JPH106071A - 鋼板構成品の溶接方法及び溶接構造物 - Google Patents

鋼板構成品の溶接方法及び溶接構造物

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JPH106071A
JPH106071A JP8178542A JP17854296A JPH106071A JP H106071 A JPH106071 A JP H106071A JP 8178542 A JP8178542 A JP 8178542A JP 17854296 A JP17854296 A JP 17854296A JP H106071 A JPH106071 A JP H106071A
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plate
welding
steel
face
end surface
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JP8178542A
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Tadahiro Naka
忠博 中
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用治具の個数を減らして部材間の位置決め
を行うことによって作業性を向上し、治具費用を低減
し、また溶接自動化が容易な鋼板構成品の溶接方法及び
溶接構造物を提供する。 【解決手段】 交差する鋼板のいずれか一方の板材の少
なくとも一方の端面に凹状の溝を設けると共に、他方の
板材の端面には加工部を設けないか、または、一方の板
材の凹状の溝と他方の板材の端面、又は両方の板材の凹
状の溝同士を組み合わせ、かつ、少なくともいずれか一
方の板材を押さえて位置決めし、溶接する。あるいは、
接合する鋼板の平面と端面、又は端面と端面を突き合わ
せて溶接する溶接方法において、一方の板材の端面に凸
状の突起を1個以上設けると共に、他方の板材の平面又
は端面に凹状の溝を設け、この凹凸を組み合わせて位置
決めし、溶接してもよい。また、1枚の板材と複数の板
材のそれぞれの端面に凹状の溝を設け、交差する両方の
板材の凹状の溝同士を組み合わせてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板を交差させ
て、あるいは突き合わせて溶接する溶接構造物の各板材
の位置決めを、治具を用いずに行う鋼板構成品の溶接方
法及び溶接構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼板溶接構造物の仮付けに際して
は、それぞれの部品の位置決めは治具により行ってい
る。以下にその一例について説明する。
【0003】図17は、従来の溶接構造物の一例を示し
ている。鋼板80の上面に板材81が垂直に立てて配設
されており、板材81に垂直にT字形を形成して、か
つ、鋼板80に垂直に板材82が配設されている。そし
て、板材82の長手方向の一方の端面84は板材81の
端より内側の平面83に当接している。この溶接構造物
を製作するには、板材81及び板材82を鋼板80の上
面の所定の位置に治具によって固定し、それぞれの接合
部分を仮付け溶接した後に本溶接を行なっている。
【0004】図18は治具により鋼板80の上面に各板
材81、82を所定の場所に位置決めした状態を示す平
面図であり、図19はそのZ視図である。図18、19
に基づいて、板材81及び板材82の位置決めの手順を
以下に説明する。まず、鋼板80をベース85上に固定
して設置し、この鋼板80の上面の所定の位置に板材8
1を配置する。そして、板材81の一方の端部は、ベー
ス85上に固設された押さえ治具90によってボルト9
1で締着して固定される。つぎに、板材82の先端部の
側面86の位置を、位置決め治具92の先端97に当接
させて定める。位置決め治具92は、ベース85上に固
設されたブラケット93に図19の矢印Aで示すように
上下方向に回動自在に取着されている。そして、板材8
2の基端部は、押さえ治具94によりボルト95で締着
して固定される。押さえ治具94は、ベース85上に固
設されたブラケット96に図19の矢印Bで示すように
上下方向に回動自在に取着されている。上記のように鋼
板80上の所定位置に板材81、82を位置決めした
後、それぞれの接合部分を仮付け溶接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、各板材81、82の端部を押さえ治具9
0、94によって固定し、さらに、板材82の先端部の
側面86の位置決めを治具92で行う必要がある。この
