JPH1070961A - 接着用酵素製剤及び接着食品の製造法 - Google Patents
接着用酵素製剤及び接着食品の製造法Info
- Publication number
- JPH1070961A JPH1070961A JP9134825A JP13482597A JPH1070961A JP H1070961 A JPH1070961 A JP H1070961A JP 9134825 A JP9134825 A JP 9134825A JP 13482597 A JP13482597 A JP 13482597A JP H1070961 A JPH1070961 A JP H1070961A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collagen
- food
- adhesive
- tgase
- molecular weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Y—ENZYMES
- C12Y203/00—Acyltransferases (2.3)
- C12Y203/02—Aminoacyltransferases (2.3.2)
- C12Y203/02013—Protein-glutamine gamma-glutamyltransferase (2.3.2.13), i.e. transglutaminase or factor XIII
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23J—PROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
- A23J3/00—Working-up of proteins for foodstuffs
- A23J3/04—Animal proteins
- A23J3/06—Gelatine
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L13/00—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
- A23L13/03—Coating with a layer; Stuffing, laminating, binding, or compressing of original meat pieces
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L13/00—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
- A23L13/50—Poultry products, e.g. poultry sausages
- A23L13/52—Comminuted, emulsified or processed products; Pastes; Reformed or compressed products from poultry meat
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L17/00—Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L17/75—Coating with a layer, stuffing, laminating, binding or compressing of original fish pieces
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L29/00—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
- A23L29/06—Enzymes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L29/00—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
- A23L29/20—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents
- A23L29/275—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof containing gelling or thickening agents of animal origin, e.g. chitin
- A23L29/281—Proteins, e.g. gelatin or collagen
- A23L29/284—Gelatin; Collagen
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Marine Sciences & Fisheries (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
イン類を用いない、新たな食品原材料の接着用酵素製剤
及び接着食品の製造法の提供である。 【解決手段】 トランスグルタミナーゼとコラーゲンを
組み合わせることで、強力な接着効果を有する接着食品
を得ることができる。
Description
び接着食品の製造法に関する。
を創出する為に、従来から食品原材料の接着に関して種
々の方法が試みられている。既に開示され、実用化され
ている接着法は、多くの場合、商品形態が冷凍であるか
又は加熱処理された製品である。また、その接着剤の接
着力も十分であるとは言い難く、種々の素材、及び種々
の形の原料を接着することは困難であった。
6−284867号には、酵素であるトランスグルタミ
ナーゼ(以下、TGaseと称する)とカゼイン類(カ
ゼイン類とはカゼイン以外に、例えば、カゼインナトリ
ウム、カゼインカルシウム等の塩類及びカゼイン部分加
水分解物等も含む)を併用して食品素材を接着する方法
が開示されている。この方法は酵素であるTGaseが
タンパク質間に架橋結合を導入する方法を利用するもの
である。また、この方法は食品素材そのものに存在する
タンパク質以外に、バインダーとしてカゼイン類を併用
することで、より強い接着力を発現している。これによ
れば、冷凍や加熱処理をせずに、生の状態の接着食品、
例えば生の成形ステーキ肉等を製造することが可能であ
る。尚、この方法は市場価値の高い接着食品を製造する
方法として、近年、日本国内ばかりでは無く、海外に於
いても広く利用されて来ている。また、畜魚肉にTGa
se及びカゼイン部分加水分解物等のカゼイン類を添加
して低カロリー、低塩接着食品を製造する技術も現在検
討されている。
る方法も報告され、いくつかは実用化されている。例え
ば、(1)小麦タンパク質等の熱凝固性タンパク質と
(2)酸化カルシウム、水酸化カルシウム等の水に溶解
させた場合に溶液がアルカリ性を示すアルカリ土類金属
塩とを組み合わせて、肉片を接着させる方法が特開平2
−268665号に開示されている。しかし、この方法
は肉本来の食味からみた場合、後味に苦みが残ったり、
タンパク臭があるなどして必ずしも好ましいものではな
い。
溶出したミオシンのゲル形成能を利用して肉片を接着で
きることも広く知られている。しかし、この方法には使
用する食塩の量が非常に多く必要である為、強い塩味を
