JPH1056082A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH1056082A
JPH1056082A JP8208416A JP20841696A JPH1056082A JP H1056082 A JPH1056082 A JP H1056082A JP 8208416 A JP8208416 A JP 8208416A JP 20841696 A JP20841696 A JP 20841696A JP H1056082 A JPH1056082 A JP H1056082A
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JP
Japan
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diffusion region
well
conductivity type
integrated circuit
circuit device
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Application number
JP8208416A
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English (en)
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Takashi Matsumoto
尚 松本
Takio Ono
多喜夫 大野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Full CMOS構造のSRAMを有する
半導体集積回路装置のNウェル−ソース構造において、
+拡散領域,N+拡散領域の表面に対するコンタクトの
形成を不要にしてレイアウトサイズの縮小を図る。 【解決手段】 P+拡散領域7,N+拡散領域8の表面を
チタンシリサイド4で被覆して、両拡散領域7,8をチ
タンシリサイド4を介して電気的に接続し、チタンシリ
サイド4の表面を酸化膜10で被覆する。これにより、
金属配線2へ印加された電源電位は、先ずコンタクトホ
ール3を介してN+拡散領域6、Nウェル12及びN+
散領域8へ印加され、更に、チタンシリサイド4を介し
て、PMOSトランジスタのソース領域であるP+拡散
領域7に供給されるので、ラッチアップ対策を図りつ
つ、両拡散領域7,8へ電源電位を供給するためのコン
タクトを形成することを不要として、レイアウトサイズ
の縮小を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、特に相補型スタティックRAM等に備わる
配線及びスタティック・メモリセルの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特公平1−44023号公報に開
示されている、従来のFull CMOS SRAMの
メモリセルにおけるNウェル−ソース構造の一例を、図
18及び図19に示す。図18はそのようなSRAMの
メモリセルのパターン配線を模式的に示す平面図であ
り、又、図19は、図18中に示すC−C’線に関する
縦断面図である。
【0003】両図18,19において、各参照符号は次
のものを示す。即ち、1PはスタティックRAMの1ビ
ット分のメモリセル、2P及び14Pはコンタクト用の
金属配線(1AL)、3P,15P,22及び23はコ
ンタクトホール,5Pはグランド電位が印加されたGN
D配線層,6P及び8PはN+拡散領域、7P及び9P
はP+拡散領域、10Pは絶縁膜として機能するシリコ
ン酸化膜、11Pは両拡散領域6P,7P等を電気的に
分離するための絶縁体、12PはPMOS領域を形成す
るためのNウェル、13PはP型の基板である。
【0004】次に、図19を用いて、スタティック・メ
モリセル1Pに電源電位(VDD)が印加される経路を説
明する。先ず、図示しない外部の電源電位が印加された
配線から金属配線2Pに電源電位VDDが印加されると、
同電位VDDは、金属配線2Pよりコンタクトホール3P
及びN+拡散領域6Pを介してNウェル12Pに印加さ
れ、さらにNウェル12PからN+拡散領域8P、コン
タクトホール22、金属配線14P及びコンタクトホー
ル15Pを介して、PMOSトランジスタのソース領域
であるP+拡散領域7Pに印加される。
【0005】このようなNウェル−ソース構造とするこ
とは、既に特公平1−44023号公報に詳述されてい
る通り、ラッチアップ耐量の改善にとって有効となる。
即ち、P基板13P,Nウェル12P及びP+拡散領域
7Pより形成されるPNPトランジスタのエミッタ電位
は、Nウェル12P、N+拡散領域8P、コンタクトホ
ール22及び金属配線14Pを介して与えられるため、
Nウェル12Pと同電位にある上記PNPトランジスタ
のベース電位よりも常に低い。したがって、このPNP
トランジスタのエミッタ・ベース間が順バイアスされる
ことはなく、これにより、ラッチアップを防止すること
