【発明の詳細な説明】
アルキル置換ピペラジニルおよびピペラジニル抗-エイズ化合物
発明の背景
1.発明の分野
抗-AIDSアミン(I)は、AIDSを有する個人、およびHIV陽性であるが
まだAIDSとなっていない個人を治療するのに有用である。
2.関連技術の説明
合衆国における概算100-150万人の人々が、後天性免疫不全症候群、A
IDSの原因因子であるヒトレトロウイルス、I型ヒト免疫不全ウイルス(HI
V-1)に感染している(Science,661-662(1986)参照)。これらの感染者のうち、
概算205万人の人々が次の5年間にAIDSを発症する(Science,1352-1357(
1985)参照)。1987年3月20日に、カリニ肺炎の初期症候を最近発症したAIDS
患者、カリニ肺炎以外の症状を有するAIDS患者、または、末梢血液中に20
0/mm2未満の絶対CD4リンパ球カウントを有するAIDS感染患者を治療
するために、FDAは化合物AZT(zidovudine)の使用を認可した。AZTとは
、ヒト免疫不全ウイルスの複製に必須の酵素、ウイルス逆転写酵素の公知のイン
ヒビターである。
米国特許第4,724,232号は、3'ピアジド-3'-デオキシ-チミジン(アジドチミ
ジン、AZT)を用いる後天性免疫不全症候群の治療方法を特許請求している。
AZTの抗-HIV活性が発見された後、よい優れた剤の探索における広範な
他のジデオキシヌクレオシド・アナログに、多大な努力が焦点をあててきた。2
',3'-ジデオキシ・シリーズの場合において、ddCおよびddIがイン・ビト
ロ(in vitro)でHIVに対して潜在的な活性が示され、臨床実験で評価されてい
る(Drug News & Perspectives,5(3)163-169(1992)、特に160頁参照)。FD
Aは、AZT治療に対して耐えられないか、その健康がAZT治療の間に顕著に
悪化した成人および小児患者におけるHIV-1感染症を治療するためにdd
Iを認可した(AIDS Research and Human Retroviruses,8(6),963-990
,1992(1992)、特に966頁参照)。
ある種の抗生物質およびポリアニオン性色素がレトロウイルス逆転写酵素を阻
害することが知られている。
国際公開番号WO88/08424号(米国特許第5,120,843号)は、特に式(I)および(II
I)の化合物に参照する芳香族-コネクター-ピペラジン-[置換芳香族]または芳香
族-コネクター-ピペラジン-[置換複素環]として表され得る化合物を開示してい
る。これらの化合物のいずれもが、本発明に記載する効果を有しているとして開
示されていない。米国特許第5,120,843号においては、国際公開番号WO88/08424
号の式(I)の化合物がAIDSに対して有用であることを開示した。
数多くの刊行物が、HIVを包含するウイルス複製を阻害するための種々のサ
ルフェート化合物の能力を報告している。
Nature 343,470(1990)およびScience 250,1411(1990)は、潜在的なベンゾ
ジアゼピン型逆転写酵素インヒビターを開示している。本発明の化合物は、ベン
ゾジアゼピン型化合物ではない。
米国特許第3,146,234号および第3,188,313号は、
(5-置換)-(インドール-2-イル)-リンカー-ピペラジニル-(置換フェニル)、
(5-置換)-(インドール-2-イル)-リンカー-ピペラジニル-(非置換ヘテロアリ
ール)
として表し得る多種の化合物を開示している。本発明の化合物は、ピペラジニル
基に結合した(置換されているかいないかの)フェニルを含んでいない。さらに、
本発明の化合物は、ヘテロアリール基が置換されていなければならない必要はな
い。
Russian and Chem.Abst.100(7)51549b(1984)中のVINITI,3979-82(1982)
は、いずれの特許請求する化合物も、ピペラジニル、ピペリジニルまたはアミノ
ピペリジニル基に結合したキノリン構造または二環式構造を有していないという
点で特許請求する化合物とは異なる、
5-メトキシ(インドール-2-イル)-カルボニル-ピペラジニル-(2-キノリニル
)
で表し得る化合物を開示している。
JP01132579号(1987)は、式中のnが1-5である場合には非常に強力な血小板
凝集阻害活性を有する、特許請求する化合物がピペラジニル基とヘテロアリール
基の間にいずれの結合基も許容しないという点で特許請求する化合物とは異なる
、(所望により置換されていてもよい)-[インドール-2-イル]-CO-ピペラジニ
ル-(CH2)n-[ピペリジニル]
として表し得る化合物を開示している。
Indian J.Chem.Sect.B,17B(3),246-9(1979)およびIndian J.Med.R
es.,63(10),1418-25(1975)は、
(インドール-2-イル)-カルボニル-ピペラジニル-(CH2)n-(所望により置換
されていてもよいフェニル)
として示され得る化合物を開示している。
Indian J.Chem.Sect.B,17B(3),246-9(1979)は、247頁でいずれの化合
物も注目すべき(CNS)生物活性を示されなかったと報告した。Indian J.Me
d.Res.,63(10),1418-25(1975)は、彼らが調製した数種の化合物が、マウスの
セムリキ森林ウイルス(SFV)に対して抗-ウイルス活性を有することを報告し
た。1の化合物、ジヒドオイソキノリンを試験し、ニワトリ胚におけるニューカ
ッスル病ウイルスに対して不活性であることが判明した。これらの化合物は、特
許請求する化合物がピペラジニル基に結合するフェニル基ではなくてヘテロアリ
ール基を要する点で特許請求する化合物とは異なる。
90年5月5日に公開された国際公開EP370 381 A2号は、いずれの特許請求する化
合物もキノリン構造またはピペラジニル基に結合した二環式構造を有しない点で
特許請求する化合物とは異なる、ヘテロアリールが2-インドリルを含む、
[ヘテロアリール]-CO-ピペラジニル-[キノリノン]
として表し得る化合物を開示している。開示された化合物は、強心および血圧降
下活性ならびに心拍を低下させる能力を有する。
J.Med.Pharm.Chem.,5,932-43(1962)および米国特許第3,135,794号は、
5,6-ジメトキシ-(インドール-3-イル)-エチレン-ピペラジニル-(2-ピリジニ
ル)
として表し得るCAS100731-59-7を開示している。本発明の化合物は、3-インド
リル型化合物を含まず、「リンカー」がエチレンである化合物も含まない。さら
に、それは、ヘテロアリール基(ピリジニル)が置換されていることを要する。
米国特許第4,954,502号(実施例38)は、
5-メトキシ-(インドール-3-イル)-エチレン-ピペラジニル-(3-メトキシピ
ペリジン-2-イル)
として表し得る化合物を開示している。本発明の化合物は3-インドリル型化合
物を含まず、「リンカー」がエチレンである化合物も含まない。同時に、それは
、ヘテロアリール基(ピリジニル)が置換メトキシであり、他のアルコキシ置換が
禁じられることを要する。
前に引用されたものに関連するとは考えられない他の3-インドリル化合物は
米国特許第3,751,417号、J.Org.Chem.,44(26),4809-13(1979)、米国特許第
4,302,589号、米国特許第3,328,407号、フランス国特許第1,51,082号、Arch.P
harm.(Weinheim社,Ger),321(7),377-83(1988)およびJ.Med.Chem.,9(1),
140-2(1966)に開示されている。
米国特許第5,032,598号および5,215,989号は、適当な置換基を選択した場合に
は一般的に数種の本発明の化合物が包含される、式:
R2R3Ar-[B]-X-Q-Y-R1
で示されるクラスIII抗-不整脈化合物を開示している。
米国特許第3,472,855号および第3,562,278号は、精神運動抑制薬として有用で
ある3-インドリニル化合物を開示している。本発明の抗-AIDSアミン(I)は
3-インドリル化合物ではなくて2-インドリル化合物であり、全体的に異なる目
的、すなわちHIV-RTの阻害およびAIDSの地用に有用である。
米国特許第3,362,956号は一般式:
[3-キノリル]-(CH2)n-[ピペラジニル型]-[ピリジニル/フェニル]
で示される化合物を開示している。本発明の抗-AIDSアミン(I)は、それが
3-キノリル型化合物を含まない点で先行技術化合物とは異なる。
米国特許第3,472,854号は、一般式:
[2-ベンズイミダゾリル]-(CH2)n-[ピペラジニル型]-[ピペリジニル/フェ
ニル]で示される化合物を開示している。本発明の抗-AIDSアミン(I)は、ベ
ンズイミダゾリル基およびピペラジニル基の間に全くメチレン・リンカーを許容
されない点で先行技術化合物とは異なる。
米国特許第3,491,098号は、一般式:
[4(5)-イミダゾリル]-(CH2)n-[ピペラジニル型]-[ピペリジニル/フェニ
ル]
で示される化合物を開示している。本発明の抗-AIDS化合物は、イミダゾリ
ル基とピペラジニル基の間に全くメチレン・リンカーが許容されない点で先行技
術化合物とは異なる。
米国特許第3,511,841号は、一般式:
[アザインドリル]-(CH2)n-[ピペラジニル型]-[ピリジニル/フェニル]
[アザインドリル]-CO-[ピペラジニル型]-[ピリジニル/フェニル]
で示される化合物を開示している。本発明の抗-AIDSアミン(I)は、それが
ピリジニル基に置換酸素または置換アミノ基を有する点で先行技術化合物とは異
なる。
国際公開番号WO 91/09849号は、HIVウイルスに罹った個人を治療するのに
有用な[アリール/ヘテロアリール]-コネクター-ピペラジン型-アリール/ヘテ
ロアリール型の二芳香族置換複素環化合物を開示している。この公開公報は、(
置換)インドール-CO-ピペラジニル-(非-アルキル置換)ピペリジニル型の化合
物を開示している。
国際公開番号WO 93/01181号も、HIVウイルスに感染した個人を治療するの
に有用な(置換)インドール-CO-ピペラジニル-(非-アルキル置換)ピペリジニル
型の化合物を開示している。
EP 0 154 969号よび米国特許第4,613,598号は、式:
[置換]-芳香族-CO-(CH2)3-5-[ピペラジニル]-Ar
[置換]-芳香族-CHOH-(CH2)3-5-[ピペラジニル]-Ar
[式中、Arは血圧低下能を有する、ピリジニル、-φまたは置換-φ]
で示される化合物を開示している。
Proceedins of the National Academy of Sciences 88,8806-10(1991)は
、1型ヒト免疫不全ウイルスのレプリカーゼを潜在的かつ特異的に遮断する種々
のビス(ヘテロアリール)ピペラジニル非-ヌクレオシド逆転写酵素インヒビター
を開示している。
HIVを阻害し、かつ/またはAIDSの治療に有用であると報告されている
多種の他の化学的に関連しない化合物が存在する。
発明の概要
式:
[式中、(I)R1は:
(A)
ここに、R1-1は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)C1-C5アルキル、
(6)-CO-CH3、
(7)-CO-OH、
(8)-CO-OR1-1A、ここにR1-1AはC1-C3アルキル、
(9)-CO-NH2であり、
R1-2は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)C1-C5アルキル、
(6)-CO-CH3、
(7)-CO-OH、
(8)-CO-OR1-2A、ここにR1-2AはC1-C3アルキル、
(9)-CO-NH2であり、
R1-3は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)C1-C5アルキル、
(6)-CO-CH3、
(7)-CO-OH、
(8)-CO-OR1-3A、ここにR1-3AはC1-C3アルキル、
(9)-CO-NH2であり、
(B)
ここにR1-4は:
(1)-H、
(2)-CH3であり、
R1-5は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)-CN、
(6)-CHO、
(7)-(CH2)n1-OH、ここにn1は1〜5、
(8)-(CH2)n1-N(R1-5A)(R1-5B)、ここにn1は前記定義に同じで、
R1-5AおよびR1-5Bは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキルであるか、あるいは、R1-5AおよびR1-5Bは結合す
る窒素原子と一緒になって、
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(9)-CO-O-R1-5c、ここにR1-5Cは:
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、
(10)-CO-N(R1-5D)(R1-5E)、ここにR1-5DおよびR1-5Eは同一または
異なり:
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、ここにR1-5AおよびR1-5Bは結合する窒素原子と一緒になって
、
(d)1-ピロリジニル、
(e)1-ピペリジニル、
(f)1-ピペラジニル、
(e)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(11)-(CH2)n3-N(R1-5M)(R1-5N)、ここにn3、R1-5M、R1-5Nおよび
R1-5Oは後記定義に同じ、
(12)-NO2、
(13)-NH2、
(14)-N3、
(15)-NH-CH2-φ、
(16)-NR1-5DR1-5E、ここにR1-5DおよびR1-5Eは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C5アルキルであるか、あるいは、R1-5DおよびR1-5Eは結合す
る窒素原子と一緒になって、
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(17)-NR1-5F(CH2)n2-N(R1-5G)(R1-5H)、ここにn6は2〜5、R1-5 F
は:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、ここにR1-5GおよびR1-5Hは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキルで、R1-5GおよびR1-5Hは結合する窒素原子と一緒
になって:
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(18)-N=C(R1-5I)-N(R1-5J)(R1-5K)、ここに:
(a)R1-5Iは
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキルで、ここにR1-5JおよびR1-5Kは同一または異
なり、
(i)C1-C6アルキル、
(ii)C3-C7シクロアルキル、
(iii)-φ、
(b)R1-5JおよびR1-5Kは結合する窒素元素と一緒になって
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニル、
(iii)1-ピペラジニル、
(iv)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(c)R1-5IおよびR1-5Jは結合する窒素原子と一緒になって
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(19)-NH-CO-CF3、
(20)-N(R1-5F)-CO-R1-5L、ここにR1-5Lは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φで、ここにR1-5Fは前記定義に同じ、
(21)-NH-CO-(CH2)n3-NR1-5MR1-5N、ここにn3は1〜3、R1-5M
およびR1-5Nは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C6アルキル、
(c)-φ、
(d)2-ピリジニル、
(e)3-ピリジニル、
(f)4-ピリジニルで、ここにR1-5MおよびR1-5Nは結合する窒素原子、
および要するれば他のヘテロ原子と一緒になって:
(g)1-ピロリジニル、
(h)1-ピペリジニル、
(i)所望により、その
(i)4-位がC1-C5アルキルで、
(ii)3-および/または5-位がC1-C3アルキルで、置換されていて
もよい1-ピペラジニルおよびそのN−オキシド、ならびに
(j)N-モルホリニルよりなる群から選択される環を形成する、
(22)-N(R1-5O)-CO-N(R1-5O)-(CH2)n3-N(R1-5M)(R1-5N)、ここ
に2のR1-5Oは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C3アルキルで、ここに、n3、R1-5MおよびR1-5Nは前記定義に
同じ)
(23)-N(R1-5O)-CO-N(R1-5O)-(CH2)n4-R1-5P(ここにn4は0〜3
で、R1-5Pは:
(a)2-ピリジニル、
(b)3-ピリジニル、
(c)4-ピリジニルで、ここにR1-5Oは前記定義に同じ、
(24)-N(R1-5O)-CO-N(R1-5M)(R1-5N)、ここにR1-5M、R1-5Nおよ
びR1-5Oは前記定義に同じ、
(25)-NH-CO-[4-(1-R1-5M)ピペリジニル]、ここにR1-5Mは前記定
義に同じ、
(26)-N(R1-5O)-CO-O-R1-5Q、ここにR1-5Qは:
(a)C1-C4アルキル、
(27)-NH-SO2-R1-5C、ここにR1-5Cは前記定義に同じ、
(28)-NH-SO2-[1-メチル-4-イミダゾリル]、
(29)-N(R1-5R)-SO2-R1-5S、ここにR1-5RはC1-C3アルキル、R1-5 S
はC1-C4アルキルで、R1-5RおよびR1-5Sは結合する窒素原子と一緒になって
5または6員の複素環を形成し、
(30)-N(R1-5O)-SO2-(CH2)n4-R1-5P、ここにn4、R1-5OおよびR1- 5P
は前記定義に同じ、
(31)-N(R1-5O)-SO2-(CH2)n3-N(R1-5M)(R1-5N)、ここにn3、R1- 5M
、R1-5NおよびR1-5Oは前記定義に同じ、
(32)-NH-SO2-CF3、
(33)-N(R1-5O)-SO2-N(R1-5M)(R1-5N)、ここにR1-5M、R1-5Nおよ
びR1-5Oは前記定義に同じ)、
(34)-OH、
(35)-O-R1-5T、ここにR1-5TはC1-C4アルキル、
(36)-O-CH2-φ、
(37)-O-CF3、
(38)-O-CH2-COOR1-5U、ここにR1-5Uは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、
(d)-CH2-φ、
(e)-O-(CH2CH2-O-)n5-R1-5V、ここにn5は1〜4で、R1-5Vは:
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、
(39)-O-CO-(CH2)n3-NR1-5MR1-5N、ここにn3、R1-5MおよびR1-5 N
は前記定義に同じ、
(40)-O-SO2-CH3、
(41)-O-SO2-CH2-CH3、
(42)-O-SO2-CH(CH3)2、
(43)-O-SO2-(CH2)n3-N(R1-5M)(R1-5N)、ここにn3、R1-5Mおよび
R1-5Nは前記定義に同じ、
(44)-O-SO2-(CH2)n4-R1-5P、ここにn4およびR1-5Pは前記定義に同
じ、
(45)-O-SO2-CF3、
(46)-NR1-5Iプロドロラッグ、ここにR1-5Iは前記定義に同じで、プロ
ドラッグは:
(a)-CO-CH2-CO-NH-CH2-SO2-O-カチオン+、
(b)-CO-(CH2)n10-R1-5W、ここにn10は1〜7で、R1-5Wは:
(i)-COO-カチオン+、
(ii)-NR1-5XR1-5Y、ここにR1-5XおよびR1-5Yは同一または異な
り:
(A)-H、
(B)C1-C3アルキル、
(iii)-N+R1-5XR1-5YR1-5Zハロゲン-、ここにR1-5Zは:
(A)-H、
(B)C1-C3アルキルで、ハロゲンは:
(C)-Cl、
(D)-Brで、R1-5XおよびR1-5Yは前記定義に同じ、
(c)-CO-CH(アミノ酸)-NH2、ここにアミノ酸は:
(i)-H、
(ii)-CH3、
(iii)-CH(CH3)2、
(iv)-CH2-CH(CH3)2、
(v)-CH2-OH、
(vi)-CH(OH)(CH3)、
(vii)-CH2-φ、
(viii)-CH2-[p-ヒドロキシフェニル]、
(ix)-CH2-[3-インドリル]、
(x)-CH2-S-S-CH2-CH(NH2)-COOH、
(xi)-CH2-SH、
(xii)-CH2CH2-S-CH3、
(xiii)-CH2-COOH、
(xiv)-CH2-CO-NH2、
(xv)-CH2-CH2-COOH、
(xvi)-CH2-CH2-CO-NH2、
(xvii)-CH2-[2-ヒスチジル]、
(xviii)-(CH2)3-NH-C(NH)-NH2、
(xix)-(CH2)4-NH2、
(xx)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-NH2、
(xxi)-(CH2)3-NH2、
(xxii)-(CH2)3-NH-CO-NH2、
(xxiii)-CH2CH2-OH、
(d)-CO-CH=CH-CO-O-カチオン+、
(e)-CO-N*-CH=CH-N=CH*、ここにアスタリスク(*)で印を付け
た原子は互いに結合して環を形成し、
(f)-CO-C*=C[(CH2)n11-NH2]-CH=CH-CH=CH*、ここにn11
は1または2で、アスタリスク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成
し、
(g)-CO-C*=CH-CH=C(-NR1-5x)-CH=CH*、ここにR1-5xは前
記定義に同じで、アスタリスク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成
し、
(h)-CO-(CH2)n10-CO-O-[C6H12O6糖]、ここにn10は前記定義に
同じ、
(i)-CO-O-CH(CH2-O-CO-R1-5AA)2、ここに2のR1-5AAは同一
または異なり:
(j)C1-C18アルキル、
(k)-CO-(CH2)6-CO-N(CH3)-CH2-CH2-SO3 -カチオン+、
(l)-CH2-O-CO-(CH2)n10-NR1-5xR1-5Y、ここにn10、R1-5Xお
よびR1-5Yは前記定義に同じ、
(m)-CO-NH-C6H4-R1-5BB、ここにR1-5BBは:
(i)-H、
(ii)C1-C3アルキル、
(iii)-NO2、
(n)-NR1-5XR1-5Y、ここにR1-5XおよびR1-5Yは前記定義に同じ、
R1-6は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)-CN、
(6)-CHO、
(7)-(CH2)n1-OH、ここにn1は1〜5、
(8)-(CH2)n1-N(R1-6A)(R1-6B)、ここにn1は前記定義に同じで、R1-6 A
およびR1-6Bは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、あるいは、R1-6AおよびR1-6Bは結合する窒素原
子と一緒になって、
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(9)-CO-O-R1-6C、ここにR1-6Cは:
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、
(10)-CO-N(R1-6D)(R1-6E)、ここにR1-6DおよびR1-6Eは同一または
異なり:
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、ここにR1-6AおよびR1-6Bは結合する窒素原子と一緒になって
(d)1-ピロリジニル、
(e)1-ピペリジニル、
(f)1-ピペラジニル、
(g)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(11)-(CH2)n3-N(R1-6M)(R1-6N)、ここにn3、R1-6M、R1-6Nおよび
R1-6Oは後記定義に同じ、
(12)-NO2、
(13)-NH2、
(14)-N3、
(15)-NH-CH2-φ、
(16)-NR1-6DR1-6E、ここにR1-6DおよびR1-6Eは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C5アルキル、あるいは、R1-6DおよびR1-6Eは結合する窒素原
子と一緒になって、
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(17)-NR1-6F(CH2)n2-N(R1-6G)(R1-6H)、ここにn6は2〜5、R1-6 F
は:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、ここにR1-6GおよびR1-6Hは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、ここにR1-6GおよびR1-6Hは結合する窒素原子と
一緒になって:
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(18)-N=C(R1-6I)-N(R1-6J)(R1-6K)、ここに
(a)R1-6Iは
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、ここにR1-6JおよびR1-6Kは同一または異な
り、
(i)C1-C6アルキル、
(ii)C3-C7シクロアルキル、
(iii)-φ、
(b)R1-6JおよびR1-6Kは結合する窒素原子と一緒になって、
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニル、
(iii)1-ピペラジニル、
(iv)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(c)R1-6IおよびR1-6Jは結合する窒素原子と一緒になって、
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(19)-NH-CO-CF3、
(20)-N(R1-6F)-CO-R1-6L、ここにR1-6Lは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、ここにR1-6Fは前記定義に同じ、
(21)-NH-CO-(CH2)n3-NR1-6MR1-6N、ここにn3は1〜3で、R1-6 M
およびR1-6Nは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C6アルキル、
(c)-φ、
(d)2-ピリジニル、
(e)3-ピリジニル、
(f)4-ピリジニルで、ここにR1-6MおよびR1-6Nは結合する窒素原子、
要すれば他のヘテロ原子と一緒になって、
(g)1-ピロリジニル、
(h)1-ピペリジニル、
(i)所望により、その
(i)4-位がC1-C5アルキルで
(ii)3-および/または5-位がC1-C3アルキルで置換されていても
よい1-ピペラジニルおよびそのN−オキシド、ならびに
(j)N-モルホリニルよりなる群から選択される環を形成し、
(22)-N(R1-6O)-CO-N(R1-6O)-(CH2)n3-N(R1-6M)(R1-6N)、ここ
に2のR1-6Oは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C3アルキル、ここにn3、R1-6MおよびR1-6Nは前記定義に同じ
、
(23)-N(R1-6O)-CO-N(R1-6O)-(CH2)n4-R1-6P、ここにn4は0〜3
で、R1-6Pは:
(a)2-ピリジニル、
(b)3-ピリジニル、
(c)4-ピリジニル、ここにR1-6Oは前記定義に同じ、
(24)-N(R1-6O)-CO-N(R1-6M)(R1-6N)、ここにR1-6M、R1-6Nおよ
びR1-6Oは前記定義に同じ、
(25)-NH-CO-[4-(1-R1-6M)ピペリジニル]、ここにR1-6Mは前記定
義に同じ、
(26)-N(R1-6O)-CO-O-R1-6Q、ここにR1-6Qは:
(a)C1-C4アルキル、
(27)-NH-SO2-R1-6C、ここにR1-6Cは前記定義に同じ、
(28)-NH-SO2-[1-メチル-4-イミダゾリル]、
(29)-N(R1-6R)-SO2-R1-6S、ここにR1-6RはC1-C3アルキルで、R1 -6S
はC1-C4アルキルで、R1-6RおよびR1-6Sは結合する窒素原子と一緒になっ
て、5または6員の複素環を形成し、
(30)-N(R1-6O)-SO2-(CH2)n4-R1-6P、ここにn4、R1-6OおよびR1- 6P
は前記定義に同じ、
(31)-N(R1-6O)-SO2-(CH2)n3-N(R1-6M)(R1-6N)、ここにn3、R1- 6M
、R1-6NおよびR1-6Oは前記定義に同じ、
(32)-NH-SO2-CF3、
(33)-N(R1-6O)-SO2-N(R1-6M)(R1-6N)、ここにR1-6M、R1-6Nおよ
びR1-6Oは前記定義に同じ、
(34)-OH、
(35)-O-R1-6T、ここにR1-6TはC1-C4アルキル、
(36)-O-CH2-φ、
(37)-O-CF3、
(38)-O-CH2-COOR1-6U、ここにR1-6Uは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、
(d)-CH2-φ、
(e)-O-(CH2CH2-O-)n5-R1-6V、ここにn5は1〜4で、R1-6Vは:
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、
(39)-O-CO-(CH2)n3-NR1-6MR1-6N、ここにn3、R1-6MおよびR1-6 N
は前記定義に同じ、
(40)-O-SO2-CH3、
(41)-O-SO2-CH2-CH3、
(42)-O-SO2-CH(CH3)2、
(43)-O-SO2-(CH2)n3-N(R1-6M)(R1-6N)、ここにn3、R1-6Mおよび
R1-6Nは前記定義に同じ、
(44)-O-SO2-(CH2)n4-R1-6P、ここにn4およびR1-6Pは前記定義に同
じ、
(45)-O-SO2-CF3、
(46)-NR1-6Iプロドラッグ、ここにR1-6Iは前記定義に同じで、プロド
ラッグは:
(a)-CO-CH2-CO-NH-CH2-SO2-O-カチオン+、
(b)-CO-(CH2)n10-R1-6W、ここにn10は1〜7、R1-6Wは:
(i)-COO-カチオン+、
(ii)-NR1-6XR1-6Y、ここにR1-6XおよびR1-6Yは同一または異な
り:
(A)-H、
(B)C1-C3アルキル、
(iii)-N+R1-6XR1-6YR1-6Zハロゲン-、ここにR1-6Zは:
(A)-H、
(B)C1-C3アルキルで、ここにハロゲン-は:
(C)-Cl、
(D)-Br、ここにR1-6XおよびR1-6Yは前記定義に同じ、
(c)-CO-CH(アミノ酸)-NH2、ここにアミノ酸は:
(i)-H、
(ii)-CH3、
(iii)-CH(CH3)2、
(iv)-CH2-CH(CH3)2、
(v)-CH2-OH、
(vi)-CH(OH)(CH3)、
(vii)-CH2-φ、
(viii)-CH2-[p-ヒドロキシフェニル]、
(ix)-CH2-[3-インドリル]、
(x)-CH2-S-S-CH2-CH(NH2)-COOH、
(xi)-CH2-SH、
(xii)-CH2CH2-S-CH3、
(xiii)-CH2-COOH、
(xiv)-CH2-CO-NH2、
(xv)-CH2-CH2-COOH、
(xvi)-CH2-CH2-CO-NH2、
(xvii)-CH2-[2-ヒスチジル]、
(xviii)-(CH2)3-NH-C(NH)-NH2、
(xix)-(CH2)4-NH2、
(xx)-CH2-CH2-CH(OH)-CH2-NH2、
(xxi)-(CH2)3-NH2、
(xxii)-(CH2)3-NH-CO-NH2、
(xxiii)-CH2CH2-OH、
(d)-CO-CH=CH-CO-O-カチオン+、
(e)-CO-N*-CH=CH-N=CH*、ここにアスタリスク(*)で印を付け
た原子は互いに結合して環を形成し、
(f)-CO-C*=C[(CH2)n11-NH2]-CH=CH-CH=CH*、ここにn11
は1または2で、アスタリスク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成
し、
(g)-CO-C*=CH-CH=C(-NR1-6X)-CH=CH*、ここにR1-6Xは前
記定義に同じで、アスタリスク(*)で印を付けた原子は互いに結合して環を形成
し、
(h)-CO-(CH2)n10-CO-O-[C6H12O6糖]、ここにn10は前記定義に
同じ、
(i)-CO-O-CH(CH2-O-CO-R1-6AA)2、ここに2のR1-6AAは同一
または異なり:
(j)C1-C18アルキル、
(k)-CO-(CH2)6-CO-N(CH3)-CH2-CH2-SO3 -カチオン+、
(l)-CH2-O-CO-(CH2)n10-NR1-6XR1-6Y、ここにn10、R1-6Xお
よびR1-6Yは前記定義に同じ、
(m)-CO-NH-C6H4-R1-6BB、ここにR1-6BBは:
(i)-H、
(ii)C1-C3アルキル、
(iii)-NO2、
(n)-NR1-6XR1-6Y、ここにR1-6XおよびR1-6Yは前記定義に同じであ
るが、但し、R1-5またはR1-6のうちの1のみが-NR1-5I-プロドラッグまたは
-NR1-6I-プロドラッグである;
(C)
ここにR1-7は:
(1)-N=、但し、R2は-CH2-ではなく、
(2)-CR1-7A、ここにR1-7Aは:
(a)-CO-O-R1-7B、ここにR1-7Bは:
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、
(b)-CO-N(R1-7C)(R1-7D)、ここにR1-7CおよびR1-7Dは同一または
異なり:
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、ここにR1-7CおよびR1-7Dは結合する窒素原
子と一緒になって:
(iii)1-ピロリジニル、
(iv)1-ピペリジニル、
(v)1-ピペラジニル、
(vi)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(c)-CO-COO-R1-7B、ここにR1-7Bは前記定義に同じ、
(d)C1-C3アルキル、
(e)-CO-φ、
(f)-CO-R1-7B、ここにR1-7Bは前記定義に同じ、
(g)-CO-CO-N(R1-7C)(R1-7D)、ここにR1-7CおよびR1-7Dは前記
定義に同じ、
(h)-(CH2)n6-OH、ここにn6は1〜2である;
R1-8は:
(1)-NR1-8A -、ここにR1-8Aは:
(a)-H、
(b)-SO2-φ、
(c)-SO2-CH3、
(d)-CO-R1-8B、ここにR1-8Bは:
(i)C1-C4アルキル、
(ii)-CF3、
(iii)-φ;
R1-9は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)C1-C6アルキル、
(6)-CHO、
(7)C1-C3アルコキシ、
(8)-CO-OR1-9A、ここにR1-9Aは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、
(d)-CH2-φ、
(9)-C≡N、
(10)-(CH2)n8-OH、ここにn8は1〜5、
(11)-(CH2)n8-N(R1-9B)(R1-9C)、ここにR1-9RおよびR1-9Cは同一
または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキルで、ここにR1-9BおよびR1-9Cは結合する窒素原子
と一緒になって:
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、ここにn 8
は前記定義に同じ、
(12)-NO2、
(13)-N3、
(14)-NR1-9DR1-9E、ここにR1-9DおよびR1-9Eは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C5アルキルで、ここにR1-9DおよびR1-9Eは結合する窒素原子
と一緒になって:
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニル、
(g)1-アジリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(15)-N(R1-9F)(CH2)n9-N(R1-9G)(R1-9H)で、ここにn9は2〜5で
、R1-9Fは:
(a)-H、
(b)C1-4アルキル、ここにR1-9GおよびR1-9Hは同一または異なり:
(c)-H、
(d)C1-4アルキル、ここにR1-9GおよびR1-9Hは結合する窒素原子と一
緒になって:
(e)1-ピロリジニル、
(f)1-ピペリジニル、
(g)1-ピペラジニル、
(h)N-モルホリニル、
(i)1-アジリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(16)-NH-SO2-R1-9I、ここにR1-9Iは:
(a)C1-C4アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、
(d)-CH2-φ、
(17)-N=C(R1-9J)-N(R1-9K)(R1-9L)、ここに
(a)R1-9Jは
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、ここに
R1-9KおよびR1-9Lは同一または異なり、
(iii)C1-C6アルキル、
(iv)C3-C7シクロアルキル、
(v)-φ、
(b)R1-9KおよびR1-9Lは結合する窒素原子と一緒になって:
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニル、
(iii)1-ピペラジニル、
(iv)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(c)R1-9JおよびR1-9Kは結合する窒素原子と一緒になって:
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(18)-NR1-9F-CO-R1-9M、ここにR1-6Mは:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、ここにR1-9Fは前記定義に同じ、
(19)-OH、
(20)-O-CH2-φ、
(21)-O-CF3、
(22)-O-CH2-COOR1-9A、ここにR1-9Aは前記定義に同じ、
(23)-O-CO-R1-9M、ここにR1-9Mは前記定義に同じ、
(24)-O-SO2-(C1-C4アルキル)、
(25)-O-CO-(CH2)n9-COOH、ここにn9は前記定義に同じ、
(26)-O-(CH2)n9-N(R1-9G)(R1-9H)、ここにn9、R1-9GおよびR1-9H
は前記定義に同じ、
(27)-O-プロドラッグ、ここにプロドラッグは
(a)-PO2-O-カチオン+であって、前記定義に同じ、
(28)C1-C3アルキルチオ、
ここにn7は1〜3であって、
(1)n7が2または3である場合、R1-9は同一または異なり、
(2)n7が2である場合、2のR1-9基は互いにオルト位にあり、それらは一
緒になって-O-CH2-O-を形成し得るが、但し、n7が2または3である場合、
1のみのR1-9基がプロドラッグとなり得る;
(D)
(E)
ここにn12は0〜2で、R1-8およびR1-9は前記定義に同じ、
R1-10は:
(1)-H、
(2)-F、
(3)-Cl、
(4)-Br、
(5)C1-C6アルキル、
(6)-C≡N、
(7)-CHO、
(8)-(CH2)n13-OH、ここにn13は1〜5、
(9)-(CH2)n13-N(R1-10A)(R1-10B)、ここにn13は前記定義に同じで、
R1-10AおよびR1-10Bは同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、ここにR1-10AおよびR1-10Bは結合する窒素原子
と一緒になって:
(c)1-ピロリジニル、
(d)1-ピペリジニル、
(e)1-ピペラジニル、
(f)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(10)-CO-O-R1-10C、ここにR1-10Cは
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、
(11)-CO-N(R1-10D)(R1-10E)、ここにR1-10DおよびR1-10Eは同一ま
たは異なり、
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、ここにR1-10DおよびR1-10Eは結合する窒素原子と一緒になっ
て:
(d)1-ピロリジニル、
(e)1-ピペリジニル、
(f)1-ピペラジニル、
(g)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(12)-NO2、
(13)-NH2、
(14)-N3、
(15)-NH-CH2-φ、
(16)-NH-SO2-R1-10F、ここにR1-10Fは
(a)C1-C6アルキル、
(b)C3-C7シクロアルキル、
(c)-φ、
(17)-NR1-10G(CH2)n14-N(R1-10A)(R1-10B)、ここにn14は2〜5で
、R1-10Gは、
(a)-H、
(b)C1-4アルキル、ここにR1-10AおよびR1-10Bは前記定義に同じ、
(18)-N(R1-10A)(R1-10B)、ここにR1-10AおよびR1-10Bは前記定義に
同じ、
(19)-N=C(R1-10H)-N(R1-10I)(R1-10J)、ここに
(a)R1-10Hは
(i)-H、
(ii)C1-C4アルキル、ここに
R1-10IおよびR1-10Jは
(i)C1-C6アルキル、
(ii)C3-C7シクロアルキル、
(iii)-φ、ここに
(b)R1-10IおよびR1-10Jは結合する窒素原子と一緒になって:
(i)1-ピロリジニル、
(ii)1-ピペリジニル、
(iii)1-ピペラジニル、
(iv)N-モルホリニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(c)R1-10HおよびR1-10Jは結合する窒素原子と一緒になって:
(v)1-ピロリジニル、
(vi)1-ピペリジニルよりなる群から選択される複素環を形成し、
(20)-N(R1-10G)-CO-R1-10K、ここにR1-10Kは
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、ここにR1-10Gは前記定義に同じ、
(21)-N(R1-10G)-プロドラッグ、ここにR1-10Gおよびプロドラッグは前
記定義に同じ、
(22)-O-CH2-φ、
(23)-O-CF3、
(24)-O-CH2-COOR1-10L、ここにR1-10Lは、
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(c)-φ、
(d)-CH2-φ、
(25)-O-SO2-(C1-C4アルキル)である;
(F)
ここにR1-11は、
(1)-H、
R1-13は、
(1)-CH=、
(2)-CR1-13A、ここにR1-13Aは:
(a)C1-C3アルキル、
(b)-(CH2)n15-OH、ここにn15は1または2である;
(G)
ここにR1-11およびR1-13は前記定義に同じである;
(H)
ここにR1-11およびR1-13は前記定義に同じである;
(I)
ここにR1-11およびR1-13は前記定義に同じである;
(J)
ここにR1-8、R1-9およびn12は前記定義に同じである;
(II)R2は:
(A)-CO-、
(B)-CH2-である;
(III)R3は:
(A)
ここにn1は1または2であり、
(B)
ここにn1は前記定義に同じであり、
(C)
ここにR3-1は:
(1)C1-C6アルキル、
(2)C3-C7シクロアルキルであり;
(D)
ここにR3-1は前記定義に同じであり;
(E)
(F)-R3-2-(CH2)n3-R3-3-(CH2)n4-R3-4-、ここにR3-2は:
(1)-O-、
(2)-N(C1-C4アルキル)-、
(3)-C(R3-2A)(R3-2B)-、ここにR3-2AおよびR3-2Bは同一または異なり
:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
ここにn3は1〜5、
ここにR3-3は:
(1)-O-、
(2)-S-、
(3)なし(結合)、
(4)-C≡C-、
(5)-C(R3-3A)(R3-3B)-、ここにR3-3AおよびR3-3Bは同一または異なり
:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
(6)シスおよびトランス-C(R3-3C)=(R3-3D)C-、ここにR3-4およびR3- 5
は同一または異なり:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
ここにR3-4は:
(1)-O-、
(3)-N(C1-C4アルキル)-、
(4)-C(R3-4A)(R3-4B)-、ここにR3-4AおよびR3-4Bは同一または異なり
:
(a)-H、
(b)C1-C4アルキル、
但し、
(1)R3-2が-O-または-N(C1-C4アルキル)-であれば、R3-3がなし(結
合)、-C≡C-、-C(R3-3A)(R3-3B)-または-C(R3-3C)=(R3-3D)C-である場
合のみ、n3は1であり、
(2)R3-4が-O-、-N(C1-C4アルキル)-であれば、R3-3がなし(結合)
、
-C≡C-、-C(R3-3A)(R3-3B)-または-C(R3-3C)=(R3-3D)C-である場合の
み、n4は1であり、
ここにn4は1〜5である;
(IV)R4は:
(A)-N=、
(B)-CH=、
(C)-CF=、
(D)-C(CF3)=、
(E)-C(CN)=、
(F)-CCl=である;
(V)R5は:
(A)-N=、
(B)-CH=、
(C)-CF=、
(D)-CCl=、
(E)-C(CF3)=、
(F)-C(CN)=である;
(VI)R6は:
(A)-N=、
(B)-CH=、
(C)-CF=、
(D)-CCl=、
(E)-C(CF3)=、
(F)-C(CN)=である;
(VII)R7は:
(A)-N=、
(B)-CH=である;
(VIII)R8は:
(A)C1-C6アルキル、
(B)C3-C5シクロアルキル、
(C)-CH2-O-R8-1、ここにR8-1はC1-C3アルキル、
(D)-(CH2)n2-Si(CH3)3、ここにn2は0〜2、
(E)-CH2-CH2-CF3、
(F)-CH2-CH2-O-CH3、
(G)-CH2-S-R8-1、ここにR8-1は前記定義に同じ、
(H)-CH2-CH2-CO-O-R8-2、ここにR8-2はC1-C2アルキル、
(I)-CH2-CH2-C≡N;
(J)-CH=CR8-2R8-3、ここにR8-2およびR8-3は同一または異なり:
(1)-H、
(2)C1-C2アルキル、
但し、少なくとも1であって2を超えないR4、R5、R6およびR7は-N=である
]で示される抗-AIDS化合物およびその医薬上許容される塩を開示する。
また、実施例56-61、65-68、72-75、79-83、85、89、9
3、97、98、102、106、110、111、116、118、120、
125、127-130、134、135、137、139-142、144-1
50、155、156、160、163、164、166-168、172、1
73、180-182、186、188-190、193、194、198、20
3、207-211、218、220、222-234および236の化合物も開
示する。
また、実施例238-245、249-251、256、259、266、26
7および271の化合物も開示する。
発明の詳細な説明
抗-AIDSアミン(I)には、抗-AIDSピペラジン(II)、抗-AIDSアミ
ノピペリジン(III)および抗-AIDSピペリジン(IV)が含まれる(チャートAを
参照されたし)。
抗-AIDSピリジン(V)は、PCT特許出願PCT/US90/07390号に基づく国際
公開番号WO91/09849号およびPCT特許出願PCT/US92/05067号に基づく国際公開
番号WO93/01181号の一般開示内の化合物である。抗-AIDSアミン(I)および
抗-AIDSピリジン(V)の両方は、当業者によく知られている方法によって調
製する。本明細書の発明は、化合物自体であって、その製法ではない。
チャートAは、特許請求する抗-AIDSピペラジン(II)、抗-AIDSアミノ
ピペリジン(III)および抗-AIDSピペリジン(IV)を開示する。抗-AIDSピ
リジン(V)は新規の種で、そのうちの幾つかは、以前に、PCT特許出願PCT/US
90/07390号に基づく国際公開番号WO91/09849およびPCT特許出願PCT/US92/050
67号に基づく国際公開番号WO93/01181号に一般的に開示された。
抗-AIDSアミン(I)は、当業者に公知の方法によって製造する。本発明は
化合物自体であり、その製法化学ではない。新規な抗-AIDSアミン(I)は、
当業者に公知である化合物か、公知化合物から公知方法によって調製し得る化合
物のいずれかで出発する当業者に公知の方法によって製造する。すべての製法化
学は当業者によく知られており、そのすべては、製法化学が反応順序および特定
の出発物質であることに関して新規であるため、「当業者によく知られている」
なる語は各工程に適用でき、それは各工程に適用でき、各場合に反復しないこと
をここに述べる。特許請求する化合物を製造し得る膨大な種々の製法が存在する
。しばしば、好ましい製法は、存在する特定の基または置換基に依存するであろ
う。
抗-AIDSアミン(I)は式(II)、(III)および(IV)の化合物によって規定され
る。これらの化合物は、4部:(1)R1、アリール/ヘテロアリール基、(2)R2
、結合基、(3)R3、環状アミン、および(4)アルキル置換芳香族/複素環を有
するとして考えられる。
「R1」によって規定される種々の(置換された)アリール/ヘテロアリール基
は、当業者に公知であるか、または公知化合物から当業者に公知の方法によって
調製し得る。アリール/ヘテロアリール基R1は2-ピロリル(R1-I)または2-
インドリル(R1-II)となることが好ましい。R1基が2-ピロリル(R1-I)である
場合、R1-1は-H、R1-2は-HでR1-3は-Hであることが好ましい。R1基が2-
インドリル(R1-II)である場合、それは5-位で置換されていることが好ましい
。置換基はアミノまたは置換アミノ基である5-置換-2-インドールを調製する
ためには、保護された2-位に酸を有する5-ニトロインドール-2-カルボニル化
合物で出発することが好ましい。ニトロ基を公知の方法によってアミノ基に還元
し、5-位および非保護2-位に所望の修飾を行い、要すれば、カルボン酸官能基
に変換する。R1-5およびR1-6はメタンスルホンアミド(CH3-SO2-NH-)と
なるのが好ましいが、各分子の1のみである。R1基が置換-2-ピロイル(R1-I
)である場合、R1-1、R1-2およびR1-3はすべて-Hであることが好ましい。R1
基が5-置換-2-インドリル(R1-V)である場合、R1-6メタンスルホンアミドま
たは-NH-CO-ピペラジニル-N-メチルであることが好ましい。R1基が置換-
7-インドリル(R1-X)である場合、R1-9は-Hで、R1-8は=NHであることが
好ましい。
リンカーR2は、-CO-または-CH2-のいずれかである。-CO-基は、R1お
よびR3基のカップリングの間に形成する。-CH2-は、公知の方法、例えば、水
素化アルミニウムリチウムによる-CO-の還元によって生成する。R2基は-CO
-となることが好ましい。
5の異なるタイプのR3アミノ基が存在する:ピペラジニル(I)、ピペリジニ
ル(II)、アミノピペリジニル(III)、アミノメチルピペリジニル(V)および二環
式ジアミノ(V)。二窒素置換ピペラジニル基は、当業者によく知られている(例
えば、PCT特許出願PCT/US90/07390号に基づく国際公開番号WO91/09849号およ
びPCT特許出願PCT/US92/05067号に基づく国際公開番号WO93/01181号を参照さ
れたし)。
しばしば、1プロセスの部分として「保護-R3-[アルキル置換芳香族/複素環
]」を形成させるのが有用である。
チャートAは特許請求する抗-AIDSアミン(I)を開示しており、これは、
抗-AIDSピペラジン(II)、抗-AIDSアミノピペリジン(III)および抗-AI
DSピペリジン(IV)よりなる。
チャートBは、抗-AIDSアミノピペリジン(III)を製造するための製法で用
いる保護-置換アミノピペリジン(VII)の2の別の製法を開示している。適当な保
護基(X1)には、例えば、ベンジル、ベンジルオキシカルボニルおよびt-ブトキ
シカルボニルが含まれるが、好ましくはベンジルである。1の方法により、保護
アミノピペリジン(VI)は、対応する保護アミノピペリジンアミド(VII)に変換さ
れた、このRはアルキルまたはシクロアルキル基で、好ましくはメチルである。
ついで、保護アミノピペイジンアミド(VII)を水素化アルミニウムリチウムのご
とき公知の方法によって、対応する保護-置換アミノピペリジン(VIII)に還元す
る。別法として、ピペイジノン(IX)をアルキルアミン(X)と反応させて、所望の
保護-置換アミノピペリジン(VIII)を生成する。該保護-置換アミノピペリジン(V
III)を製法でそのまま用いて、所望の抗-AIDSアミノピペリジン(III)を生成
する。
チャートCは、5-窒素-置換インドールであるR1基の製法を開示している。
出発物質5-ニトロインドール(XI)は公知で、パラジウム触媒での接触水素化
のごとき公知の方法によって、対応する5-アミノインドール(XII)に還元する
。ついで、5-アミノインドールを適当な試薬と反応させて、5-(置換)アミノイ
ンドールエステル(XIII)を生成し、ついでこれを対応する5-(置換)アミノイン
ドール酸(XIV)に変換する。ついで、5-(置換)アミノインドール酸(XIV)を、
CDIまたはEDC存在下で適当なR3-アリール/ヘテロアリール基と反応させ
て、所望の抗-AIDSアミン(I)を生成することができる。該製法は、置換ア
ミノ基がC5位よりもインドールのC6位に存在する場合には、実質的に同じであ
る。
チャートDは、R3基に性質に関して非常に一般的な製法を開示するが、特定
の保護基、BOCを例示している。BOCとは、ジメチルエトキシカルボニルま
たはtert-ブトキシカルボニル-CO-O-C(CH3)3である。他の適当なブロッキ
ング基には、ベンジルおよびベンジルオキシカルボニルが含まれる。この製法は
、BOC-保護-R3(XV)とアルデヒド-置換アリール/ヘテロアリール(XVI)
を結合してBOC-保護-R3-アリール/ヘテロアリールアルデヒド(XVII)を生
成する(実施例2を参照されたし)。ついで、Wittig反応によってアルデヒド官
能
をオレフィンに変換してBOC-保護-R3-アリール/ヘテロアリールオレフィン
(XVIII)を得る(実施例3および6を参照されたし)。ついで、酸のごとき公知の
方法によって保護基を除去し、ついで公知の方法によってR3-アリール/ヘテロ
アリール基をアシル化してR1-R2-R3-アリール/ヘテロアリールオレフィン(
XIX)を得る(実施例4およひ7を参照されたし)。ついで、該オレフィンを炭素
パラジウム存在下の水素化のごとき公知の方法によって還元して、所望の抗-A
IDSアミン(I)を得る(実施例5および8を参照されたし)。また、1回、保護
-R3-アリール/ヘテロアリールオレフィン(XVIII)を生成する別法を開示する
。別法において、該オレフィンを最初に還元し、ついで脱保護し、最後にアシル
化して所望の抗-AIDSアミン(I)を得る。
チャートEは、チャートDのごとくアルデヒド-置換アリール/ヘテロアリー
ル(XVI)でカップリングした(実施例12および13を参照されたし)保護アミノ
ピペリジン(XX)で出発し、保護アミノピペリジン-アリール/ヘテロアリール
アルデヒド(XXI)を得る抗-AIDSアミノピペリジン(III)の製法を開示して
いる。例示されている特定の保護基はベンジル(φ-CH2-)である。他の適当な
保護基には、BOCおよびベンジルオキシカルボニルが含まれる。ついで、アル
デヒド官能をWittig反応(実施例14、16、17、19および32を参照され
たし)によってオレフィンに転換し、対応する保護アミノピペリジン-アリール/
ヘテロアリールオレフィン(XXII)を生成する。ついで、保護アミノピペリジン
-アリール/ヘテロアリールオレフィン(XXII)の保護基を除去し、アリル化し
て所望の抗-AIDSアミノピペリジン(III)を形成する(R1基がインドールであ
る実施例15、20、23、30、31および33、ならびにR1基がピロール
である実施例21、22、24および25を参照されたし)。
チャートFは、抗-AIDSアミノピペリジン(III)を生成するが、保護基がベ
ンジルというよりBOCであるチャートEの製法と同様の製法を開示している。
主な違いは、水素化によるオレフィンの還元の間に保護基がベンジルである場合
に、オレフィンの還元の間にベンジル基が除去されることである。保護基がBO
Cである場合、BOC基を除去するためにさらなる工程を要する。チャートFを
例示する実施例は26-29である。
チャートGは、R8基が酸素原子を含む(-CH2-O-R8-1)抗-AIDSアミン(
I)の製法を開示する。保護-R3(XXVII)をエステル-置換アリール/ヘテロア
リール(XXVIII)でカップリングして、保護-R3-アリール/ヘテロアリールエ
ステル(XXIX)を生成する(実施例34および38を参照されたし)。ついで、保
護-R3-アリール/ヘテロアリールエステル(XXIX)を、水素化アルミニウムリ
チウムのごとき剤を用いた還元によって、対応する保護-R3-アリール/ヘテロ
アリールアルコール(XXX)に変換する(実施例35および39を参照されたし)
。ついで、保護-R3-アリール/ヘテロアリールアルコール(XXX)を対応する
保護-R3-アリール/ヘテロアリールエーテル(XXXI)に変換する(実施例36
および40を参照されたし)。最後に、X1基をR1基で置換し、該製法において
、R2基が形成してR8基が-CH2-O-R8-1である抗-AIDSアミン(I)を生成
する(実施例37および41を参照されたし)。
チャートHは、R8がC1-C6アルキルである抗-AIDSアミン(I)の製法を
開示している。該製法は、保護-R3(XXVII)とニトリル-置換アリール/ヘテロ
アリール(XXXII)とのカップリングで開始し、保護-R3-置換アリール/ヘテ
ロアリールニトリル(XXXIII)を生成する(実施例42、46および50を参照
されたし)。ついで、保護-R3-置換アリール/ヘテロアリールニトリル(XXXI
II)を対応する保護-R3-置換アリール/ヘテロアリールケトン(XXXIV)に変換
し(実施例43、47および51を参照されたし)、つづいてケトンを対応するア
ルキル基に還元して保護-R3-置換アリール/ヘテロアリールアルキル(XXXV
)を形成する(実施例44、48および52を参照されたし)。ついで、保護-R3-
置換アリール/ヘテロアリールアルキル(XXXV)を脱保護し、アシル化して所
望の抗-AIDSアミン(I)を形成する(実施例45、49および53を参照され
たし)。
R1はピロール(R1-I)またはインドール(R1-II)であることが好ましい。ピ
ロール(R1-I)に関しては、R1-1、R1-2およびR1-3は-Hであることが好まし
い。インドール(R1-II)に関しては、R1-4およびR1-5は-Hで、R1-6は-H、-
NH-SO2-CH3、-O-R1-5Aおよび-Fであることが好ましい。R2は-CO-で
あることが好ましい。R3はピペラジニル基(I)
およびアミノピペリジニル基(III)
であることが好ましい。ピペラジニル(R3-I)基の中では、n1は1であることが
好ましい。アミノピペリジニル(R3-III)基の中では、R3-1はC1-C3アルキル
であることが好ましい。
異性体を包含する本発明の化合物を生成する製法中の唯一の場所は、オレフィ
ンでである(XVIII、XIX、XXIIおよびXXV)。それは幾何学異性体(Eおよ
びZ)として存在する。還元の際に、EおよびZ異性体の両方は、同一の飽和化
合物を生成する。したがって、異性体は、本発明の化合物を製造する製法に何ら
真の効果を及ぼさない。
抗-AIDSアミン(I)はアミンで、それ自体が、十分な強さの酸と反応させ
た場合には特定の塩基置換基(群)の強度に依存して酸付加塩を形成し得る。より
強い酸への要望のために、医薬上許容される塩には、一般的に有機酸よりも無機
酸の塩が含まれる。対応する遊離アミンよりも医薬上許容される塩が好ましい。
なぜならば、それは、より水溶性が高くかつより結晶性である化合物を生成する
からである。すべての抗-AIDSアミン(I)について、好ましい医薬上許容さ
れる塩には以下の酸の塩が含まれる:メタンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、硫
酸、リン酸および硝酸、より好ましくはメタンスルホン酸である。CH3-ピペラ
ジニル-SO3-NH-CO-NH-のごときより塩基性のアミン置換基が存在する場
合には、以下の医薬上許容される塩も有用である:安息香酸、クエン酸、酒石酸
、フマル酸、マレイン酸、CH3-(CH2)n-COOH(ここにnは1〜4)、HOO
C-(CH2)n-COOH(ここにnは前記定義に同じ)。
本発明の遊離アミン抗-AIDSアミン(I)は、塩を形成することに加えて、
該遊離アミンの水和物/溶媒和物および医薬上許容される塩も形成する。これら
の水和物および溶媒和物は、非水和または溶媒和形に相当するとみなす。なぜな
らば、それらが同一の塩基または塩形と結合し、運搬し、したがって同一の薬理
学的効果を有するからである。
抗-AIDSアミン(I)は、AIDSのごとき疾病、およびHIV陽性である
が現在まだAIDSに罹っていない個人の治療に有用である。
治療すべき個人には、(1)血清中の測定用ウイルス抗体または抗原のいずれか
の存在により決定される1または2以上のヒトレトロウイルス株に感染し、(2)
(a)感染性ヒストプラスマ症、(b)イソプソリアシス、(c)ニューモシスティス
性肺炎を包含する気管支および肺のカンジダ症、(d)非-ホジキンリンパ腫また
は(e)カポジ肉腫のごときいずれかの症候性AIDSを定義する感染症に罹り、
60歳未満の;あるいは、末梢血液中に500/m3未満の絶対CD4リンパ球
計数しか有さない個人が含まれるであろう。
抗-AIDSアミン(I)は経口投与し得る。適当な投与形には、錠剤、カプセ
ル剤、懸濁剤、溶液およびエリクシールが含まれる。有効量は約0.1〜約50
0mg/kg/日である。70kgヒト用の典型的な単位用量は、約10mg〜
約2000mg、好ましくは約100mg〜約1000mgを1日に1〜6回摂
取するであろう。
正確な投与量および投与頻度は、用いる特定の抗-AIDSアミン(I)、治療
する特定の症状、治療する状態の程度、特定の患者の年齢、体重、一般的身体状
態、当業者によく知られている考慮し得る個々の他の医療処置に依存し、患者の
血中の抗-AIDSピペラジン(II)、抗-AIDSアミノピペリジン(III)および
/または抗-AIDSピペリジン(IV)の血中レベルまたは血中濃度を測定し/ま
たは処理した特定の条件に対する患者の応答性を測定することによってより正確
に
決定し得る。
本発明の抗-AIDSアミン(I)は、AZT、ddC、ddI、d4Tのごと
き他の抗-ウイルス剤、ならびに1991年7月11日に公開された国際公開番号WO91/0
9849号および1993年1月21日に公開された国際公開番号WO93/01181号に開示され
ているもののごとき非-ヌクレオシド抗-AIDS剤およびプロテアーゼインヒビ
ターと結合して用いることができる。
定義および約束
以下の定義および約束は、明細書および請求の範囲を包含する本書類全体を通
して用いる用語に関する。
I.式の約束および変数の定義
明細書および請求の範囲中の種々の化合物または分子フラグメントを示す化学
式には、表現して規定する構造特徴に加えて変数置換基を含み得る。これらの変
数置換基は、文字または文字に続く数字、例えば、「Z1」または「Ri」(ここ
に「i」は整数)によって同定される。これらの変数置換基は、一価または二価
であって、すなわち、それらは、1または2の化学結合によって式に結合する基
を示す。例えば、基Z1は、式CH3-C(=Z1)Hに結合する場合には二価変数を
示すであろう。基RiおよびRjは、式CH3-CH2-C(Ri)(Rj)-Hに結合する
場合には、一価変数置換基を示すであろう。化学式を前記のごとき線状で示す場
合、変数置換基は括弧の中に含まれ、その括弧中に囲まれた変数置換基の左の直
前の原子に結合する。2または3以上の連続する変数置換基が括弧中に囲まれて
いる場合、連続する各変数置換基は、括弧中に囲まれていない左の直前の原子に
結合する。かくして、前記の式においては、RiおよびRjの両方が前の炭素原子
に結合している。
線状で記載する化学式またはその一部は直鎖で原子を示す。「-」なる記号は
、一般的に鎖中の2の原子間の結合を示す。かくして、CH3-O-CH2-CH(Rj
)-CH3は、2-置換-1-メトキシプロパン化合物を示す。同様に、「=」なる記
号は、二重結合、例えば、CH2=C(Ri)-O-CH3を示し、「≡」なる記号は三
重
結合、例えば、HC≡C-CH(Rj)-CH2-CH3を示す。カルボニル基は、2の
方法:-CO-または-C(=O)-の内のいずれか1で示すが、前者が単純性から好
ましい。
環状(環)化合物または分子フラグメントの化学式は、線状で示し得る。かくし
て、化合物4-クロロ-2-メチルピリジンは、アスタリスク(*)で印を付けた原
子が互いに結合して環を形成するという約束でN*=C(CH3)-CH=CCl-CH
=C*Hにより線状で示し得る。同様にして、環状分子フラグメント、4-(エチル
)-1-ピペラジニルは、-N*-(CH2)2-N(C2H5)-CH2-C*H2によって示し得
る。
本明細書中のいずれの化合物の強固な環状(環)構造は、該強固な環状化合物の
各炭素原子に結合した置換基の環の面に対する向きを画定する。環系の一部であ
る炭素原子に結合した2の置換基-C(X1)(X2)-を有する飽和化合物については
、該2の置換基は環に対してアキシャルまたはエクアトリアルのいずれかの位で
存在し得、アキシャル/エクアトリアルの間で変化し得る。しかしながら、2の
置換基の環に対する、および互いの位置は固定されたままである。ある時点でい
ずれかの置換基は環の面の上側または下側よりも面中に存在する(エクアトリア
ル)が、1の置換基は常に他方の上側に存在する。かかる化合物を図示する化学
構造式においては、もう1の置換基(X2)の「下側」に存在する置換基(X1)は、
アルファ(α)立体配置に存在するとして同定され、炭素原子に結合する破線、ダ
ッシュまたは点線、すなわち、記号「---」または「...」によって同定される。
対応する置換基が「上側」(X2)に結合すると、他方(X1)は、ベータ(β)立体配
置に存在すると同定され、炭素原子に結合する実線によって示される。
変数置換基が二価である場合、原子価は該変数の定義と一緒または離して、あ
るいはその両方とし得る。例えば、-C(=Ri)として炭素原子に結合する変数Ri
は二価となり得、オキソもしくはケト(したがってカルボニル基(-CO-)を形成
する)として、または2の離れて結合する一価変数置換基α-Ri-jおよびβRi-k
として規定される。二価変数である場合、Riは2の一価変数置換基よりなると
規定され、約束を用いて「α-Ri-j:β-Rj-k」の形態またはその変形で二価変
数は規定される。かかる場合においては、α-Ri-jおよびβ-Ri-kの両方が炭素
原子に結合して、-C(α-Ri-j)(β-Ri-k)-が得られる。例えば、二価変数R6
の場合、-C(=R6-)は2の一価変数置換基よりなると規定され、2の一価変数置
換基はα-R6-1:β-R6-2、・・・・α-R6-9:β-R6-10他で、-C(α-R6-1)
(β-R6-2)-、・・・-C(α-R6-9)(β-R6-10)-他となる。同様にして、二価変
数R11、-C(=R11)-については、2の一価変数置換基はα-R11-1:β-R11-2
である。離れたαおよびβ方向が存在しない(例えば、環中に炭素-炭素二重結合
が存在することにより)環置換基、および環の一部ではない炭素原子に結合する
置換基についても前記の約束を用いるが、αおよびβ記号は略く。
二価変数を2の離れた一価変数置換基として規定し得るように、2の離れた一
価変数置換基は一緒になって二価変数を形成すると規定し得る。例えば、式-C1
(Ri)H-C2(Rj)H-(C1およびC2は、各々、第一および第二炭素原子を任意に
規定する)において、RiおよびRjは、一緒になって(1)C1およびC2の間の第
二の結合、または(2)オキサ(-O-)のごとき二価基を形成すると規定し得、それ
によって式はエポキシドを記載する。RiおよびRjが一緒になって基-X-Y-の
ごときより複雑な基を形成する場合、基の方向は、前式中のC1がXに結合し、
C2がYに結合するようにある。したがって、約束によると、「...RiおよびRj
は一緒になって-CH2-CH2-O-CO-を形成する..」なる明示は、カルボニル
あC2に結合したラクトンを意味する。しかしながら、「...RiおよびRjが一緒
になって-CO-O-CH2-CH2となる...」と示す場合、約束は、カルボニルが
C1に結合したラクトンを意味する。
変数置換基の炭素原子含量は、2のうちの1の方法で示す。第一の方法は、「
