JPH1063473A - デジタル音声記録装置およびデジタル音声再生装置 - Google Patents

デジタル音声記録装置およびデジタル音声再生装置

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JPH1063473A
JPH1063473A JP8220112A JP22011296A JPH1063473A JP H1063473 A JPH1063473 A JP H1063473A JP 8220112 A JP8220112 A JP 8220112A JP 22011296 A JP22011296 A JP 22011296A JP H1063473 A JPH1063473 A JP H1063473A
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JP8220112A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Tobiuchi
正敏 飛内
Masaaki Sato
正昭 佐藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使い易く、誤操作のないデジタル音声記録装置
を提供する。 【解決手段】音声データ領域およびインデックス情報領
域を有するICカード9にデジタル信号に変換された音
声データおよび該音声データに関するインデックス情報
を各々記録するデジタル音声記録装置であって、上記音
声データに関する宛先、優先度および音声ガイドのうち
少なくとも一つの音声データ関連情報を音声で上記音声
データ領域に記録し、上記音声データ領域に音声で記録
した上記音声データ関連情報のアドレスを上記インデッ
クス情報領域に記録するシステム制御部6を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル音声記録
装置およびデジタル音声再生装置、詳しくは、記録媒体
にデジタル信号に変換された音声データおよび該音声デ
ータに関するインデックス情報を各々記録するデジタル
音声記録装置、および、上記記録媒体に記録された音声
データおよび該音声データに関するインデックス情報を
各々再生するデジタル音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の録音内容をタイピストが再
生してタイプする口述記録方式、いわゆるディクテーシ
ョンシステム(口述システム)として、磁気テープを使
用したアナログ方式の録音再生装置を用いた技術手段が
知られている。この録音再生装置を用いた口述システム
の用途としては、たとえば、口述者が自室あるいは移動
中等に差し出したい手紙の内容を複数種録音した上で、
その録音済磁気テープをタイピスト等に渡した後、タイ
ピストがそのテープを再生装置に装着し、再生音を聞き
ながらタイプライタを操作してレターを作成するシステ
ムが考えられる。
【0003】また、このような口述システムにおいて、
録音再生装置(口述装置)に口述者の操作による複数の
キュー信号を録音する手段を備え、より使い易いように
した技術手段も知られている。この口述システムは、1
つの口述記録が終了する度に第1のキュー信号を終了信
号として上記磁気テープに記録し、また、タイピストが
タイプ作業に入る前に予め聞いてもらいたい指示事項、
たとえば複数レターの差出しの優先順位とか訂正事項等
がある際には、第2のキュー信号を記録して該第2のキ
ュー信号の直後に、上述の事項を録音するようになって
いる。
【0004】この技術手段においては、上記第1,第2
のキュー信号は、何れも可聴帯域の低周波信号で記録さ
れるようになっている。タイピストは上記磁気テープを
受け取った後、再生装置(トランスクライバー)で磁気
テープを再生するが、その際に高速巻戻しを行い、上記
第1,第2のキュー信号を確認する。この第1,第2の
キュー信号は上述したように可聴帯域の信号であるの
で、タイピストは第1のキュー信号の数によって受領し
た磁気テープに録音された口述数を知り、第2のキュー
信号の位置で巻き戻し中の磁気テープを停止し、再生す
ることによって、タイプ作業に入る前に口述者が録音し
た予め聞いてもらいたい指示事項、例えば何番目のレタ
ーの差出し先を優先するとか、録音済みの口述内容の訂
正事項等を知ることができる。
【0005】さらに、キュー信号の位置を明確にするた
めに、トランスクライバーの上級機種ではテープカウン
タでその位置を表示するようにした技術手段も提案され
ている。
【0006】一方、特開平5−197516号公報に
は、入力された音声情報に対して、音声入力単位ごとに
音声情報テーブルを設け、音声情報のタイトル、情報記
録の日付、情報の記録長、記録媒体上の音声情報記録位
置アドレス等を格納し、入力音声情報と共に記憶する音
声情報処理装置が開示されている。
【0007】この音声情報処理装置は、音声情報の再生
に当たっては、音声情報テーブルに格納されている情報
を入力することにより記録媒体上の音声情報を検索して
所望の音声情報を読み出して出力するようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術手段では、口述者側ではキュー操作をした
結果が正しいか否かを確認することが非常に面倒で時間
がかかった。
【0009】またタイピスト側では、キュー信号を正確
に理解して把握するのに熟練を要するとともに、すべて
の口述が優先順位指示に従ってレター化が済んだか、訂
正事項や指示事項を漏れなく正確に守ったか等、常に不
安が伴い、いわゆる暗中模索的なところがあった。
【0010】このような状況において、近年カード型の
ICメモリが低価格化してきて口述システムにも採用が
可能となり、従来のキュー信号によるシステムよりも、
デジタルで、かつランダムアクセスが可能な録音に相応
しいユーザの使い易いシステムの出現が望まれるに至っ
た。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、使い易く、誤操作のないデジタル音声記録装
