JPH1081151A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JPH1081151A
JPH1081151A JP9231199A JP23119997A JPH1081151A JP H1081151 A JPH1081151 A JP H1081151A JP 9231199 A JP9231199 A JP 9231199A JP 23119997 A JP23119997 A JP 23119997A JP H1081151 A JPH1081151 A JP H1081151A
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transmission
continuously variable
hydraulic continuously
clutch
variable transmission
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Isao Ishida
石田  伊佐男
Toshio Tamai
玉井  利男
Michinori Seike
清家  理伯
Hideyuki Kusamoto
英之 草本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に油圧無段変速機を備えた農作業機にお
いて、機体の前後長を短く、且つ、機体重量を軽くした
農作業機を容易に構成することを目的とする。 【構成】 エンジン12の動力を油圧無段変速機16を
介してトランスミッション15へ伝動する構成とすると
ともに、油圧無段変速機16をトランスミッション15
上に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体に油圧無段変速
機を備えた農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの動力を油圧無段変速機
を介してトランスミッションへ伝動する構成とするとと
もに、油圧無段変速機をトランスミッションの前部に固
着した構成の農用トラクタがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の農作業機
は、油圧無段変速機をトランスミッションの前部に固着
した構成なので、エンジンからトランスミッションへの
伝動部が前後に長いものとなり、その分、機体全体の前
後バランスに大きく影響を与え構成となるから、機体の
前後長を短く、且つ、機体重量を軽くした農作業機の機
体構成とする場合に、不都合であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、車体2に油圧無段変速機16を備え
た農作業機において、エンジン12の動力を油圧無段変
速機16を介してトランスミッション15へ伝動する構
成とするとともに、油圧無段変速機16をトランスミッ
ション15上に設けたことを特徴とする農作業機の構成
としたものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の農作業機は、上記構
成としたものであるから、車体に油圧無段変速機を備え
た農作業機にあって、機体の前後長を短く、且つ、機体
重量を軽くした農作業機を容易に構成することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図4及び図5において、乗用型
田植機1は、4輪駆動形式の乗用車体2の後部に昇降リ
ンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着してい
る。また、乗用車体2と苗植付け装置4との間の乗用車
体2の後部位置には、施肥装置5が配設されている。こ
の施肥装置5には、肥料ホッパ6の下側に、肥料ホッパ
6から繰り出される肥料を施肥管7に向け送り出す送風
管8が設けられ、この施肥管7にモータ9により駆動さ
れるブロア10が接続されている。そして、乗用車体2
から苗植付け装置4及び施肥装置5に動力が伝達され
て、苗植付け装置4では所定の間隔で多条(図面では6
条)の苗が圃場に植え付けられ、この植え付けられた苗
の条間に、施肥装置5により繰り出された肥料が施肥管
7から施肥される。
【0007】乗用車体2の運転座席11の下側にはエン
ジン12が搭載され、運転座席11の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル13及びハンドルポスト1
4の下側には、図1、図3に示すように、トランスミッ
