JP3541768B2 - ピッキング装置及びピッキング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流センターや配送センターなどにおける物品のピッキング装置及びピッキング方法に係り、さらに詳しくは、物品を積載したパレットや梱包物などを搬送するコンベアーを利用したピッキング装置及びピッキング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
物品の流通管理を行う物流センターや配送センターなどにおいては、入庫された物品を仕向け先別に仕分けるピッキング作業が必須である。
この種物流センターの一例を図7に示す。この物流センターにおいては、例えば、単一商品が積載されて自動倉庫11から搬出された商品パレット(図示せず)は、出庫コンベアー15からメインの搬送コンベアー13に合流して搬送され、分岐コンベアー18に分流してピッキングステーション27へ運ばれる。
【0003】
ピッキングステーション27では、作業員が、商品パレットから商品をピッキングして出荷商品置場に載置した出荷用パレットに積載し、所定の商品が積載されたときは出荷する。一方、残商品のある商品パレットは、合流コンベアー19、搬送コンベアー13を経て搬送され、再び自動倉庫11に保管される。なお、一顧客の注文品が商品パレット単位以上の場合は、ピッキングステーション27へ運ばれることなく、出荷ステーションから商品パレット単位で直接出荷される。
【0004】
次に、図8、図9により上記の物流センターにおけるピッキング処理について説明する。なお、図7と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。図において、26a,26bは分岐コンベアー18とこれに隣接して設けられた合流コンベアー19の端部に連続して設けられた二方向コンベアーで、この二方向コンベアー26a,26bの前面にはピッキングステーション27が設けられている。28a,28bは商品置場23と二方向コンベアー26a,26bとの間に位置してピッキングを行う作業員を示す。なお、1a,1b,2a,2bは商品パレットである。
【0005】
(1)商品が積載されて搬送コンベアー13から分岐・合流装置14によって分岐コンベアー18に移載された2枚の商品パレット1a,1bは、図8(a)に示すように、二方向コンベアー26a,26b上に載置され、作業員28a,28bにより商品パレット1a,1bから商品がピッキングされ、出荷商品置場23上に載置した出荷用パレット30に積載される(ステップ1)。このとき、次の商品パレット2a,2bは分岐コンベアー18(バッファエリア)上で待機している。
【0006】
(2)両商品パレット1a,1bのピッキング処理が終ったときは、図8(b)に示すように、先ず、二方向コンベアー26b上の商品パレット1aが合流コンベアー19上へ移動する(ステップ2)。
(3)ついで、図9(a)に示すように、二方向コンベアー26a上の商品パレット1bが二方向コンベアー26b上に移動し、また、合流コンベアー19上の商品パレット1aが1ステップ前進する(ステップ3)。
【0007】
(4)次に、図9(b)に示すように、二方向コンベアー26b上の商品パレット1bが合流コンベアー19上に移動し、分岐コンベアー18上の商品パレット2a,2b,3a,3bが1ステップ前進して、商品パレット2aが二方向コンベアー26a上に載置される(ステップ4)。
(5)そして、図9(c)に示すように、二方向コンベアー26a上の商品パレット2aが二方向コンベアー26b上に移動し、合流コンベアー19上の商品パレット1a,1bは1ステップ前進する(ステップ5)。
【0008】
(6)図9(d)に示すように、分岐コンベアー18上の商品パレット2a,2b,3a,3bが1ステップ前進して商品パレット2bが二方向コンベアー26a上に載置され、合流コンベアー19上の商品パレット1a,1bは1ステップ前進し、商品パレット1aは分岐・合流装置14により搬送コンベアー13に合流する。
これにより、二方向コンベアー26b,26a上には商品パレット2a,2bが載置され、作業員28a,28bにより仕向け先用商品がピッキングされ、出荷商品置場23上の出荷用パレット30に積載される(ステップ6)。
【0009】
このように、従来のピッキング方法は、分岐コンベアー18及び合流コンベアー19の端部に設けられたピッキングステーション27に位置する2人の作業員28a,28bが、前記端部に連設された二方向コンベアー26a,26b上に載置された2枚1組の商品パレット1a,1bから仕向け先用商品のピッキング処理を行い、ピッキング処理が終了したのち商品パレット1a,1bを順次合流コンベアー19に送り出すと共に、次の2枚1組の商品パレット2a,2bを順次二方向コンベアー26a,26b上に載置してピッキング処理を行うようにしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなピッキング方法においては、二方向コンベアー26a,26b上の商品パレット1a,1bのピッキング処理が完了したのち、次の2枚1組の商品パレット2a,2bが二方向コンベアー26a,26b上に載置されるまでに5ステップが必要であり、この間多くの時間を要するため、作業能率向上の障害になっていた。
【0011】
また、このピッキング方法では、二方向コンベアー26a,26b上の商品パレット(例えば1a,1b)は、必ず商品パレット1aを先に、したがって、商品パレット1a,1bの順序で合流コンベアー19上に移動しなければならないので、若し、二方向コンベアー26a上の商品パレット1bのピッキングが早く完了しても、他方の二方向コンベアー26b上の商品パレット1aのピッキングが完了するまでは、合流コンベアー19上に移動させることができず、この間無駄な待ち時間を費すことになり、作業能率の低下を招いていた。
【0012】
本発明は、上記の課題を解決するめたになされたもので、分岐コンベアー上の商品パレットのピッキング処理が終了してから次の商品パレットのピッキング処理を開始するまでの時間を短縮することにより、作業能率を向上することができるピッキング装置及びピッキング方法を得ることを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るピッキング装置は、商品パレットや梱包物などの物品を入荷又は保管する入荷・保管エリアと、物品をピッキングする荷捌きエリアと、前記入荷・保管エリアと荷捌きエリアとの間に設けられて前記商品パレットや梱包物などの物品を搬送する搬送コンベアーと、該搬送コンベアーから分岐した分岐コンベアー及び該分岐コンベアーに隣接して設けられ前記搬送コンベアーに合流する合流コンベアーからなる支流ラインとを有し、前記支流ラインの端部に、物品をそれぞれ縦横方向に移動させる複数の二方向コンベアーを設けると共に、前記分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方にピッキングステーションを設けたものである。
【0014】
また、上記のピッキング装置において、搬送コンベアーに複数の支流ラインを設けたものである。
【0015】
また、本発明に係るピッキング方法は、上記のピッキング装置において、分岐コンベアー又は合流コンベアー上に載置された複数の商品パレットから該分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方においてピッキングを行う工程と、該ピッキングが終了した複数の商品パレットを同時に、又は先にピッキングが終了した商品パレットから合流コンベアーに移動させる工程と、前記分岐コンベアーに次の複数の商品パレットを載置する工程とを備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る物流センターのフロー説明図である。
図において、10はパレットや梱包物等の物品を入荷又は保管する入荷・保管エリアで、自動倉庫11が設けられている。12は物品をピッキングする荷捌きエリアである。13は入荷・保管エリア10と荷捌きエリア12との間に設けられて、パレットや梱包物等の物品を搬送するエンドレスのメインの搬送コンベアー、15は自動倉庫11からパレット積載商品を搬出する出庫コンベアー、16は自動倉庫11へパレット積載商品を搬入する入庫コンベアーである。また、15aはパレット積載商品を自動倉庫11へ搬入する入荷ステーション、16aはパレット積載商品を自動倉庫11から搬出する出荷ステーションである。
【0017】
18は荷捌きエリア12において、搬送コンベアー13から分岐・合流装置14を介して分岐した分岐コンベアー、19は分岐コンベアー18に隣接して設けられ、分岐・分岐装置14を介して搬送コンベアー13に合流する合流コンベアーで、これら分岐コンベアー18と合流コンベアー19とにより支流ライン17を構成している。なお、分岐コンベアー18及び合流コンベアー19は1ステップずつ歩進するようになっている。また、支流ライン17は図には2つ設けた場合を示してあるが、1つでもよくあるいは3つ以上でもよい。
【0018】
そして、分岐コンベアー18及び合流コンベアー19の端部には、これに連続して、載置された商品パレットを一旦停止させてピッキング処理を行い、ピッキング処理が終って商品が残存する商品パレットを縦横方向に移動させることのできる、例えば各2台の直角移載チェーンコンベアーユニット20a,20b、21a,21b(以下、二方向コンベアーという)が設けられている(以下の説明では、二方向コンベアー20a,20b、21a,21bを含めて分岐コンベアー18、合流コンベアー19という)。
【0019】
22は分岐コンベアー18の側方に設けられたピッキングステーション、23は出荷商品置場、24a,24bはピッキングステーション22において、分岐コンベアー18と出荷商品置場22との間に位置してピッキング作業を行う作業員を示す。なお、25は自動倉庫11に物品を搬入しあるいは搬出するスタッカークレーンである。
【0020】
上記のような物流センターにおいては、スタッカークレー25により自動倉庫11から搬出された商品パレットは、出庫コンベアー15から分岐・合流装置14により搬送コンベアー13に移載され、搬送されて分岐・合流装置14により分岐コンベアー18に移され、二方向コンベアー20a,20b上に載置されて停止する。作業員24a,24bは、この商品パレットから仕向け先用商品をピッキングして出荷商品置場23に置かれた出荷用パレットに積載する。
【0021】
ピッキング処理が終了したときは、商品が残存する商品パレットは二方向コンベアー21a,21bを経て合流コンベアー19に移され、ついで搬送コンベアー13に合流して搬送され、所定の自動倉庫11に対応した位置で入庫コンベアー16に移載される。そして、スタッカークレーン25により自動倉庫11の所定の位置に収納されて、保管される。なお、二方向コンベアー20a,20b、21a,21bは載置された商品パレット1a,1bを手動で移動させてもよく、あるいは自動的に移動させるようにしてもよい。一方、出荷商品置場23上の出荷用パレットは、所定の商品が積載されたときは、トラック等で出荷される。
【0022】
上記の説明では、商品が段積みされた商品パレットから仕向け先用商品をピッキングして出荷用パレットに積載する場合を示したが、一顧客の注文品が商品パレット単位以上である場合は、搬送コンベアー13から出荷ステーション16aに分岐させ、商品パレット単位で直接出荷する。
【0023】
次に、上記のような物流センターにおけるピッキング処理について、図2、図3により詳細に説明する。なお、図1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
(1)搬送コンベアー13から分岐・合流装置14を経て、順次分岐コンベアー18に移載された商品パレット1a,1b,2a,2cは、図2(a)に示すように、先ず、商品パレット1a,1bが1ステップずつ歩進して二方向コンベアー20a,20b上に載置されて停止し、作業員24a,24bにより商品がピッキングされて、出荷商品置場23上の出荷用パレットに積載される(ステップ1)。このとき、搬送コンベアー13から分岐して分岐コンベアー18に移載された商品パレット2a,2bはその位置(バッファエリア)で待機している。
【0024】
(2)ピッキング処理が終了したときは、図2(b)に示すように、商品パレット1a,1bを二方向コンベアー21a,21b上に移動させる(ステップ2)。
【0025】
(3)そして、図3(a)に示すように、商品パレット1b,1aを1ステップ前進させて商品パレット1bを二方向コンベアー21bから合流コンベアー19上に移載し、商品パレット1aを二方向コンベアー21aから21b上に移動させる。同時に、次の商品パレット2a,2bを1ステップ前進させて商品パレット2aを分岐コンベアー18から二方向コンベアー20b上に移動させる(ステップ3)。なお、例えば商品パレット1aのピッキング処理が早く終了したときは、商品パレット1a,1bの順で合流コンベアー19に送り出してもよい。
【0026】
(4)ついで、図3(b)に示すように、商品パレット2a,2bが1ステップ前進して二方向コンベアー20a,20b上に載置され、作業員24a,24bによりピッキングが開始される(ステップ4)。このとき、商品パレット1a,1bは、合流コンベアー19によって搬送され、順次搬送コンベアー13に合流する。
【0027】
このように、本実施の形態においては、ピッキングステーション22を分岐コンベアー18の側方に設けたので、ピッキング処理が終了した2個の商品パレット1a,1b,……を同時に合流コンベアー19側の二方向コンベアー21a,21b上に移動させ、合流コンベアー19により搬送コンベアー13に向って搬送することができる。このため、商品パレット1a,1bのピッキング処理が終了したのち、次の商品パレット2a,2bが分岐コンベアー18の二方向コンベアー20a,20b上に載置されるまでの時間が3ステップで済み、処理時間を大幅に短縮することができる。
【0028】
また、二方向コンベアー20a,20b上の商品パレット1a,1b,……のうち、商品パレット1aのピッキング処理が早く終了したときは、当該商品パレット1aを先に二方向コンベアー21a,21b上に移動させて合流コンベアー19に送り出すことができるので、待ち時間を短縮することができる。このようにして、本実施の形態によれば、作業能率を大幅に向上することができる。なお、分岐・合流装置14に、先に本出願人が特許出願した特願平11−50417号の搬送方向切り換え装置を用いれば、作業能率をさらに向上することができる。
【0029】
図4、図5は本実施の形態の他の例(以下、第2の例という)のピッキング作業の説明図である。なお、図1〜図3の例(以下、第1の例という)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本例はピッキングステーション21の配置は第1の例の場合と同様であるが、1サイクル動作で処理する商品パレット数を3パレットとしたもので、そのため、分岐コンベアー18と合流コンベアー19の端部に設けた二方向コンベアーを各1台追加して、それぞれ3台の二方向コンベアー20a,20b,20c及び21a,21b,21cを設けたものである。以下、本例によるピッキング処理について説明する。
【0030】
(1)搬送コンベアー13から分岐・合流装置14を経て、順次分岐コンベアー18に送り込まれた商品パレットは、図4(a)に示すように、先ず、1サイクル動作を形成する3枚1組の商品パレット1a,1b,1cが二方向コンベアー20a,20b,20c上に載置され、3人の作業員24a,24b,24cが商品パレット1a〜1cからそれぞれ商品をピッキングして、出荷商品置場の出荷用パレットに積載する(ステップ1)。
【0031】
(2)ピッキング処理が終了したときは、図4(b)に示すように、商品パレット1a〜1cを、合流コンベアー19側の二方向コンベアー21a〜21c上に移動させる(ステップ2)。
(3)ついで、図5(a)に示すように、商品パレット1c,1b,1aを1ステップ前進させて商品パレット1cを合流コンベアー19上に送り出すと共に、次のサイクルの商品パレット2a〜2cを1ステップ前進させて、商品パレット2aを二方向コンベアー20c上に移動させる(ステップ3)。
【0032】
(4)次に、図5(b)に示すように、商品パレット1c,1b,1aをワンステップ前進させて商品パレット1bを合流コンベアー19上に送り出すと共に、次のサイクルの商品パレット2a〜2cを1ステップ前進させて、商品パレット2aを二方向コンベアー20b上に、商品パレット2bを二方向コンベアー20c上に移動させる(ステップ4)。
【0033】
(5)ついで、図5(c)に示すように、商品パレット1c,1b,1aを1ステップ前進させて商品パレット1aを合流コンベアー19上に送り出すと共に、次のサイクルの商品パレット2a〜2cを1ステップ前進させて、それぞれ二方向コンベアー20a〜20c上に載置する(ステップ5)。なお、ピッキング処理が終了した商品パレット1a〜1cを、1c,1b,1aの順に合流コンベアー19に送り出す場合を示したが、ピッキング処理が早く終った商品パレットから、例えば、1b,1c,1a、あるいは1a,1b,1cの順で合流コンベアー19に送り出してもよい。
【0034】
(6)これにより、商品パレット2a〜2cは二方向コンベアー20a〜20c上に載置され、作業員24a〜24cは、前回と同様に商品をピッキングして、出荷商品置場23の出荷用パレットにそれぞれ積載する。
【0035】
このように、本例においては、1サイクル動作で処理するパレットを3枚として、3人の作業員でピッキング作業を行うようにしたので、商品パレット1a〜1cのピッキング処理が完了してから次の商品パレット2a〜2cが二方向コンベアー20a〜20c上に載置されるまでの時間が4ステップになり、第1の例より大きくなる。しかし、1サイクルで処理するパレット数が多くなるため、ピッキング処理能力をさらに向上することができ、特に、多くの支流ラインを設けた場合は、その効果が大きい。
【0036】
[比較例]
いま、1ステップあたりのパレットの搬送時間を10秒と仮定した場合、図8、図9で説明した従来技術と、本実施の形態の第1,第2の例における1支流ライン当りのパレット処理数等を比較すれば、表1の通りである。なお、1パレット当りの商品のピッキング数を20個、商品1個当りのピッキング時間を5秒とした。
【0037】
【表1】
【0038】
表1から明らかなように、1時間当りのパレット処理数が、従来技術の場合は48パレットであるのに対し、本発明の第1の例は54パレット、第2の例においては、1サイクルの動作時間は第1の例より多くかかるが、1サイクルのパレット処理数が多いため75パレットを処理することができ、いずれの場合も従来技術に比べて本発明の方が1時間当りのパレット処理数が増加し、作業能率が向上することがわかる。なお、表1は1支流ライン当りの数値なので、1つの搬送コンベアーに複数の支流ラインを設けた場合は、従来技術と本発明のパレット処理数の差はさらに大きくなる。
【0039】
[実施の形態2]
図6は本発明の実施の形態2のフロー説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態においては、搬送コンベアー13から分岐した分岐コンベアー18を、分岐・合流装置14によりその搬送方向を搬送コンベアー13とほぼ平行方向に変更すると共に、この分岐コンベアー18に隣接して合流コンベアー19を設け、分岐コンベアー18と合流コンベアー19の端部に、搬送コンベアー13とほぼ平行に二方向コンベアー20a,20b及び21a,21bを連接して支流ライン17を構成したものである。
【0040】
そして、分岐コンベア18(二方向コンベアー20a,20bを含む)の側方に、搬送コンベアー13とほぼ平行にピッキングステーション22を設けて出荷商品置場23を設置し、二方向コンベアー20a,20bと出荷商品置場23との間に作業員24a,24bを配置したものである。なお、本実施の形態においても、分岐コンベアー18及び合流コンベアー19の端部にそれぞれ3台の二方向コンベアーを連接し、1サイクル動作で3パレットのピッキング処理を行うようにしてもよい。
本実施の形態におけるパレットの搬送及びピッキング作業は、実施の形態1の場合とほぼ同様なので、説明を省略する。
【0041】
本実施の形態においては、実施の形態1に比べて分岐コンベアー18のユニット及び分岐・合流装置14が若干増加するが、ピッキングステーション22を広くとることができる。そのため、大きな出荷商品置場23を設置することができ、また、作業員24a,24bの背面スペースを大きくとることができるので、余裕をもってピッキング作業を行うことができる。
【0042】
上記の説明では、分岐コンベアーの側方にピッキングステーションを設けた場合を示したが、合流コンベアーの側方にピッキングステーションを設けてもよい。
また、上記の説明では、自動倉庫から搬出された商品パレットに積載された商品をピッキングステーションでピッキングし、出荷商品置場に載置された出荷用パレットに積載する場合を示したが、本発明は、例えば、空のパレットをピッキングステーションに搬送し、商品置場に置かれた多数の商品の中から所定の商品をピッキングして空のパレットに積載するような場合にも実施することができる。
【0043】
さらに、上記の説明では、主として物流センターにおけるピッキング作業について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、物品の流通管理システムにおけるピッキング装置又はピッキング方法として広く実施することができる。
また、上記の各実施の形態においては、一括処理するパレット数が2枚又は3枚の場合について述べたが、4枚又はそれ以上のパレットを一括処理するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るピッキング装置は、商品パレットや梱包物などの物品を入荷又は保管する入荷・保管エリアと、物品をピッキングする荷捌きエリアと、入荷・保管エリアと荷捌きエリアとの間に設けられて商品パレットや梱包物などの物品を搬送する搬送コンベアーと、この搬送コンベアーから分岐した分岐コンベアー及び分岐コンベアーに隣接して設けられ搬送コンベアーに合流する合流コンベアーからなる支流ラインとを有し、この支流ラインの端部に、物品をそれぞれに縦横方向に移動させる二方向コンベアーを設けると共に、分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方にピッキングステーションを設けたので、ピッキング処理が終了した複数の商品パレットを同時に、又はピッキング処理が終了した商品パレットから合流コンベアーに送り出すことができるので、作業能率を大幅に向上することができる。また、上記の搬送コンベアーに複数の支流ラインを設けて、多数の商品パレットのピッキング処理を同時に行うようにしたので、ピッキング処理能力を向上することができる。
【0045】
また、上記の搬送コンベアーに複数の支流ラインを設けて、多数の商品パレットのピッキング処理を同時に行うようにしたので、ピッキング処理能力を向上することができる。
【0047】
本発明に係るピッキング方法は、上記のピッキング装置において、分岐コンベアー又は合流コンベアー上に載置された複数の商品パレットに分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方においてピッキングを行う工程と、ピッキングが終了した複数の商品パレットを同時に、又は先にピッキングが終了した商品パレットから合流コンベアーに移動させる工程と、分岐コンベアーに次の複数のパレットを載置する工程とを備えたので、上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフロー説明図である。
【図2】実施の形態1のピッキング作業の説明図である。
【図3】実施の形態1のピッキング作業の説明図である。
【図4】実施の形態1の他の例のピッキング作業の説明図である。
【図5】実施の形態1の他の例のピッキング作業の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2のフロー説明図である。
【図7】従来の物流センターの一例のフロー説明図である。
【図8】図7のピッキング作業の説明図である。
【図9】図7のピッキング作業の説明図である。
【符号の説明】
10 入荷・保管エリア
12 荷捌きエリア
13 メインの搬送コンベアー
14 分岐・合流装置
17 支流ライン
18 分岐コンベアー
19 合流コンベアー
20a,20b,20c,21a,21b,21c 二方向コンベアー
22 ピッキングステーション
23 出荷商品置場
24a,24b,24c 作業員
Claims (3)
- 商品パレットや梱包物などの物品を入荷又は保管する入荷・保管エリアと、物品をピッキングする荷捌きエリアと、前記入荷・保管エリアと荷捌きエリアとの間に設けられて前記商品パレットや梱包物などの物品を搬送する搬送コンベアーと、該搬送コンベアーから分岐した分岐コンベアー及び該分岐コンベアーに隣接して設けられ前記搬送コンベアーに合流する合流コンベアーからなる支流ラインとを有し、
前記支流ラインの端部に、部品をそれぞれ縦横方向に移動させる複数の二方向コンベアーを設けると共に、前記分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方にピッキングステーションを設けたことを特徴とするピッキング装置。 - 搬送コンベアーに複数の支流ラインを設けたことを特徴とする請求項1記載のピッキング装置。
- 前記請求項1又は2のピッキング装置において、
分岐コンベアー又は合流コンベアー上に載置された複数の商品パレットから該分岐コンベアー又は合流コンベアーの側方においてピッキングを行う工程と、
該ピッキングが終了した複数の商品パレットを同時に、又は先にピッキングが終了した商品パレットから合流コンベアーに移動させる工程と、
前記分岐コンベアー又は合流コンベアーに次の複数の商品パレットを載置する工程とを備えたことを特徴とするピッキング方法。
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