JPH10120118A - 荷役設備の物品搬送方法および物品搬送トレイ - Google Patents

荷役設備の物品搬送方法および物品搬送トレイ

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JPH10120118A
JPH10120118A JP29705296A JP29705296A JPH10120118A JP H10120118 A JPH10120118 A JP H10120118A JP 29705296 A JP29705296 A JP 29705296A JP 29705296 A JP29705296 A JP 29705296A JP H10120118 A JPH10120118 A JP H10120118A
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tray
transport
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article
conveyor
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JP29705296A
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English (en)
Inventor
Kazunari Kuroda
一成 黒田
Yusaku Murase
雄作 村瀬
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Hasegawa Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hasegawa Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物の搬入搬出、仕分け、在庫管理を簡単な
操作により、物品に損傷を与えず小物物品の取扱いを可
能にし、しかも最小数量単位のバラでの分別出荷を効率
よく行う。 【構成】 搬送始端側1から搬送終端側2に緩傾斜配備
された複数の搬送コンベア3上にそれぞれ物品Aを自走
させて直列状態下に収納し、該搬送終端側2において直
列状態で移送される物品群から先端の物品を搬出機構4
により分離して自動的に搬送ライン5に送り出される物
品搬送方法において、前記物品A群に小物物品をバラで
単数、或いは複数個入れた、例えば2個入り、3個入
り、5個入り或いは7個入りなどのトレイBを選択して
組み入れ搬送コンベア3上に自走させると共に、使用済
みの空トレイを回収再使用することにより、小物物品で
もしかもバラものの管理も確実にでき、作業スペースの
縮小化と、設備費の削減化とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物の搬入搬出、
仕分け、在庫管理など搬送物品、特に雑貨品、化粧品、
薬品、食料品など小型物品を取り扱う物流倉庫、配送セ
ンター、その他施設内での荷役作業に用いられる荷役設
備における物品仕分搬送する方法およびその物品搬送ト
レイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の倉庫や配送センターなどの物流施
設内では、各種物品を搬送収容する設備としてはラック
棚を設け、このラック棚に沿って荷搬送コンベア或いは
ガイドレールを配設し、例えば倉庫に多数の荷物を収容
するには平面方向及び高さ方向に多数列のチェーンコン
ベアを配設し、このチェーンコンベアを運行させること
で、順次入庫口側から出庫口側へと搬送する装置が採用
されると、装置全体が大規模で多額の費用が必要となる
ため、チェーンコンベアに代えて傾斜式グラビティコン
ベアを用いた傾斜搬路に荷物を滑走搬送するフローラッ
クが知られている。(実開昭58−53707号公報、
特開昭52−133682号) そして、物品をピッキングする方法として通常搬送物品
の搬送ラインへの搬入手段は、フォークリフト方式、リ
フタ方式、クランプ方式、バキュウム方式或いはロボッ
ト方式などの移載装置を用いて取扱われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの搬
入手段では設備が複雑高価であるばかりか、作業上、多
品種物品が混在する荷役作業では相対的に出荷数量の多
い物品や、単一物品のピッキングでは問題がないが、出
荷数量の比較的少ない物品や小物物品或いは小数量単位
での仕分け分別による搬送出荷することは極めて困難で
あり、殊に高価ではあるが省力化のためのロボットによ
る自動化は把持力を大きくすると物品損傷がひどくなる
傾向があるし、同一形状、同一寸法の貨物に限られ、多
品種少量化の輸送システムのような需要においては、品
種数が多くなればなるほど、その動作制御が複雑化し
て、しかもロボットには多品種になる程、瞬発力が劣っ
てきてその作業性が極端に悪くなり、実際には貨物の物
品の搬出が不可能か、或いは時間がかかり過ぎて全く実
用的ではない。
【0004】さらに、近年積載効率を上げるためのコン
ピュータソフトによって指定の順番に荷物を切出せば、
考えずに出荷できるようになってきたが、所定単位まと
まったダースもの物品の取扱いで最小数量単位のバラ
で、しかも小物物品や形状限定商品以外の物品の分別出
荷には不向きであり、順番を制御する方法では保管作業
スペースが極めて大きなものを要し、待ち時間も多くか
かって作業効率を悪くするし、コスト的にも割高となっ
て十分満足できるものではなかった。本発明は、これら
従来の諸欠点を排除しようとするもので、簡単な操作に
より物品に損傷を与えず小物物品や形状限定商品以外の
物品の取扱いを可能にし、しかも最小数量単位のバラで
の分別出荷を効率よく行なえ搬送処理スピードをも向上
させると共に、トータルコストの大巾削減もできる荷役
設備の物品搬送方法および物品搬送トレイを提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送始端側か
ら搬送終端側に緩傾斜配備した複数の搬送コンベア上に
それぞれ物品を直列状態下で滑走搬送させ、各搬送コン
ベアの搬送終端側において搬出機構により直列状態下の
物品群から先端の物品を分離して自動的に搬送ラインに
送り出される物品搬送方法において、前記物品群に小物
物品をバラで単数、或いは複数個入れたトレイを選択し
て組み入れ搬送コンベア上に自走させると共に、使用済
みの空トレイを回収再使用するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態では、緩傾斜し
た搬送コンベアの搬送始端側に物品を載置すると自重で
コンベア上を自走し、搬送終端部に至りストッパで停止
し後続する物品は順次直列状態にコンベア上収容され
る。また、搬送終端部の出庫口に配備される搬出機構に
より最端位置にある物品を送り出すとき、残された直列
状態の物品はコンベア上に停止状態を保っていて、出庫
後にストッパを交互に突没して直列状態の荷物全体を移
動して最前列まで滑走させてから停止し、次の搬出に備
えられるが、両サイドの搬送が片寄せレベルとなってい
るため物品巾の大小に関りなく、常時低レベル側に寄せ
られて滑動し、搬送コントロールも容易でガイドで摺接
しつつ、同一ラインに滑走させて能率よく安定して移送
搬出することができ、簡便な取扱い作業ができる。そし
て、前記物品群に小物物品をバラで単数或いは複数個入
れたトレイを選択して組み入れ搬送コンベア上に自走さ
せると共に、使用済の空トレイを回収再使用する。即
ち、前記小物物品をバラで個数別に入れたトレイを多数
格納しうる棚を搬送コンベアに沿って備えて小物物品の
個数別のトレイを選んで傾斜姿勢のシュートから搬送コ
ンベアに導入し自重移送させ輸送届先毎に順次搬入手段
で搬送コンベアに切り出すことで小物物品のバラ出荷を
損傷なく安全で能率よく行うことができる。しかも発注
商品の入れられるトレイは商品の大きさ、或いは重量、
その他の種別を識別できるようにして使用するので一目
で作業判断が容易にできるほか、限定された商品のみで
なく種々の形状の商品を安全に自動的に搬送できるの
で、少量多頻度配送の要望にも対応でき、さらに各種商
品の搬送ラインでの衝撃による障害をなくす脱落防止と
損傷防止とが可能の搬送形態のため取扱作業も楽で低コ
ストの処理ができるものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5の例で説明す
ると、搬送始端側1から搬送終端側2に緩傾斜配備され
た複数の搬送コンベア3上にそれぞれ物品Aを自走させ
て直列状態下に収納し、該搬送終端側2において直列状
態で移送される物品群から先端の物品を搬出機構4によ
り分離して自動的に搬送ライン5に送り出される物品搬
送方法において、前記物品A群に小物物品をバラで単
数、或いは複数個入れた、例えば2個入り、3個入り、
5個入り或いは7個入りなどのトレイBを選択して組み
入れ搬送コンベア3上に自走させると共に、使用済みの
空トレイを回収再使用する物品搬送方法としてある。
【0008】この場合、前記小物物品をバラで個数別に
入れたトレイBを多数格納しうる収容棚6を搬送コンベ
ア3に沿って備えて小物物品の個数別のトレイBを選ん
で傾斜姿勢のシュート7から搬送コンベア3に導入する
もので、この小物物品をバラで個数別に入れたトレイB
は傾斜台上に複数列に設けた仕切ガイド8により区画並
列し、直列状態下で自重移送させ輸送届先毎に順次搬入
手段、例えば開閉機構9,10で搬送コンベア3に切り
出すのがよい。そして、最先端物品AまたはトレイBが
搬送コンベアから除去されると、同時にたくわえてある
物品は自動的に進行するので、物品を隣接して当接状態
でコンベア上にストックすることができ、先入先出法基
準で容易に処理できる。
【0009】なお、前記トレイBの選別には開閉機構
9,10の操作で、各個数入りのトレイBを単一に一つ
或いは複数切り出す方法と、合算して所定数となるよう
に複数のトレイBを組合せて切り出す方法とが選ばれ、
各輸送先毎に物品群に組み込み仕分け搬送するようにす
ることができる。また各物品は物品毎に搬送始端側に物
品格納棚11を備え、プッシャ(図示せず)などで搬送
コンベア3に補給する形態として自動ピッキングに支障
がないようにしてあるが、フォークリフトなどで搬入す
る方式としてもよい。
【0010】前記搬送コンベア3としては、搬送始端側
1から搬送終端側2に向う走行方向に角度θ1 、1〜3
度、好ましくは2度の傾斜角度でラックの枠体上に緩傾
斜して対向配備された一対のグラビティローラガイド、
即ちガイドレールに長手方向に間隔をおいて、それぞれ
回転自在に配設した多数のローラ12とからなる搬送コ
ンベア3であって、該搬送コンベア3の搬送終端側2に
おいて、直列状態に移送される多数の物品から単一に分
離できる突没自在のストッパ13からなる搬出機構を装
備したもので、一方のガイドレールのローラ12と他方
のガイドレールのローラ12とのレベルを高低ならしめ
て滑動方向を巾方向として、一方に角度θ2 、例えば1
〜5度傾斜した片寄レベルとし、巾方向に緩傾斜して低
レベル側の搬送コンベア3に物品AまたはトレイBの側
面を摺接させるガイドロール14を適宜間隔に転動自在
に配備するか、或いは滑面を有するガイドレールを配備
してある。
【0011】さらに、各搬送コンベア3での物品Aやト
レイBの走行速度を制御する機構として、適宜長さ間隔
毎に、表面がゴムで被覆され、且つ一定の低速回転を行
ってそれ以上のローラ回転を制御されるブレーキ機構2
0、例えばブレーキロールを前記ローラ12,12間に
軸支したもの、或いはローラ12を押圧できる摩擦片を
接離自在に設けたものを備えたり、ガイドレールに物品
やトレイに摺接するゴム板などの弾性板を適宜間隔毎に
設けてもよい。
【0012】なお、前記搬送コンベア3としては、低レ
ベル側のローラ12より高レベル側のローラ12を軸方
向に延設した長軸ローラを用いて荷物サイズが大小異な
っても載置でき、低レベル側のローラ12へ荷物を片寄
せながら走行させ、ブレーキ作用をも与えつつ、搬送ラ
インも単一ライン化できるようにし、搬送コントロール
も容易で安定して自走できるようにするのも有効であ
る。
【0013】前記ストッパ13は、搬送終端側2に配設
した突没自在の杆体で構成し、この杆体から一個分の物
品AまたはトレイB収容流れの位置に配設して開放・閉
止を交互に行うようにして荷物の出庫と残存荷物の支持
ができるようにしてある。なお、搬送コンベア3は倉庫
内などに枠組された枠体に水平方向並びに高さ方向に多
数列配設されて多段式ピッキング棚にし、搬送始端側1
から搬送終端側2に向けて、該搬送終端側2の各段に連
設した搬送ライン5と、各段を連絡する例えば搬送スロ
ープおよびピッキングコンベアとを経て自動区分機から
なるピッキングシステムラインに接続してもよい。
【0014】この実施例では、物品Aをフォークリフト
等によって入庫側となる搬送始端側1から所望の搬送コ
ンベア3上に載置すると、ローラ12を回転させながら
滑動すると共に、片側に片寄せられて流れ、左右方向の
妄動を防止されながら、搬送コンベア3の緩傾斜によっ
て搬送終端側2に向かってスキー状態で自走する。そし
て、物品Aはその滑動速度を徐々に増加させようとする
が、搬送途上に配設したブレーキ機構により一定以上の
速度とならないように減速制御され、緩やかな速度でも
って搬送終端側2の出庫口に達し、突出しているストッ
パ13に当接して停止する。なお、該ストッパ13に替
え、或いは併用して突没自在の押さえ機構で物品の切出
しを行ってもよい。さらに、後続する物品Aは、先行物
品に当接して停止し、こうして多数の物品は搬送コンベ
ア3上に順次直列状態にして収容される。一方、小物物
品をバラで2個,3個或いは5個などと入れたトレイB
を所定の指示に従って収容棚より搬出手段の開閉機構
9,10で切り出せばシュート7を経て搬送コンベア3
の一つに送り出され、物品Aと同様に搬送終端側2に向
かってスキー状態で自走し停止することとなる。
【0015】次に物品A或いはトレイBを取り出すに
は、中間ストッパ13を突出して1つ手前の物品Aを含
む直列状態の後続の多数の物品Aをストップさせた状態
で出庫口側に設けた前記ストップ3を引き込むと、出庫
口側の単一の物品Aのみが緩傾斜した搬送コンベア3上
をゆっくりと滑動しながら自動的に送り出され、搬送ラ
イン5に順次切り出され輸送届先ごとに取り出すことが
でき、バラものでも無傷で安全に出庫作業を行うことが
できる。なお、後続の物品A或いはトレイBは、出庫口
側のストッパ13を突出した状態で中間ストッパ13を
引き込めば、残存荷物は出庫口にまで滑動するので、前
記同様にして一個分のみの物品A或いはトレイBが取り
出しすることができ、安全で簡便な出庫作業を行うこと
ができ、少量多頻度のピッキング処理に適している。
【0016】図6の実施例では、搬送コンベア3の搬送
終端側2での切り出しにリフタ19を用いた例で、搬送
コンベア3上に載った物品A或いはトレイBは順次搬送
終端側2に自走して直列状態となるが、終端の分離レー
ル15に載った先頭の物品がシリンダ17で固定ストッ
パ18の高さより上方に上げられ、先頭物品が後方の物
品に押され、リフタ19に載り次工程に搬送される。後
続物品は分離レール15の後端面に受止され前方に進行
することがない。その後、シリンダ17を戻して分離レ
ール15を搬送コンベア3の高さ同じ高さとし、後続の
物品Aを分離レール15に載せ同様の動作を繰り返すも
ので、該分離レール15の上昇と後続物品の押し出し力
によって1物品ずつ確実に次工程に送ることができると
共に、物品の後端面に対接される分離レールのストッパ
面と枠体に固着したストッパーとにより、搬送が安全で
スムースになり、物品の損傷もなく取り扱えられる。な
お、この分離レール15は、物品A或いはトレイBの長
さより短く形成してあり、後端面が後続物品或いはトレ
イストッパー面になるようにするのがよい。
【0017】また、物品搬送で用いられるトレイBでは
限定された商品のみでなくあらゆる形状のもの、特に雑
貨品など小型商品を自動で搬送させるように配慮され
る。例えば前記トレイBが発注各種小型商品を入れるカ
ラーボックスであって、商品寸法別にカラーで識別機能
を持たせて使用する。即ち、商品の大きさによりカラー
区分、黄、青、灰、緑、橙などの色彩ボックスで切出口
容器面が小口、中口、大口のものを何種類(2〜4種
類)か用い、カラーボックスの切出面を変えることでボ
ックスの種類を増やさずに最小必要数量で多間口数への
何通りかの搬送方法がとれて一目で作業判断ができるよ
うにするのが便利である。
【0018】さらに、商品が耳かき、マスク、ポケット
ティシュ、カミソリ、口紅、布、紙などの軽量物品を処
理する場合には、前記トレイBが、発注各種軽量商品を
入れるボックスであって、該ボックスの底面に重錘15
を備えて安定搬送して使用されるように、どのような商
品の重量にも対応できるようにしてある(図7)。この
場合、前記重錘15は板状材としてボックス底部に形成
した収納部16に差込自在に構成したり、貼着、或いは
容器内底面に設置してトレイBの搬送ラインでの安定走
行ができるように配慮するのがよい。
【0019】また、前記トレイBは搬送ラインで若干傾
斜して走行される場合には図8の如く、発注各種商品を
入れる底面に傾斜面のある緩衝部材17を備えたボック
スを用い、商品が水平状態で搬送できるようにしてもよ
く、この場合緩衝部材17をスポンジ、或いは吸水性部
材を用いて液状商品などを対象にし、衝撃などで万一液
漏れがあっても流出しないように取扱えるようにするの
がよい。
【0020】また、前記トレイBでは、通常安定して搬
送されるが、集合搬送ラインでの衝撃で浮き上がる商品
がある場合には、トレイBの商品出入口部に橋絡してテ
ープ18を面状ファスナー19により着脱自在に備えて
トレイB内の商品の浮き上がりを抑制して搬送使用され
るようにするか(図9)、或いは前記トレイBが発注各
種商品を入れる内壁面にハニカム材の緩衝部材20をリ
ベット22などの固着手段で内装したダンプレート21
から構成されるボックス(図10)を用い、商品の搬送
衝撃吸収機能を持たせて使用するのがよい。
【0021】なお、搬送ラインでのトレイBにはバーコ
ードなどの情報シールを貼付けて発注単位数、使用トレ
イ、開口ナンバー、その他の管理を自動的に行わせるこ
とも有効で、作業場で各発注商品をトレイBに入れ指定
間口に導入すれば自動搬送ラインで店別に商品を切出し
て集合させることができ、集合した商品をトレイBから
取り出し、通い箱に詰めればよく、空いたトレイBはベ
ルトコンベアで元の作業場に搬送し回収すればよい。こ
のトレイBは回収再使用し、低コストで荷役作業が実現
できる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、搬送始端側から搬送終端側に
緩傾斜配備した複数の搬送コンベア上にそれぞれ物品を
直列状態下で滑走搬送させ、各搬送コンベアの搬送終端
側において搬出機構により直列状態下の物品群から先端
の物品を分離して自動的に搬送ラインに送り出される物
品搬送方法において、前記物品群に小物物品をバラで単
数、或いは複数個入れたトレイを選択して組み入れ搬送
コンベア上に自走させると共に、使用済みの空トレイを
回収再使用することにより、簡単な操作により物品に損
傷を与えず小物物品の取扱いを可能にし、しかも最小数
量単位のバラでの分別出荷を効率よく行なえ搬送処理ス
ピードをも向上させると共に、トータルコストの大巾削
減もできるほか、搬送物品の流れが、特別な物品搬送ト
レイを用いることで何等の動力を使用することなく、物
品を搬送始端側から終端側に向かって大小物品が混在し
ていても同一ラインで自走させることができ、作業スペ
ースの縮小化と装置全体の構造が簡略化でき、設備費も
すくなくてすむと共に、物品の取替えや補修を殆ど必要
としなくメンテナンスが楽で、常時収容姿勢を整えてお
くことができ、作業能率の向上を図れ、取扱作業を簡便
化できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統説明平面図である。
【図2】図1の例の搬送コンベアの側面図である。
【図3】図2のa−a線における拡大縦断面図である。
【図4】図2の出庫口側の一部の拡大斜視図である。
【図5】図1のb−b線における一部の拡大縦断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の搬送コンベアを示し、
(a)はその一部の始動状態の側面図、(b)は搬出状
態を示す一部の側面図、(c)は平面図である。
【図7】本発明のシステムで用いられるトレイの一例
で、(a)はその縦断面図、(b)は斜視図である。
【図8】本発明のシステムで用いられるトレイの他の例
で、(a)はその縦断面図、(b)は斜視図である。
【図9】本発明で用いられるトレイのもう一つの例で、
(a)はその縦断面図、(b)は斜視図である。
【図10】本発明で用いられるトレイのさらに他の例
で、(a)はその縦断面図、(b)は斜視図である。
【符号の説明】
A 物品 B トレイ 1 搬送始端側 2 搬送終端側 3 搬送コンベア 4 搬出機構 5 搬送ライン 6 収容棚 7 シュート 8 仕切ガイド 9,10 開閉機構 11 物品格納棚 12 ローラ 13 ストッパ 14 ガイドロール 15 重錘 17 緩衝部材 18 テープ 20 緩衝部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送始端側から搬送終端側に緩傾斜配備
    した複数の搬送コンベア上にそれぞれ物品を直列状態下
    で滑走搬送させ、各搬送コンベアの搬送終端側において
    搬出機構により直列状態下の物品群から先端の物品を分
    離して自動的に搬送ラインに送り出される物品搬送方法
    において、前記物品群に小物物品をバラで単数、或いは
    複数個入れたトレイを選択して組み入れ搬送コンベア上
    に自走させると共に、使用済みの空トレイを回収再使用
    することを特徴とする荷役設備の物品搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記小物物品をバラで個数別に入れたト
    レイを多数格納しうる棚を搬送コンベアに沿って備え
    て、小物物品の個数別のトレイを選んで傾斜姿勢のシュ
    ートから搬送コンベアに導入する請求項1記載の物品搬
    送方法。
  3. 【請求項3】 前記小物物品をバラで個数別に入れたト
    レイを複数列に仕切ガイドにより区画並列し、直列状態
    下で自重移送させ輸送届先毎に順次搬入手段で搬送コン
    ベアに切り出す請求項1または2記載の物品搬送方法。
  4. 【請求項4】 前記搬送コンベアはグラビティコンベア
    を用い、搬路の両サイドのグラビティコンベアのレベル
    を高低差をつけて一方に傾斜した片寄レベルとし、自走
    する集合物品とともにバラ物品を入れたトレイを一方向
    に片寄せ案内しつつ搬送終端部に移送する請求項1,2
    または3記載の物品搬送方法。
  5. 【請求項5】 搬送ラインに送り出される小物物品をバ
    ラで単数、或いは複数個入れられるトレイであって、該
    トレイが、発注各種小型商品の寸法別にカラーで識別機
    能を持たせ、ボックスの底面に重錘を備えて安定搬送し
    て使用されることを特徴とする物品搬送トレイ。
  6. 【請求項6】 搬送ラインに送り出される小物物品をバ
    ラで単数、或いは複数個入れられるトレイであって、該
    トレイが、トレイ内の商品の浮き上がりを抑制するよう
    に商品出入口部に橋絡してテープを面状ファスナーによ
    り着脱自在に備えたことを特徴とする物品搬送トレイ。
  7. 【請求項7】 搬送ラインに送り出される小物物品をバ
    ラで単数、或いは複数個入れられるトレイであって、該
    トレイが、発注各種商品を入れる底面に傾斜面のある緩
    衝部材を備えたことを特徴とする物品搬送トレイ。
  8. 【請求項8】 搬送ラインに送り出される小物物品をバ
    ラで単数、或いは複数個入れられるトレイであって、該
    トレイが、発注各種商品を入れる内壁面に商品の搬送衝
    撃吸収機能を持たせたハニカム材の緩衝部材を内装した
    ことを特徴とする物品搬送トレイ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148319A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Kochi Univ Of Technology ダイカスト装置及びダイカスト方法
JPWO2020059127A1 (ja) * 2018-09-21 2021-02-15 株式会社Fuji コンベア

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