ション15が設けられている。また、エンジン12から
トランスミッション15へ伝動する間には油圧無段変速
機(HST)16が設けられ、その油圧無段変速機16
は、図に示されるように、トランスミッション15上に
設けられている。エンジンの第1の出力プーリ12aと
油圧無段変速機の入力プーリ16aとの間に第1のベル
ト伝動系17が、油圧無段変速機の第1の出力プーリ1
6bとトランスミッションの入力プーリ15aとの間に
第2のベルト伝動系18がそれぞれ設けられている。ま
た、上記第1のベルト伝動系17にはベルトテンション
クラッチ19が、トランスミッションの入力プーリ15
aにはクラッチ20がそれぞれ設けられ、クラッチ20
直後のトランスミッション15内にはギヤボックスが設
けられている。
【0008】エンジン12に近接してオルタネータ21
が設けられ、エンジンの第2の出力プーリ12bとオル
タネータの入力プーリ21aとの間に第3のベルト伝動
系22が設けられている。そして、オルタネータ21で
発電された交流電気が上記モータ9に供給されてブロワ
10を駆動するようにしている。また、油圧無段変速機
16のエンジン12側に油圧ポンプ23が設けられ、こ
の油圧ポンプ23の入力プーリ23aと油圧無段変速機
の第2の出力プーリ16cとの間に第4のベルト伝動系
24が設けられている。
【0009】上記ハンドルポスト14の上部位置には、
主変速レバー25と副変速レバー26とが設けられ、主
変速レバー25は、操作ワイヤ25aを介してトランス
ミッション15内の変速歯車を切り換える変速シフタ2
7を作動させるようにしており、また、副変速レバー2
6は、操作リンク26aを介して油圧無段変速機の変速
軸(斜板角度操作軸)16dを操作するようにしてい
る。また、ハンドルポスト14の下部位置には、上記ク
ラッチ20を入り,切り操作するクラッチペダル(第1
のクラッチペダル)28と、上記ベルトテンションクラ
ッチ19を入り,切り操作する始動クラッチペダル(第
2のクラッチペダル)29とが、クラッチペダル28を
踏み込まない状態では、始動クラッチペダル29が独立
して踏み込めないようにして上下に配設されている。
【0010】即ち、図1及び図2のように、下側のクラ
ッチペダル28は横長形状でペダル部の面積が大きく、
上側の始動クラッチペダル29は縦長形状でペダル部の
面積が小さく、かつ側面視で下側のクラッチペダル28
の方が踏み込み面でわずかに上方に突出し、両ペダル2
8,29を一動作で踏み込めるように配設している。両
ペダル28,29は、左右水平方向に設けられた支持軸
30に支持され、ペダル28は操作リンク28aを介し
てクラッチ20に連繋され、また、ペダル29は操作ワ
イヤ29aを介してベルトテンションクラッチ19に連
繋されている。そして、両ペダル28,29を踏み込む
と、ペダル28が所定深さまで踏み込まれたとき、クラ
ッチ20が切れ、それ以上にペダル29を踏み込んだと
きにベルトテンションクラッチ19が切れるようになっ
ている。
【0011】また、クラッチペダル28のペダル部は所
定の範囲で前後に回動可能で、このペダル部の背部にフ
ック状のロックアーム31が設けられており、クラッチ
ペダル28及びペダル29を所定深さまで深く踏み込ん
だとき、まずクラッチ20が切れ、次いでベルトテンシ
ョンクラッチ19が切れて、ロックアーム31が係止ピ
ン32に係止されてロックされる。クラッチペダル28
及びペダル29のロック状態の解除は、ペダル28をさ
らに踏み込んで、ペダル部を前後に回動してロックアー
ム31の係止ピン32との係止を解除することにより行
う。
【0012】さらに、ハンドルポスト14の下部位置に
は、左右の後輪サイドクラッチ・ブレーキペダル33,
34が設けられ、操作リンク33a,34aを介して後
輪サイドクラッチ・ブレーキシフタ35を作動するよう
にしている。上記ステアリングハンドル13のステアリ
ングシャフト13aの途中にはラック・ピニオン式のパ
ワステユニット36が設けられている。トランスミッシ
ョン15内で変速された動力はPTO軸37を介して取
り出され、後輪伝動軸38,38を介して後輪に伝達さ
れ、また、作業部伝動軸39を介して苗植付け装置4及
び施肥装置5に伝達される。左右の後輪は車体フレーム
2aにローリング軸40を介してローリング可能に支持
されている。41,41は乗用車体2の前部左右両側に
設けられた予備苗載せ台、42はセンターマーカ、43
はアクセルレバーである。
【0013】このように構成された本発明の一実施例の
乗用型田植機1は、水田圃場に導入されて、乗用車体2
の走行と共に、昇降リンク3により苗植付け装置4を下
降させてフロートを田面に接した状態で苗植付け装置4
