JPH10507296A - 高速、低電圧不揮発性メモリ - Google Patents

高速、低電圧不揮発性メモリ

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JPH10507296A JP9508445A JP50844597A JPH10507296A JP H10507296 A JPH10507296 A JP H10507296A JP 9508445 A JP9508445 A JP 9508445A JP 50844597 A JP50844597 A JP 50844597A JP H10507296 A JPH10507296 A JP H10507296A
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Abstract

(57)【要約】 読出動作中、ワード線をVccよりも高い電圧に充電することにより読出速度を上昇させる、低電圧EPROM。ワード線上に交互に電荷を置く2つの電圧ポンプ(17、18)は、温度に反応しない発振器(13)から互いに反対の位相の制御信号を受取る。2つの電圧ポンプ(17、18)からの電圧は、ゼロしきい値電圧のn型パスデバイス(PAn)を介してワード線(WL0n〜WL3n)に送られる。ゼロしきい値電圧のn型パスデバイス(PAn)は、その制御信号を第3の電圧ポンプ(19)から受取る。低電圧EPROMを標準5Vプログラム装置と互換可能にするために、各出力駆動回路は、低電圧Vcc条件下で使用する大型の出力ドライバ(55)と、標準5V Vcc条件下で使用する、より小さい出力ドライバ(57)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 高速、低電圧不揮発性メモリ 技術分野 この発明は、低電圧の、EPROM、EEPROM、およびフラッシュEEP ROM等の半導体不揮発性メモリに関する。 背景技術 4.5ボルトないし5.5ボルトのVcc電圧範囲を有する標準5ボルトEPR OMから、2.7ボルトないし3.6ボルトの無調整のVcc電圧範囲を有する低 電圧EPROMへの移行により得られる主要な利益は、低電圧EPROMの方が 消費する電力が遙かに少ないことである。しかし、このようなVcc電圧遷移を行 なう際には、いくつかの問題が生じる。 まず第1に、EPROMプログラム装置として知られる古い型のプログラミン グマシンは、標準5ボルトEPROMをプログラムするように設計されており、 これらは通常主に2つの個別の問題により、新しい型の低電圧EPROMとは互 換性がない。 第1の問題は、EPROMの出力ドライバに関する。低電圧EPROMにとっ ての主要な関心事は速度であって、EPROMの読出アクセス時間を決定する主 要なコンポーネントがEPROMの出力ドライバである。低電圧EPROMは、 低いVcc値を補償するために、所与のVcc値でより速い立上がりおよび立下がり スルーレートを提供する、大電流駆動能力を有する大型の出力ドライバを組込む 。しかし、標準的なEPROMプログラム装置は典型的に、プログラミング命令 を確認するのに6Vまたはそれ以上のVcc値を使用する。この高いVcc値が、大 型の出力ドライバを有する低電圧EPROM内にリンギングおよび信号バウンシ ングをもたらすかもしれず、または、そのEPROMに損傷さえ与えかねない。 この問題を解決する1つの方法は、低電圧EPROMの電流駆動能力を減じるこ とであるが、これはEPROMの速度に不利な影響を及ぼす。 標準5V EPROMプログラム装置で低電圧EPROMを使用することで直 面する第2の問題は、そのプログラム装置のアルゴリズム自体の問題である。E PROMメモリは、記憶セルが発生させることのできる電流の大きさを基準電流 と比較することにより、記憶セルの論理レベルを判定する。もし記憶セルが基準 電流よりも多い電流を発生させれば、それは消去されるものと分類され、もし基 準電流よりも少ない電流を発生させれば、それは書込まれるものと分類される。 消去されたセルが、消去されたままであるべきときに、EPROMプログラム装 置により部分的に書込まれることがある。これは以下の理由による。すなわち、 そのセルのしきい値電圧は僅かに上昇したものの、そのセルが6Vまたはそれ以 上にセットされたVccで確認される場合には、そのしきい値電圧はまだ、EPR OMプログラム装置がセルが消去されるものと確認するに足る十分な電流を発生 させるのに、十分低いものである。しかし同じEPROMが、2.7Vないし3 .6Vの低電圧Vcc条件下で機能するようにセットされる場合には、高いVcc条 件下では消去されるものとの評価を得た同じメモリセルが、消去されるものと読 出されるのに十分な電流をもはや発生させることができず、代わりに書込まれる ものと読出されてしまうのである。このように、セルが、高いVcc条件下では正 しいデータを確認するが、低いVcc条件下では間違ったデータをもたらすおそれ がある。古い型のEPROMプログラム装置を低電圧のEPROMと協働できる ように置換または修正しない限り、低電圧EPROMのユーザにはこれら2つの 問題が立ちはだかる。 さらに、標準5ボルトEPROMから低電圧EPROMに移行すると低い消費 電力という利益が得られるが、これには通常、そのEPROMの性能の劣化が伴 う。Vcc電圧が低いと、セルのワード線上の電圧も低くなり、このため、ビット 線上のメモリセル電流も低くなる。メモリセル電流が低くなることは、また、読 出時間も遅くなることを意味する。なぜなら、セルが消去されるかまたは書込ま れるものと分類されるのに十分な電流を発生させているかどうかを判定するのに 、メモリが要する時間が長くなるからである。この問題は、メモリの速度を減ず るばかりでなく、製造歩留りもまた低下させ、通常メモリの全体的な性能をも劣 化させる。 その上、低電圧EPROMは、メモリの内部電圧をプログラミング動作のため に高電圧へと上昇させるのに、電圧ポンプを使用する場合がある。これらの電圧 ポンプは、電荷を電圧ポンプの電荷蓄積キャパシタへと転送する間隔を指令する 発振器によって制御されるが、この発振器が、Vccおよび温度変動の影響を極め て受けやすいのである。これはしかし、先行技術のEPROMでは概して問題に はなっていない。なぜなら電圧ポンプが使用されるのはプログラミング動作中の みであって、そのような動作は、EPROMの動作時間のうちの僅かな部分でし かないからである。 低電圧EEPROMおよび低電圧フラッシュEEPROM等の他の低電圧メモ リも、低電圧EPROMを悩ませる問題と同じもののいくつかを共有する。低電 圧EEPROMおよび低電圧フラッシュEEPROMも、低電圧EPROM同様 、低いVcc値を補償するために高い電流駆動能力を有する大型の出力ドライバを 組込む。もし標準5V Vcc環境内での低電圧EEPROMまたは低電圧フラッ シュEEPROMの使用が望まれる場合には、Vccの比較的高い値によりその大 型の出力ドライバにリンギングおよび信号バウンシング等の雑音の問題が生じる かもしれない。同様に、EEPROMおよびフラッシュEEPROMもメモリセ ルの論理レベルを決定するのに、メモリセルの電流供給能力を基準電流と比較す る。