C1-C4」(ここに「1」および「4」の両方は変数中の炭素原子の最大および最
小数を示す整数である)のごとき変数の全体名称に対する接辞句を用いる。該接
辞句は空欄によって変数から離されている。例えば、「C1-C4アルキル」とは
、1〜4炭素原子のアルキル(特に指摘する表現がない限りその異性体を含む)を
示めす。この単一接辞句が記載されている場合、該接辞句は規定する変数の全体
炭素原子含量を示している。したがって、C2-C4アルコキシカルボニルとは、
基
CH3-(CH2)n-O-CO-を示し、ここにnは0、1または2である。第2の方法
によると、規定の各部分のみの炭素原子含量が、括弧中に「Ci-Cj」記号を囲
み、それを規定する規定部分の直前(介在空欄なしで)に置くことによって別々に
示される。この任意の約束により、(C1-C3)アルコキシカルボニルはC2-C4ア
ルコキシカルボニルと同一の意味を有する。なぜならば、「C1-C3」とはアル
コキシ基の炭素含量のみをいうためである。同様にして、C2-C6アルコキシア
ルキルおよび(C1-C3)アルコキシ(C1-C3)アルキルの両方は、2〜6の炭素原
子を含むアルコキシアルキル基を規定し、前者の規定がアルコキシまたはアルキ
ル部のいずれかが単独で4または5の炭素原子を含むことを許容するのに対して
、後者の規定はこれらの基のいずれかが3までの炭素原子であることを制限する
ため、2の規定は異なる。
請求の範囲がかなり複雑な複合(環状)置換基を含む場合、句の最後に、その特
定の置換基の名称/記号が(括弧)内に示され、それは特定の化学構造式も記載す
る1のチャート中の名称/記号に対応するであろう。
II.定義
すべての温度は℃である。
TLCとは薄層クロマトグラフィーをいう。
THFとはテトラヒドロフランをいう。
DMFとはジメチルホルムアミドをいう。
セーラインとは飽和塩化ナトリウム水溶液をいう。
クロマトグラフィー(カラムおよびフラッシュクロマトグラフィー)とは(支持
体;溶出液)として表現される化合物の精製/分離をいう。適当なフラクション
をプールし濃縮して所望の化合物(群)を得ることは理解される。
IRとは赤外分光分析をいう。
CMRとはC-13核磁気共鳴分光分析をいい、化学シフトはTMSからの下
流ppm(δ)で報告する。
NMRとは核(プロトン)磁気共鳴分光分析をいい、化学シフトはテトラメチル
シランからのppm(δ)下流で報告する。
-φとはフェニル(C6H5)をいう。
MSとはm/eまたは質量/荷電単位として表現される質量分析をいう。
[M+H]+とは親+水素原子の陽イオンをいう。EIとは電子衝撃をいう。CI
とは化学イオン化をいう。FABとは高速原子衝撃をいう。
HRMSとは高分解能MSをいう。
エーテルとはジエチルエーテルをいう。
医薬上許容されるとは、薬理学的/毒素学的見地より患者に許容でき、かつ、
組成物、処方、安定性、患者許容性およびバイオアベイラビリティーに関する物
理学的/化学的見地から製薬化学者に許容し得る特性および/または物質をいう
。
医薬上許容される陰イオン塩には、特定の抗-AIDSアミン(I)に応じて、
メシラート、塩化物、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、CH3-(CH2)n 1
-COO-1(ここにn1は0〜4)、-1OOC-(CH2)n1-COO-1(ここにnは前記
定義に同じ)、-1OOC-CH=CH-COO-1、φ-COO-1が含まれる。
溶媒対を用いる場合、用いる溶媒の比は容積/容積(v/v)である。
パールマン触媒とは炭素水酸化パラジウムをいう。
フニッヒ塩基とはジイソプロピルエチルアミンをいう。
BOCとは1,1-ジメチルエトキシカルボニルまたはtert-ブトキシカルボニ
ル-CO-O-C(CH3)3をいう。
CDIとは1,1'-カルボニルジイミダゾールをいう。
EDCとは1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩
をいう。
抗-AIDSアミン(I)とは抗-AIDSピペラジン(II)、抗-AIDSアミノ
ピペリジン(III)および抗-AIDSピペリジン(IV)をいい、それらが含まれる。
実施例
さらに説明しなくとも、当業者であれば、前記説明を用いて本発明をその最大
限で実施し得ると考えられる。以下の詳細な例は本発明の化合物をいかにして製
造し、および/またはいかにして本発明の種々の製法を行うかを記載するもので
、単なる説明目的で、いかなる場合においても前記開示を限定するものではない
。当業者であれば、反応物および反応条件の両方ならびに技術としての方法から
適当な変形を簡単に認識するであろう。
調製例1 5-ニトロインドール-2-カルボン酸エチルから5-アミノインドール
-2-カルボン酸エチルへの変換
30ガロンのオートクレーブを5-ニトロインドリル-2-カルボン酸エチル(1
4.6kg、62.3モル)、THF(61.5kg)および5%炭素パラジウム(1.
8kg)で満たした。その混合物を60psi水素、20-25°にて15時間水素
化し、その時点で、TLC(酢酸エチル/ヘプタン、(50/50))によって測定
して反応は完了していた。触媒を濾過によって除去し、THF(30kg)で濯い
だ。溶液中の得られた生成物、標題化合物を次工程で直接用いた。
調製例2 5-アミノインドール-2-カルボン酸エチルから5-メタンスルホンア
ミドインドール-2-カルボン酸エチルへの変換
THF中の5-アミノインドール-2-カルボン酸エチル(調製例1、12.7k
g、62.3モル)の溶液を水(30l)で希釈し、ついで温度を30°未満に維持
しつつ45分間にわたって塩化メタンスルホニル(5.84kg、75.45モル)
を添加して処理した。同時に、水(120l)中の重炭酸ナトリウム(11.0kg
、131モル)水溶液を添加して、pHを4.5と5.0との間に維持した。添加
の最後に、GC分析は完全な反応を示し(2%未満の出発物質);残りの重炭酸ナ
トリウム溶液を添加してpHを7.2に調整した。有機相を分離し、水性相をセ
ー
ラインで希釈し、THFで抽出した。合わせた有機相をGCおよびHPLCによ
って分析し、ついで次工程で直接用いた。
調製例3 5-メタンスルホンアミドインドール-2-カルボン酸エチルから5-メ
タンスルホンアミドインドール-2-カルボン酸エチルへの変換
5-メタンスルホンアミドインドール-2-カルボン酸エチル(調製例2、15.
85kg、62.3モル)、水酸化ナトリウム(50%、15.0kg、186.9
モル)および水の混合物を30°にて12時間撹拌し、その時点でHPLC分析
は完全な反応を示す(2%未満の出発物質)。THFを40°の真空蒸留によって
除去し、得られた溶液を酢酸エチルおよび水で希釈し、塩酸(12M、3.1kg
)で水性相のpHを7.3に調整した。相を分離し、塩酸(12M、18.44kg
)で水性相のpHを1.3に調整した。沈殿固形物をフィルター上に採取し、水で
洗浄し、20°窒素で16時間乾燥して標題化合物を得た。
調製例4 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例204、パートA)の代わりに1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-
ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンを用いる以外は重要でない変形を施し
、実施例204、パートBの常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.84,7.31,7.26,6.96,6.85,3.97,3.50,3.18,3.07,2.89,2.02
,1.75および0.89δ
実施例1 2-ブロモ-3-ホルミルピリジン(XVI)
リチウム ジイソプロピルアミド(THF中の1.0M、12.6ミリモル)を、
窒素下-78°にて、THF(10ml)中の2-ブロモピリジン(2.0g、12.
6ミリモル)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物を-78°にて2時間撹拌し
、つづいて、-78°にてTHF(5ml)中のジメチルホルムアミド(12.6ミ
リモル)を添加した。その混合物を放置して20-25°に温め、塩化アンモニウ
ムの飽和水溶液(100ml)に注入し、酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。
その有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を除去した。得
られた残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチ
ル(4/1))を介して精製して標題化合物を得た。
融点74-76°;
NMR(CDCl3)7.45,8.19,8.59,10.35δ;
MS(EI,m/e)185(M+)
実施例2 1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(3-ホルミル-2-ピリジニル)ピ
ペラジン(XVII)
THF中の2-ブロモ-3-ホルミルピリジン(XVI、実施例1、2.0g、10.
80ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(1.39、10.80ミリモル
)の撹拌溶液に、1-(tert-ブトキシカルボニル)-ピペラジン(Aldrich社製、2.
01g、10.80ミリモル)を添加した。その混合物を密閉チューブ中で100
°で16時間加熱し、20-25°に冷却し、水(100ml)中に注入した。そ
の水性層を酢酸エチル(100ml)で抽出し、有機層を分離し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、溶媒を蒸発乾固した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(
シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル(4/1))を介して精製して標題化合物を得
た。
融点88-89°;
NMR(CDCl3)1.48,3.42,3.60,6.96,8.01,8.39および10.30δ;
MS(EI,m/e)291(M+)
実施例3 1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[3-(1'-プロペニル)-2-ピリジ
ニル]ピペラジン(XVIII)
20-25°にて、THF(150ml)中の臭化(エチル)トリフェニルホスホ
ニウム(3.05g、8.23ミリモル)の撹拌懸濁液に、窒素下にて、n-ブチル
リチウム(ヘキサン中の1.6M、5.14ml、8.23ミリモル)を添加した。
混合物が均一になるまでさらなるn-ブチルリチウムを添加した(約6ml)。得
られた混合物を15分間撹拌し、つづいてTHF(15ml)中の1-(tert-ブト
キシカルボニル)-4-(3-ホルミル-2-ピリジニル)ピペラジン(実施例2、2.0
g、6.86ミリモル)を窒素圧を介して添加した。得られた混合物を2時間撹拌
し、水(100ml)でクエンチし、酢酸エチル(100ml)で抽出した。その有
機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を蒸発乾固した。その残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル(4/1))によっ
て精製して、標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)1.48,1.89,3.19,3.53,5.86,6.216.32,6.5,6.89,7.54および8
.16
MS(EI,m/e)303(M+)
実施例4 1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[3-(1'-プロペニル-2-ピリジ
ニル)]ピペラジン(XIX)
1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[3-(1'-プロペニル)-2-ピリジニル]ピ
ペラジン(実施例3、1.40g、4.6ミリモル)を塩酸(1.4N)/酢酸(25m
l)中に溶解し、20-25°で撹拌した。1時間後に、その混合物をエーテルで
トリチュレートし、濾過によって固形物を採取した。その固形物を酢酸エチル/
飽和重炭酸ナトリウム水溶液(各50ml)の間に分配させ、相を振盪し有機物を
分離し、その有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下にて溶媒を除去して残
渣を得た。この物質を減圧下にて1時間残存溶媒を乾燥し、ついで塩化メチレン
(10ml)およびTHF(5ml)に採取した。インドリル-2-カルボン酸(0.1
7g、1.05ミリモル)およびEDC(0.20g、1.05ミリモル)を添加し、
その混合物を16時間撹拌した。その混合物を水(100ml)中に注入し、塩化
メチレン(2×50ml)で抽出した。その有機相を合わせ、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、減圧下にて溶媒を除去した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラ
フィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル(2/1))によって精製して標題化合
物を得た。
NMR(CDCl3)1.92,3.36,4.12,5.89,6.27,6.50,6.82,6.93,7.13,7.25,7.43
,7.53,7.63,8.18および9.69δ;
MS(EI,m/e)346(M+)
実施例5 1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[3-(プロピル)-2-ピリジニル]
ピペラジン(I)
メタノール(25ml)中の1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[3-(1'-プロ
ペニル)-2-ピリジニル]ピペラジン(実施例4、0.12g、0.34ミリモル)の
溶液に、炭素パラジウム(10%、0.025g)を添加し、得られた物質を40
psiにて3時間水素化した。その混合物を珪藻土を通して濾過し、溶媒を蒸発
乾固した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキ
サン/酢酸エチル(4/1))を介して精製して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)1.01,1.71,2.64,3.24,4.09,6.84,7.00,7.14,7.29,7.43,7.52
,7.65,8.19および9.19δ;
MS(EI,m/e)348(M+)
実施例6 1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[3-(2'-メチル-1'−プロペニ
ル)-2-ピリジニル]-ピペラジン(XVIII)
窒素下、20-25°にて乾燥THF(15ml)中のヨウ化(イソプロピル)ト
リフェニルホスホニウム(1.11g、2.57ミリモル)の撹拌懸濁液に、n-ブ
チルリチウム(ヘキサン中の1M、1.6ml、2.57ミリモル)を添加した。得
られた混合物を20-25°にて30分間撹拌し、つづいてシリンジを介してT
HF(8ml)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-(3-ホルミル-2-ピリジニ
ル)ピペラジン(実施例2、0.75g)を滴下した。その混合物を3時間撹拌し、
塩化アンモニウム(10ml)でクエンチし、水(100ml)に注入した。その水
性層を酢酸エチル(3×75ml)で抽出し、有機相を分離し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、減圧下にて溶媒を除去した。その残渣を、フラッシュカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル(4/1))を介して精製して標題
化合物を得た。
NMR(CDCl3)1.48,1.82,1.92,3.19,5.07,6.86,7.40,8.13δ;
MS(EI,m/e)317(M+)
実施例7 1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[3-(2'-メチル-1'-プロペニ
ル)-2-ピリジニル]ピペラジン(XIX)
酢酸(3ml)中の1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-[3-(2'-メチル-1'-プ
ロペニル)-2-ピリジニル]ピペラジン(実施例6、0.5g、1.57ミリモル)の
撹拌溶液に、酢酸(8ml)中の塩酸(1.4N)を添加した。1.5時間後に、その
溶媒を蒸発乾固させ、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50ml)間に分配し、酢酸
エチル(3×75ml)で抽出した。その有機相を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を蒸発乾固させて遊離塩基を得た。この物質をTHF/塩化メチレン(
1/1、20ml)中に溶解し、0°に冷却した。この物質にEDC(0.62g
、3.2ミリモル)つづいてインドリル-2-カルボン酸(0.52g、3.2ミリモ
ル)を添加した。その混合物を放置にて徐々に20-25°に温め、16時間撹拌
した。溶媒を減圧下にて除去し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液および酢酸エチル
(各100ml)の間に分配した。その相を振盪し、有機相を分離し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、溶媒を蒸発乾固した。酢酸エチル/ヘキサンから再結晶化して
標題化合物を得た。
融点173-175°;
NMR(CDCl3)1.85,1.96,3.37,4.05,6.13,6.82,6.90,7.13,7.28,7.43,8.16
および9.55δ;
MS(EI,m/e)360(M+)
実施例8 1-(インドリル-カルボニル)-4-[3-(2'-メチルプロピル)-2-ピリ
ジニル]ピペラジン(I)
メタノール(15ml)中の1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[3-(2'-メチ
ル-1'-プロペニル)-2-ピリジニル]ピペラジン(実施例7、0.21g、0.58
ミリモル)の溶液に、炭素パラジウム(10%、0.05g)を添加し、その混合物
を40psiにて2時間水素化した。その溶媒を珪藻土を通して濾過し、濃縮乾
固した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサ
ン/酢酸エチル(4/1))を介して精製して標題化合物を得た。
融点174-175°;
NMR(CDCl3)0.92,2.03,2.54,3.20,4.08,6.84,6.97,7.14,7.29,7.45,7.65
,8.20および9.25δ;
MS(EI,m/e)362(M+)
実施例9 1-ベンジル-4-N-メチルアミノピペリジン(XX)
1-ベンジル-4-アミノピペイジン(14.36g、75.46ミリモル)をギ酸
エチル(75ml)に溶解し、窒素下にて一晩還流した。その反応物を減圧下にて
濃縮し、その濃縮物をクロマトグラフィー(シリカゲル、8×20cmカラム;
酢酸エチル/メタノール(9/1))に付した。処方化した誘導体をTHF(150
ml)中に採取し、水素化アルミニウムリチウム(1M、75ml)を窒素下、0
°にて滴下した。その反応物を20-25°に温め、2日間還流した。その反応
物を0°に冷却し、水(4.5ml)、水素化ナトリウム(15%、4.5ml)およ
び水(13.5ml)でクエンチした。その沈殿を濾別し、濾液を減圧下にて濃縮
した。その濃縮物をクロロホルムと水酸化ナトリウム(1N)との間に分配した。
その有機相をセーラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を除去して
濃縮物を得、これをさらに精製することなく用いた。
NMR(300MHz,CDCl3)1.31-1.43,1.75-1.85,1.90-1.97,2.37,2.37-2
.45,2.70-2.80,3.40,3.70および7.12-7.21δ
実施例10 1-ベンジル-4-N-アセチルアミノピペリジン(XX)
1-ベンジル4-アミノピペリジン(20g、0.105モル)をベンゼン中に溶
解し、ベンゼン中の無水酢酸(16.1g、0.158モル)溶液を滴下した。その
反応物を減圧下にて2時間還流し、溶媒を減圧下にて除去して固形物を得、これ
をエーテルから結晶化させて標題化合物を得た。
融点140-141°
実施例11 1-ベンジル-4-N-エチルアミノピペリジン(XX)
1-ベンジル-4-N-アセチルアミノピペリジン(実施例10、21g、90.4
ミリモル)を乾燥THF(250ml)に溶解し、0°に冷却した。窒素下にて水
素化アルミニウムリチウム(1M、45ml)を滴下し、その反応物を2時間還流
した。その反応物を0°に冷却し、水(2.7ml)、水酸化ナトリウム(15%、
2.7ml)および水(8.1ml)でクエンチした。その沈殿物を濾別し、濾液を
減圧下にて濃縮した。得られた濃縮物をクロロホルムと水との間に分配した。そ
の有機層をセーラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)した。減圧下にて溶媒を
除去して残渣を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム/メ
タノール(9/1、1%トリエチルアミン))に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)1.10,1.30-1.44,1.59,1.82-1.87,1.96-2.03,2
.40-2.60,2.65,2.82-2.86,3.48および7.22-7.30δ
実施例12 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(XXI)
2-ブロモ-3-ホルミルピリジン(実施例1、0.98g、5.3ミリモル)、1-
ベンジル-4-N-エチルアミノピペリジン(実施例11、1.15g、5.3ミリモ
ル)およびジイソプロピルエチルアミン(0.92ml、5.3ミリモル)を密閉チ
ューブ中で100°にて2時間加熱した。その反応物を冷却し、水とクロロホル
ムとの間に分配した。その有機層をセーラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)
した。溶媒を減圧下にて除去し、その残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、
2×40cmカラム;酢酸エチル/ヘキサン(1/3から1/1))に付して標題
化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)0.90,1.55-1.64,1.68-1.83,2.69-2.75,3.15-3
.25,3.29,3.33,6.68,7.03-7.16,7.81および8.20δ
実施例13 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(XXI)
2-ブロモ-3-ホルミルピリジン(XVI、実施例1、5.0g、26.9ミリモル
)、1-ベンジル-4-N-メチルアミノピペリジン(XX、実施例9、5.49g、
26.9ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(4.7ml、26.9ミリ
モル)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例12の常法に従って標題
化合物を得た。
NMR(300MHz、CDCl3)1.80-1.86,1.94-2.07,2.09-2.18,2.99,3.00
-3.05,3.57,3.99-4.09,6.81,7.27-7.40,7.99および8.34δ
実施例14 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-プロペニル)-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(XXII)
窒素下20-25°にて、乾燥THF(150ml)中の臭化(エチル)トリフェ
ニルホスホニウム(1.75g、4.72ミリモル)の撹拌懸濁液にn-ブチルリチ
ウム(ヘキサン中の1.5M、2.95ml、4.72ミリモル)を添加した。得ら
れた混合物を10分間撹拌し、つづいて窒素下にて、THF(10ml)中の1-
ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ホルミル-2-ピリジニル)アミノ]ピペラジン(
XXI、実施例13、1.40g、4.72ミリモル)を添加した。その混合物を
2
0-25°にて1時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)でクエン
チした。水(100ml)を添加し、水溶液を酢酸エチル(3×75ml)で抽出し
た。その有機相を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を蒸発乾固した。そ
の残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エ
チル(6/1→1/1))を介して精製して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)1.64,1.81-1.93,2.80,2.91,3.46,5.77,6.13,6.26,6.40,6.78
,7.20-7.56および8.11δ;
MS(EI,m/e)321(M+)
実施例15 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-プロピル-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(III)
メタノール(100ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-プロペ
ニル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXII、実施例14、0.35g、1.
0ミリモル)の溶液に、パールマン触媒(10%)を添加し、その混合物を40p
siにて16時間水素化した。その混合物を濾過し、溶媒を減圧下にて除去して
粗製アミン中間体を得た。その残渣を塩化メチレン/THF/DMF(10ml
/5ml/2ml)に採取し、その混合物を0°に冷却した。5-(メタンスルホ
ンアミド)インドリル-2-カルボン酸(XIV、0.128g、0.50ミリモル)、
つづいてEDC(0.096g、0.50ミリモル)を添加した。その今後部鬱を放
置して20-25°に温め、16時間反応した。ついで、その混合物を水(100
ml)に注入し、酢酸エチル(100ml)で抽出した。その有機相を分離し、硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下にて除去した。その残渣をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/酢酸エチル(1/1))を介して精
製して標題化合物を得た。
元素分析C24H31N5O3Sとして
HRMS 計算値=469.2147
実測値=469.2138
実施例16 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXII)
n-ブチルリチウム(1.6M、8.1ml、12.93ミリモル)を乾燥THF中
のヨウ化イソプロピルトリフェニルホスホニウム(5.6g、12.93ミリモル)
の懸濁液に添加した。乾燥THF中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(ホル
ミル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXI、実施例13、2.0g、6.5
ミリモル)の溶液を添加する前に、窒素下20-25°にてイリドを45分間生成
させた。水でクエンチする前に、その反応物をさらに30分間撹拌し、クロロホ
ルムで抽出した。その抽出物をセーラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)した
。溶媒を除去して残渣を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、4×35
cmカラム;酢酸エチル/ヘキサン(1/3→1/1))に付して標題化合物を得
た。
NMR(300MHz,CDCl3)1.55-1.65,1.74,1.79-1.85,1.85,2.75,2.87-2
.90,3.40-3.48,3.42,5.97,6.69,7.16-7.28および8.04δ
実施例17 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXII)
n-ブチルリチウム(1.6M、4.3ml、6.8ミリモル)、ヨウ化イソプロピ
ルトリフェニルホスホニウム(2.9g、6.8ミリモル)および1-ベンジル-4-[
N-エチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXI、実施
例12、1.1g、3.4ミリモル)で出発する以外は重要でない変形を施し、実
施例16の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)1.08,1.71-1.80,1.90,1.90-2.00,2.01,2.98-
3.03,3.30-3.45,3.43,3.57,6.18,6.89,7.32-7.45,7.46および8.24δ
実施例18
実施例19 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-(1-プロペニル)-2-ピリジニ
ル)アミノ)ピペリジン(XXII)
n-ブチル リチウム(1.6M、1.16ml、1.86ミリモル)、臭化エチル
トイフェニルホスホニウム(0.69g、1.86ミリモル)および1-ベンジル-4
-[N-エチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXI、実
施例12、0.40g、1.24ミリモル)で出発する以外は重要でない変形を施
し、実施例14の常法に従って標題化合物を得た。
実施例20 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-(2-メチルプロピル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-2-ピリジニ
ル)アミノ)ピペリジン(XXII、実施例17、0.67g、1.92ミリモル)をメ
タノール中、パールマン触媒(0.1g)を用いて40psiにて24時間水素化
した。その反応物を濾過し、減圧下にて濃縮した。分離フラスコ中で、CDI(
0.33g、2.06ミリモル)および5-(メタンスルホンアミド)インドール-2-
カルボン酸(0.53g、2.06ミリモル)を、乾燥THF中20-25°にて1
時間撹拌した。ついで、その溶液を0°に冷却し、乾燥THF中の前記濃縮物(
0.27g、1.03ミリモル)の混合物をを添加し、その反応物を20-25°に
て一晩撹拌した。その反応物を水酸化ナトリウム(0.5N)とクロロホルムとの
間に分配した。その有機相をセーラインで洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)した。
溶媒を減圧下にて除去し、その残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、2×4
0cmカラム;酢酸エチル/ヘキサン(1/1から1/0))に付した。
元素分析C26H35N5O3Sとして
HRMS 計算値=497.2460
実測値=497.2472
実施例21 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-(N-エチル-N-(3-(2-メチル
プロピル)-2-ピリジニル)アミノ)ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(XXII、実施例17、0.67g、1.92ミリモル)、パ
ールマン触媒(0.1g)、CDI(0.31g、1.92ミリモル)およびピロール-
2-カルボン酸(0.213g、1.92ミリモル)で出発する以外は重要でない変
形を施し、実施例20の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C21H30N4Oとして
HRMS 計算値=354.2419
実測値=354.2413
実施例22 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(プロピル)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(XXII、実施例19、0.40g、1.20ミリモル)、パールマン触
媒(0.1g)、CDI(0.39g、2.4ミリモル)およびピロール-2-カルボン
酸(0.27g、2.4ミリモル)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例
20の常法に従って標題化合物を得た。
融点115-116°
実施例23 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-プロピル-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(XXII、実施例19、0.60g、1.8ミリモル)、パールマン触媒
(0.1g)、CDI(0.33g、2.04ミリモル)および5-(メタンスルホンア
ミド)インドリル-2-カルボン酸(0.52g、2.04ミリモル)で出発する以外
は重要でない変形を施し、実施例20の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C25H33N5O3として
HRMS 計算値=483.2304
実測値=483.2303
実施例24 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(プロピル)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-(1-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ)
ピペリジン(XXII、実施例14、0.46g、ミリモル)、パールマン触媒(0.