与えること、塩分含量が高い為に健康上好ましくないこ
と、及び接着に加熱を必要とすること等から、この方法
は非常に限られた食品にしか利用できないという問題が
ある。
利用して食品素材を接着する方法が好ましい。とりわけ
前掲特開平6−284867号に開示された方法は、食
品の味、風味の点に於いても良好な接着食品を製造でき
ることから、最も利用価値の高い技術と思われる。
seのみで接着食品を製造することも勿論可能である
(特公平6−55116号参照)。しかし、カゼイン類
を併用する場合に比べて、若干接着力が劣ることから通
常カゼイン類をTGaseに併用する形で使用されてい
る。従って、良い接着を得る為にはバインダーとしての
カゼイン類が必須成分であると言える。
により、乳由来のタンパク質が加工食品に利用できない
場合がある。特に、乳タンパク質の中でもカゼイン類が
食物アレルギーの原因物質であることが知られている。
また、諸外国では、接着食品の製品形態によっては、接
着対象となる食品原材料に由来したタンパク質以外のも
のを成分として使用することが法律で規制されている場
合がある。例えば、オランダ等では牛肉の成形ステーキ
を製造するに際して、バインダーとして牛肉、牛骨、牛
皮由来のタンパク質は使用できても、乳由来のカゼイン
類は使用できない。
い技術も研究されている。例えば、WO95/0827
4号には、バインダーとして外来タンパク質を添加せ
ず、TGaseとリン酸アルカリ金属塩、塩化ナトリウ
ムを併用して生肉を接着する方法が開示されている。し
かし、この方法では肉重量に対して0.4重量%以下の
リン酸のアルカリ金属塩と、1.5〜4重量%という高
濃度の塩化ナトリウムを加えることが必須であり、味、
風味の点で肉本来の食味を失った製品となってしまう欠
点がある。
カゼイン類を併用しないで、未加熱である生の状態でも
肉片等の食品原材料を高度に接着させることができ、か
つ得られた接着食品の味や風味が優れているという、理
想的な接着剤及び接着食品の製造法が加工食品業界にと
って必要とされている。
問題点を解決すべく鋭意研究の結果、コラーゲンを用い
ることにより、カゼイン類を使用しなくても、食品原材
料を十分接着できることを見いだし、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は1)TGase及びコラーゲ
ンを有効成分とする食品原材料の接着用酵素製剤、及び
2)食品原材料にトランスグルタミナーゼを作用させて
接着食品を製造する際に、10℃以下の冷水にコラーゲ
ンを添加して得た糊状物をバインダーとして用いること
を特徴とする接着食品の製造法である。以下に、本発明
を詳細に説明する。
作用に加えて、コラーゲンをバインダーとして機能させ
る点にある。
内のグルタミン残基のγ−カルボキシアミド基と一級ア
ミンとのアシル転移反応を触媒し、一級アミンがタンパ
ク質のリジン残基である場合は、ε−(γ−Glu)−
Lys架橋結合を形成させる作用を有する酵素である。
本発明で使用するTGaseは、TGase活性を有す
る限り、その起源を特に問わず、例えばストレプトベル
チシリウム属(Streptoverticilliu
m属)などの微生物由来のもの(BTGaseと略記す
る。特開昭64−27471号、米国特許515695
6号参照)、モルモットなどの哺乳動物由来のもの(特
開昭58−14964号等参照)、タラなどの魚類由来
のもの(関信夫ら、日本水産学会誌56巻1号125頁
(1990))、血液中に存在するもの(Factor XIII
とも称される)、その他遺伝子組換法で生産されるもの
(例えば、特開平1ー300889号、特開平5ー19
9883号、特開平6ー225775号、WO93/1
5234等参照)などを用いることができる。
記のいずれのTGaseも用いることができるが、商業
的には大量生産可能で、安価に入手しやすい微生物由来
のものを使用することが好ましい。
制限は無いが、接着対象となる食品原材料1g当たり通
常0.01U〜100U、好ましくは0.1U〜50U
である。尚、最適のTGase使用量は対象となる食品
原材料の種類、その大きさ、形、最終製品の形態によっ
て異なるが、前記使用量範囲を参考にしたいくつかの事
前トライアルを行えば、適当なTGase使用量を見い
出すことができる。
は、次のようなヒドロキサメート法で測定され、かつ、
定義される。すなわち、温度37℃、pH6.0のトリ
ス緩衝液中、ベンジルオキシカルボニル−L−グルタミ
ルグリシン及びヒドロキシルアミンを基質とする反応系
で、TGaseを作用せしめ、生成したヒドロキサム酸
をトリクロロ酢酸存在下で鉄錯体にする。次に、反応系
の525nmにおける吸光度を測定し、生成したヒドロ
キサム酸量を検量線により求める。そして、1分間に1
μモルのヒドロキサム酸を生成せしめる酵素量をTGa
seの活性単位、即ち1ユニット(1U)と定義する
(特開昭64−27471号、米国特許5156956
号参照)。
であるコラーゲンとしては、いかなる種類のものも用い
られる。しかし、本発明に於いて使用されるコラーゲン
としては(1)動物骨及び/又は動物皮から抽出された
ものであり、(2)分子量約40000以上のタンパク
質画分が該コラーゲンの全タンパク質中70重量%以上
であり、かつ、(3)分子量約65000以上のタンパ
ク質画分が該コラーゲンの全タンパク質中50重量%以
上のものが好ましい。上記分子量範囲のコラーゲンを用
いると接着効果が著しく上昇するからである。尚、上記
分子量から分かるように本発明で言うコラーゲンとは分
解、変性を受けてゼラチンに変化しているものも含む。
従って、本発明で言うコラーゲンとはゼラチンをも含む
広義の概念である。また、コラーゲンの由来は特に限定
されないが、通常、牛、豚、家禽、羊、山羊等の動物骨
又は皮が一般的である。
く、一部に、脂肪、炭水化物、ペプチド、アミノ酸など
を含有していているものでも構わない。
皮からの抽出、精製により得られる。また、この抽出、
精製の過程で様々の程度に加水分解されるので、広範囲
の分子量分布を呈するのが普通である。
コラーゲンを取得する為に、コラーゲンの分子量範囲を
次のようにして測定する。分子ふるい効果によりタンパ
ク質を分子量別に分画する方法、例えば、ゲル濾過法や
SDS−PAGE法(SDS−ポリアクリルアミド電気
泳動法)が利用できる。分画された分子量は、市販の分
子量マーカーと比較することで、その分子量を推定する
ことができる。
子量範囲の規定にも若干の変動が生じる。また、測定し
た分子量にも通常約5%程度の誤差が生じる。しかし、
いずれの測定法で測定した場合でも、上述した分子量範
囲を有するコラーゲンであれば十分な接着効果が発揮さ
れる。尚、本発明においては、SDS−PAGE法を用
いて、コラーゲンの分子量を測定し、分子量範囲と接着
における有効性の関係を明かにした。
コラーゲンを用いた場合は、接着効果は低下する。これ
は分子量が小さいので、TGaseとの反応性が低くな
る為と推定される。例えば、動物性タンパク質の加水分
解物(商品名:「CEBAPRO C」、これは素材全体の90
重量%以上が分子量5000以下のペプチド又はアミノ
酸から構成される)は、構成アミノ酸が本発明において
有効であるコラーゲン(商品名:「SCANPRO T 95」)と
ほぼ同じであるが、分子量が小さすぎる為に、接着効果
は極めて低い。
は、酵素の基質として働き得る濃度であり、かつ接着の