を滑走させ、乗用車体2から作業部伝動軸39を介して
伝達される動力で苗植付け装置4及び施肥装置5を駆動
させ、苗植付け装置4では所定の間隔で6条の苗が圃場
に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施肥
装置5の施肥管7から繰り出された肥料が施肥される。
【0014】乗用車体2のエンジン12を始動させると
きは、クラッチペダル28及び始動クラッチペダル29
を所定深さまで深く踏み込むと、まずクラッチ20が切
れ、次いでベルトテンションクラッチ19が切れる。こ
の状態で、あるいはロックアーム31を係止ピン32に
係止させた状態で、図示しないセルモータのスタータボ
タンを操作してエンジン12を回転させるが、このと
き、エンジン12と共にオルタネータ21が回転するの
みで、トランスミッション15内のギヤボックスや油圧
無段変速機16は回転しないので、セルモータの回転ト
ルクは小さいものでよい。
【0015】また、乗用車体2が走行中に走行停止や作
業停止するときは、後輪サイドクラッチ・ブレーキペダ
ル33,34を踏み込んで後輪の駆動を停止すると共
に、ブレーキをかけて走行を停止し、これとほぼ同時に
クラッチペダル28及び始動クラッチペダル29を所定
深さまで踏み込むと、まずクラッチ20が切れてトラン
スミッション15内への動力伝達が断たれ、次いでベル
トテンションクラッチ19が切れて油圧無段変速機16
への動力伝達が断たれる。従って、走行停止時に油圧無
段変速機16の回転抵抗が掛かって急停止することがな
い。
【0016】乗用車体2の前・後進及び前進速度の切換
えは、クラッチペダル28を所定深さまで踏み込んでク
ラッチ20を切り、主変速レバー25により変速操作
し、クラッチペダル28を離してクラッチ20を接続し
て走行を開始し、副変速レバー26により所望の走行速
度を選択して作業を行う。この乗用車体2の走行速度の
調節と同期して、苗植付け装置4及び施肥装置5への回
転速度の調節が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】農作業機の要部の側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】農作業機の要部の平面図。
【図4】農作業機の全体側面図。
【図5】農作業機の全体平面図。
【符号の説明】
2:乗用車体 12:エンジン 15:トランスミッション 16:油圧無段変速機(HST)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 農作業機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体に油圧無段変速
機を備えた農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの動力を油圧無段変速機
を介してトランスミッションへ伝動する構成とするとと
もに、油圧無段変速機をトランスミッションの前部に固
着した構成の農用トラクタがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の農作業機
は、油圧無段変速機をトランスミッションの前部に固着
した構成なので、エンジンからトランスミッションへの
伝動部が前後に長いものとなり、その分、機体全体の前
後バランスに大きく影響を与える構成となり、機体の前
後長を短く、且つ、機体重量を軽くした農作業機の機体
構成とする場合に、不都合であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するために、車体2に油圧無段変速機16を備え
た農作業機において、エンジン12の動力を油圧無段変
速機16を介してトランスミッション15へ伝動する構
成とするとともに、油圧無段変速機16をトランスミッ
ション15上に設けたことを特徴とする農作業機の構成
としたものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】この発明の農作業機は、上記構
成としたものであるから、車体に油圧無段変速機を備え
た農作業機にあって、機体の前後長を短く、且つ、機体
重量を軽くした農作業機を容易に構成することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図4及び図5において、乗用型
田植機1は、4輪駆動形式の乗用車体2の後部に昇降リ
ンク3を介して苗植付け装置4を昇降可能に装着してい
る。また、乗用車体2と苗植付け装置4との間の乗用車