1g)、CDI(0.46g、2.85ミリモル)およびピロール-2-カルボン酸(0
.32g、2.85ミリモル)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例2
0の常法に従って標題化合物を得た。
融点88-90°
実施例25 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチル
プロピル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(XXII、実施例16、0.27g、0.80ミリモル)、パ
ールマン触媒(0.1g)、CDI(0.26g、1.6ミリモル)およびピロール-2
-カルボン酸(0.18g、1.6ミリモル)で出発する以外は重要でない変形を施
し、実施例20の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C20H28N4Oとして
計算値=340.2263
実測値=340.2277
実施例26 1-tert-ブトキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-(ホルミル)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXIV)
2-ブロモ-3-ホルミルピリジン(XVI、実施例1、2.67g、14.4ミリモ
ル)、1-tert-ブトキシカルボニル-4-メチルアミノピペリジン(XXIII、2.8
g、13.1ミリモル)およびジイソプロピルエチルアミン(2.3ml)で出発す
る以外は重要でない変形を施し、実施例12の常法に従って標題化合物を得た。
融点90-91°
実施例27 1-tert-ブトキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチル-
1-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXV)
n-ブチルリチウム(1.6M、3.9ml、6.26ミリモル)、ヨウ化イソプロ
ピルトリフェニルホスホニウム(2.71g、6.26ミリモル)および1-tert-ブ
トキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(XXIV、実施例26)(1.0g、3.13ミリモル)で出発する以外は重
要でない変形を施し、実施例16の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz、CDCl3)1.30,1.50-1.59,1.64,1.75,2.42-2.50,2.61
,3.40-3.50,3.95-4.06,5.88,6.62,7.18および7.95δ
実施例28 1-tert-ブトキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチルプ
ロピル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXVI)
触媒として炭素パラジウム(10%、0.1g)を用い、1-tert-ブトキシカル
ボニル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチル-1-プロペニル)-2-ピリジニル)アミ
ノ]-ピペリジン(XXV、実施例27、1.07g、3.1ミリモル)を20psi下
で一晩水素化した。その反応物を濾過し、溶媒を蒸発させ、その濃縮物をさらに
精製することなく用いた。
NMR(300MHz、CDCl3)0.66,1.25,1.34-1.42,1.50-1.56,1.72-1.81,
2.28,.46,2.50-2.56,3.50-3.13,3.88,6.70,7.21および7.98
実施例29 1-[(5-メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-(2-メチルプロピル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
1-tert-ブトキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-(2-メチルプロピル)-2
-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXVI、実施例28、1.08g、3.1ミリモ
ル)を塩酸(4N)/ジオキサン中で15分間脱保護した。溶媒を減圧下にて除去
し、その残渣を塩化メチレン中に採取し、溶媒を除去した。その濃縮物を減圧下
にて1時間乾燥した。分離フラスコ中で、5-(メタンスルホンアミド)インドリ
ル-2-カルボン酸(XIV、1.6g、6.2ミリモル)およびCDI(1.0g、6.
2ミリモル)の溶液を乾燥THF中で1時間撹拌した。これを0°に冷却し、乾
燥THF中の前記濃縮物およびトリエチルアミン(0.45ml、3.2ミリモル)
の溶液を添加した。その反応物を20-25°にて一晩撹拌し、クロロホルムと
水酸化ナトリウム(1N)との間に分配した。その有機相を分離し、セーラインで
洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)した。溶媒を除去して残渣を得、これをクロマト
グラフィー(シリカゲル、3×40cmカラム;酢酸エチル)に付して標題化合物
を得た。
融点100-201°
実施例30 1-[5-(メトキシ)インドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-
(3-プロピル-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
5-メトキシインドリル-2-カルボン酸(XIV、0.28g)およびCDI(0.2
4g)をTHF(3ml)に溶解し、20-25°にて1時間撹拌した。ついで、そ
の残渣を0°に冷却し、THF中に溶解した1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3
-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの水素化からの4-[N-エチル-
N-(3-(1-プロピル))-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例19および2
0ご参照、0.3g)を添加した。その反応物を20-25°に徐々に温め、2時
間撹拌した。ついで、それを酢酸エチルで希釈し、水酸化ナトリウム(1N)およ
びセーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッ
シュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(1/1))に
よって精製して標題化合物を得た。
融点156-158°
実施例31 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-プロピル)
-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I)
4-[N-エチル-N-(3-(1-プロピル))-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(X
、1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-プロペニル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リ
ジンXXIIの水素化からのもの、実施例19および20を参照されたし、0.3
g)、インドリル-2-カルボン酸(0.24g)、CDI(0.24g)で出発する以
外は重要でない変形を施し、実施例30の常法に従って標題化合物を得た。
融点158-160°
実施例32 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(2'-トリメチルシリルビニリ
ル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(XXII)
1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-(ホルミル)-2-ピリジニル)アミノ)ピペ
リジン(XXI、実施例12、2.3g)、ヨウ化トリメチルシリルメチルトリフ
ェニルホスホニウム(6.77g)およびn-ブチルリチウム(8.89ml、ヘキサ
ン中の1.6M)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例16の常法に従
って標題化合物を得た。
NMR(300MHz、CDCl3)8.04,7.55,7.20-7.07,6.83,6.70,6.20,3.47
,2.98,2.72,1.82-1.61,1.60-1.45,0.83および0.00δ
実施例33 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-(2'-トリメチルシリルエチル)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(I)
1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-(2'-トリメチルシリルビニル)-2-ピリ
ジニル)アミノ)ピペリジン(XXII、実施例32、0.15g)、パールマン触媒(
0.1g)、CDI(0.076g)および5-(メタンスルホンアミド)インドリル-
2-カルボン酸(XIV、0.12g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施
例20の常法に従って標題化合物を得た。
融点163-165°
実施例34 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリ
ジル)アミノ)ピペリジン(XXIX)
1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジン(XX、実施例9、8.00g)および
2-クロロ-ニコチン酸メチル(XXVIII、3.36g)の混合物を密閉チューブ中
に入れ、115-120°にて2時間維持した。その残渣を塩化メチレン(125
ml)で希釈し、水(2×50ml)およびセーライン(25ml)で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。ついで、得られた濃縮物をクロマト
グラフィー(シリカゲル、酢酸エチル/ヘキサン(25/75→50/50))に付
して標題化合物を得た。
融点109-110°
実施例35 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-ヒドロキシメチル-2-ピリジ
ル)アミノ)ピペリジン(XXX)
窒素下、0°にて、乾燥テトラヒドロフラン(22ml)1-ベンジル-4-(N-
メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXIX、
実施例34、750mg)を含有する焦炎フラスコに、水素化アルミニウムリチ
ウム(84mg)を2回に分けて添加した。その混合物を0°にて1.5時間撹拌
し、水酸化ナトリウム水溶液(5%、5ml)で注意深くクエンチし、水(10m
l)で希釈し、珪藻土のパッドを通して濾過した。ついで、その濾液を塩化メチ
レン(2×30ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(10ml)で洗浄し
、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)8.28,7.53,7.31,7.24,6.99,4.90,4.71,3.48,
3.16,2.91,2.74,1.99および1.74δ
実施例36 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシメチル)-2-ピリジル
)アミノ)ピペリジン(XXXI)
窒素下、乾燥ジメチルスルフォキシド(2ml)中の粉末水酸化カリウム(35
6mg)の混合物に、乾燥ジメチルスルフォキシド(1.2ml)中の1-ベンジル-
4-(N-メチル-N-(3-ヒドロキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XX
X、実施例35、494mg)の溶液、つづいてヨウ化メチル(118μl)を添
加した。得られた混合物を20-25°にて30分間撹拌し、ついで水(15ml
)
で希釈し、塩化メチレン(2×20ml)で抽出した。合わせた有機相を水(2×
10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下にて濃縮して濃縮物を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エ
チル/ヘキサン(20/80→40/60)のグラジエント)に付して標題化合物
を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)8.22,7.67,7.31,7.25,6.89,4.40,3.50,3.41,
3.28,2.94,2.77,2.01,1.86および1.70δ
実施例37 1-(5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル)-4-(
N-メチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(I)
窒素下、メタノール(9.2ml)中に1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メト
キシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXXI、実施例36、150m
g)、ギ酸アンモニウム(87mg)および炭素パラジウム(10%、150mg)
の混合物を脱気し、1時間還流した。珪藻土を通す濾過によって触媒を除去し、
その濾液を減圧下にて濃縮して脱ベンジル化中間体を得た。窒素下焦炎フラスコ
に、5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸(XIV、116mg)
、1,1-カルボニルジイミダゾール(74mg)および乾燥テトラヒドロフラン(
2.5ml)を添加し、その混合物を20-25°にて1時間撹拌した。ついで、
乾燥テトラヒドロフラン(2.5ml)中の中間体(102mg)の溶液を添加し、
得られた混合物を20-25°にて20時間撹拌し、減圧下にて濃縮して溶媒を
除去した。その残渣を塩化メチレン(20ml)で希釈し、水(10ml)、飽和重
炭酸ナトリウム水溶液(10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮し、シリカゲル(70-230メシュ)メッシ
ュ10gのパッドを通して流し、メタノール/塩化メチレン(5/95)で溶出し
た。TLC(メタノール/クロロホルム、5/95)によりRf=0.17のフラク
ションをプールし、溶媒を除去して粗製生成物を得、これをラジアルクロマトグ
ラフィー(4000μシリカゲルプレート;メタノール/塩化メチレン(5/95
)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)9.40,8.27,7.72,7.60,7.41,7.16,6.97,6.77,
6.57,4.71,4.45,3.80,3.45,3.15,2.97,2.78,1.97および1.81δ
実施例38 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリ
ジル)アミノ)ピペリジン(XXIV)
1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジンの代わりに1-ベンジル4-エチルア
ミノピペリジン(XX、実施例11)を用い、反応混合物を115-120°んて
24時間維持する以外は重要でない変形を施し、実施例34の常法に従って標題
化合物を得た。
元素分析
計算値C,71.36;H,7.70;N,11.89
実測値C,71.36;H,7.55;N,11.68
実施例39 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-ヒドロキシメチル-2-ピリジ
ル)アミノ)ピペリジン(XXX)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリジル)アミノ
)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-メトキシカルボニル
-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXIX、実施例38)を用いる以外は重要でな
い変形を施し、実施例35の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、300MHz)8.34,7.48,7.27,7.03,5.75,4.75,3.47,3.26,
3.05,2.89,1.95,1.75および0.93δ
実施例40 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)
アミノ)ピペリジン(XXXI)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-ヒドロキシメチル-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-ヒドロキシメチル-2
-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXX、実施例39)を用いる以外は重要でない
変形を施し、実施例36の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)8.28,7.73,7.31,7.27,6.97,4.46,3.48,3.41,
3.24,3.05,2.90,1.95,1.73および0.90δ
実施例41 1-(5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル)-4-(
N-エチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピ
ペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピ
リジル)アミノ)ピペリジン(XXXI、実施例40)を用いる以外は重要でない変
形を施し、実施例37の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析 計算値C,59.36;H,6.43;N,14.42
実測値C,59.06;H,6.45;N,14.14
実施例42 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジン(XXXIII)
2-クロロ-3-ニコチン酸メチル(XXVIII)の代わりに2-クロロニコチノニト
リル(XXXII)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例34の常法に従っ
て標題化合物を得た。
融点58-60°
実施例43 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミノ
)ピペリジン(XXXIV)
窒素下、-78°の無水エーテル(5.2ml)中のメチルリチウム(臭化リチウ
ムとの錯体としてのエーテル中の1.5M、5.2ml)の混合物を含有する焦炎
フラスコ中に、無水エーテル(5.3ml)中の1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(
3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXXIII、実施例42、1.2g)
の溶液を5分間にわたって添加した。得られた混合物を約2.5時間放置して0
°に温め、硫酸(2N、3.9ml)でクエンチし、20-25°にて2時間撹拌し
た。ついで、二相混合物を水酸化ナトリウム水溶液(5%)でpH10-11に調
整し、
エーテル(10ml)および水(10ml)で希釈し、相を分離した。その水性相を
さらなるエーテル(30ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(10ml)
で洗浄し、硫酸マグネシウム無水和物で乾燥し、減圧下にて濃縮し、クロマトグ
ラフィー(シリカゲル、70-230メッシュ、50g;酢酸エチル/ヘキサン(
50/50))に付して標題化合物を得た。
融点93-94°
実施例44 1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ)
ピリジン(XXXV)
トリエチレングリコール(16ml)中の1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-
アセチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(XXXIV、実施例43、260mg)
、ヒドラジン一水和物(0.78ml)および粉末水酸化カリウム(0.90g)の混
合物を120°にて2時間撹拌した。コンデンサーを除去し、その混合物を約1
85-190°まで加熱し、コンデンサーを再設置し、その混合物を190°に
て3時間撹拌した。20-25°まで冷却した後、その混合物を水(50ml)に
添加し、塩化メチレン(2×50ml)で抽出し、有機相を水(20ml)およびセ
ーライン(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮し、ク
ロマトグラフィー(シリカゲル、70-230メッシュ、25g;酢酸エチル/ヘ
キサン(25/75→50/50)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物を
得た。
NMR(CDCl3,400MHz)8.16,7.46,7.31,7.26,6.88,3.50,3.15,2.92,2
.73,2.63,2.00,1.82,1.73および1.23δ
実施例45 1-(5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル)-4-(
N-メチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(I)
1-ベンジル4-(N-メチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピペ
イジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミ
ノ)ピペリジン(XXXV、実施例44)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例37の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,300MHz)10.38,8.20,7.72,7.59,7.51,7.39,7.15,6.95
,6.72,4.67,3.57,3.17,2.94,2.71,2.67,1.95,1.75および1.24δ
実施例46 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジン(XXXIII)
1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジンに代えて1-ベンジル-4-エチルアミ
ノピペリジン(XX、実施例11)を用い、2-クロロ-3-ニコチン酸メチルに代
えて2-クロロニコチノニトリルを用い、かつ、反応物を115-120°にて2
4時間維持する以外は重要でない変形を施し、実施例34の常法に従って標題化
合物を得た。
元素分析 計算値C,74.95;H,7.55;N,17.48
実測値C,75.15;H,7.42;N,17.38
実施例47 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミノ
)ピペリジン(XXXIV)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン
の代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)ピ
ペリジン(XXXIII、実施例46)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例43の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,400MHz)8.30,7.66,7.30,7.26,6.81,3.48,3.40,2.90,2
.56,1.98,1.84,1.75および1.04δ
実施例48 1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジン(XXXV)
1-ベンジル4-(N-メチル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン
の代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジン(XXXIV、実施例47)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例44の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,300MHz)8.20,7.47,7.31,7.26,6.91,3.47,3.22,3.01,
2.89,2.65,1.94,1.74,1.20および0.88δ
実施例49 1-(5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル)-4-(
N-エチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピ
ペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-エチル-N-(3-エチル-2-ピリジル)ア
ミノ)ピペリジン(XXXV、実施例48)を用いる以外は重要でない変形を施し
、実施例37の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,400MHz)9.65,8.27,7.59,7.55,7.40,7.16,7.00,6.85,
6.73,4.65,3.47,3.22,3.15,2.97,2.71,1.96,1.72,1.24および0.92δ
実施例50 1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ
)ピペリジン(XXXII)
1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジン(XX、実施例9)の代わりに1-ベン
ジル-4-プロピルアミノピペイジン(実施例112)を用い、2-クロロ-3-ニコ
チン酸メチルの代わりに2-クロロニコチノニトリルを用い、かつ反応物を11
5-112°にて16時間維持する以外は重要でない変形を施し、実施例34の
常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,400MHz)8.28,7.71,7.34,7.26,6.61,4.42,3.54,3.50,
2.99,2.15,1.89,1.81,1.60および0.92δ
実施例51 1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミ
ノ)ピペリジン(XXXIV)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン
の代わりに1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-シアノ-2-ピリジル)アミノ)
ピペリジン(XXXIII、実施例50)を用いる以外は重要でない変形を施し、実
施例43の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)8.28,7.65,7.31,7.27,6.80,3.49,3.40,3.30,
2.92,2.56,1.98,1.88,1.75,1.46および0.85δ
実施例52 1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ
)ピペリジン(XXXV)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジ
ンの代わりに1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-アセチル-2-ピリジル)アミ
ノ)ピペリジン(XXXIV、実施例51)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例44の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,400MHz)8.19,7.48,7.31,7.27,6.91,3.9,3.16,2.93,2
.65,1.95,1.82,1.59,1.29,1.22および0.80δ
実施例53 1-(5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル)-4-(
N-プロピル-N-(3-エチル-2-ピリジル)アミノ)ピペリジン(I)
1-ベンジル-4-(N-メチル-N-(3-メトキシメチル-2-ピリジル)アミノ)ピ
ペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(N-プロピル-N-(3-エチル-2-ピリジル)
アミノ)ピペリジン(XXXV、実施例52)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例37の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3、400MHz)9.54,8.25,7.59,7.56,7.41,7.00,6.83,6.74,
4.69,3.39,3.10,2.97,2.71,1.96,1.75,1.31,1.25および0.82δ
実施例54 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(
1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
窒素下にて、メタノール(250ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカルボ
ニル)-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン[国際公
開番号WO91/09849号、調製例125、5.17g]の混合物に、パラジウム黒(1.
0g)を添加し、その混合物を水素雰囲気(風船)下にて2時間撹拌し、パラジウ
ム黒(1.0g)を1時間後に添加した。ついでその混合物を濾過し、減圧下にて
濃縮して1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-アミ
ノ-2-ピリジル)アミノ]ピペリジンを得た。その濃縮物を無水エタノール(50
ml)に溶解し、アセトン(17ml)およびホウ水素化シアノナトリウム(950
mg)で処理した。湿潤pH試験紙で測定しつつ氷酢酸でpHを5に調整した。
その混合物を20-25°にて24時間撹拌し、その間にさらなるホウ水素化シ
アノナトリウム(300mg)を添加し、添加後にpHを調整した。ついで、その
混合物を10%希塩酸でpH3.5に調整し、水酸化ナトリウム水溶液(5%)で
中和して、エタノールを除去した。その残渣を塩化メチレン(200ml)および
水(75ml)で希釈し、層を分離し、その有機相を飽和炭酸カリウム水溶液(7
5ml)およびセーライン(75ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
して粗製生成物を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、70-230メッ
シュ、400g;メタノール/クロロホルムのグラジエント(0.5/95.5→
2/98)で溶出)に付して標題化合物を得た。
元素分析C19H32N4O2として 計算値C,65.49;H,9.26;N,16.08
実測値C,65.34;H,9.34;N,15.98
実施例55 1-(5-ニトロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-
(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
窒素下、乾燥塩化メチレン(100ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカル
ボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例54、4.30g)の混合物を氷浴中で冷却し、トリフルオ
ロ酢酸(12.3ml)で処理した。その混合物を20-25°にて24時間撹拌し
、ついで氷水(75ml)中の水酸化ナトリウム(6.4g)の混合物に注意深く添
加した。層を分離し、その水性相を塩化メチレン(3×100ml)で抽出した。
合わせた有機相をセーライン(100ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下にて濃縮して脱保護中間体を得た。TLCによってRf=0.5(メタノー
ル/クロロホルム、10/90中の4Mアンモニア)。窒素下、乾燥テトラヒド
ロフラン(100ml)中の5-ニトロインドリル-2-カルボン酸(2.39g)およ
びEDC(2.33g)の混合物を20-25°にて15分間撹拌し、ついで、乾燥
テトラヒドロフラン(20ml)中の脱保護中間体(2.88g)の混合物で処理し
た。得られた混合物を1.5日間撹拌し、その間にさらなるEDC:HCl(22
0mg)を一度に添加し、その上清を濃縮してテトラヒドロフランを除去し、塩
化メチレン(75ml)および水(25ml)で希釈し、層を分離した。その水性相
を塩化メチレン(2×20ml)で抽出し、合わせた有機相を飽和重炭酸ナトリウ
ム(30ml)およびセーライン(30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下にて濃縮して粗製物を得、ついでこれをクロマトグラフィー(シリカゲル
、70-230メッシュ、400g;メタノール/クロロホルムのグラジエント(
0.5/95.5→5/95)で溶出)に付して標題化合物を得た。
融点204-206°
実施例56 1-(5-アミノインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-
(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
窒素下、メタノール/テトラヒドロフラン(20/80、125ml)中の1-(
5-ニトロインドリル−2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例55、1.20g)の混合物
に、炭素パラジウム(10%、200mg)を添加し、その混合物を水素雰囲気(
風船)下にて20時間撹拌し、その間に、さらなる炭素パラジウム(10%、50
mg)を一度に添加した。ついで、この混合物を濾過し、濃縮し、クロマトグラ
フィー(シリカゲル、70-230メッシュ、85g;メタノール/クロロホルム
(2/98-5/95)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.84,7.71,7.20,6.94,6.85,6.71,6.56,4.65,4.50,3.75,3.55
,3.43,3.10,2.63,1.91,1.64および1.21δ
実施例57 1-[5-(N,N-ジメチルホルムアミド)インドリル-2-カルボニル]
-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチル-アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(V)
ジメチルホルムアミド/トルエン(2/98、113ml)中に1-(5-アミノ
インドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例56、1.00g)およびN,N-ジメチ
ルホルムアミドジメチルアセタール(0.49ml)を含有する混合物を1時間加
熱還流し、20-25°に冷却し、水(3×25ml)およびセーライン(30ml
)で洗浄した。合わせた有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して粗製
生成物を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、70-230、80g;メ
タノール/クロロホルムのグラジエントで溶出(2.5/97.5-20/80))に
付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)10.05,7.71,7.56,7.30,7.15,6.95,6.83,6.66,4.66,4.50,3.5
4,3.44,3.10,2.99,2.63,1.92,1.65および1.22δ
実施例58 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[N
-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V
)
窒素下、0℃にて乾燥塩化メチレン(5ml)中の1-(5-アミノインドリル-2
-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)
アミノ]ピペリジン(実施例56、93mg)の溶液に、トリエチルアミン(31.
9μl)および塩化メタンスルホニル(17.7μl)を添加した。その混合物を2
0-25°にて3日間撹拌し、その間にさらなるトリエチルアミン(96μl)お
よび塩化メタンスルホニル(35.4μl)を2回に分けて添加し、ついで塩化メ
チレン(25ml)で希釈し、水(10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し
、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗製混合物を得、これをクロマトグラフィ
ー(2の2000g分取用シリカゲルプレート、メタノール/クロロホルム(5/
95)で溶出)に付した。Rf=0.20-0.30のバンドを単離して標題化合物を
得た。
融点217-220°(分解)
実施例59 1-[5-(ジメチルアミノスルホニルアミノ)インドリル-2-カルボ
ニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(V)
窒素下、ピリジン(0.5ml)中の1-(5-アミノインドリル-2-カルボニル)-
4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例56、91mg)の混合物に、N,N-ジメチルスルファモイルクロリ
ド(26μl)を添加した。その混合物を20-25°にて16時間撹拌し、つい
で塩化メチレン(35ml)および塩酸(1N、20ml)で希釈した。層を分離し
、その有機相を塩酸(1M、20ml)およびセーライン(20ml)で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、クロマトグラフィー(2の2000μ分取用シ
リカゲルプレート、メタノール/クロロホルム(5/95)で溶出)に付した。Rf
=0.35-0.42のバンドを単離し、標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)10.34,7.72,7.64,7.56,7.37,7.16,6.95,6.84,6.70,4.65,4.5
0,3.56,3.46,3.40-3.00,3.80,2.63,1.93,1.64および1.22δ
実施例60 1-[5-(メチルアミノカルボニルアミノ)インドリル-2-カルボニ
ル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(V)
窒素下、0°にて乾燥塩化メチレン(1ml)中の1-(5-アミノインドリル-2
-カルボニル)-4-[N-メチル-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例56、93mg)の混合物に、メチルイソシアネート(1
4μl)を添加し、この混合物を0°にて3時間、20-25°にて16時間撹拌
した。ついで、その混合物をクロロホルム(20ml)で希釈し、水(10ml)お
よびセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗製生
成物を得、これをクロマトグラフィー(2の2000μ分取用シリカゲルプレー
ト、メタノール/クロロホルム(5/95)で溶出)に付した。Rf=0.14-0.
24のバンドを単離して標題化合物を得た。
NMR(MeOH-d4)7.60,7.32,7.10,6.98,6.69,4.46,3.57,3.37,3.08,2.75,
2.60,1.82,1.59および1.19δ
実施例61 1-[5-(4-メチル-1-ピペリジニルスルホニルアミノ)インドリル
-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(V)
アルゴン下0°にて塩化メチレン(20ml)中の1-メチルピペラジン(1.1
1ml)の混合物に、塩化スルフリル(1.6ml)を滴下した。その混合物を20
-25°に温め、1.5時間撹拌し、濃縮して4-メチル-1-ピペラジニルスルフ
ァモイルクロリド中間体を得た。窒素下、ピリジン(1.5ml)中の1-(5-アミ
ノインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)
-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例56、162mg)の混合物に、塩化
スルファモイル塩酸塩中間体(187mg)を添加し、得られた混合物を20-2
5°にて20時間撹拌し、水(25ml)で希釈し、塩化メチレン(4×25ml)
で抽出した。ついで、その有機相を飽和重炭酸ナトリウム(30ml)およびセー
ライン(50ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して固形
物を得、これをクロマトグラフィー(4の2000μ分取用シリカゲルプレート
、メタノール/クロロホルム(5/95)で溶出)に2回付した。Rf=0.19-0
.23のバンドを単離して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.94,7.71,7.54,7.30,7.13,6.95,6.84,6.69,4.64,4.50,3.56
,3.45,3.30-2.90,2.63,2.36,2.23,1.95,1.64および1.22δ
実施例62 1-[1,1-ジメチルエトキシカルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(
1,1-ジメチルプロプ-2-エニルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
メタノール(85ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-
メチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(国際公開番号WO91/09
849号、調製例125、5.00g)の混合物に、炭素パラジウム(10%、800
mg)を添加した。その混合物を40psi水素雰囲気下に5.5時間置き、珪藻土
を通して濾過し、減圧下にて濃縮してアミン中間体(TLC、酢酸エチル/ヘキ
サン、50/50によりRf=0.23)を得た。ついで、この中間体を窒素下、
0°にて乾燥ジメチルホルムアミド(20ml)中に溶解し、銅粉末(750mg)
および塩化第一銅(750mg)を添加した。これに、乾燥ジメチルホルムアミド
(4ml)中の3-クロロ-3-メチル-1-ブチン(1.51g)の混合物を5回に分け
て15分間にわたって添加した。得られた混合物を20-25°にて2時間撹拌
し、濃縮してジメチルホルムアミドを除去し、塩化メチレン(75ml)および水
(25ml)で希釈した。その相を分離し、有機相をセーライン(25ml)で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して粗製生成物を得、これをクロ
マトグラフィー(シリカゲル、70-230メッシュ、600g;酢酸エチル/ヘ
キサン(10/80-40/60)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物を得
た。
NMR(CDCl3)7.79,7.51,6.95,4.92,4.05,3.19,2.75,2.61,2.38,1.75,1.62
,1.49および1.45δ
実施例63 1-[1,1-ジメチルエトキシカルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(
1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
窒素下、無水エタノール(40ml)中の1-[1,1-ジメチルエトキシカルボニ
ル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロプ-2-エニルアミノ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン(実施例62、2.41g)の混合物に、ラネーニッケ
ル(620mg)を添加した。その混合物を40psi水素雰囲気下に21時間置き
、珪藻土を通して濾過し、濃縮して油性物を得、これをクロマトグラフィー(シ
リカゲル、70-230メッシュ、250g;酢酸エチル/ヘキサン(10/90
-35/65)のグラジエント)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.67,7.04,6.87,4.87,4.04,3.20,2.76,2.61,1.71,1.50,1.45
,1.31および0.86δ
実施例64 4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
窒素下、0°にて乾燥塩化メチレン(30ml)中の1-[1,1-ジメチルエトキ
シカルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン(実施例63、2.39g)の混合物に、トイフルオ
ロ酢酸(6.37ml)を1時間にわたって添加した。得られた混合物を20-25
°に温め、15時間撹拌し、ついで0°にて水(40ml)中の水酸化ナトリウム
(3.31g)の混合物に添加した。層を分離し、その水性相を塩化エチレン(4×
40ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(40ml)で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.66,7.02,6.84,4.86,3.39,3.13,2.63,1.81-1.52,1.31およ
び0.87δ
実施例65 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
窒素下焦炎フラスコ中にて、インドリル-2-カルボン酸(204mg)および1
,1'-カルボニルジイミダゾール(226mg)を乾燥テトラヒドロフラン(3ml
)中に溶解し、20-25°にて1時間撹拌した。ついで、乾燥テトラヒドロフラ
ン(2ml)中の4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン(実施例64、350mg)の混合物を添加し、その
混合物を18時間撹拌し、濃縮した。その残渣を塩化メチレン(25ml)中に採
取し、飽和重炭酸ナトリウム(25ml)、水(10ml)およびセーライン(10
ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して粗製生成物を得
、これをクロマトグラフィー(シリカゲル230-400メッシュ、56g;酢酸
エチル/ヘキサン(30/70-40/60)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.82,7.70,7.63,7.43,7.26,7.10,6.91,6.76,4.91,4.67,3.45
,3.16,2.64,1.94,1.67,1.32および0.87δ
実施例66 1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
インドリル-2-カルボン酸を5-ニトロインドリル-2-カルボン酸に代える以
外は重要でない変形を施し、実施例65の常法に従って標題化合物を得た。
融点205.5-207.5°
実施例67 1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
窒素下、ジメチルホルムアミド/メタノール(25/75)中の1-[5-ニトロ
インドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルア
ミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例66、1.50g)の混合物に、
炭素パラジウム(10%、750mg)を添加した。その混合物を水素雰囲気(風
船)下に3時間、窒素下に64時間置き、珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃
縮して残渣を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、230-400メッシ
ュ、100g;メタノール/クロロホルムのグラジエント(1/99-3/97))
に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.95,7.69,7.20,7.05,6.88,6.71,6.55,4.91,4.64,3.86,3.40
,3.11,2.62,1.91,1.63,1.31および0.86δ
実施例68 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(V)
1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例67、508
mg)、ピリジン(189μl)、塩化メタンスルホニル(91μl)および塩化メ
チレン(5ml)の混合物を調製し、20-25°にて20時間撹拌した。その混
合物を塩化メチレン(25ml)および水(10ml)で希釈し、層を分離し、その
有機相をセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて
濃縮して残渣を得、ついでこれをクロマトグラフィー(シリカゲル、230-40
0メッシュ、70g;メタノール/クロロホルム(3/97)で溶出)に付して標
題化合物を得た。
NMR(CDCl3)10.06,7.70,7.58,7.39,7.16,7.08,6.91,6.71,4.90,4.63,3.5
,3.20,2.95,2.64,1.94,1.68,1.32および0.87δ
実施例69 2-ブロモ-3-エトキシピリジン
2-ブロモピリジン-3-オール(3.00g)、ヨウ化エチル(3.44ml)、無
水炭酸カリウム(4.28g)および乾燥ジメチルホルムアミド(34ml)の混合
物を窒素下、80-85°にて2.5時間撹拌し、濃縮して溶媒を除去し、酢酸エ
チル(75ml)および水(40ml)で希釈し、層を分離した。その水性相を酢酸
エチル(75ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(30ml)で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3),7.97,7.20,7.12,4.11および1.50δ
実施例70 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジン(実施例9、2.92g)および2-
ブロモ-3-エトキシピリジン(実施例69、1.44g)の混合物を密閉チューブ
中、160-165°にて2日間撹拌し、塩化メチレン(50ml)で希釈し、水(
10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下にて濃縮した。その残渣をシリカゲル(230-400メッシュ、300g;
酢酸エチル/ヘキサンのグラジエント(10/90-50/50)で溶出)クロマト
グラフィーに付して標題化合物を得た。
元素分析C20H27N3O1として 計算値C,73.81;H,8.36;N,12.91
実測値C,73.59;H,8.37;N,12.83
実施例71 4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン
メタノール(25ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例70、1.40g)、炭素パラジウム(10
%、1.4g)およびギ酸アンモニウム(813mg)の混合物を脱気し、65°に
て45分間撹拌し、20-25°に冷却し、濾過して触媒を除去した。その濾液
を減圧下にて除去して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.83,6.97,6.71,4.02,3.88,3.15,2.88,2.63,1.75および1.46
δ
実施例72 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンに代えて4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(実施例71)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例65の常
法に従って標題化合物を得た。
元素分析C22H26N4O2として: 計算値C,69.82;H,14.80;N,14.80
実測値C,69.46;H,6.92;N,14.66
実施例73 1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
インドリル-2-カルボン酸に代えて5-ニトロインドリル-2-カルボン酸の用
い、4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例71)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例6
5の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)10.84,5.63,8.15,7.86,7.49,7.04,6.97,6.78,4.86,4.20,4.0
6,3.4-2.8,2.90,1.96および1.46δ
実施例74 1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ニ
トロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(実施例73)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例67の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.81,7.25,7.04,6.95,6.79,6.62,4.79,4.07,3.00,2.87,2.63
,1.91および1.48δ
実施例75 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ア
ミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(実施例74)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例68の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.81,7.85,7.61,7.42,7.16,7.02,6.98,6.75,4.83,4.16,4.05
,3.20-2.85,2.996,2.88,1.95および1.48δ
実施例76 2-ブロモ-3-(1-メチルエトキシ)ピリジン
ヨウ化エチルの代わりにヨウ化イソプロピルを用いる以外は重要でない変形を
施し、実施例69の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.98,7.20,7.17,4.55,1.42および1.40δ
実施例77 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
2-ブロモ-3-エトキシピリジンの代わりに2-ブロモ-3-(1-メチルエトキシ
)ピリジン(実施例76)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例70の常
法に従って標題化合物を得た。
元素分析C21H29N3O1として 計算値C,74.30;H,8.61;N,12.38
実測値C,74.00;H,8.71;N,12.04
実施例78 4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-エトキシ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピ
ペリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例77)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例71の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.82,6.98,6.71,4.54,3.92,3.15,2.87,2.62,1.74および1.35
δ
実施例79 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチ
ルエトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりに4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン(実施例78)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例65の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C23H28N4O2として: 計算値C,70.38;H,7.19;N,14.27
実測値C,70.06;H,7.08;N,14.30
実施例80 1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
インドリル-2-カルボン酸の代わりに5-ニトロインドリル-2-カルボン酸の
用い、4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)
アミノ]ピペリジンの代わりに4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例78)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例65の常法に従って標題化合物を得た。
融点184-185°
実施例81 1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-
(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-(3-(1,1-ジメチルプロ
ピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ニトロインド
リル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(実施例80)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例67の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.55,7.83,7.24,7.03,6.91,6.75,6.62,4.81,4.55,4.14,2.95
,2.86,2.39,1.90,1.37δ
実施例82 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ア
ミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例81)を用いる以外は重要でない変形
を施し、実施例68の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.98,7.84,7.60,7.41,7.20,7.16,7.03,6.75,4.83,4.56,4.18
,3.10,2.96,2.86,1.90および1.37δ
実施例83 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチル
エトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
インドリル-2-カルボン酸の代わりにピロリル-2-カルボン酸を用い、かつ、
4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルプロピルアミノ)-2-ピペリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりに4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン(実施例78)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例65の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.98,7.84,7.02,6.91,6.74,6.54,6.23,4.76,4.55,4.13,2.97
,2.84,1.87および1.36δ
実施例84 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(エチ
ルアミノ)ピペリジン(実施例11)を用い、かつ、2-ブロモ-3-エトキシピリジ
ンの代わりに2-ブロモ-3-(1-メチルエトキシ)ピリジン(実施例76)を用いる
以外は重要でない変形を施し、実施例70の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.84,7.32-7.22,6.99,6.68,4.52,3.82,3.49,3.40,2.94,2.00
,1.85,1.73,1.31および1.02δ
実施例85 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチル
エトキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
メタノール(1.6ml)中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエ
トキシ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例84、28mg)、炭素パラ
ジウム(10%、30mg)およびギ酸アンモニウム(15mg)の混合物を脱気し
、65°にて45分間撹拌し、20-25°に冷却し、濾過して触媒を除去した
。その濾液を減圧下にて濃縮して脱保護中間体を得た。窒素下、焦炎フラスコ中
で、ピロール-2-カルボン酸(10mg)および1,1-カルボニルジイミダゾール
(14mg)を乾燥テトラヒドロフラン(0.4ml)に溶解し、20-25°にて1
時間撹拌した。ついで、乾燥テトラヒドロフラン(1ml)中のピペリジン中間体
(21mg)の混合物を添加し、その混合物を18時間撹拌し、濃縮した。その残
渣を塩化メチレン(10ml)に採取し、飽和重炭酸ナトリウム(5ml)、水(5
ml)およびセーライン(5ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に
て濃縮して粗製生成物を得、これをクロマトグラフィー(2000μ分取用シリ
カゲルプレート、メタノール/塩化メチレンのグラジエント(2/98および4
/96)で溶出)に付した。ついで、Rf=0.33-0.39の生成物バンドを単離
して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.60,7.86,7.04,6.92,6.73,6.55,6.25,4.71,4.55,4.13,3.37
,2.99,1.93,1.80,1.34および1.03δ
実施例86 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(ブチルアミノ)ピペ
リジン
窒素下、メタノール(15ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-
4-ピペリドン(IX、1.50g)の混合物を氷浴中にて冷却し、ブチルアミン(X
、0.93ml)およびホウ水素化シアノナトリウム(235mg)で処理し、氷酢
酸でpH5に調整し、湿潤pH試験紙で測定し、20-25°にて24時間撹拌
し、その間にさらなるホウ水素化シアノナトリウム(115mg)を添加した。つ
いで、
その混合物を塩酸(3M)を用いてpH3に調整し、減圧下にて濃縮し、その残渣
を水(20ml)で希釈し、エーテル(2×20ml)で抽出し、有機相を破棄した
。その水性相を水酸化ナトリウムでpH12に調整し、塩化ナトリウムで飽和し
、塩化メチレン(3×25ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
元素分析C14H28N2O2として 計算値C,65.59;H,11.01;N,10.93
実測値C,65.44;H,11.05;N,10.81
実施例87 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-ブチル-N-(3-
ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペラジン
N-メチル-2-ピロリジノン(15ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカル
ボニル)-4-(ブチルアミノ)ピペリジン(VIII、実施例86、1.30g)、2-ク
ロロ-3-ニトロピリジン(804mg)およびジイソプロピルエチルアミン(1.7
7ml)の混合物を85°にて24時間撹拌し、水(75ml)および塩化メチレ
ン(150ml)で希釈し、層を分離した。その水性相を塩化メチレン(2×25
ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(25ml)で洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、約75°、減圧下にて濃縮した。その残渣をシリカゲル(230-
400メッシュ、100g;酢酸エチル/ヘキサン(5/95)で溶出)上のクロ
マトグラフィーに付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)8.83,8.05,6.73,4.20,3.82,3.30,2.73,1.84-1.71,1.47,1.40
-1.20および0.86δ
実施例88 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2
-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
窒素下にて、乾燥塩化メチレン(10ml)中の1-(1,1-ジメチルエトキシカ
ルボニル)-4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施
例87、0.84g)の混合物を氷浴中で冷却し、トリフルオロ酢酸(2.2ml)
で処理した。その混合物を20-25°にて4時間撹拌し、ついで注意深く氷水(
12ml)中の水酸化ナトリウム(1.15g)の混合物に添加した。層を分離し、
その水性相を塩化メチレン(3×20ml)で抽出した。合わせた有機層をセーラ
イン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して脱保護
中間体を得た。窒素下、乾燥テトラヒドロフラン(9ml)中のインドリル-2-カ
ルボン酸(350mg)および1,1'-カルボニルジイミダゾール(352mg)の
混合物を20-25°にて2時間撹拌し、ついで、乾燥テトラヒドロフラン(4m
l)中の脱保護中間体(550mg)の混合物で処理した。得られた混合物を20-
25°にて一晩撹拌し、濃縮し、塩化メチレン(40ml)で希釈し、水(10m
l)、飽和重炭酸ナトリウム(10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して粗製生成物を得、ついでこれをクロマトグラ
フィー(シリカゲル、70-230メッシュ、400g;酢酸エチル/ヘキサン(
25/75-50/50)のグラジエントで溶出)に付した。TLCによりRf=0
.35を供するフラクションをプールし、減圧下にて溶媒を除去して標題化合物
を得た。
融点169-171°
実施例89 1-[インドリル-2-カルボニル-4-[N-ブチル-N-(3-(1-メチル
エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[4-N-メチル-N-(3-ニトロ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[インドリル-2-カルボニル]-
4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例88)
を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例54の常法に従って標題化合物を
得た。
NMR(CDCl3)9.51,7.74,7.63,7.42,7.26,7.12,6.95,6.84,6.76,4.68,3.56
,3.27,3.09,1.93,1.67,1.24,1.21および0.84δ
実施例90 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(2-メチルプロピル
アミノ)ピペリジン
2-メチルプロピルアミンを用いる以外は重要でない変形を施し、実施例86
の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)4.03,2.79,2.57,2.43,1.83,1.71,1.45,1.23および0.91δ
実施例91 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-(2-メチルプロ
ピル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニリル)アミノ]ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(ブチルアミノ)ピペリジンの代
わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(2-メチルプロピルアミノ)
ピペリジン(実施例90)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例87の常
法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)8.35,8.09,6.77,4.20,3.58,3.10,2.70,1.85-1.65,1.47およ
び0.83δ
実施例92 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-(2-メチルプロピル)-N-
(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニ
ル)-4-[N-(2-メチルプロピル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例91)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例88の常法に従
って標題化合物を得た。
融点189-190°
実施例93 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-(2-メチルプロピル)-N-
(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[4-N-メチル-N-(3-ニトロ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[インドリル-2-カルボニル]-
4-[N-(2-メチルプロピル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
(実施例92)を用い、還元アルキル化工程でジメチルホルムアミド/エタノール
(50/50)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例54の常法に従って
標題化合物を得た。
融点206-208°
実施例94 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(シクロプロピルアミ
ノ)ピペリジン
ブチルアミンの代わりにシクロプロピルアミンで出発する以外は重要でない変
形を施し、実施例86の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C13H24N2O2として; 計算値C,64.97;H,10.07;N,11.66
実測値C,65.02;H,10.46;N,11.68
実施例95 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-シクロプロピル-
N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(ブチルアミノ)ピペリジンの代
わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-(シクロプロピルアミノ)ピ
ペリジン(実施例94)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例87の常法
に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)8.28,8.05,6.72,4.50,4.23,2.83,2.57,2.06,1.49,0.70およ
び0.45δ
実施例96 1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-シクロプロピル-
N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[4-N-メチル-N-(3-ニトロ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカル
ボニル)-4-[N-シクロプロピル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例95)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例54の常法に従
って標題化合物を得た。
元素分析C21H34N4O2として 計算値C,67.35;H,9.15;N,14.36
実測値C,66.95;H,9.31;N,14.57
実施例97 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-シクロプロピル-N-(3-(
1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニ
ル)-4-[N-シクロプロピル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)
アミノ]ピペリジン(実施例96)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例
88の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.38,7.77,7.63,7.26,7.12,6.98,6.83,6.76,4.70,4.50,3.60
-3.40,3.05,2.61,2.30,1.70,1.17,0.54および0.37δ
実施例98 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-[
N-シクロプロピル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(V)
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-[N-ブチル-N-(3-ニトロ-2-
ピリジル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル
)
-4-[N-シクロプロピル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例96)を用い、かつ、インドリル-2-カルボン酸の代わり
に5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸を用いる以外は重要で
ない変形を施し、実施例88の常法に従って標題化合物を得た。
実施例99 1-ベンジル-4-(1-メチルエチルアミノ)ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-ピペリドンの代わりに1-ベンジ
ル-4-ピペリドンを用い、かつ、ブチルアミンの代わりにイソプロピルアミンを
用いる以外は重要でない変形を施し、実施例86の常法に従って標題化合物を得
た。
NMR(CDCl3)7.32-7.22,3.49,2.97,2.85,2.53,2.00,1.85,1.39-1.15およ
び1.03δ
実施例100 1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(1-メ
チルエチルアミノ)ピペリジン(実施例99)を用い、2-ブロモ-3-エトキシピリ
ジンの代わりに2-クロロ-3-ニトロピリジンを用い、かつ、2時間の反応時間
を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例70の常法に従って標題化合物を
得た。
NMR(CDCl3)8.24,7.90,7.31-7.23,6.62,3.61,3.49,2.97,2.27,1.96,1.77
および1.39δ
実施例101 1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-(1-メチルエチ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
塩化チタン(III)水溶液(2.36ml、20%希塩酸中の19wt%)中の1-
ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(実施例100、205mg)の混合物を減圧下にて18時間撹拌し、つ
いで、濃縮水酸化アンモニウム水溶液(15ml)に添加し、得られた混合物を塩
化メチレン(3×30ml)で抽出した。合わせた有機相をセーライン(10ml)
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。窒素下、無水エタノ
ール(4ml)中の濃縮物をアセトン(0.50ml)およびホウ水素化シアノナト
リウム(14mg)で処理し、湿潤pH試験紙で測定しつつ、氷酢酸でpHを5に
調整した。得られた混合物を20-25°にて48時間撹拌し、その間にさらな
るアセトン(0.50ml)およびホウ水素化シアノナトリウム(14mg)を添加
し、ついで塩酸(3M)でpH3に調整し、水酸化ナトリウム水溶液で中和し、減
圧下にて濃縮した。その残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、70-230メ
ッシュ、16g;酢酸エチル/ヘキサンのグラジエント(10/90-25/75
)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.72,7.30-7.18,6.91,6.74,5.06,3.60-3.47,3.44,3.22,2.83
,1.95,1.75,1.46,1.16および1.01δ
実施例102 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-(1-メチルエチル)-N-
(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-(1
-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペイジン(実施例101)を用い
、かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりにインドリル-2-カルボン酸を用いる
以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を得た。
融点172-174°
実施例103 1-ベンジル-4-(シクロペンチルアミノ)ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-ピペリドンの代わりに1-ベンジ
ル-4-ピペリドンを用い、ブチルアミンの代わりにシクロペンチルアミンを用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例86の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.31-7.20,3.49,3.20,2.85,2.49,2.00,1.85,1.67および1.24
δ
実施例104 1-ベンジル-4-[N-シクロペンチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(1-シ
クロペンチルアミノ)ピペリジン(実施例103)を用い、2-ブロモ-3-エトキシ
ピリジンの代わりに2-クロロ-3-ニトロピリジンを用い、かつ、2時間の反応
時間を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例70の常法に従って標題化合
物を得た。
NMR(CDCl3)8.26,7.91,7.33-7.21,6.67,3.78,3.47,2.97-2.86,2.11,1.98
-1.75および1.50δ
実施例105 1-ベンジル-4-[N-シクロペンチル-N-(3-(1-メチルエチル
アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-シクロペンチル-N-(3-ニトロ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例104)を用いる以外は重要でない変
形を施し、実施例101の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.71,7.24,6.91,6.74,5.03,3.74,5.03,3.74,3.50,3.45,3.08
,2.86,2.05-1.20および1.17δ
実施例106 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-シクロペンチル-N-(3
-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-シクロペンチル-N-(3-(1-メ
チルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例105)を用い、
かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりにインドリル-2-カルボン酸を用いる以
外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を得た。
融点177-180°(分解)
実施例107 1-ベンジル-4-(2-(メトキシ)エチルアミノ)ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-ピペリドンの代わりに1-ベンジ
ル-4-ピペリドンを用い、かつ、ブチルアミンの代わりに2-(メトキシ)エチル
アミンを用いる以外は重要でない変形を施し、実施例86の常法に従って標題化
合物を得た。
NMR(CDCl3)7.32-7.21,3.50,3.35,2.85,2.79,2.455,2.01,1.84,1.63およ
び1.41δ
実施例108 1-ベンジル-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(2-(
メトキシ)エチルアミノ)ピペリジン(実施例107)を用い、かつ、2-ブロモ-3
-エトキシピリジンの代わりに2-クロロ-3-ニトロピリジンを用いる以外は重要
でない変形を施し、実施例70の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C20H26N4O3として 計算値C,64.85;H,7.07;N,15.12
実測値C,64.66;H,7.08;N,14.88
実施例109 1-ベンジル-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-(3-(1-メチルエ
チルアミン)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-(3-ニ
トロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例108)を用いる以外は重要でな
い変形を施し、実施例101の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.68,7.29,6.91,6.79,4.81,3.49,3.29,3.24,3.21,2.90,1.95
,1.74および1.19δ
実施例110 1-[インドリル-2-カルボニル]-4-[N-(2-メトキシエチル)-
N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-(3-(
1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例109)を用
い、かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりにインドリル-2-カルボン酸を用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を得た。
融点164-165°
実施例111 1-[ピロール-2-カルボニル]-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-
(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-(2-メトキシエチル)-N-(3-(
1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例109)を用
いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を得た
。
NMR(CDCl3)10.04,7.71,6.95,6.87,6.82,6.49,6.20,4.88,4.58,3.54,3.3
2-3.21,2.97,1.91,1.60および1.20δ
実施例112 1-ベンジル-4-(プロピルアミノ)ピペリジン
1-(1,1-ジメチルエトキシカルボニル)-4-ピペリドンの代わりに1-ベンジ
ル-4-ピペリドンを用い、かつ、ブチルアミンの代わりにプロピルアミンを用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例86の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.31,7.24,3.50,2.85,2.59,2.46,2.02,1.85,1.510,1.39およ
び0.92δ
実施例113 1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-(プロ
ピルアミノ)ピペリジン(実施例112)を用い、2-ブロモ-3-エトキシピリジン
の代わりに2-クロロ-3-ニトロピリジンを用い、かつ、10分間の反応時間を
用いる以外は重要でない変形を施し、実施例70の常法に従って標題化合物を得
た。
元素分析C20H26N6O2として: 計算値C,67.77;H,7.39;N,15.81
実測値C,67.44;H,7.42;N,15.60
実施例114 1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン
塩化チタン(III)水溶液(30ml、20%希塩酸中の19wt%)中の1-ベン
ジル-4-[N-プロピル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施
例13、2.61g)の混合物を減圧下にて18時間撹拌し、ついで、濃縮水酸化
アンモニウム(250ml)に添加し、得られた混合物を塩化メチレン(4×10
0ml)で抽出した。合わせた有機相をセーライン(50ml)で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して粗製生成物を得、ついでこれをクロマト
グラフィー(シリカゲル、230-400メッシュ、150g;メタノール/塩化
メチレン(2.5/97.5-5/95)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物
を得た。
融点73-74°
実施例115 1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
窒素下にて無水エタノール(4.3ml)中の1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-
(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例114、0.35g)の混
合物をアセトアルデヒド(120μl)およびホウ水素化シアノナトリウム(84
mg)で処理し、pH試験紙で測定しつつ氷酢酸でpHを5に調整した。得られ
た混合物を20-25°にて48時間撹拌し、その間にさらなるアルデヒド(18
0μl)およびホウ水素化シアノナトリウム(70mg)を添加し、ついで塩酸(3
M)でpH3に調整し、水酸化ナトリウム(5%)で中和し、減圧下にて濃縮した
。その残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、70-230メッシュ、35g;
メタノール/塩化メチレン(1/99-2/98)で溶出)に付して標題化合物を得
た。
NMR(CDCl3)7.72,7.31,7.27,6.91,6.79,4.66,3.51,3.10,2.92,2.05,1.74
,1.27および0,79δ
実施例116 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-
[N-プロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-[N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)
アミノ]ピペリジン(実施例115)を用い、かつ、ピロール-カルボン酸の代わり
に5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸を用いる以外は重要で
ない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を得た。
融点133-135°(分解)
実施例117 1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
アセトアルデヒドの代わりにアセトンを用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例115の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C23H34N4として 計算値C,75.37;H,9.35;N,15.28
実測値C,75.02;H,9.24;N,15.00
実施例118 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-
[N-プロピル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-(1-メチルエ
チルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例117)を用い、ピロー
ル-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸
を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合物を
得た。
融点177-179°(分解)
実施例119 1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルア
ミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例114、0.50g)、2-メトキシプロペン(0.74ml)およびピ
リジニウム 4-トルエンスルホネート(19mg)の混合物を密閉チューブ中、1
00°にて4時間撹拌し、20-25°に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(
10ml)で希釈し、エーテル(3×10ml)で抽出した。合わせた有機相を無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して定量収量でイミン中間体を得た
。ついで、-78°窒素下、焦炎-乾燥フラスコ中の乾燥トルエン中のこの中間体
の混合物をメチルリチウム・臭化リチウム(エーテル中の1.5M、5.1ml)で
滴下処理し、得られた混合物を0°に2時間にわたって温め、0°にて1時間撹
拌し、半-飽和炭酸ナトリウム水溶液(10ml)で注意深くクエンチし、エーテ
ルで希釈し、0°にてさらなる時間撹拌した。ついで、その混合物を水(10m
l)で希釈し、層を分離し、その水性相をエーテル(20ml)で抽出し、合わせ
た有機相をセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に
て濃縮した。その粗製生成物をクロマトグラフィー(シリカゲル、230-400
メッシュ、40g;メタノール/塩化メチレンのグラジエント(1/99-3/9
7)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.69,7.31,7.25,7.05,6.85,5.13,3.49,3.05,2.89,1.97,1.73
,1.36,1.25および0.81δ
実施例120 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-
[N-プロピル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-(3-(1,1-ジメチルエチルア
ミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例119)を用い、かつ、ピオー
ル-2-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボ
ン酸を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題化合
物を得た。
融点195-197°(分解)
実施例121 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
窒素下20-25°にて、乾燥アセトニトリル(211ml)1-ベンジル-4-メ
チルアミノピペイジン(実施例9、10.8g)、2-クロロ-3-ニトロピリジン(
6.7g)および無水炭酸カリウム(14.6g)の混合物を5日間撹拌した。つい
で、その混合物を減圧下にて濃縮し、塩化メチレン(200ml)および水(50
ml)で希釈し、相を分離した。その有機相をセーライン(50ml)で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して粗製生成物を得、ついでこれをク
ロマトグラフィー(シリカゲル、70-230メッシュ、100g;酢酸エチル/
ヘキサン(50/50)で溶出)に付し標題化合物を得た。
融点92-95°
実施例122 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例121)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例1
14の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.80,7.25,6.93,6.82,3.85,3.48,3.14,2.8,2.68,2.00および
1.74δ
実施例123 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-エトキシシクロプロピ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
窒素下にて、乾燥テトラヒドロフラン(1.4ml)中の1-ベンジル-4-[N-メ
チル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例122、825
mg)、1-ブロモ-1-エトキシシクロプロパン(919mg)およびトリエチルア
ミン(0.78ml)の混合物を48時間還流し、20-25°に冷却し、塩化メチ
レン(30ml)で希釈し、セーライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下にて濃縮して粗製生成物を得た。この残渣をクロマトグラフィー(
シリカゲル、70-230メッシュ、140g;メタノール/塩化メチレン(1/
99-5/95)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.80,7.41,7.25,6.93,5.62,3.51,3.48,3.03,2.87,2.60,1.98
,1.71,1.64,1.13および0.85δ
実施例124 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(シクロプロピルアミノ)-2
-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
乾燥テトラヒドロフラン(4.7ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-
(1-エトキシシクロプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例
123、178mg)の混合物を窒素下にて水素化アルミニウムリチウム(18m
g)で処理し、得られた混合物を20-25°にて1時間撹拌し、飽和塩化アンモ
ニウム水溶液(5ml)でクエンチし、水(30ml)および塩化メチレン(20m
l)で希釈し、珪藻土を通して濾過した。濾液の層を分離し、その水性相を塩化
メチレン(2×10ml)で抽出し、合わせた有機相をセーライン(10ml)で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。ついで、その粗製生成物
をクロマトグラフィー(シリカゲル230-400メッシュ、40g;メタノール
/塩化メチレンのグラジエント(2.5/97.5-5/95)で溶出)に付して標題
化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.75,7.31,7.24,7.21,6.92,4.92,3.50,3.04,2.89,2.62,2.35
,
1.99,1.70,0.75および0.51δ
実施例125 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-
[N-メチル-N-(3-(シクロプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(シクロプロピ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例124)を用い、かつ、ピ
ロール-2-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カ
ルボン酸を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従って標題
化合物を得た。
融点175°(分解)
実施例126 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルシクロプロピル
アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
-78°の窒素下、焦炎フラスコ中にて、乾燥トルエン(6.3ml)中のメチル
リチウム・臭化リチウム(エーテル中の1.5M、2.28ml)の混合物に、-78
°にて乾燥トルエン(8.5ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-エ
トキシシクロプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例123
、325mg)の混合物を添加した。その混合物を-78°にて1時間撹拌し、飽
和塩化アンモニウム水溶液(10ml)および水(10ml)で注意深くクエンチし
、20-25°に温めた。その混合物を酢酸エチル(25ml)で抽出し、その有
機相を水(10ml)およびセーライン(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮して粗製生成物を得、これをクロマトグラフィー(シリカゲル、2
30-400メッシュ、35g;メタノール/クロロホルムのグラジエント(1/
99-4/96)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.72,7.31,7.25,7.17,6.91,5.02,3.50,3.02,2.88,2.59,2.01
,1.71,1.32,0.75および0.65δ
実施例127 1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボニル]-4-
[N-メチル-N-(3-(1-メチルシクロプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルシク
ロプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例126)を用い、
かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミド)インドリ
ル-2-カルボン酸を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常法に従
って標題化合物を得た。
融点201-204°(分解)
実施例131 シス-およびトランス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N
-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
0°にてメタノール(30ml)中の塩酸メチルアミン(1.40g)の混合物を
水酸化カリウムペレット(331mg)、つづいてラセミ体1-ベンジル-3-メチ
ル-4-ピペリドン(3.00g)で処理し、0°にて20分間撹拌した。ついで、
ホウ水素化シアノナトリウム(371mg)を添加し、その反応混合物を20-2
5°に温め、20-25°にて18時間撹拌した。ついで、その混合物を3M希
塩酸でpH2.5に調整し、減圧下にて濃縮し、水(40ml)で希釈し、水酸化
ナトリウムペレットでpH12に調整し、塩化ナトリウムで飽和し、塩化メチレ
ン(3×40ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下にて濃縮して、ジアステレオマー混合物としての1-ベンジル-3-メチル-4-(
メチルアミノ)ピペリジン中間体を得た。
ついで、1-(1-ベンジル)-4-(メチルアミノ)ピペリジンの代わりに1-ベン
ジル-3-メチル-4-(メチルアミノ)ピペリジン中間体を用いる以外は重要でない
変形を施し、実施例121の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)(シス異性体)8.26,8.07,7.35-7.22,6.62,4.73,3.48,3.01,2.
75,2.67,2.41,2.33-2.11,1.67および1.15δ、ならびに
(トランス異性体)8.26,8.09,7.34-7.23,6.62,4.19,3.53,2.96,2.66,2.18,2.02
,1.96-1.77および0.84δ
実施例132 シス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチル
エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりにシス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3-
ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例131)を用いる以外は重要で
ない変形を施し、実施例101の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.69,7.33-7.20,6.92,6.80,4.89,3.55,3.42,3.20,2.77,2.67
,2.48,2.12-1.94,1.55,1.42,1.21および1.04δ
実施例133 トランス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メ
チルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-(1-メチルエチル)-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりにトランス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(
3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例131)を用いる以外は重
要でない変形を施し、実施例101の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.68,7.34-7.22,6.85,6.77,4.22,3.59-3.40,2.84,2.72,2.71
,2.10-1.85,1.69,1.49,1.24,1.19および1.00δ
実施例134 シス-1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル]-2-カルボニ
ル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジル)ア
ミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりにシス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3
-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例132)を
用い、かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミド)イ
ンドリル-2-カルボン酸を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例85の常
法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.95,7.72,7.58,7.39,7.35,7.14,6.97,6.84,6.72,4.75-4.50
,3.56,3.30-2.80,2.95,2.52,2.28,1.66,1.58,1.20および0.92δ
実施例135 トランス-1-[5-(メタンスルホンアミド)インドリル-2-カルボ
ニル]-3-メチル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジル
)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエトキシ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりにトランス-1-ベンジル-3-メチル-4-[N-メチル-N
-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例13
3)を用い、かつ、ピロール-2-カルボン酸の代わりに5-(メタンスルホンアミ
ド)インドリル-2-カルボン酸を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例8
5の常法を用いて標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.95,7.71,7.60,7.40,7.22,7.16,6.91,6.85,6.72,4.68,4.28
,3.58,3.08,2.96,2.70,3.10-2.50(低い,ブロード),2.05,1.90,1.79,1.28,1.22
および1.15δ
実施例136 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピ
リジル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-(メチルアミノ)ピペリジン(実施例9、8.00g)および2-
クロロ-3-ニコチン酸メチル(3.36g)の混合物を密閉チューブに入れ、11
5-120°にて2時間維持した。その残渣を塩化メチレン(125ml)で希釈
し、水(2×50ml)およびセーライン(25ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下にて濃縮した。ついで、残っている半-固形物をクロマトグラフ
ィー(シリカゲル、230-400メッシュ、350g;酢酸エチル/ヘキサンの
グラジエント(25/75-50/50)で溶出)に付して標題化合物を得た。
融点109-110°
実施例137 1-[5-(メタンスルホニルアミノ)インドリル-2-カルボニル]-
4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V
)
メタノール(14ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-メトキシカル
ボニル-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例136、250mg)および炭素
-水酸化パラジウム(20%、45%水分、100mg)の混合物を40psi水素雰
囲気下、パール水素化装置で2時間、28psiにて16時間撹拌した。ついで、
触媒を珪藻土を通して濾過し、その濾液を減圧下にて濃縮し、シリカゲル(70-
230メッシュ、5g)のショートパッドを通して流し、これをメタノール/塩
化メチレンのグラジエント(5/95-20/80)で溶出した。TLC(メタノー
ル/クロロホルム、20/80)によりRf=0.06を有するフラクションをプ
ールし、減圧下にて溶媒を除去して4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-
2-ピリジル)アミノ]ピペリジンを得た。窒素下の焦炎フラスコに、5-(メタン
スルホニルアミノ)インドリル-2-カルボン酸(135mg)、1,1-カルボニル
ジイミダゾール(754mg)および乾燥テトラヒドロフラン(2.5ml)を添加
し、その混合物を20-25°にて1時間撹拌した。ついで、乾燥テトラヒドロ
フラン(3ml)中の脱ベンジル化中間体4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボ
ニル-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(110mg)の混合物を添加し、得られた
混合物を20-25°にて20時間撹拌し、減圧下にて濃縮して溶媒を除去した
。その残渣を塩化メチレン(20ml)で希釈し、水(5ml)、飽和重炭酸ナトリ
ウム水溶液(5ml)およびセーライン(5ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下にて濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、230-400メッシ
ュ、25g;メタノール/塩化メチレン(1/99-3/97)のグラジエントで
溶出)に付した。TLC(メタノール/クロロホルム、5/95)によりRf=0.
28を有するフラクションをプールし、減圧下にて溶媒を除去して標題化合物を
得た。
融点223-224°
実施例138 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(調製例4)を用い、アセトアルデヒドの代わりにアセトンを用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例115の常法に従って標題化合物を得た
。
NMR(CDCl3)7.71,7.30,7.25,6.80,4.72,3.55,3.50,3.11,3.00,2.88,2.00
,1.74,1.66,1.20および0.86δ
実施例139 1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(
3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリジル)アミノ
]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルア
ミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例138)を用い、5-(メタンス
ルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸の代わりに5-ニトロインドリル-2-カ
ルボン酸を用い、粗製生成物をメタノールでトリチュレートする以外は重要でな
い変形を施し、実施例137の常法に従って標題化合物を得た。
融点198-200°
実施例140 1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(
3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ニ
トロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミ
ノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例139)を用い、かつ、濾過後に
粗製生成物をジエチルエーテルでトリチュレートして粉末を得る以外は重要でな
い変形を施し、実施例67の常法に従って標題化合物を得た。
融点159-162℃(分解)
実施例141 1-[5-(4-メチル-1-ピペラジニルカルボニルアミノ)インドリ
ル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(V)
乾燥塩化メチレン(8.3ml)中の1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-
4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例140、350mg)、塩化4-メチル-1-ピペラジニルカルバモイ
ル塩酸塩(実施例219、199mg)およびピリジン(0.14ml)の混合物を
焦炎フラスコ中、窒素下、RTにて2.75日間撹拌した。ついで、その混合物
を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(5ml)で希釈し、層を分離し、その有機相を水
(5ml)およびセーライン(5ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧下にて濃縮して粗製生成物を得、ついでこれをクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、230-400メッシュ、40g;メタノール/塩化メチレン(5/95-1
0/90)のグラジエントで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.25,7.75,7.66,7.29,7.13,6.95,6.84,6.66,6.44,4.71,4.62
,3.54,3.35,3.13,3.20-2.90,2.46,2.33,1.92,1.61,1.21および0.89δ
実施例142 1-[5-(4-メチル-1-ピペラジニルスルホニルアミノ)インドリ
ル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(V)
塩化 4-メチル-1-ピペラジニルカルバモイル塩酸塩の代わりに4-メチル-1
-ピペラジニルスルファモイル塩酸塩(実施例61と同様に調製)を用いる以外は
重要でない変形を施し、標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.50,7.75,7.54,7.33,7.14,6.96,6.85,6.70,4.70,4.63,3.55
,3.37,3.28,3.13,3.10,2.40,2.26,1.96,1.62,1.22および0.90δ
実施例143 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミ
ノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-プロピル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(調製例4)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例119
の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)7.71,7.30,7.25,7.05,6.86,5.17,3.48,3.10,2.92,2.87,1.97
,1.73,1.65,1.36および0.86δ
実施例144 1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(
3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-メトキシカルボニル-2-ピリジル)アミノ
]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエ
チ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例143)を用い、5-(メタ
ンスルホンアミド)インドリル-2-カルボン酸の代わりに5-ニトロインドリル-
2-カルボン酸を用い、かつ、粗製生成物をエーテルでトリチュレートする以外
は重要でない変形を施し、実施例137の常法に従って標題化合物を得た。
融点182-184°
実施例145 1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(
3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-ニトロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジ
メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-ニ
トロインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチル
アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例144)を用い、かつ濾過後
に粗製生成物をエーテルでトリチュレートして粉末を得る以外は重要でない変形
を施し、標題化合物を得た。
融点104°(分解)
実施例146 1-[5-(4-メチル-1-ピペラジニルカルボニルアミノ)インドリ
ル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチル
エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-アミノイン
ドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例145)を用いる以外は重要でない変
形を施し、実施例141の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.20,7.74,7.67,7.30,7.14,7.10,6.91,6.66,6.42,5.18,4.62
,3.55,3.30,3.11,3.20-2.95,2.47,2.34,1.92,1.62,1.37および0.90δ
実施例147 1-[5-(4-メチル-1-ピペラジニルスルホニルアミノ)インドリ
ル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[5-アミノインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチル
エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンの代わりに1-[5-アミノイン
ドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例145)を用い、かつ、塩化 4-メチ
ル-1-ピペラジニルカルバモイル塩酸塩の代わりに塩化4-メチル-1-ピペラジ
ニルスルファモイル塩酸塩(実施例61と同様に調製)を用いる以外は重要でない
変形を施し、実施例141の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(CDCl3)9.60,7.74,7.54,7.32,7.14,7.10,6.92,6.85,6.70,5.18,4.62
,3.32,3.27,3.12,3.20-3.00,2.38,2.25,1.95,1.61,1.37および0.90δ
実施例148 1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブ
チルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
パートA
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例122)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例119の常法
に従ってパートAの化合物を得た。
パートB
4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(パートA)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例20
6の常法に従ってパートBの化合物を得た。
パートC
1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン
インドリル-2-カルボジ酸(187mg、1.16ミリモル)および4-[N-メチ
ル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(パートB、3
04mg、1.16ミリモル)を20-25°のTHF(3ml)に溶解した。つい
で、EDC(223mg、1.16ミリモル)を添加し、その反応物を(便宜上)3
日間撹拌した。その反応物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注入し、小シリカゲ
ル栓を通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。その濾液を蒸発して標題化合物を
得た。
融点88-90°;
NMR(300MHz,CD3OD)7.50,7.33,7.13,6.92,6.69,4.40,3.21,2.53,
1.77,1.51および1.30δ;
MS(m/e、相対%)405(95),348(18),230(27),219(18),188(21),177(41),16
2(32),144(100);
IR(鉱油マル)3260,3197,1600,1575,1527,1488,1411,1392,1366,1340,1268お
よび1238cm-1
実施例149 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(1.11g、4.36ミリ
モル)をTHF(10ml)に溶解した。CDI(761mg、4.69ミリモル)を
添加し、その反応物を20-25°にて1時間撹拌した。ついで、その混合物を
0°に冷却し、4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例148、パートB、1,14g、4.36ミリモル)をTH
F(15ml)に添加した。その反応物を放置して20-25°に温め、6.5時間
撹拌した。ついで、それを水酸化ナトリウム(1N)に注入し、クロロホルム/メ
タノール混合物で抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸
発させて残渣を得た。その残渣をクロマトグラフィー(シリカゲルカラム;酢酸
エチル)に付して標題化合物を得た。
融点192-193°;
NMR(300MHz,CD3OD)7.48,7.41,7.29,7.12,7.02,6.87,6.66,4.33
,3.2-2.9,2.76,2.50,1.74,1.47および1.26δ
実施例150 1-(5-フルオロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-
(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
5-フルオロインドリル-2-カルボン酸(683mg、3.81ミリモル)をTH
F(5ml)に溶解した。CDI(618mg、3.81ミリモル)を添加し、その
反応混合物を20-25°にて2時間撹拌した。その反応物混合物を0°に冷却
し、THF(3ml)中の4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニ
ル)アミノ]-ピペリジン(実施例148、パートB、500mg、1.90ミリモ
ル)を添加した。その反応物を放置して20-25°に温め、一晩撹拌した。つい
で、それを飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注入し、クロロホルムで抽出した。そ
の抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。その濃縮物をクロマト
グラフィー(シリカゲル;メタノール/トルエン(10/90))に付し、つづいて
トルエン/ヘキサンから結晶化させて標題化合物を得た。
融点188-189°;
NMR(CD3OD)7.53,7.31,7.19,6.93,6.70,4.41,3.30-3.00,2.56,1.80,1.5
6および1.32δ;
MS(m/e,相対%)423(54),408(8),366(9),230(14),177(29),162(100),148(
22)および134(34);
IR(鉱油マル)3245,1599,1576,1532,1488,1366,1268,1241,1222,1217および1
153cm-1
実施例151 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-6-フルオロ-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン
アセトニトリル(100ml)中の1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジン(実
施例9、6.44g、31.23ミリモル)、2,6-ジフルオロ-3-ニトロピリジ
ン1'2(5.00g、31.23ミリモル)および炭酸カリウム(5.18g、37.4
8ミリモル)を18時間還流した。さらに1.2gの1-ベンジル-4-メチルアミ
ノピペリジン(実施例9)を添加し、1時間還流を続けた。その混合物を冷却し、
水中に注入し、クロロホルムで抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し
、濾過し、濃縮した。その濃縮物をクロマトグラフィー(シリカゲル300g;
酢酸エチル/ヘキサン(25/75))に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)8.47,7.43-7.51,6.49,4.42-4.51,3.72,3.19
,2.86,2.30-2.37,2.04-2.12および1.95δ
実施例152 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチル-1-シアノエチ
ル)アミノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
エタノール(150ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-6-
フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例151、5.81g、16.
87ミリモル)および酸化白金(2.5g)を10psi水素にて1時間水素化した。
濾過し、溶媒を除去して1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-アミノ-6-フルオ
ロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジンを得た。
さらに精製することなく、この物質をアセトニトリルに溶解し、0°に冷却し
た。アセトン(3.76ml、51.2ミリモル)および縮合塩化亜鉛(465mg
、3.4ミリモル)を添加し、その混合物を8時間還流した。ついで、それを水中
に注入し、クロロホルムで抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾
過し、濃縮した。その濃縮物をクロマトグラフィー(シリカゲル、300g;酢
酸
エチル/ヘキサン(50/50))に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.64,7.36-7.41,6.73,3.60,3.35,3.00,2.74,
2.10-2.20,1.81および1.77δ
実施例153 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-6-フル
オロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
-78°の窒素雰囲気下、メチルリチウム(53ml、74.2ミリモル、エー
テル中の1.4M)を乾燥フラスコ中のトルエン(15ml)に添加した。トルエン
(15ml)中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-(1-メチル-1-シアノエチ
ル)アミノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例152、2.
83g、7.42ミリモル)を-78°に冷却し、メチルリチウム混合物にカニュ
ーレ処理した。その混合物を放置して徐々に20-25°に温め、ついで水で注
意してクエンチした。その混合物をクロロホルムで抽出し、その抽出物を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。その濃縮物をクロマトグラフィー(シリ
カゲル、100g;酢酸エチル/ヘキサン(20/80))に付して標題化合物を
得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.55,7.48,6.78,3.68,3.25,3.10,2.74,2.20-
2.30,1.75-1.90および1.52δ
実施例154 4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-6-フルオロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
エタノール50ml中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミ
ノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例153、900mg
、2.43ミリモル)および炭素-水酸化パラジウム(350mg)を、40psi水素
下にて24時間水素化した。濾過し、溶媒を除去して標題化合物を得、これをさ
らに精製することなく用いた。
NMR(300MHz,CD3OD)7.38,6.61,3.16-3.27,2.71-2.79,2.56,1.84,
1.61-1.66および1.33δ
実施例155 1-(インドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブ
チルアミノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
インドリル-2-カルボン酸(345mg、2.14ミリモル)をTHF(4ml)
に溶解した。CDI(348mg、2.14ミリモル)を添加し、その反応物を2
0-25°にて1.5時間撹拌した。ついで、それを0°に冷却し、THF(2.5
ml)中に溶解した4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-6-フルオロ-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例154、350mg、1.25ミリモル)
を添加した。その反応物を放置して20-25°に温め、一晩撹拌した。その混
合物を水酸化ナトリウム(1N)に注入し、クロロホルムで抽出した。その抽出物
を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、その溶媒を蒸発させて濃縮物を得た。その
濃縮物をクロマトグラフィー(シリカゲル;メタノール/クロロホルム(1/99
))に付し、続いてt-ブチルエーテルおよびヘキサンから結晶化させて標題化合
物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.46,7.28,7.25,7.06,6.93,6.66,6.48,4.38,
3.0-3.3,2.47,1.72,1.53および1.21δ;
MS(m/e、相対%)423(36),366(3),197(14),180(17),166(9)および144(100);
IR(鉱油マル)3248,1594,1534,1488,1414,1367,1270,1241,1215cm-1
実施例156 1-[5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル]-4-[
N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(635mg、2.50ミ
リモル)をTHF(4ml)に溶解した。CDI(405mg、2.50ミリモル)を
添加し、その反応物を20-25°にて1.75時間撹拌した。その反応物を0°
に冷却し、THF(2.5ml)中の4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチルアミノ-6
-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例154、350mg、1.
25ミリモル)を添加した。その反応物を放置して20-25°とし、一晩撹拌し
た。ついで、それを水酸化ナトリウム(1N)に注入し、クロロホルムで抽出した
。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、溶媒濃縮して残渣を得、これ
をクロマトグラフィー(シリカゲル;メタノール/クロロホルム(5/95))に付
し、続いてアセトン/メチル-t-ブチルから結晶化させて標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.57,7.43,7.19,6.82,6.65,4.55,3.2-3.4,2.
92,2.65,1.90,1.70および1.39δ;
MS(m/e、相対%)516(73),501(4),459(5),237(86),223(18),197(41),180(
52)および158(61);
IR(鉱油マル)3301,1600,1531,1492,1461,1447,1427,1370,1331,1267,1249お
よび1152cm-1
実施例157 4-イソプロピルアミノ-3,5-ジクロロピリダジン
トルエン(24ml)に3,4,5-トリクロロピリダジン(9.2g、0.05ミリ
モル)を溶解した。イソプロピルアミン(16.5g、0.28モル)を添加し、そ
の混合物を3時間還流した。その溶液を冷却し、クロロホルムおよび水酸化ナト
リウム(1N)で希釈した。その有機相を分離し、水およびセーラインで洗浄し、
ついで硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。その濃縮物をクロマトグラ
フィー(シリカゲル、300g;酢酸エチル/ヘキサン(30/70))に付して標
題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)8.50,4.74,4.47および1.20δ
実施例158 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-4-ク
ロロ-2-ピリダジニル)アミノ]ピペラジニル
1-ベンジル-4-メチルアミノピペラジン(実施例9、2.30g、11.4ミリ
モル)および4-イソプロピルアミノ-3,5-ジクロロピリダジン(実施例157、
1.0g、4.8ミリモル)を、窒素雰囲気下、密閉チューブ中で155°にて3
時間加熱した。ついで、その混合物をクロマトグラフィー(シリカゲル、150
g;50-100%酢酸エチル/ヘキサン)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)8.43,7.30,4.5,3.51,2.90,2.72,2.05,1.75お
よび1.21δ
実施例159 4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリダジニル)ア
ミノ]ピペリジン
エタノール中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-4-
クロロ-2-ピリダジニル)アミノ]-ピペリジン(実施例158、800mg、2.
14ミリモル)および炭素-水酸化パラジウム(400mg)を、40psi水素にて
36時間水素化した。濾過し、溶媒を除去して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)8.54,6.84,3.89,3.67,3.54,3.15,2.86,2.26,
2.05および1.42δ
実施例160 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリダジニル)アミノ]ピペリジン(V
)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(354mg、1.39ミ
リモル)および4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリダジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例159、330mg、1.33ミリモル)を用いる以外は
重要でない変形を施し、実施例148の常法に従って粗製生成物を得た。クロマ
トグラフィー(シリカゲル;メタノール/クロロホルム(5/95))に付し、つづ
いて酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させて標題化合物を得た。
融点193-194°;
NMR(300MHz,CD3OD)8.17,7.34,7.21,6.95,6.59,6.47,4.35,3.53,
3.32,2.68,2.53,1.75,1.55および1.07δ;
IR(鉱油マル)3253,1600,1579,1560,1532,1495,1448,1412,1326および126
9cm-1;
MS(m/z、相対%)485(100),470(27),442(21),406(26),237(30),167(77)
実施例161 1-tert-ブチルオキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-シクロ
プロピルメチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-tert-ブチルオキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(1.64g、5.37ミリモル)をメタノール(0.2M)に
溶解し、0°に冷却した。シクロプロピルカルボキシアルデヒド(0.40ml、
5.37ミリモル)を添加した。5分間撹拌した後、ホウ水素化シアノナトリウム
(337mg、5.37ミリモル)を添加した。その反応物を1時間還流し、つい
で20-25°にて一晩撹拌した。酢酸(53.7ミリモル)を添加し、その反応物
を3時間還流した。20-25°に冷却した後、シクロプロピルカルボキシアル
デヒド(820mg、2.68ミリモル)およびホウ水素化シアノナトリウム(16
8mg、2.68ミリモル)を添加し、その反応物を20-25°にて16時間撹
拌した。その混合物を水で希釈し、水酸化ナトリウム(1N)でpH9に調整し、
クロロホルムで抽出した。その抽出物を濾過して濃縮した。その濃縮物をクロマ
トグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(20/80))に付して標題化
合物を得た;
NMR(300MHz,CD3OD)7.39,6.79,3.79,3.07,2.80,2.63,2.44,1.52,
1.33,1.27,0.93,0.35および0.05δ
実施例162 4-[N-メチル-N-(3-シクロプロピルメチルアミノ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
1-tert-ブチルオキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(シクロプロピルメチル
アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例161、1.46g、4.05
ミリモル)をジオキサン10mlに溶解した。塩酸(4.0Mジオキサン30ml
中)を添加した。蒸発によりその溶媒を除去し、その残渣を水に懸濁した。その
水を水酸化ナトリウム(1N)でpH=12に調整し、クロロホルム/メタノール
で抽出した。その有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を蒸発させて標題化合
物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.37,6.77,3.3-3.5,2.85,2.79,2.45,2.36,1.
53,1.40,0.92,0.33および0.56δ
実施例163 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-N
-メチル-N-(3-シクロプロピルメチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(498mg、1.95ミ
リモル)および4-[N-メチル-N-(3-シクロプロピルメチルアミノ-2-ピリジニ
ル)アミノ]ピペラジニン(実施例162、510mg、1.95ミリモル)を用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って粗製生成物776
mgを得た。酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させて標題化合物を得た。
融点187-189°;
NMR(300MHz,CD3OD)7.59,7.53,7.41,7.14,7.00,6.78,4.45,3.45,
3.00,2.88,2.66,1.85,1.70,1.10,0.55および0.25δ;
IR(鉱油マル)3249,1573,1544,1480,1450,1427,1333,1324,1268および1222cm
-1;
MS(m/z、相対%)496(84),259(17),237(47),228(36),217(27),204(21)お
よび176(100)
実施例164 1-(ピロリル-2-カルボニル-4-[N-メチル-N-(シクロプロピ
ルメチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(297mg、2.67ミリモル)および4-[N-メチル
-N-(3-シクロプロピルメチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施
例162、673mg、2.58ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し
、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.59,7.00,6.90,6.54,6.16,4.45,3.45,3.10,
3.00,2.65,1.85,1.65,1.10,0.55および0.25δ;
IR(液体):3245,1585,1479,1471,1451,1405,0367,1290,1267および1252cm-1
;
MS(m/z、相対%)353(86),259(12),228(31),217(17),202(17),176(70),13
4(49)および94(100)
実施例165 4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
1-tert-ブチルオキシカルボニル-4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ
-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例54、2.41g、6.91ミリモル)
を用い、実施例162で用いた常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.55,6.97,3.60,3.1,3.0,2.61,2.52,1.70,1.
50および1.20δ
実施例166 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-イソプロ
ピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(666mg、6.0ミリモル)および4-[N-メチル-
N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例165、
7.45mg、3.0ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例1
49の常法に従って粗製生成物を得た。クロマトグラフィー(シリカゲルカラム
、50g;酢酸エチル/ヘキサン(50/50))に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.71,7.13,7.02,6.67,6.30,4.58,3.73,3.51,
3.22,2.75,1.97,1.71および1.34δ
実施例167 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-tert-ブチ
ルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(279mg、2.52ミリモル)および4-[N-メチル
-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例148B
、330mg、2.52ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例
149の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.45,7.11,6.84,6.76,6.40,6.03,4.30,3.20,
2.97,2.47,1.68,1.44および1.24δ;
MS(m/z、相対%)355(100),340(10),298(20),230(33),219(16),177(52)お
よび94(99)
実施例168 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-イソプロ
ピルアミノ-2-ピリダジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(508mg、4.57ミリモル)および4-[N-メチル
-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリダジニル)アミノ]ピペリジン(実施例15
9、568mg、2.28ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施
例149の常法に従って粗製生成物2.22gを得た。クロマトグラフィー(シリ
カゲルカラム150g;メタノール/クロロホルム(5/95)で溶出)に付し、
つづいてクロマトグラフィー(シリカゲル;メタノール/酢酸エチル(10/90
)で溶出)に付して標題化合物を得た。
融点68-70°;
NMR(300MHz,CD3OD)8.45,6.98,6.74,6.64,6.25,4.60,3.81,3.57,
3.10-3.30,2.80,2.01,1.70および1.34δ
実施例169 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(2-ニトロ-4-フルオロフェニ
ル)アミノ]ピペリジン
2.5-ジフルオロニトロベンゼン(2.69ml、24.84ミリモル)、1-ベ
ンジル-4-メチルアミノピペリジン(実施例9、5.00g、24.84ミリモル)
および炭酸カリウム(4.12g、29.81ミリモル)をアセトニトリル中にて2
1時間還流した。ついで、その混合物を水に注入し、クロロホルムで抽出した。
その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。その濃縮物をクロマ
トグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.45,7.37,7.29,3.46,2.99,2.87,2.64,1.98
および1.67δ
実施例170 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(2-イソプロピルアミノ-4-フ
ルオロフェニル)アミノ]ピペリジン
エタノール100ml中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(2-ニトロ-4-フ
ルオロフェニル)アミノ]ピペリジン(実施例169、3.0、8.73ミリモル)お
よび酸化白金(1.5g)を、10psi水素下にて1時間水素化した。濾過し、溶媒
を蒸発させて生成物を得、これをメタノール(0.2M)に溶解し、0°に冷却し
た。アセトン(0.71ml、9.60ミリモル)および酢酸(5.0ml、97.3
ミリモル)を添加した。10分間撹拌後に、ホウ水素化シアノナトリウム(628
mg、9.25ミリモル)を添加し、その混合物を20-25°に温めた。さらに
2回混合物を0°に冷却し、アセトン(9.60ミリモル)およびホウ水素化シア
ノナトリウム(9.25ミリモル)を添加し、各回ごとき20-25°に温めた。そ
の混合物を水酸化ナトリウム(1N)で希釈し、クロロホルムで抽出した。その抽
出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.29,7.0,6.30,6.22,3.55,3.47,2.95,2.70,2
.50,2.0,1.50および1.18δ
実施例171 4-[N-メチル-N-(2-イソプロピルアミノ-4-フルオロフェニ
ル)アミノ]ピペリジン
エタノール50ml中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(2-イソプロピルア
ミノ-4-フルオロフェニル)アミノ]ピペリジン(実施例170、2.90g、8.
16ミリモル)および炭素-水酸化白金(1.0g)を40psi水素にて25時間水素
化した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.02,6.32,6.24,3.60,3.15,2.90,2.75,2.54,
1.8-2.0,1.50および1.18δ
実施例172 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[N
-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-4-フルオロフェニル)アミノ]ピペリジン(
V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(1.69g、6.64ミリ
モル)および4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-4-フルオロフェニル)
アミノ]ピペリジン(実施例171、881mg、3.32ミリモル)を用いる以外
は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って粗製生成物を得た。フラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;最初に酢酸エチル/ヘキサン(1
0/90)で溶出)に付し、続いてアセトン/メチルt-ブチルエーテルから再結
晶化させて標題化合物を得た。
融点233-234°
実施例173 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-(3-イソプロ
ピルアミノ-4-フルオロフェニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(1.30g、11.68ミリモル)および4-[N-メチ
ル-N-(3-イソプロピルアミノ-4-フルオロフェニル)アミノ]ピペリジン(実施
例171、1.55g、5.84ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し
、実施例149の常法に従って粗製生成物を得た。フラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲルカラム、150g;酢酸エチル/ヘキサン(40/60)で
溶出)に付し、つづいてアセトン/メチル t-ブチルエーテルから結晶化させて
標題化合物を得た。
融点154-155°
実施例174 N-エチル-1-ベンジル-4-ピペリジニルカルボキシアミド
塩酸エチルアミン(6.59g、80.8ミリモル)を乾燥トルエン40mlに溶
解し、0°に冷却した。トリエチルアルミニウム(トルエン中の2M、40.8m
l、80.8ミリモル)を徐々に添加し、0°にて30分後に、その混合物を20
-25°に温めた。1時間後にガス放出が終了した。ついで、1-ベンジルピペリ
ジン-4-カルボン酸エチル(10.0g、40.4ミリモル)をトルエン20mlに
添加し、その混合物を85°にて2時間加熱した。その反応物を5%希塩酸で注
意深くクエンチし、ついで水酸化ナトリウムでpH8に調整し、クロロホルムで
抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて標題化合
物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.32,3.58,3.27,3.00,2.0-2.2,1.7-2.0および
1.11δ
実施例175 1-ベンジル-4-[N-エチルアミノ]メチルピペリジン
N-エチル-1-ベンジル-4-ピペリジニルカルボキシアミド(実施例174、8
.03g、32.60ミリモル)をTHF中に溶解し、0°に冷却した。水素化ア
ル
ミニウムリチウム(THF中の1M)を滴下した。その溶液を4.5時間還流し、
ついで水1.24ml、15%水素化ナトリウム水溶液1.24mlおよび水3.
71mlを添加することにより0°でクエンチした。珪藻土パッドおよび硫酸ナ
トリウムを通して濾過し、ついで溶媒を蒸発させて標題化合物を得た;
NMR(300MHz,CDCl3)7.14,3.32,2.73,2.50,2.35,1.79,1.55,1.34,1
.12および0.97δ
実施例176 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]メチルピペリジン
アセトニトリル(0.25M)中の1-ベンジル-4-[N-エチルアミノ]メチルピ
ペリジン(実施例175、7.59g、32.64ミリモル)、2-クロロ-3-ニト
ロピリジン(5.17g、32.64ミリモル)および炭酸カリウム(5.41g、3
9.17ミリモル)を48時間還流した。その混合物を水で希釈し、酢酸エチル、
ついでジクロロメタンで抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、
濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲルカラム、300g;15-80%酢酸エ
チル/ヘキサンで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)8.43,8.20,7.42,6.90,3.61,3.52,3.49,3.00,
2.10,1.80,1.37および1.25δ
実施例177 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]メチルピペリジン
エタノール(250ml)中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-ニトロ-2-
ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(実施例176、9.8g、27.6ミリモ
ル)および10%炭素パラジウム(3g)を40psi水素にて1時間水素化した。濾
過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.60,7.28,7.05,6.86,3.46,3.01,2.84,1.90,
1.70,1.40,1.19および1.0δ
実施例178 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピ
リジニル)アミノ]メチルピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]-メチルピ
ペリジン(実施例177、8.78g、27.06ミリモル)を用いる以外は重要で
ない変形を施し、実施例201の常法に従い、粗製生成物をクロマトグラフィー
(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(50/50))に付して標題化合物を得た。
NMR(CDCl3,CD3OD)7.52,7.21,6.93,3.56,3.42,2.90,2.81,1.86,1.64
,1.33,1.22,1.+wおよび0.95δ
実施例179 4-[N-エチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]メチルピペリジン
エタノール30ml中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-イソプロピル-2
-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(実施例178、1.82g、4.97ミリ
モル)および炭素-水酸化白金(675mg)を40psi水素下にて48時間水素化
した。濾過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.56,6.97,3.60,2.94,2.44,1.69,1.48,1.20,
1.10および0.99δ
実施例180 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-イソプロ
ピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(1.56g、10.40ミリモル)および4-[N-エチ
ル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(実施
例179、1.44g、10.40ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例149の常法に従って粗製生成物を得た。フラッシュカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(50/50)で溶出)に付して標
題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.76,7.17,7.07,6.68,6.34,4.65,3.80,3.17,
3.10,2.0,1.90,1.40および1.19δ
実施例181 1-(5-フルオロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-
(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(V)
5-フルオロインドリル-2-カルボン酸(648mg、3.62ミリモル)および
4-[N-エチル-N-(2-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペ
リジン(実施例179、500mg、1.81ミリモル)を用いる以外は重要でな
い変形を施し、実施例149の常法に従って粗製生成物を得た。トルエン/ヘキ
サンから結晶化させて標題化合物を得た。
融点186-187°
実施例182 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(
V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(1.84g、7.24ミリ
モル)および4-[N-エチル-N-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]
メチルピペリジン(実施例179、1.0g、3.62ミリモル)を用いる以外は重
要でない変形を施し、実施例149の常法に従って粗製残渣を得た。フラッシュ
カラムクロマトグラフィー(シリカゲル;、エタノール/トルエン(5/95)で
溶出)に付し、つづいてメタノール/トルエンから結晶化させて標題化合物を得
た。
融点227-228°
実施例183 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-6-クロロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
アセトニトリル100ml中の1-ベンジル-4-メチルアミノピペリジン(実施
例9、5.34g、25.9ミリモル)、2.6-ジクロロ-3-ニトロピリジン(5.
0g、25.9ミリモル)および炭酸カリウム(4.3g、31.1ミリモル)を20
-25°にて20時間撹拌した。その混合物を水中に注入し、クロロホルムで抽
出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて粗製生成物
を得た。クロマトグラフィー(シリカゲル、300g;ヘキサン中の15-25%
酢酸エチルで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.92,7.19,6.47,4.23,3.40,2.86,2.57,2.02お
よび1.69-1.71δ
実施例184 1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-6-ク
ロロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
エタノール100ml中の1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-ニトロ-6-ク
ロロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例183、2.5g、6.92ミリ
モル)および酸化白金(1.0g)を、10psi水素下にて50分間水素化した。濾
過し、溶媒を蒸発させて濃縮物を得た。
この濃縮物、酢酸(3.97ml、69.2ミリモル)、アセトン(2.8ml、3
8.1ミリモル)およびホウ水素化シアノナトリウム(2.49g、36.7ミリモ
ル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例170の常法に従って標題化
合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.43,7.07,3.71,3.63,3.24,3.02,2.72,2.17,
1.85および1.33δ
実施例185 4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-6-クロロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-6-クロロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン(実施例184、1.60g、4.84ミリモル)をジク
ロロメタン(0.2M)に溶解し、0°に冷却した。1-クロロエチル-クロロギ酸(
0.57ml、5.32ミリモル)を滴下した。その反応物を放置して20-25°
に温め、30分間還流した。溶媒を除去して1/3容量とし、メタノール15m
lを添加し、その混合物を2時間還流した。クロロホルムで抽出し、その抽出物
を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して粗製生成物を得た。フラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、100g;メタノール/クロロホルム(10
/90)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)6.88,3.49,3.23,2.87,2.50,1.95,1.70および
1.12δ
実施例186 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-6-クロロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(580mg、2.28ミ
リモル)および4-[N-メチル-N-(3-イソプロピルアミノ-6-クロロ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(実施例185、430mg、1.52ミリモル)を用い
る以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って生成物を得た。ク
ロロホルム/メチル tert-ブチルエーテルから結晶化させて標題化合物を得た。
融点101-102°
実施例187 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニ
ル)アミノ]メチルピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピ
ペリジン(実施例177、2.35g、7.27ミリモル)をメタノール18mlに
溶解し、0°に冷却した。アセトアルデヒド(0.45ml、8.0ミリモル)およ
びホウ水素化シアノナトリウム(685mg、10.9ミリモル)を添加した。そ
の混合物を0°にて1時間撹拌し、ついで20-25°に温めた。アセトアルデ
ヒドおよびホウ水素化シアノナトリウムを前記と同量2回添加し、各添加後に2
0-25°に温める前に0°に冷却した。その混合物を1N水酸化ナトリウムに
注入し、クロロホルムで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し濃縮した。フ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、100g;メタノール/クロ
ロホルム(5/95)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.58,7.31,6.98,3.49,3.18,3.00,2.87,1.93,
1.70,1.40,1.15および1,01δ
実施例188 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-N
-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
エタノール100ml中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-
2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(実施例187、2.38g、6.75ミ
リモル)および炭素-水酸化パラジウム(1.5g)を40psi水素下にて42時間水
素化した。濾過し、溶媒を蒸発させて4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-
ピリジニル)アミノメチル]ピペリジンを得た。
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(1.16g、4.57ミリ
モル)および4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノメチル]
ピペリジン(800mg、3.05ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例149の常法に従って固形物残渣を得た。クロマトグラフィー(シリ
カゲル;酢酸エチル/ヘキサン(50/50)で溶出)に付し、つづいてメタノー
ルから結晶化させて標題化合物を得た。
融点227-228°
実施例189 1-(ピロール-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-エチルア
ミノ-2-ピリジニル)アミノ]メチルピペリジン(V)
エタノール100ml中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-
2-ピリジニル)アミノメチル]ピペリジン(実施例187、2.38g、6.75ミ
リモル)および炭素-水酸化パラジウム(1.5g)を、40psi水素下にて42時間
水素化した。濾過し、溶媒を蒸発させて4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2
-ピリジニル)アミノメチル]ピペリジンを得た。
ピロール-2-カルボン酸(823mg、7.40ミリモル)および4-[N-エチル
-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノメチル]ピペリジン(970んりい
ぐ、3.70ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常
法に従って粗製生成物を得た。クロマトグラフィー(40-100%酢酸エチル/
ヘキサンで溶出)に付し、つづいてエーテル/ヘキサンから結晶化させて標題化
合物を得た。
融点109-110℃
実施例190 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-メチル)-4-[N-メ
チル-N-(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-
(3-tert-ブチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例149、1.
0g、2.0ミリモル)をテトラヒドロフラン(0.3M)に溶解し、0°に冷却し
た。水素化アルミニウムリチウム(THF中の1M)を滴下し、その溶液を放置し
て20-25°に温めた。その反応物を3時間還流し、ついで0°に冷却し、水
0.075ml、15%水酸化ナトリウム水溶液0.075mlおよび水0.22
5mlを添加することによりクエンチした。その混合物を珪藻土パッドを通して
濾過し、クロロホルムおよびメタノールで洗浄した。濾液を硫酸ナトリウムで乾
燥した後に、それを濃縮した。クロマトグラフィー(シリカゲル;メタノール/
クロロホルム(5/95)で溶出)に付し、つづいてメタノール/エーテルから結
晶化させて標題化合物を得た。
融点242-243°
実施例191 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-プロピルアミノ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例204B、6.37g、20.56ミリモル)およびプロピオンアルデヒ
ド(1.63ml、22.6ミリモル)をメタノール50mlに溶解し、0°に冷却
した。ホウ水素化シアノナトリウム(1.42g、22.6ミリモル)を添加し、そ
の混合物を20-25°に温めた。2のさらなるプロピオンアルデヒド(22.6
ミリモル)およびホウ水素化シアノナトリウム(22.6ミリモル)を添加し、各添
加後に20-25°に温める前にその混合物を0°に冷却した。その混合物を1
6時間撹拌し、ついで1N水酸化ナトリウムに注入し、ジクロロメタンで抽出し
た。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、濃縮した。クロマトグラフ
ィー(シリカゲル、300g;酢酸エチル/ヘキサン(25/75)で溶出)に付し
て標題化合物を得た。
NMR(400MHz,CDCl3)7.72,7.30,6.91,6.78,4.79,3.49,3.14,3.04,2
.87,1.98,1.73,1.63,1.01および0.86δ
実施例192 4-[N-エチル-N-(3-プロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン
エタノール50ml中の1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-プロピルアミノ-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例191、4.34g12.3ミリモル)
および炭素-水酸化パラジウム(2.0g)を、40psi水素下にて水素化した。濾
過し、溶媒を蒸発させて標題化合物を得た。
NMR(400MHz,CDCl3)7.72,6.95,6.83,3.72,3.42,3.09,2.87,2.00,
1.66,1.24,1.00および0.87δ
実施例193 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-プロピル
アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(325mg、2.93ミリモル)および4-[N-エチル
-N-(3-プロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペラジン(実施例192、5
12mg;1.95ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例19
2の常法に従って粗製生成物886mgを得た。クロマトグラフィー(シリカゲ
ル;40-100%ヘキサン中の酢酸エチルで溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.74,7.13,7.03,6.65,6.29,4.58,3.24,1.98,
1.76,1.68,1.12および0.99δ
実施例194 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(3-プロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(735mg、2.89ミ
リモル)および4-[N-エチル-N-(3-プロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペラジン(実施例192、506mg、1.93ミリモル)を用いる以外は重要で
ない変形を施し、実施例149の常法に従って粗製生成物1.2gを得た。クロ
マトグラフィー(シリカゲル、100g;メタノール/クロロホルム(8/92)
で溶出)に付し、続いてメタノールから結晶化させて標題化合物を得た。
融点208-209°
実施例195 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(ニトロ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン
2,6-ジフルオロ-3-ニトロピリジン(Recl.Trav.Chim.,95,127-156(1976)
およびTetrahedron Lett.,28,111-114(1987)、2.4g、15.0ミリモル)
および1-ベンジル-4-エチルアミノピペリジン(実施例11、3.3g、15ミ
リモル)を0°のアセトニトリル37.5ミリモルに溶解した。ついで、固形炭酸
カリウム(2.49g、18ミリモル)を添加し、その反応物を徐々に20-25°
に温めた。TLC(酢酸エチル/ヘキサン(25/75))により反応が完了したら
、それを水に注入し、酢酸エチルで抽出した。その有機相をセーラインで洗浄し
、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(5%酢酸エチル/ヘキサンから10%酢酸エチル/ヘキサン)に付して
標題化合物を得た。
融点99-100°;
NMR(300MHz,CDCl3)8.00,7.13-7.04,6.02,3.43,3.31,3.28,2.77,
1.85,1.71,1.63および0.86δ;
CMR(75MHz,CDCl3)163.5,160.2,151.2,140.9,130.4,128.9,128.0,1
26.9,96.9,62.6,59.6,52.9,38.7,29.3および14.0δ
実施例196 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(イソプロピル
アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(ニトロ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例195、3.0g、8.37ミリモル)をエタノール(50
0ml)に溶解し、酸化白金(0.75g)を添加した。反応物を10psiのパール
水素発生器に1時間入れ、ついで珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮した。
その粗製1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(アミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(3.0g、9.13ミリモル)を直ちにメタノール(18
ml)およびアセトン(0.74ml、10.04ミリモル)に溶解し、酢酸(13.
1ml、228.3ミリモル)を添加した。その反応物を10分間撹拌し、ついで
0°に冷却し、ホウ水素化シアノナトリウム(0.61g、9.7ミリモル)を添加
した。その反応物を徐々に20-25°に温め、18時間撹拌した。ついで、固
形重炭酸ナトリウムを注意して添加し、その反応物をクロロホルムで抽出し、硫
酸ナトリウムで抽出し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(5%酢酸エチル/ヘキサン-10%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)に付して
標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.26-7.15,6.88,6.49,4.28,3.40,3.44,3.04,2
.93,2.82,1.93,1.72-1.52,1.13および0.81δ;
CMR(CDCl3,75MHz)155.9,152.5,146.1,138.0,129.1,128.1,126.9,
121.8,104.3,62.9,57.5,52.7,44.4,41.2,29.7および22.8δ
実施例197 4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(イソプロピルアミノ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(イソプロピルアミノ)-2-
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例196、2.1g、5.76ミリモル)をエ
タノール(100ml)に溶解し、水酸化パラジウム0.96gを添加した。その
反応物を40psiのパール水素発生器に12時間入れた。ついで、その反応物を
珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮し、さらに精製することなく用いた。
NMR(300MHz,CDCl3)6.93,6.55,4.32,3.51,3.11,3.10-2.95,2.59,1
.77,1.55,1.18および0.86δ
実施例198 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-
3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
ピロール-2-カルボン酸(0.59g、5.34ミリモル)をTHF6.7mlに溶
解し、20-25°にて1,1'-カルボニルジイミダゾール(0.87g、5.34
ミリモル)を添加した。その反応物を1時間撹拌し、ついで0°に冷却し、TH
Fに溶解した4-[N-エチル-N-(6-フルオロ-3-(イソプロピルアミノ)-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン(実施例197、0.75g、2.67ミリモル)を添
加した。その反応物を徐々に20-25°に温め、20時間撹拌した。ついで、
それを水酸化ナトリウム(1N)に注入し、酢酸エチルで抽出した。その有機相を
水およびセーラインで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮し
た。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(
25/75))によって精製して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.24,6.98,6.74,6.62,6.26,4.57,3.67,3.39,3
.21,3.12,1.95,1.67,1.27および0.96δ
実施例199 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-ニトロ-1-フ
ェニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-エチルアミノピペリジン(実施例11、8.25g、37.8ミ
リモル)、2,4-ジフルオロニトロベンゼン(4.1ml、37.8ミリモル)および
炭酸カリウム(6.27g、45.4ミリモル)をアセトニトリル(95ml)に入れ
、18時間還流した。その反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、セーライ
ンで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサン(25/75))によって
精製して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.53,7.06,6.63,6.46,3.27,2.98,2.79,2.70,1
.75,1.56および0.81δ
実施例200 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-アミノ-1-フ
ェニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-ニトロ-1-フェニル)アミノ
]ピペリジン(実施例199、4.0g)をエタノール(350ml)に溶解し、酸化
白
金1.0gを添加した。その反応物を10psiの水素発生器に1時間入れ、ついで
それを珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.15,6.67,6.57,3.38,2.88,2.77,2.65,1.86お
よび0.78δ
実施例201 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-(イソプロピル
アミノ)-1-フェニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-アミノ-1-フェニル)アミノ
]ピペリジン(実施例200、3.94g、12.0ミリモル)をメタノール(9ml)
に溶解し、酢酸(25.8ml、450ミリモル)およびアセトン(1.45ml、1
9.8ミリモル)を添加した。その反応物を0°に冷却し、ついでホウ水素化シア
ノナトリウム(1.20g、19.8ミリモル)を添加した。その反応物を徐々に2
0-25°に温め、18時間撹拌した。ついで、それをクロロホルムで希釈し、
飽和重炭酸ナトリウム水溶液、セーラインで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、メタ
ノール/クロロホルム(2.5/97.5)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.20,6.68,6.45,4.55,3.50,3.44,2.89,2.83,2
.64,1.90,1.72,1.58,1.10および0.80δ
実施例202 4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-(イソプロピルアミノ)-1-
フェニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-(イソプロピルアミノ)-1-
フェニル)アミノ]ピペリジン(実施例201、3.6g、9.74ミリモル)をエタ
ノール(100ml)に溶解し、水酸化パラジウム0.9gを添加した。その反応物
をパール水素発生器に18時間入れ、珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮し
て標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)6.80,6.59,4.50,3.60,3.48,3.01,3.02,2.88,2
.03,1.24および0.93δ
実施例203 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-
2-(イソプロピルアミノ)-1-フェニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-2-(イソプロピルアミノ)-1-フェニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例202、0.5g、1.8ミリモル)、ピロール-2-カルボ
ン酸(0.4g、3.6ミリモル)およびCDI(0.58g、3.6ミリモル)を用い
、かつ、酢酸エチル/ヘキサンからの結晶化によって精製する以外は実施例19
8の常法に従って標題化合物を得た。
融点103-105°;
NMR(300MHz,CD3OD)6.72,6.59,6.46,6.35,5.99,4.30,3.41,3.41,
2.87,1.72,1.32,0.99および0.70δ
実施例204 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン
パートA
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン
1-ベンジル-4-N-エチルアミノピペリジン(実施例11、12.91g、59
.1ミリモル)および2-クロロ-3-ニトロピリジン(9.37g、59.1ミリモル
)をアセトニトリル(118ml)に溶解し、固形炭酸カリウム8.17g(59.1
ミリモル)を添加した。その反応物を加熱還流し、18時間撹拌し、20-25°
に冷却し、クロロホルムで希釈し、水、セーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル;酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶出)によって精製して標題化合物を
得
た。
パートB
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例204、パートA、1.0g、3.05ミリモル)をエタノール(170
ml)に溶解し、酸化白金0.25gを添加した。その反応物を10psiのパール水
素発生器に1時間入れ、ついでそれを珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮し
て標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.52,7.17,6.97,6.79,3.37,3.02,2.94,2.75,
1.90,1.60,1.52および0.74δ
実施例205 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(エチルアミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例204、パートB、1.0g、3.22ミリモル)をメタノール(8ml
)に溶解し、0°に冷却した。アセトアルデヒド(0.20ml、3.54ミリモル)
およびホウ水素化シアノナトリウム(0.31g、3.54ミリモル)を添加し、そ
の反応物を徐々に20-25°に温め、18時間撹拌した。ついで、さらなるホ
ウ水素化シアノナトリウム(2当量)およびアセトアルデヒド1.6当量を添加し
、その反応物をさらに20時間撹拌した。ついで、それを酢酸エチルで希釈し、
水に注入し、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃
縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;メタノール/塩化
メチレン(2.5/97.5)で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.65,7.40-7.17,6.83,6.71,4.63,3.42,3.10-3
.00,2.93,2.81,1.92,1.72-1.51,1.17および0.79δ
実施例206 4-[N-エチル-N-(3-(エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(実施例205、0.41g、1.2ミリモル)をエタノール20mlに
溶解し、水酸化パラジウム0.20gを添加した。その判の部鬱を40psiのパー
ル水素発生器に24時間入れた。ついで、それを珪藻土を通して濾過し、減圧下
にて濃縮して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.60,6.80,6.67,4.53,3.76,3.76,3.15-2.95,2
.56,1.76,1.54,1.12および0.73δ
実施例207 1-(2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(エチ
ルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-エチル-N-(3-(エチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実
施例206、0.24g、0.97ミリモル)およびピロール-2-カルボン酸(0.
22g、1.93ミリモル)を用い、かつ、フラッシュカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル;メタノール/クロロホルム(2.5/97.5)で溶出)によって精製
する以外は実施例198の常法に従って粗製化合物を得た。酢酸エチル/ヘキサ
ンから再結晶化させて標題化合物を得た。
融点104-105°;
NMR(300MHz,CD3OD)7.61,7.02,6.97,6.88,6.52,6.16,4.45,3.35,
3.15,3.04,1.87,1.55,1.25および0.86δ
実施例208 1-(2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(1-メ
チルプロピル)アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
パートA
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルプロピル)アミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例204、パートB、1.5g、4.83ミリモル)および2-ブタノン(0
.476ml、5.3ミリモル)をメタノール(26ml)に溶解し、0°に冷却した
。ついで、酢酸(6.9ml、120.8ミリモル)を添加し、その反応物を15分
間撹拌した。ついで、ホウ水素化シアノナトリウム(0.32g、5.11ミリモ
ル)を添加し、その反応物を20-25°に温め、18時間撹拌した。TLCによ
り反応が不完全なため、ホウ水素化シアノナトリウムおよび2-ブタノンをさら
に数回添加した。ついで、その反応物を冷水酸化ナトリウム(1N)に注入し、ク
ロロホルムで抽出した。その有機相をセーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル
;酢酸エチル/ヘキサン(25/75))によって精製して標題化合物を得た。
パートB
4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルプロピル)アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルプロピル)アミノ)-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(実施例208、パートA、0.89g、2.44ミリモ
ル)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例206の常法に従って標題化
合物を得た。
パートC
1-(2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルプロピル)
アミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
4-[N-エチル-(3-(1-メチルプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(実施例208、パートB、0.55g、2.0ミリモル)、ピロール-2-カ
ルボン酸(0.45g、4.0ミリモル)およびCDI(0.65g、4.0ミリモル)
を用い、かつ、クロマトグラフィー(シリカゲル;25-50%酢酸エチル/ヘキ
サンで溶出)によって精製する以外は重要でない変形を施し、実施例198の常
法に従って標題化合物を得た。
HRMS 理論値=369.2528
実測値=369.2535
実施例209 1-(4-アセチル-2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-
N-(3-イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
パートA
4-[N-メチル-N-(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル
)アミノ]ピペリジン(実施例138)を用いる以外は実施例206の常法に従って
標題化合物を得た。
パートB
1-(4-アセチル-2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(イソ
プロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
4-[N-メチル-N-(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例209、パートA、2.31g、9.3ミリモル)および4-アセチル
ピロリル-2-カルボン酸トリクロロメチル(Tetrahedron Lett.,2505(1976)、
2.36g、9.3ミリモル)を温アセトニトリルに溶解し、20-25°にて2時
間撹拌した。その反応物を水に注入し、クロロホルムで抽出し、セーラインで洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル;50%酢酸エチル/ヘキサン-100%酢酸エチル/
ヘキサンで溶出)に付して標題化合物を得た。
融点156-158°
実施例210 1-(4-ブロモ-2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-
(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-メチル-N-(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例55、0.72g、0.29ミリモル)、4-ブロモピロリル-2-カル
ボン酸トリクロロメチル(Tetrahedron Lett.,2505(1976)、0.8g、0.29
ミリモル)を用い、かつ、クロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル/ヘキサ
ン(50/50)で溶出)によって精製する以外は実施例209、パートBの合成
の常法に従って標題化合物を得た。
HRMS 理論値=327.2059
実測値=327.2045
実施例211 1-(4-ブロモ-2-ピロリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-
(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-エチル-N-(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例209、パートA、0.88g、3.4ミリモル)、4-ブロモピロリ
ル-2-カルボン酸トリクロロメチル(Tetrahedron Lett.,2505(1976)、0.93
g、3.4ミリモル)を用い、かつ、クロマトグラフィー(シリカゲル;25-50
%酢酸エチル/ヘキサン)および酢酸エチル/ヘキサンからの結晶化によって精
製する以外は実施例209の合成の常法に従って標題化合物を得た。
融点141-143°
実施例212 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1-メチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例204、パートB)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例20
1の常法に従って標題化合物を得た。
実施例213 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-3-ニトロ-2-ピ
リジル)アミノ]ピペリジン
1,5-ジフルオロ-3-ニトロピリジン1'2(5.00g)をアセトニトリル(10
ml)に溶解し、アセトニトリル10mlに溶解した1-ベンジル-4-エチルアミノ
)ピペリジン(実施例11、6.81g)をカニューレを介して添加した。ついで、
さらにアセトニトリル58mlを添加し、その反応物を0°に冷却した。ついで
、炭酸カリウム5.1gを添加し、その反応物を10分間撹拌し、放置して20-
25°に温めた。6時間後に、その反応物を水に注入し、酢酸エチルで抽出し、
セーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。フラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(シリカゲル;5%酢酸エチル/ヘキサン-10%酢酸エチル/ヘキサン
で溶出)に付して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)8.22,7.37-7.23,6.25,3.66,3.55,3.50,3.01,2
.10,1.95,1.83および1.09δ
実施例214 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-5-フルオロ-2-ピ
リジル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-フルオロ-3-ニトロ-2-ピリジル)アミノ
]ピペリジン(実施例213、6.53g)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例204、パートBの常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.42,7.30,6.65,3.61,3.26,3.21,3.01,2.14,
1.90-1.73および1.00δ
実施例215 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルア
ミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
パートA
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-((3-(1-シアノ-1-メチルエチル)アミノ)-
5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-メチル-N-(3-アミノ-6-フルオロ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-5-フルオ
ロ-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例214、1.4g)を用いる以外は重
要でない変形を施し、実施例152の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.39,7.25-7.12,6.58,4.88,3.43,3.02,2.89,2
.82,1.91,1.67-1.51,1.63および0.78δ
パートB
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フル
オロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-((3-(1-シアノ-1-メチルエチルアミノ)-5
-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例215、パートA、1.28
g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例153の常法に従って標題化
合物を得た、。
NMR(300MHz,CDCl3)7.23,7.13,6.44,4.68,3.42,3.01,2.88,2.82,1
.90,1.64,1.25および0.78δ
実施例216 4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フル
オロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
4-[N-エチル-N-(3-アミノ-5-フルオロ-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(
実施例214、27.3g、83.2ミリモル)を用いる以外は重要でない変形を
施し、実施例119の常法に従って標題化合物を得た。
実施例217 4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フル
オロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フル
オロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例215、パートBまたは216(
好ましい)、0.97g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例206の
常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)7.15,6.46,4.68,3.06,3.00,2.94,2.53,1.72,1
.52,1.26および0.80δ
実施例218 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)
アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピ
リジル)アミノ]ピペリジン(実施例217、0.34g)および5-メタンスルホン
アミドインドリル-2-カルボン酸(0.35g)を用いる以外は重要でない変形を
施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点211-223°
実施例219 塩化 4-メチル-1-ピペラジニルカルバモイル塩酸塩
トルエン(20.73ml、1.93M)中のホスゲンを0°にて塩化メチレン4
0mlに溶解した。ついで、N-メチルピペラジン(2.0g、20.0ミリモル)を
滴下した。その反応物を30分間撹拌し、ついで放置して20-25°に3時間
温めた。その混合物を減圧下にて濃縮し、塩化メチレンで再希釈し、(2回)濃縮
して標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)4.52-4.38,4.14,3.87,3.60,2.98,2.88および1
.68δ
実施例220 1-(5-(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニルアミノ)インド
リル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-
5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
パートA
1-(5-ニトロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジ
メチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
5-ニトロインドリル-2-カルボン酸(5.0g、24.48ミリモル)および4-
[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル
アミノ]ピペリジン(実施例217、6.0g、20.4ミリモル)を用いる以外は
重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点211-212°
パートB
1-(5-アミノ)インドリル-2-カルボニル-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジ
メチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
1-(5-ニトロ)インドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-
ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例
220、パートA、6.06g、12.6ミリモル)をエタノール100mlおよび
THF100mlに溶解し、10%炭素パラジウムを添加した。その反応物を4
5psiのパール水素発生器で18時間水素化し、珪藻土を通して濾過し、減圧下
にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;酢酸エチル
/ヘキサン(50/50)で溶出)に付して標題化合物を得た。
パートC
1-(5-(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニルアミノ)インドリル-2-カル
ボニル)-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-
2-ピリジル)アミノ]ピペリジン
1-[(5-アミノ)インドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-((3-1,1-
ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例
220、パートB、0.3g)を塩化メチレン2.2mlに溶解し、0°に冷却した
。ついで、ピリジン(0.11ml)および塩化 4-メチル-1-ピペラジニルカル
バモイル塩酸塩(実施例219、0.19g)を添加した。その反応物を徐々に2
0-25°に温め、20時間撹拌した。ついで、その反応物を減圧下にて濃縮し
、塩化メチレンに溶解し、水、セーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;5%
メタノール/クロロホルム-10%メタノール/クロロホルムで溶出)に付し、酢
酸エチル/ヘキサンから再結晶化させて標題化合物を得た。
融点203-204°
実施例221 塩化 4-メチル-1-ピペラジニルスルファモイル塩酸塩
塩化スルフリル(3.2ml)を塩化メチレン40mlに溶解し、0°に冷却した
。ついで、N-メチルピペラジン(2.0g、20.0ミリモル)を滴下した。その
反応物を0°にて30分間撹拌し、ついで20-25°に徐々に温めた。その液
体をデカンテーションし、得られたスラリーを減圧下にて濃縮し、塩化メチレン
で復元し、減圧下にて(2回)濃縮して標題化合物を得た。
実施例222 1-[(5-(4-メチル-1-ピペラジニル)スルホニルアミノ)インド
リル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-
5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[(5-アミノ)インドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-((1,1-ジメ
チルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例22
0、パートB、0.30g)を塩化メチレン2.2mlに溶解し、0°に冷却した。
ついで、ピリジン(0.11ml)を添加し、塩化4-メチル-1-ピペラジンスルフ
ァモイルを添加した。その反応物を徐々に20-25°に4日間温めた。ついで
さらに塩化メチル-1-ピペラジニルスルファモイル0.094gおよびピリジン
0.
056mlを添加し、その反応物をさらに6時間撹拌した。ついで、それを水に
注入し、塩化メチレンで抽出し、セーラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル;メ
タノール/クロロホルム(5/95)で溶出)によって精製して粗製生成物を得、
これをさらに他のカラム(シリカゲル;メタノール/酢酸エチル(5/95)で溶
出)によって精製して粗製生成物を得た。酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させ
て標題化合物を得た。
融点181-183°
実施例223 1-[(5-(1-メチルイミダゾリル-4-スルファモイルアミノ)イ
ンドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミ
ノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
1-[(5-アミノ)インドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-((3-(1,1-
ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例
220、パートB、0.30g)を塩化メチレン2.2mlに溶解し、0°に冷却し
た。ついで、ピリジン(0.11ml、1.4ミリモル)および塩化 1-メチルイミ
ダゾールスルホニル(0.13g、0.73ミリモル)を添加した。その反応物を徐
々に20-25°に温め、TLCにより完全となるまで撹拌した。ついで、その
反応物を水に注入し、塩化メチレンで抽出した。その有機相をセーラインで洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル:酢酸エチルで溶出)および酢酸エチル/ヘキサンからの
結晶化によって精製して標題化合物を得た。
融点165-166°
実施例224 1-[5-イソプロピルスルホンアミドインドリル-2-カルボニル]
-4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
塩化イソプロピルスルホニル(0.09ml)および4-[N-エチル-N-(3-エチ
ルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例206、0.34g)を用いる
以外は重要でない変形を施し、実施例223の常法に従って標題化合物を得た。
融点206-207°
実施例225 1-[5-エチルスルホンアミドインドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
塩化エタンスルホニル(0.07ml)および4-[N-エチル-N-(3-エチルアミ
ノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例206、0.34g)を用いる以外は
重要でない変形を施し、実施例223の常法に従って標題化合物を得た。
融点211-213°
実施例226 1-[5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
5-メチルスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(0.4g)および4-[N-
エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例206、
0.33g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って
標題化合物を得た。
融点204-205°
実施例227 1-[(5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボン酸(国際公開番号WO91/09849
号、調製例79、0.3g)および4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリ
ジル)アミノ]ピペリジン(実施例206、0.3g)を用いる以外は重要でない変
形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
HRMS 理論値=436.2348
実測値=436.2356
実施例228 1-[5-メトキシインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-
(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
5-メトキシインドリル-2-カルボン酸(0.28g)および4-[N-エチル-N-(
3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例206、0.30g)
を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物
を得た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.54,7.20,6.97-6.90,6.76,6.61,4.40,3.70,
3.25,3.06,1.80,1.51,1.14および0.78δ
実施例229 1-[6-メトキシインドリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-
(3-エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
6-メトキシインドリル-2-カルボン酸(国際公開番号WO91/09849号、調製例6
3、0.28g)および4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例206、0.30g)を用いる以外は重要でない変形を施
し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点162-164°
実施例230 1-[5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボニル]-4-[N
-エチル-N-((3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)ア
ミノ]ピペリジン(V)
5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボン酸(国際公開番号WO91/09849
号、調製例79、0.335g)および1-[N-エチル-N-((3-(1,1-ジメチル
エチルアミノ)-5-フルオロ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例217、
0.4g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標
題化合物を得た。
融点202-204°
実施例231 1-[5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボニル]-4-[N
-エチル-N-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
5,6-メチレンジオキシインドリル-2-カルボン酸(国際公開番号WO91/09849
号、調製例79、0.28g)および4-[N-エチル-N-(1-メチルエチルアミノ)
-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例165、0.30g)を用いる以外は重
要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点145-147°
実施例232 1-[5-メチルスルホンアミドインドリル-2-カルボニル]-4-[
N-エチル-N-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
5-メチルスルホンアミドインドリル-2-カルボン酸(0.35g)および4-[N
-エチル-N-(1-メチルエチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例
165、0.30g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法
に従って標題化合物を得た。
融点215-216°
実施例233 1-[ベンゾフロリル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(1-メ
チルエチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(V)
2-ベンゾフランカルボン酸(0.22g)および1-[N-エチル-N-(1-メチル
エチルアミノ)-2-ピリジル)アミノ]ピペリジン(実施例165、0.30g)を用
いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得
た。
NMR(300MHz,CD3OD)7.68,7.62,7.53,7.41,7.31-7.24,7.06-6.96,
4.44,3.60,3.30,3.14,2.96,1.91,1.60,1.20および0.86δ;
CMR(75MHz,CD3OD)161.5,156.1,149.7,149.6,142.8,135.1,128.3,
127.9,124.9,123.5,122.8,118.8,112.7,112.6,58.9,44.8,43.4,31.4,23.0,14.4
および13.0δ
実施例234 1-(5-フルオロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-
(5-フルオロ-2-(1-メチルエチルアミノ)-1-フェニルアミノ)ピペリジン(V)
5-フルオロインドリル-2-カルボン酸(0.51g)および4-[N-エチル-N-(
5-フルオロ-2-(1-メチルエチルアミノ)-1-フェニルアミノ)ピペリジン(実施
例202、0.40g)を用いる以外は重要でない変形を施し、実施例149の常
法に従って標題化合物を得た。
融点144-145°;
NMR(300MHz,CD3OD)7.30,7.18,6.90,6.82,6.71,6.67,6.55,4.41,
3.51,3.08-2.88,1.76,1.48,1.10および0.81δ
実施例235 4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(イソプロピルアミノ)-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンの代わりに1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチ
ルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例143)を用いる以
外は重要でない変形を施し、実施例206の常法に従って標題化合物を得た。
実施例236 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン(V)
4-[N-メチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ
]ピペリジンの代わりに4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-
2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例235)を用いる以外は重要でない変
形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点193-194°
実施例237 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペ
リジンモノメタンスルホン酸塩(V)
1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-
(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V、実
施例236、0.86g)を最少量メタノールに溶解し、メタノール中の1.67
Mメタンスルホン酸溶液1mlを添加した。その混合物を濃縮乾固させ、最少量
のエタノール(約4ml)に溶解し、その混合物が曇るまで酢酸エチルを添加した
。スクラッチングの際に塩が徐々に結晶化した。その混合物を濾過し、固形物を
加熱しつつ減圧下にて乾燥して標題化合物を得た。
融点197-198°
実施例238 1-(5-フルオロインドリル-2-カルボニル)-4-[N-メチル-N-
(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
5-フルオロインドール-2-カルボン酸(0.577g)および4-[N-メチル-N
-(3-イソプロピルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例165、0
.
4g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標
題化合物を得た。
融点168-170°(エーテル/ヘキサン)
実施例239 1-(5-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチ
ル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
5-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸(1.42g)および4-[N-エチ
ル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例206、1.
1g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に従って標
題化合物を得た。
融点141-143°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例240 1-(5-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-
N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(5-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-エ
チルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例239、0.72g)をエ
タノール70mlおよびTHF50mlに溶解した。ついで、水酸化パラジウム0
.25gを添加し、その反応物を40psiパール水素発生器に15時間入れた。つ
いで、それをセライトを通して濾過し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た。
融点145-146°(メタノール/ヘキサン)
実施例241 1-(5-メタンスルホニルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-
[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(5-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-エチル
アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例240、0.3g)を塩化メチ
レン2.45mlに溶解し、0°に冷却した。ついで、トリエチルアミン(0.08
9ml)、つづいて塩化メタンスルホニル(0.068ml)を添加し、その反応物を
徐々に20-25°に温めた。15時間撹拌した後に、さらなる塩化メタンスル
ホニル(0.6当量)およびトリエチルアミン(0.6当量)を添加した。さらに4時
間撹拌した後、その反応物をクロロホルムで希釈し、重炭酸ナトリウム、セーラ
インで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(50%酢酸エチル/ヘキサン-75%酢酸エチル/ヘキサ
ンで溶出)および結晶化(酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して標題化合物を
得た。
融点165-167°
実施例242 1-(5-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチ
ル-N-(3-(1,1-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(V)
5-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸(4.36g)および4-[N-エチ
ル-N-(3-(1,1-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(実施例217、4.00g)で出発する以外は重要でない変形を施し
、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点146-148°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例243 1-(5-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-
N-(3-(1,1-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(V)
1-(5-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(
1,1-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(
実施例242、5.89g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例24
0
の常法に従って標題化合物を得た。
NMR(300MHz,CDCl3)9.7,7.42,7.32,7.10,6.98,6.74,6.65,4.75,3.
89,3.40,3.25-3.00,2.03,1.75,1.49および1.04δ
実施例244 1-(5-メタンスルホニルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-
[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル
)アミノ]ピペリジン(V)
1-(5-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(1,1
-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施
例243、0.3g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例240の常
法に従って標題化合物を得た。
融点159-161°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例245 1-[5-((4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニルオキシ)インド
リル-2-カルボニル]-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチル)アミノ-5
-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(5-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-(1,1
-ジメチルエチル)アミノ-5-フルオロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施
例243、0.35g)で出発し、3日間撹拌し、ついで、触媒4-ジメチルアミ
ノピリジン、ならびにさらにピリジン1当量および塩化4-メチル-1-ピペラジ
ニルカルバモイル塩酸塩(実施例219)を添加する以外は重要でない変形を施し
、実施例220、パートCの常法に従って標題化合物を得た。
融点174-175°(酢酸エチル)
実施例246 メチル 4-ベンジルオキシ-α-アジドシンナメート(中間体)
4-ベンジルオキシアルデヒド(10.0g)およびアジド酢酸メチル(21.7g
)をメタノール157mlに溶解し、-10°(氷-アセトン浴)に冷却した。ついで
、ナトリウムメトキシド(43.1ml、メタノール中の25%)を、反応温度が-
5°以上に上昇しないように滴下した。2時間後に、冷却浴を除去し、その反応
物を20-25°に温めた。TLCにより出発部質が全くない場合には、その反
応物をエーテルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄した。その有機層
を水、セーラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮した
。フラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン-5%酢酸エチル/ヘキサンで
溶出)に付して標題化合物を得た。
実施例247 6-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸メチル(中間体)
4-ベンジルオキシ-α-アジドケイヒ酸メチル(実施例246、5.8g)をトル
エン376mlに溶解し、その反応物を1時間加熱還流した。ついで、その反応
物を冷却し、減圧下にて濃縮し、その固形物を酢酸エチル/ヘキサンから再結晶
化させて標題化合物を得た。
実施例248 6-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸(中間体)
6-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸メチル(実施例247、3.77
g)をジオキサン33.5mlに溶解し、水3.35mlを添加した。ついで、固形
水酸化カリウム(0.9g)を添加し、その反応物を50°にて6時間加熱した。
ついで、さらに水酸化カリウム0.9gを添加し、その反応物を20-25°にて
72時間撹拌し、50°にてさらに4時間加熱した。ついで、それを20-25
°に冷却し、2N塩酸でpH4-5に酸性化した。その反応物をメタノール/ク
ロロホルム(10/90、3回)で抽出し、その抽出物を無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過し、真空下にて濃縮して標題化合物を得た。
実施例249 1-(6-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチ
ル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
6-ベンジルオキシインドール-2-カルボン酸(実施例248、1.16g)およ
び4-[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施
例206、0.9g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例149の常
法に従って標題化合物を得た。
融点102-104°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例250 1-(6-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-
N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(6-ベンジルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-エ
チルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例249、0.80g)で出
発する以外は重要でない変形を施し、実施例240の常法に従って標題化合物を
得た。
融点108-110°(酢酸エチル)
実施例251 1-(6-メタンスルホニルオキシインドリル-2-カルボニル)-4-
[N-エチル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
1-(6-ヒドロキシインドリル-2-カルボニル)-4-[N-エチル-N-(3-エチル
アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例250、0.32g)で出発す
る以外は重要でない変形を施し、実施例241の常法に従って標題化合物を得た
。
融点121-123°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例252 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-クロロ-5-ニトロ-4-ピリ
ミジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
4,6-ジクロロ-5-ニトロピリミジン(8.88g)を塩化メチレン400mlに
溶解し、-78°に冷却した。ついで、トリエチルアミン(6.7ml)および1-ベ
ンジル-4-N-エチルアミノピペリジン(実施例205、10.00g)を添加し、
その反応物を-78°にて1時間撹拌し、20-25°に徐々に温めた。その反応
物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注入し、塩化メチレンで抽出し、セーライン
で洗浄し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(10%
酢酸エチル/ヘキサン-50%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)に付して標題化合物
を得た。
実施例253 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-アミノ-4-ピリミジニル)ア
ミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(6-クロロ-5-ニトロ-4-ピリミジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例252、3.00g)をエタノール150mlに溶解し、水
酸化パラジウム0.75gを添加した。その反応物を10psiパール水素発生器に
1時間入れ、ついで珪藻土を通して濾過し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(5%メタノール/クロロホルム)により精製して標題化
合物を得た。
実施例254 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-(1,1-ジメチルエチルアミ
ノ-4-ピリミジニル)アミノ)]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-(アミノ-4-ピリミジニル)アミノ]ピペリ
ジン(実施例253、1.13g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施
例119の常法に従って標題化合物を得た。
実施例255 4-[N-エチル-N-(5-(1,1-ジメチルエチルアミノ-4-ピリミ
ジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(5-(1,1-ジメチルエチルアミノ-4-ピリミ
ジニル)アミノ]ピペリジン(実施例254、0.59g)をエタノール25mlに溶
解し、水酸化パラジウム0.15gを添加した。ついで、その反応物を40psi水
素下のパール水素発生器に15時間入れた。セライトを通して濾過し、減圧下に
て濃縮して標題化合物を得、これをさらに精製することなく用いた。
実施例256 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(5-(1,1-ジメチルエチルアミノ-4-ピリミジニル)アミノ]ピペ
リジン(V)
5-メタンスルホンアミドインドール-2-カルボン酸(調製例3、0.45g)お
よび4-[N-エチル-N-(5-(1,1-ジメチルエチルアミノ-4-ピリミジニル)ア
ミノ]ピペリジン(実施例255、0.41g)で出発する以外は重要でない変形を
施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点212-214°(メタノール/クロロホルム)
実施例257 1-ベンジル-4-[N-イソプロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-イソプロピル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン(実施例101、ニトロ基の塩化チタン還元後;1.92g)をメタノー
ル15mlに溶解し、0°に冷却した。ついで、アセトアルデヒド0.5mlおよ
びホウ水素化シアノナトリウム0.56gを添加した。その反応物を放置して徐
々に20-25°に温め、15時間撹拌した。ついで、それを水酸化ナトリウム(
1N)に注入し、クロロホルムで抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(20%酢酸エ
チル
/ヘキサンで溶出)により精製して標題化合物を得た。
実施例258 4-[N-イソプロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-イソプロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(実施例257、0.9g)で出発する以外は重要でない変形を施し
、実施例255の常法に従って標題化合物を得た。
実施例259 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-イソプロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(V)
4-[N-イソプロピル-N-(3-エチルアミノ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(実施例258、0.665g)および5-メタンスルホンアミドインドール-2-
カルボン酸(調製例3、0.77g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実
施例149の常法に従って標題化合物を得た。
元素分析C25H34N6O3Sとして
計算値C,60.22;H,6.87;N,16.85;S,6.43
実測値C,59.96;H,6.87;N,16.67;S,6.27
実施例260 1-ベンジル-4-[N-エチルカルボキシアミド]ピペリジン(中間
体)
塩酸エチルアミン(6.59g)を0°にて乾燥トルエン40mlに溶解した。つ
いで、トリメチルアルミニウム(40.4ml、トルエン中の2M)を滴下した。3
0分後に、その反応物を20-25°に温め、1時間撹拌した。ついで、トルエ
ン20mlに溶解した1-ベンジル-4-ピペリジンカルボン酸エチル(10.0g)
を添加し、その反応物を85°に2時間加熱した。その反応物を20-25°に
冷却し、注意深く5%希塩酸でクエンチし、クロロホルムで抽出した。ついで、
その水性層を水酸化ナトリウムでpH7に調整し、クロロホルムで(3回)抽出し
た。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して標題化合物
を得た。
実施例261 1-ベンジル-4-[(N−エチルアミノ)メチル]ピペリジン(中間体
)
1-ベンジル-4-[N-エチルカルボキシアミド]ピペリジン(実施例260、6.
67g)をTHF90mlに溶解し、0°に冷却した。ついで、水素化アルミニウ
ムリチウム(THF中の1M、27.1ml)を添加し、その反応物を徐々に20-
25°に温め、ついで2.5時間還流した。ついで、それを氷浴で冷却し、さら
に水1.03ml、15%水酸化ナトリウム1.03mlおよび水3.09mlを滴下
することによってクエンチした。その反応物をセライトを通して濾過し、減圧下
にて濃縮して標題化合物を得た。
実施例262 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)ア
ミノ)メチル]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチルアミノ)メチル]ピペリジン(実施例261、5.6
8g)および2-クロロ-3-ニトロピリジン(3.87g)をアセトニトリル96ml
に溶解し、固形重炭酸カリウム4.05gを添加した。その反応物を20時間還
流し、20-25°に冷却し、水に注入して酢酸エチルで抽出した。その有機抽
出物を乾燥(硫酸ナトリウム)し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマ
トグラフィー(15%酢酸エチル/ヘキサン-80%酢酸エチル/ヘキサンで溶出
)により精製して標題化合物を得た。
元素分析HRMS
C20H26N4O2として 計算値354.2056
実測値354.2045
実施例263 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)ア
ミノ)メチル]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-ニトロ-2-ピリジニル)アミノ)メチル]
ピペリジン(実施例262、4.70g)をTHF40mlに溶解し、酸化白金1.
7gを添加し、その反応物を10psiパール水素発生器に1時間入れた。ついで
、さらに酸化白金800mgを添加し、その反応物をさらなる時間水素化した。
ついで、それをセライトを通して濾過し、減圧下にて濃縮して標題化合物を得た
。
実施例264 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルア
ミノ)-2-ピリジニル)アミノ)メチル]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-アミノ-2-ピリジニル)アミノ)メチル]
ピペリジン(実施例263、4.2g)で出発する以外は重要でない変形を施し、
実施例119の常法に従って標題化合物を得た。
実施例265 4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリ
ジニル)アミノ)メチル]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリ
ジニル)アミノ)メチル]ピペリジン(実施例264、1.67g)で出発する以外は
重要でない変形を施し、実施例255の常法に従って標題化合物を得た。
実施例266 1-(ピロリル-2-カルボニル)-4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-
ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ)メチル]ピペリジン(V)
4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ)メチル]ピペリジン(実施例265、0.68g)およびピロール-2-カルボン
酸(0.26g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例149の常法に
従って標題化合物を得た。
元素分析C22H23N5O.H2Oとして 計算値C,65.81;H,8.79;N,17.44
実測値C,65.75;H,8.37;N,16.96
実施例267 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[(
N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミノ)メチ
ル]ピペリジン(V)
4-[(N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-2-ピリジニル)アミ
ノ)メチル]ピペリジン(実施例265、0.68g)および5-メタンスルホンアミ
ドインドール-2-カルボン酸(0.52g、調製例3)で出発する以外は重要でな
い変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点175-176°(酢酸エチル/ヘキサン)
実施例268 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-6-クロロ-2-ピリ
ジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
実施例183の常法に従い、実施例184の最初の部分(アミンへの酸化白金
還元)に従って標題化合物を得た。
実施例269 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミ
ノ)-6-クロロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-アミノ-6-クロロ-2-ピリジニル)アミノ
]ピペリジン(実施例268、11.64g)で出発する以外は重要でない変形を施
し、実施例119の常法に従って標題化合物を得た。
実施例270 4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-6-クロ
ロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-6-クロ
ロ-2-ピリジニル)アミノ]ピペリジン(実施例269、1.5g)を塩化メチレン
8mlに溶解し、0°に冷却した。ついで、1-クロロエチルクロロギ酸(0.54
ml)を滴下した。その反応物を20-25°に温め、30分間還流した。ついで
、その反応物を減圧下にて濃縮し、メタノール15mlを添加し、その反応物を
2時間加熱還流した。ついで、それを飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注入し、ク
ロロホルムで抽出した。その有機抽出物を炭酸カリウムで乾燥し、減圧下にて濃
縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(90:9.5:0.5;クロロホ
ルム/メタノール/飽和水酸化アンモニウムで溶出)により精製して標題化合物
を得た。
実施例271 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[
N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-6-クロロ-2-ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジン(V)
4-[N-エチル-N-(3-(1,1-ジメチルエチルアミノ)-6-クロロ-2-ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(0.43g、実施例270)で出発する以外は重要でな
い変形を施し、実施例149の常法に従って標題化合物を得た。
融点206-207°(メタノール)
実施例272 1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(オルト-(4,4-ジメチル-2-オ
キサゾリニル)フェニル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-N-エチルアミノピペリジン(実施例11、4.19g)をTH
F40mlに溶解し、-78°に冷却した。ついで、n-ブチルリチウム(12.0
ml、ヘキサン中の1.6M)を滴下した。その反応物を10分間撹拌し、THF
10ml中の4,4-ジメチル-2-(オルト-メトキシフェニル)-2-オキサゾリン(
4.08g)を滴下した。その反応物を徐々に20-25°に温め、15時間撹拌
した。ついで、それを水に注入し、クロロホルムで抽出し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下にて濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィー(4%メタノ
ール/クロロホルムで溶出)により精製して標題化合物を得た。
実施例273 1-ベンジル4-[(N-エチル-N-(2-エトキシカルボニル)フェニ
ル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[N-エチル-N-(オルト-(4,4-ジメチル-2-オキサゾリニル
)フェニル)アミノ]ピペリジン(実施例272、4.9g)をエタノール60mlに
溶解し、濃硫酸3.2mlおよび発煙硫酸1.2mlを添加した。その反応物を4日
間加熱還流した。揮発物を減圧下にて除去し、残りの物質を10%水酸化アンモ
ニウムで塩基化した。エーテル(2×)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下にて濃縮して粗製物質を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(1
5%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)により精製して標題化合物を得た。
実施例274 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-ヒドロキシメチル)フェニ
ル)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-エトキシカルボニル)フェニル)アミノ]
ピペリジン(実施例273、1.72g)をTHF15.6mlに溶解し、0°に冷
却した。ついで、水素化アルミニウムリチウム(THF中の1M)4.69mlを滴
下した。その反応物を20-25°に温め、2時間撹拌した。ついで、その反応
物を0°に冷却し、注意深く水0.178ml、15%水酸化ナトリウム水溶液お
よび水0.535mlを添加することによってクエンチした。その反応物をセライ
トを通して濾過し、減圧下にて濃縮して標題アルコールを得、これをさらに精製
することなく用いた。
実施例275 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-ホルミル)フェニル)アミノ
]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-ヒドロキシメチル)フェニル)アミノ]ピ
ペリジン(実施例274、1.4g)を塩化メチレン10.8mlに溶解し、DMS
O0.74mlを添加した。その反応物を-78°に冷却し、塩化オキサリル0.4
48mlを滴下した。15分間撹拌した後に、トリエチルアミン3.0mlを一度
に添加し、その反応物を放置して20-25°に温めた。ついで、それをクロロ
ホルムで希釈し、水で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて濃縮して標
題アルデヒドを得、これをさらに精製することなく用いた。
実施例276 1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-(1-プロペニル))フェニル
)アミノ]ピペリジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(3-ホルミル-2-ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジンの代わりに1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-ホルミル)フェニル)アミノ
]ピペリジン(実施例275、0.93g)を用いる以外は重要でない変形を施し、
実施例19の常法に従って標題化合物を得た。
実施例277 4-[(N-エチル-N-(2-(1-プロピル)フェニル)アミノ]ピペリ
ジン(中間体)
1-ベンジル-4-[(N-エチル-N-(2-(1-プロペニル)フェニル)アミノ]ピペ
リジン(実施例276、0.62g)をエタノール5mlに溶解し、水酸化パラジウ
ム0.4gを添加した。その反応物を40psiのパール水素発生器に48時間入れ
た。ついで、それをセライトを通して濾過し、減圧下にて濃縮して標題化合物を
得た。
実施例278 1-(5-メタンスルホンアミドインドリル-2-カルボニル)-4-[(
N-エチル-N-(2-(1-プロピル))フェニル)アミノ]ピペリジン(I)
5-メタンスルホンアミドインドール-2-カルボン酸(調製例3、0.69g)お
よび4-[(N-エチル-N-(2-(1-プロピル)フェニル)アミノ]ピペリジン(実施例
277、0.44g)で出発する以外は重要でない変形を施し、実施例149の常
法に従って標題化合物を得た。
融点182-183°(メタノール)
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C07D 491/056 C07D 491/056
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U
G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B
Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES
,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,
KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,M
D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL
,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,
TJ,TM,TT,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 メイ,ポール・ディ
アメリカ合衆国49083ミシガン州リッチラ
ンド、ノース・サーティセカンド・ストリ
ート7890番
(72)発明者 ポール,トニージョ
アメリカ合衆国49348ミシガン州ウェイラ
ンド、アンダーソン304番