JPH1066521A - 飲食品添加剤 - Google Patents

飲食品添加剤

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JPH1066521A
JPH1066521A JP8223641A JP22364196A JPH1066521A JP H1066521 A JPH1066521 A JP H1066521A JP 8223641 A JP8223641 A JP 8223641A JP 22364196 A JP22364196 A JP 22364196A JP H1066521 A JPH1066521 A JP H1066521A
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Takeshi Kanzaki
健 神前
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品本来の風味を損なうことなく加熱調理に
よる肉質の固化を防ぎ、酸味や塩味をマイルド化し、卵
加熱調理の色のくすみを防ぎ、また食品の不快臭を除去
することのできる飲食品添加剤及び方法の提供。 【解決手段】 有機酸0.2〜5.0重量%、アルコー
ル3〜10重量%、食塩10〜16重量%を含有する発
酵液よりなる飲食品添加剤;該発酵液にデキストリン及
びゼラチンを添加溶解せしめた飲食品添加剤;当該飲食
品添加剤を更に粉末化した飲食品添加剤;当該何れかの
飲食品添加剤を食品に添加する食肉の改質法、食味の改
良法、卵加熱調理品の色のくすみ防止法及び不快臭除去
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食肉の改質、食味の
改良、卵加熱調理品の色のくすみ防止あるいは食品の不
快臭を除去するために用いられる飲食品添加剤、該飲食
品添加剤を用いた食肉の改質法、食味の改良法、卵加熱
調理品の色のくすみ防止法及び食品の不快臭除去法に関
する。
【0002】
【従来の技術】牛、豚、鳥、魚介類等の肉類を原料に用
いた肉料理において、焼く、炒める、揚げる、蒸す等の
調理法の如何にかかわらず、肉は適度な柔らかさを有
し、旨み成分を持った肉汁に富んだジューシーな状態で
食されることが好ましい。しかし、一般に肉は加熱調理
で固く締まる性質があり、また肉汁も流出して失なわれ
る傾向にあり、良好な食感、食味の改良が求められてき
た。
【0003】従来から肉を柔らかくしたり、あるいは肉
の保存性を高める等の肉を改質する方法としては、モノ
グリセリドを使用する方法(特開昭49−20353
号)、油脂及びグリセリドとポリカルボン酸とのエステ
ルを使用する方法(特開平7−313105号、特開平
7−313107号)、油脂とグリセリン脂肪酸エステ
ル又はレシチン等の活性剤を使用する方法(特開昭54
−62356号、特開平4−148663号、特開平7
−313106号)等が知られている。しかしながら、
これらの方法では合成された界面活性剤を添加するた
め、肉本来の旨みが感じられず、更に油臭等で風味を劣
化させる欠点がある。また、塩類又は塩類に増粘多糖類
等を混合して使用する方法(特開平4−36167号、
特開昭58−23767号、特開平7−322853
号)があるが、この方法では、肉質を柔らかくする効果
は低く、食感がガム質的になる。更にまた酵素を使用す
る方法(特開平4−278063号、特開平5−747
6号、特開平5−232911号)もあるが、この方法
では酵素反応の条件が限定されるもので肉質軟化の調整
が難しい。その他一般調味料による方法やペプチドを使
用する方法(特開平3−133361号)も知られてい
るが、これらの方法では加熱時のドリップ量が多く、尚
充分満足できる程の改良に至っていないのが実状であ
る。
【0004】また、従来より牛、豚、鳥類等の肉臭、納
豆、ニンニク、ギョーザ等の不快臭を有する食品やポン
酢、もずく酢等の刺激臭を有する食品において、その不
快臭を除去するための改良が求められてきた。これらの
不快臭を矯正または除去する方法としては、香辛料を添
加する方法(特開平7−227236号)、糖とメイラ
ード反応生成物とを使用する方法(特開昭55−375
3号)、油脂を使用する方法(特開平7−87903
号、特開平7−87904号)が知られている。しかし
ながら、これらの方法ではいずれもそれらの持つ強い臭
いでオーバーマスキングするもので食品本来の風味を損
なう欠点がある。また、サイクロデキストリン等を肉類
に添加し、獣臭を抑制する方法(特開平3−21984
2号)があるが、この方法では、獣臭はもとより肉の持
つ風味をも同時に消臭してしまい、風味のない肉製品と
してしまう欠点がある。更に緑茶より抽出したポリフェ
ノールと糖と調味液を使用する方法(特開平3−266
959号)があるが、この方法では緑茶臭が強く、調味
料臭が生じるという欠点があった。更にまた、魚肉を分
解したペプチドを使用し肉臭を除去する方法(特開平6
−7118号)が知られているが、この方法では魚臭が
強くなりすぎて肉本来の風味をなくす欠点があった。そ
の他、ニンニクを酸溶液や醤油に浸漬してニンニク臭を
消臭する方法(特開昭53−38650号、特開昭53
−127850号)も知られているが、この方法では酸
味、醤油味が強くなりすぎるという欠点があり、充分満
足できる程の改良に至っていないのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】斯かる実状に於て、本
発明者は食品本来の風味を損なうことなく肉質を柔らか
くしたり、飲食品の不快臭を除去することのできる飲食
