【発明の詳細な説明】
5−HTレセプターアンタゴニストとしてのインドール誘導体
本発明は、薬理活性を有する化合物、その製法、該化合物を含有する組成物お
よびCNS障害の治療におけるそれらの使用に関する。
WO 94/04533[スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテ
ッド・カンパニー(SmithKline Beecham plc)]は、5HT2Cレセプターアン
タゴニスト活性を有すると記されているインドールおよびインドール誘導体を記
載している。この度、5HT2Cレセプターアンタゴニスト活性を有することが判
明した、構造的に異なる一連の化合物が見いだされた。本発明のある種の化合物
は、5HT2Bアンタゴニスト活性をも示す。5HT2C/2Bレセプターアンタゴニ
ストは、CNS障害、例えば、不安、鬱病、癲癇、強迫障害、片頭痛、アルツハ
イマー病、睡眠障害、拒食症および過食症などの食事障害、パニック性発作、コ
カイン、エタノール、ニコチンおよびベンゾジアゼピンなどの薬物乱用による禁
断症状、精神分裂症、ならびに脊髄損傷および/または頭部損傷、例えば水頭症
に付随する障害の治療において有用である可能性があると思われる。本発明化合
物は、IBSなどのある種のGI障害ならびに斑状性水腫および網膜症などの微
小血管疾患の治療において有用であるとも思われる。
したがって、第1の態様にて、本発明は、式(I):
[式中、
P1およびP2は、独立して、フェニル、芳香族または窒素、酸素または硫黄よ
り選択される3個までのヘテロ原子を含有する一部飽和の単環もしくは二環複素
環式環であり;
Aは、結合手、C1-6アルキルで置換されていてもよい原子数1〜5の鎖であ
るか、あるいはAは置換されていてもよいフェニルまたは窒素、酸素もしくは硫
黄より選択される3個までのヘテロ原子を含有する置換されていてもよい5ない
し7員複素環式環であり;
R1およびR2基は、各々、独立して、水素、NR12R13で置換されていてもよ
いC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、C1-6アルキルチオ、シ
アノ、ニトロ、ハロゲン、CF3、C2F5、NR12R13、CONR12R13、NR1 2
COR13、S(O)pNR12R13、CHO、OCF3、SCF3、COR14、CH2
OR14、CO2R14またはOR14(ここに、pは1または2であり、R12、R13
およびR14は、独立して、水素、C1-6アルキル、置換されていてもよいアリー
ルまたは置換されていてもよいアリールC1-6アルキルである)であり;
nおよびmは、独立して、0、1または2であり;
R3は、水素またはC1-6アルキルであり;
R4は、式(i):
(式中、
XおよびYは共に窒素であるか、一方が窒素であって、他方が炭素もし
くはCR5基であるか、または一方がCR5基であって、他方が炭素もしくはCR5
基であり;
R5、R6、R7およびR8基は、独立して、水素、1個またはそれ以上の
フッ素原子で置換されていてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シ
クロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-6アルコキシ、C2-6アルキニル、C3-6
シクロアルキルオキシ、C3-6シクロアルキル−C1-6アル
キル、C1-6アルキルチオ、C3-6シクロアルキルチオ、C3-6シクロアルキル−
C1-6アルキルチオ、C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、OCF3
、SCF3、SO2CF3、SO2F、ホルミル、C2-6アルカノイル、シアノ、置
換されていてもよいフェニルまたはチエニル、NR12R13、CONR12R13また
はCO2R14であるか(ここにR12、R13およびR14は、R1についての定義と同
じである)、またはR6およびR7は置換されていてもよい5または6員の炭素環
式または複素環式環の一部を形成し;
R9およびR10は、独立して、水素またはC1-6アルキルである)
で示される基であるか、または
R4は、式(ii):
(式中、XおよびYは共に窒素であるか、一方が窒素であって、他方がC
R5基であるか、またはXおよびYは共にCR5基であり、R5、R6、R7および
R8は、式(i)における定義と同じであり;および
R11は水素またはC1-6アルキルである)
で示される基であるか、または、
R4は、式(iii):
(式中、R6、R7、XおよびYは、式(i)についての定義と同じであり、
Zは、O、S、CH2またはNR15であり(ここにR15は水素またはC1-6アルキ
ルである)
で示される基を意味する]
で示される化合物またはその塩を提供するものである。
C1-6アルキル基は、単独または別の基の一部であっても、直鎖または分枝鎖
とすることができる。
適当には、Aは結合手またはC1-6アルキルで置換されていてもよい1〜5個
の原子の鎖である。かかる鎖は、例えば、(CH2)pXまたはX(CH2)p(ここに
pは1ないし4であり、XはCO、O、S(O)x(ここにjは0ないし2である
)であるか、またはAはNR、CONR、NRCO、NRCONR、CO、CH
(OH)、C1-6アルキル、CH=CH、CH=CF、CF=CF、O、S(O)x
(ここにxは1または2である)、NRまたはNRSO2(ここにRは水素また
はC1-6アルキルである)を包含する。好ましくは、Aは結合手または基CH2O
、OCH2またはOである。
適当には、Aは置換されていてもよいフェニル基または窒素、酸素または硫黄
より選択される3個までのヘテロ原子を含有する置換されていてもよい5もしく
は6員の複素環式環である。好ましくは、Aはチアゾリル、イソチアゾリル、オ
キサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピ
リミジルまたはピラジニルである。最も好ましくは、Aはチアゾリルである。A
がフェニルまたは複素環基である場合、任意の置換基は、前記した基R1および
R2を包含する。
尿素部を、環P2の炭素またはいずれか利用できる窒素原子に結合させること
ができる。炭素原子に結合させるのが好ましい。環P1およびP2が5員の芳香族
複素環式環である場合、適当な基はイソチアゾリル、イソオキサゾリル、チアジ
アゾリル、オキサジアゾリルおよびトリアゾリルを包含する。環P1およびP2が
6員の芳香族複素環式環である場合、適当な基は、例えば、ピリジル、ピリミジ
ルまたはピラミジルを包含する。P1およびP2基についての任意の置換基は、前
記した基R1およびR2を包含する。
Aが結合手である場合、P1は、好ましくは、フェニル、ピリジル、ピリミジ
ル、ピラジニルまたはピリダジニル、好ましくは、フェニルまたはピリジル、特
に3−ピリジルである。
Aが1ないし5個の原子数の鎖である場合、P1は、好ましくは、フェニルま
たはピリジルであり、P2は、好ましくは、フェニルまたはピリジル、特に3−
ピリジルである。
Aが置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよい5もしくは
6員の芳香族複素環式環である場合、P1は、好ましくは、フェニルまたはピリ
ジルであり、P2は、好ましくは、フェニルまたはピリジル、特に3−ピリジル
である。
好ましくは、R1は水素またはメチルである。
好ましくは、R2は水素、ハロゲン、メチル、CF3またはOCF3である。
好ましくは、R3は水素である。
好ましくは、R4は式(i)の基である。好ましくは、XおよびYはフェニル
環の一部を形成する。すなわち、XまたはYの一方が炭素であって、他方がCH
基であるか、またはXおよびYが共にCH基である。最も好ましくは、R4は式
(A):
[式中、R6およびR7は式(i)における定義と同じである]
で示される基である。
適当には、R6およびR7基は、独立して、水素、1個またはそれ以上のフッ素
原子で置換されていてもよいC1-6アルキル、例えば、CF3またはC2F5、C2- 6
アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-6アルコキシ、
C2-6アルキニル、C3-6シクロアルキルオキシ、C3-6シクロアルキル−C1-6ア
ルキル、C1-6アルキルチオ、C3-6シクロアルキルチオ、C3-6シクロアルキル-
C1-6アルキルチオ、C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、ニトロ、CF3
、C2F5、OCF3、SCF3、SO2CF3、SO2F、ホルミル、C2-6アルカノ
イル、シアノ、置換されていてもよいフェニルまたはチエニル、NR12R13、C
ONR12R13またはCO2R14であるか(ここにR12、R13およびR14は、R1に
ついての定義と同じである)、またはR6およびR7は置換されていてもよい5ま
たは6員の炭素環式または複素環式環の一部を形成する。このような環は、例え
ば、シクロペンタンおよびジヒドロフラン環を包含する。
好ましくは、R6はトリフルオロメチルまたはハロゲンであり、R7はC1-6ア
ルコキシ、特にメトキシ、C1-6アルキルチオ、特にメチルチオまたはC1-6アル
キル、特にメチルである。
適当には、nおよびmは、独立して、0、1または2である。好ましくは、n
およびmは共に1である。
本発明の個々の化合物は:
1−[(3−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[(4−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メチルチオ−6
−トリフルオロメチルインドリン、
1−[(3−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メチルチオ−6
−トリフルオロメチルインドリン、
1−[(3−ピリジル)−4−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[(4−ピリジル)−4−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[(2−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−メチル−3−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−フルオロ−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[2−フルオロ−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(5−フェニルピリド−3−イルカルバモイル)−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン、
1−(5−フェニルピリド−3−イルカルバモイル)−5−メチルチオ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピリド−3−イルカルバモ
イル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(4−メチルフェニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−
メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(2−チエニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(3−チエニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(2−ピロリル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(4−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[2−(3−ピリジル)−チアゾール−4−イルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[2−(2−ピリジル)−チエン−5−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(3−フルオロ−5−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイ
ル)−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3−ピリジルカルバモイル)−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
6−クロロ−5−メチル−1−(4−メチル−3−(ピリド−3−イル)−フ
ェニルカルバモイル)インドリン、
1−(4−メチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5−
チオメチル−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(3−フルオロ−5−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5
−チオメチル−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(4−クロロ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5−
メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メトキシ−1−(5−メチル−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル
)−フェニルカルバモイル)−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−メチル−3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル
]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−ブロモ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5−
メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−t−ブチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5
−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−フルオロ−4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカル
バモイル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−ブロモ−4−メチル−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル
]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(4−イソキノリル)フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6
−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(4−メチル−3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]
−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[6−(3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−(2−フリル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[2−(ピラジニル)−チアゾール−4−イルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(5−ピリミジル)フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[5−エチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5−
メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メトキシ−1−[5−フェニル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカル
バモイル]−6−トリフルオロメチルインドリン、
6−クロロ−5−メチル−1−[4−メチル−(4−メチル−3−ピリジル)
フェニルカルバモイル]インドリン、
1−[3−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(ピリド−4−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−(ピリド−4−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(3−ピリジルカルボニル)フェニルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)フェニルカルバモイル]−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イル
オキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル)]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イルオ
キシ)ピリジン−3−イルカルバモイル)]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルメ
チルオキシ)フェニルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−4−イルメ
チルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−4−イルメ
チルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]インドリン、
トランス−5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−エテ
ニル−(4−ピリジル)]フェニルカルバモイル}インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−エチル−(4−
ピリジル)]フェニルカルバモイル}インドリン、
1−(1−(4−ピリジル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルチ
オメチル)フェニルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルス
ルホニルメチル)フェニルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルメ
チルチオ)フェニルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[(6−フェノキシ)−3−
ピリジルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[2−(ピリジン−3−イルオ
キシ)ピリジン−4−イルカルバモイル)]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン
−3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(6−メチルピリジン
−3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イルチ
オ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−3−イルメ
チル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[3−(ピリド−4−イルメ
チル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−2−イルメ
チル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン、
1−(1−(3−ピリジルメチル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(1−(4−ピリジルメチル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−(1−(3−ピリジル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{3−[2−(3−ピリジル
)チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−(4−ピリジル
)チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン、
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−(3−ピリジル
)チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン、
1−[4−フルオロ−3−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル)フェニルカルバモイル]
−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[4−クロロ−3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル
]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
1−[2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン−5−イル
カルバモイル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−
3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(4−メチルピリジン−
3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
およびその医薬上許容される塩を包含する。
さらに好ましい化合物は、実施例83−177の化合物およびその医薬上許容
される塩である。
式(I)で示される化合物は、従来の医薬上許容される酸、例えば、マレイン酸
、塩酸、臭化水素酸、リン酸、酢酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、
マンデル酸、酒石酸およびメタンスルホン酸などの酸と酸付加塩を形成すること
ができる。
式(I)の化合物はN−オキシドまたは水和物などの溶媒和物をまた形成しても
よく、本発明はそれらの形態にも及ぶ。本明細書にて言及する場合、「式(I)の
化合物」なる語はこれらの形態をも包含すると考えられる。
式(I)のある種の化合物は、エナンチオマーを包含する立体異性体形にて存在
することができ、本発明はこれらの各立体異性体形およびラセミ体を包含するそ
の混合物にまで及ぶ。異なる立体異性体形は常法により相互に分離することがで
き、あるいはいずれか所定の異性体が立体特異的合成または不斉合成により得て
もよい。本発明はまた、いずれかの互変異性体形またはその混合物にも及ぶ。
本発明は式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の製法であって、
(a)式(II):
で示される化合物を、式(III):
D−R4' (III)
で示される化合物とカップリングさせ(ここに、A、P1およびP2は、式(I)に
おける定義と同じであり、CおよびDは、カップリングした場合に基−NR3 'C
Oを形成するのに必要な適当な官能基を含有し、可変基R1'、R2'、R3'および
R4'は、各々、式(I)にて定義されているR1、R2、R3およびR4であるか、ま
たはそれらの変換可能な基である)、その後、所望により、要すれば、いずれか
適当な順序で、各々、R1、R2、R3およびR4以外の基である場合のいずれのR1'
、R2'、R3'およびR4'もR1、R2、R3およびR4に変換し、R1、R2、R3
およびR4を相互変換し、その医薬上許容される塩を形成させるか;または
(b)式(IV):
で示される化合物を、式(V):
で示される化合物とカップリングさせ(ここに、P1、P2、R1'、R2'、R3'お
よびR4'は前記と同意義であり、EおよびGは、カップリングした場合に基Aを
形成するのに必要な適当な官能基を含有する)、その後、所望により、要すれば
、いずれか適当な順序で、各々、R1、R2、R3およびR4以外の基である場合の
いずれのR1'、R2'、R3'およびR4'もR1、R2、R3およびR4に変換し、R1
、R2、R3およびR4を相互変換し、その医薬上許容される塩を形成させる
ことからなる方法を提供する。
基CおよびDの適当な例は:
(i)Cは−N=C=Oであり、Dは水素であるか、
(ii)Cは−NR3'COLであり、Dは水素であるか、
(iii)Cは−NHR3'であり、DはCOLであるか、または
(iv)Cはハロゲンであり、Dは−CONHR3'である;
ここに、R3'は前記と同意義であり、Lは脱離基である。適当な脱離基Lは、
例えば、クロロ、ブロモなどのハロゲン、例えばハロゲンで置換されていてもよ
いイミダゾール、フェノキシまたはフェニルチオを包含する。
R2に変換可能な基R2'の適当な例は、通常の条件を用いてR2がヒドロキシで
ある基に変換されるアルコキシカルボニルおよびベンジルオキシまたはパラーメ
トキシベンジルオキシを包含する。
R1、R2およびR3の相互変換は、常法により行われる。例えば、R1ハロは、
通常の条件を用い、環P1を選択的ハロゲン化に付すことにより導入することが
できる。相互変換する必要のないいずれのR1ないしR3水素可変基も保護する必
要があることは明らかであろう。
適当な保護基およびその脱着方法は、Greene T.W.の‘Protective groups
in organic synthesis’New York,Wiley(1981)に開示されている保
護基および方法など、有機化学の分野において慣用的なものである。
式(II)および(III)の化合物は、公知方法または公知方法に類似する方法、例
えば、WO 95/01976に記載されている操作を用いて製造することがで
きる。式(II)の化合物(CがNH2、NO2またはCO2Hである)は、式(VI)
の化合物を、式(VII)の化合物と反応させることにより調製することができる
:
[式中、R1'、R2'、P1およびP2は式(II)における記載と同意義であり、T
およびQはA基を形成するのに必要な適当な官能基を有する]。例えば、
a)Aが結合手である場合、TおよびQの一方はB(OH)2またはSn(Bu)3で
あって、他方はハロゲンまたはOTfであるか(例えば、Adv.Het.Chem.,1
995,62,306を参照のこと);
b)Aが鎖である場合、TおよびQの一方は酸塩化物であり、他方はアミノで
あるか、またはTおよびQの一方はヒドロキシであり、他方はクロロまたはクロ
ロメチルであるか;または
c)Aが複素環式環である場合、TおよびQの一方はチオアミド基であり、他
方はBrCH2C=Oである。
式(III)の化合物は、公知方法または公知方法に類似する方法に従って、例
えば、以下のように製造できる:
a)インドールを形成し(Nordlander[JOC,1981,778]またはSundberg[
JOC,1984,249]経路)、つづいてそのインドール環をシアノホウ水素化ナトリ
ウムを用いて還元することにより適当なアニリンから製造できる。ある場合には
、この段階でまたは後の段階で分離することのできるインドールの混合物が形成
されることは明らかであろう。
b)インドールを形成し(Leimgruber procedure Org Syn Coll vol VII
,34頁)、つづいてそのインドール環を還元することにより適当なオルトメチ
ルニトロベンゼンから製造できる。
c)適宜置換したインドール/インドリン先駆体を芳香族置換することにより
製造できる。例えば、アルキルチオ基を、インドール環をチオシアン化し、つづ
いて加水分解およびアルキル化に付すことにより導入してもよい。あるいは
d)芳香族求核置換によってインドールを形成し(J.Med.Chem.,1990,20
89)、つづいてそのインドールをNaCNBH3を用いて還元することにより適当
なニトロベンゼンから製造することができる。
式(III)の新規な中間体も本発明の一部を形成する。
式(IV)と(V)の化合物の反応の適当な例は、EおよびGが、各々、前記し
た式(VI)および(VII)の化合物における、TおよびQと同一であるものであ
る。式(IV)の化合物は、商業上入手可能であるか、または標準的方法を用いて
製造することができる。式(V)の化合物は標準的操作、例えばWO94/04
533またはWO95/01976に概略されている操作を用いて製造できる。
医薬上許容される塩は、適当な酸または酸誘導体との反応によって慣用的に製
造することができる。N−オキシドは、慣用的に、水素過酸化物または過カルボ
ン酸との反応により形成させることができる。
式(I)で示される化合物およびそれらの医薬上許容される塩は、5HT2B/2C
レセプターアンタゴニスト活性を有し、CNS障害、例えば、不安、鬱病、癲癇
、強迫障害、片頭痛、アルツハイマー病、睡眠障害、拒食症および過食症などの
食事障害、パニック性発作、コカイン、エタノール、ニコチンおよびベンゾジア
ゼピンなどの薬物乱用による禁断症状、精神分裂症、ならびに脊髄損傷および/
または頭部損傷、例えば水頭症に付随する障害の治療または予防において有用で
ある可能性があると思われる。本発明化合物はまた、IBSなどのある種のGI
障害ならびに斑状水腫および斑状網膜症などの微小血管疾患の治療においても有
用なものであると思われる。
かくして、本発明はまた、特に前記した障害の治療および予防における治療物
質として有用な式(I)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供す
るものである。
本発明はさらに、ヒトを包含する哺乳動物における前記した障害の治療および
予防方法であって、治療上有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される
塩を患者に投与することからなる方法を提供するものである。
もう一つ別の態様にて、本発明は、前記した障害の治療薬または予防薬の製造
における式(I)で示される化合物またはその医薬的に許容される塩の使用を提供
するものである。
本発明はまた、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上許容
される担体を含有してなる医薬組成物を提供するものでもある。
適当には外界温度および大気圧下、混合によって調製される本発明の医薬組成
物は、通常、経口投与、非経口投与または経直腸投与に適しており、それ自体、
錠剤、カプセル剤、経口液体調製物、散剤、顆粒剤、ロゼンジ、復元可能な散剤
、注射用もしくは注入用溶液もしくは懸濁液または坐剤の形態であってもよい。
一般に、経口投与用組成物が好ましい。
経口投与用錠剤およびカプセル剤は、単位投与形であってよく、結合剤、充填
剤、錠剤化滑沢剤、崩壊剤および許容される湿潤剤などの通常の賦形剤を含有し
てもよい。錠剤は、通常の製薬慣習においてよく知られている方法に従って被覆
されていてもよい。
経口液体調製物は、例えば、水性もしくは油性懸濁液、溶液、エマルジョン、
シロップまたはエリキシルの形態であるか、または使用前の水または他の適当な
ビヒクルによって復元される乾燥製品の形態であってもよい。かかる液体調製物
は、通常の添加剤、例えば、懸濁化剤、乳化剤、非水性ビヒクル(食用油を含ん
でもよい)、保存剤、および、所望により、慣用のフレーバー剤または着色剤を
含有してもよい。
非経口投与の場合、流状単位投与形は、本発明の化合物またはその医薬上許容
される塩および滅菌ビヒクルを用いて調製される。化合物は、用いるビヒクルお
よび濃度に応じて、ビヒクルに懸濁または溶解させることができる。溶液の調製
において、化合物は、注射用に溶解させ、濾過滅菌した後、適切なバイアルまた
はアンプルに充填し、密封することができる。有利には、局所麻酔、保存剤およ
び緩衝化剤などのアジュバントをビヒクルに溶解させる。安定性の向上のために
、該組成物をバイアルに充填した後、冷凍させ、ついで、真空下で水を除去する
ことができる。非経口懸濁液は、化合物を溶解させる代わりにビヒクルに懸濁さ
せること、および滅菌処理を濾過で行えないこと以外は、実質的に同様の方法で
製
造される。化合物を酸化エチレンに暴露させることによって滅菌した後、滅菌ビ
ヒクルに懸濁させることができる。有利には、界面活性剤または湿潤剤を組成物
中に配合し、化合物の均一な分布を容易にする。
該組成物は、投与方法に応じて、0.1重量%〜99重量%、好ましくは、1
0〜60重量%の活性物質を含有する。
前記した障害の治療において用いられる化合物の投与量は、通常、障害の重篤
度、患者の体重および他の同様の因子により変化するであろう。しかしながら、
一般的指針として、適当な単位投与量は、0.05〜1000mg、より適当に
は0.05〜20.0mg、例えば、0.2〜5mgである;かかる単位投与量は
、1日に1回より多く、例えば、1日に2または3回投与され、その結果、一日
の総用量は、約0.5〜100mgの範囲である;かかる治療は、数週間または
数カ月間に及んでもよい。
本発明に従って投与した場合、本発明の化合物で許容できない毒物学的効果は
考えられない。
以下の記載例および実施例を用いて、本発明の化合物の製造を説明する。
記載例1
6−トリフルオロメチルインドリン(D1)
氷酢酸(50ml)中の6−トリフルオロメチルインドール1(5.27g、2
8.5ミリモル)を、室温で撹拌しながらシアノホウ水素化ナトリウム(3.60
g、57.0ミリモル)で少しずつ処理した。室温で3時間経過した後、反応混
合物を水(100ml)で希釈し、40%水性NaOHで冷却しながら塩基性化
した。ついで、該混合物をジクロロメタン(3x150ml)で抽出し、合した
抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて標記化合物(4.83g、91%)を
褐色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.07(2H,t,J=8)、3.62(2H,t,J=8)、6.80(1H,s)、6.92(
1H,d,J=8)、7.15(1H,d,J=8)
1:A.N.TischlerおよびT.J.Lanza、Tet.Lett.,1986,26,1
653
記載例2
5−チオシアネート−6−トリフルオロメチルインドリン(D2)
6−トリフルオロメチルインドリン(D1)(9.7g、52ミリモル)およ
びチオシアン酸カリウム(10.09g、104ミリモル)のメタノール(20
0ml)中混合物を、−5ないし0℃で0.5時間にわたって臭素(2.82ml
、55ミリモル)のメタノール(35ml)中溶液で滴下処理した。反応混合物
を室温に加温し、一夜撹拌し、ついで蒸発乾固させた。残渣を水性K2CO3(1
00ml)とジクロロメタン(3x100ml)の間に分配レた。合した抽出液
を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させ、残渣を溶出液として2−30%酢酸エチル
/石油エーテルを用いるシリカ上のクロマトグラフィーに付し、標記化合物(9
.1g、72%)を黄色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.12(2H,t,J=8)、3.72(3H,t,J=8)、4.23(1H,brs)、6.8
9(1H,s)、7.50(1H,s)
記載例3
ジ−[5−(6−トリフルオロメチルインドリニル)]ジスルフィド(D3)
ジオキサン(200ml)および水(100ml)中のチオシアネート(D2
)(28.5g、0.116モル)を、90℃で1時間、水性アンモニア(880
、220ml)で処理した。混合物を冷却し、蒸発させて残渣を得、それを水(
300ml)とジクロロメタン(4x300ml)の間に分配した。合した抽出
液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて標記化合物(25.5g、100%)を黄
色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.03(2H,t,J=8)、3.67(2H,t,J=8)、4.00(1H,brs)、6.8
0(1H,s)、7.49(1H,s)
記載例4
ジ−[5−(1−アセチル−6−トリフルオロメチルインドリニル)]ジスルフ
ィド(D4)
ジクロロメタン(300ml)およびトリエチルアミン(47.3ml、0.3
39モル)中のジスルフィド(D3)(26g、0.119モル)を、0℃で、
無水酢酸(22.5ml、0.238モル)のジクロロメタン(50ml)中溶液
で滴下処理した。その混合物を室温に加温し、1時間撹拌し、ついで2.5M水
性HCl(400ml)中に注いだ。有機層を分離し、水層をさらにジクロロメ
タン(200ml)で抽出した。合した有機抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸
発させて標記化合物(29.1g、94%)を黄色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.22(3H,s)、3.21(2H,t)、4.10(2H,t)、7.68(1H,s)、8
.47(1H,s)
記載例5
1−アセチル−5−メルカプト−6−トリフルオロメチルインドリン(D5)
ジアセチルジスルフィド(D4)(28.5g、54.8ミリモル)、トリフェ
ニルホスフィン(20.85g、79.5ミリモル)および濃水性HCl(1ml
)のジオキサン(300ml)および水(75ml)中混合物を、還流温度で1
.5時間加熱した。反応混合物を冷却し、残渣まで蒸発させ、それをジクロロメ
タン(300ml)と1%水性NaOH(300ml)の間に分配した。有機相
をさらに1%水性NaOH(200ml)で抽出し、合した水性フラクションを
注意して酸性化し、ジクロロメタン(3x300ml)で抽出した。合した有機
抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて標記化合物(26g、91%)を黄
色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.24(3H,s)、3.20(2H,t)、3.68(1H,m)、4.11(2H,t)、7
.22(1H,s)、8.51(1H,s)
記載例6
1−アセチル−5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(D6)
チオール(D5)(26g、99ミリモル)、無水K2CO3(15.12g、
109ミリモル)およびヨードメタン(18.6ml、300ミリモル)の乾燥
DMF(100ml)中混合物を80℃で1時間加熱した。反応混合物を冷却し
、真空下で蒸発させて水(200ml)とジクロロメタン(3x200ml)の
間に分配した。合した有機相を水(400ml)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)
し、蒸発させて標記化合物(26.3g、97%)を黄色油として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.22(3H,s)、2.49(3H,s)、3.24(2H,t,J=8)、4.12(2H,t
,J=8)、7.23(1H,s)、8.51(1H,s)
記載例7
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(D7)方法(a)
アセチルインドリン(D6)(26.3g、95ミリモル)を、還流温度で1.
5時間、水(150ml)およびエタノール(200ml)中のNaOH(30
g、750ml)で処理した。反応混合物を冷却し、水(200ml)で希釈し
、大部分のエタノールを真空下で蒸発させた。残りの混合物をジクロロメタン(
3x200ml)で抽出し、合した抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて
標記化合物(21.9g、99%)を黄色油として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.41(3H,s)、3.07(2H,t)、3.63(2H,t)、3.90(1H,brs)
、6.88(1H,s)、7.30(1H,s)
方法(b)
チオシアン酸カリウム(38.6g、0.39ミリモル)のメタノール(470
ml)中撹拌溶液を、アルゴン下、−2℃で10分間にわたって臭素(10.3
ml、0.195モル)で滴下処理し、黄色沈殿物を得た。反応混合物を0℃で
さらに15分間撹拌し、ついで6−トリフルオロメチルインドリン(D1)(3
3.2g、0.177モル)のメタノール(320ml)中溶液で処理し、室温に
加温し、4時間撹拌した。水酸化カリウム(49.5g、0.88モル)の水(3
00ml)中溶液を一度に加え、温度を43℃まで上昇させ、褐色溶液を得た。
混合物を43−45℃で25分間撹拌し、ついで12℃に冷却し、ヨードメタン
(10.9ml、0.177モル)で処理した。得られた混合物を室温に加温し、
1.5時間撹拌し、ついで真空下で約350ml容量にまで濃縮した。残りの水
性混合物をジクロロメタン(2x400ml)で抽出し、合した抽出液を乾燥(
Na2SO4)し、真空下で濃縮して褐色油(43g)を得、それをジクロロメタ
ンで溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、前記の化合物と同じス
ペクトル特性を有する標記化合物(D7)を明褐色固体(25.3g、61%)
として得た。
記載例8
1−メトキシ−4−ニトロ−2−トリフルオロメチルベンゼン(D8)
ナトリウム(11.78g、0.512モル)を乾燥メタノール(1L)に溶か
し、得られた溶液に1−クロロ−4−ニトロ−2−トリフルオロメチル−1−ベ
ンゼン(96.22g、0.427モル)のメタノール(100ml)中溶液を加
えた。反応混合物を3時間還流し、ついで冷却し、真空下で蒸発させた。残渣を
水(500ml)およびジクロロメタン(3x400ml)の間に分配した。合
した有機抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて標記化合物(93.76g、
99%)を白色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:4.05(3H,s)、7.12(1H,d)、8.45(1H,dd)、8.52(1H,d)
記載例9
(5−メトキシ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)アセトニトリ
ル(D9)
1−メトキシ−4−ニトロ−2−トリフルオロメチルベンゼン(D8)(93
g、0.421モル)および4−クロロフェノキシアセトニトリル(77.55g
、0.463モル)の乾燥DMF(500ml)中混合物を、−10℃でKOtB
u(103.85g、0.927モル)の乾燥DMF(400ml)中撹拌溶液に
0.75時間にわたって滴下した。添加終了後、得られた紫色溶液を−10℃で
1時
間維持し、ついで氷/水(1.5L)および5M水性HCl(1.5L)の混合物
中に注いだ。得られた混合物をジクロロメタン(3x1L)で抽出した。合した
抽出液を水(3L)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、減圧下で蒸発させた。残
渣を溶出液として10−40%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカ上のク
ロマトグラフィーに付して粗生成物を得、それを酢酸エチル/石油エーテルから
再結晶し、標記化合物(85.13g、78%)を白色固体として得た;融点1
03−104℃。1
H NMR(CDCl3)δ:4.10(3H,s)、4.37(2H,s)、7.34(1H,s)、8.53(1H,s)
記載例10
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドール(D10)
エタノール/水(9:1、1.6L)および氷酢酸(16ml)中の(5−メ
トキシ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)アセトニトリル(D9
)(85g、0.327モル)を、50psi、室温で0.5時間、10%パラジ
ウム/炭素(50g)上で水素化した。反応混合物を濾過し、真空下で蒸発させ
た。残渣を水性K2CO3(1L)およびジクロロメタン(2x1L)の間に分配
し、合した有機抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発させて標記インドール(6
7.63g、96%)を灰色固体として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.94(3H,s)、6.53(1H,m)、7.21(1H,s)、7.32(1H,m)、7
.64(1H,s)、8.25(1H,brs)
記載例11
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)
インドール(D10)(67.63g、0.315モル)を、記載例1の方法に
あるように氷酢酸(500ml)中のシアノホウ水素化ナトリウム(40g、0
.637モル)で処理し、標記インドリン(67.73g、99%)を灰白色固体
として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.07(2H,t)、3.58(2H,t)、3.67(1H,brs)、3.83(3H,s)
、
6.83(1H,s)、6.88(1H,s)
記載例12
3−(4−ピリジル)アニリン(D12)
3−ブロモアニリン(0.24ml、2.2ミリモル)および炭酸ナトリウム(
0.70g、6.6ミリモル)を1,2−ジメトキシエタン(16ml)および水
(4ml)の混合物に懸濁させた。ついで、反応混合物を4−ピリジルボロン酸
(0.27g、2.2ミリモル)で処理し、アルゴンでフラッシュした。テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.35g)を加え、混合物
をアルゴン下で24時間加熱還流した。反応混合物を冷却し、その後、その反応
混合物をジクロロメタンと水の間に分配した。水層を再びジクロロメタンで抽出
した。合した抽出液を乾燥(Na2SO4)し、真空下で濃縮し、淡黄色固体(0.
35g)を得た。これを酢酸エチルで溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィ
ーに付し、標記化合物を白色固体(0.15g、41%)として得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):8.63(dm,2H)、7.45(dm,2H)、7.35(t,1H
)、7.0(dm,1H)、6.91(m,1H)、6.75(dm,1H)、3.75(b,2H)
記載例13
3−(3−ピリジル)アニリン(D13)
3−ブロモピリジン(2.9ml、4.74g、30ミリモル)、3−アミノフ
ェニルボロン酸(4.63g、30ミリモル)、炭酸ナトリウム(10g、90
ミリモル)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0
.9g)の1,2−ジメトキシエタン一水(150ml−50ml)中混合物をア
ルゴン下で12時間加熱還流した。混合物を濃縮し、ついで酢酸エチル/希ブラ
インの間に分配した。有機抽出液を乾燥し、蒸発させて褐色ガム状物(6g)を
得た。50%酢酸エチル−60/80石油エーテルで、ついで酢酸エチルで溶出
するシリカ上のクロマトグラフィーに付し、生成物を黄色結晶固体(4.8g、
95%)として得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)3.8(2H,6s)、6.70(1H,dm)、6.85(1H,m)、6.95(1H,m
)、7.25(1H,t)、7.35(1H,m)、7.85(1H,m)、8.60(1H,dd)、8.85(1H,d)
記載例14
1−(5−ブロモピリド−3−イルカルバモイル)−5−メトキシ−6−トリフ
ルオロメチルインドリン(D14)
5−ブロモピリド−3−イルアシルアジド(3.16g、13.9ミリモル)の
トルエン(500ml)中溶液を、アルゴン下で1時間加熱還流した。その溶液
を室温に冷却し、ついで5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(2
.7g、12.5ミリモル)のジクロロメタン(200ml)中溶液に添加した。
混合物を冷蔵庫に1時間しまっておき、濾過および乾燥を行い、標記化合物を白
色固体(4.62g、89%)として得た;融点220−222℃、1
H NMR(d6-DMSO)3.30(2H,t,J)、3.85(3H,s)、4.20(2H,t)、7.20(1H,s)、8
.10(1H,s)、8.35(2H,m)、8.75(1H,s)、8.95(1H,s)
記載例15
2−(3−ピリジル)−チアゾール−4−カルボニルアジド(D15)
2−(3−ピリジル)−チアゾール−4−カルボン酸(0.824g、4ミリ
モル)のジクロロメタン−クロロホルム(30ml−15ml)中懸濁液を、ト
リエチルアミン(0.75ml、0.5g、5ミリモル)で、ついでクロロギ酸イ
ソブチル(0.65ml、0.68g、5ミリモル)で処理した。1時間後、混合
物を蒸発乾固し、残渣をTHF(30ml)中に懸濁させ、ナトリウムアジド(
0.46g、7ミリモル)の水(10ml)中溶液を加えた。1時間後、混合物
を濃縮(ロータリーエバポレーター)し、ジクロロメタンとブラインの間に分配
した。有機抽出液を半飽和ブラインで洗浄し、乾燥し、蒸発させた。石油エーテ
ルでトリチュレーションし、濾過し、真空下で乾燥(注意:非加熱)し、標記化
合物を褐色固体(0.37g、40%)として得た。
記載例16
2−(2−ピリジル)−チオフェン−5−カルボニルアジド(D16)
標記化合物を、記載例15と同様の方法にて、収率45%で調製した。
記載例17
1−(3−フルオロ−5−ヨードフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン(D17)
3−フルオロ−5−ヨードアニリン(0.47g、1.98ミリモル)および1
,1'−カルボニルジイミダゾール(0.33g、2ミリモル)のジクロロメタン
(40ml)中混合物を室温で1時間撹拌し、ついで蒸発乾固した。その残渣に
、ジメチルホルムアミド(DMF、10ml)および5−メトキシ−6−トリフ
ルオロメチルインドリン(D11、0.44g、2ミリモル)のDMF
(5ml)中溶液を加えた。該混合物を80℃で一夜加熱し、ついで冷却し、水
中に注いだ。沈殿物を濾過し、水洗して乾燥した。粗生成物をシリカゲル上のク
ロマトグラフィーに付し、ジクロロメタンで溶出した。溶出した生成物をジクロ
ロメタンから再結晶し、標記化合物(0.38g、40%)を得た;融点221
−4℃。1
H NMR(d6DMSO)δ: 3.27(2H,t,J=8)、3.84(3H,s)、4.15(2H,t,J=8)、7.20
(1H,s)、7.27(1H,d,J=7)、7.57(1H,d,J=7)、7.84(1H,s)、8.10(1H,s)、8.78(1H,
s)
MS(EI)m/z=480(M+),C17H13N2F4I(計算値)M=480
記載例18
5−(2,6−ジフルオロフェニル)ニコチン酸エチル(D18)
(2,6−ジフルオロフェニル)トリブチル錫(1.18g、2.9ミリモル)
、5−ブロモニコチン酸エチル(0.69g、3ミリモル)およびテトラキス(
トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.10g)のキシレン(10m
l)中混合物を24時間加熱還流し、ついで冷却し、濾過して蒸発させた。その
残渣
を20%酢酸エチル/石油で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し
、標記化合物(0.64g、84%)を得た。1
H NMR(CDCl3)δ:1.43(3H,t,J=7)、4.44(2H,1,J=7)、7.06(2H,t,J=7)
、7.39(1H,q,J=7)、8.42(1H,s)、8.88(1H,s)、9.23(1H,s)
MS(API):m/z=264(MH+),C14H11NO2F4(計算値)M+1=264
記載例19
5−(2,6−ジフルオロフェニル)ニコチノイルヒドラジド(D19)
エステル(D18、0.64g、2.4ミリモル)および98%ヒドラジン水和
物(1ml)のメタノール(10ml)中混合物を一夜加熱還流し、ついで氷冷
した。沈殿物を濾過した。濾液を蒸発させ、最初の沈殿物と合する前に、残渣を
水でトリチュレートした。粗生成物をエーテルで洗浄し、真空下で乾燥して標記
化合物(0.50g、84%)を得た。1
H NMR(d6DMSO)δ:4.60(2H,s)、7.29(2H,t,J=7)、7.57(1H,q,J=7)、8.28
(1H,s)、8.80(1H,s)、9.03(1H,s)、10.05(1H,s)
MS(API):m/z=250(MH+),C12H9N3OF2(計算値)M+1=250
記載例20
5−(2,6−ジフルオロフェニル)ニコチノイルアジド(D20)
−5℃の、ヒドラジド(D19、0.50g、1.99ミリモル)の濃塩酸(3
ml)および水(2ml)中懸濁液に、亜硝酸ナトリウム(0.14g、2.0ミ
リモル)の水(2ml)中溶液を滴下した。混合物を−5℃で0.5時間撹拌し
、ついで炭酸カリウム(2.3g)の水(25ml)中溶液を注意して加えた。
沈殿物を濾過し、水洗し、室温で真空下にて乾燥し、標記化合物(0.48g、
93%)を得た。1
H NMR(CDCl3)δ:7.05(2H,t,J=7)、7.40(1H,q,J=7)、8.41(1H,s)、8.93(
1H,s)、9.22(1H,s)
MS(API)261(MH+)、233(MH+-N2)
記載例21
N−(3−ブロモ−5−(ピリド−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル
(D21)
標記化合物を記載例67の方法を用いて3−ブロモ−5−(ピリド−3−イル
)アニリンより調製した。1
H NMR(250MHz,CDCl3)δ:7.1-7.9(m,9H)、8.6-8.7(br,1H,Ar)、8.8-8.9(
br,1H,Ar)
記載例22
N−[4−t−ブチル−3−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェ
ニル(D22)
標記化合物(0.18g、68%)を記載例67の方法を用いて4−t−ブチ
ル-3−(ピリド−3−イル)アニリン(0.175g、0.00077モル)よ
り調製した。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.18(9H,s)、7.02-7.65(11H,m)、8.49-8.62(2H
,m)
記載例23
N−[4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニ
ル(D23)
標記化合物(0.48g、75%)を記載例67の方法を用いて4−メトキシ
−3−(ピリド−3−イル)アニリンより調製した。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.80(3H,s)、6.90-7.57(10H,m)、7.88(1H,dt)
、8.56(1H,dd)、8.78(1H,d)
記載例24
N−[5−フルオロ−4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニル]カル
バミン酸フェニル(D24)
標記化合物(0.48g、78%)を記載例67の方法を用いて5−フルオロ
−4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)アニリン(0.40g、0.0018
モル)より調製した。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ: 3.75(3H,s)、7.01-7.67(8H,m)、7.82-8.08(2H,
m)、8.64(1H,d)、8.80(1H,s)
記載例25
1−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ−
6−トリフルオロメチルインドリン(D25)
標記化合物を、実施例1の方法により、3,5−ジブロモ−4−メチルアニリ
ン(2.64g、10ミリモル)、1,1'−カルボニルジイミダゾール(1.64
g、10ミリモル)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(
D11)(2.2g、10ミリモル)より調製した。粗生成物をDMSO/水よ
り再結晶し、メタノールおよびエーテルで洗浄し、標記化合物(2.64g、5
2%)を得た;融点>250℃。1
H NMR(d6-DMSO)δ: 2.43(3H,s)、3.26(2H,t,J=8)、3.84(3H,s)、4.14(2H
,t,J=8)、7.20(1H,s)、7.96(2H,s)、8.10(1H,s)、8.72(1H,s)
MS(API):507(MH+,79Br2),509(MH+,79Br81Br),511(MH+,81Br2)
記載例26
1−[5−ブロモ−(3−ピリジルカルバモイル)]−5−メトキシ−6−トリ
フルオロメチルインドリン(D26)
5−ブロモ−3−ピリジルカルボニルアジド(3.7g、16ミリモル)を乾
燥トルエン(100ml)中にて1時間加熱還流した。冷却後、得られたイソシ
アネートの溶液を5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)
(3.5g、16ミリモル)のジクロロメタン(600ml)中溶液で処理し、
一夜撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルでトリチュレ
ートした。濾過し、さらにジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物(D26)(
5.4g、81%)を得た。1
H NMR(DMSO-d6)δ:3.30(2H,t,J=8Hz)、3.83(3H,s)、4.18(2H,t,J=8Hz)
、7.20(1H,s)、8.10(1H,s)、8.30-8.35(1H,m)、8.71(1H,s)、8.92(1H,s)
記載例27
N−[6−(ピリド−3−イル)ピリド−3−イル]カルバミン酸フェニル(D
27)
標記化合物を記載例67の方法にて対応するアニリンより調製した。これによ
り標記化合物(0.66g、100%)を得た。
MS(API)測定値 m/z 292(MH+),C17H13N3O2測定値 292
記載例28
N−[3−(4−メチルピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル(
D28)
標記化合物を記載例67の方法にて対応するアニリンより調製した。これによ
り標記化合物(0.8g、100%)を得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.29(3H,s)、7.10-7.40(11H,m)、8.42-8.49(2H,m)
記載例29
3−(5−ピリミジル)アニリン(D29)
この化合物を、記載例12に記載の方法と同じ方法にて、5−ブロモピリミジ
ンおよび3−アミノフェニルボロン酸より収率84%にて調製した。1
H NMR(CDCl3)δ:3.80(2H,bs)、6.80(1H,dd)、6.90(1H,m)、7.00(1H,d)
、7.30(2H,m)、8.95(2H,s)、9.20(1H,s)
記載例30
N−[3−エチル−5−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル
(D30)
標記化合物(0.276g、0.87ミリモル)を、記載例67の方法論により
、ジクロロメタン(10ml)中の3−エチル−5−(ピリド−3−イル)アニ
リン、クロロギ酸フェニル(0.13ml、0.96ミリモル)およびトリエチル
アミン(0.13ml、0.96ミリモル)を用いて調製した。1
H NMR(250MHz,CDCl3)δ:8.78(s,1H,Ar)、8.51(m,1H,Ar)、7.08-7.92(m,
5H,Ar)、2.51(t,2H,CH2)、1.20(q,3H,Me)
記載例31
N−[5−フェニル−3−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニ
ル
標記化合物(0.289g、100%)を、記載例67の方法論により、DC
M(10ml)中の5−フェニル−3−(ピリド−3−イル)アニリン(0.1
94mg、0.79ミリモル)、クロロギ酸フェニル(0.12ml、0.87ミ
リモル)およびトリエチルアミン(0.12ml、0.81ミリモル)を用いて調
製した。1
H NMR(250MHz,CDCl3)δ:8.92(br,1H,Ar)、8.65(d,1H,Ar)、7.95(d,1H,A
r)、7.82(s,1H,Ar)、7.72-7.12(m,8H,Ar)
記載例32
3−(3−ニトロベンゾイルアミノ)ピリジン
3−アミノピリジン(2g、20ミリモル)のテトラヒドロフラン(100m
l)中溶液を、0℃でトリエチルアミン(3ml、2.2g、22ミリモル)で
、ついで塩化3−ニトロベンゾイル(3.7g、20ミリモル)のテトラヒドロ
フラン(50ml)中溶液で処理した。0.5時間後、反応混合物を水(400
ml)で希釈し、冷蔵庫に3日間しまっておいた。濾過および乾燥を行って標記
化合物を紫色結晶固体(4.82g、99%)として得た。1
H NMR(D6-DMSO)7.40(1H,m)、7.85(1H,t,J=8Hz)、8.20(1H,d,J=8Hz)、
8.30-8.50(3H,m)、8.80(1H,s)、8.95(1H,d,J=2Hz)
記載例33
3−(3−アミノベンゾイルアミノ)ピリジン
3−(3−ニトロベンゾイルアミノ)ピリジン(2g、8.23ミリモル)の
エタノール(200ml)中溶液を10%パラジウム/炭素(0.5g)で処理
し、大気圧下で4時間水素添加した。濾過および蒸発に付し、生成物を白色固体
(1.51g、86%)として得た。1
H NMR(D6-DMSO)5.40(2H,bs)、6.75(1H,d,J=8Hz)、7.0-7.2(3H,m)、7.40(
1H,m)、8.15(1H,d,J=8Hz)、8.30(1H,m)、8.90(1H,d,J=2Hz)
記載例34
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−エトキシカルボニルフェ
ニルカルバモイル)インドリン
カルボニルジイミダゾール(1.782g、11ミリモル)のジクロロメタン
(20ml)中撹拌溶液に、3−アミノ安息香酸エチル(1.65g、10ミリ
モル)のジクロロメタン(20ml)中溶液を滴下した。1時間後、反応混合物
を減圧下で蒸発させ、つづいて5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインド
リン(2.33g、10ミリモル)およびジメチルホルムアミド(30ml)で
処理し、100℃に加熱した。1時間後、反応混合物を冷却し、水を添加して、
黄色沈殿物を形成させた。この沈殿物を濾過し、乾燥し、生成物を黄色固体(4
.19g、99%)として得た;融点195−7℃。1
H NMR(DMSO)δ:8.85(1H,s);8.2(2H,d,J=6Hz);7.9(1H,d,J=7Hz);7.6(
1H,d,J=7Hz);7.4(2H,d,J=6Hz);4.3(2H,q,J=7Hz);4.2(2H,t,H=8Hz);3.25(2H,
t,H=8Hz);2.5(3H,s);1.3(3H,t,J=7Hz)
記載例35
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(4−エトキシカルボニルフェ
ニルカルバモイル)インドリン
この化合物を4−アミノ安息香酸エチルを用いて記載例34と同様の方法にて
製造し、生成物を黄色固体(3.948g、93%)として得た;融点>200
℃。1
H NMR(DMSO)δ:8.95(1H,s);8.2(1H,s);7.9(2H,d,J=7Hz);7.75(2H,d,
J=7Hz);7.4(1H,s);4.2(4H,m);3.25(2H,t,H=8Hz);2.5(3H,s);1.3(3H,t,J=7H
z)
記載例36
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−カルボキシフェニルカル
バモイル)インドリン
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−エトキシカルボニルフ
ェニルカルバモイル)インドリン(3g、7.1ミリモル)のエタノール(30m
l)中懸濁液に、水酸化ナトリウム水溶液(5M)(7.1ml、35.5ミリモ
ル)を加え、ゆるやかに2時間加熱した。ついで該化合物を冷却し、水性塩酸(
5M)で酸性化して白色沈殿物を形成させ、それを濾過し、乾燥して生成物を白
色固体(2.324g、83%)として得た;融点>200℃。1
H NMR(DMSO)δ:12.95(1H,s);8.85(1H,s);8.2(1H,s);7.85(1H,d,J=7H
z);7.6(1H,d,J=7Hz);7.4(2H,t,J=7Hz);4.2(2H,t,J=6Hz);3.25(2H,t,H=6Hz)
;2.5(3H,s)
記載例37
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(4−カルボキシフェニルカル
バモイル)インドリン
この化合物を5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(4−エトキシ
カルボニルフェニルカルバモイル)インドリンを用いて記載例36と同様の方法
にて製造し、生成物を淡緑色固体(2.455g、88%)として得た;融点>
200℃。1
H NMR(DMSO)δ:12.7(1H,s);8.9(1H,s);8.2(1H,s);7.9(2H,d,J=7Hz)
;7.7(2H,d,J=7Hz);7.4(1H,s);4.2(2H,t,J=8Hz);3.75(2H,t,H=8Hz);2.5(3H,
s)
記載例38
3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)ニトロベンゼン
3−アミノピリジン(2g、21.3ミリモル)のピリジン(100ml)中
撹拌溶液に、塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(4.43g、20ミリモル)
を加え、その混合物を50℃で3時間加熱した。冷却後、その混合物を酢酸エチ
ルと水の間に分配し、有機層を水(x2)および塩化ナトリウム半飽和水溶液で
洗浄し、分離し、乾燥し、蒸発させて粗収量4.96gを得た。ついで、それを
ジクロロメタンでトリチュレートし、超音波処理に0.25時間付し、つづいて
濾過し、乾燥して生成物を桃色固体(4.279g、72%)として得た。1
H NMR(DMSO)δ:10.9(1H,s);8.45(2H,d,J=7Hz);8.3(2H,s);8.15(1H,d
,J=7Hz);7.9(1H,t,J=7Hz);7.55(1H,d,J=7Hz);7.3(1H,q,J=5Hz)
記載例39
3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)アミノベンゼン
3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)ニトロベンゼン(4.279g、
15.3ミリモル)のエタノール(500ml)/ジメチルホルムアミド(50
ml)中溶液に、10%パラジウム結晶/炭素(1g)を加え、その反応混合物
を大気圧で2時間水素添加した。ついで該反応混合物を珪藻土を介して濾過し、
減圧下で蒸発させ、生成物を白色固体(3.749g、98%)として得た。1
H NMR(DMSO)δ:10.4(1H,s);8.25(1H,d,J=5Hz);8.2(1H,d,J=5Hz);7.5
(1H,d,J=7Hz);7.3(1H,q,J=5Hz);7.15(1H,t,J=7Hz);6.95(1H,s);6.8(1H,d,J=
7Hz);6.7(1H,d,J=7Hz);5.6(2H,s)
記載例40
3−(3−ニトロベンゾイル)ピリジン
標記化合物(1.55g、25%)をLanghalsら(Liebigs Ann.Chem.1
982,930−949)の方法を用いて製造し、30%酢酸エチル/60〜8
0°石油エーテルで溶出するシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーにより精製した。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:7.40-7.60(1H,m);7.75(1H,t);7.98-8.23(2H,
m);8.50(1H,dd);8.59-8.70(1H,m);8.90(1H,dd);9.01(1H,d)
記載例41
3−(3−アミノベンゾイル)ピリジン
3−(3−ニトロベンゾイル)ピリジン(1.55g、0.06モル)をエタノ
ール(35ml)に懸濁させ、塩化錫(II)(4.56mg、0.024ミリモル
)の濃HCl(7ml)中溶液で少しずつ処理した。反応混合物を50℃で2時
間撹拌した。室温まで冷却した後、水(50ml)を添加し、混合物を10%水
性水酸化ナトリウムで塩基性化し、酢酸エチルに抽出し、乾燥(Na2SO4)し
、真空下で蒸発させて標記化合物(1.14g、85%)を淡色油状物として得
た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.90(2H,s);6.81-7.03(1H,m);7.28(1H,t);7
.39-7.59(1H,m);8.14(1H,dd);8.80(1H,dd);9.01(1H,s)
記載例42
トランス−4−[2−エテニル−(4−ピリジル)]ニトロベンゼン(D42)
臭化(4−ニトロベンジル)トリフェニルホスホニウム(32g、66ミリモ
ル)のエタノール(100ml)中溶液を、ナトリウムメトキシド(3.6g、
66ミリモル)で処理した。0.75時間後、ピリジン−4−カルボキシアルデ
ヒド(5.04ml、52.8ミリモル)を加え、混合物を16時間撹拌した。混
合物を酢酸エチル/希ブラインでの後処理に付した。乾燥し、蒸発させ、ついで
クロマトグラフィーに付して生成物を異性体の均等な混合物として得た。酢酸エ
チル/石油エーテルから再結晶し、標記化合物(単一異性体)を黄色固体(2.
72g、17%)として得た。1
H NMR(D6-DMSO)7.50(1H,d);7.65(2H,d);7.70(1H,d);7.95(2H,d);8.3
0(2H,d);8.65(2H,d)
記載例43
トランス−4−[2−エテニル−(4−ピリジル)]アニリン(D43)
50℃の、トランス−4−[2−エテニル−(4−ピリジル)]ニトロベンゼ
ン(D42)(0.5g、2.2ミリモル)のエタノール(30ml)中懸濁液を
塩化錫(II)(1.25g、6.6ミリモル)の濃塩酸(2ml)中溶液で処理し
た。混合物を一夜50℃に維持し、ついで蒸発乾固した。残渣を酢酸エチルと5
M水酸化ナトリウム水溶液の間に分配した。乾燥し、蒸発させて黄色固体を得、
それをエーテル−石油エーテル(1:1)でトリチュレートし、標記化合物を黄
色固体(100mg、23%)として得た。1
H NMR(D6-DMSO)5.50(2H,bs);6.60(2H,d);6.85(1H,d);7.30-7.50(5H,m
);8.45(2H,d)
記載例44
4−ニトロ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−N−オキシド(D4
4)
水素化ナトリウム(80%油中分散液を0.27g、9ミリモル)を、0℃で
3−ヒドロキシピリジン(0.854g、9ミリモル)のTHF(3ml)中溶
液に添加した。ついで、該混合物を室温で1時間撹拌した後、2−クロロ−4−
ニトロピリジン−N−オキシド1(2g、9ミリモル)を添加した。得られた溶
液を16時間加熱還流し、冷却し、水(100ml)中に注ぎ、ジクロロメタン
(3x100ml)で抽出した。合した抽出液を乾燥(Na2SO4)し、蒸発さ
せた。残渣を溶出液として酢酸エチルを用いるシリカ上のクロマトグラフィーに
付し、標記化合物(1.74g、83%)を固体として得た。1
H NMR(250MHz,CDCl3)δ:7.42(2H,m);7.83(1H,m);8.00(1H,dd,J=8Hz,2
Hz);8.42(1H,d,J=8Hz);8.51(1H,m);8.59(1H,m)
1:G.C.FingerおよびL.D.Starr,J.Am.Chem.Soc.,81,2674(
1959)。
記載例45
4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン(D45)
酢酸(75ml)中の4−ニトロ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジ
ン−N−オキシド(D44)(1g、4.3ミリモル)を、室温で鉄粉(1.2g
、21.4ミリモル)を用いて処理した。2時間後、混合物を減圧下で濃縮し、
2M水性NaOH(100ml)とジクロロメタン(4x100ml)の間に分
配した。合した抽出液を乾燥し、白色結晶固体(0.75g、93%)にまで蒸
発させ、それをさらに精製することなく用いた。1
H NMR(250MHz,CDCl3)δ:4.25(2H,br);6.17(1H,d,J=2Hz);6.33(1H,dd,
J=7Hz,2Hz);7.26(1H,s);7.32(1H,dd,J=8Hz,5Hz);7.48(1H,m,J=8Hz);7.82(1H
,d,J=7Hz);8.42(1H,m,J=5Hz);8.48(1H,d,J=2Hz)
記載例46
5−ニトロ−1−(3−ピリジルメチル)インドール(D46)
5−ニトロインドール(0.49g、3ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミ
ド(20ml)中の水素化ナトリウム(0.198g、6.6ミリモル)で処理し
た。室温で15分経過した後、塩化3−ピコリル塩酸塩(0.49g、3ミリモ
ル)を添加し、混合物を室温で24時間撹拌し、ついで水中に注いだ。沈殿物を
濾過し、水洗し、乾燥して標記化合物(0.67g、88%)を得た;融点13
1−4℃。1
H NMR(CDCl3)δ:5.40(2H,s);6.75(1H,d,J=3Hz);7.2-7.4(4H,m);8.09
(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.52(1H,s);8.57(1H,d,J=4Hz);8.61(1H,d,J=2Hz)
MS(API)m/z=254(MH+)
記載例47
5−ニトロ−1−(4−ピリジルメチル)インドール(D47)
標記化合物を塩化4−ピコリル塩酸塩を用い、記載例46の方法に従って製造
した。収率87%;融点134−136℃。1
H NMR(CDCl3)δ:5.41(2H,s);6.80(1H,d,J=3Hz);6.93(2H,d,J=7Hz);7
.23(1H,d,J=8Hz);7.30(1H,d,J=3Hz);8.10(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.57(2H,d,J=7H
z);8.64(1H,d,J=2Hz)
MS(API)m/z=254(MH+)
記載例48
5−アミノ−1−(3−ピリジルメチル)インドール(D48)
ニトロインドール(D46)(0.63g、2.5ミリモル)および鉄粉(0.
41g、7.2ミリモル)のメタノール(20ml)中撹拌懸濁液に、塩化アン
モニウム(0.66g、12.4ミリモル)の水(13ml)中溶液を添加した。
ついで、該混合物を12時間加熱還流し、加熱しながら濾過し、蒸発させた。残
渣を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出液をブラインで洗浄し、
乾燥し、蒸発させて標記化合物(0.40g、72%)をガム状物として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:5.25(2H,s);6.38(1H,d,J=3Hz);6.63(1H,dd,J=8Hz,2H
z);6.94(1H,d,J=2Hz);7.03(1H,d,J=8Hz);7.05(1H,d,J=3Hz);7.18(1H,dd,J=7
Hz,4Hz);7.29(1H,d,J=7Hz);8.52(2H,bs)
MS(API)m/z=224(MH+)
記載例49
5−アミノ−1−(4−ピリジルメチル)インドール(D49)
標記化合物を記載例48の方法によりニトロインドールD47より調製した。
収率87%。1
H NMR(CDCl3)δ:3.52(2H,b);5.27(2H,s);6.41(1H,d,J=3Hz);6.63(1H
,dd,J=8Hz,2Hz);6.90-7.0(4H,m);7.05(1H,d,J=3Hz);8.50(2H,d,J=7Hz)
MS(API)m/z=224(MH+)
記載例50
5−ニトロ−1−(3−ピリジル)インドール(D50)
5−ニトロインドール(0.49g、3ミリモル)、3−ブロモピリジン(0.
95g、6ミリモル)、臭化銅(I)(60mg、0.42ミリモル)および炭
酸カリウム(0.62g、4.5ミリモル)のピリジン(2ml)およびニトロベ
ンゼン(0.6ml)中混合物を4時間加熱還流した。冷却後、該混合物を水で
希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を水洗し、乾燥して蒸発させた。残
渣を酢酸エチルで溶出液するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して標記化
合物(0.62g、86.5%)を得た;融点164−5℃。1
H NMR(CDCl3)δ:6.93(1H,d,J=3Hz);7.49(1H,d,J=3Hz);7.51(1H,d,J=8
Hz);7.57(1H,dd,J=7Hz,5Hz);7.87(1H,dm,J=7Hz);8.18(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.
72(1H,d,J=5Hz);8.85(1H,d,J=2Hz)
MS(API)m/z=240(MH+)
記載例51
5−ニトロ−1−(4−ピリジル)インドール(D51)
標記化合物を記載例50の方法により4−ブロモピリジンより調製した。収量
0.42g(59%)。1
H NMR(CDCl3)δ:7.09(1H,d,J=3Hz);7.79(2H,d,J=6Hz);7.94(1H,d,J=8
Hz);8.09(1H,d,J=3Hz);8.13(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.69(1H,d,J=2Hz);8.80(2H,
ブロード)
MS(API)m/z=240(MH+)
記載例52
5−アミノ−1−(3−ピリジル)インドール(D52)
標記化合物を記載例48の方法によりニトロインドール(D50)より調製し
た。粗生成物を酢酸エチルで溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し
て標記化合物(0.34g、63%)をガム状物として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.59(2H,ブロード);6.55(1H,d,J=3Hz);6.71(1H,dd,J
=8Hz,2Hz);6.98(1H,d,J=2Hz);7.25(1H,d,J=3Hz);7.37(1H,d,J=8Hz);7.64(1H
,dd,J=7Hz,5Hz);7.82(1H,dm,J=7Hz);8.58(1H,d,J=5Hz);8.81(1H,d,J=2Hz)
MS(API)m/z=210(MH+)
記載例53
5−アミノ−1−(4−ピリジル)インドール(D53)
ニトロインドール(D51、0.41g、1.8ミリモル)、塩化錫(II)(1
.7g、8.8ミリモル)および濃塩酸(2ml)のエタノール(10ml)中混
合物を70分間加熱還流した。混合物を蒸発させ、残渣を水に溶かし、希水酸化
ナトリウムで塩基性化し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を乾燥し、蒸発さ
せて標記化合物(0.36g、96%)を得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.62(2H,ブロード);6.56(1H,d,J=3Hz);6.72(1H,dd,J
=8Hz,2Hz);6.95(1H,d,J=2Hz);7.32(1H,d,J=3Hz);7.41(2H,d,J=6Hz);7.54(1H
,d,J=8Hz);8.68(2H,d,J=6Hz)
MS(API)m/z=210(MH+)
記載例54
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−エトキシカルボニルフェ
ニルカルバモイル)インドリン(D54)
この化合物を、カップリング剤としてカルボニルジイミダゾールを用い、3−
アミノ安息香酸エチルと5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(
D7)の間で尿素を形成させて74%収率にて製造した。
記載例55
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−カルボキシフェニルカル
バモイル)インドリン(D55)
この化合物を対応するエステルD54の塩基性加水分解により86%収率にて
調製した。1
H NMR(CDCl3)δ:2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);7.40-7.50(2H,
m);7.60(1H,m);7.85(1H,d);8.25(2H,m);8.80(1H,s)
記載例56
4−(3−ニトロフェニル)−2−(3−ピリジル)チアゾール・塩酸塩
2−ブロモ−3−ニトロアセトフェノン(5g、20ミリモル)およびチオニ
コチンアミド(2.76g、20ミリモル)のエタノール(25ml)中混合物
を1時間加熱還流し、その間に多量の沈殿物が生じた。濾過および乾燥を行い、
生成物として黄色固体として得た(6.7g、92%)。1
H NMR δ(DMSO)7.80(1H,t);7.95(1H,m);8.25(1H,dd);8.55(1H,d);8.
70(1H,s);8.90(3H,m);9.45(1H,d)
記載例57
4−(3−アミノフェニル)−2−(3−ピリジル)チアゾール
4−(3−ニトロフェニル)−2−(3−ピリジル)チアゾール臭化水素酸塩
(3.6g、10ミリモル)のエタノール(150ml)中懸濁液を、塩化錫(II
)(3.7g、30ミリモル)の濃塩酸(12ml)中溶液で処理した。混合物を
50℃で16時間加熱した。塩酸錫(II)(2.9g、15ミリモル)をさらに
加え、その混合物を50℃でさらに4時間加熱し、つづいて蒸発乾固させた。残
渣を酢酸エチルと1M水性水酸化ナトリウムの間に分配した。酢酸エチル抽出液
を乾燥(Na2SO4)し、シリカ充填物を介して濾過した。蒸発を行い、標記化
合物を黄色固体(2.15g、85%)として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:3.80(2H,bs);6.70(1H,dd);7.20(2H,m);7.50(1H,s)
;8.30(1H,dt);8.65(1H,dd);9.25(1H,d)
記載例58
4−(4−ニトロフェニル)−2−(4−ピリジル)チアゾール
この化合物を4−(3−ニトロフェニル)−2−(3−ピリジル)チアゾール
臭化水素酸塩と同様の方法にて調製し、5M NaOHを用いて遊離塩基の形態に
し、生成物を褐色固体(4g、69%)として得た。1
H NMR(CDCl3)δ:8.8(2H,d);8.35(2H,d);8.15(2H,d);7.9(2H,d);7.8
(1H,s)
記載例59
4−フルオロ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルボニルアジド(D59)
3−ブロモ−4−フルオロベンゾトリフルオリドをSuzuki方法体系を用いて
3−ピリジルボロン酸とカップリングさせた。該生成物を濃硫酸およびクロロス
ルホン酸で加水分解し、つづいてメタノールおよび濃硫酸中にてエステル化し、
4−フルオロ−3−(ピリド−3−イル)安息香酸メチルを得た。ヒドラジン水
和物で処理してヒドラジドを得、それを亜硝酸ナトリウムでジアゾ化し、炭酸カ
リウムで塩基性化し、標記化合物を得た。1
H NMR 250MHz δ:8.82(br,1H);8.67(br,1H);8.17(dd,1H);8.09(m,1H)
;7.90(dd,1H);7.42(m,1H);7.30(m,1H)
記載例60
3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル)フェニルカルボニルアジド(D6
0)
3−ブロモ−5−フルオロベンゾトリフルオリドをn−ブチルリチウムでリチ
オ化し、ホウ酸トリイソプロピルで処理し、3−フルオロ−5−トリフルオロメ
チルフェニルボロン酸を得た。この化合物をSuzuki方法体系を用いて5−ブロ
モピリミジンとカップリングさせ、3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル
)ベンゾトリフルオリドを得た。濃硫酸およびクロロスルホン酸で加水分解し、
3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル)安息香酸を得た。この化合物をメ
タ
ノールおよび濃硫酸で処理することによりメチルエステルに、ついでヒドラジン
水和物で処理してヒドラジドに変換した。ジアゾ化し、炭酸カリウムで処理し、
標記化合物を得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):7.57(1H,dt,J=1Hz,8Hz);7.83(1H,m);
8.06(1H,t,J=1Hz);8.99(2H,s);9.29(1H,s)
記載例61
4−クロロ−3−(4−メチル−3−ピリジル)ニトロベンゼン(D61)
標記化合物をSuzuki方法体系により3−ブロモ−4−クロロニトロベンゼン
と4−メチル−3−ピリジルボロン酸をカップリングさせることにより調製した
。この操作により(D61)(0.2g、33%)を得た
記載例62
4−クロロ−3−(4−メチル−3−ピリジル)アニリン(D62)
標記化合物をニトロ化合物(D61)を塩化錫還元に付すことで調製した。こ
の操作により(D62)(0.105g、95%)を得た。
記載例63
2,3−ジヒドロ−5−ニトロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン(D6
3)
50%水性1,2−ジメトキシエタン(50ml)中の2,3−ジヒドロ−7
−ヨード−5−ニトロベンゾフラン(0.76g、0.0026モル)および3−
ピリジルボロン酸(0.32g、0.0026モル)を、アルゴン下、炭酸ナトリ
ウム(1.17g、0.011モル)およびテトラキストリフェニルホスフィンパ
ラジウム(0)(0.06g、0.000052モル)で処理し、18時間加熱還
流した。混合物を外界温度まで冷却し、脱イオン水で希釈し、酢酸エチルに抽出
し、乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させた。残渣を30%酢酸エチル/6
0−80°石油エーテルで溶出するシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、標記化合物(0.19g、30%)を黄色固体として得
た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):3.40(2H,t,J=9Hz);4.83(2H,t,J=9Hz);
7.40(1H,q,J=3Hz,5Hz);8.02(1H,dt,J=1Hz,9Hz);8.12(1H,m);8.30(1H,d,J=3Hz);8
.62(1H,dd,J=1Hz,5Hz);8.98(1H,d,J=1Hz)
記載例64
5−アミノ−2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン(D6
4)
エタノール(20ml)中の2,3−ジヒドロ−5−ニトロ−7−(ピリド−
3−イル)ベンゾフラン(D63)(0.19g、0.00079モル)を塩化錫
(II)の濃塩酸(1ml)中溶液で処理し、50℃で2時間加熱した。さらに、
濃塩酸(0.5ml)中の塩化錫(II)(0.38g)を添加し、
混合物を50℃で0.5時間加熱し、外界温度で18時間撹拌した。脱イオン水
(5ml)を加え、混合物を10%水酸化ナトリウム溶液で塩基性化し、酢酸エ
チル中に抽出し、乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させて標記化合物(0.1
3g、82%)を暗色油状物として得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm);3.20(2H,t,J=9Hz);3.43-3.70(2H,brs)
;4.57(2H,t,J=9Hz);6.63(2H,s);7.32(1H,m);8.01(1H,dt,J=1Hz,5Hz);8.51(
1H,dd,J=1Hz,5Hz);8.89(1H,t,J=1Hz)
記載例65
N−[2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン−5−イル]
カルバミン酸フェニル(D65)
5−アミノ−2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン(D
64)(0.13g、0.00062モル)をジクロロメタン(10ml)に溶か
し、アルゴン下、0℃に冷却した。トリエチルアミン(0.09ml、0.000
68モル)を加え、つづいてクロロギ酸フェニル(0.08ml、0.00065
モル)を滴下し、その混合物を外界温度で2時間撹拌した。反応混合物を脱イオ
ン水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させて標記化合物(0.2
0g、97%)をクリーム色固体として得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):3.38(2H,t,J=9Hz);4.64(2H,t,J=9Hz)
;7.05-7.58(9H,m);8.06(1H,dt,J=1Hz,5Hz);8.57(1H,dd,J=1Hz,5Hz);8.95(1H
,d,J=1Hz)
記載例66
N−(3−フルオロ−5−(ピリド−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニ
ル(D66)
乾燥ジクロロメタン中の3−フルオロ−5−(ピリド−3−イル)アニリン(
1.05g、0.0050モル)を、アルゴン下、トリエチルアミン(1.12m
l、0.0080モル)で処理し、つづいてクロロギ酸フェニル(0.97ml、
0.0077モル)を滴下し、外界温度で18時間撹拌した。反応混合物を脱イ
オン水で洗浄(x2)し、乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させて標記化合
物(1.1g、71%)を灰白色固体として得た。1
H NMR(200MHz,D6DMSO)δ:7.20-7.49(3H,m);7.49-7.59(5H,m);7.63(1H
,d);8.07(1H,dt);8.63(1H,d);8.87(1H,s);10.61(1H,s)
記載例67
N−(4−クロロ−3−(ピリド−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル
(D67)
イソプロピルアルコール(8ml)中の4−クロロ−3−(ピリド−3−イル
)アニリン(0.08g、0.00039モル)を−40℃に冷却し、アルゴン下
、トリエチルアミン(0.06ml、0.00043モル)で処理し、つづいてク
ロロギ酸フェニル(0.051ml、0.00041モル)を滴下した。反応混合
物を−40℃で半時間撹拌し、外界温度にまで加温させた。溶媒を真空下で除去
し、残渣をジクロロメタンに溶かし、H2Oで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、真
空下
で蒸発させて標記化合物(0.12g、95%)を橙色固体として得た。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:7.05-7.56(10H,m);7.82(1H,dt);8.64(1H,dd);
8.71(1H,d)
記載例68
N−[(5−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)フェニル]カル
バミン酸フェニル(D68)
標記化合物(0.23g、97%)をD67の方法を用いて調製した。1
H NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.65(3H,s);7.08(1H,s);7.16-7.53(6H,m);7
.66-7.87(2H,m);8.06(1H,t)
記載例69
N−[4−メチル−3−(4−メチルピリド−3−イル)フェニル]カルバミン
酸フェニル(D69)
標記化合物を記載例67の方法にあるように、対応するアニリンから調製した
。これにより油状物(2.1g、97%)を得た。1
H NMR(CDCl3)δ:2.05(3H,s);2.15(3H.s);7.08-7.45(10H,m);8.30(1H
,s);8.48(1H,d,J=8Hz)
実施例1
1−[(3−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
ジクロロメタン(5ml)中の3−(3−ピリジル)アニリン(0.27g、
1.6ミリモル)を、1,1−カルボニルジイミダゾール(0.28g、1.75ミ
リモル)のジクロロメタン(5ml)中溶液を5分間にわたって滴下した。2時
間後、該混合物を蒸発乾固し、残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml
)に溶かした。5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(0.35g
、1.6ミリモル)を加え、混合物を100℃で1時間加熱した。水(30ml
)
を添加し、混合物を冷蔵庫に1時間入れた。濾過および乾燥を行い、褐色固体(
0.59g)を得た。0〜3%の勾配のメタノール/ジクロロメタンで溶出する
シリカ上のクロマトグラフィーに付し、標記化合物を白色固体(0.56g、8
5%)として得た;融点193−4℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.25(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.40(2H,m);7.50(1H,m);7.90(1H,s);8.05(1H,m);8.15(1H,s);8.60(1H,dm);
8.70(1H,s);8.85(1H,s)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
以下の実施例の化合物も同様にして調製した:
実施例2
1−[(4−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メチルチオ−6−
トリフルオロメチルインドリン
収率=25%。
1H NMR(D6-DMSO)2.52(3H,s);3.30(2H,t);4.25(2H,t);7.50(3H,m);7
.70(3H,m);8.02(1H,s);8.25(1H,s);8.70(2H,dd);8.80(1H,s)
実施例3
1−[(3−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メチルチオ−6−
トリフルオロメチルインドリン
収率=42%;融点208−210℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);7.40(3H,m);7
.65(1H,m);7.65(1H,m);7.90(1H,s);8.10(1H,dm);8.20(1H,s);8.60(1H,m);
8.80(1H,s);8.90(1H,m)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
実施例4
1−[(3−ピリジル)−4−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
収率=85%;融点>230℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.45(1H,m);7.70(4H,m);8.05(1H,m);8.15(1H,s);8.55(1H,m);8.70(1H,s);8
.90(1H,m)
実施例5
1−[(4−ピリジル)−4−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
収率=5%;融点>210℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.70(2H,d);7.75(4H,m);8.15(1H,s);8.60(2H,d);8.85(1H,s)
実施例6
1−[(2−ピリジル)−3−フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
収率=40%;融点=220−225℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.40(2H,m);7.70(2H,m);7.90(2H,m);8.15(1H,s);8.35(1H,s);8.65(1H,m);8
.70(1H,s)
実施例7
1−[4−メチル−3−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=26%;融点211−212℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.2(3H,s);3.28(2H,t);3.85(3H,s);4.11(2H,t);
6.44(1H,s);6.85(1H,s);7.18-7.45(4H,m);7.59-7.72(1H,m);8.22(1H,s);8.
49-8.69(2H,m)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
実施例8
1−[3−フルオロ−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=26%;融点220−223℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.29(2H,t);3.85(3H,s);4.21(2H,t);7.23(1H,s);7
.30(1H,t);7.54(2H,m);7.65(1H,dt);7.76(1H,s);8.09(1H,dt);8.15(1H,s)
;8.62(1H,dd);8.78-9.00(2H,m)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる;融点198−199℃。
実施例9
1−[2−フルオロ−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=10%;融点233℃(分解)。
1H NMR(D6-DMSO)3.20(2H,t);3.82(3H,s);3.94(2H,t);7.13-7.28(2H,
m);7.38-7.58(3H,m);7.87(1H,dt);7.98(1H,s);8.35(1H,s);8.55(1H,dd);8
.64(1H,d)
実施例10
1−(5−フェニルピリド−3−イルカルバモイル)−5−メトキシ−6−トリ
フルオロメチルインドリン
1−(5−ブロモ−ピリド−3−イルカルバモイル)−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン(D14、208mg、0.5ミリモル)、フェニ
ルボロン酸(300mg、2.4ミリモル)、炭酸ナトリウム(0.32g、3ミ
リモル)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(30
mg)のジメトキシエタン−水(5ml−1ml)中混合物を、アルゴン下で1
0時間加熱還流した。冷却した反応混合物を酢酸エチルと半飽和ブラインの間に
分配した。有機抽出液を乾燥し、蒸発させて褐色油(0.14g)を得た。0〜
5%の勾配のメタノール/酢酸エチルで溶出するシリカ上のクロマトグラフィー
に付して、標記化合物を白色結晶固体(100mg、48%)として得た;融点
162−164℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(3H,t);7.20(1H,s);7
.50(3H,m);7.70(2H,m);8.10(1H,s);8.30(1H,m);8.55(1H,m);8.75(1H,m);8
.85(1H,s)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
以下の実施例の化合物も同様にして調製した:
実施例11
1−(5−フェニルピリド−3−イルカルバモイル)−5−メチルチオ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
収率=73%;融点208−214℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(2H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);7.50(4H,m);7
.70(2H,m);8.20(1H,s);8.30(1H,m);8.60(1H,m);8.75(1H,m);8.95(1H,s)
実施例12
1−[5−(3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=29%;融点113−114℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.55(1H,m);8.10(1H,m);8.15(1H,s);8.30(1H,m);8.60(1H,m);8.65(1H,dd);
8.80(1H,d);8.95(2H,m)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
実施例13
1−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−ピリド−3−イルカルバモイ
ル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=48%;融点199−202℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.89(4H,m);8.10(1H,s);8.35(1H,m);8.60(1H,d);8.80(1H,d);8.95(1H,s)
実施例14
1−[5−(4−メチルフェニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=57%;融点190−191℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.35(3H,s);3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7
.20(1H,s);7.30(2H,d);7.60(2H,d);8.15(1H,s);8.25(1H,m);8.55(1H,d);8
.75(1H,d);8.85(1H,s)
実施例15
1−[5−(2−チエニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=53%;融点193−208℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(2H,m);7
.65(2H,m);8.10(1H,s);8.25(1H,t);8.60(1H,d);8.75(1H,d);8.90(1H,s)
メタンスルホン酸塩は、メタンスルホン酸/アセトンで処理することにより調
製できる。
実施例16
1−[5−(3−チエニル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=30%;融点165−167℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.60(1H,dd);7.75(1H,m);8.0(1H,m);8.15(1H,s);8.30(1H,t);8.65(1H,d);8
.70(1H,d);8.90(1H,s)
実施例17
1−[5−(2−ピロリル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=20%;融点218−219℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);6.20(1H,m);6
.55(1H,m);6.90(1H,m);7.20(1H,s);8.15(2H,m);8.50(1H,d);8.60(1H,d);8
.80(1H,s)
実施例18
1−[5−(4−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
収率=71%;融点230−234℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.75(2H,m);8.15(1H,s);8.40(1H,t);8.65(1H,d);8.70(2H,m);8.85(1H,d)
実施例19
1−[2−(3−ピリジル)−チアゾール−4−イルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
アシルアジド(D15)(370mg、1.6ミリモル)のトルエン(5ml
)中溶液を0.25時間加熱還流した。室温に冷却した後、イソシアネートの溶
液
を5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(0.35g、1.6ミリモ
ル)のジクロロメタン(10ml)溶液に加えた。濾過および乾燥を行い、標記
化合物を白色固体(100mg、15%)として得た;融点>200℃。
1H NMR 3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7.45(1H,m);
7.55(1H,s);8.15(1H,s);8.30(1H,dt);8.65(1H,dd);9.15(1H,m);9.85(1H,s)
実施例20
1−[2−(2−ピリジル)−チエン−5−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物は実施例19の操作と同じ操作を用いて対応するアシルアジド(D
16)から調製し、標記化合物を淡黄色固体(0.45g、73%)として得た;
融点205−215℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);6.80(1H,d);7
.15(1H,d);7.50(1H,s);7.50(1H,d);7.75(2H,m);8.20(1H,s);8.45(1H,m);9
.95(1H,s)
実施例21
1−(3−フルオロ−5−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル
)−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
1−(3−フルオロ−5−ヨードフェイルカルバモイル)−5−メトキシ−6
−トリフルオロメチルインドリン(D17、0.31g、0.65ミリモル)、4
−メチル−3−ピリジルボロン酸(88mg,0.65ミリモル)、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(23mg、0.02ミリモル)
および炭酸ナトリウム(0.31g、3.0ミリモル)の1,2−ジメトキシエタ
ン(20ml)および水(2ml)中混合物を24時間加熱還流し、ついで冷却
し、水中に注いだ。水性混合物をジクロロメタン/メタノールで抽出し、有機抽
出液をブラインで洗浄し、乾燥して蒸発させた。残渣を2−3%メタノール/ジ
クロロメタンで溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して標記化合物
を得、それをジクロロメタン/ペテロール(80mg、28%)から再結晶した
;融点191−5℃。
1H NMR(d6DMSO)δ:2.31(3H,s);3.28(2H,t,J=8);3.85(3H,s);4.19(2
H,t,J=8);6.94(1H,d,J=8);7.22(1H,s);7.37(1H,d,J=6);7.42(1H,s);7.61(1
H,d,J=12);8.12(1H,s);8.40(1H,s);8.46(1H,d,J=6);8.82(1H,s)
MS(API):測定値 m/z=446(MH+)、C23H19N3O2F4(計算値)M+1=446
実施例22
1−(5−(2,6−ジフルオロフェニル)−3−ピリジルカルバモイル)−5
−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
5−(2,6−ジフルオロフェニル)ニコチノイルアジド(D20、0.46g
、1.8ミリモル)のトルエン(10ml)中溶液を2時間加熱還流した。冷却
後、5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11、0.40g、
1.8ミリモル)のジクロロメタン(10ml)中溶液を加え、その混合物を室
温で一夜撹拌した。沈殿物を濾過し、ペトロールで洗浄した。粗生成物をジクロ
ロメタン/ペトロールから再結晶し、標記化合物(0.66g、82%)を得た
;融点217−9℃。
1H NMR(d6DMSO)δ:3.29(2H,t,J=8);3.84(3H,s);4.21(2H,t,J=8);7.
22(1H,s);7.29(2H,t,J=7)、7.56(1H,q,J=7);8.11(1H,s);8.15(1H,s);8.32(1
H,s);8.80(1H,s);9.93(1H,s)
MS(API):m/z=450(MH+)、C22H16N3O2F5(計算値)M+1=450
元素分析:C22H16N3O2F5として、測定値:C,54.84;H,3.69;N,8.64:計
算値:C,58.80;H,3.59;N,9.35
実施例23
6−クロロ−5−メチル−1−(4−メチル−3−(ピリド−3−イル)−フェ
ニルカルバモイル)インドリン
乾燥ジクロロメタン(20ml)中の4−メチル−3−(ピリド−3−イル)
アニリン(0.30g、0.0016モル)を、アルゴン下、乾燥ジクロロメタン
(10ml)の1,1'−カルボニルジイミダゾール(0.30g、0.0018ミ
リモル)に加え、外界温度で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残渣を乾
燥ジメチルホルムアミド(30ml)に溶かした。乾燥ジメチルホルムアミド(
10ml)中の6−クロロ−5−メチルインドリン(WO95/01976参照
)(0.27g、0.0016モル)を加え、混合物を100℃で1時間加熱した
。外界温度に冷却した後、溶媒を真空下で除去し、その残渣を脱イオン水(15
ml)で希釈し、ジクロロメタン(2x20ml)に抽出し、乾燥(Na2SO4)
し、真空下で蒸発させた。残渣を3%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシ
リカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、得られた固体
を酢酸エチル/メタノール/60-80°石油エーテルから再結晶し、標記化合物(
0.31g、57%)をクリーム色固体として得た;融点202−203℃。
1H NMR(270MHz,d6DMSO)δ:2.20(3H,s);2.24(3H,s);3.12(2H,t,J=7);
4.13(2H,t,J=7);7.14(1H,s);7.25(1H,d,J=7);7.42-7.61(3H,m);7.81(1H,dt,
J=3,7);7.89(1H,s);8.49-8.69(3H,m)
MS(EI):m/z=377(M+)
メタンスルホン酸塩はメタンスルホン酸/アセトンで処理することにより製造
できる。
実施例24
1−(4−メチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5−チ
オメチル−6−トリフルオロメチルインドリン
乾燥ジクロロメタン(20ml)中の4−メチル−3−(ピリド−3−イル)
アニリン(0.35g、0.0019モル)を、アルゴン下、乾燥ジクロロメタン
(10ml)の1,1'−カルボニルジイミダゾール(0.34g、0.0021ミ
リモル)に加え、外界温度で1時間撹拌した。溶媒を真空下で除去し、残渣を乾
燥ジメチルホルムアミド(10ml)に溶かした。乾燥ジメチルホルムアミド(
5ml)中の5−チオメチル−6−トリフルオロメチルインドリン(D7)
(0.44g、0.0019モル)を加え、混合物を100℃で2時間加熱した。
外界温度に冷却した後、溶媒を真空下で除去し、残渣を脱イオン水(15ml)
で希釈し、ジクロロメタン(2x20ml)に抽出し、乾燥(Na2SO4)し、
真空下で蒸発させた。残渣を3%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカ
ゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、得られた固体を酢
酸エチル/60-80°石油エーテルから再結晶し、標記化合物(0.11g、13%
)をクリーム色固体として得た;融点221−223℃。
1H NMR(200MHz,d6DMSO)δ:2.20(3H,s);2.55(3H,s);3.38(2H,t,J=8);
4.20(2H,t,J=8);7.26(1H,d,J=9);7.41-7.61(4H,m);7.81(1H,dt,J=3,9);8.20
(1H,s);8.51-8.63(2H,m);8.69(1H,s)
MS(CI):m/z=444(MH+)
実施例25
1−(3−フルオロ−5−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5−
チオメチル−6−トリフルオロメチルインドリン・塩酸塩
乾燥ジメチルホルムアミド(30ml)中のN−(3−フルオロ−5−(ピリ
ド−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル(D66)(0.55g、0.0
018モル)を、アルゴン下、5−チオメチル−6−トリフルオロメチルインド
リン塩酸塩(D7)(0.49g、0.0018モル)およびトリエチルアミン(
0.5ml、0.0036モル)で処理し、100℃で6時間加熱した。外界温度
に冷却した後、溶媒を真空下で除去した。残渣を3%メタノール/ジクロロメタ
ンで溶出するシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し
、得られた固体を酢酸エチル/60-80°石油エーテルから再結晶し、標記化合物
(0.39g、49%)を白色固体として得た;融点202−203℃。
1H NMR(250MHz,d6DMSO)δ:2.52(3H,s);3.32(2H,t,J=8);4.22(2H,t,J
=8);7.30(1H,d,J=8);7.45-7.58(3H,m);7.64(1H,d,J=11);7.78(1H,s);8.09(
1H,d,J=8);8.23(1H,s);8.63(1H,d,J=6);8.87-9.01(2H,m)
MS(電子スプレー):m/z=448(MH+)
実施例26
1−(4−クロロ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル)−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
乾燥ジメチルホルムアミド(6ml)中のN−(4−クロロ−3−(ピリド−
3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル(D67)(0.12g、0.000
37モル)を、アルゴン下、5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
(D11)(0.08g、0.00037モル)で処理し、120℃で2時間加熱
した。外界温度に冷却した後、溶媒を真空下で除去した。残渣を1N水酸化ナト
リウム水溶液とジクロロメタンの間に分配した。有機層を乾燥(Na2SO4)し
、真空下で蒸発させた。残渣をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、
60℃の真空下で乾燥し、標記化合物(0.06g、36%)を灰緑色固体とし
て得た;融点210−213℃。
1H NMR(200MHz,CDCl3)δ:3.30(2H,t,J=9);3.87(3H,s);4.12(2H,t,J=
9);6.56(1H,s);6.87(1H,s);7.29-7.58(4H,m);7.81(1H,d,J=8);8.21(1H,s);
8.60(1H,d,J=5);8.69(1H,d,J=3)
MS(EI):m/z=447(M+)
実施例27
5−メトキシ−1−(5−メチル−(1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)
−フェニルカルバモイル)−6−トリフルオロメチルインドリン(E27)
乾燥ジメチルホルムアミド(10ml)中のN−(5−メチル−(1,2,4−
オキサジアゾール−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル(D68)(0
.23g、0.00078モル)を、アルゴン下、5−メトキシ−6−トリフルオ
ロメチルインドリン(0.17g、0.00078モル)(D11)で処理し、1
20℃で4時間加熱した。外界温度に冷却した後、溶媒を真空下で除去した。残
渣を水とジクロロメタンの間に分配し、有機層を乾燥(Na2SO4)し、真空下
で蒸発させた。残渣を5%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲル上
のフラッシュカラムクロマトグラフィーに付して精製した。得られた固体を酢酸
エチル/60-80°石油エーテルから再結晶し、標記化合物(0.11g、34%)
を灰白色固体として得た;融点203−204℃。
1H NMR(250MHz,d6DMSO)δ:2.68(3H,s);3.30(2H,t,J=8);3.85(3H,s);
4.21(2H,t,J=8);7.21(1H,s);7.49(1H,t,J=7);7.66(1H,d,J=7);7.81(1H,d,J=
7);8.16(1H,s);8.33(1H,s);8.82(1H,s)
MS(電子スプレー)m/z=419(MH+)
実施例28
1−[4−メチル−3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル]
−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E28)
乾燥ジメチルホルムアミド(20ml)中のN−(4−メチル−3−(4−メ
チルピリド−3−イル)フェニル)カルバミン酸フェニル(D69)(0.5g
、0.0016モル)を、アルゴン下、5−メトキシ−6−トリフルオロメチル
インドリン(D11)(0.34g、0.0016モル)で処理し、100℃で6
時間加熱した。その混合物を冷却し、真空下で蒸発乾固した。残渣をジクロロメ
タンに溶かし、該溶液を10%水酸化ナトリウム水溶液(2x20ml)で、つ
いで飽和塩化ナトリウム水溶液(30ml)で洗浄した。有機層を乾燥(Na2SO4
)し、濾過し、蒸発乾固させた。残渣を1%メタノール/ジクロロメタンで溶出
するシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィーに付して精製した。得
られた残渣をジエチルエーテルでトリチュレートし、標記化合物(E28)(0
.326g、47%)を得た;融点138−140℃。
1H NMR(CDCl3)δ:2.00(3H,s);2.13(3H,s);3.25(2H,t,J=8Hz);3.82(
3H,s);4.12(2H,t,J=8Hz);6.62(1H,s);6.81(1H,s);7.11-7.29(3H,m);7.39−7
.45(1H,m);8.20(1H,s);8.30(1H,s);8.44(1H,d,J=6Hz)
MS(測定値)442(MH+),C24H22N3O2F3H+(計算値)442
実施例29
1−[5−ブロモ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E29)
標記化合物をN−[3−ブロモ−5−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバ
ミン酸フェニル(D21)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインド
リン(D11)から実施例28の方法を用いて製造した。
1H NMR 250MHz CDCl3δ:8.74(1H,s,Ar);8.54(dd,1H,Ar);8.19(s,1H,Ar
);7.88(d,1H,Ar);7.74(s,1H,Ar);7.6(s,1H,Ar);7.32-7.44(m,2H,Ar);6.82(
brs,1H,Ar);4.15(t,2H,インドリン);3.85(s,3H,Me);3.25(t,2H,インドリン)
実施例30
1−[4−t−ブチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5
−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E30)
標記化合物(0.055g、23%)をN−[4−t−ブチル−3−(ピリド
−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル(D22)(0.18g、0.00
052モル)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11
)から実施例28の方法を用いて製造した。
1H NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.25(9H,s);3.27(2H,t,J=11);3.85(3H,s);
4.09(2H,t,J=11);6.43(1H,s);6.85(1H,s);7.00(1H,d,J=1);7.18-7.35(1H,m)
;7.39-7.69(3H,m);8.20(1H,s);8.42-8.69(2H,m)
MS(電子スプレー)m/z=470(MH+)
実施例31
1−[4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5−
メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E31)
標記化合物(0.21g、32%)をN−[4−メトキシ−3−(ピリド−3
−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル(D23)(0.48g、0.0015
モル)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)から
実施例28の方法を用いて製造した。
1H NMR(200MHz,D6DMSO)δ:3.26(2H,t,J=9);3.76(3H,s);3.83(3H,s);
4.14(2H,t,J=9);7.10(1H,d,J=7);7.19(1H,s);7.45(1H,dd,J=1,5);7.54(1H,s);
7.59(1H,d,J=3);7.87(1H,dt,J=1,5);8.10(1H,s);8.47-8.55(2H,m);8.67(1H,
d,J=3)
MS(電子スプレー)m/z=444(MH+)
そのメタンスルホン酸塩はメタンスルホン酸/アセトンで処理することにより
調製できる。
実施例32
1−[5−フルオロ−4−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバ
モイル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E32)
標記化合物(0.34g、53%)をN−[5−フルオロ−4−メトキシ−3
−(ピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル(D24)(0.48
g、0.0014モル)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリ
ン(D11)から実施例28の方法を用いて製造した。
1H NMR(200MHz,D6DMSO)δ:3.38(2H,t,J=8);3.68(3H,s);3.84(3H,s);
4.17(2H,t,J=8);7.21(1H,s);7.43(1H,s);7.51(1H,dd,J=5,9);7.66(1H,dd,J=
3,20);7.91(1H,dt,J=1,8);8.12(1H,s);8.61(1H,dd,J=3,5);8.70(1H,d,J=3)
;8.75(1H,s)
MS(電子スプレー)m/z=462(MH+)
実施例33
1−[3−ブロモ−4−メチル−5−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]
−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E33)
1−(3,5−ジブロモ−4−メチルフェニルカルバモイル)−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン(D25、0.51g、1ミリモル)、3
−ピリジルボロン酸(0.12g、1ミリモル)、テトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)(35mg、0.03ミリモル)および炭酸ナトリ
ウム(0.41g、4ミリモル)のジメトキシエタン(30ml)および水(3
ml)中混合物を、アルゴン下、18時間加熱還流した。混合物を冷却し、水中
に注いだ。沈殿物を濾過し、水洗して乾燥した。粗生成物を酢酸エチルで溶出す
るシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、その溶出した物質をエーテルでト
リチュレートし、標記化合物(0.14g、28%)を得た;融点216−8℃
。
1H NMR(d6-DMSO)δ:2.20(3H,s);3.25(2H,t,J=8);3.84(3H,s);4.15(
2H,t,J=8);7.20(1H,s);7.50(1H,s+1H,m);7.82(1H,d,J=7);8.03(1H,s);8.11(
1H,s);8.57(1H,s);8.62(1H,d,J=4);8.71(1H,s)
MS(API)m/z=506(MH+,79Br),508(MH+,81Br)
実施例34
1−[3−(4−イソキノリル)フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−
トリフルオロメチルインドリン
標記化合物を、実施例23の方法により、4−(3−アミノフェニル)イソキ
ノリン(0.41g、1.9ミリモル)、1,1'−カルボニルジイミダゾール(0
.33g、2ミリモル)および5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリ
ン(D11)(0.41g、1.9ミリモル)から調製した。粗生成物を5%メタ
ノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、
溶出した物質をジクロロメタンから再結晶し、標記化合物(0.22g、25%
)を得た;融点211−5℃。
1H NMR(d6-DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8);3.85(3H,s);4.21(2H,t,J=8);7
.20(1H,d,J=7);7.22(1H,s);7.50(1H,t,J=8);7.76(2H,m);7.78(1H,s);7.82(
1H,t,J=7);7.93(1H,d,J=8);8.1(1H,s);8.25(1H,d,J=8);8.47(1H,s);8.73(1
H,s);9.38(1H,s)
元素分析:C26H20N3O2F3として、測定値(%):C,67.01;H,4.51;N,9.
03:計算値(%):C,67.38;H,4.35;N,9.07
MS(API)464(MH+)
そのメチルスルホン酸塩は、メチルスルホン酸/アセトンで処理することによ
り調製できる。
実施例35
1−[5−(4−メチル−3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(E35)
1−[5−ブロモ−(3−ピリジルカルバモイル)]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン(D26)(0.3g、0.7ミリモル)および4−
メチル−3−ピリジルボロン酸(0.12g、0.9ミリモル)を、ジメトキシエ
タン(80ml)および水(10ml)中、不活性雰囲気下で18時間、炭酸ナ
トリウム(0.15g、1.4ミリモル)およびパラジウムテトラキストリフェニ
ルホスフィン(0.1g、12モル%)と一緒にに加熱還流した。冷却後、混合
物を酢酸エチル(250ml)と水(200ml)の間に分配した。有機層を分
離し、飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、ついで乾燥(NaSO4)させた。溶媒を
蒸発させ、つづいて3−7%MeOH/CH2Cl2で溶出するシリカゲル上のフラ
ッシュクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル/60−80ペトロールより再結
晶し、標記化合物(E35)(0.2g、65%)を得た;融点125−8℃。
1H NMR(CDCl3)δ:2.32(3H,s);3.32(2H,t,J=8Hz);3.85(3H,s);4.18(
2H,t,J=8Hz);6.90(2H,s);7.21(1H,d,J=4Hz);8.10(1H,s);8.18(1H,s),8.27(
1H,s);8.40(1H,s);8.45-8.53(2H,m)
MS(測定値)m/z 429(MH+)C22H19N4O2F3として(計算値)429
実施例36
1−[6−(3−ピリジル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
N−[6−(ピリド−3−イル)ピリド−3−イル]カルバミン酸フェニル(
D27)(0.66g、2.3ミリモル)を、5−メトキシ−6−トリフルオロメ
チルインドリン(D11)(0.5g、2.3ミリモル)と、実施例28の方法に
従っ
て反応させ、標記化合物(E36)(0.73g、78%)を得た;融点>27
0℃。
1H NMR(DMSO-d6)δ:3.32(2H,t,J=8Hz);3.88(3H,s);4.23(2H,t,J=8Hz
);7.20(1H,s);7.45-7.55(1H,m);7.98-8.18(3H,m);8.35-8.43(1H,m);8.55-8
.60(1H,m);8.85(1H,d,J=4Hz);8.91(1H,s);8.23(1H,s)
MS(API)測定値 m/z 415(MH+)、C21H17N4O2F3(計算値)415
実施例37
1−[5−(2−フリル)−ピリド−3−イルカルバモイル]−5−メトキシ−
6−トリフルオロメチルインドリン(E37)
この化合物を、1−(5−ブロモピリド−3−イルカルバモイル)−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリンおよび2−フリルボロン酸から、実施
例10と同じ方法により製造し、標記化合物を淡褐色結晶固体として得た;収率
80%;融点92−94℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);6.65(1H,m);7
.10(1H,d);7.25(1H,s);7.85(1H,s);8.15(1H,s);8.30(1H,t);8.60(1H,d);8
.65(1H,d);8.90(1H,bs)
実施例38
1−[2−(4−ピリジル)−チアゾール−4−イルカルバモイル−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物を、2−(4−ピリジル)−チアゾール−4−カルボン酸から、記
載例15および実施例19と同じ方法体系により製造し、標記化合物を黄色結晶
固体として得た;収率8%;融点>220℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(1H,t);7.20(1H,s);7
.75(1H,s);7.90(2H,d);8.15(1H,s);8.70(2H,d);9.90(1H,bs)
実施例39
1−[2−(ピラジニル)−チアゾール−4−イルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物を、2−ピラジニル−チアゾール−4−カルボン酸から、記載例1
5および実施例19と同じ方法体系により製造し、標記化合物を黄色結晶固体と
して得た;全収率45%;融点>240℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.75(1H,s);8.20(1H,s);8.75(2H,m);9.30(1H,s);9.90(1H,s)
実施例40
1−[3−(5−ピリミジル)フェニルカルバモイル]−5−メトキシ−6−ト
リフルオロメチルインドリン
この化合物を、3−(5−ピリミジル)アニリン(D29)および5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)から、実施例1の方法に従っ
て製造し、標記化合物を白色結晶固体として得た;収率69%;融点226−8
℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.30(2H,t);3.85(3H,s);4.20(2H,t);7.20(1H,s);7
.45(2H,m);7.70(1H,m);7.95(1H,s);8.15(1H,s);8.70(1H,s);9.10(2H,s);9
.20(1H,s)
実施例41
1−[3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン
N−[3−(4−メチルピリド−3−イル)フェニル]カルバミン酸フェニル
(D28)(0.4g、1.3ミリモル)を、5−メトキシ−6−トリフルオロメ
チルインドリン(D11)(0.28g、1.3ミリモル)と、実施例28の方法
にあるように反応させ、標記化合物(E41)(0.19g、34%)を得た;
融点178−180℃。
1H NMR(DMSO-d6)δ:2.29(3H,s);3.29(2H,t,J=8Hz);3.84(3H,s);4.1
9(2H,t,J=8Hz);7.01(1H,d,J=6Hz);7.20(1H,s);7.31-7.43(2H,m);7.55-7.62(
2H,m);8.10(1H,s);8.32(1H,s);8.40(1H,d,J=6Hz);8.62(1H,s)
MS(API)測定値 m/z 428(MH+)、C23H20N3O2F3(計算値)428
実施例42
1−[5−エチル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバモイル]−5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
標記化合物(0.15g、40%)を、実施例28の方法体系を用い、DMF
(10ml)中、N−(3−エチル−5−(ピリド−3−イル)フェニル]カル
バミン酸フェニル(D30)(0.26g、0.81ミリモル)と、5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)(0.177g、0.81ミリモ
ル)とから黄褐色粉末として得た;融点205−207℃。
1H NMR 250MHz CDCl3δ:8.81(s,1H,Ar);8.58(d,1H,Ar);8.22(s,1H,Ar)
;7.88(m,1H,Ar);7.48(s,1H,Ar);7.32(m,2H,Ar);7.12(s,1H,Ar);6.85(s,1H,
Ar);6.52(s,1H,NH);4.12(t,2H,インドリン);3.88(s,3H,Me);3.28(t,2H,インドリン);2
.60(q,2H,CH2);1.3(t,3H,Me)
質量分析 m/z=442[M+1]+
実施例43
5−メトキシ−1−[5−フェニル−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルバ
モイル]−6−トリフルオロメチルインドリン(E43)
標記化合物(0.74g、47%)を、実施例28の方法体系を用い、DMF
(10ml)中、N−(5−フェニル−3−(ピリド−3−イル)フェニル]カ
ルバミン酸フェニル(D31)(0.27g、0.76ミリモル)と、5−メトキ
シ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)(0.182g、0.83ミリ
モル)とから灰白色固体として得た;融点150−151℃。
1H NMR 250MHz CDCl3δ:8.87(s,1H,Ar);8.60(d,1H,Ar);
8.24(s,1H,Ar);7.90(m,1H,Ar);7.70-7.55(m,4H,Ar);7.50-7.30(m,5H,Ar);6.
85(br,1H,Ar);6.65(br,1H,NH);4.12(t,2H,インドリン);3.85(s,3H,Me);3.28(t,2H
,インドリン)
実施例44
6−クロロ−5−メチル−1−[4−メチル−(4−メチル−3−ピリジル)フ
ェニルカルバモイル]インドリン
N−[4−メチル−3−(4−メチルピリド−3−イル)フェニル]カルバミ
ン酸フェニル(D69)(0.5g、1.6ミリモル)を、6−クロロ−5−メチ
ルインドリン(WO95/01976参照)(0.26g、1.6ミリモル)と、
実施例28の方法にあるように反応させ、標記化合物(E44)(0.23g、
38%)を得た;融点178−180℃。
1H NMR(CDCl3)δ:2.01(3H,s);2.12(3H,s);2.29(3H,s);3.15(2H,t,J
=8Hz);4.07(2H,t,J=8Hz);6.60(1H,s);6.95(1H,s);7.15-7.28(3H,m);7.38-7
.43(1H,m);7.95(1H,s);8.30(1H,s);8.42(1H,s)
MS(API)測定値 m/z 392(MH+,35Cl)、394(MH+,37Cl)、C23H22N3O
Cl(計算値)392、394
実施例45
1−[3−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−5
−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
3−(3−アミノベンゾイルアミノ)ピリジン(D33)(0.416g、2
ミリモル)およびカルボニルジイミダゾール(0.34g、2ミリモル)のジク
ロロメタン/N,N−ジメチルホルムアミド(25ml/0.25ml)の混合物
を0.25時間加熱還流し、ついで蒸発乾固させた。残渣をN,N−ジメチルホル
ムアミド(15ml)に溶かし、5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインド
リン(0.416g、2ミリモル)を加えた。混合物を100℃で1時間加熱し
、水(30ml)で処理した。濾過および乾燥を行って白色固体(0.5g)を
得
た。0〜20%の勾配のメタノール/酢酸エチルで溶出するシリカゲル上のクロ
マトグラフィーに付し、標記化合物を白色固体(0.17g、19%)として得
た;融点>220℃。
1H NMR(D6-DMSO)3.25(2H,t,J=8Hz);3.85(3H,s);4.20(2H,t,J=8Hz);7
.25(1H,s);7.40-7.55(2H,m);7.65(2H,d,J=8Hz);7.90(1H,d,J=8Hz);8.10-8.3
0(3H,m);8.40(1H,d,J=2Hz);8.10-8.30(3H,m);8.40(1H,d,J=2Hz);8.85(1H,s)
;8.90(1H,d,J=2Hz);10.50(1H,s)
m/e 457[MH]+、C23H19N4F3O3(計算値)457
実施例46
1−[3−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−5
−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−カルボキシフェニルカ
ルバモイル)インドリン(D36)(0.5g、1.25ミリモル)のジクロロメ
タン中懸濁液に、塩化オキサリル(0.324g、2.5ミリモル)およびジメチ
ルホルムアミド(3滴)を加えた。発泡が沈静化した後、反応混合物を減圧下で
蒸発させ、テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、0℃で3−アミノピリジ
ン(0.133mg、1.4ミリモル)およびトリエチルアミン(0.141g、
1.4ミリモル)のテトラヒドロフラン(10ml)中溶液に滴下した。
1時間後、水を加え、白色沈殿物を形成させ、それを濾過して乾燥させ、生成
物を白色固体(0.435g、73%)として得た;融点195−7℃。
1H NMR(DMSO)δ:10.5(1H,s);9.0(2H,s,J=5Hz);8.4(1H,d,J=5Hz);8.
(1H,s);8.25(1H,s);8.2(1H,s);7.9(1H,d,J=7Hz);7.7(1H,d,J=7Hz);7.5(3H,
m);4.3(2H,t,J=8Hz);3.3(2H,t,J=8Hz);2.5(3H,s)
実施例47
1−[3−(ピリド−4−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−5
−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物を実施例46と同様の方法にて4−アミノピリジンの溶液を用いて
製造し、生成物を桃色固体(0.45g、76%)として得た;融点>200℃
。
1H NMR(DMSO)δ:10.7(1H,s);8.95(1H,s);8.5(2H,d,J=7Hz);8.2(1H,
s);8.1(1H,s);7.85(1H,d,J=7Hz);7.8(1H,d,J=7Hz);7.65(1H,d,J=7Hz);7.45(2H
,m);4.25(2H,t,J=7Hz);3.3(2H,t,J=7Hz);2.5(3H,s)
m/e=472、C23H19F3N4O2S(計算値)472
実施例48
1−[4−(ピリド−3−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−5
−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物を実施例46と同様の方法にて5−メチルチオ−6−トリフルオロ
メチル−1−(4−カルボキシフェニルカルバモイル)インドリン(D37)よ
り製造し、生成物を淡黄色固体(0.327g、55%)として得た;融点>2
00℃。
1H NMR(DMSO)δ:10.6(1H,s);9.0(1H,s);8.4(2H,d,J=7Hz);8.2(1H,s
);8.0(2H,d,J=7Hz);7.8(2H,d,J=7Hz);7.6(1H,q,J=5Hz);7.4(1H,s);4.25(2H,
t,J=7Hz);3.3(2H,t,J=7Hz);2.5(3H,s)
m/e=472、C23H19F3N4O2S(計算値)472
実施例49
1−[4−(ピリド−4−イルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]−5
−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン
この化合物を実施例48と同様の方法にて4−アミノピリジンを用いて製造し
、生成物を橙色固体(0.352g、59%)として得た;融点158−160
℃。
1H NMR(DMSO)δ:10.5(1H,s);8.95(1H,s);8.5(2H,d,J=5Hz);8.2(1H,
s);7.9(2H,d,J=7Hz);7.85(2H,d,J=5Hz);7.8(2H,q,J=7Hz);7.5(1H,s);4.25(
2H,t,J=7Hz);3.3(2H,t,J=7Hz);2.5(3H,s)
m/e=472、C23H19F3N4O2S(計算値)472
実施例50
1−[3−(3−ピリジルカルボニル)フェニルカルバモイル]−5−メトキシ
−6−トリフルオロメチルインドリン
この標記化合物(0.17g、26%)を実施例45の方法を用いて製造し、
2%メタノール/ジクロロメタンで溶出するシリカゲル上のフラッシュカラムク
ロマトグラフィーおよび酢酸エチル/メタノール/60-80°石油エーテルからの
再結晶により精製した。
1H NMR(200MHz,D6-DMSO)δ:3.28(2H,t);3.75(3H,s);4.20(2H,t);7.
22(1H,s);7.38-7.49(1H,m);7.52(1H,t);7.63(1H,q);7.93-8.00(1H,m);8.02
(1H,d);8.08-8.20(2H,m);8.78-8.99(2H,m);9.02(1H,d)
実施例51
1−[3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)フェニルカルバモイル]−5
−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
3−(ピリド−3−イルアミノスルホニル)アミノベンゼン(D39)(0.
5g、2ミリモル)のクロロホルム(40ml)中懸濁液をトリエチルアミン(
5ml)およびクロロトリメチルシラン(5ml)で処理した。その溶液を蒸発
乾固させ、残渣をジクロロメタン(20ml)に溶かした。カルボニルジイミダ
ゾール(0.32g、2ミリモル)を加え、1時間後、反応混合物を蒸発乾固さ
せた。ジメチルホルムアミド(20ml)および5−メトキシ−6−トリフルオ
ロメチルインドリン(0.43g、2ミリモル)を加え、混合物を100℃で2
時間加熱した。その冷却した溶液を水(60ml)で希釈した。濾過および乾燥
を行い、褐色固体(0.6g)を得た。0−5%メタノール/酢酸エチルで溶出
するクロマトグラフィーに付し、生成物を白色固体(0.26g、26%)とし
て得た;融点>215℃。
1H NMR(DMSO)δ:10.60(1H,s);8.9(1H,s);8.30(1H,d,J=2Hz);8.25(1
H,dd,J=5Hz,2Hz);8.20(1H,t,J=2Hz);8.10(1H,s);7.80(1H,d,J=7Hz);
7.35-7.55(3H,m);7.30(1H,m);7.30(1H,m);7.20(1H,s);4.20(2H,t,J=8Hz);3
.85(3H,s);3.25(2H,t,J=8Hz)
実施例52
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イルオ
キシ)ピリジン−3−イルカルバモイル)]インドリン
ジクロロメタン(25ml)中の5−アミノ−2−(ピリジン−3−イルオキ
シ)ピリジン(0.5g、2.7ミリモル)を、−20℃でトリエチルアミン(0
.4ml、2.9ミリモル)で、ついでクロロギ酸フェニル(0.34ml、2.7
ミリモル)で滴下処理した。反応混合物を1時間にわたって室温に加温し、つい
で希炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)に注いだ。有機相を分離し、水相を
ジクロロメタン(2x50ml)で抽出した。合した有機相を乾燥(Na2SO4)し
、蒸発させて粗カルバミン酸フェニル(0.84g)を結晶化油として得た。こ
の物質を乾燥DMF(10ml)およびトリエチルアミン(0.5ml)に溶か
し、100℃で0.5時間、5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリ
ン塩酸塩(0.63g、2.32ミリモル)で処理した。冷却後、DMFを減圧下
で除去し、残渣を5%水性水酸化ナトリウム(100ml)およびジクロロメタ
ン(3x100ml)の間に分配した。合した有機抽出液を乾燥(Na2SO4)して
蒸発させた。溶出液として2%メタノール/酢酸エチルを用いるクロマトグラフ
ィー、つづいて酢酸エチル/石油エーテル(60−80°)から再結晶し、標記
化合物(0.88g、73%)を白色結晶固体として得た;融点193−4℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.37(3H,s);4.20(2H,t,J
=8Hz);7.13(1H,d,J=9Hz);7.42-7.51(2H,m);7.61(1H,m);8.08(1H,dd,J=8Hz,2
Hz);8.21(1H,s);8.27(1H,d,J=2Hz);8.40-8.48(2H,m);8.86(1H,s)
MS(EI)m/e=447(MH+)
実施例53
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イルオキ
シ)ピリジン−3−イルカルバモイル)]インドリン
5−アミノ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン(0.2g、1.1ミ
リモル)を、実施例52の方法に従ってクロロギ酸フェニルで処理してカルバミ
ン酸フェニルを得、それを5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(
0.23g、1.1ミリモル)で処理し、標記化合物(0.34g、74%)を白
色固体として得た;融点202−4℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.86(3H,s);4.18(2H,t,J
=8Hz);7.12(1H,d,J=9Hz);7.22(1H,s);7.47(1H,dd,J=7Hz,5Hz);7.51(1H,m,J=
7Hz);8.08(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.10(1H,s);8.27(1H,d,J=2Hz);8.40-8.47(2H,
m);8.78(1H,s)
MS(EI)m/e=431(MH+)
実施例54
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルメチ
ルオキシ)フェニルカルバモイル]インドリン
4−(ピリジン−4−イルメチルオキシ)アニリン(0.5g、2.5ミリモル
)を、実施例52の方法にあるように、カルバミン酸フェニルに変え、5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン(0.54g、2.5ミリモル)で処理
した。溶出液として酢酸エチルを用いるクロマトグラフィー、つづいて酢酸エチ
ル/石油エーテル(60−80°)からの再結晶に付し、標記化合物(0.23
g、24%)を灰白色固体として得た;融点205−207℃。
1H NMR(250MHz,CDCl3)δ:3.26(2H,t,J=8Hz):3.82(3H,s);4.07(2H,t,
J=8Hz);5.06(2H,s);6.29(1H,s);6.83(1H,s);6.91(2H,d,J=10Hz);7.28-7.48(
4H,m);8.22(1H,s);8.60(2H,d,J=7Hz)
MS(EI)m/e=444(MH+)
実施例55
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−4−イルメチ
ルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(ピリジン−4−イルメチルオキシ)ピリジン(0.5g、
2.5ミリモル)を、実施例52の方法にあるように、カルバミン酸フェニルに
変え、5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(0.54g、2.5ミ
リモル)で処理した。溶出液として酢酸エチルを用いるクロマトグラフィー、つ
づいて酢酸エチル/石油エーテル(60−80°)からの再結晶に付し、標記化
合物(0.13g、13%)を灰白色固体として得た;融点187−189℃。
1H NMR(250MHz,CDCl3)δ:3.31(2H,t,J=8Hz);3.88(3H,s);4.12(3H,t,
J=8Hz);5.40(2H,s);6.32(1H,s);6.88(1H,m);7.35(2H,d,J=6Hz);7.91(1H,dd
,J=8Hz,2Hz);8.04(1H,d,J=2Hz);8.22(1H,s);8.59(2H,d,J=6Hz)
MS(EI)m/e=445(MH+)
実施例56
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−4−イルメチ
ルアミノカルボニル)フェニルカルバモイル]インドリン
この化合物は実施例69と同じ方法体系により製造し、標記化合物を白色固体
として得た;収率11%;融点230−2℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.25(2H,t);3.45(3H,s);4.20(2H,t);7
.15(2H,d);7.25(2H,d);7.50(3H,m);8.20(1H,s);8.45(2H,d);8.80(1H,s)
実施例57
トランス−5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−エテニ
ル−(4−ピリジル)]フェニルカルバモイル}インドリン
この化合物は、記載例18および実施例26にあるようにクロロギ酸フェニル
操作を用い、トランス−4−[2−エテニル−(4−ピリジル)]アニリン(D
43)および5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(D7)から
製造し、標記化合物を黄色固体として得た;収率18%;融点157−9℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.25(2H,t);7.15(1H,d);7
.45(1H,s);7.55(2H,d);7.65(5H,m);8.25(1H,s);8.55(2H,d);8.80(1H,s)
実施例58
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−エチル(4−ピリ
ジル)]フェニルカルバモイル}インドリン
この化合物を、D42の水素化を行い、つづいてクロロギ酸フェニル方法を用
いて5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(D7)とカップリン
グさせることにより調製し、標記化合物を白色固体として得た;収率20%;融
点158−161℃。
1H NMR(DMSO)2.50(3H,s);2.85(4H,m);3.25(2H,t);4.20(2H,t);7.15
(2H,d);7.25(2H,d);7.45(4H,m);8.20(1H,s);8.45(2H,d);8.60(1H,s)
実施例59
1−(1−(4−ピリジル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メトキシ−
6−トリフルオロメチルインドリン
標記化合物は、実施例73の方法により、アミノインドール(D53)から調
製した;収率62%;融点206−211℃。
1H NMR(CDCl3)δ:3.29(2H,t,J=8);3.85(3H,s);4.20(2H,t,J=8);6.7
8(1H,d,J=3);7.20(1H,s);7.41(1H,dd,J=8,2);7.72(2H,d,J=6);7.78(1H,d,J=
8);7.83(1H,d,J=3);7.92(1H,d,J=2);8.16(1H,s);8.58(1H,s);8.70(2H,d,J=
6)
MS(API)m/z=453(MH+)
実施例60
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルチオ
メチル)フェニルカルバモイル]インドリン
4−(ピリジン−4−イルチオメチル)アニリン(0.37g、1.71ミリモ
ル)を、実施例26の方法にあるように、カルバミン酸フェニルに変え、5−メ
トキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)(0.37g、1.71ミ
リモル)で処理し、標記化合物(0.5g、64%)を白色結晶固体として得た;
融点174−5℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.26(2H,t,J=8Hz);3.84(3H,s);4.16(2H,t,J
=8Hz);4.32(2H,s);7.20(1H,s);7.32(2H,d,J=7Hz);7.37(2H,d,J=8Hz);7.52(
2H,d,J=8Hz);8.11(1H,s);8.37(2H,d,J=7Hz);8.58(1H,s)
MS(EI)m/e=460(MH+)
実施例61
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルスル
ホニルメチル)フェニルカルバモイル]インドリン
4−(ピリジン−4−イルスルホニルメチル)アニリンを、実施例60の方法
に従って、標記化合物に変え、白色結晶固体(46%)を得た;融点240−2
42℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.26(2H,t,J=8Hz);3.84(3H,s);4.17(2H,t,J
=8Hz);4.77(2H,s);7.08(2H,d,J=8Hz);7.20(1H,s);7.50(2H,d,J=8Hz);7.70(
2H,d,J=7Hz);8.10(1H,s);8.59(1H,s);8.88(2H,d,J=7Hz)
MS(EI)m/e=492(MH+)
実施例62
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリジン−4−イルメチ
ルチオ)フェニルカルバモイル]インドリン
4−(ピリジン−4−イルメチルチオ)アニリンを、実施例60の方法に従っ
て、標記化合物に変え、白色結晶固体(63%)を得た;融点160−3℃。
1H NMR(250MHz,CDCl3)δ:3.27(2H,t,J=8Hz);3.85(3H,s);
3.95(2H,s);4.08(2H,t,J=8Hz);6.41(1H,s);6.84(1H,s);7.12(2H,d,J=7Hz);
7.23(2H,d,J=8Hz);7.33(2H,d,J=8Hz);8.21(1H,s);8.48(2H,d,J=7Hz)
MS(EI)m/e=460(MH+)
実施例63
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[(6−フェノキシ)−3−ピ
リジルカルバモイル]インドリン
この化合物は、実施例1に類似する方法体系により、6−フェノキシ−3−ア
ミノピリジンおよび5−メチルチオ−6−トリフルオロメチルインドリン(D7
)から製造し、標記化合物を黄色固体として得た;収率39%;融点86−88
℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);7.00(1H,d);7
.10(2H,m);7.20(1H,m);7.45(3H,m);8.05(1H,d);8.20(1H,s);8.30(1H,d);8
.85(1H,s)
実施例64
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[2−(ピリジン−3−イルオキ
シ)ピリジン−4−イルカルバモイル)]インドリン
4−アミノ−2−(ピリジン−3−イルオキシ)ピリジン(D45)を、実施
例60の方法に従って、標記化合物に変え、灰白色結晶固体(89%)を得た;
融点223−5℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.86(3H,s);4.21(2H,t,J
=8Hz);7.24(1H,s);7.39(1H,s);7.40-7.52(2H,m);7.62(1H,m,J=9Hz);7.97(1
H,d,J=7Hz);8.13(1H,s);8.40-8.48(2H,m);9.10(1H,s)
MS(EI)m/e=431(MH+)
実施例65
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−
3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジンを、実施
例60の方法に従って、標記化合物に変え、淡黄色固体(30%)を得た;融点
204−7℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.34(3H,s);4.19(2H,t,J
=8Hz);7.10(1H,d,J=8Hz);7.31(1H,dd,J=8Hz,5Hz);7.44-7.53(2H,m);8.06(1H
,dd,J=8Hz,2Hz);8.21(1H,s);8.32(2H,d,J=5Hz);8.82(1H,s)
MS(EI)m/e=461(MH+)
実施例66
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(6−メチルピリジン−
3−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(6−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジンを、実施
例60の方法に従って、標記化合物に変え、灰白色固体(44%)を得た;融点
206−8℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.37(3H,s);4.19(2H,t,J
=8Hz);7.09(1H,d,J=7Hz);7.32(1H,d,J=7Hz);7.45-7.53(2H,m);8.06(1H,dd,J
=7Hz,2Hz);8.20(1H,s);8.24(1H,d,J=2Hz);8.30(1H,d,J=2Hz);8.84(1H,s)
MS(EI)m/e=461(MH+)
実施例67
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(ピリジン−3−イルチオ
)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(ピリジン−3−イルチオ)ピリジンを、実施例60の方法
に従って、標記化合物に変え、白色結晶固体(51%)を得た;融点208−2
10℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.85(3H,s);4.17(2H,t,J
=8Hz);7.20(1H,d,J=7Hz);7.22(1H,s);7.49(1H,dd,J=7Hz,5Hz);7.90-7.99(2H
,m);8.11(1H,s);8.57-8.68(3H,m);8.84(1H,s)
MS(EI)m/e=447(MH+)
実施例68
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−3−イルメチ
ル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン
この化合物を実施例69にあるのと同じ方法にて収率61%で製造した;融点
>250℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.25(2H,t);4.50(2H,d);7
.40(1H,m);7.50(1H,s);7.70(3H,m);7.85(2H,d);8.25(1H,s);8.45(1H,m);8
.55(1H,m);8.80(1H,s);9.00(1H,t)
実施例69
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[3−(ピリド−4−イルメチ
ル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−(3−カルボキシフェニルカ
ルバモイル)インドリン(D55)(0.5g、1.26ミリモル)のジクロロメ
タン(10ml)中懸濁液を、塩化オキサリル(0.2ml、0.3g、2.4ミ
リモル)およびN,N−ジメチルホルムアミド(3滴)で処理した。1時間後、
反応混合物を蒸発乾固させた。残渣をテトラヒドロフラン(20ml)に溶かし
、0℃で4−アミノメチルピリジン(0.15ml、1.39ミリモル)およびト
リエチルアミン(0.2ml、0.15g、1.5ミリモル)のテトラヒドロフラ
ン(10ml)中溶液に加えた。1時間後、5M水酸化ナトリウム水溶液(5m
l)を、つづいて水(20ml)を加えた。濾過および乾燥を行い、生成物を黄
色固体(0.58g、94%)として得た;融点122−3℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);4.50(2H,d);
7.30(2H,d);7.40(1H,t);7.45(1H,s);7.60(1H,d);7.80(1H,d);8.05(1H,s);
8.25(1H,s);8.50(2H,d);8.85(1H,bs);9.15(1H,t)
実施例70
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−[4−(ピリド−2−イルメチ
ル)アミドフェニルカルバモイル]インドリン
この化合物を実施例69にあるのと同じ方法にて製造し、標記化合物を白色固
体(84%)として得た;融点203−5℃。
1H NMR(D6-DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.20(2H,t);4.55(2H,d);7
.25-7.35(2H,m);7.45(1H,s);7.65-7.75(3H,m);7.90(2H,d);8.25(1H,s);8.5
0(1H,d);8.85(1H,s);9.00(1H,t)
実施例71
1−(1−(3−ピリジルメチル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
アミノインドール(D48、0.40g、1.8ミリモル)および1,1'−カル
ボニルジイミダゾール(0.30g、1.8ミリモル)のジクロロメタン(40m
l)中溶液を室温で1.75時間撹拌し、ついで蒸発させた。この残渣に、ジメ
チルホルムアミド(DMF、10ml)および5−メトキシ−6−トリフルオロ
メチルインドリン(D11、0.39g、1.8ミリモル)のDMF(5ml)中
溶液を加えた。該混合物を110℃で一夜撹拌し、ついで水中に注ぎ、ジクロロ
メタンで抽出した。該抽出液を水洗し、乾燥し、蒸発させた。残渣をエーテルで
トリチュレートして灰色固体を得、それをジクロロメタン/メタノールから再結
晶して標記化合物(0.15g、18%)を得た;融点243−6℃。
1H NMR(CDCl3)δ:3.26(2H,t,J=8);3.83(3H,s);4.17(2H,t,J=8);5.4
5(2H,s);6.45(1H,d,J=3);7.19(1H,s);7.22(1H,d,J=8);7.33(1H,dd,J=7,5);7
.42(1H,d,J=8);7.51(1H,d,J=3);7.5(1H,d,J=8);7.72(1H,s);8.12(1H,s);8.
41(1H,s);8.46(1H,d,J=5);8.51(1H,s)
MS(API)m/e=467(MH+)
実施例72
1−(1−(4−ピリジルメチル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
アミノインドール(D49、0.46g、2.1ミリモル)、クロロギ酸フェニ
ル(0.26ml、2.1ミリモル)およびトリエチルアミン(0.29ml、2.
1ミリモル)のジクロロメタン(5ml)中混合物を室温で1時間撹拌した。つ
いで、該混合物をジクロロメタンで希釈し、水洗し、乾燥して蒸発させた。残渣
をアセトニトリル(10ml)に溶かした。5−メトキシ−6−トリフルオロメ
チルインドリン(D11、0.45g、2.1ミリモル)およびトリエチルアミン
(0.29ml、2.1ミリモル)を加え、混合物を室温で3時間撹拌した。反応
物を実施例71にあるように後処理し、トリチュレート後に得られた固体をジク
ロロメタン/ペトロールから再結晶し、標記化合物(0.26g、27%)を得
た;融点215−8℃。
1H NMR(CDCl3)δ:3.26(2H,t,J=8);3.83(3H,s);4.16(2H,t,J=8);5.4
8(2H,s);6.49(1H,d,J=3);7.04(2H,d,J=6);7.20(2H,m);7.30(1H,d,J=8);7.4
9(1H,d,J=3);7.73(1H,s);8.12(1H,s);8.42(1H,s);8.47(2H,d,J=6)
MS(API)m/e=467(MH+)
実施例73
1−(1−(3−ピリジル)−5−インドリルカルバモイル)−5−メトキシ−
6−トリフルオロメチルインドリン
標記化合物を実施例72の方法によりアミノインドール(D52、0.34g
、1.63ミリモル)より製造した。反応混合物を水中に加えて沈殿物を得、そ
れを濾過し、乾燥し、ジクロロメタン/ペトロールから再結晶し、標記化合物(
0.61g、84%)を得た;融点202−4℃。
1H NMR(CDCl3)δ:3.28(2H,t,J=8);3.84(3H,s);4.19(2H,t,J=8);
6.73(1H,d,J=3);7.21(2H,s);7.38(1H,dd,J=8,2);7.55(1H,d,J=8);7.62(1H,d
d,J=7,5);7.73(1H,d,J=3);7.89(1H,d,J=2);8.09(1H,d,J=7);8.17(1H,s);8.
55(1H,s);8.60(1H,d,J=5);8.89(1H,d,J=2)
MS(API)m/e=453(MH+)
実施例74
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{3−[2−(3−ピリジル)
チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン
4−(3−アミノフェニル)−2−(3−ピリジル)チアゾール(0.76g
、3ミリモル)のクロロホルム(30ml)中溶液を、カルボニルジイミダゾー
ル(0.49g、3ミリモル)のジクロロメタン(10ml)中溶液に加えた。
1時間後、混合物を蒸発させた。5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインド
リン(0.7g、3ミリモル)およびN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)
を添加した。該混合物を100℃で1時間加熱し、ついで水(50ml)で希釈
した。濾過および蒸発を行って黄色固体(1.1g)を得た。酢酸エチル−ペト
ロールから再結晶し、標記化合物を白色固体(0.53g、35%)として得た
;融点154−5℃。
1H NMR(DMSO)2.50(3H,s);3.30(2H,t);4.25(2H,t);7.45(1H,t);7.50
(1H,s);7.55(2H,m);7.70(1H,m);8.25(2H,m);8.40(1H,dt);8.70(1H,d);8.80
(1H,s);9.25(1H,d)
実施例75
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−(4−ピリジル)
チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン
この化合物を5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{3−[2−(
3−ピリジル)−チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリンと
同じ方法にて調製し、生成物を黄色固体(0.2g、31%)として得た;融点
243−4℃。
1H NMR(DMSO)δ:8.8(3H,m);8.2(2H,s);8.0(4H,m);7.7(2H,d);7.4(
1H,s);4.2(2H,t);3.3(2H,t);2.5(3H,s)
実施例76
5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{4−[2−(3−ピリジル)
チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリン
この化合物を5−メチルチオ−6−トリフルオロメチル−1−{3−[2−(
3−ピリジル)−チアゾール−4−イル]フェニルカルバモイル}インドリンと
同じ方法にて調製し、生成物を黄色固体(0.25g、39%)として得た;融
点>250℃。
1H NMR(DMSO)δ:9.2(1H,s);8.8(1H,s);8.7(1H,d);8.4(1H,d);8.2(
1H,s);8.1(1H,s);7.95(2H,d);7.7(2H,d);7.6(1H,q);7.4(1H,s);4.2(2H,t)
;3.3(2H,t);2.5(3H,s)
実施例77
1−[4−フルオロ−3−(3−ピリジル)フェニルカルバモイル]−5−メト
キシ−6−トリフルオロメチルインドリン
4−フルオロ−3−(ピリド−3−イル)フェニルカルボニルアジド(D59
)(270mg、1.1ミリモル)のトルエン(10ml)中溶液を、アルゴン
下、45分間還流し、冷却した。インドリン(D11)(266mg、1.1当
量)のジクロロメタン中撹拌溶液に、イソシアネート溶液を添加した。その溶液
全体を室温で一夜撹拌し、蒸発乾固させ、クロマトグラフィー(EtOAc→5%
MeOH/EtOAc,SiO2)に付した。フラクションを濃縮し、標記化合物を
白色粉末(315mg、66%)として得た。融点210−212℃。
1H NMR(250MHz)δ:8.73(d,2H);8.60(dd,1H);8.10(s,1H);7.97(dd,1
H);7.75(m,1H);7.65(m,1H);7.54(m,1H);7.30(t,1H);7.21(s,1H);4.15(t,2H
);3.83(s,3H);3.27(t,2H)
実施例78
1−[3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル)フェニルカルバモイル]−
5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
3−フルオロ−5−(ピリミジン−5−イル)フェニルカルボニルアジド(D
60)(0.22g、0.00091モル)を乾燥トルエン(15ml)に溶かし
、アルゴン下で0.5時間加熱還流した。外界温度に冷却した後、ジクロロメタ
ン(8ml)の5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D11)(
0.20g、0.00091モル)を加え、その混合物を18時間撹拌した。ジク
ロロメタンを真空下で除去し、得られた沈殿物を濾過し、真空下で乾燥した。こ
れを酢酸エチル/60−80°石油エーテルから再結晶し、標記化合物(0.1
7g、43%)を得た。
1H NMR(200MHz,D6-DMSO)δ(ppm):3.30(2H,t,J=8);3.87(3H,s);4.20(
2H,t,J=8);7.22(1H,s);7.38(1H,dt,J=3,9);7.68(1H,dt,J=3,11);7.79(1H,s)
;8.14(1H,s);8.90(1H,s);9.12(2H,s);9.24(1H,s)
実施例79
1−[4−クロロ−3−(4−メチル−3−ピリジル)フェニルカルバモイル]
−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
4−クロロ−3−(4−メチル−3−ピリジル)アニリン(D62)を常法に
てカルバミン酸フェニルに変え、5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインド
リン(D11)で処理した。得られた残渣をシリカゲル上のフラッシュクロマト
グラフィーにより精製し、標記化合物(E79)(0.115g、49%)を得
た;融点140−141℃。
1H NMR(CDCl3)δ:2.19(3H,s);3.28(2H,t,J=8Hz);3.82(3H,s);4.15(
2H,t,J=8Hz);6.81(1H,s);7.09(1H,s);7.20(1H,d,J=6Hz);7.25(1H,s);7.40(
1H,d,J=4Hz);7.52-7.59(1H,m);8.20(1H,s);8.30(1H,s);8.45(1H.d,J=6Hz)
実施例80
1−[2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イル)ベンゾフラン−5−イルカ
ルバモイル]−5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン
乾燥DMF(10ml)中のN−[2,3−ジヒドロ−7−(ピリド−3−イ
ル)ベンゾフラン−5−イル]カルバミン酸フェニル(D65)(0.20g、
0.00060モル)を、アルゴン下、5−メトキシ−6−トリフルオロメチル
インドリン(D11)(0.13g、0.00060モル)で処理し、18時間加
熱還流した。反応物を外界温度に冷却し、溶媒を真空下で除去した。残渣をジク
ロロメタンに溶かし、脱イオン水および10%水酸化ナトリウム溶液で洗浄し、
乾燥(Na2SO4)し、真空下で蒸発させた。得られた褐色油を、2%メタノー
ル/ジクロロメタンで溶出するシリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフ
ィーにより、つづいて酢酸エチル/60−80°石油エーテルから再結晶により
精製し、標記化合物(0.07g、26%)をベージュ色固体として得た。
1H NMR(200MHz,D6-DMSO)δ(ppm):3.12-3.49(4H,m);3.85(3H,s);4.15
(2H,t,J=8);4.61(2H,t,J=10);7.21(1H,s);7.40-7.58(3H,m);8.07(1H,dt,J=1
,7);8.13(1H,s);8.43-8.60(2H,m);8.88(1H,d,J=1)
実施例81
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3
−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジンを、実施
例60の方法に従って標記化合物に変え、白色結晶固体(71%)を得た;融点
227−230℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.28(2H,t,J=8Hz);3.85(3H,s);4.15(2H,t,J
=8Hz);7.09(1H,d,J=8Hz);7.21(1H,s);7.30(1H,dd,J=8Hz,5Hz);7.49(1H,d,J=
8Hz);8.04(1H,dd,J=8Hz,2Hz);8.10(1H,d,J=2Hz);8.32(1H,d,J=5Hz);8.72(1H
,s)
MS(EI)m/e=445(MH+)
実施例82
5−メトキシ−6−トリフルオロメチル−1−[6−(4−メチルピリジン−3
−イルオキシ)ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン
5−アミノ−2−(4−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジンを、実施
例60の方法に従って標記化合物に変え、白色結晶固体(51%)を得た;融点
188−191℃。
1H NMR(250MHz,DMSO)δ:3.30(2H,t,J=8Hz);3.83(3H,s);4.15(2H,t,J
=8Hz);7.10(1H,d,J=8Hz);7.20(1H,s);7.38(1H,d,J=5Hz);8.04(1H,dd,J=8Hz,
2Hz);8.10(1H,s);8.17(1H,d,J=2Hz);8.29(1H,s);8.30(1H,d,J=5Hz);8.72(1
H,s)
MS(EI)m/e=445(MH+)
以下の化合物を同様の技法で製造した:
薬理データ
in vitroにおいて293細胞にて発現させたラットまたはヒト5−HT2Cクロ
ーンに結合した[3H]−メスレルジン
化合物をWO94/04533に概説した操作に従って試験した。実施例1な
いし165の化合物は5.8ないし9.7のpKi値を有する。
MCPP誘発の運動低下の逆転
化合物をWO94/04533に概説した操作に従って試験した。実施例1、
3、7、8、21、24、25、26、31、40、42、52、53、54、
55、77、78、79、80および81の化合物は、0.5ないし5.5mg/
kg(経口)のID50を有する。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
A61K 31/505 ADR A61K 31/505 ADR
C07D 401/14 207 C07D 401/14 207
209 209
403/12 209 403/12 209
405/14 209 405/14 209
409/14 209 409/14 209
413/12 209 413/12 209
417/14 209 417/14 209
(31)優先権主張番号 9508967.8
(32)優先日 1995年5月3日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(31)優先権主張番号 9516845.6
(32)優先日 1995年8月17日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(31)優先権主張番号 9517542.8
(32)優先日 1995年8月26日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(31)優先権主張番号 9518574.0
(32)優先日 1995年9月12日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U
G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM
),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR
,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,
ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K
G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU
,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,
NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S
I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US
,UZ,VN
(72)発明者 ワイマン,ポール・エイドリアン
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ
(72)発明者 マルホランド,キース・レイモンド
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ
(72)発明者 デイビーズ,デイビッド・トーマス
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ
(72)発明者 ダックワース,デイビッド・マルコム
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ
(72)発明者 フォーブス,イアン・トムソン
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ
(72)発明者 ジョーンズ,グラハム・エルジン
イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ
ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー
ルドハーバー・ロード、スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティカルズ