JP2008230125A - 射出成形装置及び成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形品を円滑に取り出すことができる射出成形装置及びかかる射出成形装置を用いた成形方法を提供すること。
【解決手段】制御部89の制御下で、型開き中断の間に取出し装置50を動作させてハンド55に成形品MPを把持させ、ハンド55に成形品を把持させた状態で可動プラテン33を動作させて型開きを再開させる。よって、ハンド55を固定したまま可動プラテン33を後退させる可動金型63の型開き再開によって、可動金型63に残っている成形品MPを可動金型63から完全に離型又は分離させることができる。これにより、成形品MPが可動金型63から傾いて取り出されることを回避でき、成形品MPを可動金型63から円滑に取り出すことができる。
【選択図】図1
【解決手段】制御部89の制御下で、型開き中断の間に取出し装置50を動作させてハンド55に成形品MPを把持させ、ハンド55に成形品を把持させた状態で可動プラテン33を動作させて型開きを再開させる。よって、ハンド55を固定したまま可動プラテン33を後退させる可動金型63の型開き再開によって、可動金型63に残っている成形品MPを可動金型63から完全に離型又は分離させることができる。これにより、成形品MPが可動金型63から傾いて取り出されることを回避でき、成形品MPを可動金型63から円滑に取り出すことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、金型を用いて光学部品等を成形するための射出成形装置及びかかる射出成形装置を用いた成形方法に関する。
射出成形装置として、固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行うものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−272558号公報
上記のような射出成形装置では、型開き後に一方の型に残っている成形品を取り出すため、通常、成形品を把持するためのハンドを有する取出し装置を設けている。このような取出し装置は、作業性や安定性の観点から、一般に固定プラテン上部に固定される。
しかしながら、上記取出し装置の移動方向と可動プラテンの移動方向とを精密に一致させることは容易でなく、成形品の取出しがスムーズに行えない場合や、取出しに際して成形品を傷つけてしまう場合が生じる。
そこで、本発明は、成形品を円滑に取り出すことができる射出成形装置及びかかる射出成形装置を用いた成形方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る射出成形装置は、(a)固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う成形装置本体と、(b)成形品を把持するハンドを有し、可動金型側に残る成形品を外部に取出す取出し装置と、(c)成形装置本体及び取出し装置の動作を制御することにより、可動プラテンを動作させて行う型開きの途中で型開きを一旦中断している間に、取出し装置を動作させてハンドに成形品を把持させ、ハンドに成形品を把持させた状態で、可動プラテンを動作させて型開きを再開させる駆動制御装置とを備える。
上記射出成形装置によれば、駆動制御装置が、型開き中断の間に取出し装置を動作させてハンドに成形品を把持させ、ハンドに成形品を把持させた状態で可動プラテンを動作させて型開きを再開させるので、ハンドを固定したままで、可動金型の型開きによって、可動金型に残っている成形品を可動金型から完全に離型又は分離させることができる。よって、成形品が可動金型から傾いて取り出されることを回避でき、成形品を可動金型から円滑に取り出すことができる。
本発明の具体的な態様又は側面によれば、上記射出成形装置において、可動金型側に残っている成形品を可動金型から押し出す押出装置をさらに備え、駆動制御装置が、型開きの開始から型開きの完了までの間に、押出装置を動作させて可動金型側に残った成形品を押し出させる。この場合、押出装置によって可動金型から成形品を離型したり分離する動作を補助・支援することができ、成形品を可動金型からより円滑に取り出すことができる。
また、本発明の別の態様では、駆動制御装置が、ハンドによる成形品の把持後に、可動プラテンを動作させて型開きを再開させるとともに、押出装置を動作させて可動金型側に残った成形品を押し出させる。この場合、可動金型の移動と押出装置の動作とを同期させて可動金型から成形品を取り出すことができ、成形品を可動金型からより円滑に取り出すことができる。
本発明のさらに別の態様では、成形装置本体が、可動プラテンを固定プラテンに近接させる型締め位置と可動プラテンを固定プラテンから離間させる退避位置との間で摺動可能に支持する案内装置と、可動プラテンを型締め位置と退避位置との間で固定プラテンに対して進退移動させる駆動装置とを有する。この場合、可動プラテンと固定プラテンとを相互に近接又は離間させる動作を高精度にすることができる。
本発明に係る成形方法は、成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う成形装置本体と、可動金型側に残る成形品をハンドによって外部に取出す取出し装置とを備える射出成形装置を用いた成形方法であって、可動プラテンを動作させて行う型開き中に型開きを一旦中断する工程と、型開きの中断中に、取出し装置を動作させてハンドに成形品を把持させる工程と、ハンドに成形品を把持させた状態で、可動プラテンを動作させて型開きを再開させる工程とを備える。
上記成形方法では、型開き中断の間に取出し装置を動作させてハンドに成形品を把持させ、ハンドに成形品を把持させた状態で可動プラテンを動作させて型開きを再開させるので、ハンドを固定したままで、可動金型の型開きによって、可動金型に残っている成形品を可動金型から完全に離型又は分離させることができる。よって、成形品が可動金型から傾いて取り出されることを回避でき、成形品を可動金型から円滑に取り出すことができる。
本発明の具体的な態様によれば、上記成形方法において、ハンドによって成形品を把持した状態で、型開きを再開させることにより可動金型を後退させて成形品を引き出しつつ、可動金型に残った成形品を後方から押し出す。この場合、可動金型の移動と押出装置の動作とを同期させて可動金型から成形品を取り出すことができ、成形品を可動金型からより円滑に取り出すことができる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態である射出成形装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、本実施形態の射出成形装置を説明する正面図であり、図2は、図1の射出成形装置のAA矢視図である。
本発明の第1実施形態である射出成形装置について、図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、本実施形態の射出成形装置を説明する正面図であり、図2は、図1の射出成形装置のAA矢視図である。
射出成形装置10は、支持フレーム20と、固定プラテン31と、可動プラテン33と、後部プラテン35と、開閉駆動装置40と、取出し装置50と、射出装置70とを備える。このうち、支持フレーム20と、固定プラテン31と、可動プラテン33と、後部プラテン35と、開閉駆動装置40とは、固定プラテン31と可動プラテン33との間に固定金型61と可動金型63とを挟持して両金型61,63を型締めすることにより成形を可能にする成形装置本体となっている。また、取出し装置50は、成形装置本体に付随して成形に関連する動作を行う付帯装置となっている。
射出成形装置10において、支持フレーム20は、射出成形装置10の各部を支持するための台座となっており、その上部には、固定プラテン31や後部プラテン35が、不図示の固定装置によって精密に位置決めされ、かつ、振動を抑えた状態で支持・固定されている。
固定プラテン31は、支持フレーム20の一端側上面に成形時の型締め(すなわちロックアップ)に耐え得る強度で固定されており、取出し装置50をその上部に支持する。固定プラテン31の内側31aは、固定金型61を着脱可能に支持しており、可動プラテン33の内側33aに対向している。
可動プラテン33は、後述するスライドガイド41等によって±X方向に往復移動可能に支持されている。可動プラテン33の内側33aは、可動金型63を着脱可能に支持しており、固定プラテン31の内側31aに対向している。可動プラテン33の背面には、押出ピン駆動装置91が取り付けられている。なお、押出ピン駆動装置91は、後述する可動金型63に組み込んだエジェクタピン16,17(図3参照)を駆動して、可動金型63に残っている成形品MPの押出を行わせる。
後部プラテン35は、支持フレーム20の他端側上面に成形時の型締め(すなわちロックアップ)に耐え得る強度で固定されているが、±X方向に関して位置調整が可能になっており、固定プラテン31と可動プラテン33との間隔調整を可能にしている。後部プラテン35は、型締めに際して、開閉駆動装置40のトグル機構45を介して可動プラテン33をその背後から支持する。
開閉駆動装置40は、スライドガイド41と、タイバー43a,43bと、トグル機構45と、アクチュエータ47とを備える。このうち、スライドガイド41とタイバー43a,43bとは、可動プラテン33を摺動可能に支持する案内装置として機能する。また、トグル機構45とアクチュエータ47とは、可動プラテン33を進退移動させるための駆動装置として機能する。
上記開閉駆動装置40において、スライドガイド41は、支持フレーム20上であって可動プラテン33の直下に設けられており、可動プラテン33を支持するとともに可動プラテン33の±X方向に関する滑らかな往復移動を可能にしている。
上側タイバー43aと下側タイバー43bとは、それぞれ固定プラテン31と後部プラテン35との間に架設されている。上側タイバー43aと下側タイバー43bとは、実際には2本ずつあり,固定プラテン31及び後部プラテン35の四隅に支持されて、互いに平行にX方向に延びている。可動プラテン33の四隅には、タイバー43a,43bを貫通させるための貫通孔が形成されており、これらの貫通孔には、ガイドブッシュ33dが設けられている。可動プラテン33は、タイバー43a,43bに対して摺動可能であり、スライドガイド41やタイバー43a,43bに案内されて±X方向に往復移動する。なお、タイバー43a,43bの除いたスライドガイド41のみで案内装置を構成することもでき、この場合のタイバー43a,43bは、固定プラテン31と後部プラテン35とを相互に強固に固定する役割を有することなる。
トグル機構45は、それぞれトグルリンク45d等の部材からなる第1及び第2トグル部45a,45bで構成され、可動プラテン33と後部プラテン35との間に掛け渡されている。第1及び第2トグル部45a,45bは、アクチュエータ47からの駆動力を受けて伸縮する。つまり、後部プラテン35に対して可動プラテン33が近接したり離間したり自在に変位し、結果的に、可動プラテン33を固定プラテン31の方向に所望の圧力で押圧することができる。これにより、可動プラテン33の型締め位置において、可動プラテン33と固定プラテン31とを互いに近接するように締め付けることができ、これらに挟まれた固定金型61と可動金型63とを型閉じすることができる。或いは、可動プラテン33と固定プラテン31とを互いに離間させて可動プラテン33を退避位置まで移動させることができ、これらに挟まれた固定金型61と可動金型63とを型開きすることができる。さらに、型閉じに際しては、アクチュエータ47の駆動によって可動プラテン33を固定プラテン31側に極めて大きな圧力で押し付けることができ、固定金型61と可動金型63とを十分な力で型締めすることができる。アクチュエータ47は、モータやボールネジ等からなる機械機構型の駆動装置、若しくは油圧シリンダ等で構成され、不図示の制御部からの制御信号に応じて所望のタイミングで動作する。また、トグル機構45については、これを省略してアクチュエータ47で直接可動プラテン33を動作させることもできる。
取出し装置50は、基部51と、Y移動部53と、X移動部54と、ハンド55とを備える。このうち、Y移動部53、X移動部54、ハンド55等は、取出し装置50の可動部を構成する。
上記取出し装置50において、基部51は、固定部51aとガイドレール51bとを有しており、取出し装置50を固定プラテン31に固定し支持するための部分となっている。具体的には、固定部51aが固定プラテン31の上面31cに固定され、ガイドレール51bが固定部51a上でY方向すなわち水平方向に延在する状態で支持される。
Y移動部53は、基部51のガイドレール51bに支持され、ガイドレール51bに沿って±Y方向に滑らかにスライド移動可能になっており、X方向に延びるガイドレール53bを支持する。
X移動部54は、Y移動部53から延びるガイドレール53bに支持されて、±X方向に進退可能になっており、結果的にXY面内で2次元的に任意の位置に移動可能になっている。また、X移動部54は、ハンド55から延びる支持棒55aを昇降移動させることができる。
ハンド55は、X移動部54の支持棒55aの下端に支持されて、3次元的に任意の位置に移動可能になっている。また、ハンド55は、必要なタイミングで開閉する一対のアーム部材55b,55b間に成形品MPを把持することができる。なお、成形品MPが光学素子である場合、光学面を傷つけないように、成形に付随して形成される不要部分であるスプル部分、ランナ部分等がハンド55によって把持される。
射出装置70は、シリンダ、ホッパ、スクリュ、スクリュ駆動部、ヒータ等を備え、射出端71から所望の溶融樹脂を吐出させることができる。射出装置70は、射出端71を固定プラテン31に対して分離可能に接続することができ、固定プラテン31を介して、固定金型61と可動金型63とを型締めした状態で形成されるキャビティ中に溶融樹脂を所望のタイミングで供給することができる。
図3は、固定金型61と可動金型63とで構成される金型装置部分の構造を説明する側断面図である。固定金型61は、型板61aと取付板61bとを有し、これらに固定入子61cを内蔵するようになっている。本実施形態の場合には、複数の凸レンズを同時に成形し得るように、固定金型61中に複数の固定入子61cが内蔵されている。また、この固定金型61の中央部には、スプル61dが埋め込まれており、スプル61dには、その中心軸に沿ってスプル空間SPが形成されている。
可動金型63は、型板63aと受け板63bとを有し、これらに可動入子63cを内蔵するようになっている。可動金型63中にも、複数の固定入子61cに対応して複数の可動入子63cが配置されており、各可動入子63cは、各固定入子61cに対向して進退可能になっている。
上記可動金型63において、受け板63bの背面には、スペーサブロック11とエジェクタプレート12とを介して取付板14が取り付けられている。また、可動金型63には、中央部に位置する主エジェクタピン16と、その周囲に位置し各可動入子63cを進退させる複数の入子用エジェクタピン17とが、受け板63bと、エジェクタプレート12と、取付板14とを通して進退可能に設けられている。これらのエジェクタピン16,17は、図1に示す押出ピン駆動装置91に連結されている。
図3に示す金型装置における成形について説明すると、樹脂充填時において、射出装置70の射出端71の固まりかけた樹脂は、まず溜り部Cに注入され、充分に溶融状態にある樹脂がランナRUおよびゲートGAを通過して、キャビティCAに流れ込むようになっている。 キャビティCAやランナRU中の樹脂が完全に固化すると、まず型開きによって固定金型61から可動金型63を離間させ、その後、押出ピン駆動装置91を動作させて主エジェクタピン16を前進させる。これに伴って、溜り部Cに対応する製品部分が固定金型61から突き出されるとともに、エジェクタプレート12が前進してこれに連動する入子用エジェクタピン17が前進し、キャビティCAに対応する製品部分も固定金型61から突き出される。この場合、主エジェクタピン16の突出量の調整によって、成形品が固定金型61から落下しない程度に成形品MP(図1参照)を固定金型61から突出させ、固定金型61側に成形品MPを残すことができる。なお、成形品の突き出しや固化前の樹脂に圧力を与える目的で、入子用エジェクタピン17のみを独立して動作させることもできる。
図4は、図1等に示す射出成形装置10の制御系を説明するブロック図である。この制御系は、トグル駆動部81と、取出し装置駆動部83と、射出装置駆動部85と、押出ピン駆動部87と、制御部89とを備える。
トグル駆動部81は、アクチュエータ47を介してトグル機構45を動作させる。この際、トグル駆動部81は、開閉駆動装置40に付随する位置センサ、圧力センサ等の検出出力を監視しつつトグル機構45を動作させる。取出し装置駆動部83は、取出し装置50を動作させてハンド55を3次元的に移動させるとともにハンド55に成形品MPを把持させる。この際、取出し装置駆動部83は、取出し装置50に付随する位置センサ等の検出出力を監視しつつ取出し装置50を動作させる。射出装置駆動部85は、射出装置70の動作を制御して、固定プラテン31への樹脂の供給タイミングや供給圧力を調整する。押出ピン駆動部87は、押出ピン駆動装置91の動作を制御して、可動金型63側に残っている成形品MPを可動金型63から押し出すタイミング等を調整する。ここで、押出ピン駆動部87と押出ピン駆動装置91とは、成形品MPを可動金型63から押し出すための押出装置を構成する。
制御部89は、射出成形装置10による射出動作や成形動作を制御するための駆動制御装置であり、トグル駆動部81、取出し装置駆動部83、及び射出装置駆動部85の動作を統括的に制御している。すなわち、制御部89は、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40を動作させることにより、可動プラテン33と固定プラテン31とを利用して型閉じ及び型締めを行わせるとともに、射出装置駆動部85を介して射出装置70を動作させることにより、必要なタイミングで両金型61,63間に溶融樹脂を供給させる。そして、成形完了後、制御部89は、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40を動作させることにより、両金型61,63の型開きを行わせるとともに、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50を動作させることにより、成形品MPを両プラテン31,33間から取り出して外部のストッカSTまで搬送させる。
図5は、図1等に示す射出成形装置10の動作を概念的に説明するフローチャートである。このうち図5(A)は、支持フレーム20、固定プラテン31、可動プラテン33、開閉駆動装置40等を含む成形装置本体の動作を主に説明し、図5(B)は、取出し装置50の動作を主に説明する。
まず、制御部89は、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40を動作させ、可動プラテン33を+X側に移動させる型閉じを開始させる(ステップS11)。制御部89は、そのまま開閉駆動装置40を動作させて、固定金型61と可動金型63とが接触する型当たり位置まで可動プラテン33を固定プラテン31側に移動させた後、トグル駆動部81を更に動作させて固定金型61と可動金型63とを必要な圧力で締め付ける型締めを行う。このような型締め状態の開始により、可動プラテン33と固定プラテン31とによる型閉じが完了する(ステップS12)。
以上のような型閉じと並行して、制御部89は、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50の動作を制限する。つまり、制御部89は、ステップS11の型閉じ開始からステップS12の型閉じ完了までの間、取出し装置50の動作を停止させて待機状態とし(ステップS21)、Y移動部53やハンド55を静止状態に保つ。
このように、型閉じ中に取出し装置50の動作を停止させる理由について説明する。すなわち、型閉じ中に取出し装置50を動作させた場合、Y移動部53やX移動部54から発生する振動によって、固定プラテン31や可動プラテン33が振動し、固定金型61と可動金型63との型合わせ精度が低下する傾向がある。特に、成形品MPが高精度の光学素子等である場合、型合わせ精度の低下によって成形品MPの光学性能が劣化して歩留まり低下等につながっていた。また、Y移動部53等がかなりな重量を有することから、Y移動部53を図2において点線で示すストック位置まで移動させた状態で上記のような型閉じを行うと、固定プラテン31に対してX軸のまわりの回転力を与えることになり、固定金型61と可動金型63との型合わせ精度が大きく低下し、成形品MPの加工精度が低下する傾向が確認された。このため、型閉じ中は、Y移動部53を固定プラテン31の中央上方の基本位置に保持する。つまり、型閉じの動作中、取出し装置50の水平方向すなわち±Y方向の重心を保持する。
次に、制御部89は、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50を動作させ、ハンド55が前回の工程で成形した成形品MPを保持する場合、ハンド55に成形品MPを保持させたままで、+Y側へ横移動させて製品搬出を開始させる(ステップS22)。これにより、ハンド55に保持された成形品MPをストッカSTまで移動させてここに並べることができる。この際、取出し装置50は、Y移動部53等の可動部の移動によって水平方向に関する重心が変化するが、固定金型61と可動金型63とが十分な圧力で互いに締付けられており、型ズレが生じない。
次に、制御部89は、射出装置駆動部85を介して射出装置70を動作させ、型締めされた固定金型61と可動金型63との間のキャビティ中に、必要な圧力で樹脂を注入する射出を行わせる(ステップS13)。そして、制御部89は、キャビティ中で樹脂を徐々に冷却させて成形完了を待つ(ステップS14)。
これと並行して、制御部89は、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50の動作を継続させ、成形品MPをストッカSTに載置して空になったハンド55をガイドレール51bの高さまで上昇させるとともに、−Y側への横移動を開始させる。つまり、Y移動部53が固定プラテン31の中央上方の基本位置への復帰を開始する(ステップS23)。
一方、制御部89は、開閉駆動装置40の動作に関して、ハンド55が固定プラテン31の中央上方に配置されて取出し装置50が基本位置に戻る搬送完了を待つ(ステップS15)。また、制御部89は、取出し装置50が搬送を完了しても、固定金型61と可動金型63とによる成形が完了していない場合、成形完了まで取出し装置50を待機状態とする(ステップS24)。
次に、制御部89は、搬送完了や成形完了を確認して、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40を動作させ、可動プラテン33を−X側に移動させる初期型開きを行わせる(ステップS16)。この初期型開きでは、固定金型61と可動金型63とが最も離れる状態の例えば3/4程度まで可動プラテン33を後退させる。この際、固定金型61側でなく、可動金型63側に成形品MPが残る。
次に、制御部89は、押出ピン駆動部87を介して押出ピン駆動装置91を動作させ、可動金型63側に残っている成形品MPを可動金型63から適度に押し出させる(ステップS17)。この際、成形品MPが可動金型63から落下しない程度に成形品MPを可動金型63から突き出させ、可動金型63側に成形品を残す。
次に、制御部89は、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50を動作させ、ハンド55に可動金型63側に残った成形品MPの把持を行わせる(ステップS25)。具体的に説明すると、ハンド55は、−Z方向に移動して可動金型63に残っている成形品MPのスプル部分やランナ部分等の適所を把持する。
以上のような製品把持と並行して、制御部89は、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40の動作を制限する。つまり、制御部89は、ステップS25の製品把持が完了するまでの間、開閉駆動装置40の動作を停止させて可動プラテン33を初期型開きの状態に維持する(ステップS18)。
次に、制御部89は、取出し装置50による製品把持を確認して、トグル駆動部81を介して開閉駆動装置40の動作を再開させ、可動プラテン33を−X側に移動させる型開きを継続するとともに、固定金型61と可動金型63とが最も離れる型開限まで可動プラテン33を後退させることにより、型開きが完了する(ステップS19)。この際、取出し装置50のハンド55は、成形品MPを把持した状態で静止しており、可動金型63の後退に伴って、可動金型63から成形品MPを引き抜くとともに、可動金型63に対して干渉を回避できる距離以上離れる。
次に、制御部89は、型開き完了を確認して、取出し装置駆動部83を介して取出し装置50を動作させ、ハンド55によって成形品MPの取出しを開始させる(ステップS26)。これにより、ハンド55は、成形品MPを把持した状態で+Z方向に移動して基本位置への復帰完了する(ステップS26)。つまり、Y移動部53が固定プラテン31の中央上方の基本位置にある状態で、ハンド55も同様の基本位置に復帰する。この際、取出し装置50の水平方向に関する重心位置は変化しない。
その後は、ステップS11等に戻って、上記と同様の処理が行われる。すなわち、取出し装置50を基本位置に保持して型閉じが行われ、型閉じの完了によって型ズレしなくなった状態で取出し装置50による成形品MPの水平方向の搬送が行われる。さらに、成形完了後は、初期型開き後にハンド55によって成形品MPを把持するとともに、可動プラテン33を後退させて可動金型63から成形品MPを引き抜く。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の射出成形装置10によれば、制御部89の制御下で、型開き中断の間に取出し装置50を動作させてハンド55に成形品MPを把持させ、ハンド55に成形品を把持させた状態で可動プラテン33を動作させて型開きを再開させる。よって、ハンド55を固定したまま可動プラテン33を後退させる可動金型63の型開き再開によって、可動金型63に残っている成形品MPを可動金型63から完全に離型又は分離させることができる。これにより、成形品MPが可動金型63から傾いて取り出されることを回避でき、成形品MPを可動金型63から円滑に取り出すことができる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る射出成形装置について説明する。なお、第2実施形態に係る射出成形装置は、第1実施形態の射出成形装置10を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
以下、第2実施形態に係る射出成形装置について説明する。なお、第2実施形態に係る射出成形装置は、第1実施形態の射出成形装置10を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態と同様であるものとする。
図6は、本実施形態の射出成形装置10の動作を説明するフローチャートである。この場合、初期型開きの工程(ステップS16)の後、成形品MPを可動金型63から突出させるピン押出の工程を独立したものとして行わない。その代わり、成形品MPを把持する工程(ステップS25)の後、開閉駆動装置40の動作を再開させ、可動プラテン33を−X側に移動させる型開きを継続するとともに、押出ピン駆動部87を介して押出ピン駆動装置91を動作させ、可動金型63側に残っている成形品MPを可動金型63から押し出す(ステップS31)。この際、可動金型63bと主エジェクタピン16とを同期して動作させて、可動金型63bの後退量と主エジェクタピン16の突出量とを、主エジェクタピン16が移動の限界に達するまで一致させる。これにより、取出し装置50のハンド55は、成形品MPを把持した状態で略静止しているだけで、成形品MPが可動金型63から離型して徐々に押し出され、成形品MPを可動金型63から円滑に取り出すことができる。その後は、開閉駆動装置40の動作を継続させ、可動プラテン33を後退させる型開きを継続するとともに、固定金型61と可動金型63とが最も離れる型開限まで可動プラテン33を後退させ(ステップS19)、ハンド55によって成形品MPの取出しを開始させる(ステップS25)。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、ピン押出の工程(ステップS17)では、主エジェクタピン16の突出しに入子用エジェクタピン17の突出しを連動させない構成とすることができ、或いはピン押出の工程(ステップS17)で入子用エジェクタピン17のみを突き出す構成とすることもできる。
10…射出成形装置、 20…支持フレーム、 31…固定プラテン、 33…可動プラテン、 35…後部プラテン、 40…開閉駆動装置、 41…スライドガイド、 43a,43b…タイバー、 45…トグル機構、 47…アクチュエータ、 50…取出し装置、 51…基部、 51a…固定部、 51b…ガイドレール、 53…Y移動部、 54…X移動部、 55…ハンド、 55a…支持棒、 61…固定金型、 63…可動金型、 70…射出装置、 81…トグル駆動部、 83…取出し装置駆動部、 85…射出装置駆動部、 87…制御部、 91…押出ピン駆動装置、 MP…成形品、 ST…ストッカ
Claims (6)
- 固定金型を取り付ける固定プラテンと、可動金型を取り付ける可動プラテンとを有し、成形時に前記固定プラテンと前記可動プラテンとの間に前記固定金型と前記可動金型とを挟持して型締めを行う成形装置本体と、
成形品を把持するハンドを有し、前記可動金型側に残る成形品を外部に取出す取出し装置と、
前記成形装置本体及び前記取出し装置の動作を制御することにより、前記可動プラテンを動作させて行う型開きの途中で型開きを一旦中断している間に、前記取出し装置を動作させて前記ハンドに成形品を把持させ、前記ハンドに成形品を把持させた状態で、前記可動プラテンを動作させて前記型開きを再開させる駆動制御装置と
を備えたことを特徴とする射出成形装置。 - 前記可動金型側に残っている成形品を前記可動金型から押し出す押出装置をさらに備え、
前記駆動制御装置は、前記型開きの開始から前記型開きの完了までの間に、前記押出装置を動作させて前記可動金型側に残った成形品を押し出させることを特徴とする請求項1記載の射出成形装置。 - 前記駆動制御装置は、前記ハンドによる成形品の把持後に、前記可動プラテンを動作させて前記型開きを再開させるとともに、押出装置を動作させて前記可動金型側に残った成形品を押し出させることを特徴とする請求項2記載の射出成形装置。
- 前記成形装置本体は、前記可動プラテンを前記固定プラテンに近接させる型締め位置と、前記可動プラテンを前記固定プラテンから離間させる退避位置との間で摺動可能に支持する案内装置と、前記可動プラテンを前記型締め位置と前記退避位置との間で前記固定プラテンに対して進退移動させる駆動装置とを有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一記載の射出成形装置。
- 成形時に固定プラテンと可動プラテンとの間に固定金型と可動金型とを挟持して型締めを行う成形装置本体と、前記可動金型側に残る成形品をハンドによって外部に取出す取出し装置とを備える射出成形装置を用いた成形方法であって、
前記可動プラテンを動作させて行う型開き中に型開きを一旦中断する工程と、
前記型開きの中断中に、前記取出し装置を動作させて前記ハンドに成形品を把持させる工程と、
前記ハンドに成形品を把持させた状態で、前記可動プラテンを動作させて前記型開きを再開させる工程と、
を備えることを特徴とする成形方法。 - 前記ハンドによって成形品を把持した状態で、前記型開きを再開させることにより前記可動金型を後退させて成形品を引き出しつつ、前記可動金型に残った成形品を後方から押し出すことを特徴とする請求項5記載の成形方法。
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