品添加剤を提供することを目的として種々研究を重ねた
結果、特定の処理をした大豆、小麦、食塩等を原料とし
て醸造を行なって得られた特定の有機酸含量、アルコー
ル含量及び食塩含量を有する発酵液を用いれば、食肉の
改質や飲食品の不快臭除去はもとより、マヨネーズ、も
ずく酢、マカロニサラダ等の酸味の強い食品や塩辛、干
物、ハム、ソーセージ等の塩味の強い食品の食味をマイ
ルドなものに改良できると共に、緑変等に変色する卵加
熱調理品に生じる色のくすみを防止する上で極めて良い
結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、有
機酸0.2〜5.0重量%、アルコール3〜10重量%
及び食塩10〜16重量%を含有する発酵液からなる飲
食品添加剤、及び該飲食品添加剤を用いた食肉の改質
法、酸味又は塩味の強い食品の食味の改良法、卵加熱調
理品の色のくすみの防止法、飲食品類の不快臭の除去法
である。
【0007】本発明の飲食品添加剤は、大豆を蒸煮後該
大豆中の糖類と蛋白の総量が当初の糖類と蛋白の総量の
90重量%以下になるまで洗浄除去し、次いで炭水化物
原料、食塩を混合した後、製麹・醸造を行なって得られ
る。また、前記飲食品添加剤に、必要によりデキストリ
ン及びゼラチンを添加してよく、更にこのものを粉末化
して使用することもできる。
【0008】本発明の飲食品添加剤は、対象とする飲食
品類に対し、0.02〜5.0重量%の範囲で使用され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、大豆原料として
は丸大豆、フレーク状大豆、脱脂加工大豆、あるいはこ
れらを膨化処理したものが挙げられる。この大豆原料は
加水した後にあるいは加水せずに蒸煮に付される。蒸煮
は常法、例えば蒸煮缶を用いて、1〜2kg/cm2 の蒸気
圧で、3〜15分間行なうのが好ましい。
【0010】次いで、蒸煮した大豆原料は水で洗浄す
る。洗浄に使用する水は冷水及び温水の何れでもよい
が、温水の方が糖類の除去効率が優っている。洗浄方法
は特に制限されないが、大豆原料の約5倍の水を加え、
数十分間攪拌し、大豆原料中の糖類及び蛋白を水に抽出
して除去するのが好ましい。この水洗は大豆原料中の糖
類及び蛋白の総量が当初の総量の90重量%以下になる
まで行なうことが必要である。因に、大豆中の糖類及び
蛋白を10重量%以上抜くことによって、淡色化を達成
するばかりでなく、製麹時の酵素活性を高めるのに必要
な大豆多糖、オリゴ糖、蛋白を除去することにより、製
麹後の麹のプロテアーゼ、ペプチダーゼ活性の産生量を
抑え、醸造液中にはアミノ酸迄分解される前のペプチド
含量が高く、有機酸、アルコール、エステル含量も高く
できるため、それらが肉蛋白の加熱処理時の収縮、ゲル
化を抑制し、肉質を柔らかくすると共に、それらが食品
中の不快臭をマスキングしたり、不快臭物質と反応した
りして不快臭を除去するものと考えられる。
【0011】尚、本発明に於て蛋白の含量はケルダール
法により測定し、糖類除去率及び全糖重量は下記により
求めた。
【0012】糖類除去率:(洗浄水中の全糖重量)/
(原料中の全糖重量)×100
【0013】全糖重量:「しょうゆ試験法」(財団法人
日本醤油研究所編集、昭和60年発行)第47頁に記載
の方法により、試料を塩酸にて加水分解し、中和後、ソ
モギー・ネルソン法〔Journal of Biol
ogical Chemistry 153,375
(1944)〕により還元糖を求め全糖分の値とした。
【0014】このようにして水洗した大豆原料は、その
まま炭水化物原料と混合して製麹に使用できるが、水洗
後更に蒸煮を行なうことができ、このようにすると殺菌
が完全になるという効果がある。
【0015】斯くして得られた大豆原料は、熱変性した
炭水化物原料と混合して製麹原料とする。炭水化物原料
としては小麦、大麦、米、とうもろこし等を挙げること
ができるが、この中でも小麦が好ましい。大豆原料と炭
水化物原料の配合比は10:90〜80:20(重
量)、特に20:80〜60:40(重量)が好まし
い。
【0016】この製麹原料に麹菌を接種し、本醸造方式
により製麹、醸造を行なえば有機酸0.2〜5.0重量
%、アルコール3〜10重量%及び食塩10〜16重量
%を含有する発酵液より成る本発明の飲食品添加剤が得
られる。因に、有機酸含量が0.2重量%より少ないと
飲食品の不快臭を除去できず、又卵製品の色のくすみを
防止できなくなり、他方5.0重量%より多いと飲食品
の酸味を感じる様になる。また、アルコール含量が3重
量%より少ないと飲食品の不快臭防止や肉類焼成時の柔
らかさを保てなくなり、他方10重量%より多いと逆に
発酵臭を強く感じる様になる。また、食塩含量が10重
量%より少ないと腐敗が生じ、他方16重量%より多い
とアルコール生成量が低下し、所定のアルコール含量に
達せず、塩辛さが強く感じられると共に、肉類への添加
焼成時のドリップ率が高くなり、肉が硬くなる。尚、本
発明に於て有機酸とアルコール含量はガスクロマトグラ
フィーで測定した。
【0017】また、デキストリンとゼラチンを、上記発
酵液に添加すると肉質改善、食味の改良、色のくすみ防
止、不快臭除去の各効果が更に向上する。ここにデキス
トリンとしては、コーンスターチ、ポテトスターチ等の
アミロースを主体とした澱粉やワキシーコーンスター
チ、タピオカスターチ、モチ米等のアミロペクチンを主
体とした澱粉を原料としてα−アミラーゼにより部分加
水分解したものが挙げられるが、粉末化する場合は風味
劣化を防止する上でDE値(全固形物中のグルコース量
を示す数値)1〜5の低DEデキストリンを用いること
