JP4138889B2 - 食肉改質剤 - Google Patents
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Description
本発明は蛋白質の酵素加水分解物を含有する食肉改質剤に関する。より具体的には、冷凍保存された食肉や、挽き肉加工食品、食肉フライ食品、加圧加熱殺菌食品等に用いられる食肉改質剤に関する。さらに本発明は、かかる食肉改質剤を用いる食肉の改質方法に関する。
背景技術
一般に食肉は加熱することにより、筋肉蛋白質が加熱変性を受け、ドリップの生成や焼き縮みが生じたり、パサついた食感や硬さを感じるなどの諸問題が生じる。これら加熱による食肉の変化は、食肉の旨味を引き出しおいしさを付与する一方、食肉加工上の観点からはその外観を著しく損ねるだけでなく、肉質が固く締まり、パサパサしたジューシィー感を失った食感になったり、歩留りが低下するなどの問題も併せて引き起こす。これらの諸問題は加熱条件の過酷なフライ食品や加圧加熱殺菌食品においてより顕著に生じ、歩留りの減少や肉組織の崩壊などの現象が生じる。又、挽き肉を用いた加工食品では加熱中に原料肉に含まれているか又は追加して添加される動物性の脂質、すなわちラードが融解し流出する、いわゆるオイルドリップや離水が発生することが知られている。
一般的にこれら食肉加工食品に用いられる原料の大半は冷凍食肉が使用されている。冷凍保存が長期になると保水力が低下するため、上記に示したような食肉加工時に発生する問題点が更に顕著に現れてくる。
従来から冷凍食肉の保水力改善に重合リン酸塩や糖類の添加が行われてきたが、十分な効果を得るには大量の添加が必要となることから、このような成分の添加により食肉加工食品の風味や食感が著しく低下するという問題があった。現在のところ、一般的に製造されているハム、ソーセージ等の食肉加工食品の多くには、結着性、保水性及び歩留り向上を目的に植物性蛋白質、卵蛋白質、乳蛋白質及び血液蛋白質等の蛋白質素材や、カラギーナンやゼラチンなどの増粘多糖類等が結着剤として広く利用されている。これらの結着剤は塩漬剤である重合リン酸塩とともに、食肉に対して添加され、保水性を改善し、歩留り向上に効果を発揮するが、その食感は均質なシコシコしたものとなり、いわゆる肉の繊維感とジューシィー感(肉質感)の失われた食感となる。
また、卵白粉末、大豆蛋白質などの熱凝固性蛋白質やカラギーナン、ゼラチンなどのゲル化性を有する多糖類はそれ自身に保水力があるものの、一度保水力の低下した冷凍食肉に添加した場合、風味や食感を低下させずに冷凍肉の保水力を冷凍前の状態まで向上させることはできなかった。
従来、加圧加熱調理食品に使用される食肉の食感の劣化を抑制する方法として、原料肉にゼラチン、アルブミン、カゼインなどの動物蛋白質を作用させる方法(特開平5−64567号公報)やグアーガム、キサンタンガム、カラギーナンなど動物蛋白質系以外の増粘多糖類を添加する方法(特開平9−51757号公報)、前処理として、食肉にカルシウム含有液及び重合リン酸含有液に浸漬した後に加熱加圧処理をする方法(特開平4−341160号公報)などの方法が開示されている。
動物蛋白質を添加する方法は、食肉の加圧加熱殺菌時に生ずるドリップ量を抑制する効果があるが、食感が固くなったり、肉質感のない均質な食感となり、好ましくない。増粘多糖類を添加する方法は食肉を柔らかくし、崩れを抑制するのに効果があるが、加圧加熱後の肉の食感がネチャつくなど、肉本来の食感が劣化する。カルシウム液や重合リン酸塩を添加する方法では、食肉がプリプリした均質のハム様の食感となり、肉本来の食感が失われる欠点があり、いずれも加圧加熱殺菌後の食肉の食感改善において充分満足出来るものではない。
本発明の目的は、食肉の、取り分け冷凍保存等により一度その保水力が低下した食肉や、加圧加熱殺菌処理に付される食肉の保水性を向上させたり、食肉の食感を改善したり、食肉の焼成時の焼き縮みを抑制する食肉改質剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記の食肉改質剤を用いることを特徴とする食肉の改質方法を提供することにある。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、以下の記載から明らかになるであろう。
発明の開示
即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 蛋白質の酵素加水分解物を含有する食肉改質剤、
〔2〕 冷凍保存された食肉に用いられる、加圧加熱殺菌食品用の食肉に用いられる又は挽き肉加工食品の調製時に添加される前記〔1〕記載の食肉改質剤、
〔3〕 前記〔1〕記載の食肉改質剤を含有する食肉加工食品、
〔4〕 前記〔1〕記載の食肉改質剤を、保水力の低い食肉に添加して、保水力の低い冷凍食肉に添加して、又は冷凍保存により保水力が低下した食肉に添加して保水力を向上させることを特徴とする食肉の改質方法、
〔5〕 前記〔1〕記載の食肉改質剤を、保水力の低い食肉に添加して、保水力の低い冷凍食肉に添加して、又は冷凍保存により保水力が低下した食肉に添加して焼成時の食肉の焼き縮みを抑制することを特徴とする食肉の改質方法、
〔6〕 前記〔1〕記載の食肉改質剤を、加圧加熱殺菌食品用の食肉に添加して、又は挽き肉加工食品の調製時に添加して食感を向上させることを特徴とする食肉の改質方法、
〔7〕 前記〔1〕記載の食肉改質剤を含有する調味料を添加することを特徴とする食肉加工食品の製造方法、に関するものである。
発明を実施するための最良の形態
1.本発明の食肉改質剤
本発明の食肉改質剤は蛋白質の酵素加水分解物を含有してなるものである。
本発明に用いられる原料蛋白質は特に限定されるものではなく、例えば、卵白蛋白質、卵黄蛋白質、大豆蛋白質、小麦蛋白質、トウモロコシ蛋白質、米蛋白質、血漿蛋白質、筋肉蛋白質、乳蛋白質等が挙げられる。加水分解物の風味の観点から卵白蛋白質が好ましい。
卵白としては、卵から分離されたものであれば生卵白液、冷凍卵白液、粉末卵白などいずれの形態であってもよく、特に限定されるものではないが、加工性の点から生卵白液または冷凍卵白液が好ましい。
酵素としては、植物、動物または細菌由来のプロテアーゼ(蛋白質分解酵素)であれば特に限定されるものではないが、苦みを呈する成分の生成が少ないことから、Bacillus属の菌体より抽出されたプロテアーゼが好ましい。さらに好ましくは、Bacillus lichenniformis、Bacillus thermoproteolyticus Rokko、Bacillus subtills等の菌体より抽出されたプロテアーゼであり、これらを使用する場合、得られる酵素加水分解物は苦みをほとんど呈さず、食肉加工食品の風味を低下させないため、これらの使用はより好ましい。
本発明で用いるプロテアーゼの菌体からの抽出方法については特に限定されるものでなく、一般的な酵素抽出法が適用できる。また、市販の酵素を用いても良い。
原料蛋白質の酵素加水分解処理の条件は特に限定されるものではないが、55〜65℃、pH7〜10で加水分解を行うことが好ましい。加水分解温度としては60〜65℃がより好ましい。また、pHとしては8〜10がより好ましい。加水分解反応速度の観点から、加水分解温度が55℃以上、pHが7以上の条件が好ましい。原料蛋白質の熱変性を抑制する観点から、加水分解温度は65℃以下が好ましい。また、原料蛋白質のアルカリ変性を抑制する観点から、pHは10以下が好ましい。
酵素加水分解物の分解度は特に限定されるものではないが、好ましくはアミノ基量が原料蛋白質の7〜20倍のものである。さらに、平均アミノ酸鎖長が2〜15のものがより好ましい。加えて、遊離アミノ酸含量が該酵素加水分解物の20重量%以下のものがより好ましい。
得られる食肉加工食品の保水性改善効果及び食感改善効果の観点から、アミノ基量は原料蛋白質の7〜20倍が好ましい。より好ましくは、アミノ基量としては、原料蛋白質の7〜15倍であり、特に好ましくは原料蛋白質の7〜12倍である。
また、加熱時の凝固性及び粘度上昇の観点から、平均アミノ酸鎖長は2〜15が好ましい。平均アミノ酸鎖長としては、3〜12がより好ましく、3〜10が特に好ましく、3〜8が最も好ましい。
また、遊離アミノ酸は味に大きく影響を及ぼすため、該酵素加水分解物の添加量が制限されることから、遊離アミノ酸含量は該酵素加水分解物の20重量%以下が好ましい。一般に調味料用途に使用されている蛋白質の加水分解物は、その遊離アミノ酸含量が全量の20重量%を越えるものであるため、十分な効果が認められない場合がある。遊離アミノ酸含量としては、酵素加水分解物の0〜15重量%がより好ましく、酵素加水分解物の0〜10重量%が特に好ましい。
本発明でいうアミノ基量とは、原料蛋白質又は蛋白質の酵素加水分解物の末端アミノ基及びリジン残基のアミノ基量である。アミノ基量、平均アミノ酸鎖長及び遊離アミノ酸含量は、ホルモール滴定法、TNBS発色法、又はニンヒドリン発色法等により測定することができる。
本発明の食肉改質剤としては、蛋白質の酵素加水分解物そのものでも良く、蛋白質の酵素加水分解物以外の成分を含んだものでも良い。後者の場合、本発明の食肉改質剤は、例えば、ピックル液、調味液、浸漬液、練り込み用製剤、調味料等として用いられる。後者の場合において、本発明の食肉改質剤に含有させることのできる成分としては、卵白、大豆蛋白質、カゼイン、乳蛋白質、血漿蛋白質、コラーゲン、ゼラチン等の蛋白質素材、カラギーナン、デキストリン等の増粘多糖類、亜硝酸ナトリウム、塩化ナトリウム等の塩類、砂糖、デンプン等の糖類、調味料、燐酸塩、冷水、乳化剤等が挙げられる。
