JP2616590B2 - 荷積み装置 - Google Patents

荷積み装置

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JP2616590B2
JP2616590B2 JP2079491A JP2079491A JP2616590B2 JP 2616590 B2 JP2616590 B2 JP 2616590B2 JP 2079491 A JP2079491 A JP 2079491A JP 2079491 A JP2079491 A JP 2079491A JP 2616590 B2 JP2616590 B2 JP 2616590B2
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久夫 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、産業ロボットの動作
によりワークをパレットに、またワーク積付け済のパレ
ットを貨物自動車に積付ける荷積み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭61−33426号公報
に示されているように、任意の荷物の寸法が与えられた
ときに積付けパターンを作成し、積付計画により荷物を
任意の順序で受取って、パレット上に積付けるシステム
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の荷
積み装置では、構成が複雑であって製造費が高価であ
り、また、荷積みの高速化が困難であるという問題点が
あった。またワーク積付済のパレットを貨物自動車によ
って運搬する場合の不利益を生じるという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、産業ロボットにより能率よく荷
積みができ、また積付済パレットを貨物自動車によって
容易に運搬可能に積込みする荷積み装置を得ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る荷積み装
置においては、一つの出荷指令に対し荷積み高さが所定
値近くになるような積付け面積のパレットを指示する制
御装置が設けられる。
【0006】また、複数台の産業ロボットが設けられ、
一つの産業ロボットの積付動作中に他の産業ロボットに
遅くとも積付動作開始を指令する制御装置が設けられ
る。また複数台の産業ロボットそれぞれの積付動作回数
を平均化して付勢する制御装置が設けられる。
【0007】また、パレットが載置された台を複数台の
産業ロボット列に沿って移動させる移動装置と、台上の
パレットに対し少なくとも2台の産業ロボットに積付動
作を指令する制御装置が設けられる。また、台の仮置部
に端数ワークの仮置きを指令する制御装置が設けられ
る。
【0008】また、貨物自動車に対する複数板のワーク
積付済パレットの積付けを、産業ロボットに順次、所定
位置へ、また所定順序で指令する制御装置が設けられ
る。
【0009】
【作用】上記のように構成された荷積み装置による荷積
作業によって、複数のパレットの荷積み高さが平準化さ
れる。また、貨物自動車への積載が合理化される。
【0010】また、一つのパレットに対して複数台の産
業ロボットの共同積付け動作により荷積みが行われる。
【0011】
【実施例】実施例1.図1〜図3はこの発明の一実施例
を示す図で、図中、1は制御手段1aを有する第1産業
ロボット、2は第1産業ロボット1に隣接して設けら
れ、制御手段2aを有する第2産業ロボット、3は複数
種のワーク3a、3b、3c、3dを収容し、制御手段
3eを有するワーク装置で、制御手段3fが設けられて
第1産業ロボット1に達する第1コンベヤ3g、及び制
御手段3hが設けられて第2産業ロボット2に達する第
2コンペヤ3iが設けられている。4は第1産業ロボッ
ト1に小パレット5を供給する第1パレット装置、6は
第2産業ロボット2に大パレット7を供給する第2パレ
ット装置、8は積付要領プログラム、及びパレット選定
プログラムを有する制御装置で、I/0ポート8aと、
RAM8b、CPU8c、ROM8dを有するコンピュ
ータ8eによって構成されている。9は一客先、一回の
出荷伝票からなる出荷指令である。
【0012】上記のように構成された荷積み装置の動作
を図3に示すフローチャートによって説明する。すなわ
ち、ステップ101において出荷指令9が制御装置8に
入力されると、ステップ102へ進み、所要のワーク3
a〜3d種類、種類ごとのワーク3a〜3d数によっ
て、第1、第2産業ロボット1、2の両者の積付動作要
領が選定される。すなわち、上記両者の一方の積付動作
中に他方の遅くとも積付動作開始が指令されて積付所要
時間を短縮するように制御される。また上記両者の積付
動作回数が平均化するように制御されて、これによって
も積付所要時間の短縮が図られる。また、所要ワーク3
a〜3d数等によって次のように小パレット5、大パレ
ット7のいずれかが選定される。すなわち、パレット1
枚当たりのワーク数によって積付け高さが所定積付け高
さ未満で最高となる積付面積を演算して、演算値に対応
したパレットが選定される。これによって、積付面積が
所定積付け高さに対して無駄に広くならず、荷扱いスペ
ースを縮少し、また貨物自動車への積載効率を向上する
ことができる。
【0013】次にステップ103へ進み決定された積付
要領によって制御装置8の動作により第1、第2パレッ
ト装置4、6から所要のパレットが供給されてステップ
104へ進む。そしてステップ104において制御装置
8の動作を介してワーク装置3に所要ワークの供給が指
令される。ついで、ステップ105へ進み積付要領に従
って第1、第2産業ロボット1、2に積付動作が制御装
置8から指令されて所要ワークの積付けが行われる。そ
して、ステップ106において出荷指令9に対する積付
けが完了でなければステップ104へ戻る。このように
して荷積みの効率化、高速化、貨物自動車による運搬の
容易化が達成される。
【0014】実施例2.図4はこの発明の他の実施例を
示す図で、図中、図1〜図3と同符号は相当部分を示
し、2は制御手段1aに接続された第2産業ロボット、
10は制御手段1aに接続された第3産業ロボット、1
1は制御手段1aに接続された第4産業ロボットで、第
1〜第4産業ロボット1、2、10、11は互いに離れ
ロボット列を形成して配置されている。3iは制御手段
3fに接続された第2コンベヤ、3jは制御手段3fに
接続された第3コンベヤ、3kは制御手段3fに接続さ
れた第4コンベヤ、12はロボット列に沿って設けられ
たコンベヤからなり制御手段12aを有する移動装置、
13は移動装置12によって搬送される台、13aは台
13の縁部寄りに形成された仮置き部、14は台13に
載置された積付け用のパレットである。
【0015】上記のように構成された荷積み装置におい
ても一客先、一回の出荷伝票による出荷指令9によっ
て、制御装置8の動作によりワーク3a〜3dの積付要
領が決定される。そして、その積付要領による動作が制
御装置8から第1〜第4産業ロボット1、2、10、1
1へ指令される。台13上には積付要領に基づくパレッ
ト14が準備されて、台13を移動させて1つのパレッ
ト14に対して少なくとも2台の産業ロボットによって
所要ワークが積付けられる。したがって、詳細な説明を
省略するが図4の実施例においても、図1〜図3の実施
例と同様な作用を得ることが可能である。
【0016】また、所要ワーク数がパレット14上の定
形段積み数に対し端数を生じる場合がある。このときに
は端数ワークが定数ワークとともに供給されて台13の
仮置き部13aへ仮置きされる。そして、最終の積付動
作ロボット、例えば第4産業ロボット11によって、定
形段積みワークの上に端数ワークが積付けられる。した
がって、端数ワークのみを積付け工程の終わりに供給す
る煩雑な処理を省略することができる。これによって積
付動作を合理化することができる。
【0017】実施例3.図5もこの発明の他の実施例を
示す図で、図中、図1〜図3と同符号は相当部分を示
し、1は走行台1bを走行する第1産業ロボット、2は
走行台1bから離れて平行に配置された走行台2bを走
行する第2産業ロボット、3はワーク積付け済のパレッ
ト15を供給するワーク装置で、走行台1b、2bの間
に配置される。8はパレット15の積付要領プログラ
ム、パレット15の配達要領プログラムを有する制御装
置、16は走行台1b、2bの間に停車した貨物自動車
である。
【0018】上記のように構成された荷積み装置におい
ては出荷指令9によって制御装置8の動作により、パレ
ット15の積付けが第1、第2産業ロボット1、2に指
令されフォーク状のハンドによって積付けられる。した
がって、詳細な説明を省略するが図5の実施例において
も図1〜図3の実施例と同様な作用が得られることは明
白である。また、出荷指令9によるパレット15の所要
数が制御装置8の動作によって、次に述べるように貨物
自動車16に積付けられる。すなわち、積付け所要数の
パレット15による重心が貨物自動車16の荷台上の最
適位置になるように第1、第2産業ロボット1、2に積
付動作が指示される。また、積付け所要数のパレット1
5の配達順序に対応した荷卸し順にパレット15の積付
けが指示される。したがって、貨物自動車16による運
送を安全化するとともに、配達作業を容易にすることが
できる。
【0019】なお、図5の制御装置8の出力によるパレ
ット15の積付位置、積付順序を適宜な表示装置(図示
しない)に表示して、この表示に従って第1、第2産業
ロボット1、2を人為操作するようにした装置であって
も図5の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、次に述べる効果を得ることができる。
【0021】一つの出荷指令に対し荷積み高さが所定値
近くなるような積付け面積のパレットが指示されること
により、貨物自動車への積載が合理化できる。
【0022】また、複数台の産業ロボットの共同動作に
より1つのパレットに対して積付けが行われることによ
り、また、ワーク所要数に対し定形段積みの定数ワーク
とともに供給された端数ワークを仮置きすることによ
り、荷積み作業を効率化できる。
【0023】また、ワーク積付済の複数のパレットを貨
物自動車に対して重心位置を考慮した所定位置へ、また
荷卸し順序を考慮して積付けることによって貨物自動車
による運搬を容易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を概念的に示す全体構成図
である。
【図2】図1の機器の電気的接続を示す概念回路図であ
る。
【図3】図1の装置の動作を説明したフローチャートで
ある。
【図4】この発明の実施例2を示す図1相当図である。
【図5】この発明の実施例3を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1、2 産業ロボット 3 ワーク装置 3a〜3d ワーク 4、6 パレット 5、7、14、15 パレット 8 制御装置 9 出荷指令 12 移動装置 13 台 13a 仮置き部 16 貨物自動車

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業ロボットと、この産業ロボットにワ
    ークを供給するワーク装置と、互いに大きさの異なる複
    数種のパレットを供給するパレット装置と、一つの出荷
    指令に対する上記ワークの所要数の積付高さが、所定積
    付け高さ未満で最高となる積付面積を演算し、上記パレ
    ット中の最適寸法パレットの供給を指令する制御装置と
    を備えた荷積み装置。
  2. 【請求項2】 複数台の産業ロボットと、これら産業ロ
    ボットにワークを供給するワーク装置と、上記産業ロボ
    ットの共通作業区域にパレットを供給するパレット装置
    と、一つの上記パレットに対する一つの上記産業ロボッ
    トの上記ワーク積付動作中に、他の上記産業ロボットに
    他の上記ワークの遅くとも積付動作開始を指令する制御
    装置とを備えた荷積み装置。
  3. 【請求項3】 複数台の産業ロボットそれぞれの積付動
    作回数を平均化して指令する制御装置としたことを特徴
    とする請求項2記載の荷積み装置。
  4. 【請求項4】 複数台の産業ロボットと、これら産業ロ
    ボットにワークを供給するワーク装置と、上記産業ロボ
    ットを介して上記ワークが積付けられるパレットと、こ
    のパレットが載置された台を上記産業ロボット列に沿っ
    て移動する移動装置と、上記台上のパレットに対し上記
    産業ロボットの少なくとも2台に上記ワークの積付動作
    を指令する制御装置とを備えた荷積み装置。
  5. 【請求項5】 ワークの仮置き部を有する台とし、上記
    仮置き部へ端数ワークの仮置きを産業ロボットに指令す
    る制御装置としたことを特徴とする請求項4記載の荷積
    み装置。
  6. 【請求項6】 産業ロボットと、この産業ロボットにワ
    ーク積付け済パレットを供給するワーク装置と、上記産
    業ロボット近くに停止した貨物自動車に対する複数の上
    記パレットの積付けを上記産業ロボットに指令し、かつ
    複数の上記積付けパレットにおける重心の上記貨物自動
    車荷台上の最適位置配置、及び上記荷台上のそれぞれの
    上記パレットの荷卸し順序に従った最適位置配置を指示
    する制御装置とを備えた荷積み装置。
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JPH04280728A JPH04280728A (ja) 1992-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009043084B4 (de) * 2009-09-25 2013-07-04 Gawronski Gmbh Industrievertretungen Anlage zum Zuführen und Lagern von Reifen auf Paletten
JP7251112B2 (ja) * 2018-11-15 2023-04-04 株式会社Ihi 積付計画作成装置

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