JPH11312394A - 音声記録装置 - Google Patents

音声記録装置

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JPH11312394A
JPH11312394A JP10117473A JP11747398A JPH11312394A JP H11312394 A JPH11312394 A JP H11312394A JP 10117473 A JP10117473 A JP 10117473A JP 11747398 A JP11747398 A JP 11747398A JP H11312394 A JPH11312394 A JP H11312394A
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JP
Japan
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recording
audio
information
voice
control circuit
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JP10117473A
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English (en)
Inventor
Hideo Okano
秀生 岡野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】音声起動記録を行う際、起動時間を容易に認識
し得るとともに記録内容の頭出しを容易に行い得る音声
記録装置を提供する。 【解決手段】主制御回路6の制御下において、マイクロ
ホン1に入力された音声信号が所定の条件を満足した場
合に、音声起動録音を開始すると共に、該記録動作によ
って記録される音声データに関連させて、該記録動作の
起動時刻情報およびIマーク情報をメモリカード33に
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録装置、詳
しくは、音声情報を記録媒体に記録する音声記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロホン等によって得られた
音声信号をデジタル信号に変換して、例えば半導体メモ
リに記録しておき、再生時において、該半導体メモリか
らこの音声信号を読み出してアナログ信号に変換し、ス
ピーカ等により音声として出力する、いわゆるデジタル
レコーダと呼ばれているデジタル情報記録再生装置が開
発されている。また、特開昭63−259700号公報
には、上述したようなデジタル情報記録再生装置が開示
されている。
【0003】一般に上述したデジタル情報記録再生装置
等の記憶再生装置においては、半導体メモリに記録され
るデータ量を節約するために、デジタル化された音声信
号に対して高能率な符号化を施すことによって発生する
データ量をできるだけ少なくしている。また、ICメモ
リカードに音声データ記憶領域とヘッダー情報記憶領域
とを設け、ヘッダー情報領域に検索用のヘッダー情報デ
ータを記録する。特開平5−28790号公報には、こ
のヘッダー情報領域に検索用のヘッダー情報データの記
録に関するデジタル情報記録再生装置が開示されてい
る。
【0004】一方、従来のアナログテープを利用した音
声記録装置において、インデックスマークが記録されて
いるものを検索して所望の情報を順番に検索したり、無
音を検索して頭出しを行い得る装置が知られている。
【0005】また、所定の音声により記録動作を起動す
るいわゆる音声起動記録装置も周知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記音
声起動による記録装置においては、記録した時間内容や
記録を開始した位置等を検索することが困難であった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、音声起動記録を行う際、起動時間を容易に認
識し得るとともに記録内容の頭出しを容易に行い得る音
声記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声記録装置は、音声信号を記録媒
体に記録する音声記録装置であり、入力された音声信号
が所定の条件を満足した場合に、記録動作を起動させる
音声起動手段と、時刻を保持している時計手段と、上記
音声起動手段による記録動作の起動に伴い、該記録動作
によって記録される音声データに関連させて、該記録動
作の起動時の時刻情報を記録する時刻情報記録手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声記録装置は、音声情報を記録媒体に記録する音声
記録装置であり、入力された音声信号が所定の条件を満
足した場合に、記録動作を起動させる音声起動手段と、
上記音声起動手段による記録動作の起動に伴い、該記録
動作によって記録される音声データの開始位置を示すマ
ーク情報を記録するマーキング手段と、を具備したこと
を特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第3
の音声記録装置は、音声情報を記録媒体に記録する音声
記録装置であり、入力された音声信号が所定の条件を満
足した場合に、記録動作を起動させる音声起動手段と、
上記音声起動手段による記録動作の起動時に、該音声起
動手段により記録動作が起動されたことを示す電気信号
を外部に出力する起動信号出力手段と、を具備したこと
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態である音声記
録再生装置の構成を示すブロック回路図である。
【0013】図に示すように、本実施形態の音声記録再
生装置は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を
具備し、該マイクロホン1からの音声出力は接続された
マイクアンプ(AMP)2によって増幅されるようにな
っている。このマイクアンプ2の出力はローパスフィル
タ(LPF)3、アナログスイッチ26を介してA/D
変換器(A/D)4に入力されるようになっており、マ
イクアンプ2で増幅されたアナログの音声信号は、ロー
パスフィルタ3でアンチエリアジングノイズの発生を防
止するため不要な周波数帯域をカットされ該A/D変換
器4に入力される。
【0014】A/D変換器4の出力端は、制御手段の構
成要素である主制御回路6に内蔵されるディジタル信号
処理部(DSP)5に入力するため、主制御回路6の端
子D1に接続されている。
【0015】本実施形態の音声記録再生装置は、一方
で、音声の出力手段としてのスピーカ13を備え、該ス
ピーカ13はアナログスイッチ30、増幅器(AMP)
12、ディジタル/アナログ(D/A)変換器11を介
して主制御回路6の端子D2に接続されている。
【0016】上記アナログスイッチ26の制御端子は主
制御回路6の制御端子E1に接続され、該主制御回路6
により録音時はオンになるよう制御される。また上記ア
ナログスイッチ30の制御端子は主制御回路6の制御端
子E2に接続され、再生時にオンになるよう制御され
る。
【0017】上記ディジタル信号処理部5は、録音時に
は、主制御回路6に制御されてA/D変換器4でディジ
タル信号に変換された音声信号を一定のフォーマットの
データに圧縮変換(符号化)し、符号化されたデータは
主制御回路6に伝送される。
【0018】一方、再生時には、該ディジタル信号処理
部5は、主制御回路6に制御され該主制御回路6からの
データを伸長変換(復号化)する処理を行い、復号化さ
れたディジタル信号は、D/A変換器11に入力され
る。
【0019】上記D/A変換器11でアナログ信号に変
換された音声信号は、不要な周波数帯域をカットして量
子化雑音を軽減する図示しないローパスフィルタを介
し、さらにスイッチ50を介して該音声信号を増幅して
スピーカを駆動するパワーアンプ(AMP)12に入力
される。また、該パワーアンプ12で増幅された音声信
号は音声に変換して放音するスピーカ13より発音され
る。
【0020】上記スイッチ50は、主制御回路6の端子
E3からの制御信号により、音声の出力先をスピーカ1
3と外部出力端子(イヤホン端子)52とを選択するス
イッチである。この制御信号により音声の出力先が外部
出力端子側に選択されると、D/A変換器11の出力信
号はパワーアンプ51を介して外部出力端子52より外
部に対し出力される。
【0021】一方、上記外部出力端子52は、主制御回
路6の制御により音声起動録音にかかるパルス信号を出
力する起動信号出力手段としての役目も果たす。
【0022】また、主制御回路6の端子D3は、当該音
声記録再生装置に脱着可能なメモリカード33が装着さ
れた際に、該カード内部に設けられたメモリ制御回路7
に接続される。同様に端子D4は上記メモリカード33
に内設された半導体メモリ部10に接続される。上記メ
モリ制御回路7は制御信号を供給すべく半導体メモリ部
10に直接接続されるとともに、ライトプロテクト用の
スイッチ31を介して半導体メモリ部10に接続されて
いる。
【0023】さらに、主制御回路6の端子D5には、音
声符号化時の符号化レートを切り換えるためのスイッチ
RATE35が接続されるとともに、端子D6は駆動回
路9を介して表示器8に接続されている。
【0024】さらに、主制御回路6には録音ボタン(R
EC)、再生ボタン(PL)、停止ボタン(ST)、早
送りボタン(FF)、早戻しボタン(REW)、消去ボ
タン(ERASE)、音声起動(ボイスアクチブディテ
クタ)ボタン(VAD)等の操作ボタンが接続されてい
る。
【0025】ここで、主制御回路6は上記した各部の制
御を行なう他に、入力される音声のレベルが基準レベル
以上であるかあるいは以下であるかを符号化するフレー
ム単位で判定し、基準レベル以上であるときは有音であ
ると見なし、基準レベル以下であるときは無音であると
見なす。このようにして主制御回路6は有音フレームま
たは無音フレームの連続性を監視し、この監視結果に基
づいて録音の開始または停止のタイミングを制御する音
声起動手段としての役目を果たす。
【0026】また、図示はしないが主制御回路6内には
時刻を保持する時計手段が設けられている。
【0027】上記半導体メモリ部10は一時記録媒体部
100aと主記録媒体部100bとを備えている。上記
主記録媒体部100bには通常フラッシュメモリが用い
られるが、光磁気ディスク、磁気ディスクや磁気テープ
等を用いることもできる。また、一時記録媒体部100
aにはSRAMやDRAM、EEPROMや高誘電体メ
モリやフラッシュメモリ等、主記録媒体部100bと比
較して比較的高速で読み書きが行えるものが用いられ
る。本実施形態では一時記録媒体部100aにはSRA
Mを用い、主記録媒体部100にはフラッシュメモリを
用いている。また、録音を実行すると音声データは音声
ファイルとして記録される。
【0028】図2は、上記半導体メモリ部10に記録さ
れる音声ファイルの記録構成を示す説明図である。
【0029】図に示すように、該半導体メモリ部10の
音声ファイルの構成はヘッダー情報部10Aと音声デー
タ部10Bとに大きく二分されている。上記ヘッダー情
報部10Aは、音声ファイルのヘッダー情報10Aの長
さを記録するヘッダーの長さ情報10A1と、規格認識
用情報(例えば本実施形態ではアスキーコードで「ds
s」が認識コードとして記録される)10A2と、ライ
センスバージョンリリース認識コード情報(例えば本実
施形態ではバイナリーコードでバージョン認識コード、
リリース認識コード、ライセンス認識コードとして記録
される)10A3と、記録者コード情報(例えば本実施
形態では使用者または記録者を現すコードとしてアスキ
ーコードで認識コードが設定や記録ができる)10A4
と、作業番号情報(例えば本実施形態ではバイナリーコ
ードで認識コードの数字や記録ができる)10A5と、
ファイル種類情報(例えば本実施形態ではバイナリーコ
ードで認識コード、として記録され、例えば口述記録用
録音ファイルは0、メモリ用録音ファイル1で現す)1
0A6と、ファイル状態情報(本実施形態ではバイナリ
ーコードで認識コード、として記録される。この中に記
録される状態は例えば記録中または終了を現す状態を
1、再生中または終了を現す状態を2、トランスクライ
ブ中または終了を現す状態を3、音声認識中または終了
を現す状態4、保存中を現す状態を5で現す。また、別
の情報として作業の状態を現す識別情報として作業中止
を現す状態を1、作業中を現す状態を2、作業に割り込
みが入って一時待機中を現す状態を3、作業の終了を現
す状態4、で現す)10A7と、タイピスト情報(例え
ば本実施形態ではタイピストの認識コードをアスキーコ
ードで認識文字が設定や記録ができる)10A8と、記
録時間情報(例えば本実施形態では録音開始日、録音開
始時間、録音終了日、録音終了時間及び録音の長さがア
スキーコードで記録される)10A9と、第1のIマー
ク位置情報(例えば本実施形態ではバイナリーコードで
記録される。以下Iマークについては同様に記録され
る)10A10と、第2のIマーク位置情報10A11
と、最大記録できる第nのIマーク位置情報10A12
と、その他の情報領域10A13と、で構成されてい
る。
【0030】また、音声データ部10Bには、1つの音
声ファイルに含まれる音声フレームの数をmとすると、
音声フレームデータ10B1から10Bmのデータが記
録されるようになっている。この音声データ部10Bの
各フレームデータの中には音声符号化処理を行うとき
に、その処理を符号化の種類を示す情報が記録される。
この記録される位置は例えば、それぞれ各フレームデー
タの第1バイト目の最上位ビット又は最下位ビットに割
り付けられる。あるいはフレームデータの最終バイト目
の最上位ビット又は最下位ビットに割り付けられる。な
お、本実施形態ではフレームデータの第1バイト目の第
1ビット及び第2ビットに割り付けるものとする。
【0031】このように、半導体メモリ部10は、主制
御回路6に制御されて時刻情報記録手段、Iマークを記
録するマーキング手段としての役目を果たす。
【0032】また、音声情報の記録位置を示す情報であ
るアドレスは、脱着自在な半導体メモリ部10に記憶さ
れているが、記録再生側に設けられているメモリ制御回
路7に付随する不図示半導体メモリ(主制御回路6の内
部)に記録されるようにしても良い。
【0033】ここで、Iマークは、次のようなものであ
る。即ち、記録媒体には複数の文書が記録されることか
ら、この種の音声情報記録装置では、文書録音者により
録音時に、IマークボタンIを操作することにより、記
録媒体に記録された複数文書間の優先関係を示すインス
トラクション(I)マークというタイピストや秘書向け
の指示用インデックスマークを記録することができるよ
うになっていて、文書録音者はこのIマークを使って、
音声によって具体的に優先関係を指示するということが
可能になっている。
【0034】次に、このような構成をなす当該音声記録
再生装置の記録再生動作について簡単に説明する。
【0035】録音を行う際には、上記マイクロホン1よ
り得られるアナログ音声信号をマイクアンプ2により増
幅して、ローパスフィルター3を通して周波数の帯域制
限を行った後、A/D変換器4によってディジタル信号
に変換して、主制御回路6の内部のディジタル信号処理
(DSP)部5に入力する。
【0036】ここで、マイクロホン1より入力された信
号が所定の基準レベルより大きいとき、例えばA/D変
換器4の最大レンジの−6dBより大きいとき、主制御
回路6に入力されるディジタル信号をディジタル信号処
理部の演算をおこない、利得調整が行われる。
【0037】上記主制御回路6の複数の操作ボタン及び
スイッチの操作に応じて、ディジタル信号処理部5によ
ってディジタル信号を圧縮した音声データを主制御回路
6の第3端子D3及び第4端子D4を通じて半導体メモ
リ部10に記録する。
【0038】再生を行う際には、主制御回路6は半導体
メモリ部10に記録されているデータを読み出し、ディ
ジタル信号処理部5に供給して伸長し、該ディジタル信
号処理部5で伸長された音声データは、D/A変換器1
1によりアナログ信号に変換され、AMP12で増幅さ
れた後、スピーカ13から音声として出力されるか、A
MP51で増幅された後、外部出力端子52から外部に
対して音声として出力される。
【0039】また、主制御回路6は駆動回路9を制御し
て表示器8に動作モード等の各種情報を表示させる。
【0040】次に、以上説明したように構成される本実
施形態の音声起動録音装置の動作を詳細に説明する。
【0041】図3は、本実施形態の音声起動録音装置に
おける主要動作を示したフローチャートであり、上記主
制御回路6の動作として説明する。
【0042】電池がセットされ、電源が供給されると主
制御回路6は、該フローチャートに示すような動作を開
始する。即ち、まず、主制御回路6の外部条件や内部の
記憶部の初期設定を行う(ステップS1)。この初期化
をおこなっているとき、“CHECK”ような初期化を
現す表示を行う。初期設定を完了した後、主制御回路6
は電池の電源電圧が定格値であるか否かを検出する(ス
テップS2)。該定格値は、例えば1Vに設定され、主
制御回路6は、電池の電源電圧が1V以上であるかどう
か、又は電池に流れる電流から電池のインピーダンスが
定格値より高いかどうかをDC−DCコンバータからの
情報により検出する。
【0043】上記ステップS2の検出の結果、上記電池
が定格値以上であるとき、メモリカード33が、装着さ
れたことを検出する(ステップS3)。この操作はメモ
リカード33が装着されているときはステップS23の
カード認識処理において、半導体メモリー部10がメモ
リカードの外形形状より、ガード内部に搭載されている
メモリーの種類を検出する。また、カードに供給する電
圧を外形より判定する。そして、メモリの内部に記録さ
れている情報を読みとり、例えば書込専用記録媒体(R