本発明における食肉とは、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、馬肉などの畜肉系原料肉、及び鯨肉、鮪、鰹、鮭、鰯、鰊、海老、イカ、タコ、貝、帆立て貝の貝柱などの魚介類系の原料肉等の、一般に食用に供される肉をいう。これら食肉の部位、グレード、形状等に限定は無く、また、生肉であっても、冷凍肉であってもよい。
本発明の食肉改質剤は、保水力の低い食肉(冷凍保存により保水力の低下した食肉等)の保水力を向上させる作用を有する。
本発明でいう「保水力の低い」又は「保水力が低下した」食肉とは、生の食肉が保持し得る程度の水分を保持できなくなった食肉をさす。このような保水力の低下は、例えば、食肉の冷凍保存中に起こる。保水力の低下した食肉は、その解凍時や加熱時に多量の離水が生じるため、調理後の食肉の食感が固くなる等の現象が生じる。そのために保水力の低下した食肉の食肉としての評価は低い。本発明の食肉改質剤は、そのような一度保水力の低下した食肉に対して特に好適に適用することができ、その場合、低下した食肉の保水力を向上させるという顕著な効果が発揮される。
このように本発明の改質剤は食肉の保水力の向上作用を有するため、保水力の低い食肉、保水力の低い冷凍食肉、冷凍保存により保水力が低下した食肉等に添加した場合、その食肉の焼成時の焼き縮みを抑制する効果や、それによる食感の改善効果が発揮される。
本発明における食肉の保水力の測定方法としては、次の方法が用いられる。
測定対象の食肉をチューブに詰めて、70℃にて30分間ボイルし、ソーセージを作製する。ソーセージ作製前の、チューブを含めた食肉の重量(A)、チューブを取り除き、遊離水をよく布で拭き取ったソーセージの重量(B)、及びチューブの重量(C)を測定する。次式によって食肉の保水率を算出する。
保水率(%)=(1−((A−B−C)÷(A−C)))×100
食肉の保水力は調理時の歩留りに反映される。したがって、保水力が向上した食肉を調理した場合、その歩留りは高いものとなる。
また、食肉の加圧加熱殺菌時においてはドリップの発生という問題が生じるが、本発明の改質剤を添加すると、食感の低下を伴わずに生成するドリップの量を抑制するという効果が発揮される。この効果は、保水力が低下した食肉に対してだけでなく、保水力が低下していない食肉に対しても発揮される。
また、挽き肉の加熱時においても、オイルドリップや離水の発生という問題が生じるが、本発明の改質剤を添加すると、かかるオイルドリップの量を抑制するという効果が発揮される。この効果は、保水力が低下した挽き肉に対してだけでなく、保水力が低下していない挽き肉に対しても発揮される。
2.本発明の食肉の改質方法
本発明の食肉の改質方法は、本発明の食肉改質剤を食肉に添加することを特徴とする。
本発明の食肉改質剤の食肉への添加量は特に限定されるものではないが、酵素加水分解物量(乾燥重量)として、食肉100重量部に対して0.3〜6.0重量部添加するのが好ましく、0.5〜3.0重量部添加するのがより好ましい。改質効果を発揮させる観点から0.3重量部以上が好ましく、コストに対する効果の観点から6.0重量%以下が好ましい。
本発明の食肉改質剤を食肉へ添加する方法としては、例えば、対象となる食肉に、蛋白質の酵素加水分解物をそのまま直接的に添加する方法や、水、ピックル液、又は調味液等に溶解させた蛋白質の酵素加水分解物を、インジェクション法又は浸漬法により食肉に添加する方法等が挙げられる。また、挽き肉加工食品の調製時においては、本発明の改質剤を原料肉とともに混練する操作等により、改質剤を食肉に添加しても良い。
本発明の食肉改質剤が添加された食肉の、一定時間、好ましくは2時間以上のタンブリング又は静置により、蛋白質の酵素加水分解物が肉中により広範囲に分散するため、改質剤添加後のタンブリング又は静置はより効果的である。浸漬法における浸漬時間は食肉の大きさにもよるが、通常2時間以上の浸漬で蛋白質の酵素加水分解物を食肉中に効率良く添加することができる。
また、冷凍保存された食肉に添加する場合、一度解凍した後に添加することが好ましい。
このように処理された食肉は、通常の調理工程を経て食品として供される。本発明の方法により改質された食肉の改質効果は調理方法の種類によって何ら低減されるものではなく、したがって本発明の改質方法は、改質された食肉の調理方法を何ら限定するものではない。また、一度改質された食肉を冷凍保存しても良い。
本発明の改質方法を食肉に対して適用した場合、保水力の向上効果が見られ、また、焼成時の食肉の焼き縮みの抑制効果、食肉の食感の向上効果等が奏される。
また、本発明の改質方法を加圧加熱殺菌用の食肉に対して適用した場合、食感の低下を伴うことなくドリップの発生抑制効果が奏される。
また、本発明の改質方法を挽き肉加工食品に対して適用した場合、オイルドリップや離水の発生抑制効果が奏される。
保水力の向上性は、例えば、上記のソーセージ作製による試験法等により評価できる。また、焼き縮みの抑制性は、例えば、焼成前後の食肉の面積を比較すること等により評価できる。また、食感についてはパネラーによる官能テスト等により評価できる。
3.本発明の食肉加工食品
本発明の食肉加工食品とは、本発明の改質剤を含有する食肉加工食品である。食肉加工食品の具体例としては、豚カツ、唐揚げ、ナゲット、天ぷら等の食肉フライ食品;ハンバーグ、ミートボール、餃子や肉まんの具等の挽肉加工食品;缶詰食品及びレトルト食品等の、缶やレトルトパウチ等の容器に密封包装され加圧加熱殺菌された加圧加熱殺菌食品等が挙げられ、これらの他にも、ハム、ソーセージ、ベーコン、焼豚、ローストビーフ等の食品も包含される。なお、挽き肉には食肉のミンチ肉又はペースト肉(すり身)等が包含される。
本発明の食肉加工食品は本発明の改質剤を含有するため、その食品は改質されており、したがって本発明の食肉加工食品は保水力が向上されたものであり、食感についても、ソフトでジューシィー感があり、肉本来の食感(肉質感)を有する。また、焼成時の焼き縮みも少ないものである。
本発明の食肉加工食品は、例えば、本発明の改質剤を含有する調味料を添加して調理することにより、又は本発明の改質方法により改質された食肉を用いて調理することにより、容易に製造することができる。
以下に、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
実施例1
液卵白1000gに3N−クエン酸溶液を添加してpH8.5に調整し、オリエンターゼ22BF(Bacillus subtillus由来:阪急バイオインダストリー(株)製)を7g添加し、60℃にて10時間反応させた。90℃にて15分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥して酵素加水分解物1を得た。酵素加水分解物1のアミノ基量をTNBS法にて測定した結果、分解前の液卵白の17.6倍であった。また、酵素加水分解物1の平均アミノ酸鎖長は6.1、遊離アミノ酸含量は4重量%であった。
さらに、酵素量を1/50倍量にした以外は同様の処理を行い、アミノ基量が分解前の2.3倍の酵素加水分解物2を得た。酵素加水分解物2の平均アミノ酸鎖長は23.4、遊離アミノ酸含量は1重量%以下であった。さらに、酵素量を20倍量にした以外は同様の処理を行い、アミノ基量が分解前の27.2倍の酵素加水分解物3を得た。酵素加水分解物3の平均アミノ酸鎖長は1.4、遊離アミノ酸含量は60重量%であった。
実施例2
液卵白1000gに3N−クエン酸溶液を添加してpH7.8に調整し、アルカラーゼ(Bacillus inchenniformis由来:ノボノルディスクバイオインダストリー(株)製)を5g添加し、65℃にて20時間反応させた。87℃にて30分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥して酵素加水分解物4を得た。酵素加水分解物4のアミノ基量をTNBS法にて測定した結果、分解前の10.1倍であった。酵素加水分解物4の平均アミノ酸鎖長は7.8、遊離アミノ酸含量は3重量%であった。
実施例3
液卵白1000gに3N−クエン酸溶液を添加してpH8.5に調整し、サモアーゼ(Bacillus thermoproteolyticus Rokko由来:大和化成(株)製)を4g添加し、65℃にて10時間反応させた。87℃にて30分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥した。得られた粉末のアミノ基量をTNBS法にて測定した結果、分解前の9.5倍であった。噴霧乾燥して得られた粉末(噴霧乾燥粉末A)50重量%、卵白粉末50重量%との混合物を酵素加水分解物5とした。噴霧乾燥粉末Aの平均アミノ酸鎖長は7.9、遊離アミノ酸含量は3重量%であった。
実施例4
液卵白1000gに3N−クエン酸溶液を添加してpH7.0に調整し、オリエンターゼONS(Aspergillus oryzae由来:阪急バイオインダストリー(株))を4g添加し、65℃にて10時間反応させた。70℃にて60分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥して酵素加水分解物6を得た。酵素加水分解物6のアミノ基量をTNBS法にて測定した結果、分解前の12.5倍であった。酵素加水分解物6の平均アミノ酸鎖長は7.2、遊離アミノ酸含量は3重量%であった。
実施例5
カゼインナトリウム(サンラクトS−3:太陽化学(株)製)100gを900gの水に溶解してpH8.0に調整し、サモアーゼ(Bacillus thermoproeolyticus Rokko由来:大和化成(株))を2g添加して、65℃にて25時間反応させた。87℃にて30分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥した。得られた粉末のアミノ基量をTNBS法にて測定した結果、分解前のカゼインナトリウムの15.5倍であった。噴霧乾燥して得られた粉末(噴霧乾燥粉末B)50重量%、卵白粉末50重量%との混合物を酵素加水分解物7とした。噴霧乾燥粉末Bの平均アミノ酸鎖長は3.6、遊離アミノ酸含量は4重量%であった。
実施例6
大豆蛋白質(フジプロR:不二製油(株)製)100gを900gの水に溶解してpH8.0に調整し、アルカラーゼ(Bacillus inchenniformis由来:ノボノルディスクバイオインダストリー(株)製)を0.4g添加して、65℃にて12時間反応させた。87℃にて30分間加熱して酵素を失活させ、pHを7.0に調整後、噴霧乾燥し酵素加水分解物8を得た。酵素加水分解物8のアミノ基量をTNBS法にて測定したところ、分解前の大豆蛋白質の15.5倍であった。酵素加水分解物8の平均アミノ酸鎖長は5.2、遊離アミノ酸含量は7重量%であった。
なお、酵素加水分解物及び噴霧乾燥粉末の平均アミノ酸鎖長はHPLCによって測定し、遊離アミノ酸含量はホルモール滴定によって測定した。
試験例1
酵素加水分解物の効果をソーセージモデル試験にて評価した。原料の配合割合を表1に示す。試料の調製は常法通りに行った。すなわち、−20℃で6ヶ月間保管した豚モモ肉を常法にてチョッピングした。次いで、ミンチされた豚モモ肉と残りの原料とを、それぞれ表1に示す配合割合にて混合し、脱気した後、24時間、5℃にて塩漬した。塩漬した原料を内径4cmの塩化ビニリデンチューブに充填し、各々70℃の湯浴にて30分間保持した。次いで、15℃の水槽にて1時間冷却した。
なお、以下の表中において分解物1〜8とは、それぞれ酵素加水分解物1〜8を示す。また、以下の試験例で用いた対照品1〜3は試験例3及び試験例8に説明したものである。
酵素加水分解物添加品及び無添加ソーセージ(無添加品A、無添加品B)の保水率、苦みを評価した結果を表2に示す。
表2より明らかなように、酵素加水分解物1を添加したソーセージと無添加品Bの保水率はほぼ同じであることから、酵素加水分解物1には冷凍により低下した食肉の保水力を冷凍前の状態にまで向上させる効果が認められた。また、酵素加水分解物2及び酵素加水分解物3の保水力向上効果はわずかであった。さらに、酵素加水分解物3を添加したものは弱い苦みを有していた。
試験例2
酵素加水分解物を用いてロースハムを製造した。ロースハムのピックル液の配合割合を表3に示す。なお、原料肉は−18℃にて5ヶ月間冷凍した豚ロース肉、大豆蛋白質はフジプロR(不二製油(株)製)、卵白粉末は卵白粉末HG(太陽化学(株)製)、カゼインナトリウムはサンラクトS−3(太陽化学(株)製)を用いた。
ロースハムの調製は常法通りに行った。すなわち、豚ロース肉100重量部に対して、表3に示した組成のピックル液80重量部をインジェクターを用いて注入し、真空下にて15時間タンブリングを行った。タンブリング終了後、整形してファイブラスケーシングに充填した後、乾燥、燻煙、蒸煮工程を経て、冷蔵庫にて5℃以下まで冷却した。
酵素加水分解物を添加して調製したロースハム、そして酵素加水分解物を添加せずに調製したロースハム(無添加品A、無添加品B)について、加熱歩留りとスライス適性を評価した。加熱歩留りは、加熱前の重量に対する加熱(乾燥、燻煙、蒸着)後の重量を重量%として評価した。また、スライス適性は、試料を2mmの厚さに切ったときの身割れ状態を官能検査にて、最高を10点、最低を0点として、10人のパネラーによる10段階評点の平均値を用いて評価した。その結果を表4に示す。
表4より明らかなように、酵素加水分解物4を添加して得られたロースハムと無添加品Bとの歩留りはほぼ同じであることから、酵素加水分解物には、冷凍によって低下した食肉の保水力を冷凍前の状態にまで向上させ、その結果としてロースハムの歩留りやスライス特性を向上させる効果があることが認められた。
試験例3
酵素加水分解物及び対照品1(卵白粉末(卵白粉末HG:太陽化学製))を用いてロースハムを試作した。ピックル液の組成を表5に示す。
原料肉は国産の冷凍豚ロース肉、デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。ロースハムの製造は次のように行った。即ち、豚ロース肉100重量部に対して、表5に示した組成のピックル液を40重量部、インジェクターを用いて注入し、真空下にて15時間タンブリングを行った。タンブリング終了後に整形し、ファイブラスケーシングに充填した後、乾燥、燻煙、蒸煮工程を経て、冷蔵庫にて5℃以下まで冷却した。
酵素加水分解物及び対照品を含むロースハムの歩留り及び食感について評価した。歩留りは、乾燥、燻煙、蒸煮工程前後の重量変化を表す加熱歩留り、および原料肉と製品の重量変化を示す製品歩留りをそれぞれ百分率で示した。風味及び食感については官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。結果を表6に示す。