バインダーとして機能し得るという見地から、接着対象
となる食品原材料100重量部当たり、通常0.1〜5
重量部、好ましくは0.5〜2重量部である。添加量が
少なすぎるとTGase単独の場合と接着の効果は変わ
らない。一方、添加量が多すぎると食品原材料の間に厚
いタンパク質の膜ができることになり、食感の上でも、
又接着力の点でも好ましくない。もちろん、上記添加量
は一応の目安であり、必ずしもこれに限定されるもので
はない。
成分であるTGaseとコラーゲンの配合量は特に制限
はないが、コラーゲンについては、通常酵素製剤100
重量部当たり20〜80重量部の配合量、TGaseに
ついては通常酵素製剤1g当たりは1〜200U、好ま
しくは10〜150Uの配合量である。また、本発明の
接着用酵素製剤は必ずしもTGaseとコラーゲンが一
つ容器内でブレンドされている必要はなく、TGase
及びコラーゲンが別々の容器、袋に入れられている、い
わゆる「キット」の形態のものも含まれる。
eとコラーゲンを必須の有効成分とするが、それ以外に
下記のような種々の任意成分を配合することもできる。
例えば、食品用賦形剤として知られる、乳糖、蔗糖、マ
ルチトール、ソルビトール、デキストリン、分岐デキス
トリン、サイクロデキストリン、澱粉類、多糖類、ガム
類、ペクチン等を含有させることができる。
類以外の他のタンパク質、例えば、豚肉、牛肉、羊肉等
の畜肉や家禽肉から水で抽出したタンパク質(ゼラチ
ン、ミオシン等の混合物)、チョッパーなどで前記畜肉
や家禽肉をペースト状にしたタンパク質、大豆タンパ
ク、小麦蛋白等も含有させることもできる。しかし、製
造される接着食品のアレルギー問題を考慮すると、可能
な限り抗原性の強い大豆蛋白、小麦蛋白等の本接着用酵
素製剤への配合は控える方が良いかもしれない。
ン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの
塩類なども本酵素製剤に配合してもよい。
料、発色剤、アスコルビン酸及びその塩類、乳化剤、油
脂なども本接着用酵素製剤に適宜配合しても差し支えな
い。
剤の特徴は、1)TGaseとコラーゲンを必須成分と
して含有する点、及び2)実用レベルの接着力を得るの
に従来必須とされていた、アレルギーの問題が有るカゼ
イン類を含有しない点にある。
製造する場合、大きく2通りの方法が存在する。即ち、
TGaseとコラーゲンを有効成分として含有する酵素
製剤をそのまま使用する方法と、TGase及びコラー
ゲンを別々に購入し使用する方法である。勿論、いずれ
の方法を用いても構わない。
eの対食品原材料当たりの使用量、コラーゲンの対食品
原材料当たりの使用量は同じである。即ち、TGase
の使用量は接着対象となる食品原材料1g当たり通常
0.01U〜100U、好ましくは0.1U〜50Uで
ある。また、コラーゲンの使用量は食品原材料100重
量部当たり、通常0.1〜5重量部、好ましくは0.5
〜2重量部である。従って、接着酵素製剤の形で用いる
場合でも、TGase及びコラーゲンをそれぞれ別々に
用いる場合でも前記濃度範囲でTGase及びコラーゲ
ンを使用しなかればならない。
冷水中、より好ましくは5℃以下の冷水にコラーゲンを
添加して得た糊状物をバインダーとして用いる点であ
る。このような10℃以下の冷水中にて、コラーゲンを
添加する理由はコラーゲン、取り分け上述した所定の分
子量を有するコラーゲンは10℃以下の冷水に良く分散
し、かつ、分散後に食品原材料と混和しやすい糊状物と
なるからである。この糊状物は均一に食品原材料の表面
に付着するので、この糊状物がバインダーとなって、他
の食品原材料とのTGaseによる接着を極めて強いも
のにする。これが、最終製品に強い接着力を与える原因
と考えられる。また、10℃より高温の水にコラーゲン
を添加した場合、分散状態が悪く(いわゆるダマができ
る)、それ故食品原材料と混和しにくい。
ゲンに対する冷水の比率が重量比でコラーゲン1に対し
て6〜20、好ましくは10〜14になるように調整す
る点にある。何故なら、この比率で調整すると接着強度
が著しく向上するからである。コラーゲンに対する冷水
の比率が20を越えると、冷水含量が多い為に粘性が低
くなり、一方、比率が6を満たない場合は、冷水含量が
少ない為に粘性が高くなり、いずれも接着に好適な粘性
を呈する糊状物にならない。
いて記載する。10℃以下の冷水に所定量のコラーゲン
を添加して糊状物を得る。次に、この糊状物を食品原材
料及びTGaseと混和させる。この糊状物が食品原材
料間のバインダーとして機能するので、その故、食品原
材料同士がTGaseの作用により極めて強度に接着す
る。糊状物と混和させる順序は特に無く、食品原材料と
まず混和させた後に、TGaseを混和させてもよく、
また、その逆でも良い。更に、食品原材料とTGase
を同時に糊状物と混和させても構わない。
コラーゲンを添加して糊状物を得て、その後、この糊状
物を食品原材料と混和させても良い。尚、この時、TG
aseとコラーゲンをそれぞれ別々に用いる以外に、必
須成分であるTGaseとコラーゲンが予めブレンドさ
れている本発明の接着用酵素製剤を用いても良い。
あるTGaseとコラーゲンを使用する以外に、上述し
たような、調味料、食塩、香辛料、砂糖、乳化剤、重曹
等の塩類、賦形材等の種々の任意成分を必要により、適
宜添加しても良い。取り分け、低塩食品の製造に拘らな
い場合には、10℃以下の冷水にコラーゲンを添加して
得た糊状物に食塩(塩化ナトリウム)を含有させると、
接着力は著しく向上する。
常、すぐ成形工程に付される。成形はケーシングチュー
ブ等の通常良く用いられる成形容器に充填し、0〜65
℃で5分〜24時間放置する。この間にTGaseが作
用し、目的とする成形食品が得られる訳である。尚、こ
のようにして得られた成形食品を所望により加熱又は冷
凍処理しても良い。
して得た糊状物をバインダーとする本発明に比べて、や
や接着効果は劣るが、1)TGase及びコラーゲンを
必須成分とする酵素製剤又は2)TGase、コラーゲ
ン等を別々に、食品原材料の表面に直接、均一にまぶし
て接着食品を製造しても良い。
ついて説明する。食品原材料としては、タンパク性食品
原材料であれば何でも用いられる。例えば、牛肉、豚
肉、馬肉、羊肉、山羊肉、家兎肉、鶏肉等のいわゆる畜
肉ばかりでなく、各種魚肉、貝類、エビ、カニなどの甲
殻類、イカ・タコなどの軟体動物、イクラ、スジコなど
の魚卵等の食品原材料も利用できる。更に、チーズ、麺
類、蒲鉾などの加工食品等も用いることができる。もち
ろん、タンパク性食品原材料であればよいわけで、上述
したものに限定されるものではない。
食品原材料全てに適用可能であるが、特に畜肉(牛肉、
豚肉、馬肉、羊肉、山羊肉、家禽肉、鶏肉等)の接着に
利用した場合に著しい効果を発揮する。また、本発明に
よって畜肉の接着を行えば、カゼイン類等のアレルギー
を呈する恐れのある異種タンパク質を用いないで、実用
レベルの接着力が得られる。更に本発明により得られる
製品は、TGaseを除けば、畜肉由来の成分以外を含
まない加工肉食品である。
る。もちろん、本発明の技術的範囲はこれらの実施例に
限定されるものではない。
ー(a)又は(b)で配合することにより調整した。な
お、トランスグルタミナーゼとしてはストレプトベルチ
シリウム属(Streptoverticillium mobaraense IFO 138