が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のFull CM
OS SRAMは上記のように構成されているので、ラ
ッチアップ対策を図ることができる反面、次のような問
題点を内包している。即ち、図18,図19で述べた従
来技術に示されるように、N+拡散領域8PとP+拡散領
域7PとはPN接合を形成して電気的には接続されてい
ない。このため、Nウェル12P中のPMOSトランジ
スタのソース領域にソース電位を供給するためには、そ
の供給経路中にコンタクトホール22,金属配線14P
及びコンタクトホール15Pを設けて、両拡散領域7
P,8Pを電気的に接続する必要がある。従って、この
ような配線領域を確保しようとする結果、レイアウトサ
イズが大きくなるという問題点が生じている。
【0007】例えば、図19に示す寸法L1,L2は、
それぞれコンタクトホール22,15Pの径に依存して
設定する必要があり、製造上の容易性の観点からコンタ
クトホール22,15Pの配置精度を比較的に小さく設
定するためには、それらの寸法L1,L2の値をコンタ
クトホール22,15Pの各径と比較して十分に大きな
値としておく必要がある。又、図18に示すように、Y
方向に関しても、製造上、各拡散領域7P,8Pの幅寸
法Wを、コンタクトホール15P,22の径寸法よりも
十分に大きな値に設定しておく必要がある。このため、
+拡散領域8P等の表面積が勢い大きくならざるを得
ないことになる。
【0008】このような問題点は、図18,図19に示
したNウェル−ソース構造の場合に限るものではなく、
Pウェルを用いたウェル−ソース構造を採るFull
CMOS SRAMのメモリセルの接地配線についても
同様に生じるのである。
【0009】従って、Full CMOS構造のSRA
Mのメモリセルについてウェル−ソース構造を設けた場
合には、一般的に、ラッチアップ耐量の改善効果を図れ
る反面、ウェル−ソース構造を形成する拡散領域のレイ
アウトサイズが大きくならざるを得ないという問題点が
生じるのである。
【0010】この発明は、Full CMOS構造のS
RAMに関する上記の問題点を解消するためになされた
ものであり、第3拡散領域及び第2拡散領域の表面上に
コンタクトホールを形成することを一切不要として、ウ
ェル−ソース構造によるラッチアップ対策を図りつつ、
上記両拡散領域のレイアウトサイズを縮小できる、半導
体集積回路装置とその製造方法を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る半導体
集積回路装置は、CMOS構造により形成される半導体
集積回路装置であって、第1導電型の基板と、前記基板
の表面より内部に向けて形成され且つ前記基板と電気的
に分離された第2導電型のウェルと、前記ウェルの表面
及び内部の第1部分に形成され且つ外部より所定の電位
が印加されている前記第2導電型の第1拡散領域と、前
記ウェルの表面及び内部の第2部分に形成された前記第
2導電型の第2拡散領域と、前記ウェル、前記第1拡散
領域及び前記第2拡散領域のいずれとも電気的に分離さ
れるように、前記ウェルの表面及び内部の第3部分に形
成された前記第1導電型の第3拡散領域と、前記第2拡
散領域及び前記第3拡散領域の両表面上に形成され、且
つ、前記第1拡散領域と前記第2拡散領域を電気的に接
続する金属−半導体化合物膜と、前記金属−半導体化合
物膜の表面上に全面的に形成された絶縁膜とを備えたも
のである。
【0012】第1拡散領域に印加されている所定の電位
はウェルに供給されるが、当該ウェルは基板とは電気的
に分離されているため、基板には伝達されない。そし
て、ウェルに供給された電位は、同導電型の第2拡散領
域に供給される。金属−半導体化合物膜は第2及び第3
拡散領域の両表面上に形成されているため、両拡散領域
を電気的に接続している。従って、第2拡散領域に供給
された電位は、上記金属−半導体化合物膜を介して第3
拡散領域に供給される。このような電位供給経路とする
ことにより、ウェルに実際に供給される電位は、第3拡
散領域に実際に供給される電位よりも大となるので、基
板、ウェル及び第3拡散領域より形成される浮遊のトラ
ンジスタ成分は非導通状態となり、ラッチアップ耐量が
改善される。しかも、金属−半導体化合物膜は直接に第
2及び第3拡散領域を導通させているので、コンタクト
ホール内に形成されたコンタクト用金属配線層と同一の
機能を担っている。このため、金属−半導体化合物膜の
表面は、全面的に絶縁膜によって直接被覆される。この
構造は、第2及び第3拡散領域の表面上にコンタクトホ
ール等を一切形成することを根本的に不要とするので、
第2及び第3拡散領域の表面積は上記コンタクトホール
の径寸法とは無関係に設定されうることとなり、Ful
l CMOS構造における各メモリセルのレイアウトサ
イズは大幅に縮小される。
【0013】第2の発明に係る半導体集積回路装置は、
第1の発明の半導体集積回路装置において、前記第2部
分と前記第3部分とを隣接し合うように形成したもので
ある。
