JPH01228449A - 食品の保存方法 - Google Patents

食品の保存方法

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JPH01228449A
JPH01228449A JP63052698A JP5269888A JPH01228449A JP H01228449 A JPH01228449 A JP H01228449A JP 63052698 A JP63052698 A JP 63052698A JP 5269888 A JP5269888 A JP 5269888A JP H01228449 A JPH01228449 A JP H01228449A
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chitosan
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谷田 孝雄
Etsuzo Tsuburaya
円谷 悦造
Hajime Okumura
奥村 一
Kichiya Kawamura
川村 吉也
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は食品の保存方法に関し、詳しくは特定の分子量
のキトサン酸分解物を添加して食品の保存性を向上させ
る方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]本発明
において米飯類とは、米を主材とし、水のみで炊飯した
白飯や、鶏肉・牛肉等蓄肉、まぐろ、えび等の魚介類、
にんじん、ごぼう、たけのこ等野菜を単独もしくは適宜
組合せ、醤油、砂糖等の調味料を米と一緒に炊飯もしく
は白飯に混ぜ込んだ五目飯、味付飯のばか炒めた焼飯、
酢に塩、砂糖等を溶解したいわゆる合わせ酢を白飯に混
合したすし飯、さらにはモチや赤飯を意味する。
また、小麦加工品とは、うどんやそばなど生麺もしくは
これらをゆでたゆで麺やゆでたスパゲツティなどを含む
麺類、ぎようざやシューマイ、ワンタン、春巻き等の皮
、パンを意味する。食肉加工品とは、豚肉や牛肉、馬肉
、羊肉、家きん肉。
兎肉等畜肉を主原料として作られるハム、ソーセージ、
ベーコン、ハンバーグステーキ等を意味する。さらに、
あん類とは、原料の雑豆を煮熟。
磨砕、篩別、水晒し、脱水した生あん、生あんや煮熟豆
に砂糖その他糖類を加えて加熱しながら練った練りあん
等を意味する。また、調味料類とは、醤油及び醤油にだ
し汁やグルタミン酸ソーダ、リボタイドのような化学調
味料、砂糖1 ミリン、食塩、香辛料などを加えた麺つ
ゆ類や焼肉のタレのようなタレ類に加工された醤油加工
品;味噌及び即席味噌汁やタレ類のように味噌を調味加
工した味噌加工品;各種ソース類:発酵によって得られ
た香味液に糖類、その他必要に応じて呈味剤香料などを
加えたミリン風調味料(甘味系);発酵調味料(塩ミリ
ン系)などを意味する。
これら食品は、微生物が繁殖しやすい為、パンや食肉製
品、あん類、醤油、味噌には合成保存料の使用が認めら
れている。しかし、これら合成保存料の安全性に対する
消費者の不信感が近年強まっており、その使用が忌避さ
れる傾向が強まっている。
また、醤油や味噌のように、食塩の多量添加により製造
工程中および製品の微生物による腐敗防止を図っている
ものもある。しかし、最近の減塩志向により食塩添加量
を下げた製品も市販されるようになり、ますます安全且
つ簡便な方法で微生物による腐敗を防止し、保存性を向
上させることが切望されている。
[課題を解決するための手段コ そこで本発明者らは、上記欠点を解消すべく鋭意研究を
重ねた結果、特定の分子量を有するキトサン酸分解物を
米飯類又は小麦加工品や食肉加工品、あん類、調味料類
の製造工程中に添加すれば保存性が向上することを見出
し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は分子量が10000〜50000で
あるキトサン酸分解物を添加することを特徴とする米飯
類又は小麦加工品1食肉加工品、あん類。
調味料類の製造法を提供するものである。
本発明で用いるキトサンは、甲殻類、昆虫類。
貝類などの下等動物の外皮骨格組織の成分および菌類の
細胞壁成分として知られているキチンを原料とし、これ
をアルカリ処理などの常法により、脱アセチル化して得
られるものである。
本発明で使用するキトサン酸分解物としては特願昭62
−284192号明細書に記載された食品用保存剤等が
主成分として使用される。
本発明ではこのキトサンを酸加水分解して得られる分解
物で、分子量が10000〜50000のものを有効成
分とするが、キトサンの酸分解に使用する酸としては有
機酸あるいは無機酸のいずれでもよい。ただし、食品に
添加することを考慮し、酢酸、乳酸、クエン酸、リンゴ
酸あるいは塩酸など、通常食用に供される酸を用いるこ
とが望ましい。酢酸を含有する食品としては食酢が良く
知られており、香味の面からも食酢は好ましい。
キトサンの酸分解条件は、酢酸を用いる場合はキトサン
2重量%に対し、酢酸濃度0.5〜20%(W/V) 
、好ましくは1.5〜5%(w/V) テloo 〜1
21℃、5〜180分間加水分解処理すればよく、大略
100℃の場合には60〜180分間、121 ’Cの
場合には5〜60分間加水分解処理すれば十分である。
その他、乳酸1クエン酸、リンゴ酸などの有機酸を用い
る場合も、酢酸濃度と同じ酸濃度にすれば上記の条件が
適用である。また、塩酸を使用する場合は塩酸濃度0.
05〜2.ON、好ましくは0.1〜0.5 Nで10
0〜121℃、3〜180分間加水分解処理すればよく
、大略100℃の場合には60〜180分間、121℃
の場合には3〜60分間加水分解処理すれば十分である
。キトサンの酸加水分解条件が厳しい場合、有効成分で
ある分子量10000〜50000の両分が更に分解低
分子化してしまい抗菌活性が低下する。また、酸加水分
解条件がゆるやかな場合、分子量50000以上の高分
子画分が多くなり、有効成分である分子量画分の収量が
減少する上に、渋味を呈するようになる。従って、キト
サンの酸分解条件は上記設定範囲で正しく行なわれなけ
ればならない。なお、本発明において分子量の測定は透
析法あるいはゲル濾過法により行なった。
このようにして得られたキトサン酸分解物は水酸化ナト
リウム等により中和した後、米飯類又は小麦加工品1食
肉加工品、あん類、調味料類に添加する。なお、上記の
酸の代りにキトサン分解酵素を使用したキトサン酵素分
解物も利用可能である。
また、キトサン酸分解物に酢酸含有液を混合して米飯類
又は小麦加工品1食肉加工品、あん類。
調味料類に添加することも可能であり、この場合、酢酸
含有液単独で添加する場合に比べ酢酸含有液の添加量が
少なくてよいため、酸味を呈することもなく、保存性を
向上出来る。キトサン酸分解物に混合する酢酸含有液と
しては、香味の面から食酢が特に好ましい。なお、キト
サン酸分解物に酢酸含有液を混合する場合、特許第95
9222号等に記載した食酢溶液の製法のごとく酢酸の
重量1に対して卵殻1重炭酸ソーダおよびカセイソーダ
の中の1f!!もしくは2種以上の物質を0.29〜1
.10の割合で食酢に加えて酢酸の重量パーセントより
も酢酸塩の重量パーセントの方が高くなるように調整し
た食酢溶液(ただし、卵殻または重炭酸ソーダを単独で
加える場合は0.60〜1.10、カセイソーダを単独
で加える場合は0.29〜0.53の割合で食酢に加え
て調整した食酢溶液)を混合して添加することにより、
食味が良好なうえ、保存性に優れた米飯類又は小麦加工
品1食肉加工品、あん類、調味料類を製造することがで
きる。
キトサン酸分解物の添加量は、米飯類の製造の場合、生
米に対しキトサン固型分として0.01〜1%(W/W
) 、小麦加工品の場合、小麦粉に対しキトサン固型分
として0.006〜0.6%(W/W)が望ましい。
食肉加工品の場合、出来上がり製品重量に対しキトサン
固型分として0.005〜0.5%(W/W)が望まし
い。
あん類の場合、出来上がり製品重量に対しキトサン固型
分として0.005〜0.5%(W/W)が望ましい。
また、調味料類の場合、出来上がり製品重量に対しキト
サン固型分として0.005〜0.5%(W/W)が望
ましい。
キトサン酸分解物の添加量が少なすぎると、防腐効果が
期待できず、添加量が多過ぎると、キトサン特有の渋味
が発現し、食味に悪影響を及ぼす。また、添加する時期
については制限がなく、加熱工程、調合工程、漬は込み
工程、熟成工程。
混合練成工程、充填工程等の適宜の時期に添加出来る。
米飯類では炊飯前あるいは炊飯後のいずれでもよく、ま
た炊飯前と炊飯後の両方に分けて添加してもよい。また
、炊飯時に五目飯のように醤油。
砂糖など調味料を添加する際に合わせて添加しても良い
。小麦加工品の場合、キトサン酸分解物の添加はその製
造工程中であれば任意であるが、混捏過程において添加
するのが好ましい。
しかし、ゆでうどんやゆでそばのような生うどんや生そ
ばををゆでる工程がある製品では、ゆでる工程において
添加し生うどんや生そばにキトサン酸分解物の必要添加
量を吸収、吸着させることも可能である。
一方、食肉加工品の場合、原料肉の塩漬工程やソーセー
ジやハンバーグステーキ等では原料肉と粘着補強剤や調
味料等を練り合わせる工程で添加することが出来る。
あん類の場合、煮熟工程で添加することが好ましい。調
味料類の場合は、原料調合工程で添加することが好まし
い。但し、醤油や味噌では製造工程の微生物汚染を防止
するには、添加量を十分考虜し、原料調合工程で添加す
ればよい。また、製品の保存性向上の為には、熟成工程
あるいは充填工程で添加すればよい。
[実施例] 次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1 キトサン(東京化成工業株式会社製)2重量%を3%(
W/V)の酢酸溶液に溶解しキトサン溶液とし、121
℃で60分加圧加熱処理して加水分解を行なった。次い
で、水酸化ナトリウムを用いて中和し、キトサン酸分解
物(^)を得た。
精白米1500gを水洗したのち、第1表に示した量の
キトサン酸分解物(A)に水を加え2250mj+とし
た試験液を加えて市販電気炊飯器を用い炊飯した。炊飯
終了した白飯は食味試験及び冷却後トレイバックに入れ
、30℃で保存試験を行った。この結果を第1表に示す
。なお、表中の−は腐敗せず、+は腐敗したを示し、食
味評価は20人のパネラ−の総合評価で示した。
第  1  表 第1表より明らかなように、キトサン酸分解物(A)の
添加量は、キトサン固型分として生米に対し0.01〜
1%(W/W)が保存性1食味の面から良好であると判
断された。
実施例2 精白米1500gを水洗し、そこに2cm角程度に切っ
た鶏肉300g、la切りしたニンジン100g。
水につけ戻しておいた干しいたけ10枚を繊切りにした
もの及び醤油100mRと実施例1で得られたキトサン
酸分解物(A) 50mN、食酢(酸度10%のもの)
 10mJに水を加えて2250m1としたものすべて
を加えよく混合攪拌し、通常通り炊飯して炊き込み飯(
A)を作った。上記のうちキトサン酸分解物(A)及び
食酢を水に代替したこと以外は同様に炊飯した炊き込み
飯(対照)を作った。また、上記のうちキトサン酸分解
物(A)は無添加とし、食酢30m1+に水を加えて2
250mj!とじたこと以外は同様に炊飯した炊き込み
飯(B)を作った。これら製品について実施例1と同様
に保存試験及び食味評価を行った。その結果を第2表に
示す。
第2表 第2表より明らかなように、製品A、Bは微生物の繁殖
を制御し腐敗を遅延させる効果は同じであるものの食味
評価より製品Aが優れていることがわかる。
実施例3 キトサン(東京化成工業株式会社製)2重量%を0.2
N塩酸に混合溶解しキトサン溶液とし、100℃で12
0分間加熱処理して加水分解を行なった。次いで、水酸
化ナトリウムで中和し、キトサン酸分解物(B)を得た
(1)配合割合 イ)中種 小麦粉(強力粉)70kg イースト        3 〃 イーストフード     0,1〃 脱脂粉乳       2 〃 水                42 8口)本生
地 小麦粉    30 lag 砂   糖            5  〃食   
塩            2  〃マーガリン   
    6 〃 傘 水                      
 18   〃命中試験サンプル      + 幸試験サンプルに含まれている水分量を考慮して水量を
選定する。
製 品  ″”試験サンプル A  キトサン酸分解物(B)4   %″B  プロ
ピオン酸カルシウム  0.15%1およびフマル酸0
.044%1 C無添加 中小麦粉に対する重量%を示す。
(2)製造法 上記組成の中種をミキシングしく低速、2分)、第1発
酵室(温度26℃)にて2時間発酵させる。次いで、こ
れに上記組成の本生地を加え、ミキサーにて混合(低速
、2分、高速、5分)する。
フロア−タイムとして15分放置後、分割、丸目し、生
地の回復時間としてベンチタイムとして15分置く。し
かる後、ホイロ室(温度35〜38℃)にて30〜40
分第2発酵を行なう。発酵終了後、焙焼炉にて温度22
0〜230℃で焼き上げる。
焼ぎ上げ3時間後にスライスした食パン4枚宛をポリエ
チレンフィルムにて包装した。各製品100パツクを試
料として温度30℃、湿度70〜90%の室に保存し、
所定時間毎にカビ類の発生の有無を測定した。得られた
結果を第3表に示す。
第  3  表 保存時間(hr) 製  品  本」LA」虹と  叩 7’2 84  
旦 U」A   43.0−− − 士 士 8  42.8  − − ± 十 廿C41,8−−
± + ← 注)−:カビの発生が認められない。
±;カビの発生がわずかに認められる。
+;カビの発生が認められる。
+:カどの発生が多く認められる。
水分の測定:赤外線水分計を用いた。
次に、経験豊かな5名のパネルにより、各製品の外観お
よび内相審査を行なった結果を第4表に示す。
第  4  表 A  10101010 1010101010B  
1010109 9101089C101010101
010101010注)評価は10点法により行なった
上記結果より明らかなように、本発明の方法によって得
られるパン類は、120時間保存後においても殆んどカ
ビ類の発生が認められなかった。さらに、本発明の方法
によって得られる製品は外観および内相において無添加
のものと比較して何ら遜色がない。すなわち、一般に保
存料を添加したパンは外観的に体積と皮質が劣り、内相
に関しては香り、味、さらにはすだちや触感も劣ること
が知られているが、本発明の製品はこのような欠点がな
い。
実施例4 キトサン(東京化成工業株式会社製)5重量%を0.5
N塩酸に混合溶解しキトサン溶液とし、100℃で18
0分加熱処−理して加水分解を行なった。次いで、水酸
化ナトリウムで中和し、キトサン酸分解物(C)を得た
牛肉をひき肉にしたもの600gに細断したタマネギ3
00g、小麦粉100g、鶏の全卵液60g、塩10g
、香辛料適量に対しキトサン酸分解物(C)を第5表に
示した所定量に水を加えて最終150mj)としだもの
すべてをよく混合した。次いで、適当な大きさに整形後
、常法通り焼いてハンバーグステーキ(1200g)を
作った。このハンバーグステーキについて食味試験及び
トレイパックに入れ30℃で保存試験を行った。これら
の結果を第5表に示す。なお、表中の−は腐敗せず、+
は腐敗したを示し、食味評価は20人のパネラ−の総合
評価で示した。
第5表 第5表より明らかなように、キトサン酸分解物(C)の
添加量は、キトサン固形分としてハンバーグステーキ出
来上がり重量、に対して0.005〜0.5%(W/W
)が保存性1食味の面から良好であると判断された。
実施例5 あずき1 kgを水に浸漬膨潤後、実施例1で得られた
キトサン酸分解物(A)を第6表に示した所定量に水を
加えて最終2j2とした液と共に煮熟し、豆をつぶし種
皮を除いて生あん2kgを作った。この生あんについて
食味試験及び小袋に詰め密封後、30℃で保存試験を行
った。これら結果を第6表に示す。なお、表中の−はガ
ス発生なし、+はガス発生ありを示し、食味評価は20
人のパネラ−の総合評価で示した。
第  6  表 第6表より明らかなように、キトサン酸分解物(A)の
添加量はキトサン固型分としてあん出来上がり重量に対
して0.005〜0.5%(W/W)が保存性9食味の
面から良好であると判断された。
実施例6 糖類50%(W/W) 、呈味剤フレーバー香味液20
%(W/W)に実施例3で得られたキトサン酸分解物(
B)を第7表に示した所定量加え、さらに水を加えて最
終出来上がり100%(W/W)  とし、みりん風調
味料を作った。このみりん風調味料について食味試験及
び小袋に詰め密封後、30tで保存試験を行った。これ
らの結果を第7表に示す。なお、表中の−はガス発生な
し、+はガス発生ありを示し、食味評価は20人のパネ
ラ−の総合評価で示し第7表より明らかなように、キト
サン酸分解物(B)の添加量は、キトサン固型分として
みりん風調法科製品重量に対して0,005〜0.5%
(W/W)が保存性1食味の面から良好であると判断さ
れた。
実施例7 生醤油(食塩17.0%、アルコール分0.5%。
全窒素1.5%) looomlに対し■実施例1で得
られたキトサン酸分解物(A) 20+nj)添加した
もの(製品1)、095%アルコールを20mR添加し
たもの(製品2)、■水20mj!添加したもの(対照
)それぞれをビン詰めし、30℃で保存し産膜酵母の発
生日数及び実施例1と同様に食味評価を行った。その結
果を第8表に示す。
第  8  表 表8より明らかなように、本発明品は同じ天然保存料で
あるアルコールより保存性1食味で優れていることかわ
かる。
実施例8 小麦粉4kgに対し食塩150g、試験液として実施例
3で得られたキトサン酸分解物(B) 200mj! 
醸造酢(酢酸酸度lO%のもの)11に水酸化ナトリウ
ム33.3gを加えて混合して得た液50mj+及び水
1250mg加え、よく混ねつ、めん打ちを行いうどん
を作った。対照として試験液を添加しないで水1500
+nN加え上記と同様にうどん(対照)を作った。
本発明により得られたうどんは歯ごたえもよく、しかも
ネト菌やカビの発生のない保存性に優れたうどんを製造
することが出来た。
実施例9 実施例8で得られたうどん(対照)Ikgを沸騰水中で
ゆで、水冷後、実施例3で得たキトサン酸分解物(B)
 lo%(V/V)を含む水槽に1分間浸漬後、包装し
てゆでうどんを製造したところ、本発明の処理を行わな
いものに比べ歯ごたえが良く保  −存性に優れたゆで
うどんが得られた。
実施例1O 小麦粉10kgに対し食塩100g、実施例3で得たキ
トサン酸分解物(B) 400mρを温湯5ftに溶か
し、小麦粉に加えよくこね、30分間生地をわかした後
、うすくのばし直径8cmの円形に切断し、ぎようざの
皮を作ったところ、保存性に優れたぎようざの皮を得る
ことが出来た。
実施例11 豚のもも肉1kgに塩20g、硝酸カリウム2g。
亜硝酸ナトリウム0.2gの混合塩を肉によくすり込み
、3℃で2日放置し血続りを行った。次いで、0.1%
(W/V) ノ硝酸カリウム、0.05%(W/V)の
亜硝酸ナトリウム、1.5%(W/V)の砂糖及び試験
液を18%の食塩水に溶かし、この中に前記血続り処理
を行った肉を3℃、10日間の浸漬(塩漬け)を行った
製  品       試   験   液キトサン酸
分解物(A)2  %(W/V)B      〃  
    10 %(W/V)Cソルビン酸カリウム  
 0.2%(W/V)D水 塩漬終了後、水洗し塩出しを行った。次いで、常法に従
い燻煙処理を施し生ハムを製造し、15℃での保存試験
及び実施例1と同様に食味試験を実施した。結果を第9
表に示す。
第  9  表 上記表より明らかなように本発明により製造した生ハム
は保存性1食味に優れていることがわかった。
実施例12 豚の可食部分をひき肉にしたもの300kgにデンプン
15kg、塩3 kg、すりおろしニンニク5 kg、
化学調味料及び香辛料を適量加え、さらに実施例3で得
られたキトサン酸分解物(B)8Itと醸造酢(酢酸酸
度10%のもの)IJ2に卵130.0g 、重炭酸ナ
トリウム14.0gおよび水酸化ナトリウム6.87g
を加えて混合した液4℃をすべて加えてよく混合し、常
法に従いケーシング充填後、加熱、冷却してソーセージ
を製造したところ、食味の良い保存性に優れたソーセー
ジを製造することが出来た。
実施例13 あずき1 kgを水に浸漬膨潤後、水21を加え煮熟し
たのち、豆をつぶし豆の種皮を除いて生あん2kgを作
った。次いで出来上がった生あんに砂糖1kgと、■実
施例3で得たキトサン酸分解物(B)100mi+を加
えたもの(製品1)、■実施例3で得たキトサン酸分解
物(B) 70mgに酢酸酸度lO%の醸造酢11に卵
Wu30g、重炭酸ナトリウム14gおよび水酸化ナト
リウム6.67gを加えて混合した液30m1を加えた
もの(製品2)、■ソルビン酸カリウム3gを水100
mρを溶解したもの(製品3)、■水100mA+を加
えたもの(対照)を各々加え、加熱しよく練り上げた後
、冷却して生こしあんを作った。これら製品を各々小袋
に密封し30℃で保存し、酵母による発泡の有無を調べ
た。その結果を第10表に示す。
第  10 表 一:発泡認められず +:発発泡り 表より明らかなように、本発明品は合成保存料と同等以
上の保存効果が認められた。
実施例14 糖類50%(W/W) 、呈味剤フレーバー香味液20
%(W/W)  に試験液を加え水で加水し100%と
したみりん風調法科を作った。
キトサン酸分解物(B)1%(V/W)B  醸造酢 (酢酸酸度5%のもの) 2%(V/W)C水 これら製品を小袋に密封し30℃で保存し、酵母による
発泡の有無を調べた。また、食味評価を実施例1と同様
に実施した。これらの結果を第11表に示す。
第  11   表 (−)・・・発泡認められず (+)・・・発泡あり 表11より明らかなように製品Aが保存性1食味がより
良いことがわかった。
実施例15 米及び種1を用いて常法に従って得られた米麺50kg
に食塩7.5kgを混合して塩切り麹としたものに、常
法により蒸煮し冷却した大豆25kgを混合し仕込みを
行い発酵、熟成させた。出来上りだ味噌1 kg当り実
施例1で得られたキトサン酸分解物(A) 20+nj
!と醸造酢(酢酸酸度lO%のもの)tItに重炭酸ナ
トリウム70gを加えて混合した液(酢酸酸度5%) 
10+nj!を添加しよく混合後、常法通り袋詰包装し
て味噌を製造したところ、食味のよい保存性に優れた味
噌を製造することが出来た。
実施例16 醤油18λ、かつおのだし汁45に、ミリン5m。
砂l 10J、化学調味料1kgに実施例3で得られた
キトサン酸分解物(B)3ftと醸造酢(酢酸酸度5%
のもの) 0.5 JZを加え、水を加えて100 u
としビン詰工程を経てめんつゆを製造したところ、美味
しく保存性に優れためんつゆが製造出来た。
実施例17 濃口醤油350I1.、白味噌100kg 、醸造酢(
酢酸酸度10%のもの) 5042 、砂糖300kg
 、ミリン50℃9食塩15kg、化学調味料30kg
、おろしニンニク20kg、オニオンパウダー15kg
、おろし主要5kgに実施例3で得られたキトサン酸分
解物(B) 30ftを加え、さらに水を加えて最終1
000fLとし、よく混合し攪拌して焼肉のタレを製造
したところ、味の良い保存性に優れた焼肉のタレを製造
することが出来た。
[発明の効果] 本発明によれば、食味が良好で且つ安全に保存性を高め
た食品が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)分子量が10000〜50000であるキトサン酸
    分解物を添加することを特徴とする米飯類又は小麦加工
    品の製造法。 2)分子量が10000〜50000であるキトサン酸
    分解物を添加することを特徴とする食肉加工品の製造法
    。 3)分子量が10000〜50000であるキトサン酸
    分解物を添加することを特徴とするあん類の製造法。 4)分子量が10000〜50000であるキトサン酸
    分解物を添加することを特徴とする調味料類の製造法。 5)キトサン酸分解物が該キトサン酸分解物に酢酸含有
    液を混合したものである請求項1、2、3、4のいずれ
    かに記載の製造法。 6)酢酸含有液が食酢である請求項5記載の製造法。 7)キトサン酸分解物が該キトサン酸分解物に、食酢中
    の酢酸の重量1に対して卵殻、重炭酸ソーダおよびカセ
    イソーダの中の1種もしくは2種以上の物質を0.29
    〜1.10の割合で食酢に加えて、酢酸の重量パーセン
    トよりも酢酸塩の重量パーセントの方が高くなるように
    調整した食酢溶液(ただし、卵殻または重炭酸ソーダを
    単独で加える場合は0.60〜1.10、カセイソーダ
    を単独で加える場合は0.29〜0.53の割合で食酢
    に加えて調整した食酢溶液)を混合したものを添加する
    請求項1、2、3、4のいずれかに記載の製造法。
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