体2の後部位置には、施肥装置5が配設されている。こ
の施肥装置5には、肥料ホッパ6の下側に、肥料ホッパ
6から繰り出される肥料を施肥管7に向け送り出す送風
管8が設けられ、この施肥管7にモータ9により駆動さ
れるブロア10が接続されている。そして、乗用車体2
から苗植付け装置4及び施肥装置5に動力が伝達され
て、苗植付け装置4では所定の間隔で多条(図面では6
条)の苗が圃場に植え付けられ、この植え付けられた苗
の条間に、施肥装置5により繰り出された肥料が施肥管
7から施肥される。
【0007】乗用車体2の運転座席11の下側にはエン
ジン12が搭載され、運転座席11の前側の車体前部に
設けたステアリングハンドル13及びハンドルポスト1
4の下側には、図1、図3に示すように、トランスミッ
ション15が設けられている。また、エンジン12から
トランスミッション15へ伝動する間には油圧無段変速
機(HST)16が設けられ、その油圧無段変速機16
は、図に示されるように、トランスミッション15上に
設けられている。エンジンの第1の出力プーリ12aと
油圧無段変速機の入力プーリ16aとの間に第1のベル
ト伝動系17が、油圧無段変速機の第1の出力プーリ1
6bとトランスミッションの入力プーリ15aとの間に
第2のベルト伝動系18がそれぞれ設けられている。ま
た、上記第1のベルト伝動系17にはベルトテンション
クラッチ19が、トランスミッションの入力プーリ15
aにはクラッチ20がそれぞれ設けられ、クラッチ20
直後のトランスミッション15内にはギヤボックスが設
けられている。
【0008】エンジン12に近接してオルタネータ21
が設けられ、エンジンの第2の出力プーリ12bとオル
タネータの入力プーリ21aとの間に第3のベルト伝動
系22が設けられている。そして、オルタネータ21で
発電された交流電気が上記モータ9に供給されてブロワ
10を駆動するようにしている。また、油圧無段変速機
16のエンジン12側に油圧ポンプ23が設けられ、こ
の油圧ポンプ23の入力プーリ23aと油圧無段変速機
の第2の出力プーリ16cとの間に第4のベルト伝動系
24が設けられている。
【0009】上記ハンドルポスト14の上部位置には、
主変速レバー25と副変速レバー26とが設けられ、主
変速レバー25は、操作ワイヤ25aを介してトランス
ミッション15内の変速歯車を切り換える変速シフタ2
7を作動させるようにしており、また、副変速レバー2
6は、操作リンク26aを介して油圧無段変速機の変速
軸(斜板角度操作軸)16dを操作するようにしてい
る。また、ハンドルポスト14の下部位置には、上記ク
ラッチ20を入り,切り操作するクラッチペダル(第1
のクラッチペダル)28と、上記ベルトテンションクラ
ッチ19を入り,切り操作する始動クラッチペダル(第
2のクラッチペダル)29とが、クラッチペダル28を
踏み込まない状態では、始動クラッチペダル29が独立
して踏み込めないようにして上下に配設されている。
【0010】即ち、図1及び図2のように、下側のクラ
ッチペダル28は横長形状でペダル部の面積が大きく、
上側の始動クラッチペダル29は縦長形状でペダル部の
面積が小さく、かつ側面視で下側のクラッチペダル28
の方が踏み込み面でわずかに上方に突出し、両ペダル2
8,29を一動作で踏み込めるように配設している。両
ペダル28,29は、左右水平方向に設けられた支持軸
30に支持され、ペダル28は操作リンク28aを介し
てクラッチ20に連繋され、また、ペダル29は操作ワ
イヤ29aを介してベルトテンションクラッチ19に連
繋されている。そして、両ペダル28,29を踏み込む
と、ペダル28が所定深さまで踏み込まれたとき、クラ
ッチ20が切れ、それ以上にペダル29を踏み込んだと
きにベルトテンションクラッチ19が切れるようになっ
ている。
【0011】また、クラッチペダル28のペダル部は所
定の範囲で前後に回動可能で、このペダル部の背部にフ
ック状のロックアーム31が設けられており、クラッチ
ペダル28及びペダル29を所定深さまで深く踏み込ん
だとき、まずクラッチ20が切れ、次いでベルトテンシ
ョンクラッチ19が切れて、ロックアーム31が係止ピ
ン32に係止されてロックされる。クラッチペダル28
及びペダル29のロック状態の解除は、ペダル28をさ
らに踏み込んで、ペダル部を前後に回動してロックアー
ム31の係止ピン32との係止を解除することにより行
う。
【0012】さらに、ハンドルポスト14の下部位置に
は、左右の後輪サイドクラッチ・ブレーキペダル33,
34が設けられ、操作リンク33a,34aを介して後
輪サイドクラッチ・ブレーキシフタ35を作動するよう
にしている。上記ステアリングハンドル13のステアリ