したがって、低電圧EEPROMおよび低電圧フラッシュEEPROMも、 上に説明したような、低電圧EPROMを悩ませる、遅い読出時間および誤って 読出されるデータという、同じ問題を抱える。 低電圧EPROMの不利な影響を軽減するために、製造業者はさまざまな対策 を講じてきた。セコール(Secol)等への米国特許番号第5,226,013号は 、ビット線をプリチャージし、そのビット線電圧と基準電圧との間の電圧不均衡 を増幅し、かつ、センスアンプがそのセルの読出を終了するや否や前記ビット線 の充電を終わらせることにより、EPROMの速度を高める手段を記載する。ユ ー(Yu)等への米国特許第5,367,206号は、標準5VのVccプログラミ ング動作中には出力ドライバの速度を落とし、低電圧Vcc条件中には出力ドライ バの速度を高める回路を組込むことによって、低電力EPROMを標準5ボルト EPROMプログラム装置とインタフェースするように設計された出力ドライバ 回路を開示する。ジェリネック(JelineK)への米国特許番号第5,331,29 5号はさらに、温度、電圧、およびプロセス補償を有する発振器を記載する。1 9 93年5月10日付のEEタイムズ(“EE Times”)の1記事は、(株)東芝に よって開発された、1.5ボルトないし6ボルトの範囲にセットされたVccで機 能することのできるEPROMについて述べている。1.5Vの下端電圧はEP ROMセルのしきい値電圧よりも低く、したがってワード線昇圧技術を使用して ワード線電圧を4Vの読出電圧に上昇させる。昇圧された電圧は、12.5Vの プログラミング電圧から4Vの読出電圧に切換わるデコーダを介してワード線に 印加される。この記事は東芝の回路には触れなかったが、その技術が、限られた EPROM密度を有する消費者またはASICアプリケーションに制限されるこ とを指摘している。 この発明の1つの目的は、低電圧不揮発性メモリの読出アクセス時間を改善す るための機構を提供することである。 この発明の別の目的は、標準5ボルトEPROMプログラム装置と互換性があ り、しかも速度と性能を向上させる、低電圧EPROMを提供することである。 本発明の開示 上記の目的は、標準5V Vcc条件下および低電圧Vcc条件下でのメモリの性 能を高めるために、自らのVcc電圧レベルを監視して、ある回路を選択的にイネ ーブルおよびディスエーブルする、低電圧不揮発性EPROMメモリによって達 成される。 不揮発性シリコンメモリが機能する速度は、メモリがいかに速く記憶セルの発 生した電流を基準電流と比較してその記憶セルの論理レベルに関する決定を下せ るかによってほとんど決まる。つまり、不揮発性シリコンメモリがこの比較を行 なえる速度は、記憶セルの電流供給能力次第であり、これはそのワード線上の電 圧レベルに直接関係する。 一般に、ワード線上の電圧レベルはVccに近い。もしVccが4.5Vないし5 .5Vの標準5V電圧範囲内であれば、ワード線は記憶セルに対して、セルのす ばやい応答時間を可能にする十分な電圧を供給することができる。しかし市販の 低電圧メモリの場合がそうであるように、Vccが2.7Vないし3.6Vの電圧 範囲に下げられると、ワード線上の電圧も同様に、同様の電圧範囲に下がる。よ り 低い電圧は記憶セルの電流を発生させる能力を減じ、この電流の減少によって、 記憶セルの論理レベルを決定するのに不揮発性メモリが要する時間が増し、それ によりメモリの動作速度は遅くなる。 標準5V動作条件下では、この発明のメモリは、ワード線を同様の電圧まで昇 圧するのに直接Vcc電源レールを使用することにより、他の標準5ボルト不揮発 性シリコンメモリと同様に機能する。この場合Vccが5ボルトに近いので、その 出力ドライバは低電圧条件内のものほど大きいものであってはならず、さもなけ れば雑音の問題が生じるおそれがある。したがってこのメモリは、出力リード線 ごとに、一方が他方のものより小さくかつ速度の遅い、2つの出力ドライバを組 込む。この不揮発性メモリは、標準5V Vcc条件下に置かれる場合には小さい 方の出力ドライバを使用し、また低電圧Vcc条件下に置かれる場合には大きい方 の、より高速の出力ドライバを使用する。 この発明の不揮発性メモリは、低電圧動作中のVccの低下を補償するために、 読出動作中のワード線の電圧をVccよりも高い値、好ましくは3.5Vないし5 .5Vに内部で上昇させる。内部ワード線バイアスを標準5V Vcc条件の場合 と類似の電圧範囲まで上昇させることにより、この発明のメモリは、標準5V Vccメモリと同様の高速を維持するばかりでなく、標準5V EPROMプログ ラム装置を使用して低電圧EPROMセルをプログラムしながら、低電圧条件下 でその低電圧EPROMセルを読出すことから生じ得る、誤りを引き起こす読出 条件を一切排除する。 以上は、3つの読出電圧ポンプと、その3つの読出電圧ポンプのすべてに共通 の読出発振器からなる、ワード線バイアス回路の使用により達成される。3つの 読出電圧ポンプは読出動作中にのみアクティブであり、その各々が、読出電圧ポ ンプのためにのみ使用される共通の読出発振器から制御信号を受取る。読出発振 器の周波数は、温度に反応しない電流源によって制御されるが、これは、電圧ま たは温度のいかなる変動にもかかわらず読出発振器の周波数を比較的安定に保ち 、それにより消費電力の不必要な上昇を防ぐ。電力をさらに節減するために、読 出電圧ポンプと読出発振器と温度に反応しない電流源とは読出動作中にのみイネ ーブルされ、またメモリが待機モードにあるときまたはVccが低電圧Vcc条件よ り も上がったときにはさらにディスエーブルされる。 3つの読出電圧ポンプのうち2つのポンプは、読出発振器により速く応答して ワード線の充電を始めるように、互いに関連して動作する。共通の読出発振器か らこれら2つの読出電圧ポンプへの制御信号は、同様の周波数だが反対の位相を 有する。これにより、2つの読出電圧ポンプのうち一方が、読出発振器の1サイ クルのいずれか半分の間に、蓄積キャパシタに電荷を転送することになる。この 特徴は読出アクセス時間を減少する。なぜなら、読出命令が最初に受取られた瞬 間からワード線の充電を開始するまでに、無駄な時間が浪費されないからである 。 ワード線の充電、したがって不揮発性メモリの速度は、互いに関連して作動す る2つの読出電圧ポンプからワード線へと電圧を最小の歪みで選択的に転送する のに使用される、高電圧デコーダによりさらに高められる。高電圧デコーダは多 数の出力を生成し、各々の出力がワンショット回路を利用する。ワンショット回 路は高電圧デコーダ出力をVccにプリチャージするのに使用され、その後互いに 関連して作動する2つの読出電圧ポンプに制御が転送され、これがデコーダ出力 をVccよりも高い値にまで充電し続ける。 高電圧デコーダの各出力は、固有パストランジスタへと印加され、これがデコ ーダ出力電圧を対応するワード線に結合する。固有パストランジスタは、シリコ ン基板上に直接作られて0Vのしきい値電圧を有する、n型デバイスである。 パスデバイスとして固有n型トランジスタを使用することには1つの欠点があ る。選択されなかったパスデバイスのコントロールゲートにはゼロボルトが印加 されているが、固有パスデバイスのしきい値電圧が0Vであるために、コントロ ールゲートに0Vを有する選択されなかったデバイスは完全に「オフ」の状態で はなく、したがって望ましくないリーク電流を引き起こすおそれがある。