JP3956421B2 - ディスク再生装置の信号処理回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD(コンパクトディスク)やMD(ミニディスク)と称されるディジタル・オーディオ・ディスク等の情報記録ディスク(以下、単にディスクと称する)を再生するディスクプレーヤ等のディスク再生装置の信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル・オーディオ・ディスク、たとえばCD方式のディスクでは、EFM(Eight to Fourteen Modulation) と呼ばれる変調方式が採られている。このEFM信号を復調する際には、ディスクから読み取ったRF信号を波形整形することによって得られる2値のパルス列信号に基づいてクロック(以下、再生クロックと称する)を生成し、この再生クロックを用いて復調処理が行われる。この再生クロックの生成には、一般的に、PLL(Phase Locked Loop)回路が用いられている。
【0003】
近年、このPLL回路についても、発振周波数が広範囲に亘る周波数帯域で使用可能であることが要求されてきている。
たとえば現在、CD−ROM市場はより高速再生化へ進んでおり、CD−ROM用の信号処理LSI(たとえばDSP)では、1倍速からより高速再生を実現する超高速のn倍速、たとえば16倍速や24倍速等まで対応可能なものが要求されている。CD−ROM用信号処理LSIでは、必要な発振周波数を得るためには、最大発振周波数に高い電圧制御発振器(VCO;Voltage Controlled Oscillator )を内蔵する必要がある。
【0004】
図7は、上述した再生クロックの生成に用いられるPLL回路の基本的な構成例を示すブロック図である。
図7において、クリスタル発振子41の発振周波数(たとえば16.9344MHz)はプリスケーラ42で1/M(Mは整数)に分周され、位相比較器43の一入力となる。位相比較器43は、VCO44の発振周波数をプリスケーラ45で1/N(Nは整数)に分周して得られる周波数信号を他入力とし、両周波数信号の位相を比較しその位相差信号を出力する。この位相差信号は、ローパスフィルタ(LPF)46を経てVCO44の制御電圧となる。VCO44は、この制御電圧に応じて発振周波数が変化する。このVCO44の発振出力は、最終的に得る再生クロックPLLCKのL(整数)倍の基準クロックとして導出されるとともに、プリスケーラ45を経て位相比較器43の他入力となる。
この回路構成では、位相比較器43の2つの入力信号の位相が一致するように回路が動作し、その結果、2つの入力信号の周波数も一致することになる。
【0005】
なお、クリスタル発振子41の発振周波数16.9344MHzはサンプリング周波数fsをCD方式と同じ周波数、すなわち44.1kHzとした場合、384×fsとなる。
さらに、再生クロックPLLCKの周波数を4.3218MHzとすると、4.3218MHzはCD方式でEFM信号をPWM変調するときのチャネルクロック周波数であり、この3周期から11周期まで1周期ステップでEFM信号はPWM変調されている。
【0006】
このチャネルクロックのL倍の周波数を持つ基準クロックは、ディジタルPLL回路52に与えられる。このディジタルPLL回路52は、周波数エラー計測回路47、ローパスフィルタ48、位相エラー計測回路49、加算器50およびディジタルVCO51からなり、基準クロックに基づいて再生クロックPLLCKを発生するとともに、この再生クロックPLLCKに対するEFM信号の周波数エラーおよび位相エラーを検出し、その周波数エラーおよび位相エラーに基づいて再生クロックPLLCKの周波数および位相を制御する構成となっている。
ここで、EFM信号は、ディスクから読み取られたRF信号が波形整形によって2値化されて得られる信号である。この2値化信号は、チャネルクロックの周期をTとすると、nT(但し、nは3〜11の整数)で変化する信号である。
【0007】
ところで、このディジタルPLL回路52は、各倍速の基準周波数に対して±5%のキャプチャレンジを有する。
図8は、このディジタルPLL回路52の1倍速、2倍速、3倍速および4倍速の各動作速度時のキャプチャレンジを示す図である。
【0008】
ここでたとえばディスクから読み出したRF信号の周期を計測するための再生クロックPLLCK(1倍速の時、4.3218MHz)で考えると、ディジタルPLL回路が有するキャプチャレンジは、次式で与えられる。
【0009】
【数1】
【0010】
したがって、上述した構成では、ディスクの回転がこの範囲以外の時、PLLはロックせず、±5%に入るまで待たなければならなかった。
すなわち、図8に示すように、1倍速(4.3218MHz±5%)、2倍速(8.6436MHz±5%)、4倍速(17.2872MHz±5%)といったように、固定の基準周波数から±5%の範囲内でPLLがロックし、それ以外の範囲でロックしない(図中、PLL Unlocck で示す範囲)。
