JPH10506375A - カンプトセシン化合物の水溶性エステル - Google Patents

カンプトセシン化合物の水溶性エステル

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JPH10506375A JP8505140A JP50514096A JPH10506375A JP H10506375 A JPH10506375 A JP H10506375A JP 8505140 A JP8505140 A JP 8505140A JP 50514096 A JP50514096 A JP 50514096A JP H10506375 A JPH10506375 A JP H10506375A
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Abstract

(57)【要約】 カンプトセシン誘導体の20-位ヒドロキシル基のエステル化により無毒性のカンプトセシンプロドラッグが調製される。

Description

【発明の詳細な説明】 カンプトセシン化合物の水溶性エステル (発明の分野) 本発明は水溶性のカンプトセシン化合物に関する。特に、本発明はカンプトセ シン化合物の20位でヒドロキシル基をエステル化して無毒性の水溶性プロドラ ッグを形成することにより調製されるカンプトセシン化合物のエステルに関する 。 (背景となる議論) カンプトセシンは中国原産のカンプトセカ・アクミナータ(Camptotheca acum inata)木より単離される光学活性(20S)アルカロイドである。天然に既存 する化合物及びその誘導体は抗腫瘍活性を示す。カンプトセシンは以下に示され る構造を有する縮合環系である。 細胞毒性活性を向上させるため及び水溶性を向上させようと、A環及び/また はB環を変性させるために多くの合成の試みが成されてきた。 カンプトセシン及びカンプトセシン誘導体は、化学療法剤として用いることが 可能な細胞毒性化合物である。カンプトセシン化合物の細胞毒性活性は、これら 化合物のDNAとRNAの双方の合成を抑制し、哺乳類の細胞中でDNAの可逆 フラグメンテーシヨンを引き起こす能力によって生じると信じられている。カン プトセシン化合物は、超螺旋DNAを緩めることが知られている酵素DNAトポ イソメラーゼIを抑制する。この弛緩は、等価のトポイソメラーゼI−DNA錯体 の形成におけるDNA鎖の一つの破損によって起こる。カンプトセシン誘導体は 、“開裂可能錯体”と称される酵素DNA中間体を可逆に捕捉することにより機 能すると信じられている。シャン(Hsiang)ら、(1989),Cancer Research,49: 4385-4389。シャンらによって開発された開裂可能な錯体の分析は、カンプトセ シン化合物の細胞毒性活性を決定するための標準試験である。 残念ながら、カンプトセシン及び多くのカンプトセシン化合物は水に不溶であ る。このように水に不溶であることのために、カンプトセシンの投与は困難であ る。水溶性のカンプトセシン誘導体が、A及びB環を変性させ、またラクトンの E環を開裂することにより調製されている。例えば、米国特許4,981,96 8号、米国特許5,049,668号及び欧州特許0540,099号が参照さ れる。米国特許4,914,205号には、ラクトンのE環が開裂し、変性して アミドを形成しているプロドラッグタイプのカンプトセシン化合物が記載されて いる。米国特許4,943,579号には20位のヒドロキシル基がエステル化 され、注射された後に加水分解してカンプトセシン親化合物を形成するようなカ ンプトセシンプロドラッグを形成しているカンプトセシン化合物が記載されてい る。 高い抗腫瘍活性及び低い毒性を有する新規なカンプトセシン化合物の必要性は 依然としてある。 (発明の要旨) 従って、本発明の目的の一つは、それ自体無毒性であり生体内投与の後加水分 解によって再生成し、高い抗腫瘍活性をもつカンプトセシン化合物である。 (好ましい実施態様の詳細な説明) 本発明は、カンプトセシン化合物の20位でのヒドロキシル基のエステル化に より無毒性の水溶性プロドラッグが生成するという発見に基づく。このプロドラ ッグは、親カンプトセシン化合物自体が本質的により毒性であっても無毒性であ る。20位でのエステルの加水分解により、投与後に親カンプトセシン化合物が 再生成し、これによってカンプトセシン療法の間中に患者が経験する全毒物量が 減少する。 本発明のカンプトセシンエステルの毒性もしくは無毒性は、ネズミなどの、該 エステル化合物を投与された実験動物の体重減少を監視することによって評価す ることができる。本発明のエステル化合物についてここに用いた“無毒性”は、 R.I.ゲラン(R.I.Geran)、N.H.グリーンバーグ(N.H.Greenberg) 、M.M.マクドナルド(M.M.MacDonald)、A.M.シューマッハー(A.M .Schumacher)及びB.J.アボット(B.J.Abbott)によるCancer Chemother apy Reports,Part 3,Vol.3,No.2,1972年9月で、毒性が、4.0以上の体 重減少と定義されているプロトコル4、セクション4.301(b)(3)にお いて無毒性である化合物を意味する。 米国特許4,943,579号には、カンプトセシンの20位でのヒドロキシル 基のエステル化がいくつかのプロドラッグを形成することが記載されている。