OM)か読み書きできる記録媒体(RAM)か均等分割
消去ブロック型不揮発性記録媒体か、書込可能なメモリ
ーの時、書込禁止認識する(ステップS23)。そし
て、ステップS4に移行する。
【0044】上記ステップS3でNOの場合、記録媒体
(メモリ部)が正常に接続されていないエラー表示を行
うためステップS8に移る。上記ステップS3におけ
る、正常に接続されているか否かの判定方法は、メモリ
カード等の着脱可能な記録手段(記憶媒体)が電源投入
時または電源がすでに投入されているとき、該メモリカ
ードが着脱されたことを検出し、同メモリカードにある
データを記憶してあるデータを読み、アドレスやデータ
バスの接続を確認する。特にブロック消去一括型の不揮
発性メモリを利用する場合、この書き込みは消去用一時
記憶メモリ部に記録する。
【0045】この後、半導体メモリ部10から読み込ん
だデータによって、該半導体メモリ部10が既にヘッダ
ー情報を正常に記録したものかどうか、即ち、半導体メ
モリ部10のフォーマットが正常かどうかを判断する
(ステップS4)。
【0046】このステップS4で、上記半導体メモリ部
10としてフォーマットされていないものを入れていた
場合には正常でないと判断され、該半導体メモリ部10
のヘッダー情報部10Aに利用条件を示す情報を入力
し、且つ音声データ部10Bに“0”を入力する処理で
あるメモリフォーマット(初期化)を行うかどうか確認
する(ステップS5)。即ち、駆動回路9を制御して、
メモリフォーマットを行うか否かの確認表示を表示器8
に表示する。
【0047】ここで、メモリフォーマット処理を確認指
示するボタン(消去ボタンERASEと兼用)が押され
たならば、半導体メモリ部10のフォーマット(初期
化)を行い(ステップS6)、このフォーマット完了
後、駆動回路9を制御して表示器8にて初期設定完了表
示を行う(ステップS7)。
【0048】また、上記ステップS5において、メモリ
フォーマットをする指示する消去ボタン(ERASEボ
タン)が所定時間内に押されないときには、駆動回路9
を制御して表示器8において半導体メモリ部10が正常
でないことを表示する。本実施形態では“ERROR”
を表示し、どんな場合、機能や部分で発生したか表示N
o.と同時に番号で現す。またそのときの状態や処置の
方法を中段の番号で現す。該半導体メモリ部10を取り
替えるべきである旨を指示表示する(ステップS8)。
【0049】その後、半導体メモリ部10の交換のため
に、主電源スイッチ19がオフされるのを待ち(ステッ
プS9)、オフされたことを検出すると、ステップS2
2に移る。
【0050】一方、上記半導体メモリ部10が正常に初
期設定が完了されたものは、初期設定完了表示後、ヘッ
ダー情報部10Aから読み出した情報(動作位置情報1
0A3)より現在の動作を行う(ステップS10)。そ
の後、当該音声起動録音装置の操作ボタンのどれかが押
されたかどうかを検出しながら各回路を待ち状態にする
(ステップS11)。
【0051】このステップS11において、いずれかの
操作ボタンが押されたことを検出すると、まず、操作さ
れたのが録音ボタンRECかどうか検出し(ステップS
12)、もし録音ボタンRECが押されれば、ディジタ
ル信号処理部5を制御してA/D変換器4から入力され
た音声情報を圧縮し、メモリ制御回路7を制御して半導
体メモリ部10の音声データ部10Bに記録を行う(録
音処理のサブルーチン、ステップS13)。
【0052】また、操作されたのが録音ボタンRECで
ない場合には、音声起動ボタンVADの検出を行う(ス
テップS24)。もし音声起動ボタンVADが押されれ
ば、音声起動処理を行う(ステップS25)。なお、該
音声起動処理のサブルーチンに関しては後に詳述する。
【0053】また、操作されたのが音声起動ボタンVA
Dでない場合には、次の再生ボタンPLの検出を行う
(ステップS14)。ここで、もし再生ボタンPLが押
されていれば、メモリ制御回路7を制御して半導体メモ
リ部10の音声データ部10Bから記録されているデー
タを読み出し、ディジタル信号処理部5に送って伸長処
理を行う、D/A変換器11に音声情報を送る再生処理
に入る(ステップS15)。
【0054】また、上記再生ボタンPLが押されていな
い場合には、早送りボタンが押されているかどうか、ボ
タンの状態を検出する(ステップS16)。そして、早
送りボタンFFが押されていれば、動作位置を順次適当
な速度、例えば、再生の20倍速で早送りを行う早送り
処理に入る(ステップS17)。
【0055】また、早送りボタンFFが押されていなけ