【0011】
このような特性を有する図7の回路では、たとえば屋外でのCDプレーヤの使用状態において、ディスクの回転方向又は反回転方向にプレーヤ本体を回転させた場合、回転運動の慣性のためピックアップとの相対速度が大きくずれることにより、スピンドルの回転速度が目標速度より大きくずれ、キャプチャー/ロックレンジ±fの中に入らなくなるため、PLLのロックが外れ、音楽が途絶えるなど、回転性外乱に弱く、また、高速アクセスに弱い等の不利益があった。
【0012】
そこで、出願人は、基準周波数をディスクの回転速度に追従させた信号処理回路を提案した(特願平6−291459号)。
この回路は、図9に示すように、回転速度計測回路53で、EFM信号に基づいてスピンドルモータの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーを0にする制御信号を発生し、この制御信号を、ローパスフィルタ54で高い周波数成分をカットしてVCO55にその制御電圧として供給する。そして、アナログPLL回路40に基準周波数を与える手段としてVCO55を用い、このVCO55に対してスピンドルの回転速度の基準速度に対する速度エラーに応じた制御電圧を与える一方、このVCO55によって与えられる発振周波数に基づいてアナログPLL回路40で基準クロックPLLCK×Lを発生するとともに、この基準クロックに基づいてディジタルPLL回路52で再生クロックPLLCKを発生するように構成されている。
【0013】
この回路では、VCO55およびアナログPLL回路40内のVCO44共にスピンドルの回転数に比例して発振周波数が変化することになる。すなわち、回転が遅くなれば基準周波数は低くなり、速くなれば高くなる。
このように、基準周波数が回転速度に追従することと、ディジタルPLL回路52が基準周波数に対して±5%のキャプチャレンジを有することで、図10に示すように、システム全体として非常に広いキャプチャレンジのPLL回路を実現でき、いかなる回転速度でも追従可能となった。
【0014】
その結果、たとえば屋外でのディスクプレーヤの使用状態において、ディスクの回転方向または反回転方向にプレーヤ本体を回転させた場合とか、アクセス時に大きなトラックジャンプが発生した場合等、スピンドルの回転速度が目標値に対して大きくずれるような場合であっても、PLLのロックが殆ど外れることがないため、常にデータを読むことができるとともに、高速アクセルが可能となるという利点を有する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図9のいわゆるワイドキャプチャシステムを採用した回路では、アクセス等でPLLが一旦外れると、図11に示すように、VCO55を制御するための回転速度計測回路53の出力信号S53はハイレベル(H)またはローレベル(L)の意味のない信号となる。
このため、後段のLPF54の出力信号S54の波形は、過渡期間を経てハイレベルまたはローレベルに固定となる。
この信号S54はVCO55の制御電圧であるが、この制御電圧がハイレベルまたはローレベルに固定となると、VCO55の発振周波数としては最小もしくは最大となる。
図9に回路では、この発振クロックが内部のマスタクロックとなるため、所望する発振周波数とかけ離れた位置からPLLの引き込み動作に入ることになる。
一方、ここで使用されるLPF54の時定数が大きいことも重なって、図11に示すようにVCO55の発振周波数が所望の値に達するのにmsオーダの長い時間が必要であった。
すなわち、ピックアップが目的のトラックへ着地してからPLLの引き込みが終了しロックするまでに時間がかかっていた。
これを解決するため、マイコン等からトラバース中にパルスを注入して回転追従PLL回路のVCOの発振周波数を制御する構成がとられていたが、LSIの固体差や使用環境によるVCOの特性変化が大きく、一概に制御することは困難であった。
【0016】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転性外乱や高速アクセスに強いことはもとより、アクセス時間の向上を図れるディスク再生装置の信号処理回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、ディスクからの再生信号に同期した再生クロックを生成し、この再生クロックに基づいて前記再生信号に対する信号処理を行うディスク再生装置の信号処理回路であって、前記再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーに応じた第1の制御信号を発生する回転速度計測手段と、所定周波数の第1の基準クロックを発生する第1の発振手段と、前記第1または第2の制御信号に応じて発振周波数が変化する第2の発振手段と、前記第1の発振手段による第1の基準クロックと前記第2の発振手段の発振信号との位相差を検出し、検出結果に応じた前記第2の制御信号を発生する位相比較手段と、前記第2の発振手段の発振周波数に基づいて所定周波数の第2の基準クロックを発生する第1のPLL回路と、前記第2の基準クロックに基づいて前記再生クロックを発生し、この再生クロックに対する前記再生信号の周波数エラーおよび位相エラーを検出し、その周波数エラーおよび位相エラーに基づいて前記再生クロックの周波数および位相を制御する第2のPLL回路と、再生時には前記回転速度計測手段による第1の制御信号を前記第2の発振手段に入力させ、アクセス時には前記位相比較手段による第2の制御信号を前記第2の発振手段に入力させる制御信号切換手段とを有する。