【0014】第3の発明に係る半導体集積回路装置は、
第1又は第2の発明の半導体集積回路装置において、前
記第3部分が前記第1部分及び前記第2部分の間に形成
したものである。
【0015】第4の発明に係る半導体集積回路装置は、
CMOS構造により形成される半導体集積回路装置であ
って、第1導電型の下地と、前記下地の表面及び内部に
形成され且つ前記下地と電気的に分離された第2導電型
のウェルと、前記ウェルの表面及び内部にそれぞれ別々
に形成された、前記第1導電型の拡散領域及び前記第2
導電型の別の拡散領域とを備えた半導体集積回路装置に
おいて、前記拡散領域及び前記別の拡散領域の両表面を
被覆する金属−半導体化合物から成る導電膜を設け、更
に当該導電膜の表面を全面的に被覆する絶縁膜を設けた
ことを特徴とする。
【0016】導電膜は、PN接合を形成する拡散領域及
び別の拡散領域を直接に電気的に接続する。従って、ウ
ェルの電位は、拡散領域及び導電膜を経由して別の拡散
領域に供給される。このような供給経路を介するため、
(ウェルの電位)>(別の拡散領域の電位)という関係
が成立し、このため、下地,ウェル及び別の拡散領域か
ら形成されるトランジスタ成分は非導通状態となり、ラ
ッチアップ対策の改善が図られる。しかも、導電膜は直
接に且つ全面的に絶縁膜で被覆されているので、拡散領
域及び別の拡散領域の表面積の設定にあたっては、従来
技術のようにコンタクトホールの寸法による制限を全く
受けることはない。このため、拡散領域及び別の拡散領
域のレイアウトサイズは従来技術よりも格段に低減され
る。
【0017】第5の発明に係る半導体集積回路装置の製
造方法は、CMOS構造により形成される半導体集積回
路装置の製造方法であって、第1導電型の下地を準備す
る第1工程と、前記下地と電気的に分離された第2導電
型のウェルを前記下地の表面及び内部に形成する第2工
程と、前記ウェルの表面及び内部の第1、第2及び第3
部分に、それぞれ前記第2導電型の第1拡散領域、前記
第2導電型の第2拡散領域及び前記第1導電型の第3拡
散領域を形成する第3工程と、前記第2及び第3拡散領
域の両表面上に、金属−半導体化合物の導電膜と絶縁膜
とを当該順序で積層形成する第4工程とを備えたもので
ある。
【0018】第4工程によって、金属−半導体化合物か
らなる導電膜が第2及び第3拡散領域の両表面上に直接
形成されることとなり、導電膜は第2及び第3拡散領域
を直接に電気的に接続する。従って、第4工程は、従来
技術におけるような第2及び第3拡散領域の両表面上に
コンタクトホールを形成してそのホール中にコンタクト
用金属配線層を形成するという工程を一切不要として、
工程を簡略化する。このような第4工程の機能は、第3
工程に対して重要な影響を及ぼす。即ち、第3工程で
は、従来技術における上記コンタクトホール等の形成を
全く考慮に入れることなく、第2及び第3拡散領域を形
成することが可能となる。このことは、第2及び第3拡
散領域の寸法設定に際して、上記コンタクトホールの径
寸法による、縮小化に対する制限を全く受けずに行える
ことを意味するので、第3工程では、第2及び第3拡散
領域のレイアウトサイズを従来技術よりも格段に低減せ
しめることができる。
【0019】以上の通り、レイアウトサイズの縮小化が
なされた、且つラッチアップ耐量も改善されたFull
CMOS構造におけるメモリセルを簡易な工程で以
て、実用的に製造することが可能となる。
【0020】第6の発明に係る半導体集積回路装置の製
造方法は、第5の発明の半導体集積回路装置の製造方法
における、前記第4工程に関して、前記第2及び第3拡
散領域の両表面を直接に被覆するように前記金属−半導
体化合物の導電膜を形成する工程と、前記導電膜の表面
を直接に且つ全面的に被覆するように前記絶縁膜を形成
する工程とを備えるようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、この発明の実施の形態1の半導
体集積回路装置を、図に基づき説明する。
【0022】図1は、Full CMOS構造から成る
SRAM(スタティック・ランダムアクセスメモリ)の
メモリセルアレイを有する半導体集積回路装置のパター
ン配線を、1ビットのメモリセルについて模式的に示す
平面図である。同図には、図示の便宜上、絶縁膜等は省
略されている。又、図2は、図1における1ビットのメ
モリセル1の等価回路を示す図である。更に、図3及び
図4は、それぞれ図1中のA−A’線及びB−B’線に
関する縦断面図である。
【0023】図1及び図3に示すように、Y軸方向に沿
って、外部より電源電位(所定の電位に該当)VDDが
印加される金属配線層2a(2AL:第2金属配線層)
が設けられており、同配線層2aは、絶縁膜10中に形
成されたヴィアホールV11を介して、Y軸方向に沿っ
て形成された下層の金属配線層2(1AL:第1金属配
線層)と電気的に接続されている。そして、金属配線層
2は、絶縁膜10内に形成されたコンタクトホール3及
び金属−半導体化合物膜(導電膜)4を介して、後述す
るN+拡散領域6(第2導電型の第2拡散領域に該当)