19)の起源の市販のトランスグルタミナーゼ(味の素株
式会社製、比活性1U/mg)を用いた。また、コラーゲン
としては、デンマークのProtein Foods A/S社製の「SCA
NPRO T 95」(商品名)を使用した。尚、「SCANPRO T9
5」は豚皮から常法により調製した素材で、SDS-PAGE法
により分析すると分子量65000以上のタンパク質が
全タンパク質中67.7重量%を占め、かつ、分子量4
0000以上のタンパク質が全タンパク質中75.6%
重量以上を占めるものであった。
の製造 実施例1において調整した本発明の接着用酵素製剤10
gを7倍重量の冷水(3℃)に添加、分散させ、糊状物
を得た。次に、この糊状物をバインダーとして用いた。
即ち、この糊状物と全量で1kgの豚モモ肉の小片(約
2cm角)がよくなじむよう混和した。その後すぐに、
折り幅75mmのケーシングチューブに充填し、20℃
で1時間放置して接着生豚肉を製造した。ケーシングチ
ューブに充填した成形豚肉はそのまま−25℃の冷凍庫
内で評価まで冷凍保存した。本発明の酵素製剤を加えな
い以外は同様に調製したものを対照とした。
した。解凍後、生の状態で、レオメーターで引っ張り強
度を測定した。また、ホットプレート上で両面を焼き、
官能評価を行った。
接着豚肉の接着力は、酵素製剤(a)及び(b)を使用
して得た本発明品は両方とも60g/cm2以上の引っ
張り強度で、接着豚肉製品として十分実用的な成形性を
維持していた。これに対して、対照品は肉片同士が全く
接着していなかった。
面がはがれることがなく、食感も自然で新鮮肉と同様の
良好な食味及び風味であった。なお、用いたコラーゲン
は豚由来のものであるので、ここで製造された接着豚肉
は、微量のTGase以外は、豚以外の成分を添加して
いない加工肉食品である。
の比率 第1表における酵素製剤(a)について、コラーゲンと
冷水の比率の接着に及ぼす影響について検討を加えた。
接着実験は実施例2と同様に行った。その結果を表2に
示した。
する冷水(3℃)を比率を変えることにより接着強度に
大きな差が出た。即ち、コラーゲン1重量に対して冷水
を6〜20重量部の比率で混合した場合には50g/c
m2以上の強い接着強度が得られた。これは、冷水に添
加したコラーゲンが非常に良く分散し(ダマができにく
い)、極めて良好な「糊」となり、これが強い接着強度
をもたらしたものと思われる。
95」)10gを冷水(3℃)110gに加え、直ちに十
分混合し糊状とした。次に、この糊状物をバインダーと
して用いた。即ち、この糊状物に豚モモ肉の小片(約2
cm角の屑肉)全1000gを投入し、糊状物と豚肉片
が十分なじむように混和した。ここへ、1000UのT
Gase(粉末)をあらかじめ少量の水(5ml)で溶
解しておいたものを投入し、肉片、TGase、コラー
ゲンの糊状物がまんべんなく混ざるように混和した(肉
1g当たりTGase1U、コラーゲン0.01g)。
シングチューブに詰め、5℃で4時間放置し、TGas
e反応を進行させた。放置後、−40℃の冷凍室に入
れ、評価するまで冷凍保存した。対照としては、TGa
seを加えないでコラーゲンだけで同様に接着成形豚肉
を調製した。
した。解凍後、生の状態で、レオメーターで引っ張り強
度を測定した。また、ホットプレート上で両面を焼き、
官能評価を行った。
接着豚肉の接着力は、引っ張り強度で、本発明品51g
/cm2、対照品10g/cm2であった。対照品の10
g/cm2というスコアはかろうじて持ち上がる程度の
接着力であり、接着豚肉製品として実用に耐える接着力
にはほど遠いものであった。一方、本発明品は十分実用
に耐え得る接着豚肉製品であった。また、グリルした時
には、本発明品は接着面がはがれることがなく、食感も
自然で新鮮肉と同様の良好な食味及び風味であった。
se1000Uを冷水(5℃)100gに添加混合して
糊状物を調製した。これに、食塩10g加えて混合し
た。次に、この糊状物をバインダーとして豚モモ肉の小
片(約2cm角の屑肉)1000gとまんべんなくから
まるように混ぜ合わせた。このようにして得た混合物
を、直径4.5cmのケーシングチューブに詰め、5℃
で4時間放置し、酵素反応を進行させた。放置後ー40
℃の冷凍室に入れ、評価まで冷凍保存した。
した。解凍後、生の状態で、レオメーターで引っ張り強
度を測定した。
接着した生の成型豚肉の接着力は、引っ張り強度で、8
0g/cm2であった。このようにして得た接着食品は
食塩を添加しない以外は全く同一の方法で調製した接着
食品に比して、約1.5倍以上の接着力であった。これ
により、食品原材料の接着は、食塩を併用するとより一
層増強されることが示された。
増強させる時には、コラーゲンの糊状物に食塩を添加す
るだけでよく、タンブリングなどの作業は必ずしも必要
ではない。従って、食塩の使用によりタンブリングとい
うプロセスが省略でき、作業効率を上げることができ
る。
冷水100gに加え、直ちに十分混合した。コラーゲン
が糊状になったところへ、500UのTGase(粉
末)を投入し混合した。この糊状物をバインダーとして
鶏ササミ肉小片1000gとまんべんなくからまるよう
に混ぜ合わせた(肉1gあたりTGase0.5U、コ
ラーゲン0.01g)。次に、この混合物をリテーナー
に入れ、5℃で2時間放置し、TGase反応を進行さ
せた。放置後、ー40℃の冷凍室に入れ、評価まで冷凍
保存した。対照としては、TGaseを加えないでコラ
ーゲンだけで同様に接着成形した鶏ササミ肉を調製し
た。
mmにスライスした。解凍後、生の状態で、レオメータ
ーで引っ張り強度を測定した。
の接着力を測定したところ、対照品はまったく接着せず
測定不可能であったのに対して、本発明品は引っ張り強
度で52g/cm2であり、完全に一枚の鶏肉フィレに
成型されていた。
加工食品としての利用価値が低かったササミ肉を、より
大きなチキンステーキにもなるフィレに成形できた。こ
の実験結果は、鶏ササミ肉の商品価値を顕著に向上させ
るものである。
製造 コラーゲン(商品名「SCANPRO T 95」)70g、分岐デ
キストリン30g、TGase6000Uの配合比で混
合して接着食品用酵素製剤を調製した。この酵素製剤を
トレーに一定厚み以上になるように入れた。このトレー
に豚ロース肉片(2cm角程度)を入れ、肉片をころが
しながら表面全体に均一にまぶし(付着させ)、豚カツ
用リテーナーに入れて、そのまま室温に2時間放置して
TGaseによる酵素反応を行った後、−40℃の冷凍
庫で一夜保存した。尚、肉片についたTGase及びコ
ラーゲンの量は肉1g当たり、それぞれ、TGase
0.5U、コラーゲン0.01gであった。また、対照
としては、コラーゲン70gと分岐デキストリン30g
からなる製剤を調製し、これを肉片にまぶし、本発明品
と同様に処理して豚カツとした。
した。解凍後、バッター、パン粉をつけて、175℃で
5分油ちょうし、豚カツとした。本発明品及び対照品に
ついて衣付けの際の作業性を比較した。また、油ちょう
後の豚カツの官能評価も行った。
明の酵素製剤により接着した成形豚肉は、衣付けの作業
においても、肉片同士が離れることは全くなく、完全に
一枚の豚ロース肉と同様に豚カツにすることが容易であ
った。これに対して、対照品は肉片同士はスライス直後
は一見接着しているように見えたが、これをバッター液
にひたし、パン粉を押しつける作業を行うと、肉片同士
は離れてしまい、一枚のロース肉として豚カツにするこ