【0018】
また、本発明では、前記制御信号切換手段は、第3の制御信号に基づいて前記第2の発振手段と前記回転速度計測手段による第1の制御信号の出力ラインまたは前記位相比較手段との接続切り換えを行うスイッチ手段と、再生またはアクセスの動作モードに応じて前記第3の制御信号を出力する制御手段とを有する。
【0019】
また、本発明では、前記第2の発振手段の発振出力を可変分周比にて分周して前記位相比較手段に入力させる分周手段を有し、前記制御手段は、少なくともアクセス時に前記分周手段の分周比を設定する。
前記制御手段は、アクセス情報に基づいてアクセス先における再生速度を予測し、予測速度に応じて前記分周手段の分周比を設定する。
【0020】
また、本発明では、前記スイッチ手段は、アクセス時に前記位相比較手段の出力信号を反転させて前記第2の発振手段に入力させる反転回路を有する。
【0021】
また、前記制御信号切換手段と前記第2の発振手段との間に所定の時定数に設定されたローパスフィルタを有する。
【0022】
本発明の信号処理回路によれば、回転速度計測手段は、ディスクからの再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーを0にするような第1の制御信号を、第2の発振手段たとえばVCOにその制御電圧として与える。これにより、第2の発振手段はディスクの回転数に比例して発振周波数が変化する。この第2の発振手段の発振周波数は第1のPLL回路の基準周波数となる。第1のPLL回路は、この基準周波数に基づいて基準クロックを発生し、第2のPLL回路はこの基準クロックに基づいて周波数および位相の制御を行いつつ再生クロックを発生する。
【0023】
一方、アクセス時には、たとえば制御手段の制御に基づきスイッチ手段により第2の発振手段への制御信号が第1の制御信号から位相比較手段による第2の制御信号に切り換えられる。
すなわち、アクセス時には第1および第2の発振手段、位相比較手段、あるいはこれらに加えて可変分周手段やLPFにより逓倍のPLL回路が構成される。これにより、第2の発振手段の発振周波数が、たとえば制御手段で、アクセス情報に基づいて予測されるアクセス先における再生速度に追従するようになる。
したがって、目標トラックへの到達(着地)後のPLLの引き込み時間が短縮される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、たとえばCDプレーヤに適用された本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明は、CDプレーヤへの適用に限定されるものではなく、MDプレーヤなどディスクプレーヤ全般に適用し得るものである。
【0025】
図1は、本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の一実施例を示すブロック構成図である。
図1のCDプレーヤは、ディスク(CD)1、スピンドルモータ2、光学式ピックアップ(以下、単にピックアップと称する)3、I(電流)/V(電圧)アンプ8、RFイコライズ回路9、DSP(Digital Signal Processor)回路10、光学系サーボ信号処理回路20、クリスタル発振子21、LPF(ローパスフィルタ)22,23、アンプ24、ドライバ25、およびコントローラ30により構成されている。
【0026】
図1において、ディスク(CD)1はスピンドルモータ2によって回転駆動され、その記録情報は光学式ピックアップ(以下、単にピックアップと称する)3によって読み取られる。
ピックアップ3は、レーザダイオード4、このレーザダイオード4から発せられるレーザ光ビームをディスク1の信号記録面上に情報読取用光スポットとして集束させる対物レンズ5、ディスク1からの反射光ビームの進行方向を変える偏光ビームスプリッタ6、この反射光ビームを受光するフォトディテクタ7等によって構成され、スレッド送りモータ(図示せず)を駆動源としてディスク半径方向において移動自在に設けられている。
【0027】
ピックアップ3にはさらに、図示しないが、ディスク1の記録トラックに対して情報読取用光スポットをディスク半径方向において移動させるトラッキングアクチュエータと、対物レンズ5のその光軸方向において移動させるフォーカスアクチュエータとが内蔵されている。
このピックアップ3の出力信号は、I/Vアンプ8で電流信号から電圧信号に変換され、さらにRFイコライズ回路9で波形整形された後、DSP回路10に供給される。
【0028】
DSP回路10は、PLLアシンメトリ補正回路101、EFM復調回路102、サブコード復調回路103、RAM104、エラー訂正回路105、デ・インターリーブ回路106、回転速度計測回路107、発振器(OSC)108、プリスケーラ109,110,111,112,113,114,120,121,122、位相比較器115(PC2),123(PC1)、VCO116,124、スイッチ回路117,118,119、および第2のPLL回路としてのディジタルPLL回路125により構成されている。
また、位相比較器123(PC1)、VCO124、LPF23、およびプリスケーラ120〜122により第1のPLL回路が構成される。
【0029】
PLLアシンメトリ補正回路101は、アシンメトリ(asymmetry) の補正を行い、2値のEFM信号を得る。ここで、アシンメトリとは、RF信号のアイパターンの中心が振幅の中心からずれる状態を言う。PLLアシンメトリ補正回路101は、2値の信号エッジに基づいて再生クロックPLLCKを生成するPLL回路を内蔵している。
【0030】
EFM復調回路102は、PLLアシンメトリ補正回路101で得られたEFM信号を復調する。EFM復調後のデータはサブコード処理回路103に供給されるとともに、一旦RAM104に格納される。
サブコード処理回路103は、フレーム同期信号のすぐ後ろに入っている時間情報としてのサブコードを復調し、コントローラ30に供給する。
エラー訂正回路105は、エラー訂正・検出用のパリティに基づいて一旦RAM104に格納されたEFM復調後のデータのエラー訂正を行う。
デ・インターリーブ回路106は、CIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)のインターリーブを解き、L/Rchのオーディオ信号として出力するとともに、回転速度計測回路107に供給する。
【0031】
回転速度計測回路107は、EFM信号に基づいてスピンドルモータ2(以下、単にスピンドルと称する)の回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーを0にする制御信号(第1の制御信号)S107を発生し、スイッチ回路117および119に出力する。
【0032】
発振器108は、クリスタル発振子21の高精度の発振出力(周波数16.9344MHz)に基づいたクロック信号(第1の基準クロック)S108を発生する。
プリスケーラ109は、発振器108によるクロック信号S108の周波数を1/2に分周する。
プリスケーラ110は、プリスケーラ109で1/2に分周された発振器108によるクロック信号S108の周波数をさらに1/32に分周し、位相比較器115に供給する。
【0033】
プリスケーラ111は、VCO116の出力信号(第2の基準クロック)S116の周波数をコントローラ30からの制御信号KSL0,KSL1の指示に従って設定される整数K(たとえば1,2,4,8)に基づいて1/Kに分周し、プリスケーラ112および120に供給する。
プリスケーラ112は、プリスケーラ111で1/Kに分周されたVCO116の出力信号S116の周波数をさらに1/2に分周する。
プリスケーラ113は、プリスケーラ112で1/2に分周された信号の周波数を、コントローラ30からの制御信号VPCTL0,VPCTL1の指示に従って設定される整数L(たとえば1,2,3,4)に基づいて1/Lに分周する。
プリスケーラ114は、プリスケーラ113で1/Lに分周された信号の周波数を、コントローラ30からの8ビットの制御信号VP0〜VP7で設定される整数VPCTL0,VPCTL1の指示に従って設定される整数L(たとえばn(1〜256)に基づいて1/nに分周し、位相比較器115に供給する。
【0034】
位相比較器115は、発振器108の出力信号S108の周波数を1/64に分周した信号をリファレンス側の入力(Ref)、VCO116の発振周波数を1/K×1/2×1/L×1/nをバリアブル側の入力(Var)として、両入力信号の周波数信号の位相を比較することによりその位相差信号(第2の制御信号)S115をスイッチ回路117および119に出力する。
位相差信号S115は、リファレンス側に対してバリアブル側の周波数が低い場合にはハイレベル(H)で出力され、高い場合にはローレベル(L)で出力され、等しいときはハイインピーダンス(HiZ)で出力される。
【0035】
VCO116は、端子VPCOとVCTL間に接続された抵抗素子221およびキャパシタC221からなる外付けのLPF22で高い周波数成分がカットされた、回転速度計測回路107の出力信号S107または位相比較器115の出力信号S115を制御電圧として受けて、制御電圧に応じた周波数で発振する。
このVCO116の発振周波数は、トラバース以外の通常動作時にはディスク1の回転速度に追従し、トラバース時には後述するコントローラ30の制御に基づきピックアップ3の着地位置(目標トラック)の周波数、換言すれば目標トラックにおけるあらかじめ予測した再生速度に追従する。
【0036】
スイッチ回路117は、2つの入力端子a,bと1つの出力端子cを有している。入力端子aは回転速度計測回路107の信号S107の出力ラインに接続され、入力端子bは位相比較器115の信号S115の出力ラインに接続されており、コントローラ30からの制御信号ICAPがハイレベルの場合(トラバース以外の通常動作時)は出力端子cに入力端子aを接続し、コントローラ30からの制御信号ICAPがローレベルの場合(トラバース時)は出力端子cに入力端子bを接続する。なお、出力端子cはスイッチ回路118に接続されている。
【0037】
スイッチ回路118は、2つの入力端子a,bと1つの出力端子cを有している。入力端子aは反転回路118Aを介してスイッチ回路117の出力端子cに接続され、入力端子bはスイッチ回路117の出力端子cに直接接続されており、コントローラ30からの制御信号INV.VPCOがローレベルの場合(トラバース以外の通常動作時)は出力端子cに入力端子bを接続し、コントローラ30からの制御信号INV.VPCOがハイレベルの場合(トラバース時)は出力端子cに入力端子aを接続する。なお、出力端子cは外部端子VPCOに接続されている。
【0038】
スイッチ回路119は、2つの入力端子a,bと1つの出力端子cを有している。入力端子aは回転速度計測回路107の信号S107の出力ラインに接続され、入力端子bは位相比較器115の信号S115の出力ラインに接続されており、コントローラ30からの制御信号SPDCにより出力端子cとの接続状態が切り換えられるが、通常、制御信号SPDCはローレベルで供給され、出力端子cに入力端子bを接続する。なお、出力端子cは外部端子MDPを介してアンプ24の入力端子に接続されている。
【0039】
プリスケーラ120は、プリスケーラ111で1/Kに分周されたVCO116の出力信号S116の周波数をさらに1/Mに分周する。
プリスケーラ121は、VCO124の出力信号S124の周波数をコントローラ30からの制御信号KSL2,KSL3の指示に従って設定される整数K(たとえば1,2,4,8)に基づいて1/Kに分周し、プリスケーラ122およびディジタルPLL回路125に供給する。
プリスケーラ122は、プリスケーラ121で1/Kに分周されたVCO124の出力信号S124の周波数をさらに1/Nに分周する。
【0040】
位相比較器123は、VCO116の出力信号S116の周波数を1/K×1/Mに分周した信号をリファレンス側の入力(Ref)、VCO124の発振周波数を1/K×1/Nに分周した信号をバリアブル側の入力(Var)として、両入力信号の周波数信号の位相を比較することによりその位相差信号S123を外部端子PCOを介して外付けのLPF23に出力する。
【0041】
VCO124は、LPF23で高い周波数成分がカットされた位相比較器123の出力信号S123を制御電圧として受けて、制御電圧に応じた周波数で発振する。
【0042】
なお、LPF23は、外付けの抵抗素子R231〜R233およびキャパシタC231,C232、並びにDSP回路10内部のオペアンプ126を備えたアクティブフィルタにより構成されている。
【0043】
以上の構成において、トラバース以外の通常動作時には、コントローラ30の制御の下、回転速度計測回路107の出力信号S107がスイッチ回路117,118を通り、LPF22で高い周波数成分がカットされて制御電圧としてVCO116に供給され、このVCO116の出力信号S116が、プリスケーラ111,120,121、位相比較器123、LPF23、およびVCO124で構成されるアナログPLL回路に供給され、プリスケーラ121の出力信号がディジタルPLL回路125に供給される。
すなわち、トラバース以外の通常動作時には、図9に示すワイドキャプチャシステムを採用した回路と等価な回路が構成される。
なお、ディジタルPLL回路125は、図9に示す回路52と同様に構成されることから、ここではその詳細な説明は省略する。
【0044】
これに対して、トラバース時には、コントローラ30の制御の下、位相比較器115の出力信号S115がスイッチ回路117,118を通り、LPF22で高い周波数成分がカットされて制御電圧としてVCO116に供給される。
すなわち、トラバース時には、図2に示すように、発振器108、プリスケーラ111〜114、位相比較器115、スイッチ回路117,118、LPF22、およびVCO116で構成される完全に独立した逓倍のアナログPLL回路が構成される。
そして、この逓倍のアナログPLL回路によって、VCO116の発振周波数が、コントローラ30によりプリスケーラ113,114の分周値が制御されて、ピックアップ3の着地位置の周波数(目標トラックの再生速度)に追従するように制御される。
【0045】
なお、トラバース時に構成される図2に示す逓倍のアナログPLL回路においては、位相比較器115から出力される位相差信号S115は、上述したようにリファレンス側に対してバリアブル側の周波数が低い場合にはハイレベル(H)で出力され、高い場合にはローレベル(L)で出力され、等しいときはハイインピーダンス(HiZ)で出力される。
このとき、VCO116の発振周波数は、外部端子VCTLの電位が高い程低くなり、電位が低い程高くなる。
このため、図2に示すように単なる逓倍のアナログPLL回路として使用する場合、極性を反転する必要があることから、制御信号INV.VPCOがハイレベルに設定されるトラバース時には、スイッチ回路118で位相比較器115の出力信号S115のレベルを反転回路118Aで反転させている。
【0046】
実際には、位相比較器115の出力信号S115は、2本の信号VCOH,VCOLとして出力されることから、単なるインバータで反転させる構成ではなく、スイッチ回路118は、たとえば図3に示すような回路構成が採られる。
【0047】
具体的には、図3に示すように、3個のインバータINV1〜INV3、4個の2入力アンドゲートAND1〜AND4、2個の2入力オアゲートOR1,OR2、pチャネルMOSトランジスタPT1、およびnMOSトランジスタNT1により構成される。
【0048】
アンドゲートAND1の一方の入力端子が位相比較器115の信号VCOHの出力ラインに接続され、他方の入力端子がインバータINV1を介して制御信号INV.VPCOの入力ラインに接続されている。
アンドゲートAND2の一方の入力端子がインバータINV2を介して位相比較器115の信号VCOLの出力ラインに接続され、他方の入力端子が制御信号INV.VPCOの入力ラインに接続されている。
アンドゲートAND3の一方の入力端子が位相比較器115の信号VCOLの出力ラインに接続され、他方の入力端子がインバータINV1を介して制御信号INV.VPCOの入力ラインに接続されている。
アンドゲートAND4の一方の入力端子がインバータINV3を介して位相比較器115の信号VCOHの出力ラインに接続され、他方の入力端子が制御信号INV.VPCOの入力ラインに接続されている。
アンドゲートAND1,AND2の出力端子がオアゲートOR1の入力端子にそれぞれ接続され、アンドゲートAND3,AND4の出力端子がオアゲートOR2の入力端子にそれぞれ接続されている。
そして、電源電圧Vddの供給ラインと接地ラインとの間にpチャネルMOSトランジスタPT1およびnMOSトランジスタNT1が直列に接続されており、オアゲートOR1の出力端子がpチャネルMOSトランジスタPT1のゲート電極に接続され、オアゲートOR2の出力端子がnチャネルMOSトランジスタNT1のゲート電極に接続され、pチャネルMOSトランジスタPT1およびnMOSトランジスタNT1のドレイン同士の接続点が外部端子VPCOに接続されている。
【0049】
図4は、位相比較器115の出力信号VCOH,VCOLと図3の構成を有するスイッチ回路118を適用した場合の外部端子VPCOからの出力状態との関係を示す図である。
図4に示すように、制御信号INV.VPCOがハイレベル(H)であるトラバース時には、位相比較器115の出力信号VCOH,VCOLが共に論理「0」の場合にはローレベル(L)、信号VCOHが論理「0」、信号VCOLが論理「1」の場合には出力禁止状態(実際はあり得ない)、信号VCOHが論理「1」、信号VCOLが論理「0」の場合にはハイインピーダンス(HiZ)状態、信号VCOH,VCOLが共に論理「1」の場合にはハイレベル(H)となる。
【0050】
なお、光学系サーボ信号処理回路20は、ピックアップ3の動作に関連する各サーボ系、すなわち情報読取用光スポットをディスク1の記録トラックに追従させるためのトラッキングサーボ系、当該光スポットをディスク1の信号記録面上に常に集束させるためのフォーカスサーボ系およびピックアップ3のディスク半径方向における位置制御をなすためのスレッドサーボ系を制御するためのものである。
【0051】
コントローラ30は、システム全体の制御を行うとともに、サブコード処理回路103による時間情報としてのサブコードを受けて、アクセス動作であるトラバース以外の通常動作時には、信号ICAPをハイレベルでスイッチ回路117に出力し、信号INV.VPCOをローレベルでスイッチ回路118に出力し、また、プリスケーラ111、121の分周値の制御等を行う。
また、トラバース時には、信号ICAPをローレベルでスイッチ回路117に出力し、信号INV.VPCOをハイレベルでスイッチ回路118に出力するとともに、サブコード、アドレス情報ADR等に基づいて、トラバース中にVCO116の発振周波数をピックアップ3の着地位置の周波数、すなわち目標トラックの再生速度にあらかじめ制御すべく、分周値を制御する制御信号VPCTL0,CPCTL10を所定の値でプリスケーラ113に出力し、制御信号VP0〜VP7を所定の値でプリスケーラ114に出力する。
【0052】
以下に、トラバース時のコントローラ30におけるVCO116の発振周波数の予測方法について説明する。
近年、CD−ROMドライバでは、スピンドル2をCAV(Constant Angular Velocity /角速度一定)で制御する方法が主流になりつつある。
CLV(Constant Linear Velocity/線速度一定)でプリマスタードされたディスク1をCAVで制御した場合、ディスク1の内周と外周とでEFMの転送レートは変化する。
具体的には、最内周を1(絶対時間で0分のポイント)とすると最外周では役2.5倍(絶対時間で74分のポイント)となる。
VCO116の発振周波数は、EFMの転送レート(相対速度)に比例するので、アクセス先がディスク1のどの位置かで、ピックアップ3の着地後の再生速度の予測を行うことが可能であり、VCO116の発振周波数に換算することもできる。
ここで、スピンドル2の相対速度をRとすると、プリスケーラ114の分周値n(VP0〜VP7)およびプリスケーラ113の分周値L(VPCTL0,1)と相対速度Rとの間には、次の関係式が成り立つ(倍速モード設定時)。
【0053】
【数2】
R=〔(256−n)/32〕×2×(L+1)
n=256−〔32R/2(L+1)〕 …(2)
【0054】
次に、トラバース時(予測時)のコントローラ30の動作例を図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
今、ディスク1のあるポイントを10倍速で再生していたとする。ここで、アクセス命令が入力されて、飛び先の絶対時間がA分だと仮定する。
この場合、まずコントローラ30は絶対時間A分のポイントが何倍速(R)になるかを計算する(S1)。なお、計算する構成とする代わりに、テーブルを持っていて一意に決定するように構成することも可能である。
Rが求めることができたならば、次に、プリスケーラ114の分周値nを計算し、計算値に応じて8ビットの制御信号VP0〜VP7を設定する(S2)。
そして、VCO制御モード(トラバース制御モード)に切り換えて、制御信号ICAPをローレベルでスイッチ回路117に出力するとともに、制御信号INV.VPCOをハイレベルでスイッチ回路118に出力する(S3)。
これにより、図2に示すような、発振器108、プリスケーラ111〜114、位相比較器115、スイッチ回路117,118、LPF22、およびVC116で構成される完全に独立した逓倍のアナログPLL回路が構成される。
【0055】
また、VCO制御モード(トラバース制御モード)に切り換えた上で、DSP回路10のプリスケーラ114に計算値に応じて設定された制御信号VP0〜VP7を出力する(S4)。
その後は、通常のトラックジャンプルーチンを使用して、A分のポイントヘトラバースさせる(S5)。
そして、VCO制御モード(トラバース制御モード)から通常動作モードに切り換えて、制御信号ICAPをハイレベルでスイッチ回路117に出力するとともに、制御信号INV.VPCOをローレベルでスイッチ回路118に出力する(S6)。
これにより、図2に示すような、独立した逓倍のアナログPLL回路の構成ではなく、回転速度計測回路107の出力信号S107がLPF22を介してVCO116の制御電圧として供給され、VCO116の発振周波数は、ディスク1の回転速度に追従するようになり、広いキャプチャレンジのPLL回路が実現され、通常の再生動作が行われる。
【0056】
図6に、図1の回路のアクセス時の外部端子VPCO,VCTLにおける位相比較器の出力信号の状態を示す。
図6からわかるように、本実施例に係る信号処理回路にあっては、目標トラックへの到達(着地)後のPLLの引き込み時間が短縮される。
【0057】
以上説明したように、本実施例によれば、通常再生時には、回転速度計測回路107で、ディスクからの再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーを0にするような第1の制御信号S107を、第2の発振手段としてのVCO116にその制御電圧として与え、その発振出力をVCO124を含む第1のPLL回路の基準周波数として、第2のPLL回路としてのディジタルPLL回路125で周波数および位相の制御を行いつつ再生クロックを発生し、一方、アクセス時には、たとえばコントローラ30の制御に基づきスイッチ回路117,118によりVCO116への制御信号を位相比較器115の出力信号S115に切り換え、VCO116、位相比較器115,LPF23等を含む逓倍のPLL回路を構成して、VCO115の発振周波数が、コントローラ30でアクセス情報に基づいて予測されるアクセス先における再生速度に追従するようにしたので、回転性外乱や高速アクセスに強いことはもとより、LSIの固体差、温度変化に影響されない制御を行うことができ、目標トラックへの到達(着地)後のPLLの引き込み時間を短縮でき、アクセス時間の高速化を図ることができる。
また、たとえばCD−DAでは、ESP等で音つなぎのためにアクセスし、ターゲットからバッファリングを行うが、その開始時間が速くなり、その結果、パフォーマンスの向上を図れる利点がある。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転性外乱や高速アクセスに強いことはもとより、アクセス時間を短縮実現でき、またLSIの固体差、温度変化に影響されない制御を行うことができる。
また、たとえばCD−DAでは、ESP等で音つなぎのためにアクセスし、ターゲットからバッファリングを行うが、その開始時間が速くなり、その結果、パフォーマンスの向上を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の一実施例を示すブロック構成図である。
【図2】アクセス時に構成される逓倍のPLL回路を示す図である。
【図3】本発明に係る反転回路の一例を示す回路図である。
【図4】本発明が適用されるCDプレーヤの制御系の第2の実施形態を示す構成図である。
【図5】アクセス時のコントローラの制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1の回路のアクセス時の外部端子VPCO,VCTLにおける位相比較器の出力信号の状態を示す図である。
【図7】第1の従来例を示すブロック図である。
【図8】図7の回路のディジタルPLL回路の1,2,3,4倍速時のキャプチャレンジを説明するための図である。
【図9】第2の従来例を示すブロック図である。
【図10】図9の回路のディジタルPLL回路のキャプチャレンジを説明するための図である。
【図11】図9の回路のアクセス時の回転速度計測回路およびローパスフィルタの出力信号の状態を示す図である。
【符号の説明】
1…ディスク、2…スピンドルモータ、3…ピックアップ、10…DSP回路、101…PLLアシンメトリ補正回路、102…EFM復調回路、103…サブコード処理回路、104…RAM,105…エラー訂正回路、106…デ・インターリーブ回路、107…回転速度計測回路、108…発振器(OSC)、109,110,111,112,113,114,120,121,122…プリスケーラ、115(PC2),123(PC1)…位相比較器、116,124…VCO、117,118,119…スイッチ回路、125…ディジタルPLL回路、20…光学系サーボ信号処理回路、22,23…ローパスフィルタ(LPF)、30…コントローラ。
Claims (6)
- ディスクからの再生信号に同期した再生クロックを生成し、この再生クロックに基づいて前記再生信号に対する信号処理を行うディスク再生装置の信号処理回路であって、
前記再生信号に基づいてスピンドルの回転速度を検出し、基準速度に対する速度エラーに応じた第1の制御信号を発生する回転速度計測手段と、
所定周波数の第1の基準クロックを発生する第1の発振手段と、
前記第1または第2の制御信号に応じて発振周波数が変化する第2の発振手段と、
前記第1の発振手段による第1の基準クロックと前記第2の発振手段の発振信号との位相差を検出し、検出結果に応じた前記第2の制御信号を発生する位相比較手段と、
前記第2の発振手段の発振周波数に基づいて所定周波数の第2の基準クロックを発生する第1のPLL回路と、
前記第2の基準クロックに基づいて前記再生クロックを発生し、この再生クロックに対する前記再生信号の周波数エラーおよび位相エラーを検出し、その周波数エラーおよび位相エラーに基づいて前記再生クロックの周波数および位相を制御する第2のPLL回路と、
再生時には前記回転速度計測手段による第1の制御信号を前記第2の発振手段に入力させ、アクセス時には前記位相比較手段による第2の制御信号を前記第2の発振手段に入力させる制御信号切換手段と
を有するディクス再生装置の信号処理回路。 - 前記制御信号切換手段は、第3の制御信号に基づいて前記第2の発振手段と前記回転速度計測手段による第1の制御信号の出力ラインまたは前記位相比較手段との接続切り換えを行うスイッチ手段と、
再生またはアクセスの動作モードに応じて前記第3の制御信号を出力する制御手段と
を有する請求項1記載のディスク再生装置の信号処理回路。 - 前記第2の発振手段の発振出力を可変分周比にて分周して前記位相比較手段に入力させる分周手段を有し、
前記制御手段は、少なくともアクセス時に前記分周手段の分周比を設定する
請求項2記載のディスク再生装置の信号処理回路。 - 前記制御手段は、アクセス情報に基づいてアクセス先における再生速度を予測し、予測速度に応じて前記分周手段の分周比を設定する
請求項3記載のディスク再生装置の信号処理回路。 - 前記スイッチ手段は、アクセス時に前記位相比較手段の出力信号を反転させて前記第2の発振手段に入力させる反転回路
を有する請求項2記載のディスク再生装置の信号処理回路。 - 前記制御信号切換手段と前記第2の発振手段との間に所定の時定数に設定されたローパスフィルタ
を有する請求項1記載のディスク再生装置の信号処理回路。
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