JPH1021136A - 音声記録装置 - Google Patents

音声記録装置

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JPH1021136A
JPH1021136A JP17214696A JP17214696A JPH1021136A JP H1021136 A JPH1021136 A JP H1021136A JP 17214696 A JP17214696 A JP 17214696A JP 17214696 A JP17214696 A JP 17214696A JP H1021136 A JPH1021136 A JP H1021136A
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JP
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audio data
area
recording
data
control circuit
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JP17214696A
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Hideo Okano
秀生 岡野
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声データファイルの編集処理を容易かつ迅速
に行なうことができる音声記録装置を提供する。 【解決手段】音声データを記録するときに、1つの音声
データ領域内の消去すべき音声データの内の有効データ
をスペア領域に複写してから、音声データ領域の音声デ
ータを消去する主制御回路6を具備する。主制御回路6
は、音声データの消去処理中にリアルタイムに入力され
る音声データをスペア領域の空き領域に記録し、この空
き領域がなくなった後はバッファ領域に記録する。そし
て、音声データの消去処理が終了すると、音声データ領
域を新たなスペア領域とし、この新たなスペア領域にバ
ッファ領域に記録された音声データを複写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルレコーダ等の音声記録
装置においては、音声データをブロックごとに一括して
消去可能なフラッシュメモリが不揮発性メモリとして用
いられている。フラッシュメモリに記録された音声デー
タは、MS−DOSにおけるFAT(File Allocation
Table )に書かれている情報に基づいてファイルとして
管理されるが、この他に、FTL(Flash Translation
Layer )と呼ばれるファイル管理ソフトを用いてブロッ
ク番号やセクタ番号の管理を行なうことにより、音声デ
ータが記録されるメモリの位置が変更されても、ファイ
ルに対する編集処理を正常に行なうことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たファイル管理下で不揮発性メモリを用いて記録済みの
音声データ領域に新たな音声データを記録するときに
は、記録されている音声データを外部のメモリにいった
ん複写した後、当該音声データ領域のデータを消去して
新たなデータを記録する必要があり、より多くの時間を
要するとともに複雑な書き換え処理が必要であった。
【0004】本発明の音声記録装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、音声データファイルの編
集処理を容易かつ迅速に行なうことができる音声記録装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係る音声記録装置は、音声データを
スペア領域とバッファ領域と複数の音声データ領域とが
確保された不揮発性メモリに記録するものであって、前
記音声データを記録するときに、1つの音声データ領域
内の消去すべき音声データの内の有効データを前記スペ
ア領域に複写してから、前記音声データ領域の音声デー
タを消去する消去処理手段と、前記音声データ領域の音
声データの消去処理中にリアルタイムに入力される音声
データを前記スペア領域の空き領域に記録し、この空き
領域がなくなった後は前記バッファ領域に記録する音声
データ記録手段と、前記音声データ領域の音声データの
消去処理が終了すると、前記音声データ領域を新たなス
ペア領域とし、この新たなスペア領域に前記バッファ領
域に記録された音声データを複写する制御手段と具備す
る。
【0006】また、第2の発明に係る音声記録装置は、
第1の発明に係る音声記録装置において、前記複数の音
声データ領域及びスペア領域のそれぞれに対応する管理
記号が付与されており、消去すべき音声データ領域をこ
の管理記号に基づいて管理する管理手段をさらに具備す
る。
【0007】また、第3の発明に係る音声記録装置は、
第1または第2の発明に係る音声記録装置において、前
記スペア領域のメモリ容量が1つの音声データ領域のメ
モリ容量に等しく、前記バッファ領域のメモリ容量が、
1つの音声データ領域内の全てのデータを消去する時間
中にリアルタイムに入力されるデータ量より大きくなる
ように設定されている。
【0008】すなわち、第1の発明に係る音声記録装置
は、音声データをスペア領域とバッファ領域と複数の音
声データ領域とが確保された不揮発性メモリに記録する
ものであって、前記音声データを記録するときに、1つ
の音声データ領域内の消去すべき音声データの内の有効
データを前記スペア領域に複写してから、前記音声デー
タ領域の音声データを消去する。そして、この音声デー
タの消去処理中に、リアルタイムに入力される音声デー
タを前記スペア領域の空き領域に記録し、この空き領域
がなくなった後は前記バッファ領域に記録する。そし
て、前記音声データ領域の音声データの消去処理が終了
すると、前記音声データ領域を新たなスペア領域とし、
この新たなスペア領域に前記バッファ領域に記録された
音声データを複写するようにする。
【0009】また、第2の発明に係る音声記録装置は、
第1の発明に係る音声記録装置において、前記複数の音
声データ領域及びスペア領域のそれぞれに対応する管理
記号を付与し、消去すべき音声データ領域をこの管理記
号に基づいて管理するようにする。
【0010】また、第3の発明に係る音声記録装置は、
第1または第2の発明に係る音声記録装置において、前
記スペア領域のメモリ容量が1つの音声データ領域のメ
モリ容量に等しく、前記バッファ領域のメモリ容量が、
1つの音声データ領域内の全てのデータを消去する時間
中にリアルタイムに入力されるデータ量より大きくなる
ように設定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の音声記録
装置が適用される音声録音再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、音声が入力されるマイクロ
ホン1は、マイクアンプ2と、ローパスフィルタ(LP
F)3と、アナログスイッチ26と、アナログ/ディジ
タル(A/D)変換器4とを介して、主制御回路6のD
1端子に接続されている。上記アナログスイッチ26は
主制御回路6の制御端子E1に接続されており、録音時
はオンになるように制御される。主制御回路6にはディ
ジタル信号処理部(以下DSPと呼ぶ)5が内蔵されて
おり、上記したD1端子を介してA/D変換器4からの
信号がDSP5に入力される。
【0012】また、音声の出力手段としてのスピーカ1
3は、アナログスイッチ30と、増幅器(AMP)12
と、ディジタル/アナログ(D/A)変換器11とを介
して主制御回路6のD2端子に接続されている。DSP
5からの信号はこのD2端子を介してD/A変換器11
に入力される。上記アナログスイッチ30は主制御回路
6のE2端子に接続されており、再生時にオンになるよ
うに制御される。
【0013】主制御回路6のE3端子はアナログスイッ
チ27を介して増幅器(AMP)12とアナログスイッ
チ30との間に接続されている。このアナログスイッチ
27は可変抵抗(ボリューム)28の電圧供給端子に接
続されており、可変抵抗28の状態検出時はオンになる
ように制御される。
【0014】また、主制御回路6のE4端子にはアナロ
グスイッチ29が接続されている。このアナログスイッ
チ29はA/D変換器4とアナログスイッチ26との間
に接続されるとともに、可変抵抗28の中間タップ端子
に接続されている。アナログスイッチ29は可変抵抗2
8の状態検出時はオンになるように制御される。
【0015】主制御回路6のD3端子は、本装置に脱着
可能なメモリカード33が装着されたときにカード内部
のメモリ制御回路7に接続され、D4端子は半導体メモ
リ部10に接続される。メモリ制御回路7は制御信号を
供給すべく半導体メモリ部10に直接接続されるととも
に、ライトプロテクト用のスイッチ31を介して半導体
メモリ部10に接続されている。
【0016】上記した半導体メモリ部10は一時記録媒
体部100aと主記録媒体部100bとを備えている。
主記録媒体部100bには通常フラッシュメモリが用い
られるが、光磁気ディスク、磁気ディスクや磁気テープ
等を用いることもできる。また、一時記録媒体部100
aにはSRAMやDRAM,EEPROMや高誘電体メ
モリやフラッシュメモリ等、主記録媒体部100bと比
較して比較的高速で読み書きが行えるものが用いられ
る。本実施形態では主記録媒体部100b及び一時記録
媒体部100aともにフラッシュメモリを用いるものと
する。
【0017】また、主制御回路6のE5端子は赤外線を
出力する発光ダイオード(LED)17に接続されてい
る。この発光ダイオード(LED)17は半導体メモリ
部10に記録された音声符号化データを送信したり、外
部からのデータを受信可能であることを示す信号を送信
する送信手段としての機能を有する。この発光ダイオー
ド(LED)17はデータの送受信用としてだけでな
く、録音や再生時に有音が入力又は出力されると発光す
る表示器としても兼用される。このため発光ダイオード
としては、可視光成分を多く含み、例えばピーク波長が
500nm〜1000nm、好ましくは600nm〜8
00nmの比較的低い波長の赤外線を出力するものが用
いられる。
【0018】さらに、主制御回路6のD5端子は音声符
号化時の符号化レートを切り換えるためのスイッチRA
TE35に接続されるとともに、D6端子は駆動回路9
を介して表示器8に接続されている。
【0019】また、主制御回路6のD7端子は電圧比較
器(COMP)16を介してピンダイオード14と抵抗
15との間に接続されている。ここで、上記ピンダイオ
ード14、電圧比較器16、抵抗15は外部からデータ
転送開始信号や音声データを受信するデータ受信手段を
構成している。
【0020】主制御回路6のD8端子は主電源スイッチ
19のa接点に接続されている。主電源スイッチ19の
b接点は主制御回路6のD10端子に接続されたDC−
DCコンバータ20に接続されるとともに、主電源スイ
ッチ19の支点は電池(BAT)18に接続されてい
る。さらに、主制御回路6のD9端子に接続されたリレ
ースイッチ25が主電源スイッチ19と並列に接続され
ている。
【0021】上記したDC−DCコンバータ20は電池
18から昇圧した電圧を出力し、各部に安定した電源電
圧を供給するとともに、主制御回路6のD10端子に、
電池18の電圧がある一定値以下であるかどうかを知ら
せる信号を送信する。これによって主制御回路6は電池
18の消耗状態を検出することができる。また、主電源
スイッチ19と並列に接続されたリレースイッチ25
は、主電源スイッチ19がオフにされても電池18から
の電源供給がすぐに停止しないようにするためのもので
ある。
【0022】さらに、主制御回路6のD11端子はダイ
オード21のアノードに接続されるとともに、このダイ
オード21のカソードとグラウンド間には、コンデンサ
22、抵抗23の並列回路が接続されている。さらに、
ダイオード21のカソードは、トランジスタ24のベー
スに接続されている。このトランジスタ24のコレクタ
はマイクロホン1とマイクアンプ2との間に接続され、
エミッタはグラウンドに接続されている。
【0023】さらに、主制御回路6には録音ボタンRE
C、再生ボタンPL、停止ボタンST、早送りボタンF
F、早戻しボタンREW、消去ボタンERASE、音声
起動(ボイスアクチブディテクタ)ボタンVAD等の操
作ボタンが接続されている。
【0024】ここで、主制御回路6は上記した各部の制
御を行なう他に、入力される音声のレベルが基準レベル
以上であるかあるいは以下であるかを符号化するフレー
ム単位で判定し、基準レベル以上であるときは有音であ
ると見なし、基準レベル以下であるときは無音であると
見なす。このようにして主制御回路6は有音フレームま
たは無音フレームの連続性を監視し、この監視結果に基
づいて録音の開始または停止のタイミングを制御するこ
とができる。
【0025】また、可変抵抗28は、主制御回路6が音
声信号が有音か無音かを判定する際の基準レベルを変更
するための手段と用いられる。さらに、主制御回路6は
上記したように録音の開始または停止のタイミングを変
更するが、上記可変抵抗28はこのときのタイミングを
変更するのに用いられる。
【0026】図2は、上記した半導体メモリ部10の記
録構成を示す図である。同図に示すように、半導体メモ
リ部10のメモリ空間は、インデックス部10Aと音声
データ部10Bとによって1ファイルを構成している。
インデックス部10Aには、次の音声ファイルデータの
先頭アドレス位置情報10A1と、音声ファイルデータ
のサイズ情報10A2と、ファイルの消去用フラグ情報
10A3と、録音のファイル番号10A4と、音声符号
化方式の識別情報10A5と、ディクテーション上での
ファイルの扱い等、ファイルの状態を表わすフラグ情報
10A6と、挿入できるファイルの最大値情報(n)1
0A7と、ファイルの先頭から挿入されているファイル
までの長さ情報10A8が記録されるとともに、第1の
編集から第nの編集までの各々について、開始位置アド
レス(10A9、10A12)と、ファイルデータの先
頭アドレス位置情報(10A10、10A13)と、フ
ァイルサイズ情報(10A11、10A14)とが順次
記録されている。
【0027】一方、音声データ部10Bには、10B1
から10Bmまでの音声フレームデータが記録されると
ともに、この音声データ部10Bの各音声フレームデー
タの中には、音声符号化処理を行うときに初期設定を行
うかどうかを示す情報が記録される。この情報が記録さ
れる位置は例えば、それぞれ各音声フレームデータの第
1バイトの最上位ビット又は最下位ビットに割り付けら
れる。或いは各音声フレームデータの最終バイトの最上
位ビット又は最下位ビットに割り付けられる。なお、本
実施形態では音声フレームデータの第1バイトの第4ビ
ットに上記情報を記録するものとする。
【0028】また、音声情報の記録位置を示す情報であ
るアドレスは半導体メモリ部10に記録されているが、
装置側に設けられている不図示の半導体メモリ(主制御
回路6の内部)に記録するようにしても良い。
【0029】図3は音声録音再生装置の外観図であり、
(a)は音声録音再生装置の左側面図であり、(b)は
正面図であり、(c)は右側面図であり、(d)は上面
図である。
【0030】図4は音声録音再生装置に装着して用いら
れるメモリカード33の構成において、特に接続部を詳
細に示す図である。使用時、このメモリカード33は音
声録音再生装置の背面(図3の(a)において矢印Aで
示す部分)から装着される。このとき、装置側のD12
とD13端子にメモリカード接続部34の対応する端子
パターンが接続されるとともに、メモリカード接続部3
4の図で示す電圧検出用凹部が装置側に接続されてメモ
リカード33の動作電圧が3.3Vなのか5Vなのかが
検出される。また、このときスイッチ31がONになっ
てグランド信号がメモリ制御回路7に供給されるが、メ
モリ制御回路7はこれに応答してこのメモリカード33
に対するデータの書き込みが不可であることを主制御回
路6に知らせる。
【0031】以下に上記した構成を有する音声録音再生
装置の録音再生動作について説明する。音声の録音時
は、マイクロホン1より得られるアナログ音声信号をマ
イクアンプ2により増幅して、LPF3を通して周波数
の帯域制限を行った後、アナログスイッチ26を介して
A/D変換器4によってディジタル信号に変換して、主
制御回路6の内部のDSP5に入力する。
【0032】ここで、マイクロホン1より入力された音
声信号が所定の基準レベルより大きいとき、例えばA/
D変換器4の最大レンジの−6dBより大きいときは、
主制御回路6のD11端子に接続されているダイオード
21にパルスを出力すると、コンデンサ22に電荷が蓄
積されてトランジスタ24に電圧が加わる。これによっ
てマイクアンプ2とトランジスタ24とグラウンド間の
インピーダンスが変化してマイクアンプ2に入力される
信号が制限され、利得調整が行われる。なお、コンデン
サ22に蓄えられた電荷は抵抗23を介して徐々に放電
される。
【0033】次に、DSP5は、主制御回路6に接続さ
れた複数の操作ボタン及びスイッチの操作に応じて、入
力されたディジタル信号を圧縮して、圧縮された音声デ
ータを主制御回路6のD4端子を通じて半導体メモリ部
10に記録する。このとき、D3端子からは音声データ
を記録すべきアドレスがメモリ制御回路7に与えられ、
このメモリ制御回路7によって書き込み動作が制御され
る。
【0034】一方、再生を行う際には、主制御回路6は
メモリ制御回路7の制御の基に半導体メモリ部10に記
録されている音声データを読み出してDSP5に供給し
て伸長する。DSP5で伸長された音声データはD/A
変換器11によりアナログ信号に変換され、AMP12
で増幅された後、スピーカ13から音声として出力され
る。
【0035】上記した音声の記録、再生動作において、
主制御回路6は駆動回路9を制御して表示器8に動作モ
ード等の各種情報を表示させる。以下に図5に示すフロ