こ の特許にはさらに、このプロドラッグが水溶性で、加水分解によって親カンプト セシン化合物に転化されることが記載されている。驚くべきことに、ここに、2 0位でヒドロキシル基をエステル化することによって形成されるプロドラッグは 、投与の後、エステル化された誘導体が加水分解されて親カンプトセシン化合物 になるとしても、親カンプトセシン化合物の毒性とは逆に無毒性であることが発 見された。米国特許4,943,579号には、20位でヒドロキシル基をエステ ル化することによって形成されるプロドラッグが親化合物に対して無毒性である ことは示唆されていない。米国特許4,943,579号に記載の化合物は、本発 明の範囲には入らない。 本発明の化合物は、カンプトセシン化合物の20位のヒドロキシル基をエステ ル化することにより水溶性部分を含有するエステルを形成して調製される。通常 はカンプトセシン化合物を、まず、塩化メチレンもしくは他の不活性溶媒中に懸 濁させ、撹拌して冷却する。この冷却した混合物に、化学式HOOC-CHR9- NR1011もしくはHOOC-(CH2m-NR1011においてmが1〜6、好ま しくは2〜6の整数、R9が天然に既存するα-アミノ酸の側鎖の一つである酸を 1当量加える。R10及びR11は、個別に水素もしくはC1-8である。適切な側鎖 R9には、アミノ酸グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フ ェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ロイシン、アルギニン、ヒスチジ ン、アスパルタート、グルタマート、アスパラギン、グルタミン、システイン及 びメチオニンの側鎖である。特に好ましいエステルは、グルシナートエステルで ある 。ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)1当量とアミン塩基、好ましくは 第2級もしくは第3級アミンの触媒量とを、該混合物にさらに加えた後、完全に 反応するように撹拌する。あらゆる沈殿物を濾過によって除去し、溶媒を除去し た後、生成物を単離する。 遊離のアミンは、製薬用として許容される酸の添加により酸の付加塩に転化す ることができる。適切な酸には、無機酸及び有機酸のいずれもが含まれる。適切 な付加塩には、塩酸塩、硫酸塩、二リン酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、酢酸塩、 リンゴ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、桂皮酸塩、クエン酸塩、乳 酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、パルミトレイン酸塩( palmoate)、サリチル酸塩及びステアリン酸塩があるが、これらに限定されるも のではない。これらの塩は、適切な溶媒から結晶化させることにより精製するこ とができる。 カンプトセシン及びその誘導体は、20位に不斉炭素を有し、そのため2つの エナンチオマー形態、すなわち、(R)及び(S)立体配置で存在している。本 発明には、双方の鏡像異性体形態及びこれらの形態の全ての組み合わせが含まれ 、(RS)と表現されるラセミ混合物も含まれる。 利用可能なヒドロキシル基を有するあらゆるカンプトセシン化合物が、本発明 のエステル化合物の調製に使用可能である。適切なカンプトセシン化合物は、例 えば、米国特許4,894,456号、米国特許4,981,968号、米国特許5 ,053,512号、米国特許5,049,668号、米国特許5,106,742号 、米国特許5,180,722号、米国特許5,244,903号、米国特許5,2 27,380号、米国特許5,122,606号、米国特許5,122,526号、 米国特許5,225,404号、米国特許4,914,205号、米国特許4,54 5,880号、米国特許4,604,463号、米国特許4,473,692号、米 国特許4,031,098号、,欧州特許0 220 601号、欧州特許0 074 256号及び米国特許出願連番07/784,275及び07/826,729 (欧州特許0 540 099号)に記載されている。これらの米国特許出願及び 米国特許を、本発明のエステルを調製するために使用可能なカンプトセシン化合 物の説明をより完全にするために、ここに参考として取り込む。 本発明の方法において使用される、好ましいヒドロキシル基含有のカンプトセ シン化合物は、A環が9-,10-もしくは9-及び10,11-位で置換されてい るカンプトセシン誘導体である。適切な化合物は、以下に示す構造を有する。 上記の構造において、RはNO2、NH2、N3、水素、ハロゲン(F、Cl、 Br、I)、COOH、OH、O-C1-3アルキル、SH、S-C1-3アルキル、C N、CH2NH2、NH-C1-3アルキル、CH2-NH-C1-3アルキル、N(C1-3 アルキル)2、CH2N(C1-3アルキル)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N( CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2CH2N(CH2CH2OH)2 、O-、NH-及びS-CH2CH2N(CH2CH2CH2OH)2、O-、NH-及び S-CH2CH2CH2N(CH2CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2 N(C1-3アルキル)2、O-、NH-及びS-CH2CH2CH2N(C1-3アルキル )2、CHOもしくはC1-3アルキルである。好ましい化合物はRがハロゲン、ニ トロまたはアミノであるものである。 上記の構造において、Z1はH、C1-8アルキル、もしくはCH2NR12にお いて(a)R1及びR2が個別に水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7 シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル、(b)R1が水素、C1-6アルキル、C3-7 シクロアルキル、C3ー7シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒド ロキシ-C1-6アルキルもしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキルであり、R2が- COR3においてR3が水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、C3-7シ クロアルキル、C3-7シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロ キシ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル、もし くは (c)R1及びR2はその結合する窒素と共に、O、SもしくはNR4基を含有可 能な3員から7員の飽和複素環を形成し、このR4は水素、C1-6アルキル、ペル ハロ-C1-6アルキル、アリール、以下の、C1-6アルキル、ハロゲン、ニトロ、 アミノ、C1-6アルキルアミノ、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6ア ルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル及び-COR5におい てR5が水素、C1-6アルキル=ペルハロ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリ ール、及び一以上のC1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1- 6 アルキル、もしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキル基で置換されたアリールか らなる群より選択される一以上の置換基により置換されたアリールである。上記 の構造中、nは1または2の整数である。好ましいアリール基は、フェニル及び ナフチル基である。 本発明に使用可能な別の好ましいヒドロキシル基含有カンプトセシンは、下記 の構造を有する。 この構造において、R6はシアノ、ホルミル、ヒドロキシ、C1-8アルコキシ、 ニトロ、アミノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、アミノメチル、アジゾ、アミ ド、ヒドラジノ、OC(O)R7もしくはOC(O)NR78においてR7及びR8 が個別に水素もしくはC1-8アルキルであり、Z1は既に述べたとおりである。 これら好ましい化合物の調製は、米国特許4,894,456号、米国特許5, 180,722号及び欧州特許0 540,099号に記載されている。 本発明のカンプトセシンエステルのE環は、下記においてm、R9、R10、R1 1 が既に述べた定義を有する構造の一つを有する。 生体内における環外エステル結合の加水分解により、ヒドロキシル基含有の親 カンプトセシン化合物が再生成する。 本発明のカンプトセシンプロドラッグ化合物は、生体内での加水分解の後に酵 素トポイソメラーゼIを抑制するのに効果的な投与量で投与される。これらの効 果的な量とは、通常、1週間に体重1kgあたり1〜80mg、好ましくは1週間に 体重1kgあたり2〜40mgである。本発明のプロドラッグ化合物は、本質的に親 化合物よりも毒性が少ないので、本発明の化合物は対応する親化合物よりもずっ と多量の投与量で投与することができる。いかなる科学的理論にもよらないが、 本化合物の毒性が低いことはカンプトセシン化合物の20位でのヒドロキシル基 のエステル化によるものと信じられている。ヒドロキシル基のエステル化によっ てヒドロキシル基の水素とラクトンE環のカルボニルとの水素結合が回避される と考えられるが、この水素結合は抗白血病及び抗腫瘍活性に必要であると信じら れている。いかなる場合においても、カンプトセシン及び類似体が抗白血病及び 抗腫瘍剤として活性であるためには、20α-ヒドロキシルが非変性形態で存在 することが必要である。従って、CPT-20α-アセタートは、20-デスオキ シ-CPTであるので不活性である(モンロー・E・ウォール(Honroe E.Wall )によるPlant Antitumor Agents.V.Alkaloids with Antitumor Activity,Sy mpoiumsberichtes,77-87頁,4.Internationales Symposium,Biochemie and P hysiologie der Alkaloide,Halle(Saale)25,bis 28.1969年、6月、K・モー ゼス(K.Hothes)、K・シュライバー(K.Schreiber)及びH・R・シュッテ( H.R.schutte)編、Akademie-Verlag,Berlin,1969年)。 