JPH103300A - ディジタル音声記録再生装置 - Google Patents

ディジタル音声記録再生装置

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Publication number
JPH103300A
JPH103300A JP8155517A JP15551796A JPH103300A JP H103300 A JPH103300 A JP H103300A JP 8155517 A JP8155517 A JP 8155517A JP 15551796 A JP15551796 A JP 15551796A JP H103300 A JPH103300 A JP H103300A
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JP
Japan
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recording
index
button
information
control circuit
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JP8155517A
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English (en)
Inventor
Yuji Ogami
裕二 大上
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH103300A publication Critical patent/JPH103300A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再生したい任意の範囲を簡単に指定できるよう
にして使い勝手の良いディジタル音声記録再生装置を提
供すること。 【解決手段】 再生したい範囲を指定するためのインデ
ックス情報を半導体メモリ10に記録しておき、早送り
あるいは早戻しの操作があったときに、記録されたイン
デックス情報に基づいて、指定された範囲のみを選択し
て再生を行なわせる主制御回路8を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル音声記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文章録音者がディジタル音声記録再生装
置を用いて記録媒体に複数の文章を口述録音する場合、
後日、録音された文章をタイプするタイピストや秘書向
けの指示用インデックスマークを文章とともに記録する
ことが行われている。例えば、IマークボタンIを操作
することにより、記録媒体に記録された複数文章間の優
先関係を示すインストラクション(I)マークと呼ばれ
るインデックスマークを記録することができ、このIマ
ークを使って、音声によって具体的に優先関係を指示す
ることができる。また、複数文書間の区切りを示すため
に、EマークボタンEを操作することにより、エンド
(E)マークと呼ばれるインデックスマークを記録する
ことができる。これらのインデックスマークを記録して
おくと、早送り/早戻し時又は、キュー/レビュー時に
インデックスマークを検出すると一時停止または、再生
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のディジタル音声記録再生装置においては、音声
の再生時にインデックスマークを検出し、コメントなど
の開始位置を特定することはできてもその終了位置を検
出することができないなど、使い勝手の点で改善すべき
余地があった。
【0004】本発明のディジタル音声記録再生装置はこ
のような課題に着目してなされたものであり、その目的
とするところは、再生したい任意の範囲を簡単に指定で
きるようにして使い勝手の良いディジタル音声記録再生
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るディジタル音声記録再生装置
は、再生したい範囲を指定するためのインデックス情報
を記録媒体に記録するインデックス情報記録手段と、所
定の指令に従って、上記記録されたインデックス情報に
基づいて、指定された範囲のみを選択して再生を行なわ
せる制御手段とを具備する。
【0006】また、第2の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、第1の発明に係るディジタル音声記録再
生装置において、上記範囲は、その始端位置と終端位置
でインデックスマーク記録用ボタンを押すことにより指
定される。
【0007】また、第3の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、第1の発明に係るディジタル音声記録再
生装置において、上記範囲は、インデックスマーク記録
用ボタンを押し始めた位置をその始端とし、解除した位
置をその終端として定められる。
【0008】また、第4の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、再生時に挿入録音モードを設定するため
の挿入録音モード設定用操作部材と、この操作部材の操
作に基づいて、挿入録音の始点位置情報と、終点位置情
報とを記録媒体に記録する位置情報記録手段と、所定の
指令に従って、上記始点位置情報と終点位置情報により
定められる範囲のみを選択して再生を行なわせる制御手
段とを具備する。
【0009】すなわち、第1の発明に係るディジタル音
声記録再生装置は、再生したい範囲を指定するためのイ
ンデックス情報をインデックス情報記録手段によって記
録媒体に記録しておき、所定の指令に従って、上記記録
されたインデックス情報に基づいて、指定された範囲の
みを選択して再生を行なうようにする。
【0010】また、第2の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、第1の発明に係るディジタル音声記録再
生装置において、インデックスマーク記録用ボタンを押
すことによって、上記範囲の始端位置と終端位置を指定
するようにする。
【0011】また、第3の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、第1の発明に係るディジタル音声記録再
生装置において、インデックスマーク記録用ボタンを押
し始めた位置をその始端とし、解除した位置をその終端
として上記範囲を定めるようにする。
【0012】また、第4の発明に係るディジタル音声記
録再生装置は、再生時に、挿入録音モード設定用操作部
材の操作に基づいて挿入録音モードを設定し、挿入録音
の始点位置情報と、終点位置情報とを位置情報記録手段
によって記録媒体に記録する。そして、所定の指令に従
って、上記始点位置情報と終点位置情報により定められ
る範囲のみを選択して再生を行うようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態と
してのディジタル音声記録再生装置のブロック構成図で
ある。同図において、マイクロホン1は、増幅器(AM
P)2と低域通過フィルタ(LPF)3とアナログ/デ
ィジタル(A/D)変換器4とを介してディジタル信号
処理部(以下DSPと呼ぶ)5のA1端子に接続されて
いる。また、スピーカ13は増幅器(AMP)12とデ
ィジタル/アナログ(D/A)変換器11とを介してD
SP5のA2端子に接続されている。
【0014】また、DSP5のA3端子は制御回路6を
介してデータ入出力(I/O)バッファ7に接続され、
A4端子は直接、データ入出力(I/O)バッファ7に
接続されている。このデータ入出力(I/O)バッファ
7は主制御回路8のT1端子に接続されている。主制御
回路8のT2端子にはスイッチ(SW1)16を介し
て、電池BATが接続されている。
【0015】また、DSP5のA3端子は制御回路6を
介してデータ入出力(I/O)バッファ7に接続され、
A4端子は直接、データ入出力(I/O)バッファ7に
接続されている。このデータ入出力(I/O)バッファ
7は主制御回路8のT1端子に接続されている。主制御
回路8のT2端子には主電源スイッチ(SW1)16を
介して電池BATが接続され、T3端子にはメモリ制御
回路9が接続され、T4端子には当該装置に着脱自在な
記録媒体としての半導体メモリ10が接続され、T5端
子には駆動回路14を介して表示器15が接続されてい
る。
【0016】さらに、主制御回路8には、操作ボタンと
しての録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボタン
ST、早送りボタンFF、早戻しボタンREW、Iマー
クボタンI、EマークボタンEや、ビットレート切り替
えボタンRATEが接続されている。
【0017】主制御回路8は、上記した複数の操作ボタ
ン及びスイッチの操作に応じて、DSP5と、メモリ制
御回路9及び半導体メモリ10の動作を制御する。ま
た、主制御回路8は、駆動回路14を制御して表示器1
5に、動作モードなどの各種情報を表示させる。
【0018】また、半導体メモリ10の内部は一時記録
媒体部と主記録媒体部で構成されている。主記録媒体と
しては、例えばフラッシュメモリや光磁気ディスク、磁
気ディスクや磁気テープなどが用いられる。また、一時
記録媒体としては、例えばSRAMやEEPROMや高
誘電体メモリやフラッシュメモリなど主記録媒体と比較
して比較的高速で読み書きが行えるものが用いられる。
また、音声情報の記録位置を示す情報であるアドレス
は、着脱自在な半導体メモリ10に記録させても良く、
記録再生装置側に設けられているメモリ制御回路9に付
随する不図示の半導体メモリ(内部記録部)に記録させ
るようにしても良い。
【0019】上記した構成において、音声の録音時は、
マイクロホン1より得られるアナログ信号を、増幅器
(AMP)2により増幅し、低域通過フィルタ(LP
F)3を通した後、アナログ/ディジタル(A/D)変
換器4によってディジタル信号に変換して、DSP5に
入力する。DSP5は制御回路6の制御の基にこのディ
ジタル信号を圧縮して音声データとしてデータ入出力
(I/O)バッファ7を介して主制御回路8に送る。主
制御回路8はメモリ制御回路9に適当なアドレス信号を
与え、データI/Oバッファ7から供給された音声デー
タを半導体メモリ10に記録する。
【0020】音声の再生時は、半導体メモリ10に記録
されているデータを読出して上記データI/Oバッファ
7を介してDSP5に供給する。主制御部8は、半導体
メモリ10に記録されている音声データを読出してデー
タI/Oバッファ7を介してDSP5に供給する。DS
P5でこの音声データが伸長された後、ディジタル/ア
ナログ(D/A)変換器11によりアナログ信号に変換
され、増幅器(AMP)12で増幅された後、スピーカ
13に出力される。
【0021】次に、このような構成のディジタル音声記
録再生装置の主制御回路8の動作を詳細に説明する。電
池BATがセットされて電源が主制御回路8に供給され
ると、主制御回路8はそれを電圧検出により検出して、
図2のフローチャートに示すような動作を開始する。
【0022】即ち、まず、主制御回路8の外部条件や内
部の記録部の初期設定を行う(ステップS1)。ただし
この時点では、当該装置全体への電力供給を指示するた
めの主電源スイッチ16はOFF状態にある。初期設定
を完了した後、主制御回路8は、主電源スイッチ16が
ON状態かどうかを検出する(ステップS2)。検出の
結果、主電源スイッチ16がON状態であることを検出
したならば、当該装置全体に電力を供給するための電池
BATと各回路との間に設けられた不図示スイッチをO
Nにし、半導体メモリ10より、操作開始位置情報や操
作終了位置情報などのインデックス情報や、符号化モー
ドや操作条件等に関する情報を読み出す(ステップS
3)。次に、半導体メモリ10から読み出したインデッ
クス情報より現在の動作位置を検出し、駆動回路14を
制御して表示器15にてその検出した動作位置の表示を
行う(ステップS4)。次に、当該装置の操作ボタンの
いずれかが押されたか否かを検出しながら各回路を待機
状態にさせる(ステップS5)。
【0023】そして、いずれかの操作ボタンが押された
ことを検出すると、まず、操作されたのが録音ボタンR
ECかどうかを検出し(ステップS6)、もし録音ボタ
ンRECが押されれば、DSP5を制御してA/D変換
器4から入力される音声情報を圧縮し、メモリ制御回路
9を制御して半導体メモリ10の音声データ部に記録を
行う録音処理に入る(ステップS7)。また、操作され
たのが録音ボタンRECでないときには、再生ボタンP
Lの検出を行なう(ステップ8)。ここでもし再生ボタ
ンPLが押されていれば、メモリ制御回路9を制御して
半導体メモリ10から音声データを読み出し、DSP5
に送って伸長処理を行い、D/A変換器11に音声情報
を送る再生処理に入る(ステップS9)。
【0024】また、再生ボタンPLが押されていないと
きは、早送りボタンFFが押されているかどうかを検出
する(ステップS10)。もし早送りボタンFFが押さ
れていれば、動作位置を順次適当な速度(例えば、再生
時の20倍)で早送りを行う早送り処理に入る(ステッ
プS11)。また、早送りボタンFFが押されていなけ
れば、早戻しボタンREWが押されているか否かを検出
する(ステップS12)。もし早戻しボタンREWが押
されていれば、上記早送りの場合とは逆の方向に同じ速
度で動作位置の移動を行う早戻し処理に入る(ステップ
S13)。
【0025】上記ステップS7、S9、S11、S13
の各処理は、停止ボタンSTが押されると、各処理から
抜けて、上記ステップS5に戻る。また、操作されたの
が録音、再生、早送り、早戻し等の操作ボタンでなけれ
ば、主電源スイッチ16がOFFされたか否か又は各種
の設定ボタンの状態の検出を行う(ステップS14)。
主電源スイッチ16がOFF操作されたときには、メモ
リ制御回路9を制御して、半導体メモリ10のインデッ
クス部の情報を消去し、主制御部8内部の不図示の記録
部に記録してあるインデックス情報を、半導体メモリ1
0のインデックス部に転送する(ステップS15)。こ
のインデックス転送処理が完了すると、当該装置全体、
つまり各回路に給電するための不図示の電源スイッチを
OFFにする(ステップS16)。そして、上記ステッ
プS2に戻る。
【0026】また、上記ステップS14において、主電
源スイッチ16がOFFでないと判断されたときには、
各種の設定ボタンの状態を検出し、その状態を内部の記
録部に記録した後、上記ステップS5に戻る。なおここ
で、設定ボタンは実際に当該装置に設けられたボタンで
はなく、録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボタ
ンST、早送りボタンFF、早戻しボタンREWの内の
幾つかの同時押しにより代用されるボタンである。
【0027】次に、上記した図2に示すフローチャート
のステップS7に於ける録音処理のサブルーチンについ
て、図3に示すフローチャートを参照して詳細に説明す
る。録音ボタンRECが押されたことを検出すると、こ
の録音処理に処理が移り、まず、ビットレート切り替え
ボタンRATEがどちらに選択されているかによって録
音モードを検出する(ステップS20)。次に、主制御
回路8は、この録音モード情報と、録音感度情報等をコ
マンドとしてDSP5へ転送する(ステップS21)。
次に、インデックスマークをカウントするためのフラグ
を0にクリアする(ステップS22)。そして、内部記
憶部に記憶しているインデックス情報(動作位置情報)
より、半導体メモリ10の録音スタート位置を求め、そ
のスタート位置を示す情報をインデックス部に操作開始
位置情報として書き込む(ステップS23)。次に、D
SP5はある所定時間長の音声データ(フレーム)につ
いて有音か無音かの判定を行なうとともに当該音声デー
タに対する符号化を行う(ステップS24)。次に、イ
ンデックスマーク記録用ボタンとしてのインデックスマ
ークボタン(ここではIマークボタンIまたはEマーク
ボタンE)が押されたかどうかを検出し(ステップS2
5)、もし押されたと判断されたら、インデックスマー
クをカウントするためのフラグが0であるかどうか検出
する(ステップS26)。上記ステップS26でインデ
ックスマークをカウントするためのフラグが0であると
判断されるとインデックスマークをカウントするための
フラグを1にセットし(ステップS27)、インデック
スサーチを行う際の始点位置であることを示す位置情報
を記憶しておく(ステップS28)。また、上記ステッ
プS26でインデックスマークをカウントするためのフ
ラグが1であると判断されると、インデックスマークを
カウントするためのフラグを0にクリアし(ステップS
29)、インデックスサーチを行う際の終点位置である
ことを示す位置情報を記憶しておく(ステップS3
0)。
【0028】次に、データ転送された符号化データの書
き込むべきアドレスを、内部記憶部に記憶している動作
位置情報より算出し、メモリ制御回路9へ出力する(ス
テップS31)。これと同時に、DSP5よりデータ転
送された符号化データが半導体メモリ10に転送され、
上記メモリ制御回路9の制御により音声データ部に記録
される。次に、内部記憶部に記憶している動作位置情報
を更新し、半導体メモリ10内のインデックス部の操作
終了位置情報、及び動作位置情報を当該更新した値に更
新する(ステップS32)。
【0029】そして、停止ボタンSTが押されているか
否かを検出し(ステップS33)、押されていなけれ
ば、上記ステップS24へ戻る。また、停止ボタンST
が押されていれば、終了位置を確定して、この録音処理
から抜け出る。
【0030】なお、上記の説明では、録音時にインデッ
クスマークボタンが1度目に押された位置(始点位置)
と2度目に押された位置(終点位置)をインデックスサ
ーチを行なうときの範囲情報として記憶しているが、録
音時にインデックスマークボタンを押し始めた位置をそ
の始点とし、解除した位置をその終端としてインデック
スサーチの範囲を定めるようにしてもよい。
【0031】次に、上記した図3に示すフローチャート
のステップS24のフレームの有音、無音判定及び符号
化処理について詳細に説明する。録音処理のとき、DS
P5の内部では、音声データを符号化するために、CE
LP(Code Excited LPC)符号化(分
析合成形符号化)方式を利用する。このCELP方式
は、上記フレームを単位として分析したLPC合成フィ
ルタの音源信号を、種々の波形パターンから成るコード
ブックを用いてきわめて効率的にベクトル量子化をする
方式である。
【0032】符号化されるデータは各フレームに対して
RATE選択情報、有音、無音情報、10次のLPC係
数のインデックス情報、LPC合成フィルタによって合
成するための駆動信号源を作成するためのインデックス
情報とする。この方式により予測された波形と所定区間
内の音声信号との差を残差信号として、この残差信号と
所定区間内音声信号の相互相関をとり、これを所定区間
内の音声信号の自己相関で割った場合に、0.81以下
のときは有音で、0.81を越えるときは無音とする。
この録音処置時に音声データ領域に書き込まれるべきデ
ータのビット配分は通常ビットレート時は7.5Kビッ
ト/秒であり、低ビットレート時は4.9Kビット/秒
となる様に1フレーム毎に書き込まれていく。
【0033】次に、図4を参照してDSP5における符
号化処理と、有音、無音の判定処理について詳細に説明
する。まず、音声データをA/D変換器4より入力し、
フレーム入力処理(24msをサンプリング周波数8K
Hzでサンプルされたデータを1フレームとする)を行
う(ステップS40)。次に、このサンプルされたデー
タに対してプリエンファシスや、ハミング窓掛け処理な
どの前処理を施す(ステップS41)。そして、音声符
号化処理として前述したような分析合成形符号化処理を
行う(ステップS42)。この符号化処理より現在のフ
レームの音声のエネルギー(自己相関)や、残差波形と
の相互相関が求められる。このとき、前述の方法によ
り、有音及び無音データのエネルギーを計算し(ステッ
プS43)、この計算で求められたエネルギー値に基づ
いて有音か否かを判定し(ステップS44)、有音であ
れば有音・無音フラグを“1”にセットし(ステップS
45)、無音であれば有音・無音フラグを“0”にリセ
ットし(ステップS46)、該処理を終了する。
【0034】次に、上記した図2に示すフローチャート
のステップS9における再生処理(再生モード)のサブ
ルーチンについて、図5のフローチャートを参照して詳
細に説明する。
【0035】主制御回路8は、再生ボタンPLが押され
ていることを検出するとこの再生処理(再生モード)の
サブルーチンに移り、まず、主制御回路8からDSP5
に音量ボリューム値情報等の音声再生モード情報をコマ
ンドとして転送する(ステップS50)。次に、主制御
回路8は、半導体メモリ10の音声データ部の読み出し
位置をインデックス情報部の動作位置情報より得て、駆
動回路14を制御してその位置を表示部15に表示す
る。
【0036】その後、主制御回路8は半導体メモリ10
の音声データ部から音声メッセージファイル読み込みを
行うため、内部記憶部に記憶している動作開始位置情報
より算出したアドレスをメモリ制御回路9に出力する
(ステップS51)。これにより、半導体メモリ10の
音声データ部より1フレームの符号化データが主制御回
路8に読み込まれる(ステップS52)。次に、停止ボ
タンST以外の操作ボタンが押されたかどうかを検出し
(ステップS53)、もし押されていなければ、この読
み込まれた1フレームの符号化データをDSP5に転送
し(ステップS56)、1フレーム分の合成処理を行い
D/A変換器11に出力してスピーカ13より音を出力
する。
【0037】そして、主制御回路8は、内部記憶部に記
憶している再生位置(動作位置)情報を更新し、またイ
ンデックス部の動作位置情報を更新する(ステップS5
7)。次に、インデックスマークがあるかどうかを検出
する(ステップS58)。上記ステップS58におい
て、インデックスマークが検出されると終了位置を確定
して、この再生処理から抜ける。ここで、インデックス
マークが検出されなければ、停止ボタンSTが押されて
いるか否かを検出し(ステップS59)、押されていな
ければ、上記ステップS51へ戻って、再生処理を続け
る。また、停止ボタンSTが押されていれば、終了位置
を確定して、この再生処理から抜け出る。
【0038】一方、上記ステップS53において停止ボ
タンST以外の操作ボタンが押されたと判断すると、イ
ンデックスマークボタンが押されているかどうかを検出
する(ステップS54)。インデックスマークボタンが
押されていると判断された場合はインデックスマークボ
タンが押されている間、再生処理を停止して挿入録音処
理(ステップS55)に処理が移る。また、上記ステッ
プS54において、インデックスマークボタンが押され
ていないと判断すると上記ステップS56に進む。
【0039】ここでいう挿入録音とは、挿入されるファ
イルのインデックス部に挿入開始位置情報と挿入終了位
置情報を記録し、音声データを1つのファイルとして録
音することをいう。図6(a)、(b)は挿入録音の様
子を示しており、図6(b)は、図6(a)に示すよう
な構成の音声データ部に音声データ4が挿入されるとと
もに、音声データ4の前位置アドレスと終了アドレスと
がファイルインデックス部に付加された状態を示してい
る。
【0040】次に上記した図5に示すフローチャートの
ステップS55の挿入録音処理について図7のフローチ
ャートを参照して詳細に説明する。まず、ビットレート
切り替えボタンRATEがどちらに選択されているかに
よって録音モードを検出する(ステップS60)。次
に、主制御回路8は、この録音モード情報、録音感度情
報等をコマンドとしてDSP5へ転送する(ステップS
61)。次に、インデックスマークをカウントするため
のフラグを0にクリアする(ステップS62)。そし
て、内部記憶部に記憶しているインデックス情報(動作
位置情報)より、半導体メモリ10の録音スタート位置
を求め、そのスタート位置を示す情報をインデックス部
に操作開始位置情報として書き込む(ステップS6
3)。ここでDSP5はある所定時間長の音声データ
(フレーム)が有音か無音かの判定を行なうとともに当
該音声データに対して符号化を行う(ステップS6
4)。次に、インデックスマークボタンが押されたかど
うかを検出し(ステップS65)、押されたときはイン
デックスサーチを行う際の始点位置であることを示す位
置情報を記憶しておく(ステップS66)。
【0041】次に、データ転送された符号化データを書
き込むべきアドレスを、内部記憶部に記憶している動作
位置情報より算出し、メモリ制御回路9へ出力する(ス
テップS67)。これと同時に、DSP5よりデータ転
送された符号化データが半導体メモリ10に転送され、
上記メモリ制御回路9の制御により音声データ部に記録
される。次に、内部記憶部に記憶している動作位置情報
を更新し、半導体メモリ10内のインデックス部の操作
終了位置情報、及び動作位置情報を当該更新した値に更
新する(ステップS68)。
【0042】次に、インデックスマークボタンが離され
たか否かを検出し(ステップS69)、離されていなけ
れば、上記ステップS64へ戻る。また、インデックス
マークボタンが離されていれば、インデックスサーチ終
点位置を記憶して(ステップS70)、この挿入録音処
理から抜け出る。
【0043】次に、前記した録音処理あるいは挿入録音
処理において記憶したインデックスサーチの始点位置と
終点位置に関する情報に基づいてインデックスサーチを
行なう方法について説明する。ここでは、使用者が早送
りボタンFFかまたは早戻しボタンREWを押したとき
にインデックスサーチを開始するものとする。
【0044】図8は早送り操作によってインデックスサ
ーチを行なう場合の詳細を示すフローチャートである。
早送りボタンFFが押されたことを検出すると早送り処
理に処理が移り、まず、インデックスマークの検出を行
う(ステップS80)。ここでインデックスマークが検
出されない場合はステップS83に跳んで、主制御回路
8は、内部記憶部に記憶している現在位置(動作位置)
情報を更新し、またインデックス部の動作位置情報を更
新する。そして、次のステップS84で停止ボタンST
が押されたか否かを判断して、押されていない場合はス
テップS80に戻って再びインデックスマークの検出を
行なう。インデックスマークが検出されず、かつ停止ボ
タンが押されない間は上記のステップを繰り返すが、ス
テップS80でインデックスマークが検出されたときは
ステップS81に移行して再生処理を行なう。この再生
処理はステップS82で次のインデックスマークが検出
されるまで行ない、次のインデックスマークが検出され
ると上記ステップS81の再生処理を抜け、主制御回路
8は、内部記憶部に記憶している現在位置(動作位置)
情報を更新し、またインデックス部の動作位置情報を更
新し(ステップS83)、停止ボタンSTが押されてい
るか検出し(ステップS84)、押されていなければ、
上記ステップS80へ戻る。また、停止ボタンSTが押
されていれば、終了位置を確定して、この早送り処理か
ら抜け出る。
【0045】図9は早戻し操作によってインデックスサ
ーチを行なう場合の詳細を示すフローチャートである。
早戻しボタンREWが押されたことを検出すると早戻し
処理に処理が移り、まず、インデックスマークの検出を
行う(ステップS90)。ここでインデックスマークが
検出されない場合はステップS93に跳んで、主制御回
路8は、内部記憶部に記憶している現在位置(動作位
置)情報を更新し、またインデックス部の動作位置情報
を更新する。そして、次のステップS94で停止ボタン
STが押されたか否かを判断して、押されていない場合
はステップS90に戻って再びインデックスマークの検
出を行なう。インデックスマークが検出されず、かつ停
止ボタンが押されない間は上記のステップを繰り返す
が、ステップS90でインデックスマークが検出された
ときはステップS91に移行して再生処理を行なう。こ
の再生処理はステップS92で次のインデックスマーク
が検出されるまで行ない、次のインデックスマークが検
出されると上記ステップS91の再生処理を抜け、主制
御回路8は、内部記憶部に記憶している現在位置(動作
位置)情報を更新し、またインデックス部の動作位置情
報を更新し(ステップS93)、停止ボタンSTが押さ
れているか検出し(ステップS94)、押されていなけ
れば、上記ステップS90へ戻る。また、停止ボタンS
Tが押されていれば、終了位置を確定して、この早戻し
処理から抜け出る。
【0046】なお、ここでは使用者が早送りボタンFF
かまたは早戻しボタンREWを押したときにインデック
スサーチを開始するようにしたが、インデックスサーチ
を行なうときの操作を通常の早送りあるいは早戻しを行
なうときの操作と区別したい場合は、早送りボタンFF
あるいは早戻しボタンREWと同時に例えばIマークボ
タンIやEマークボタンEを押すことによってインデッ
クスサーチを開始するようにしてもよい。
【0047】上記したように、本実施形態では、録音時
に、インデックス情報記録手段としての主制御回路8に
よって、再生したい範囲を指定するためのインデックス
情報(インデックスマーク)を記録媒体としての半導体
メモリ10に記録しておく。そして、制御手段としての
主制御回路8は、インデックスサーチを開始すべく早送
りや早戻し操作などによる所定の指令を受けたときに、
記録されたインデックス情報に基づいて、指定された範
囲のみを選択して再生を行なわせる。これによって、使
用者は、再生したい任意の範囲を簡単に指定することが
でき、使い勝手の良いディジタル音声記録再生装置を提
供することができる。
【0048】さらに、再生時において、挿入録音モード
設定用操作部材としてのインデックスマークボタンの操
作に基づいて、位置情報記録手段としての主制御回路8
によって、挿入録音の始点位置情報と、終点位置情報と
を記録媒体としての半導体メモリ10に記録しておく。
そして、制御手段としての主制御回路8は、インデック
スサーチを開始すべく早送りや早戻し操作などによる所
定の指令を受けたときに、上記始点位置情報と終点位置
情報により定められる範囲のみを選択して再生を行なわ
せる。これによって、使用者は、挿入録音した範囲のみ
の音声データを後で再生して聞くことができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1、2、3に記載の発明によれ
ば、再生したい任意の範囲を簡単に指定することがで
き、これによって使い勝手の良いディジタル音声記録再
生装置を提供できる効果を奏する。また、請求項4に記
載の発明によれば、挿入録音した範囲の音声データのみ
を後で再生して聞くことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディジタル音声記録
再生装置のブロック構成図である。
【図2】本実施形態に係るディジタル音声記録再生装置
の主制御回路の動作を示すフローチャートである。
【図3】図2に示すフローチャートの録音処理の詳細を
示すフローチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートの符号化処理及び有
音・無音判定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】図2に示すフローチャートの再生処理の詳細を
示すフローチャートである。
【図6】挿入録音処理の様子を示す図である。
【図7】図5に示すフローチャートの挿入録音処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図8】図2に示すフローチャートの早送り処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図9】図2に示すフローチャートの早戻し処理の詳細
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン、2、12…増幅器(AMP)、3…
低域通過フィルタ(LPF)、4…アナログ/ディジタ
ル(A/D)変換器、5…ディジタル信号処理部(DS
P)、6…制御回路、7…データ入出力(I/O)バッ
ファ、8…主制御回路、9…メモリ制御回路、10…記
録媒体(半導体メモリ)、11…ディジタル/アナログ
(D/A)変換器、13…スピーカ、14…駆動回路、
15…表示器、16…主電源スイッチ、REC…録音ボ
タン、PL…再生ボタン、ST…停止ボタン、FF…早
送りボタン、REW…早戻しボタン、RATE…ビット
レート切り替えボタン、I…Iマークボタン、E…Eマ
ークボタン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生したい範囲を指定するためのインデ
    ックス情報を記録媒体に記録するインデックス情報記録
    手段と、 所定の指令に従って、上記記録されたインデックス情報
    に基づいて、指定された範囲のみを選択して再生を行な
    わせる制御手段と、 を具備したことを特徴とするディジタル音声記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記範囲は、その始端位置と終端位置で
    インデックスマーク記録用ボタンを押すことにより指定
    されることを特徴とする請求項1記載のディジタル音声
    記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記範囲は、インデックスマーク記録用
    ボタンを押し始めた位置をその始端とし、解除した位置
    をその終端として定められることを特徴とする請求項1
    記載のディジタル音声記録再生装置。
  4. 【請求項4】 再生時に挿入録音モードを設定するため
    の挿入録音モード設定用操作部材と、 この操作部材の操作に基づいて、挿入録音の始点位置情
    報と、終点位置情報とを記録媒体に記録する位置情報記
    録手段と、 所定の指令に従って、上記始点位置情報と終点位置情報
    により定められる範囲のみを選択して再生を行なわせる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とするディジタル音声記録再生装
    置。
JP8155517A 1996-06-17 1996-06-17 ディジタル音声記録再生装置 Withdrawn JPH103300A (ja)

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