JPH1055609A - ディスク駆動装置およびディスク駆動方法 - Google Patents

ディスク駆動装置およびディスク駆動方法

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JPH1055609A
JPH1055609A JP8214589A JP21458996A JPH1055609A JP H1055609 A JPH1055609 A JP H1055609A JP 8214589 A JP8214589 A JP 8214589A JP 21458996 A JP21458996 A JP 21458996A JP H1055609 A JPH1055609 A JP H1055609A
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JP
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disk
recording medium
clock
disk drive
linear velocity
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JP8214589A
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English (en)
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Kazutoshi Shimizume
和年 清水目
Mamoru Akita
秋田  守
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクを、効率良く回転駆動する。 【解決手段】 メカ系限界線または信号処理系限界線
は、ディスクドライブのメカ系または信号処理系の限界
をそれぞれ表している。メカ系限界線と信号処理系限界
線とが交わる、ディスクの半径を、限界半径Xとすると
き、ディスクは、その最内周から限界半径Xまでの領域
を再生するときはCAV方式で、限界半径Xから最外周
までの領域を再生するときはCLV方式で、それぞれ回
転駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク駆動装置
およびディスク駆動方法に関し、特に、例えば、オーデ
ィオCD(Compact Disc)や、CD−ROM(Read Onl
y Memory)、ビデオCD、DVD(Digital Versatile
Disc)などのディスク状の記録媒体を、効率良く回転駆
動することができるようにするディスク駆動装置および
ディスク駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、CD−ROMなどのディスク状
の記録媒体(以下、適宜、単に、ディスクという)を再
生する場合における、その回転駆動の方式としては、C
AV(Constant Angular Veocity)方式やCLV(Cons
tant Lenear Velocity)方式などが知られている。CA
VまたはCLV方式では、ディスクが、その最内周から
最外周まで、一定の回転速度(回転数)または線速度で
それぞれ回転駆動される。
【0003】ところで、例えば、CD−ROMなどを再
生するディスクドライブなどにおいては、CLV方式
で、ディスクが回転駆動され、常時、一定のデータレー
トで、データの読み出しが行われるようになされてい
る。従って、ディスクの回転速度は、その内周側を再生
する(アクセスする)ときほど速くなり、CD−ROM
などでは、その最内周においては、回転速度が、最外周
における場合の約2.5倍程度となる。
【0004】即ち、例えば、CD−ROMの8倍速再生
を行う場合においては、その回転速度は、最外周では約
1600rpm(revolutions per minute)であるのに
対して、最内周では約4000rpmとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在におい
ては、約4000rpm以下であれば、CD−ROMを
安定に回転駆動することのできるメカ系を有する、8倍
速再生のディスクドライブが実現されているが、上述し
たように、CD−ROMが、約4000rpmで回転駆
動されるのは、その最内周のみで、外周にいくほど、そ
の回転速度は低下する。
【0006】従って、この場合、メカ系の最大の性能を
発揮することができるのは、最内周を再生しているとき
だけであり、外周側においては、その性能を有効に利用
していないことになる。
【0007】そこで、最外周を、約4000rpmで回
転駆動するようにする方法があるが、これでは、最内周
における回転速度が、メカ系の限界を越える約1000
0rpmとなる。そして、メカ系の限界を越える回転速
度で、ディスクを回転駆動すると、ディスクの偏芯や偏
重心に起因する、ディスクドライブの振動が激しくな
り、データを安定に読み出すことが困難になるため、メ
カ系を強化する必要が生じ、その結果、装置の高コスト
化、設計の複雑化を招くことになる。
【0008】また、CD−ROMは、上述したように、
線速度が一定の、即ち、再生位置(半径)によって回転
速度が異なるCLV方式で再生されるため、例えば、最
内周から最外周へのトラバースなどの、距離の長いトラ
バースを行って、データを読み出す場合に時間を要する
課題があった。
【0009】即ち、トラバースを行う場合、CD−RO
Mの回転速度を、トラバース前における位置に適した値
から、トラバース後における位置に適した値に変化させ
る必要があり(例えば、最内周から最外周へのトラバー
スを行う場合には、回転速度を約4000rpmから約
1600rpmに減速させる必要があり)、これに要す
る時間が経過してからでないと、ドラバース後において
データの読み出しを開始することができなかった。そし
て、このことは、シークタイムを劣化させる原因となっ
ていた。
【0010】そこで、CD−ROMを回転駆動するメカ
系を、急速な加減速を行うことができる、大きなトルク
を有するものにする方法があるが、そのようなメカ系を
用いた場合には、装置が大型化、高コスト化し、また、
急速な加減速を行うことは、消費電力を増大させること
になる。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ディスクを、効率良く回転駆動すること
ができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
ク駆動装置は、アクセス手段が、記録媒体の中の第1ま
たは第2の領域にアクセスしているときに、記録媒体
を、第1または第2の駆動方法でそれぞれ回転駆動する
ように、駆動手段を制御する制御手段を備えることを特
徴とする。
【0013】請求項9に記載のディスク駆動方法は、記
録媒体の中の第1または第2の領域にアクセスしている
ときに、記録媒体を、第1または第2の駆動方法でそれ
ぞれ回転駆動することを特徴とする。
【0014】請求項1に記載のディスク駆動装置におい
ては、制御手段は、アクセス手段が記録媒体の中の第1
または第2の領域にアクセスしているときに、記録媒体
を、第1または第2の駆動方法でそれぞれ回転駆動する
ように、駆動手段を制御するようになされている。
【0015】請求項9に記載のディスク駆動方法におい
ては、記録媒体の中の第1または第2の領域にアクセス
しているときに、記録媒体を、第1または第2の駆動方
法でそれぞれ回転駆動するようになされている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例(実施の
形態)を説明するが、その前に、特許請求の範囲に記載
の発明の各手段と以下の実施例との対応関係を明らかに
するために、各手段の後の括弧内に、対応する実施例
(但し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述する
と、次のようになる。
【0017】即ち、請求項1に記載のディスク駆動装置
は、ディスク状の記録媒体を回転駆動するディスク駆動
装置であって、記録媒体を回転駆動する駆動手段(例え
ば、図7に示すスピンドルモータ2など)と、記録媒体
にアクセスするためのアクセス手段(例えば、図7に示
すピックアップ3など)と、アクセス手段が、記録媒体
の中の第1または第2の領域にアクセスしているとき
に、記録媒体を、第1または第2の駆動方法でそれぞれ
回転駆動するように、駆動手段を制御する制御手段(例
えば、図7に示すマイコン(マイクロコンピュータ)2
0など)とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載のディスク駆動装置は、ア
クセス手段がアクセスしている記録媒体の位置における
線速度を検出する線速度検出手段(例えば、図7に示す
速度検出器32など)をさらに備え、制御手段が、線速
度検出手段により検出される線速度に基づいて、アクセ
ス手段が記録媒体にアクセスしている位置を認識するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項8に記載のディスク駆動装置は、固
定の周波数のクロックである固定クロックを生成する固
定クロック生成手段(例えば、図7に示すOSC(OSCi
llator)26など)と、可変の周波数のクロックである
可変クロックを生成する可変クロック生成手段(例え
ば、図7に示すVCO(Voltage Controlled Oscllato
r)24など)と、アクセス手段が、記録媒体にアクセ
スしている位置の線速度の、可変クロックに対するエラ
ーを検出するエラー検出手段(例えば、図7に示すスピ
ンドルサーボ信号処理回路18など)と、固定クロック
を分周する固定クロック分周手段(例えば、図7に示す
分周器29など)と、可変クロックを分周する可変クロ
ック分周手段(例えば、図7に示す分周器27など)と
をさらに備え、可変クロック生成手段が、エラー検出手
段より出力されるエラーに対応する周波数の可変クロッ
クを生成し、駆動手段が、固定クロック分周手段と可変
クロック分周手段との出力の差分に基づいて、記録媒体
を回転駆動し、制御手段が、固定クロック分周手段およ
び可変クロック分周手段の分周比を設定することによ
り、駆動手段に、記録媒体を第1または第2の駆動方法
で回転駆動させることを特徴とする。
【0020】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0021】次に、本発明によるディスクの駆動方法に
ついて説明する。
【0022】図1は、本発明による回転駆動の対象とな
るディスク1を示す平面図である。
【0023】このディスク1は、例えば、一般的な規格
のCD−ROMで、従って、半径D(例えば、回転中心
から約23mm)の位置に、最内周のトラックが形成さ
れており、そこには、ディスク1に記録されているデー
タの位置情報などが記述されたTOC(Table Of Conte
nts)が配置されている。また、半径Dmax(例えば、回
転中心から約58mm)の位置には、最外周のトラック
が形成されている。さらに、ディスク1には、トラック
ピッチδ(例えば、約1.6μm)で、スパイラル状に
トラックが形成されている。
【0024】以上のように構成されるディスク1に含ま
れるトラックの総数Nは、式(1)から21875本と
なる。なお、以下においては、適宜、トラックが同心円
状に構成されているものとして計算を行っているが、そ
れによる誤差は微小なものであるため、問題はない。
【0025】 N=(Dmax−D)/δ =(58mm−23mm)/1.6μm =21875本 ・・・(1)
【0026】また、その総トラック長Lは、式(2)か
ら5564mとなる。
【0027】 L=Σ2π(D+nδ) =2π(ND+N2δ/2) =5564m ・・・(2) 但し、Σは、nを0からNに変えてのサメーションを表
す。また、式(1)より、1<<Nであるため、式
(2)では、Σn(=N(N−1)/2)を、N2/2
に近似している。
【0028】さらに、ディスク1には、例えば、CLV
方式により、データレートを一定にしてデータが記録さ
れているものとし(従って、データは、一定の面密度で
記録されている)、このディスク1が、同じくCLV方
式により、1倍速で再生されるときの線速度vを、約
1.25m/sとすると、そのときの再生時間Tは、式
(3)から74.2分となる。
【0029】 T=L/v =74.2分 ・・・(3)
【0030】ここで、本発明が適用されるディスク1
は、上述したようなものに限定されるものではない。即
ち、ディスク1の最内周や最外周の半径、トラックピッ
チは、上述した値以外であっても良く、さらに、データ
の記録も、CLV方式ではなく、その他の、例えばCA
V方式などによって行われたものであっても良い。
【0031】次に、いま、ディスク1を、8倍速で、C
LV方式により再生すると、即ち、線速度を、常時1.
25m/s×8とするようにして再生すると、図2に示
すように、その回転速度(図2の縦軸)は、最内周で、
最大の約4000rpmとなり、外周にいくにつれて低
下し(半径(図2の横軸)に反比例して低下し)、最外
周では、その約1/2.5の約1600rpmとなる。
【0032】この場合、前述したように、ディスク1を
再生するディスクドライブのメカ系の限界の回転速度を
約4000rpmとすると、その性能を有効に利用して
いるとはいえない。
【0033】さらに、この場合、最外周と最内周とにお
ける回転速度の違いも、約2.5(=4000rpm/
1600rpm)倍あり、距離の長いトラバースを行う
と、回転速度の大きな加減速が必要となるため、シーク
タイムが長くなり、また、消費電力が大きくなる。
【0034】そこで、ディスク1を、図2に示すよう
に、その最内周において、8倍速で再生し、その後、最
外周まで、CAV方式で再生すると、最外周における線
速度Vは、式(4)から25.22m/sとなる。
【0035】 V=8倍速×v×Dmax/D =25.22m/s ・・・(4) なお、線速度が25.22m/sというのは、20.1
7(=V/v=25.22/1.25)倍速再生に相当
する。
【0036】また、この場合、回転速度φは、次式よ
り、4151.9rpmとなる。
【0037】 φ=8倍速×v/(2πD) =4151.9rpm ・・・(5)
【0038】従って、この場合のディスク1全体の再生
時間Tは、式(6)より、5.27分となる。
【0039】 T=N/φ =5.27分 ・・・(6) なお、再生時間Tが5.27分というのは、平均する
と、14.08倍速再生に相当する。
【0040】以上から、ディスク1をCAV方式で回転
駆動した場合、ディスク1が、常時、ディスクドライブ
のメカ系の限界の回転速度である約4000rpmで回
転されるので、その性能を有効に利用することができ
る。
【0041】さらに、CAV方式では、ディスク1の再
生位置によらず、回転速度は一定であるから、最外周と
最内周とにおける回転速度の違いはなく、従って、距離
の長いトラバースを行うときのシークタイムが長くなる
ことはない。また、トラバース時には、スピンドルサー
ボ系がオープンになり、このため、トラバース中におい
ては、回転速度が僅かに低下するが、トラバース後にお
いては、その僅かに低下した回転速度を元に戻すだけの
加速を与えれやれば良いので、トラバースにより、大き
な電力が消費されることもない。
【0042】しかしながら、この場合、最外周において
は、式(4)で説明したように、約20倍速の再生が行
われる。従って、再生されたデータを処理する信号処理
系においては、1倍速再生における場合の約20倍の速
度で処理を行う必要があるが、いまのところ、一般的な
信号処理系では、例えば、16倍速程度が限界となって
いる。
【0043】このため、いま、信号処理系の処理の限界
の再生速度(ここでは、例えば、16倍速)を表す曲線
(図2において、点線で示す)を、信号処理系限界線と
いうとすると、ディスク1をCAV方式で再生する場
合、信号処理系限界線を越える位置においては、再生さ
れたデータの処理を行うことができず、また、そのよう
な高速の処理が可能な信号処理系を実現しようとすれ
ば、装置が大型化、高コスト化することになる。
【0044】そこで、図3に示すように、最外周におい
て、信号処理系限界線を越えないような回転速度によ
り、CAV方式で、ディスク1を駆動する方法がある。
【0045】しかしながら、この場合、回転速度は約3
000rpmとなり、メカ系の限界の回転速度である約
4000rpmを、大きく下回ることになる。
【0046】そこで、いま、メカ系の限界の回転速度
(ここでは、例えば、約4000rpm)を表す直線
(図3において、点線で示す)を、メカ系限界線とする
と、メカ系および信号処理系の性能を最も有効に利用す
るには、図4に示すように、回転速度を、ディスク1の
最内周から、信号処理系限界線に制限される半径(以
下、適宜、限界半径という)Xの位置までの領域はメカ
系限界線に沿って、また、限界半径Xから最外周までの
領域は信号処理系限界線に沿って変化させれば良い。
【0047】即ち、この場合、具体的には、最内周から
限界半径Xの位置までの領域は、回転速度が約4000
rpmで一定のCAV方式で駆動し、限界半径Xから最
外周までの領域は16倍速再生が行われるようにCLV
方式で駆動すれば良い。
【0048】そこで、このような回転駆動を行う場合に
おける、最内周の回転速度φ1を求めると、それは、式
(5)における場合と同様に、4151.9rpmとな
る。また、最外周における回転速度φ2は、式(7)か
ら、3293.0rpmとなる。
【0049】 φ2=16倍速×v/(2πDmax) =3293.0rpm ・・・(7)
【0050】さらに、限界半径Xは、次式により46m
mとなる。
【0051】 X=16倍速/8倍速×D =46mm ・・・(8)
【0052】従って、最内周から限界半径Xまでの領域
に含まれるトラックの本数N1は、式(9)により14
375本となる。
【0053】 N1=(R−D)/δ =14375本 ・・・(9)
【0054】ところで、ディスク1をCD−ROMとす
る場合、そこには、フレーム単位でデータが記録されて
おり、また、各フレームには、1倍速再生で再生を行っ
たときの絶対時間(最内周からの再生時間)その他が記
述されたサブコードが配置されている。いま、サブコー
ドで表される絶対時間(以下、適宜、サブコード時間と
いう)をtで表すと、限界半径Xにおけるサブコード時
間tは、次式から41.6分となる。
【0055】 t=1/v(Σ2π(D+nδ)) =1/v×2π(N1D+N1 2δ/2) =41.6分 ・・・(10) 但し、式(10)において、Σは、nを0からNに変え
てのサメーションを表し、また、式(2)における場合
と同様の近似を行っている。
【0056】従って、図4に示したように、最内周から
限界半径Xの位置までをCAV方式で駆動し、限界半径
Xの位置から最外周までをCLV方式で駆動して、デー
タを再生すると、その再生に要する時間(再生時間)T
は、次のようになる。
【0057】即ち、CAV方式で、最内周から限界半径
Xの位置までを再生する時間T1は、式N1/φ1から、
3.46分である。また、CLV方式で、限界半径Xの
位置から最外周までを再生する時間T2は、ディスク1
を1倍速で再生したときにかかる時間(式(3)から7
4.2分)から、限界半径Xにおけるサブコード時間t
(式(10)より41.6分)を減算した値を、16倍
速で除算することにより求められ、2.06分である。
【0058】従って、ディスク1全体の再生に要する時
間(再生時間)Tは、式T1+T2より、5.5分とな
る。再生時間Tが5.5分というのは、平均すると、1
3.5倍速再生に相当し、図2で説明した、ディスク1
全体を、約4000rpmのCAV方式で駆動する場合
(信号処理系の限界を越えてしまう場合)とほとんど変
わらない(僅か、約4%の再生速度の低下でしかな
い)。
【0059】また、この場合、最外周と最内周とにおけ
る回転速度の違いは、式φ1/φ2より、約1.25倍で
