JPH1091531A - セキュリティシステム - Google Patents

セキュリティシステム

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JPH1091531A
JPH1091531A JP8247400A JP24740096A JPH1091531A JP H1091531 A JPH1091531 A JP H1091531A JP 8247400 A JP8247400 A JP 8247400A JP 24740096 A JP24740096 A JP 24740096A JP H1091531 A JPH1091531 A JP H1091531A
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Masafumi Sugimoto
雅史 杉本
Hisato Takahashi
寿人 高橋
Shinichi Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アドレス値に対応したデータの解読を困難にす
るセキュリティシステムを提供すること。 【解決手段】アドレス信号が入力されると、そのアドレ
ス信号をもとに制御回路6,11の判断によりコード演
算回路7,12においてコードが演算され、データバス
信号線に出力される。このコードが同一かどうかはコー
ド認識回路8で識別され、コード認識回路8から出力さ
れる識別信号と制御回路6から出力されるROM5のデ
ータを読み出しあるいは書き込み状態に設定する処理命
令信号との論理和がROM5のCSに入力されROM5
の動作を制御する。制御回路6からROM5のデータを
読みだしあるいは書き込み不可能状態に設定する処理命
令信号が出力された場合には、ダミーデータ演算回路9
よりダミーデータがデータバス信号線に出力される。ま
た、アドレス信号が出力されてから次のアドレス信号が
出力されるまでの間は、通常アドレス信号が順次出力さ
れるのと同じタイミングでダミーアドレス演算回路13
よりダミーアドレスが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セキュリティシス
テムのうち、特に、アドレスにしたがったデータを記憶
装置から読み出しあるいは書き込みする際のセキュリテ
ィシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記憶装置と、この記憶装置内のデ
ータを読み書きする演算処理装置、例えばCPU(Cent
ral Processing Unit )を含む装置とを有するセキュリ
ティシステムにおいては、記憶装置にコードを入力する
と、記憶装置とCPUを含む装置との間の信号線が導通
状態となり、記憶装置内のデータの読み出し及び書き込
みが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のセキュリティシ
ステムでは、記憶装置にコードを一度入力すると、記憶
装置とCPUを含む装置との間の信号線が導通状態とな
る。この時、一度導通状態となるとその状態が維持さ
れ、コードを一度解読すれば、何度でも記憶装置内のデ
ータの読み出し及び書き込みを行うことが可能となり、
十分にデータの保護ができないという問題があった。
【0004】本発明は上記のような事情を考慮し、一つ
のコード入力によって全データの読み出し及び書き込み
が行われるのを防止し、また、コード及びデータが解読
されにくいセキュリティシステムを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のセキュリティシステムは、記憶装置と、この
記憶装置のデータを読み出しあるいは書き込みを行うた
めのアドレス信号を出力するアドレス信号発生手段と、
前記アドレス信号をもとに演算を行い第1のコードを出
力する第1の制御回路と、前記アドレス信号をもとに演
算を行い第2のコードを出力し、且つ前記記憶装置のデ
ータを読み出しあるいは書き込み可能状態、または不可
能状態のいずれかに設定する処理命令信号を出力する第
2の制御回路と、この第1及び第2のコードが同一か否
かを識別する識別信号を前記第2の制御回路へ出力する
コード認識回路と、前記処理命令信号が前記記憶装置の
データを読みだしあるいは書き込み不可能状態に設定し
ているときにダミーデータを出力し、前記ダミーデータ
を読み出しあるいは書き込み可能状態にするダミーデー
タ演算回路とを具備し、前記処理命令信号は、前記識別
信号をもとに形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】また、前記第1の制御回路からの処理命令
信号によりダミーアドレスを演算及び出力するダミーア
ドレス演算回路を具備したことを特徴とするものであ
る。更に、前記ダミーアドレス演算回路は、前記アドレ
ス信号発生手段から次のアドレス信号が出力されるまで
の間、通常アドレス信号が順次出力されるのと同じタイ
ミングで前記ダミーアドレスを出力することが望まし
い。
【0007】また、前記第1の制御回路は、前記第1の
制御回路に等価な制御回路と、前記識別信号と前記記憶
装置のデータを読み出しあるいは書き込み可能状態に設
定する前記処理命令信号との論理和をとり前記記憶装置
の動作制御命令信号を出力する論理回路とからなること
を特徴とするものである。
【0008】更に、前記第2の制御回路は、前記アドレ
ス信号発生手段から出力された前記アドレス信号をもと
にコードを演算するか否かを判断することが望ましい。
また、前記記憶装置、前記第2の制御回路、前記コード
認識回路及び前記ダミーデータ演算回路が同一半導体集
積回路中に形成され、前記第1の制御回路及び前記アド
レス信号発生手段が別の半導体集積回路中に形成される
ことが望ましい。更に、前記アドレス信号発生手段は、
CPU(Central Processing Unit )であることが望ま
しい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係るセキュリティシステムについて説明す
る。図1は、本発明の実施の形態にかかるセキュリティ
システムの構成図、図2は、本発明の実施の形態にかか
るセキュリティシステムの状態遷移図、図3乃至図6
は、本発明の実施の形態にかかるセキュリティシステム
のタイミングチャートである。
【0010】図1に示されているように、第1の装置1
は、読みだし専用記憶装置ROM(Read Only Memory)
5と、このROM5から出力された信号を制御する制御
回路6と、第2の装置2のCPU10から出力されたア
ドレス信号をもとにコードを演算し、出力するコード演
算回路7と、第1の装置1のコード演算回路7から出力
されたコードと第2の装置2のコード演算回路12から
出力されたコードとを比較するコード認識回路8と、コ
ード認識回路8から出力された識別信号と制御回路6か
ら出力された処理命令信号との論理和をとりROM5の
CS(Chip Select )へ出力する論理回路14と、制御
回路6から出力された処理命令信号をもとにダミーデー
タを演算し、出力するダミーデータ演算回路9とから構
成されている。
【0011】また、第2の装置2は、CPU10と、こ
のCPU10から出力された信号を制御する制御回路1
1と、CPU10から出力されたアドレス信号をもとに
コードを演算し、出力するコード演算回路12と、CP
U10から出力されたアドレス信号をもとにダミーアド
レスを演算し、出力するダミーアドレス演算回路13と
から構成されている。
【0012】尚、本発明の実施の形態にかかるセキュリ
ティシステムの動作は、第1の装置1及び第2の装置2
の制御回路6,11のプログラミングによって、次の4
通りに分類することができる。 (1)第2の装置2のCPU10が第1装置1のROM
5のデータを読み出す際に、コードを使用せず、ダミー
データ及びダミーアドレスが出力されない場合。すなわ
ち、CPU10がROM5のデータを読み出す場合と同
様の場合。 (2)第2の装置2のCPU10が第1の装置1のRO
M5のデータを読み出す際に、コードを1つ必要とし、
ダミーデータが出力されない場合。 (3)第2の装置2のCPU10が第1の装置1のRO
M5のデータを読み出す際に、コードを1つ必要とし、
ダミーデータを1つ出力する場合。 (4)第2の装置2のCPU10が第1の装置1のRO
M5のデータを読み出す際に、コードを2 つ必要とし、
ダミーデータが出力されない場合。
【0013】以下、この4つの分類にしたがって、本発
明の実施の形態にかかるセキュリティシステムの動作に
ついて説明する。まず、(1)の場合、最初にセキュリ
ティシステムの状態は図2の第1の演算状態21、すな
わち初期状態にある。まず、CPU10がROM5のデ
ータを引き出すためのアドレス信号を出力する。このア
ドレス信号は、第1の装置1のコード演算装置7、制御
回路6、ダミーデータ演算回路9、ROM5、第2の装
置2のコード演算回路12、制御回路11、ダミーアド
レス演算回路13へ入力される。次に、第1の装置1の
制御回路6及び第2の装置2の制御回路11は、入力さ
れたアドレス信号をもとにCPU10がROM5のデー
タを読み出すことに対してコードを必要としないと判断
し、ROM5は入力されたアドレス信号に基づくデータ
を第2の装置2へ出力する。すなわち図2の出力状態2
6へ遷移する。
【0014】(1)の動作のタイミングチャートは、図
3に示されている通りである。すなわち、CPU10か
ら出力されたあるアドレス信号に対応して、ROM5か
らデータが出力されており、従来のCPU10 がROM
5 のデータを読み出す場合と同様である。
【0015】次に、(2)の場合、最初にセキュリティ
システムの状態は図2の第1 の演算状態21にある。ま
ず、CPU10がROM5のデータを引き出すためのア
ドレス信号を出力する。このアドレス信号は、第1の装
置1のコード演算回路7、制御回路6、ダミーデータ演
算回路9、ROM5、第2の装置2のコード演算回路1
2、制御回路11、ダミーアドレス演算回路13へ入力
される。次に、第1の装置1の制御回路6及び第2の装
置2の制御回路11が、入力されたアドレス信号をもと
にCPU10がROM5のデータを読み出すことに対し
てコードを必要とすると判断する。すなわち、図2の第
2の演算状態22へ遷移する。
【0016】その後、第1の装置1の制御回路6は、こ
の第1の装置1のコード演算回路7に対してアドレス信
号をもとにコードaを演算させる。また、第2の装置2
の制御回路11は、この第2の装置2のコード演算回路
12に対してアドレス信号をもとにコードbを演算させ
る。次に、第1の装置1のコード演算回路7は、第1の
装置1のコード認識回路8へコードaを出力し、第2の
装置2のコード演算回路12は、第1の装置1のコード
認識回路8へデータバス信号線4を用いてコードbを出
力する。ここで、第1の装置1のコード認識回路8はコ
ードaとコードbとを比較し、比較した結果である識別
信号を論理回路14に出力する。両者が異なる場合は初
期状態である第1の演算状態21へ遷移する。両者が同
一の場合、図2の第3の演算状態23へ遷移し、第2の
装置2のダミーアドレス演算回路13は、入力されたア
ドレス信号をもとにダミーアドレスを演算し、アドレス
バス信号線3を用いて第1の装置1へ出力する。第1の
装置1の制御回路6及び第2の装置2の制御回路11
は、入力されたアドレス信号をもとに、CPU10がR
OM5のデータを読み出すことに対して第1の装置1か
らダミーデータを出力せず、更に異なるコードを演算
し、比較する必要がないと判断し、この処理命令信号を
論理回路14を経由してROM5のCSへ出力する。そ
の後、ROM5は入力されたアドレス信号に基づくデー
タを第2の装置2へ出力する。すなわち図2の出力状態
26へ遷移する。
【0017】(2)の動作のタイミングチャートは、図
4に示されている通りである。まず、CPU10からあ
るアドレス信号A1がアドレスバス信号線3に出力され
た後に、データバス信号線4にはコード演算回路12で
演算されたコードC1が出力される。次に、アドレスバ
ス信号線3には、通常第2のアドレス信号が出力される
のと同じタイミングで、ダミーアドレスDA1が出力さ
れる。その後、データバス信号線4に正のデータD1が
出力される。従って、コードC1及びダミーアドレスD
A1を出力させることによって、図4に示されているよ
うに、あるアドレス信号A1が出力されてから正のデー
タD1が出力されるまでの時間遅れは、アドレスバス信
号線3及びデータバス信号線4をモニターしても判断し
にくく、第3者からは、通常の動作と変わらないように
見える。
【0018】次に、(3)の場合、最初に、セキュリテ
ィシステムの状態は図2の第1の演算状態21にある。
まず、CPU10がROM5のデータを引き出すための
アドレス信号を出力する。このアドレス信号は、第1の
装置1のコード演算回路7、制御回路6、ダミーデータ
演算回路9、ROM5、第2の装置2のコード演算回路
12、制御回路11、ダミーアドレス演算回路13へ入
力される。次に、第1の装置1の制御回路6及び第2の
装置2の制御回路11が、入力されたアドレス信号をも
とにCPU10がROM5のデータを読み出すことに対
してコードを必要とすると判断する。すなわち、図2の
第2の演算状態22へ遷移する。
【0019】その後、第1の装置1の制御回路6は、こ
の第1の装置1内のコード演算回路7に対してアドレス
信号をもとにコードaを演算させる。また、第2の装置
2の制御回路11は、第2の装置2内のコード演算回路
12に対してアドレス信号をもとにコードbを演算させ
る。次に、第1 の装置1のコード演算回路7 は、第1の
装置1のコード認識回路8 へコードaを出力し、第2の
装置2のコード演算回路12は、第1の装置1のコード
認識回路8へデータバス信号線4を用いてコードbを出
力する。ここで、第1の装置1のコード認識回路8はコ
ードaとコードbとを比較し、比較した結果である識別
信号を論理回路14に出力する。両者が異なる場合は図
2の初期状態の第1の演算状態21に遷移する。両者が
同一の場合、図2の第3の演算状態23へ遷移し、第2
の装置2のダミーアドレス演算回路13は、入力された
アドレス信号をもとにダミーアドレスを演算し、アドレ
スバス信号線3を用いて第1の装置1へ出力する。ここ
で、図2の第4の演算状態24へ遷移する。
【0020】次に、第1の装置1の制御回路6及び第2
の装置2の制御回路11が、入力されたアドレス信号を
もとに、CPU10がROM5のデータを読み出すこと
に対して第1の装置1からダミーデータを1つ出力する
必要があり、また、更なるコードを演算し比較する必要
はないと判断し、この処理命令信号を論理回路14へ出
力する。次に、第1の装置1のダミーデータ演算回路9
に対して、入力されたアドレス値をもとにダミーデータ
を演算させ、データバス信号線4を用いて第2の装置2
へ出力させる。次に、第2の装置2のダミーアドレス演
算回路13は、入力されたアドレス信号をもとに第2の
ダミーアドレスを演算し、アドレスバス信号線3を用い
て第1の装置1へ出力する。次に、ROM5は、入力さ
れたアドレス信号に基づく正のデータを第2の装置2へ
出力する。すなわち、図2の出力状態26へ遷移する。
【0021】(3)の動作のタイミングチャートは、図
5に示されている通りである。まず、CPU10からあ
るアドレス信号A1がアドレスバス信号線3に出力され
た後に、データバス信号線4には、本来のデータと同等
レベルの出力を示すコードC1がコード演算回路12よ
り出力される。次に、アドレスバス信号線3には、通常
第2のアドレス信号が出力されるのと同じタイミング
で、ダミーアドレス演算回路13で演算されたダミーア
ドレスDA1が出力される。次に、データバス信号線4
には、通常データが出力されるのと同じタイミングで、
ダミーデータ演算回路9で演算されたダミーデータDD
1が出力される。その後、アドレスバス信号線3には、
通常第3のアドレス信号が出力されるのと同じタイミン
グで、ダミーアドレス演算回路13で演算された第2の
ダミーアドレスDA2が出力される。この第2のダミー
アドレスDA2が出力された後、データバス信号線4に
は、ROM5から正のデータD1が出力される。従っ
て、(2)の場合と同様に、図5に示されているよう
に、第3者がアドレスバス信号線3及びデータバス信号
線4をモニターした場合、通常と変わらない動作をして
いるように見える。
【0022】次に、(4)の場合について説明する。最
初にセキュリティシステムの状態は、第1の演算状態2
1にある。まず、CPU10がROM5のデータを読み
出すためのアドレス信号を入力する。このアドレス信号
は、第1の装置1のコード演算回路7、制御回路6、ダ
ミーデータ演算回路9、ROM5、第2の装置2のコー
ド演算回路12、制御回路11、ダミーアドレス演算回
路13へ入力される。次に、第1の装置1の制御回路6
及び第2の装置2の制御回路11は、入力されたアドレ
ス値をもとにCPU10がROM5のデータを読み出す
ことに対してコードを必要とすると判断する。すなわ
ち、図2の第2の演算状態22へ遷移する。
【0023】その後、第1の装置1の制御回路6は、こ
の第1の装置1内のコード演算回路7に対してアドレス
信号をもとにコードaを演算させる。また、第2の装置
2の制御回路11は、第2の装置2内のコード演算回路
12に対してアドレス信号をもとにコードbを演算させ
る。次に、第1の装置1内のコード演算回路7はコード
認識回路8へコードaを出力し、第2装置2内のコード
演算回路12は、第1の装置1のコード認識回路8へデ
ータバス信号線4を用いてコードbを出力する。ここ
で、第1の装置1で演算されたコードaと第2の装置2
で演算されたコードbとを比較し、この結果である識別
信号を論理回路14へ出力する。両者が異なる場合は初
期状態である図2の第1の演算状態21に遷移する。両
者が同一の場合、図2の第3の演算状態23へ遷移し、
第2の装置2のダミーアドレス演算回路13は、入力さ
れたアドレス信号をもとにダミーアドレスを演算し、ア
ドレスバス信号線3を用いて第1の装置1へ出力する。
すなわち、図2の第5の演算状態25に遷移する。
【0024】次に、第1の装置1の制御回路6及び第2
の装置2の制御回路11は、入力されたアドレス値をも
とに、CPU10がROM5のデータを読み出すことに
対して第1の装置1からダミーデータを出力する必要が
無く、また、更なるコードを演算し比較する必要がある
と判断し、入力されたアドレス信号をもとに、第1の装
置1のコード演算回路7にコードcを演算させ、第2の
装置2のコード演算回路12にコードdを演算させる。
次に、第1の装置1内のコード演算回路7は、第1の装
置1内のコード認識回路8へコードcを出力し、第2の
装置2内のコード演算回路12は、第1の装置1のコー
ド認識回路8へデータバス信号線4を用いてコードdを
出力する。ここで、第1の装置1で演算されたコードc
と第2の装置2で演算されたコードdとを比較し、識別
信号を論理回路14へ出力する。両者が異なる場合は、
初期状態である図2の第1の演算状態21に戻る。両者
が同一の場合、第2の装置2のダミーアドレス演算回路
13は、入力されたアドレス信号をもとに第2のダミー
アドレスを演算し、アドレスバス信号線3を用いて第1
の装置1へ出力する。次に、論理回路14を通してRO
M5のCSに処理命令信号が入力され、ROM5は、入
力されたアドレス信号に基づく正のデータを第2の装置
2へ出力する。すなわち、出力状態26へ遷移する。
【0025】(4)の動作のタイミングチャートは、図
6に示されている通りである。まず、CPU10からあ
るアドレス信号A1がアドレスバス信号線3に出力され
た後に、データバス信号線4には、通常のデータと同等
レベルの出力を示す第1のコードC1がコード演算回路
12で演算され、出力される。次に、アドレスバス信号
線3には、通常第2のアドレス信号が出力されるのと同
じタイミングで、ダミーアドレス演算回路13で演算さ
れたダミーアドレスDA1が出力される。次に、データ
バス信号線4には、通常データが出力されるのと同じタ
イミングで、通常のデータと同等レベルの出力を示す第
2のコードC2がコード演算回路12で演算され、出力
される。その後、アドレスバス信号線3には、通常第3
のアドレス信号が出力されるのと同じタイミングで、ダ
ミーアドレス演算回路13で演算された第2のダミーア
ドレスDA2が出力される。この第2のダミーアドレス
DA2が出力された後、データバス信号線4には、RO
M5より正のデータD1が出力される。従って、(2)
及び(3)の場合と同様に、図6(b)に示されている
ように、アドレス信号A1が入力されてから正のデータ
D1が出力されるまでにある程度の時間を要したとして
も、第3者がアドレスバス信号線3及びデータバス信号
線4をモニターした場合には、通常の動作と変わらない
ように見える。
【0026】データバス信号線3やアドレスバス信号線
4を介して、入力されたアドレス新お愚に基づいて演算
されたダミーデータまたはダミーアドレスや、データと
同等レベルの出力を示すコードを通信することによっ
て、第3者が第1の装置1と第2の装置2との間のデー
タバス信号線4またはアドレスバス信号線3をモニター
しても、通常のアドレス信号またはデータの出力と変わ
らないようにみえるため、あるアドレス信号に対応した
データの真偽を見分けることが非常に困難である。
【0027】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、セキュリティシステムの動作は上記4つの場合以
外、または、各々の組合わせ等の分類を設定することが
可能なので、第3者が容易に動作パターンを解析し、デ
ータの読み取りを行うことは非常に困難である。
【0028】また、第1の装置1と第2の装置2とは同
じ半導体集積回路上ではなく、別個に存在し、ROM5
のデータを有線又は無線で通信するような場合でも可能
である。
【0029】また、記憶装置は、ROM5に限定され
ず、RAM(Random Access read write Memory )や、
EPROM(Erasable and Programmable Read Only Me
mory)等を用いることも可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、アドレスバス信号線ま
たはデータバス信号線にダミーアドレスまたはダミーデ
ータを混在させることによって、第3者がアドレスバス
信号線またはデータバス信号線をモニターした場合に、
真のデータを解読し、データの読み出しあるいは書き込
みを行うことを困難にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムの構成図。
【図2】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムの状態遷移図。
【図3】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムのタイミングチャート。
【図4】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムのタイミングチャート。
【図5】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムのタイミングチャート。
【図6】本発明の実施の形態にかかるセキュリティシス
テムのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…第1の装置、 2…第2の装置、 3…アドレスバス信号線、 4…データバス信号線、 5…ROM、 6,11…制御回路、 7,12…コード演算回路、 8…コード認識回路、 9…ダミーデータ演算回路、 10…CPU、 13…ダミーアドレス演算回路、 14…論理回路、 21…第1の演算状態、 22…第2の演算状態、 23…第3の演算状態、 24…第4の演算状態、 25…第5の演算状態、 26…出力状態

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置と、 この記憶装置のデータを読み出しあるいは書き込みを行
    うためのアドレス信号を出力するアドレス信号発生手段
    と、 前記アドレス信号をもとに演算を行い第1のコードを出
    力する第1の制御回路と、 前記アドレス信号をもとに演算を行い第2のコードを出
    力し、且つ前記記憶装置のデータを読み出しあるいは書
    き込み可能状態、または不可能状態のいずれかに設定す
    る処理命令信号を出力する第2の制御回路と、 この第1及び第2のコードが同一か否かを識別する識別
    信号を前記第2の制御回路へ出力するコード認識回路
    と、 前記処理命令信号が前記記憶装置のデータを読み出しあ
    るいは書き込み不可能状態に設定しているときにダミー
    データを出力し、このダミーデータを読み出しあるいは
    書き込み可能状態にするダミーデータ演算回路とを具備
    し、 前記処理命令信号は、前記識別信号をもとに形成されて
    いることを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御回路からの処理命令信号
    によりダミーアドレスを演算及び出力するダミーアドレ
    ス演算回路を具備したことを特徴とする請求項1記載の
    セキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 前記ダミーアドレス演算回路は、前記ア
    ドレス信号発生手段から次のアドレス信号が出力される
    までの間、通常アドレス信号が順次出力されるのと同じ
    タイミングで前記ダミーアドレスを出力することを特徴
    とする請求項2記載のセキュリティシステム。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御回路は、前記第1の制御
    回路に等価な制御回路と、前記識別信号と前記記憶装置
    のデータを読み出しあるいは書き込み可能状態に設定す
    る前記処理命令信号との論理和をとり前記記憶装置の動
    作制御命令信号を出力する論理回路とからなることを特
    徴とする請求項1記載のセキュリティシステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御回路は、前記アドレス信
    号発生手段から出力された前記アドレス信号をもとにコ
    ードを演算するか否かを判断することを特徴とする請求
    項1記載のセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置、前記第2の制御回路、前
    記コード認識回路及び前記ダミーデータ演算回路が同一
    半導体集積回路中に形成され、前記第1の制御回路及び
    前記アドレス信号発生手段が別の半導体集積回路中に形
    成されることを特徴とする請求項1記載のセキュリティ
    システム。
  7. 【請求項7】 前記アドレス信号発生手段は、CPU
    (Central ProcessingUnit)であることを特徴とする請
    求項1記載のセキュリティシステム。
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