この問 題を解決するために、固有パスデバイスは、通常のn型パストランジスタを介し て、VS発生器によって0Vよりも僅かに高い電圧に保たれる接地線VSに結合 される。したがって、固有パスデバイスが選択されないときには、接地よりも高 い電圧がそのソース電極に印加され、その固有パスデバイスを完全に「オフ」状 態に置く。 これらの固有パスデバイスのコントロールゲートは、第3の読出電圧ポンプの 出力に間接的に結合される。コントロールゲート上の高い電圧があると、固有パ スデバイスは、デコーダ出力から対応するワード線へと高電圧信号を転送するこ とが可能になる。さらに、転送される電圧値はそのコントロールゲート上の電圧 によって制御される。したがって、読出動作中、ワード線に印加される電圧は第 3の読出電圧ポンプの出力上の電圧に制限される。 第3の読出電圧ポンプの出力上の電圧レベルは、ポンプの出力電圧を監視する 帰還回路が調整する。第3の読出電圧ポンプからの出力電圧が予め定められた電 圧範囲を上回ると、帰還回路が第3の読出電圧ポンプをディスエーブルして、ポ ンプがリークトランジスタを介して放電を開始するのを可能にする。クランプダ イオードがしかし、第3の読出電圧ポンプがVccを下回るまで放電することを許 さない。電圧レベルが前記予め定められた電圧範囲内に落ちると、帰還回路が再 び第3の読出電圧ポンプをイネーブルして、その小さなリークトランジスタをデ ィスエーブルする。 図面の簡単な説明 図1は、この発明に従ったメモリのブロック図である。 図2は、図1に示される読出ワード線バイアス回路の内部図である。 図3は、この発明に従ったワード線アドレスデコード方法の略図である。 図4は、この発明に従った、読出動作中にワード線に高電圧を転送するための 好ましい回路の機能ブロック図である。 図5は、この発明に従った、図4に示される高電圧デコーダのブロック図であ る。 図6は、この発明に従った出力ドライバのブロック図である。 本発明実行の最良モード 図1を参照して、多数のメモリセルが行および列に配列されて、メモリコアア レイ36を形成する。メモリセルは、メモリセルの行を選択するワード線と、メ モリセルの列を選択するビット線によって、アドレス指定が可能である。アドレ ス指定されたメモリセルは、ワード線とビット線との交点に位置する。各メモリ セルは、メモリセルの1つの行、またはワード線を識別するX−アドレスと、メ モリセルの1つの列、またはビット線を識別するY−アドレスという、2つのグ ループに分割される数値アドレスを有する。X−アドレス線AXはX−デコーダ 30に送られてワード線が選択され、Y−アドレスはY−デコーダ38によって デコードされてビット線が選択される。メモリセルが選択されると、その選択さ れたメモリセルの電流がセンスアンプ40によって基準電流と比較される。もし 選択されたセルが消去されるものと識別されると、予め定められた第1の論理レ ベル、ハイまたはローが、入出力ドライバ42の組に送られる。選択されたセル が書込まれるものと識別されると、前記第1の論理レベルとは反対の第2の論理 レベルが、入出力ドライバ42に送られる。 この発明はさらに、Vccが好ましくは2.7Vないし3.6Vの低電圧条件に セットされている場合の読出動作中に、ワード線に印加されるバイアスレベルま たは電圧レベルをVcc、すなわち入力電源信号よりも高いレベルに上昇させるた めの回路を組込む。Vccが4.5Vまたはそれ以上の標準5V電圧条件にセット されているときには、ワード線のバイアスレベルを上昇させるための上述の組込 まれた回路は不活性化され、メモリは直接Vccを使用してワード線をバイアスす る。 図1を参照して、高Vcc電圧検出器11はVcc電源レールを監視する。もしVcc が低電圧条件にセットされると、高Vcc電圧検出器11が読出ワード線バイア ス回路12をイネーブルして、これが2つの信号、PHVおよびRGPVを出力 する。信号PHVおよび信号RGPVの両方はVccよりも高い電圧値を有し、互 いに等しくされてもよいが、好ましくは信号PHVが信号RGPVよりも高い電 圧を有するようにされる。 図2で、この発明に従った読出ワード線バイアス回路12の内部図は、2つの 別個の電圧ポンプ、すなわち、ポンプ高電圧信号PHVを生成するための読出ワ ード線ポンプ48、および読出ゲートポンプ電圧信号RGPVを生成するための 読出ゲートポンプ44を含む。しかし、もし信号PHVおよびRGPVが同じ値 を有するようにすれば、電圧ポンプ48および44を単一の電圧ポンプと置換し てもよい。読出ワード線ポンプ48と読出ゲートポンプ44の両方が、両電圧ポ ンプのチャージポンピング周波数を制御する、温度に反応しない読出発振器46 から制御入力を受取る。読出ワード線バイアス回路12内の3つのコンポーネン ト、すなわち、温度に反応しない読出発振器46、読出ワード線ポンプ48、お よび読出ゲートポンプ44のすべてが、高Vcc電圧検出器11からイネーブル入 力を受取る。 図1を参照して、信号PHVは、好ましくは7Vの値を有するようにされて、 高電圧デコーダ25およびプログラムポンプ23の出力に直接接続される。プロ グラムポンプ23からの出力は読出ワード線バイアス回路12からの出力よりも 高いかもしれないが、読出ワード線バイアス回路12は入力ピン(図示せず)に よって決定されるように読出動作中にのみアクティブであり、一方プログラムポ ンプ23は同じ入力ピンによって決定されるようにプログラム動作中にのみアク ティブであるので、偶発的な問題が発生することはない。信号RGPVは、好ま しくは4.5Vの電圧を有し、電圧ラッチバンク34を介して1組のパスデバイ ス35の制御入力へと送られる。 X−デコーダ30は、ワード線アドレスAXを2つの組の信号にデコードする 。すなわち、1つはX−高電圧XHVであって、これは高電圧デコーダ25に送 られ、他方はX−パスデバイスXPDであって、これは電圧ラッチバンク34お よびパスデバイス35に送られる。高電圧デコーダ25は、XHVラインに応答 して、ポンピングされた高電圧ラインPHVをその出力ラインDVのうちの1つ に転送する。電圧ラッチバンク34は、読出ゲートポンプ電圧信号RGPVを、 XPDラインによって決定されるように、その出力のうちの1つに転送する。パ スデバイス35はしたがって、DVラインのうちの1つに沿ってPHV信号を、 電圧ラッチバンク34からの出力のうちの1つに沿ってRGPV信号を受取る。 その後パスデバイス35は、DVラインの1つであって信号PHVを搬送するラ インを、電圧ラッチバンク34およびXPDラインによって決定されるように単 一のワード線に結合する。パスデバイス35はしかし、その出力、すなわちワー ド線の電圧を、RGPVと類似の電圧に制限するようにされている。このため、 選択されたワード線はおよそ4.5VのRGPVと類似の電圧値を受取る。 VS発生器29は、高電圧デコーダ25およびパスデバイス35の適正な動作 に必要な、接地よりも僅かに高い電圧を出力するが、これについては以下に説明 する。 図3に示されるように、好ましいワード線デコード方法は複数のデコード段か らなる。X−デコーダ30は、ワード線アドレス、AX0〜AXmを2つのグル ープに分離する。