が好ましい。尚、ゼラチンは動物の骨、皮を原料とした
ものであり、特に限定されるものではない。
【0018】また本発明に於て、デキストリン及びゼラ
チン含有発酵液の粉末化方法としては具体的手段の如何
を問わないが、噴霧乾燥法が簡便である。
【0019】本発明の食肉の改質法は、前述した態様す
なわち液体又は粉末の飲食品添加剤を食肉へ添加するこ
とによって行なわれるが、その具体的方法としては、例
えば注入、塗布、浸漬、散布等が挙げられる。また、食
肉に添加する飲食品添加剤の量としては食肉の0.2〜
5.0重量%とするのが特に好ましい。因に、添加量が
これより少ないと、例えば肉質の改善効果が得られにく
く、他方これより多いと肉本来の風味が弱まる傾向があ
る。
【0020】本発明の食肉の改質法を適用できる食肉は
牛、豚、羊などの畜肉、鶏、七面鳥等の鳥肉、魚肉、貝
肉を挙げることができるが、特に畜肉、鶏肉において効
果が大きい。肉の形態としては、特に限定されないが、
あるい程度の大きさのある肉片を用いた肉料理(ステー
キ、焼き肉用の肉、唐揚げ、フライあるいは照り焼き用
の肉など)を行なうときやハム、ハンバーグ等の肉製品
の加工製造を行なうときにも効果が大きい。
【0021】本発明の食肉の改質法は、肉を加熱調理す
る際に、その加熱前に前述の如く肉を処理(食品添加剤
を肉に注入、塗布、浸漬又は散布する)することでその
効果が得られるが、その後の焼く、炒める、揚げる、蒸
す、煮るなどの加熱調理方法によっては制限されず、い
ずれの調理方法においても効果が得られる。適用できる
肉料理及び肉製品の例としては、焼き肉、ステーキ、カ
ツフライ、竜田揚げ、シチュー、すき焼き、しゃぶしゃ
ぶ、ハム、ソーセージ、ハンバーグなどを挙げることが
できる。
【0022】更に本発明の食肉の改質法は、冷凍、冷
蔵、あるいはレトルトなどの常温保存可能な肉を含む肉
製品においても適用できる。本発明の飲食品添加剤で処
理された肉を用いた肉製品は、既に調理されているもの
でもよく(加熱調理済食品)、あるいは食するときに加
熱調理するように調理されたものでもよい。すなわち、
加熱調理済食品においては、上記の如くこれを製造する
際の加熱調理を実施する前に、予め肉に本発明の飲食品
添加剤を注入、塗布、浸漬又は散布することによって処
理しておけばよく、一方、未加熱調理食品においては、
加熱調理前でかつ保存前に予め本発明の飲食品添加剤で
上記と同様な処理をしておけばよい。本発明の食肉の改
質法により処理した肉を用いた肉製品は、保存後又は加
熱処理した後においても肉の柔らかさやジューシーさが
維持され、良好な風味を有する。本発明の食肉の改質法
により処理した肉を用いた常温保存可能な肉製品の例と
しては、カツフライ、唐揚げ、カレー、シチュー、酢豚
などを挙げることができる。
【0023】本発明の食味の改良法は、前述した態様す
なわち液体又は粉末の飲食品添加剤を食品に添加するこ
とによって行なわれるが、その具体的方法としては、溶
液としての添加混合、注入、塗布又は浸漬等が挙げられ
る。また、食品に添加する飲食品添加剤の量としては食
品の0.2〜5.0重量%とするのが特に好ましい。因
に、添加量がこれより少ないと食味の矯正効果が得られ
にくく、他方これより多いと食品本来の風味が弱まる傾
向がある。
【0024】本発明の食味の改良法を適用できる食品
は、その種類の如何を問わないが、例えばマヨネーズ、
もずく酢、マカロニサラダ等の酸味の強い食品や塩辛、
干物、ハム、ソーセージ等の塩味の強い食品に適用すれ
ば、酸味や塩味がマイルドなものになり、食味の改良が
効果的に行なわれる。
【0025】本発明の卵加熱調理品の色のくすみ防止法
は、前述した態様すなわち液体又は粉末の飲食品添加剤
を加熱前の卵に添加することによって行なわれるが、そ
の具体的方法としては溶液としての添加混合が挙げられ
る。また、卵に添加する飲食品添加剤の量としては卵の
0.2〜5.0重量%とするのが特に好ましい。因に、
添加量がこれより少ないと加熱調理後、緑変等の色のく
すみ防止効果が得られにくく、他方これより多いと卵加
熱調理品本来の風味が弱まる傾向がある。
【0026】本発明の卵加熱調理品の色のくすみ防止法
を適用できる卵加熱調理品としては、その種類の如何を
問わないが、例えば卵焼き、茶わん蒸し、オムレツ等が
挙げられる。
【0027】本発明の食品の不快臭の除去法は、前述し
た態様、すなわち液体又は粉末の飲食品添加剤を食品へ
添加することによって行なわれるが、その具体的方法と
しては、溶液としての添加混合あるいは注入、塗布又は
浸漬等が挙げられる。すなわち、対象食品が固体である
場合には、前述した態様の飲食品添加剤を溶液として注
入、塗布、また、粉末として散布することで実施される
が、対象食品が液体である場合には前述した態様の飲食
品添加剤を溶液として注入または粉末として添加混合す
ることで実施される。
【0028】本発明の不快臭の除去法を適用できる食品
は、その種類の如何を問わないが、例えば牛、豚、鳥肉
等の獣臭を有した肉類;納豆、ニンニク、ギョーザ等の
不快臭を有する食品やポン酢;もずく酢等の刺激臭を有
する食品全般;保存剤として酢酸やクエン酸の添加され
た生麺、サラダ等;豆乳等の飲料やカルキ臭を有した水
等が挙げられる。
【0029】本発明に於て、これら食品に添加する飲食
品添加剤の量としては、対象食品の種類や不快臭の程度
によっても多少異なるが、例えばカルキ臭を有する水や
豆乳のような飲料の場合には、該飲料の0.02〜1.
0重量%、肉類の場合には該肉類の0.2〜3.0重量
%、納豆やニンニクのような不快臭の強い食品及び酢臭
のある麺等の場合には、該納豆等の食品の0.5〜5.