表6より明らかなように、酵素加水分解物を添加したロースハムの歩留りは対照品1と比較して良好であった。また食感は対照品1がプリプリした蒲鉾のような弾力の強い食感であるのに対し、酵素加水分解物1は肉本来のソフトでジューシィーでかつ肉質感の高いものとなった。また、酵素加水分解物8を添加したロースハムは若干の苦みがあった。
試験例4
酵素加水分解物及び対照品を用いて、ソーセージを試作した。ピックル液の組成を表7に示す。
原料肉としては国産の冷凍豚うで肉を用いた。デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。ソーセージの製造方法は次の通りである。即ち、解凍した豚うで肉を適当な大きさにカットし、オートミンサーにてミンチ肉にした後、表7に示した組成のピックル液を肉100重量部に対して30重量部を添加した。次いで、ミキサーにて混合後バットに移し、5℃の冷蔵下で15時間塩漬を行った。塩漬後、サイレントカッターで肉をカッティングし、羊腸に充填した後、乾燥、燻煙、蒸煮工程を経て、冷蔵庫にて品温が5℃以下になるまで冷却した。
酵素加水分解物及び対照品を含むそれぞれのソーセージの歩留り及び食感について評価した。歩留りは乾燥、燻煙、蒸煮工程の前後の重量変化を示す加熱歩留り、および原料肉と製品の重量変化を示す製品歩留りを百分率で示した。風味及び食感については官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。結果を表8に示す。
表8より明らかなように、酵素加水分解物1を添加したソーセージの歩留りは酵素加水分解物8を添加したソーセージの歩留りと比較して良好であった。また食感は、対照品1を添加したソーセージはプリプリした蒲鉾のような弾力の強い食感であるのに対し、酵素加水分解物を添加したソーセージはソフトでジューシィーでかつ肉質感の高いものとなった。
試験例5
酵素加水分解物1及び酵素加水分解物8を用いて豚カツを試作した。豚カツのピックル液の組成を表9に示す。原料肉は国産の冷凍豚ロース肉、デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。豚カツの製造方法は次の通りである。即ち、豚ロース肉100重量部に対して、表9に示した組成のピックル液を30重量部、インジェクターを用いて注入し、15時間タンプリングを行った。成型後、−26℃にて一晩冷凍し、冷凍肉スライサーにて厚さ1cmにスライスした。次いで、打ち粉、衣液付け、パン粉付けを行い、コーン油で170℃、5分間油ちょうした。
酵素加水分解物1及び酵素加水分解物8を含む豚カツの歩留り及び食感について評価した。また、無添加品として、冷凍豚ロース肉を厚さ1cmにスライスし、打ち粉、衣液付け、パン粉付けして調製した豚カツについて、同様にその歩留り及び食感を評価した。結果を表10に示す。
歩留りは、原料豚ロース肉重量に対する、最終豚カツの衣を剥がした肉重量の割合を百分率で示した。食感は、官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。
表10より明らかなように、酵素加水分解物を添加した豚カツは歩留りに優れ、食感は柔らかくジューシィー感に富み肉っぽさのあるものとなった。
試験例6
酵素加水分解物を用いて鶏肉の唐揚げを調製した。唐揚げの調味液の配合割合を表11に示す。なお、鶏肉は8ヶ月間冷凍したものを用いた。鶏肉の唐揚げの調製は常法通りに行った。すなわち、鶏モモ肉に酵素加水分解物を添加した調味液を、鶏肉100重量部に対して50重量部添加し、5時間のタンブリングを行った後、170℃で4分間フライした。
酵素加水分解物を添加して得た唐揚げについて、歩留りと苦みを評価した。また、無添加品として、調味液を添加していない冷凍鶏モモ肉を用いて調製した唐揚げについて、同様にその歩留り及び苦みを評価した。結果を表12に示す。
表12より明らかなように、酵素加水分解物は唐揚げの風味を低下させることなく、しかも、酵素加水分解物を添加して得られた唐揚げの歩留りの値が未冷凍の鶏肉を原料とした唐揚げの歩留りの値とほぼ同様なことから、酵素加水分解物は冷凍により低下した保水力を冷凍前の状態まで向上させることが分かった。また、Bacillus属以外の菌体より抽出されたプロテアーゼを用いて卵白蛋白質を加水分解して得られた改質剤(酵素加水分解物6)を用いた場合、やや苦みを呈した。卵白由来の蛋白質以外の加水分解物(酵素加水分解物7、酵素加水分解物8)を添加したものは、加水分解物による苦みが強かった。
試験例7
酵素加水分解物1及び酵素加水分解物8を用いて、鶏の唐揚げを試作した。鶏唐揚げのピックル液組成を表13に示す。原料肉は国産の冷凍鶏ムネ肉、デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。鶏の唐揚げの製造方法は次の通りである。即ち、鶏ムネ肉の皮を剥ぎ、テンダーにて肉に穴を開け、表13に示した組成のピックル液を肉100重量部に対して25重量部添加した。次いで、塩化ビニリデン製の袋に真空包装し、15時間タンブリングを行った。成型後、打ち粉、衣液付けを行い、コーン油で170℃、2分間油ちょうした。
酵素加水分解物を含む鶏唐揚げの歩留り及び食感について評価した。また、無添加品として、ピックル液を添加していない冷凍鶏モモ肉を用いて調製した唐揚げについて、同様にその歩留り及び食感を評価した。
歩留りは原料鶏ムネ肉重量に対する、最終鶏唐揚げの衣を剥がした肉重量の割合を百分率で示した。食感については官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。結果を表14に示す。
表14より明らかなように、酵素加水分解物1又は酵素加水分解物8を添加した鶏の唐揚げは歩留りが向上した。また、酵素加水分解物8を添加した鶏の唐揚げは食感が団子状になっており、肉らしさのないものであったのに対し、酵素加水分解物1を添加した鶏の唐揚げの食感は柔らかくジューシィー感に富み肉っぽさのあるものとなった。
試験例8
酵素加水分解物1、酵素加水分解物8、対照品1、対照品2(粉末大豆蛋白質(ニューフジプロV:不二製油製))、及び対照品3(デキストリン(TK−16:松谷化学製))をそれぞれ添加したハンバーグパティを試作した。原料の配合割合を表15に示す。
配合割合に従って調製したハンバーグパティを200℃のオーブンにて10分間焼成し、焼成前の重量と焼成後の重量をそれぞれ測定した。酵素加水分解物又は対照品を添加した各ハンバーグの歩留り及び食感について評価した。
焼成前の重量に対する焼成後の重量の割合から歩留りを算出した。また、食感は官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。結果を表16に示す。
表16より明らかなように、酵素加水分解物1及び酵素加水分解物8を添加したハンバーグは歩留りに優れ、食感もジューシィー感が向上していた。なお、酵素加水分解物8のハンバーグは穀物臭が強かった。
試験例9
酵素加水分解物1、対照品1又は対照品3を添加した餃子を試作した。原料の配合割合を表17に示す。
配合割合に従って調製した肉生地を市販の餃子の皮で包み、蒸し器にて10分間加熱後の食感について評価した。評価法は官能検査にて、熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて行った。結果を表18に示す。
表18より明らかなように、酵素加水分解物1を添加した餃子は柔らかく、ジューシィー感に富むことから、酵素加水分解物1の添加による食感改善効果が認められた。
試験例10
酵素加水分解物1、対照品1又は対照品3をスケトウダラすり身に添加し、蒲鉾を試作した。原料の配合割合を表19に示す。
配合割合に従った原料をサイレントカッターにて混練りし、ケーシングチューブに詰め90℃にて30分間ボイルして蒲鉾を得た。得られた蒲鉾について、レオメーターにてゲル強度と凹みの大きさを測定した。結果を表20に示す。
表20より明らかなように、酵素加水分解物1を添加した蒲鉾はソフトで弾力性のある、優れた食感の蒲鉾であった。
試験例11
酵素加水分解物又は対照品を添加した豚肉を用いてレトルトカレーを試作した。豚肉用のピックル液の原料及び組成を表21に示す。
原料肉は国産の冷凍豚モモ肉、デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。原料肉を解凍後、表21に示したピックル液を、肉100重量部に対して30重量部、インジェクターを用いて注入し、15時間タンブリングを行った。タンブリング後に肉を1.5cm角に成形して、酵素加水分解物添加肉及び対照品添加肉を調製した。また、無添加品は原料肉をそのまま1.5cm角に成形して用いた。
レトルトパウチ袋に該調製肉50g及び市販のカレールー100gを脱気充填後、121℃で40分間(F値=36)の加圧加熱調理を行った。
次いで、レトルト処理肉の食感を官能検査にて評価した。評価法は熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点とし、10段階評点の平均値を用いて行った。結果を表22に示す。
表22より明らかなように、無添加品の肉は組織がボソボソと脆くなっており、砕けるような食感であったのに対し、酵素加水分解物1及び酵素加水分解物8を添加したレトルト処理肉は柔らかく弾力があり、肉の繊維感のあるジューシィーなものであった。しかしながら、酵素加水分解物8は穀物臭が強く、また苦味も強いものであった。対照品1及び対照品2を添加した肉の場合は肉質が固く締まっていた。
試験例12
酵素加水分解物1及び対照品1をそれぞれ添加した牛肉を用いてレトルト牛丼を試作した。牛肉用の浸漬液の原料及び組成を表23に示す。
原料肉は米国産の冷凍牛モモ肉を厚さ2mm、5cm×2cmに成形したものを使用した。原料肉を解凍後、表23に示した浸漬液に6時間漬け込み、酵素加水分解物添加肉及び対照品添加肉を調製した。また、無添加品は原料肉をそのまま用いた。
レトルトパウチ袋に該調製肉50g及び調味たれ50g、玉葱50gを脱気充填後、121℃で15分間(F値=10)の加圧加熱調理を行った。
得られたレトルト処理肉の食感を官能検査にて評価した。評価法は熟練した10名のパネラーにより最高点を10点、最低点を1点とし、10段階評点の平均値を用いて行った。結果を表24に示す。
表24より明らかなように、無添加品は肉質が固く、組織がボソボソになっており、脆く砕けて原型を留めていなかったのに対し、酵素加水分解物1を添加したレトルト処理肉は柔らかく弾力があり、肉の組織がしっかりしており、ジューシィーなものであった。対照品1を添加したレトルト処理肉は肉質が締まっており、均質な固い食感であった。
試験例13
酵素加水分解物又は対照品を3重量%添加した市販の焼き肉のたれに、焼き肉用牛カルビ肉(厚さ3mm、5cm×10cm)を6時間浸漬し、電気オーブンにて200℃×4分間の加熱処理を行った。焼成前の肉の面積を100とし、焼成後の肉の面積を測定した結果を表25に示す。
肉の面積の測定方法はバットに並べた牛カルビ肉にビニールを乗せその輪郭をトレースし、コピー機にて複写した用紙を切り抜き、紙の重量を用いて面積比として測定した。また、焼成後の食感について熟練したパネラー10名による官能試験を行った。
表25より明らかなように、酵素加水分解物1又は酵素加水分解物8を添加したたれには、牛カルビ肉の焼き縮みを抑制する効果が認められた。また、食感についても固くならず、柔らかい食感を維持し、ジューシィーな好ましいものとなった。
試験例14
酵素加水分解物及び対照品をそれぞれ用いてステーキ肉を試作した。ピックル液の組成を表26に示す。
原料肉は米国産の冷凍牛ロース肉、デキストリンはTK−16(松谷化学製)を用いた。製造方法は次の通りである。即ち、牛ロース肉に表26に示した組成のピックル液を肉100重量部に対して20重量部、インジェクターを用いて注入し、15時間タンブリングを行った。無処理品は原料肉をそのままで、ピックル液をインジェクションした肉は成型後−26℃にて一晩冷凍し、冷凍肉スライサーにて厚さ1cmにスライスした。
スライス肉を電気オーブンにて200℃×10分間の加熱処理を行った。焼成前の肉の面積を100とし、焼成後の肉の面積を測定した。また、焼成後の食感については官能検査にて、熟練したパネラー10名により最高点を10点、最低点を1点として10段階評点の平均値を用いて評価した。肉の面積の測定方法は試験例13に準じて行った。結果を表27に示す。
表27より明らかなように、酵素加水分解物1を添加したステーキは焼き縮みが抑制され、食感も柔らかく、ジューシィーで、肉の繊維感(肉質感)のあるものとなった。対照品1の卵白粉末添加品は、食感が均一でプリプリしておりハム様の食感となった。
均等物
当業者であれば、単なる日常的な実験手法によって、本明細書に記載された発明の具体的態様に対する多くの均等物を認識し、又は確認することができるであろう。かかる均等物は、下記の請求の範囲に記載されるような本発明の範疇に含まれるものである。
産業上の利用可能性
蛋白質の酵素加水分解物を含有する本発明の食肉改質剤は、冷凍保存された食肉、加圧加熱殺菌食品用の食肉や挽き肉加工食品の保水性の向上、焼成時の焼き縮みの抑制、食感の向上等を図るものであるため、食肉を調理する食品分野に広く利用することができる。本発明の食肉改質剤を添加する本発明の食肉の改質方法は、冷凍保存された食肉、加圧加熱殺菌食品用の食肉に添加したり、挽き肉加工食品の調製時に添加することにより、食肉の保水性の向上、焼成時の焼き縮みの抑制、食感の向上等を図ることができるため、食肉を調理する食品分野に広く利用することができる。
Claims (7)
- 蛋白質を、Bacillus層の菌体より抽出されるプロテアーゼを用いて、55〜65℃、pH7〜10で加水分解することにより得られる平均アミノ酸鎖長が2〜15の酵素加水分解物を含有する、冷凍保存により保水力が低下した食肉用の食肉改質剤。
- 酵素加水分解物のアミノ基量が原料蛋白質の7〜20倍である請求項1記載の食肉改質剤。
- 酵素加水分解物の遊離アミノ酸含量が該酵素加水分解物の20重量%以下である請求項1又は2記載の食肉改質剤。
- 蛋白質が卵白蛋白質である請求項1〜3いずれか記載の食肉改質剤。
- 請求項1〜4いずれか記載の食肉改質剤を含有する食肉加工食品。
- 請求項1〜4いずれか記載の食肉改質剤を、冷凍保存により保水力が低下した食肉に添加して保水力を向上させることを特徴とする食肉の改質方法。
- 請求項1〜4いずれか記載の食肉改質剤を、冷凍保存により保水力が低下した食肉に添加して焼成時の食肉の焼き縮みを抑制することを特徴とする食肉の改質方法。
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