とは全く不可能であった。また、官能評価の結果でも、
本発明品は噛みきった時にも肉らしい線維感が十分感じ
られ、一枚の豚カツとして全く違和感は感じられなかっ
た。
る為に必須であったカゼインをコラーゲンで代替するこ
とができるようになった。これにより、表示の点で、又
は、法的な規制の点でカゼインを接着食品に使用できな
い場合にも、コラーゲンを冷水に添加して得られる糊状
物をバインダーとして使用することで、食品原材料同士
をTGaseで強度に接着できるようになった。また、
接着の強度はカゼイン類をバインダーとして用いる場合
と全く同等であった。本発明を用いると加熱することな
く、生の状態で肉片等の食品原材料を高度に接着させる
ことができ、かつ得られた接着食品の味、風味とも良好
であった。更に、本発明を用いれば、アレルギーの為に
カゼイン類を摂取できない消費者でも食することができ
る接着食品を提供できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 トランスグルタミナーゼ及びコラーゲン
を有効成分とする食品原材料の接着用酵素製剤。 - 【請求項2】 コラーゲンが(1)動物骨及び/又は動
物皮から抽出されたものであり、(2)分子量約400
00以上のタンパク質画分が該コラーゲンの全タンパク
質中70重量%以上であり、かつ、(3)分子量約65
000以上のタンパク質画分が該コラーゲンの全タンパ
ク質中50重量%以上である請求項1記載の酵素製剤。 - 【請求項3】 食品原材料にトランスグルタミナーゼを
作用させて接着食品を製造する際に、10℃以下の冷水
にコラーゲンを添加して得た糊状物をバインダーとして
用いることを特徴とする接着食品の製造法。 - 【請求項4】 コラーゲンが(1)動物骨及び/又は動
物皮から抽出されたものであり、(2)分子量約400
00以上のタンパク質画分が該コラーゲンの全タンパク
質中70重量%以上であり、かつ、(3)分子量約65
000以上のタンパク質画分が該コラーゲンの全タンパ
ク質中50重量%以上である請求項3記載の製造法。 - 【請求項5】 冷水が5℃以下である請求項3記載の製
造法。 - 【請求項6】 コラーゲンに対する冷水の比率が重量比
で8〜18である請求項3記載の製造法。 - 【請求項7】 10℃以下の冷水にコラーゲンを添加し
て得た糊状物が食塩を含有するものである請求項3記載
の製造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13482597A JP3407599B2 (ja) | 1996-07-01 | 1997-05-26 | 接着用酵素製剤及び接着食品の製造法 |
AU26185/97A AU704362B2 (en) | 1996-07-01 | 1997-06-23 | An enzyme preparation for use in the binding of food materials and process for producing bound food |
ES97110414T ES2284176T3 (es) | 1996-07-01 | 1997-06-25 | Composicion aglutinante que comprende transglutaminasa y colageno, y procedimiento para la produccion de productos aliemticios aglutinados. |
EP97110414A EP0815742B1 (en) | 1996-07-01 | 1997-06-25 | Binding composition comprising transglutaminase and collagen, and process for producing bound food products |
DE69737580T DE69737580T2 (de) | 1996-07-01 | 1997-06-25 | Bindemittel enthaltend Transglutaminase und Kollagen, und Verfahren zur Herstellung von gebundenen Nahrungsmittel |
DK97110414T DK0815742T3 (da) | 1996-07-01 | 1997-06-25 | Bindemiddelsammensætning omfattende transglutaminase og collagen og fremgangsmåde til fremstilling af bundne levnedsmiddelprodukter |
US08/886,207 US5968568A (en) | 1996-07-01 | 1997-07-01 | Enzyme preparation for use in the binding of food materials and process for producing bound food |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17115596 | 1996-07-01 | ||
JP8-171155 | 1996-07-01 | ||
JP13482597A JP3407599B2 (ja) | 1996-07-01 | 1997-05-26 | 接着用酵素製剤及び接着食品の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070961A true JPH1070961A (ja) | 1998-03-17 |
JP3407599B2 JP3407599B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=26468810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13482597A Expired - Lifetime JP3407599B2 (ja) | 1996-07-01 | 1997-05-26 | 接着用酵素製剤及び接着食品の製造法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5968568A (ja) |
EP (1) | EP0815742B1 (ja) |
JP (1) | JP3407599B2 (ja) |
AU (1) | AU704362B2 (ja) |
DE (1) | DE69737580T2 (ja) |
DK (1) | DK0815742T3 (ja) |
ES (1) | ES2284176T3 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008120798A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Ajinomoto Co., Inc. | 接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法 |
KR20110056299A (ko) * | 2008-09-25 | 2011-05-26 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 접착 성형 식품용 효소 제제 및 접착 성형 식품의 제조 방법 |