と電気的に接続されている。尚、コンタクトホール3の
底面をなす上記膜4は必ずしも必要ではない。
【0024】図1に示すスタティック・メモリセル1
は、ここでは図2に示す通り6素子型のメモリセルであ
り、図1中のコンタクトホールV1、(V3,V3’,
V3”)、(V5,V5’)、(V6,V6’)及び
(V8,V8’,V8”)は、それぞれ図2中の節点N
1,N3,N5,N6及びN8に対応している。両図
1,2において、各参照記号WL、(BL1,BL
2)、(AT1,AT2)、(DT1,DT2)、及び
(LT1,LT2)は、それぞれ、ワード線、ビット
線、アクセストランジスタ、ドライバトランジスタ及び
ロードトランジスタに該当する。尚、スタティック・メ
モリセル1を6素子型に代えて4素子型、即ち、ロード
トランジスタLT1,LT2を共に抵抗素子に置き代え
たものとしても良いことは、勿論である。
【0025】図3及び図4に示すように、下地としての
P型の基板13(第1導電型の基板に該当:例えばシリ
コン基板)の表面(主面)及び内部に、X軸及びY軸方
向に沿って、P型基板13とは電気的に分離されたN型
のウェル12(第2導電型のウェルに該当)が形成され
ている。更に、N型のウェル12の表面及び内部には、
X及びY軸方向に沿って、前述した金属配線層2と電気
的に接続されたN+型の拡散領域6が形成されている。
このN+拡散領域6が形成されているNウェル12の表
面及び内部の領域を第1領域と呼ぶ。更に、Nウェル1
2の表面及び内部の第3領域に、X及びY軸方向に沿っ
て、絶縁膜11を介してN+拡散領域6とは電気的に分
離された、P型の+拡散領域7(第1導電型の第3拡散
領域ないし別の拡散領域に該当)が形成されている。こ
のP+拡散領域7は、図4に示す様に、スタティック・
メモリセル1の両ロードトランジスタLT1,LT2の
ソース領域を形成する。そして、このP+拡散領域7に
隣接してPN接合を形成するように、Nウェル12の表
面及び内部の第2領域に、N+型の拡散領域8(第2導
電型の第2拡散領域ないし拡散領域に該当)が形成され
ている。更に、このN+拡散領域8に隣接するように、
第4領域内にP型の+拡散領域9が形成されている。こ
のP+拡散領域9は、当該メモリセル1とX軸方向に隣
接した別のメモリセル1のP型MOSトランジスタ(ド
ライバトランジスタ)のソース領域を形成する。
【0026】更に、拡散領域7,8,9の表面を全て被
覆するように、これらの表面上に金属シリサイド膜4
(金属−半導体化合物膜ないし導電膜に該当)がX,Y
軸方向に沿って形成されている。当該金属シリサイド膜
4は、例えば導電性を有するチタンシリサイドである。
その他に、コバルトシリサイドやニッケルシリサイドを
上記膜4として用いることもできる。この金属シリサイ
ド膜4は、PN接合を形成するが電気的には未接続の状
態にあるP+拡散領域7とN+拡散領域8とを、そしてN
+拡散領域8とP+拡散領域9とを、直接に電気的に接続
する。この金属シリサイド膜4の膜厚は、そのY方向の
幅等の寸法値にもよるが、例えば100〜1000オン
グストロームオーダー程度である。
【0027】更に、金属シリサイド4の表面及び絶縁膜
11の表面上に、これらの表面を全面的に且つ直接に被
覆する様に、例えばSiO2膜から成る酸化膜10(絶
縁膜に該当)が形成されている。そして、当該絶縁膜1
0内には、図示しないコンタクトホールを介して外部の
接地と電気的に接続されたGND配線層5が形成されて
いる。
【0028】他方、図4に示すように、Y軸方向に沿っ
て1ビットメモリセル1が形成されている。即ち、P型
基板13の表面及び内部に、PMOS領域が形成される
Nウェル12及びNMOS領域が形成されるP型のウェ
ル(以後、Pウェルと称す)28が形成されている。更
に、Nウェル12の表面及び内部にはP+拡散領域7,
7aが、Nウェル12の表面上には金属シリサイド膜4
及びゲート酸化膜31が、それぞれ形成されており、ゲ
ート酸化膜31上にはポリシリコン膜(ゲート)26a
と金属シリサイド膜4とが形成され、これらの膜31,
26a,4の側面にはサイドウォール29が設けられて
いる。尚、ポリシリコン膜26aの上及びP+拡散領域
7a上の金属シリサイド膜4は、後述する金属シリサイ
ド膜4の製造工程上生じるものであって、この発明の本
質とは関係ないので共になくても構わないものである。
又、Pウェル28の表面(主面)及び内部にもN+拡散
領域27,27aが形成され、更にPウェル28の表面
上には、金属シリサイド膜4及びゲート酸化膜31が形
成され、その膜31上にはポリシリコン膜(ゲート)2
6aが形成され、ポリシリコン膜26aの表面上に残留
の金属シリサイド膜4があり、これらの膜31,26
a,4の側面にサイドウォール29が設けられており、
これによりアクセストランジスタAT2がPウェル28
内に形成されている。更に、上層部には、絶縁膜24及
び金属配線層25が形成されている。又、Nウェル12
とPウェル28の界面とその近傍には、絶縁体30が設
けられている。又、絶縁膜24には、既述したコンタク
トホールV8,V8’,V8”が設けられている。
【0029】次に、図3を参照して、スタティック・メ
モリセル1における電源電位VDDの供給される経路に
ついて説明する。
【0030】先ず、金属配線層2a(2AL)に外部よ
り電源電位VDDが印加されると、電源電位VDDは図
1のヴィアホールV11を介して金属配線層2(1A
L)に供給され、更に金属配線層2(1AL)よりコン
タクトホール3、金属シリサイド膜4及びN+拡散領域
6を介してNウェル12に供給される。この場合、Nウ
ェル12とP基板13とは電気的に分離されている。N
ウェル12に供給された同電位VDDは、さらにN+
散領域8及び金属シリサイド膜4を介して、PMOSト
ランジスタのソース領域であるP+拡散領域7(9)及
びそのソース電極に供給されることとなる。従って、本
スタティック・メモリセル1においても、Nウェル−ソ
ース構造という電源配線構造を有していることから、
(Nウェル12の電位)>(P+拡散領域7の電位)の
関係が成立することとなり、特公平1−44023号公
報で述べられた従来技術の場合と同様に、ラッチアップ
耐量の改善が図られる。しかも、本スタティック・メモ
リセル1では、金属シリサイド膜4は両拡散領域7,8
の表面を直接に被覆して両拡散領域7,8を導通せしめ
ており、加えて、この金属シリサイド膜4の表面は、金
属配線層2(1AL)やGND配線層5や絶縁膜11等
を被覆する酸化膜10で以て全面的に被覆されている。
このような構成を有することは、上記従来技術ではP+
拡散領域7PとN+拡散領域8Pとの電気的な接続とし
て必要不可欠であったコンタクト(図19中の金属配線
層2P、コンタクトホール3P,15P,22)を一切
不要とすることができる利点をもたらす。即ち、金属シ
リサイド膜4の成膜のみで以てP+拡散領域7とN+拡散
領域8とを電気的に接続せしめて、Nウェル−ソース構
造によりPMOSトランジスタLT1,LT2のソース
電極に電源電位を供給することが可能となる。このこと
は、従来技術の課題で述べたような図18,19で示す
寸法L1,L2及びWについての制約がなくなることを
意味するので、両拡散領域7,8に関するレイアウトサ
イズを従来の場合よりも格段に縮小することが可能とな
る。例えば、本実施の形態1によれば、上記レイアウト
サイズを約10〜20%程度削減することが可能とな
る。
【0031】以上に述べた本半導体集積回路装置におけ
る特有な作用・効果は、本装置が、 金属シリサイド膜4で直接に両拡散領域7,8の表面
を被覆し、且つ上記金属シリサイド膜4の表面を直接
かつ全面的に絶縁膜10で被覆した構造を有する点によ
りもたらされるものである。この点で、適用分野がCM
OSロジック回路(CMOSインバータ)に関するもの
であり本発明と基本的に異なるけれども、本装置の上記
構造と比較すべき従来技術が、米国特許4,905,0
73号において開示されている。同文献に記載の技術の
概要を紹介するならば、次の通りと言えるであろう。即
ち、例えばN型ウェルの表面及び内部に形成されたN型
拡散層とP型拡散層とを考えるものとする。上記N型拡
散層は、当該N型拡散層に印加される電源電位をいわゆ
るバックゲート電位として上記N型ウェルに供給するた
めのものであり、上記P型拡散層はPチャネルMOSト
ランジスタのソース領域をなす。そして、同従来技術で
は、これらの拡散領域の表面上にシリサイド膜を形成
し、更に上記シリサイド膜を被覆する絶縁膜に上記シリ
サイド膜の表面の一部を底面とするコンタクトホールを
形成し、当該コンタクトホール内に金属配線層を形成し
ている。同様な構成をP型ウェル内のNチャネルMOS
トランジスタについても適用している。
【0032】同従来技術がこのような構造を採用するに
至った、その技術的思想は、次の点にあると言える。上
記バックゲート電位供給用の一方の拡散層(上記N型拡
散層)の表面積よりも表面積が一般的に大きく設定され
ている他方のソース領域用の拡散層(上記P型拡散層)
の表面上方にコンタクトホールの底面を設ける片側コン
タクトホールの方が、コンタクトホールの位置決め精度
としては、共通コンタクトホールとするよりも緩和され
る。そのためには、上記片側コンタクトホールの底面を
その一方の表面が形成し、その他方の表面が上記N型及
びP型の両拡散層の表面を被覆するような上記シリサイ
ド膜を設ければ良いのである。同従来技術は、このよう
な技術的思想に立脚して創作されたものと考えられる。
【0033】そうであるならば、同従来技術を本発明の
半導体集積回路装置に応用することは、その基礎を欠く
ものとして採用することができないであろう。仮に、同
従来技術をFull CMOS SRAMのNウェル−
ソース構造に適用しようとするならば、例えば図5の縦
断面図(図1のA−A’線に関して描いたもの)に示さ
れたものが得られることとなろう。しかし、図5に示す
場合には、なる程コンタクトホールの位置精度を緩和さ
せることが可能となるが、依然としてコンタクトホール
を用いてコンタクトしなければならないこととなり、既
述した本装置の課題・目的が克服されていないのであ
る。
【0034】(変形例1)図1〜図4に示した例では、
+拡散領域7とN+拡散領域8とは隣接して形成されて
いたが、両拡散領域7,8とを、非隣接となる様に(但
し、両拡散領域7,8の表面上に金属シリサイド膜4が
形成されていなければならない)、Nウェル12の表面
及び内部に形成するようにしても良い。このようにして
も、上述した作用・効果は同様に得られる。
【0035】(変形例2)又、図1〜図4に示した例で
は、P+拡散領域7が形成された第3部分は、両N+拡散
領域6,8がそれぞれ形成された第1及び第2部分の間
に設定されていたが、これに代えて、第2部分と第3部
分との位置を逆転させても良い。この場合には、N+
散領域8が絶縁体11を介してN+拡散領域6と対峙す
ることとなり、(Nウェルの電位)>(P+拡散領域の
電位)が保証できなくなる結果、ラッチアップ耐量が改
善されなくなるけれども、上述したレイアウトサイズの
縮小化という利点は依然として得られる。
【0036】(変形例3)尚、図1〜図4で述べた例は
電源電位配線に関する構造であったが、それに代えて、
Pウェル−ソース構造とした接地配線構造にも上述した
技術的思想を適用することもできる。その場合には、図
1〜図4の電源電位VDDをGND電位に置き換え、同
時に、P型の基板13、N型のウェル12、第1部分の
+型拡散領域6、第3部分のP+型拡散領域7及び第2
部分のN+型拡散領域8を、それぞれN型の基板、P型
のウェル、第1部分のP+型拡散領域、第3部分のN+
拡散領域及び第2部分のP+拡散領域に置き換え、同時
に他のMOSトランジスタの導電型も全て逆の導電型に
置き換えれば良い。この場合にも、上述した作用・効果
が得られる。
【0037】(実施の形態1の製造方法)図1〜4に関
して既述したFull CMOS構造におけるスタティ
ック・メモリセル1の製造方法を、以下に、図1のA−
A’線に関して描いた継断面図に基づいて説明する。
【0038】先ず、図6に示すように、下地であるP型
の基板13の表面(主面)上にSiO2膜17を形成し
た上で、更にその上層にSiN膜16を形成する。
【0039】図6における製造工程の終了後は、図7に
示すように、フォトリソグラフィー法とエッチング法と
によりSiN膜16のエッチングを行い、その後、図示
しないレジストを除去することでSiO2膜17を露出
した領域18及び19を形成する。
【0040】図7における製造工程の終了後は、図8に
示すように、SiN膜16をマスクにして、選択的にS
i基板13表面を熱酸化することでフィールド酸化膜を
形成し、その後SiN膜16及びSiO2膜17の除去
を行うことで絶縁膜11を形成する。
【0041】図8における製造工程の終了後は、図9に
示すように、Si基板13表面を熱酸化してSiO2
17を形成後、フォトリソグラフィー法により図示しな
いレジストにパターンを形成し、イオン注入法によりリ
ンPを不純物として注入することでNウェル12をP型
基板13の表面及び内部に形成し、その後、上記レジス
ト及び上記SiO2膜17を除去する。
【0042】図9における製造工程の終了後は、図10
に示すように、フォトリソグラフィー法によりレジスト
20に所定のパターンを形成し、ひ素Asを不純物とし
てイオン注入することで、N+型の拡散領域6及び8を
それぞれNウェル12内の第1及び第2部分に形成す
る。その後、不要なレジスト20を除去する。
【0043】図10における製造工程の終了後は、図1
1に示すように、フォトリソグラフィー法によりレジス
ト20に所定の開孔パターンを形成し、フッ化硼素BF
2を不純物としてイオン注入することで、P+型の拡散
領域7をNウェル12内の第3部分に形成する。その
後、上記レジスト20を除去する。
【0044】図11における製造工程の終了後は、図1
2に示すように、Ti膜21を全拡散領域6〜9及び絶
縁体11の表面上に形成する(尚、Ti膜21は図4で
示したPウェル28側にも形成されている)。
【0045】図12における製造工程の終了後は、図1
3に示すように、熱処理により、チタンシリサイド膜
(金属シリサイド膜)4を、Ti膜21中の上記拡散領
域6〜9の表面部分に所定の膜厚で形成する。
【0046】図13における製造工程の終了後は、図1
4に示すように、絶縁膜11上のシリサイド化していな
いTi膜21のみを除去し、更にその後、チタンシリサ
イド膜4の表面を全面的に且つ直接に被覆するように、
絶縁膜としてのSiO2膜10を形成する。これによ
り、チタンシリサイド膜4及びSiO2膜10が、この
順序で拡散領域6〜9の表面上に積層形成されたことと
なる。
【0047】図14における製造工程の終了後は、図1
5に示すように、フォトリソグラフィー法とエッチング
法とによりSiO2膜17のエッチングを行うことでコ
ンタクトホール3を形成し、その後、不要な図示しない
レジストを除去する。
【0048】図15における製造工程の終了後は、図1
6に示すように、SiO2膜17の表面上とコンタクト
ホール3内に金属膜5bを形成する。
【0049】図16における製造工程の終了後は、図1
7に示すように、フォトリソグラフィー法により所定の
開孔パターンを有するレジストを形成し、金属膜5bの
エッチングを行うことで、コンタクトホール3内を埋め
る金属配線層2とGND配線層5とを形成する。その
後、上記レジストを除去する。その後は、上記各膜1
0,2,5の露出表面を被覆するようにSiO2膜を形
成すれば、図3で示した絶縁膜10が得られる。
【0050】以上より、図12〜図17に示される製造
工程では、導電性のチタンシリサイド膜4をP+拡散領
域7及びN+拡散領域8の両表面上に直接に形成するこ
とができるので、チタンシリサイド膜(導電膜)4はP
+拡散領域7とN+拡散領域8とを電気的に直接接続す
る。しかも、図12〜図17に示される本製造工程は、
特公平1−44023号公報に開示された従来技術にお
いては必要不可欠であった工程、即ち、図19のP+
散領域7P及びN+拡散領域8Pの両表面上にコンタク
トホール15P,22,23を形成し、その後コンタク
トホール15P,22,23内に金属配線層14Pを形
成するという工程を、一切不要することができる点で、
工程の簡略化に寄与し得る。
【0051】しかも図12〜図17の製造工程は、前工
程にあたる図9〜図11における製造工程に対して重要
な好影響を及ぼしている。つまり、図9〜図11の製造
工程は、特公平1−44023号公報の従来技術におい
て開示されたコンタクトホール15P,22,23(図
19)の形成工程を全く考えることなく、P+拡散領域
7及びN+拡散領域8を形成することができる。このこ
とは、P+拡散領域7及びN+拡散領域8を形成する際に
上記コンタクトホール15P,22,23の径寸法によ
る縮小化の制限を全く受けずに、P+拡散領域7及びN+
拡散領域8の寸法設定を行えるということを意味する。
従って、図9〜11の製造工程の実行により、P+拡散
領域7及びN+拡散領域8のレイアウトサイズを特公平
1−44023号公報記載の従来技術よりも格段に縮小
できるという効果が得られる。
【0052】尚、上述した製造工程は、Pウェル−ソー
ス構造によるFull CMOSSRAMのメモリセル
アレイの製造についても、導電型は互いに入れ替わるこ
ととなるのでその意味での修正は受けるが、同様に適用
することが可能である。
【0053】以上では、スタティックランダムアクセス
メモリセルのアレイについて述べたが、個々のSRAM
が他の半導体集積回路の機能部とともに同一基板上に形
成されている場合にもこの発明は適用可能である。
【0054】(まとめ)以上の通り、本発明では、金属
シリサイド膜4を用いて両拡散領域7,8を電気的に接
続し且つ絶縁膜10で金属シリサイド膜4を全面的に被
覆したので、両拡散領域7,8を電気的に接続するため
のコンタクトを一切不要とすることができ、且つ両拡散
領域7,8に関してレイアウトサイズを格段に縮小する
ことができる。しかも、当該半導体集積装置はウェル−
ソース構造を有しているので、ラッチアップ対策も図る
ことができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の各発明によれば、
第2導電型の第2拡散領域と第1導電型の第3拡散領域
とは金属−半導体化合物膜を介して電気的に接続されて
おり、且つ金属−半導体化合物の表面上には絶縁膜のみ
が形成されているので、コンタクトホールを第2拡散領
域の第3拡散領域上の双方上又は一方上に形成すること
なく、第1拡散領域に印加された所定の電位を第2導電
型ウェルを介して第3拡散領域にまで印加することがで
きる。これにより、Full CMOS構造のメモリセ
ルにおいて従来の技術のようにウェル−ソース構造を採
用しつつも、上記第2及び第3拡散領域におけるレイア
ウトサイズを格段に縮小することが可能となる。
【0056】特に、請求項2記載の発明によれば、第2
拡散領域及び第3拡散領域を隣接し合うように形成した
ため、請求項1の発明と比べて、更にレイアウトサイズ
を縮小できるという効果がある。
【0057】更に請求項3記載の発明によれば、第3拡
散領域は第1拡散領域及び第2拡散領域の間に設けられ
ているので、従来技術と同様にラッチアップ対策を十分
に図りつつ、レイアウトサイズの縮小化をも同時に実現
できるという効果がある。
【0058】請求項4記載の発明によれば、従来技術の
ようにコンタクトホールの径寸法による制限を受けるこ
とはなく、拡散領域及び別の拡散領域のレイアウトサイ
ズを従来技術の場合よりも縮小化することができるとい
う効果がある。
【0059】請求項5及び6記載の発明によれば、第4
工程により、コンタクトホールを形成してそのホール中
にコンタクト用金属配線層を形成するという工程を一切
不要とすることができ、且つ、第3工程において、上記
コンタクトホール等の形成を全く考慮にいれることなく
第2及び第3拡散領域を形成することができる。その結
果、本発明は、工程を簡略化することができ、且つ第2
及び第3拡散領域のレイアウトサイズを従来技術よりも
格段に縮小できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置のパターン配線を模式的に示す平面図である。
【図2】 図1の半導体集積回路装置における1ビット
のメモリセルの等価回路を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の図1中のA−A’線に関する縦断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の図1中のB−B’線に関する縦断面図である。
【図5】 従来技術を組み合わして得られるであろう、
仮想的な半導体集積回路装置に関する縦断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態1による半導体集積
回路装置の製造工程を示す縦断面図である。
【図18】 従来のFull CMOS構造のSRAM
を有する半導体集積回路装置のパターン配線を模式的に
示す平面図である。
【図19】 従来のFull CMOS構造のSRAM
を有する半導体集積回路装置の図18中のC−C’線に
関する縦断面図である。
【符号の説明】
1 スタティック・メモリセル、2,2a 金属配線
層、3,15,22,23 コンタクトホール、4 金
属−半導体化合物膜(導電膜)、4a 金属シリサイド
膜、5 GND配線層、5b 金属膜、6,8 N+
散領域、7,9P+拡散領域、10 酸化膜、11 絶
縁膜、12 Nウェル、13 P基板、14 金属配線
層、16 SiN膜、17 SiO2膜、18,19
SiO2膜が露出した領域、20 レジスト膜、21
Ti膜。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOS構造により形成される半導体集
    積回路装置であって、 第1導電型の基板と、 前記基板の表面より内部に向けて形成され且つ前記基板
    と電気的に分離された第2導電型のウェルと、 前記ウェルの表面及び内部の第1部分に形成され且つ外
    部より所定の電位が印加されている前記第2導電型の第
    1拡散領域と、 前記ウェルの表面及び内部の第2部分に形成された前記
    第2導電型の第2拡散領域と、 前記ウェル、前記第1拡散領域及び前記第2拡散領域の
    いずれとも電気的に分離されるように、前記ウェルの表
    面及び内部の第3部分に形成された前記第1導電型の第
    3拡散領域と、 前記第2拡散領域及び前記第3拡散領域の両表面上に形
    成され、且つ、前記第1拡散領域と前記第2拡散領域を
    電気的に接続する金属−半導体化合物膜と、 前記金属−半導体化合物膜の表面上に全面的に形成され
    た絶縁膜とを備えた、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、 前記第2部分と前記第3部分とは隣接し合うように形成
    された、半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の半導体集積
    回路装置において、 前記第3部分は前記第1部分及び前記第2部分の間に形
    成された、半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 CMOS構造により形成される半導体集
    積回路装置であって、 第1導電型の下地と、 前記下地の表面及び内部に形成され且つ前記下地と電気
    的に分離された第2導電型のウェルと、 前記ウェルの表面及び内部にそれぞれ別々に形成され
    た、前記第1導電型の拡散領域及び前記第2導電型の別
    の拡散領域とを備えた半導体集積回路装置において、 前記拡散領域及び前記別の拡散領域の両表面を被覆する
    金属−半導体化合物から成る導電膜を設け、 更に当該導電膜の表面を全面的に被覆する絶縁膜を設け
    たことを特徴とする、半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 CMOS構造により形成される半導体集
    積回路装置の製造方法であって、 第1導電型の下地を準備する第1工程と、 前記下地と電気的に分離された第2導電型のウェルを前
    記下地の表面及び内部に形成する第2工程と、 前記ウェルの表面及び内部の第1、第2及び第3部分
    に、それぞれ前記第2導電型の第1拡散領域、前記第2
    導電型の第2拡散領域及び前記第1導電型の第3拡散領
    域を形成する第3工程と、 前記第2及び第3拡散領域の両表面上に、金属−半導体
    化合物の導電膜と絶縁膜とを順次に積層形成する第4工
    程とを備えた、半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、 前記第4工程は、 前記第2及び第3拡散領域の両表面を直接に被覆するよ
    うに前記金属−半導体化合物の導電膜を形成する工程
    と、 前記導電膜の表面を直接に且つ全面的に被覆するように
    前記絶縁膜を形成する工程とを備えた、半導体集積回路
    装置の製造方法。
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