ングシャフト13aの途中にはラック・ピニオン式のパ
ワステユニット36が設けられている。トランスミッシ
ョン15内で変速された動力はPTO軸37を介して取
り出され、後輪伝動軸38,38を介して後輪に伝達さ
れ、また、作業部伝動軸39を介して苗植付け装置4及
び施肥装置5に伝達される。左右の後輪は車体フレーム
2aにローリング軸40を介してローリング可能に支持
されている。41,41は乗用車体2の前部左右両側に
設けられた予備苗載せ台、42はセンターマーカ、43
はアクセルレバーである。
【0013】このように構成された本発明の一実施例の
乗用型田植機1は、水田圃場に導入されて、乗用車体2
の走行と共に、昇降リンク3により苗植付け装置4を下
降させてフロートを田面に接した状態で苗植付け装置4
を滑走させ、乗用車体2から作業部伝動軸39を介して
伝達される動力で苗植付け装置4及び施肥装置5を駆動
させ、苗植付け装置4では所定の間隔で6条の苗が圃場
に植え付けられ、この植え付けられた苗の条間に、施肥
装置5の施肥管7から繰り出された肥料が施肥される。
【0014】乗用車体2のエンジン12を始動させると
きは、クラッチペダル28及び始動クラッチペダル29
を所定深さまで深く踏み込むと、まずクラッチ20が切
れ、次いでベルトテンションクラッチ19が切れる。こ
の状態で、あるいはロックアーム31を係止ピン32に
係止させた状態で、図示しないセルモータのスタータボ
タンを操作してエンジン12を回転させるが、このと
き、エンジン12と共にオルタネータ21が回転するの
みで、トランスミッション15内のギヤボックスや油圧
無段変速機16は回転しないので、セルモータの回転ト
ルクは小さいものでよい。
【0015】 また、乗用車体2が走行中に走行停止や作
業停止するときは、後輪サイドクラッチ・ブレーキペダ
ル33,34を踏み込んで後輪の駆動を停止すると共
に、ブレーキをかけて走行を停止し、これとほぼ同時に
クラッチペダル28及び始動クラッチペダル29を所定
深さまで踏み込むと、まずクラッチ20が切れてトラン
スミッション15内への動力伝達が断たれ、次いでベル
トテンションクラッチ19が切れて油圧無段変速機16
への動力伝達が断たれる。従って、走行停止時に油圧無
段変速機16の回転抵抗が掛かって急停止することがな
い。
【0016】乗用車体2の前・後進及び前進速度の切換
えは、クラッチペダル28を所定深さまで踏み込んでク
ラッチ20を切り、主変速レバー25により変速操作
し、クラッチペダル28を離してクラッチ20を接続し
て走行を開始し、副変速レバー26により所望の走行速
度を選択して作業を行う。この乗用車体2の走行速度の
調節と同期して、苗植付け装置4及び施肥装置5への回
転速度の調節が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】農作業機の要部の側面図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】農作業機の要部の平面図。
【図4】農作業機の全体側面図。
【図5】農作業機の全体平面図。
【符号の説明】 2:乗用車体 12:エンジン 15:トランスミッション 16:油圧無段変速機(HST)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体2に油圧無段変速機16を備えた農
    作業機において、エンジン12の動力を油圧無段変速機
    16を介してトランスミッション15へ伝動する構成と
    するとともに、油圧無段変速機16をトランスミッショ
    ン15上に設けたことを特徴とする農作業機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000326738A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Kubota Corp 水田作業機の原動部
JP2002335723A (ja) * 2001-05-23 2002-11-26 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機の操作装置構成
JP2004082928A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Kubota Corp 水田作業機
JP2006238885A (ja) * 2006-04-07 2006-09-14 Kubota Corp 水田作業機

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