JP3119485B2 - 抗−エイズ薬としての置換インドール類 - Google Patents

抗−エイズ薬としての置換インドール類

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Description

【発明の詳細な説明】 1.発明の背景 記載された酸素および窒素置換インドール類はエイズ
治療に有用である。
2.関連技術の記載 国際公開WO87/01797号には、ステロイド−ピペラジン
−[置換芳香族]またはステロイド−ピペラジン−[置
換ヘテロ芳香族]として表すことのできる化合物が開示
されている。該ステロイドとピペラジンは、該ステロイ
ドのC17側鎖を介して「連結」している。
国際公開WO88/08424号には、芳香族−連結基−ピペラ
ジン−[置換芳香族]または芳香族−連結基−ピペラジ
ン−[置換ヘテロ芳香族]として表すことのできる化合
物が開示されている。特に、式(I)および(III)の
化合物参照。これらの化合物はいずれも、本発明に開示
された有用性を有するものとしては開示されなかった。
1989年10月23日付けの米国特許出願第07/425,726号にお
いて、国際公開WO88/08424号の式(I)の化合物がエイ
ズに対して有効であることが開示された。
米国において、推定100ないし150万人が、後天性免疫
不全症候群(AIDS(エイズ))の病因学的要因であるヒ
ト・レトロウイルス(ヒト・免疫不全ウイルス・タイム
I(HIV−1))に感染している。サイエンス(Scienc
e)(1986年)661〜662頁参照。それらの感染患者のう
ち推定25万人が以後5年のうちに発病するであろう。サ
イエンス(Science)(1985年)1352〜1357頁参照。198
7年3月20日に、FDAは、ニューモシスティス・カリニ肺
炎の新しい初期挿間状態のエイズ患者、ニューモシステ
ィス・カリニ肺炎以外の症状のエイズ患者あるいはCD4
リンパ球の絶対数が末梢血中200/mm3より少ない該ウイ
ルスに感染した患者を治療するために、化合物AZT(ジ
ドブジン)の使用を承認した。AZTは、ヒト・免疫不全
ウイルスの複製に必要なウイルス・逆転写酵素の阻害剤
として知られている。
米国特許第4,724,232号には、3′−アジド−3′−
デオキシ−チミジン(アジドチミジン、AZT)を用い
て、後天性免疫不全症候群にかかったヒトを治療する方
法が権利請求されている。
ある種の抗生物質およびポリアニオン性色素がレトロ
ウイルスの逆転写酵素を阻害することが当該分野で知ら
れている。
多くの出版物において、HIVをはじめとするウイルス
複製を阻害する種々の硫酸化合物の能力が報告されてい
る。
ネイチャー(Nature)第343巻,470頁(1990年)およ
びサイエンス(Science)第250巻,1411頁(1990年)に
は、有効なベンゾジアゼピン型逆転写酵素阻害剤が開示
されている。本発明化合物は、ベンゾジアゼピン型化合
物ではない。
米国特許第3,188,313号には、一般式、 [置換インドール−2−イル]−(CH2−[ピペラ
ジニル型]−[ピリジニル/ピリミジニル] で表される化合物が開示されている。本発明の置換イン
ドール類(I)は、インドールの−φ環上の置換が、米
国特許第3,188,313号の置換基とは異なるという点で先
行技術の化合物とは異なる。
米国特許第3,472,855号および第3,562,278号には、精
神運動抑制剤として有用な3−インドール化合物が開示
されている。本発明の置換インドール類(I)は、HIV
−RTの阻害およびエイズ治療という総体的に異なる目的
に有用である。
米国特許第3,362,956号には、一般式、 [3−キノリン]−(CH2−[ピペラジニル型]−
[ピリジニル/フェニル] で表される化合物が開示されている。本発明の置換イン
ドール類(I)は、それらが3−キノリル型化合物を包
含しないという点で先行技術の化合物とは異なる。
米国特許第3,472,854号には、一般式、 [2−ベンツイミダゾール]−(CH2−[ピペラジ
ニル型]−[ピリジニル/フェニル] で表される化合物が開示されている。本発明の置換イン
ドール類(I)は、それらがインドール類であって2−
ベンツイミダゾール型化合物ではないという点で先行技
術の化合物とは異なる。
米国特許第3,491,098号には、一般式、 [4(5)−イミダゾリル]−(CH2−[ピペラジ
ニル型]−[ピリジニル/フェニル] で表される化合物が開示されている。本発明の置換イン
ドール類(I)は、それらがインドール類であってイミ
ダゾリル型化合物ではないという点で先行技術の化合物
とは異なる。
米国特許第3,511,841号には、一般式、 [アザインドリル]−(CH2−[ピペラジニル型]
−[ピリジニル/フェニル] [アザインドリル]−CO−[ピペラジニル型]−[ピリ
ジニル/フェニル] で表される化合物が開示されている。本発明の置換イン
ドール類(I)は、それらが該インドールの−φ部分上
に置換酸素または置換アミノ基を有しており、環に窒素
を含まないという点で類で先行技術の化合物とは異な
る。
米国特許第4,302,589号には、インドールのC2位にメ
チル基を有し、該インドールとピペラジンの間がエチル
基で連結されている3−インドリル化合物が抗−精神病
薬として開示されている。本発明の置換インドール類
(I)は、HIV−RTの阻害およびエイズ治療という総体
的に異なる目的に有用である。
欧州特許出願公開第345,808号には、抗−うつ薬とし
て有用な3−インドリル−ピペラジニル−[置換2−ピ
リジニル]化合物(実施例66)が開示されている。本発
明の置換インドール類(I)は、HIV−RTの阻害および
エイズ治療という総体的に異なる目的に有用である。
HIVを阻害し、そして/またはエイズ治療に有用であ
ると報告された化学的に関連性のない多くの他の化合物
が存在する。
発明の概要 式(I): [式中、R1は−CH2−または−CO−; ここにZ1は、式Z−I: (式中、n1は1または2であってn2は1または2を意味
する)かまたは式Z−II: (式中、Z3は−N(Z2-1)−、ここにZ2-1はC1−C4アル
キルであって、ここにn1およびn2は前記定義に同じ)で
あって; ここにX1およびX2は −H、 −O−C1−C3アルキル、 −O−(CH2CH2−O−)n3−X1-1、ここにn3は1ない
し4、ここにX1-1は−HまたはC1−C4アルキル、 −O−SO2−(CH2n4−N(X1-2)(X1-3)、ここに
n4は1ないし3、ここにX1-2およびX1-3は同一または異
なって−H、C1−C6アルキル、−φ、2−ピリジニル、
3−ピリジニル、4−ピリジニルであって、ここにX1-2
およびX1-3は、結合窒素原子および必要ならば他のヘテ
ロ原子と一緒になって、1−ピロリジニル、1−ピペリ
ジニル、1−ピペラジニル、1−モルホリニルおよび所
望により C1−C5アルキルで4−位を、 C1−C3アルキルで3−および/または5−位を置換さ
れていてもよい1−ピペラジニル、ならびにそのN−オ
キシドからなる群より選択される環を形成し −OSO2−(CH2n4−X1-8、ここにX1-8は2−ピリジ
ニル、3−ピリジニルまたは4−ピリジニルであって、
ここにn4は前記定義に同じ、 −O−CO−(CHn4)−NX1-2X1-3、ここにn4、X1-2
よびX1-3は前記定義に同じ、 −NH−CO−(CH2n4−NX1-2X1-3、ここにn4、X1-2
よびX1-3は前記定義に同じ、 −N(X1-4)−SO2−X1-5、ここにX1-4はC1−C3アル
キル、ここにX1-5はC1−C4アルキル、あるいはここにX
1-4およびX1-5は一緒になって5または6原子の複素環
を形成し、 −N(X1-7)−CO−N(X1-7)−(CH2n4−N(X
1-2)(X1-3)、ここにX1-7は同一または異なって−H
またはC1−C3アルキルであって、ここにn4、X1-2および
X1-3は前記定義に同じ、 −N(X1-7)−SO2−(CH2)n4−X1-8、ここにn4、X
1-7およびX1-8は前記定義に同じ、 −N(X1-7)−CO−N(X1-7)−(CH2n5−X1-8
ここにn5は0ないし3であって、ここにX1-7およびX1-8
は前記定義に同じ、 −N(X1-7)−SO2−(CH2n4−N(X1-2
(X1-3)、ここにn4、X1-2、X1-3およびX1-7は前記定義
に同じ、 −N(X1-7)−CO−O−X1-6、ここにX1-6はC1−C4
ルキルまたは−(CH2n4−N(X1-2)(X1-3)、ここ
にn4、X1-2、X1-3およびX1-7は前記定義に同じ、 −N(X1-7)−CO−N(X1-2)(X1-3)、ここに
X1-2、X1-3およびX1-7は前記定義に同じ、 −NH−CO−CF3、 −O−SO2−CF3、 −NH−SO2−CF3、 −N(X1-7)−SO2−N(X1-2)(X1-3)、ここにX
1-2、X1-3およびX1-7は前記定義に同じ、 −NH−CO−[4−(1−X1-2)ピペリジニル]、ただ
し、X1またはX2のうちの一方は(しかし一方のみではな
い)−Hまたは−O−C1−C3アルキルでなければなら
ず、 R6は −N=、 −CH=、 −N(O)=、 R7は −COO−R7-11、ここにR7-11はC1−C6アルキル、 −CO−N(R7-3)(R7-4)、ここにR7-3およびR7-4
同一または異なって−HまたはC1−C6アルキル、 −N(R7-5)(R7-6)、ここにR7-5は C1−C6アルキル、 −C(R7-15)(R7-16)−(R7-17)、ここにR7-15
よびR7-16は同一または異なって−HあるいはC1−C3
ルキルであって、ここにR7-17は1個または2個の二重
結合を有するC2−C5アルケニルまたは1個の三重結合を
有するC2−C5アルキニル、 −CH2−CH2−OH、 −CH2−CH2−CH2−OH、 −CH(CH3)CH2−O−CH3、 −CH(CH3)CH2−OH、 −CH2−CF3、 −CH2−シクロプロピル、 −CH2−CH2F、 −CH2−CH2−CN、 −C*R7-18−(CH2n14−C*H2、ここにR7-18は−
Hまたは−CH3、n14は1ないし5であって、アステリス
ク(*)で印を付けた炭素原子は互いに結合して環を形
成し、 −(CH2n1−N(R7-7)(R7-8)、ここにn1は前記
定義に同じであって、R7-7およびR7-8は同一または異な
って−HまたはC1−C4アルキルであるか、あるいはR7-7
およびR7-8は結合窒素原子と一緒になって、1−ピロリ
ジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、または
N−モルホリニル、1−アジリジニルからなる群より選
択される複素環を形成し、 そしてここにR7-6は −H、 C1−C6アルキル、 −C(R7-15)(R7-16)−(R7-17)、ここにR7-15
R7-16およびR7-17は前記定義に同じ、 −CH2−CH2−OH、 −CH2−CH2−CH2−OH、 −CH2CF3、 −CH2−CH2F、 −CH2−CH2−CN、 あるいはここにR7-5およびR7-6は結合窒素原子と一緒に
なって、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピ
ペラジニル、N−モリホリニルまたは1−アジリジニル
からなる群より選択される複素環を形成し、 −(CH2n4−N(R7-9)(R7-10)、ここにn4は前記
定義に同じであって、ここにR7-9およびR7-10は同一ま
たは異なって−HまたはC1−C4アルキルであるか、ある
いはR7-9およびR7-10は結合窒素原子と一緒になって、
1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニ
ルまたはN−モルホリニルからなる群より選択される複
素環を形成し、 R8は −N=、 −CR8-1=、ここにR8-1は −H、 −F、 −Cl、 −Br、 −CF3、 −NO2、 −COCF3、 C1−C6アルキル、 C1−C3アルキルアミノ、 −OH、 −O−R8-2、ここにR8-2はC1−C6アルキル、−φ、−
CO−R8-3、ここにR8-3はC1−C6アルキルまたは−φ、 −NH(R8-4)、ここにR8-4は C1−C6アルキル、 −C(R8-7)(R8-8)−(R8-9)、ここにR8-7および
R8-8は同一または異なって−HまたはC1−C3アルキルで
あって、ここにR8-9は1個または2個の二重結合を有す
るC2−C5アルケニルまたは1個の三重結合を有するC2
C5アルキニル、 −NR8-5−CO−R8-6、ここにR8-5は−HまたはC1−C6
アルキルであって、R8-6は−H、C1−C6アルキルまたは
C1−C3アルコキシ; R9は −N=、 −CR9-1=、ここにR9-1は −H、 −F、 −Cl、 −Br、 −NO2、 −COCF3、 C1−C6アルキル、 C1−C3アルキルチオ、 −OH、 −O−R9-2、ここにR9-2はC1−C6アルキル、−φ、−
CO−R9-3、ここにR9-3はC1−C6アルキルまたは−φ、 −N(R9-4)(R9-5)、ここにR9-4およびR9-5は同一
または異なって、 −H、 C1−C6アルキル、 −C(R9-8)(R9-9)−(R9-10)、ここにR9-8およ
びR9-9は同一または異なって−HまたはC1−C3アルキル
であって、ここにR9-10は、1個または2個の二重結合
を有するC2−C5アルケニルまたは1個の三重結合を有す
るC2−C5アルキニル、 R9-4およびR9-5は結合窒素原子と一緒になって、1−
ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニルま
たはN−モルホリニルからなる群より選択される複素環
を形成し、 −NR9-6−CO−R9-7、ここにR9-6は−HまたはC1−C6
アルキルであって、ここにR9-7は−H、C1−C6アルキル
またはC1−C3アルコキシ; R10は −N=、 −CR10-1=、ここにR10-1は −H、 −F、 −Cl、 −Br、 −CF3、 −NO2、 −COCF3、 C1−C6アルキル、 C1−C3アルキルチオ、 −OH、 −O−R10-2、ここにR10-2はC1−C6アルキル、−φ、
−CO−R10-3、ここにR10-3はC1−C6アルキルまたは−
φ、 −N(R10-4)(R10-5)、ここにR10-4およびR10-5
同一または異なって、 −H、 C1−C6アルキル、 −C(R10-8)(R10-9)−(R10-10)、ここにR10-8
およびR10-9は同一または異なって−HまたはC1−C3
ルキルであって、ここにR10-10は1または2個の二重結
合を有するC2−C5アルケニルあるいは1個の三重結合を
有するC2−C5アルキニル、 −NR10-6−CO−R10-7、ここにR10-6は−HまたはC1
C6アルキルであってR10-7は−H、C1−C6アルキルまた
はC1−C3アルコキシ;ただし、R6、R8、R9およびR10
うち2個またはそれ以下が−N=であることを意味す
る] で示される置換インドール類、そのエナンチオマー、医
薬上許容される塩、水和物および溶媒和物を開示する。
また、1−[5−(ピペラジン−4−イル)アミノ)
インドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチ
ルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン、 1−[5−((1−(1−メチルエチルピペラジン−
4−イル)アミノ)インドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン、 1−[5−メトキシカルバモイルインドリル−2−カ
ルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−
2−ピリジル]ピペラジン、 1−[5−(1,1′−ジオキソ−2′−イソチアゾリ
ジニル)インドリル−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジ
ン、 1−[5−(トリフルオロメタンスルホンアミド)イ
ンドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチル
エチルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン からなる群より選択される化合物を開示する。
さらに、1−[5−アミノインドール−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペラジン、 1−[5−(メタンスルホンアミド)インドール−2
−カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピル
アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン、 1−[5−メタンスルホンアミドインドール−2−カ
ルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジ
メチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピ
ペリジン、 1−[6−(2−(1−ピペラジニル)エトキシ)イ
ンドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチル
エチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン、 1−[5−メトキシ−6−(2−(1−モルホリニ
ル)エトキシ)インドリル−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン からなる群より選択される化合物を開示する。
発明の詳細な説明 本発明の置換インドール類(I)を、既知方法により
既知出発物質から調製する。本発明は置換インドール類
(I)に関するもので、その調製方法に関するものでは
ない。
置換インドール類(I)については、X1またはX2のう
ちの1個、しかし1個のみが−Hまたは−O−C1−C3
ルキルであることが、X1またはX2に関して要求される。
インドールについたX基に結合するヘテロ原子が酸素
(−O−)あるいは窒素(−NH−)であるかによって、
置換インドール類(I)を異なる方法で合成する。
ヘテロ原子が酸素原子である場合には、置換インドー
ル類(I)をチャートAに示したようにして調製する。
チャートAはインドール窒素に対して6位、すなわちX2
に酸素原子を有する置換インドール類(I)の合成を説
明するものである。しかしながら、チャートAに示す合
成方法を、酸素官能基がインドールの5位すなわちX1
ある場合にも同様に適用できることを理解すべきであ
る。該合成方法は、適当なヒドロキシアルデヒド(II)
から開始する。ついで、該ヒドロキシアルデヒド(II)
には付加されるべき所望のX基のための残りの部分があ
り、既知の手段によりX−O−を形成させて置換アルデ
ヒド(III)を得る。ついで、該置換アルデヒド(III)
をα−アジドメチルエステル、好ましくはアセテートと
反応させて対応するアジド(IV)を得る。該反応を極性
溶媒中、好ましくはメタノールのごときアルコール中で
行い、約−10℃に冷却する。メタノール中のナトリウム
メトキシドのごとき塩基を滴下する。TLCで反応完結が
確認されるまで該反応物を20〜25℃に暖める。キシレン
のごとき溶媒中で加熱して還流させることにより、該ア
ジド(IV)を対応するインドールエステル(V)に変換
する。ついで、該インドールエステル(V)を加水分解
して対応するインドール酸(VI)にする。該インドール
(VI)を、所望のアミン置換基(Z1−芳香族部分)とカ
ップリングさせて置換インドール(I)を得る(参考例
5参照)。該所望のアミン置換基(Z1−芳香族部分)は
当業者に既知(特に国際公開第WO87/01797号の調製例A
−1ないし調製例A−50参照)であるか、または当業者
によく知られた方法により、既知化合物から容易に調製
できる。該インドール酸(VI)と該所望のアミン置換基
(Z1−芳香族部分)との反応は非常によく知られた反応
である。Z1がピペラジンである分子フラグメント(Z−
I)である場合、該アミン置換基は2級アミンであっ
て、適当なインドール酸(VI)との反応はアミドを生じ
る。該インドール酸を還元してインドールアルコール
(R1が−CH2−)とした場合、ハロゲン化アルキルが生
じ、その場合、該置換インドール(I)は3級アミンと
なるであろう。ピペラジンのごとき環式アミンから3級
アミンまたはアミドを生成する反応は当業者に非常によ
く知られており、何ら特別な説明を要しない。国際公開
WO97/01797号およびWO88/08424号参照。
インドールについたX基に結合しているヘテロ原子が
窒素である場合には、置換インドール類をチャートBの
方法により合成する。アミノインドール類(VII)は当
業者に既知であり、また既知方法により既知出発物質か
ら容易に調製できる。アミノインドール(VII)を塩化
スルホニル(Cl−(CH2−SO2−Cl)(VIII)と反応
させて対応するエチレンスルホアミド(IX)を得る。つ
いで、該エチレンスルホアミド(IX)を、還流下、所望
のアミンおよび粉末銅触媒と反応させて所望の置換イン
ドール(I)を得る。同様に、アミノインドール(VI
I)をCl−(CH2−SO2−Clと反応させて3−クロロ
プロピルスルホンアミドを得ることができる。アミンで
のアルキル化は所望の置換インドール類を生じるであろ
う。別法として、アミノまたはヒドロキシインドール
を、塩化2−(4−ピリジル)エタンスルホニルのごと
き当該分野で知られた機能付与された塩化スルホニルと
反応させてスルホンアミドまたはスルホネートを直接得
ることもできる。
インドールについたX基に結合している原子が窒素で
ある場合に置換インドール類(I)合成に用いる方法