アドレス線AX0およびAX1からなる第1のグループはXH Vデコーダ27に送られ、これが2−4デコーダとして作用して4つの出力信号 、XHV0〜XHV3を生成する。アドレス線AX2〜AXmからなる第2のグ ループはXPDデコーダ28に送られ、その出力信号XPD0〜XPDnが電圧 ラッチバンク34およびパスデバイス35に送られる。 パスデバイス35は、高電圧デコーダ25、電圧ラッチバンク34、およびX PDデコーダ28により、ラインPHVをワード線に結合する。信号XHV0〜 XHV3は高電圧デコーダ25に送られるが、これは信号PHVを、信号XHV 0〜XHV3の指定に応じてその4つの出力DV0〜DV3のうちの1つに転送 する。高電圧デコーダの4つの出力、DV0〜DV3の各々は、パスデバイスP A0〜PAnおよびPB0〜PBnによって、n本のワード線のグループに選択 的に結合される。たとえば、ラインDV0は、ワード線WL00〜WL0nに選 択的に結合され、ラインDV3はワード線WL30〜WL3nに結合され得る。 パスデバイス35はさらに、DV0〜DV3の各グループから1本ずつワード線 をとってそれを4本ずつの組にまとめるが、これは電圧ラッチバンク34内の電 圧ラッチによってひとまとめとして選択され得る。したがって、XHVデコーダ 27は、n本のワード線の4つのグループのうちから、4つの高電圧デコーダ出 力DV0〜DV3のうちの1つに結合された1つのグループを選択し、その後、 XPDデコーダ28が、その選択されたワード線のグループ内から単一のワード 線を選択する。XPDデコーダは、電圧ラッチバンク34内から、それぞれ31 〜33の符号を付された電圧ラッチVL0〜VLnのうちの単一の電圧ラッチを 活性化し、これが、信号RGPVを対応するPAパスデバイスのコントロールゲ ートに転送し、一方、信号XPD1〜XPDnは残りの選択されなかったワード 線をVS発生器29に結合する。 好ましいデコード方法内のPAパスデバイスは、0Vのしきい値電圧を有する 固有n型パストランジスタを含む。このため、PAパスデバイスは、完全に「オ フ」の状態にあるために、ソース電極に正の電圧が印加されなくてはならない。 このことは以下に説明する。したがって、VS発生器29が接地電位よりも僅か に高いVS信号を出力し、これが対応するPBパスデバイスによってPAパスデ バイスのソース電極に印加される。もし信号VSが、選択されなかったPAパス デバイスのソース電極に印加されなければ、選択されなかったPAパスデバイス の各々は、それが電流を有さずにオフであるべきときに、少量の導通電流、また はリーク電流を有してしまう。1本のワード線をデコードするのにかなりの数の PAパスデバイスが使用され得るため、選択されなかったPAパスデバイスのす べてから出るリーク電流をまとめると、受け入れ難いほど大量の電力損失につな がる。 再び図1を参照して、もしVccが4.5Vまたはそれ以上の標準電圧条件にセ ットされると、高Vcc電圧検出器11が読出ワード線バイアス回路12をディス エーブルし、これによりPHV信号およびRGPV信号が放電を開始する。標準 5V電圧条件の間、高電圧デコーダ25およびパスデバイス35をVcc電源レー ルに結合するために、クランプダイオード20および24が信号RGPVおよび PHVをそれぞれVccにクランプし、そこで両信号はVccと類似の値に下がるま で放電する。 図4を参照して、読出動作中にワード線に高電圧を転送する好ましい方法に関 する説明を簡潔にするために、高電圧デコーダ出力DV0〜DV3ごとに単一の ワード線WL0n〜WL3nのみを示す。ここで、図2の読出ワード線ポンプ4 8が、2つの読出ワード線ポンプ17および18に置換えられている。高Vcc電 圧検出器11はVccの電圧レベルを監視する。Vccが予め定められた低電圧範囲 、好ましくは2.7ボルトないし3.6ボルトにセットされている限り、高Vcc 電圧検出器11が低電力状態信号LPSをハイにして、2つの読出ワード線電圧 ポンプ17および18、読出ゲート電圧ポンプ19、読出発振器13、ならびに 温度に反応しない電流源15をイネーブルする。温度に反応しない電流源15は 制御信号VMIRを出力し、これは読出発振器13の周波数を直接制御する。も しVccが予め定められた高電圧範囲、好ましくは4.5Vまたはそれ以上に上げ ら れると、つまりこれは、ワード線をVccから直接充電できることを意味するが、 その場合には高Vcc電圧検出器11がLPS信号をローにして、それにより3つ の読出電圧ポンプ17〜19のすべてと、読出発振器13と、温度に反応しない 電流源15とがディスエーブルされる。 信号AX0、AX1、およびXPDnは、メモリセルの1つの行を識別する1 つのワード線に対応する、部分的にプレデコードされたメモリセルのアドレスの 一部分である。信号AX0およびAX1はXHVデコーダ27に送られ、これは 4つのデコードされた信号XHV0〜XHV3を生成する。信号XHV0〜XH V3は高電圧デコーダ25を制御し、これがその4つの出力DV0〜DV3のう ちの1つにポンプ高電圧ラインPHVを選択的に転送して、残りの3つの出力上 にVS接地信号を置く。 VS接地線は、正味の接地よりもわずかに高い電圧電位、好ましくは0.3V を有する。これはVS発生器29によって生成され、固有n型パスデバイスPA n等の固有n型トランジスタの正確な動作を確実にするために使用される。 ゼロボルトよりも高いしきい値電圧、典型的に1ボルトを有する普通のエンハ ンスメントモードn型トランジスタとは違って、固有n型トランジスタはゼロボ ルトのしきい値電圧を有する。通常の動作条件下で、ソースが接地された普通の エンハンスメントモードn型トランジスタであれば、ゼロボルトをコントロール ゲートに印加することにより、完全に「オフ」の状態に置かれるであろう。しか しながら、コントロールゲートにゼロボルトが印加された固有n型トランジスタ は、同じ条件下でも完全に「オフ」状態にはならない。n型トランジスタでは、 多数電流キャリアは電子であって、これは反転層が存在するときには本来的に、 より低い電位の電極、すなわちソースから、より高い電位の電極、すなわちドレ インに移動する。固有n型パスデバイスPAnの場合には、高電圧デコーダの出 力、DV0〜DV3、に接続されたトランジスタ電極は、他の電極よりも高い電 位を有するであろう。これは、高電圧デコーダの出力、DV0〜DV3に接続さ れた電極がドレインであり、したがって他方の電極がソースであることを意味す る。トランジスタが完全に「オフ」の状態になるために必要な要件のうちの1つ は、コントロールゲートからソース電極への電圧がトランジスタのしきい値電圧 よりも低くなくてはならないということである。固有n型トランジスタの場合、 しきい値電圧はゼロボルトであり、このためコントロールゲートからソース電極 には負の電圧が必要となる。ゼロボルトがコントロールゲートに印加されるとき に負の電圧が存在するためには、ソース電極はゼロボルトよりも高い電位に上げ られなくてはならない。ソース電極の電圧をVSラインの値、すなわち0.3V に上げることにより、−0.3Vの電圧降下がコントロールゲートからソース電 極に生じる。