JPH10511057A - 船荷の輸送配送方法 - Google Patents

船荷の輸送配送方法

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JPH10511057A
JPH10511057A JP8519544A JP51954495A JPH10511057A JP H10511057 A JPH10511057 A JP H10511057A JP 8519544 A JP8519544 A JP 8519544A JP 51954495 A JP51954495 A JP 51954495A JP H10511057 A JPH10511057 A JP H10511057A
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    • B63B27/00Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers
    • B63B27/16Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers of lifts or hoists

Abstract

(57)【要約】 本発明は、多数の客室(2a)と物品を輸送するための少なくとも1つの垂直搬送装置(1)と客室を含む甲板への入口とを有する客船、カーフェリー及び同様な船舶にて、客室又は少なくとも船内の多数の同様な作業場(2)にて必要な物品ユニット(5)を作業場(2)と船舶の積み込みポート(4a)又は貯蔵室又は物品のための集中処理プラント(4b)を含む収集場(4)の間で輸送するための配送方法に関する。この配送方法は次のような工程を含む。収集場(4)にて物品ユニット(5)を輸送パレット(6)上に配置することと、物品ユニット(5)を乗せた輸送パレット(6)を船内の垂直搬送装置(1)のプラットフォームによって作業場(2)少なくとも一部が配置された船舶の甲板(K)上に移動することと、物品ユニット(5)を輸送パレット(6)から作業場(2)へ積み下ろすことと、必要な場合に、物品ユニット(5)又は他の物品ユニット(5)をの方法と反対の順に実行する収集方法によって、作業場(2)から収集場(4)へ反対方向に輸送することと、である。

Description

【発明の詳細な説明】 船荷の輸送配送方法 本発明は、多数に客室及び物品を輸送するための少なくとも1つの垂直エレベ ータと客室階へのアクセスを有する客船、カーフェリー及び同様な船舶における 配送法に関し、それによって、物品ユニットを客室へ又は他の経路にて船舶上の 同様な複数の作業場へ、少なくともこれらの作業場と船舶の入口又は物品倉庫又 は集中的に物品を処理するための収集場の間にて輸送することが促進される。本 発明はまたこの配送方法に使用される輸送パレットの構造とこの配送方法に含ま れる移動工程を実施するためのコンベヤ装置に関する。 今日、大型の巡航用客船及びカーフェリーには2500名に上る乗客が乗船し ており、更にそれより大きい船舶の建造も計画されている。クルーズ又は船旅に 行く人は多くの場合、かなり多量の荷物を持って行く、というのは、多数の異な る旅行用品及び旅行必需品が必要であり又は他の理由のため多くの荷物を持って いるからである。今日、船舶上における荷物の移動は、多くの場合、乗客自身の 肉体的労力の結果として、即ち、運ぶことによって、起きる。これは厄介であり 、乗客個人に対して(苦痛を強いることになり、特に年老いた人及び/又は体が 不自由な人にとっては尚更である。代わりに、乗客はポータによって提供される サービスを利用することができるが、荷物の移動は肉体労働の結果として実現さ れる。前者の場合、乗客に対するサービスのレベルは存在しない。後者の場合、 かなり多数のポータが短時間の内に必要となる。航海中、客室内のリンネル類を 交換する必要性がある。これは更に、基本的には、使用済のリンネル類を収集し 清潔なリンネル類を配給する移動設備及び従業員を必要とし、これらの作業は、 乗客を邪魔しないように短時間に且つ可能な限り所定に時 間に実行される。航海中、物品を貯蔵室から料理室、売店及びキオスクへ移動し 、空の包装材を貯蔵室及びゴミ収集室へ返還する必要がある。更に、少なくとも 一定の範囲で、食料を料理室から客室へ輸送し使用済みの空の皿を反対方向に輸 送する必要がある。これらの全ては労力及び輸送と輸送設備を必要とする。客室 、キオスク、売店及び他の同様な船舶上の場所は大抵、貯蔵室、船舶入口及び積 荷ポート、料理室、洗濯場及び他の同様な収集場のような集中的な準備/処理プ ラント所とは異なる甲板に設けられているため、垂直コンベヤ、通常はエレベー タが垂直輸送に使用される。 空港には荷物の流れを処理するための様々な自動化されたコンベヤ装置がある 。チェックインをする場所と荷物カート間の物資の処理は、これらの装置によっ て非常に機械化された方法にて実行される。最も近代的な装置では物品ユニット に関するコードが使用され、このコードは目的地における荷物ユニットと所有者 の間の接続を表す。ここで重要な点は、荷物の処理はチェックインから航空機の 貨物ベイまで個人的になされるということである。小型航空機における荷物の処 理は、労働的に非常に不安定である。輸送システムの配送クレートにて、荷物は 人手によって15〜20のスーツケースを収容することができる輸送カートに積 み込まれる。牽引車によって5〜10台の輸送カートの列が航空機の貨物入口ま で引っ張られ、航空機への荷物の積み込みは、人手による持ち上げと航空機の内 への入力による押し込みによってなされる。最近の胴体の幅が広い航空機では、 荷物は貨物コンテナ内に配置されるが、その場合でもスーツケース毎に人手によ ってなされる。コンテナの横断面は航空機の胴体の湾曲形状に略々整合しており 、コンテナは牽引式エレベータによって航空機内に積み込まれる。航空機内にて 、コンテナは、既知のローラ列、駆動車 両又はコンベヤチェーンによって移動される。物品はまた、移動コンベヤを使用 して1個づつ航空機の貨物ベイ内に供給され、航空機内では物品ユニットは人手 によって積み上げられ紐で結ばれることによって処理される。航空機が着陸する とその型式とは関係なく、荷物は人手によってコンベヤベルト上に荷下ろしされ 、スーツケースは所有者によって識別されるようにラウンジに輸送される。大型 航空機にて貨物の積み込み及び積み下ろしを迅速化することは、輸送システムに 対する大きなチャレンジである。そのような大型航空機の乗客は約350人程度 であり、客船又はカーフェリーの乗客に比べると少ない。空港ターミナルにおけ る荷物の区分けは、航空機への輸送、積み荷方法、航空機内での貨物の処理と同 様に、極めて基本的である。これは、巡航用客船及びカーフェリーにて必要な、 客室及び多くの作業場へ運ばれる荷物及び他の物資の処理とは異なる。荷物を貨 物置場へ輸送するばかりでなく船舶の多数の客室に輸送する必要がある。航海中 、特に長期間の巡航の間に、リンネル類を客室から洗濯室へ収集及び輸送し再び それを客室に再配送する必要がある。様々な日用品を貯蔵室から売店又は自動販 売機のような販売所へ移動し、食料及び食器類を貯蔵室から料理室、更に料理室 から客室へ輸送使用済みの空の皿を等を客室及び自動販売機から料理室及び貯蔵 室へ返還する必要がある。既知の装置では、これらの全ての移動及び輸送は主と して人手によって非常に小さな単位にてなされる。 PCT/NO90/0007公報には、コンベヤを使用して貨物ユニットを埠 頭の倉庫から船舶の貨物置場へ移動するための装置が記載されている。この装置 は船舶内にて2つの隣接する貨物用エレベータと船舶及び埠頭に取り付けられた 傾斜コンベヤを含む。これは貨物ユニットを埠頭から側部の貨物ポートに移動し このルートによって貨物用エレベータに移動するために使用される 。この装置は埠頭の倉庫から船舶の側部に導くコンベヤを含み、コンベヤと船舶 の側部の間には2つの平行な船舶方向に作動する輸送装置が設けられ、その頂上 には船舶の側部に向かって作動する別個のコンベヤがあり、傾斜コンベヤには船 舶に側部に対して直角方向に作動するコンベヤがあり、エレベータのプラットフ ォームには船舶の側部に対して直角方向に作動するコンベヤがあり、更に船倉に は船舶に側部に対して直角方向に作動するコンベヤがある。作業中、このコンベ ヤ装置は地上の倉庫から物品又はバッチ物品をエレベータのプラットフォームの 寸法に対応した量にて取り出し、エレベータはそのまま動き、パレット等の上に 置き換えることなく、様々なコンベヤの上に乗せて、船倉にて終着する。この公 報に記載された発明の重要な点は、傾斜コンベヤである。この傾斜コンベヤは、 船舶が動揺しても物品が船舶と埠頭の間で移動することが妨げられないように設 計されている。貨物ユニットが十分大きくこれらの不確定な形式のコンベヤを使 用して制御された方法にて処理されることができるなら、船倉への積み込みはお そらく自動的に実施されることが可能であろう。この公報に記載された装置では 、荷物の寸法が小さく且つ様々に変化し、その形状及び底部の支持部がかなり異 なり、時には不明瞭となる場合には、荷物の移動が不可能となる。この公報の記 載によるコンベヤを使用して、リンネル類、皿及び用品を輸送ことも、食品、包 装材及び調理された料理を輸送することも不可能である。船倉への積み込みは公 報に記載された装置によって可能であるが、この公報によって、どのようにして 小さなバラの物品又はバッチ物品を船室に配送しそれを船室から収集するのか、 またそれを、必要な場合に物品と船室の間の関係が常に制御下に置かれるような 方法にて行うのか、に関してどのようなヒントも与えられない。 本発明に第1の目的は、客船及びカーフェリーにおいて物品の配送方法を造り 出すことによって乗客に対するサービスを著しく強化することである。この配送 方法によると、乗客の荷物は技術的な装置を使用して乗客ターミナルから又は船 舶の入口から移動され、必要な場合には、配送として直接船室内に又は同様な作 業場に移動され、反対方向に使用される場合には、乗客の荷物を船室から収集し 、この技術的な装置を使用して、乗客ターミナル又は他の収集場へ移動され、従 って、乗客又は他の人が個別的に荷物を移動する必要はない。本発明のこの目的 は、積み込み及びそれぞれの積み下ろしを迅速化することであり、これは装置が 、全ての船舶に積まれた荷物を含むバッチに対して短時間の配送サイクルを可能 にすることを意味している。 本発明の第2の目的は、次のような配送方法を造り出すことである。即ち、航 行中にこの方法を使用することによって、船室にて必要な物品又は自動販売機、 キオスク及び売店のような多数の同様な場所にて必要な物品は、貯蔵室、料理場 、洗濯場又は同様な収集場のような集中的は処理場から移動される。同様に、使 用済の物品ユニットをこれらの作業場から貯蔵室、料理場、洗濯場等の集中的な 処理プラントへ返送されることも可能である。 本発明の第3の目的は、所要の装置は使用中でも不使用中でも船舶内にて可能 な限り少ないスペースを取るような配送方法である。 本発明の第4の目的は、使用済の用品及び器具を船舶上にて再使用するのが容 易であり且つ信頼性あるような配送方法である。 本発明に第5の目的は、本発明による配送方法に使用される特別なパレット又 はそれと同様な物を造り出すことであり、このパレットは比較的小さなバラの物 品ユニットを収容するのに適しており、同様に、様々な荷重の機械的なコンベヤ によって輸送する のに適している。この目的は、パレットを造り出すことであり、このパレットは 、より小さな又はより大きなバッチの物品ユニットを輸送することが可能であり 、且つ構造が簡単であり、必要な場合には、物品ユニットを幾つかの垂直レベル に積み込み、その形態にて輸送することが可能にする。 本発明の第6の目的は、構造が簡単であり、使用しない時、占有する空間が可 能な限り小さいパレットである。 本発明の第7の目的は、配送チャンネルにおける少なくとも幾らかの位置に搬 送するコンベヤ装置を造り出すことであり、それによって本発明による配送方法 に実施が可能となり、本発明によるパレットを使用することによって、物品ユニ ットは、船舶内の空間を可能な限り少なく使用する場合でも、所望の方向に容易 に移動されることができる。 上述の欠点及び上述の目的は、請求項1の特徴部分に提示された特徴を有する 本発明による配送方法によって現実化され、請求項16の特徴部分に提示された 特徴を有する本発明による輸送パレット構造によって現実化され、また、請求項 22の特徴部分に提示された特徴を有する本発明による輸送装置によって現実化 される。 本発明の最も重要な利点の1つは、本発明を使用することによって、荷物が肉 体労働無しに、乗客ターミナルから船室へ及びまたその逆へ迅速に移動されるこ とが可能なことであり、乗客へのサービスのレベルが改善され、荷物の移動によ って船舶の寄港時間が長引くことが無くなる。本発明の他の利点は、リンネル類 及び食料を洗濯場と船室の間で及び料理場と船室の間で輸送するために、また、 売店及びキオスクに商品を供給し自動販売機用の商品を販売地に移動し、更に、 空の箱、ビン等を貯蔵室又は処理場に返送するために、同一装置が使用されるこ とにある。本発明の 更なる利点は、本発明によって提供される設備は、船舶内に僅かな空間をも必要 としないで、構造が簡単であり、信頼性があり、航海用に適していることである 。 本発明は以下に添付図面を参照して詳細に説明されよう。 第1図は、本発明による配送方法を示し、乗客ターミナルと船舶の間及び船舶 内の輸送方向を概略的に示す。 第2図は、本発明による配送方法にて使用される船舶内のエレベータ装置の水 平側部を示し、これは様々な作業場を有する甲板K4〜K8、様々な収集場を有 する甲板K0〜K2及び他の甲板K3を有する。 第3図は、本発明による手順を示す第2図の面III−IIIに沿った断面構 成の平面図であり、積み込みポートを含む甲板K0において、本発明による配送 方法によって、物品ユニットが輸送パレットの束としてエレベータのプラットフ ォームに水平方向に搬送されることが示されている。 第4図は、本発明による装置を示す第2図の面IV−IVに沿った断面構成の 平面図であり、作業場を含む甲板K4〜K8又は他の甲板K3上の水平コンベヤ を使用して、本発明の配送方法によって、物品ユニットが輸送パレットの束とし てエレベータプラットフォームから除去されることが示されている。 第5図は、第4図の面V−Vに沿った断面構成の側面図であり、第4図の手順 の断面が示されている。 第6図は、パレット毎にエレベータに隣接した空間より物品ユニットを除去す るための本発明による方法を示し、第4図と同様な像の平面図である。 第7図は、エレベータのプラットフォームより物品ユニットを除去するための 本発明の方法の1例を示し、第6図の面VII−VIIに沿った断面構成の側面 図であり、また、物品ユニットの 移動に必要でない時に、船舶の甲板の間の階内に輸送パレットを保管することを 示す。 第8図は、エレベータのプラットフォームより物品ユニットを除去するための 本発明の方法の他の例を示し、第4図及び第6図と同様な像の平面図であり、ま た輸送パレットのための保管方法の他の例を示す。 第9図は、本発明による配送方法にて使用されるベルトコンベヤを概略的に示 す第8図の方向IX−IXから見た側面図である。 第10図は、本発明による配送方法にて使用されるベルトコンベヤの他の例を 概略的に示す第8図の方向X−Xから見た側面図である。 第11図は、第10図のコンベヤの断面構成を示す面XI−XIに沿った断面 図であり、正確なロールが描かれている。 第12図は、第10図のコンベヤの断面構成を示す面XII−XIIに沿った 断面図であり、駆動ロールが描かれている。 第13図は、輸送パレットを使用して物品ユニットをエレベータに隣接した位 置から客室へ配送するための移動器具上に移動させるための2つの方法を示し、 第4図、第6図及び第8図と同様な像の平面図である。 第14図は、甲板K4〜K8のうちの1つにて、作業場の実施、配送及び収集 を示し、第13図と同様な像の平面図である。 第15図は、荷物を有する上側の輸送パレットを客室へ配送するための移動器 具上に移動させることを示し、第13図の方向XV−XVから見た側面図である 。 第16図は、クランプによって互いに隣接して留めらた本発明による2つの輸 送パレットを示し、第17図の方向XVI−XVIより見た平面図である。 第17図は、第16図の輸送パレットの組み合わせを示し、第16図の面XV II−XVIIに沿った垂直断面図である。 第18図は、本発明による輸送パレットと共に締結用クランプ部の拡大図であ り、第17図と同様な像である。 第19図は、本発明による輸送パレットのためのハウジングの垂直断面図であ り、第17図の輸送パレットと同様な像である。 第20図は、輸送パレット用ハウジングの2つの半体が互いに分離され保管用 に配列された状態を示す。 第21図は、物品ユニットを有する本発明による2階構造の輸送パレットを示 し、第17図の輸送パレット及び第19図のハウジングと同様な像である。 第22図は、本発明による他の形式の輸送パレット用ハウジングを示し、第1 9図と同様な像の垂直断面図である。 本発明は配送方法に関し、この配送方法は集合的な物品ユニットから個別の物 品ユニットを分離しそれを必要な場所に移動すること及びそれと逆の作業をする ことを意味し、例えば、個別の物品ユニットを使用場所から収集し処理及び貯蔵 等のためにより大きな集合に集約する収集方法を意味する。本発明による配送方 法は、これらの手法の組み合わせを意味する。即ち、個別の物品ユニットは同一 領域のより大きな集合に集められ、次に所定のバッチにて他の場所に輸送され、 そこで物品ユニットは集合から分離され使用すべき場所又は収集場に置かれる。 本発明は客船、カーフェリー及び同様な船舶に関し、これらは多数の客室2aと 売店及びキオスク2b、自動販売機等の他の作業場2を有する。作業場には全体 的に参照符号2が付され、それらは、そこで荷物が個別的に必要であり又は他の 物品ユニットが個別的に使用される場所のことである。物品ユニット5として、 スーツケース等以外に、飲み物用ビン及びクレート、リンネル類、又は他の個別 品又は 包装材が考えられる。この物品ユニットには全体的に参照符号5が付されている 。更に、本発明による配送方法の作業環境は収集場4を含み、そこでは物品ユニ ットが集められ又はそれを経由して集中化された物品ユニットが収容される。こ のような収集場として、船舶入口4a、貯蔵室4b、洗濯場及び料理場のような 物品の集中的な処理場4d、更に埠頭の乗客ターミナル4cが考えられる。 本発明による配送方法を使用することによって、物品ユニット5は収集場4と 作業場2の間を一方向に又は両方向に移動する。一般に、配送の語は、物品ユニ ット5が収集場4から作業場2へ及び作業場2から収集場4へ輸送されるときに 使用され、この場合、上記の収集場4のどれが問題であり及び上記の作業場2の どれが問題であるかは問わない。これらの事実に加えて、客船又はカーフェリー は少なくとも1つの垂直搬送装置1を有し、この垂直搬送装置1は物品の輸送に 適しており客室を有する甲板K4〜K8に対して開かれている。垂直搬送装置1 は図示のように通常エレベータであるが、甲板間を移動する他の搬送装置であっ てよい。垂直搬送装置1は、傾斜した経路に沿って移動する積み荷プラットフォ ーム、10を供えたコンベヤであってよい。重要な点は、垂直搬送装置1の経路 は垂直な要素を有することである。普通、この垂直搬送装置1、例えばエレベー タは、作業場を有する甲板K4〜K8の間ばかりでなく、収集場を有する甲板K 0〜K2の間及び他の甲板K3の間でも作動するが、これは後に詳細に説明する 。 以下では、本発明は先ず、乗客ターミナルから船室への荷物の移動及びその逆 の移動に関して説明するが、同様な手法は船舶内の他の全ての移動、例えば客室 又は売店及びキオスク又は自動販売機のような他の作業場と貯蔵室、料理場、洗 濯場の様な収集場 又は他の同様な場との間の移動にも適用可能であることは明らかである。 乗客が乗客ターミナルに到着し切符を提示すると、荷物には本発明によって識 別符号、この場合、適当なタッグが付される。このタッグには客室2aの番号と その客室がある甲板K4〜K8の番号に関する情報が供えられている。次に、こ の収集場4cの荷物5は輸送パレット6上に乗せられる。この時、各輸送パレッ ト6には、付着されたタッグに従って、同一甲板に属する荷物5のみが積み込ま れる。こうして各輸送パレット6には、同一甲板K4〜K8を目的地とする物品 ユニット5のみが乗せられる。 次に、本発明の好ましい例では、輸送パレット6はそれ自身の縁18a、18 bによってクランプ11され、結合プラットフォームが形成される。これらの結 合プラットフォームは、その各々が同一甲板上の客室に属する荷物のみを有する 輸送パレット6を含むように、形成される。ここでは、輸送パレット6は、輸送 パレット6が同一レベルに並ぶように、互いに縁によって特別にクランプされて いる。典型的には、輸送パレット6の寸法は、平均すると、スーツケースの如き 荷物ユニットを約5〜20個その上に乗せることが許される大きさである。輸送 パレット6の幅W1は約0.7〜1.5mであり、その長さL1は約1.5〜4 .0m、典型的には、約2〜3mである。結合パレットは各々横に、並んだ少な くとも2つの輸送パレット6、典型的には、3〜4個の輸送パレットを有し、結 合パレットの寸法は好ましくは垂直搬送装置1の積み荷プラットフォームの寸法 に整合する。他の装置及び垂直搬送装置1の積み荷プラットフォームの寸法に依 存するが、結合パレットはまた数個の輸送パレットを含むことができる。典型的 には、結合パレットの寸法は1.5〜4.0m×1.4〜4.5m、好ましい例 では2.5〜3.5m×2.0〜3.0m である。結合パレットの寸法は好ましくは、垂直搬送装置1の積み荷プラットフ ォームの寸法に等しいか又は整数個の部分に分割された積み荷プラットフォーム の一部、例えば、半分、三分の一、四分の一等の寸法に等しく、これは積み荷プ ラットフォームの寸法及び結合パレットの実際の寸法に依存する。結合パレット の寸法に対して決定的なのは、各甲板上に来る荷物の如き物品ユニットの数であ り、結合パレットの寸法は、妥当な数の結合パレットの移動事象によって荷物が 各甲板に運ばれるときに好適となる。結合パレットの移動事象の回数は、好まし くは1個の垂直搬送装置及び甲板当たり最小値まで減少されるが、1個の垂直搬 送装置及び甲板当たり1〜10回の移動事象が妥当な回数であると考えられる。 移動作業の最適回数及び結合パレットの寸法は垂直搬送装置の数によって影響さ れ、多くの段にて物品ユニットが各結合パレットに配置されることを記憶してお くべきである。 本発明の好ましい例によると、結合パレットは輸送パレット3上に並べて配置 される。輸送パレットの表面は、横に並んだ少なくとも2個の好ましくは3〜5 個の結合パレットを収容することができるように十分な大きさである。輸送プラ ットフォームの寸法は、積み込み開口又は入口を有する貨物甲板上を移動される のに適している。輸送プラットフォームの寸法は、従って2〜4m×6〜9mで ある。輸送プラットフォームは更に自己支持構造を有し、トラック、エレベータ 等の様々な輸送装置によって輸送パレットを移動するときに使用される。輸送プ ラットフォーム上に、いずれかの甲板に搬送されるべき輸送パレット及び結合パ レットを配置することができる。結合パレット7はこの輸送プラットフォーム上 に乗った状態で、乗客ターミナル4cから又はそれぞれ埠頭から垂直搬送装置1 近くの船舶の積み込みポートを経由して移動される。この移動は、トラック又は 他の適当なコンベヤ又 は搬送装置によって実行されてよい。次に結合パレット又は輸送パレットは、輸 送プラットフォームからエレベータの積み荷プラットフォーム10へ1個づつ移 動される。 次に、結合パレット7又は個別の輸送パレット6は垂直搬送装置1によって少 なくとも客室甲板K4〜K8に持ち上げられ又は下ろされる。垂直搬送装置1が 所望の客室甲板の階に到着しそこに停止してから、結合パレット又は輸送パレッ トは、エレベータの積み荷プラットフォーム10から、問題の甲板の垂直搬送装 置近くの保管場8へ輸送される。この保管場8の表面は、少なくとも1個の輸送 パレット6の表面に等しく、好ましくは少なくとも結合パレット7の表面に等し いが、これは輸送パレット6と結合パレット7のどちらが移動されるかに依存す る。もし、結合パレットがこの保管場8に運び込まれたなら、結合パレット7は ここで互いに分離される。各客室甲板K4〜K8の保管場8には常にこの甲板に 属する荷物ユニット5を有する分離された輸送パレット6がある。 作業場を有する甲板K4〜K8では、この保管場8から荷物5と共に輸送パレ ット6が1個づつ取り出され、第14図に示すように、この甲板の廊下30に沿 って輸送される。輸送パレット6が廊下30に沿って輸送されるとき、問題の輸 送パレット上の荷物は同時にそれが属する客室2a内に又はそのドアの側に配送 される。こうして荷物は乗客ターミナルから客室まで機械的に輸送される。 以上本発明の好ましい例について説明したが、特に垂直搬送装置及び使用場所 に依存して様々な変形例が成され得る。例えば、輸送パレット6をその縁によっ てクランプすること除去し、輸送パレット6を結合しないで、その代わりに1個 づつ輸送プラットフォーム3上に移動することもできる。輸送パレットはこの輸 送 プラットフォーム3から1個づつ又はグループとして、又は、同様な方法にて、 結合パレットとして、垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10上に移動さ れる。輸送パレット6は更に、この垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム1 0から甲板に沿って、1個づつ又はグループとして、又は、正確に同様な方法に て、結合パレットとして、移動される。 本発明の第3の例として次のようなシステムがある。輸送パレットはその縁を 互いにクランプすることによって結合パレット7に形成されるが、これらは輸送 プラットフォームを使用することなく、垂直搬送装置1の積み荷プラットフォー ム10へ直接移動される。この場合、結合パレットは上述の方法と全く同様に、 垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10から移動される。 本発明の第4の可能性として、輸送パレット6を1個づつ垂直搬送装置1の積 み荷プラットフォーム10へ移動するが、結合パレットも輸送プラットフォーム も使用しない。この例では、しかしながら、少なくとも、乗客ターミナル4cと 垂直搬送装置1の間に荷物用の極めて近代的なコンベヤが設けられ、それによっ て船舶の積み込み及び積み下ろしを遅れさせる潜在的な欠点が回避される。ある いは、最後に述べた方法が多くの場合、航行中の船内での内部輸送に適用される ことができる。 上述の配送方法の第5の変更例では、客室甲板K4〜K8にてどのような別個 の駆動付き搬送装置は使用されない。客室への機械的配送は実施されないで、乗 客は自分の荷物を垂直搬送装置近くの輸送パレットから取り出す。 本発明による配送方法は上述の作業に関係するが、逆方向に実行される。この 種の作業は、船舶が入港し荷物5を客室から乗客ターミナル4cに輸送しなけれ ばならない場合に実施される。この場合、乗客は自分の荷物を自分の客室の外側 に置き、そこから 荷物は集められ輸送パレット上に乗せられ、この輸送パレットは輸送装置20上 に配置される。次に輸送パレットはこの輸送装置によって問題の甲板K4〜K8 の保管場8に移動され、そこで輸送パレットはその縁にて互いにクランプされ結 合パレット7が形成される。この結合パレット7は垂直搬送装置1の積み荷プラ ットフォーム10へ移動され、積み込みポート4aを有する甲板K0に下ろされ る。そこで結合パレット7は輸送プラットフォーム3上に移され、結合パレット 7を乗せた輸送プラットフォーム3はトラック又は同様な搬送装置によって乗客 ターミナルに移動され、そこで結合パレット7は輸送プラットフォーム3より除 去され、結合パレットのクランプ部は外されて荷物5を乗せた個別の輸送パレッ ト6に分離され、そこから乗客は到着した自分の荷物を取り出す。荷物の移動が この方向に実行されるとき、乗客は一般に自分の荷物を識別するが、これは荷物 に乗客の名前及び/又は客室番号を付することによって又はこれらの情報を有す るタッグによって保証され、これは航行中、荷物に装着されたままであった。更 に、もし、乗客ターミナルにおいて全ての輸送パレット6が船舶の甲板を指示す るボードによって明瞭に識別化されるなら、乗客は自分の荷物を発見するために 1対のパレットをチェックするだけでよい。 本発明の第6の例として次のような配送方法がある。第8図に示すように、輸 送プラットフォーム3は、作業場2を含む甲板までは輸送パレット6のプラット フォームとして作動する。この場合、輸送プラットフォームの寸法は垂直搬送装 置1の積み荷プラットフォーム10の寸法に整合し、即ち、少し小さい。この場 合、輸送パレットは航行中、例えば第8図に示すように、垂直搬送装置1近くの 隔壁に寄り掛けるように吊り下げることによって保管される。この保管には極め て小さな空間のみが取られる、なぜ なら、小さな輸送プラットフォームは極めて頑丈である必要はないからである。 本発明は、当然に、既に部分的に述べられているが上述の方法の全ての簡単化 に関する。輸送パレットの結合は省略され、輸送プラットフォーム3なしで作動 され、可能なら保管場8又は垂直搬送装置1から作業場2への機械的配送及びそ こからの機械的収集が省略される。単一の工程は、手動工程、機械的又は物理的 工程によって置き換えられることができる。この種の物理的工程として、上述の 垂直搬送装置1近くの保管場8から客室2aへ及びその逆の移動ばかりでなく、 垂直搬送装置1の積み荷プラットフォームへの移動、またそこからの移動及び輸 送プラットフォーム上への移動及びそこからの移動も考慮されることができる。 以上で、船舶が入港したとき、乗客ターミリールから客室への及び客室から乗 客ターミナルへの荷物の輸送について説明した。これらの装置は航行中、船舶内 でも使用可能である。上述の装置は、僅かだが更に簡略化される。なぜなら、通 常、輸送パレット6を結合する必要はなく、それらは垂直搬送装置1を使用して 甲板K0〜K8間を1個づつ移動されることができるからである。輸送パレット を船舶外に移動させる必要がないから、輸送プラットフォームを使用する必要性 がない。例えば、航海中、リンネル類は輸送パレット6を使用して客室2aから 収集されるが、この輸送パレット6は各甲板K4〜K8の廊下30に沿って、輸 送装置20によって移動される。このために、より多くの積み荷を収容するため に、1組の棚又はラックを配置することも当然可能である。次に、輸送パレット は垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10上に移動され、洗濯場4dが配 置された甲板K1に移動される。清潔なリンネル類は、リンネル類貯蔵室又は洗 濯室4dから客室2aへ、それぞれ反対順に且つ反対方向に輸送される。 上述と同様に、調理された食料は甲板K2上の料理室4dから客室へ輸送され、 使用済の皿は客室2aから料理室へ洗浄のために輸送される。さらに、物品を船 舶の貯蔵室4bから輸送パレット6上に移動し、それを問題の船舶の甲板K0〜 K2の垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10上に移動し、キオスク2b 又は売店のような作業場を有する甲板へ移動することも、同様に可能であり、そ こで輸送パレットは、別個の輸送装置20を使用しで保管場8を経由して移動さ れ、更にキオスク2b又は売店に輸送されることも可能である。キオスク2b又 は売店からの空のビンや包装材のようなゴミ類を更に、輸送パレット及び垂直搬 送装置を使用して反対の順番で貯蔵室4b又は廃棄物容器に移動することが可能 である。 本発明による配送方法は、航行中少なくともその全てが必要ではないが、一時 的にかなり多数の輸送パレット6を必要とするから、空の輸送パレット6は甲板 K4〜K8に保管され、そこに荷物を乗せた輸送パレットが配達され又は配送さ れると、終着点となる。問題の甲板では、それらは適当な場所に、例えば、図示 されていない甲板のコンパートメント又は第7図に示されている甲板構造内に保 管される。輸送パレットは非常に薄いから、各甲板上に1対のパレットを保管す るのに、大きな空間を必要としない。船舶が入港し荷物を客室から収集し始める と、輸送パレットはこの保管場所から容易に取り出される。1対の輸送パレット 6は収集場4a〜4dを有する甲板K0〜K3上にそれぞれ保管され、それは使 用済のリンネル類、空のビン又はクレート等を作業場を有する甲板から収集する ことに関係している。物品ユニット5が甲板K0〜K3から客室甲板K4〜K8 に輸送されるべき時、1個の輸送パレットがこの保管された輸送パレットから取 り出される。輸送パレット6は、図示されていないが、搬送装置又は別 個の駆動輸送装置を使用して、収集場4を含むこの甲板K0〜K3上にて、貯蔵 室、料理場、洗濯場又は他のサービス又は処理プラントと垂直搬送装置1の積み 荷プラットフォーム10の間にて、移動される。輸送パレットは、人手によって 又は第7図に示す例のように、垂直搬送装置1によって、保管場所に吊り下げら れる。 本発明によって及び上述のように、1個の輸送パレット上に横に並んで配置さ れた荷物のような物品ユニット5は垂直方向には比較的小さな距離しか必要とし ないから、この装置では空間は垂直方向に極めて非効率的に使用される。次のよ うな方法によって空間の垂直方向の使用が改善される。本発明による方法では、 最初に積み込まれた輸送パレット6a上に更にケーシング16が配置され、ケー シング16はこの下但の最初に積み込まれた輸送パレット6aの上に担持される 。このケーシング16は上部17を有し、この上部17は、最初の輸送パレット 6aと同一方向に且つその上方に垂直距離H1の位置にある。この上部17の上 に、更に他の輸送パレット6bが配置される。物品ユニット5は、この第2の輸 送パレットの上に、第1の輸送パレット6aに対してなされたのと同様な方法に よって配置される。これが、どのようにして、長さL1及び幅W1を有する1個 の輸送パレットによって形成される面上に2倍の数の物品ユニットを配列するこ とができるかの内容である。上側の第2番目の輸送パレット上の物品はそこに完 全に引き離されて置かれ、又は移動期間だけ網によって固定されてよい。1つの 可能性として、この物品ユニットの保持を助けるために、この第2の輸送パレッ ト6b上に更に他のケーシングを配置することができる。足跡領域の有効な使用 は、更に、この第2のケーシングの上部の上に第3の輸送パレットを配置し、そ の上に更に物品ユニット5を配置することによって、改善 される。こうして、空間の垂直高さが許すだけ、物品ユニット及びケーシングを 有する輸送パレットは互いに他の輸送パレット上に配置されることができる。通 常の船舶の船室の高さでは、4個の輸送パレットと共に3個のケーシング16を 互いに他に対して積み重ねることが許され、この積み重ねた高さの合計は2メー トルを僅かに超える。第15図〜第21図に示すように、簡単な処理であるため 、通常、2層の輸送パレットを互いに他に対して積み重ねるような使用に限定す ることが実施されている。 上述にように、2層に重ねた1対の輸送パレットが例えば作業場を含む甲板K 4〜K8に到着すると、第15図のように先ず物品ユニット5を乗せた上側の第 2の輸送パレット6bが別個の駆動輸送装置20上に移動される。次に、この第 2の輸送パレット6b上の物品ユニット5の積み下ろしが実行され、物品ユニッ ト5は客室のような作業場2に配送される。次にケーシング16が分離され、反 対方向の作業をするために、所定の領域12に保管される。これを実行するため の最も簡単な方法は、垂直搬送装置1近くに配置されたクローク室近くの保管場 12にそれを保管することである。次に、下側の第1の輸送パレットが同様な方 法にて駆動輸送装置20上に移動され、それによって、上述のように、作業場2 への物品ユニット5の積み下ろしが促進される。 客室2aのような作業場から乗客ターミナル4cのような収集場への逆方向の 物品ユニットの輸送は、逆の順番によって実行されるのは明らかであり、作業場 を有する各甲板にて、物品ユニットが既に配置されている下側の輸送パレット6 aの上に、ケーシング16が配置され、その上に更に物品ユニット5を乗せた他 の上側の輸送パレット6bが乗せられる。収集場を含む甲板及び作業場では、物 品ユニット5を上側の第2の輸送パレット6b上に乗せる作業は僅かに異なる2 つの方法にて実行される。第1の方 法では、空の輸送パレット6bをケーシング16上に配置し、それが既に積み込 まれた第1の輸送パレット6a上に配置されると、荷物のような物品ユニットは この第2の輸送パレット6b上に配置される。別の第2の方法では、吊り上げる 前にこの第2の輸送パレットに物品ユニットを積み込み、それから物品ユニット 5を乗せたこの第2の輸送パレットは全体として第1の輸送パレット及びケーシ ング上に吊り下げられる。積み下ろしは、上述の方法と逆の2つの異なる方法に て実行される。勿論、同一船舶内の異なる場所にて、異なる方法が実行されるこ とができる。即ち、作業場を有する甲板にて、物品ユニットの積み込み及び積み 下ろしは、乗客ターミナルにて物品ユニットを乗せた輸送パレットが吊り上げら れている間に、それより高く吊り上げられた第2の輸送パレット上に物品ユニッ トを乗せることによって実行されてよい。なぜなら、容易に設備の利用を増加さ せることができるからである。客室甲板上にて、ケーシング16の上に配置され た輸送パレットの上に荷物を積み込むことも又はそれより荷物を積み下ろすこと も可能であり、このとき別個の吊り上げ式の搬送装置20は必要ない、なぜなら 水平に移動する別個の搬送装置だけが使用されることができるからである。 本発明による輸送パレット、結合パレット及び輸送プラットフォームは、好ま しくは、以下のように形成され、その寸法が決められる。先ず、輸送パレット6 は、一般にしかしながら必須ではないが、長さL1が第1の方向D1にあるよう に細長い形状である。この場合、輸送パレットはD2の方向の列として前後に結 合される。但し、この第2の方向D2は第1の方向1に垂直である。次に、輸送 パレットは、第3の方向D3の1又は複数の線状に輸送パレット3上に並んで配 置される。ここに、この第3の方向D3は第2の方向D2に垂直であり、第1の 方向D1に平行で ある。この装置によって、結合パレットは、第1図及び第3図に示すように、乗 客ターミナル4cのような収集場に、船舶の積み込みポート4aと垂直搬送装置 1の間にて、第2の方向D2に、即ち、結合パレットの方向に、輸送プラットフ ォーム上に、及び再度それぞれ、輸送プラットフォームら垂直搬送装置1の積み 荷プラットフォーム10へ、1個づつ容易に移動されることが可能である。特に 第3図に関して説明すると、第1の結合パレット7が輸送プラットフォーム3か ら第2の方向D2へ移動されると、輸送プラットフォームは第1の方向D1に移 動され、それによって第2の結合パレットがエレベータに到着し、そこで第2の 方向D2にエレベータのプラットフォーム上に押し出され、最後に、輸送プラッ トフォーム3は輸送パレットの長さL1分だけ移動され、輸送プラットフォーム 上の第3の結合パレット7が垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10に整 合することとなる。次に、この第3の結合パレット7は第2の方向D2に積み荷 プラットフォーム10上に押し込まれる。結合パレット7が甲板K0〜K8のい ずれかに搬送されると、この場合、それは垂直搬送装置1の積み荷プラットフォ ーム10から第4の方向D4に押し出される。ここに、第4の方向D4は図示の ように第2の方向D2に垂直である。図示の例では、第4の方向D4は第2の方 向D2に垂直であるが、第4の方向D4が第2の方向D2に平行である例の使用 を妨げるべきものは何もなく、図示の例との差異は、一方向に作動する搬送装置 だけが垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10上にて必要なことである。 船舶が入港し荷物が乗船ターミナルから船舶へ移動されると、起きるべき事と して、極めて短い時間に大量の物品ユニット5が収集場4cに受け入れられる。 これらの物品ユニットを船舶の廊下30に沿って客室へ配送することは、比較的 遅い作業である。 この場合、この速度の差異から生ずる輻輳は、次のようにして緩和される。本発 明によると、客室甲板以外の甲板K0〜K3でも、対応した保管場8が、客室を 有する甲板K4〜K8上の垂直搬送装置に隣接して形成されるように、配置され ている。この場合、垂直搬送装置による荷物の輸送は本発明によって次のように 制御される。もし荷物5が輸送されるべき甲板K4〜K8上にて、前工程にて輸 送された荷物が未だ客室に配送されていないが、この甲板の保管場8には輸送パ レットがあるなら、問題の輸送パレット6又は結合パレット7はこれらの他の甲 板K0〜K3の保管場8には移動される。これらはそこで待機しており、客室を 含む甲板の保管場8が後になって空になり、同時に、当然であるが、垂直搬送装 置が空いているなら、垂直搬送装置の輸送時間は他の処理工程と比較すると短い から、これらの一時的な貯蔵甲板K0〜K3からの荷物は更なる配送のために関 連する客室甲板K4〜K8の保管場8に移動されるであろう。明らかに、船舶が 港に到着した後に荷物5が客室2aから乗客ターミナル4cへ反対方向に輸送さ れるとき、上述の方法は逆の順で繰り返される。即ち、荷物を乗せた輸送パレッ ト6又は結合パレット7を船舶の積み込みポート4aの輸送プラットフォームに よって移動することが困難であるなら、又は乗客ターミナル4cにて輸送パレッ トから荷物を除去することが困難であるなら、客室甲板に属する荷物5を乗せた 輸送パレットの一部は、他の甲板K0〜K3へ移動するために保管場8に一時的 に保管されるであろう。輸送パレット6又は結合パレット7は、輸送チェーンの 次の工程にて余地が生ずると直ぐに、この一時的な保管場所より除去される。 第3図には、輸送プラットフォームの構造及び適用方法が示されている。輸送 プラットフォーム3はフォークリフト付きトラック等によって持ち上げられるこ とができる支持構造をなしている 。輸送プラットフォームの上面には、駆動ベルトコンベヤ21a、駆動ローラー コンベヤ22a又は受動ローラーコンベヤ22cが設けられ、それによって輸送 パレット6又は結合パレット7は、第3図に示すように、方向D2に垂直搬送装 置の積み荷プラットフォーム上に移動されることができる。受動ローラーコンベ ヤ22cが使用される場合、これは駆動装置を有さないから、人力によって又は 輸送プラットフォームの縁を垂直搬送装置1より傾斜させることによって、方向 D2の移動がなされる。垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10上におけ る次の工程にて、隣接する結合パレット7又は別個の輸送パレット6の移動は、 次のようにして起きる。輸送パレットを乗せた輸送プラットフォームは、第3図 に示すように、D1方向に移動され、次の輸送パレット及び結合パレットは垂直 搬送装置1の積み荷プラットフォーム10にて終着し、こうして、それらは同様 な方法にてその上に移動される。明らかに、垂直搬送装置1の積み荷プラットフ ォーム10から輸送プラットフォーム3への逆方向の移動が、反対の方法によっ て起き得る。 垂直搬送装置1は最も典型的な例としてエレベータであり、その積み荷プラッ トフォームに水平搬送装置21、22を有する。最良の例では、エレベータは、 壁のない平らな積み荷プラットフォーム10が垂直案内部41に接続されている ような形式である。この種の積み荷プラットフォームは、少なくとも2つの側に て積み込み及び積み下ろしが可能である。このエレベータの構造は第2図、第5 図及び第6図に最も良く示されている。本発明によると、垂直搬送装置は、図示 のように、並んだ2機のエレベータを含み、これらは互いに独立的に使用される ことができる。このような構成によって効率的な輸送を実現することができるが 、これは船舶が港にて積み込み又は積み下ろしするとき、他の方法に て容易に制限要因となる。図示のような本発明による好ましい例によると、エレ ベータの積み荷プラットフォーム10は、2機の搬送装置を含み、その移動方向 は互いに直交する。第1に、積み荷プラットフォームは、第6図に示すような第 2の輸送方向D2に作動する搬送装置21又は第3図に示すような搬送装置22 を含む。この第2の輸送方向Dは、当然に第3図の輸送パレットの対応する輸送 方向D2と同一方向である。こうして、エレベータの積み荷プラットフォームの 搬送装置は、輸送プラットフォームによって与えられる移動方向を継続し、輸送 パレット又は結合パレットは第4図の下側のエレベータに示すように、積み荷プ ラットフォーム上に乗せられるように搬送される。その移動自身は第3図に示さ れている。 これに加えて、垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10は第4の方向D 4に作動する搬送装置22又は21を含む。垂直搬送装置1の積み荷プラットフ ォーム10が適当な客室甲板K4〜K8又は他の甲板K0〜K3に搬送されると 、第4の方向D4に作動するこの搬送装置は、第4図及び第5図に示すように、 輸送パレット又は結合パレットをエレベータの積み荷プラットフォームから第4 の方向D4に問題の甲板上に移動する。積み荷プラットフォーム上にて互いに直 交する2つの搬送装置21、22の間で、作動の変化は、積み荷プラットフォー ムに直交する方向に、一方を吊り上げ又は他方を下降することによって可能とな る。第4図及び第5図に示すように、搬送装置における結合パレット7は、積み 荷プラットフォームから作業場等を含む甲板K0〜K8上へ及びその逆へ、Y方 向にローラーコンベヤ22を吊り上げることによって又はA方向にベルトコンベ ヤ21を下降し同時に駆動ローラーコンベヤ22を作動開始することによって、 移動される。第3図に示される場合、積み荷プラットフォーム3への移 動及びそこからの移動は、積み荷プラットフォームのベルトコンベヤ21をY方 向に吊り上げることによって又は駆動ローラーコンベヤ22をA方向に下降しベ ルトコンベヤ21を作動開始することによって生成される。 更に甲板K上への輸送パレット及び結合パレットの移動を可能ならしめるため に、作業場2を含む甲板には、第3図〜第5図に示すように、第4の方向D4に 作動する搬送装置が供えられている。作業場を含む甲板上のこれらの搬送装置は 、ベルトコンベヤ21又は同様な駆動ローラーコンベヤであってよい。この装置 によって輸送パレット及び結合パレットは垂直搬送装置1の積み荷プラットフォ ーム10から問題の甲板へ容易に且つ効率的に移動することがなされる。 上述の装置では、輸送パレット6は収集場4a、4bを含む甲板K0上の積み 荷プラットフォーム10へ1方向に搬送され、作業場を含む甲板上の輸送パレッ トはそれと直交する方向に除去される。しかしながら、作業場を含む甲板上の積 み荷プラットフォームからの除去を同一方向D2にて実行し、そこで輸送パレッ トを収集場を含む甲板上に搬送するような装置を実行することを排除すべき何物 もない。この場合、垂直搬送装置1の積み荷プラットフォーム10には一方向に 作動する搬送装置のみが必要である。この場合、作業場を含む甲板上の搬送装置 はこれと同一方向に作動する。このような装置は図面に示されていない。明らか に、これらの全ての代替的な作業ラインにて、作業場を含む甲板から収集場を含 む甲板への輸送は上述の方法とは逆の方法によって起き得る。典型的には、少な くとも作業場を含む甲板上にて作動する搬送装置は、保管場8のための底部を形 成している。 個々の輸送パレット6又は輸送パレットの組6a、6bが保管場8より除去さ れる方向に依存して、作業場を含む甲板は、第6 図及び第13図に示すように、更に、この第2の方向D2に作動する搬送装置2 2dを含むことがある。この場合、荷物を乗せた輸送パレットはこれらの搬送装 置22dによって、保管場8から作業場を含む甲板K4〜K8上の廊下30へ移 動され、それによって別個の輸送装置20によって更に移動されることができる 。作業場を含む甲板K0〜K3以外の甲板では、一般にこれらの搬送装置22d は必要ではない。また、輸送パレット6を第4の方向D4に動かすことによって 保管場8から移動することも可能であり、この方向は、第13図に示す上述の装 置にて示されているように、保管場8の搬送装置の輸送方向である。この場合、 ここで説明した第2の方向D2に作動する搬送装置が必要であり、それによって 保管場8の縁から別個の輸送装置20へ輸送パレットが供給される。もし甲板の 廊下30に別個の輸送装置20のための空間が配置され、それによって、輸送パ レットを移動する必要なしに、保管場にて隣接する輸送パレットのどれか1個を 取ることができるなら、第2の方向D2に作動するこれらの搬送装置は、保管場 より除去されることができる。このような場合は図面には示されていない。垂直 搬送装置1の積み荷プラットフォーム10がこの第2の方向D2に作動する搬送 装置を有するだけの場合、船舶内の輸送方向は簡単化される。即ち、積み荷プラ ットフォーム10上の及び船舶内の様々な甲板上の搬送装置は全て同一の第2の 方向に作動する。この装置の場合、保管場及び甲板の廊下の形態は図示のものと は別のものとなる。 第9図〜第12図には本発明による装置にて使用される搬送装置が拡大されて 示されている。他の搬送装置21はローラー上を走行するベルト帯を含み、第1 0図に示すローラーコンベヤ22は1列に前後に配列された輸送ローラ25、2 6を含む。ローラの一部25は受動ローラであり、ローラの一部26は駆動ロー ラ、 即ち、軸に接続されたモータ27によって直接駆動される。搬送装置が第3図、 第4図及び第6図の平面図にて示すように細長く形成されている場合には、搬送 装置は互いに他に対して所定の間隔にて隔置されて配置されてよく、異なる方向 に移動する搬送装置が上述のように配列され吊り上げられ又は下降するように構 成されている場合、2つの方向に輸送する1つの面を得るのが簡単となる。もし 必要なら、ローラーコンベヤ22は第3図の輸送プラットフォーム3の搬送装置 22cのように非駆動型に形成されてよい。この場合、輸送パレットの移動は搬 送装置を傾斜させるか又は輸送パレットを手で押し出すことによって実現される 。もし望ましいなら、これらの方法のいすれかを移送チェーンの他の位置にで適 用することも可能である。 上述の本発明による配送方法にて、本発明による輸送パレット6を使用すると 都合がよい。輸送パレット6は矩形であり、主として、平行な両縁18a、18 b、19a、19bを有する積層構造である。輸送パレットの厚さT1は、物品 ユニットを乗せて支持する領域にて、小さく、その数値は約5〜20mmである 。その結果、輸送パレットは航空機用貨物パレットに類似しており、フォークリ フト付きトラック等によって縁部等より持ち上げられるように構成されていない が、上述のようなベルトコンベヤ及びローラーコンベヤに沿って移動することが できるように構成されている。輸送パレットは単にアルミニウム板、プライウッ ド板又は他のシート材又は薄いサンドイッチ構造を含むことができる。本発明に よると、この輸送パレットは、第1図、第4図、第6図及び第7図に概略的に示 され、第16図及び第17図に詳細に示されているように、少なくとも2つの両 側の結合縁18a、18bにて締結部材13を有し、それによって隣接する同様 な輸送パレットは同一面上にクランプ11されることができる。輸送パ レット6は、締結部材13を含む結合縁18a、18bに平行に走る中心線9に 関して対称であり、例えば、第1図、第4図及び第6図に示すように数個の輸送 パレットは整合して前後に接続されて結合パレット7となる。好ましくは、輸送 パレット6は、中心線9に垂直な図示されていない他の中心線に関しても対称で あり、それによって、輸送パレットは、結合縁18a、18bのどちらかによっ て他の輸送パレット6の結合縁18a、18bのどちらかに取り付けられること ができるように、どちらかの方向に面している。 輸送パレットを強化するために、締結部材13の結合部11を簡単化するため に、及び輸送パレット上に配置された物品ユニット5をその位置に固定するため に、好ましくは、少なくとも両側の2つの縁にて、即ち、上記の結合縁18a、 18bにて、しかしながら好ましくは、全ての結合縁18a、18b、19a、 19bにて、輸送パレットの面に垂直な縁フランジ14が設けられている。第1 6図及び第17図に示すように、締結部材13は例えば、輸送パレットの端部1 9a、19b近くのこの縁フランジ14に形成された穴28として構成されてよ く、これは、第16図に示されているように、端部領域又は結合縁18a、18 bの領域又は両者にて、設けられる。この場合、輸送パレットは合わせ釘15a を含む締結部材13によって互いに結合され、この合わせ釘15aは縁フランジ 14の穴28に挿入されることができるように適当な位置にある。締結部材13 は隣接する輸送パレットの締結穴28に到達しており、こうして、これらは隣接 する輸送パレットを互いに結合している。更に、締結部材13は、輸送パレット の縁フランジの縁部上に担持されるために、下方に指向しているフランジ15b を有し、それによって構造の剛性が更に増し強化される。締結部材13は、消失 することがないように、 枠組み構造であり、又は他の方法にて輸送パレットに制御可能に接続されている 。明らかに、輸送パレット間で他の種類の締結部材11が使用されることができ る。但し、締結部材11が、隣接するパレットを上述の方法にで同一面又は同一 レベルにて結合するために使用され、それによって輸送パレットが積み荷プラッ トフォームの方向に共に保持されることができるという条件がある。垂直方向の 結合は、殆ど意味がない、なぜなら、結合パレットはベルトコンベヤ又はローラ ーコンベヤ上にて水平に又は略水平に移動されるからである。 更に、本発明によるパレット構造体はケーシング16を含み、このケーシング は垂直な支持部31からなり、この支持部は下端にて輸送パレット6の縁部18 a、18b及び/又は19a、19b上に担持されている。これらの支持部は枠 組み構造よりなり、好ましくは、締結縁18a、18bの如き、輸送パレット6 の両側の縁の壁部31a、31bよりなり、これらの壁部31a、31bは締結 縁18a、18bに平行に延在している。これらの壁部31a、31bは上側の 縁によって上部17に固定されており、この上部17は主として略輸送パレット に整合した積層構造である。従ってケーシングは主として英文字Uを逆さまにし た形状を有する棚を形成しており、その下縁33は輸送パレット6上に担持され 、典型的にはその縁フランジ14上に担持されている。こうして下縁33にて支 持する必要性のために、そこに下方を指向した溝34が形成され、その縁は、第 21図に示されているように、輸送パレットの縁フランジ14の両側にその位置 を有する。 本発明による逆U字型のこのケーシング16は、本発明によると、両側の壁3 1a、31bに平行に延在する中心面29にて2つの部分に分割されており、こ れらの部分は略L字型のカバー部 16a、16bを含む。これらの2つのカバー部16a、16bは、上部17に て鳩尾型継ぎ手32によって互いに接続されており、従って、鳩尾型溝とそれに 挿入された上部17の別の継ぎ手部材を含む。この継ぎ手部材は、鳩尾型溝の形 状に整合し縁に幅広い物体のような合わせ釘である。勿論、他の種類の継ぎ手部 材が使用されてよい。こうして、ケーシング16は、必要な場合には、2つのL 字型のカバー部16a、16bに分割され、それらは容易に例えば、第4図及び 第6図に示されているように、各クローク室8近くの保管場12に保管されるこ とができる。ここで説明した形状は、極めて小さな空間に収容することができる という事実のために、特別に好ましい、なぜなら、L字型のカバー部16a、1 6bの脚部の厚さT3、T4は、小さく、約50mm以下だからである。輸送パ レット6にとってケーシング16が必要な場合には、容易に、保管場12からカ バー部16a、16bを取り出し、鳩尾型継ぎ手32によってそれを接続し、輸 送パレット上に置くことができる。次に、第2の輸送パレットをこのケーシング 16の上に置き、その上に物品ユニット5を置く。例えば、この物品ユニット5 を保護するために、必要なら、この上側の輸送パレット6bの上に新しいケーシ ング16を再度置くことも可能である。船舶内及び乗客ターミナルの搬送装置及 びエレベータ装置と床面積の節約の必要性に依存するが、図示されていないが、 上側のケーシング16の上に更に第3の輸送パレットを配置し、その上に荷物を 乗せることも可能である。垂直高さ及びその処理に使用される装置が許す限り多 数の輸送パレット及びケーシングを積み上げることが可能である。 輸送パレットがケーシング16の上部17上に保持され、このケーシング16 が下側の輸送パレット6aの上に担持されている間に、物品ユニット5が上側の 輸送パレット6b上に配置され、 物品ユニットがそれより除去される場合、ケーシング16を移動する必要はない 。このような上側の輸送パレットから及び上側の輸送パレットへの荷物及び物品 ユニットの積み込み及び積み下ろしは、別個の輸送装置20によって船舶の廊下 30に沿って上側と下側の輸送パレットからなる1対の輸送パレットを移動させ ること及び荷物のような個々の物品ユニットを持ち上げて上側の輸送パレット6 b上に、例えば、第21図の上側の輸送パレット上に持ち上げて乗せることを生 成する。もし、物品ユニットを乗せた輸送パレットをこの輸送装置20によって 1個づつ輸送したいなら、ホイスト装置を供えるべきであるが、これは上述の方 法では必要ない。この種の別個の搬送装置20は第15図に記載されており、こ の搬送装置20によって上側の輸送パレット6bが下側の輸送パレット6a及び ケーシング16から又はケーシング16上に移動される場合である。 荷物を乗せた上側の輸送パレット6bを下側の輸送パレット6a及びケーシン グ16から及びそこへ移動することができるように、ケーシングの上部17には 例えば、ローラーコンベヤ37が設けられるべきであり、このローラーコンベヤ 37に沿って、上側の輸送パレット6bは滑ることができる。このローラーコン ベヤ37のロール軸線36は壁31a、31bに平行に又は好ましくは垂直に延 在する。第19図には後者の場合、即ち、物理的特性に関して有利な例が示され ている。何故なら、ローラーは壁31a、31bの近くに配置されており、上側 の輸送パレット6bの力は殆ど圧縮力としてこの壁31a、31b上に作用して いるからである。第22図に他の例が示されている。ここではローラーコンベヤ の軸37は壁に平行である。この例では、荷重はケーシングの幅全体に分配され る。 更に、ケーシング16の上部17上には、少なくとも2つの縁 にて、上方に突出した延在部35が配置され、第19図及び第21図に示すよう に、この延在部35はローラーコンベヤ37のローラ軸線36に垂直である。こ れらの延在部35は、ローラーコンベヤ37上の輸送パレットがケーシングから 離れるようにそれに垂直な方向に移動することを阻止する。上側の輸送パレット 6bが、その位置から、他の方向、即ち、作動方向に移動することは、ストッパ 40によって阻止される。この1例が第22図に示されている。明らかに、かな り多様な異なるストッパ40を形成することが可能であり、本発明は本例のスト ッパ40のみに限定されない。物品ユニットを高く持ち上げられた輸送パレット 6bへ及びそれより積み込むことができるように構成する場合、それがケーシン グ16の上部17上に配置されたとき、延在部35をケーシングの各側上の上部 から突出するように構成すると都合よく、それによって上側の輸送パレットが所 定の位置に保持される。この場合、上側の輸送パレットの使用は省略され、物品 ユニット5はケーシング16の上部17上に直接積み込まれる。同様な方法にて 、物品ユニットは、互いに他の上に積まれたケーシング16の第2の上部へ及び 可能なら第3の上部へ直接配置されることができる。 第15図に示されている別個の輸送装置20は好ましくは牽引ジャッキ式であ り、この例の輸送パレットの総重量は小さいから、極めて軽量構造にすることで きる。この場合、輸送装置20は搬送装置22、駆動装置及びローラ43を供え た移動プラットフォーム42を含み、それによって、輸送装置20が移動し、船 舶の甲板Kの廊下30に沿って制御されることができる。軽量構造であるから、 輸送装置20に高さは移動プラットフォーム42が下降しているとき約100m mになるように構成することが可能である。この場合、下側の輸送パレット6a を、特別な装置無し に、移動プラットフォーム42上に押し上げることができる。この搬送装置は、 移動プラットフォーム42が吊り上げられているとき、上側の輸送パレット6b を容易に積み込むことができる。もし、輸送パレットが所定の位置に置かれた後 にのみ物品ユニットが上側の輸送パレット6bに配置され、上側の輸送パレット 6bが下側の輸送パレット6a上に配置されているときに物品ユニットがそこか ら取り出されると仮定すると、搬送装置20にどのような持ち上げ機構も必要な い。しかしながら、搬送装置20は、甲板からの高さが50〜100mmである 搬送装置21又は22を供えた移動プラットフォームを有するなら十分である。 他の可能性として、別個の輸送装置20を使用しないことである。しかしなが ら、乗客は垂直搬送装置1近くのクローク室8から又はその近くの輸送パレット 6から自身の荷物5を取り出している。ケーシング16、輸送パレット6及びお そらくそれと共に来る輸送プラットフォーム3(例えば、第8図による解決方法 にて)は航海中、クローク室の近くの保管場12以外に、又は他の通常の保管場 に、又は、クローク室の壁に垂直に立て掛けた状態で保管され、又は船舶の甲板 K0〜K8(第7図に図示)の間の床に置かれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.多数の客室(2a)と物品を輸送するための少なくとも1つの垂直搬送装置(1) と客室を含む甲板への入口とを有する客船、カーフェリー及び同様な船舶にて、 客室又は少なくとも船内の多数の同様な作業場(2)にて必要な物品ユニット(5)を 上記作業場(2)と船舶の積み込みポート(4a)又は貯蔵室又は物品のための集中処 理プラント(4b)を含む収集場(4)の間で輸送するための配送方法において、 上記収集場(4)にて上記物品ユニット(5)を輸送パレット(6)上に配置するこ とと、 上記物品ユニット(5)を乗せた輸送パレット(6)を船内の垂直搬送装置(1)の プラットフォームによって上記作業場(2)の少なくとも一部が配置された船舶の 甲板(K)上に移動することと、 上記物品ユニット(5)を上記輸送パレット(6)から上記作業場(2)へ積み下ろ すことと、 必要な場合に、上記物品ユニット(5)又は他の物品ユニット(5)を上記の方法 と反対の順に実行する収集方法によって、上記作業場(2)から上記収集場(4)へ反 対方向に輸送することと、 を含む配送方法。 2.上記物品ユニット(5)は荷物ユニット、リンネル類、食料ユニット等であり 、上記輸送パレット(6)はスーツケースのような荷物ユニットを横に並べて平均 で5〜20個、収容する表面を有することを特徴とする請求項1記載の配送方法 。 3.上記物品ユニットを積んだ上記輸送パレット(6)をその縁によって互いに接 続(11)して結合パレット(7)を形成し、上記物品ユニットを上記結合パレット(7) の形態にて少なくとも客室 甲板(K4-K8)に移動し、そこで上記結合パレットを解いて上記物品ユニットを積 んだ輸送パレット(6)にし、上記結合パレットは少なくとも2個の輸送パレット を含み、好ましくは3〜5個の輸送パレットを含むことを特徴とする請求項1記 載の配送方法。 4.少なくとも2個、好ましくは3〜5個の上記輸送パレット又は上記結合パレ ットを収容する表面を有する輸送プラットフォーム(3)上に上記輸送パレット又 は上記結合パレットを横に並べて配置することと、 上記輸送プラットフォーム(3)上の上記輸送パレット又は上記結合パレット を埠頭から上記垂直搬送装置(1)近くの船舶の積み込みポート(4a)を経由して移 動することと、 上記輸送パレット又は上記結合パレットを上記輸送プラットフォーム(3)か ら上記垂直搬送装置の積み荷プラットフォーム(10)上へ1個づつ移動し、更に少 なくとも上記客室甲板(K4-K8)へ移動することと、 を含むことを特徴とする請求項1又は3記載の配送方法。 5.上記客室甲板又は他の甲板は(K)は上記垂直搬送装置(1)近くにクローク室(8 )を有し、該クローク室は上記輸送パレット(6)より小さくない表面、好ましくは 上記結合パレットより小さくない表面を有し、上記輸送パレットは、上記物品ユ ニット(5)が上記輸送プラットフォームより積み下ろされる前に上記垂直搬送装 置の積み荷プラットフォーム(10)から上記クローク室(8)へ直接移動されること を特徴とする請求項1又は3記載の配送方法。 6.実際の収集場(4)を含む甲板(K)上の上記輸送パレット(6)は、反対方向の作 業が完了した後に上記輸送パレットが保管されていた位置から取り出され、上記 物品ユニット(5)は、洗濯 場、料理場、貯蔵室又は他のサービズ場又は処理プラント(4b)のような上記収集 場(4)から上記輸送パレット上に収集され、上記物品ユニットを乗せた上記輸送 パレットは搬送装置又は別個の駆動搬送装置によって、更に上記作業場(2)へ輸 送するために、上記垂直搬送装置の積み荷プラットフォーム(10)上に移動される ことを特徴とする請求項1記載の配送方法。 7.上記物品ユニットを乗せた上記輸送パレットは別個の駆動搬送装置(20)によ って上記客室甲板又は従って他の甲板(K4-K8)に沿って移動し、同時に上記物品 ユニットは上記輸送パレットから客室(2a)、売店(2h)等の作業場(2)へそれぞれ 積み下ろされ、その後、空の輸送パレットは次の反対方向の作業のために問題の 甲板内に保管されることを特徴とする請求項1記載の配送方法。 8.上記収集場(4)及び従って上記作業場(2)を含む甲板上にて、 ケーシング(16)を上記物品ユニットを乗せた上記輸送パレットの上に配置し 上記ケーシングを上部(17)を含む下側の第1の輸送パレット(6a)上に担持するこ とと、 第2の輸送パレット(6b)を上記上部(17)の上に配置することと、 上記物品ユニット(5)を上記第2の輸送パレット(6b)の上に配置することと 、 必要な場合に、別のケーシングと可能なら更に輸送パレット及び上部(17)を 上記第2の輸送パレット(Gb)の上に配置することと、 を含むことを特徴とする請求項1記載の配送方法。 9.上記客室甲板又は上記作業場(2)を含む甲板及び従って上記収集場(4)にて、 各作業場(2)への上記物品ユニット(5)の積 み下ろしを促進するために最初に上記物品ユニットを乗せた上記第2の輸送パレ ット(6b)を別個の駆動搬送装置(20)によって移動し又は従って上記物品ユニット (5)を上記収集場(4)にて除去することと、 上記ケーシング(16)を下ろして次の反対方向に作業のために保管(12)するこ とと、 各作業場(2)へ上記物品ユニット(5)の積み下ろしを促進するために上記物品 ユニットを乗せた上記第1の輸送パレット(6a)を上記別個の駆動搬送装置(20)に よって移動し又は従って上記物品ユニット(5)を上記収集場(4)にて除去すること と、 を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の配送方法。 10.上記物品ユニットを第1の方向(D1)の長さ(L1)が幅(D2)より大きい上記輸送 パレット(6)の上に主として横に並べて配置し、上記輸送パレットを第2の方向( D2)に互いに前後に並べて接続して結合パレット(7)を形成し、該結合パレットを 上記輸送プラットフォーム(3)に第3の方向(D3)に互いに前後に並べて配置し、 上記第1及び第3の方向(D1)(D3)は互いに平行であり、上記第2の方向(D2)は上 記第1及び第3の方向(D1)(D3)に垂直であることを特徴とする請求項1〜9のい ずれか1項記載の配送方法。 11.上記結合パレット(7)は、上記輸送プラットフォーム(3)上に及びそこから上 記第2の方向(D2)に上記垂直搬送装置の積み荷プラットフォーム、(10)上に移動 され、そこから各甲板に依存して上記第3の方向(D3)又はそれに垂直な上記第4 の方向(D4)に移動されることを特徴とする請求項10記載の配送方法。 12.少なくとも港にて積み込み及び積み下ろしする時に、上記垂直搬送装置(1) の積み荷プラットフォーム(10)上に運ばれ基本的に荷物(5)を有する上記輸送パ レット(6)又は結合パレット (7)の一部は、第1工程にて、客室甲板以外の他の甲板(K0-K3)上に、エレベータ 近くのクローク室(8)内に配置され、そこから、第2工程にて、問題の結合パレ ットは上記作業場(2)が配置された甲板(K4-K8)に輸送され、又はそれぞれ船舶の 積み込みポート(4a)を経由して埠頭へ輸送されることを特徴とする請求項5記載 の配送方法。 13.上記各輸送パレット(6)又は従って上記各結合パレット(6a 及び6b)の上には 、船舶の同一の甲板(K)に属し、従って、その甲板上の作業場(2)及び/又は収集 場(4)に属する物品ユニット(5)のみが配置されていることを特徴とする請求項1 、6、7、8又は9記載の配送方法。 14.上記物品ユニット(5)は上記作業場から上記輸送パレット(6)上に又はそれぞ れ上記対の輸送パレット(6a 及び6b)に収集され、上記輸送パレットは上記垂直 搬送装置(1)及び可能なら上記輸送プラットフォーム(3)によって記作業及び工程 と反対方向に且つ反対の順番の作業及び工程によって上記適当な収集場(4)に集 められ、上記物品ユニットは問題となっている上記収集場(4)にて、上記作業及 び工程と反対方向に且つ反対の順番で作業及び工程を実施することによって積み 下ろされることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項記載の配送方法。 15.上記収集場(4)にて各物品ユニット(5)にその作業場を表示する識別標識又は タッグを付し、各輸送パレット(6)及び又は対の輸送パレット(6a 及び6b)にその 作業場及び甲板(K4-K8)を表示する識別標識又はタッグを付し、上記識別標識又 はタッグは色彩、文字、数字、他の記号又はバーコード又はそれらの結合を含む ことと、 上記輸送パレット(6)及び又は対の輸送パレット(6a 及び6b )を上記識別標識又はタッグに従って適当な甲板へ移動することと、 上記物品ユニット(5)を上記識別標識又はタッグによって上記輸送パレット( 6)から上記適当な作業場(2)に積み下ろすことと、 を含むことを特徴とする請求項1、7又は9記載の配送方法。 16.多数の客室(2a)と物品を輸送するための少なくとも1つの垂直搬送装置(1) と客室を含む甲板への入口とを有する客船、カーフェリー及び同様な船舶にて、 客室又は少なくとも船内の多数の同様な作業場(2)にて必要な物品ユニット(5)を 上記作業場(2)と船舶の積み込みポート(4a)又は貯蔵室又は物品のための集中処 理プラント(4b)を含む収集場(4)の間で輸送するための配送方法に使用するパレ ット構造体において、 両側に平行な縁(18a,18b;19a,19b)を有しそれ自体既知の矩形の主として平 坦な構造を有する輸送パレットより構成され、該輸送パレットは少なくとも2つ の両側の結合縁(13a,18b)にて結合部材(13)を有し、該部材(13)によって上記輸 送パレットは同一プラットフォーム上にて隣接する同様な他の輸送パレット(6) に接続されることができるように構成されていることを特徴とするパレット構造 体。 17.上記輸送パレット(6)は上記結合部材(13)を含む結合縁(18a,18b)に平行に延 在する中心線(9)に関して対称的であり、積み込み領域にて薄い構造であり、上 記輸送パレットは少なくとも2つの両側の縁にて、好ましくは全ての縁にて輸送 パレットの面に垂直な縁フランジ(14)を有することを特徴とする請求項16記載 のパレット構造体。 18.上記結合部材(13)は上記結合縁(18a,18b)及び端部(19a,19b)に配列され、上 記輸送パレットの縁部の上記結合部材(13)は 好ましくは上記縁フランジ(14)における結合穴(28)及び結合部材(13)として構成 され、該結合部材(13)は隣接する輸送パレットの結合穴(28)に到達し且つ両方の 輸送パレットの結合穴に整合した接続ピン(15a)を有し、上記結合部材を押し又 は回転させることによって上記接続ピン(15a)は隣接する輸送パレットの結合穴( 28)に挿入され、それによって輸送パレットはクランプされることを特徴とする 請求項16又は17記載のパレット構造体。 19.ケーシング(16)を含み、該ケーシング(16)は下端にて上記輸送パレットの縁 部(18a,18b;19a,9b)上に担持された垂直支持部(31)を有し、その上端によってそ の上側の輸送パレットに平行に配置され主として平らな上部(17)を支持しており 、上記支持部(31)は枠組み構造であり好ましくは上記輸送パレット両側の縁に平 行に延在する壁(31a,31b)よりなり、該壁(31a,31b)は上記上部の固定され、該上 部(17)は上記壁に平行に延在する中心線(29)の沿って2つの部分に分割されてお り、上記ケーシングは英文字Lに類似した横断面を有する2つのカバー部(16a,1 6b)を有し、保管に便利なように、該カバー部(16a,16b)は上記ケーシング(16)を 逆U字形に形成するために上記上部によって互いに接続(32)されることを特徴と する請求項16記載のパレット構造体。 20.上記逆U字形に形成された上記ケーシング(16)の長手方向の下縁(33)には下 側の輸送パレットの縁フランジ(14)上に担持され且つそれを掴む溝(34)が形成さ れ、上記壁は上側に配置された輸送パレットを所定の位置に保持するために上記 上部より上方に突出した延在部(35)を有し、上記上部(17)の上面にはローラーコ ンベヤ(37)が配置され、該ローラーコンベヤ(37)のローラの軸線(36)は上記壁( 31a,31b)に平行であるか又は好ましく は垂直であることを特徴とする請求項17又は19記載のパレット構造体。 21.上記ローラーコンベヤ(37)のローラは上記壁の延在部(35)近くに、上記ロー ラの各列の両端にストッパ(40)があるような方向に、前後して配置され、それに よって上記対の輸送パレットを移動する間に上記ケーシングの上で上記輸送パレ ット(6)がこの方向に移動することが阻止され、また必要なら上記上側の輸送パ レットの上に更にケーシング(16)が配置されることを特徴とする請求項20記載 のパレット構造体。 22.多数の客室(2a)と物品を輸送するための少なくとも1つの垂直搬送送装置(1 )と客室を含む甲板への入口とを有する客船、カーフェリー及び同様な船舶にて 、客室又は少なくとも船内の多数の同様な作業場(2)にて必要な物品ユニット(5) を上記作業場(2)と船舶の積み込みポート(4a)又は貯蔵室又は物品のための集中 処理プラント(4b)を含む収集場(4)の間で輸送するための配送方法に属する移動 工程にて使用するための搬送装置において、 上記垂直搬送装置(1)の積み荷プラットフォーム(10)は少なくとも第1の輸 送方向(D2)に作動する水平搬送装置(21,22)を有し、上記作業場(2)を含む甲板(K 4-K8)はエベータ近くに少なくとも1輸送方向(D2,D4)に作動する水平(21,22)を 有することを特徴とする搬送装置。 23.上記作業場(2)を含む甲板(K4-K8)はエベータ近くに第2の輸送方向(D4)に作 動する垂直搬送装置(21b,22b)を有し、該第2の輸送方向は上記第1の輸送方向( D2)に垂直であり、上記垂直搬送装置(1)の積み荷プラットフォーム(10)は更に上 記第2の輸送方向(D4)に作動する水平搬送装置(21,22)を有し、必要なら、装置( 21b,22b)を有し、上記作業場(2)を含む甲板は更 に上記第1の輸送方向(D2)に作動する水平搬送装置(22c)を有することを特徴と する請求項22記載の搬送装置。 24.上記垂直搬送装置(1)の積み荷プラットフォーム(10)及び他の領域(8)は上記 第1及び第2の輸送方向(D2)(D4)に作動する水平搬送装置を有し、上記水平搬送 装置の一方は所望の水平輸送方向(D2)(D4)に係合するために吊り上げられ又は下 降することが可能であり、更に、主として同一甲板(K)の間にて物品ユニットを 輸送するために横に並んだ2つの垂直搬送装置(1)を供えていることを特徴とす る請求項23記載の搬送装置。 25.上記輸送プラットフォームはその上面に少なくとも1輸送方向(D2,D4)に作 動する水平搬送装置(21a,22a)を有し、上記垂直搬送装置(1)はエレベータである ことを特徴とする請求項22記載の搬送装置。
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