あり、CLV方式によりディスク1全体を再生する場合
(約2.5倍)に比較して、回転速度の違いはそれほど
大きくないため、距離の長いトラバースを行っても、回
転速度の大きな加減速は必要なく、従って、シークタイ
ムが長くなったり、また、消費電力が大きくなることは
ない。特に、最内周から限界半径の位置までの領域内で
トラバースを行う場合は、CAV方式によりディスク1
全体を再生する場合と同様に、トラバース中に僅かに低
下した回転速度を元に戻すだけの加速を与えれやれば良
いので、トラバースにより、大きな電力が消費されるこ
とがない。
【0060】ここで、以下、適宜、図4に示したよう
に、ディスク1の異なる領域を再生する場合に、ディス
ク1を異なる回転駆動方式により駆動する方法を、マル
チ駆動法という。
【0061】図4においては、メカ系の回転速度の限界
を約4000rpmとし、また、信号処理系が対応する
ことのできる再生速度を16倍速再生としたが、これら
の値は、個々の装置の性能や、技術の進歩により変化す
るものであり、例えば、メカ系の回転速度の限界が高
く、約6200rpmなどになったときには、図5に示
すように、最内周から外周方向に、線速度が16倍速に
相当する値になるまでは、回転速度が約6200rpm
で一定のCAV方式で回転駆動を行い、それより外周方
向は、線速度が16倍速に相当するCLV方式で回転駆
動を行うようにすることができる。
【0062】この場合、最内周における再生速度は約1
2倍速となるが、いま、最内周にける再生速度を12倍
速として、その回転速度φ1を求めると、次式により、
6227.9rpmとなる。
【0063】 φ1=16倍速×v/(2πD) =6227.9rpm ・・・(11)
【0064】また、この場合、最外周における回転速度
φ2は、式(7)における場合と同様に、3293.0
rpmとなる。
【0065】さらに、限界半径Xは、次式により30.
7mmとなる。
【0066】 X=16倍速/12倍速×D =30.7mm ・・・(12)
【0067】従って、最内周から限界半径Xまでの領域
に含まれるトラックの本数N1は、式(13)により4
375本となる。
【0068】 N1=(R−D)/δ =4375本 ・・・(13)
【0069】さらに、この場合、限界半径Xにおけるサ
ブコード時間tは、次式から9.7分となる。
【0070】 t=1/v(Σ2π(D+nδ)) =1/v×2π(N1D+N1 2δ/2) =9.7分 ・・・(14) 但し、式(14)においても、Σは、nを0からNに変
えてのサメーションを表し、また、式(2)における場
合と同様の近似を行っている。
【0071】従って、図5に示したように、最内周から
限界半径Xの位置までをCAV方式で駆動し、限界半径
Xの位置から最外周までをCLV方式で駆動して、デー
タを再生すると、その再生時間Tは、次のようになる。
【0072】即ち、CAV方式で、最内周から限界半径
Xの位置までを再生する時間T1は、式N1/φ1から、
0.7分である。また、CLV方式で、限界半径Xの位
置から最外周までを再生する時間T2は、ディスク1を
1倍速で再生したときにかかる時間(式(3)から7
4.2分)から、限界半径Xにおけるサブコード時間t
(式(14)より9.7分)を減算した値を、16倍速
で除算することにより求められ、4.03分である。
【0073】従って、ディスク1全体の再生に要する時
間(再生時間)Tは、式T1+T2より、4.73分とな
る。再生時間Tが4.73分というのは、平均すると、
15.7倍速再生に相当し、ディスク1全体を16倍速
のCLV方式で駆動する場合とほとんど変わらない。な
お、ディスク1全体を16倍速のCLV方式で駆動する
場合には、最内周において、約8000rpmの回転速
度で、ディスク1の回転駆動を安定に行うことのできる
メカ系が必要となるが、マルチ駆動法によれば、約60
00rpmの回転速度で、ディスク1の回転駆動を安定
に行うことのできるメカ系によって、同等のパフォーマ
ンスを得られることになる。
【0074】また、この場合、最外周と最内周とにおけ
る回転速度の違いは、式φ1/φ2より、約1.9倍であ
り、CLV方式によりディスク1全体を再生する場合
(約2.5倍)に比較して、回転速度の違いは大きくな
いため、距離の長いトラバースを行っても、回転速度の
大きな加減速は必要なく、従って、シークタイムが長く
なったり、また、消費電力が大きくなることもない。
【0075】次に、図6は、以上のようなマルチ駆動法
により、ディスク1を回転駆動し、データを再生するデ
ィスクドライブの構成例を示している。
【0076】例えば、CD−ROMその他のディスク1
は、スピンドルモータ2によって回転駆動され、このデ
ィスク1へのアクセスは、光ピックアップ3によって行
われるようになされている。
【0077】即ち、光ピックアップ3は、レーザダイオ
ード4、対物レンズ5、ビームスプリッタ6、およびP
D(フォトディテクタ)7から構成されている。レーザ
ダイオード4は光ビームを発し、この光ビームは、ビー
ムスプリッタ6を介して対物レンズ5に入射する。対物
レンズ5では、光ビームがディスク1上に集光される。
ディスク1上に集光された光ビームは、そこで反射さ
れ、その反射光は、ビームスプリッタ6に入射し、そこ
で略90度反射され、PD7に入射する。PD7では、
ビームスプリッタ6からの反射光が受光され、その受光
量に対応する電気信号としてのRF(Radio Frequenc
y)信号が出力される。
【0078】このRF信号は、RFアンプ101に供給
され、そこで、増幅や等化処理などが施された後、信号
処理LSI(Large Scale Integrated curcuit)102
に供給される。信号処理LSI102は、機能的なブロ
ックとして、位置情報検出部103およびスピンドルサ
ーボ制御回路104などを内蔵しており、RFアンプ1
01からのRF信号は、位置情報検出部103に入力さ
れる。
【0079】位置情報検出部103では、RF信号から
サブコードが抽出され、そのサブコードで表されるサブ
コード時間が検出される。ここで、サブコード時間は、
上述したように、1倍速再生で再生を行ったときの絶対
時間(最内周からの再生時間)であり、従って、このサ
ブコード時間から、光ピックアップ3の位置、即ち、光
ピックアップ3がアクセスしているディスク1の位置
(領域)を認識することができる(このことから、サブ
コード時間は、ディスク1上の位置を示す位置情報であ
るということができる)。
【0080】位置情報検出部103は、サブコード時間
から、光ピックアップ3の位置を認識し、マイコン20
に供給する。マイコン20は、CPU(Central Proces
singUnit)や、ROM(Read Only Memory),RAM
(Random Access Memory)などで構成され(いずれも図
示せず)、位置情報検出部103からの光ピックアップ
3の位置におけるディスク1の線速度(光ピックアップ
3に対する、ディスク1の線速度)が所定の速度になる
ように、スピンドルサーボ制御回路104を介して、ス
ピンドルモータ2を制御する。
【0081】即ち、マイコン20は、機能的なブロック
として、線速度設定部105などを内蔵しており、線速
度設定部105では、位置情報検出部103からの光ピ
ックアップ3の位置に基づいて、図4または図5に示し
たマルチ駆動法により、ディスク1が回転駆動されるよ
うに、線速度が設定される。
【0082】具体的には、例えば、図4に示したよう
に、図6のディスクドライブについてのメカ系限界線と
信号処理系限界線とが表される場合において、光ピック
アップ3が、ディスク1の最内周から限界半径Xまでの
領域にアクセスしているときには、回転速度が約400
0rpm(正確には、式(5)により、4151.9r
pm)の一定速度で、CAV方式により回転駆動される
ように、線速度が設定される。また、光ピックアップ3
が、ディスク1の限界半径Xから最外周までの領域にア
クセスしているときには、16倍速に対応する一定の線
速度で、CLV方式により回転駆動されるように、線速
度が設定される。
【0083】線速度設定部105において設定された線
速度は、信号処理LSI102のスピンドルサーボ制御
回路104に供給される。スピンドルサーボ制御回路1
04では、光ピックアップ3がアクセスしているディス
ク1の位置における線速度が、線速度設定部105から
の線速度と一致するように、スピンドルモータ2を制御
する。スピンドルモータ2は、スピンドルサーボ制御回
路104からの制御にしたがって、ディスク1を回転駆
動し、これにより、ディスク1は、図4に示したよう
に、光ピックアップ3が、その最内周から限界半径Xま
での領域、または限界半径Xから最外周までの領域にア
クセスしているとき、それぞれCAV方式またはCLV
方式で回転駆動される。
【0084】次に、図7は、図6のディスクドライブの
より詳細な構成例を示している。なお、図中、図6にお
ける場合と対応する部分については、同一の符号を付し
てある。また、図7において、図6のRFアンプ101
は、I/V(電流/電圧)アンプ8およびRFイコライ
ザ9に、信号処理LSI102は、DSP(DigitalSig
nal Processor)10(信号処理系)、光学系サーボ信
号処理回路22、LPF(Low Pass Filter)23、V
CO24、スイッチ25、OSC26(クリスタルXT
ALを含む)、分周器27、位相比較器28、分周器2
9、LPF30、速度検出器32、および分周器33
に、それぞれ相当する。さらに、図7において、図6の
位置情報検出部103は、サブコード処理部13に、ス
ピンドルサーボ制御回路104は、スピンドルサーボ信
号処理回路18、LPF23、VCO24、OSC2
6、分周器27、位相比較器28、および分周器29
に、それぞれ相当する。
【0085】上述したように、光ピックアップ3は、光
ビームをディスク1に照射し、その反射光を受光するこ
とによって、RF信号を出力するようになされている。
なお、光ピックアップ3は、トラッキングアクチュエー
タおよびフォーカスアクチュエータを内蔵しており(い
ずれも図示せず)、トラッキングアクチュエータまたは
フォーカスアクチュエータは、ディスク1上に形成され
る光ビームのスポットの位置を、いわゆるトラッキング
方向(半径方向)またはフォーカス方向(光ビームの光
軸方向)に、それぞれ移動させるようになされている。
さらに、光ピックアップ3は、スレッド送りモータ(粗
動モータ)(図示せず)により、ディスク1の半径方向
に移動されるようになされており、これにより、光ピッ
クアップ3は、所望のトラックに対応する位置にシーク
されるようになされている。
【0086】光ピックアップ3から出力されるRF信号
は、I/Vアンプ8に供給される。I/Vアンプ8で
は、RF信号が、電流から電圧の信号に変換され、RF
イコライザ9に供給される。RFイコライザ9では、I
/Vアンプ8からのRF信号が波形整形され、DSP1
0と光学系サーボ信号処理回路22に供給される。
【0087】光学系サーボ信号処理回路22では、RF
イコライザ9からのRF信号に基づいて、トラッキング
サーボ系、フォーカスサーボ系、およびスレッドサーボ
系が制御される。即ち、光学系サーボ信号処理回路22
は、トラッキングアクチュエータ、フォーカスアクチュ
エータ、およびスレッド送りモータを駆動するためのサ
ーボ信号を生成して出力する。これにより、トラッキン
グアクチュエータは、ディスク1上に形成される光ビー
ムのスポットが、再生対象のトラックに追従するよう
に、また、フォーカスアクチュエータは、その光ビーム
がディスク1上に集光するように、それぞれ対物レンズ
5を駆動する。また、スレッド送りモータは、再生対象
のトラックに対応する位置に、光ピックアップ3を移動
させる。
【0088】一方、DSP10は、PLL(Phase Lock
Loop)アシンメトリ補正回路11、EFM(Eight to
Fourteen Modulation)復調回路12、サブコード処理
回路13、RAM14、エラー訂正回路15、デインタ
ーリーブ回路16、クロック発生器17、およびスピン
ドルサーボ信号処理回路18から構成されおり、各種の
信号処理(ディジタル信号処理)を行うようになされて
いる。
【0089】即ち、RFイコライザ9が出力するRF信
号は、PLLアシンメトリ補正回路11に入力される。
PLLアシンメトリ補正回路11では、RF信号のアシ
ンメトリ(assymmetry)、即ち、RF信号のアイパター
ンの中心が、その振幅の中心からずれた状態が補正され
る。なお、PLLアシンメトリ補正回路11は、RF信
号(2値信号)からクロックを生成するPLL回路(図
示せず)を内蔵しており、このPLL回路により生成さ
れるクロックに基づいて、アシンメトリの補正を行うよ
うになされている。
【0090】PLLアシンメトリ補正回路11において
アシンメトリの補正されたRF信号は、EFM復調回路
12に供給される。EFM復調回路12では、RF信号
がEFM復調され、その結果得られる復調信号が、情報
としてのデータ(例えば、コンピュータプログラム、画
像、文字、オーディオその他)およびエラー訂正、検出
用の符号(例えば、CIRC(Cross Interleave Reed-
Solomon Code)など)と、サブコードとに分離される。
データおよびCIRCコードはRAM14に供給され、
サブコードはサブコード処理回路13に供給される。
【0091】RAM14は、EFM復調回路12からの
データおよびCIRCコードを一時記憶する。そして、
エラー訂正回路15において、RAM14に記憶された
データのエラー訂正が、同じくRAM14に記憶された
CIRCコードに基づいて行われる。その後、デインタ
ーリーブ回路16において、エラー訂正後のデータが、
RAM14から所定の順序で読み出され、これにより、
CIRCのインターリーブが解かれたデータが出力され
る。
【0092】スピンドルサーボ信号処理回路18は、デ
インターリーブ回路16がRAM14から読み出すデー
タ(例えば、そのデータから構成されるフレームの同期
信号など)を監視することで、その再生レートを認識す
る。そして、スピンドルサーボ信号処理回路18では、
データの再生レート(これは、光ピックアップ3が、デ
ィスク1にアクセスしている位置の線速度に対応する)
の、VCO24が出力しているクロックの周波数に対す
るエラー(誤差)が生成され、これが、サーボエラー信
号(スピンドルサーボエラー信号)として、LPF23
に出力される。
【0093】LPF23では、スピンドルサーボ信号処
理回路18からのサーボエラー信号がフィルタリングさ
れることにより、その高周波成分がカットされ、VCO
24に供給される。VCO24は、可変の周波数のクロ
ックである可変クロックを出力している。即ち、VCO
24は、LPF23からのサーボエラー信号を0にする
周波数の可変クロック(VCOCK)を生成し、スイッ
チ25の端子y、分周器27、および速度検出器32に
出力する。ここで、サーボエラー信号が0になったとき
における可変クロックは、ディスク1からのデータの再
生レートに同期することになるから、この可変クロック
の周波数から、再生レート、即ち、光ピックアップ3
が、ディスク1にアクセスしている位置の線速度を認識
することができる。
【0094】分周器27は、VCO24からの可変クロ
ックを分周比Mで分周し(可変クロックの周波数をfv
とするとき、その周波数をfv/Mとし)、位相比較器
28の一方の入力端子に供給する。また、位相比較器2
8の他方の入力端子には、分周器29の出力が供給され
るようになされており、分周器29は、OSC26の出
力を分周比Nで分周し、位相比較器28に供給する。
【0095】OSC26は、例えば、16.9344M
Hz(=44.1kHz×384)などの固定の周波数
のクロックである固定クロックを生成し、スイッチ25
の端子x、分周器29、および33に供給している。
【0096】従って、分周器29では、OSC26から
の固定クロックが分周比Nで分周され(固定クロックの
周波数をfcとするとき、その周波数がfc/Nとさ
れ)、位相比較器28に供給される。
【0097】位相比較器28は、分周器27と29との
出力どうしを比較し、その位相差を検出する。この位相
差は、LPF30でフィルタリングされ、スピンドルモ
ータ2の駆動信号として、ドライバ31に供給される。
ドライバ31は、LPF30からの駆動信号にしたがっ
て、スピンドルモータ2を回転駆動する。
【0098】なお、分周器27または29における分周
比MまたはNそれぞれは、マイコン20によって設定さ
れるようになされている。
【0099】スイッチ25は、クロック発生器17に接
続されており、従って、スイッチ25が、端子xまたは
yを選択したとき、クロック発生器17には、固定クロ
ックまたは可変クロックがそれぞれ供給される。クロッ
ク発生器17は、その入力信号に対応した周波数のシス
テムクロックを生成し、DSP10を構成する各ブロッ
クに供給するようになされている。即ち、クロック発生
回路17は、スイッチ25が端子xを選択しているとき
には、固定クロックにしたがって、16.9344MH
zのシステムクロックを生成し、また、スイッチ25が
端子yを選択しているときには、可変クロックにしたが
って、スピンドルサーボ信号処理回路18が出力するサ
ーボエラー信号を0にするようなシステムクロックを生
成し、DSP10を構成する各ブロックに供給する。
【0100】この結果、DSP10を構成する各ブロッ
クは、スイッチ25が端子xを選択しているときには、
16.9344MHzのシステムクロックに同期して、
また、スイッチ25が端子yを選択しているときには、
スピンドルサーボ信号処理回路18が出力するサーボエ
ラー信号を0にするようなシステムクロックに同期し
て、それぞれ動作することになる。
【0101】従って、スイッチ25が端子yを選択して
いる場合、ディスク1の回転にむらがあったとしても、
そのむらに追従するようにシステムクロックが変化する
ので、即ち、ディスク1の回転に追従して、DSP10
を構成する各ブロックが動作するので、例えば、外乱な
どにより、ディスク1の回転にむらが生じても、それに
同期した信号処理を行うことが可能となる。極端には、
例えば、ディスク1を、ユーザが手などを使って回転さ
せた場合などにおいても、信号処理が可能となる。
【0102】さらに、スイッチ25が端子yを選択して
いる場合には、分周器27または29における分周比M
またはNそれぞれを適当な値に設定することによって、
ディスク1から、データを所望の再生レートで再生する
ことが可能となる。
【0103】即ち、例えば、固定クロックに同期して、
ディスク1が回転駆動された場合に1倍速再生が行われ
るとすると、MとNとを同一の値としたときには、VC
O24が出力する可変クロックは、OSC26が出力す
る固定クロックの周波数と一致するようになり、その結
果、1倍速再生が行われるように、スピンドルモータ2
が回転駆動される。
【0104】また、固定クロックまたは可変クロックの
周波数を、それぞれFcまたはFvとすると、VCO2
4は、式Fc/N=Fv/Mを成立させるような周波数
Fvの可変クロックを出力することになるから、例え
ば、M/N=2としたときには、2倍速再生が行われる
ように、スピンドルモータ2が回転駆動される。
【0105】なお、スイッチ25は、マイコン20の制
御にしたがって、端子xまたはyのうちのいずれか一方
を選択するようになされている。即ち、マイコン20
は、固定の周波数のシステムクロックに同期してデータ
を再生する必要がある場合(例えば、ディスク1が、再
生レートが変化することによりワウフラッタが生じるオ
ーディオデータが記録されたオーディオCDなどの場合
(このワウフラッタを防止するためには、莫大な容量の
メモリが必要となる))には、スイッチ25に端子xを
選択させ、それ以外の場合には、端子yを選択させるよ
うになされている。
【0106】分周比MとNとは、上述したように、マイ
コン20によって設定されるようになされており、マイ
コン20は、この分周比MおよびNを適当な値に設定す
ることによって、スピンドルモータ2によるディスク1
の回転速度、即ち、ディスク1からのデータの再生速度
(光ピックアップ3が、ディスク1にアクセスしている
位置の線速度)を制御する。
【0107】即ち、マイコン20には、サブコード処理
回路13の出力が供給されるようになされており、サブ
コード処理回路13は、EFM復調回路13からのサブ
コードを処理することで、サブコード時間を求め、マイ
コン20に供給する。
【0108】マイコン20では、サブコード処理回路1
3からのサブコード時間に基づいて、光ピックアップ3
がディスク1にアクセスしている位置が認識され、その
位置が、最内周から限界半径Xまでの領域内または限界
半径Xから最外周までの領域内であるとき、それぞれC
AVまたはCLV方式で、ディスク1が回転駆動される
ように、分周比MおよびNが設定される。
【0109】具体的には、例えば、図4に示したよう
に、ディスク1を回転駆動させる場合には、式(10)
で説明したように、限界半径Xにおけるサブコード時間
は41.6分であるから、マイコン20は、サブコード
時間が0分(最内周)から41.6分までの間は、回転
速度が約4000rpmで一定となる線速度が得られる
ように、また、サブコード時間が41.6分から74.