この電圧降下は固有n型トランジスタのしきい値電圧よりも低く、 したがって、固有n型パスデバイスPAnが所望の完全に「オフ」の状態に置か れる。 読出発振器13はアクティブである場合には、いかなる温度またはVccレベル の変動が起ころうとも、比較的一定の周波数を維持する。これは、読出発振器1 3の周波数を直接制御する、温度に反応しない電流源15のためである。読出発 振器13の周波数があまり変動しないので、その消費電力もあまり変わらない。 読出発振器13は、3つの読出電圧ポンプ17〜19のすべてのポンピング動作 を制御する、信号OSC1〜OSC3を生成する。 読出電圧ポンプ17〜19の各々は、その制御信号、OSC1〜OSC3がハ イであるときには常に、対応する内部蓄積キャパシタに電荷を置く。第1および 第2の読出ワード線電圧ポンプ17および18は合わせて、ポンプ高電圧ライン PHV上に高電圧を生成し、これは高電圧デコーダ25およびパスデバイス35 を介してワード線、WL0n〜WL3nに転送される。読出ゲート電圧ポンプ1 9は高電圧信号RGPVを生成し、これは電圧ラッチVLn33を介して各固有 パスデバイスPAnのコントロールゲートに印加される。 エネルギを節減するために、メモリは読出されていないときには待機モードに 入り、この間メモリは読出発振器13、温度に反応しない電流源15、および読 出電圧ポンプ17〜19等の必須でない回路をターンオフする。システムユーザ が読出命令を発すると、メモリは上述の読出発振器13、温度に反応しない電流 源15、および読出電圧ポンプ17〜19を含む、読出動作に必要な回路すべて をターンオンしなくてはならない。これらのデバイスが活性化される速度は、メ モリの読出アクセス時間に大いに影響を及ぼす。読出発振器は、最初に活性化さ れる際に、そのサイクルのローの半分から開始するかもしれない。読出電圧ポン プ17〜19が読出発振器のサイクルのローの半分の間に電荷を集めて、読出発 振器のサイクルのハイの半分の間に、その集めた電荷を内部蓄積キャパシタに、 その出力上の電圧を上昇させるのに使用するために転送したのであっては、その 蓄積キャパシタは、読出発振器の最初のサイクルの最高半分の間、電荷を全く受 取らないことになる。 この理由から、読出発振器13から読出ワード線電圧ポンプ17および18に 送られる制御信号、それぞれOSC1およびOSC2は、同様の周波数だが反対 の位相である。つまり、OSC1がハイのときにOSC2はローであり、OSC 2がハイのときにはOSC1はローである。このため、2つの読出ワード線電圧 ポンプのうちの1つ、17または18が、読出発振器のサイクルのどちらかの半 分の間にその内部蓄積キャパシタに電荷を転送する。したがって、2つの読出ワ ード線電圧ポンプのうちの1つ、17または18が、読出発振器13の最初の活 性化と同時に、その出力上への電荷の転送を開始し、これによりメモリがより素 早く読出命令に応答するのを助け、メモリの読出アクセス時間を減じる。 読出ワード線電圧ポンプ17および18の出力が結合されて、ポンプ高電圧信 号、PHVが形成され、これは高電圧デコーダ25に接続される。読出ワード線 電圧ポンプ17および18が不活性化されているときには、ラインPHVは、ク ランプダイオード24を形成するように構成された固有n型トランジスタを介し て、Vccに放電することが可能である。独立したプログラミングポンプ23は、 それ自身のプログラミング発振器(図示せず)を有し、プログラミング動作中に のみ使用されるが、この出力もまた同じPHV信号に結合されている。この点が 、読出ワード線電圧とプログラムワード線電圧とが異なる信号経路をたどる、先 行技術の大半とは違うところである。 先に述べたように、高電圧デコーダ25は、その入力VS信号およびデコード された入力信号XHV0〜XHV3によって決定されるように、その4つの出力 、DV0〜DV3のうちの1つにPHV信号を転送し、他の3つの出力にVS信 号を置く。XHV0〜XHV3信号は、どんな場合にも一度に1つのみがハイで あり、したがってもしXHV0がハイであれば、PHVはDV0に転送され、X H V1がハイであれば、PHVはDV1に、以下XHV3まで同様に転送される。 図5に示されるように、高電圧デコーダ25は4つのユニット51〜54を含 み、各ユニットは、高電圧ラッチ37、ワンショット回路39、インバータ41 、エンハンスメントモードn型トランジスタ47、ならびに2つの固有n型トラ ンジスタ43および45を含む。PHV信号は各高電圧ラッチ37および、各対 応する固有n型トランジスタ43のドレインに接続される。XHV0等のデコー ドされた信号は、ハイであるときには高電圧ラッチ37を活性化し、これがPH V信号を固有n型トランジスタ43のコントロールゲートに転送する。 PHV信号を最小限の歪みで固有n型トランジスタ43のドレイン電極からそ のソース電極に、すなわち信号DV0に通過させるには、同じPHV信号がその 固有n型トランジスタ43のコントロールゲートに印加されなくてはならない。 トランジスタがアクティブ「オン」状態にあるために必要な要件の1つは、トラ ンジスタのコントロールゲートからソース電極への電圧がそのトランジスタのし きい値電圧と等しいかまたはそれよりも大きくなくてはならないことである。こ の発明の場合、固有n型トランジスタ43のしきい値電圧はゼロボルトであって 、したがってコントロールゲート電圧はソース電圧と少なくとも等しくまたはそ れ以上でなくてはならない。したがって、もしPHVの電圧値をドレイン電極か らソース電極へと妨げられずに送るのであれば、コントロールゲート上の電圧値 もまたPHVに等しくなくてはならない。 デコードされた信号XHV0もまた、ワンショット回路39およびインバータ 41に接続される。XHV0ラインが最初に高電圧ラッチ37をイネーブルして から、高電圧ラッチ37および固有n型トランジスタ43がPHV信号を固有n 型トランジスタ43のドレインからそのソースに、すなわちDV0ラインに転送 し始めるまでの間には、固有の時間遅延が存在する。さらに、PHV信号は、そ の電圧をVccよりも高い値にポンピングするのに、ある定まった量の時間を必要 とする。 ワンショット回路39およびインバータ41の目的は、DV0ラインをVccに までプリチャージし、その後高電圧ラッチ37および固有n型トランジスタ43 に制御を転送することにより、それらがDV0ラインをVccよりも高い値に充電 し続けることができるようにすることである。XHV0上にハイ信号があると、 インバータ41はトランジスタ47上にロー信号を置き、そのためトランジスタ 47がラインDV0をラインVSから分離する。加えて、XHV0上のハイ信号 は、ワンショット回路39を活性化し、これによりワンショット回路39が固有 n型トランジスタ45のコントロールゲート上に予め定められた持続期間のハイ 信号パルスを発するようにする。このハイパルスは、パルスの持続期間中、DV 0ラインをVcc電源レールに電気的に結合し、それによりDV0ラインをVccに まで充電する。もし高電圧ラッチ37および固有パスデバイス43が、ワンショ ット回路がトランジスタ45上にハイパルスを有する間に、Vccよりも高電位の PHV信号をDV0ラインに転送し始めると、PHV信号もまたラインDV0お よびトランジスタ45を介してVccに電気的に結合される。