JPH03156761A - 記録信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、記録信号再生装置に関するものであり、特
に、磁気記録テープのような記録媒体に対してデジタル
記録された信号を再生するための、デジタル・オーディ
オ・テープレコーダのような記録信号再生装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 記録媒体にデジタル記録した記録情報を磁気ヘッドによ
り検出し、これを復調デコード処理及びアナログ変換を
した後にオーディオ信号を出力する型式のデジタルオー
ディオプレーヤは、通常再生機能等の他にリピート演奏
機能等の種々の演奏機能を備えている。

この型式の再生装置においては、第４図に示す様に記録
媒体に記録されたトラックフォーマットのサブ領域５Ｕ
ＢＩ、５ＵＢ２には曲番信号等の制御信号が、ＰＣＭ領
域にはこの曲の曲情報が記録され、このような領域が記
録媒体全体にわたって順次記録され、図示しないキー・
ボードから入力される指定曲の反復再生、即ち、リピー
指令信号により、第２図（Ａ）に示すように指令的の曲
頭を曲頭信号（ａｔ）によりサーチし、指定曲の曲情報
を再生し、次曲の曲頭信号を検出すると、記録媒体を゛
指定曲の曲頭信号（ａｌ）の位置まで巻戻してリピート
するようにされる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の装置の反復再生は、次曲の曲頭信号を検出してか
ら、指定曲の曲頭信号（ａｌ）の位置まで磁気テープを
巻戻しするように構成しであるため、第２図（Ｂ）　　
に示すように視的のオーディオ信号（ｂ２）の有音部が
早期に終了している場合には、反復再生開始までの待機
時間が長くなり、このため聴取者に焦燥感を与えるばか
りでなく、第２図（Ｃ）に示すように次曲の曲頭信号発
生時よりも前の時点から次曲の曲情報が記録されている
場合には、いわゆる次曲のかじり音の聴取後の反復再生
が行われるため、聴取者に不快感を与えるという問題点
があった。

この発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、
反復再生する際に伴う無音記録再生継続時間の短縮化を
はかるとともに、次曲がじり音の再生を未然に防止する
ことができる記録信号再生装置を得ることを目的とする
。

［課題を解決するための手段］ この発明は、第１図の構成図に示すように、曲頭信号等
の制御情報をＰＣＭ領域に順次記録させたような記録媒
体を正逆転方向に駆動することができる記録媒体駆動部
；上記記録媒体駆動部により駆動される記録媒体上の記
録信号を検出する記録信号検出部；上記記録信号検出部
から検出した記録信号に基づいてオーディオ信号を出力
させる再生部；上記再生部から出力されるオーディオ信
号中の無音記録部を検出する無音記録部検出手段；上記
無音記録部検出手段から出力される無音記録部検出信号
が、次曲の曲頭信号を検出する以前に、ある所定の時間
以上にわたって継続することの有無を検出する時間幅検
出手段；および、上記時間幅検出手段からの検出信号に
基づいて、記録媒体を逆方向へ、指定曲の曲頭信号の先
頭部まで高速で巻戻し、再び通常再生すること、または
、上記時間幅検出手段からの検出信号に基づいて、オー
ディオ出力にミューティングをかけ、次曲曲頭信号を検
出した後、指定曲の曲頭信号の先頭部まで高速で巻戻し
、再び通常再生することのための手段；を備えている記
録信号再生装置である。

［作　用］ 再生中の曲情報における無音記録部を検出し、この無音
記録部が無音記録部発生時から、次曲の曲頭信号を検出
するよりも以前に、ある所定の時間幅よりも長い時間に
わたって継続したことを検出すると、反復再生する曲の
曲頭位置に記録媒体を巻戻すように記録媒体駆動機構を
制御して反復再生を行なう。

［実施例］ 第１図は、この発明の一実施例である記録信号再生装置
を示す概略構成図である。この第１図において、磁気記
録テープ（１）は、モータ（３）等と連動しているキャ
プスタン（２）により駆動される。

また、前記磁気記録テープ（１）上での記録信号は磁気
ヘッド（４）により検出される。そしてこの磁気ヘッド
（４）によって検出された記録信号は、再生増幅部（５
）において適当に増幅されてから、後段のデジタル信号
処理部（６）において、対応のオーディオ信号に変換さ
れると共に、曲頭信号等のサブコード情報が検出される
。次いで、このオーディオ信号は分岐されて、Ｄ／Ａ変
換部（７）及びマイクロコンピュータ部（８）の双方に
加えられる。

また、マイクロコンピュータ部（８）にはサブコード情
報も入力される。

マイクロコンピュータ部（８）においては、デジタル信
号処理部（６）からのオーディオ信号のレベルが、第２
図（Ｄ）に示されているような時点ｔ０において、所定
の設定レベルを下回ったときから、適当な計時機能に基
づくカウント動作が開始される。そして、このような状
態が、次曲の曲頭信号を検出するよりも以前に、所定の
時間幅１１以上にわたって継続しているか否かの判別が
なされる。

ここで、所定の設定レベルを下回った状態の継続が、次
曲の曲頭信号を検出するよりも先に、時間幅Ｔ、を上回
った場合には、モータ制御部（９）によってモータ駆動
部（１０）を制御することにより、前記モータ（３）を
逆方向に、高速で回転させ、第２図（Ｄ）の時点し、に
おいて、指定曲の曲頭部を検出すると同時に通常再生を
再開する。

次に、このように構成された上記実施例装置の９作につ
いて、第３図に示されているフロー・チャート図を参照
しながら説明する。

いま、装置は第１図には示されていないキー・ボード等
からの指令により、指定曲反復再生動作中にあり、磁気
記録テープ（１）は、モータ（３）によって通常再生時
の速度で回転駆動されているものとする（ステップ（３
１））。指定曲の有音部の再生が終了すると、第２図（
Ｄ）のオーディオ信号（ｂ４）に無音記録部が現れるが
、これをマイクロコンピュータ部（８）が検出する（ス
テップ（３２））。

マイクロコンピュータ部（８）は、次曲の曲頭信号の有
無を検出しくステップ（３３））　、次曲の曲頭信号を
検出した場合には、モータ制御部（９）によりモータ駆
動部（１０）を制御することにより磁気記録テープ（１
）を駆動し、指定曲の曲頭部をサーチした後、ステップ
（３１）に戻り通常再生を再開する。

次曲の曲頭信号を検出していない場合には、マイクロコ
ンピュータ部（８）は先に検出した無音記録部が所定時
間Ｔ１以上継続したか否かを判定しくステップ（３４）
）　、所定時間１７以上継続したことを検出した場合に
は、モータ制御部（９）により、モータ駆動部（１０）
を制御することにより磁気記録テープ（１）を駆動し、
指定曲の曲頭部をサーチした後、ステップ（３１）に戻
り通常再生を再開する。

［発明の効果］ 以上述べたようにこの発明によれば、記録媒体中の無音
記録部を検出する手段と、無音記録部継続時間が所定時
間を超えたことを検出する時間幅検出手段と、時間幅検
出手段からの検出信号に基づいて、記録媒体駆動部を正
転方向通常再生速度と逆転方向高速送りとの間で切り換
えるように制御する制御手段とを備えるように構成した
ので、反復再生ずる曲の無音部継続時間を大幅に短縮す
ることが可能になるほか、次曲のかじり音の再生を未然
に防止することができ、これにより聴取者の焦踊感なら
びに不快感を与えることがないという優れた効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例装置の構成図、第２図（Ａ）
、　（Ｂ）、　（Ｃ）は−数的な曲頭信号とオーディオ
信号との関係を示す波形図、第２図（Ｄ）はこの発明の
実施例装置による曲頭信号とオーディオ信号との関係を
示す波形図、第３図はこの発明の実施例装置の動作を説
明するためのフローチャート図、第４図は記録媒体にお
けるサブコード領域とＰＣＭ領域とを示すトラックフォ
ーマットの例示図である。 図面中、（１）は磁気記録テープ、（２）はキャプスタ
ン、（３）はモータ、（４）は磁気ヘッド、（５）は再
生増幅部、（６）はデジタル信号処理部、（７）はＤ／
Ａ変換部、（８）はマイクロコンピュータ部、（９）は
モータ制御部、（１０）はモータ駆動部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　記録媒体を正逆転方向に駆動することができる記録媒
   体駆動部；上記記録媒体駆動部により駆動される記録媒
   体上の記録信号を検出する記録信号検出部；上記記録信
   号検出部から検出した記録信号に基づいてオーディオ信
   号を出力させる再生部；上記再生部から出力されるオー
   ディオ信号中の無音記録部を検出する無音記録部検出手
   段；上記無音記録部検出手段から出力される無音記録部
   検出信号がある所定の時間以上にわたって継続すること
   の有無を検出する時間幅検出手段；および、上記時間幅
   検出手段からの検出信号に基づいて、上記記録媒体駆動
   部を正転方向の通常再生速度と逆転方向の高速送り速度
   との間で切り換えるように制御する制御手段；を備えて
   いる記録信号再生装置。