は、該原子が酸素である場合にはうまく行かない。なぜ
ならば、アミノインドール(VII)に対応するヒドロキ
シインドールから反応を開始し、化合物(III)の合成
で行ったようにアルキル化を試みる場合には、インドー
ルの窒素原子が競争的にアルキル化されると考えられる
からである。このことはアミノインドール(VII)のス
ルホニル化には問題とならない。なぜならば、ベンゼン
上のアミノ基がインドール窒素に優先してR−SO2−脱
離基と反応するからである。
アミノインドール(VII)を、インドール上の遊離ア
ミノ基をイソシアネートと既知の方法で反応させること
により、X1またはX2が尿素である所望のインドール
(I)(RaRb−N−CO−NH−インドール)に変換でき
る。参考例18〜20参照。X1またはX2が尿素である該置換
インドール(I)を得る別の方法は、インドール中の遊
離アミノ基をホスゲン(またはカルボニルジイミダゾー
ルのごときホスゲンと同等物)と反応させ、アミンで捕
捉することによる。当業者に明らかなように、イソチオ
シアネートまたはチオホスゲン同等物を用いて対応する
−CS−化合物を得ることができる。同様に、当業者に既
知の方法による該アミノインドール(VII)とX−SO2
X、ついで、アミンとの反応はスルファミド(RaRb−SO
2− NH−インドール−)を生じる。
R1が−CH2−である置換インドール類(I)を、R1−C
O−である対応する置換インドール類(I)から、テト
ラヒドロフランまたはエーテルのごときエーテル中、水
素化リチウムアルミニウムのごとき還元剤との反応によ
り得ることができる。別法として、R1がカルボニル基よ
りもむしろメチレンである出発物質を用いることができ
る。
Z1が、n1およびn2が1である(Z−I)であるのが好
ましい。また、Z1が、n1およびn2が1である(Z−II)
であるのが好ましい。Z1がZ−IIである場合、Z2-1がC1
アルキルであるのが好ましい。
R1が−CO−であるのが好ましい。
R6が−N=であるのが好ましい。
R8、R9およびR10に関しては、R8が−CR8-1=(ここに
R8-1は−H)、R9が−CR9-1=(ここにR9-1は−H)そ
してR10が−CR10-1(ここにR10-1は−H)であるのが好
ましい。
R7が−N(R7-5)(R7-6)(ここにR7-5はC2−C4アル
キルであってR7-6は−H)であるのが好ましい。R7-5
i−プロピルであるのが好ましい。
X1またはX2が、 −N(X1-7)−CO−N(X1-2)(X1-3)および −N(X1-7)−SO2−N(X1-2)(X1-3) からなる群より選択されるのが好ましい。
X1またはX2の一方が−Hまたはアルコキシであるのが
好ましい。
置換インドール(I)が、参考例5、9、14〜20、28
〜42、44、46〜56、58〜61、63〜65、67〜69、72、75の
化合物からなる群から選択されるのが好ましい。該置換
インドール(I)が、参考例35、37、42、55、57の化合
物からなる群より選択されるのがより好ましい。該置換
インドール(I)が、参考例35、37および57の化合物か
らなる群より選択されるのがずっと好ましい。また、本
発明化合物が参考例76の化合物であるのも好ましい。
該置換インドール類(I)はアミンであって、例え
ば、十分強力な酸と反応した場合には酸付加塩を形成す
る。医薬上許容される塩は無機および有機双方の塩を包
含する。医薬上許容される塩は、それらがより水に溶け
易く、より結晶化しやすい化合物を生成するために、対
応する遊離アミンよりも好ましい。該好ましい医薬上許
容される塩は以下の酸の塩を包含する。メタンスルホン
酸、塩酸、臭化水素、硫酸、りん酸、硝酸、安息香酸、
くえん酸、酒石酸、フマル酸、マレイン酸、nが0ない
し4であるCH3−(CH2−COOH、nが前記定義に同じ
HOOC−(CH2−COOH。
置換インドール類(I)は、ヒト・免疫不全ウイルス
の複製に必要な酵素であるウイルス・逆転写酵素の疎外
剤として有用であり、それゆえ、エイズのごとき疾病の
治療に有用であろう。
ヒト・レトロウイルス(HRV)なる語は、ヒト・免疫
不全ウイルス・タイプIあるいはこれと同じウイルスの
族に属する種々のヒト・レトロウイルスと同様の生理学
的効果を生じる当業者に明らかな株を意味する。
治療を受けるべき患者は、(1)測定可能な血清中の
ウイルス抗体あるいは抗原いずれかの存在により検出さ
れるような1株またはそれ以上の株のヒト・レトロウイ
ルスに感染している者、(2)(a)散在性ヒストプラ
スマ症、(b)イソプソリアシス、(c)ニューモシス
ティス肺炎をはじめとする気管支および肺のカンジダ
症、(d)非ホジキンリンパ腫または(e)カポジ肉腫
のごとき兆候的にエイズと定義される感染症を有し、し
かも60才以下の者;もしくは末梢血中CD4リンパ級の絶
対数が200〜m3未満の者のいずれかが包含される。
該置換インドール類(I)を経口投与することができ
る。適当な投薬形態には錠剤、カプセル、懸濁液、溶液
およびエリキシルが包含される。有効量は約0.1ないし
約500mg/kg/日である。70kgのヒトについての典型的な
単位投薬量は、1日1ないし6回、約10mgないし約200m
g、好ましくは約100mgないし約1000mgである。
正確な投薬量および投薬回数は、使用する個々のイン
ドール(I)、治療を受けるべき患者に特有の症状、治
療すべき症状の重篤性、年令、体重、個々の患者の一般
的身体状態、他の投薬に依存する。各事項は当業者によ
く知られたものである。患者の血中の芳香族二置換化合
物(III)、抗−エイズ・ピペラジン類(VI)およびイ
ンドール類(V)のレベルまたは濃度および/または治
療すべき特有の症状に対する患者の反応を測定すること
により、投薬量および装薬回数をより正確に決定でき
る。
本発明の置換インドール類(I)を、AZTのごとき他
の抗−ウイルス剤と組み合わせて用いてもよい。
本発明の置換インドール類(I)の効能を、そのヒト
・免疫不全ウイルスの複製に必要な酵素であるウイルス
・転写酵素を阻害する能力により決定してもよい。該酵
素は、他の知られた細胞のポリメラーゼとは性質が異な
り、感染していない細胞には見られな独特な酵素であ
る。エムボー・ジャーナル(EMBO.J.)第6巻,3133〜31
37頁(1987年)の「エイズウイルス・リバーストランス
クリプターゼ・ディファインド・バイ・ハイ・レベル・
エクスプレッション・イン・エシュリシア・コリ(AIDS
Virus Reverse Transcriptase defined by high level
expression in Escherichia coli)」記載の方法によ
り調製された細菌クローンからの抽出物中にウイルス・
逆転写酵素が見い出される。DNAに取り込まれる放射性
前駆体のレベルを測定する無細胞分析において該酵素の
阻害を測定する。サイエンス(Science)(1981年)112
5〜1129頁の方法により調製した抽出物を阻害剤混合物
(20mMジチオスレイトール、60mM塩化ナトリウム、0.05
%、NP−40、10mM塩化マグネシウム、50mMトリス(pH8.
3)、10μM[35S]−標識デオキシヌクレオチド−5′
−トリホスフェート、10μg/mlのRNA鋳型(ポリrCまた
はポリrG)および5μg/mlのDNAプライマー(オリゴdG
またはオリゴdT)からなる)中、37℃で30分インキュベ
ーションする。反応混合物をDE81濾紙にスポットし、濾
紙を洗浄して取り込まれていない前駆体を除去し、濾紙
を乾燥し、カウント数を測定することにより、放射性標
識した前駆体の取り込みを測定する。種々の測定結果
(IC50は、該逆転写酵素活性を50%まで阻害するのに要
する薬剤のμM濃度を意味する)を総合し、阻害の%値
およびIC50(計算値)で表す。
さらに本発明の効能を、HIV−1に感染したMT−2細
胞を用いた組織培養における該置換インドール類(I)
のHIVによる誘導された合胞体の形成を阻害する能力に
より示す。該試験は、ネイチャー(Nature)第332巻,16
9〜470頁(1988年)の「クアンティティブ・インフェク
ティビティー・アッセイ・フォー・HIV−1・アンド・
−2(Quantitiv Infectivity Assya for HIV−1 and
−2)」およびエイズ・リサーチ・アンド・ヒューマン
・レトロウイルシズ(AIDS RESEARCH AND HUMAN RETROV
IRLSES)第4巻,第6号449〜455頁(1988年),の論文
「ヌクレオチド・ダイマーズ・サプレス・HIV・エクス
プレッション・インビトロ(Nuclectide Dimers Suppre
ss HIV Expression In VITRO),メアリー・アン・リー
ベント・インク・パブリッシャーズ(Mary Ann Lieben
t,Inc.,Publishers)」に記載されている。種々の測定
結果(IC50は、該逆転写酵素活性を50%まで阻害するの
に要する薬剤のμM濃度を意味する)を総合し、阻害の
%値およびIC50(計算値)で表す。既知市販化合物AZT
は、それぞれ約1μMおよび0.5μMの濃度で、この分
析において100%の抗−HIV効力を示し、合砲体形成を50
%減少させた。
正確な投薬量および投薬回数は、使用する個々のイン
ドール(I)、治療を受けるべき患者の特有の症状、治
療すべく症状のの重篤性、年令、体重、個々の患者の一
般的身体状態、他の投薬に依存する。各事項は当業者に
よく知られたものである。患者の血中の置換インドール
類(I)のレベルまたは濃度および/または治療すべき
特有の症状に対する患者の反応を測定することにより、
投薬量および投薬回数をより正確に決定できる。
定義および規則 以下の定義および例示は、本明細書および請求の範囲
双方を包含する全体的開示に使用する用語を説明するた
めのものである。
I.化学式の規則および変数の定義 明細書および請求の範囲中の種々の化合物または分子
断片を表す化学式は、定義した構造特徴以外に、変数置
換基を包含してもよい。これらの変数置換基を、文字ま
たは文字に付した数字、例えば、「i」が整数である
「Z1」または「Ri」で表す。これらの変数置換基は1価
または2価であり、すなわち、該化学式に1個または2
個の化学結合で結合した置換基を表す。例えば、置換基
Z1は、式CH3−C(=Z1)Hに結合した場合、2価の変
数である。置換基RiおよびRjは、式CH3−CH2−C(Ri
(Rj)−Hに結合した場合には、1価の変数置換基であ
る。前記のごとく化学式を直線状に描いた場合、かっこ
内の変数置換基は、かっこのすぐ左の原子に結合してい
る。かっこ内に2個またはそれ以上の変数置換基が連続
してある場合、変数置換基のそれぞれが、かっこのすぐ
左の先行する原子に結合している。よって、上記化学式
において、RiおよびRjは、いずれも前の炭素原子結合し
ている。ステロイドのごとき炭素原子の番号付けのシス
テムができているいかなる分子についても、これらの炭
素原子をCiと命名する。ここで、「i」は、炭素原子の
番号に対応する整数である。例えば、C6は、ステロイド
化学の当業者により伝統的に記されるように、ステロイ
ド核中の6位あるいは炭素原子番号を表す。同様に、
「R6」は、C6位における変数置換基を表す。直線状に描
いた化学式またはその一部は、直鎖状に連なった原子を
表す。「−」は、一般的に鎖中の2原子間の結合を表
す。よって、CH3−O−CH2−CH(Ri)−CH3は、2位を
置換した1−メトキシプロパン化合物を表す。同様に、
「=」は例えば、CH2=C(Ri)−O−CH3のような二重
結合を表し、「」は、例えば、HCC−CH(Ri)−CH
2−CH3のような三重結合を表す。カルボニル基を2つの
方法、−CO−または−C(=O)、のうちの1つの方法
で表す。簡単のため、前者が好ましい。
環式(環状)化合物または分子断片の化学式を、直線
状に表してもよい。よって、化合物4−クロロ−2−メ
チルピリジンは直線的にN*=C(CH3)−CH−CCl−CH
=C*Hと表すことができる。アステリスク(*)を付
した原子は、たがいに結合して、環を形成しているもの
とする。同様に、環状分子断片4−(エチル)−1−ピ
ペラジニルを、−N*−(CH2−N(C2H5)−CH2
C*H2と表すことができる。
本明細書中のいずれの化合物についても、厳密な環状
構造は、厳密な環式化合物の個々の炭素原子に結合した
置換基について、環平面に対する方向づけを定義する。
環の一部である炭素原子に結合した2個の置換基−C
(X1)(X2)を有する飽和化合物について、2個の置換
基は、環に対してアキシャルまたはエクアトリアルいず
れかであり、アキシャル/エクアトリアルの間を変化し
うる。しかしながら、環および相手方に対する2個の置
換基の位置関係は固定されたままである。いずれかの置
換基が、環の平面に対して上方または下方にある(アキ
シャル)というよりむしろ寝ている(エクアトリアル)
場合には、もう一方の置換基は常に別の位置関係にあ
る。かかる構造を表す化学構造式において、一方の置換
基(X2)の「下方」にある置換基(X1)をアルファ
(α)立体配置とし、破線または点数で炭素原子と結
ぶ。すなわち、「−−−」または「...」である。一方
の置換基(X1)と「上方」に結合した対応する置換基
(X2)をベータ(β)立体配置とし、実線で炭素原子と
結ぶ。
変数置換基が2価の場合には、結合手は、変数の定義
において、一緒または別々に、あるいは共に存在しう
る。例えば、−C(=Ri)のように炭素原子に結合した
変数Riは、2価であってよく、オキソまたはケト(よっ
て、カルボニル基(−CO−)を形成する)あるいは2個
の別々に結合した1価の変数置換基α−Ri-jおよびβ−
Ri-kと定義する。2価の変数Riを、2個の1価の変数置
換基からなると定義する場合、規則により、2価の変数
置換基を、「α−Ri-j:β−Ri-k」の形にするか、いく
つかのその変形とする。かかる場合、α−Ri-jおよびβ
−Ri-kは炭素原子と結合し、−C(α−Ri-j)(β−R
i-k)−を形成する。例えば、2価の変数R6、−C(=R
6)−を、2個の1価の変数置換基からなると定義する
場合、該2個の1価の変数置換基は、α−R6-1:β−R
6-2、.....α−R6-9:β−R6-10、などであり、−C(α
−R6-1)(β−R6-2)−、.....−C(α−R6-9)(β
−R6-10)−、などを与える。同様に、2価の変数R11
−C(=R11)−については、2個の1価の変数置換基
がα−R11-1:β−R11-2である。αおよびβの方向づけ
のない(炭素、炭素間に二重結合が存在するため)環状
置換基および上の規則による環の一部でない炭素原子に
結合した置換基については、αおよびβの命名を省略す
る。
2価の変数置換基を、2個の別々の1価の変数置換基
と定義できるのとちょうど同じように、2個の別々の1
価の変数置換基を、一緒になって2価の変数置換基を形
成するものと定義してもよい。例えば、式−C1(Ri)H
−C2(Rj)H−(C1およびC2を、任意に1番目、2番目
の炭素原子と定義する)において、RiおよびRjを、一緒
になって、(1)C1およびC2間に2番目の結合を形成す
るもの、(2)オキサ(−O−)およびエポキシドを形
成するような2価の残基を形成するものと定義してもよ
い。RiおよびRjが、一緒になって、−X−Y−のごと
き、より複雑な本体を形成する場合、上記の式中のC1
Xに結合し、C2はYに結合するものとする。よって、規
則により、「....RiおよびRjは一緒になって−CH2−CH2
−O−CO−を形成し、....」という表現は、カルボニル
がC2に結合したラクトンを表す。しかしながら「....Ri
およびRjは一緒になって−CO−O−CH2−CH2−を形成
し、....」という表現は、カルボニルがC1に結合したラ
クトンを表す。
変数置換基の炭素原子の含有数を、2通りの方法で示
す。1番目の方法は、「C1−C4」のごとき接頭語を変数
置換基に付して用いる。ここで、「1」および[4」は
両方とも整数であり、変数置換基中の炭素原子の最小数
および最大数を表す。接頭語を変数置換基からスペース
をあけて記す。例えば、「C1−C4アルキル」は、1ない
し4個の炭素原子を有するアルキル基を表す(特に断ら
ないかぎり、その異性体を含む)。この単一の接頭語を
用いるかぎり、接頭語は、定義すべき変数置換基の全体
の炭素数を表す。よって、C2−C4アルコキシカルボニル
は、nが0、1または2の数である残基CH3−(CH2
−O−CO−を表す。2番目の方法により、「Ci−Cj」を
かっかに入れ、定義すべき各部分のすぐ前に記す(スペ
ースをあけない)ことにより、定義すべき各部分の炭素
原子数を別々に示す。この規則によれば、(C1−C3)ア
ルコキシカルボニルはC2−C4アルコキシカルボニルと同
じ意味である。なぜならば、「C1−C3」はアルコキシ基
の炭素原子数のみを表すからである。同様に、C2−C6
ルコキシアルキルおよび(C1−C3)アルコキシ(C1
C3)アルキルは、2ないし6個の炭素原子を有するアル
コキシアルキル基を定義するが、前者の定義では、アル
コキシまたはアルキル部分のいずれかのみが4ないし5
個の炭素原子を有するのに対し、後者の定義では、これ
らの基の炭素原子を3個までに限定するため、該2つの
定義は異なる。
請求項に、かなり複雑な(環状)置換基がある場合に
は、その文末において、当該特殊な置換基を、その化学
構造式を表すチャートのうちの1つの中の同一名に対応
する表記法(カッコの中)で表す。
II.定義 温度はすべてセ氏温度である。
TLCは薄層クロマトグラフィーをいう。
THEはテトラヒドロフランをいう。
DMFはジメチルホルムアミドをいう。
EDCは1−エチル−3−(ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミドをいう。
セイラインは生理食塩水をいう。
IRは赤外分光スペクトル分析をいう。
NMRは核(プロトン)磁気共鳴スペクトル分析をい
い、化学シフトはテトラメチルシランから低磁場側への
ppm(δ)で示す。
−φはフェニル(C6H5)をいう。
MSはm/eまたは質量/電荷単位で表した質量スペクト
ル分析である。
[M+H]はもとのイオンに水素原子を加えた陽イ
オンをいう。EIは電子衝撃をいう。CIは化学イオン化を
いう。FABは高速原子衝突をいう。
エーテルはジエチルエーテルをいう。
アルコールはエチルアルコールをいう。
医薬上許容されるとは、成分、投薬形態、安定性、患
者の許容性および生体利用性を考慮した場合、薬物学的
/毒物学的観点から患者に許容され、かつ物理/化学的
観点から患者に許容されるその特性および/または物質
をいう。
医薬上許容されるアニオン塩は、メシラート、塩化物
イオン、硫酸イオン、りん酸イオン、硝酸イオン、くえ
ん酸イオン、n1が0ないし4であるCH3−(CH2n1−CO
O-1、nが前記定義に同じ-1OOC−(CH2n1−COO-1-1
OOC−CH=CH−COO-1、φ−COO-1である。
溶媒のペアーを用いる場合、使用する溶媒の比率は体
積/体積(v/v)である。
使用する溶媒への固体の溶解度は、溶媒に対する固体
の比率であり、重量/体積(wt/v)である。
ピリジニルはIUPAC命名法により定義されたピリジル
基をいう。例えば、2−ピリジルは2位を置換されたピ
リジン環をいう。
本発明化合物を、以下の方法にしたがって命名する
(可能であれば)。まず[アリール/ヘテロアリール]
部分、次にアリール/ヘエテロアリール部分、最後にリ
ンカー(Z)。しかしながら、少数の化合物を、簡単お
よび便利のために他の方法により命名した。各基中の含
基名はIUPAC慣用法により命名した。
実施例 さらなる工夫をすることなく、当業者は、以上の記載
を用いて本発明を十分に実施できると確信する。以下の
詳細な実施例は、いかにして本発明の種々の化合物を調
製するのか、および/またはいかにして本発明の種々の
方法を行うのかを記載したものであり、上記開示を何等
限定するものではない。当業者は、反応物ならびに反応
条件と手法の両方について本明細書記載の方法から、適
当な変法を容易に想到するであろう。
調製例1 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(プロピルアミノ)−2−ピリジニル]ピ
ペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジン(国際公開
第WO88/08424号,2.8g)、プロピオナール(0.87g)およ
びメタノール(15ml)の冷溶液にシアノ水素化ナトリウ
ム(0.31g)を添加する。発熱がおさまった後、該反応
物を20〜25℃で一晩撹拌する。該反応物を塩酸水溶液で
pH2に合わせ、ついで、ジクロロメタンで希釈する。ア
ンモニア水でpHをに合わせ、層分離させる。有機層を硫
酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して粗生成物を得、こ
れをジエチルエーテルに溶解し、−5℃で結晶化させ
る。該固体を出発物質であると同定する。母液を減圧濃
縮して標記化合物を得る。
調製例2 1−[3−(プロピルアミノ)−2ピリジニ
ル]ピペラジン(アミン) −78℃に冷却したジクロロメタン(15ml)中の粗1−
[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−[3−
(プロピルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(調
製例1,1.2g)溶液にトリフルオロ酢酸(4ml)を添加す
る。冷却器を除去し、該反応物を20〜25℃に3時間保
つ。溶媒を減圧除去し、残渣をジクロロメタンおよび炭
酸カリウム飽和水溶液中に溶解する。層分離させる。有
機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して
標記化合物を得る。
