JPH0676140B2 - 物品の荷揃え方法 - Google Patents

物品の荷揃え方法

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JPH0676140B2
JPH0676140B2 JP33153087A JP33153087A JPH0676140B2 JP H0676140 B2 JPH0676140 B2 JP H0676140B2 JP 33153087 A JP33153087 A JP 33153087A JP 33153087 A JP33153087 A JP 33153087A JP H0676140 B2 JPH0676140 B2 JP H0676140B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種類毎に区分けされて収納されている物品を
行き先方面別且つ種類別等に仕分ける物品の荷揃え方法
に関し、特に配送車等が到着する前に物品を仕分けなし
得る物品の荷揃え方法に関するものである。
〔従来の技術〕
物品の荷揃えに関する従来の技術としては、特開昭49−
112370号公報、特開昭60−188204号公報に記載のもの等
が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、特開昭49−112370号公報には、通路及び通路レベル
に沿って動くことのできる可動拾い上げ車両を含み、こ
の拾い上げ車両は、単一化された荷物の物品の最上方の
積み重ねを拾い上げるため及び前記の拾い上げ車両から
それと整列された可動移送車両へ拾い上げられた物品の
積み重ねを移送するためにその上に可動的に置かれた拾
い上げ装置を含む倉庫装置が記載されている。
また、特開昭60−188204号公報には、棚に向って2組の
フォークを昇降台に設置し、前記フォークは各々単独で
動作可能に設け、前記2組のフォークの間で所要数の荷
を移載する移載装置を昇降台に設け、一方のフォーク上
に空のパレットを載せているスタッカークレーンが記載
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。
即ち、特開昭49−112370号公報に記載されている倉庫装
置は、倉庫装置内で物品が仕分けられ、仕分けられ完成
されたパレット荷物(ユニットロード)は直ちに出庫さ
れるようになしてあるため、配送車等が到着するまでは
荷揃え作業を開始できず、且つ荷揃えに多大の時間を要
するため、配送車等が到着してから荷揃えを完了し出発
できるまでのアイドルタイムが大きい。
また、特開昭60−188204号公報に記載されているスタッ
カークレーンは、所望の種類の物品を所望の数量ピッキ
ングし、種類毎に出庫するものであるが、これらの物品
を荷揃えすることについては記載されておらず、何等の
示唆もない。
従って、本発明の目的は、種類毎に区分けされて収納さ
れている物品を各種類毎に必要数仕分けして形成した複
数種類の物品からなるユニットロードを、配送車等が到
着した時に直ちに出庫し得るようにした物品の荷揃え方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、種類毎に区分けされて収納されている保管設
備の物品を各種類毎に必要数仕分けしてパレット上に積
付けてユニットロードを形成し、そのユニットロードを
収納設備に一時保管した後にその収納設備から出庫する
ことの物品の荷揃え方法において、上記ユニットロード
の形成は、(イ)物品の長さ寸法をもとにパレットの容
積を所要のブロックに分割し、(ロ)次に、各ブロック
の収容可能な物品の数量範囲以内で、各ブロック毎に物
品の種類、物品の寸法、及び物品の数量をもとに配送ル
ートの逆順に従った積付け順序を作成し、(ハ)各ブロ
ック毎に対応したライン上に上記保管された物品を上記
積付け順序に従って仕分けした後にパレットの各ブロッ
ク毎に順次積み上げていくことを特徴とする方法を提供
することにより上記目的を達成したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の物品の荷揃え方法が適用される物流シ
ステムの一例を示すフローシート、第2図はその制御シ
ステムを示すフローシート、第3図はその仕分け工程の
制御データ作成手順を示すフローシート、第4図(a)
は仕分け工程を示す模式的平面図、第4図(b)は同図
(a)に示すA−A視の側面図、第4図(c)は積付け
工程を示す模式的平面図、第4図(d)はその側面図、
第5図は物品のパレットの積載状態(ユニットロード)
を示す模式的側面図である。
始めに、第1図に示す物流システムフローについて説明
する。
同図において、100は保管設備で、物品を種類毎に区分
けして収納してあり、101はピッキングラインで、物品
をあらかじめ定められたバッチピッキングデータに基づ
いて、ピッキング装置を用いて物品の種類(品種)ごと
にまとめてピッキングする。また、102はストレージラ
インで、ピッキングライン101から流れてきた物品を、
上記バッチピッキングデータに基づいて、一旦ストレー
ジして物品を所定量まとめて次に送り出す。103は合流
搬送ラインで、上記バッチピッキングデータに基づい
て、複数の上記ストレージライン102のうち所定の物品
がそろったラインから順に1ラインずつ合流する。104
は分岐ラインで、あらかじめ決定された荷揃え長に従っ
て作成された分岐荷揃えデータ、すなわち仕分け群デー
タに基づいて、そのデータどおりに分岐する。105は仕
分けラインで、上記の分岐された物品をストレージす
る。106は払出しラインで、制御CPU203で払出し設定す
ると、ユニットロード単位で仕分けライン105別に払い
出しが行われる。107は積付けコンベアラインで、上記
の払い出された物品を積付け場所まで移送する。108は
積付けである。109はバンディングで、ユニットロード
(物品が積付けられたパレット)は荷崩れ防止のために
バンディングされる。110は入庫で、バンディングされ
たユニットロードを輸送方面毎に2パレット化して入庫
する。111は収納設備(固定棚)で、入庫されたパレッ
トを配送車等(輸送用トラック)が到着するまで、2パ
レットハンドリングスタッカークレーン(タブルフォー
クスタッカークレーン)によって固定棚(ラック)に一
時保管する。112は出庫で、出庫設定されるとダブルフ
ォークスタッカークレーンによってラックから出庫され
る。113はトラック積込みで、出庫されたパレットをト
ラックローダによって輸送用トラックに積込む。また、
緊急に輸送用トラックに積込む必要がある場合、ダブル
フォークスタッカークレーンによって入庫110から直接
出庫112してトラックに積込む、ショートパスモード11
1′がある。
輸送用トラックにはパレットが複数個(実施例において
は7個)載り、各ターミナルへ輸送される。114はター
ミナルへの輸送である。115は、ターミナルで輸送用ト
ラックによって輸送されてきたユニットロードのパレッ
ト上の荷をスリップシートと共にプッシュプルフォーク
リフトで2トン配送車に積替える、積替えである。116
は小売店等への配送である。
ここで、保管設備100から積付けコンベアライン107、入
庫110からトラック積込み113までは、コンピュータによ
り自動制御される。
第2図はこのコンピュータによる制御システムを示し、
総括管理CPU(中央処理装置)201、物流CPU202、制御CP
U203、仕分けシステム204および入出庫システム205を含
んでいる。
総括管理CPU201は、物流システム全体の総括管理を行う
もので、例えば、受注データ等に基づいて物品の配送順
スケジュールを作成し、下位の物流CPU202に送出する。
物流CPU202は、この物品の配送順スケジュールに従っ
て、該当物品の仕分け群を決定し、分岐仕分けデータお
よびバッチピッキングデータを作成し、制御CPU203へ出
力する。制御CPU203は、この分岐仕分けデータおよびバ
ッチピッキングデータに基づいて、所要の制御命令を作
成し仕分けシステム204へ出力する。仕分けシステム204
の制御装置はシーケンサで構成され、合流制御、分岐制
御および払出制御等の所要の制御を行う。また、制御CP
C203は輸送方面データを入出庫システム205へ出力す
る。入出庫システム205の制御装置はシーケンサで構成
され、入庫制御、出庫制御、積込み制御等の所要の制御
を行う。
次に、第3図および第4図(a)(b)(c)および
(d)を参照して本発明の物品の荷揃え方法の仕分け工
程の一実施例について具体的に説明する。
第4図(a)(b)(c)および(d)において、301
は物品を積付けるパレット、302はローダ、303は前記仕
分けライン、304は前記分岐ラインである。そして、仕
分けライン303および分岐ライン304は上下2段に設けら
れ、第4図(b)において、303−1は積付け中の仕分
けライン、303−2は仕分け中の仕分けラインを示す。
これらの図において物品は小さな四角形でそれぞれの大
きさに対応して示してある。
いま、物品をパレット301に5分割して積付けユニット
ロードを形成する場合について説明する。この場合物流
CPU202は第3図のフローシートに従って所要のデータを
作成する。
先ず、ステップ(S1)においてパレット容積(パレット
荷姿の容積)301aを複数に分割する。第4図(a)
(b)(c)および(d)の例では、パレット容積301a
を、、、およびのように5分割する。この場
合ペレット301上に積付けられた物品は第1図に示す115
における2トン配送車の荷台後方から積卸しされるの
で、パレット301は長手方向に5分割している。この場
合物品の平面寸法(長さまたは幅)が大きい物品を下に
積んだ方が配送中安定するので、パレット長さを比較的
大きい物品の長さ寸法で割った数値(整数)を分割数に
とる。尚、この場合には、パレット301の進行方向と物
品の長手方向とを一致させているが、この限りではな
い。
次に、ステップ(S2)において、仕分け長さを決定す
る。
上記パレット301の1分割部に収容可能な物品の数量
が、1本の仕分けライン303上にストレージできるよう
に仕分けの長さを決定する。従って、第4図(a)
(b)(c)および(d)のように、の仕分けライン
303にストレージされた物品は、パレット301のの分割
部に積付けられる。以下同様に、、、およびの
仕分けライン303にストレージされた物品は、それぞれ
順にパレット301の、、およびの分割部に積付
けられることになる。
そして、ステップ(S3)において分岐仕分けデータを作
成する。
いま、物品の配送先オーダは15の店に対して表に示すよ
うに与えられているものとする。
この表において、a〜gは物品の品種区分を表し、第4
図(a)および(b)に示すように物品の長さ寸法の大
きい順に並べられている。表から判るようにオーダー内
容は品種ごとに大きくばらつき一様ではない。まず、配
送先を上記のように積付け順に並べかえ、また物品につ
いては上記のように長さ寸法順に並べる。次に、この表
に基づいて1店目から物品ごとに、その数量とその長さ
寸法とを掛け合わせた乗算値を求め、この乗算値を順次
右方向へ物品ごとに加えた長さの加算値を求める。そし
てこの長さの加算値が、全物品量を5等分したときに与
えられる長さにほぼ達したところで、データを区切り、
ここまでの物品が1仕分け群として、1物品ごとに仕分
けラインの番号がに決定され、の仕分けライン上に
分岐ストレージされるように分岐仕分けデータを作成す
る。上記表においては、15店宛の全物品量145個を、仕
分けラインの長さ、パレット容積301aおよび配送能率等
を考慮して5分割化を図っている。すなわち、5分割化
されたは、店1宛21個、店2宛6個及び店3宛2個の
計29個となり、以下同様にして、5分割化されたは、
店3宛1個、店4宛21個及び店5宛5個の計27個と、5
分割化されたは、店5宛6個、店6宛5個、店7宛13
個及び店8宛7個の計31個、5分割化されたは、店8
宛5個、店9宛5個、店10宛12個及び店11宛8個の計30
個、及び5分割化されたは店11宛2個、店12宛7個、
店13宛9個、店14宛7個及び店15宛3個の計28個とな
り、いずれも約30個ずつになっている。
なお、上記表に示すオーダーは、総括管理CPU201によっ
てパレット毎に積載可能な配送先数が決定され、また配
送ルート順も決定されている。
更に、ステップ(S4)においてバッチピッキングデータ
の作成を行う。
上記のように、順次1パレット毎に複数パレッ分まと
め、パレット単位(輸送方面単位)で区切って仕分けラ
イン303のほぼ全ラインに割り当てを終わり、全部の物
品の合計を、バッチピッキング総量とする。上記表にお
いては合計3000個になっている。各品種毎に各パレット
分を合計し、この場合長さ寸法の大きい順に物品をバッ
チピッキングするようにバッチピッキングデータを作成
する。
上記のようにして、パレット301には、第5図にその一
例を模式的に示すように、物品がパレット全体にしかも
ほぼ同じ高さに積層される。
1パレット毎に複数(まれには単数)の配送先を総括管
理CPU201で計算し、さらに配送先順も決定後に物流CPU2
02によって上記の計算処理を行い、バッチピキングデー
タを作成し、このバッチピッキングデータに基づいて、
バッチピッキングを行うので、1パレット単位ピッキン
グに比べて複数パレットまとめてピッキングができるた
め、効率がよい。
また、店別に仕分けするのではなく、パレットの容量を
複数に分割したところで、物品の数を区切り、パレット
を収容量且つ仕分けライン長さの限界内で、仕分けライ
ンにストレージするので、スペース効率が良い。上記表
に示すオーダー例では、第4図(a)および(b)に示
すように、長さ寸法の大きい品種順にa、b、c、d、
e、f及びgと分岐仕分けすることができる。
なお、物品を、仕分けライン303別にの仕分けライン3
03から払い出し、パレット301のの分割部に順次積み
上げていくことにより、上記表の店1および店2宛の分
に店3宛の1部が品種ごとに混然として積まれるけれど
も、配送者(運転手)がこれらの配送先に、店3、店
2、店1の順に配送すると、配送者が配送先に到着し
て、配送者の荷台後方からみるとほぼ直面する分割部に
該当物品が存在することになる。すなわち、後から配送
する物品が手前にきたり、また先に配送される物品が奥
に行ってしまうということはなく、直面する分割部の中
から該当物品を選び出し荷卸しすることができ、店別に
分岐して積層したのと同等の効果が得られる。このこと
により、配送者は荷卸し作業を能率良くこなせることが
できる。
更に、物品がパレット全体にほぼ同じ高さに積載される
ので、配送中に荷くずれを生じることなく安全に配送す
ることができる。
上記方法で、仕分けされパレットの積付けられた物品は
バンディングされラックに入庫される。
次に、第6図及び第2図を参照して本発明の物品の荷揃
え方法における一時保管のための入出庫態様の一実施例
について具体的に説明する。
第6図において、301及び302は、第4図(c)(d)に
も示した、物品を積付けるパレット及びローダである。
また、401は空パレットマガジン、402は空パレットマガ
ジン401から送り出されたパレット301を物品積付け部に
搬送する搬送コンベア、403は物品積付け部でパレット3
01を搬送コンベア402から受け、物品が積付けられたパ
レット301を次工程へ送る旋回台車である。
積付けが完了したパレット301(ユニットロード)は、
旋回台車403によって旋回移動され、搬送コンベア404へ
送られる。パレット301は搬送コンベア404上でバンディ
ングされ、405・406の搬送コンベアに順次送られる。パ
レット301が搬送コンベア406に到着すると、入出庫シス
テム205からの指示により、トラバーサ501はパレット30
1を搬送コンベア406から所定の入庫ローデイングステー
ション601に移動する。
ラック(収納設備)801への入庫は、入庫ローディング
ステーション601に移載されたパレット301、例えば前橋
方面輸送用の物品を積んだパレットである場合、同じ前
橋方面輸送用のパレットが隣の入庫ローディングステー
ション602に移載された後、(ダブルフォーク)スタッ
カークレーン701によって2パレット同時にハンドリン
グされて行われる。制御CPU203で出庫設定を行うと、ス
タッカークレーン701は該当パレットを出庫ローディン
グステーション901・902あるいは903・904に2パレット
同時に出庫する。出庫ローディングステーションに出庫
されたパレット301は、トラバーサ1001によって、所定
のトラックローダ1101にパレットを1つずつ搬送され
る。実施例において、輸送用トラック1201にはパレット
が7枚積載可能なので、上記出庫動作は最大7パレット
がトラックローダ1101に揃うまで繰り返される。トラッ
クローダ1101にパレット301が揃い、輸送用トラック120
1が着床すると、パレットは、トラックローダ1101によ
って輸送用トラック1201に積込まれる。
上記の如く、同一方向輸送用の製品を積載したパレット
同士を対の入庫ローディングステーション601、602上に
集め、スタッカークレーン701によって2パレット同時
にラック801へ入庫し且つ一時保管することにより、輸
送用トラックの到着と同時にあるいはそれ以前にパレッ
トを出庫・荷揃え可能であり、スタッカークレーン701
は2パレット同時に出庫できるため出庫及び荷揃え効率
が良い。
次に、以上の説明による本発明の物品の荷揃え方法を適
用した物品の荷揃え装置の一実施例を、図面によって説
明する。なお説明は第1図に示した物流システムフロー
に対応して行う。
第7図は仕分け工程のストレージライン102を示す平面
図で、第8図(a)は、分岐ライン104、仕分けライン1
05は、払出しライン106および積込みコンベアライン107
を含む階下の各ラインの配置説明図を示し、第8図
(b)(c)および(d)は第8図(a)に示すA−A
視、B−B視およびC−C視の側面図である。
第1図に示す保管設備100及びピッキングライン101とし
ては、例えば特開昭60−87108号公報に記載されている
ものがある。
即ち、上記公報に記載の保管設備100は、パレット上に
同一種類の物品を所定数量積載してなる種々のパレット
荷を多数収納保管する高層ラックを有する自動倉庫、該
自動倉庫にパレット荷を入庫及び出庫する入庫及び出庫
ライン、上記自動倉庫から上記出庫ラインにより出庫し
た上記パレット荷を面単位にばらす面単位把持装置、該
面単位把持装置によってばらされてなる物品を受け取る
供給機、該供給機により供給された上記物品を収納保管
する、上下方向に多段に構成されてなるケースフローラ
ック、該ケースフローラックから必要なとき必要数の物
品を取り出すことができるピッキング装置を主たる構成
要素とするものである。そして、この保管設備100は、
つぎのようにして用いられる。即ち、トラックなどの輸
送手段により上記自動倉庫の周辺まで運ばれた上記パレ
ット荷は、フォークリフトなどで上記入庫ラインに供給
された後、上記入庫ラインによって自動倉庫に一旦収納
保管される。上記自動倉庫に保管された上記パレット荷
は出庫ラインを介して出庫され前記面単位把持位置によ
って物品単位でばらされ、面単位にばらされた物品は上
記供給機により上記ケースフローラックに供給され且つ
該ケースフローラックに種類毎に収納保管される。また
上記ケースフローラックに収納保管された上記物品は、
上記ピッキングデータに基づいて上記ピッキング装置に
より必要数だけ取り出され、上記ピッキングライン101
に供給される。
尚、上記保管設備100から上記ピッキングライン101への
上記物品の供給は、上記面単位把持装置によって面単位
にばらされた上記物品を、上記ケースフローラックを通
さずに直接行うこともできる。
また、上記ピッキングライン101は、上記保管設備100の
上記ピッキング装置により供給された上記物品を上記ス
トレージライン102に供給する搬送ラインを主たる構成
要素としたものである。
第7図に示すストレージライン102は、上記バッチピッ
キングデータに基づいて、上記ピッキングライン101か
ら供給された上記物品を載置するための3組のストレー
ジコンベア1A、1B、1Cを有してなるものである。
これらの物品を所定量まとめて次に送り出す合流搬送ラ
イン103は、上記各ストレージコンベア1A、1B、1Cの出
口端に設置された上記物品を一個ごと払い出す3組の合
流払出しコンベア2A、2B、および2Cと、この合流払出し
コンベアとほぼ直交するように配置された合流搬送コン
ベア3A、3Bとから構成される。合流搬送コンベア3Bは、
第7図及び第8図(b)に示すように、床に設けられた
床ピットFPを通り、傾斜して配置されており、階下に設
けられたスイッチングコンベア4に物品を送るようにな
してある。
スイッチングコンベア4は第8図(b)に示すように本
図の左端が上下に動き、上下に設置された搬送コンベア
5または15のいずれかに物品を移載する。このように上
下二層に設置されたコンベアは第8図(a)では下層の
ものは上層のものに重なって図示されないので、関連す
る上層の符号の近くに括弧を付して示す。
搬送コンベア5および15で送られてきた物品はインデッ
クスフィーダ6および16で一定の間隔をとる。上記分岐
ライン104は分岐装置を備えた分岐コンベア7および17
により、この分岐コンベア7および17にほぼ直角の方向
に配置された多数の引込みコンベア8および18に仕分け
群データに基づいて、物品を仕分けするものである。上
記仕分けライン105は、第8図(a)に示すように、傾
斜したローラコンベア9および19で構成され、上記引込
みコンベア8および18により送られた物品は傾斜による
物品の重力分力により自走し、仕分けされ且つ上記ロー
ラコンベア9および19上にストレージされる。
上記払出しライン106は、払出し装置10および20によっ
て構成され、制御CPU203で上段側、下段側のいずれかを
払出し設定すると、パレット単位でライン別にストッパ
手段が解除されて払出しが行われる(第10図(a)およ
び(b)参照)。
このようにして払い出れた物品は積付けコンベアライン
107(搬送コンベア11および21)によりパレットの積込
み口まで送られ、トランスファ12(22)およびストッパ
13(23)により、積付けコンベア160(ローダ302)に移
される。このさい第8図(d)に示すように上層・下層
の搬送コンベア14・24と積付けコンベア160との間に、
スイッチングコンベア150があり、上層の搬送コンベア1
1から物品が払い出されるときはスイッチングコンベア1
50の左端が上って搬送コンベア14との連結位置となり、
下層の搬送コンベア21から物品が払い出されるときはス
イッチングコンベア150の左端は下って搬送コンベア24
との連結位置(破線で示す)となる。このようにして物
品は積付けコンベア160を経て、パレット301に積載され
る。つぎに各ラインにおける物品の仕分けまたは移動動
作について説明する。
第9図(a)および(b)は分岐コンベア(17)の動作
説明図で、同図(a)は平面図を示し、同図(b)は同
図(a)に示すX−X視の正面図を示す。本図において
複数のコンベアベルト7Aは物品(図示せず)を矢印aの
方向に送る。このコンベアベルト7Aの間には所定の位置
にスキュードホイール7Bが、回転軸7Cをコンベアベルト
7Aの進行軸に対し、所定の角度で配置されている。この
回転軸7Cはスキュードホイール7Bが自在に回転するよう
にブラケット7Dに支持されており、さらにブラケット7D
は腕7Fを介して揚上装置7Eに装着されており、上記スキ
ュードホイール7Bを揚上装置7Eによって矢印b方向に押
し上げられるようになしてある。スキュードホイール7B
が矢印b方向に押し上げられると、破線の位置をとるの
で、物品は矢印cの方向に移動させ、図外の引込みコン
ベア8(18)に送られる。
第10図(a)および(b)は仕分けライン105でストレ
ージされた物品を払い出さ払出し装置10(20)の動作説
明図で、同図(a)は平面図を示し、同図(b)は
(a)に示すA−A視の側面図である。
第10図(b)において、矢印dのように図外の物品がフ
リーローラ10Aの上を自走してくるが、常時は払出しシ
リンダ10Dによって、レバー10Eがほぼ垂直方向い位置し
フレーム10Cを押し上げているのでストッパ10Bおよび各
リフトチャネル10Fがフリーローラ10Aの上面より上方に
位置し、図外の物品を制止している。
所定の信号が入力すると、シリンダ10Dはレバー10Eを矢
印eの方向に廻し、フレーム10Cは軸10Gの周りに矢印f
の方向に廻るので、ストッパ10Bおよびリフトチャネル1
0Fはフリーローラ10Aの上面より下る。このため図外の
物品は移動し、駆動ホイール10Hにより搬送コンベア11
(21)に移送される。第11図は搬送コンベア11(21)に
載置され矢印g方向に送られる物品(一点鎖線で示す)
を矢印hの方向に配置された図外の搬送コンベア14(2
4)に移すトランスファ12(22)とストッパ13(23)の
動作を示す斜視図である。物品がトランスファ操作を行
わないときは、トランファシリンダ12Bおよびストッパ
シリンダ13Bは作動しないので、フレーム12Cに設けられ
た多数のホイール12Dおよびストッパプレート13Aの上端
は、駆動ローラ12Aの上面より低い位置にある。したが
ってこの上を通過する物品は矢印gの方向に進む。トラ
ンスファ操作を行う信号が入力すればトランスファシリ
ンダ12Bおよびストッパシリンダ13Bはそれぞれ矢印jの
およびkの方向に作動し、各ホイール12Dおよびストッ
パプレート13Aを破線の位置におし上げるので、物品は
矢印hの方向に転送される。
第8図(a)において、左方に示すオーバーフローライ
ン25、35は分岐データがないため分岐不能になった物品
を貯えるものである。
なお、上記説明における各部の動作制御は、第2図に示
した物流CPU202、制御CPU203および仕分けシステム204
を介して行われる。
第6図は仕分けライン105の階下に設けられた物品の積
付け部及び物品の一時保管のための入出庫態様を示す模
式的平面図である。仕分けライン105から払い出された
物品は、積付けコンベア160を経由しローダ302によっ
て、パレット301上に人手で積付けられる。ローダ302
は、積付け作業性をよくするために、物品の搬送方向に
対して伸縮可能となしてある。積付けが完了したパレッ
ト301(ユニットロード)は、旋回台車403によって旋回
移動され、搬送コンベア404へ送られる。パレット301を
搬送コンベア404へ送り終わると、作業者は旋回台車403
を原点(実線で示す)に戻し、空パレット搬入釦(図示
せず)を押すことにより空パレットマガジン401から空
パレットを搬送コンベア402経由で旋回台車403へ供給
し、次パレットへの物品積付け作業を行う。一方、搬送
コンベア404上へ送られたパレットは、輸送中の荷崩れ
防止のために、ネット、水平又は垂直の拘束バンド等を
用いて、バンディングされる。バンディングが完了する
と、作業者はバンディング完了釦(図示せず)を押し、
パレット301を搬送コンベア405へ搬送し、搬送コンベア
406上に先行するパレット301がなければ上記搬送コンベ
ア405へ搬送されたパレット301は搬送コンベア406へ自
動的に搬送される。パレット301が搬送コンベア406に到
着すると、入出庫システム205からの指示により、トラ
バーサ501が所定の位置に移動してパレット301をパレッ
ト搬送コンベア406から受け取り、所定の入庫ローディ
ングステーション601に供給する。前述の如く、パレッ
トの一時保管のための入出庫能力を高めるために、同一
方面への輸送パレットを隣の入庫ローディングステーシ
ョン602に揃えてから入庫する。実施例において、積付
け部が4カ所、入庫ローディングステーションが4対設
置されており、例えばA方面輸送用パレットが積付け部
の403で発生し、トラバーサ501によってそのA方面輸
送用パレットを入庫ローディングステーション(1)の
601に供給し、同じくA方面輸送用パレットが積付け部
の403で発生した場合、トラバーサ501はそのA方面輸
送用パレットを入庫ローディングステーション(1)の
602に供給して、同一方面輸送用パレットのペアリング
を行う。同一方面輸送用パレットは同一積付け部403で
積付け、近くの入庫ローディングステーションへ供給す
るのが、トラバーサ501の能力等からも望ましく、原則
として、仕分けライン105への物品の仕分け方法は夫々
の積付けコンベア160に対応する仕分けライン105毎に対
して同一方面に輸送される物品が仕分けられるようにな
すことが好ましい。
制御CPU203で出庫設定(輸送方面No.設定)を行うと、
スタッカークレーン701は該当パレットを出庫ローディ
ングステーション901・902あるいは903・904に出庫す
る。入庫前に出庫設定を行われているパレットは、入庫
ローディングステーション601・602に揃ったとき、スタ
ッカークレーン701によって直接、出庫ローディングス
テーション901・902あるいは903・904へ出庫される(シ
ョートパスモード)。
以上、本発明の物品の荷揃え方法の一実施態様及びそれ
を適用した物品の荷揃え装置の一実施例について説明し
たが、これらに制限されるものではない。例えば、ダブ
ルフォークスタッカークレーン701に代えてシングルフ
ォークスタッカークレーンを用いても良い。また、パレ
ット301に代えてボックスパレットを用いても良い。
〔発明の効果〕
本発明の物品の荷揃え方法は種類毎に区分けされて収納
されている物品を各種類毎に必要数仕分けして形成した
複数種類の物品からなるユニットロードを、配送車等が
到着した時に、収納設備(自動倉庫)から取り出してそ
のままの状態で該配送車に積載して直ちに出庫し得ると
共に、配送先にてパレットの後部から順に荷を降ろすこ
とが出来る等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の物品の荷揃え方法の一実施態様及びそ
の各工程を、本発明の実施に用いられる装置と共に示す
もので、第1図は本発明の方法が適用される物流システ
ムの一例を示すフローシート、第2図はその制御システ
ムを示すフローシート、第3図はその仕分け工程の制御
データ作成手順を示すフローシート、第4図(a)は仕
分け工程を示す模式的平面図、第4図(b)は同図
(a)に示すA−A視の側面図、第4図(c)は積付け
工程を示す模式的平面図、第4図(d)はその側面図、
第5図は物品のパレットへの積載状態(ユニットロー
ド)を示す模式的側面図、第6図は物品の積付け部及び
物品の一次保管のための入出庫態様を示す模式的平面
図、第7図は仕分け工程の前のストレージラインを示す
平面図、第8図(a)は上記仕分け工程の各ラインを示
す平面配置図、第8図(b)は同図(a)に示すA−A
視の側面図、第8図(c)は同図(a)に示すB−B視
の側面図、第8図(d)は同図(a)に示すC−C視の
側面図、第9図(a)は分岐コンベアの動作を示す平面
図、第9図(b)は同図(a)に示すX−X視の正面
図、第10図(a)は払出し装置の動作を示す平面図、第
10図(b)は同図(a)に示すA−A視の側面図、第11
図はトランスファ及びストッパの動作を示す斜視図であ
る。 100……保管設備、101……ピッキングライン、105……
仕分けライン、108……積付け、110……入庫、111……
収納設備、112……出庫。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種類毎に区分けされて収納されている保管
    設備の物品を各種類毎に必要数仕分けしてパレット上に
    積付けてユニットロードを形成し、そのユニットロード
    を収納設備に一時保管した後にその収納設備から出庫す
    ることの物品の荷揃え方法において、上記ユニットロー
    ドの形成は、(イ)物品の長さ寸法をもとにパレットの
    容積を所要のブロックに分割し、(ロ)次に、各ブロッ
    クの収容可能な物品の数量範囲以内で、各ブロック毎に
    物品の種類、物品の寸法、及び物品の数量をもとに配送
    ルートの逆順に従った積付け順序を作成し、(ハ)各ブ
    ロック毎に対応したライン上に上記保管された物品を上
    記積付け順序に従って仕分けした後にパレットの各ブロ
    ック毎に順次積み上げていくことを特徴とする方法。
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