0重量%とするのが、食品本来の風味を損なうことなく
不快臭の除去効果を得る上で特に好ましい。
【0030】本発明の不快臭の除去法は、肉やギョーザ
等のように加熱調理を必要とする食品を対象とする場合
には、その調理前に前述の如き添加処理するのが望まし
いが、焼く、炒める、揚げる、蒸す、煮るなどの調理方
法自体によっては何ら悪影響を受けず、何れの調理方法
に於ても効果が得られる。
【0031】また、加熱調理を必要としない食品、例え
ば納豆を対象とする場合には、本発明の飲食品添加剤を
納豆そのものに添加混合しても、納豆菌接種前または接
種後の納豆製造工程中に添加混合しても良い。
【0032】更に本発明の不快臭の除去法は、冷凍、冷
蔵、あるいはレトルトなどの常温保存可能な製品におい
ても適用できる。本発明の不快臭の除去法で処理された
製品は、既に調理されているものでもよく(加熱調理済
食品)、あるいは食するときに加熱調理するように調理
されたものでもよい。すなわち、加熱調理済食品におい
ては、これを製造する際の加熱調理を実施する前に、予
め対象食品に本発明の飲食品添加剤を注入や塗布あるい
は散布混合することによって処理しておけばよく、一
方、未加熱調理食品においては、加熱調理前でかつ保存
前に予め本発明の飲食品添加剤で上記と同様な処理をし
ておけばよい。本発明の不快臭の除去法で処理した製品
は、保存後または加熱処理した後においても不快臭が除
去されており、しかも良好な風味を有する。
【0033】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を更
に説明する。
【0034】実施例1 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
10重量%除去(糖類の除去率20%、蛋白の除去率5
%)して糖類及び蛋白の総量を当初の90重量%とした
蒸煮大豆に炒麦を300kg混合した後、種麹と共に混合
し、製麹を行なった。このようにして得られた麹を冷塩
水と共に仕込み、仕込み直後10℃、1ケ月後に25℃
とし、3ケ月間発酵させ、次いで、圧搾を行ない有機酸
1.2重量%、アルコール5.0重量%、食塩13.0
重量%の発酵液を得た。この液300L(固形物濃度3
3.3%)をベースとし、DE値6〜15のデキストリ
ンを120kg、DE値1〜5のデキストリンを30kg及
びゼラチンを5kgを添加溶解した後噴霧乾燥を行なって
粉末状の本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加
剤を20%水溶液とし、国産豚ロースブロック肉500
gに対して添加率2重量%となるようにシリンジにて注
入し、よくもみほぐした後、厚さ1cmに調整し、小麦
粉、卵及びパン粉の順で衣をつけ、これを180℃に加
熱したサラダ油で揚げ、カツフライを作った。このよう
にして調理されたカツフライは肉質が柔らかく、肉汁に
富み、かつ風味も良好であった。
【0035】実施例2 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%除去(糖類の除去率35%、蛋白の除去率1
5%)して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を500kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸2.5重量%、アル
コール7.0重量%、食塩11.5重量%の発酵液から
成る本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤を
オーストラリア産牛モモブロック肉500gに対して5
重量%シリンジで添加注入し、よくもみほぐした後、厚
さ2cmに調整し、200℃のホットプレート上で焼成し
た。このようにして調理されたステーキ肉は肉質が柔ら
かく、肉汁に富み、かつ風味も良好であった。
【0036】実施例3 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
30重量%除去(糖類の除去率40%、蛋白の除去率2
0%)して糖類及び蛋白の総量を当初の70重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸2.8重量%、アル
コール3.2重量%、食塩15.5重量%の発酵液を得
た。この液(固形物濃度33.3%)300Lをベース
とし、DE値6〜15のデキストリンを200kg、DE
値1〜5のデキストリンを50kg及びゼラチンを10kg
添加溶解させて本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食
品添加剤をオーストラリア産牛モモブロック肉500g
に対して5重量%をシリンジで注入し、よくもみほぐし
た後、厚さ2cmに調整し、200℃のホットプレート上
で焼成した。このようにして調理されたステーキ肉は肉
質が柔らかく、肉汁に富み、かつ風味も良好であった。
【0037】実施例4 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率1
5%)して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を500kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸3.5重量%、アル
コール5.0重量%、食塩13.5重量%の発酵液から
成る本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤を
オーストラリア産牛モモブロック肉500gに対して5
重量%をシリンジで添加注入し、よくもみほぐした後、
マイナス40℃にて一週間冷凍した後、室温にて解凍
し、200℃のホットプレート上で焼成した。このよう
にして調理されたステーキ肉は肉質が柔らかく、肉汁に
富み、かつ風味も良好であった。
【0038】実施例5 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
10重量%除去(糖類の除去率18%、蛋白の除去率6
%)して糖類及び蛋白の総量を当初の90重量%とした
蒸煮大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸1.0重量%、アルコ
ール3.6重量%、食塩15.0重量%の発酵液を得
た。この液300L(固形物濃度33.3%)をベース
とし、DE値6〜15のデキストリンを100kg、DE
値1〜5のデキストリンを20kg及びゼラチンを5kgを
添加溶解した後噴霧乾燥を行なって粉末状の本発明の飲
食品添加剤を得た。この飲食品添加剤を20%水溶液と
し、国産鶏モモ肉500gに対して添加率2重量%とな
るようにシリンジにて注入し、よくもみほぐした後、小
麦粉、卵及びパン粉の順で衣をつけ、これを180℃に
加熱したサラダ油で揚げ、チキンカツフライを作った。
このようにして調理されたチキンカツフライは肉質が柔
らかく、肉汁に富み、かつ風味も良好であった。
【0039】実施例6 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%除去(糖類の除去率40%、蛋白の除去率1
0%)して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸0.8重量%、アル
コール6.5重量%、食塩12.0重量%の発酵液を得
た。この液(固形物濃度33.3%)300Lをベース
とし、DE値6〜15のデキストリンを200kg、DE
値1〜5のデキストリンを50kg及びゼラチンを5kgを
添加、溶解した後噴霧乾燥を行なって粉末状の本発明の
飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤をオーストラリ
ア産牛モモブロック肉500gに対して3重量%塗布
し、よく浸透させた後、厚さ2cmに調整し、200℃の
ホットプレート上で焼成した。このようにして調理され
たステーキ肉は肉質が柔らかく、肉汁に富み、かつ風味
も良好であった。
【0040】実施例7 食塩57部、グルコース26部、亜硝酸ソーダ1部、ビ
タミンC3.5部、重合リン酸塩10部、香料2.5部
の組成のもの400gと実施例1と同様にして得られた
粉末状の飲食品添加剤100gを冷水3000mlに溶か
した。この溶液をアメリカ産ポークロイン肉10kgにイ
ンジェクターで注入し、0℃にてよくもみほぐした後、
70℃にて加熱、スモーク、蒸気処理を行ない、室温ま
で冷却し、ロースハムを製造した。このようにして得ら
れたロースハムは肉質が柔らかく、かつ風味も良好であ
った。
【0041】試験例1 脱脂大豆100kgに水120Lを加えて蒸煮した後、5
0℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白
を15重量%除去(糖類の除去率25%、蛋白の除去率
10%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とし
た洗浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸0.8重量%、アル
コール5.0重量%、食塩13.5重量%の発酵液(本
発明品1)を得た。この飲食品添加剤をオーストラリア
産牛モモブロック肉500gに対して添加率1重量%と
なるようにシリンジにて注入し、よくもみほぐした後、
厚さ2cmに調整し、200℃のホットプレート上で焼成
した。また、本発明品1に代えて水(比較品1)、有機
酸1.3%、アルコール2.3%の市販の濃口醤油(比
較品2)、有機酸0.8%、アルコール0.2%の市販
の白醤油(比較品3)をそれぞれ用い、上記と同様に操
作し牛肉を焼成した。各焼成後の肉の官能時の物性と硬
さは表1の通りであった。尚、硬さの指標としての破断
強度はレオナー〔山電(株)製〕によって測定した。
【0042】
【表1】
【0043】表1の結果から、牛肉に液状本発明品を添
加すれば、水、濃口醤油あるいは白醤油を添加した場合
に比し、肉質をより柔らかくできることが明らかであ
る。
【0044】試験例2 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率8
%)して処理前の大豆あたりの糖類と蛋白の総量を当初
の85重量%とした洗浄大豆に炒麦を300kg混合し、
実施例1に準じて製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸
3.5重量%、アルコール7.0重量%、食塩13.0
重量%の発酵液を得た。この液3000L(固形物10
0kg)にDE6〜15のデキストリン120kgとDE1
〜5のデキストリン30kg及びゼラチン5kgを混合溶解
した後、噴霧乾燥処理することによって粉末状の飲食品
添加剤(本発明品2)を得た。この飲食品添加剤を20
%水溶液とし、オーストラリア産牛モモブロック肉50
0gに対して添加率1重量%となるようにシリンジにて
注入し、よくもみほぐした後、厚さ2cmに調整し、20
0℃のホットプレート上で焼成した。また、本発明品2
に代えて水(比較品4)、粉末酵素分解物(分離大豆蛋
白を酵素分解した平均分子量2000のペプチドの粉末
品:比較品5)、有機酸0.4%、アルコール0%の市
販の粉末白醤油(比較品6)をそれぞれ用い、上記と同
様に操作し牛肉を焼成した。尚、各添加物の食塩濃度は
最も食塩濃度の高い粉末白醤油に合わせた。各焼成後の
肉の官能時の物性と硬さは表2の通りであった。
【0045】
【表2】
【0046】表2の結果から、牛肉に粉末状本発明品を
添加すれば、水、粉末酵素分解物あるは粉末白醤油を添
加した場合に比し、肉質をより柔らかくできることが明
らかである。
【0047】試験例3 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
除去し、処理前の大豆あたりの糖類と蛋白の総量を当初
の総量に対し表3のようにした洗浄大豆に炒麦を300
kg混合し、実施例1に準じて製麹、発酵、圧搾を行な
い、有機酸4.5重量%、アルコール3.0重量%、食
塩15.0重量%の発酵液を得た。これらの各飲食品添
加剤をオーストラリア産牛モモブロック肉500gに対
して添加率が1重量%となるようにシリンジで注入し、
よくもみほぐした後、厚さ2cmに調整し、200℃のホ
ットプレート上で焼成した。各焼成後の肉の官能時の物
性と硬さは表3の通りであった。
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果から、処理前の大豆あたりの糖
及び蛋白の総量を当初の90重量%以下とすれば、肉質
をより柔らかくできることが明らかである。
【0050】試験例4 脱脂大豆100kgに水120Lを加えて蒸煮した後、5
0℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白
を15重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率
7%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした
洗浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸1.0重量%、アルコ
ール5.0重量%、食塩15.0重量%の発酵液を得
た。この飲食品添加剤をオーストラリア産牛モモブロッ
ク肉500gに対して表4の如く、添加率を変えてシリ
ンジで注入し、よくもみほぐした後、厚さ2cmに調整
し、200℃のホットプレート上で焼成した。各焼成後
の肉の官能時の物性、風味及び硬さは表4の通りであっ
た。
【0051】
【表4】
【0052】表4の結果から、液状本発明品の牛肉への
添加量を、0.2〜5重量%の範囲内とすれば、肉質を
より柔らかくできると共に、風味も良好になることが明
らかである。
【0053】試験例5 脱脂大豆100kgに水120Lを加えて蒸煮した後、5
0℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類と蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率32%、蛋白の除去率6
%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした洗
浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸0.8重量%、アルコ
ール3.2重量%、食塩15.0重量%の発酵液を得
た。この液3000L(固形物100kg)にDE6〜1
5のデキストリン120kgとDE1〜5のデキストリン
30kg及びゼラチン5kgを混合溶解した後、噴霧乾燥処
理することによって本発明の飲食品添加剤を得た。この
飲食品添加剤を20%水溶液とし、国産豚ロースブロッ
ク肉500gに対して表5の如く、添加率を変えてシリ
ンジにて注入し、よくもみほぐした後、厚さ1cmに調整
し、小麦粉、卵及びパン粉の順で衣をつけ、これを18
0℃に加熱したサラダ油で揚げ、カツフライを作った。
各焼成後の肉の官能時の物性、風味及び硬さは表5の通
りであった。
【0054】
【表5】
【0055】表5の結果から、粉末状発明品の豚肉への
添加量を、0.2〜5重量%の範囲内とすれば、肉質を
より柔らかくできると共に、風味も良好になることが明
らかである。
【0056】実施例8 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類と蛋白を1
5重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率6
%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした蒸
煮大豆に加工小麦「日清製粉(株)製こうじむぎST」
を500kg混合し、実施例1に準じて製麹、発酵、圧搾
を行ない、有機酸1.0重量%、アルコール7.0重量
%、食塩12.0重量%の発酵液から成る本発明の飲食
品添加剤を得た。この飲食品添加剤をもずく酢に対して
0.5重量%添加混合したところ、酸味はほとんど感じ
られず、風味は良好であった。
【0057】実施例9 大豆200kgを水浸漬し充分吸水させた後、水を抜き蒸
煮した後、50℃の温水を加え洗浄しながら、糖類と蛋
白を10重量%除去(糖類の除去率20%、蛋白の除去
率5%)して糖類と蛋白の総量を当初の90重量%とし
た蒸煮大豆に加工小麦「日清製粉(株)製こうじむぎS
T」を200kg混合し、実施例1に準じて製麹、発酵、
圧搾を行ない、有機酸3.0重量%、アルコール5.0
重量%、食塩13.0重量%の発酵液を得た。この液3
00L(固形物濃度33.3%)をベースとし、DE値
6〜15のデキストリンを100kg、DE値1〜5のデ
キストリンを20kg及びゼラチンを5kgを添加溶解せし
めた後、噴霧乾燥を行なって、粉末状の本発明の飲食品
添加剤を得た。この飲食品添加剤を塩辛製品に対して
1.0重量%添加混合したところ、塩味はほとんど感じ
られず、風味は良好であった。
【0058】実施例10 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、80
℃の温水を加え洗浄しながら、糖類と蛋白を20重量%
除去(糖類の除去率35%、蛋白の除去率15%)して
糖類と蛋白の総量を当初の80重量%とした蒸煮大豆に
加工小麦「日清製粉(株)製こうじむぎST」を500
kg混合し、実施例1に準じて製麹、発酵、圧搾を行な
い、有機酸0.5重量%、アルコール3.0重量%、食
塩15.8重量%の発酵液から成る本発明の飲食品添加
剤を得た。この飲食品添加剤100g、液卵10000
g、食塩90g、カツオエキス100gを混合し焼成し
たところ、この飲食品添加剤を添加しないで焼成した区
と比べ、色のくすみは見られず、かつ風味は良好であっ
た。
【0059】実施例11 大豆200kgを水浸漬し充分吸水させた後、水を抜き蒸
煮した後、60℃の温水を加え洗浄しながら、糖類と蛋
白を10重量%除去(糖類の除去率15%、蛋白の除去
率7%)して糖類と蛋白の総量を当初の90重量%とし
た蒸煮大豆に加工小麦「日清製粉(株)製こうじむぎS
T」を400kg混合し、実施例1に準じて製麹、発酵、
圧搾を行ない、有機酸1.5重量%、アルコール7.5
重量%、食塩11.0重量%の発酵液を得た。この液3
00L(固形物濃度33.3%)をベースとし、DE値
6〜15のデキストリンを100kg、DE値1〜5のデ
キストリンを20kg及びゼラチンを5kgを添加溶解せし
めた後、噴霧乾燥を行なって、粉末状の本発明の飲食品
添加剤を得た。この飲食品添加剤70g、液卵1000
0g、食塩90g、カツオエキス50gを混合し焼成し
たところ、この飲食品添加剤を添加しないで焼成した区
と比べ、色のくすみは見られず、かつ風味は良好であっ
た。
【0060】実施例12 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
10%除去(糖類の除去率20%、蛋白の除去率5%)
して糖類及び蛋白の総量を当初の90重量%とした蒸煮
大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製麹、
発酵、圧搾を行ない、有機酸3.0重量%、アルコール
7.0重量%、食塩11.0重量%の発酵液を得た。こ
の液300L(固形物濃度33.3%)をベースとし、
DE値6〜15のデキストリンを120kg、DE値1〜
5のデキストリンを30kg及びゼラチンを5kgを添加溶
解した後、噴霧乾燥を行なって粉末状の本発明の飲食品
添加剤を得た。この飲食品添加剤を20重量%水溶液と
し、10000ppm のトリメチルアミン(以下「TM
A」と略記)30mlに0.3ml添加混合後、60℃にて
1時間保った時のヘッドスペース中のTMA量をガスク
ロマトグラフィー(以下「GLC」と略記)にて測定し
た。この時の官能試験では生臭さはなく、TMAの消臭
率(無添加時のヘッドスペース中のTMA量を100と
して、添加時に減少したTMA量比)は90.5%であ
った。
【0061】実施例13 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20%(糖類の除去率15%、蛋白の除去率25%)除
去して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とした蒸
煮大豆に炒麦を500kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸0.2重量%、アルコ
ール3.0重量%、食塩15.5重量%の発酵液から成
る本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤を市
販納豆に1重量%添加混合後、60℃にて1時間保った
時のヘッドスペース中のTMA量をGLCにて測定し
た。この時の官能試験では納豆臭は非常に低減されてお
り、TMAの消臭率は88%であった。
【0062】実施例14 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率1
4%)して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸4.0重量%、アル
コール4.0重量%、食塩14.0重量%の発酵液を得
た。この液(固形物濃度33.3%)300Lをベース
とし、DE値6〜15のデキストリンを200kg、DE
値1〜5のデキストリンを50kg及びゼラチンを10kg
添加溶解した液を調製して本発明の飲食品添加剤を得
た。一方、小麦粉200g、水100g、保存剤として