調製例3 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル]ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジン(国際公開
第88/08424号参照,2.0g)を、35mlのメタノールに溶解
し、アセトン(0.48g)を添加する。該反応物を0℃に
冷却し、酢酸を添加する(pH4.0になるまで)。該反応
物をゆっくりと20〜25℃に暖め、TLCにより反応完結が
確認されるまで暖めておく。さらに、反応完結に必要な
酢酸、シアノ水素化硼素ナトリウムおよびアセトンを時
々添加する。該反応物をクロロホルム(100ml)で希釈
し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50ml)、セイライン
(75ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(75g
シリカゲル,4:1ヘキサン/酢酸エチル)により標記化合
物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.67,6.91,4.15,3.57,
3.00,1.48,1.23δ。
実施例 1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピペジニル]ピペラジン(アミン) 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(調製例3)を塩化メチレン(56ml)に溶解
し、0℃に冷却する。ついで、トリフルオロ酢酸を滴下
する。該反応物を20〜25℃に暖め、さらにトリフルオロ
酢酸(26.6g)を添加する。TLCにより反応完結が確認さ
れたなら、該反応物を200mlの氷水に注ぎ、2N水酸化ナ
トリウムでpHを12とし、10%テトラヒドロフラン/クロ
ロホルム(2リットル)で抽出し、ついで、10%メタノ
ール/クロロホルム(1リットル)で抽出する。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮し、さらに精
製することなく用いる。NMR(300MHz,CDCl3)7.65,6.8
5,6.76,4.16,350,2.98,1.20δ。
調製例4 2−クロロ−3−(1−メチルエチルアミ
ノ)ピラジン トルエン(8ml)中の2,3−ジクロロピラジン(2.0g)
およびイソプロピルアミン(2.3g)の溶液を40時間還流
させる。該混合物を冷却し、濾過してイソプロピルアミ
ン塩酸塩を除去する。濾液を減圧濃縮して残渣を水酸化
ナトリウム水溶液(10%)およびジクロロメタンで希釈
する。層分離させる。該ジクロロメタン層をセイライン
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して標記化合
物を得る。NMR(CDCl3)1.28,4.24,5.02,7.54,7.94δ。
調製例5 1−[2−(1−メチルエチルアミノ)−3
−ピラジニル]ピペラジン(アミン) キシレン(10ml)中の2−クロロ−3−(1−メチル
エチルアミノ)ピラジン(調製例4,1.6g)およびピペラ
ジン(4.3g)の溶液を26時間還流させる。該混合物を0
℃に冷却し、濃塩酸(8ml)で希釈する。キシレンをデ
カンテーションで除去し、ついで、エーテルを添加しデ
カンテーションして塩から除去する。該塩を過剰量の水
酸化ナトリウム(5%)およびジクロロメタンで希釈す
る。層分離させる。水層をジクロロメタンで3回以上抽
出する。合一した有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥
し、濃縮して液体混合物を得、これをシリカゲル上のフ
ラッシュクロマトグラフィーにかけ、メタノール/クロ
ロホルム(5/95)で溶出する。適当なフラクションを集
めて濃縮し、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)1.27,1.8
3,3.04,4.12,4.78,7.49,7.72δ。
調製例6 2−クロロ−3−(1,1−ジメチルエチルア
ミノ)ピラジン イソプロピルアミンをt−ブチルアミンに代える以外
は大きな変更をせずに、調製例4の一般的方法に従い、
標記化合物を得る。NMR(CDCl3)1.48,5.24,7.51および
7.91δ。
調製例7 1−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)
−2−ピラジニル]ピペラジン(アミン) 2−クロロ−3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)ピ
ラジン(調製例6,0.95g)およびピペラジンから始める
以外は大きな変更をせずに調製例5の方法に従い標記化
合物を得る。NMR(CDCl3)1.47,1.70,2.99,5.02,7.46,
7.69δ。
調製例8 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[5−アミノ−6−ピリミジニル]ピペラジン エタノール(100ml)中の1−[1,1−ジメチルエトキ
シカルボニル]−4−[4−クロロ−5−ニトロ−6−
ピリミジル]ピペラジンおよびトリエチルアミン(0.3m
l)ならびに炭素上のパラジウム(5%,0.13g)の混合
物に水素ガス(30psi)を満たす。理論量の水素ガスが
消費された後、減圧下で触媒を除去する。濾液を減圧濃
縮して発泡させ、炭酸カリウム飽和水溶液およびジクロ
ロメタンで希釈する。層分離させ、有機層を硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)1.49,3.49,3.29,3.56,7.98,8.39δ。
調製例9 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[5−(1−メチルエチルアミノ)−6−ピリミ
ジニル]ピペラジン メタノール(4ml)中のシアノ水素化硼素ナトリウム
(0.13g)の溶液を、0℃のメタノール(7ml)中の1−
[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−[5−ア
ミノ−6−ピリミジニル]ピペラジン(調製例8,0.44
g)、アセトン(3ml)および氷酢酸(0.4ml)の混合物
に添加する。該混合物を20〜25℃で72時間撹拌する。該
反応物を水酸化ナトリウム水溶液(10%)およびジクロ
ロメタンで希釈する。層分離させ、有機層を水で洗浄
し、濃縮して無色の液体を得、これをシリカゲル上のフ
ラッシュクロマトグラフィーに供し、メタノール/クロ
ロホルム(1/99)で溶出する。適当なフラクションを集
めて濃縮し、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)1.26,1.4
9,3.2,3.44,3.5〜3.62,7.89,8.33δ。
調製例10 1−[5−(1−メチルエチルアミノ)−4
−ピリミジニル]ピペラジン(アミン) −78℃のジクロロメタン(20ml)中の1−[1,1−ジ
メチルエトキシカルボニル]−4−[5−(1−メチル
エチルアミノ)−6−ピリミジニル]ピペラジン(調製
例9,0.37g)の溶液にトリフルオロ酢酸(5ml)を添加す
る。該反応物を20〜25℃に一晩暖め、ついで、過剰量の
水酸化ナトリウム水溶液(10%)で希釈する。層分離さ
せる。水層をジクロロメタンで2回抽出する。合一した
有機層をセイラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDCl3)1.2
5,1.7,3.01,3.21,3.45,3.5,7.86,8.34δ。
調製例11 1−[4−(1−メチルエチル)アミノ−3
−ピリダジニル]ピペラジン(アミン) 1−[5−クロロ−4−(1−メチルエチル)アミノ
−3−ピリダジニル]ピペラジン(調製例35,1.7g)お
よびトリエチルアミン(0.81g)から始める以外は大き
な変更をせずに調製例8の方法に従い標記化合物を得
る。NMR(CDCl3)1.28,2.06,3.05,3.11,3.59,4.75,6.3
9,8.49δ。CMR(CDCl3)22.2,43.2,46.2,50.6,103.7,13
8.7,148.4,154.5δ。
調製例12 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(1−ピロリジニル)−2−ピリジニル]
ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−3
−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジン(国際公開WO88
/08424号参照,0.50g)、1,4−ジブロモブタン(0.21m
l)および炭酸カリウム(0.30g)を4mlのアセトニトリ
ル中で1週間還流させる。1週間後、さらにジブロモブ
タン(0.21g)を添加し、還流を3日間続ける。該反応
混合物を水中に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。該濃縮物をフラッ
シュカラムクロマトグラフィーに供し、酢酸エチル/ヘ
キサン(10/90)から酢酸エチル/ヘキサン(25/75)で
溶出する。適当なフラクションを集めて濃縮し、標記化
合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.78,6.98,6.78,3.5
2,3.20〜3.10,1.87,1.44δ。
調製例13 1−[3−(1−ピロリジニル)−2−ピリ
ジニル]ピペラジン(アミン) 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−(1−ピロリジニル)−2−ピリジニル]ピペラ
ジン(調製例12,0.26g)を1.3mlのTHFに溶解し、0℃に
冷却する。トリフルオロ酢酸(1.3ml)を添加し、該反
応物を0℃で20分撹拌し、ついで、20〜25℃に20分間暖
める。ついで、該反応物を1N水酸化ナトリウム中に注
ぎ、メタノール/クロロホルム(10/90,2X50ml)で抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して標記化
合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.64,6.81,6.61,3.05
〜2.94,2.86〜2.79,1.78〜1.65δ。
調製例14 1−(3−ニトロ−2−ピリジニル)−1,4
−ジアゼピン ホモピペラジン(15.58g)を100mlのアセトニトリル
に溶解する。炭酸カリウム(8.7g)を添加し、ついで、
25mlのアセトニトリルに溶解した2−クロロ−3−ニト
ロピリジン(5.0g)を滴下する。該反応物を20〜25℃で
4時間撹拌し、ついで、塩化メチレンで希釈し、水(2
X)、セイラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮して標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl
3)8.30,8.08,6.66,3.60,3.41,3.10,2.89,1.93δ。
調製例15 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−4−(3−ニトロ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼ
ピン 1−(3−ニトロ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼ
ピン(調製例14,7.06g)から始めること以外は大きな変
更をせずに、参考例19の方法に従い標記化合物を得る。
NMR(300MHz,CDCl3)8.29,8.05,6.67,3.76〜3.29,1.98,
134,1.29δ。
調製例16 1−(1,1−ジメチルエトシカルボニル)−
4−(3−アミノ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼピ
ン 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−4−
(3−ニトロ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼピン
(調製例15,6.0g)から始める以外は大きな変更をせず
に、調製例44の方法に従い標記化合物を得る。NMR(300
MHz,CDCl3)7.75,6.93,6.81,3.86,3.78,3.66〜3.57,3.5
1,3.36〜3.2,3.21,1.95,1.85,1.48,1.47δ。
調製例17 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−4−(3−エチルアミノ−2−ピリジニル−1,4−ジ
アゼピン 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−4−
(3−アミノ−2−ピリジニル)−1.4−ジアゼピン
(調製例16,6.07g)およびプロピオナールに代えてアセ
トアルデヒドから始める以外は大きな変更をせずに、調
製例1の方法に従い標記化合物を得る。NMR(300MHz,CD
Cl3)7.65,6.86,6.76,425,4.11,3.64〜3.48,3.30〜3.2
1,3.12〜3.08,1.92,1.83,1.47,1.45δ。
調製例18 1−(3−エチルアミノ−2−ピリジニル)
−1,4−ジアゼピン(アミン) 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−4−
(3−エチルアミノ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼ
ピン(調製例17,5.12g)から始める以外は、大きな変更
をせずに、実施例の方法に従い、標記化合物を得る。NM
R(300MHz,CDCl3)7.66,6.85,6.76,4.17,3.31〜3.26,3.
14〜3.01,1.84,1.29δ。
調製例19 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−4−(3−(1−メチルエチル)アミノ−2−ピリジ
ニル)−1,4−ジアゼピン 1−(1,1−ジメチルエトシカルボニル)−4−(3
−アミノ−2−ピリジニル)−1,4−ジアゼピン(調製
例16,18.13g)から始める以外は、大きな変更をせず
に、調製例3の方法に従い、標記化合物を得る。NMR(3
00MHz,CDCl3)7.62,6.85,6.76,4.18,3.63〜3.48,3.28〜
3.19,3.07,1.92,1.83,1.46,1.45,1.23δ。
調製例20 1−(3−(1−メチルエチル)アミノ−2
−ピリジニル)−1,4−ジアゼピン(アミン) 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)−4−
(3−(1−メチルエチル)アミノ−2−ピリジニル)
−1,4−ジアゼピン(調製例19,15.08g)から始める以外
は、大きな変更をせずに、実施例の方法に従い、標記化
合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.61,6.82,6.75,4.1
7,3.50,3.28〜3.22,3.06〜3.01,2.67,1.83,1.20δ。
調製例21 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(1−メチルプロピル)アミノ−2−ピリ
ジニル]ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[(3−アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(国際
公開WO88/08424号参照,1.0g)、2−ブタノン(0.27
g)、シアノ水素化硼素ナトリウム(0.23g)、酢酸(5.
1ml)およびメタノールから始める以外は大きな変更を
せずに、調製例3の方法に従い標記化合物を得る。NMR
(300MHz,CDCl3)7.68,6.94,6.86,4.18,3.56,3.33,3.0
5,153,1.47,1.18,0.96δ。
調製例22 1−[3−(1−メチルプロピル)アミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[1,1ジメチルエトキシカルボニル]−4−[3
−(1−メチルプロピル)アミノ−2−ピリジニル]ピ
ペラジン(調製例21,1.62g)、トリフルオロ酢酸(552
g)および10mlの塩化メチレンから始める以外は、大き
な変更をせずに標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDC
l3)7.66,6.87,6.78,4.17,3.31,3.06,2.81,1.64〜1.48,
1.17,0,95δ。
調製例23 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−
[3−(1−エチルプロピルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−[(3−ア
ミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(調製例26,10.5
g)、3−ペンタノン(0.15g)、シアノ水素化硼素ナト
リウム(0.11g)、酢酸(52.3ml)およびメタノール
(3.2ml)から始める以外は大きな変更をせずに、調製
例3の方法に従い標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl
3)7.66,7.38〜7.33,6.90,6.79,5.17,4.21,3.65,3.15,
3.04,1.66〜1.46,0.93δ。
調製例24 1−[3−(1−エチルプロピル)アミノ−
2−ピリジニル]ピペラジン 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−[3−(1
−エチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジ
ン(調製例23,0.30g)から始め、炭素上10%パラジウム
(30mg)および酢酸エチル(10ml)を用いて、保護基を
除去して標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.65,
6.87,6.78,4.19,340〜3.10,3.00〜2.75,1.64〜1.49,0,9
3δ。
調製例25 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−
[3−ニトロ−2−ピリジニル]ピペラジン 1−(3−ニトロ−2−ピリジニル)ピペラジンを17
5mlの塩化メチレンに溶解し、0℃に冷却する。ついで
ピリジン、そしてクロロぎ酸ベンジル(16.5ml)を添加
する。該反応物を1.5時間撹拌し、ついで、重炭酸ナト
リウム飽和水溶液中に注ぎ、クロロホルムで抽出し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して標記化合物を
得る。NMR(300MHz,CDCl3)8.34,8.15,7.38〜7.32,6.8
1,5.17,3.65,3.45δ。
調製例26 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−
[3−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−[3−ニト
ロ−2−ピリジニル]ピペラジン(調製例25)をジオキ
サン(923ml)に溶解し、0℃に冷却する。ついで、塩
化チタン水溶液(20%,555.3ml)を注意深く添加する。
30分間撹拌後、該反応物を水酸化ナトリウム水溶液(2
N,1.5リットル)で希釈し、セライトで濾過する。濾過
ケーク層をメタノール/クロロホルム(10/90)で洗浄
する。合一した有機層を水、セイラインで洗浄し、乾燥
し、減圧濃縮して所望の化合物を得る。NMR(300MHz,CD
Cl3)7.80,7.38〜7.32,6.99,6.88,5.17,3.67,3.12δ。
調製例27 1−[ベンジルオキシカルボニル)−4−
[3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−2−ピ
リジニル]ピペラジン 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−[3−アミ
ノ−2−ピリジニル]ピペラジン(調製例26)を50mlの
塩化メチレンに溶解し、トリエチルアミンを添加する。
該反応物を0℃に冷却し、無水トリフルオロ酢酸を滴下
する。30分後、該反応物を重炭酸ナトリウム飽和水溶液
に注ぎ、クロロホルムで抽出し、セイラインで洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。NMR(300
MHz,CDCl3)8.92,8.54,8.22,7.39〜7.32,7.16,5.17,3.7
0,3.03δ。
調製例28 1−[3−(2,2,2−トリフルオロアセトア
ミド)−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[ベンジルオキシカルボニル]−4−[3−(2,
2,2−トリフルオロアセトアミド)−2−ピリジニル]
ピペラジン(調製例27)を70mlエタノールに溶解し、0.
