (en) 2015-04-09 2019-11-19 Cts Corporation RF dielectric waveguide duplexer filter module
US11081769B2 (en) 2015-04-09 2021-08-03 Cts Corporation RF dielectric waveguide duplexer filter module
US9882792B1 (en) 2016-08-03 2018-01-30 Nokia Solutions And Networks Oy Filter component tuning method
US10288656B2 (en) * 2016-11-30 2019-05-14 Nokia Solutions And Networks Oy Measurement structures for measurements such as frequency and quality factors of resonators and other devices, and apparatus comprising the same
CN110088977B (zh) * 2016-12-16 2020-07-28 华为技术有限公司 介质谐振器及应用其的介质滤波器、收发信机及基站
US10256518B2 (en) 2017-01-18 2019-04-09 Nokia Solutions And Networks Oy Drill tuning of aperture coupling
US10283828B2 (en) 2017-02-01 2019-05-07 Nokia Solutions And Networks Oy Tuning triple-mode filter from exterior faces
FR3067172B1 (fr) * 2017-06-02 2020-08-28 Univ Bordeaux Implementation de poteaux inductifs dans une structure siw et realisation d'un filtre generique
US11374297B2 (en) 2017-10-18 2022-06-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Filter arrangement
US11264687B2 (en) * 2018-04-03 2022-03-01 Intel Corporation Microelectronic assemblies comprising a package substrate portion integrated with a substrate integrated waveguide filter
CN111384551B (zh) * 2018-12-29 2022-05-03 深圳市大富科技股份有限公司 一种介质滤波器及通信设备
CN111384494A (zh) * 2018-12-29 2020-07-07 深圳市大富科技股份有限公司 一种介质谐振器、介质滤波器及通信设备
CN111384531A (zh) * 2018-12-31 2020-07-07 深圳市大富科技股份有限公司 介质滤波器、通信设备、制备介质块及介质滤波器的方法
US11437691B2 (en) 2019-06-26 2022-09-06 Cts Corporation Dielectric waveguide filter with trap resonator
US11239539B1 (en) * 2020-09-04 2022-02-01 Knowles Cazenovia, Inc. Substrate-mountable electromagnetic waveguide
CN112531310B (zh) * 2020-11-30 2021-07-23 广东国华新材料科技股份有限公司 一种基于脊波导功分合路的介质双工器
US11736084B2 (en) * 2021-06-25 2023-08-22 Knowles Cazenovia, Inc. Tunable electrical component having distributed-element circuit
CN116031602A (zh) * 2021-10-26 2023-04-28 深圳三星通信技术研究有限公司 一种介质波导谐振器和多模介质波导谐振器

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581301A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Fujitsu Ltd 導波管型誘電体フィルタ
US4607242A (en) * 1983-05-02 1986-08-19 Rockwell International Corporation Microwave filter
JPH0326643Y2 (ja) * 1985-09-30 1991-06-10
US4691179A (en) * 1986-12-04 1987-09-01 Motorola, Inc. Filled resonant cavity filtering apparatus
JPS63220603A (ja) * 1987-03-10 1988-09-13 Yuniden Kk セラミツク導波管型濾波回路
JPH02241203A (ja) * 1989-03-15 1990-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同軸共振器およびそれを用いたフィルタ
JP2793685B2 (ja) * 1990-03-20 1998-09-03 富士通株式会社 誘導体フィルタ
US5327108A (en) * 1991-03-12 1994-07-05 Motorola, Inc. Surface mountable interdigital block filter having zero(s) in transfer function
JPH05129814A (ja) * 1991-11-08 1993-05-25 Fujitsu Ltd 誘電体フイルタ
US5410285A (en) * 1993-05-18 1995-04-25 Uniden Corporation Quasi-TEM mode dielectric filter
JPH07106805A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器
US5731751A (en) * 1996-02-28 1998-03-24 Motorola Inc. Ceramic waveguide filter with stacked resonators having capacitive metallized receptacles
JP3389819B2 (ja) * 1996-06-10 2003-03-24 株式会社村田製作所 誘電体導波管型共振器
US5926079A (en) * 1996-12-05 1999-07-20 Motorola Inc. Ceramic waveguide filter with extracted pole
JP3610751B2 (ja) * 1997-01-24 2005-01-19 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
JPH10276010A (ja) * 1997-01-29 1998-10-13 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
JP3379415B2 (ja) * 1997-02-14 2003-02-24 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7196598B2 (en) 2000-07-07 2007-03-27 Nec Corporation Dielectric waveguide filter with inductive windows and coplanar line coupling
US7057479B2 (en) 2002-12-26 2006-06-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dielectric filter
WO2004059784A1 (ja) * 2002-12-26 2004-07-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 誘電体フィルタ
US7561011B2 (en) 2005-09-20 2009-07-14 Tdk Corporation Dielectric device
US7535318B2 (en) 2005-10-13 2009-05-19 Tdk Corporation Dielectric device
JP2012217119A (ja) * 2011-03-29 2012-11-08 Kyocera Corp 誘電体フィルタならびにそれを用いた無線通信モジュールおよび無線通信装置
JP2014197725A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 東光株式会社 誘電体導波管入出力構造
US9437913B2 (en) 2013-03-29 2016-09-06 Toko, Inc. Dielectric waveguide comprised of a dielectric block and a dielectric plate sandwiching an input/output feeder line
JP2018526949A (ja) * 2015-11-27 2018-09-13 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 誘電体フィルタ、トランシーバ、および基地局
JPWO2017221954A1 (ja) * 2016-06-22 2019-03-28 株式会社村田製作所 誘電体共振器、および、誘電体フィルタ
CN109314301A (zh) * 2016-06-22 2019-02-05 株式会社村田制作所 电介质谐振器、以及电介质滤波器
WO2017221954A1 (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社村田製作所 誘電体共振器、および、誘電体フィルタ
US10957958B2 (en) 2016-06-22 2021-03-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dielectric resonator and dielectric filter
JP6312894B1 (ja) * 2017-04-11 2018-04-18 株式会社フジクラ バンドパスフィルタ
WO2018190272A1 (ja) * 2017-04-11 2018-10-18 株式会社フジクラ バンドパスフィルタ
JP2018182493A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 株式会社フジクラ バンドパスフィルタ
US11158919B2 (en) 2017-04-11 2021-10-26 Fujikura Ltd. Band-pass filter comprising a substrate enclosed by conductive layer pairs and a post wall to define a plurality of resonators having recesses of different depths
JP2020150464A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150461A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150466A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ スイッチ装置
JP2020150460A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ
WO2020184547A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ スイッチ装置
WO2020184401A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150462A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
JP2020150465A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ装置
WO2020184508A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ、及び、フィルタの製造方法
WO2020184400A1 (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 株式会社フジクラ フィルタ
JPWO2021106731A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03
WO2021106731A1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 京セラ株式会社 バンドパスフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
US6281764B1 (en) 2001-08-28
JP3389819B2 (ja) 2003-03-24
US6255921B1 (en) 2001-07-03
US6020800A (en) 2000-02-01
US20010000656A1 (en) 2001-05-03
US6160463A (en) 2000-12-12
US20010000429A1 (en) 2001-04-26
US6356170B1 (en) 2002-03-12
US20010024147A1 (en) 2001-09-27
US6346867B2 (en) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1093311A (ja) 誘電体導波管型共振器、誘電体導波管型フィルタ及びその特性調整方法
EP1414103B1 (en) Dielectric mono-block triple-mode microwave delay filter
US6853271B2 (en) Triple-mode mono-block filter assembly
US6954122B2 (en) Hybrid triple-mode ceramic/metallic coaxial filter assembly
EP1014473B1 (en) Multi-mode dielectric resonance devices, dielectric filter, composite dielectric filter, synthesizer, distributor, and communication equipment
EP2748888B1 (en) Multi-mode filter with dielectric resonator supporting degenerate resonant modes
JP4516883B2 (ja) 導波管とマイクロストリップ給電線との間の非接触移行部素子
JP3344333B2 (ja) フィルタ内蔵誘電体アンテナ、デュプレクサ内蔵誘電体アンテナおよび無線装置
EP1313164B1 (en) A tunable triple-mode mono-block filter assembly
US20100001815A1 (en) Filter for electronic signals and method for manufacturing it
JP3620525B2 (ja) 誘電体導波管型フィルタ及びその特性調整方法
JPS58103202A (ja) 誘電体フイルタ
JP6720742B2 (ja) 誘電体導波管型共振部品およびその特性調整方法
JP3577954B2 (ja) 誘電体フィルタ、デュプレクサ及び通信機装置
EP1396904A2 (en) Dual mode band pass filter
EP0743696B1 (en) Dielectric filter and method of manufacturing same
JP2001085908A (ja) 多重モード共振器装置、フィルタ、複合フィルタ装置、デュプレクサおよび通信装置
CN212725533U (zh) 一种半波长谐振器两端开路结构的高频一体式介质滤波器
Elfeshawy et al. Quadruple-Mode Wideband Bandpass Filter Using Symmetric Structure in Single Cylindrical Cavity
KR960012468B1 (ko) 유전체를 이용한 마이크로웨이브 필터
CN118173992A (zh) 一种基于四模介质谐振器的双通带滤波器
JPH10261907A (ja) 誘電体フィルタの製造方法
JPH11251804A (ja) 帯域阻止フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140117

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees