JPH0962296A - 音声記録装置および音声再生装置 - Google Patents

音声記録装置および音声再生装置

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JPH0962296A
JPH0962296A JP7221729A JP22172995A JPH0962296A JP H0962296 A JPH0962296 A JP H0962296A JP 7221729 A JP7221729 A JP 7221729A JP 22172995 A JP22172995 A JP 22172995A JP H0962296 A JPH0962296 A JP H0962296A
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JP7221729A
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Masatoshi Tobiuchi
正敏 飛内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確に無音部にインデックスマークを記録する
音声記録装置およびあらゆるインデックスマーク位置に
対応して検出する音声再生装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】システム制御部6,デジタル信号処理部5
でマイクロホン1からの音声情報を所定長単位で有音部
と無音部とを区別して記録媒体7に記録する。そして、
システム制御部6で音声情報にインデックスマークの記
録指示を行った際、指示された音声情報が有音の場合に
はその近傍の無音部位置にインデックスマークを記録す
る。一方、記録媒体7に記録されている音声情報を再生
する際、記録されているインデックスマークをシステム
制御部6で検出し、記録位置が有音部にあるときは、デ
ジタル信号処理部5において、それより前で近傍の無音
部を選択して該位置より自動的に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声記録装置およ
び音声再生装置、詳しくは、特定位置を記録再生可能な
音声記録装置および音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープレコーダなどに代表される
音声記録再生装置には、重要な部分などに特殊なインデ
ックスマークを記録しておいて、後でその位置を高速で
検出できるインデックスマーク記録/検出機能が具備さ
れているものが提案されている。
【0003】また、このような機能を具備した音声記録
再生装置においては、インデックスマークの記録位置は
当該装置の使用者がインデックスマークの記録指示を行
った時点にそのまま対応していた。また、インデックス
マークを検出した場合、その位置は信号が記録されてい
る位置そのものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなインデックスマークは必ずしも音声の区切りに
記録される場合ばかりとは限らず、連続する音声の中に
インデックスマークが記録される場合も考えられる。こ
のような場合、インデックスマークの検出を行った後で
その位置から再生を開始しても、録音された内容の前後
関係が明確でないまま再生が開始されるため、結局手動
操作によりインデックスマークが記録されている位置よ
りある程度遡って再生をやり直さなければならないとい
う不都合が生じていた。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、的確な無音部にインデックスマークを記録す
る音声記録装置およびあらゆるインデックスマーク位置
に対応して的確に再生する音声再生装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声記録装置は、音声情報を所定の
長さ単位で有音部と無音部とを区別してデジタル記録す
る音声情報記録手段と、入力される所定の音声情報にイ
ンデックスマークを記録することを指示する指示手段
と、この指示手段により指示された音声情報が有音の場
合にはその近傍の無音部位置を記録位置としてインデッ
クスマークを記録するインデックスマーク記録手段とを
具備する。
【0007】上記の目的を達成するために本発明の第1
の音声再生装置は、所定の長さ単位で有音部と無音部と
が区別して記録媒体に記録されている音声情報を再生す
る音声情報再生手段と、上記記録媒体に記録されている
インデックスマークを検出するインデックスマーク検出
手段と、上記インデックスマークの記録位置が有音部に
あるときはそれより前であってその近傍の無音部を選択
する無音部選択手段とを具備する。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声再生装置は、記録媒体に記録されている音声情報
を再生する音声情報再生手段と、上記記録媒体に記録さ
れているインデックスマークを検出するインデックスマ
ーク検出手段と、上記インデックスマークが音声情報の
有音部に記録されているときは、その直前の無音部位置
を検出する無音部検出手段とを具備する。
【0009】本発明の第1の音声記録装置は、音声情報
記録手段で音声情報を所定の長さ単位で有音部と無音部
とを区別してデジタル記録する。また、指示手段で入力
される所定の音声情報にインデックスマークを記録する
ことを指示し、該指示手段により指示された音声情報が
有音の場合にはその近傍の無音部位置を記録位置として
インデックスマーク記録手段でインデックスマークを記
録する。
【0010】本発明の第1の音声再生装置は、音声情報
再生手段所定の長さ単位で有音部と無音部とが区別して
記録媒体に記録されている音声情報を再生する。また、
インデックスマーク検出手段で上記記録媒体に記録され
ているインデックスマークを検出し、無音部選択手段で
上記インデックスマークの記録位置が有音部にあるとき
はそれより前であってその近傍の無音部を選択する。
【0011】本発明の第2の音声再生装置は、音声情報
再生手段で記録媒体に記録されている音声情報を再生す
る。また、インデックスマーク検出手段で上記記録媒体
に記録されているインデックスマークを検出し、上記イ
ンデックスマークが音声情報の有音部に記録されている
ときは、無音部検出手段でその直前の無音部位置をで検
出する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施形態である音
声記録再生装置の構成を示したブロック回路図である。
【0014】図に示すように、本実施形態の音声記録再
生装置は、音声を電気信号に変換するマイクロホン1を
具備し、該マイクロホン1からの音声出力は接続された
マイクアンプ(AMP)2によって増幅されるようにな
っている。このマイクアンプ2の出力はローパスフィル
タ(LPF)3を介してA/D変換器(A/D)4に入
力されるようになっており、マイクアンプ2で増幅され
たアナログの音声信号は、ローパスフィルタ3でアンチ
エリアジングノイズの発生を防止するため不要な周波数
帯域をカットされ該A/D変換器4に入力される。
【0015】上記A/D変換器4においてアナログ信号
である音声信号はデジタル信号に変換された後、音声情
報記録手段、音声情報再生手段、無音部選択手段、無音
部検出手段の構成要素であるデジタル信号処理部(DS
P)5に入力されるようになっている。このデジタル信
号処理部5は、後述するシステム制御部(CPU)6に
制御されて、録音動作時に、デジタル信号に変換された
音声信号データを所定のフォーマットに基づいて圧縮変
換(符号化)し、また、再生動作時に圧縮されたデータ
を伸長変換(復号化)する処理を行うようになってい
る。
【0016】上記デジタル信号処理部5で圧縮された音
声信号データは、上記システム制御部6に制御されて該
システム制御部6に入力するようになっている。一方、
該システム制御部6において所定の処理が施された音声
信号データは、該デジタル信号処理部5において伸長さ
れ、D/A変換器(D/A)8に入力するようになって
いる。なお、該システム制御部6の構成、作用の詳細は
後述する。
【0017】上記D/A変換器8でアナログ信号に変換
された音声信号は、不要な周波帯域をカットして量子化
雑音を軽減する図示しないローパスフィルタを介して、
該音声信号を増幅してスピーカを駆動するパワーアンプ
(AMP)9に入力されるようになっている。該パワー
アンプ9で増幅された音声信号は音声に変換して放音す
るスピーカ10より発音される。
【0018】上記システム制御部6は、マイクロプロセ
ッサ(CPU)で構成され、当該音声記録再生装置の各
部の動作を制御する制御手段としての役目を果たすと共
に、音声情報記録手段、音声情報再生手段、インデック
スマークの指示手段、インデックスマーク記録手段、イ
ンデックスマーク検出手段、無音部選択手段、無音部検
出手段の構成要素をなす。
【0019】該システム制御部6には、上記デジタル信
号処理部5が接続されていると共に、データ記憶手段と
しての記録媒体7が接続されている。また、システム制
御部6には、当該音声記録再生装置の動作モード等を指
示する操作入力部14が接続されると共に、動作モード
や記録時間などを表示する表示器12が駆動回路11を
介して接続されている。さらに、該システム制御部6に
は、各回路へ電源を供給する電源制御部13が接続され
ており、これを制御するようになっている。
【0020】上記操作部入力部14は、各種操作釦、す
なわち、録音ボタンREC,再生ボタンPLAY,停止
ボタンSTOP,早送りボタンFF,早戻しボタンRE
W,インデックスボタンINDEX,サーチボタンSE
ARCHで構成されている。
【0021】ここで、上記インデックスボタンINDE
XおよびサーチボタンSEARCHについて説明する。
【0022】すなわち、録音時に上記インデックスボタ
ンINDEXを操作すると、その時点の入力音声データ
ブロックの属性情報記録部(ヘッダー部)にインデック
スマークが付加されるようになっている。なお、該音声
データブロックについては後に詳述する。そしてこのイ
ンデックスマークが付加されている音声データは上記サ
ーチボタンSEARCHを操作することにより、高速で
検出することができるようになっている。したがって、
これらインデックスボタンINDEX,サーチボタンS
EARCHによるインデックス機能は、特定の音声デー
タを高速で検出したり、頭出し再生をしたりすることを
可能にする。なお、本実施形態においては、1種類のイ
ンデックスマークを用いているが、用途に応じて複数の
インデックスマークを区別して用いることも考えられる
(後に、詳述する)。
【0023】上記システム制御回路6は、上記複数の操
作ボタンで構成される操作入力部14の操作に応じて、
上記デジタル信号処理部5と、記録媒体7の動作を制御
する。即ち、デジタル信号処理部5から供給された音声
データを記録媒体7に記録、あるいは該記録媒体7に記
録されているデータを読出してデジタル信号処理部5に
供給するようになっている。
【0024】次に、このような構成による本実施形態の
音声記録再生装置の動作を詳細に説明する。
【0025】図2は、上記第1の実施形態の音声記録再
生装置の基本動作を示したフローチャートである。
【0026】上記電源制御部13からシステム制御部6
に電源が供給されると、まず、システム制御部6の外部
条件や内部の記憶部の初期設定を行い表示器12への表
示を行う(ステップS1)。初期設定を完了した後、当
該音声記録再生装置の操作ボタンのうち、何れかのボタ
ンが押されるまで各回路を待ち状態にさせる(ステップ
S2)。そして、何れかの操作ボタンが押されたことを
検出すると、まず、操作されたのが録音ボタンRECか
否かを検出し(ステップS3)、録音ボタンRECであ
るならば、デジタル信号処理部5を制御してA/D変換
器4から入力される音声情報を圧縮し、記録媒体7に記
録を行う録音処理に入る(ステップS4)。この後、停
止ボタンSTOPが押されると上記ステップS2に戻
る。
【0027】また、上記ステップS3において、操作さ
れたのが録音ボタンRECでない場合には、次に、再生
ボタンPLAYの状態検出を行う(ステップS5)。こ
こで再生ボタンPLAYが押されていれば、記録媒体7
から記録されているデータを読み出し、デジタル信号処
理部5に送って伸長処理を行い、D/A変換器8に音声
情報を送る再生処理に入る(ステップS6)。この後、
停止ボタンSTOPが押されると上記ステップS2に戻
る。
【0028】上記ステップS5において、再生ボタンP
LAYが押されていない場合には、早送りボタンFFの
状態検出を行う(ステップS7)。ここで、早送りボタ
ンFFが押されていれば、動作位置を順次適当な速度
(例えば、再生時の20倍)で早送りを行う早送り処理
に入る(ステップS8)。この後、停止ボタンSTOP
が押されると上記ステップS2に戻る。
【0029】上記ステップS7において、早送りボタン
FFが押されていない場合には、早戻しボタンREWの
状態検出を行う(ステップS9)。ここで、早戻しボタ
ンREWが押されていれば、上記早送りの場合とは逆の
方向に動作位置の移動を行う戻し処理に入る(ステップ
S10)。この後、停止ボタンSTOPが押されると上
記ステップS2に戻る。
【0030】上記ステップS9において、早戻しボタン
REWが押されていない場合には、インデックスボタン
INDEXの状態検出を行う(ステップS11)。ここ
で、インデックスボタンINDEXが押されていれば、
音声データブロックの現在位置にインデックスマークを
記録する(ステップS12)。そして、インデックスマ
ークの記録が終了すると上記ステップS2に戻る。
【0031】上記ステップS11において、インデック
スボタンINDEXが押されていない場合には、サーチ
ボタンSEARCHの状態検出を行う(ステップS1
3)。ここで、サーチボタンSEARCHが押されてい
れば、高速で音声データ中のインデックスマークを検出
し、その位置より自動的に再生処理に入る(ステップS
14)。この後、停止ボタンSTOPが押されると上記
ステップS2に戻る。また、上記ステップS14におい
て、音声データ内にインデックスマークが存在しなけれ
ば、その旨を表示器12に表示しステップS2に戻る。
【0032】また、上記ステップS13において、サー
チボタンSEARCHが押されていなければ、上記ステ
ップS2に戻る。
【0033】次に、上記ステップS4での録音処理につ
いて、図3のフローチャートを参照して、さらに詳細に
説明する。
【0034】上記システム制御部6は、録音ボタンRE
Cが押されたことを検出するとこの録音処理に移り、ま
ず、デジタル信号処理部5(DSP)にA/D変換器4
から入力される音声情報を圧縮させるための命令信号を
送る(ステップS21)。次に記録媒体7に記録を行う
ために、該記録媒体7内の空き容量や録音位置の読み込
み、録音開始位置の書き込みを行う録音動作処理に入る
(ステップS22、S23)。
【0035】ここで、システム制御部6は、デジタル信
号処理部5から入力されたフレーム単位の音声データが
無音フレームの場合は、その無音データ位置のアドレス
を記憶する(ステップ24)。その後、音声データを記
録媒体7(メモリ)へ出力し(ステップS25)、現在
アドレス位置の更新を行う(ステップ26)。
【0036】このような一連の処理を繰り返す中で、シ
ステム制御部6は、インデックスボタンINDEXが押
されたか否かを検出し(ステップ27)、該インデック
スボタンINDEXが押された場合には、まず現在記録
中の音声データフレームが無音フレームであるか否かを
検出する(ステップS28)。
【0037】このステップS28において、現在記録中
の音声データフレームが無音フレームの場合は現在のフ
レーム位置とインデックスマークが記録されたことを表
す信号とを音声データブロックの属性情報として記録す
る(ステップS29)。
【0038】上記ステップS28において、現在の音声
データフレームが無音フレームでなく有音フレームであ
る場合には、同じ音声ファイル内で近傍する無音フレー
ム、たとえば直前の無音フレームを検出し(ステップS
30)、該無音フレームにインデックスマークが記録さ
れたと設定して、同無音フレームが含まれる音声データ
ブロックに必要な属性情報を記録する(ステップS3
1)。
【0039】なお、本実施形態においては、同じ音声フ
ァイル内で近傍する無音フレーム(無音部)として直前
の無音フレームを例に挙げたが、これに限らず、有音フ
レーム(有音部)の直後の無音フレームでもよく、ま
た、直近でない無音フレームでもよい。たとえば、複数
のインデックスマークを用いる場合、Iマークの場合に
は前の無音フレーム、Eマークの場合には後の無音フレ
ームを選択するようにしても良い。ここで、上述したI
マークおよびEマークについて説明する。
【0040】上述したような記録媒体には複数の文章が
記録されることから、音声記録再生装置によっては、文
章録音者により録音時に、図示しないIマークボタンを
操作することにより、該記録媒体に記録された複数文章
間の優先関係を示すインストラクション(I)マークと
いうタイピストや秘書向けの指示用インデックスマーク
を記録することができるようにし、文章録音者は、この
Iマークを使って、音声によって具体的に優先関係を指
示するということが可能になっている。
【0041】また、複数文書間の区切りを示すために、
図示しないEマークボタンの操作により、エンド(E)
マークというインデックスマークを記録することができ
るようになっている音声記録再生装置もある。
【0042】図3に戻って、上記ステップS30におい
て、同音声ファイル内に無音フレームが存在しない場合
には、ファイルの先頭フレームにインデックスマークが
記録されたと設定して、先頭フレームが含まれる音声デ
ータブロックに必要な属性情報を記録する(ステップS
32)。
【0043】上記ステップS21〜S32が終了する
と、停止ボタンSTOPが押されてるか否かを検出し
(ステップS33)、押されていなければ上記ステップ
S23に戻り、押されている場合は録音処理を終了す
る。
【0044】ここで、上記音声データブロックについて
図4を参照して説明する。図4は、該音声データブロッ
クを示した説明図である。
【0045】図に示すように、音声データブロックと
は、複数の音声データフレームとその属性情報が集まっ
た、例えば512バイト単位のデータブロックのことを
意味する。本実施形態ではデータ処理の行い易さという
点から音声データを512バイト単位のブロックとして
取り扱っているが、当然1単位のデータブロックの大き
さは必ず512バイトである必要はない。極端な例とし
ては、フレーム単位またはファイル単位でインデックス
マークに関する属性情報を全て取り扱うことも可能であ
るので、このような場合はデーターブロックが不要にな
ることも考えられる。
【0046】次に、上記第1の実施形態の音声記録再生
装置における、有音部/無音部の判定動作について、図
5に示す録音処理時のデジタル信号処理部5における動
作を示したフローチャートを参照して説明する。
【0047】図5に示すように、デジタル信号処理部5
(DSP)は録音処理時、符号化処理と有音/無音の判
定を同時に行う。即ち、まず、A/D変換回路4より入
力した音声データを、フレーム(本実施形態では20m
sec間にサンプルされたデータを1フレームとしてい
る)単位に分解する(ステップS41)。次に、各フレ
ーム毎の音声データにプリエンファシスや、ハミング窓
掛け処理を行い(ステップS42)、その後、音声符号
化処理を行う(ステップS43)。同時にフレーム単位
で音声のエネルギーレベルを求め、該フレームがノイズ
レベルより大きなエネルギを持つ有音部か、それともノ
イズレベルと同等の無音部かを判定する(ステップS4
4、S45)。
【0048】このステップS45において、該フレーム
が無音の場合はフレーム先頭に設けられたフラグを
“0”にセットし(ステップS46)、一方、該フレー
ムが有音の場合はフラグを“1”にセットして(ステッ
プS47)、この処理から抜け出る。したがって、シス
テム制御部6は、このフラグの状態を検出することによ
り、音声データが有音部か無音部かの判別を容易に行う
ことができる。
【0049】このように、本第1の実施形態の音声記録
再生装置によると、インデックスマークの記録位置を自
動的に無音部(無音フレーム)に設定することができる
ので、インデックスマークを高速で検出した後、その位
置からそのまま再生しても録音内容を把握することが容
易になる。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態である音声
記録再生装置について説明する。
【0051】この第2の実施形態の音声記録再生装置
は、その構成および基本動作は、上記第1の実施形態と
同様であり(図1および図2参照)、上記サーチボタン
SEARCHの押圧によるSEARCH処理における動
作のみが異なっている。
【0052】以下、本第2の実施形態におけるSEAR
CH処理の動作を図6に示すフローチャートを参照して
詳細に説明する。
【0053】まず、システム制御部6はサーチボタンS
EARCHが押されていることを検出すると、該SEA
RCH処理に入り、表示器12にSEARCHモードの
表示を行う(ステップS51)。
【0054】次に、システム制御部6は、現在位置から
順番に高速で音声データブロック内の属性情報を検索し
(ステップS52)、インデックスマークの有無を検出
する(ステップS53)。ここで、インデックスマーク
が存在しない場合はその旨の表示を表示器12に行い
(ステップS54)、SEARCH処理から抜け出る。
【0055】上記ステップS53において、インデック
スマークを検出した場合は、まずその旨の表示と同時に
そのファイル番号を表示器12に表示する(ステップS
55)。次にインデックスマークが記録されている位置
が無音フレームか有音フレームかを検出し(ステップS
56)、無音フレームの場合はその位置から自動的に再
生処理を開始する(ステップS57)。
【0056】上記ステップS56において、インデック
スマークの記録位置が無音フレームでなく有音フレーム
である場合は、該有音フレーム位置前に無音フレームが
あるか否かを検出し(ステップS58、S59)、同音
声ファイル内でインデックスマーク記録位置以前に無音
フレームが存在する場合は、その位置から自動的に再生
処理を開始する(ステップS60)。
【0057】ここで、同音声ファイル内でインデックス
マーク記録位置以前に無音フレームが存在しない場合
は、同ファイルの先頭から自動的に再生処理を開始する
(ステップS61)。
【0058】なお、上記ステップS57、S60、S6
1に示す各再生処理は、サーチボタンSEARCHが再
び押されるとステップS51に戻り(ステップS6
2)、次のインデックスマークの検出を開始する。ま
た、停止ボタンSTOPが押されると、この再生処理か
ら抜け出る。
【0059】なお、本第2の実施形態においては、同音
声ファイル内でインデックスマーク記録位置以前に無音
フレームが存在する例として(同音声ファイル内で近傍
する無音フレーム(無音部)として)、直前の無音フレ
ームを例に挙げたが、これに限らず、直近でない無音フ
レームであってもよい。すなわち、インデックスマーク
記録位置以前の任意の位置の無音部(無音フレーム)か
ら自動的に再生処理を開始してもよい。
【0060】また、本実施形態は、デジタル信号処理部
5を備え、音声情報を記録媒体7にデジタル記録、再生
する音声記録再生装置について説明したが、これに限ら
ず、たとえば、磁気記録再生ヘッドを備え、記録媒体と
して磁気テープを用いたアナログ記録再生装置に適用す
ることも可能である。
【0061】このように、本第2の実施形態の音声記録
再生装置によると、インデッスマークをサーチした後の
再生開始位置を自動的にインデックスマーク記録近傍の
無音部に設定することができるので、インデックスマー
クが如何なる位置に記録されていようとも再生開始と同
時に録音内容を把握することが容易となる。
【0062】すなわち、上記実施形態によると、インデ
ックスマークを記録する際に自動的に音の区切り(無音
部)を選択して記録することができる音声記録装置、あ
るいは、インデックスマークを検出する際に実際の信号
記録位置の前であって近傍に位置する無音部を自動的に
検出位置と設定することができる音声再生装置を提供す
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明によれば、的確な無音部にインデックスマークを記
録する音声記録装置を提供できる。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、あ
らゆるインデックスマーク位置に対応して的確に再生す
る音声再生装置を提供できる。
【0065】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
記録媒体の種別に左右されず、記録されたあらゆるイン
デックスマーク位置に対応して的確に再生する音声再生
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である音声記録再生装
置の構成を示したブロック回路図である。
【図2】上記第1の実施形態の音声記録再生装置の基本
動作を示したフローチャートである。
【図3】上記第1の実施形態の音声記録再生装置におけ
る録音処理動作を示したフローチャートである。
【図4】上記第1の実施形態の音声記録再生装置におけ
る音声データブロックを示した説明図である。
【図5】上記第1の実施形態の音声記録再生装置におけ
る、録音処理時のデジタル信号処理部の動作を示したフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の音声記録再生装置に
おけるSEARCH処理の動作を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…デジタル信号処理部(DSP) 6…システム制御部 7…記録媒体 8…D/A変換器 12…表示器 INDEX…インデックスボタン SEARCH…サーチボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/401 310C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を所定の長さ単位で有音部と無
    音部とを区別してデジタル記録する音声情報記録手段
    と、 入力される所定の音声情報にインデックスマークを記録
    することを指示する指示手段と、 この指示手段により指示された音声情報が有音の場合に
    はその近傍の無音部位置を記録位置としてインデックス
    マークを記録するインデックスマーク記録手段と、 を具備したことを特徴とする音声記録装置。
  2. 【請求項2】 所定の長さ単位で有音部と無音部とが区
    別して記録媒体に記録されている音声情報を再生する音
    声情報再生手段と、 上記記録媒体に記録されているインデックスマークを検
    出するインデックスマーク検出手段と、 上記インデックスマークの記録位置が有音部にあるとき
    はそれより前であってその近傍の無音部を選択する無音
    部選択手段と、 を具備したことを特徴とする音声再生装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録されている音声情報を再
    生する音声情報再生手段と、 上記記録媒体に記録されているインデックスマークを検
    出するインデックスマーク検出手段と、 上記インデックスマークが音声情報の有音部に記録され
    ているときは、その直前の無音部位置を検出する無音部
    検出手段と、 を具備したことを特徴とする音声再生装置。
JP7221729A 1995-08-30 1995-08-30 音声記録装置および音声再生装置 Withdrawn JPH0962296A (ja)

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