JPH10124354A - 音声情報記録装置 - Google Patents

音声情報記録装置

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JPH10124354A
JPH10124354A JP8275096A JP27509696A JPH10124354A JP H10124354 A JPH10124354 A JP H10124354A JP 8275096 A JP8275096 A JP 8275096A JP 27509696 A JP27509696 A JP 27509696A JP H10124354 A JPH10124354 A JP H10124354A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP8275096A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Tobiuchi
正敏 飛内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH10124354A publication Critical patent/JPH10124354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の意に沿った上書き録音ができる音声
情報記録装置を提供する。 【解決手段】 すでに録音がなされている旧ファイルに
上書き録音を行うときに、該旧ファイルの途中から上書
き録音が開始され(ステップS22,S23)、該旧フ
ァイルの途中で上書き録音が停止されたときには(ステ
ップS25)、上記旧ファイルに上書き録音された部分
と該旧ファイルに上書き録音されていない部分とを結合
させて新たな旧ファイルとして保存する(ステップS2
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報記録装
置、詳しくは、音声情報が記録されている旧ファイルに
上書き記録が可能な音声情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロホン等によって得られた
音声信号をデジタル信号に変換して、例えば半導体メモ
リに記録しておき、再生時において、該半導体メモリか
らこの音声信号を読み出してアナログ信号に変換し、ス
ピーカ等により音声として出力する、いわゆるデジタル
レコーダと呼ばれているデジタル情報記録再生装置が開
発されている。また、特開昭63−259700号公報
には、上述したようなデジタル情報記録再生装置が開示
されている。
【0003】また、このような、音声信号をデジタルデ
ータに変換し、書き換え可能な半導体メモリに記録する
デジタルレコーダの中には、例えば特開平7−1144
00号公報に開示されているように、上書き録音が可能
な技術手段も提案されている。
【0004】この特開平7−114400号公報に開示
された技術手段は、上書き記録中にデータの区切り(フ
ァイルの終端)に達すると、挿入記録に切換わるように
するか、またはそのまま上書き記録が続行されるように
するかの何れかが選択できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−114400号公報に開示されたようなレコー
ダで上書き録音をした場合、どのような場合でも新規に
上書きした部分と、上書きされた旧部分とはつながって
1つのファイルとして記録されてしまっていた。しかし
ながら、上書き録音を行う使用者は大きく分けて以下の
2つのケースに分かれ、各ケースによって上書きされた
旧ファイルの残り部分がその使用者にとって必要である
かあるいは必要でないかが異なってくる。すなわち、 ケース1:旧ファイルは不用であるが、わざわざ消去す
るのが面倒なのでファイルの先頭から上書き録音をする
場合。この場合、旧ファイルは必要ない。 ケース2:旧ファイルの一部、特に最後尾を上書き録音
によって修正する場合。この場合、旧ファイルは必要と
なる。 この2つの場合が存在する。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、使用者の意に沿った上書き録音ができる音声情
報記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声情報記録装置は、音声情報が記
録されている旧ファイルに上書き記録が可能な音声情報
記録装置であって、上記旧ファイルの途中から上書き記
録が開始され該旧ファイルの途中で上書き記録が停止さ
れたときには、上記旧ファイルに上書き記録された部分
と同旧ファイルに上書き記録されていない部分とを結合
させて新たな旧ファイルとして保存することを特徴とす
る。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声情報記録装置は、音声情報が記録されている旧フ
ァイルに上書き記録が可能な音声情報記録装置であっ
て、上記旧ファイルの途中から上書き記録が開始され該
旧ファイルの途中で上書き記録が停止され且つその位置
で該旧ファイルが閉じられたときには、上記旧ファイル
に上書き記録された部分と該上書き記録された部分より
前にある上書き記録されていない部分とを結合させて新
たな旧ファイルとして保存するとともに上記上書き記録
された部分より後ろにある上書き記録されていない部分
を削除することを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第3
の音声情報記録装置は、音声情報が記録されている旧フ
ァイルに上書き記録が可能な音声情報記録装置であっ
て、上記旧ファイルの先頭から上書き記録が開始され該
旧ファイルの途中で上書き記録が停止されたときには、
上記旧ファイルに上書き記録された部分を新規ファイル
として保存し、上記旧ファイルに上書き記録されていな
い部分を新たな旧ファイルとして保存することを特徴と
する。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第4
の音声情報記録装置は、音声情報が記録されている旧フ
ァイルに上書き記録が可能な音声情報記録装置であっ
て、上記旧ファイルの先頭から上書き記録が開始され該
旧ファイルの途中で上書き記録が停止され且つその位置
で該旧ファイルが閉じられたときには、上記旧ファイル
に上書き記録された部分を新規ファイルとして保存する
とともに上記旧ファイルに上書き記録されていない部分
を削除することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施形態である音声
情報記録再生装置の構成を示したブロック構成図であ
る。
【0013】本実施形態の音声情報記録再生装置は、音
声を電気信号に変換するマイクロホン1を具備し、該マ
イクロホン1からの音声出力は接続されたマイクアンプ
(AMP)2によって増幅されるようになっている。こ
のマイクアンプ2の出力はローパスフィルタ(LPF)
3を介してA/D変換器(A/D)4に入力されるよう
になっており、マイクアンプ2で増幅されたアナログの
音声信号は、ローパスフィルタ3でエリアシングノイズ
の発生を防止するため不要な周波数帯域をカットされ該
A/D変換器(A/D)4に入力されるようになってい
る。
【0014】上記A/D変換器4においてアナログ信号
である音声信号はデジタル信号に変換された後、デジタ
ル信号処理部(DSP)5に入力されるようになってい
る。
【0015】また、上記デジタル信号処理部5には、該
デジタル信号処理部5の動作を制御する、図示しない制
御回路が接続されているとともに、符号化されたデータ
を一時的に記憶するデータI/Oバッファが接続されて
いる。なお、上記制御回路は後述するシステム制御部6
に接続され、制御されるようになっている。
【0016】上記デジタル信号処理部5は、録音時に
は、システム制御部6に制御されて上記A/D変換器4
でデジタル信号に変換された音声信号をフレーム単位で
一定のフォーマットのデータに圧縮変換(符号化)し、
符号化されたデータは一時的に上記データI/Oバッフ
ァに記録され、この後、システム制御部6に対して伝送
されるようになっている。
【0017】一方、再生時には、上記デジタル信号処理
部5は、システム制御部6に制御されて該システム制御
部6からのデータをフレーム単位で伸長変換(復号化)
する処理を行い、復号化されたデジタル信号は、D/A
変換器(D/A)11に対して出力するようになってい
る。
【0018】上記D/A変換器11でアナログ信号に変
換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして量
子化雑音を軽減するバンドパスフィルタ(BPF)12
を介して、該音声信号を増幅してスピーカを駆動するパ
ワーアンプ(AMP)13に入力されるようになってい
る。また、該パワーアンプ13で増幅された音声信号は
音声に変換して放音するスピーカ14より発音されるよ
うになっている。
【0019】上記システム制御部6は、マイクロプロセ
ッサ(CPU)で構成され、当該音声情報記録再生装置
の各部の動作を制御する制御手段としての役目を果たす
ようになっている。
【0020】また、上記システム制御部6には、所定の
音声データが記録されている図示しない音声データRO
Mが接続されており、また、フラッシュメモリカード8
がメモリカード制御部7を介してシステム制御部6に接
続されている。
【0021】このフラッシュメモリカード8は、当該音
声情報記録再生装置に着脱自在であって、所定の音声デ
ータおよび該音声データに関するインデックス情報が各
々記録される音声データ領域およびインデックス情報領
域を有する記録媒体である。
【0022】さらに、システム制御部6には、図示しな
いアドレス制御回路が接続されており、操作部19の操
作に応じて、該アドレス制御回路に適当なアドレス信号
を与え、上記デジタル信号処理部5から供給された音声
データのほか、録音日時、インデックス情報等を所定の
フォーマットに基づいて上記フラッシュメモリカード8
に記録、あるいは該フラッシュメモリカード8に記録さ
れているデータを読み出して上記デジタル信号処理部5
に供給するようになっている。
【0023】また、システム制御部6には、動作モード
やファイル番号等を表示する表示部9,当該音声情報記
録再生装置の駆動源となる電源部10がそれぞれ接続さ
れている。
【0024】さらに、上述したように上記システム制御
部6には操作部19が接続されており、該操作部19
は、各種操作ボタン、すなわち、録音ボタンREC、再
生ボタンPLAY、停止ボタンSTOP、早送りボタン
FF、早戻しボタンREW、記録された音声情報を消去
する際の消去指示ボタンERASE、ファイルをクロー
ズする際のエンドマークボタンEを備えている。なお、
詳細は後述する。
【0025】また、上記システム制御部6は、上記操作
部19の複数の操作ボタンの操作に応じて、デジタル信
号処理部5のほかメモリカード制御部7の動作を制御す
る。すなわち、デジタル信号処理部5から供給された音
声データを所定のフォーマットに基づいてメモリカード
制御部7へ供給し、該メモリカード制御部7に接続され
た着脱自在のフラッシュメモリカード8に記録する。あ
るいは、システム制御部6は、フラッシュメモリカード
8に記録されているデータをメモリカード制御部7から
受け取りデジタル信号処理部5に供給する。
【0026】次に、このような構成をなす当該音声情報
記録再生装置の動作をフローチャートを参照して詳細に
説明する。
【0027】電源部10より電源がシステム制御部6に
供給されると、該システム制御部6は図2のフローチャ
ートに示すような動作を開始する。
【0028】すなわち、まず、システム制御部6の外部
条件や内部の記憶部の初期設定を行い表示器への表示を
行う(ステップS1)。初期設定を完了した後、当該音
声情報記録再生装置を停止状態にし(ステップS2)、
着脱自在のフラッシュメモリカード8が装着されている
か否かを検出する(ステップS3)。ここで、フラッシ
ュメモリカード8が装着されていれば、該フラッシュメ
モリカード8中に記録されているファイルの情報を読み
(ステップS4)、有効な音声ファイルのみをカウント
して表示部9にその数を表示する(ステップS5)。
【0029】次に、システム制御部6は、操作部19の
うち、何れかのボタンが押されたか否かを検出する(ス
テップS6)。ここで何れかの操作ボタンが押されたこ
とを検出すると、まず、操作されたのが録音ボタンRE
Cかどうか検出し(ステップS7)、録音ボタンREC
が押されれば、デジタル信号処理部5を制御してA/D
変換器4から入力される音声情報を圧縮し、メモリカー
ド制御部7へデータを送出する録音処理に入る(ステッ
プS8)。この録音処理の詳細については図3のフロー
チャートに詳細に示してある。
【0030】上記ステップS7において、操作されたの
が録音ボタンRECでないときには、次に再生ボタンP
LAYの検出を行う(ステップS9)。ここで再生ボタ
ンPLAYが押されていれば、メモリカード制御部7に
接続されているフラッシュメモリカード8に記録されて
いるデータを読み出し、デジタル信号処理部5に送って
伸長処理を行い、D/A変換器11に音声情報を送る再
生処理に入る(ステップS10)。
【0031】また、上記ステップS9において、再生ボ
タンPLAYが押されていないときは、早送りボタンF
Fの検出を行う(ステップS11)。ここで早送りボタ
ンFFが押されていれば、動作位置を順次適当な速度、
例えば、再生時の100倍で早送りを行う早送り処理に
入る(ステップS12)。
【0032】上記ステップS11において、早送りボタ
ンFFが押されていなければ、早戻しボタンREWの検
出を行う(ステップS13)。ここで早戻しボタンRE
Wが押されていれば、上述した早送り処理の場合とは逆
の方向に動作位置の移動を行う早戻し処理に入る(ステ
ップS14)。
【0033】上記ステップS13において、早戻しボタ
ンREWが押されていなければ、消去指示ボタンERA
SEの検出を行う(ステップS15)。ここで消去指示
ボタンERASEが押されていれば、現在表示部9に表
示されているファイル番号に該当するファイルを消去す
る消去処理に入る(ステップS16)。
【0034】なお、上記録音、再生、早送り、早戻しの
各処理は、停止ボタンSTOPが押されたり、フラッシ
ュメモリカード8が抜かれたり、現在位置がメモリの終
端位置や先端位置にたどり着くと、各処理から抜けて上
記停止処理(ステップS2)に戻る。
【0035】次に、上記録音処理について、図3,図
4,図7に示すフローチャートおよび図6を参照して、
さらに詳細に説明する。
【0036】上記ステップS7(図2参照)において録
音ボタンRECが押されたことを検出するとステップS
8の録音処理に移る。
【0037】図7において、録音処理に入ると、まず、
システム制御部6は、現在位置を検出し(ステップS8
0)、この現在位置情報から旧ファイルの上に重ねて録
音する上書き録音か、それとも記録媒体(フラッシュメ
モリカード8)の空きスペースに録音する追加録音かの
判定を行う(ステップS81)。そして、上書き録音と
判定されると同図中“A”から、図3中“A”に移り上
書き録音が開始される。なお、上書き録音についての詳
細は後述する。
【0038】一方、ステップS81で、上書き録音でな
い即ち追加録音と判定されると、ファイルがオープンさ
れているか否かを判定する(ステップS82)。そし
て、オープン中のファイルが存在していないと判定され
ると、そこに新しい音声ファイルを作成し(ステップS
83)、この音声ファイルにフレーム単位で追加録音を
行う(ステップS84)。
【0039】また、ステップS82でオープン中のファ
イルが存在していると判定されると、このオープンして
いる音声ファイルにフレーム単位で追加録音を行う(ス
テップS84)。上記ステップS84での処理が終了し
た後、現在位置アドレスの更新を行う(ステップS8
5)。
【0040】上記ステップS85が終了すると、システ
ム制御部6は、停止ボタンSTOPが押されたか否かを
判定し(ステップS86)、押されていなければ次にエ
ンドマークボタンEが押されたか否かを判定する(ステ
ップS87)。ここで、どちらのボタンも押されていな
ければ、次のフレームの処理を継続するためにステップ
S80に戻る。
【0041】上記ステップS86で停止ボタンSTOP
が押されたと判定されると、デジタル信号処理部5へ符
号化停止命令を出力して録音を一時停止させ(ステップ
S88)、ファイルをクローズせずにこの録音を抜け
る。
【0042】また、上記ステップS87でエンドマーク
ボタンEが押されたと判定されると、ファイルをクロー
ズして(ステップS89)この録音処理を抜ける。
【0043】次にステップS81で上書き録音と判定さ
れた場合について説明する。
【0044】システム制御部6が上記現在位置情報から
旧ファイルの上に重ねて録音をする上書き録音モードで
あると判断すると、図3中、“A”から上書き録音モー
ドが開始される。まず、上書き録音をファイルの先頭か
ら開始するモードか、ファイルの途中から開始するモー
ドかを判定する。すなわち、現在位置が旧ファイルの先
頭であるか否かを判定する(ステップS21)。ここ
で、現在位置が旧ファイルの先頭である場合は、上書き
録音をファイルの先頭から開始するモードであるとして
同図中、“B”より図4に示すフローチャートに移る。
なお、該モードについての詳細は後述する。
【0045】上記ステップS21において、上書き録音
をファイルの途中から開始するモードであると判定され
た場合、すなわち、現在位置が旧ファイルの先頭でない
場合は、システム制御部6は、次に現在位置が旧ファイ
ルの終端であるか否かを判定する(ステップS22)。
ここで、現在位置が旧ファイルの終端である場合は、シ
ステム制御部6は、表示部9にメモリエンドアラームを
表示し(ステップS27)、該旧ファイルの属性情報を
更新してファイルをクローズする(ステップS31)。
この後、録音処理から抜け出る。
【0046】また、上記ステップS22において、現在
位置が旧ファイルの終端でない場合は、システム制御部
6は、デジタル信号処理部5にA/D変換器4から入力
される音声情報を圧縮させるための命令信号を送り、フ
レーム単位で所定の記録形式に変換して記録媒体(フラ
ッシュメモリカード8)に出力する上書き録音処理を行
う(ステップS23)。その後、現在位置アドレスの更
新を行う(ステップS24)。
【0047】上記ステップS24が終了すると、システ
ム制御部6は、停止ボタンSTOPが押されていないか
どうかを検出し(ステップS25)、押されていなけれ
ば次にエンドマークボタンEが押されていないかどうか
の検出を行う(ステップS26)。ここで、どちらの釦
も押されていなければ次のフレームの処理を継続する。
【0048】上記ステップS25において停止ボタンS
TOPが押されている場合は、デジタル信号処理部5へ
符号化停止命令を出力して一時停止状態にして(ステッ
プS28)、現在位置までの音声データと現在位置以降
の旧ファイルの音声データを合わせて旧ファイル名で保
存し(ステップS29)、録音処理から抜ける。
【0049】ここで、上記ステップS29におけるファ
イル構成について図6を参照して説明する。
【0050】図6(a)に示すように、いまドキュメン
トAという音声データが記録されている1ファイルを旧
ファイルとする。上記ステップS29においては、現在
位置までの音声データと現在位置以降の旧ファイルの音
声データを合わせて旧ファイル名で保存するようになっ
ている。すなわち、現在位置より上書き記録が開始され
停止ボタンSTOPでこの上書き記録が停止するが、こ
の間の上書き記録部と旧ファイルとを合わせて図6
(b)に示すようなファイル構成となる。
【0051】一方、上記ステップS26において、エン
ドマークボタンEが押されている場合は、現在位置以降
の旧ファイルの音声データを消去して(ステップS3
0)、さらに旧ファイルの属性情報を更新してファイル
をクローズする(ステップS31)。この後、録音処理
から抜け出る。
【0052】ここで、上記ステップS30におけるファ
イル構成について図6を参照して説明する。
【0053】上述したように、図6(a)に示すよう
に、いまドキュメントAという音声データが記録されて
いる1ファイルを旧ファイルとする。上記ステップS3
0においては、現在位置以降の旧ファイルの音声データ
を消去するようになっており、図6(c)に示すような
ファイル構成となる。すなわち、現在位置より上書き記
録が開始されエンドマークボタンEでこの上書き記録を
停止し、ここまでを旧ファイルとし、エンドマークボタ
ンEが押された以降を削除するようになっている。
【0054】次に、上記ステップS21において、シス
テム制御部6が上書き録音をファイルの先頭から開始す
るモードである判断すると、同図中、“B”より図4に
示すフローチャートに移る。
【0055】当該上書き録音をファイルの先頭から開始
するモードは、上書き録音を旧ファイルの先頭から開始
し、これを新規ファイルとすることを特徴としている。
【0056】まず、図4のフローチャートに示すよう
に、システム制御部6は現在位置が旧ファイルの終端で
あるか否かを判定する(ステップS42)。ここで、現
在位置が旧ファイルの終端である場合は、システム制御
部6は、表示部9にメモリエンドアラームを表示し(ス
テップS47)、上書き部の音声データを新規ファイル
名で保存し(ステップS53)、該ファイルをクローズ
する(ステップS54)。この後、録音処理から抜け出
る。
【0057】また、上記ステップS42において、現在
位置が旧ファイルの終端でない場合は、システム制御部
6は、上記同様、デジタル信号処理部5にA/D変換器
4から入力される音声情報を圧縮させるための命令信号
を送り、フレーム単位で所定の記録形式に変換して記録
媒体(フラッシュメモリカード8)に出力する上書き録
音処理を行う(ステップS43)。その後、現在位置ア
ドレスの更新を行う(ステップS44)。
【0058】上記ステップS44が終了すると、システ
ム制御部6は、停止ボタンSTOPが押されていないか
どうかを検出し(ステップS45)、押されていなけれ
ば次にエンドマークボタンEが押されていないかどうか
の検出を行う(ステップS46)。ここで、どちらの釦
も押されていなければ次のフレームの処理を継続する。
【0059】上記ステップS45において停止ボタンS
TOPが押されている場合は、デジタル信号処理部5へ
符号化停止命令を出力して一時停止状態にして(ステッ
プS48)、上書き部の音声データを新規ファイル名で
保存し(ステップS49)、現在位置以降の旧ファイル
の音声データを旧ファイル名で保存し(ステップS5
0)、該旧ファイルのみをクローズして(ステップS5
1)、録音処理から抜ける。
【0060】ここで、上記ステップS49,S50の処
理におけるファイル構成について図6を参照して説明す
る。
【0061】上述したように、図6(a)に示すよう
に、いまドキュメントAという音声データが記録されて
いる1ファイルを旧ファイルとする。上記ステップS4
9,S50においては、上書き部の音声データを新規フ
ァイル名で保存し、現在位置以降の旧ファイルの音声デ
ータを旧ファイル名で保存するようになっており、図6
(d)に示すようなファイル構成となる。すなわち、フ
ァイル先頭より停止ボタンSTOPが押されるまで上書
き記録がなされ、該上書き記録部を新規ファイルとし、
停止ボタンSTOPが押された以降を旧ファイル名で保
存するようになっている。
【0062】また、上記ステップS46において、エン
ドマークボタンEが押されている場合は、現在位置以降
の旧ファイルの音声データを消去して(ステップS5
2)、上書き部の音声データを新規ファイル名で保存し
(ステップS53)、該ファイルをクローズする(ステ
ップS54)。この後、録音処理から抜け出る。
【0063】ここで、上記ステップS52,S53の処
理におけるファイル構成について図6を参照して説明す
る。
【0064】上述したように、図6(a)に示すよう
に、いまドキュメントAという音声データが記録されて
いる1ファイルを旧ファイルとする。上記ステップS5
2,S53においては、現在位置以降の旧ファイルの音
声データを消去して、上書き部の音声データを新規ファ
イル名で保存するようになっており、図6(e)に示す
ようなファイル構成となる。すなわち、ファイル先頭よ
りエンドマークボタンEが押されるまで上書き記録がな
され、該上書き記録部を新規ファイルとし、エンドマー
クボタンEが押された以降を削除するようになってい
る。
【0065】本第1の実施形態においては、上述したよ
うにファイル先頭からの上書き録音中にエンドマークボ
タンEを押すことにより、現在位置以降の旧ファイルの
音声データを消去するようにしているが、停止ボタンS
TOPを押すことで同様に現在位置以降の旧ファイルの
音声データを消去するようにした別の実施形態も考えら
れる。
【0066】図5は、この第2の実施形態における主要
動作を示したフローチャートである。
【0067】なお、図中、ステップS62〜ステップS
68およびステップS71〜ステップS73は、上記第
1の実施形態におけるステップS42〜ステップS48
およびステップS52〜ステップS54に相当するの
で、ここでの詳しい説明は省略する。
【0068】本第2の実施形態では、ステップS65に
おいて停止ボタンSTOPが押されると、システム制御
部6は、デジタル信号処理部5へ符号化停止命令を出力
して一時停止状態にして(ステップS68)、上書き部
の音声データを新規ファイル名で保存し(ステップS6
9)、現在位置以降の旧ファイルの音声データを消去し
て(ステップS70)、録音処理から抜ける。
【0069】ここで、上記ステップS69,S70の処
理におけるファイル構成について図6を参照して説明す
る。
【0070】上述したように、図6(a)に示すよう
に、いまドキュメントAという音声データが記録されて
いる1ファイルを旧ファイルとする。上記ステップS6
9,S70においては、上書き部の音声データを新規フ
ァイル名で保存して現在位置以降の旧ファイルの音声デ
ータを消去するようになっており、図6(f)に示すよ
うなファイル構成となる。すなわち、ファイル先頭より
停止ボタンSTOPが押されるまで上書き記録がなさ
れ、該上書き記録部を新規ファイルとし、停止ボタンボ
タンSTOPが押された以降を削除するようになってい
る。
【0071】なお、本実施形態では旧ファイルの終端ま
で上書き録音をすると自動的に録音が終了するようにし
ているが、記録媒体に空きスペースが残っているようで
あれば上書き録音から自動的に追加録音に切り替わるよ
うにしても良い。
【0072】このように上記実施形態の音声情報記録再
生装置によれば、使用者が、不用となった旧ファイルに
上書き録音をしていることが明らかな場合、該上書き録
音がなされている部分と上記旧ファイルにおいて上書き
録音がなされていない部分とを明確に切り分けることに
より、再生時に不要な音声データが付加されることがな
く、より使用者の意に沿った上書き録音を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0073】また、この上書き録音を行う際、必要に応
じて旧ファイルの不用部分を自動的に削除することによ
り、使用者による後のファイル管理が容易になるという
効果も奏する。
【0074】さらに、使用者が旧ファイルの一部を編集
していることが明らかな場合、上書き録音部と、旧ファ
イルにおける上書き録音がなされていない部分とを合わ
せて保存するようにしたことで、より使用者の意に沿っ
た編集作業を行うことができる。
【0075】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 音声情報が記録されている旧ファイルに上書き
記録が可能な音声情報記録装置であって、上記旧ファイ
ルの先頭から上書き記録が開始され該旧ファイルの途中
で上書き記録が停止されたときには、上記旧ファイルに
上書き記録された部分を新規ファイルとして保存すると
ともに上記旧ファイルに上書き記録されていない部分を
削除することを特徴とする音声情報記録装置。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者の意に沿った上書き録音ができる音声情報記録装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である音声情報記録再
生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態の音声情報記録再生装置に
おける主要動作を示したフローチャートである。
【図3】上記第1の実施形態の音声情報記録再生装置に
おける録音処理の動作を示したフローチャートである。
【図4】上記第1の実施形態の音声情報記録再生装置に
おける録音処理の動作を示したフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態の音声情報記録再生装
置における録音処理の動作を示したフローチャートであ
る。
【図6】上記第1,第2の実施形態の音声情報記録再生
装置における録音処理前後のファイル構成を示した説明
図である。
【図7】上記第1の実施形態の音声情報記録再生装置に
おける録音処理の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…デジタル信号処理部 6…システム制御部 7…メモリカード制御部 8…フラッシュメモリカード 9…表示部 10…電源部 11…D/A変換器 14…スピーカ 19…操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報が記録されている旧ファイルに
    上書き記録が可能な音声情報記録装置であって、 上記旧ファイルの途中から上書き記録が開始され該旧フ
    ァイルの途中で上書き記録が停止されたときには、上記
    旧ファイルに上書き記録された部分と同旧ファイルに上
    書き記録されていない部分とを結合させて新たな旧ファ
    イルとして保存することを特徴とする音声情報記録装
    置。
  2. 【請求項2】 音声情報が記録されている旧ファイルに
    上書き記録が可能な音声情報記録装置であって、 上記旧ファイルの途中から上書き記録が開始され該旧フ
    ァイルの途中で上書き記録が停止され且つその位置で該
    旧ファイルが閉じられたときには、上記旧ファイルに上
    書き記録された部分と該上書き記録された部分より前に
    ある上書き記録されていない部分とを結合させて新たな
    旧ファイルとして保存するとともに上記上書き記録され
    た部分より後ろにある上書き記録されていない部分を削
    除することを特徴とする音声情報記録装置。
  3. 【請求項3】 音声情報が記録されている旧ファイルに
    上書き記録が可能な音声情報記録装置であって、 上記旧ファイルの先頭から上書き記録が開始され該旧フ
    ァイルの途中で上書き記録が停止されたときには、上記
    旧ファイルに上書き記録された部分を新規ファイルとし
    て保存し、上記旧ファイルに上書き記録されていない部
    分を新たな旧ファイルとして保存することを特徴とする
    音声情報記録装置。
  4. 【請求項4】 音声情報が記録されている旧ファイルに
    上書き記録が可能な音声情報記録装置であって、 上記旧ファイルの先頭から上書き記録が開始され該旧フ
    ァイルの途中で上書き記録が停止され且つその位置で該
    旧ファイルが閉じられたときには、上記旧ファイルに上
    書き記録された部分を新規ファイルとして保存するとと
    もに上記旧ファイルに上書き記録されていない部分を削
    除することを特徴とする音声情報記録装置。
JP8275096A 1996-10-17 1996-10-17 音声情報記録装置 Withdrawn JPH10124354A (ja)

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Family

ID=17550727

Family Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072057A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Winbond Electron Corp 音声の録音と再生方法及び該方法を用いる電子辞書

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20040106