置およびデジタル音声再生装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のデジタル音声記録装置は、音声デー
タ領域およびインデックス情報領域を有する記録媒体に
デジタル信号に変換された音声データおよび該音声デー
タに関するインデックス情報を各々記録するデジタル音
声記録装置であって、上記音声データに関する宛先、優
先度および音声ガイドのうち少なくとも一つの音声デー
タ関連情報を音声で上記音声データ領域に記録する音声
データ記録手段と、上記音声データ領域に音声で記録し
た上記音声データ関連情報のアドレスを上記インデック
ス情報領域に記録するインデックス情報記録手段と、を
具備する。
【0013】上記の目的を達成するために本発明の第2
のデジタル音声記録装置は、上記第1のデジタル音声記
録装置において、上記インデックス情報領域にファイル
記号を記録し、さらに録音開始日時および録音時間のう
ちの少なくとも1つを記録する手段を、さらに備える。
【0014】上記の目的を達成するために本発明のデジ
タル音声再生装置は、記録媒体における音声データ領域
に記録された音声データおよび同記録媒体におけるイン
デックス情報領域に記録された上記音声データに関する
インデックス情報を再生するデジタル音声再生装置であ
って、上記インデックス情報領域に記録されている所定
の情報のアドレスに対応させて合成音を付加した、上記
音声データ領域に記録されている宛先、優先度および音
声ガイドのうち、少なくとも1つの情報を成文化して音
声出力する手段を備える。
【0015】上記第1のデジタル音声記録装置は、音声
データ記録手段で、上記音声データに関する宛先、優先
度および音声ガイドのうち少なくとも一つの音声データ
関連情報を音声で上記音声データ領域に記録し、インデ
ックス情報記録手段で、上記音声データ領域に音声で記
録した上記音声データ関連情報のアドレスを上記インデ
ックス情報領域に記録する。
【0016】上記第2のデジタル音声記録装置は、上記
第1のデジタル音声記録装置において、上記インデック
ス情報領域にファイル記号を記録し、さらに録音開始日
時および録音時間のうちの少なくとも1つを記録する。
【0017】上記デジタル音声再生装置は、上記インデ
ックス情報領域に記録されている所定の情報のアドレス
に対応させて合成音を付加した、上記音声データ領域に
記録されている宛先、優先度および音声ガイドのうち、
少なくとも1つの情報を成文化して音声出力する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施形態であるデ
ジタル音声記録再生装置の構成を示したブロック図であ
る。
【0020】本実施形態のデジタル音声記録再生装置
は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を具備
し、該マイクロホン1からの音声出力は接続されたマイ
クアンプ(AMP)2によって増幅されるようになって
いる。このマイクアンプ2の出力はローパスフィルタ
(LPF)3を介してA/D変換器(A/D)4に入力
されるようになっており、マイクアンプ2で増幅された
アナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でエリアシ
ングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯域をカ
ットされ該A/D変換器(A/D)4に入力されるよう
になっている。
【0021】上記A/D変換器4においてアナログ信号
である音声信号はデジタル信号に変換された後、デジタ
ル信号処理部(DSP)5に入力されるようになってい
る。
【0022】また、上記デジタル信号処理部5には、該
デジタル信号処理部5の動作を制御する、図示しない制
御回路が接続されているとともに、符号化されたデータ
を一時的に記憶するデータI/Oバッファが接続されて
いる。なお、上記制御回路は後述するシステム制御部6
に接続され、制御されるようになっている。
【0023】上記デジタル信号処理部5は、録音時に
は、システム制御部6に制御されて上記A/D変換器4
でデジタル信号に変換された音声信号をフレーム単位で
一定のフォーマットのデータに圧縮変換(符号化)し、
符号化されたデータは一時的に上記データI/Oバッフ
ァに記録され、この後、システム制御部6に対して伝送
されるようになっている。
【0024】一方、再生時には、上記デジタル信号処理
部5は、システム制御部6に制御されて該システム制御
部6からのデータをフレーム単位で伸長変換(復号化)
する処理を行い、復号化されたデジタル信号は、D/A
変換器(D/A)10に対して出力するようになってい
る。
【0025】上記D/A変換器10でアナログ信号に変
換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして量
子化雑音を軽減するバンドパスフィルタ(BPF)11
を介して、該音声信号を増幅してスピーカを駆動するパ
ワーアンプ(AMP)12に入力されるようになってい
る。また、該パワーアンプ12で増幅された音声信号は
音声に変換して放音するスピーカ13より発音されるよ
うになっている。
【0026】上記システム制御部6は、マイクロプロセ
ッサ(CPU)で構成され、当該音声記録再生装置の各
部の動作を制御する制御手段としての役目を果たすと共
に、音声データに関する宛先、優先度および音声ガイド
のうち少なくとも一つの音声データ関連情報を音声で記
録媒体の音声データ領域に記録する音声データ記録手
段、上記音声データ領域に音声で記録した上記音声デー
タ関連情報のアドレスを記録媒体のインデックス情報領
域に記録するインデックス情報記録手段の構成要素とし
ての役目を果たすようになっている。
【0027】また、上記システム制御部6には、所定の
音声データが記録されている音声データROM7が接続
されており、また、ICカード9がICカードインター
フェース8を介してシステム制御部6に接続されてい
る。
【0028】このICカード9は、当該デジタル音声記
録再生装置に着脱自在であって、所定の音声データおよ
び該音声データに関するインデックス情報が各々記録さ
れる音声データ領域およびインデックス情報領域を有す
る記録媒体である。
【0029】さらに、システム制御部6には、図示しな
いアドレス制御回路が接続されており、操作入力部19
の操作に応じて、該アドレス制御回路に適当なアドレス
信号を与え、上記デジタル信号処理部5から供給された
音声データのほか、録音日時、インデックス情報等を所
定のフォーマットに基づいて上記ICカード9に記録、
あるいは該ICカード9に記録されているデータを読み
出して上記デジタル信号処理部5に供給するようになっ
ている。
【0030】また、システム制御部6には、時計機能を
有する時計機能部14,動作モード等を表示する表示部
15,当該デジタル音声記録再生装置の駆動源となる電
源部16がそれぞれ接続されている。
【0031】さらに、上述したように上記システム制御
部6には操作部19が接続されており、該操作部19
は、各種操作ボタン、すなわち、録音ボタンREC、再
生ボタンPLAY、停止ボタンSTOP、早送りボタン
FF、早戻しボタンREWのほか、送りスキップボタン
FORWARD SKIP,戻りスキップボタンBAC
K SKIP,優先度設定ボタンPRIORITY,音
声ガイド設定ボタンANNOTATEおよび宛先設定ボ
タンTARGETを備えている。なお、詳細は後述す
る。
【0032】次に、本実施形態のデジタル音声記録再生
装置の動作を図2ないし図6を参照して説明する。
【0033】図2は本実施形態のデジタル音声記録再生
装置のメイン動作を示すフローチャート、図3は本実施
形態における宛先録音処理を示したフローチャート、図
4は本実施形態の音声ガイド録音処理を示したフローチ
ャート、図5は本実施形態における優先度録音処理を示
したフローチャート、図6は本実施形態におけるICカ
ードの音声ファイルの構成を示した説明図である。
【0034】図2に示すように、当該デジタル音声記録
装置がオンされると、まずシステム制御部6は所定の初
期設定を行い(ステップS1)、上記操作部19の各種
ボタンの入力待機状態となる(ステップS2)。ここ
で、上記操作部19の各種ボタンのうち何れかのボタン
がオンされると、そのボタンが何であるかを検出するに
先だって上記ICカード9が装着されているか否かを判
定し(ステップS3)、ICカード9が装着されていな
い場合は上記LED15に警告表示を行うか、スピーカ
13より所定の警告音を出力する等のアラームを出力し
(ステップS12)、上記ステップS2に戻る。
【0035】上記ステップS3において、ICカード9
が装着されている場合は、ステップS4〜ステップS1
1に示す各ボタン検出動作により、オンされたボタンが
何であるかを検出する。
【0036】まず、オンされたボタンが宛先設定ボタン
TARGETであるか否かを検出し(ステップS4)、
オンされているならば図3に示すような宛先録音処理の
サブルーチンを実行し(ステップS13)、リターンし
た後ステップS2に戻る。
【0037】ここで、図3のフローチャートおよび図6
を参照して上記宛先録音処理のサブルーチンにおける動
作を説明する。
【0038】この宛先録音処理のサブルーチンは、口述
者が口述に先立ち、当該デジタル音声記録装置が停止モ
ード中(または録音モード中)において上述したように
上記宛先設定ボタンTARGETがオンされると実行さ
れるが、まずICカード9のインデックス情報領域のフ
ァイル番号欄(図6参照)にファイル番号が記録される
(ステップS21)とともに、宛先位置アドレスをIC
カード9のインデックス情報領域の宛先位置アドレス欄
(図6参照)に記録する(ステップS22)。なお、上
記宛先設定ボタンTARGETは、押圧されている間の
みオンするように設定されたスイッチであり、押圧が解
除されるとオフするようになっている。
【0039】この状態でマイクロホン1より宛先名が入
力されると、該宛先名の音声信号は上記マイクアンプ
(AMP)2で増幅され、LPF(ローパスフィルタ)
3を経てA/D変換器4でA/D変換された後、デジタ
ル信号処理部(DSP)5に入力される。
【0040】これを受けてシステム制御部6は、デジタ
ル信号処理部5に対して符号化命令を出力し(ステップ
S23)、これによりデジタル信号処理部5は上記宛先
名の音声信号を圧縮して音声データとし、該音声データ
をフレーム単位でシステム制御部6に入力する(ステッ
プS24)。そして、システム制御部6は、この宛先名
音声データをICカードインタフェイス8を経て記録媒
体であるICカード9の宛先領域(図6参照)に録音
(記録)する(ステップS25)。
【0041】この後、宛先領域に録音が終了して宛先設
定ボタンTARGETスイッチの押圧が解除されると
(ステップS26)、システム制御部6は、デジタル信
号処理部5に対して符号化停止命令を出力し(ステップ
S27)、同時に時計機能部14(図1参照)の出力に
より宛先録音の録音時間をICカード9のインデックス
情報領域の宛先録音時間欄(図6参照)に記録する(ス
テップS28)。この後、録音一時停止モードに設定さ
れ(ステップS29)、リターンする。
【0042】図2に戻って、上記操作部19のボタンの
うち、オンされたボタンが録音ボタンRECであるなら
ば(ステップS5)、録音処理のサブルーチンを実行す
る(ステップS14)。
【0043】このステップS14の録音処理のサブルー
チンにおいては、システム制御部6は、録音開始日時を
時計機能部14より入力し、ICカード9のインデック
ス情報領域の録音開始日時欄(図6参照)に記録する。
続いて口述者がマイクロホン1に向かって録音を開始す
ると、該音声信号はマイクアンプ(AMP)2で増幅さ
れ、ローパスフィルタ(LPF)3を経てA/D変換器
4でA/D変換され、デジタル信号処理部(DSP)5
で入力される。このデジタル信号処理部5で該音声は圧
縮処理され、音声データとしてシステム制御部6に入力
される。システム制御部6は、上記デジタル信号処理部
5からの音声データをICカードインタフェイス8を経
てICカード9の音声データ領域Aに録音する。
【0044】この後、録音処理が終了するとリターンし
てステップS2に戻る。
【0045】また、上記操作部19のボタンのうち、オ
ンされたボタンが再生ボタンPLAYであるならば(ス
テップS6)、再生処理のサブルーチンを実行し(ステ
ップS15)、早送りボタンFFであるならば(ステッ
プS7)、早送り処理のサブルーチンを実行し(ステッ
プS16)、早戻しボタンREWであるならば(ステッ
プS8)、早戻し処理のサブルーチンを実行し(ステッ
プS17)、FORWARD SKIPあるいはBAC
K SKIPボタンであるならば、所定のスキップ処理
のサブルーチンを実行する(ステップS18)。
【0046】なお、上記再生処理、早送り処理、早戻し
処理、スキップ処理の各処理は周知の技術手段を用いて
行うようになっており、ここでの詳しい説明は省略す
る。
【0047】一方、録音モード中(または停止モード
中)において、例えば訂正事項が発生した場合は、口述
者が音声ガイド設定ボタンANNOTATEを押すとこ
とにより(ステップS10)、音声ガイド録音処理のサ
ブルーチンが実行されるようになっている(ステップS
19)。
【0048】ここで、図4のフローチャートおよび図6
を参照して上記音声ガイド録音処理のサブルーチンにお
ける動作を説明する。
【0049】図4は、本実施形態の音声ガイド録音処理
を示したフローチャートである。
【0050】まず、システム制御部6は、音声ガイド録
音開始位置をICカード9のインデックス情報領域の音
声ガイドNo.1位置(図6参照)に口述録音開始時よ
り音声ガイド録音開始までの経過時間(以下音声ガイド
録音開始経過時間という)で記録する(ステップS3
1)。更にその音声ガイドが録音された日時もインデッ
クス情報領域のNo.1録音開始日時欄に記録される
(ステップS32)。
【0051】この状態でマイクロホン1より訂正内容が
入力されると、該訂正内容の音声信号は上記マイクアン
プ(AMP)2で増幅され、LPF(ローパスフィル
タ)3を経てA/D変換器4でA/D変換された後、デ
ジタル信号処理部(DSP)5に入力される。
【0052】これを受けてシステム制御部6は、デジタ
ル信号処理部5に対して符号化命令を出力し(ステップ
S33)、これによりデジタル信号処理部5は上記訂正
内容の音声信号を圧縮して音声データとし、該音声デー
タをフレーム単位でシステム制御部6に入力する(ステ
ップS34)。そして、システム制御部6は、この訂正
内容の音声データをICカードインタフェイス8を経て
記録媒体であるICカード9の音声ガイドNo.1領域
(図6参照)に録音(記録)する(ステップS35)。
【0053】この後、音声ガイドNo.1領域に録音が
終了して音声ガイド設定ボタンANNOTATEの押圧
が解除されると(ステップS36)、システム制御部6
は、デジタル信号処理部5に対して符号化停止命令を出
力し(ステップS37)、同時に時計機能部14(図1
参照)の出力により音声ガイド録音の録音時間をICカ
ード9のインデックス情報領域の音声ガイドNo.1録
音時間欄(図6参照)に記録する(ステップS38)。
この後、録音一時停止モードに設定され(ステップS3
9)、リターンする。
【0054】この後、さらに口述録音を続ければ、シス
テム制御部6はICカード9の次の音声データ領域Bに
音声データを記録する。
【0055】また、2度目以降の訂正を行う場合は、上
記と同様に音声ガイド設定ボタンANNOTATEを操
作することによって、図6に示すICカード9のインデ
ックス情報領域に音声ガイドNo.2位置(経過時間)
と、音声ガイドNo.2録音開始日時を記録し、訂正内
容は音声ガイドNo.2に録音され、動作終了とともに
インデックス情報領域に音声ガイドNo.2録音時間が
記録される。
【0056】この後、さらに口述録音を続ければ、シス
テム制御部6はICカード9の次の音声データ領域Cに
音声データを記録する。
【0057】このように、本実施形態のデジタル音声記
録再生装置においては、口述録音処理と訂正等の音声ガ
イド録音処理とが繰り返して行えるようになっている。
【0058】また、口述録音を終了する際には、操作部
19の停止ボタンSTOP(図1参照)を押すと、時計
機能部14の出力によりICカード9のインデックス情
報領域の録音終了日時欄(図6参照)に録音終了および
録音時間が録音時間欄(図6参照)に記録される。
【0059】なお、当該デジタル音声記録再生装置にお
いては、口述録音を途中で中断する際にも停止ボタンS
TOPを操作するが、上記録音終了日時と録音時間と
は、(1)新たに宛先設定ボタンTARGETが押され
て次の宛先が記録されたとき、(2)停止ボタンSTO
Pが2度押されたとき、(3)停止モード(STOPモ
ード)が所定時間続いたとき、に正規に記録されるよう
になっている。
【0060】図2に戻って、本実施形態においては、録
音モード中(または停止モード中)に、口述者がタイピ
ストに対して複数口述のうち、口述中のレター化を優先
したい等の優先度を指示する場合は、上記操作部19の
優先度設定ボタンPRIORITYを押すとことにより
(ステップS11)、音声ガイド録音処理のサブルーチ
ンが実行されるようになっている(ステップS20)。
【0061】ここで、図5のフローチャートおよび図6
を参照して上記優先度録音処理のサブルーチンにおける
動作を説明する。
【0062】図5は、本実施形態における優先度録音処
理を示したフローチャートである。
【0063】まず、システム制御部6は、停止モード
(または録音モード)時に優先度設定ボタンPRIOR
ITYがオンされると、優先度位置アドレスをICカー
ド9のインデックス情報領域の優先度位置アドレス(図
6参照)に記録する(ステップS41)。 この状態で
マイクロホン1より優先度の内容が入力されると、該優
先度内容の音声信号は上記マイクアンプ(AMP)2で
増幅され、LPF(ローパスフィルタ)3を経てA/D
変換器4でA/D変換された後、デジタル信号処理部
(DSP)5に入力される。
【0064】これを受けてシステム制御部6は、デジタ
ル信号処理部5に対して符号化命令を出力し(ステップ
S42)、これによりデジタル信号処理部5は上記優先
度内容の音声信号を圧縮して音声データとし、該音声デ
ータをフレーム単位でシステム制御部6に入力する(ス
テップS43)。そして、システム制御部6は、この優
先度内容の音声データをICカードインタフェイス8を
経て記録媒体であるICカード9の優先度領域(図6参
照)に録音(記録)する(ステップS44)。
【0065】この後、優先度領域に録音が終了して優先
度設定ボタンPRIORITYの押圧が解除されると
(ステップS45)、システム制御部6は、デジタル信
号処理部5に対して符号化停止命令を出力し(ステップ
S46)、同時に時計機能部14(図1参照)の出力に
より優先度録音の録音時間をICカード9のインデック
ス情報領域の優先度録音時間欄(図6参照)に記録する
(ステップS47)。この後、停止モードに設定され
(ステップS48)、リターンする。
【0066】なお、口述者が更に第2、第3の口述録音
を続ける場合は上記動作を繰り返せばよい。システム制
御部6は、ICカード9に対して、音声データ領域Cの
次に第2の口述録音のインデックス情報領域、第2の宛
先、その優先度、その音声データ領域の順に記録するよ
うになっている。
【0067】次に、本実施形態のデジタル音声記録再生
装置において、口述者が指定した宛先、優先度等の確認
を行う際の再生モードでの作用について説明する。
【0068】まず、口述者が指定した宛先を確認する際
の動作について説明する。
【0069】口述者が再生モードにおいて宛先設定ボタ
ンTARGETを押すと、システム制御部6は、次のイ
ンデックス情報領域の宛先位置アドレス(図6参照)位
置へスキップさせて録音された宛先名を検出して読み出
す。そしてシステム制御部6は、この宛先名に上記音声
データROM7(図1参照)に予め記憶されている合成
音を付加して上記デジタル信号処理部5を介してスピー
カ13より発音させる。
【0070】たとえば、2番目の宛先名が“佐藤”であ
った場合、システム制御部6は、音声データROM7に
予め記憶している「2番目の宛先は“XX”さんです」
という合成音に宛先名である“佐藤”を付加して、「2
番目の宛先は佐藤さんです」という宛先音声データをデ
ジタル信号処理部5に出力する。そして、デジタル信号
処理部5における処理の後、スピーカ13より上記宛先
名が再生される。また、この宛先名に続き音声データ領
域に記録された音声データが再生されるようになってい
る。
【0071】さらに次のファイルを呼出す場合は、口述
者は再度宛先設定ボタンTARGETを押すことで上記
同様に、たとえば「3番目の宛先は大橋さんです」とい
うように、宛先名を再生することができる。そして、上
記操作を繰り返すことで、口述者は記録済み口述録音の
宛先を全て知ることができるようになっている。
【0072】次に、口述者が指定した優先度を確認する
際の動作について説明する。
【0073】口述者が再生モードで優先度設定ボタンP
RIORITYを押すと、システム制御部6がインデッ
クス情報領域の優先度位置アドレス(図6参照)により
録音された優先度録音位置を検出して現在再生中のファ
イルの優先度がスピーカ13より再生されるようになっ
ている。
【0074】システム制御部6は、優先度が記録されて
いるときは、優先度内容の冒頭部に上記音声データRO
M7に予め記憶されている「優先度は」という合成音を
付加して再生し、優先度が記録されていないときは同様
に上記音声データROM7に予め記憶されている「優先
度は指定されてません」という合成音を再生する。
【0075】次に、口述者が録音した口述内容を確認す
る際の動作について説明する。
【0076】口述者が今まで録音した口述内容を知りた
い場合は、まず、上述したように再生モードで宛先設定
ボタンTARGETを操作することで宛先名を確認し、
これにより知りたい口述内容の宛先が何番目かを知るこ
とができる。そして、上記FORWARD SKIPボ
タンを該口述内容の宛先の順番に対応した回数ほど押圧
することで所望の口述内容を再生することができる。た
とえば、所望の口述内容の宛先の順番が3番目であった
なら、FORWARD SKIPボタンを3回押すと該
口述内容が再生されるようになっている。
【0077】次に、口述者が録音した訂正内容を確認す
る際の動作について説明する。
【0078】口述者が録音した訂正内容を確認する場合
は、上記音声ガイド設定ボタンANNOTATEを押す
ことで、その口述における訂正内容のみが再生されるよ
うになっている。このとき、システム制御部6は訂正内
容の冒頭部に上記音声データROM7に予め記憶されて
いる「1番目の音声ガイドは」という合成音を付加して
再生する。また、次の訂正内容に移りたい場合は再び音
声ガイド設定ボタンANNOTATEを押すことで該当
する訂正内容を再生することができる。
【0079】このようにして、口述者が所定の口述録音
を行い、宛先、優先度の指定、訂正等を行った後、確認
等を済ませてすべてのデータがICカード9に記録され
ると、口述者は、ICカード9を当該デジタル音声記録
再生装置より取り出して後述する再生専用機のオペレー
タに渡すことが可能となる。
【0080】次に、本発明の第2の実施形態であるデジ
タル音声再生装置について説明する。
【0081】この第2の実施形態は、上記第1の実施形
態のデジタル音声記録再生装置で口述データが記録され
たICカード9の再生専用機(トランスクライバー)で
ある。
【0082】図7は、本第2の実施形態のデジタル音声
再生装置の構成を示したブロック図であり、図8は本実
施形態のデジタル音声再生装置のメイン動作を示すフロ
ーチャート、図9は本実施形態における再生処理を示し
たフローチャートである。なお、上記第1の実施形態と
同様の構成要素には同一の符号を付与し、ここでの詳し
い説明は省略する。
【0083】図7に示すように、当該デジタル音声再生
装置は再生専用機であり、上記第1の実施形態の如き、
録音部は省略されている。また、音声の再生はスピーカ
13のみではなく、増幅器(AMP)12からの出力は
イヤホンジャック24にも選択して接続されるようにな
っており、該イヤホンジャック24に図示しないイヤホ
ンを接続することでイヤホンで再生することも可能とな
っている。
【0084】また、システム制御部6には、少なくとも
ファイル番号、録音時間、その録音時間の現在位置等を
表示する表示部23、上記第1の実施形態と同様の音声
データROM22、所定の操作を行うフットスイッチが
接続されるフットスイッチインターフェース21が接続
されている。
【0085】さらに、システム制御部6に接続される操
作部25は、上記第1の実施形態における操作部19よ
り録音ボタンRECが省略され、消去ボタンERASE
が付加されている。
【0086】その他の構成は上記第1の実施形態と同様
であるので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0087】次に、図8を参照して本実施形態の動作を
説明する。
【0088】図8に示すように、当該デジタル音声再生
装置がオンされると、まずシステム制御部6は所定の初
期設定を行い(ステップS51)、上記操作部25の各
種ボタンの入力待機状態となる(ステップS52)。こ
こで、上記操作部25の各種ボタンのうち何れかのボタ
ンがオンされると、そのボタンが何であるかを検出する
に先だって上記ICカード9が装着されているか否かを
判定し(ステップS53)、ICカード9が装着されて
いない場合は上記表示部23に警告表示を行うか、スピ
ーカ13より所定の警告音を出力する等のアラームを出
力し(ステップS62)、上記ステップS52に戻る。
【0089】そして、当該デジタル音声再生装置のオペ
レータ(タイピスト)が口述者より渡されたICカード
9を該デジタル音声再生装置に装着すると(ステップS
53)、ステップS54〜ステップS61において、上
記操作部25の各ボタンの検出待機状態となる。
【0090】すなわち、宛先ボタンTARGET,消去
ボタンERASE,再生ボタンPLAY,早送りボタン
FF,早戻しボタンREW,スキップボタンFORWA
RDSKIP,BACK SKIP,音声ガイドボタン
ANNOTATE,優先度ボタンPRIORITYのオ
ン動作をそれぞれステップS54〜ステップS61で検
出するようになっている。
【0091】以下、各ボタン操作による動作を説明す
る。
【0092】まずオペレータが、再生する口述録音の件
数と全ての録音の宛先を確認したいときには、上記宛先
ボタンTARGETをオンすればよい(ステップS5
4)。これにより、システム制御部6は宛先の頭出し再
生処理のサブルーチンを実行し(ステップS63)、リ
ターンした後ステップS52に戻る。
【0093】この宛先の頭出し再生処理のサブルーチン
においては、まず、システム制御部6はICカード9の
インデックス情報領域における宛先位置アドレス(図6
参照)により録音された宛先名を検出して順次読み出
す。そして、上記第1の実施形態と同様にシステム制御
部6は、該宛先名に、予め音声データROM22(図7
参照)に記憶されている合成音を付加させて、たとえば
「1番目のファイルの宛先は鈴木さんです」、「2番目
のファイルの宛先は佐藤さんです」、「3番目のファイ
ルの宛先は大橋さんです」というように順次宛先をスピ
ーカ13等より出力させる。これにより、当該デジタル
音声再生装置のオペレータは全ての宛先とともに口述録
音の件数を知ることができる。
【0094】また、オペレータが再生する口述録音の優
先度を確認したいときには、上記優先度ボタンPRIO
RITYをオンすればよい(ステップS61)。これに
より、システム制御部6は優先度の頭出し再生処理のサ
ブルーチンを実行し(ステップS70)、リターンした
後ステップS52に戻る。
【0095】この優先度の頭出し再生処理のサブルーチ
ンでは、オペレータが停止モードにおいて優先度ボタン
PRIORITYを押すと、システム制御部6がICカ
ード9におけるインデックス情報領域の優先度位置アド
レス(図6参照)より録音された優先度録音位置を検出
して順次優先度を読み出し、スピーカ13等より再生さ
せる。
【0096】すなわち、システム制御部6は、優先度が
記録されているときは、優先度内容の冒頭部に上記音声
データROM22に予め記憶されている「1番目のファ
イルの優先度は」という合成音を付加して再生し、優先
度が記録されていないときは同様に上記音声データRO
M22に予め記憶されている「優先度は指定されてませ
ん」という合成音を再生する。
【0097】これによって、当該デジタル音声再生装置
のオペレータはどの優先順次でタイプライタ作業を行い
レター化すべきかを知ることができる。
【0098】また、オペレータが再生する口述録音の訂
正内容を再生に先だって確認したいときには、上記音声
ガイドボタンANNOTATEをオンすればよい(ステ
ップS60)。これにより、システム制御部6は音声ガ
イドの頭出し再生処理のサブルーチンを実行し(ステッ
プS69)、リターンした後ステップS52に戻る。
【0099】この音声ガイドの頭出し再生処理のサブル
ーチンでは、音声ガイドボタンANNOTATEを押す
と順次音声ガイド内容と音声ガイド録音開始経過時間
(口述開始からの経過時間)と音声ガイドが録音された
日時とを、予め音声データROM22に記憶されたいる
合成音を付加して再生するようになっている。
【0100】たとえば「1分13秒後の1番目音声ガイ
ドで、4日15時33分の録音です」というようにスピ
ーカ13より再生する。また、全く音声ガイドが録音さ
れていないか、音声ガイドを全て聞いた場合は、たとえ
ば、予め音声データROM22に記憶されている「音声
ガイド情報はありません」という合成音を再生する。
【0101】なお、図8中、ファイル消去処理(ステッ
プS64)、早送り処理(ステップS66)、早戻し処
理(ステップS67)の各処理は周知の技術手段である
ので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0102】このような宛先、優先度、訂正内容の確認
所作の後、オペレータが再生を所望する口述録音ファイ
ルを素早く再生するには、上記スキップボタンFORW
ARD SKIPを用いて所望のファイルを検索するこ
とができる(ステップS59)。このスキップボタンF
ORWARD SKIPがオンされるごとに、口述録音
ファイルのファイル番号が移動表示されるので、再生す
べき口述録音ファイルを素早く呼び出すことができる
(ステップS68)。
【0103】この後、オペレータが再生ボタンPLAY
を押すと、再生処理のサブルーチンが実行される(ステ
ップS65)。
【0104】図9は、この再生処理のサブルーチンにお
ける動作を示したフローチャートである。
【0105】まず、オペレータが再生を希望するファイ
ルを上述したようなスキップボタンFORWARD S
KIP等の操作により選択し、再生ボタンPLAYをオ
ンすると、図9に示すように、システム制御部6は、当
該ファイルの宛先と優先度を再生し(ステップS71,
ステップS72)、次に当該ファイルの録音開始日時と
録音時間をICカード9におけるインデックス情報領域
(図6参照)より読み出して、上記音声データROM2
2に予め記憶されている音声合成音を付加して再生させ
る。たとえば、「録音開始は4日15時32分、録音時
間は3分53秒です」等の音声合成音がスピーカより再
生される(ステップS73)。
【0106】この後、当該ファイルの1フレーム分の音
声データが再生される(ステップS74)。
【0107】ここで、オペレータが再生中のファイルの
宛先、優先度、訂正内容等を再確認したい場合には、上
述した操作と同様に宛先ボタンTARGET(ステップ
S75),優先度ボタンPRIORITY(ステップS
76),音声ガイドボタンANNOTATE(ステップ
S77)をオンすることにより、それぞれ宛先の頭出し
再生処理(ステップS80),優先度の頭出し再生処理
(ステップS81),音声ガイドの頭出し再生処理(ス
テップS82)を行い、これらの頭出し再生が終了した
時点でステップS74に戻り、通常の再生を続ける。
【0108】また、上記宛先ボタンTARGET,優先
度ボタンPRIORITY,音声ガイドボタンANNO
TATEがオンされない場合は、停止ボタンSTOPが
オンされない限りファイルの終端に達するまで(ステッ
プS78,ステップS79)、フレーム単位での再生が
継続される。
【0109】なお、再生位置がファイルの終端に達した
際には、終了したことを使用者に知らせるエンドアラー
ムを出力した後(ステップS83)、所定の停止処理が
なされ(ステップS84)、リターンする。また、再生
の途中で停止する場合には、停止ボタンのオン動作によ
り所定の停止処理がなされ(ステップS84)、リター
ンする。
【0110】なお、上記フットスイッチインターフェー
ス21(図7参照)は、図示しないフットスイッチを接
続させて、操作部の操作の特定した一部、例えば再生ボ
タンPLAY、停止ボタンSTOP、バックスペース
(一定時間の巻き戻し)作動をフットスイッチでさせる
ことにより、タイプ作業にフルに両手が使用できるよう
に構成するためのものである。
【0111】このように、上記第1,第2の実施形態に
よると、 (1)口述者は自分の口述した複数口述の個々のインデ
ックス、たとえば宛先、優先度および音声ガイド(訂正
情報)を音声で知ることができ、正確な口述内容を把握
した上でICカードを再生専用機のオペレータに渡すこ
とができる。
【0112】(2)再生専用機のオペレータは口述内容
のタイプ作業に入る前に複数口述された口述の個々のイ
ンデックスの全貌、たとえば宛先と件数、優先度を音声
で知ることができるので、口述者の指定どおりのタイプ
作業の入ることができる。
【0113】(3)再生専用機のオペレータは、個々の
口述内容タイプ作業に入る前に録音日時、録音時間、音
声ガイド(訂正情報)の全内容を知ることができるの
で、確実で能率的なタイプ作業を行うことができる。
【0114】(4)音声で口述に係わる情報を出力する
ので、大型の表示装置とその駆動回路を必要としないの
で、システム全体が安価となり、特に携帯性が要求され
る口述機は小型軽量となる。
【0115】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 音声データ領域およびインデックス情報領域を
有する記録媒体にデジタル信号に変換された音声データ
および該音声データに関するインデックス情報を各々記
録するデジタル音声記録装置であって、上記音声データ
に関する宛先、優先度および音声ガイドのうち少なくと
も一つの音声データ関連情報を音声で上記音声データ領
域に記録する音声データ記録手段と、上記音声データ領
域に音声で記録した上記音声データ関連情報のアドレス
を上記インデックス情報領域に記録するインデックス情
報記録手段と、を具備したことを特徴とするデジタル音
声記録装置。
【0116】(2) 上記インデックス情報領域にファ
イル記号を記録し、さらに録音開始日時および録音時間
のうちの少なくとも1つを記録する手段を、さらに備え
ることを特徴とする上記(1)に記載のデジタル音声記
録装置。
【0117】(3) 記録媒体における音声データ領域
に記録された音声データおよび同記録媒体におけるイン
デックス情報領域に記録された上記音声データに関する
インデックス情報を再生するデジタル音声再生装置であ
って、上記インデックス情報領域に記録されている所定
の情報のアドレスに対応させて合成音を付加した、上記
音声データ領域に記録されている宛先、優先度および音
声ガイドのうち、少なくとも1つの情報を成文化して音
声出力する手段を備えたことを特徴とするデジタル音声
再生装置。
【0118】(4) 上記インデックス情報領域には、
ファイル記号が記録され、さらに録音開始日時および録
音時間のうちの少なくとも1つが記録されていることを
特徴とする上記(3)に記載のデジタル音声再生装置。
【0119】(5) 所定の操作部材を操作することに
よって、1ファイルごとに音声で記録された宛先のすべ
てが、逐次音声出力されることを特徴とする上記(3)
または(4)に記載のデジタル音声再生装置。
【0120】(6) 所定の操作部材を操作することに
よって、1ファイルごとに音声で記録された優先度のす
べてが、逐次音声出力されることを特徴とする上記
(3),(4)または(5)に記載のデジタル音声再生
装置。
【0121】(7) 所定の操作部材を操作することに
よって、1ファイルごとに音声で記録された優先度のす
べてが、逐次音声出力されることを特徴とする上記
(3),(4),(5)または(6)に記載のデジタル
音声再生装置。
【0122】(8) 音声データ領域およびインデック
ス情報領域を有する記録媒体にデジタル信号に変換され
た音声データおよび該音声データに関するインデックス
情報を各々記録するデジタル音声記録装置であって、所
定のインデックス情報を音声で上記音声データ領域に記
録する音声データ記録手段と、上記音声データ領域に音
声で記録した所定のインデックス情報のアドレスを上記
インデックス情報領域に記録するインデックス情報記録
手段と、を具備したことを特徴とするデジタル音声記録
装置。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、使い易く、誤操作のないデジタル音声記録
装置を提供できる。
【0124】また、請求項2に記載の発明によれば、さ
らに使い易く、誤操作のないデジタル音声記録装置を提
供できる。
【0125】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
使い易く、誤操作のないデジタル音声再生装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるデジタル音声記
録再生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態のデジタル音声記録再生装
置のメイン動作を示すフローチャートである。
【図3】上記第1の実施形態のデジタル音声記録再生装
置における宛先録音処理を示したフローチャートであ
る。
【図4】上記第1の実施形態のデジタル音声記録再生装
置における音声ガイド録音処理を示したフローチャート
である。
【図5】上記第1の実施形態のデジタル音声記録再生装
置における優先度録音処理を示したフローチャートであ
る。
【図6】上記第1の実施形態のデジタル音声記録再生装
置におけるICカードの音声ファイルの構成を示した説
明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のデジタル音声再生装
置の構成を示したブロック図である。
【図8】上記第2の実施形態のデジタル音声再生装置の
メイン動作を示すフローチャートである。
【図9】上記第2の実施形態のデジタル音声再生装置に
おける再生処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…デジタル信号処理部 6…システム制御部 7…音声データROM 9…ICカード 10…D/A変換器 13…スピーカ 14…時計機能部 19…操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データ領域およびインデックス情報
    領域を有する記録媒体にデジタル信号に変換された音声
    データおよび該音声データに関するインデックス情報を
    各々記録するデジタル音声記録装置であって、 上記音声データに関する宛先、優先度および音声ガイド
    のうち少なくとも一つの音声データ関連情報を音声で上
    記音声データ領域に記録する音声データ記録手段と、 上記音声データ領域に音声で記録した上記音声データ関
    連情報のアドレスを上記インデックス情報領域に記録す
    るインデックス情報記録手段と、 を具備したことを特徴とするデジタル音声記録装置。
  2. 【請求項2】 上記インデックス情報領域にファイル記
    号を記録し、さらに録音開始日時および録音時間のうち
    の少なくとも1つを記録する手段を、さらに備えること
    を特徴とする請求項1に記載のデジタル音声記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体における音声データ領域に記録
    された音声データおよび同記録媒体におけるインデック
    ス情報領域に記録された上記音声データに関するインデ
    ックス情報を再生するデジタル音声再生装置であって、 上記インデックス情報領域に記録されている所定の情報
    のアドレスに対応させて合成音を付加した、上記音声デ
    ータ領域に記録されている宛先、優先度および音声ガイ
    ドのうち、少なくとも1つの情報を成文化して音声出力
    する手段を備えたことを特徴とするデジタル音声再生装
    置。
JP8220112A 1996-08-21 1996-08-21 デジタル音声記録装置およびデジタル音声再生装置 Withdrawn JPH1063473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6658575B1 (en) * 1999-03-17 2003-12-02 Olympus Optical Co., Ltd. Voice recording/reproducing apparatus which enters a standby mode while in a communication mode with an external device
US7149693B2 (en) 2003-07-31 2006-12-12 Sony Corporation Automated digital voice recorder to personal information manager synchronization

Cited By (3)

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US7584094B2 (en) 2003-07-31 2009-09-01 Sony Corporation Automated digital voice recorder to personal information manager synchronization

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