JP2012148319A - ダイカスト装置及びダイカスト方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持機構に上プラテンP2を介して移動自在かつ着脱可能に設けられた、前記金属溶湯が充填されるキャビティ形状を定める可動金型M2と、前記支持機構に固着された馬蹄状の板状体からなる下プラテンP1の上面に、着脱可能に固着された固定金型M1と、前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部GR1を介して、前記固定金型及び前記可動金型の一対を他の一対の固定金型及び可動金型と取り換える金型交換部と前記固定金型と接続し、前記キャビティに連通する複数のインジェクタ78、および加圧・押し出し機構RDから構成される。
【選択図】図3
Description
これらに適用が期待される軽量金属としてアルミニウム合金を挙げることができ、エンジンやシャーシへの実用化が進んでいる。更に大きな部品であるボディへの展開については、これまでのところ、欧米において、アルミニウムで車両ボディ全体を形成した自動車が開発された実用例がある。また、日本においても、アルミニウムで車両ボディ全体を形成した自動車の試作或いは少量生産がなされた例がある。
しかしながら、いずれの例においても、プレス板材、展伸材や鋳造材の個々の部品を多数(例えば、300点)組み合わせたり、接合したりするものであり、高コスト及び低生産性の壁に阻まれ、生産が拡大するに至っていない。
また、ダイカスト装置は、一基のプランジャを備えている。プランジャは、固定金型側のマシンに備えられ、プランジャの先端部は、射出スリーブ、鋳込み口ブッシュ、ランナを通じて、キャビティに連通する。当該プランジャスリーブ内に、金属溶湯が装填され、プランジャが作動すると、金属溶湯がキャビティ内に射出され、キャビティ内に充填される。
プランジャが作動し、プランジャから金属溶湯がランナ及びゲートを経由してキャビティ内に射出されると、金属溶湯はキャビティ縁部からキャビティ、オーバーフロー及び真空バルブ内に進入する。進入してきた金属溶湯はセンサにより検知され、この検知により真空バルブが閉じ、真空発生装置への金属溶湯の進入が防止される。
キャビティ内を金属溶湯が充填すると、加圧ピンが作動し、キャビティ内部を更に加圧し、凝固遅れ部位の凝固収縮を防ぐ。この後、キャビティ(C)内で金属溶湯が固化し、成型が完了すると、可動金型(F)と固定金型(S)は型開工程にて互いに離間する。そして、押出ピン(E)が作動し、可動金型(S)から成型された製品が押し出され、ダイカスト金属製品がダイカスト装置(M)から取り出される。
一方、高速射出は空気の巻き込みの原因となり、その気泡を押し潰すために、射出には高圧(例えば、溶湯圧力が500気圧)が要求される。それ故、高速・高圧を可能にする巨大なダイカストマシン及び金型が必要となり、高コストにならざるを得ない。そこで、巻き込み空気を低減する目的で、複雑且つ高価な真空バルブを導入することとなるが、凝固が速く充分な真空吸引時間がとれないこと、金型の隙間からのリークが多いこと、離型剤・潤滑剤からのガス発生などにより充分な真空度を達成できないなどの問題がある。
例えば、特許文献1及び特許文献2は、このような高速・高圧の射出が、キャビティ(C)内で金属溶湯の乱流を引き起こすことに起因して、キャビティ(C)内の不充分なガス抜けを生じさせることに言及している。更に、特許文献1及び2は、この不充分なガス抜けは、ダイカスト製品内の気泡となって現れ、ダイカスト製品の品質の低下をもたらすことについて言及している。
また、特許文献1及び特許文献2は、この不充分なガス抜けの対策として、キャビティ(C)内を活性ガスで置換する無孔性ダイカスト法やキャビティ内を減圧する手法を紹介するとともに、このような対策手法を採用した場合には、ダイカスト装置の構造が複雑になるという問題点やキャビティ(C)内を減圧する間にプランジャ(P)のスリーブ内で金属溶湯が冷却固化するという問題点に言及している。
更に、特許文献3は、高速・高圧の射出によるプランジャ(P)への負荷の問題に言及している。
このダイカスト装置においては、前記メインインジェクタは、前記固定金型と一端部が接続するとともに該固定金型外方に延出する筒状のスリーブと、該スリーブ内部に配される柱状のプランジャチップと、前記スリーブの他端部に固定されるとともに前記プランジャチップを前記スリーブ内で移動させるアクチュエータからなり、前記スリーブ内部に、真空発生装置と接続する吸引口が形成され、前記プランジャチップが後退位置にあるときに形成される空洞部には、前記金属溶湯が保持された断熱性カプセルが収容される。本発明のメインインジェクタは、従来法のように一基に限定されることがなく、複数の設置が可能でありアルミ溶湯の流動範囲を広げることにより大型薄肉ダイカストを可能とする。
さらに、本発明者は、断熱カプセル、フィルターのハンドリング方法と、保温性塗型剤、補助湯道リブのダイカストへの適用と、ビスケット分離方法とを提案し(特許文献5参照)、特許文献4及び5により、低速・低圧条件下で射出を行い、巻き込みや引け巣などといった鋳造欠陥のない高品質の薄肉ダイカスト製品を得ることができるダイカスト装置及びダイカスト方法の提供、低速・低圧条件下で射出を行い、自動車ボディのような大型の薄肉成型品を得ることを可能とするダイカスト装置及びダイカスト方法の提供、そして簡素且つ小型の構造を備えるダイカスト装置を提供することを実現している。もちろん、本発明は大型薄肉成型品に限定適用されるだけでなく、鋳造欠陥のない高品質・高強度を要求されるすべてのダイカスト品への適用が可能である。
すなわち、前述の従来提案においては、ダイカスト装置における射出機構と押し出し機構および金型の開閉機構が一体化された構造になっていて、金型の分離や交換が容易ではなかった。射出スリーブ・プランジャ等の交換は不可能ではないものの、多大の時間を要し、稼働率が低下することなど、解決されるべき課題があることが分かった。
また給湯作業においても、効率的ではなく生産性が低かった。
該ダイカスト装置は、
支持機構に固着された上プラテンの下面に、着脱可能に固着され、当該上プラテンを介して移動自在に設けられた、前記金属溶湯が充填されるキャビティ形状を定める可動金型と、
前記支持機構に固着された馬蹄状の板状体からなる下プラテンの上面に、着脱可能に固着された固定金型と、
前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部を介して、前記固定金型及び前記可動金型の一対を他の一対の固定金型及び可動金型と取り換える金型交換部と
前記固定金型と接続し、前記キャビティに連通する複数のインジェクタからなり、
前記可動金型には、加圧・押し出し機構が組み付けられ、当該押し出し機構が、前記可動金型の厚さ方向に穿設された貫通孔に摺動可能に配設された加圧・押し出しピンと、前記可動金型の上面に配設され、当該加圧・押し出しピンを押し・引き操作するアクチュエータとを備え、前記加圧・押し出し機構が真空吸引可能であり、
前記複数のインジェクタは、
前記固定金型と一端部が接続するとともに該固定金型外方に延出する筒状のスリーブと、
該スリーブ内部に配される柱状のプランジャ・チップと、
前記スリーブの他端部に固定されるとともに前記プランジャ・チップを前記スリーブ内で移動させるアクチュエータとを備え、
前記スリーブ内部に、真空発生装置と接続する吸引口が形成され、前記プランジャ・チップが後退位置にあるときに形成される空洞部には、金属溶湯が保持された断熱性カプセルが前記プランジャ・チップの上端まで供給され、収容されることを特徴とするダイカスト装置である。
なお、本発明において「馬蹄状の板状体」とは、側縁から内部にかけて連続して切り欠きが穿設された板状体のことをいい、略C字状体や略コ字状体を含む概念である。
(a)とりべから断熱カプセルに溶湯が注入される待機部と、当該待機部から前記断熱カプセルを前記プランジャ・チップの上端まで、移動動作されるアームとを備えた給湯機構の前記待機部において、とりべから断熱カプセルに溶湯を注入し、溶湯の注入量と温度を測定し、所定の注入量及び温度であることを確認する予備工程と、
(b)可動金型と前記固定金型とが離間している状態で、前記工程(a)において所定の注入量及び温度であることが確認された溶湯が収容されたる断熱カプセルを、前記待機部からアームにより、前記断熱カプセルをプランジャ・チップの上端まで移動し、しかる後、スリーブ内壁と前記プランジャ・チップの上面とによって囲まれた空間に当該断熱カプセルを供給する給湯工程と、
(c)前記アームを前記待機部に戻した後、前記工程(b)において離間していた前記可動金型を前記固定金型に当接し、型締めする工程と
を含むダイカスト方法。
請求項4に係る発明によれば、金型交換部が、前記支持機構に取り付けられて使用されている前記固定金型及び可動金型と、取り換えられるべき別の一組の固定金型及び可動金型が、前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部上に載置され、加熱手段によって加熱される二以上の待機部を備え、当該待機部のうちの一つが取り換えられるべき別の一組固定金型及び可動金型が前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部上に載置されていない空状態にされてなる構成を備えているので、新たな一対の固定金型及び可動金型と迅速に取り換えることができ、取り換え後、直ちにダイカスト装置を動作させることができる。
請求項5に係る発明は、(a)とりべから断熱カプセルに溶湯が注入される待機部と、当該待機部から前記断熱カプセルを前記プランジャ・チップの上端まで、移動動作されるアームとを備えた給湯機構の前記待機部において、とりべから断熱カプセルに溶湯を注入し、溶湯の注入量と温度を測定し、所定の注入量及び温度であることを確認する予備工程と、
(b)可動金型と前記固定金型とが離間している状態で、前記工程(a)において所定の注入量及び温度であることが確認された溶湯が収容されたる断熱カプセルを、前記待機部からアームにより、前記断熱カプセルをプランジャ・チップの上端まで移動し、しかる後、スリーブ内壁と前記プランジャ・チップの上面とによって囲まれた空間に当該断熱カプセルを供給する給湯工程と、
(c)前記アームを前記待機部に戻した後、前記工程(b)において離間していた前記可動金型を前記固定金型に当接し、型締めする工程と
を含んでいるので、注湯量及び温度の高精度と、安定化とを実現することができ、スリーブ内壁と前記プランジャ・チップの上面とによって囲まれた空間内への溶湯の注入時の温度の落差をなくすることができ、スリーブ・プランジャとの接触と冷却をなくすることができる。
図3の(a)は本発明の一実施形態に係るダイカスト装置の一例を示す平面説明図であり、図3の(b)は図3の(a)のダイカスト装置を矢印Xの方向から見た金型交換部の側面説明図であり、図3の(c)は図3の(a)のダイカスト装置を矢印Xの方向から見たダイカスト装置本体の側面説明図であり、図3の(d)は図3の(a)のダイカスト装置を矢印Yの方向から見たダイカスト装置本体の側面説明図である。図4は図3の(a)のダイカスト装置に適用される下プラテン及び固定金型とガイド部を示す斜視図である。図5の(a)及び(b)は、本実施形態のダイカスト装置が適用され得る垂直分割型の装置の一例を示す説明図である。図6の(a)〜(c)は本発明の他の実施形態に係るダイカスト方法を示す説明図である。図7の(a)〜(b)は本発明のさらに他の実施形態に係るダイカスト方法を示す説明図である。
図3の(a)〜(d)及び図4を参照すると、本実施形態のキャビティ(C)に金属溶湯を充填してダイカスト製品を成型するダイカスト装置(1)は、支持機構(75、74)を備えている。
ここまで、水平分割型のダイカスト装置への改良について述べてきたが、本発明は水平分割型のダイカスト装置への適用に限られることはなく、図5の(a)及び(b)に示される垂直分割型のダイカスト装置へも適用することができる。なお、図5の(a)及び(b)において、参照符号CYLは油圧シリンダ、763は油圧によって駆動されるロッド、P1は固定金型M1を保持するプラテン、P2は可動金型M2を保持するプラテンをそれぞれ示す。
ダイカスト製品は、給湯工程、真空工程、充填工程、加圧工程及び押出工程を経て製造される。給湯工程において、断熱カプセル(9)に保持された金属溶湯がダイカスト装置(1)に装填され、断熱カプセル(9)の容器部がダイカスト装置(1)に配され、その後、断熱カプセル(9)内に金属溶湯(MM)が供給される。
予備工程(a):とりべ(CT)から断熱カプセル(9)に溶湯(MM)が注入される待機部(SB)と、待機部(SB)から断熱カプセル(9)をプランジャ・チップ(784)の上端まで、移動動作されるアーム(A)とを備えた給湯機構の待機部(SB)において、とりべ(CT)から断熱カプセル(9)に溶湯を注入し、溶湯(MM)の注入量と温度を測定し、所定の注入量及び温度であることを確認する。
給湯工程(b):可動金型(M1)と前記固定金型(M1)とが離間している状態で、予備工程(a)において所定の注入量及び温度であることが確認された溶湯(MM)が収容された断熱カプセル(9)を、待機部(SB)からアーム(A)により、断熱カプセル(9)をプランジャ・チップ(784)の上端まで移動し、しかる後、スリーブ内壁(782a)とプランジャ・チップ(784)の上面とによって囲まれた空間に断熱カプセルを供給する。
給湯工程(b)完了後に、前記アーム(A)を待機部(SB)に戻した後、給湯工程(b)において離間位置に移動させていた可動金型(M2)を固定金型(M1)に当接し、型締めする。
なお、図6に示されるように、給湯機構のアーム(A)によって断熱カプセル(9)がスリーブ(782)に搬送されると(図6の(b)参照)、プランジャ・チップ(784)が上昇を開始し、上死点に達すると、給湯機構から断熱カプセル(9)を切り離し、プランジャ・チップ(784)が断熱カプセル(9)を受け、然る後に、プランジャ・チップ(784)が断熱カプセル(9)を支持している状態で下降するようにすることも可能である。さらに、図7の(a)及び(b)に示されるように、給湯機構のアーム(A)によって断熱カプセル(9)がスリーブ(782)に搬送されると(図7の(a)参照)、給湯機構が下降しその円筒部がスリーブ内に挿入され、給湯機構から断熱カプセル(9)を切り離し、下死点にあるプランジャ・チップ(784)が断熱カプセル(9)を受け止めるようにすることもできる。
1a ダイカスト装置本体
9 断熱カプセル
74、75 支持機構
78 インジェクタ
782 スリーブ
782a スリーブ内壁
784 プランジャ・チップ
C キャビティー
CT とりべ
EX 金型交換部
GR、GR2 ガイドレール
M1 固定金型
M1a 係合部
M2 可動金型
P1 下プラテン
P2 上プラテン
PH アクチュエータ
RD 加圧・押し出しピン
SL 切り欠き
Claims (5)
- キャビティに金属溶湯を充填してダイカスト製品を成型するダイカスト装置であって、
該ダイカスト装置は、
支持機構に固着された上プラテンの下面に、着脱可能に固着され、当該上プラテンを介して移動自在に設けられた、前記金属溶湯が充填されるキャビティ形状を定める可動金型と、
前記支持機構に固着された馬蹄状の板状体からなる下プラテンの上面に、着脱可能に固着された固定金型と、
前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部を介して、前記固定金型及び前記可動金型の一対を他の一対の固定金型及び可動金型と取り換える金型交換部と
前記固定金型と接続し、前記キャビティに連通する複数のインジェクタからなり、
前記可動金型には、加圧・押し出し機構が組み付けられ、当該押し出し機構が、前記可動金型の厚さ方向に穿設された貫通孔に摺動可能に配設された加圧・押し出しピンと、前記可動金型の上面に配設され、当該加圧・押し出しピンを押し・引き操作するアクチュエータとを備え、前記加圧・押し出し機構が真空吸引可能であり、
前記複数のインジェクタは、
前記固定金型と一端部が接続するとともに該固定金型外方に延出する筒状のスリーブと、
該スリーブ内部に配される柱状のプランジャ・チップと、
前記スリーブの他端部に固定されるとともに前記プランジャ・チップを前記スリーブ内で移動させるアクチュエータとを備え、
前記スリーブ内部に、真空発生装置と接続する吸引口が形成され、前記プランジャ・チップが後退位置にあるときに形成される空洞部には、金属溶湯が保持された断熱性カプセルが前記プランジャ・チップの上端まで供給され、収容されることを特徴とするダイカスト装置。 - とりべから断熱カプセルに溶湯が注入される待機部と、当該待機部から前記断熱カプセルを前記プランジャ・チップの上端まで移動動作されるアームとを備えた給湯機構をさらに備え、前記ガイド部が、前記金型交換部から平行に延びる2本のガイドレールと、前記固定金型に設けられた、当該ガイドレールと係合する係合部とからなることを特徴とする請求項1記載のダイカスト装置。
- 前記ガイドレールに複数の回転可能なローラーが設けられていることを特徴とする請求項2記載のダイカスト装置。
- 前記金型交換部が、前記支持機構に取り付けられて使用されている前記固定金型及び可動金型と、取り換えられるべき別の一組の固定金型及び可動金型が、前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部上に載置され、加熱手段によって加熱される二以上の待機部を備え、当該待機部のうちの一つが取り換えられるべき別の一組の固定金型及び可動金型が前記下プラテン上に延設可能に設けられたガイド部上に載置されていない空状態にされてなることを特徴とする請求項1乃至3に記載のダイカスト装置。
- (a)とりべから断熱カプセルに溶湯が注入される待機部と、当該待機部から前記断熱カプセルを前記プランジャ・チップの上端まで、移動動作されるアームとを備えた給湯機構の前記待機部において、とりべから断熱カプセルに溶湯を注入し、溶湯の注入量と温度を測定し、所定の注入量及び温度であることを確認する予備工程と、
(b)可動金型と前記固定金型とが離間している状態で、前記工程(a)において所定の注入量及び温度であることが確認された溶湯が収容されたる断熱カプセルを、前記待機部からアームにより、前記断熱カプセルをプランジャ・チップの上端まで移動し、しかる後、スリーブ内壁と前記プランジャ・チップの上面とによって囲まれた空間に当該断熱カプセルを供給する給湯工程と、
(c)前記アームを前記待機部に戻した後、前記工程(b)において離間していた前記可動金型を前記固定金型に当接し、型締めする工程と
を含むダイカスト方法。
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