25gの炭素上10%パラジウムを添加する。該反応物を40p
siで20時間水素化する。ついで、セライトのパッドで濾
過し、減圧濃縮して標記化合物を得、さらなる精製をせ
ずに用いる。NMR(300MHz,CDCl3)8.51,8.21,7.19,3.45
〜3.47δ。
調製例29 1−[3−(2,2,2−トリフルオロエチルア
ミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[3−(2,2,2−トリフルオロアセトアミド)−
2−ピリジニル]ピペラジン(調製例28)を5mlのテト
ラヒドロフランに溶解し、0℃に冷却する。ついで、4.
84mlの水素化リチウムアルミニウム溶液を滴下する。0
℃で10分撹拌した後、該反応物を20〜25℃に暖め、45分
撹拌する。0℃にて0.4mlの水、0.6mlの10%水酸化ナト
リウム水溶液および1mlの水を添加することで反応停止
する。該スラリーをセライトで濾過し、20%メタノール
/クロロホルムで洗浄し、減圧濃縮して標記化合物を
得、さらなる精製をせずに用いる。NMR(300MHz,CDC
l3)7.82,6.97〜6.92,4.86,3.75,3.06〜3.01δ。
調製例30 1−[3−(2−フルオロアセトアミド)−
2−ピリジニル]ピペラジン 1−ベンジルオキシカルボニル−4−[3−(2′−
フルオロアセトアミド)−2−ピリジニル]ピペラジン
(2.42g)、炭素上10%パラジウム)0.25g)から始める
以外は大きな変更をせずに、調製例28の方法に従い、標
記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)8.15,7.97,7.00,
4.88,4.73,3.13δ。
調製例31 1−[3−(2−フルオロエチルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペラジン 1−[3−(2−フルオロアセトアミド)−2−ピリ
ジニル]ピペラジン(調製例30,1.4g)、水素化チリウ
ムアルミニウム(11.76ml,テトラヒドロフラン中1M)か
ら始める以外は大きな変更をせずに、調製例29の方法に
従い、標記化合物を得る。
調製例32 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[4−クロロ−5−ニトロ−6−ピリミジル]ピ
ペラジン ジクロロメタン(30ml)中の1−[1,1−ジメチルエ
トキシカルボニル]ピペラジン(1.88g)を、−78℃の
ジクロロメタン(170ml)中の4,6−ジクロロ−5−ニト
ロピリミジン(1.94g)およびトリエチルアミン(1.32
g)の溶液に1滴ずつ1.5時間かけて添加する。さらに−
78℃で1時間撹拌した後、重炭酸ナトリウム水溶液(10
%)で希釈する。層分離させ、有機層を濃縮して液体を
得、これを20〜25℃で放置して固化させる。該固体をク
ロロホルムに溶解し、シリカゲル上のフラッシュクロマ
トグラフィーに供し、メタノール/クロロホルム(1/9
9)で溶出し、適当なフラクションを集めて濃縮し、標
記化合物を得る。元素分析 C13H18N5ClO4;分子量343.7
7として計算値:C,45.52;H,5.28;N,20.37;C1,10.31。実
測値:C,45,52;H,5.40;N,20.34;C1,10.36。
調製例33 1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2
−ピラジニル]−1,4−ジアゼピン(アミン) ホモピペラジン(2.46g)および2−クロロ−3−
(1−メチルエチル)アミノピラジン(調製例4)から
始める以外は、大きな変更をせずに、標記化合物を得
る。NMR(300MHz,CDCl3)7.56,7.34,4.75,4.04,3.28〜
3.18,3.00〜2.94,1379,1.15δ。
調製例34 3,5−ジクロロ−4−(1−メチルエチルア
ミノ)ピリダジン トルエン(25ml)中の3,4,5−トリクロロピリダジン
(9.2g)およびイソプロピルアミン(16.5g)の溶液を1
8時間還流させる。過剰のイソプロピルアミンを大気圧
蒸留により除去する。残りの溶液を冷却し、ジクロロメ
タンおよび水酸化ナトリウム水溶液(5%)で希釈す
る。層分離させる。有機層を水、ついで、セイラインで
洗浄する。該有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃
縮して異性体生成物の混合物を含有する液体を得る。該
異性体を、エーテル/ヘキサン(30/70)で溶出するシ
リカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより分離
する。適当なフラクションを集めて濃縮して所望の異性
体を得る。NMR(CDCl3)1.33,4.59,4.87,8.60δ。CMR
(CDCl3)24.2,46.4,117.1,139.3,145,5,151.3δ。
さらに溶出すると、3,4−ジクロロ−5−(1−メチ
ルエチルアミノ)ピリダジンが得られ、これをエーテル
・ヘキサンから再結晶する。NMR(CDCl3)1.35,3.87,4.
80,8.55δ。CMR(CDCl3)22.6,44.7,116.5,136.3,142.
5,153.4δ。
調製例35 1−[5−クロロ−4−(1−メチルエチ
ル)アミノ−3−ピリダジニル]ピペラジン キシレン(18ml)中の3,5−ジクロロ−4−(1−メ
チルエチルアミノ)ピリダジン(調製例34,1.77g)およ
びピペラジン(2.96g)の混合物を40時間還流させる。
該混合物を冷却し、ついで、濃塩酸(8ml)で処理す
る。さらに冷却した後、沈澱が生成し、有機液体を分離
する。該水層を過剰の水酸化ナトリウム水溶液(10%)
で希釈し、ついで、クロロホルム(3X)で抽出する。合
一した有機抽出物をH2O、ついで、セイラインで洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して油状物質を得
る。該粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグ
ラフィーに供し、メタノールで溶出する。適当なフラク
ションを集めて濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)1.20,3.04,3.18,4.46,4.73,8.50δ。CMR(CDCl3)2
4.0,44.3,45.9,50.2,118.2,135.8,148.3,155.4δ。
調製例36 3,5−ジクロロ−4−(1,1−ジメチルエチル
アミノ)ピリダジン t−ブチルアミン(66.5ml)および3,4,5−トリクロ
ロピリダジンから始める以外は大きな変更をせずに調製
例34の方法に従い標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl
3)8.50,5.09,1.55δ。
調製例37 1−[5−クロロ−4−(1,1−ジメチルエ
チルアミノ)−3−ピリダジニル]ピペラジン 3,5−ジクロロ−4−(1,1−ジメチルエチルアミノ)
ピリダジン(調製例36)から始める以外は、大きな変更
をせずに、調製例35の方法に従い、標記化合物を得る。
NMR(300MHz,CDCl3)8.55,5.04,3.25,3.07,1.44δ。
調製例38 1−[4−(1,1−ジメチルエチルアミノ)
−2−ピリダジニル]ピペラジン(アミン) 1−[5−クロロ−4−(1,1−ジメチルエチルアミ
ノ)−3−ピリダジニル]ピペラジン(調製例37)およ
びトリエチルアミン(4.6ml)から始める以外は大きな
変更をせずに、調製例8の方法に従い、標記化合物を得
る。NMR(300MHz,CDCl3)8.53,6.79,5.57,3.55,1.47
δ。
調製例39 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(2−プロペニルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジン(国際公開
第88/08424号参照,2.78g)、3−ブロモプロペン(1.87
g)、無水炭酸カリウム(3.3g)およびアセトニトリル
(100ml)の混合物を36時間還流させる。該混合物を冷
却し、ついで、ジクロロメタンおよび炭酸カリウム水溶
液で希釈する。層分離させ、有機層をセイラインで洗浄
し、ついで、減圧濃縮する。フラッシュクロマトグラフ
ィー(2%メタノール/クロロホルム)により標記化合
物を得る。キャピラリーガスクロマトグラフィー(HP1
カラム、初期温度100℃,1分、ついで、1分あたり20℃
上昇するようプログラムしてある)のピークは6.06分
(96%)であった。
調製例40 1−[3−(2−プロペニルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−(2−プロペニル−2−ピリジニルアミノ]ピペ
ラジン(調製例39,0.7g)から始める以外は、大きな変
更をせずに、調製例2の方法に従い標記化合物を得る。
TLC分析(シリカゲル,溶離液:15%メタノール/クロロ
ホルム,紫外線およびヨウ素蒸気により可視化)により
単一スポット(Rf=0.1)を得た。
調製例41 1−(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル
−4−メチルアミノピペリジン メチルアミン塩酸塩(2.36g)をメタノール(50ml)
に溶解し、水酸化カリウムのペレット(0.60g)および
N−(1,1−ジ−メチルエトキシカルボニル)−4−ピ
ペリドンを添加する。メタノール(5ml)中のシアノ水
素化ナトリウム(0.69g)を添加し、該混合物を2時間
撹拌する。水酸化カリウムのペレット(1.96g)を該混
合物に添加して該混合物を1時間撹拌し、6M塩酸でpHを
2とし、濃縮する。該混合物を水(50ml)で希釈し、エ
ーテル(3X80ml)で抽出し、このエーテルを捨てる。水
層を水酸化カリウムのペレットでpH11とし、塩化ナトリ
ウムで飽和させ、エーテルで抽出(6X80ml)する。合一
した有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して
油状物質を得、これをメタノール/クロロホルムのグラ
ジエント(5ないし30%)を伴うシリカゲル上のクロマ
トグラフィーに供する。TLC(Rf=0.13,20%メタノール
/クロロホルム)の結果に基づいてフラクションを集め
て標記化合物を得る。NMR(CDCl3)4.04,2.79,254,2.4
6,2.33,1.88,1.46,1.26δ。
調製例42 1−(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニ
ル)−4−(N−メチル−N−(3−ニトロ−2−ピリ
ジニル)アミノ)ピペリジン アセトニトリル(50ml)中の1−((1,1−ジメチル
エトキシ)カルボニル)−4−メチルアミノピペリジン
(調製例41,1.40g)の溶液に、無水炭酸カリウム(2.71
g)および2−クロロ−3−ニトロピリジン(0.93g)を
添加する。該混合物を20〜25℃で21時間撹拌し、さらに
2−クロロ−3−ニトロピリジン(100mg)およびアセ
トニトリル(5ml)を添加する。該混合物を2.8日撹拌
し、濃縮し、塩化メチレン(175ml)および水(50ml)
に溶解する。層分離させ、有機層を水(2X50ml)および
セイライン(40ml)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥す
る。減圧濃縮して油状物質を得、これをシリカゲル(12
0g)上のクロマトグラフィーに供し、10%酢酸エチル/
ヘキサンで溶出する。TLCによりRf=0.29のフラクショ
ンを集め、濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDCl3)8.
29,8.11,6.68,4.62,4.26,2.85,2.67,1.48δ。
調製例43 4−(N−メチル−N−(3−ニトロ−2−
ピリジニル)アミノ)ピペリジン トリフルオロ酢酸(13.0ml)を、−78℃に冷却した塩
化メチレン(100ml)中の1−(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル)−4−(N−メチル−N−(3−ニト
ロ−2−ピリジニル)アミノ)ピペリジン(調製例42)
の溶液に添加する。該混合物を20〜25℃に暖め、17時間
撹拌し、0℃に冷却し、5%水酸化ナトリウムでpHを12
にする。層分離させ、水層を塩化メチレン(2X50ml)で
抽出する。合一した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、
濃縮して標記化合物を得る。融点115.5〜117℃。
調製例44 1−(1,1−ジメチルエトキシル)カルボニ
ル)−4−(N−メチル−N−(3−アミノ−2−ピリ
ジニル)アミノ)ピペリジン 1−(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル)−4−
(N−メチル−N−(3−ニトロ−2−ピリジニル)ア
ミノ)ピペリジン(調製例42,7.49g)をエタノール(13
5ml)に溶解し、炭素上パラジウム(10%,0.65g)を添
加する。該反応物を40psiで18時間水素化し、セライト
のパッドで濾過し、減圧濃縮する。NMR(d−メタノー
ル)7.54,6.99,6.80,3.90,2.61,2.56,1.63,1.47,1.35
δ。
調製例45 1−(1,1−ジメチルエトキシル)カルボニ
ル)−4−(N−メチル−N−(3−メチルエチルアミ
ノ−2−ピリジニル)アミノ)ピペリジン 1−(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル)−4−
(N−メチル−N−(3−アミノ−2−ピリジニル)ア
ミノ)ピペリジン(調製例44)をエタノール(137ml)
に溶解し、0℃に冷却する。氷酢酸(39.3ml)およびア
セトン(2.22ml)を添加する。15分後、シアノ水素化硼
素ナトリウム(4.99g)を添加し、該反応物を20〜25℃
に暖める。TLC(酢酸エチル/ヘキサン,75/25)による
と反応が完結していないと思われるので、合計3.5当量
のアセトンおよび酢酸を24時間すぎてから添加する。該
反応物を水中に注ぎ、クロロホルムで抽出し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮する。フラッシュカラムクロ
マトグラフィーに供し、酢酸エチル/ヘキサン(20/8
0)で溶出し、適当なフラクションを集めて濃縮し、標
記化合物を得る。NMR(d−メタノール)7.47,6.89,3.5
0,3.05,2.93,2.52,2.42,1.62,1.45,1.11δ。
調製例46 4−(N−メチル−N−(3−1−メチルエ
チルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ)ピペリジン 1−(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル)−4−
(N−メチル−N−(3−ニトロ−2−ピリジニル)ア
ミノ)ピペリジンに代えて、1−(1,1−ジメチルエト
キシ)カルボニル)−4−(N−メチル−N−(3−
(1−メチルエチルアミノ−2−ピリジニル)アミノ)
ピペリジン(調製例45)を用いることと、反応を0℃で
開始すること以外は調製例43の方法に従い、標記化合物
を得る。NMR(d−メタノール)7.47,6.89,3.50,3.05,
2.93,2.52,2.42,1.62,1.45,1.11δ。
調製例47 1−[5−ニトロインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチ
ルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン 乾THF(600ml)中の5−ニトロインドール−2−カル
ボン酸(2.39g)および1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(2.33g)の
混合物を、窒素雰囲気下、20〜25℃で45分撹拌器で撹拌
する。これに乾THF(20ml)中の4−(N−メチル−N
−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル)アミノ)ピペリジン(調製例46,2.88g)を添加し、
該混合物を1.8日撹拌する。上清液を除去し、濃縮乾固
し、塩化メチレン(75ml)および水(25ml)で希釈す
る。層分離させ、有機層を重炭酸ナトリウム飽和水溶液
(30ml)そしてセイラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥する。溶媒を減圧除去し、固体を得、シリカゲル
(70〜230メッシュ,400g)上のクロマトグラフィーに供
し、メタノール/クロロホルム(0.5/99.5から5〜95ま
で)のグラジエントで溶出する。TLC(メタノール/ク
ロロホルム5/95)でRfが約0.34である適当なフラクショ
ンを集めて濃縮し、溶媒を減圧除去し、標記化合物を得
る。融点204〜206℃。
調製例48 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチ
ルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(VI
I) 窒素雰囲気下でDMF/メタノール中の1−[5−ニトロ
インドリル−2−カルボニル]−4−[N−メチル−N
−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル)アミノ]ピペリジン(調製例47,400mg)の混合物
に、炭素上のパラジウム(10%,200mg)を添加する。該
混合物を水素雰囲気下に置き(バルーン中)、5時間撹
拌し、けいそう土のパッドで濾別する。濾液を減圧濃縮
して標記化合物を得る。
調製例49 4−メトキシ−α−アジド桂皮酸1−メチル p−メトキシベンズアルデヒド(5.0g)およびアジド
酢酸メチル(16.9g)を125mlのメタノールに溶解し、−
10℃(氷−アセトン浴)に冷却する。ついで、反応物の
温度が約−5℃より上昇しないようにしてナトリウムメ
トキシド(7.93g,メタノール中25%)を滴下する。2時
間後、該冷浴を除去し、TLCでモニターしながら該反応
物を20〜25℃に暖める。出発物質がなくなったら該反応
物をエーテルおよび塩化アンモニウム飽和溶液で希釈す
る。エーテルで抽出した後、有機層を塩化アンモニウ
ム、セイラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮する。該濃縮物をフラッシュカラムクロマ
トグラフィーに供し、酢酸エチル/ヘキサン(1/99)か
ら酢酸エチル/ヘキサン(10/90)で溶出する。適当な
フラクションを集めて濃縮して標記化合物を得る。NMR
(300MHz,CDCl3)7.80〜7.76,6.92〜6.87、3.88,3.79
δ。
調製例50 6−メトキシインドール−2−カルボン酸メ
チル トルエン(185ml)を、4−メトキシ−α−アジド桂
皮酸メチル(調製例53,7.73g)に添加し、該反応物を還
流させ、3時間還流させる。ついで、該反応物を減圧濃
縮し、ヘキサン中に分散させる。該固体を濾別し、減圧
乾固して標記インドールを得る。HRMS C11H11NO3とし
て、計算値:205.0739、実測値205.0736;NMR(300MHz,CD
Cl3)8.75,7.47,7.11,6.76〜6.73,3.86,3.79δ。
調製例51 6−メトキシインドール−2−カルボン酸
(I) 6−メトキシインドール−2−カルボン酸メチル(調
製例54,5.71g)を、70mlのジオキサンおよび7mlの水に
溶解し、1.87gの粉砕した水酸化カリウムを添加する。
該反応混合物を酸性にしpH4〜5とし、メタノール/ク
ロロホルム(10/90)で数回抽出する。有機層を合一
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して標記
化合物を得る。NMR(300MHz,d4−CD3OD)7.47,7.08,6.9
0,6.72,3.82δ。
調製例52 4−ニトロ−α−アジド桂皮酸メチル p−ニトロベンズアルデヒド(10g)およびアジド酢
酸メチル(30.4g)から始める以外は、大きな変更をせ
ずに、調製例49の一般的方法に従い標記化合物を得る。
NMR 8.34,8.07,7.02,4.07δ。
調製例53 6−ニトロインドール−2−カルボン酸メチ
ル メチル4−ニトロ−α−アジドシンナメート(調製例
52,6.75g)から始める以外は、大きな変更をせずに、調
製例50の一般的方法に従い標記化合物を得る。NMR(300
MHz,CDCl3)8.30,7.87,7.72,7.18,3.86δ。
調製例54 6−ニトロインドール−2−カルボン酸
(I) 6−ニトロインドール−2−カルボン酸メチル(調製
例53)から始める以外は、大きな変更をせずに、調製例
51の一般的方法に従い標記化合物を得る。
調製例55 1−[6−ニトロインドール−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン 6−ニトロインドール−2−カルボン酸(調製例54)
および1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン(実施例)から始める以外は、大
きな変更をせずに、調製例47の一般的方法に従い標記化
合物を得る。
調製例56 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イニルアミ
ノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 窒素雰囲気下、0℃における1−[1,1−ジメチルエ
トキシカルボニル]−4−[3−アミノ−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(国際公開WO88/08424号参照,5.40g)、
塩化銅(1.00g)、銅粉(1.00g)および乾ジメチルホル
ムアミド(25ml)の混合物に、乾ジメチルホルムアミド
(5ml)中の3−クロロ−3−メチル−1−ブチン(2.0
0g)を、4部に分けて15分かけて添加する。ついで、得
られた混合物を20〜25℃で16時間撹拌、濃縮し、塩化メ
チレン(75ml)および水(20ml)で希釈する。層分離さ
せ、水層を塩化メチレン(25ml)で抽出する。合一した
有機層をセイライン(20ml)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、減圧濃縮して残渣を得る。これをシリ
カゲル上のクロマトグラフィーに供し、酢酸エチル/ヘ
キサン(10/90から20/80まで)のグラジエントで溶出す
る。Rf=0.31(酢酸エチル/ヘキサン,25/75)である適
当なフラクションを集めて濃縮し、溶媒を減圧除去し、
標記化合物を得る。NMR(CDCl3)7.75,7.47,6.94,4.61,
3.56,3.00,2.39,1.64,1.48δ。
調製例57 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン 窒素雰囲気下の無水エタノール(20ml)中の1−[1,
1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−[3−(1,1−
ジメチルプロプ−2−イニルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(調製例56,1.00g)の溶液に、ラネーニ
ッケル(650mg)を添加する。該混合物を40psiの水素雰
囲気下(パール(Parr)の装置)に20分間置き、セライ
トのパッドを通して濾過し、濃縮する。ついで、残渣を
塩化メチレン(40ml)中に取り、セイライン(10ml)で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して標記化
合物を得る。NMR(CDCl3)7.64,7.03,6.85,4.56,3.56,
2.97,1.71,1.48,1.33,0.88δ。
調製例58 1−[5−ニトロインドール−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペラジン 窒素雰囲気下、0℃の塩化メチレン(75ml)中の1−
[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−[3−
(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(調製例57,4.99g)の溶液に、トリフルオロ
酢酸(14.3ml)を1分かけて添加する。得られた混合物
を20〜25℃に暖め、15時間撹拌し、ついで、0℃の水
(175ml)中の水酸化ナトリウム(7.44g)の溶液に添加
する。層分離させ、水層を塩化メチレン(3X70ml)で抽
出し、合一した有機層をセイライン(60ml)で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して保護基のない中
間体を得る(Rf=0.14,TLC,メタノール/クロロホルム,
10/90)。窒素雰囲気下で炎乾燥したフラスコ中で、5
−ニトロインドール−2−カルボン酸(2.13g)および
1,1′−カルボニルジイミダゾール(1.75g)を乾テトラ
ヒドロフランに溶解し、20〜25℃で3時間撹拌する。つ
いで、乾テトラヒドロフラン(3ml)中の該中間体(2.5
7g)の溶液を添加し、得られた混合を1.8日間撹拌す
る。該反応混合物を濾過して標記化合物を得る。NMR
(ジメチルスルホキシド−d6)12.41,8.65,8.09,7.58,
7.16,7.11,6.91,4.57,3.93,3.00,1.71,131,0.84。該濾
液を濃縮し、冷メタノールに分散してさらなる量の標記
化合物を得る。
調製例59 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−4−(1,1−ジメチルプロプ−2−イニル)ピペラジ
ン 窒素雰囲気下、0℃における1−(1,1−ジメチルエ
トキシカルボニル)ピペラジン(3.29g)、銅粉(20m
g)、塩化銅(20mg)、エーテル(4ml)および水(1m
l)の混合物に、エーテル(1ml)中の3−クロロ−3−
メチル−1−ブチルの溶液を4部に分けて15分かけて添
加する。該混合物を20〜25℃で2時間撹拌し、エーテル
(25ml)および水(10ml)で希釈し、層分離させる。水
層をエーテル(3X25ml)で抽出し、合一した有機層をセ
イライン(25ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させ、減圧濃縮して固体を得る。ついで、これをシリ
カゲル(70〜230メッシュ,100g)上のクロマトグラフィ
ーに供し、酢酸エチル/ヘキサン(25〜75)で溶出す
る。TLC(酢酸エチル/ヘキサン)でRf=0.48であるフ
ラクションを集め、溶媒を減圧除去し、標記化合物を得
る。融点105.5〜107℃。
調製例60 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−4−(1,1−ジメチルプロピル)ピペラジン 酸化白金(250mg)および無水エタノール(20ml)を
フラスコに入れ、水素雰囲気下(バルーン)で1時間撹
拌する。ついで、無水エタノール(20ml)中の1−(1,
1−ジメチルエトキシカルボニル)−4−(1,1−ジメチ
ルプロプ−2−イニル)ピペリジン(調製例59,1.77g)
の溶液を添加し、該混合物を水素雰囲気下(バルーン)
で4時間撹拌し、濾過し、濃縮する。残渣をシリカゲル
(70〜230メッシュ,80g)上のクロマトグラフィーに供
し、酢酸エチル/ヘキサン(25/75)で溶出し、適当な
フラクション(Rf=0.32,TLC,酢酸エチル/ヘキサン,25
/75)を集めて濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)3.38,2.46,1.46〜1.38,0,97,0.84。
調製例61 1−(1,1−ジメチルプロピル)ピペラジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]]−4−
[N−メチル−N−(3−ニトロ−2−ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンに代えて1−(1,1−ジメチルエトキ
シカルボニル)−4−(1,1−ジメチルプロピル)ピペ
ラジン(調製例60)を用いることと、反応を0℃で始め
ること以外は調製例43の一般的方法に従い、標記化合物
を得る。NMR(CDCl3)2.87,2.50,1.91,1.42,0.97,0.8
4。
調製例62 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニ
ル]]−4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジメチ
ルプロプ−2−イニルアミノ)−2−ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−アミノ−2−ピリジニル]ピペラジンに代えて1
−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−[N−
メチル−N−(3−アミノ−2−ピリジニル)アミノ]
ピペリジン(調製例44)を用いることと、反応物を0℃
にしてから2時間後に反応を行うこと以外は、実施例65
の一般的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(CDCl3
7.79,7.51,6.95,4.92,4.05,3.19,2.75,2.61,2.38,1.75,
1.62,1.49,1.45δ。
調製例63 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]
−4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジメチルプロ
ピルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イニルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペラジンに代えて1−[1,1−ジメ
チルエトキシカルボニル]]−4−[N−メチル−N−
(3−(1,1−ジメチルプロプ−2−イニルアミノ)−
2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(調製例62)を用
いる以外は、調製例57の一般的方法に従い、粗生成物を
得る。ついで、シリカゲル(70〜230メッシュ,250g)上
のクロマトグラフィーに供し、酢酸エチル/ヘキサン
(10/90〜35/65)のグラジエントで溶出し、適当なフラ
クションを集めて濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)7.67,7.04,6.87,4.87,4.04,3.20,2.76,2.61,1.71,
1.50,1.45,1.31,0,86δ。
調製例64 4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジメ
チルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペ
リジン 1−[1,1−ジメチルエトキシカルボニル]−4−
[N−メチル−N−(3−ニトロ−2−ピリジニル)ア
ミノ]ピペリジンに代えて1−[1,1−ジメチルエトキ
シカルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−(1,1
−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(調製例63)を用いることと、反応物を
0℃にしてから1.5時間後に反応を完了すること以外は
参考例50の一般的方法に従い、標記化合物を得る。NMR
(CDCl3)7.66,7.02,6.84,4.86,3.39,3.13,2.63,1.81〜
1.52,1.31,9.87δ。
調製例65 1−[5−ニトロインドール−2−カルボニ
ル]−4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジメチル
プロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン 窒素雰囲気下で5−ニトロインドール−2−カルボン
酸(977mg)および1,1′−カルボニルジイミダゾール
(807mg)をテトラヒドロフラン(25ml)に溶解し、該
混合物を20〜25℃で2時間撹拌する。ついで、乾テトラ
ヒドロフラン中の4−[N−メチル−N−(3−(1,1
−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(調製例64,1.31g)を添加し、該混合物
を18時間撹拌し、濾過する。濾液を濃縮し、塩化メチレ
ン(75ml)で希釈し、水そしてセイライン(20ml)で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して固体を
得、シリカゲル(70〜230メッシュ,200g)上のクロマト
グラフィーに供し、酢酸エチル/ヘキサン(50/50〜90/
10)のグラジエントで溶出する。TLC(酢酸エチル/ヘ
キサン,50/50)にてRf=0.08であるフラクションを集
め、溶媒を減圧除去して標記化合物を得る。融点205.5
〜207.5℃。
調製例66 1−[5−アミノインドール−2−カルボニ
ル]−4−[N−メチル−N−(3−(1,1−ジメチル
プロピルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン 1−[5−ニトロインドール−2−カルボニル]−4
−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリ
ジニル]ピペラジンに代えて1−[5−ニトロインドー
ル−2−カルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−
(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)
アミノ]ピペリジン(調製例65)を用いることと、溶媒
としてジメチルホルムアミド/メタノール(25/75)を
用いること以外は、調製例34の一般的方法に従い、標記
化合物を得る。NMR(CDCl3)9.95,7.69,7.20,7.05,6.8
8,6.71,6.55,4.91,4.64,3.86,3.40,3.11,2.62,1.91,1.6
3,1.31,0.86δ。
調製例67 1−(1,1−ジメチルエトキシカルボニル)
−シス−3,5−ジメチルピペラジン 塩化メチレン(20ml)中のジ−tert−ブチルジカルボ
ネート(5.42g)を、乾塩化メチレン(70ml)中のシス
−2,6−ジメチルピペラジンの溶液に1時間かけて添加
する。該混合物をさらに30分撹拌し、水そしてセイライ
ンで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して標記化
合物を得る。NMR(クロロホルム−d)3.95,2.77,2.32,
1.46,1.06δ。
調製例68 シス 3,4,5−トリメチルピペラジン ジオキサン(100ml)中の1−(1,1−ジメチルエトキ
シカルボニル)−シス−3,5−ジメチルピペラジン(調
製例67,4.28g)の溶液に、1M亜りん酸二水素ナトリウム
(100ml,等量の2M水酸化ナトリウムおよび2Mりん酸を混
合して調製)、ついで、ホルマリン溶液(37%,06ml)
を添加する。該混合物を65℃で2.5時間加熱し、塩化メ
チレンで抽出する。有機層を水そしてセイラインで洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、約50mlに濃縮する。残存
ずる塩化メチレンおよびジオキサンを留去すると4.3gの
残渣が蒸留フラスコ中に得られる。この物質を塩化メチ
レン(40ml)に溶解し、0℃に冷却し、トリフルオロ酢
酸(14.5ml)を添加する。該混合物を1.25時間混合し、
水(30ml)中の水酸化ナトリウム(11.3g)を添加す
る。層分離させ、水層をさらに塩化メチレンで抽出す
る。併せて得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸留により濃縮して標記化合物および残存する出発
物質の混合物を得る。放置すると、該混合物が部分的に
結晶化する。濾別し、酢酸エチルで洗浄して標記化合物
を得る。NMR(クロロホルム−d)3.09,2.67,2.39,1.16
δ。
調製例69 4−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキ
シ)ベンズアルデヒド 2−[2−(2−クロロエトキシ)エトキシ]エタノ
ールに代えて1−ブロモ−2−(2−メトキシエトキ
シ)エタン(アルドリッチ(Aldrich)社製)を用いる
以外は、大きな変更をせずに参考例1の一般的方法に従
い、標記化合物を得る。融点44〜47℃。NMR(300MHz,CD
Cl3)9.78,7.72,6.92,4.12,3.79,3.63,3.48,3.29δ。
調製例70 4−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキ
シ)−α−アジド桂皮酸メチル 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]
ベンズアルデヒドに代えて4−(2−(2−メトキシエ
トキシ)エトキシ)ベンズアルデヒド(調製例69)を用
いる以外は、大きな変更をせずに参考例2の一般的方法
に従い、標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.68,
6.85,6.78,4.05,3.78,3.72,3.61,3.48,3.28δ。
調製例71 6−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキ
シ)インドール−2−カルボン酸メチル 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]−α−アジドシンナメートに代えて4−(2
−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)−α−アジドシ
ンナメート(調製例70)を用いる以外は、大きな変更を
せずに参考例3の一般的方法に従い、標記化合物を得
る。NMR(300MHz,CDCl3)7.59,7.20,7.02,6.87,4.25,4.
00,3.96,3.80,3.67,3.47δ。
調製例72 6−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキ
シ)インドール−2−カルボン酸 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸メチルに代えて
6−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)インド
ール−2−カルボン酸メチル(調製例70)を用いる以外
は、大きな変更をせずに参考例4の一般的方法に従い、
標記化合物を得る。融点99〜102℃。
調製例73 5−[(3−クロロプロピル)スルホンアミ
ド]インドール−2−カルボン酸エチル 5−アミノインドール−2−カルボン酸エチル(2.0
g)およびピリジン(0.82ml)を15mlの塩化メチレンお
よび10mlのTHFに溶解する。ついで、該反応物を0℃に
冷却し、塩化3−クロロプロパンスルホニル(1.25ml)
を添加し、該反応物を徐々に20〜25℃に暖め、16時間撹
拌する。ついで、該反応物をクロロホルムで希釈し、重
炭酸ナトリウム飽和水溶液そしてセイラインで洗浄す
る。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮す
る。該生成物を酢酸エチルに溶解し、シリカゲルの詰め
物で濾過し、メタノールから結晶化させる。融点195〜1
96℃。
調製例74 5−[(3−(ピペラジン−1−イル)プロ
ピル)スルホンアミド]インドール−2−カルボン酸エ
チル 5−[(3−クロロプロピル)スルホンアミド]イン
ドール−2−カルボン酸エチル(調製例73,2.3g)をア
セトニトリル(10ml)およびピペラジン(27ml)に溶解
する。該反応物を塩化メチレンで希釈し、重炭酸ナトリ
ウム飽和水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィ
ーに供し、5%メタノール/塩化メチレンから10%メタ
ノール/塩化メチレンまでのグラジエントで溶出して精
製し、適当なフラクションを集めて濃縮し、標記化合物
を得る。NMR(300MHz,d4−CD3OD)7.45,7.32,7.12,7.0
3,4.28,2.96,2.28,1.18,1.42,1.33,130。
調製例75 5−[(3−(ピペラジン−1−イル)プロ
ピル)スルホンアミド]インドール−2−カルボン酸 5−[(3−(ピペラジン−1−イル)プロピル)ス
ルホンアミド]インドール−2−カルボン酸エチル(調
製例74,1.63g)を10mlのジオキサンおよび55mlの水に溶
解する。ついで、0.59gの固体水酸化カリウムのペレッ
トを添加し、該反応物を20〜25℃で24時間撹拌する。つ
いで、該反応物を100mlの水で希釈した後、8.91mlの1N
塩酸を添加する。該混合物をn−ブタノール(3X50ml)
で抽出し、有機層を分離し、溶媒を減圧除去して標記化
合物を得る。NMR(300MHz,d6−DMSO)7.37,7.27,7.00,
6.90,2.91,2.25,1.75,1.31(4.3ppmのピークはDMSOによ
りはっきりしない)。
調製例76 1−[5−((1−カルボベンジルオキシ)
ピペラジン−4−イル)アミノ)インドリル−2−カル
ボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2
−ピリジニル]ピペラジン 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,0.5g)および1−ベンジルオ
キシカルボニルピペラジン−4−カルボン酸(0.36g)
を2.6mlのDMFに溶解し、0.278gのEDCを添加する。該反
応物を20〜25℃で一晩撹拌し、クロロホルムで希釈し、
重炭酸ナトリウム飽和水溶液、水、セイラインで抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。フラ
ッシュカラムクロマトグラフィーに供し、メタノール/
クロロホルム(2.5/97.5)で溶出して精製し、適当なフ
ラクションを集めて濃縮し、標記化合物を得る。融点13
8〜142℃。NMR(300MHz,CDCl3)8.05,7.72,7.55〜7.40,
7.14,6.97,5.28,4.38,4.18,3.79,3.45,3.25,3.02,2.76,
2.05,1.86,1.40。
調製例77 1−[5−(3−クロロプロピル)スルホン
アミドインドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1
−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,2.0g)を17.6mlのピリジンに
溶解し、0℃に冷却する。ついで、塩化3−クロロプロ
パンスルホニル(1.28ml)を添加し、該反応物を20〜25
に暖め、8時間撹拌する。該反応物をクロロホルムで希
釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、水、セイラインで
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。
フラッシュカラムクロマトグラフィーに供し、50/50酢
酸エチル/ヘキサンから100%酢酸エチルまでのグラジ
エントで溶出して精製し、適当なフラクションを集めて
濃縮し、標記化合物を得る。融点219〜221℃。
調製例78 3−メトキシ−4−[2−(1−モルホリニ
ル)ベンズアルデヒド バニリン(10.0g)および4−(2−クロロエチル)
モルホリン塩酸塩(19.56g)を219mlのDMFに溶解し、固
体の水酸化カリウム(29g)を添加する。該反応物を24
時間還流し、20〜25℃に冷却し、DMFを減圧除去する。
反応残渣を酢酸エチルに溶解し、1N水酸化ナトリウム水
溶液、セイラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィ
ーに供し、メタノール/酢酸エチル(2/98)で溶出して
精製し、適当なフラクションを集めて濃縮し、標記化合
物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)9.76,7.36,7.34,6.93,
4.26,3.84,3.73,2.92,2.66。
調製例79 3−メトキシ−4−[2−(1−モルホリニ
ル)エトキシ]−α−アジド桂皮酸メチル(IV) 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]ベンズアルデヒドに代えて3−メトキシ−4
−[2−(1−モルホリニル)ベンズアルデヒド(調製
例78)を用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例2
の一般的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(300MHz,
CDCl3)7.29,7.11,6.67,6.65,4.05,3.67,3.58,2.75,2.5
1。
調製例80 5−メトキシ−6−[(2−(1−モルホリ
ニル)エトキシ]−インドール−2−カルボン酸メチル
(V) 6−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エ
トキシ]−α−アジド桂皮酸メチルに代えて3−メトキ
シ−4−[2−(1−モルホリニル)エトキシ]−α−
アジド桂皮酸メチル(調製例79)を、そしてキシレンに
代えてトルエンを用いる以外は、大きな変更をせずに、
参考例3の一般的方法に従い、標記化合物を得る。融点
123〜124℃。NMR(300MHz,CDCl3)6.99,6.96,6.85,4.0
6,7.38,3.74,3.61,2.74,2.54。
調製例81 5−メトキシ−6−[2−(1−モルホリニ
ル)エトキシ]インドール−2−カルボン酸(VI) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸メチルに代えて
5−メトキシ−6−[(2−(1−モルホリニル)エト
キシ]−インドール−2−カルボン酸メチル(調製例8
0)を用いること以外は大きな変更をせずに、参考例4
の方法に従い、標記化合物を得る。融点350℃以上、し
かし237℃で黒変。NMR(300MHz,CDCl3)7.48,7.03,6.9
0,6.70,4.09,3.95,3.75,3.62,3.54,3.00,2.76,256,1.1
6。CMR(75MHz,CD3OD)165.2,151.4,149.6,147.8,138.
7,135.4,133.1,129.4,122.4,122.1,118.9,105.9,104.5,
97.7,68.4,67.8,58.9,57.8,55.4,50.6,45.0,23.0δ。
調製例82 4−[2−(1−ピペラジニル)エトキシ]
ベンズアルデヒド 4−ヒドロキシベンズアルデヒド(25.0g)および4
−(2−クロロエチル)ピペラジン塩酸塩(60.38g)を
650mlのDMFに溶解し、固体炭酸カリウム(45g)を添加
する。該反応物を24時間還流させ、20〜25℃に冷却し、
DMFを減圧除去する。該反応物の残渣をクロロホルムに
溶解し、1N水酸化ナトリウム、セイラインで洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。フラッシュ
カラムクロマトグラフィーに供し、50%Et2O/ヘキサン
から5%メタノール/酢酸エチルまでのグラジエントで
溶出して精製し、適当なフラクションを集めて濃縮し、
標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)9.75,7.69,6.8
7(d,J=8.7Hz,2H),4.10(t,J=5.8Hz,2H),2.73(t,J
=5.8Hz,1H),2.45(m,4H),1.52(m,4H),1.36(m,2
H)δ。
調製例83 4−[2−(1−ピペラジニル)エトキシ]
−α−アジド桂皮酸メチル(IV) 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]ベンズアルデヒドに代えて、4−[2−(1
−ピペラジニル)エトキシ]ベンズアルデヒド(調製例
82)を用いる以外は大きな変更をせずに、参考例2の一
般的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl
3)7.75(d,J=8.8Hz,2H),6.89(m,2H9,6.85(s,1H),
4.16(t,J=5.9Hz,2H),3.87(s,3H),2.82(t,J=5.9H
z),2.56(br,4H),1.63(m,4H),1.45(m,2H)δ。
調製例84 6−[2−(1−ピペラジニル)エトキシ]
インドール−2−カルボン酸メチル(V) 6−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシエト
キシ]−α−アジド桂皮酸メチルに代えて、4−[2−
(1−ピペラジニル)エトキシ]−α−アジド桂皮酸メ
チル(調製例83)を用いる以外は、大きな変更をせず
に、参考例3の一般的方法に従い、標記化合物を得る。
NMR(300MHz,CDCl3)7.40(d,J=8.8Hz,1H),7.00(d,J
=0.8Hz,1H),6.81(m,1H),6.65(dd,J=2.2,8.8Hz,1
H),4.05(t,J=5.7Hz,2H),3.79(s,3H),2.71(t,J=
5.7Hz,2H),2.48(m,4H),1.53(m,4H),1.39(m,2
H)。
調製例85 6−[2−(1−ピペラジニル)エトキシ]
インドール−2−カルボン酸(VI) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸メチルに代えて
6−[2−(1−ピペラジニル)エトキシ]インドール
−2−カルボン酸メチル(調製例84)を用いる以外は、
大きな変更をせずに、参考例4の一般的方法に従い、標
記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.40(m,1H),6.
96(br,1H),6.88(br,1H),6.70(m,1H),4.28(br,2
H),3.20(br,2H),3.18(br,4H),1.78(br,4H),1.58
(m,1H),1.65(m,1H)。
調製例86 1−ベンジル−4−[3−(1−シアノ−1
−メチルエチルアミノ)ピリジル]ピペラジン 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,11.68g,43.51mmol)を130ml
のメタノールおよび130mlの酢酸に溶解する。アセトン
(25.6ml,348.1mmol)およびシアン化トリメチルシリル
(46.4ml,348.1mmol)を添加し、該混合物を20時間撹拌
する。該溶液を冷水酸化ナトリウム水溶液に注ぎ、激し
く撹拌して塩基性溶液を得る。ついで、該結溶液を酢酸
エチルで抽出し、有機層をセイラインで洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧乾固して12.6gの油状残渣を得
る。酢酸エチル/ヘキサン(2/3から3/2まで,v/v)の段
階的グラジエントを伴う400gのシリカゲル上のクロマト
グラフィーを行い、適当なフラクションを集めて濃縮
し、標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.65(m,1
H),7.29〜7.17(m,6H),6.96〜6.92(m,1H),3.51(s,
2H),2.98(t,4H,J=5Hz),2.55(br,4H),1.14(s,6
H)。
調製例87 1−ベンジル−4−[3−(1,1−ジメチル
エチルアミノ)ピリジル]ピペラジン ジエチルエーテル中の1.4M溶液としてのメチルリチウ
ム(61ml,85mmol)を30mlのテトラヒドロフランに添加
し、−78℃に冷却する。30mlの冷テトラヒドロフランに
溶解した1−ベンジル−4−[3−(1−シアノ−1−
メチルエチルアミノ)ピリジル]ピペラジン(調製冷8
6,7.14g,21.18mmol)を該メチルリチウム溶液中に管を
用いて導入し、10mlのTHFで濯ぐ。該反応物を−78℃で
撹拌し、一晩20〜25℃に加温する。該反応物を注意深く
水で不活性化し、ついで、塩化メチレンで水より抽出す
る。該抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮する。該
濃縮物を500gのシリカゲルカラムに供し、酢酸エチル/
ヘキサン(2/3,v/v)で溶出し、適当なフラクションを
集めて濃縮して標記化合物を得る。NMR(300MHz,CDC
l3)7.44(m,1H),7.43〜7.07(m,6H),6.84〜6.80(m,
1H),3.49(s,2H),2.92(t,4H,J=5Hz),2.52(br.4
H),1.28(s,9H)。
調製例88 1−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)
ピリジル]ピペラジン 1−ベンジル−4−[3−(1,1−ジメチルエチルア
ミノ)ピリジル]ピペラジン(調製例87,4.25g,13.10mm
ol)を100mlのエタノールに溶解する。パラジウム(炭
素上10%,1.0g)を添加し、該溶液を40psiの水素ガスで
水素化する。該混合物を濾過し、濃縮して標記化合物を
得る。NMR(300MHz,CDCl3)7.53(dd,1H,J=1.5,5Hz),
7.19(dd,1H,J=1.5,8Hz),6.93(dd,1H,J=5.8Hz),2.
95(s,8H),1.39(s,9H)。
調製例89 1−[5−ニトロインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−2
−ピリジル]ピペラジン 1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル]ピペラジンに代えて1−[3−(1,1−ジメチル
エチルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン(調製例8
8)を用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例6の
方法に従い、標記化合物を得る。融点278℃(分解)。
調製例90 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−2
−ピリジル]ピペラジン 1−[5−ニトロインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]
ピペラジンに代えて1−[5−ニトロインドリル−2−
カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジル]ピペラジン(調製例89)を用いる
以外は、大きな変更をせずに、参考例7の方法に従い、
標記化合物を得る。NMR(CDCl3)7.49,7.16,6.89,6.79,
6.71,6.62,3.93,2.97,1.34δ。
調製例91 5−(4−メチルピペラジン−1−イルカル
ボニルアミノ)インドール−2−カルボン酸エチル 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジンに代えて5−アミノインドール−2−カ
ルボン酸メチルを用いる以外は、大きな変更をせずに、
参考例20の方法に従い、標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)7.62,7.48,7.22,7.18,7.08,6.97,6.75,4.36,3.49,
2.39,2.28,1.38δ。
調製例92 5−(4−メチルピペラジン−1−イルカル
ボニルアミノ)インドール−2−カルボン酸 5−[3−(ピペラジン−1−イル)プロピル)スル
ホンアミド]インドール−2−カルボン酸エチルに代え
て5−(4−メチルピペラジン−1−イルカルボニルア
ミノ)インドール−2−カルボン酸エチル(調製例91)
を用いる以外は、大きな変更をせずに、調製例75の方法
に従い、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)7.70,7.46,7.
32,7.10,7.05,6.87,3.54,2.48,2.32δ。
参考例1 4−[2−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシ]ベンズアルデヒド(III) 4−ヒドロキシベンズアルデヒド(II,10.0g)をDMF
(198ml)に溶解し、0℃に冷却し、水素化ナトリウム
(鉱物油中60%,3.44g)を添加し、発泡が停止した後
(15〜20分)、2−[(2−(2−クロロエトキシ)エ
トキシ]エタノール(17.8ml)およびナトリウムインド
ール(0.61g)を添加する。該反応物を20〜25℃で0.5時
間撹拌し、78時間還流させる。該反応物を水中に注ぎ、
酢酸エチルで洗浄する(3回)。層分離させ、有機層を
水、セイラインで洗浄し、加熱しながら減圧濃縮する。
得られた物質をフラッシュカラムクロマトグラフィーに
供し、酢酸エチル/ヘキサン((50/50)から(75/2
5))で溶出して精製する。適当なフラクションを集め
て濃縮して標記化合物を得る。MS 理論値:254.1154。
実測値:254.1163。
参考例2 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
トキシ)エトキシ]−α−アジド桂皮酸メチル(IV) 4−[2−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ)エトキシ]ベンズアルデヒド(III,参考例1,17.3
g)およびα−酢酸アジドメチル(31.3g)をメタノール
(136ml)に溶解し、−10℃に冷却する。メタノール中
のナトリウムメトキシド(25%,77ml)を滴下する。TLC
で反応完結が示されるまで該反応物を20〜25℃に暖め
る。該反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出す
る。層分離させ、有機層を濃縮し、フラッシュカラムク
ロマトグラフィーにより精製して標記化合物を得る。
参考例3 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
トキシ)エトキシ]インドール−2−カルボン酸メチル
(V) 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]−α−アジド桂皮酸メチル(IV,参考例2,3.0
g)をキシレン(86ml)に溶解し、素早く加熱して還流
させる。TLCで出発物質の消失が認められたら、該反応
物を20〜25℃に冷却し、得られた物質をフラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン(75/2
5)で溶出)により精製する。適当なフラクションを集
めて濃縮して標記化合物を得る。MS 理論値:323.136
9。実測値:323.1366。
参考例4 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
トキシ)エトキシ]インドール−2−カルボン酸(VI) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸メチル(V,参考
例3,2.9g)および水酸化カリウム(1.0g)をジオキサン
(25ml)および水(5ml)に溶解する。該反応物を50℃
に3時間暖める。塩酸(1N,17ml)を添加することによ
り該反応物を中和し、THF/クロロホルム(50/50,3回)
で抽出し、セイラインで洗浄し、加熱しながら減圧濃縮
する。得られた物質をフラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(メタノール/クロロホルム/酢酸(5/94/1)で溶
出)により精製する。適当なフラクションを集めて濃縮
して標記化合物を得る。MS 理論値:309.1212。実測値3
09.1208。
参考例5 1−[6−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシインドリル−2−カルボニル]
−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル]ピペラジン(I) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸(VI,参考例4,
0.20g)および3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル)ピペラジン(0.157g)をTHF(4ml)に溶解
し、1−(エチル)−3−(ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(0.16g)を添加する。該反応物を20〜2
5℃で2.75時間撹拌し、クロロホルム中に注ぎ、重炭酸
ナトリウム飽和水溶液そしてセイラインで洗浄する。得
られた物質を加熱しながら減圧濃縮し、フラッシュカラ
ムクロマトグラフィー(メタノール/クロロホルム(5/
95)で溶出)により精製する。適当なフラクションを集
めて濃縮して標記化合物を得る。融点157〜159℃。
参考例6 1−[5−ニトロインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン 1−(エチル)−3−(ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド(0.45g)を、THF(5ml)中の1−[3−
(1−メチルエチル)アミノ)−2−ピリジニル]ピペ
ラジン(実施例,0.43g)および5−ニトロインドール−
2−カルボン酸(0.86g)の溶液に添加する。該反応物
を20〜25℃で3時間撹拌し、ついで、クロロホルム(50
ml)に溶解し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液、セイライ
ンで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮す
る。フラッシュカラムクロマトグラフィー(200gシリ
カ)(酢酸エチル/ヘキサン(50/50)で溶出)により
精製し、適当なフラクションを集めて濃縮して標記化合
物を得る。融点153〜154℃。
参考例7 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン(VII) 1−[5−ニトロインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例6,1.0g)をエタノール(60ml)
およびTHF(60ml)に溶解し、炭素上パラジウム(10%,
0.15g)を添加する。該反応物を40psiで14時間水素化
し、セライトで濾過し、減圧濃縮する。フラッシュクロ
マトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン(50/50→75/2
5)で溶出)により精製し、適当なフラクションを集め
て濃縮し、標記化合物を得る。融点212〜214℃。
参考例8 1−[5−エチレンスルホンアミドインドリ
ル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチル
アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(IX) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(V,参考例7,250mg)をピリジン(2ml)
に溶解し、0℃に冷却する。ついで、塩化2−クロロエ
タンスルホニル(VIII,0.138ml)を滴下する。該反応物
を20〜25℃に暖め、3時間撹拌する。該反応物を重炭酸
ナトリウム飽和水溶液中に注ぎ、塩化メチレンで抽出す
る。層分離させ、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、加熱しながら減圧濃縮する。フラッシュカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン(80/20)で溶
出)により精製する。適当なフラクションを集めて濃縮
して標記化合物を得る。MS(m/z):468,453,249,219,19
2,177,164。
参考例9 1−[5−(2−(1−ピロリジノ)エチ
ル)スルホンアミドインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(I) 1−[5−エチレンスルホンアミドインドリル−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(IX,参考例8,173mg)、
ピロリジン(0.10ml)および触媒量の銅粉を、キシレン
(3.5ml)中で一緒に3.5時間還流させる。該反応物をセ
ライトのパッドで濾過し、酢酸エチルおよびメタノール
でパッドを洗浄する。加熱しながら減圧濃縮した後、該
生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(メタノ
ール/クロロホルム(10/90)で溶出)により精製す
る。適当なフラクションを集めて濃縮して、標記化合物
を得、水性エタノールから結晶化させる。融点145〜146
℃。
参考例10 4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]ベンズアルデヒド(III) 2−[2−(2−クロロエトキシ)エトキシ]エタノ
ールに代えて、2−[2−クロロエトキシ]エタノール
を用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例1の一般
的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)7.82,
7.01,4.21,3.89,3.76,3.66δ。
参考例11 4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]−α−アジド桂皮酸メチル(IV) 4−[2−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ)エトキシ]ベンズアルデヒド(参考例1)に代え
て、4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]
ベンズアルデヒド(III,参考例10)を用いる以外は、大
きな変更をせずに、実施例2の一般的方法に従い、標記
化合物を得る。NMR(CDCl3)7.76,6.92,6.86,4.15,3.8
8,3.86,3.75,3.66δ。
参考例12 6−[(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]インドール−2−カルボン酸メチル(V) 4−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]−α−アジド桂皮酸メチルに代えて、4−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−α−ア
ジド桂皮酸メチル(IV,参考例11)を用いる以外は大き
な変更をせずに、参考例3の一般的方法に従い、標記化
合物を得る。NMR(CDCl3)7.53,7.14,6.83,4.14,3.91,
3.87,3.68δ。
参考例13 6−[(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]インドール−2−カルボン酸(VI) 6−[(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]インド
ール−2−カルボン酸メチル(V,参考例12)に置き換え
る以外は、以外は、大きな変更をせずに、参考例3の一
般的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(d−メタノ
ール)7.38,6.95,6.80,6.63,4.03,3.74,3.57,3.51,3.17
δ。
参考例14 1−[6−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシインドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−
メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン
(I) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸に代えて、6−
[(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]インドール−
2−カルボン酸(VI,参考例13)を用いる大きな変更を
せずに、参考例5の一般的方法に従い、標記化合物を得
る。融点74〜75℃。
参考例15 1−[5−(2−(1−ピペラジニル)エチ
ル)スルホンアミドインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル
ピペラジン(I) ピロリジンの代わりにピペリジンをもちいる以外は大
きな変更をせずに、参考例6の一般的方法に従い、標記
化合物を得る。融点150℃。
参考例16 1−[5−(2−(1−モルホリニル)エチ
ル)スルホンアミドインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(I) ピロリジンの代わりにモルホリンを用いる以外は大き
な変更をせずに、参考例9の一般的方法に従い、標記化
合物を得る。融点135℃。
参考例17 1−[(6−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ)エトキシインドリル−2−カルボニル]
−4−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルア
ミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I) 3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジンに代えて、4−(N−メチル−N−(3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル)アミ
ノ)ピペリジン(調製例46)を用いる以外は、大きな変
更をせずに、参考例5の一般的方法に従い、標記化合物
を得る。MS 理論値540.3186、実測値540.3149。
参考例18 1−[5−(3−メチルウレイド)−インド
リル−2カルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル)アミ
ノ]ピペリジン(I) イソシアン酸メチル(47μl)を、0℃の乾塩化メチ
レン(3ml)中の1−[5−アミノインドリル−2−カ
ルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−(1−メチ
ルエチルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジ
ン(VII,調製例48,310mg)の溶液に添加する。該混合物
を0℃で30分撹拌し、その間に沈澱が生じる。ついで、
20〜25℃で18時間撹拌する。該反応混合物を濾過し、沈
澱を冷塩化メチレンで濯いで標記化合物を得る。NMR
(メタノール−d4)7.60,7.32,7.10,6.98,6.69,4.46,3.
57,3,37,3.08,2.75,2.60,1.82,1.59,1.19δ。
参考例19 1−[5−(2−(4−ピリジル]−エタン
スルホンアミド)−インドリル−2−カルボニル]−4
−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I) 4−ピリジンエタンスルホン酸(2.32g)、五塩化り
ん(2.86g)およびオキシ塩化りん(9.4ml)の混合物を
60℃に加熱し、1.5時間撹拌し、20〜25℃に冷却し、四
塩化炭素(10ml)で希釈する。該混合物を濾過し、沈澱
を四塩化炭素、アセトニトリルおよびエーテルで完全に
洗浄し、減圧乾固して塩化スルホニルを固体として得
る。窒素雰囲気下の乾塩化メチレン(5ml)中の1−
[5−アミノインドリル−2カルボニル]−4−[N−
メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(VII,調製例48,400m
g)の溶液に、該塩化スルホニル(262mg)およびトリエ
チルアミン(275μl)を添加する。該混合物を20〜25
℃で24時間撹拌し、その間さらに塩化スルホニル(25m
g)およびトリエチルアミン(14μl)を添加し、つい
で、水(3ml)で希釈する。層分離させ、有機層をセイ
ライン(5ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減
圧濃縮して固体を得、シリカゲル(70〜230メッシュ,45
g)上のクロマトグラフィーに供し、メタノール/クロ
ロホルム(2.5/97.5から7/93)のグラジエントで溶出す
る。TLC(メタノール/クロロホルム,10/90)でRf値約
0.43を示す適当なフラクションを集めて濃縮し、溶媒を
減圧除去し、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)10.51,8.