US8263145B2 (en) | 2002-09-26 | 2012-09-11 | Ajinomoto Co., Inc. | Enzyme preparation and process for producing food using the same |
WO2018066591A1 (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 味の素株式会社 | 接着肉の製造方法 |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU761467B2 (en) * | 1998-06-09 | 2003-06-05 | Ajinomoto Co., Inc. | Novel enzyme-treated protein-containing food, and methods for producing the same |
JP4249413B2 (ja) * | 1999-09-15 | 2009-04-02 | ゲリタ アクチェンゲゼルシャフト | 生肉の表面処理方法 |
AU2005202295B2 (en) * | 1999-09-15 | 2007-10-25 | Deutsche Gelatine-Fabriken Stoess Ag | Process for treating the surface of fresh meat |
EP1085023A1 (en) * | 1999-09-20 | 2001-03-21 | Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno | Partially crosslinking proteins with transglutaminase |
US6200789B1 (en) | 1999-12-02 | 2001-03-13 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Enzymatic treatment of proteinaceous animal by-product materials to impart cohesion and strength |
EP1323799A1 (en) * | 2000-07-28 | 2003-07-02 | Consejo Superior De Investigaciones Cientificas | Method for the production of gelatin of marine origin and product thus obtained |
DE10042993B4 (de) * | 2000-09-01 | 2005-09-15 | Trumpler Gmbh & Co. Chemische Fabrik | Verfahren zum enzymatischen Gerben von Häuten |
DE10046605A1 (de) | 2000-09-20 | 2002-03-28 | Roehm Enzyme Gmbh | Verwendung von Transglutaminasen zur Herstellung von weizenarmen Backwaren |
ES2283529T3 (es) * | 2001-03-30 | 2007-11-01 | Ajinomoto Co., Inc. | Preparaciones de enzimas para union y procedimiento para producir alimentos unidos y moldeados. |
US8815793B2 (en) * | 2001-07-20 | 2014-08-26 | Northwestern University | Polymeric compositions and related methods of use |
US7858679B2 (en) * | 2001-07-20 | 2010-12-28 | Northwestern University | Polymeric compositions and related methods of use |
US7618937B2 (en) * | 2001-07-20 | 2009-11-17 | Northwestern University | Peptidomimetic polymers for antifouling surfaces |
US8911831B2 (en) * | 2002-07-19 | 2014-12-16 | Northwestern University | Surface independent, surface-modifying, multifunctional coatings and applications thereof |
US20080171012A1 (en) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Phillip Messersmith | Fouling Resistant Coatings and Methods of Making Same |
JP4385945B2 (ja) * | 2002-08-02 | 2009-12-16 | 味の素株式会社 | 畜肉・魚介類用接着剤及び該接着剤を用いる接着成形食品の製造方法 |
EP1562630A4 (en) * | 2002-10-31 | 2009-02-18 | Univ Northwestern | INJECTIONABLE BIOADHESIVE POLYMERIC HYDROGELS AND ASSOCIATED METHODS OF ENZYMATIC PREPARATION |
US20040166221A1 (en) * | 2003-02-25 | 2004-08-26 | Morishita Jintan Co., Ltd. | Gummi candy and production thereof |
US6908634B2 (en) * | 2003-03-20 | 2005-06-21 | Solae, Llc | Transglutaminase soy fish and meat products and analogs thereof |
US7691597B2 (en) | 2005-08-30 | 2010-04-06 | Ajinomoto Co., Inc. | Method for measuring protease activity of transglutaminase and transglutaminase composition |
CN100415121C (zh) * | 2005-11-04 | 2008-09-03 | 山东师范大学 | 肉脯及其制备方法 |
US7732539B2 (en) * | 2006-02-16 | 2010-06-08 | National Science Foundation | Modified acrylic block copolymers for hydrogels and pressure sensitive wet adhesives |