ために、実際の溶接作業の前後に行なう治具操作が非常
に煩雑となり、作業性を悪くしている。また、この溶接
構造物が大型である場合には、これらの押さえ治具や位
置決め治具等も大型になるので、作業者の作業性がます
ます悪化する。そして、構造物の中央部の部材を位置決
めする位置決め治具92等は溶接時にトーチと干渉する
ことが多いので、本溶接時には外す必要があり、このた
めに溶接作業を中断させるなど作業性を損なっている。
これにより、全体の溶接作業時間が長くなるという問題
が発生している。さらに、これらの治具の製作に時間が
かかり、治具製作費も高価となる問題もある。また、近
年は仮付け及び本溶接用のロボットの導入が図られてい
るが、ロボットの作動に対して治具が障害となり、自動
化の妨げとなっている。
【0006】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、使用治具の個数を減らして部材間の位置決めを
行うことによって作業性を向上し、治具費用を低減し、
また溶接自動化が容易な鋼板構成品の溶接方法及び溶接
構造物を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の問
題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、交差
する鋼板を溶接する鋼板構成品の溶接方法において、交
差する鋼板の一方の板材の少なくとも一方の端面に凹状
の溝を設けると共に、他方の板材の端面には加工部を設
けず、一方の板材の前記凹状の溝に他方の板材の端面を
組み合わせ、かつ、少なくとも一方の板材又は他方の板
材を押さえて位置決めし、溶接する方法としている。
【0008】請求項1に記載の発明によると、交差する
鋼板の一方の板材の端面に設けた凹状の溝に、他方の板
材の端面を組み合わせることによって、両板材は倒れる
こと無く互いに支持される。従って、いずれか一方の板
材のみを治具等で押さえることにより両方の板材を支持
できるので、板材の位置決め及び固定が容易となる。ま
た、大型の溶接構成品の場合でも、治具を用いることな
く板材の中央部の位置決めが容易に可能となる。この結
果、組立ならびに溶接時の作業性が向上され、治具費用
も安くでき、さらには溶接の自動化が容易となる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、接合する
鋼板の平面と端面、あるいは端面と端面を突き合わせて
溶接する溶接方法において、一方の板材の少なくとも一
方の端面に凸状の突起を1個以上設けると共に、他方の
板材の平面又は端面に凹状の溝を設け、この凹凸を組み
合わせて位置決めし、溶接する方法としている。
【0010】請求項2に記載の発明によると、交差する
鋼板の両方の板材の端面に設けた凹凸を組み合わせるだ
けで、両板材は倒れること無く互いに支持され、板材相
互の位置決めをすることができる。従って、いずれか一
方の板材のみを治具等で押さえることにより両方の板材
を支持できるので、板材の位置決め及び固定が容易とな
る。また、大型の溶接構成品の場合でも、治具を用いる
ことなく板材の中央部の位置決めが容易に可能となる。
この結果、組立ならびに溶接時の作業性が向上され、治
具費用も安くでき、さらには溶接の自動化が容易とな
る。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、交差する
鋼板を溶接する鋼板構成品の溶接方法において、交差す
る鋼板の一方の板材の少なくとも一方の端面に凹状の溝
を設けると共に、他方の板材の一方の端面に凹状の溝を
設け、両方の板材の凹状の溝を組み合わせて位置決め
し、溶接する方法としている。
【0012】請求項3に記載の発明によると、交差する
鋼板の両方の板材の端面に設けた凹状の溝を互いに組み
合わせるだけで、両板材は倒れること無く互いに支持さ
れ、板材相互の位置決めをすることができる。従って、
いずれか一方の板材のみを治具等で押さえることにより
両方の板材を支持できるので、板材の位置決め及び固定
が容易となる。また、大型の溶接構成品の場合でも、治
具を用いることなく板材の中央部の位置決めが容易に可
能となる。この結果、組立ならびに溶接時の作業性が向
上され、治具費用も安くでき、さらには溶接の自動化が
容易となる。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、1枚の板
材に複数の板材が交差する鋼板を溶接する鋼板構成品の
溶接方法において、交差する鋼板の一方の板材の少なく
とも一方の端面に凹状の溝を複数個設け、他方の複数の
板材の一方の端面にそれぞれ凹状の溝を設け、一方の板
材の凹状の複数個の溝と、他方の複数の板材の凹状の各