62,8.41,7.71,7.57,7.5,7.13,6.98,6.95,6.85,6.69,4.6
2,4.50,3.55,3.47,3.40〜2.90,2.63,1.92,1.63,1.21
δ。
参考例20 1−[5−(4−メチルピペラジン−1−イ
ルカルボニルアミノ)−インドリル−2−カルボニル]
−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル)]ピペラジン(I) カルボニルジイミダゾール(0.086g)を乾THF(5ml)
に溶解する。1−[5−アミノインドリル−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン(VII,参考例7,0.19g)を乾THF
(4ml)に溶解し、該カルボニルイミダゾール溶液に2.4
時間かけて添加する。添加が終了すれば、N−メチルピ
ペラジン(55μl)を添加する。該反応混合物を20〜25
℃で一晩撹拌する。ついで、該反応物を濃縮し、濃縮物
をクロロホルム(15ml)に溶解し、水そしてセイライン
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮乾固す
る。該混合物を、クロロホルム中で詰められたシリカゲ
ル上のクロマトグラフィーに供し、80mlのクロロホル
ム、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、4%、5%、6
%、7%、8%および10%のメタノール/クロロホルム
を各100mlずつ、そして15%のメタノール/クロロホル
ムを150ml流す。メタノール/クロロホルム(10/90)に
おいてRf値約0.28を示すフラクションを集め、濃縮して
固体を得る。該固体をメタノール/クロロホルムから再
結晶し、結晶が生成し始めた後エチルエーテルを添加
し、標記化合物を得る。融点200℃。
参考例21 1−[6−アミノインドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン(VII) 1−[6−ニトロインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(調製例55,0.32g)から始める以外は、
大きな変更をせずに、参考例7の一般的方法に従い、標
記化合物を得る。融点158℃(分解) 参考例28 1−[5−(2−(4−ピリジル)エタンス
ルホンアミド)インドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4
−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジンに代えて、
1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(参考例7)を用いる以外は、大きな変更を
せずに、参考例19の一般的方法に従い、標記化合物を得
る。NMR(CDCl3)10.67,8.72,8.41,7.68,7.56,7.36,7.1
3,6.97,6.92,6.84,6.72,4.20,4.07,3.55,3.28,3.16,3.0
8,1.25δ。
参考例29 1−[5−(2−ジメチルアミノエタンスル
ホンアミド)インドール−2−カルボニル]−4−[N
−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2
−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I) 窒素雰囲気下、0℃の乾塩化メチレン(5ml)中の1
−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4−
[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(VII,調製例4
8,400mg)の溶液に、トリエチルアミン(275μl)およ
び塩化2−(ジメチルアミノ)エタンスルホニル塩酸塩
(225mg)を添加する。該混合物を0℃で1時間撹拌
し、20〜25℃で23時間撹拌する。その間、さらに塩化ス
ルホニル(20mg)およびトリエチルアミン(14μl)を
添加する。ついで、該混合物を4mlの水で希釈し、層分
離させ、有機層をセイラインで洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧濃縮して固体を得、シリカゲル(70〜23
0メッシュ,46g)上のクロマトグラフィーに供し、メタ
ノール/クロロホルム(2.5/97.5から6/94のグラジエン
ト)で溶出する。TLC(メタノール/クロロホルム,10/9
0)にてRf値0,36を示すフラクションを集め、溶媒を減
圧除去し、純粋でない固体を得る。該固体を2枚の2000
μの調製用シリカゲルプレート(メタノール/クロロホ
ルム(10/90)で溶離)で精製し、適当なバンドを抽出
し、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)10.17,7.71,7.55,
7.35,7.11,6.94,6.84,6.69,4.63,4.50,3.56,3.45,3.18,
3.30〜3.00,2.84,2.63,2.25,1.93,1.65,1.22δ。
参考例30 1−[5−(2−ジメチルアミノエタンスル
ホンアミド)インドール−2−カルボニル]−4−[3
−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペ
ラジン(I) 1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4
−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジンに代えて、
1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(参考例7,400mg)を用いる以外は、大きな
変更をせずに、参考例29の一般的方法に従い、標記化合
物を得る。融点185〜188℃(分解)。
参考例31 1−[5−(2−フタルイミドエタンスルホ
ンアミド)インドール−2−カルボニル]−4−[N−
メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I) 窒素雰囲気下の乾塩化メチレン(5ml)中の1−[5
−アミノインドール−2−カルボニル]−4−[N−メ
チル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル)アミノ]ピペリジン(調製例48,606mg)の溶
液に、ピリジン(127μl,1.05当量)および塩化2−フ
タルイミドエタンスルホニル(400mg)を添加する。該
混合物を20〜25℃で3時間撹拌し、ついで、塩化メチレ
ン(40ml)および水(20ml)で希釈する。層分離させ、
有機層をセイライン(15ml)で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧濃縮して残渣を得、ついでシリカゲル
(230〜400メッシュ,85g,8psi)上のクロマトグラフィ
ーに供し、メタノール/クロロホルム(1/99〜2.5/97.
5)のグラジエントで溶出する。適当なフラクション(R
f=0.33,TLC,メタノール/クロロホルム,5/95を集めて
濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDCl3)10.33,7.80,
7.76〜7.63,7.35,7.22,6.95,6.85,6.69,4.65,4.51,4.1
3,3.60〜3.40,3.40〜2.90,2.64,1.94,1.65,1.22δ。
参考例32 1−[5−(2−アミノエタンスルホンアミ
ド)インドール−2−カルボニル]−4−[N−メチル
−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(I) 窒素雰囲気下の95%エタノール中の1−[5−(2−
フタルイミドエタンスルホンアミド)インドール−2−
カルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−(1−メ
チルエチルアミノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリ
ジン(参考例31,675mg)の溶液に、ヒドラジン1水和物
(53μl)を添加する。該混合物を70〜75℃で20時間撹
拌し、その間さらにヒドラジン1水和物(10μl)を添
加し、濃縮してエタノールを除去し、水(10ml)で希釈
し、1M塩酸でpH2に合わせ、10分間撹拌する。ついで、
該混合物を濾過し、濾液をpH10〜11に合わせ、生じた沈
澱を濾過により単離して標記化合物を得る。NMR(CDC
l3)9.86,7.70,7.56,7.29,7.10,6.94,6.84,6.68,4.60,
4.50,3.56,3.44,3.40〜2.80,2.62,1.93,1.65,1.22δ。
該塩基性濾液を塩化メチレン(2X15ml)で抽出し、つい
で、セイライン(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧濃縮してさらなる量の標記化合物を得る。
参考例33 1−[5−(2−フタルイミドエタンスルホ
ンアミド)インドール−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラ
ジン(I) 1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4
−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジンに代えて、
1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル)
ピペラジン(参考例7,553mg)を用いることと、1.05当
量ではなく2当量のピリジンを用いること以外は、大き
な変更をせずに、参考例31の一般的方法に従い、標記化
合物を得る。NMR(CDCl3)10.30,7.78,7.66,7.36,7.23,
6.95,6.86,6.73,4.25〜4.02,3.57,3.44,3.18,1.26δ。
参考例34 1−[5−(2−アミノエタンスルホンアミ
ド)インドール−2−カルボニル]−4−[3−(1−
メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペリジン
(I) 1−[5−(2−(フタルイミドエタンスルホンアミ
ド)インドール−2−カル]−4−[N−メチル−N−
(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル)
アミノ]ピペリジンに代えて、1−[5−(2−フタル
イミドエタンスルホンアミド)インドール−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン(参考例33,605mg)を用いる以
外は、参考例32の一般的方法に従い、標記化合物を得
る。NMR(CDCl3)10.62,7.68,7.55,7.25,7.07,6.93,6.8
4,6.69,4.20,4.04,3.90〜3.50,3.14,1.25δ。
参考例35 1−[5−(4−メチル−1−ピペラジノス
ルホニルアミノ)インドール−2−カルボニル]−4−
[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(I) アルゴン雰囲気下、0℃の乾塩化メチレン(20ml)中
の1−メチルピペラジン(1.11ml)の溶液に、塩化スル
フリル(1.6ml)を滴下する。該混合物を20〜25℃に暖
め、濃縮して粗塩化スルファモイル中間体を得る。この
中間体(187mg)を、窒素雰囲気下のピリジン(1.5ml)
中の1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−
4−[N−メチル−N−(3−(1−メチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル)アミノ]ピペリジン(調製例4
8,162mg)の溶液に添加し、得られた混合物を20〜25℃
で20時間撹拌し、H2O(25ml)で希釈し、塩化メチレン
(4X25ml)で抽出する。ついで、有機層を重炭酸ナトリ
ウム水溶液(30ml)そしてセイライン(50ml)で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して固体を得、
4枚の2000μ調製用シリカゲルプレート上でクロマトグ
ラフィーを行う(メタノール/クロロホルム(5/95)で
2度溶離)。適当なバンドを抽出し、標記化合物を得
る。NMR(CDCl3)9.94,7.71,7.54,7.30,7.13,6.95,6.8
4,6.69,4.64,4.50,3.56,3.45,3.25,2.63,2.36,2.23,1.9
5,1.65,1.22δ。
参考例36 1−[5−(ジメチルアミノスルホニルアミ
ノ)インドール−2−カルボニル]−4−[N−メチル
−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(I) 窒素雰囲気下のピリジン(0.5ml)中の1−[5−ア
ミノインドール−2−カルボニル]−4−[N−メチル
−N−(3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル)アミノ]ピペリジン(調製例48,91mg)の溶液
に、塩化N,N−ジメチルスルファモイルを添加する。該
混合物を20〜25℃で16時間撹拌し、ついで、塩化メチレ
ン(35ml9および1M塩酸(20ml)で希釈する。層分離さ
せ、有機層を1M塩酸(20ml)そしてセイラインで洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して固体フィルムを
得、ついで、2枚の2000μ調製用シリカゲルプレート上
でクロマトグラフィーを行う(メタノール/クロロホル
ム(5/95)で溶離)。所望のバンドを抽出し、濃縮して
標記化合物を得る。NMR(CDCl3)10.34,7.72,7.64,7.5
6,7.37,7.16,6.95,6.84,6.70,4.65,4.50,3.56,3.46,3.4
0〜3.00,2.80,2.63,1.93,1.64,1.22δ。
参考例37 1−[5−(4−メチル−1−ピペラジノス
ルホニルアミノ)インドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(I)。
アルゴン雰囲気下、0℃の乾塩化メチレン(10ml)中
の1−メチルピペラジン(1.11ml)の溶液に、新たに蒸
留した塩化スルフリル(1.60ml)を滴下する。該混合物
を20〜25℃に暖め、2.25時間撹拌し、その後、黒褐色ゴ
ム状物質を該混合物から除去する。残りの反応混合物を
減圧濃縮して塩化スルファモイル中間体を得る(NMR
(ピリジン−d5)3.56,2.77,2.40δ)。この中間体(11
5mg)を、窒素雰囲気下の乾塩化メチレン(3ml)中の1
−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(参考例7,200mg)およびピリジン(94μ
l)の溶液に添加する。該混合物を20〜25℃で6時間撹
拌し、その間さらなる量の塩化スルファモイル(50mg)
およびピリジン(40μl)を添加し、減圧濃縮し、塩化
メチレン(30ml)および水(10ml)で希釈する。層分離
させ、水層を塩化メチレン(2X25ml)で抽出し、合一し
た有機層をセイライン(20ml)で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧濃縮する。得られた固体をシリカゲル
(230〜400メッシュ,35g,5psi)上のクロマトグラフィ
ーで分離する(メタノール/クロロホルムのグラジエン
ト(4/96〜7/93)で溶出)。適当なフラクション(Rf=
0.25,TLC,メタノール/クロロホルム,10/90)を集めて
濃縮し、標記化合物を得る。NMR(CDCl3)10.45,8.00,
7.70,7.55,7.29,7.12,6.93,6.85,6.72,4.21,4.10,3.57,
3.23,3.18,2.36,2.22,1.26。
参考例38 1−[5−(4−ベンジル−1−ピペラジノ
スルホニルアミノ)インドール−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(I) 1−メチルピペラジンに代えて、1−ベンジルピペラ
ジンを用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例37の
一般的方法に従い、標記化合物を得る。融点173〜176
℃。
参考例39 1−[5−(1−ピペラジノスルホニルアミ
ノ)インドール−2−カルボニル]−4−[3−(1−
メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン
(I) 炭素上のパラジウム(10%,300mg)を、メタノール
(50ml)中の1−[5−(4−ベンジル−1−ピペラジ
ノスルホニルアミノ)インドール−2−カルボニル]−
4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例38、450mg)に添加する。該混
合物を水素雰囲気下(バルーン)で4.5時間、窒素下で1
7時間、再び水素下で8時間、そして窒素下で17時間、
ついで水素下でさらに3時間撹拌する。該混合物をセラ
イトのパッドで濾過し、濾液を減圧濃縮して固体フィル
ムを得、シリカゲル(230〜400メッシュ,37g,5〜6psi)
上でクロマトグラフイーを行う(メタノール/クロロホ
ルムのグラジエント(5/95〜10/90)で溶出)。適当な
フラクション(Rf=0.18,TLC,メタノール/クロロホル
ム,10/90)を集めて濃縮し、標記化合物を得る。NMR
(メタノール−d4)7.56,7.39,7.18,6.98,6.82,4.02,3.
63,3.16,3.09,2.71,1.24。
参考例40 1−[5−(モルホリノスルホニルアミノ)
インドール−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチ
ルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(I) 1−メチルピペラジンに代えて、モルホリン(543μ
l)を用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例37の
一般的方法に従い、標記化合物を得る。得られた残渣を
シリカゲル(230〜400メッシュ,100g,6〜8psi)上のク
ロマトグラフィーにより精製する。(酢酸エチル/ヘキ
サンのグラジエント(35〜65〜100/0)で溶出)。適当
なフラクション(Rf=0.16,TLC,酢酸エチル/ヘキサン,
2X50/50)を集めて濃縮し、減圧濃縮し、メタノール中
に分散させ、標記化合物を得る。融点210〜211.5℃。
参考例41 1−[5−アミノインドール−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペラジン 窒素雰囲気下のジメチルホルムアミド/メタノール
(200ml,50/50)中の1−[5−ニトロインドール−2
−カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピル
アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(調製例58,1.0
0g)の溶液に、炭素上パラジウム(10%,250mg)を添加
する。該混合物を水素雰囲気下(バルーン)に4時間置
き、そして窒素下に17時間置き、セライトのパッドで濾
過し、減圧濃縮して標記化合物を得る。NMR(CDCl3)9.
25,7.66,7.24,7.06,6.88,6.76,6.63,4.58,4.05,3.35,3.
14,1.73,1.35,0.91。
参考例42 1−[5−(4−メチルピペラジノスルホニ
ルアミノ)インドール−2−カルボニル]−4−[3−
(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジンに代えて、1−[5−アミノインドール
−2−カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロ
ピルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(参考例4
1)を用いる以外は大きな変更をせずに、参考例37の一
般的方法に従い、標記化合物を得る。融点202〜205℃
(分解)。
参考例43 1−(5−(メタンスルホンアミド)インド
ール−2−カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチル
プロピルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 窒素雰囲気下の乾塩化メチレン(6ml)中の1−[5
−アミノインドール−2−カルボニル−4−[3−(1,
1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル]ピペ
ラジン(参考例41,300mg)の溶液に、ピリジン(119μ
l)および塩化メタンスルホニル(57μl)を添加す
る。該混合物を20〜25℃で24時間撹拌し、ついで、塩化
メチレン(20ml)および水(8ml)で希釈する。層分離
させ、有機層をセイライン(8ml)で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、濃縮して固体を得、ついで、シリカゲ
ル(230〜400メッシュ,34g,5〜6psi)上でクロマトグラ
フィーを行う(メタノール/クロロホルム(2.5/97.5)
で溶出)。適当なフラクションを集めて濃縮して固体を
得、クロロホルムから再結晶させて、標記化合物を得
る。融点232〜233℃(分解)。
参考例44 1−[5−(4−(1,1−ジメチルプロピ
ル)ピペラジノ−スルホニルアミノ)インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(I) 1−メチルピペラジンに代えて、1−(1,1−ジメチ
ルプロピル)ピペラジン(調製例61)を用いることと、
撹拌を2日間行ってから反応を行うこと以外は、大きな
変更をせずに、参考例40の一般的方法に従い、標記化合
物を得る。融点158〜160℃。
参考例45 1−[5−メタンスルホンアミドインドール
−2−カルボニル]−4−[N−メチル−N−(3−
(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニル)
アミノ]ピペラジン 1−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4
−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリ
ジニル]ピペラジンに代えて、1−[5−アミノインド
ール−2−カルボニル]−4−[N−メチル−N−(3
−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリジニ
ル)アミノ]ピペラジンを用いることと、再結晶を行わ
ないこと以外は参考例43の一般的方法に従い、標記化合
物を得る。NMR(CDCl3)10.06,7.70,7.58,7.39,7.16,7.
08,6.91,6.71,4.90,4.63,3.45,3.20,2.95,2.64,1.94,1.
68,1.32,0.87δ。
参考例46 1−[5−(1−ピペラジニルカルボニルア
ミノ)−インドール−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペリ
ジン(I) N−メチルピペラジンに代えてピペラジンを用いる以
外は、大きな変更をせずに、参考例20の一般的方法に従
い、標記化合物を得る。融点209℃(分解)。
参考例47 1−[5−(N−フェニル−N−メチルウレ
イド)−インドール−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラ
ジン(I) N−メチルピペラジンに代えて、N−メチルアニリン
を用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例20の一般
的方法に従い、標記化合物を得る。NMR(クロロホルム
−d)9.45,7.71,7.39,6.95,6.71,6.25,4.19,4.05,3.6
2,3.36,3.17,1.26δ。
参考例48 1−[5−(N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−N−メチルウレイド)−インドール−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン(I) N−メチル−2−ピロリジノンを共溶媒として添加す
ることと、N−メチルピペラジンに代えてN,N,N′−ト
リメチルエチレンジアミンを用いること以外は、大きな
変更をせずに参考例20の一般的方法に従い、標記化合物
を得る。NMR(クロロホルム−d)10.1,9.42,7.68,7.3
1,7.10,7.09,6.95,6.85,6.72,4.20,4.07,3.38,3.39,3.1
8,3.02.60,2.41,1.26δ。
参考例49 1−[5−(N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)ウレイド)−インドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]
ピペラジン(I) N,N,N′−トリメチルエチレンジアミンに代えてN,N−
ジメチルエチレンジアミンを用いる以外は、大きな変更
をせずに、参考例48の一般的方法に従い、標記化合物を
得る。融点124℃(分解)。
参考例50 1−[5−N−(2−メチルアミノエチル)
−N−メチルウレイド)−インドール−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン(I) N,N,N′−トリメチルエチレンジアミンに代えてN,N′
−ジメチルエチレンジアミンを用いる以外は、大きな変
更をせずに、参考例48の一般的方法に従い、標記化合物
を得る。融点197℃(分解)。
参考例51 1−[5−(N−(3−ピリジル)ウイル
ス)−2−インドール−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラ
ジン(I) N−メチルピペラジンに代えて3−アミノピリジンを
用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例20の一般的
方法に従い、標記化合物を得る。NMR(クロロホルム−
d)11.52,8.79,8.64,8.17,7.98,7.58,7.32,7.20,6.95,
6.81,4.50,3.96,3.62,3.03,1.19δ。
参考例52 1−[5−((3,5−シス−ジメチル−1−
ピペラジニル)カルボニルアミノ)−インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(I) N−メチル−2−ピロリジノンを共溶媒として含める
ことと、N−メチルピペラジンに代えてシス−2,6−ジ
メチルピペラジンを用いる以外は、大きな変更をせずに
参考例20の一般的方法に従い、標記化合物を得る。融点
157℃(分解)。
参考例53 1−[5−((3,5−シス−ジメチル−1−
ピペラジニル)カルボニルアミノ)−インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミ
ノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(I) N−メチルピペラジンに代えてシス−3,5−ジメチル
ピペラジンを用いること、および1−[5−アミノイン
ドール−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエ
チルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジンに代えて1
−[5−アミノインドール−2−カルボニル]−4−
[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(調製例90)を用いること以外は、参考
例20の一般的方法に従い、標記化合物を得る。融点162
℃(分解)。
参考例54 1−[5−((4−メチル−1−ピペラジン
−4−オキシド)イルカルボニルアミノ)−インドール
−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルア
ミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(I) メタノール(8.0ml)中の1−[5−(4−メチル−
1−ピペラジニルカルボニルアミノ)インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(参考例20,0.1g)の溶
液に、過酸化水素(3.11%,0.22ml)を添加する。シリ
カゲル上のTLC(メタノール)にて基質が完全に変換さ
れたことが示されるまで、さらに過酸化水素(合計1.16
ml)を少しずつ3時間かけて添加する。該混合物を濃縮
し、塩化メチレンに溶解し、硫酸トリウムで乾燥し、濃
縮して標記化合物を得る。NMR(クロロホルム−d)7.6
0,7.56,7.38,7.20,6.98,4.03,3.67,3.46,3.20,3.08,1.2
4δ。
参考例55 1−[5−(4−(1−メチルエチル)−1
−ピペラジニルカルボニルアミノ)−インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(I) メタモール(50ml)中の1−[5−(1−ピペラジニ
ルカルボニルアミノ)−インドール−2−カルボニル]
−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル]ピペラジン(参考例46,0.41g)の溶液に、シアノ
水素化ほう素ナトリウム(53mg)およびアセトン(1m
l)を添加する。シリカゲル上のTLCにて反応が完結した
と判定されるまで、さらにシアノ水素化ほう素ナトリウ
ム(44.3mg)および過剰のアセトン(1ml)を、少しず
つ添加する。該混合物を、酢酸で酸性にし、50%水酸化
ナトリウム水溶液で中和し濃縮する。残渣を塩化メチレ
ンに溶解し、水、炭酸カリウム飽和水溶液、そしてセイ
ラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、ついで、濃
縮する。得られた物質を、メタノール/クロロホルム
(1/99)中で詰められたシリカゲル(100ml)上のクロ
マトグラフィーにより精製し、メタノール/クロロホル
ムのグラジエント(1→5%)で溶出して標記化合物を
得る。NMR(クロロホルム−d)9.14,7.71,7.33,7.17,
6.95,6.86,6.74,4.06,3.58,3.20,2.78,2.60,1.27,1.08
δ。
参考例56 1−[5−(シス−3,4,5−トリメチル−1
−ピペラジニルカルボニルアミノ)−インドール−2−
カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)
−2−ピリジニル]ピペラジン(I) N−メチルピペラジンに代えて、シス−3,4,5−トリ
メチルピペラジン(調製例68)を用いる以外は大きな変
更をせずに、参考例20の一般的方法に従い、標記化合物
を得る。NMR(クロロホルム−d)7.91,7.57,7.36,7.1
8,7.01,6.81,4.02,3.63,3.10,2.72,2.33,2.26,1.25,1.1
6δ。
参考例57 1−[5−(4−メチル−1−ピペラジニル
カルボニルアミノ)−インドール−2−カルボニル]−
4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピレラジン(I) カルボニルジイミダゾール(1.54g)を乾THF(40ml)
に溶解する。1−[5−アミノインドリル−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニルピペラジン(VII,参考例7,3.0g)およびN−
メチルピペラジン(1.3ml)を乾THF(75ml)に溶解し、
該カルボニルジイミダゾール溶液に、1.5時間かけて添
加する。さらに1時間反応を行った後、該反応物を濃縮
し、濃縮物を塩化メチレン(125ml)に溶解し、水そし
てセイラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
し、減圧乾燥する。該混合物を、メタノール/塩化メチ
レン(2→50%)のグラジエントで溶出して、2%メタ
ノール/塩化メチレン中で詰められたシリカゲル(450m
l)上でクロマトグラフィー的に精製する。約0.14のRf
値を有するメタノール/塩化メチレン中のフラクション
を集め、濃縮して固体を得る。該固体をクロロホルム
(100ml/固体g)に溶解し、濾過し、溶液を濃縮して乾
固させて標記化合物を得る。結晶化を開始させるために
エチルエーテルを添加し、該固体をメタノール/クロロ
ホルムから再結晶して標記化合物を得る。融点200℃。
参考例58 1−[5−(4−(1,1−ジメチルプロピ
ル)−1−ピペラジニルカルボニルアミノ)−インドー
ル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチル
アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(I) N−メチルピペラジンに代えてN−(1,1ジメチルプ
ロピル)ピペラジン(調製例61)を用いる以外は、大き
な変更をせずに、参考例57の一般的方法に従い、標記化
合物を得る。融点240〜242℃。
参考例59 1−[5−(4−モルホリノカルボニルアミ
ノ)−インドール−2−カルボニル]−4−[3−(1
−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン
(I) N−メチルピペラジンに代えてモルホリンを用いる以
外は、大きな変更をせずに、参考例57の一般的方法に従
い、標記化合物を得る。融点133〜136℃。
参考例60 1−[5−(4−メチル−1−ピペラジニル
カルボニルアミノ)インドール−2−カルボニル]−4
−[3−(1,1−ジメチルプロピルアミノ)−2−ピリ
ジニル]ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル
ピペラジンに代えて、1−[5−アミノインドール−2
−カルボニル]−4−[3−(1,1−ジメチルプロピル
アミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(参考例41)を
用いる以外は、大きな変更をせずに、参考例57の一般的
方法に従い、標記化合物を得る。NMR(クロロホルム−
d)10.02,7.68,7.62,7.21,7.07,6.97,6.88,6.61,4.90,
4.59,3.50,3.38,3.11,2.61,2.36,2.23,1,90,1.64,1.31,
0,86δ。
参考例61 1−[6−[2−(2−メトキシエトキシ)
エトキシインドリル−2−カルボニル]−4−[3−
(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラ
ジン(I) 6−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]イン
ドール−2−カルボン酸(VI,調製例72,0.30g)および
3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピ
ペラジン(0.26g)をTHF(5.35ml)に溶解し、1−(エ
チル−3−(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(EDC,0.25g)を添加する。該反応物を20〜25℃で2.75
時間撹拌し、クロロホルム中に注ぎ、重炭酸ナトリウム
飽和溶液そしてセイラインで洗浄する。該物質を減圧濃
縮し、メタノール/クロロホルム(2.5/97.5)で溶出す
るフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製す
る。適当なフラクションを集め、濃縮して標記化合物を
得る。融点135〜136℃。
参考例62 1−[6−(2−(1−ピペラジニル)エト
キシ)インドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1
−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸に代えて、6−
[(2−ピペラジン−1−イル)エトキシ]インドール
−2−カルボン酸(調製例85)を用いる以外は、大きな
変更をせずに、参考例5の一般的方法に従い、標記化合
物を得る。融点139〜141℃。
参考例63 1−[5−(3−(1−ピペラジニル)プロ
ピル)スルホンアミドインドリル−2−カルボニル]−
4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(I) (I)−[5−(3−クロロプロピル)スルホンアミ
ドインドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メ
チルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(調
製例77,0.60g)、ピペラジン(0.115ml)およびヨウ化
ナトリウム(0.174g)を5.8mlのアセトニトリル中に入
れ、28時間還流させる。ついで、該反応物をクロロホル
ムで希釈し、水そしてセイラインで洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧濃縮する。メタノール/クロロ
ホルム(2.5/97.5)で溶出するフラッシュカラムクロマ
トグラフィーにより精製する。適当なフラクションを集
め、濃縮して標記化合物を得る。融点145〜146℃。
参考例64 1−[5−(3−(1−ピペラジニル)プロ
ピル)スルホンアミドインドリル−2−カルボニル]−
4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−2−ピリ
ジニル]ピペラジン(I) 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸に代えて、5−
[(3−(1−ピペラジニル)プロピル)スルホンアミ
ド]インドール−2−カルボン酸(調製例75)を用いる
以外は、大きな変更をせずに、参考例5の一般的方法に
従い、標記化合物を得る。融点118〜120℃。
参考例65 1−[5−(3−(モルホリニル−1−イ
ル)プロピル)スルホンアミドインドリル−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−
2−ピリジニル]ピペリジン(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,0.50g)および0.37mlのトリ
メチルアミンを2.6mlの塩化メチレンに溶解し、20〜25
℃に冷却する。ついで、0.35gの塩化3−(モルホリン
−1−イルプロピル)スルホニル塩酸塩(5.0gの4−モ
ルホリンプロパンスルホン酸を10mlのオキシ塩化りんに
溶解して調製)および4.97gの五酸化りんを添加し、反
応物をゆっくりと20〜25℃に暖めて4時間撹拌する。つ
いで、該反応物をクロロホルムで希釈し、重炭酸ナトリ
ウム飽和溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
減圧濃縮する。メタノール/クロロホルム(3/97)で溶
出するフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製
する。適当なフラクションを集め、濃縮し、酢酸エチル
から結晶化し、標記化合物を得る。融点183〜185℃。
参考例66 1−[5−メチル−6−(2−(1−モルホ
リニル)エトキシ)インドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン 6−[(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ]インドール−2−カルボン酸に代えて5−メ
トキシ−6−[2−(1−モルホリニル)エトキシ]イ
ンドール−2−カルボン酸(調製例81)を用いる以外
は、大きな変更をせずに、参考例5の一般的方法に従
い、標記化合物を得る。融点229〜231℃。
参考例67 1−[5−((4−メチルピペラジン−1−
イル)チオカルボニルアミノ)インドリル−2−カルボ
ニル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−
ピリジニル]ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(調製例62,0.20g)を1.4mlのTHFに溶解
し、1.4ml中のチオカルボニルジイミダゾール(0.105
g)の0℃に溶液に滴下する。該反応物を45分撹拌し、
ついで、メチルピペラジン(0.06ml)を添加し、該反応
物をさらに30分撹拌する。ついで、該反応物をクロロホ
ルムで希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。クロロホ
ルム/メタノール(9/1)で溶出するフラッシュカラム
クロマトグラフィーで精製し、適当なフラクションを集
めて濃縮し、標記化合物を得る。融点218〜220℃。
参考例68 1−[5−(3−(3−モルホリン−1−イ
ルプロピル)チオウレイド)インドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,0.5g)を2.6mlのTHFに溶解
し、0℃に冷却する。ついで、3−モルリホリノプロピ
ルイソチオシアネート(0.25ml)を添加し、該反応物を
ゆっくりと20〜25℃に暖め、18時間撹拌する。ついで、
該反応物をクロロホルムで希釈し、重炭酸ナトリウム飽
和水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
する。酢酸エチル/ヘキサンから結晶化し、標記化合物
を得る。融点187〜189℃。
参考例69 1−[5−ジメチルアミノスルファモイルア
ミノインドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−
メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン
(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(参考例7,0.485g)を3mlのアセトニト
リルに溶解し、0.10mlのピリジンを添加する。該反応物
を0℃に冷却し、塩化ジメチルアミノスルファモイル
(0.14ml)を一度に添加する。該反応物を20〜25℃に暖
め、48時間撹拌する。ついで、重炭酸ナトリウム飽和水
溶液中に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧濃縮する。50%酢酸エチル/ヘキサ
ンから100%酢酸エチルまでのグラジエントで溶出する
フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、適
当なフラクションを集めて濃縮し、標記化合物を得る。
融点174〜175℃ 参考例70 1−[5−(ピペラジン−4−イル)アミ
ノ)インドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−
メチルエチルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン 1−[5−((1−カルボベンジルオキシ)ピペラジ
ン−4ピル)アミノ)インドリル−2−カルボニル]−
4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジニ
ル]ピペラジン(調製例76,0.30g)を20mlのエタノール
に溶解し、0.10gの炭素上パラジウムを添加する。該反
応物をパー(Parr)の水素化装置中、40psi、4時間入
れる。該反応物をセライトで濾過し、減圧濃縮し、酢酸
エチル/ヘキサン/メタノールから結晶化して標記化合
物を得る。融点172〜178℃(分解)。
参考例71 1−[5−((1−(1−メチルエチルピペ
ラジン−4−イル)アミノ)インドリル−2−カルボニ
ル]−4−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピ
リジニル]ピペラジン 1−[5−(ピペラジン−4−イル)アミノ)インド
リル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチ
ルアミノ)−2−ピリジニル]ピペラジン(参考例70,
0.40g)およびアセトン(0.066ml)を1.6mlのメタノー
ルに溶解し、シアノ水素化硼素ナトリウ(0.054g)を添
加する。20〜25℃で1時間撹拌した後、10〜15mlのシア
ノ水素化ホウ素ナトリウムおよび10〜15mlのアセトンを
7時間かけて添加する(1時間毎に)。ついで、該反応
物を20〜25℃で一晩撹拌する。これをクロロホルムで希
釈し、重炭酸ナトリウム飽和溶液そしてセイラインで洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。酢
酸エチルから再結晶し、標記化合物を得る。融点217〜2
19℃。
参考例72 1−[5−トリフルオロアセトアミドインド
リル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチ
ルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン(I) 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]
ピペラジン(参考例7,0.30g,0.79mmol)を1.6mlの塩化
メチレンに溶解し、ピリジン(0.064ml,0.79mmol)を添
加する。該反応物を0℃に冷却し、無水トリフルオロ酢
酸(0.11ml,0.79mmol)を滴下する。該反応物を0℃で
2時間撹拌し、ついで、さらに0.2当量の無水トリフル
オロ酢酸を添加し、該反応物を0℃で18時間放置する。
該混合物をクロマトグラムで希釈し、水、セイラインで
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。
メタノール/クロロホルム(2/98)で溶出するフラッシ
ュカラムクロマトグラフィーにより精製し、適当なフラ
クションを集めて濃縮し、標記化合物を得る。融点215
〜218℃。NMR(300MHz,CD3OD)7.88,7.81,7.47,7.36,7.
30,6.90,6.78,3.95,3.54,3.01,1.16δ。
参考例73 1−[5−メトキシカルバモイルインドリル
−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエチルア
ミノ)−2−ピリジル]ピペラジン 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]
ピペラジン(参考例7,0.30g,0.79mmol)を1.6mlの塩化
メチレンに溶解し、ピリジン(0.064ml,0.79mmol)を添
加する。該反応物を0℃に冷却し、クロロぎ酸メチル
(0.06ml,0.79mmol)を滴下する。該反応物を0℃で2
時間撹拌し、そして0℃で18時間放置する。ついで、こ
れをクロロホルムで希釈し、水、セイラインで洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮する。メタノー
ル/ヘキサンからの再結晶により精製し、標記化合物を
得る。融点230〜231℃。
参考例74 1−[5−(1,1′−ジオキソ−2′−イソ
チアゾリジニル)インドリル−2−カルボニル]−4−
[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]ピ
ペラジン 1−[5−(3−クロロプロピルスルホンアミドイン
ドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1−メチルエ
チルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン(調製例77,
1.16mmol)を5.8mlのアセトニトリルに溶解し、0.115ml
のピペリジン(3.48mmol)および0.174gのヨウ化ナトリ
ウム(1.16mmol)を添加し、該反応物を28時間還流させ
る。ついで、該反応物をクロロホルムで希釈し、重炭酸
ナトリウム方を溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、減圧濃縮する。メタノール/クロロホルム
(2.5/97.5)で溶出するフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、適当なフラクションを集めて濃縮
し、標記化合物を得る。融点215〜217℃。
参考例75 1−[5−(4−メチルピペラジン−1−イ
ルカルボニルアミノ)インドリル−2−カルボニル]−
4−[3−(1,1−ジメチルエチルアミノ)−2−ピリ
ジル]ピペラジン(I) 1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジ
ニル]ピペラジンに代えて1−[3−(1,1ジメチルエ
チルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン(調製例88)
を用いること、および5−ニトロインドール−2−カル
ボン酸に代えて5−(4−メチルピペラジン−1−イル
カルボニルアミノ)インドール−2−カルボン酸を用い
ること以外は、大きな変更をせずに、参考例6の一般的
方法に従い、標記化合物を得る。融点183〜185℃。
参考例76 1−[5−(トリフルオロメタンスルホンア
ミド)インドリル−2−カルボニル]−4−[3−(1
−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]ピペラジン 1−[5−アミノインドリル−2−カルボニル]−4
−[3−(1−メチルエチルアミノ)−2−ピリジル]
ピペラジン(参考例7,1.0g)を18mlのジクロロメタンに
溶解し、−78℃に冷却する。ついで、トリエチルアミン
(0.37ml)を添加し、ついで無水トリフルオロメタンス
ルホン酸(0.45ml)を添加し、反応物を1時間撹拌す
る。ついで、これをクロロホルムで希釈し、重炭酸ナト
リウム飽和水溶液で抽出し、乾燥し、濃縮する。酢酸エ
チル/ヘキサン(60/40)で溶出するフラッシュカラム
クロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル/ヘキサ
ンから再結晶し、標記化合物を得る。融点282〜283℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス,リチャード・チャールズ アメリカ合衆国ミシガン州49009、カラ マズー、ワイルド・チェリー・レイン 2166番 (56)参考文献 特表 平5−503929(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 213/74 C07D 401/12 C07D 401/14 C07D 403/12 C07D 403/14 C07D 417/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−[3−(1−メチルエチルアミノ)−
    2−ピリジニル]ピペラジン。
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