ES2303446B1 (es) * | 2006-07-03 | 2009-07-28 | Viscofan, S.A. | Producto masticable y/o comestible para mascotas y animales. |
WO2008091386A2 (en) * | 2006-08-04 | 2008-07-31 | Northwestern University | Biomimetic modular adhesive complex: material, methods and applications therefore |
AU2007283772B2 (en) | 2006-08-04 | 2013-03-07 | Kensey Nash Corporation | Biomimetic compounds and synthetic methods therefor |
CN100562260C (zh) * | 2006-11-23 | 2009-11-25 | 郑京敏 | 动物皮碎化重组成型的方法及其制备的重组皮 |
US9854823B2 (en) * | 2006-11-23 | 2018-01-02 | Jingmin Zheng | Method of processing animal skin |
EP2111239B1 (en) | 2006-12-15 | 2013-03-06 | Lifebond Ltd. | Gelatin-transglutaminase hemostatic dressings and sealants |
US8383092B2 (en) * | 2007-02-16 | 2013-02-26 | Knc Ner Acquisition Sub, Inc. | Bioadhesive constructs |
US8673286B2 (en) | 2007-04-09 | 2014-03-18 | Northwestern University | DOPA-functionalized, branched, poly(aklylene oxide) adhesives |
CN102124058B (zh) | 2008-06-18 | 2014-05-28 | 生命连结有限公司 | 改进的交联组合物 |
US20110130465A1 (en) * | 2009-12-01 | 2011-06-02 | Nerites Corporation | Coatings for prevention of biofilms |
EP2515957B1 (en) | 2009-12-22 | 2015-07-29 | Lifebond Ltd | Modification of enzymatic crosslinkers for controlling properties of crosslinked matrices |
CN103118713B (zh) | 2010-08-05 | 2016-06-01 | 生命连结有限公司 | 干组合物伤口敷料及粘合剂 |
WO2012064821A2 (en) | 2010-11-09 | 2012-05-18 | Knc Ner Acquisition Sub, Inc. | Adhesive compounds and methods use for hernia repair |
DE202015009115U1 (de) | 2015-05-11 | 2016-11-03 | Reiner Hauf | Formfleisch-Zusammensetzung und kombinierter Formfleisch-Fleisch-Rohling |
DE102015107344A1 (de) | 2015-05-11 | 2016-11-17 | Reiner Hauf | Formfleisch-Zusammensetzung, Verfahren zur Herstellung eines Formfleisch-Rohlings und kombinierter Formfleisch-Fleisch-Rohling |
US20170339989A1 (en) * | 2016-05-31 | 2017-11-30 | Colorado State University Research Foundation | Meat and methods of preparing same having reduced sodium content |
US11998654B2 (en) | 2018-07-12 | 2024-06-04 | Bard Shannon Limited | Securing implants and medical devices |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06225729A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Ajinomoto Co Inc | 練製品の製造方法 |
JPH08140594A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-04 | Ajinomoto Co Inc | 食品用接着剤 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58149645A (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-06 | Ajinomoto Co Inc | ゲル化物の製造法 |
JPH0665280B2 (ja) * | 1987-03-04 | 1994-08-24 | 味の素株式会社 | タンパクゲル化剤及びそれを用いるタンパクのゲル化方法 |
JP2705024B2 (ja) * | 1987-07-02 | 1998-01-26 | マルハ株式会社 | 食品の製造法 |
JP2536086B2 (ja) * | 1988-09-02 | 1996-09-18 | 味の素株式会社 | 長期常温保存可能な豆腐の製造法 |
JP2561949B2 (ja) * | 1988-12-23 | 1996-12-11 | 株式会社ニッピ | 魚翅様食品の製造方法 |
JP2927076B2 (ja) * | 1991-06-20 | 1999-07-28 | 味の素株式会社 | 新規タンパク食品素材 |
DE69326101T2 (de) * | 1992-06-02 | 2000-04-20 | Ajinomoto Co., Inc. | Verfahren zur Herstellung eines geformten gebundenen Nahrungsmittels |
JP3163829B2 (ja) * | 1993-03-18 | 2001-05-08 | 味の素株式会社 | カニ様食品素材の製造法 |
JP3387267B2 (ja) * | 1994-10-26 | 2003-03-17 | 味の素株式会社 | トランスグルタミナーゼを用いるチーズの製造方法 |