溝とを組み合わせて位置決めし、溶接する方法としてい
る。
【0014】請求項4に記載の発明によると、1枚の板
材に複数の板材が交差する鋼板の場合、各板材の端面に
設けた凹状の溝を互いに組み合わせるだけで、それぞれ
の板材は倒れること無く互いに支持され、板材相互の位
置決めをすることができる。従って、いずれか一枚の板
材のみを治具等で押さえることにより各板材を支持でき
るので、板材の位置決め及び固定が容易となる。また、
大型の溶接構成品の場合でも、治具を用いることなく板
材の中央部の位置決めが容易に可能となる。この結果、
組立ならびに溶接時の作業性が向上され、治具費用も安
くでき、さらには溶接の自動化が容易となる。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、鋼板構成
品の溶接構造物において、交差する鋼板、又は、平面と
端面、もしくは端面と端面を突き合わせた鋼板の少なく
ともいずれか一方の板材の少なくとも一方の端面に凹状
の溝を設け、この凹状の溝に他の板材の端面を挿入して
両板材を平面板上に配設し、この平面板に両板材を溶接
した構成としている。
【0016】請求項5に記載の発明によると、平面板上
に溶接される鋼板構造品の場合、各板材の端面同士で、
凹状の溝と端面、凹状の溝と凹状の溝、又は凹状の溝と
凸状の突起を組み合わせることにより、それぞれの板材
は倒れること無く互いに支持され、板材相互の位置決め
をすることができる。従って、いずれか一枚の板材のみ
を治具等で押さえることにより各板材を支持できるの
で、板材の位置決め及び固定が容易となる。また、大型
の溶接構成品の場合でも、治具を用いることなく板材の
中央部の位置決めが容易に可能となる。この結果、組立
ならびに溶接時の作業性が向上され、治具費用も安くで
き、さらには溶接の自動化が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる鋼板構成
品の溶接方法及び溶接構造物の実施形態について、図面
を参照して詳述する。
【0018】図1及び図2は、第1の実施形態を表す斜
視図である。交差する鋼板の一方の板材1には一方の端
面2に凹状の溝3を設けており、また他方の板材4の交
差する側の端面5は加工されていない。そして、図2に
示すように、板材4の端面5と板材1の凹状の溝3とを
組み合わせ、板材1と板材4を交差させる。これによっ
て、板材1及び板材4の図2に示す矢印X方向の相対的
位置は決められると共に、両板材は互いに支持される。
従って、少なくとも板材1又は板材4を押さえることに
より、両方の板材は転倒することなく位置決めできる。
この結果、押さえ治具としては例えば板材4の端部を押
さえる治具だけを設ければよく、この治具で両板材を所
定位置に位置決めして固定することにより、容易に固定
できる。よって、位置決めや固定作業が省力化され、溶
接時の障害も少なくなるので溶接作業の効率が向上され
る。
【0019】図3及び図4は、第2の実施形態を表す斜
視図である。交差する鋼板の一方の板材10には一方の
端面11の下部に凸状の突起12を設けており、また他
方の板材13には一方の端面14に凹状の溝15を設け
ている。そして、図4に示すように、この凹状の溝15
と凸状の突起12を組み合わせると共に、板材10の端
面11を板材13の側面16に当接させ、T字形に組み
合わせる。これによって、板材10及び板材13の図4
に示す矢印X方向及びY方向の相対的位置は決められる
と共に、両板材は互いに支持される。従って、少なくと
も板材10又は板材13を押さえることにより、両方の
板材は転倒することなく位置決めできる。この結果、前
記同様に、押さえ治具としては一方の板材の端部を押さ
える治具だけを設ければよいので、両板材の位置決め及
び固定が容易にできる。よって、位置決めや固定作業の
省力化や、溶接作業の効率化が図れる。
【0020】図5は、上述の第2実施形態の凹凸組み合
わせ部の断面図である。同実施形態では、板材10の端
面11からの突起12の長さsは板材13の板厚tより
小さく設定しており、長さsが小さいほど材料のムダを
少なくすることができることとなる。なお、本発明はこ
れに限定するものでなく、突起12の長さsは板材13
の溝15に係合して板材13が転倒するのを防止できる
ような長さであればよい。
【0021】図6及び図7は、第3の実施形態を表す斜
視図である。接合する鋼板の一方の板材20には一方の
端面21に凸状の突起22を設けており、また他方の板
材23には一方の端面24に凹状の溝25を設けてい
る。そして、図7に示すように、この凹状の溝25と凸
状の突起22を組み合わせると共に、板材20の端面2
1を板材23の一方の側面26に当接させ、板材20と