これにより、ライン PHVがDV0ラインをVccよりも高い値に充電することが避けられる。したが って、ワンショット回路39のアクティブハイパルスの持続期間は、DV0ライ ンをVccにまでプリチャージするには十分長いが、ラインPHVがVccよりも高 い値にまでポンピングされるまでにターンオフされるほどに十分短くなくてはな らない。 もし反対に、デコードされた信号ラインXHV0がロー信号を有する、つまり それが選択されないときには、ワンショット回路39は固有n型トランジスタ4 5上に一定のロー信号を維持し、ハイパルスを発することはない。同様に、高電 圧ラッチ37も固有n型トランジスタ43上に一定のロー信号を維持し、PHV 信号をトランジスタ43のコントロールゲートに転送することはない。 固有n型トランジスタ43および45は、コントロールゲート上にロー信号、 すなわち0Vを有しても、必ずしも完全に「オフ」状態に置かれるわけではない 。これらのデバイスを適正にターンオフするために、それらのソース電極は、そ れらのコントロールゲートよりもより高い電位でなくてはならない。この目的の ために、インバータ41がハイ信号をトランジスタ47に印加し、約0.3Vの 電圧値を搬送するラインVSを、ラインDV0に、および結果として固有n型ト ランジスタ43および45のソース電極に結合する。 したがって、高電圧デコーダ25の出力、DV0〜DV3のうちの1つが、P HVと類似の電圧値を有し、他の3つの出力が、VSに類似の電圧値を有するこ とになる。 しかしながら、図4に示されるように、ラインDV0〜DV3は、ワード線W L0n〜WL3nに転送できるようになる前に、まず、対応する固有n型パスデ バイスPAnのうちの1つを通過しなくてはならない。固有n型パスデバイスP Anはそのコントロールゲート信号を、電圧ラッチVLn、33から受取り、電 圧ラッチVLn、33はその入力を、読出ゲート電圧ポンプ19およびプレデコ ードされたX−パスデバイスアドレス信号XPDnから受取る。 読出ワード線電圧ポンプ17および18同様、読出ゲート電圧ポンプ19も、 その制御信号OSC3を読出発振器13から、イネーブル信号LPSを高Vcc電 圧検出器11から受取る。しかし、読出ゲート電圧ポンプ19はまた、付加的な イネーブル信号CLMPをフィードバック制御電圧クランプ21から受取り、そ の出力値をその読出ゲートポンプ電圧線RGPVに置く。その出力RGPVは、 電圧ラッチVLnばかりでなく、フィードバック制御電圧クランプ21にも送ら れる。 読出動作中、ワード線WL0n〜WL3n上の電圧が、したがってメモリセル 上の電圧が、5.5ボルトよりもはるかに高くならないことが重要である。さも なければメモリセルは誤ったデータを与えるかまたは、セルに記憶されたデータ が変更されてしまうおそれがある。以下に説明するように、ワード線WL0n〜 WL3n上の電圧は、RGPVライン上の電圧と実質的に同じにされなくてはな らない。したがって、ラインRGPV上の電圧レベルは、フィードバック制御電 圧クランプ21、クランプダイオード20、インバータ26およびリークトラン ジスタ22によって、好ましくは3.5Vないし5.5Vの予め定められた電圧 範囲に調整される。 フィードバック制御電圧クランプ21は、図示しない電圧検出器を含み、RG PV上の電圧が3.5ボルトないし5.5ボルトの予め定められた好ましい電圧 範囲を上回ったときには、フィードバック制御電圧クランプ21がCLMPライ ン上にロー信号を発する。読出ゲート電圧ポンプ19上にこのローCLMP信号 があることにより、それがOSC3制御信号を内部で無効にし、したがってポン プが止まる。これにより、ラインRGPVがリークトランジスタ22を介して低 電圧に放電を開始することが可能となる。トランジスタ22のゲートは、CLM Pラインからの入力を有するインバータ26の出力によって制御される。リーク トランジスタ22は、ラインRGPVの放電の速度を増して、ラインRGPVが メモリセルにとって有害なほど高い電圧にある期間を減ずる。クランプダイオー ド20は固有n型トランジスタから構成されるが、これはラインRGPVがVcc を下回るように放電するのを防ぐ。RGPVが上述の予め定められた電圧範囲に 落ちると、フィードバック制御電圧クランプ21が、CLMPライン上にハイ信 号を印加することにより、読出ゲート電圧ポンプ19を再び活性化し、これはま たリークトランジスタ22をターンオフする。読出ゲート電圧ポンプ19の出力 が予め定められた値を上回ったときにそのポンプを不活性化するのに、電圧ポン プをクランプするための通常の先行技術の方法のように上限クランプダイオード を使用するのではなく、フィードバック制御電圧クランプ21を使用することに より、メモリの消費電力が減少する。もし上限クランプダイオードを使用すれば 、読出ゲートポンプ19は読出動作中常にアクティブでなくてはならない。ライ ンRGPV上の電圧はたとえば5.5Vにクランプされるので、読出ゲートポン プ19によって生成された過剰な電荷はすべて、ラインRGPVを充電するので はなく、Vcc電源レールに無駄に送られてしまうであろう。 ラインXPDn上のロー信号により、電圧ラッチVLn、33はラインRGP V上の電圧を固有n型パスデバイスPAnのコントロールゲートに転送し、さら に、パスデバイスPBnがターンオフして、ワード線WL0n〜WL3nをVS 発生器29から分離する。固有n型パスデバイスPAnは固有n型トランジスタ であるため、上に説明したように、それらがアクティブ「オン」状態にあるとき には、それらのソース電極上の電圧はコントロールゲート上の電圧よりも高くな り得ない。したがって、それらのドレイン電極、ラインDV0〜DV3上の電圧 がコントロールゲート上の電圧よりもはるかに高い場合にも、そのドレイン電極 、DV0〜DV3からそのソース電極、WL0n〜WL3nに転送される電圧値 は、そのコントロールゲート上の電圧値に制限される。このようにして、ワード 線、WL0〜WL3上の電圧レベルは、ラインRGPVと同じレベルにクランプ され る。 また、ラインPHV上の電圧は、ラインDV0〜DV3のうちの1つに転送さ れる前に、XHVデコーダ27がラインAX0およびAX1をデコードするのを 、かつ、高電圧デコーダ25が出力を選択するのを、待たなくてはならない。こ れに対し、ラインRGPV上の電圧は、XPDnラインがローになるや否や、電 圧ラッチVLn、33を介して固有n型パスデバイスPAnのコントロールゲー トに直接転送される。その結果、電圧ラッチVLnの出力を固有n型パスデバイ スPAnのコントロールゲートに接続しているラインは、最初は、DV0〜DV 3ラインよりも高い電位である。このため、DV0〜DV3信号は、対応するW L0n〜WN3n信号に、より素早く転送される。 もしXPDnラインがハイであれば、電圧ラッチVLnはその出力に0Vを置 く。さらに、XPDn上のハイ信号により、パスデバイスPBn35が、ライン VSをワード線WL0n〜WL3nに結合する。これは、ラインWL0n〜WL 3n上の電圧をVSの値に下げるばかりでなく、上述のように、固有n型パスデ バイスPAnを適正にターンオフして、そのパスデバイスからの電流のリークを 排除するのに必要である。 