ーチャートを参照して、上記した音声録音再生装置の主
要動作を主制御回路6の動作に基づいて説明する。
【0036】電池18がセットされて電源が供給される
と主制御回路6は同図のフローチャートに示すような動
作を開始する。即ち、まず、主制御回路6の外部条件や
内部の記憶部の初期化を行う(ステップS1)。この初
期化を完了した後、主制御回路6は電池18の電源電圧
が定格値であるか否かを検出する(ステップS2)。こ
の定格値は例えば1Vに設定されており、主制御回路6
は電池18の電源電圧が1V以上であるかどうか、又は
電池18に流れる電流から電池18のインピーダンスが
定格値より高いかどうかをDC−DCコンバータ20か
らの情報により検出する。ステップS2の検出の結果、
電池18が定格値以上であるときはメモリカード33が
装着されているか否かを判断する。
【0037】ここで、メモリカード33が装着されてい
るときはステップS23のカード認識処理において、半
導体メモリ部10に記録されている音声データがどのよ
うなフォーマットで記録されているのかを調べてフォー
マットが正常(OK)であるか否かを判断する(ステッ
プS4)。そして、フォーマットが正常でないと判断さ
れた場合はメモリフォーマットを実施するか否かを判断
する(ステップS5)。ここでメモリフォーマットを実
施すると判断された場合はメモリフォーマットを行なう
(ステップS6)。
【0038】また、ステップS3でメモリカード33が
装着されていないと判断された場合、あるいはステップ
S5でメモリフォーマットを実施しないと判断されたと
きは、エラー表示を行って(ステップS8)、主電源ス
イッチがOFFされるまで待機する(ステップS9)。
【0039】また、ステップS4でメモリフォーマット
が正常であると判断された場合、またはステップS6の
メモリフォーマットの完了後は、駆動回路9を制御して
表示器8にて初期設定の完了表示を行ない(ステップS
7)、次に、インデックス部10Aから読み出した情報
に基づいて現在の動作位置を検出する(ステップS1
0)。その後、音声録音再生装置の操作ボタンのいずれ
かが押されたか否かを検出しながら各回路を待機状態に
する(ステップS11)。
【0040】このステップS11において、いずれかの
操作ボタンが押されたことを検出すると、まず、操作さ
れたのが消去ボタンERASEボタンか否かを判断し
(ステップS24)、YESの場合はステップS5に移
行してメモリフォーマットを実施するか否かを判断す
る。また、操作されたのが消去ボタンERASEでない
場合は次の録音ボタンRECの検出を行なう(ステップ
S12)。もし録音ボタンRECが押されていれば、D
SP5を制御してA/D変換器4から入力された音声情
報を圧縮し、メモリ制御回路7を制御して半導体メモリ
部10の音声データ部10Bに記録する録音処理に入る
(ステップS13)。
【0041】また、操作されたのが録音ボタンRECで
ない場合には、次の再生ボタンPLの検出を行う(ステ
ップS14)。ここで、もし再生ボタンPLが押されて
いれば、メモリ制御回路7を制御して半導体メモリ部1
0の音声データ部10Bから記録されているデータを読
み出し、ディジタル信号処理部5に送って伸長処理を行
ない、この伸張された音声信号をD/A変換器11に送
る再生処理に入る(ステップS15)。
【0042】また、上記再生ボタンPLが押されていな
い場合には、早送りボタンFFが押されているか否かを
検出する(ステップS16)。そして、早送りボタンF
Fが押されていれば、動作位置を順次適当な速度、例え
ば、再生の20倍速で早送りを行う早送り処理に入る
(ステップS17)。
【0043】また、早送りボタンFFが押されていなけ
れば、早戻しボタンREWが押されているか否かを検出
する(ステップS18)。そして、早戻しボタンREW
が押されていれば、上記早送りの場合と同様の速度で早
戻しを行う早戻し処理に入る(ステップS19)。上記
ステップS13、S15、S17、S19の各処理は停
止ボタンSTが押されると、各処理から抜けて上記ステ
ップS11に戻る。また、操作されたのが録音、再生、
早送り、早戻し等のボタンでなければ、主電源スイッチ
19がオフか否か又は各種の設定ボタンの状態の検出を
行う(ステップS20)。
【0044】ステップS9またはステップS20で主電
源スイッチ19がオフされたと判断されたときは、メモ
リ制御回路7を制御して半導体メモリ部10のインデッ
クス部10A内の情報を更新するため、主制御回路6内
部の不図示の記憶部に記憶してあるインデックス情報
を、半導体メモリ部10のインデックス部10Aに転送
する(ステップS21)。このインデックス転送処理が
完了すると、音声録音再生装置全体、つまり各回路に電
源を供給しているリレースイッチ25をオフにして(ス
テップS22)、ステップS2に戻る。
【0045】また、上記ステップS20において主電源
スイッチ19がオフでないと判断されたときには、設定
ボタンを検出し、その状態を内部の記憶部に記憶した
後、上記ステップS11に戻る。なおここで、設定ボタ
ンは実際に音声録音再生装置に設けられた操作ボタンで
はなく、録音ボタンREC、再生ボタンPL、停止ボタ
ンST、早送りボタンFF、早戻しボタンREW、音声
起動(無音圧縮)ボタンVADのうち、幾つかの同時押
しにより代用される操作ボタンである。
【0046】以下に図6及び図7、図8のフローチャー
トを参照して本実施形態に係る録音処理動作を説明す
る。ここでフラッシュメモリからなる主記録媒体部10
0bは、例えば図6に示すような記録構成を有している
ものとする。すなわち、ブロック0はFAT及びFTL
に関する領域であり、ブロック1〜5は音声データが記
録されている音声データ領域であり、ブロック6はバッ
ファ領域、ブロック7はスペア領域である。スペア領域
のメモリ容量は、1つの音声データ領域のメモリ容量に
等しく、バッファ領域のメモリ容量は、1つの音声デー
タ領域内の全てのデータを消去する時間中にDSP5か
らリアルタイムに入力されるデータ量より大きくなるよ
うに設定されている。また、図6に示すように音声デー
タの消去ブロック単位(ブロック1〜5)ごとに番号が
付与されるとともに、512byteのデータからなる
書き込みブロック単位(ここではセクタと呼ぶ)ごとに
番号が付与されてFTLによって音声データが管理され
る。さらに、図6において、S42、S48、S50、
S57、S60は以下に述べる録音処理における主なス
テップを表している。
【0047】まず、録音モードを検出した後、録音開始
信号を転送する(ステップS31、S32)。次に、こ
の録音が挿入録音か否か(ステップS33)、上書き録
音か否か(ステップS36)、あるいは末尾追記録音か
否か(ステップS38)を判断し、挿入録音であると判
断された場合はInsertFlag=1に設定して(ステップS
34)、挿入録音処理を実行する(ステップS35)。
また、上書き録音であると判断された場合はOverWriteF
lag =1に設定して(ステップS37)、以下に述べる
上書き録音処理を実行する。また、末尾追記録音である
と判断された場合はAppendFlag=1に設定して(ステッ
プS39)、末尾録音処理を実行する(ステップS4
0)。
【0048】上書き録音処理時、主制御回路6は、イン
デックス情報を取得した後(ステップS41)、DSP
5からリアルタイムに入力される圧縮された音声データ
が音声データ領域の1セクタに対応する512byte
分蓄積されるまで待機する(ステップS42)。512
byte分の音声データが蓄積されていない場合は、ス
ペア領域が準備されておらず廃棄ブロックの消去が必要
か否かを判断し(ステップS43)、廃棄ブロックの消
去が必要であると判断されたときは、新たなスペア領域
を形成すべくバックグランド消去処理を開始して(ステ
ップS44)、ステップS42に戻る。また、スペア領
域がすでに形成されている場合はステップS43の判断
がNoとなってステップS42に戻る。ここでは、ブロ
ック7にスペア領域がすでに形成されているものと想定
する。
【0049】512byte分の音声データが蓄積され
たとき、ステップS42の判断がYesとなってステッ
プS45に移行する。ステップS45において主制御回
路6はメモリ制御回路7に制御信号を送信し、次のステ
ップS46においてOverWriteFlag =1か否かを判断す
る。前記したステップS37でOverWriteFlag =1に設
定しているので、ステップS47に移行して音声データ
領域としてのブロック1内の有効データの複写が必要か
否かを判断する。ここでYesのときは次のステップS
48でスペア領域としてのブロック7に全有効データを
複写してステップS49に進む。全有効データの複写が
終わった後は、ステップS47の判断はNoとなる。
【0050】ステップ49では、ステップS44におけ
るバックグランド消去処理を一時中止した後、S50の
データ書込みのステップにおいて、すでに受信した51
2byte分の音声データをスペア領域(ブロック7)
の空き領域に書き込むとともに、音声データ領域(ブロ
ック1)の1セクタ分の有効データを無効にする。次
に、バックグランド消去処理が必要であるか否かを判断
する(ステップS52)。音声データ領域(ブロック
1)の有効データがすべて無効にされない間はステップ
S52の判断はNoとなるので、次に動作位置の更新を
行った後(ステップS53)、停止ボタンSTOPが押
されていないことを確認して(ステップS54)、ステ
ップS42に戻る。
【0051】ステップS42では次の512byte分
の音声データが蓄積されるまで待機し、蓄積されたとき
に前記したステップを反復する。そして、ステップS5
0により音声データ領域(ブロック1)の有効データが
すべて無効にされたときにステップS52の判断がYe
sとなってバックグランド消去処理に移行する(ステッ
プS55)。ステップS55では音声データ領域(ブロ
ック1)の全音声データを一括して消去する処理を行な
う。次にステップS55のバックグランド消去処理が終
了か否かを判断した後(ステップS58)、ステップS
53、S54を実行してステップS42に戻る。ステッ
プS55のバックグランド消去処理が完了するのにほぼ
1秒間を要し、この間はステップS58の判断はNoと
なる。
【0052】このように、ステップS42で蓄積された
DSP5からの音声データは、音声データ領域(ブロッ
ク1)内の全有効データがスペア領域(ブロック7)に
複写された後、スペア領域(ブロック7)の空き領域に
順次書き込まれるが、このスペア領域(ブロック7)の
空き領域がいっぱいになったときは、ステップS56の
“スペア領域に空き領域があるか”の判断がNoとなる
ので、ステップS57に進んで音声データの書き込み先
をバッファ領域(ブロック6)に変更した後、ステップ
S50でバッファ領域(ブロック6)への音声データの
書き込みを開始する。
【0053】そして、ステップS55におけるバックグ
ランド消去処理の開始からほぼ1秒を経過したときにス
テップS58の判断がYesとなるので、ステップS5
9に進んでバッファ領域(ブロック6)に音声データが
記録されているか否かを確認し、書き込まれている場合
はバッファ領域(ブロック6)に書き込まれている音声
データを、ステップS57のバックグランド消去処理に
よって音声データ領域(ブロック1)に新たに形成され
たスペア領域に複写する(ステップS60)。
【0054】上記した録音処理中に停止ボタンSTが押
された場合はステップS56の判断がYesとなってス
テップS61に移行して、FATに記録されている最終
書き込みセクタのセクタヘッダを更新する。
【0055】上記したように、本実施形態では不揮発性
メモリとしてのフラッシュメモリに複数の音声データ領
域(ブロック1〜5)と、スペア領域(ブロック7)
と、バッファ領域(ブロック6)とを確保しておき、音
声データを上書きするときに、まず、1つの音声データ
領域内の消去すべき音声データの内の有効データをスペ
ア領域に複写する。そして、消去処理手段としての主制
御回路6によって音声データ領域の音声データを消去し
ている間にリアルタイムに入力される音声データを、音
声データ記録手段としての主制御回路6によってスペア
領域の空き領域に記録し、この空き領域がなくなった後
はバッファ領域に記録している。そして、音声データの
消去処理が終了すると、制御手段としての主制御回路6
は、音声データ領域を新たなスペア領域とし、この新た
なスペア領域にバッファ領域に記録された音声データを
複写している。このように、本実施形態ではメモリ内部
に設けられたスペア領域やバッファ領域を用いて上書き
処理を行なうようにしたので、音声データファイルの編
集処理を容易かつ迅速に行なうことができるようにな
る。
【0056】また、複数の音声データ領域及びスペア領
域のそれぞれに対応する管理記号(1〜7)を付与し、
消去すべき音声データ領域をこの管理記号(1〜7)に
基づいて管理手段としての主制御回路6によって管理し
ているので、データの管理が容易になる。また、スペア
領域のメモリ容量を1つの音声データ領域のメモリ容量
に等しくし、バッファ領域のメモリ容量を1つの音声デ
ータ領域内の全てのデータを消去する時間中にリアルタ
イムに入力されるデータ量より大きくなるように主制御
回路6によって設定するようにしたので、消去処理中に
入力される音声データを取りこぼすことなく記録するこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、音声デ
ータファイルの編集処理を容易かつ迅速に行なうことが
できる効果を奏する。また、請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、音声デー
タの管理が容易になる効果を奏する。
【0058】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明の効果に加えて、消去処理
中に入力される音声データを取りこぼすことなく記録す
ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される音声録音再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す半導体メモリ部の記録構成を示す図
である。
【図3】(a)は音声録音再生装置の左側面図であり、
(b)は正面図であり、(c)は右側面図であり、
(d)は上面図である。
【図4】音声録音再生装置に装着して用いられるメモリ
カードの構成において特に接続部を詳細に示す図であ
る。
【図5】音声録音再生装置の主要動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】本実施形態の録音処理動作を説明するための図
である。
【図7】本実施形態の録音処理動作を説明するためのフ
ローチャートの前部である。
【図8】本実施形態の録音処理動作を説明するためのフ
ローチャートの後部である。
【符号の説明】
1…マイクロホン、2…マイクアンプ、3…ローパスフ
ィルタ(LPF)、4…A/D変換器、5…ディジタル
信号処理部(DSP)、6…主制御回路、7…メモリ制
御回路、10…半導体メモリ部、11…D/A変換器、
12…増幅器(AMP)、13…スピーカ、33…メモ
リカード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声データをスペア領域とバッファ領域
    と複数の音声データ領域とが確保された不揮発性メモリ
    に記録するものであって、 前記音声データを記録するときに、 1つの音声データ領域内の消去すべき音声データの内の
    有効データを前記スペア領域に複写してから、前記音声
    データ領域の音声データを消去する消去処理手段と、 前記音声データ領域の音声データの消去処理中にリアル
    タイムに入力される音声データを前記スペア領域の空き
    領域に記録し、この空き領域がなくなった後は前記バッ
    ファ領域に記録する音声データ記録手段と、 前記音声データ領域の音声データの消去処理が終了する
    と、前記音声データ領域を新たなスペア領域とし、この
    新たなスペア領域に前記バッファ領域に記録された音声
    データを複写する制御手段と、を具備することを特徴と
    する音声記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の音声データ領域及びスペア領
    域のそれぞれに対応する管理記号が付与されており、消
    去すべき音声データ領域をこの管理記号に基づいて管理
    する管理手段をさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載の音声記録装置。
  3. 【請求項3】 前記スペア領域のメモリ容量が1つの音
    声データ領域のメモリ容量に等しく、前記バッファ領域
    のメモリ容量が、1つの音声データ領域内の全てのデー
    タを消去する時間中にリアルタイムに入力されるデータ
    量より大きくなるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の音声記録装置。
JP17214696A 1996-07-02 1996-07-02 音声記録装置 Withdrawn JPH1021136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051894A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Murata Mfg Co Ltd データ通信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001051894A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Murata Mfg Co Ltd データ通信装置

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