20位でのエステル基の遅い加水分解によって遊離のヒドロキシル基が得られ ることにより、エステルプロドラッグの投与後、遅い、制御された親化合物の形 成が起こる。親化合物の遅く形成されることは、相当する量の親化合物が最初に 投与されるよりも毒性が少ない。すなわち、本発明によれば、対応する親カンプ トセシン化合物としてよりも、プロドラッグとしての方が、ずっと多量のカンプ トセシン化合物を投与することができる。例えば、体重1kgあたり2〜4mgの腹 腔内から投与された10,11-メチレンジオキシ-20(RS)-カンプトセシ ンは、表IIに示したように体重1kgあたり8.0mgの毒物量を有する。対照的に 、この化合物の20-グリシニルエステルは、体重1kgあたり20mgで投与され た場合でさえも無毒性である。本発明によれば、親化合物自体よりも、(加水分 解されて親化合物になる)エステルを、10倍多量に投与することができる。本 化合物のこの特性は、カンプトセシン療法の間の化合物の毒性を減少させるため に驚くほど好適である。 さらに、CPT及び類似体のラクトン環は、生理学的pH7.2で生理学的に 不活性な開裂形態に開裂する(トーマス・G・バーク(Thomas G.Burke)、ア ヴアデシュ・K・ミシュラ(Awadesh K.Hishra)、マンスク・C・ヴァニ(Man sukh C.Wani)及びモンロー・E・ウォールによるLipid Bilayer Partitioning and Stability of Camptithecin Drugs,Biochem.,32(20),5352(1993))。本 発明の化合物において20-エステル基の存在によってラクトン環の加水分解が 妨げられているために、血液等の体液中のラクトン形態の濃度は保たれる。この 効果のため、ラクトン環の加水分解を妨げることによって動物中の活性ラクトン 化合物の寿命が延びる。 本発明の化合物は、カンプトセシン化合物及び製薬用として許容される担体も しくは希釈剤を含有する製薬組成物として投与することができる。活性物質はま た、望ましい活性を損なうことのない及び/または望ましい活性を補う他の活性 物質と混合することも可能である。本発明の活性物質は、あらゆる経路、例えば 経口、非経口、静脈内、皮膚内、皮下もしくは局所から、液体もしくは固体の形 態で投与することが可能である。 非経口の治療用投与の目的のためには、活性成分を溶液もしくは懸濁液に混合 することができる。この溶液もしくは懸濁液はまた、以下の成分を含有すること ができる:水等の注射用に殺菌した希釈剤、食塩水、不揮発性油、ポリエチレン グリコール、グリセリン、プロビレングリコールもしくは他の合成溶媒;ベンジ ルアルコールもしくはメチルパラベン等の抗生物質;アスコルビン酸もしくは二 硫酸ナトリウム等の抗酸化剤;エチレンジアミンテトラ酢酸等のキレート剤;酢 酸塩、クエン酸塩もしくはリン酸塩等の緩衝剤及び塩化ナトリウムもしくはデキ ストロース等の張度を調整するための薬剤。非経口用の調剤は、アンプル、使い 捨てシリンジもしくはガラスまたはプラスチック製のマルチ投与薬瓶(multiple dose vials)に封入可能である。 本発明の化合物の投与の別の方法は、経日である。経口用の組成物は、通常、 不活性な希釈剤もしくは食用の媒体を含有する。これらは、ゼラチンカプセルに 封入するか、錠剤中に圧縮することができる。経日の治療用投与の目的のために は、既出の化合物を賦形剤と混合し、錠剤、トローチ、カプセル、エリキシル剤 、懸濁液、シロップ、ウェファー、チューイングガム等の形態で用いることが可 能である。 錠剤、ピル、カプセル等は、以下の成分を含有してもよく:微晶セルロース、 ガム・トラガカンスもしくはゼラチン等の結合剤;デンプンもしくはラクトース 等の賦形剤、アルギン酸、プリモゲル(Primogel)、コーンスターチ等の分解剤 ;ステアリン酸マグネシウムもしくはステローツ(Sterotes)等の潤滑剤;コロ イドシリコーンジオキシド等のグライダント(glidant);及び蔗糖もしくはサ ッカリン等の甘味料もしくはペパーミント、サリチル酸メチル、またはオレンジ 風味剤等の香味料を加えることができる。投薬単位形態がカプセルである場合に は、上記のタイプの材料に加えて脂肪オイルなどの液状担体をさらに含有するこ とができる。他の投薬単位形態では、例えばコーティング等の投薬単位の物理的 形態を修正する他の様々な材料を含有することができる。従って、錠剤もしくは ピルは、砂糖、シェラック、もしくは他の腸用コーティング剤で被覆することが できる。シロップは、活性化合物に加えて甘味料として蔗糖を、また、所定の保 存料、染料及び着色料及び香味料を含有することができる。これら様々な組成物 の調製に用いられる物質は、製薬用としてもしくは家畜用として純粋で、使用さ れる量で無毒性でなければならない。 本発明の水溶性の20-ヒドロキシルエステルは、本質的に、このエステルを 調製する元の親化合物よりも毒性が少ない。2つのカンプトセシン化合物、すな わち、9-アミノ-(20RS)-CRT及び10,11-MDO-(20RS)-C RT並びに、対応するこれら化合物の20-グリシニルエステルのトポイソメラ ーゼ抑制活性を、下記の表Iに示す。 表Iに示した結果により、開裂可能な錯体検定による測定では、親化合物はト ポイソメラーゼIの抑制において対応するエステルよりもかなり活性であること が示される。親化合物に対して、エステルは表IIに示されるようにずっと毒性が 低い。 本発明のエステル化合物は、トポイソメラーゼIの抑制に活性であるが、表II に示されるように、広範囲に渡る活性な投与量で無毒性である。従って、本発明 の化合物であれば、親化合物の毒性を回避すると共に、その無毒性のエステルプ ロドラッグとして、活性なカンプトセシン化合物をより多量に投与することがで きる。いかなる特定の理論にもよらないが、エステルプロドラッグは、細胞組織 、特に血液細胞への損害を限定する親カンプトセシン化合物にゆっくりと加水分 解されると信じられている。本発明の化合物の無毒性は、従来のカンプトセシン 化合物からの、重量な進歩である。 本発明のエステル化合物は、ヒトを含む哺乳類中で、白血病、固形腫瘍の治療 のために投与することができる。本発明のエステルは、加水分解して、トポイソ メラーゼIに抑制活性を示すカンプトセシン化合物になるプロドラッグである。 本発明のエステルの加水分解により形成されるカンプトセシン化合物はまた、哺 乳類における白血病及び固形腫瘍の治療に効果的である。多くのカンプトセシン 化合物が、標準L1210白血病検定(ウォール(Wall)ら、(1993),Journa l of Medicinal Chemistry,36:2689-2700)を用いて白血病に効果的であること が示されている。カンプトセシン及びカンプトセシン類似体の活性が高いことも また、P388白血病検定(ウォールによる、(1993),Medical and Pediatri c Oncology,11:480A-489A)に示されている。後者の文献にはまた、L1210 により決定される抗白血病活性と、固形腫瘍に対するカンプトセシン化合物の効 用についてのP388白血病検定との相関関係が与えられている。白血病検定に おいて活性であると報告されている化合物はまた、結腸異種移植、肺異種移植、 ウオーカー肉腫及び胸部異種移植を含む多数の固形腫瘍において活性を示してい る(ウォール(1983)、表IV、484頁A)。最近の研究ではトポイソメラーゼI抑 制活性と、カンプトセシン化合物の抗白血病/抗腫瘍活性との相関関係が確認さ れている(ジオバメラ(Giovanella)ら、(1989),Science,246: 1046-1048 )。本発明の化合物は特に、結腸、肺及び胸部固形腫瘍の治療に効果的である。 本発明の他の特徴は、本発明を詳細に説明するためであってこれを限定するた めのものではない、以下の例として挙げた実施態様の記載によって明らかになる であろう。 (実施例) 実施例1:9-アミノ-20-グリシニル-(20RS)-CPT・HCl 攪拌して透明黄色溶液とした、9-ニトロ-(20RS)-CRT(78.6mg 、0.200mmol)、t-BOC-グリシン(75mg、0.400mmol)及び4- (N,N-ジメチルアミノ)-ピリジン(DMAP、12mg)のジメチル=ホルム アミド溶液を、窒素雰囲気下、常温にてDCC(84mg、0.400mmol)で処 理した。1.5時間の過程の後、反応物は茶−緑に懸濁(hazy)した。DMFを 減圧下で除去し、CHCl3を溶離剤とするクロマトグラフィーによって残基を 精製した。粗製の生成物は、黄色固体として単離され、MeOH/CHCl3か ら再結晶してニトログリセリンエステルの暗黄色固体が得られた。 ニトロ化合物を、H21気圧下、無水エタノール(12ml)中で10%Pd/ C(12mg)と1時間撹拌した。この混合物を濾過して触媒を除去し、MeOH /CHCl3(1:1、3×5ml)で洗った。濾液を減圧下で蒸発させ、該当す るアミンが明橙黄色固体として得られた(18mg)。メタノールから再結晶し、 純粋化合物が暗橙黄色固体として得られた(13mg)。 t-BOC-保護エステルを塩化メチレン(3ml)に溶解し、攪拌して得られた 明黄色溶液を一滴ずつHCl飽和ダイオキサン(4ml)で処理した。当初の発泡 が迅速に静まり、1時間後に減圧下で溶媒を蒸留し、標的化合物を灰茶色固体と して得た。この物質は水(4ml)中に溶解し、得られた深燈黄色溶液を濾過し( 0.45μm膜)、凍結乾燥して綿毛状の渋茶色固体が得られた(17mg)。 実施例2:10-アミノ-20-グリシニル-(20RS)-CPT−HCl 窒素雰囲気下で塩化メチレン(1ml)及びDMF(10ml)中で攪拌し、溶液 とした10-ニトロ-(20RS)-CRT(50mg、0.127mmol)、t-BO C-グリシン(50mg、0.286mmol)及びDMAP(10mg)を室温にてD CC(70mg、0.340mmol)で処理した。2時間後、反応物は混濁した茶− 緑となった。この混合物を減圧下で濃縮し、CHCl3に溶解し、カラムクロマ ログラフィー(SiO2、10g、CHCl3)により精製した。ニトロ化合物を 単離し、MeOH/CHCl3から再結晶して暗黄色固体が得られた。 ニトロ化合物(20mg)を超音波処理によって無水エタノール(15ml)に溶 解した。懸濁した黄色溶液を、10%Pd/Cの存在下で一気圧の水素で1時間 処理した。得られた真珠光沢をもつ明緑色混合物を濾過し、濾紙をMeOH/C HCl3で洗った。溶媒を蒸発させることにより燈黄色固体が得られた(18mg )。MeOH/CHCl3から再結晶することにより該当するアミノ化合物が微 細な燈色粉末として得られた。 アミノ化合物を塩化メチレン(8ml)に混入し、MeOH(1ml)を添加する ことにより済んだ溶液とし、0℃に冷却してHCl飽和ダイオキサン(4ml)で 3分間処理した。室温まで加温し、2時間おいた後、減圧下で溶媒を蒸発させた 。得られたオレンジ色の固体を水(3ml)に溶解し、明るいオレンジ色の溶液が 得られた。濾過(0.45μm膜)の後、溶液を凍結し、凍結乾燥して表題化合 物が綿毛状の燈色固体として得られた(18mg)。 実施例3:10,11-MDO-20-O-グリシニル-(20RS)-CRT・HC l 攪拌して懸濁混合物とした10,11-MDO-(20RS)-CRT(425m g、1.084mmol)及び乾燥塩化メチレン(500ml)に、t-BOC-グリシ ン(475mg、2.714mmol)及びDMP(125mg)を加えた。この混合物 を0℃に冷却し、DCC(600mg、2.913mmol)で処理した後、室温にな るまで静置した。20時間後、反応混合物を50mlに濃縮し、濾過した。20ml に濃縮し、再度濾過した後、反応混合物をカラムタロマトグラフィー(SiO2 、40g、CHCl3)で精製した。溶媒を蒸発させることによりオフホワイトの 固体(185mg)が得られた。メタノール/塩化メチレンからの再結晶により、 アミンエステルが白色固体として得られた。 このエステル(57mg)を塩化メチレン(15ml)に攪拌して溶解させ、この 溶液を0℃に冷却した。HCl飽和ダイオキサン(8ml)の溶液を3分間かけて 滴々と加え、黄色懸濁溶液が得られた。この混合物を室温に加温し、1.5時間 後に溶媒を蒸発させて粗製の生成物を得た。この物質を塩化メチレンと共に粉砕 し、未反応のアミンエステルを除去した。残った固体を水(20ml)に溶解し、 懸濁青黄色溶液を濾過し(0.45μm膜)、半透明黄青色の濾液を冷凍し凍結 乾燥させて表題化合物が明黄色の綿毛状固体として得られた。 上記の教示を考慮すれば明らかに、本発明の数多くの変更及び変化が可能であ る。従って、本発明は特にここに記載された以外にも、添付の請求項の範囲内で 実施可能であると理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. カンプトセシン化合物のE環の20位のヒドロキシル基をエステル化し、 E環が以下の化学式を有するカンプトセシン化合物を形成することからなるカン プトセシン化合物の毒性を減少させる方法。 [上記式中、m=1〜6、R9は天然のα-アミノ酸の一つの側鎖、R10及びR11 は、個別に水素もしくはC1-8アルキルであり、ただし、カンプトセシン化合物 は、天然のアミノ酸に見られるようなカンプトセシン、または、そのA環上にア ルキル基または置換アルキル基を備えているカンプトセシン以外のものである。 ] 2. カンプトセシン化合物が下記に示される構造を有する請求項1に記載の方 法。 [上記式中、RはNO2、NH2、N3、水素、ハロゲン、COOH、OH、O-C1-3 アルキル、SH、S-C1-3アルキル、CN、CH2NH2、NH-C1-3アルキ ル、CH2-NH-C1-3アルキル、N(C1-3アルキル)2、CH2N(C1-3アルキ ル)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N(CH2CH2OH)2、O-、NH-及び S-CH2CH2CH2N(CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N( CH2CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2CH2N(CH2CH2C H2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N(C、1-3アルキル)2、〇-、NH -及びS -CH2CH2CH2N(C1-3アルキル)2、CHOもしくはC1-3アルキル; 上記式中、Z1はH、C1-8アルキル、もしくはCH2NR12において(a)R1 及びR2が個別に水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアル キル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、C1-6アル コキシ-C1-6アルキル、(b)R1が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキ ル、C3-7シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6 アルキルもしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキルであり、R2が-COR3におい てR3が水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル 、C3-7シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-Cl-6ア ルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル、もしくは(c)R1 及びR2はその結合する窒素と共に、O、SもしくはNR4基を含有可能な3員 から7員の飽和複素環を形成し、このR4は水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1 -6 アルキル、アリール、以下の、C1-6アルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、 C1-6アルキルアミノ、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、 C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル及び-COR5においてR5が 水素、C1-6アルキル=ペルハロ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール、 及び一以上のC1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アル キル、もしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキル基で置換されたアリールからな る群より選択される−以上の置換基により置換されたアリールである; nは1または2の整数;及び、その製薬用として許容される塩である。] 3. 前記カンプトセシン化合物が以下に示される構造を有する請求項1に記載 の方法。 [上記式中、R6はシアノ、ホルミル、ヒドロキシ、C1-8アルコキシ、ニトロ、 アミノ、ハロゲン、トリフルオロメチル、アミノメチル、アジゾ、アミド、ヒド ラジノ、OC(O)R7もしくはOC(O)NR78においてR7及びR8が個別 に水素もしくはC1-8アルキルである;また、 Z1はH、C1-8アルキル、もしくはCH2NR12において、(a)R1及びR2 が個別に水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキル- C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、C1-6アルコキ シ-C1-6アルキル、(b)R1が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、 C3-7シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アル キルもしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキルであり、R2が-COR3においてR3 が水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3 -7 シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキ ル、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル、もしくは(c)R1及 びR2はその結合する窒素と共に、O、SもしくはNR4基を含有可能な3員から 7員の飽和複素環を形成し、このR4は水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6ア ルキル、アリール、以下の、C1-6アルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、C1-6 アルキルアミノ、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、C1-6 アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル及び-COR5においてR5が水素、 C1-6アルキル=ペルハロ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール、及び一 以上のC1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、 もしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキル基で置換されたアリールからなる群よ り選択される一以上の置換基により置換されたアリールである。] 4. 前記カンアトセシン化合物が、9-アミノ-10,11-メチレンジオキシ- 20(S)-カンプトセシン、9-クロロ-10,11-メチレンジオキシ-20( S)-カンプトセシン、10,11-メチレンジオキシ-20(S)-カンプトセシ ン、9-クロロ-20(S)-カンプトセシン、7-メチル-10,11-メチレンジ オキシ-20(S)-カンプトセシン、7-エチル-10,11-メチレンジオキシ- 20(S)-カンアトセシン、7-クロロメチル-10,11-メチレンジオキシ- 20(S)-カンプトセシン、9-アミノ-20(S)-カンプトセシン、10-ア ミノ-20(S)-カンプトセシン、及び10-クロロ-20(S)-カンプトセシ ンから なる群より選択される請求項1に記載の方法。 5.下記の構造を有するカンプトセシンエステル。 または または または [上記式中、RはNO2、NH2、N3、水素、ハロゲン、COOH、OH、O-C1-3 アルキル、SH、S-C1-3アルキル、CN、CH2NH2、NH-C1-3アルキ ル、CH2-NH-C1-3アルキル、N(C1-3アルキル)2、CH2N(C1-3アルキ ル)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N(CH2CH2OH)2、O-、NH-及び S-CH2CH2CH2N(CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N( CH2CH2CH2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2CH2N(CH2CH2C H2OH)2、O-、NH-及びS-CH2CH2N(C1-3アルキル)2、O-、NH- 及びS-CH2CH2CH2N(C1-3アルキル)2、CHOもしくはC1-3アルキル ; Z1はH、C1-8アルキル、もしくはCH2NR12において、(a)R1及びR2 が個別に水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7シクロアルキル-C1-6 アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ- C1-6アルキル、(b)R1が水素、C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3- 7 シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキル もしくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキルであり、R2が-COR3においてR3が 水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、C3-7シクロアルキル、C3-7 シクロアルキル-C1-6アルキル、C2-6アルケニル、ヒドロキシ-C1-6アルキル 、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル、もしくは(c)R1及び R2はその結合する窒素と共に、O、SもしくはNR4基を含有可能な3員から7 員の飽和複素環を形成し、このR4は水素、C1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アル キル、アリール、以下の、C1-6アルキル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、C1-6ア ルキルアミノ、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、C1-6ア ルコキシ、C1-6アルコキシ-C1-6アルキル及び-COR5においてR5が水素、C1-6 アルキル=ペルハロ-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、アリール、及び一以 上のC1-6アルキル、ペルハロ-C1-6アルキル、ヒドロキシ-C1-6アルキル、も しくはC1-6アルコキシ-C1-6アルキル基で置換されたアリールからなる群より 選択される一以上の置換基により置換されたアリールである。 R6はシアノ、ホルミル、ヒドロキシ、C1-8アルコキシ、ニトロ、アミノ、ハロ ゲン、トリフルオロメチル、アミノメチル、アジゾ、アミド、ヒドラジゾ、OC (O)R7もしくはOC(O)NR78においてR7及びR8が個別に水素もしく は C1-8アルキルである; mは1から6の整数であり; nは1または2の整数であり;その製薬用として許容される塩である。] 6.請求項5のカンプトセシンエステル及び製薬用として許容される媒体もしく は希釈剤を含有することを特徴とする製薬組成物。 7.請求項5のカンプトセシンエステルを、トポイソメラーゼIを抑制するに充 分な量で哺乳類に投与することによって哺乳類中でカンプトセシン化合物を抑制 するトポイソメラーゼIを形成する方法。 8.カンプトセシンエステルを、週に体重1kgあたり1〜80mg投与することか らなる請求項7の方法。 9.前記投与が経口もしくは非経口投与である請求項7の方法。 10.前記腫瘍を治療するために、前記哺乳類に効果的な量で請求項5のカンプ トセシンエステルの投与を行うことからなる哺乳類白血病もしくは固形腫瘍の治 療法。 11.カンプトセシンエステルを、週に体重1kgあたり1〜80mg投与すること からなる請求項10の方法。 12.前記投与が経口もしくは非経口投与である請求項10の方法。 13.前記の方法が、結腸、肺もしくは胸部の固形腫瘍の治療法である請求項1 0の方法。 14.カンプトセシン化合物のE環の20位にてヒドロキシル基をエステル化し てカンプトセシン化合物を形成することからなり、該E環が下記の化学式のもの である、哺乳類中でカンプトセシン化合物の生体内での全身的寿命を伸ばす方法 。 [上記式中、m=1〜6、R9は天然のα-アミノ酸の一つの側鎖、R10及びR11 は、個別に水素もしくはC1-8アルキルであり、ただし、カンプトセシン化合物 は、天然のアミノ酸に見られるようなカンプトセシン、または、そのA環上にア ルキル基または置換アルキル基を備えているカンプトセシン以外のものである。 ]
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