JPH08324709A - 立体自動倉庫付輸送機器 - Google Patents
立体自動倉庫付輸送機器Info
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- JPH08324709A JPH08324709A JP13143095A JP13143095A JPH08324709A JP H08324709 A JPH08324709 A JP H08324709A JP 13143095 A JP13143095 A JP 13143095A JP 13143095 A JP13143095 A JP 13143095A JP H08324709 A JPH08324709 A JP H08324709A
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- Japan
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- rack
- stacker crane
- transportation
- storage shelves
- control means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 輸送すべき品物の積み込み前の仕分けが不要
で、配送の迅速化および効率化を達成することができる
立体自動倉庫付輸送機器を提供することである。 【構成】 トラック１には、立体自動倉庫を構成するラ
ック２、スタッカクレーン４および制御装置８などが搭
載される。さらに輸送中、スタッカクレーン４を拘束す
るクランプ機構も設けられる。スタッカクレーン４によ
ってランダム入出庫が可能であるので、積み込み前の仕
分けは不要である。
で、配送の迅速化および効率化を達成することができる
立体自動倉庫付輸送機器を提供することである。 【構成】 トラック１には、立体自動倉庫を構成するラ
ック２、スタッカクレーン４および制御装置８などが搭
載される。さらに輸送中、スタッカクレーン４を拘束す
るクランプ機構も設けられる。スタッカクレーン４によ
ってランダム入出庫が可能であるので、積み込み前の仕
分けは不要である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の貨物自動
車、船舶、コンテナなどの輸送機器に立体自動倉庫を搭
載してランダム入出庫や輸送中の仕分けが可能な立体自
動倉庫付輸送機器に関する。
車、船舶、コンテナなどの輸送機器に立体自動倉庫を搭
載してランダム入出庫や輸送中の仕分けが可能な立体自
動倉庫付輸送機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、たとえば宅配便など、多品種
少量品を大量に、しかも多くの顧客を対象として、輸送
したり、配送したりする作業が広く行われている。トラ
ックなどの輸送機器に輸送すべき品物を積み込む場合
は、輸送ルートを考慮して、配送順に品物が容易に取り
出せるように、予め仕分けを行っている。トラックなど
では、顧客の場所に到着する毎に、積み込まれた品物を
入口側から奥に向かって順次取り出す。
少量品を大量に、しかも多くの顧客を対象として、輸送
したり、配送したりする作業が広く行われている。トラ
ックなどの輸送機器に輸送すべき品物を積み込む場合
は、輸送ルートを考慮して、配送順に品物が容易に取り
出せるように、予め仕分けを行っている。トラックなど
では、顧客の場所に到着する毎に、積み込まれた品物を
入口側から奥に向かって順次取り出す。
【０００３】特公昭５８−３９１１６や特公昭５８−３
９１１７には、船舶内の搬送設備や倉庫設備を用いて、
船内の棚に対する荷物の受け渡しや保管を確実にするた
めの先行技術が開示されている。
９１１７には、船舶内の搬送設備や倉庫設備を用いて、
船内の棚に対する荷物の受け渡しや保管を確実にするた
めの先行技術が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】予め設定される輸送ル
ートを考慮して品物を積み込むためには、荷物の配送基
地などで予め荷物の仕分けを行っておく必要がある。そ
のような仕分けのためには、広いスペースと多大の労力
が必要となる。また、予め設定される輸送ルートは、交
通事情などのやむを得ない理由で変更しなければならな
い場合も多い。そのような場合は、配送の途中で、品物
の積み替えが必要となりさらに多大の労力が必要となる
ばかりでなく、荷傷みの原因となり易い。
ートを考慮して品物を積み込むためには、荷物の配送基
地などで予め荷物の仕分けを行っておく必要がある。そ
のような仕分けのためには、広いスペースと多大の労力
が必要となる。また、予め設定される輸送ルートは、交
通事情などのやむを得ない理由で変更しなければならな
い場合も多い。そのような場合は、配送の途中で、品物
の積み替えが必要となりさらに多大の労力が必要となる
ばかりでなく、荷傷みの原因となり易い。
【０００５】特公昭５８−３９１１６や特公昭５８−３
９１１７の先行技術では、仕分けの省略、配送の迅速
化、効率化を達成することには触れられていない。この
先行技術のような貯蔵用コンベヤ装置は、先入れ、後出
しの機能であるため、積み込み前の仕分けは、むしろ必
要である。
９１１７の先行技術では、仕分けの省略、配送の迅速
化、効率化を達成することには触れられていない。この
先行技術のような貯蔵用コンベヤ装置は、先入れ、後出
しの機能であるため、積み込み前の仕分けは、むしろ必
要である。
【０００６】本発明の目的は、輸送すべき品物の積み込
み前の仕分けが不要で、配送の迅速化および効率化を達
成することができる立体自動倉庫付輸送機器を提供する
ことである。
み前の仕分けが不要で、配送の迅速化および効率化を達
成することができる立体自動倉庫付輸送機器を提供する
ことである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の保管棚
を立体的に配置したラックと、ラックに沿って走行可能
で、保管棚との間で輸送対象となる品物を受け渡し可能
なスタッカクレーンと、輸送中にスタッカクレーンを拘
束して静止させる拘束機構と、スタッカクレーンを制御
して、ラックの保管棚と予め定める出入場所との間の品
物の受け渡しを管理する制御手段とを含む立体自動倉庫
を、輸送機器に搭載することを特徴とする立体自動倉庫
付輸送機器である。また本発明の前記各保管棚には、上
方に向けて位置決め用突出部が形成されており、輸送対
象となる品物は、各保管棚の位置決め用突出部に適合す
る形状を有し、周囲に壁を設けるパレット上に載置して
保管されることを特徴とする。また本発明の前記輸送機
器は、貨物輸送用自動車であることを特徴とする。さら
に本発明は、複数の保管棚を立体的に配置したラック
と、ラックに沿って敷設され、保管棚との間で輸送対象
となる品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案
内用の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡
しを管理する制御手段とを含み、予め設けられている荷
扱い場所で、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能
であり、スタッカクレーンによるラックへの品物の受け
渡しに関連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御
手段からも出力されることを特徴とする立体自動倉庫付
輸送機器である。
を立体的に配置したラックと、ラックに沿って走行可能
で、保管棚との間で輸送対象となる品物を受け渡し可能
なスタッカクレーンと、輸送中にスタッカクレーンを拘
束して静止させる拘束機構と、スタッカクレーンを制御
して、ラックの保管棚と予め定める出入場所との間の品
物の受け渡しを管理する制御手段とを含む立体自動倉庫
を、輸送機器に搭載することを特徴とする立体自動倉庫
付輸送機器である。また本発明の前記各保管棚には、上
方に向けて位置決め用突出部が形成されており、輸送対
象となる品物は、各保管棚の位置決め用突出部に適合す
る形状を有し、周囲に壁を設けるパレット上に載置して
保管されることを特徴とする。また本発明の前記輸送機
器は、貨物輸送用自動車であることを特徴とする。さら
に本発明は、複数の保管棚を立体的に配置したラック
と、ラックに沿って敷設され、保管棚との間で輸送対象
となる品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案
内用の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡
しを管理する制御手段とを含み、予め設けられている荷
扱い場所で、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能
であり、スタッカクレーンによるラックへの品物の受け
渡しに関連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御
手段からも出力されることを特徴とする立体自動倉庫付
輸送機器である。
【０００８】
【作用】本発明に従えば、輸送機器に搭載される立体自
動倉庫には、ラックと、スタッカクレーンと、拘束機構
と、制御手段とを含む。ラックには、複数の保管棚を立
体的に配置する。スタッカクレーンは、ラックに沿って
走行可能で、保管棚との間で輸送対象となる品物を受け
渡し可能である。制御手段は、スタッカクレーンを制御
して、ラックの保管棚と予め定める出入場所との間の品
物の受け渡しを管理する。このような立体自動倉庫の機
能を利用して、配送途中でも品物のランダムな入出庫が
可能となり、積み込み前の仕分けを省略することができ
る。拘束機構が輸送機器の輸送中にスタッカクレーンを
拘束して静止させるので、スタッカクレーンが輸送中に
破損するようなおそれを解消させることができる。
動倉庫には、ラックと、スタッカクレーンと、拘束機構
と、制御手段とを含む。ラックには、複数の保管棚を立
体的に配置する。スタッカクレーンは、ラックに沿って
走行可能で、保管棚との間で輸送対象となる品物を受け
渡し可能である。制御手段は、スタッカクレーンを制御
して、ラックの保管棚と予め定める出入場所との間の品
物の受け渡しを管理する。このような立体自動倉庫の機
能を利用して、配送途中でも品物のランダムな入出庫が
可能となり、積み込み前の仕分けを省略することができ
る。拘束機構が輸送機器の輸送中にスタッカクレーンを
拘束して静止させるので、スタッカクレーンが輸送中に
破損するようなおそれを解消させることができる。
【０００９】また本発明に従えば、上方に向けて位置決
め用突出部が形成される保管棚に、輸送対象となる品物
を載置したパレットを乗載させる。パレットは、各保管
棚の位置決め用突出部に適合する形状を有し、周囲には
壁が設けられる。これによって、輸送中の揺れや振動で
も品物を確実に保管棚に保管しておくことができる。
め用突出部が形成される保管棚に、輸送対象となる品物
を載置したパレットを乗載させる。パレットは、各保管
棚の位置決め用突出部に適合する形状を有し、周囲には
壁が設けられる。これによって、輸送中の揺れや振動で
も品物を確実に保管棚に保管しておくことができる。
【００１０】また本発明に従えば、前記輸送機器は、貨
物輸送用自動車であるので、品物の積み込み前の仕分け
を省略して、迅速かつ効率的に多品種少量品を大量に配
送することができる。
物輸送用自動車であるので、品物の積み込み前の仕分け
を省略して、迅速かつ効率的に多品種少量品を大量に配
送することができる。
【００１１】さらに本発明に従えば、複数の保管棚を立
体的に配置したラックと、保管棚との間で輸送対象とな
る品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案内用
の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡しを
管理する制御手段とを含む立体自動倉庫の主要部分が輸
送機器に搭載される。予め設けられている荷扱い場所で
は、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能であり、
スタッカクレーンによるラックへの品物の受け渡しに関
連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御手段から
も出力される。輸送機器自体にはスタッカクレーンは搭
載されないけれども、制御手段に入力されて出力される
品物の受け渡しに関連する情報を用いて、配送の対象と
なる品物を保管する保管棚を容易に知ることができ、迅
速に取り出すことができる。
体的に配置したラックと、保管棚との間で輸送対象とな
る品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案内用
の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡しを
管理する制御手段とを含む立体自動倉庫の主要部分が輸
送機器に搭載される。予め設けられている荷扱い場所で
は、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能であり、
スタッカクレーンによるラックへの品物の受け渡しに関
連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御手段から
も出力される。輸送機器自体にはスタッカクレーンは搭
載されないけれども、制御手段に入力されて出力される
品物の受け渡しに関連する情報を用いて、配送の対象と
なる品物を保管する保管棚を容易に知ることができ、迅
速に取り出すことができる。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明の一実施例の概略的な構成を
示す。輸送機器であるトラック１は、輸送すべき品物を
保管するラック２を荷物室に搭載する。ラック２には、
複数の保管棚３が配列される。保管棚３は、アドレス番
号が指定され、スタッカクレーン４との間でランダムに
品物の入出庫が可能である。スタッカクレーン４は、ト
ラック１の荷物室の天井と床とに敷設される軌道５，６
に案内されて、ラック２間の通路を走行可能である。ラ
ック２と外部との品物の受け渡しは、入出庫台７を介し
て行われる。スタッカクレーン４の制御のため、制御装
置８が設けられ、立体自動倉庫を構成する。トラック１
としては、宅配便運搬用や一般貨物用などで適用するこ
とができる。コンテナ内に立体自動倉庫を構成すること
もできる。
示す。輸送機器であるトラック１は、輸送すべき品物を
保管するラック２を荷物室に搭載する。ラック２には、
複数の保管棚３が配列される。保管棚３は、アドレス番
号が指定され、スタッカクレーン４との間でランダムに
品物の入出庫が可能である。スタッカクレーン４は、ト
ラック１の荷物室の天井と床とに敷設される軌道５，６
に案内されて、ラック２間の通路を走行可能である。ラ
ック２と外部との品物の受け渡しは、入出庫台７を介し
て行われる。スタッカクレーン４の制御のため、制御装
置８が設けられ、立体自動倉庫を構成する。トラック１
としては、宅配便運搬用や一般貨物用などで適用するこ
とができる。コンテナ内に立体自動倉庫を構成すること
もできる。
【００１３】図２は、図１の保管棚３の構成を示す。ほ
ぼ鉛直方向に延びる支柱１０に、パレット受け１１が取
り付けられる。図２（Ａ）のパレット受け１１には、上
方に突出した位置決めピン１２が装着される。２つのパ
レット受け１１間には、保管すべき品物を載置するパレ
ット１３が乗載される。パレット１３の底面には、位置
決めピン１２に嵌合する位置決め穴１４が形成されてお
り、輸送中の揺れや振動に対してもずれないようにし
て、姿勢乱れを防止している。パレット１３の周囲を、
やや高くして、品物の落下防止を図っているけれども、
さらに落下防止ガード１５を取り付けることもできる。
図２（Ｂ）に示すように、パレットガイド１６をパレッ
ト受け１１に立設し、パレット１３の四隅を嵌合させて
位置決めすることもできる。パレットガイド１６は、パ
レット１３の外形に適合させた位置に突出させる。
ぼ鉛直方向に延びる支柱１０に、パレット受け１１が取
り付けられる。図２（Ａ）のパレット受け１１には、上
方に突出した位置決めピン１２が装着される。２つのパ
レット受け１１間には、保管すべき品物を載置するパレ
ット１３が乗載される。パレット１３の底面には、位置
決めピン１２に嵌合する位置決め穴１４が形成されてお
り、輸送中の揺れや振動に対してもずれないようにし
て、姿勢乱れを防止している。パレット１３の周囲を、
やや高くして、品物の落下防止を図っているけれども、
さらに落下防止ガード１５を取り付けることもできる。
図２（Ｂ）に示すように、パレットガイド１６をパレッ
ト受け１１に立設し、パレット１３の四隅を嵌合させて
位置決めすることもできる。パレットガイド１６は、パ
レット１３の外形に適合させた位置に突出させる。
【００１４】図３は、図１の実施例の制御のための電気
的構成を示す。制御装置８は、スタッカクレーン４を制
御するばかりではなく、後述するクランプ機構１７を制
御したり、トラック１の運転席などに設置される端末装
置１８などからデータを入力したり出力したりする。制
御装置８は、中央処理装置（略称ＣＰＵ）２０、バーコ
ードリーダ２１、メモリ２２および表示装置２３等を含
む。バーコードリーダ２１からは、品物の伝票などに付
されるバーコードを読み取り、品物に関連する情報とし
て、メモリ２２に記憶する。表示装置２３には、品物の
入出庫等の際に必要な情報が表示される。たとえば、宅
配便などでは、配送途中で集荷した品物の情報を集荷セ
ンタなどの配送基地で出力することができる。
的構成を示す。制御装置８は、スタッカクレーン４を制
御するばかりではなく、後述するクランプ機構１７を制
御したり、トラック１の運転席などに設置される端末装
置１８などからデータを入力したり出力したりする。制
御装置８は、中央処理装置（略称ＣＰＵ）２０、バーコ
ードリーダ２１、メモリ２２および表示装置２３等を含
む。バーコードリーダ２１からは、品物の伝票などに付
されるバーコードを読み取り、品物に関連する情報とし
て、メモリ２２に記憶する。表示装置２３には、品物の
入出庫等の際に必要な情報が表示される。たとえば、宅
配便などでは、配送途中で集荷した品物の情報を集荷セ
ンタなどの配送基地で出力することができる。
【００１５】図４は、拘束機構であるクランプ機構１７
の構成を示す。軌道６が敷設される床面３０には、車輪
３１近傍でスタッカクレーン４を拘束するクランプ３２
が両側に設置される。クランプ３２は、シリンダ３３に
よって駆動される。シリンダ３３のロッドが収縮すれ
ば、クランプ３２はスタッカクレーン４から外れ、スタ
ッカクレーン４は走行可能な状態となる。シリンダ３３
のロッドが伸長すれば、クランプ３２はスタッカクレー
ン４を両側から押さえ付けて保持する。
の構成を示す。軌道６が敷設される床面３０には、車輪
３１近傍でスタッカクレーン４を拘束するクランプ３２
が両側に設置される。クランプ３２は、シリンダ３３に
よって駆動される。シリンダ３３のロッドが収縮すれ
ば、クランプ３２はスタッカクレーン４から外れ、スタ
ッカクレーン４は走行可能な状態となる。シリンダ３３
のロッドが伸長すれば、クランプ３２はスタッカクレー
ン４を両側から押さえ付けて保持する。
【００１６】図５は、本発明の他の実施例の概略的な構
成を示す。ラック２、軌道６、入出庫台７などを備える
トラック３９は、配送基地４０で荷物の積み込みを行
う。配送基地４０には、複数のラック４１，４２，４
３，４４，４５，４６、複数の軌道５１，５２，５３、
および複数のスタッカクレーン６１，６２，６３を含む
立体自動倉庫が設置されている。トラック３９が、その
軌道６を配送基地の１つの軌道５２と接続させて停止す
ると、スタッカクレーン６２によって、ラック４３，４
４から輸送すべき品物をラック２に積み込むことができ
る。輸送中は、トラック３９にはスタッカクレーンを搭
載せず、作業者が表示等を利用して保管棚の位置を知
り、品物の配送を行う。品物が比較的軽量であったり、
積み込む量が少ないようなときは、輸送機器の構成を簡
略化することができる。
成を示す。ラック２、軌道６、入出庫台７などを備える
トラック３９は、配送基地４０で荷物の積み込みを行
う。配送基地４０には、複数のラック４１，４２，４
３，４４，４５，４６、複数の軌道５１，５２，５３、
および複数のスタッカクレーン６１，６２，６３を含む
立体自動倉庫が設置されている。トラック３９が、その
軌道６を配送基地の１つの軌道５２と接続させて停止す
ると、スタッカクレーン６２によって、ラック４３，４
４から輸送すべき品物をラック２に積み込むことができ
る。輸送中は、トラック３９にはスタッカクレーンを搭
載せず、作業者が表示等を利用して保管棚の位置を知
り、品物の配送を行う。品物が比較的軽量であったり、
積み込む量が少ないようなときは、輸送機器の構成を簡
略化することができる。
【００１７】図６は、本発明のさらに他の実施例の概略
的な構成を示す。本実施例では、岸壁７０に接岸する船
７１が輸送機器であり、その船腹内に立体自動倉庫を形
成している。立体自動倉庫は、ラック７２，７３，７
４，７５、スタッカクレーン７６，７７および入出庫用
棚７８，７９等によって構成される。入出庫用棚７８，
７９には、岸壁７０に設置されている荷扱いクレーン８
０によって、荷物８１，８２の受け渡しが行われる。荷
物８１，８２は、一般の荷物ばかりではなく、コンテナ
や自動車などであっても、保管棚の形状を適合させるこ
とによって、本実施例と同様に取り扱うことができる。
的な構成を示す。本実施例では、岸壁７０に接岸する船
７１が輸送機器であり、その船腹内に立体自動倉庫を形
成している。立体自動倉庫は、ラック７２，７３，７
４，７５、スタッカクレーン７６，７７および入出庫用
棚７８，７９等によって構成される。入出庫用棚７８，
７９には、岸壁７０に設置されている荷扱いクレーン８
０によって、荷物８１，８２の受け渡しが行われる。荷
物８１，８２は、一般の荷物ばかりではなく、コンテナ
や自動車などであっても、保管棚の形状を適合させるこ
とによって、本実施例と同様に取り扱うことができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、輸送機器
に搭載される立体自動倉庫には、ラックと、スタッカク
レーンと、拘束機構と、制御手段とを含み、品物の保管
やハンドリングを機械化して作業者の負担を軽減するこ
とができる。立体自動倉庫の機能を利用して、配送途中
でも品物のランダムな入出庫が可能となり、輸送途中で
の積み替えが不要のため荷傷みがなく、積み込み前の仕
分けを省略することができる。これによって、仕分けス
ペースや仕分け作業を不要にすることができる。拘束機
構が輸送機器の輸送中にスタッカクレーンを拘束して静
止させるので、スタッカクレーンが輸送中に破損するよ
うなおそれを解消させることができる。
に搭載される立体自動倉庫には、ラックと、スタッカク
レーンと、拘束機構と、制御手段とを含み、品物の保管
やハンドリングを機械化して作業者の負担を軽減するこ
とができる。立体自動倉庫の機能を利用して、配送途中
でも品物のランダムな入出庫が可能となり、輸送途中で
の積み替えが不要のため荷傷みがなく、積み込み前の仕
分けを省略することができる。これによって、仕分けス
ペースや仕分け作業を不要にすることができる。拘束機
構が輸送機器の輸送中にスタッカクレーンを拘束して静
止させるので、スタッカクレーンが輸送中に破損するよ
うなおそれを解消させることができる。
【００１９】また本発明によれば、上方に向けて位置決
め用突出部が形成される保管棚に、輸送対象となる品物
を載置したパレットを乗載させる。パレットは、各保管
棚の位置決め用突出部に適合する形状を有し、周囲には
壁が設けられる。これによって、輸送中の揺れや振動で
も品物を確実に保管棚に保管しておくことができる。
め用突出部が形成される保管棚に、輸送対象となる品物
を載置したパレットを乗載させる。パレットは、各保管
棚の位置決め用突出部に適合する形状を有し、周囲には
壁が設けられる。これによって、輸送中の揺れや振動で
も品物を確実に保管棚に保管しておくことができる。
【００２０】また本発明によれば、輸送機器は、貨物輸
送用自動車であるので、品物の積み込み前の仕分けを省
略して、迅速かつ効率的に多品種少量品を大量に配送す
ることができる。これによって、宅配便や一般貨物の配
送を柔軟に実行することができる。
送用自動車であるので、品物の積み込み前の仕分けを省
略して、迅速かつ効率的に多品種少量品を大量に配送す
ることができる。これによって、宅配便や一般貨物の配
送を柔軟に実行することができる。
【００２１】さらに本発明によれば、複数の保管棚を立
体的に配置したラックと、保管棚との間で輸送対象とな
る品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案内用
の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡しを
管理する制御手段とを含む立体自動倉庫の主要部分が輸
送機器に搭載される。予め設けられている荷扱い場所で
は、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能であり、
スタッカクレーンによるラックへの品物の受け渡しに関
連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御手段から
も出力される。輸送機器自体にはスタッカクレーンは搭
載されないけれども、制御手段に入力されている品物の
受け渡しに関連する情報を用いて、配送の対象となる品
物を保管する保管棚の位置を容易に知ることができ、迅
速に取り出すことができる。
体的に配置したラックと、保管棚との間で輸送対象とな
る品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案内用
の軌道と、ラックの保管棚に保管する品物の受け渡しを
管理する制御手段とを含む立体自動倉庫の主要部分が輸
送機器に搭載される。予め設けられている荷扱い場所で
は、前記軌道にはスタッカクレーンが進入可能であり、
スタッカクレーンによるラックへの品物の受け渡しに関
連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御手段から
も出力される。輸送機器自体にはスタッカクレーンは搭
載されないけれども、制御手段に入力されている品物の
受け渡しに関連する情報を用いて、配送の対象となる品
物を保管する保管棚の位置を容易に知ることができ、迅
速に取り出すことができる。
【図１】本発明の一実施例の概要を部分的に切り欠いて
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図１の実施例の保管棚の構成を示す分解斜視図
である。
である。
【図３】図１の実施例の制御のための電気的構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図４】図１の実施例のクランプ機構の構成を示す部分
断面図である。
断面図である。
【図５】本発明の他の実施例の概略的な構成を示す平面
図である。
図である。
【図６】本発明のさらに他の実施例概略的な構成を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
１，３９ トラック ２，４１〜４６，７２〜７５ ラック ３ 保管棚 ４，６１〜６３，７６，７７ スタッカクレーン ５，６，５１〜５３ 軌道 １１ パレット受け １２ 位置決めピン １３ パレット １４ 位置決め穴 １５ 落下防止ガード １７ 苦ランプ機構 １８ 端末装置 ２０ ＣＰＵ ２１ バーコードリーダ ２２ メモリ ３２ クランプ ３３ シリンダ ４０ 配送基地 ７０ 岸壁 ７１ 船 ８０ 荷扱いクレーン
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の保管棚を立体的に配置したラック
と、 ラックに沿って走行可能で、保管棚との間で輸送対象と
なる品物を受け渡し可能なスタッカクレーンと、 輸送中にスタッカクレーンを拘束して静止させる拘束機
構と、 スタッカクレーンを制御して、ラックの保管棚と予め定
める出入場所との間の品物の受け渡しを管理する制御手
段とを含む立体自動倉庫を、輸送機器に搭載することを
特徴とする立体自動倉庫付輸送機器。 - 【請求項２】 前記各保管棚には、上方に向けて位置決
め用突出部が形成されており、 輸送対象となる品物は、各保管棚の位置決め用突出部に
適合する形状を有し、周囲に壁を設けるパレット上に載
置して保管されることを特徴とする請求項１記載の立体
自動倉庫付輸送機器。 - 【請求項３】 前記輸送機器は、貨物輸送用自動車であ
ることを特徴とする請求項１または２記載の立体自動倉
庫付輸送機器。 - 【請求項４】 複数の保管棚を立体的に配置したラック
と、 ラックに沿って敷設され、保管棚との間で輸送対象とな
る品物を受け渡し可能なスタッカクレーンの走行案内用
の軌道と、 ラックの保管棚に保管する品物の受け渡しを管理する制
御手段とを含み、 予め設けられている荷扱い場所で、前記軌道にはスタッ
カクレーンが進入可能であり、 スタッカクレーンによるラックへの品物の受け渡しに関
連する情報は、制御手段にも入力されかつ制御手段から
も出力されることを特徴とする立体自動倉庫付輸送機
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13143095A JPH08324709A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 立体自動倉庫付輸送機器 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP13143095A JPH08324709A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 立体自動倉庫付輸送機器 |
Publications (1)
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| JPH08324709A true JPH08324709A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15057781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13143095A Pending JPH08324709A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 立体自動倉庫付輸送機器 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JPH08324709A (ja) |
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