US5834232A (en) * | 1996-05-01 | 1998-11-10 | Zymogenetics, Inc. | Cross-linked gelatin gels and methods of making them |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13482597A patent/JP3407599B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-23 AU AU26185/97A patent/AU704362B2/en not_active Expired
- 1997-06-25 DK DK97110414T patent/DK0815742T3/da active
- 1997-06-25 ES ES97110414T patent/ES2284176T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-25 EP EP97110414A patent/EP0815742B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-25 DE DE69737580T patent/DE69737580T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-01 US US08/886,207 patent/US5968568A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06225729A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-16 | Ajinomoto Co Inc | 練製品の製造方法 |
JPH08140594A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-04 | Ajinomoto Co Inc | 食品用接着剤 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8263145B2 (en) | 2002-09-26 | 2012-09-11 | Ajinomoto Co., Inc. | Enzyme preparation and process for producing food using the same |
WO2008120798A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Ajinomoto Co., Inc. | 接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法 |
JP5093228B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-12-12 | 味の素株式会社 | 接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法 |
KR20110056299A (ko) * | 2008-09-25 | 2011-05-26 | 아지노모토 가부시키가이샤 | 접착 성형 식품용 효소 제제 및 접착 성형 식품의 제조 방법 |
WO2018066591A1 (ja) * | 2016-10-04 | 2018-04-12 | 味の素株式会社 | 接着肉の製造方法 |
JPWO2018066591A1 (ja) * | 2016-10-04 | 2019-07-25 | 味の素株式会社 | 接着肉の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69737580D1 (de) | 2007-05-24 |
EP0815742A2 (en) | 1998-01-07 |
AU2618597A (en) | 1998-01-15 |
JP3407599B2 (ja) | 2003-05-19 |
US5968568A (en) | 1999-10-19 |
EP0815742A3 (en) | 1999-06-30 |
ES2284176T3 (es) | 2007-11-01 |
DK0815742T3 (da) | 2007-07-09 |
DE69737580T2 (de) | 2008-01-03 |
EP0815742B1 (en) | 2007-04-11 |
AU704362B2 (en) | 1999-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3407599B2 (ja) | 接着用酵素製剤及び接着食品の製造法 | |
JP3651003B2 (ja) | 安定化されたトランスグルタミナーゼ及びそれを含む酵素製剤 | |
JP4051621B2 (ja) | 接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法。 | |
KR20070104528A (ko) | 식육 가공품 또는 수산연 제품 및 이의 제조방법 | |
JP5093228B2 (ja) | 接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法 | |
JPH0448414B2 (ja) | ||
JP3353503B2 (ja) | 食品用接着剤 | |
JPH1056976A (ja) | 植物性蛋白加工食品 | |
WO2006061631A1 (en) | Method of producing a palatability enhancer that can add health value to foodstuffs | |
JPH02255060A (ja) | 食肉挽き肉及び魚肉すり身並びに食肉挽き肉製品及び水産ねり製品の製造法 | |
Lanier | Functional food protein ingredients from fish | |
JP2001520870A (ja) | 新規な調理済ソーセージ及びその製造方法 | |
JP5802214B2 (ja) | 畜肉加工食品の製造方法及び畜肉加工食品改質用の酵素製剤 | |
JP3049966B2 (ja) | 畜肉加工製品用酵素製剤 | |
JP4385945B2 (ja) | 畜肉・魚介類用接着剤及び該接着剤を用いる接着成形食品の製造方法 | |
JP3113748B2 (ja) | カラ揚げ粉 | |
JP2000050844A (ja) | 食品接着用酵素製剤及び接着成形食品の製造方法 | |
JP3469379B2 (ja) | 畜肉、魚肉含有食品の製造方法 | |
JP3072357B2 (ja) | 畜肉食品の製造方法 | |
JPH10117729A (ja) | 低塩、低脂肪食品 | |
JP3177028B2 (ja) | カラ揚げ粉 | |
JPH02245162A (ja) | ピックル剤組成物 | |
JP3252560B2 (ja) | 子持ち昆布食品の製造方法 | |
JPH06141806A (ja) | カラ揚げ粉 | |
JP2000004837A (ja) | 生肉片用接着剤及び生肉片の接着方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
R255 | Notification that request for automated payment was rejected |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |