JPH0981524A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JPH0981524A
JPH0981524A JP7240078A JP24007895A JPH0981524A JP H0981524 A JPH0981524 A JP H0981524A JP 7240078 A JP7240078 A JP 7240078A JP 24007895 A JP24007895 A JP 24007895A JP H0981524 A JPH0981524 A JP H0981524A
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JP
Japan
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battery
portable electronic
electronic device
circuit
booster circuit
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JP7240078A
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Yuji Ogami
裕二 大上
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広い範囲の電池電圧変動に対応でき、常に的確
な動作を行うと共に、消費電力を抑えた携帯型電子機器
を提供することを目的とする。 【解決手段】昇圧回路制御手段(主制御回路8)によ
り、電池20から供給される電圧が、該主制御回路8の
最低動作保証電圧以下になった際には昇圧回路16を常
時動作状態にさせる。また、所定の動作モードでは電池
20から供給される電源電圧を昇圧回路16を用いて昇
圧し、該電源電圧の昇圧が不要のモードでは上記昇圧回
路16をスタンバイ状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器、
詳しくは、音声信号をデジタル処理して記録する機能を
備えた携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロホン等により得られる音
声信号をデジタル信号に変換して、例えば半導体メモリ
等の記録媒体に記録しておき、再生時において、該半導
体メモリから音声信号を読み出してアナログ信号に変換
し、スピーカ等より音声として出力する、いわゆるデジ
タルレコーダと呼ばれるデジタル音声記録再生装置が提
案されている。
【0003】このような音声記録再生装置、特に携帯型
の音声記録再生装置において、装置の消費電力を節約す
るために、昇圧不要のモードになった際には内蔵する昇
圧回路をスタンバイ状態にして電源電圧の昇圧を停止さ
せる技術手段が提案されている。この技術手段において
は、該昇圧回路が停止(スタンバイ)状態にあるときに
同昇圧回路の動作が再び必要となるときには、装置に備
えた主制御回路により動作状態に戻すように制御してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記昇
圧回路をスタンバイ状態から動作状態にするためには、
CPU等で構成される主制御回路に供給されている電源
電圧が所定の値、すなわち該主制御回路が動作するのに
必要な電圧値よりも低くなったときには、昇圧回路をス
タンバイ状態から動作状態にすることができなくなる虞
があった。
【0005】すなわち、電池により動作する携帯型の音
声記録再生装置においては、電池の電圧が主制御回路の
最低動作電圧よりも低くなると、該主制御回路が動作不
能となって昇圧回路をスタンバイ状態から動作状態にす
ることができなくなり、音声記録再生装置自体が動作し
なくなる虞があった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、常に的確な動作を行うと共に、消費電力を抑
えた携帯型電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の携帯型電子機器は、所定の動作モー
ドでは電池から供給される電源電圧を昇圧回路を用いて
昇圧し、該電源電圧の昇圧が不要のモードでは上記昇圧
回路をスタンバイ状態にすることが可能な携帯型電子機
器であって、上記電池から供給される電圧が所定値以下
になった際には昇圧回路を常時動作状態にさせる昇圧回
路制御手段を具備する。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
の携帯型電子機器は、上記第1の携帯型電子機器におい
て、電池から供給される電圧が当該携帯型電子機器の動
作を制御するための主制御手段の動作を保証するに必要
な最低電圧以下になったときに上記昇圧回路を常時動作
状態にさせることを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第3
の携帯型電子機器は、上記第1または第2の携帯型電子
機器において、音声記録再生手段と、音声の記録再生を
停止し、上記昇圧回路をスタンバイ状態にする停止モー
ド設定用操作部材とをさらに具備する。
【0010】上記第1の携帯型電子機器は、所定の動作
モードでは電池から供給される電源電圧を昇圧回路を用
いて昇圧し、該電源電圧の昇圧が不要のモードでは上記
昇圧回路をスタンバイ状態にする。また、上記電池から
供給される電圧が所定値以下になった際には、昇圧回路
制御手段で昇圧回路を常時動作状態にさせる。
【0011】上記第2の携帯型電子機器は、上記第1の
携帯型電子機器において、電池から供給される電圧が当
該携帯型電子機器の動作を制御するための主制御手段の
動作を保証するに必要な最低電圧以下になったときに上
記昇圧回路を常時動作状態にさせる。
【0012】上記第3の携帯型電子機器は、上記第1ま
たは第2の携帯型電子機器において、停止モード設定用
操作部材で、音声の記録再生を停止し、上記昇圧回路を
スタンバイ状態にする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態である携帯型
電子機器の構成を示すブロック回路である。
【0015】図に示すように、本実施形態の携帯型電子
機器は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を具
備し、該マイクロホン1からの音声出力は接続されたマ
イクアンプ(AMP)2によって増幅されるようになっ
ている。このマイクアンプ2の出力はローパスフィルタ
(LPF)3を介してA/D変換器(A/D)4に入力
されるようになっており、マイクアンプ2で増幅された
アナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でアンチエ
リアジングノイズの発生を防止するため不要な周波数帯
域をカットされ該A/D変換器4に入力される。
【0016】上記A/D変換器4においてアナログ信号
である音声信号はデジタル信号に変換された後、デジタ
ル信号処理手段としてのデジタル信号処理部5に入力さ
れるようになっている。
【0017】また、上記デジタル信号処理部5には、該
デジタル信号処理部5の動作を制御する制御回路6が接
続されているとともに、符号化されたデータを一時的に
記憶するデータバッファ手段としてのデータI/Oバッ
ファ7が接続されている。上記制御回路6は後述する主
制御回路8に接続され、制御されるようになっている。
【0018】上記デジタル信号処理部5は、録音時に
は、制御回路6に制御されて上記A/D変換器4でデジ
タル信号に変換された音声信号を一定のフォーマットの
データに圧縮変換(符号化)し、符号化されたデータは
一時的に該データI/Oバッファ7に記録され、この
後、主制御回路8に対して伝送されるようになってい
る。
【0019】一方、再生時には、該デジタル信号処理部
5は、制御回路6に制御されて上記主制御回路8からの
データを伸長変換(復号化)する処理を行い、復号化さ
れたデジタル信号は、D/A変換器(D/A)11に入
力されるようになっている。
【0020】上記D/A変換器11でアナログ信号に変
換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして量
子化雑音を軽減する図示しないローパスフィルタを介し
て、該音声信号を増幅してスピーカを駆動するパワーア
ンプ(AMP)12に入力されるようになっている。ま
た、該パワーアンプ12で増幅された音声信号は音声に
変換して放音するスピーカ13より発音されるようにな
っている。
【0021】上記主制御回路8は、マイクロプロセッサ
(CPU)で構成され、当該携帯型電子機器の各回路の
動作を制御する主制御手段としての役目を果たすと共
に、電池20から供給される電圧が所定値以下になった
際に、昇圧回路16を常時動作状態にさせる昇圧回路制
御手段としての役目を果たすようになっている。なお、
詳細は後述する。
【0022】さらに、該主制御回路8は、当該携帯型電
子機器の動作モードに応じて、各回路への電力供給を停
止する手段であると共に、たとえば、後述する複数の操
作ボタンおよびスイッチからなる操作入力部19の操作
に応じて該主制御回路8に接続されたアドレス制御回路
9および当該携帯型電子機器に着脱自在な記録媒体10
の動作を制御するようになっている。
【0023】さらに、主制御回路8には上述したように
上記データI/Oバッファ7が接続されており、該デー
タI/Oバッファ7を介して上記デジタル信号処理部5
からのデータを入力するようになっている。
【0024】また、上記主制御回路8には上述したよう
に記録媒体10,アドレス制御回路9が接続されてお
り、操作入力部19の操作に応じて、アドレス制御回路
9に適当なアドレス信号を与え、上記データI/Oバッ
ファ7から供給された音声データを記録媒体10に記
録、あるいは該記録媒体10に記録されているデータを
読み出して上記データI/Oバッファ7を介してデジタ
ル信号処理部5に供給するようになっている。
【0025】上記記録媒体10は半導体メモリで構成さ
れており、その内部は一時記録媒体部と主記録媒体部と
で構成されている。この一時記録媒体部は、例えばSR
AMやEEPROMや高誘電体メモリやフラッシュメモ
リ等、主記録媒体部と比較して比較的高速で読み書きが
行えるものが用いられる。一方、主記録媒体部は、例え
ばフラッシュメモリや光磁気ディスク、磁気ディスクや
磁気テープ等が用いられる。本実施形態では、この内、
一時記録媒体部にSRAMを用い、主記録媒体部にはフ
ラッシュメモリを用いるものについて説明を行う。
【0026】なお、ここで音声情報の記録位置を示す情
報であるアドレスは、着脱自在な半導体メモリで構成さ
れた記録媒体10に記憶させても良く、記録再生装置側
に設けられているアドレス制御回路に付随する不図示の
半導体メモリ(内部記憶部)に記憶させるようにしても
良い。
【0027】上記主制御回路8には、さらに、当該携帯
型電子機器の動作モードを指示する操作手段としての操
作入力部19が接続されており、また、動作モードや記
録時間などを表示する表示器15が駆動回路14を介し
て接続されている。
【0028】上記操作入力部19は、各種操作ボタン、
すなわち、録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボ
タンST、早送りボタンFF、戻しボタンREW、Iマ
ークボタンI、EマークボタンE、音声起動(ボイスア
クティブディテクタ)ボタンVADとで構成されてい
る。このうち、上記停止ボタンSTは、音声の記録再生
を停止し、後述する昇圧回路16をスタンバイ状態に至
らしめる停止モード設定用操作部材としての役目を果た
す。
【0029】ここで、上述したIマークおよびEマーク
について説明する。
【0030】上記記録媒体10には複数の文章が記録さ
れることから、この種の音声記録再生装置では、文章録
音者により録音時に、IマークボタンIを操作すること
により、記録媒体10に記録された複数文章間の優先関
係を示すインストラクション(I)マークというタイピ
ストや秘書向けの指示用インデックスマークを記録する
ことができるようになっており、文章録音者は、このI
マークを使って、音声によって具体的に優先関係を指示
するということが可能になっている。
【0031】また、複数文書間の区切りを示すために、
EマークボタンEの操作により、エンド(E)マークと
いうインデックスマークを記録することができるように
なっている。
【0032】一方、本実施形態の携帯型電子機器は、当
該携帯型電子機器の各回路の電源となる電池20(BA
T)を装着可能としている。該電池20のプラス側は所
定の抵抗を介して上記主制御回路8に接続されており、
同電池20を装着することで主制御回路8に電源が供給
されるようになっている。また、上述した各回路はそれ
ぞれVcc端子を備えており、該端子より電源の供給を
受けるようになっている。
【0033】上記電池20のプラス側にはさらに昇圧回
路16が接続されている。この昇圧回路16は、所定の
動作モードにおいて上記電池20から供給される直流低
電圧を所定の電圧まで昇圧する回路であり、その出力電
圧は、ツェナーダイオードによって定電圧化された後、
当該携帯型電子機器の各回路のVcc端子に供給される
ようになっている。
【0034】さらに、上記昇圧回路16にはスタンバイ
コントロール端子が設けられており、該端子は主制御回
路8に接続されている。そして、該昇圧回路16は、該
主制御回路8からの制御信号(スタンバイコントロー
ル)によってオン・オフが制御されるようになってい
る。
【0035】また、上述したように主制御回路8は上記
電池20の装着と共に動作を開始し、同時に該電池20
の電圧を常に監視するようになっている。そして、該主
制御回路8は、操作ボタン等の動作に基づき上記昇圧回
路16のオン・オフを制御すると共に、該電池20の電
圧に応じても、上記スタンバイコントロール信号により
昇圧回路16を制御するようになっている。
【0036】なお、本実施形態においては、内蔵される
電池20は出力電圧1.8V以上の電池が採用されてい
る。また、上記昇圧回路16は電池20より得られる電
圧を昇圧し、Vcc出力として3.3Vの電源電圧をV
cc端子を通じて各回路に供給するようになっている。
さらに、上記主制御回路8は、供給される電源電圧が
1.8V以上の場合に正常動作が保証されるようになっ
ている。
【0037】また、該主制御回路8は、通常は電池20
から直接電源の供給を受けるが、該電池20の電圧が所
定値以下、すなわち本実施形態の場合、1.8V以下に
なった場合は、上記各回路と同様にVcc端子より電源
の供給を受けるようになっている。なお、詳細は後述す
る。
【0038】ここで、上記主制御回路8の制御に基づく
昇圧回路16の動作を簡単に説明する。
【0039】いま、電池20の電圧が所定値(1.8
V)以上であり、主制御回路8が動作しているとき、昇
圧回路16が昇圧不要のモード、すなわちスタンバイモ
ードである場合には、主制御回路8は該昇圧回路16の
動作を停止させスタンバイ状態にするように制御する。
該昇圧回路16がスタンバイ状態のあるときに当該携帯
型電子機器が、たとえば操作ボタン等の操作により動作
モードになり昇圧を必要とする場合は、該主制御回路8
は昇圧回路16を動作状態にするように制御する。これ
により、各回路には昇圧,定電圧化された電源電圧3.
3Vが供給され、それぞれの動作を開始する。
【0040】ところで、上記主制御回路8は、常に電池
20の電圧を検出している。そして、該電池20の電圧
が1.8V以上の場合には、該電池20からの電源の供
給を受けて、上述したように昇圧回路16の動作の制御
の他、各種演算、制御を行うようになっている。
【0041】しかし、上記電池20の電圧が1.8V以
下に下がった場合には、主制御回路8は、該電池20か
らの電源供給だけに頼るとその動作が保証されていない
ので、操作ボタン等の操作の有無にかかわらず上記昇圧
回路16をスタンバイモードにすることなく常に動作モ
ードとするように制御する。これにより、主制御回路8
には、電池20から直接ではなく、昇圧回路16で昇圧
された電源電圧がVcc端子より供給されるようにな
る。
【0042】すなわち、本実施形態の携帯型電子機器
は、電池20が消耗等によりその電池電圧を低下させて
も、該電圧値が昇圧回路16を動作させるに足る値以上
であれば、主制御回路8の正常動作を保証しつつ、装置
の各動作を行うことができるようになっている。
【0043】なお、上記マイクアンプ2,ローパスフィ
ルタ3,A/D変換器4,デジタル信号処理部5,制御
回路6,データI/Oバッファ7,アドレス制御回路
9,記録媒体10,D/A変換回路11,パワーアンプ
12とで、音声記録再生手段を構成する。
【0044】次に、このような構成による本実施形態の
携帯型電子機器の動作を、図2に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0045】まず、当該携帯型電子機器に電池20が装
着されると、主制御回路8(CPU)に該電池20から
の電源電圧が供給され、動作を開始する。主制御回路8
は、同時に電池20の電源電圧を検出して、該電圧が
1.8V以上であるときは昇圧回路16は動作させず
に、スタンバイ状態に保持する。そして、主制御回路8
は外部条件や内部の記憶部の初期設定を行う(ステップ
S1)。なお、この時点では、当該携帯型電子機器の全
体への電力供給を指示するための図示しない主電源スイ
ッチはオフ状態にある。初期設定を完了した後、主制御
回路8は、該主電源スイッチがオン状態かどうか検出を
する(ステップS2)。
【0046】この主電源スイッチの検出の結果、オン状
態であることを検出したならば、当該携帯型電子機器全
体に電力を供給するための電池20と各回路との間に設
けられた図示しないスイッチをオンにし、記録媒体(メ
モリ部)10より、操作開始位置情報、操作終了位置情
報、その他符号モードや操作条件等のメモリインデック
スを読み込む(ステップS3)。
【0047】このとき、該記録媒体10から読み込んだ
データによって、記録媒体10が既にインデックスを正
常に記録したものかどうか、即ち記録媒体10のフォー
マットが正常か否かを判断する(ステップS4)。
【0048】ここで、記録媒体10としてフォーマット
されていないものを入れていたときには、正常でないと
判断され、その場合には、記録媒体10のインデックス
部に利用条件を示す情報を入力し、且つ音声データ部に
“0”を入力する処理であるメモリフォーマット(初期
化)を行うか否かを確認する(ステップS5)。即ち、
駆動回路14を制御して、メモリフォーマットを行うか
否かの確認表示を表示器15に行わせる。
【0049】ここで、メモリフォーマット処理を確認指
示するボタン(録音ボタンREC兼用)が押されたなら
ば、記録媒体10のフォーマット(初期化)を行い(ス
テップS6)、このフォーマット完了後、駆動回路14
を制御して表示器15にて初期設定完了表示を行う(ス
テップS7)。
【0050】また、メモリフォーマットをしないことを
確認指示するボタン(停止ボタンST兼用)が押された
ときには、駆動回路14を制御して表示器15にて記録
媒体10が正常でないことを表示すると共に、記録媒体
10を取り替えるべきである旨の指示表示を行い、当該
携帯型電子機器全体に電力を供給するための電池20と
各回路との間に設けられた図示しないスイッチをオフす
る(ステップS8)。その後、記録媒体10の交換のた
めに、主電源スイッチがオフされるのを待ち(ステップ
S9)、オフされたことを検出すると、上記ステップS
2に戻る。
【0051】一方、上記記録媒体10が正常に初期設定
が完了されたものは、初期設定完了表示後、インデック
ス部から読み出した情報(動作位置情報)より現在の動
作位置を検出し、駆動回路14を制御して表示器15に
その検出した位置の表示を行う(ステップS10)。そ
の後、当該携帯型電子機器の操作ボタンのうち、いずれ
かのボタンが押されたか否かを検出しながら各回路を待
ち状態にさせる(ステップS11)。
【0052】そして、いずれかの操作ボタンが押された
ことを検出すると、昇圧回路16がスタンバイモードで
あるかどうか検出し(ステップ12)、スタンバイモー
ドであった場合には、昇圧回路16を動作モードにする
(ステップ13)。
【0053】次に、操作されたのが録音ボタンRECで
あるか否かを検出し(ステップS14)、録音ボタンR
ECであるならば、デジタル信号処理部5を制御してA
/D変換器4から入力される音声情報を圧縮し、アドレ
ス制御回路9を制御して記録媒体10の音声データ部に
記録を行う録音処理に入る(ステップS15)。
【0054】また、操作されたのが録音ボタンRECで
ない場合には、次に再生ボタンPLの状態検出を行う
(ステップS16)。ここで再生ボタンPLが押されて
いれば、アドレス制御回路9を制御して記録媒体10の
音声データ部から記録されているデータを読み出し、デ
ジタル信号処理部5に送って伸長処理を行い、D/A変
換器11に音声情報を送る再生処理に入る(ステップS
17)。
【0055】また、操作されたのが再生ボタンPLでな
い場合は、早送りボタンFFの状態検出を行う(ステッ
プS18)。ここで、早送りボタンFFが押されていれ
ば、動作位置を順次適当な速度(例えば、再生時の20
倍)で早送りを行う早送処理に入る(ステップS1
9)。
【0056】さらに、操作されたのが早送りボタンFF
でない場合は、早戻しボタンREWの状態検出を行う
(ステップS20)。ここで、早戻しボタンREWが押
されていれば、上記早送りの場合とは逆の方向に同様の
速度で動作位置の移動を行う早戻処理に入る(ステップ
S21)。
【0057】上記ステップS15、S17、S19、S
21の各処理は、停止ボタンSTが押されると、各処理
から抜けて、次に、電池20の電源電圧と主制御回路8
(CPU)の動作保証電圧を比較する(ステップ2
3)。なお、本実施形態においては、該主制御回路8の
動作保証電圧は1.8Vに設定されている。
【0058】ここで、電池20の電源電圧の方が大きけ
れば(≧1.8V)、昇圧回路16をスタンバイモード
にする(ステップS24)。一方、電池20の電源電圧
の方が小さければ(≦1.8V)、昇圧回路16は動作
モードのまま、上記ステップS11に戻る。
【0059】また、操作されたのが録音、再生、早送
り、早戻し等のボタンでなければ、電源オフまたは各種
の設定ボタンの状態の検出を行う(ステップS22)。
主電源スイッチがオフ操作されたときには、アドレス制
御回路9を制御して、記録媒体10のインデックス部の
情報を消去し、主制御回路8内部の不図示記録部に記録
してあるインデックス情報を、記録媒体10のインデッ
クス部に記録する(ステップS25)。このインデック
ス転送処理が完了すると、当該装置全体、つまり各回路
に給電のための不図示の電源スイッチをオフにし(ステ
ップS26)、上記ステップS2に戻る。
【0060】また、上記ステップS22において、主電
源スイッチがオフでないと判断されたときには、設定ボ
タンの状態を検出し、その状態を内部の記録部に記録し
た後、上記ステップS23に戻る。なお、ここで、設定
ボタンは、実際に当該装置に設けられたボタンではな
く、録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボタンS
T、早送りボタンFF、戻しボタンREW、Iマークボ
タンI、EマークボタンE、音声起動ボタンVADの内
の幾つかの同時押しにより代用されるボタンである。
【0061】このように、本実施形態によると、スタン
バイモード時には電源を供給する回路を限定すること
で、装置に内蔵した電池の消耗度を抑えることができ、
また、電池から供給される電圧が低下してCPU(主制
御回路)の動作保証電圧値よりも低くなった場合でも、
昇圧回路を動作させることで該CPUを動作させること
ができ、結果的に電池の寿命をより延ばすことができる
という効果を奏する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の携
帯型電子機器によれば、常に的確な動作を行うと共に、
消費電力を抑えた携帯型電子機器を提供できる。
【0063】また、請求項2に記載の携帯型電子機器に
よれば、より広い範囲の電池電圧変動に対応でき、常に
的確な動作を行うと共に、消費電力を抑えた携帯型電子
機器を提供できる。
【0064】さらに、請求項3に記載の携帯型電子機器
によれば、より消費電力を抑えた携帯型電子機器を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である携帯型電子機器の構
成を示すブロック回路である。
【図2】上記実施形態の携帯型電子機器の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…デジタル信号処理部(DSP) 6…制御回路 7…データI/Oバッファ 8…主制御回路(CPU) 9…アドレス制御回路 10…記録媒体 11…D/A変換器 12…パワーアンプ 13…スピーカ 14…駆動回路 15…表示器 16…昇圧回路 19…操作入力部 ST…停止ボタン 20…電池(BAT)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の動作モードでは電池から供給され
    る電源電圧を昇圧回路を用いて昇圧し、該電源電圧の昇
    圧が不要のモードでは上記昇圧回路をスタンバイ状態に
    することが可能な携帯型電子機器であって、 上記電池から供給される電圧が所定値以下になった際に
    は上記昇圧回路を常時動作状態にさせる昇圧回路制御手
    段を具備したことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 電池から供給される電圧が当該携帯型電
    子機器の動作を制御するための主制御手段の動作を保証
    するに必要な最低電圧以下になったときに上記昇圧回路
    を常時動作状態にさせることを特徴とする請求項1に記
    載の携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 音声記録再生手段と、 音声の記録再生を停止し、上記昇圧回路をスタンバイ状
    態にする停止モード設定用操作部材と、 を具備したことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の携帯型電子機器。
JP7240078A 1995-09-19 1995-09-19 携帯型電子機器 Withdrawn JPH0981524A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304909A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Mitsubishi Electric Corp 電気機器
CN100379134C (zh) * 2004-08-27 2008-04-02 三洋电机株式会社 升压型开关调节器电路
US7518653B2 (en) 2001-10-05 2009-04-14 Fujifilm Corporation Digital camera having a plurality of operation modes of different power consumption

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