酢酸1gと上記飲食品添加剤2.0mlをよく混合し一晩
寝かせた後、厚さ2mmのローラーに通し、No.10の
切り刃で麺線にした。対照として上記飲食品添加剤を添
加しないで上記と同様に操作し、麺線を得た。本発明液
添加区の麺線は対照区と比べて、鼻につく酸臭が全く感
じられず、麺の良好な風味が残っていた。
【0063】実施例15 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%(糖類の除去率40%、蛋白の除去率8%)
除去して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とした
蒸煮大豆に炒麦を500kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸1.0重量%、アルコ
ール8.0重量%、食塩10.2重量%の発酵液から成
る本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤10
mlを牛と豚のミンチ1000g、たまねぎ1400g、
パン粉50g、食塩10gと共に、混合し、一個当たり
160gに成形した後、70℃にて蒸煮し、冷却後真空
パックし、冷凍した。このようにして調理された冷凍ハ
ンバーグをパックごと5分間湯戻しし、開封後の臭いを
試験したことろ、油っぽい肉臭及びムレ臭が少なく、か
つ風味も良好であった。
【0064】実施例16 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
10重量%除去(糖類の除去率15%、蛋白の除去率7
%)して糖類及び蛋白の総量を当初の90重量%とした
蒸煮大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸4.5重量%、アルコ
ール5.0重量%、食塩13.5重量%の発酵液を得
た。この液300L(固形物濃度33.3%)をベース
とし、DE値6〜15のデキストリンを100kg、DE
値1〜5のデキストリンを20kg及びゼラチンを5kgを
添加溶解した後、噴霧乾燥を行なって粉末状の本発明の
飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤をカルキ臭を有
する水に0.02重量%添加し軽く混合し、無添加区の
カルキ臭を有する水と臭いを比較したところ、無添加区
は強いカルキ臭を感じたが、本発明区の水はカルキ臭を
全く感じなかった。
【0065】実施例17 脱脂大豆200kgに水250Lを加え蒸煮した後、60
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
20重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率1
4%)して糖類及び蛋白の総量を当初の80重量%とし
た蒸煮大豆に炒麦を500kg混合し、実施例1に準じて
製麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸1.2重量%、アル
コール3重量%、食塩16.0重量%の発酵液から成る
本発明の飲食品添加剤を得た。この飲食品添加剤をマト
ン肉500gに対して5重量%シリンジで添加注入し、
よくもみほぐした後、200℃のホットプレート上で焼
成した。このようにして調理されたマトン肉は獣臭が感
じられず、かつ旨味もあった。
【0066】試験例6 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率32%、蛋白の除去率6
%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした洗
浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸0.9重量%、アルコ
ール5.0重量%、食塩13.5重量%の発酵液(本発
明品3)を得た。この飲食品添加剤を10000ppm の
TMA30mlに0.3ml添加混合後、60℃にて1時間
保った時のヘッドスペース中のTMA量をGLCにて測
定した。尚、対照として水(比較品7)、市販の濃口醤
油(比較品8)をそれぞれ上記と同様に操作し、この時
の官能試験による臭いとTMAの消臭率を表6に示し
た。
【0067】
【表6】
【0068】表6の結果から、TMAに液状本発明品を
添加すれば、濃口醤油を添加した場合に比し、より不快
臭を除去できることが明らかである。
【0069】試験例7 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率8
%)して糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした洗
浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に準じて製
麹、発酵、圧搾を行ない、有機酸2.0重量%、アルコ
ール4.5重量%、食塩14.8重量%の発酵液を得
た。この液300L(固形物100kg)にDE6〜15
のデキストリン120kgとDE1〜5のデキストリン3
0kg及びゼラチン5kgを混合溶解した後、噴霧乾燥処理
することによって粉末(本発明品4)を得た。この飲食
品添加剤を20重量%水溶液とし、10000ppm のT
MA30mlに0.3ml添加混合後、60℃にて1時間保
った時のヘッドスペース中のTMA量をGLCにて測定
した。対照として水(比較品9)、粉末酵素分解物(魚
肉蛋白を酵素分解した平均分子量3000のペプチドの
粉末品:比較品10)、粉末白醤油(比較品11)をそ
れぞれ上記と同様に操作し測定した。この時の官能試験
による臭いとTMAの消臭率を表7に示した。
【0070】
【表7】
【0071】表7の結果から、TMAに粉末状本発明品
を添加すれば、粉末酵素分解物や粉末白醤油を添加した
場合に比し、より不快臭を除去できることが明らかであ
る。
【0072】試験例8 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
除去して糖類と蛋白の総量を当初の総量に対し表8のよ
うにした洗浄大豆に炒麦を300kg混合し、実施例1に
準じて製麹、発酵、圧搾を行ない、各々有機酸1.0重
量%、アルコール6.0重量%、食塩12.5重量%の
発酵液を得た。これらの各飲食品添加剤を10000pp
m のTMA30mlに0.3ml添加混合後、60℃にて1
時間保った時のヘッドスペース中のTMA量をGLCに
て測定した。この時の官能試験による臭いとTMAの消
臭率を表8に示した。
【0073】
【表8】
【0074】表8の結果から、糖類及び蛋白の総量を当
初の90重量%以下とすれば、よりTMAの不快臭を除
去できることが明らかである。
【0075】試験例9 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率8
%)して、糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした
洗浄大豆に炒麦を800kg混合、製麹し、発酵時の乳酸
菌の接種量、諸味温度及び通気量を調整しながら発酵を
行なった後、圧搾し、アルコール含量がほぼ一定(5.