れば、早戻しボタンREWが押されているかボタンの状
態を検出する(ステップS18)。そして、早戻しボタ
ンREWが押されていれば、上記早送りの場合と同様の
速度で動作位置の移動を行う早戻し処理に入る(ステッ
プS19)。
【0056】上記ステップS13,S15,S17,S
19、S25の各処理は停止ボタンSTが押されると、
各処理から抜けて上記ステップS11に戻る。
【0057】また、操作されたのが録音、音声起動、再
生、早送り、早戻し等のボタンでなければ、電源オフ又
は各種の設定ボタンの状態の検出を行う(ステップS2
0)。このステップS20において、主電源スイッチ1
9の電源がオフされたときには、メモリ制御回路7を制
御して半導体メモリ部10のヘッダー情報部10A内の
情報を更新するため、主制御回路6内部の不図示記憶部
に記憶してあるヘッダー情報を、半導体メモリ部10の
ヘッダー情報部10Aに記録する(ステップS21)。
【0058】このヘッダー情報転送処理が完了すると、
当該音声起動録音装置全体、つまり各回路電源の供給を
停止またはスリープ状態する(ステップS22)。
【0059】また、上記ステップS20において、主電
源スイッチ19がオフでないと判断されたときには、設
定ボタンを検出し、その状態を内部の記憶部に記憶した
後、上記ステップS11に戻る。なおここで、設定ボタ
ンは実験で当該音声起動録音装置に設けられたボタンで
はなく、録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボタ
ンST、早送りボタンFF、早戻しボタンREW、Iマ
ークボタンI、消去ボタンERASE、音声起動(無音
圧縮)ボタンVADのうち、幾つかの同時押しにより代
用されるボタンである。
【0060】次に、上記ステップS25の音声起動録音
処理ルーチンにおける有音、無音の検出処理動作を図4
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0061】音声起動録音処理の際、主制御回路6は有
音、無音の判定を符号化処理と同時に行う。まず、主制
御回路6は録音モードを検出して(ステップS31)、
ディジタル信号処理部5に対して条件信号を送信して条
件設定モードに設定する(ステップS32)。そして、
ヘッダー情報より録音位置を取得して(ステップS3
3)、無音期間カウント値を、たとえばn=0として初
期化する(ステップS34)。
【0062】この後、ディジタル信号処理部5にA/D
変換器4より音声データが入力されると、フレーム(2
0ms間にサンプルされたデータを1フレームとする)
処理を行う(ステップS35)。主制御回路6は、この
サンプルされたデータにプリエンファシス、ハミング窓
掛け処理を施し、さらに分析合成形符号化処理を行う。
この処理により、現フレームの音声のエネルギー(自己
相関)、残差波形との相互相関が求められる。
【0063】この後、主制御回路6はA/D変換器4か
らディジタル信号処理部5に入力されるデータを1フレ
ーム分内部に取り込み、音声の平均エネルギーを計算す
る。そして、この現フレームの音声エネルギーが所定エ
ネルギー以上である場合に、入力した音声が有音である
と判定する(ステップS36)。このしきい値は以下の
ように設定される。
【0064】本実施形態の音声記録再生装置は、マイク
ロホン1に入力する音声の音圧が所定音圧(−67dB
〜−87dBの範囲内において任意に設定される)以上
である場合に、該入力音声が有音であると判断するよう
に設定されている。なお、上記マイクロホン1は、−7
0dB(1kHz)の音を入力したときに出力電圧が1
mVとなるように設定されている。したがって、実際に
は、しきい音圧(−67dB〜−87dBの範囲内にお
ける所定音圧)値に対応する出力電圧をしきい値とし、
主制御回路6で判断する。
【0065】主制御回路6により、上記ステップS36
においてマイクロホン1に入力した現フレームの音声が
有音であると判定されると、主制御回路6は、その前の
フレームあるいは所定の複数前のフレームまでさかのぼ
り、当該フレームにおける入力音声が無音であるか否か
を判定する(ステップS37)。ここで、当該フレーム
における入力音声が無音であると判定されると、主制御
回路6は録音動作(起動録音動作)開始を所定回路に指
示する(ステップS50)。同時に、ファイル先頭のフ
ァイルヘッダを設け、ヘッダー情報領域に検索用のヘッ
ダー情報データとして録音動作の起動時間およびIマー
クを記録すると共に、外部出力端子52に所定のパルス
信号を出力する(ステップS38)。この後、ステップ
S39に移行する。
【0066】また、上記ステップS36において現フレ
ームの音声が有音でないと判定されるとステップS35
に戻る。一方、ステップS36において現フレームの音
声が有音であると判定されると、主制御回路6はメモリ
制御回路7に制御信号を送り符号化データをメモリカー
ド33に記録する(ステップS39)。
【0067】この後、主制御回路6は内部記憶部に記憶
している記録位置ファイル(動作位置)情報を更新し
(ステップS40)、その後停止ボタンSTが押される
と(ステップS41)、この音声起動録音処理ルーチン
から抜ける(ステップS42)。
【0068】このように本実施形態の音声記録装置にお
いては、音声起動により録音が開始されると、音声ファ
イルのヘッダー領域に音声起動箇所のIマーク情報が記
録される。これにより、音声起動の箇所が容易に検索可
能となり、録音の連続箇所と無音と有音の切換に起因す
る区切り箇所の判別が容易になった。このため、どこで
有音となり録音が開始したのか再生時に検知可能となっ
た。
【0069】また、本実施形態の音声記録装置において
は、音声起動により録音が開始されると、音声ファイル
のヘッダー領域に音声起動の時刻が記録される。これに
より有音状態となり録音の開始した時刻が認識可能とな
り、録音動作の時間的構成が把握可能となった。
【0070】さらに、本実施形態の音声記録装置におい
ては、音声起動により録音が開始されると、外部に音声
起動を知らせる電気信号が出力される。これにより、た
とえばビデオカメラ等との外部機器との同期をとった動
作が可能となり、有用性が向上した。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
声起動記録を行う際、起動時間を容易に認識し得るとと
もに記録内容の頭出しを容易に行い得る音声記録装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である音声記録再生装置の
構成を示すブロック回路図である。
【図2】上記音声記録再生装置における半導体メモリ部
の記録構成を示す説明図である。
【図3】上記音声記録再生装置の主要動作を示したフロ
ーチャートである。
【図4】上記音声記録再生装置における音声起動録音処
理のサブルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…ディジタル信号処理部 6…主制御回路 7…メモリ制御回路 8…表示器 9…駆動回路 10…半導体メモリ部 100a…一時記録媒体部 100b…主記録媒体部 52…外部出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を記録媒体に記録する音声記録
    装置であり、 入力された音声信号が所定の条件を満足した場合に、記
    録動作を起動させる音声起動手段と、 時刻を保持している時計手段と、 上記音声起動手段による記録動作の起動に伴い、該記録
    動作によって記録される音声データに関連させて、該記
    録動作の起動時の時刻情報を記録する時刻情報記録手段
    と、 を具備したことを特徴とする音声記録装置。
  2. 【請求項2】 音声情報を記録媒体に記録する音声記録
    装置であり、 入力された音声信号が所定の条件を満足した場合に、記
    録動作を起動させる音声起動手段と、 上記音声起動手段による記録動作の起動に伴い、該記録
    動作によって記録される音声データの開始位置を示すマ
    ーク情報を記録するマーキング手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録装置。
  3. 【請求項3】 音声情報を記録媒体に記録する音声記録
    装置であり、 入力された音声信号が所定の条件を満足した場合に、記
    録動作を起動させる音声起動手段と、 上記音声起動手段による記録動作の起動時に、該音声起
    動手段により記録動作が起動されたことを示す電気信号
    を外部に出力する起動信号出力手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録装置。
JP10117473A 1998-04-27 1998-04-27 音声記録装置 Withdrawn JPH11312394A (ja)

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