2分(最外周(式(3))までの間は、再生レート(再
生速度)が16倍速となる線速度が得られるように、そ
れぞれ分周比MとNを設定し、分周器27と29に供給
する。
【0110】従って、この場合、スピンドルモータ2ま
たはDSP10の処理の限界が、図4に示したメカ系限
界線または信号処理系限界線でそれぞれ表されるとき、
上述したように、ディスク1を、効率良く回転駆動し、
そのデータの処理を行うことができる。
【0111】ところで、図7の実施例においては、速度
検出器32が設けられており、マイコン20には、この
速度検出器32の出力(MCUDT)が供給されるよう
になされている。速度検出器32には、上述したよう
に、VCO24の出力(VCOCK)(可変クロック)
が供給される他、OSC26から固定クロックが分周器
33を介して供給されるとともに、マイコン20からリ
ード信号MCULDおよびクロックMCUCKが供給さ
れるようになされている。そして、速度検出器32は、
VCO24が出力する可変クロックVCOCKを、所定
期間ごとにカウントし、そのカウント値MCUDTをマ
イコン20に供給するようになされている。
【0112】ここで、上述したように、可変クロック
は、ディスク1からのデータの再生レートに同期するか
ら、この可変クロックの周波数、即ち、所定期間におけ
る可変クロックのカウント値は、光ピックアップ3がデ
ィスク1にアクセスしている位置の線速度に対応してお
り、従って、可変クロックを所定期間ごとにカウントす
ることで、ディスク1の線速度を求めることができる。
【0113】そこで、マイコン20は、速度検出器32
の出力から、ディスク1の線速度を認識し、それが理想
値と異なる場合には、分周比MとNを補正することで、
ディスク1の線速度を理想値に一致させるようになされ
ている。
【0114】なお、以上のように、分周比MとNとを設
定することで、任意の再生速度による再生を行うことが
できるディスクドライブについては、本件出願人が先に
出願した、例えば、特願平7−241068号(あるい
は、欧州特許公開番号EP0714097−A)など
に、その詳細が記載されている。
【0115】次に、図8は、図7の速度検出器32の構
成例を示しており、図9は、そのタイミングチャートを
示している。
【0116】Dフリップフロップ42には、OSC26
が出力する固定クロックXTAL(図9(A))を、分
周器33(図7)において分周比L(例えば、L=8な
ど)で分周した分周信号XTW(図9(B))が供給さ
れるようになされており、このDフリップフロップ42
は、VCO24が出力する可変クロックVCOCK(図
9(C))のタイミング(例えば、その立ち上がりエッ
ジのタイミングなど)で、分周信号XTWをラッチする
ようになされている。
【0117】ここで、図9の実施例では、分周信号XT
W(図9(B))の周期は、固定クロックXTALの周
期を8倍にしたものであるが、分周信号XTWの周期
を、固定クロックXTALの周期の何倍にするかは特に
限定されるものではなく、例えば、可変クロックVCO
CKのカウント値の精度その他によって決定するように
することができる。
【0118】Dフリップフロップ42の出力は、Dフリ
ップフロップ43の入力端子Dと、ORゲートの一方の
入力端子に供給されるようになされており、Dフリップ
フロップ43では、Dフリップフロップ42における場
合と同様に、可変クロックVCOCK(図9(C))の
タイミングで、Dフリップフロップ43の出力がラッチ
され、ORゲート44の他方の入力端子に供給される。
【0119】ORゲート44では、Dフリップフロップ
42と43との出力のOR(論理和)が演算され、その
演算結果がロード信号LD(図9(D))として、カウ
ンタ45のリセット端子RSTおよびレジスタ47のロ
ード端子Loadに供給される。
【0120】カウンタ45は、例えば、4ビットのカウ
ンタで、そのクロック端子CKには、可変クロックVC
OCKが供給されるようになされている。そして、カウ
ンタ45は、そのクロック端子CKに供給される可変ク
ロックVCOCKをカウントし、その結果得られる4ビ
ットのカウント値(例えば、最上位ビットからQA,Q
B,QC,QD)(図9(E))を、そのリセット端子
RSTに供給されるロード信号LDのタイミング(例え
ば、その立ち下がりエッジのタイミングなど)でリセッ
トしながら、レジスタ47に出力する。
【0121】なお、カウンタ45が出力する4ビットの
カウント値(図9(E))は、4入力のNANDゲート
46にも供給されるようになされており、NANDゲー
ト46では、カウンタ45からの4ビットのカウント値
のNAND(論理積の否定)が演算され、カウンタ45
のイネーブル端子ENに供給されるようになされてい
る。カウンタ45は、そのイネーブル端子ENに1が入
力されているときには、可変クロックVCOCKのカウ
ントを行い、また、イネーブル端子ENに0が入力され
ているときには、そのカウント動作を停止するようにな
されており、従って、カウンタ45がオーバーフローし
そうなとき、即ち、図8の実施例では、カウント値が1
111B(Bは、その前の数字が2進数であることを表
す)となったとき、そのカウント値をそのまま保持する
ようになされている。
【0122】レジスタ47は、例えば、カウンタ45と
同様に、4ビットで構成されるレジスタで、そのロード
端子Loadに供給されるロード信号LD(図9
(D))のタイミングで、カウンタ45が出力している
カウント値(図9(E))を読み込んで記憶する。この
結果、レジスタ47には、あるロード信号LDから次の
ロード信号までの間の可変クロックVCOCK(図9
(C))をカウントしたカウント値(図9(F))が記
憶されることになる。
【0123】レジスタ47に記憶されたカウント値は、
P/S(パラレル/シリアル)変換器48に出力され
る。P/S変換器48は、マイコン20から供給される
クロックMCUCKに同期して、レジスタ47から供給
されたパラレルデータとしてのの4ビットのカウント値
をシリアルデータMCUDTに変換し、そのシリアルデ
ータMCUDTを、マイコン20から供給されるロード
信号MCULDのタイミングで、マイコン20に供給す
る。
【0124】即ち、本実施例においては、マイコン20
と速度検出器32との間のインターフェイスは、例え
ば、シリアルインターフェイスとされており、P/S変
換器48では、線速度に対応する、所定期間における可
変クロックVCOCKのカウント値が、パラレルデータ
からシリアルデータに変換され、マイコン20に供給さ
れる。
【0125】次に、例えば、図4に示したようなマルチ
駆動法によりディスク1が回転駆動される場合の、図7
のディスクドライブの動作について、図10のフローチ
ャートを参照して、さらに説明する。
【0126】例えば、図示せぬ操作部が操作されること
により、ディスク1の再生が指令されると、ステップS
1において、マイコン20は、スイッチ25を制御する
ことにより、このスイッチ25を端子y側に切り換え
る。そして、ステップS2において、ディスク1の再生
が開始される。即ち、レーザダイオード4が発する光ビ
ームが、ディスク1に照射される。ディスク1では、こ
の光ビームが反射され、その反射光が、PD7で受光さ
れる。PD7では、ディスク1からの反射光が光電変換
されることにより、RF信号とされ、I/Vアンプ8お
よびRFイコライザ9を介して、DSP10に供給され
る。
【0127】DSP10では、RF信号が、PLLアシ
ンメトリ補正回路11およびEFM復調回路12で処理
され、その結果得られるサブコードがサブコード処理回
路13に供給される。サブコード処理回路13では、サ
ブコードからサブコード時間が検出され、マイコン20
に供給される。マイコン20では、このサブコード時間
が、ステップS3において受信される。
【0128】マイコン20において、サブコード時間が
受信されると、ステップS3からS4に進み、そのサブ
コード時間に基づいて、光ピックアップ3によるディス
ク1の再生位置(光ピックアップ3がアクセスしている
ディスク1の位置)が、限界半径Xより内周側である
か、または外周側であるかが、上述したようにして判定
される。
【0129】ステップS4において、光ピックアップ3
によるディスク1の再生位置が、限界半径Xより内周側
であると判定された場合、ステップS5に進み、マイコ
ン20において、CAV方式で、ディスク1を回転駆動
するように、分周比MとNが設定され、分周器27と2
9に供給される。そして、ステップS3に戻り、以下、
同様の処理が繰り返される。
【0130】一方、ステップS4において、光ピックア
ップ3によるディスク1の再生位置が、限界半径Xより
外周側であると判定された場合、ステップS6に進み、
マイコン20において、CLV方式で、ディスク1を回
転駆動するように、分周比MとNが設定され、分周器2
7と29に供給される。そして、ステップS3に戻り、
以下、同様の処理が繰り返される。
【0131】ここで、図4に示したように、限界半径X
より外周側において、CLV方式により、16倍速で、
ディスク1を回転駆動する場合には、分周比MとNとの
比(M/N)を16に設定すれば良いが、限界半径Xよ
り内周側において、CAV方式により、ディスク1を回
転駆動する場合には、分周比MとNとの比は、例えば、
次のようにして設定することができる。
【0132】即ち、分周比MとNとの比は、何倍速再生
を行うかによって決まり、また、何倍速再生かは、1倍
速再生時の線速度の何倍の線速度かによって決定され
る。CAV方式では、回転速度が既知であるから(図4
における場合には、上述したように、4151.9rp
m)、再生位置の半径(回転中心から再生位置までの距
離)が分かれば、その再生位置における線速度を求める
ことができる。
【0133】一方、再生位置の半径は、サブコード時間
から求めることができ、従って、所定の回転速度で、デ
ィスク1を回転させるための、ある再生位置における線
速度は、サブコード時間から求めることができる。
【0134】即ち、例えば、いま、サブコード時間をt
と、求めるべき線速度をνと、最内周のトラックの半径
をDと、最内周から再生位置までの間のトラック数をn
と、トラックピッチをδと、それぞれ表すとき、式
(2)における場合と同様の近似を行うことで、次式が
成立する。
【0135】 t=(2π/ν)(nD+(2n2δ/2)) ・・・(15)
【0136】また、サブコード時間がtである場合の再
生位置の半径をrと表すと、式r=D+nδが成立する
から、この関係を用いて、式(15)からnを消去する
と、次のようになる。
【0137】 t=(π/(δν))(r2−D2) ・・・(16)
【0138】従って、サブコード時間がtである場合の
再生位置の半径rは、次式により求めることができる。
【0139】 r=((1/π)δνt+D21/2 ・・・(17)
【0140】一方、CAV方式における回転速度をφと
すると、半径rの位置における線速度νは、次式で求め
ることができる。
【0141】 ν=2πrφ ・・・(18)
【0142】式(17)および(18)から、半径rを
消去することにより、サブコード時間tから、そのサブ
コード時間tが得られる再生位置における、ディスク1
の回転速度をφとするための線速度νを求めることがで
き、マイコン20は、ステップS5において、このよう
にしてサブコード時間tから求められる線速度νにした
がって、分周比MとNとの比を設定するようになされて
いる。
【0143】ここで、サブコード時間tが得られるごと
に、式(17)および(18)から線速度νを求めても
良いが、このような計算をあらかじめ行っておき、マイ
コン20には、サブコード時間tと線速度νとの対応関
係を記述したテーブルを記憶させておくようにすること
も可能である。この場合、サブコード時間tから、即座
に、線速度νを得ることが可能となる。
【0144】なお、図4や図5に示したメカ系限界線お
よび信号処理系限界線は1つの例であり、このメカ系限
界線または信号処理系限界線は、スピンドルモータ2ま
たはDSP10などによってそれぞれ決まるものである
から、ディスクドライブにあらかじめ認識させておくこ
とができ、マイコン20では、このメカ系限界線または
信号処理系限界線それぞれに基づいて、CAVまたはC
LV方式でディスク1を回転駆動するときの回転速度ま
たは線速度が設定されるようになされている。
【0145】また、限界半径Xは、メカ系限界線と信号
処理系限界線との交点であり、これらの限界線から求め
ることができる。従って、限界半径Xにおけるサブコー
ド時間tも、マイコン20によって、これらの限界線か
らあらかじめ求めることができる。
【0146】但し、図4や図5で説明した、限界半径X
におけるサブコード時間tは、ディスク1の規格が、図
1で説明したようなものである場合の値であり、従っ
て、この規格に一致しないディスクについては、限界半
径Xにおけるサブコード時間tも、上述した値には一致
しない。しかしながら、図1で説明した規格は、オーデ
ィオCDやCD−ROMなどについて一般的なものであ
り、この規格から大きくずれたディスクが出現しない限
りは、図1で説明した規格に基づいて、限界半径Xにお
けるサブコード時間tを求めても、特に問題はない。
【0147】さらに、図10においては、このサブコー
ド時間tに基づいて、再生位置が限界半径Xの内周側で
あるか、または外周側であるかを判定するようにした
が、再生位置は、その他、例えば、次のようにして判定
するようにすることも可能である。即ち、例えば、ディ
スクドライブのメカ系限界線と信号処理系限界線とが図
4に示したようなものである場合には、CAV方式でデ
ィスク1を回転駆動したときに、線速度が、16倍速に
対応する速度となる半径が、限界半径Xとなる。そこ
で、マイコン20に、ステップS3おいて、速度検出器
32から線速度を受信させ、その線速度が16倍速に対
応する速度となる場合に、再生位置が限界半径Xの位置
にあるとして、ディスク1の回転駆動の方式を、CAV
またはCLV方式に切り換えさせるようにすることがで
きる。
【0148】次に、図11は、本発明を適用したディス
クドライブの他の構成例を示している。なお、図中、図
7における場合と対応する部分については、同一の符号
を付してある。即ち、このディスクドライブは、FG
(Frequency Generator)51、FG周波数制御回路5
2、およびスイッチ53が新たに設けられている他は、
図7のディスクドライブと同様に構成されている。
【0149】FG51は、スピンドルモータ2の回転速
度に対応した信号(FGパルス)を発生し、FG周波数
制御回路52に供給するようになされている。FG周波
数制御回路52は、FG51の出力から、スピンドルモ
ータ2の回転速度を認識し、その回転速度が、メカ系限
界線に沿ったものとなるように、スピンドルモータ2を
回転駆動させるためのドライブ信号を生成して、スイッ
チ53の端子xに出力するようになされている。スイッ
チ53は、マイコン20の制御にしたがって、端子xま
たはyのうちのいずれか一方を選択するようになされて
いる。なお、スイッチ53の端子yには、LPF30の
出力が供給されるようになされている。
【0150】以上のように構成されるディスクドライブ
においては、再生位置が、最内周から限界半径Xまでの
領域内にあるとき、マイコン20によって、スイッチ5
3が端子x側を選択するように制御される。従って、こ
の場合、ドライバ31には、FG周波数制御回路52か
ら、スイッチ53を介して、回転速度がメカ系限界線に
沿ったものとなるようなドライブ信号が供給され、その
結果、ディスク1は、メカ系限界線にしたがって、CA
V方式で回転駆動される。
【0151】一方、再生位置が、限界半径Xから最外周
までの領域内にあるとき、マイコン20によって、スイ
ッチ53が端子y側を選択するように制御される。以
下、マイコン20においては、図7における場合と同様
の制御が行われ、その結果、ディスク1は、信号処理系
限界線にしたがって、CLV方式で回転駆動される。
【0152】次に、図12を参照して、マルチ駆動法を
用いる場合における、トラバース中のスピンドルモータ
2の制御方法について説明する。なお、図12におい
て、その横軸は、ディスク1の中心からの距離(半径)
を表し、縦軸は、回転速度を表している(上述した図2
乃至図5も同様)。また、図12は、メカ系限界線と信
号処理系限界線が、例えば、図4に示したようなもので
ある場合における、再生位置(ディスク1の中心からの
距離)と、ディスク1の回転速度との関係を表してい
る。
【0153】まず、最内周から限界半径Xまでの領域内
においては、上述したように、CAV方式でディスク1
が回転駆動されるため、その回転速度は常に一定であ
る。従って、この領域内でトラバースが行われる場合に
は、内周から外周方向(F)および外周から内周方向
(R)のいずれのトラバースにおいても、そのトラバー
スの間に低下した回転速度を元に戻すだけの加速を、デ
ィスク1に与えるように、スピンドルモータ2を制御す
れば良い。従って、この場合、トラバース後に、データ
の再生を、即座に開始することができ、また、トラバー
スのために大きな電力が消費されることもない。
【0154】次に、限界半径Xから最外周までの領域内
においては、上述したように、CLV方式でディスク1
が回転駆動されるため、その線速度は常に一定である
が、回転速度は、外周側ほど低下する。従って、この領
域内でトラバースが行われる場合には、そのトラバース
前後の再生位置における回転速度どうしの差に対応する
だけの加速または減速を、ディスク1に与える必要があ
る。
【0155】即ち、内周から外周方向(F)にトラバー
スを行う場合においては、トラバース後の位置における
回転速度を、トラバース前の位置における回転速度より
低下させる必要があるから、その低下させる必要のある
回転速度に対応する減速を、ディスク1に与えるよう
に、スピンドルモータ2を制御する必要がある。
【0156】また、外周から内周方向(R)にトラバー
スを行う場合においては、トラバース後の位置における
回転速度を、トラバース前の位置における回転速度より
上昇させる必要があるから、その上昇させる必要のある
回転速度に対応する加速を、ディスク1に与えるよう
に、スピンドルモータ2を制御する必要がある。
【0157】従って、CLV方式で回転駆動される領域
においては、CAV方式における場合に比較して、上述
のような減速や加速を行うための時間だけ、トラバース
後の再生が遅れることになり、また、そのための電力も
消費されることになる。しかしながら、マルチ駆動法に
よる場合には、図2で説明した、ディスク1を、その全
体の領域に亘ってCLV方式で回転駆動する場合に比較
して、ディスク1の回転速度の差の最大値が小であり、
その結果、全体をCLV方式で駆動する場合に比較し
て、トラバース後に再生を開始するまでの時間の短縮化
を図り、また、そのための消費電力も低減することがで
きる。
【0158】なお、このことは、CAV方式で回転駆動
される領域と、CLV方式で回転駆動される領域との間
に亘ってトラバースが行われる場合も同様である。
【0159】以上、本発明を、ディスク1が、オーディ
オCDやCD−ROMなどの光ディスクであるとして、
このディスク1をドライブするディスクドライブに適用
した場合について説明したが、本発明は、光ディスクの
他、光磁気ディスクや、相変化ディスク、磁気ディスク
その他のディスク状の記録媒体をドライブするあらゆる
ディスクドライブに適用可能である。
【0160】なお、本実施例では、ディスク1からデー
タを再生する場合について説明したが、本発明は、ディ
スク1にデータを記録する場合についても適用可能であ
る。
【0161】また、本実施例においては、マイコン20
において、サブコード時間が得られるごとに、分周比M
とNとの比を設定するようにしたが、この比の設定は、
その他、例えば、所定の数のサブコード時間が得られる
ごとに設定したり、また、所定の時間ごとに設定したり
するようにすることなども可能である。
【0162】さらに、本実施例では、ディスク1を内周
側と外周側とに分け、内周側(限界半径Xより内周側)
または外周側(限界半径Xより外周側)を、それぞれC
AVまたはCLV方式で回転駆動するようにしたが、こ
の内周側や外周側は、メカ系限界線および信号処理系限
界線を越えないように回転駆動するのを条件として、そ
の他の駆動方式により回転駆動するようにすることが可
能である。
【0163】即ち、例えば、図13に示すように、内周
側は、上述の場合と同様にCAV方式で回転駆動し、外
周側は、所定の領域ごとに回転速度を変えるMCLV
(Modefied CLV)方式などで回転駆動するようにするこ
とができる。
【0164】また、本実施例では、ディスク1を内周側
と外周側との2つの領域に分け、それぞれをCAVとC
LV方式とで回転駆動するようにしたが、その他、例え
ば、図14に示すように、ディスク1を、内周側、中
間、または外周側の3つの領域に分け、それぞれをCA
V,CLV,またはCAV方式などで回転駆動するよう
にすることも可能である。さらに、この場合、3領域と
も異なる駆動方式により、回転駆動するようにすること
も可能である。
【0165】但し、いずれにしても、メカ系限界線およ
び信号処理系限界線を越えないように回転駆動する必要
があり、また、メカ系限界線および信号処理系限界線に
沿って回転駆動する場合が、最も効率が良い。
【0166】さらに、本実施例では、サブコード時間か
ら、再生位置を認識するようにしたが、その他、例え
ば、ディスク1に、セクタアドレスなどの位置情報が記
録されている場合には、その位置情報から、再生位置を
認識するようにすることも可能である。
【0167】
【発明の効果】請求項1に記載のディスク駆動装置およ
び請求項9に記載のディスク駆動方法によれば、記録媒
体の中の第1または第2の領域にアクセスしているとき
に、記録媒体が、第1または第2の駆動方法でそれぞれ
回転駆動される。従って、記録媒体を、効率良く回転駆
動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象となるディスク1の構成例を示す
平面図である。
【図2】ディスク1を、メカ系限界線を越えない範囲
で、CLV方式で回転駆動する場合を説明するための図
である。
【図3】ディスク1を、信号処理系限界線を越えない範
囲で、CAV方式で回転駆動する場合を説明するための
図である。
【図4】本発明によるマルチ駆動法により、ディスク1
を回転駆動する場合を説明するための図である。
【図5】本発明によるマルチ駆動法により、ディスク1
を回転駆動する場合を説明するための図である。
【図6】マルチ駆動法によりディスク1を回転駆動する
ディスクドライブの第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】図6のディスクドライブのより詳細な構成例を
示すブロック図である。
【図8】図7の速度検出器32の構成例を示すブロック
図である。
【図9】図8の速度検出器32の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図10】図7のディスクドライブの動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】マルチ駆動法によりディスク1を回転駆動す
るディスクドライブの第2実施例の構成を示すブロック
図である。
【図12】マルチ駆動法を用いる場合における、トラバ
ース中のスピンドルモータ2の制御方法を説明するため
の図である。
【図13】本発明によるマルチ駆動法により、ディスク
1を回転駆動する場合を説明するための図である。
【図14】本発明によるマルチ駆動法により、ディスク
1を回転駆動する場合を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ディスク, 2 スピンドルモータ, 3 光ピッ
クアップ, 4 レーザダイオード, 5 対物レン
ズ, 6 ビームスプリッタ, 7 PD, 8I/V
アンプ, 9 RFイコライザ, 10 DSP, 1
1 PLLアシンメトリ補正回路, 12 EFM復調
回路, 13 サブコード処理回路,14 RAM,
15 エラー訂正回路, 16 デインターリーブ回
路, 17 クロック発生器, 18 スピンドルサー
ボ信号処理回路, 20 マイコン, 22 光学系サ
ーボ信号処理回路, 23 LPF, 24 VCO,
25 スイッチ, 26 OSC, 27 分周器,
28 位相比較器, 29 分周器, 30 LPF,
31 ドライバ, 32 速度検出器, 33分周
器, 42,43 Dフリップフロップ, 44 OR
ゲート, 45カウンタ, 46 NANDゲート,
47 レジスタ, 48 P/S変換器, 51 F
G, 52 FG周波数制御回路, 53 スイッチ,
101RFアンプ, 102 信号処理LSI, 1
03 位置情報検出部, 104スピンドルサーボ制御
回路, 105 線速度設定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体を回転駆動するデ
    ィスク駆動装置であって、 前記記録媒体を回転駆動する駆動手段と、 前記記録媒体にアクセスするためのアクセス手段と、 前記アクセス手段が、前記記録媒体の中の第1または第
    2の領域にアクセスしているときに、前記記録媒体を、
    第1または第2の駆動方法でそれぞれ回転駆動するよう
    に、前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1または第2の領域は、前記記録
    媒体の内周側または外周側の領域であることを特徴とす
    る請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記アクセス手段が前
    記記録媒体の内周側または外周側の領域をアクセスして
    いるときに、前記記録媒体をCAV(Constant Angular
    Veocity)またはCLV(Constant Lenear Velocity)
    方式でそれぞれ回転駆動するように、前記駆動手段を制
    御することを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1または第2の駆動方法は、それ
    ぞれCAV(Constant Angular Veocity)またはCLV
    (Constant Lenear Velocity)方式であることを特徴と
    する請求項1に記載のディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体を、CAV方式で回転駆動
    したときに、信号処理系が対応可能な、最大の線速度の
    半径を、限界半径とするとき、 前記第1の領域は、前記記録媒体の最内周から前記限界
    半径までの領域であり、前記第2の領域は、前記限界半
    径から最外周までの領域であることを特徴とする請求項
    4に記載のディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体には、時間を表す時間情報
    が記録されており、 前記制御手段は、前記時間情報に基づいて、前記アクセ
    ス手段が前記記録媒体にアクセスしている位置を認識す
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記アクセス手段がアクセスしている前
    記記録媒体の位置における線速度を検出する線速度検出
    手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記線速度検出手段により検出される
    前記線速度に基づいて、前記アクセス手段が前記記録媒
    体にアクセスしている位置を認識することを特徴とする
    請求項1に記載のディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 固定の周波数のクロックである固定クロ
    ックを生成する固定クロック生成手段と、 可変の周波数のクロックである可変クロックを生成する
    可変クロック生成手段と、 前記アクセス手段が、前記記録媒体にアクセスしている
    位置の線速度の、前記可変クロックに対するエラーを検
    出するエラー検出手段と、 前記固定クロックを分周する固定クロック分周手段と、 前記可変クロックを分周する可変クロック分周手段とを
    さらに備え、 前記可変クロック生成手段は、前記エラー検出手段より
    出力される前記エラーに対応する周波数の前記可変クロ
    ックを生成し、 前記駆動手段は、前記固定クロック分周手段と可変クロ
    ック分周手段との出力の差分に基づいて、前記記録媒体
    を回転駆動し、 前記制御手段は、前記固定クロック分周手段および可変
    クロック分周手段の分周比を設定することにより、前記
    駆動手段に、前記記録媒体を第1または第2の駆動方法
    で回転駆動させることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ィスク駆動装置。
  9. 【請求項9】 ディスク状の記録媒体を回転駆動するデ
    ィスク駆動方法であって、 前記記録媒体の中の第1または第2の領域にアクセスし
    ているときに、前記記録媒体を、第1または第2の駆動
    方法でそれぞれ回転駆動することを特徴とするディスク
    駆動方法。
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