板材23を山形鋼状に組み合わせる。これによって、板
材20及び板材23の図7に示す矢印X方向及びY方向
の相対的位置は決められると共に、両板材は互いに支持
される。従って、少なくとも板材20又は板材23を押
さえることにより、両方の板材は転倒することなく位置
決めできる。この結果、前記同様に、一方の板材の端部
を押さえる押さえ治具だけを設ければよいので、両板材
の位置決め及び固定が容易にできる。よって、位置決め
や固定作業の省力化や、溶接作業の効率化が図れる。
【0022】図8及び図9は、第4の実施形態を表す斜
視図である。接合する鋼板の一方の板材30には一方の
端面31に凸状の突起32を設けており、また他方の板
材33には一方の端面34に凹状の溝35を設けてい
る。そして、図9に示すように、この凹状の溝35と凸
状の突起32を組み合わせると共に、板材30の端面3
1を板材33の端面34に当接させ、板材30と板材3
3を平面状のT字形に組み合わせる。これによって、板
材30及び板材33の図9に示す矢印X方向及びY方向
の相対的位置は決められると共に、両板材は互いに支持
される。従って、少なくとも板材30又は板材33を押
さえることにより、両方の板材を位置決めできる。この
結果、前記同様に、一方の板材の端部を押さえる押さえ
治具だけを設ければよいので、両板材の位置決め及び固
定が容易にできる。よって、位置決めや固定作業の省力
化や、溶接作業の効率化が図れる。
【0023】図10及び図11は、第5の実施形態を表
す斜視図である。交差する鋼板の一方の板材40には一
方の端面41に凹状の溝42を設けており、また他方の
板材43には一方の端面44に凹状の溝45を設けてい
る。そして、図11に示すように、両板材の凹状の溝4
2、45を組み合わせ、板材40と板材43を交差させ
る。これによって、板材40及び板材43の図11に示
す矢印X方向及びY方向の相対的位置は決められると共
に、両板材は互いに支持される。従って、少なくとも板
材40又は板材43を押さえることにより、両方の板材
を位置決めできる。この結果、前記同様に、両板材の位
置決め及び固定が容易にできる。よって、位置決めや固
定作業の省力化や、溶接作業の効率化が図れる。
【0024】図12及び図13は、第6の実施形態を表
す斜視図である。一枚の板材と複数の板材が交差する鋼
板の場合において、一方の板材50には一方の端面51
に2個の凹状の溝52、53を設けており、また他方の
2枚の板材54、55にはそれぞれの一方の端面56、
57に凹状の溝58、59を設けている。そして、図1
3に示すように、これらの板材の凹状の溝52と溝5
8、及び溝53と溝59を組み合わせ、板材50と板材
54、55を交差させる。これによって、板材50及び
板材54、55の図13に示す矢印X方向及びY方向の
相対的位置は決められると共に、両板材は互いに支持さ
れる。従って、少なくとも板材50、54、55のいず
れか一方を押さえることにより、これらの板材を位置決
めできる。この結果、前記同様に、板材の位置決め及び
固定が容易にでき、よって位置決めや固定作業の省力化
や、溶接作業の効率化が図れる。
【0025】図14は、溶接構造物の構成の一実施例を
示す斜視図である。平面板60の上面には、板材61、
62、63、64、65が互いに直角に当接してT字形
を形成しながら配設されている。それぞれの板材相互の
接合部は、前述の第2実施形態に示したような、所定の
板材の端面に設けた凸状の突起部61a、63a、64
a、65aと、所定の板材の端面に設けた凹状の溝62
c、62b、63b、63cとをそれぞれ組み合わせて
位置決めをした構成となっている。
【0026】図15は、図14に示した溶接構造物の各
板材をそれぞれ所定の位置に位置決めした状態を示す平
面図である。平面板60の上面に配設された板材62、
63、64の端部の内、平面板60の外周近傍の端部
は、ベース70に固設された押さえ治具71、72、7
3により所定位置に固定されている。また、図14のよ
うに板材相互の接合部はそれぞれの板材に設けられた凹
凸を組み合わせることにより位置決めされているので、
平面板60の中央部の各部材を位置決め治具で位置決め
する必要はない。この結果、溶接段取り時の作業性は良
く、仮付けや本溶接時のトーチと治具との干渉も少なく
なる。よって、位置決めや固定作業の省力化や、溶接作
業の効率化が図れる。
【0027】図16は、第4実施形態に示したような板
材の端面と端面とを突き合わせて開先溶接する場合の、
溶接部の構成の一実施例を示す図である。同図において
(a)は側面図であり、(b)は平面図である。一方の
板材30の端面31には開先36が設けられ、他方の板
材33の端面34にはルートギャップrに等しい高さの
突起部37が設けられている。そして、この突起部37
の先端を板材33の端面31に当接させており、その下
面に裏当て部材38を配設してこの開先部を溶接してい
る。これによって、高い精度のルートギャップを容易に
保つことができるので、ばらつきの少ない良好な溶接が
可能となり、品質の良い溶接構造物が容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施形態を表す斜視図であ
る。
【図2】第1実施形態の板材を組み合わせた状態を示す
斜視図である。
【図3】本発明に係わる第2実施形態を表す斜視図であ
る。
【図4】第2実施形態の板材を組み合わせた状態を示す
斜視図である。
【図5】第2実施形態の板材の組み合わせ部の詳細断面
図である。
【図6】本発明に係わる第3実施形態を表す斜視図であ
る。
【図7】第3実施形態の板材を組み合わせた状態を示す
斜視図である。
【図8】本発明に係わる第4実施形態を表す斜視図であ
る。
【図9】第4実施形態の板材を組み合わせた状態を示す
斜視図である。
【図10】本発明に係わる第5実施形態を表す斜視図で
ある。
【図11】第5実施形態の板材を組み合わせた状態を示
す斜視図である。
【図12】本発明に係わる第6実施形態を表す斜視図で
ある。
【図13】第6実施形態の板材を組み合わせた状態を示
す斜視図である。
【図14】本発明に係わる溶接構造物の構成の一実施例
を示す斜視図である。
【図15】本発明に係わる溶接構造物の構成の一実施例
を示す平面図である。
【図16】板材の端面と端面の開先溶接部の構成の一実
施例を示す図面である。
【図17】従来技術を説明するための溶接構造物の斜視
図である。
【図18】従来技術に係わる鋼板構成品の位置決めを説
明する平面図である。
【図19】図18のZ視図図である。
【符号の説明】
1、4、10、13、20、23、30、33、40、43、50、54、5
5、61、62、63、64、65板材 3、15、25、35、42、45、52、53、58、59、62b、62
c、63b、63c 凹状の溝 2、5、11、14、21、24、31、34、41、44、51、56、57
端面 12、22、32、61a、63a、64a、65a 突起部 16、26 側面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差する鋼板を溶接する鋼板構成品の溶
    接方法において、 交差する鋼板の一方の板材の少なくとも一方の端面に凹
    状の溝を設けると共に、他方の板材の端面には加工部を
    設けず、一方の板材の前記凹状の溝に他方の板材の端面
    を組み合わせ、かつ、少なくとも一方の板材又は他方の
    板材を押さえて位置決めし、溶接することを特徴とする
    鋼板構成品の溶接方法。
  2. 【請求項2】 接合する鋼板の平面と端面、あるいは端
    面と端面を突き合わせて溶接する溶接方法において、 一方の板材の少なくとも一方の端面に凸状の突起を1個
    以上設けると共に、他方の板材の平面又は端面に凹状の
    溝を設け、この凹凸を組み合わせて位置決めし、溶接す
    ることを特徴とする鋼板構成品の溶接方法。
  3. 【請求項3】 交差する鋼板を溶接する鋼板構成品の溶
    接方法において、 交差する鋼板の一方の板材の少なくとも一方の端面に凹
    状の溝を設けると共に、他方の板材の一方の端面に凹状
    の溝を設け、両方の板材の凹状の溝を組み合わせて位置
    決めし、溶接することを特徴とする鋼板構成品の溶接方
    法。
  4. 【請求項4】 1枚の板材に複数の板材が交差する鋼板
    を溶接する鋼板構成品の溶接方法において、 交差する鋼板の一方の板材の少なくとも一方の端面に凹
    状の溝を複数個設け、他方の複数の板材の一方の端面に
    それぞれ凹状の溝を設け、一方の板材の凹状の複数個の
    溝と、他方の複数の板材の凹状の各溝とを組み合わせて
    位置決めし、溶接することを特徴とする鋼板構成品の溶
    接方法。
  5. 【請求項5】 鋼板構成品の溶接構造物において、 交差する鋼板、又は、平面と端面、もしくは端面と端面
    を突き合わせた鋼板の少なくともいずれか一方の板材の
    少なくとも一方の端面に凹状の溝を設け、この凹状の溝
    に他の板材の端面を挿入して両板材を平面板上に配設
    し、この平面板に両板材を溶接したことを特徴とする鋼
    板構成品の溶接構造物。
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Cited By (7)

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