この発明に従ったメモリは、2.7ボルトないし3.6ボルトの低電圧Vcc範 囲および4.5ボルトまたはそれ以上の標準5V Vcc範囲のどちらでも機能す るように意図されているため、出力信号ごとに2つの出力ドライバを組込む。図 6を参照して、第1の出力ドライバ55は第2の出力ドライバ57よりも大型に 作られているが、どちらもコモンデータ信号、DATA_OUTを受取り、これ はメモリのOUTPUT(出力)リード線上に置かれる。第1の大型の出力ドラ イバ55は、メモリが低電圧Vcc条件下で動作するときに使用され、第2の小型 の出力ドライバ57は、メモリが4.5Vまたはそれ以上の標準Vcc条件下で動 作するときに使用される。小型の出力ドライバ57の方が、大型の出力ドライバ 55よりも、立上がりおよび立下がり時間により遅いスルーレートを示す。これ により、より速いスルーレートを有する大型の出力ドライバ55が同じ標準Vcc 条件下で使用された場合には生ずるであろうリンギングおよび信号バウンシング という雑音の問題が減じられる。確実に一度に1つの出力ドライバのみがアクテ ィブになるように、両方が同じLPSイネーブル信号を受取るが、第1の出力ド ライバ55はアクティブハイイネーブルであり、第2の出力ドライバ57はアク ティブローイネーブルである。したがって、LPSがハイのとき、つまりメモリ が低電圧Vcc条件下にある場合には、第1の大きい方の出力ドライバ55がイネ ーブルされて第2の出力ドライバ57はディスエーブルされる。反対に、LPS がローである場合、つまりメモリが標準5V Vcc条件下である場合には、第2 の小さい方の出力ドライバ57がイネーブルされて第1の出力ドライバ55はデ ィスエーブルされる。 この発明は低電圧EPROMに適用されるものとして開示されているが、出力 リード線ごとに第2の、より遅い出力ドライバを組込むことにより、低電圧メモ リを標準5V Vccコンポーネントとインタフェースするための手段、および、 読出動作中にワード線の内部電圧レベルをVccよりも高い値に素早く上昇させる ことにより、低電圧Vcc条件下の前記メモリの読出アクセス時間を向上させるた めの手段が、この発明そのものである。当業者は、この発明を大きく逸脱するこ となく、ワード線を使用して記憶セルを選択しかつ対応するビット線を通る電流 を測定することにより前記記憶セルの状態を判定する、他の低電圧メモリにこの 発明を応用できるであろう。たとえば、この発明は低電圧EEPROMまたは低 電圧フラッシュEEPROMに適用が可能である。これらのメモリの両方が、E PROM内で使用されたのと同様の、ワード線およびビット線を使ってトランジ スタを活性化し、それによって、記憶された情報をビット線上の電流の関数とし て読出すという、データビットアクセス方法を共有する。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項 【提出日】1996年10月28日 【補正内容】 請求の範囲 1.低電圧メモリであって、 電源信号を受取るための手段と、 各行がワード線によって識別されかつ各列がビット線によって識別される不揮 発性メモリセルの行と列のメモリアレイとを含み、前記不揮発性メモリセルの各 々は前記ワード線の1つおよび前記ビット線の1つによってアドレス指定が可能 であり、前記ビット線はセンスアンプを介して出力駆動回路に結合され、さらに 、 読出動作に応答して高電圧リード線に電圧を生成するのに有効な読出電圧ポン プ回路を含み、前記高電圧リード線は前記ワード線のうちの1つに結合される、 メモリ。 2.前記高電圧リード線が前記電源信号よりも大きい電圧を有さないことに応 じて、前記高電圧リード線を前記電源信号に結合するためのクランプダイオード をさらに含む、請求項1に記載のメモリ。 3.前記読出電圧ポンプ回路は互いに関連して作動する第1の読出電圧ポンプ と第2の読出電圧ポンプとを含み、前記第1の読出電圧ポンプは第1の出力信号 を有しかつ第2の読出電圧ポンプは第2の出力信号を有し、前記第1の出力信号 は前記第2の出力信号と位相が違い、前記第1および第2の出力信号は前記高電 圧リード線に結合される、請求項1に記載のメモリ。 4.前記第1の出力信号は前記第2の出力信号と実質的に反対の位相である、 請求項3に記載のメモリ。 5.発振器をさらに含み、前記第1の読出電圧ポンプは前記発振器から第1の 制御信号を受取りかつ前記第2の読出電圧ポンプは前記発振器から第2の制御信 号を受取り、前記第2の制御信号は前記第1の制御信号と実質的に反対の位相で ある、請求項3に記載のメモリ。 6.前記高電圧リード線はパスデバイスを介して前記1つのワード線に結合さ れる、請求項1に記載のメモリ。 7.前記パスデバイスはゼロボルトのしきい値電圧を有するトランジスタを含 む、請求項6に記載のメモリ。 8.前記パスデバイスに結合されて前記パスデバイスの適正な不活性化を確実 にするための低電圧生成回路をさらに含む、請求項7に記載のメモリ。 9.読出動作に応答しかつ第2の高電圧リード線を有する第2の読出電圧ポン プ回路をさらに含み、前記第2の高電圧リード線は前記パスデバイスの入力に結 合され、前記入力は前記パスデバイスを選択するのに有効である、請求項6に記 載のメモリ。 10.前記第2の高電圧リード線が前記電源信号よりも大きい電圧を有さない ことに応じて、前記第2の高電圧リード線を前記電源信号に結合するためのクラ ンプダイオードをさらに含む、請求項9に記載のメモリ。 11.前記パスデバイスは前記1つのワード線上の電圧を、前記第2の高電圧 リード線上の電位と実質的に同じ値に制限する、請求項9に記載のメモリ。 12.前記第2の高電圧リード線を監視するための電圧レベル検出器をさらに 含み、前記電圧レベル検出器は、前記第2の高電圧リード線が予め定められた値 よりも低い電圧を有さないことに応答して、前記第2の読出電圧ポンプ回路を不 活性化するのに有効である、請求項9に記載のメモリ。 13.前記電圧レベル検出器が前記第2の読出電圧ポンプ回路を不活性化する ことに応答して、前記第2の高電圧リード線から電荷を取除くための電流リーク 手段をさらに含む、請求項12に記載のメモリ。 14.前記電流リーク手段は、前記第2の高電圧リード線を前記予め定められ た値よりもより低い電位の電圧蓄電層に選択的に結合するMOSトランジスタを 含む、請求項13に記載のメモリ。 15.前記高電圧リード線を受取りかつ複数のデコーダ制御信号を受取る高電 圧デコーダをさらに含み、前記高電圧デコーダは前記複数のデコーダ制御信号に 応じて前記高電圧リード線を前記1つのワード線に有効に結合し、前記高電圧デ コーダは、前記1つのワード線を前記高電圧リード線に結合するのに先立って前 記1つのワード線を前記電源信号に瞬間的に結合するための手段を有する、請求 項1に記載のメモリ。 16.前記1つのワード線を前記電源信号に瞬間的に結合するための前記手段 は、ワンショット回路およびスイッチング手段を含み、前記スイッチング手段は 前記ワンショット回路に応答して前記1つのワード線を前記電源信号に結合する のに有効であり、前記ワンショット回路は前記複数のデコーダ制御信号のうちの 少なくとも1つに応答する、請求項15に記載のメモリ。 17.