0〜5.5%)の表9に示した濃度の有機酸を生成させ
た。この発酵液(食塩濃度15%)を試験例8と全く同
様にして牛モモブロック肉を焼成した後、肉の硬さと官
能時の物性及び風味について評価した結果を表9に示し
た。
【0076】
【表9】
【0077】表9の結果から、有機酸濃度が0.2〜
5.0%の範囲において肉質が柔らかくなり、かつ風味
も改善されることが明らかである。
【0078】試験例10 脱脂大豆100kgに水120Lを加え蒸煮した後、50
℃の温水を加え洗浄しながら、可溶性の糖類及び蛋白を
15重量%除去(糖類の除去率30%、蛋白の除去率8
%)して、糖類と蛋白の総量を当初の85重量%とした
洗浄大豆に炒麦を800kg混合、製麹し、発酵時の酵母
の接種量、諸味温度及び通気量を調整しながら発酵を行
なった後、圧搾し、有機酸含量がほぼ一定(1.2〜
1.4%)の表9に示した濃度のアルコールを生成させ
た。この発酵液(食塩濃度15%)を試験例8と全く同
様にしてTMA消臭率と官能時の臭いについて評価した
結果を表10に示した。
【0079】
【表10】
【0080】表10の結果から、アルコール濃度が3.
0〜10.0%の範囲においてTMAの不快臭を除去で
きることが明らかである。
【0081】
【発明の効果】本発明の食肉改質法で処理された食肉
は、加熱調理後においても肉本来の風味を有し、肉質は
柔らかく、しかも肉汁に富んだ状態で食することができ
る。更に本発明の食肉改質法で処理された食肉を用いて
冷凍食品、冷蔵食品又はレトルト食品のような保存可能
な肉製品を製造すれば、保存後に於ても肉質が柔らか
く、かつ良好な風味で食することができる。
【0082】また、本発明の食味の改良法で処理された
酸味や塩味の強い食品は、その酸味や塩味がマイルドな
ものとなるので、抵抗感なく食することができる。
【0083】また、本発明の色のくすみ防止法で処理さ
れた卵加熱調理品は、緑変等の色のくすみが生じること
がないので、卵本来の外観を呈し、異和感なく食するこ
とができる。
【0084】また、本発明の食品の不快臭の除去法で処
理された食品は、食品本来の風味を損なうことなく、当
該不快臭が除去されるので、獣臭を有した肉類や納豆、
ニンニク、ギョーザ等の不快臭を有する食品、あるいは
刺激臭を有する食品、更には豆乳等のいやな臭いを有す
る飲料であってもより多くの人が抵抗感なく食すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/23 A23L 1/31 A 1/31 Z 1/317 Z 1/317 1/318 1/318 1/32 Z 1/32 1/327 1/327 1/337 Z 1/337 A23P 1/06 2/00 A23B 4/14 A A23P 1/06 A23L 2/00 V (72)発明者 神前 健 茨城県つくば市大久保13番地 日清製粉株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 岡田 憲三 茨城県つくば市大久保13番地 日清製粉株 式会社つくば研究所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機酸0.2〜5.0重量%、アルコー
    ル3〜10重量%及び食塩10〜16重量%を含有する
    発酵液からなる飲食品添加剤。
  2. 【請求項2】 請求項1の発酵液に、デキストリン及び
    ゼラチンを添加溶解させることを特徴とする飲食品添加
    剤。
  3. 【請求項3】 請求項2の飲食品添加剤を粉末化したこ
    とを特徴とする飲食品添加剤。
  4. 【請求項4】 大豆を蒸煮後、該大豆中の糖類と蛋白の
    総量が当初の糖類と蛋白の総量の90重量%以下になる
    まで洗浄除去し、次いで熱変性した炭水化物原料を混合
    した後、食塩水を加えて、製麹・醸造を行なって得られ
    た有機酸0.2〜5.0重量%、アルコール3〜10重
    量%、食塩10〜16重量%の発酵液からなる飲食品添
    加剤。
  5. 【請求項5】 請求項4で得られた発酵液に、デキスト
    リン及びゼラチンを添加溶解させることを特徴とする飲
    食品添加剤。
  6. 【請求項6】 請求項5の飲食品添加剤を粉末化したこ
    とを特徴とする飲食品添加剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れか1項記載の飲食品
    添加剤を、食肉に添加することを特徴とする食肉の改質
    法。
  8. 【請求項8】 飲食品添加剤の添加量が、食肉に対し
    0.2〜5.0重量%である請求項7記載の食肉の改質
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6の何れか1項記載の飲食品
    添加剤を、酸味又は塩味の強い食品に添加することを特
    徴とする食味の改良法。
  10. 【請求項10】 飲食品添加剤の添加量が、食品に対し
    0.2〜5.0重量%である請求項9記載の食味の改良
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜6の何れか1項記載の飲食
    品添加剤を、加熱前の卵に添加することを特徴とする卵
    加熱調理品の色のくすみ防止法。
  12. 【請求項12】 飲食品添加剤の添加量が、卵に対し
    0.2〜5.0重量%である請求項11記載の卵加熱調
    理品の色のくすみ防止法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6の何れか1項記載の飲食
    品添加剤を、不快臭を有する飲食品に添加することを特
    徴とする飲食品の不快臭除去法。
  14. 【請求項14】 飲食品添加剤の添加量が、不快臭を有
    する飲食品に対し0.02〜5.0重量%である請求項
    13記載の不快臭除去法。
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