前記電源信号を監視するための電圧検出手段をさらに含み、前記電圧検 出手段は、前記電源信号が予め定められた電圧値よりも小さい電圧を有さないこ とに応答して、前記読出電圧ポンプ回路をディスエーブルするのに有効である、 請求項1に記載のメモリ。 18.プログラム動作に応答し、かつ前記高電圧リード線上に前記電源信号よ りも高い第2の電圧を生成するのに有効なプログラム電圧ポンプをさらに含む、 請求項1に記載のメモリ。 19.読出動作に応答する発振器と温度に反応しない電流源とをさらに含み、 前記発振器は前記読出電圧ポンプ回路の入力に結合される出力を有し、前記温度 に反応しない電流源は前記発振器の周波数制御入力に結合される、請求項1に記 載のメモリ。 20.出力ピンをさらに含み、前記出力駆動回路は前記出力ピンを駆動するた めの第1および第2の出力ドライバを含み、前記第1および第2の出力ドライバ は共通の入力信号を受取りかつ前記第1および第2の出力ドライバは前記出力ピ ンに結合される出力信号を有し、前記第1の出力ドライバは前記第2の出力ドラ イバよりもより速い論理遷移スルーレートを有しかつ前記電源信号が予め定めら れた電圧値よりも低いときにイネーブルされ、前記第2の出力ドライバは前記電 源信号が前記予め定められた電圧値よりも高いときにイネーブルされる、請求項 1に記載のメモリ。 21.EPROM、EEPROM、およびフラッシュEEPROMからなるグ ループから選択される、請求項1に記載のメモリ。 22.低電圧不揮発性メモリであって、 電源信号を受取るための手段と、 前記電源信号に結合されて、各セルがワード線およびビット線によってアドレ ス指定が可能な不揮発性メモリセルの行と列のアレイとして構成されるメインメ モリコアと、 出力ピンを駆動するための出力駆動回路とを含み、前記ビット線のうちの1本 がセンスアンプおよぴ前記出力駆動回路を介して前記出力ピンに結合され、前記 出力駆動回路は第1の出力ドライバおよび第2の出力ドライバを含み、前記第1 および第2の出力ドライバは共通の入力信号を受取りかつ前記第1および第2の 出力ドライバは前記出力ピンに結合される出力信号を有し、前記第1の出力ドラ イバは前記第2の出力ドライバよりもより速い論理遷移スルーレートを有しかつ 前記電源信号が予め定められた電圧値よりも低いことに応じてイネーブルされ、 前記第2の出力ドライバは前記電源信号が前記予め定められた電圧値よりも高い ことに応じてイネーブルされる、メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フイ,エドワード・エス アメリカ合衆国、95014 カリフォルニア 州、クパーティノ、オリーブ・スプリン グ・コート、11679 (72)発明者 コーシュ,ジョージ・ジェイ アメリカ合衆国、94061 カリフォルニア 州、レッドウッド・シティ、エメラルド・ ヒル・ロード、618

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.低電圧不揮発性メモリであって、 各行がワード線によって識別されかつ各列がビット線によって識別されかつ各 セルがワード線およびビット線によってアドレス指定が可能な、不揮発性メモリ セルの行と列のメモリアレイを含み、前記ビット線はセンスアンプを介して出力 駆動回路に結合され、さらに、 前記アレイに関連した、読出動作を開始するための入力手段を含み、前記入力 手段は読出動作に応答する発振器に結合されかつ読出動作に応答する電圧ポンプ 回路に結合され、前記発振器は前記電圧ポンプ回路の周波数制御入力に結合され 、前記電圧ポンプ回路はワード線に結合される、メモリ。 2.前記発振器の周波数制御入力に結合された出力を有する、温度に反応しな い電流源によってさらに規定される、請求項1に記載のメモリ。 3.前記電圧ポンプ回路は互いに関連して作動する第1の読出電圧ポンプと第 2の読出電圧ポンプとを含み、前記第1の読出電圧ポンプは前記発振器から第1 の制御信号を受取りかつ前記第2の読出電圧ポンプは前記発振器から第2の制御 信号を受取り、前記第2の制御信号は前記第1の制御信号と反対の位相であり、 前記第1の読出電圧ポンプと前記第2の読出電圧ポンプとが共通の出力を有する 、請求項1に記載のメモリ。 4.前記電圧ポンプ回路は、高電圧デコーダおよびパスデバイスを介してワー ド線に結合される、請求項1に記載のメモリ。 5.読出動作に応答し、かつ電圧ラッチを介して前記パスデバイスの制御入力 に結合される第2の電圧ポンプ回路をさらに含む、請求項4に記載のメモリ。 6.前記第2の電圧ポンプ回路は、電圧レベル検出器の入力にさらに結合され て前記第2の電圧ポンプの出力信号を監視し、前記電圧レベル検出器は前記第2 の電圧ポンプ回路のイネーブル入力に結合されて前記出力信号が予め定められた 値を上回ると前記第2の電圧ポンプ回路を不活性化する、請求項5に記載のメモ リ。 7.前記パスデバイスはワード線上の電圧を、前記電圧レベル検出器によって 制御される前記第2の電圧ポンプ回路の前記出力信号と実質的に同じ値に制限す る、請求項6に記載のメモリ。 8.前記電圧レベル検出器が前記第2の電圧ポンプ回路を不活性化するときに 前記出力信号から電荷を取除くための被制御電流リーク手段をさらに含む、請求 項6に記載のメモリ。 9.前記被制御電流リーク手段はMOSトランジスタである、請求項8に記載 のメモリ。 10.前記パスデバイスは、ゼロボルトのしきい値電圧を有するn型MOSト ランジスタである、請求項4に記載のメモリ。 11.前記パスデバイスおよび前記高電圧デコーダの制御入力に結合されて前 記高電圧デコーダおよびパスデバイスの適正な不活性化を確実にするための低電 圧生成回路をさらに含む、請求項4に記載のメモリ。 12.前記高電圧デコーダは、複数の入力および出力信号の対を組込み、入力 および出力信号の各対の入力は、別個の対応するワンショット回路の入力に結合 され、かつ、入力および出力信号の各対の出力は、前記対応するワンショット回 路の出力に結合される、請求項4に記載のメモリ。 13.電源信号を受取るための第2の入力手段と、前記電源信号を監視するた めの電圧検出手段とをさらに含み、前記電圧検出手段は前記電源信号が予め定め られた電圧値を上回るときに、前記電圧ポンプ回路および前記発振器を選択的に ディスエーブルするために結合される、請求項1に記載のメモリ。 14.複数の出力ピンをさらに含み、前記出力駆動回路は出力ピンごとに第1 の出力ドライバおよび第2の出力ドライバを含み、前記第1の出力ドライバは対 応する出力ピンに結合される第1の出力信号を有し、かつ前記第2の出力ドライ バは同じ対応する出力ピンに結合される第2の出力信号を有し、前記第1および 第2の出力ドライバは共通の入力信号を受取り、前記第1の出力ドライバは前記 第2の出力ドライバよりもより速い立上がりおよび立下がりスルーレートを有し かつ前記電源信号が前記予め定められた電圧値を下回るとイネーブルされ、前記 第2の出力ドライバは前記電源信号が前記予め定められた電圧値を上回るとイネ ーブルされる、請求項13に記載のメモリ。 15.EPROM、EEPROM、およびフラッシュEEPROMからなるグ ループから選択される、請求項1に記載のメモリ。
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